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2024-01-22 女性が外出する際にヘジャーブを着用するか否かに如何なる重要性があろうか、…の時に|この国で結婚を費用のかかるものにし、離婚を低費用のものにした責任者を神が看過されることはない (Hamshahri紙)

 生放送のテレビ番組『パレスチナの地平へ』にゲスト出演したある宗教指導者が、若者の結婚をめぐる状況と女性のへジャーブに関して論評した。      【ハムシャフリー電子版】この宗教指導者は述べた。「若者の結婚が困難なときに、女性がへジャーブを着けて外出するか、着けずに外出するかということがどれほど重要なことなのでしょうか。この国で結婚を費用のかかるものにし、離婚を低費用のものにした責任者を神が看過されることはありません。幸いにも、家族の形成と営みは国家によるものではありません。」       以下 全文をよむ

2024-01-18 イランにおける未婚者数|イランの人口の半数がまもなく中年に (Hamshahri紙)

 イラン人口研究所やイラン議会調査センター、イラン統計センターといった調査機関のデータによると、我が国では結婚年齢が上昇傾向にあり、同時に多くの人々が生涯未婚確定年齢に達している。      【ハムシャフリー電子版 − ラーレ・ガザーリー】イランの人口高齢化に関する人口学者らの懸念は、主に出産の減少をめぐって表出されている。またこの問題に対しては、経済的な問題やライフスタイルの変化、外国文化の影響などを含む多くの理由も挙げられている。       一方で、国内の出生率の低下傾向の一部は、若い男女 全文をよむ

2024-01-07 この州の学生は最終試験におけるGPAの最高値を保有している。最も低いGPAはどこの州だろうか。 (Hamshahri紙)

この州の学生は最終試験におけるGPAの最高値を保有している。最も低いGPA はどこの州だろうか。   イラン暦1402年ホルダード月(西暦2023年5月22日-6月21日)に発行された最終試験のGPAに関する教育省の直近のレポートは、州の平均GPAを示した図と所得平均が低い州を示した図はほぼ一致することを明らかにした。   【ハムシャフリー電子版】GPAが7-8の値を記録したのはスィースターン州とバローチスターンのみで、平均は7.74である。これらの州は所得が低い州と見なされている。   しかし 全文をよむ

2024-01-06 イスラーム評議会の国会計画・予算・決算委員会のメンバー:ブライダルローンは3億5000万トマーン(約120万円)に (Jam-e Jam紙)

イスラーム評議会の国会計画・予算・決算委員会のメンバー:ブライダルローンが3億5000万トマーン(訳註:約120万円、以下円換算はすべて訳注)に   イスラーム評議会の国会計画・予算・決算委員会メンバーは、この3億トマーン(約100万円)のブライダルローンを委員会が承認したことを通知し、次のように述べた。「この額は、25歳未満の夫と23歳未満の妻に対しては、3億5000万トマーン(約120万円)となるだろう。」   【ジャーメジャム電子版】アフマド・ラースティーネ氏は土曜日、IRNAのインタビュ 全文をよむ

2023-12-23 イランにおける識字率の伸びは世界水準の2.5倍に (Hamshahri紙)

 識字運動解散のニュースの発表からそれほど時間が経たずして、この発表から現在までにこの運動の解散に対し多くの反対者と支持者が存在し、識字運動機構長官による記者会見が開催されたものの識字運動が今もなお実施されているのか否かは未だ不明のままである。      【ハムシャフリー電子版】こうした状況にもかかわらず、以下の通り評価すべき点がある。識字運動は58年[西暦1979/80年]に始まったが、全ての活動期間においてその活動が着実に行われ、公式の統計によれば、現在イランの10歳から49歳までの人口のお 全文をよむ

2023-12-19 受刑者の就労支援|なぜマラーゲは全国の受刑者就労の模範になったのか? (Hamshahri紙)

 受刑者の就労と技能訓練は20年前から議論されてきた。今は国内のほとんどの都市で、受刑者は出所後に自分で職業に就き、生計を立てられるよう、刑務所内の工房で専門的な訓練を受けている。      【ハムシャフリー電子版】東アーザルバーイジャーン州マラーゲ県は、80%以上の受刑者のために雇用を創出したことで国内の他の都市を超え、全国の受刑者就労の模範となった。マラーゲ刑務所のアミール・アリー・ジャアファリー所長は、本紙に、「受刑者たちは就労のための技能訓練コースを修了した後、近隣都市の工場に就職し、月 全文をよむ

2023-12-02 大気汚染は今週ピークに達する見込み|息をしないでください! 本紙電子版レポート (Jam-e Jam紙)

 気象庁国立気象危機予測管理センター所長は、来週には国内のほとんどの地域で大気の安定が見られるとした上で、工業都市や人口密集都市の住民は、今週末までに大気汚染に直面すると予想されると述べた。      【ハムシャフリー電子版】サーデグ・ズィヤーイヤーン所長は、今後数日間の大気汚染の悪化について、「今週は国内のほとんどの地域で大気の状態が安定していることを考慮すると、天候は比較的穏やかになり、大気汚染物質の濃度が増加する」と述べた。       同氏によると、今週末までは雨はそれほど降らないだろう 全文をよむ

2023-11-02 テヘランで再び大気汚染 (Hamshahri紙)

 過去24時間で2.5μm以下の浮遊粒子[PM2.5]が平均121となった首都テヘランの大気質は、健康に悪い状態にあった。      【ハムシャフリー電子版】今日、イラン暦1402年8月11日[西暦2023年11月2日]のテヘランの大気質は、「健康に良くない」状態となっている。過去24時間における首都テヘランの大気汚染指標物質は《2.5μm以下の浮遊粒子》が平均121の指数を示しており、大気質は健康に悪い状態にある。今現在、大気汚染指標物質《2.5μm以下の浮遊粒子》は平均指数が130となってお 全文をよむ

2023-10-20 電気バス40台がアーバーン月末までに首都テヘランで導入 / 新しい電気バスと旧モデルの違いは何か (Hamshahri紙)

 テヘラン市営バス会社最高経営責任者は、今年のアーバーン月[西暦2023年10月23日〜11月21日]末までに新型の電気バス導入することを発表した。      【ハムシャフリー電子版】マフディー・アリーザーデ最高経営責任者は、電気バスの首都への導入の結論について以下のように述べた。「当社は電気バス1000台の購入に向け、2社と契約を結んだ。この契約と段階的に行われる支払い、およびスケジューリングに基づいて、新型電気バスが当社に納入される予定である。」       また、同氏は「電気バス1000台 全文をよむ

2023-10-01 テヘランで気温低下 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン州気象局の発表によると、同州の気象状況は南部と西部で非常に強い風が吹き砂塵が舞い上がることが予想され、近隣の州から砂塵が飛来する可能性もある。さらに気温が低下する見込みだ。      【ジャーメ・ジャム電子版】テヘラン州の予想天気図の解析と観測データに基づく分析によると、今後5日間、最初は晴れるがその後に晴れ時々曇りとなり、時間によっては風が吹くこともある。高地および南部地域では風が強まることが見込まれる。       月曜日の午後から木曜日(メフル月10日から13日:西暦10月2日か 全文をよむ

2023-07-24 テヘラン県境に位置する村での建築発行手続きが電子化 (Jam-e Jam紙)

テヘラン州テヘラン県知事広報からの引用によると、アフマド・ガイユーミー州副知事兼県知事は次のように述べた。   「村の建築許可発行の法的手続きの透明性を高め、さらなる村役場職員の業務管理のために、テヘラン県内村落における建築許可証の発行を電子化する」      テヘラン州副知事兼県知事は、24時間管理可能な一元的システムの枠組みで村落における建築許可証発行手続き電子化では、予想されうる違反の防止を主眼に運用されるとして、テヘラン県内村落における本計画の実施は、建築違反防止し手続きを透明化する重要 全文をよむ

2023-07-22 就労児童の養子縁組に向けた政府の計画 (Jam-e Jam紙)

法相は「政府の計画の1つは、18歳未満の就労児童を養子縁組の形で家族を与えることだ」と述べた。      本紙によると、アミールホセイン・ラヒーミー法務大臣は金曜日、3日間にわたる青少年児童保護戦略計画研究集会の閉会式で「子どもの権利に関するイスラームの教えは非常に豊かであり、イスラームにおける教育の主なテーマは子どもに関するものだ」と語った。      同氏は、社会および国の改革のためには就労児童の領域に取り組むべきであり、イスラームには子どもたちのための完全な計画があるとし、「だが遺憾ながら 全文をよむ

2023-07-21 イランヒョウの華麗な散歩画像 イランヒョウの楽園はどこへ? (Hamshahri紙)

