アヘン中毒の兄弟殺害で、容疑者出頭 ハムシャフリー紙
2005年10月11日付 Hamshahri 紙

2005年10月11日付ハムシャフリー紙事件面

【事件部】けん銃を発砲して兄弟を殺害した男が、警察に出頭し、昨日朝取り調べを受けた。

 当紙記者の報告によると、この痛ましい事件については今年のメフル月10日[今月2日]、テヘラン東部の警察署に通報があった。警察の捜査員による初動捜査の結果、若い男性が彼の兄弟(モハンマド)と口論になり、けん銃で殺害されたことが明らかになった。モハンマドは兄弟を殺害した後、現場から逃亡した。捜査により、警察は犯人をモハンマドであると断定し、同容疑者の逮捕をテヘラン刑事警察の最優先事項とした。結果として、事件発生から7日後、モハンマドは刑事警察署に自ら出頭、自首することとなった。彼は足を骨折しており、けん銃を捜査員に引き渡し、兄弟の殺害を自供した。

 昨日朝、年若い兄弟はアスガルザーデ判事のもとで、事件当日の詳細について供述した。「随分前から、私の兄弟は私の家族と一緒に住んでいた。私の兄弟はアヘンを吸っていて、私たちを悩ませていた。事件当日、アヘンを吸引していた兄弟は、お茶をもってくる、もってこないで、私の息子とけんかになった。以前から兄弟との間に抱えていた確執や、職に就けず家計が苦しいこと、妻と別れたことや〔兄弟が〕アヘン中毒になっていることなどが重なって、私も激高し、以前に買ってあったけん銃を手に取り、兄弟に向かって発砲、殺害し、その後逃亡した」。

 報告によると、アスガルザーデ判事は容疑者の供述を聞き、彼の拘留を指示、刑務所に送致した。

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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:1071 )