ダルギャズ郡はイランヒョウの楽園として知られ、国内で最もヒョウが密集して暮らしている地域である。      Hamshahri Online によると、ダルギャズ郡は国内で最もヒョウが密集している。 この貴重な種は、生物多様性のアンブレラ種【訳注:その地域における生態ピラミッド構造、食物連鎖の頂点の消費者】、つまりその種の生息を保護することによって、その地域の多種多様性が保全され、その地域に多くの利益をもたらすものとして知られている。      このヒョウは、タンドゥーレ国立公園にいる他種のヒョ 全文をよむ

2023-07-19 警察機動隊とヒジャーブ非着用女性らとの新たな衝突に対する内相の対応 (Hamshahri紙)

アフマド・ヴァヒーディー内相は、警察官らに対する攻撃について、「公務執行中の警察官らに対する攻撃は、何人たりとも認められない」と述べた。      本紙によると、ヴァヒーディー内相は記者への回答で、警察官らへの一部攻撃について「公務執行中の警察官らに対する攻撃は、何人たりとも認められない」と語った。      同氏は、イラン・イスラム共和国の警察司令部に感謝の意を示しながら、「警察機動隊は常変わらず法的義務を果たしている」と付け加えた。      ヴァヒーディー内相は、「警察機動隊が実行している 全文をよむ

2023-07-16 ヘジャーブ未着用の女性に対する最も奇妙な判決の論争 ―一か月テヘランの死体洗い場において死体を洗う刑―もしヘジャーブ未着用の女性が有名人だったなら… (Hamshahri紙)

 ヘジャーブ未着用のある女性に裁判所から一か月のテヘランの死体洗い場での作業と死体洗いを言い渡された判決の詳細が明らかになり、有識者たちは二つの点から驚いている。      【ハムシャフリー電子版】    イラン紙は報じた。「第一に、死体を洗うことは宗教的な作業であり、イスラーム法上の義務である。それゆえ、なぜこの判決では一つの宗教的・イスラーム法上の行いが社会的断罪と認識されているのか明らかになっていない!」    この種の有罪判決に反応し、死体を洗うという宗教的な行動を軽視し、耐えがたい些末 全文をよむ

2023-07-08 家族支援と人口若年化計画の合同委員長:「国内の出生率は上昇した」 (Jam-e Jam紙)

家族保護と人口若年化計画についての国会合同委員会の委員長は、国内の出生率が30年ぶりに上昇したと報告した。      【ジャーメジャム電子版】アミール・ホセイン・バーンキープール・ファルド氏は、第18回家族支援と人口若年化計画本委員会の傍らで、次のように述べた。「出生率は過去30年間毎年減少していたが、今年は1.65から1.66と増加に転じた最初の年である」。      同氏は以下のように付け加えた。「イラン統計センターと情勢登記団体が参加した会議では、ここ30年間、国内で第三子と第四子の出生が 全文をよむ

2023-07-06 テヘラン州上下水道公社水道施設運用局長:テヘランのダム貯水量5000万立方メートル減少 本紙インタビュー (Jam-e Jam紙)

 テヘラン州上下水道公社水道施設運用局長は、同州の集水域で降水量が27%減少したことにふれつつ、「テヘランにある5基のダム貯水量もここ数日で、昨年の同時期に比べ約5000万立方メートル減少している」と述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】アリーアクバル・マラクーティー局長は、水資源の利用制限を実施するのは今年でほぼ4年目になると言及し、次のように付け加えた。「相次ぐ旱魃により、テヘランに水を供給しているダムの貯水量が急激に減少している。」       同氏は、「テヘランのダムの貯水量は昨 全文をよむ

2023-07-05 看護師不足の困難さ (Mardomsalari紙)

 看護師協会のある関係者が看護師不足を批判した       看護師不足は依然として問題の一つとなっている。一方、派遣と非正規の看護師は多くの問題と戦っている。モルテザー・ヘクマティー氏(ホルムズガーン看護師協会長)はこれに関して、次のように述べている。「イラン暦1399年[西暦2020/21年]に保健・医療・医科教育省で専門職員が最後に採用されてから約4年が経った。これよりも前の1394年[西暦2015/16年]には、医療制度改革計画の開始と同時に鳴り始めた人材不足に関する警鐘が、意思決定にあた 全文をよむ

2023-07-05 ガディール祭の祝典参加者にメトロ無料のサービス提供 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン広域メトロ運営会社の最高経営責任者は、メトロの運行時間の延長と、ガディール・フンム祭の祝典参加者に無料サービスを提供することを発表した。      【ジャーメ・ジャーム電子版】マスウード・ドロスティーCEOは、《ガディール祭10キロメートルの祝宴》と題する祭典をエマーム・ホセイン(彼に平安あれ)広場からアーザーディー広場までの区間でティール月16日[西暦7月7日]金曜日に開催することにふれ、「テヘラン広域メトロ運営会社は、市民及び式典参加者に適切なサービスを提供するために必要な措置を講 全文をよむ

2023-07-04 大声が毎日の仕事になるとき 呼び込みを生業に(2) (Iran紙)

(続き)    数歩離れた向こうのほうでは、ダーニヤールさんが本を数冊手に持ってしゃがれた声でモールの地階を指差している。「下の階の書店では本が50%オフのセール中です。本をお求めの方、ブックレットをお求めの方は下へどうぞ。」ダーニヤールさんは経営学部の学生で、この仕事をアルバイトとして選んだ。彼の日給は25万から30万トマーン[8月6日の市場レート(1ドル=4万9550トマーン)では30万トマーンは約6ドル]だという。彼は続けてこう話す。「この仕事を始めて3年になる。朝から夕方まで同じ場所に立 全文をよむ

2023-07-04 大声が毎日の仕事になるとき 呼び込みを生業に(1) (Iran紙)

 彼らの生活は歩道と結びついている。もし我々がいなかったら、誰もモールの下の店を見るために数段の階段を降りようとはしないだろう、と彼らは言う。彼らの仕事は特殊である。大きなプラカードを手にもって大声を上げる。もちろん、誰かに向かって叫んでいるわけではない。彼らは、本や、エンゲラーブ通りのモールで見つかりそうなものを買いにモールの上階や下階に向かうよう通行人に呼びかけているのである。卒業論文の執筆やあらゆるジャンルの参考書から、スマホの液晶ガラスフィルムやスマホアクセサリーまでだ。彼らは一つのフレ 全文をよむ

2023-06-30 在テヘランスウェーデン大使館前での抗議集会の画像 集会参加者のスローガンは? (Hamshahri紙)

 スウェーデンでの聖クルアーン冒涜と焼却を非難する国民・学生抗議集会が、在テヘランスウェーデン大使館前で開かれた。      【ハムシャフリー電子版】この集会は本日午後、テヘランでの金曜礼拝後に開かれた。       この集会は宗教上の神聖なものと聖クルアーンに対する侮辱を非難するために開催された。       治安部隊[警察]の立会いの下で行われたこの集会では、参加者はこの侮辱を非難するプラカードを手に掲げ、聖クルアーンを手に持つ人もいた。       この集会で参加者らは、「アメリカの一味ス 全文をよむ

2023-06-30 人身損傷補償基金CEO:オートバイのナンバープレートの発番は第三者保険証書の交付が条件に (Jam-e Jam紙)

 人身損傷補償基金CEOは、「未走行オートバイのナンバープレートの発番と交付は、第三者用保険[第三者賠償責任保険]証書の交付が必須になった」と述べた。      【ジャーメジャム電子版】人身損傷補償基金CEOのメフディー・ゴムサリヤーン氏は以下のように述べた。「未走行オートバイのナンバープレートの発番と交付は、第三者用保険証書の交付が必須になった。」       同氏はさらに、「この重要事は、強制第三者[賠償責任]保険法第45条の施行と保険普及率の向上を受け、検事総長の指示と関係機関の調整により 全文をよむ

2023-06-25 薬物依存臨床研究医:貧困が薬物依存症につながる/薬物依存症増加に警告 本紙インタビュー (Jam-e Jam紙)

 薬物依存臨床研究医は、社会における薬物依存の蔓延には社会的不公正や貧困、インフレといった問題が影を投げかけていると指摘し、「もしこの要因が増大し続ければ、薬物依存も我が国で蔓延し続けるだろう」と述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】ラーミーン・ラードファル博士は、我が国の麻薬取締担当機関の強みと弱みはなにかという質問に対して次のように答えた。「予防や治療から密売取締に至るまで、薬物依存に関して実施される一連の介入施策は全て、依存症の蔓延を抑制する効果があるはずだ。その一方で私たちは、薬 全文をよむ

2023-06-09 ヴァリーアスル通りのプラタナスに関する新たな決定/テヘランのヴァリーアスル通りでラザヴィー・ホラーサーン州の木を植樹〜詳報 (Hamshahri紙)

 テヘラン市議会健康環境都市サービス委員会委員長は「ヴァリーアスル(至高なる神よ、彼の救済を早め給え[以下略])通りで枯れ木の代わりに新たな木々を植え替える予定だ」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】マフディー・ピールハーディー委員長は、ヴァリーアスル通りが国家遺産の1つとして登録されることが決定していることに言及し、「国家遺産へのこの通りの登録のために考慮すべき条件が存在する」と述べた。       同氏はこの通りには1万7000本の樹木が存在することに言及し、「近年、木々の間隔が狭 全文をよむ

2023-06-03 国民住宅プロジェクトに66兆トマーンを投入 (Jam-e Jam紙)

 これまでに101万4千人が国民住宅プロジェクトにおいて口座を開設しており、昨年末時点と比較して13%の増加を見せている。       国民住宅プロジェクトにおいて101万4千人が口座を開設しており、申込者による入金と銀行融資により66兆2千億トマーンが建設業者の口座に振り込まれた。この金額のうち、およそ26兆トマーンが申込者、40兆2千億トマーンが銀行により同プロジェクトに投入されている。       国民住宅プロジェクトにおける昨年末時点の口座開設数は89万4千件であり、現在の開設数101万 全文をよむ

2023-06-03 女性消防隊員の活動開始時期に関する説明 (Mardomsalari紙)

 テヘラン市消防安全サービス局(テヘラン市消防局)局長はテヘランの学校での安全講習の実施に言及するとともに、今後数日内での女性消防隊員の活動について発表した。      【マルドムサーラーリー電子版】テヘラン市消防安全サービス局のゴドラトッラー・モハンマディー局長はイラン労働通信(ILNA)記者の取材で、女性消防士の活動について以下のように述べた。「神が望み給えば、今後数日のうちに、女性消防士は、彼女らのために用意された第77消防署に配属されるだろう。」       同氏は続けて以下のように述べ 全文をよむ

2023-05-16 イラン統計センター人口・労働力・家計局長 イランの人口が8500万人を突破 (Jam-e Jam紙)

 イラン統計センター人口・労働力・家計局長は「イランの人口が8500万人の境界を超えた。これは良いニュースであり我が国の人口動態を表すものである」と述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】イラン統計センター人口・労働力・家計局長アリーアクバル・マフズーン氏は、国の経済発展における人口増加の役割について、「イラン統計センターのウェブサイトはここ数日間でイランの人口が8500万人の境界を超えたことを示した。これは良いニュースであり我が国の人口動態を表すものである」と述べた。       同氏は 全文をよむ

2023-05-13 今週の出来事/なんて美しい頭、なんて美しい尾、驚くべき足!(*)/ラヴァーサーンのキツネを激写! (Hamshahri紙)

 塀の上に座り、まるでカメラをじっと見ているかのようなキツネの写真がここ数日、シェミーラーナートのSNSを賑わせている。       狐、山羊、雄羊、パサン(山羊の一種)、雌羊、ジャッカル…これらはシェミーラーナートの山麓地帯の自然で見ることができる生き物たちの一部である。これらに加えて、この地域は、マヌルネコ、ヤマネコ、カラカルなどの猫科動物の生息地域でもある。ヒグマも少し標高の高いアーハールやアンマーメの郊外に生息しており、シャコ(鳥)やカザノワシ、禿鷹もこの地域に巣を作っている。キツネのよ 全文をよむ

2023-05-10 徘徊中の馬が道路を走る驚きの映像! バーボルサル市にて (Hamshahri紙)

        バーボルサル市(カスピ海沿岸のイランの都市)で、徘徊中の馬が車道を彷徨くという新たな問題が生じている。      【ハムシャフリー電子版】野犬に加え、徘徊中の馬までもが車道を走っている。       一部の地元情報筋は、「これらの馬はバーボルサル東部の住人が所有する馬で、海岸での乗馬や観光客の乗馬体験用に使用されていて、時々、餌を求めてこの地域の緑地に侵入している」と述べている。       餌を求めた馬たちが市内の緑地に入ってくることは、馬が車道に侵入することの原因となっている 全文をよむ

2023-05-10 へジャーブ非着用と堕落の流布 (Hamshahri紙)

 宗教法に定められたヘジャーブの違反をめぐる裁判所の諸判決の相違は、表面上はある種の混乱が見られ、専門的な法的視点なしでは矛盾しているように見える。       一部の判決はイスラーム刑法第5章(タアズィール刑[※訳注])638条の注記に基づく内容となっている。638条では、宗教法に定めるヘジャーブの違反は10日から2ヶ月の禁固刑または200万から1000万リヤールの罰金刑となると規定され、禁固刑は法的理由によって、禁固の代替の刑罰に変更される。    他の一部の判決は639条に基づく内容であり 全文をよむ

2023-04-30 テヘラン州福祉局社会問題担当副局長が語る 本紙電子版インタヴュー(2) (Hamshahri紙)

〜ダイヤル123〔児童虐待、DVなどの問題に対し、専門家が対応するホットライン〕には1万件もの児童虐待の事例が寄せられている/なかには子供が電話して、「今、お母さんが服を着させてくれない」と相談するケースもある/専門家と専用車両の深刻な不足〜      (続き)   〔123という〕3つの数字のホットラインは多くの人々に認識されていない/子供たちも多く連絡をしてくる       社会SOSが活動を開始して以来22年が経過したが、まだ多くの市民はこの活動になじみがなく、その存在を知った時にはとても 全文をよむ

2023-04-30 テヘラン州福祉局社会問題担当副局長が語る 本紙電子版インタヴュー(1) (Hamshahri紙)

〜ダイヤル123〔児童虐待、DVなどの問題に対し、専門家が対応するホットライン〕には1万件もの児童虐待の事例が寄せられている/なかには子供が電話して、「今、お母さんが服を着させてくれない」と相談するケースもある/専門家と専用車両の深刻な不足〜       テヘラン州社会SOS[社会緊急センター]では、月あたり平均2万4000件もの電話を受けているが、そのうち約4,500件が同センターの対応すべき事象である。主な相談事項は「児童虐待」に関係するもので、近所の人が通報する場合もあれば子供自らが相談す 全文をよむ

2023-04-25 【写真】テヘラン大学の学生が卒業論文発表審査会でヘジャーブ非着用/掲示物にもヘジャーブ非着用の写真を公開! (Hamshahri紙)

 ビースィームチー(Bisimchi Media)のチャンネルはこの写真を公開し、次のように記した。「テヘラン大学哲学科学士課程の学生が法に反してヘジャーブを着用せずに学生発表会に臨み、自身の論文の審査を受けた。」       一部の識者からは、問題の学生の性別を疑問視する声が出ている。       イラン民法第939条によると、両性具有者(ヘルマフロディト[hermaphrodite])において一方の性的徴表が他方のそれよりも優勢である場合、当該人物はその徴表が優勢である性の規則に従うとされて 全文をよむ

2023-04-24 [動画]全国統一大学入試 学習補助の足元に敷かれたレッドカーペット (Jam-e Jam紙)

 全国統一大学入試という魔物(グール)は、今なおイランの教育制度の中で犠牲者を生み出している。だが実際、この試験に関するニュースが聞こえてくる度に、この魔物は驚嘆の指を口に当てているのだ[指を口に当てる身振りは驚きを表すとされる]。             ここ数年、受験生の言葉から全国統一大学入試の課題のひとつとして注目されているのが、問題の難易度の高さである。実際、今般、貧困・教育格差対策事務局は、「全科目で受験者の90%が50%を切る点数を取っており、大部分の科目で50%以上の受験者が10 全文をよむ

2023-04-21 AIがタクシー運転手を救う/ピーク時に混雑した乗り場特定の詳細/どのタイプのタクシーがこの計画で運用されるのか (Hamshahri紙)

 テヘラン市タクシー運営管理機構理事長は、「タクシー乗り場の混雑緩和のため、タクシー車両にAIを搭載する《シャトルサービス》という名称のプロジェクトを始動させるつもりだ」と述べた。      【ハムシャフリ―電子版】テヘラン市タクシー運営管理機構のマフディー・ヴァフダトカール理事長は以下のように述べた。「シャトルサービスプロジェクトは初めて国内タクシー車両において実施され、運用される。その内容はAIを用いて混雑した乗り場を特定してコントロールセンターに通知し、その場所にタクシーを配車するというも 全文をよむ

2023-04-19 フェトル祭(断食明けの祭り)の日のメトロは無料に (Hamshahri紙)

 テヘラン広域メトロ運営会社総裁は、フェトル祭の日にテヘラン広域メトロ7路線で無料サービスを実施すると発表した。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン広域メトロの通信・国際業務管理部によると、マスウード・ドロスティー総裁は、聖なるラマダーン月に断食を行う人々の礼拝と信仰儀礼が受け入れられることを祈念しつつ、テヘラン・メトロは「エマーム・ホメイニー大集団礼拝所へフェトル祭の礼拝に訪れる人々の移動を容易にするために、メトロ全線で増便する」と付け加えた。       同氏は、市内路線の運行は朝5 全文をよむ

2023-04-16 全国統一大学入学試験に再び変更か/議会での新しい決定/最終試験のGPAが与える影響に変化 (Hamshahri紙)

 教育研究科学技術委員会委員長は、今日の会議で全国統一大学入試の緊急計画が検討されたことを発表し、「審議された諸案に鑑みて、この計画は専門家による検討に向けて専門家委員会に付託された」と述べた。       イスラーム評議会[イラン国会]教育研究科学技術委員会のアリーレザー・モナーディーセフィーダン委員長は、本日(ファルヴァルディーン月27日[西暦4月16日]日曜日)の会議について説明し、次のように述べた。「国内の大学・高等教育機関学生評価及び入学許可法修正案が提出され、教育評価機構長、及び教育 全文をよむ

2023-04-16 1401年にテヘラン州の刑務所から1000人の債務囚が釈放 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン州刑務所・安全教育対策局長は「去年[1401年(西暦2022/23年)]テヘラン州の刑務所から1000人の貧しい債務囚[借金の未返済により収容された人]が篤志家の協力の呼びかけと低金利の融資を受けたことにより釈放され、社会と家族の元に戻った」と述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】司法府によると、ヘシュマトッラー・ハヤートルゲイブ局長は日曜日に以下のことを述べた。「刑務所組織の任務の一つは、社会的弊害を軽減するために受刑者の貧しい家族を援助することを通じ、支援策を実施すること、 全文をよむ

2023-04-11 マンシューロッソルターン・モスクにおける在宅ビジネスの興隆 (Hamshahri紙)

 マンシューロッソルターン・モスクは、テヘランのシェイフ・ハーディー地区にある由緒あるモスクの一つである。このモスクの姉妹バスィージ部の奮闘で、在宅ビジネスの興隆と家計の経済的問題の解決を目指した大規模な起業支援グループが立ち上げられてから数年が経過した。当紙は、同モスクの姉妹バスィージの責任者であるマフブーベ・アズィーミー氏に、このグループの活動についてインタヴューを実施した。      【ハムシャフリー電子版:バハーレ・ホスラヴィー】オンラインで起業家支援のグループが立ち上げられて約3、4年 全文をよむ

2023-04-10 ヘジャーブ非着用の罰則が確定 (Hamshahri紙)

〜ヘジャーブ非着用女性の自動車を最長20日間差し押さえ/裁判への送致の後ヘジャーブ非着用女性に罰/職場外でヘジャーブ非着用の職員の運命〜       南ホラーサーン州都一般・革命検察庁検事は、「自動車内でヘジャーブ(ヒジャブ)を着用しない者は自身の自動車を1〜20日差し押さえられ、公共の場におけるヘジャーブ非着用者は罰金が科せられる」と述べた。      【ハムシャフリー・オンライン】南ホラーサーン州都一般・革命検察庁検事であるホッジャトルエスラーム・アリー・ネサーイー氏は、記者会見で「自動車内 全文をよむ

2023-04-09 テヘラン市長「1402年中にテヘランに2本のハイウェイが開通」 (Hamshahri紙)

 テヘラン市長は、「本年は、シャヒード・ボルージェルディー・ハイウェイやシャヒード・シューシュタリー・フリーウェイの開通など、インフラ分野において多くの事業を行う予定だ」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン市長アリーレザー・ザーカーニー氏は、1402年[西暦2023年3月21日〜2024年3月19日]のテヘラン市事業計画に関して、「まず、我々はバスの数の増加とバスの修理修繕について議論を進めていくことを計画している」と述べた。       同氏はまた、「バンとタクシー、電動バイ 全文をよむ

2023-04-08 パルディースで学生が中毒に 15名の女子生徒を病院へ搬送 (Hamshahri紙)

 パルディース県知事は、「パルディースのハイヤーム校の生徒15名が中毒症状を起こしたが、全員が既に退院した」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】今日(西暦4月8日)12時10分、パルディース第11期区域にあるハイヤーム女子高校にてガス中毒の通報があり、直ちに救急車2台が出動し中毒を起こした生徒15名がブーメヘン市のアンサーロルガディール病院へ搬送される事態となった。       パルディース県のレザー・キャリーミーサーレフ政治社会担当副知事はファールス通信の取材に対し、この情報を確認し 全文をよむ

2023-03-24 テヘランで猫と鳩の数が著しく増加! 当事象原因に対するテヘラン市環境局長の反応 (Hamshahri紙)

 テヘラン市の環境・持続開発局長ヘリヤー-サーダート-ホセイニー・シェキャラービー氏は、テヘラン市で鳩などの鳥、犬・猫などの動物が数を増やしている理由について説明した。      【ハムシャフリー電子版】同氏はテヘラン市で鳩が増加していることについてこう述べた。「環境問題に懸念を抱いている人々の行動がこの事態につながった。これらの人々は環境問題に関心を抱いているが、生態系を自然の状況に任せるべきであるにもかかわらず、彼らは間違った方向に進んでいる。」       同氏は続けて言った。「動物愛護者 全文をよむ

2023-02-08 教育相「教科書の内容に大きな変更」 (Jam-e Jam紙)

 教育相は、抜本的改革文書の実施のための予算枠の配分を発表し、「学生の教科書の内容には重大な変更が加えられるだろう」と述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】ユーセフ・ヌーリー教育相は、国際科学オリンピックにおける我々の順位は非常に注目に値すると説明し、「本年、我が国の学生は国際科学オリンピックで20のメダルを獲得し、そのうち有名な5大会で4位となった。国際科学オリンピックでのイラン人学生の活躍により、1403(西暦2024/25)年の国際物理オリンピックの主催国にイランが任命された。この 全文をよむ

2023-01-31 テヘラン市廃棄物管理機構理事長:ゴミ漁り問題を解消する新たな方策 テヘラン市内に置かれたゴミ箱は撤去へ (Hamshahri紙)

 テヘラン市廃棄物管理機構理事長は、廃棄物管理総合計画の大方針に従い、廃棄物の戸別回収の実施、及び最大1,100リットルのゴミ箱をテヘラン市内路面から撤去する方針に沿って[この事案は]実施されるとした。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン市廃棄物管理機構理事長のレザー・シャラフィー氏は次のように述べた。「廃棄物の発生源での分別を軸とする廃棄物集積システムの改善や市内におけるゴミ箱の削減、及びゴミ漁りという好ましからざる現象の防止を目的として、50戸以上の集合住宅でのゴミ集積所の建設とゴミ 全文をよむ

2023-01-23 [動画]警察特殊部隊の女性たちの格闘術 暴動や騒乱に対処する訓練を受ける女性たち (Hamshahri紙)

       特殊部隊の女性警官は、男性警官と同じように、容疑者の逮捕やその連行といった警察の一般的な訓練を受ける。もちろんこの女性たちは、暴徒への対処法や、集会や暴動の制御法といったような特別な訓練も受けている。      【ハムシャフリー電子版】警察特殊部隊の女性たちは、特殊部隊の一員になるために、前々から困難かつ厳しい訓練を積んでいる。 全文をよむ

2023-01-21 テヘラン市評議会議長「クリーンな空気について話すのは差し控えたい」 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン市評議会議長は、「[大気汚染対策の]取組みはまだ完了していないため、我々がクリーンな空気について何らかのことを話すのは差し控えたい」と話した。      【ジャーメ・ジャム電子版】メフディー・チャムラーン議長は今朝、「希望と誇り」の土曜日の低公害車両お披露目式にて以下のように述べた。「高層建築がどれほど風の流れを妨げるのか否か、そのことは本質的に科学的根拠に基づくものなのか否か、といったことについては、我々には分からない。私は、そうした問題は影響しないと考えているが。」       同 全文をよむ

2023-01-19 最も大きく変わった全国統一試験が始まる 初めて冬に実施/大学合格を賭け約100万人の候補者が競う/今日の試験結果はいつまで有効なのか?(2) (Hamshahri紙)

(続き)    この決議により、一般科目は全国統一試験から除外され、5つの学部・学科試験[数学・工学、実験科学、人文科学、芸術、外国語の5つの学部・学科試験]の専門科目を含む専門試験が年に2回実施され、その結果は2年間有効である。1402年度全国統一試験による入学はモルダード月[西暦7月23日〜8月22日]に行われ、もし合格しても入学を希望しない場合は、翌年の試験に参加するか、もしくは今年受けた試験の結果を翌年の入学に利用することができる。       また、1402年度試験では12年生[高校3 全文をよむ

2023-01-19 最も大きく変わった全国統一試験が始まる 初めて冬に実施/大学合格を賭け約100万人の候補者が競う/今日の試験結果はいつまで有効なのか?(1) (Hamshahri紙)

 1402年度[2023年3月21日〜2024年3月19日]第1回全国統一試験が本日デイ月29日[西暦2023年1月19日]木曜日、先ほど朝8時に実験科学系学部・学科試験[※試験科目は生物学、物理学、化学、数学、地質学]の受験者たちが競争の席に着き、全国で始まった。      【ハムシャフリー電子版】1402年度全国統一試験の日程は本日(デイ月29日木曜日)朝8時に始まり、明日(デイ月30日[1月20日]金曜日)夕方まで続く。この試験には91万5151名の志願者が出願しており、実験科学系、数学・ 全文をよむ

2023-01-11 母の日のお祝いがテヘラン市内110カ所で開催 母親たちに贈り物 (Hamshahri紙)

 聖ファーテメ・ザフラ―[預言者ムハンマドの娘](彼女に神の祝福あれ;以下省略)の生誕記念日と母の日に際して、特別企画「母の名において」がテヘラン市の110カ所で催される。       【ハムシャフリー電子版】テヘラン市文化芸術機構は聖ファーテメ・ザフラ―の生誕記念日と母の日に合わせて、女性の品格と母の日を敬い、社会的活力のある雰囲気を作り出すという2つのアプローチによる特別企画「母の名において」を開催する。       オウジュ・メディア機構と共同で開催するこの企画の一環として、「母の名におい 全文をよむ

2023-01-10 もしこの寒い夜にホームレスを見たら137にご連絡を 旅行者や帰宅困難者も無料宿泊施設を利用可能 (Hamshahri紙)

 テヘラン市福祉サービス社会参画機構理事長は、この寒い夜が続く中テヘランの無料宿泊施設(ギャルムハーネ)の活動を倍に拡大すると発表した。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン市福祉サービス社会参画機構のセイエド・アフマド・アフマディーサドル理事長は、秋の半ば以降寒さが厳しくなるのと同時に、首都テヘランでホームレス支援施策が始まったと述べ、次のように付け加えた。「テヘランでは、警察巡回車両の数が昨年と比較して100%以上増加した。昨年は、警察巡回車両は15台だったが、現在は40台が市内を巡回 全文をよむ

2023-01-10 12州で雪や雨 7州で大雨 週末まで継続して気温が低下 (Hamshahri紙)

 イラン気象庁は、同国の気象状況に関する最新の予報の中で、12の州で雪や雨が降ることを発表した。      【ハムシャフリー電子版】イラン気象庁は同国の気象状況に関する最新の予報において、火曜日[西暦2023年1月10日]は東アーザルバーイジャーン州北部、アルダビール州、アルボルズ州東部の高地でにわか雪が降り、ギーラーン州及びマーザンダラーン州西部では雨が降る見込みだと発表した。       西部、南西部、南部、及び中央部に位置する州と国内東部地帯では曇り空が広がり、強風を伴う雪や雨が降り気温が 全文をよむ

2023-01-08 テヘラン市の最新の大気汚染状況 1401年デイ月18日 (Hamshahri紙)

 テヘラン大気質管理公社は、1401年デイ月18日[2023年1月8日](日)、同市の最新の大気汚染状況を発表した。      【ハムシャフリー電子版】同社の発表によると、本日早朝の大気汚染指数[大気質指数(AQI)]は90であり、大気は許容し得る状況にある。また、昨日の大気汚染指数の平均値は159であり、大気は全ての人にとって不健康な状態だった。       テヘラン州の気象報告によれば、首都の大気汚染物質が減少したのは、数時間に渡って風が吹いたためだ。 全文をよむ

2023-01-06 テヘラン・メトロ6号線区間中央部での高温試験の終了発表により 今後数週間でテヘラン・メトロ6号線に2つの駅が開業 それらの駅はどの駅か? (Hamshahri紙)

 テヘラン広域メトロ鉄道会社総裁は、「メトロ6号戦の区間中央部9kmが近い将来開通する」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】モフセン・ホルモズィー総裁は、テヘラン・メトロ6号線区間中央部の高温試験に関して次のように述べた。「メトロ6号線では、ドウラターバード駅からエマーム・ホセイン(彼に平安あれ:以下省略)駅まで運行しており、北半分の区間もタルビヤト・モダッレス駅からマルズダーラーン駅まで運行していたが、一方この間、エマーム・ホセイン広場駅からタルビヤト・モダッレス大学駅までの区間は開 全文をよむ

2023-01-05 学生の結婚に対するテヘラン市長による提言「最低限の生活環境を整備することが必要」 (Hamshahri紙)

 テヘラン市長は、学生が安心して結婚できるようにすること、及び諸条件を簡素化することの必要性を強調した      【ハムシャフリー電子版】学生結婚本部の第1回会合は、関係機関の担当者やテヘラン市長らが出席して行われた。       テヘラン市長のアリーレザー・ザーカーニー氏は、この会合で次のように強調した。「学生が[結婚に向けて]安心できるようにし、彼らのために最低限の生活環境を整えるべきだ。」       テヘラン市長は加えて、「この問題と、適切な環境を整えることは、学生の結婚に効果的である」 全文をよむ

2023-01-04 本紙電子版インタビュー テヘランで今後女性消防士を雇用する可能性|以前の16人の女性消防士の職務は? (Hamshahri紙)

 テヘラン消防局の広報担当者は、消防署の一つで勤務することになっていた16人の女性消防士の直近の状況について説明を行った。       ジャラール・マレキー広報担当は、本紙電子版のインタビューでこの事に関して次のように述べた。「現在この16人は必要な訓練を受けており、何事もなければノウルーズまでに訓練が完了し、その後サッタールハーン77署に異動します」。       同広報担当は、女性消防士たちの勤務方法に関して次のように述べた。「彼女たちは同署[サッタールハーン77署]において三交代制で勤務す 全文をよむ

2022-12-14 (写真)国連事務所前でのヘジャーブ擁護集会2日目 マリリン・モンローとマルズィーエ・ハーシェミーも登場 (Hamshahri紙)

 テヘランの国連事務所前に女性たちが集まり、国連女性の地位委員会からのイランの排除をやめるよう要求した。この集会では、アメリカ出身のジャーナリストでドキュメンタリー制作者のマルズィーエ・ハーシェミー(※脚注1)がスピーチを行い、集会参加者らは、マリリン・モンローの写真と#MeToo運動(※脚注2)のロゴを使ったポスターを手にしていた。      【ハムシャフリー電子版】女性に対する暴力を口実にした最近の騒動後、アメリカはイランを国連女性の地位委員会から排除する声明を出し、その取り組みを始めた。  全文をよむ

2022-12-14 メトロ4駅で自営の露店市場を開催 そこで売られる商品とは (Hamshahri紙)

 テヘラン・メトロ運営会社総裁は、女性世帯主や障がい者の雇用創出のため、メトロ4駅で自営の露店市場を開催すると発表した。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン・メトロ運営会社のマスウード・ドロスティー総裁は、女性世帯主の安定的生活の支援とエンパワーメントに関するテヘラン市の使命に触れ、「女性世帯主や障がいを持つ人々による自営の露店市場が、テヘラン市婦人局、およびテヘラン広域メトロ運営会社の文化・社会問題担当副総裁の協力により、選定した複数の駅で開催される」と述べた。       同氏は、こ 全文をよむ

2022-12-14 コロナによる死亡者数が再びゼロに (Hamshahri紙)

 保健省広報センターの発表によると、過去24時間で新型コロナウイルス感染症(Covid-19)感染者が国内で47人確認された。      【ハムシャフリー電子版】昨日から本日1401年アーザール月23日[西暦2022年12月14日]までに、確定診断の基準に基づき国内で新型コロナウイルス感染者が新たに47人確認され、そのうち25人は入院している。       国内の新型コロナウイルス感染者数の総計は756万294人に到達した。また、過去24時間では、新型コロナウイルスの感染症による死亡者は出ておら 全文をよむ

2022-11-16 シャフラケ・エステグラール地区〔テヘラン〕に女性専用公園 (Hamshahri紙)

 シャフラケ・エステグラールの女性たちが、エネルギー公園の一部に囲いが設けられる形で専用の公園を手にすることとなった。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン第21区長のモハンマドレザー・プーリヤーファル氏は、エネルギー公園の一部を女性専用公園とするための整備・準備計画について発表し、次のように述べた。「都市緑地を設置すること、地区内に見本となるような公園を整備することは、進歩発展を目指す都市行政上の最も重要な施策の一つである。このため、女性専用公園の設置は、社会の一階層を構成する女性が余暇 全文をよむ

2022-11-11 イラン教育評価機構広報局長が発表 約96万人が全国統一大学入試に出願 1402年ファルヴァルディーン月から第2回出願開始 (Jam-e Jam紙)

 イラン教育評価機構の機構長顧問兼広報局長は、第1回全国統一大学入試に約96万人の受験生が出願したと発表した。      【ジャーメ・ジャム電子版】アリーレザー・キャリーミヤーン局長は上記発表をし、「第1回大学入試は、本年デイ月29日(木)と30日(金)[西暦2023年1月19と20日]に実施される」と述べた。       同氏は続けて、「全国統一試験の第2回出願手続きは1402年ファルヴァルディーン月15日[西暦2023年4月4日から始まり、同月21日[西暦同年4月10日]まで続く」と述べた。 全文をよむ

2022-10-29 テヘラン北東部が緑化 (Hamshahri紙)

 乾燥に強い樹木を多数植えることで、第4区の一人あたりの緑地面積が増加した。      【ハムシャフリー電子版】これに関して第4区の区長は次のように述べた。「緑地の拡大、景観の美化、大気の浄化を目的として、過去6か月間にエノキ、ハナズオウ、ピラカンサ(トキワサンザシ)、メギ、アイボリーシルクライラック、ヒノキ、アカシア、オーセージオレンジなどの乾燥に強い樹木を高速道沿いに一万本以上植え、区内の緑地を整備した。」       アリーアスガル・キャマーリーザーデ区長は次のように付け加えた。「テヘラン 全文をよむ

2022-10-23 原子力庁へのハッキングは本当だったのか? Black Rewardのハッキングに関する重要な発表 外国からの不正アクセス (Hamshahri紙)

イラン原子力庁の広報文化外交局は、「原子力生産開発会社の電子メールサーバーへのハッキングに基づいてサイバー空間に公開された事柄は、世間の注目を集め、メディアを通じた印象操作が目的で行われたものである」と発表した。      【ハムシャフリー電子版】原子力生産開発専門事業持株会社の情報技術部門から得た報告書によると、特定の外国から同社の電子メールシステムに不正アクセスがあり、一部の電子メールの内容がサイバー空間で公開されるに至った。      上記事案を受けて、原子力生産開発会社の情報技術部門 全文をよむ

2022-10-17 私立病院が自然分娩を無償化 診察費は病院が負担 妊婦は金銭の支払なしで受診可能 (Hamshahri紙)

 アフヴァーズのアーリヤー病院院長は、同医療センターの自然分娩を無料にすると発表した。      【ハムシャフリー電子版】アブドルナーセル・ミールシャカーク院長は、「アーリヤー病院はこの計画の実施により、外科手術を用いない自然分娩の形での出産の促進を目指す」と述べた。        同氏は、「我々は自然分娩をしようとする全ての妊婦が、様々な方法(無痛分娩、生理的分娩、助産師介助による分娩)で自然分娩をできるよう環境を整えた」と続けた。       アフヴァーズのアーリヤー病院院長は「産婦は出産の 全文をよむ

2022-10-08 テヘラン記念週間に合わせて テヘランを異なる角度から見てみると 煤煙と喧騒の中で失われた数々の魅力 (Hamshahri紙)

 中心部に数百の行政機関や医療機関、教育機関が置かれているテヘランは、汚染と交通渋滞、喧騒の街として多くの人に知られている。しかしこの都市には、忙しなく疲弊した住民であろうと、仕事のため、あるいは何らかの問題の解決のためにこの都市を訪れる人たちであろうと、全ての人々にとって驚嘆すべき、真の美しさが秘められている。      【ハムシャフリー電子版】我々の多くが、目まぐるしい多忙な日常生活の中で、テヘランのあらゆる美的景観や財産ともいうべきものの傍を無関心に通り過ぎるようになって、もう長い時が経っ 全文をよむ

2022-10-07 集会時にテヘラン大学に強引に入構しようとした女性 そのリュックの中の奇妙な持ち物 (Hamshahri紙)

 テヘラン大学の学長は、大学構内に出入りする際の学生証の厳格な管理に不満を申し立てた学生に答えて、「このような管理は、どのような人物が大学に入構しているのか、あるいは入構しようとしているのかを明らかにすることを目的に行っている」と説明した。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン大学のモギーミー学長は、「一例として、数日前に大学生と称する女性がどうにかして大学に入構しようとしたケースを挙げておこう。彼女は学生証を提示しなかったばかりでなく、大学の警備員らに暴言を吐いた。ついにはその女性の言動 全文をよむ

2022-08-06 テヘラン州気象局が発表 首都北部で散発的な雨 月曜日まで気温上昇 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン州気象局の発表によると、北部は曇りで前線の活動を伴い、にわか雨が降ること予想される。南西部では強風が吹き荒れ、土埃が舞い上がる模様だ。      【ジャーメ・ジャム電子版】気象予報データと天気図の検討から、テヘラン州の天候は前線の活動を伴い、午後から夜にかけては薄曇り、北部と標高の高い地域では所により曇り、その後薄雲が広がり、にわか雨が降ることが予想される。雨の降りやすい地域では、時間により雷雨と一時的な強風が予想され、降雹の可能性もある。       今後5日間は、州の西部と準南部で 全文をよむ

2022-07-17 新型コロナウイルスに関する国内の最新統計 死者13人、新規感染者5751人 ワクチン接種数増加 (Jam-e Jam紙)

 保健省の発表によると、この24時間で5751人が新型コロナウイルスに感染し、残念ながら13人が亡くなった。      【ジャーメ・ジャム電子版】昨日から今日(1401年ティール月26日)にかけて、確定診断の基準にもとづくと、5751人が新型コロナウイルスに感染し、うち656人が入院した。       国内で新型コロナウイルスに感染した人の合計は、727万8478人に達した。       残念ながら、この24時間の間に国内で新型コロナウイルス感染症罹患者13人が亡くなった。死亡者数の合計は、14 全文をよむ

2022-07-10 テヘランの大気状況 9日連続で「不健康」粉塵の滞留はいつまで? (Hamshahri紙)

 テヘラン大気質管理公社によると、本日の大気汚染の指数[大気質指数]は115で、テヘランの大気状況は依然として「不健康」に分類されている。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン大気質管理公社のデータによると、オゾンと2.5ミクロン以下の浮遊粒子状物質の量が基準値を超過し、10ミクロン以下の浮遊粒子状物質は基準値の範囲内である。       汚染指数は、ティール月12日[西暦7月3日](日)は174、13日(月)は261、14日(火)は123、15日(水)は116、16日(木)は101、17 全文をよむ

2022-07-09 7つの主要都市で大気が“不健康” (Iran紙)

 イラン環境庁国家大気気候変動センターは、「本日土曜日、6つの都市の大気質は“敏感な人にとって不健康”に、1つの都市は“全ての人にとって不健康”に、2つの都市は“許容可能”となっている」と発表した。      【イラン電子版】環境庁国家大気気候変動センターから得た情報によると、テヘラン市、エスファハーン市、キャラジ市、シーラーズ市、アラーク市の5つの主要都市の大気質指数は、それぞれ順に143、129、122、138、126で“敏感な人にとって不健康”、アフヴァーズ市は153で“全ての人にとって不 全文をよむ

2022-07-09 新型コロナウイルス国家対策本部 赤色とオレンジ色のすべての場所でマスクの着用を義務化 (Jam-e Jam紙)

 新型コロナウイルス国家対策本部の直近の会合において、衛生ガイドライン遵守に関する注意点が   まとめられた。      【ジャーメ・ジャム電子版】新型コロナウイルス国家対策本部シーロウジャン報道官は、直近の同本部会合において強調された点を以下のように説明した。      1. 新型コロナウイルス感染状況マップにおいて赤色およびオレンジ色となっている地域[イラン政府は新型コロナウイルスの感染者数と死亡者数に応じて、それぞれ地域を赤色(危険度超高)、オレンジ色(危険度高)、黄色(危険度中)、青色( 全文をよむ

2022-07-08 首都の大気質管理公社が発表 テヘランの大気汚染は継続 (Jam-e Jam紙)

 現在、テヘランの大気質指数は104であり、社会の“敏感な人たちにとって不健康な”大気汚染状況となっている。      【ジャーメ・ジャム電子版】テヘラン大気質管理公社の発表によると、大気質指数は現在104を示しており、テヘランの大気は社会の“敏感な人たちにとって不健康な”汚染状況となっている。       また、過去24時間内でもこの指数は101を示しており、社会の“敏感な人たちにとって不健康な”大気汚染状況だった。       年初来テヘランでは、“きれいな”大気が2日、“許容できる”大気が 全文をよむ

2022-07-07 テヘラン警察司令官が警告 公園への犬の連れ込み禁止! (Hamshahri紙)

 テヘラン首都圏(大テヘラン圏)治安維持軍(警察)司令官は、「犬を公園へ連れ込むことは法律上明確な犯罪であり、違反者に対しては法的処置が取られる」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】ラヒーミー司令官は、夏季になり家族連れが遊歩道を利用していることに触れ、次のように付け加えた。「遊歩道や公園内での秩序と規律を整えるため、特別計画を実施する。」       同司令官は続けて、「この計画に基づき、遊歩道や公園内を荒らす人々に厳正に対処することは、警察署と救援部隊の日々の職務の中に位置付けられ 全文をよむ

2022-07-01 青色の都市が減少 国内の新型コロナウイルス感染状況マップが変更 (Jam-e Jam紙)

 1401年ティール月10日(西暦2022年7月1日)金曜日、我が国の新型コロナウイルス感染状況色分けマップ最新版が発表された。これによると青色の都市が減少した[注:イラン政府は新型コロナウイルスの感染者数と死亡者数に応じて、それぞれ地域を赤(危険度超高)、オレンジ(危険度高)、黄(危険度中)、青(危険度低)に色分けし、色別に活動規制を行なっている]。      【ジャーメ・ジャム電子版】保険省の発表によると、1401年ティール月10日金曜日の時点で、国内の343都市が青色になっている。     全文をよむ

2022-06-29 1402年全国統一大学入学試験の変更に対する科学大臣の反応 (Hamshahri紙)

 科学大臣[科学研究技術大臣]は1402年全国統一試験の新方針の実施について説明した。      【ハムシャフリー電子版】モハンマドアリー・ゾルフィーゴル科学大臣は今朝、アミール・キャビール工科大学内の1401年全国統一大学入学試験会場を訪問した際、以下のように述べた。「科学省は1402年の全国統一試験について、文化革命最高評議会の決定を待っている。我々は全国統一試験を実行するにすぎず、方針決定ついてはイスラーム評議会[国会]ならびに文化革命最高評議会が行うものである。我々はこれら2つの機関に業 全文をよむ

2022-06-27 弁護士センター弁護士試験の結果発表が延期 採点方法に見解の相違 (Jam-e Jam紙)

 司法府弁護士・公認専門家・家庭問題顧問センター報道官は、同センター弁護士試験の結果発表の時期が延期されたと述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】司法府弁護士・公認専門家・家庭問題顧問センターのエスマーイール・ホセイニーイージー報道官は、本紙のインタビューにおいて、以下のことを述べた。「本日月曜日、ティール月6日(6月27日)、1401年弁護士センター臨時試験の結果が発表されることになっていたが、採点方法に関して意思の統一を図れていない。」       「本日の正午に会議があり、もしそこ 全文をよむ

2022-06-27 テヘラン州で気温上昇 最も暑い地域は? 強風・砂埃も発生 (Hamshahri紙)

 テヘラン州気象局によると、同州の天気は晴れ時々曇り、時間帯によっては突風と砂埃が発生しやすい地域があることが予想され、気温も上昇する見込みだ。      【ハムシャフリー電子版】気象予報のデータ・画像分析に基づくと、今後5日間のテヘラン州の天気は、高地では晴れ時々やや曇り、時間によっては風を伴い、比較的風が吹くこともあり、月曜日から水曜日(ティール月6日〜8日[6月27日〜6月29日])は特に夕方以降強風に変わる見込みである。南部及び砂埃の発生しやすい地域では、一時的に砂埃が上がることが予想さ 全文をよむ

2022-06-25 テヘラン市報道官が発表 アフガニスタン地震の被災者支援には市議会の許可が必要 どのような支援が計画されているのか? (Hamshahri紙)

 テヘラン市報道官は、市議会が許可すれば、アフガニスタン地震の被災者支援を市として行う用意があると語った。      【ハムシャフリー電子版】モタッハル・モハンマドハーニーテヘラン市報道官は、テヘラン市がアフガニスタン地震の被災者に対する支援を行う用意があると発表したことに言及しつつ、「テヘラン市は支援の用意ができており、市議会の許可が下りればそれを行うことができる。」と述べた。       また、同氏は続けて支援形態についても言及し、「これらの支援は民生や救援活動にかかわるものであり、実際の支 全文をよむ

2022-06-24 夏到来、南部の都市で猛暑日 フーゼスターン州で70年ぶりに最高気温の記録を更新 (Hamshahri紙)

 今年、フーゼスターン州[訳注:イラン南西部にある州]の諸都市では例年よりも早く暑さが厳しくなり、この南部の州の人々は猛暑の季節を1か月早く経験することとなった。      【ハムシャフリー電子版】夏の始まりにフーゼスターン州では摂氏52度の暑さを記録し、過去70年の記録を更新した都市もあった。その結果、フーゼスターン州内の16県の役所が休みとなった。       ここ2、3日のフーゼスターン州における気温上昇の傾向は、猛暑によって歪んでしまった信号機やタクシーの社名表示灯(行灯)もあったほど激 全文をよむ

2022-06-16 殉教者モハンマド・バーバーイーさんの日本人の母を駐イラン日本大使がお見舞い (Iran紙)

【イラン紙電子版】駐イラン日本大使は殉教者モハンマド・バーバーイーさんの日本人の母サバー・バーバーイーさんを見舞う中で、「バーバーイーさんは日イラン関係を強化するための様々な活動をし、重要な役割を果たしてくださいました」と話した。       相川一俊駐イラン日本大使は、サバー・バーバーイーさん(山村邦子さん)を見舞った際に、「バーバーイーさんとは話せなかったが、私の声を聞いてくれたと思います。できるだけ早く彼女の体調がよくなることを願っています」と述べた。       同氏は「バーバーイーさん 全文をよむ

2022-06-15 テヘラン州災害管理局長が発表 首都における猛烈な黄砂に警報を発令 テヘラン市民は明日注意が必要 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン州災害管理局長は首都における猛烈な黄砂に警報を発令することを発表し、以下のように述べた。「テヘラン市民は明日のホルダード月26日木曜日(西暦2022年6月16日)は物の落下や、建設中の建物と朽ちた木々の倒壊の可能性に注意されたい。」      【ジャーメ・ジャム電子版】ハーメド・ヤズディー・メフル局長は、黄砂に関する気象警報の発令について述べた。「明日ホルダード月26日木曜日(西暦2022年6月16日)の気象情報によれば、強風と土埃が予測される。」       ヤズディー・メフル氏は、 全文をよむ

2022-06-14 テヘラン市に住むすべての若い女性たちを招待 (Hamshahri紙)

“首都テヘランに住む若い女性と少女たちのための第4回文化・レクリエーションフェスティバルがホルダード月28日[西暦6月18日)から4区のバーノヴァーン公園にて開催される。”      【Hamshahri電子版】テヘラン市4区社会文化問題担当副区長は以下のように述べた。「このフェスティバルは、夏の到来にあたって女性たちに余暇を豊かに過ごしてもらうのが狙いだ。レクリエーション・スポーツ施設を設置し、市民の健康増進と英気の涵養に役立つよう、母子向けに地元に伝わる遊びや、ボールや水を使った遊び、知能や 全文をよむ

2022-06-13 主婦保険は誰が利用できるのか? (Iran紙)

【イラン紙電子版】大テヘラン圏西部社会保険局長は1401年の主婦保険の保険料率について発表し、「いかなる保険にも加入していない主婦と若い女性は、12%の保険料率、510万リヤール[約1万6000円]を支払うことで、包括的社会保険に加入することができる」と述べた。       サイード・ホセイニー局長は大テヘラン圏西部第6支部を訪れた際に、「主婦は3つの保険料率に基づいて保険金を受け取ることになる。①12%:退職年金及び退職後死亡保険 ②14%:退職年金及び死亡保険(退職前及び退職後の死亡) ③1 全文をよむ

2022-06-10 2023年版QS世界大学ランキング イランの大学は? (Iran紙)

【イラン電子版】2023年版QS世界大学ランキングが発表された。この最新のランキングの中に、イランからは6つの大学がランクインしている。       ISC(イスラーム世界科学引用センター)のランキング担当部責任者マンスーレ・セラーティー博士は次のように述べた。「QS最新版のランキングにイランの6つの大学がランクインしている。380位のシャリーフ工科大学、443位のアミールキャビール工科大学がこの順でイラン国内の大学の第1位、第2位となっている。続いて、501位〜510位の間にランクインしたテヘ 全文をよむ

2022-06-09 トルコがイラン人の生徒を招致するためテヘランで試験を実施!イラン人に奨学金を支給 教育省の反応 (Hamshahri紙)

 トルコの文化機関がテヘランで試験を実施し、トルコで学ぶイラン人の生徒に対し奨学金を支給する。イラン教育省国際問題センターはこれについて説明を行った。      【ハムシャフリー電子版】先日発表されたアナトリア通信の情報によると、トルコの文化機関「ユヌス・エムレ」はテヘランで試験を実施し、イラン人の生徒たちにトルコの中等教育学校で学ぶための奨学金を出すという!この情報に基づくと、イランの貧困地域や辺境地域から試験を受けるためにテヘランに来た生徒たちの大部分が、トルコのイマーム・ハティーブ学校で勉 全文をよむ

2022-06-05 交通事故の後遺障害の驚くべき統計 (Hamshahri紙)

 社会福祉リハビリテーション科学大学学長は「通常、約3000万人がリハビリテーション支援を必要としている」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】社会福祉リハビリテーション科学大学のハミードレザー・ハーンケ学長は「交通事故により毎年4万4000人の後遺障害者が増える上に、新型コロナウイルス感染症にかかった人の3~5%がリハビリ支援を必要としている」と述べた。       同氏は「市民が合理的な料金でリハビリ支援を受けられるようにするために、リハビリ支援をネットワークシステムに統合し、包括的 全文をよむ

2022-06-02 テヘラン市長が市の問題の解決に向けた少女らの積極的な行動を歓迎 シャフルドフト・イノベーションセンター設立 (Hamshahri紙)

 テヘラン市長は、「10代の少女の中には積極的に社会的な活動に勤しんできた者もおり、彼女らは自身の能力を活かして市の問題解決に貢献することを望んでいる」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】アリーレザー・ザーカーニー市長は聖マアスーメ(彼女の上に神の平安を)生誕祭と少女の日の式典において、「我々の市政は参加型によるもので、社会のありとあらゆる階層とテヘラン市を共創していくことを約束していた」と話した。       ザーカーニー市長は、「この共創の中には、社会の半数を構成している少女や女性 全文をよむ

2022-06-02 注目!役所・銀行等で就業時間の変更 職員は早朝から職場に (Hamshahri紙)

 アリー・アクバル・メフラービヤーンエネルギー相は「電力消費の管理のため、ティール月[6月22日~7月22日]とモルダード月[7月23日~8月22日]に役所や銀行等事務業務部門の始業時間を変更する」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】メフラービヤーンエネルギー相は「始業時間を早朝に変え、オフィスを早く閉鎖する。これにより、ピーク時の役所・銀行等事務業務部門の電力消費量を大幅に減らし、この節約された電力を他の部門、特に家庭部門に割り当てられる」と語った。       政府の決定では、就業 全文をよむ

2022-05-29 テヘラン ベエサト公園遊園地が閉鎖される (Jam-e Jam紙)

 テヘラン州標準化局[国際標準化機構(ISO)のイランにおける組織(英語名The Institute of Standards and Industrial Research of Iran;略称ISIRI)のテヘラン州局]局長は、同州の遊園地や遊具に対する監督強化計画について言及し、ベエサト遊園地内の基準を満たしていないすべての設備を封鎖すると発表した。      【ジャーメ・ジャム電子版】テヘラン州標準化局のアッバース・ヌーリー局長は、今回の発表について説明し、次のように加えた。「テヘラン市 全文をよむ

2022-05-28 イランで5000人の赤ちゃんが置き去りにされたのは本当なのか? (Hamshahri紙)

 協同組合・労働・社会福祉省の社会福祉担当次官は、ソーシャルネットワーク上で取り上げられた、直近10日間でイラン全土で5000人の赤ちゃんが置き去りにされたとの情報について説明した。      【ハムシャフリー電子版】協同組合・労働・社会福祉省社会福祉担当次官は、「直近10日間で、イラン全土で5000人の赤ちゃんが置き去りされたという情報は正しくない」と述べた。       同省のアブーハムゼ次官は、「この数字通りなら、生まれた赤ちゃんのほとんどが路上に置き去りにされたことになるはずだ。だが全く 全文をよむ

2022-05-27 テヘラン-キャラジ間BRT路線の行く末は? メトロ開発が優先 (Hamshahri紙)

 テヘラン市議会運輸委員会委員長は、次のように述べた。「テヘラン-キャラジ間BRT(バス高速運輸システム)路線新設の需要とメトロの存在を考慮すると、メトロを開発するほうが妥当であり、それに関して特に問題もない。今後、担当者がBRT路線を新設すべきだという結論に達することがあれば、それに応じて状況を適切に評価する必要がある」      【ハムシャフリー電子版】YJC通信によると、テヘラン市議会運輸委員会のセイエド・ジャアファル・タシャッコリー・ハーシェミー委員長は、テヘラン-キャラジ間BRT路線新 全文をよむ

2022-05-21 人口高齢化の危機 回避するために残されている猶予はわずか8年 (Hamshahri紙)

 文化革命最高評議会人口調査委員会委員長は、「結婚は行われているものの、家庭では出産に対して積極的ではない」と語った。      【ハムシャフリー電子版】Y J C通信によると、同委員会のマフムーディー委員長は「結婚は行われているが、家庭では出産を積極的に選択していない。このことが出生率低下の原因となっている。」と述べた。       同委員長はさらに、「18歳から23歳の年齢層の人たちは、35歳までに、つまり2030年までに、最長でも2035年までには、結婚と出産の機会がある」と話した。   全文をよむ

2022-05-17 テヘラン、大気汚染で大学や学校、州庁の部局が休業に (Hamshahri紙)

“テヘラン州の開発担当副知事は、大気汚染の深刻化により、火曜日(西暦2022年5月17日)に州内すべての学校、大学、テヘラン州庁の部局を休業すると発表した”      【ハムシャフリー電子版】テヘラン州のアーべド・マレキー開発担当副知事は、大気汚染緊急委員会の決定を受け、大気汚染の深刻な状況のため、火曜日に州内すべての学校、大学、州庁の行政窓口を休業とすると発表した。       ファールス通信によれば、大気の汚染度合いを示す「空気質指数(AQI)」は139で、これは「健康に良くない(Unhea 全文をよむ

2022-05-14 本紙電子版インタビュー ベヘシュテ・ザフラ―墓地で墓所の事前販売を停止 テヘランに新墓地が7か所建設の見通し (Hamshahri紙)

 ベヘシュテ・聖ザフラ―(彼女に神の平安あれ/以後割愛)機構理事長は、同墓地での墓所の事前販売を停止することを発表したうえで、「これまでの全ての事前販売についても、書類発行と決定、割り当てについて調査している」と述べた。       サイード・ガザンファリー同機構理事長は本誌電子版のインタビューの中で次のように述べた。「現在ベヘシュテ・聖ザフラ―墓地の墓は150万基に達している。数字上は区画にはまだ埋葬用の土地が残っているが、管理向上のために墓所の事前販売を昨年から停止している。市民各位は、『予 全文をよむ

2022-05-14 通信相「携帯電話及び家庭用インターネットの通信速度が向上」 (Iran紙)

 イーサー・ザーレプール通信相[情報通信技術相]は、「私が本省大臣に就任した当時は、携帯電話の通信速度は21.8Mbpsであったが、現在は約15%向上し25Mbpsとなっている。また家庭用インターネットの通信速度についても、当時は約9Mbpsだったが、今では約10Mbpsに達している。」と語った。      【イラン電子版】イーサー・ザーレプール氏は記者会見において、携帯電話と家庭用のインターネット通信速度について次のように述べた。「インターネットサービスの通信速度に関する世界の調査団体及び信頼 全文をよむ

2022-05-07 一部のタクシー料金の驚くべき値上げの訳 新型コロナ感染者減少に伴い後部座席2人乗り規制は撤廃か (Hamshahri紙)

“テヘラン市タクシー[運営管理]機構管理・地域業務担当副理事長は、一部の路線でタクシー料金を25%以上値上げしたことについてテヘラン市民から寄せられたクレームに対し、「我々は、市議会から最大35%までの値上げの許可を得ている」と主張した。”      【ハムシャフリー電子版】ヴァヒード・サルラック副理事長は、タクシー料金の値上げの理由と一部の乗客からのクレームについて、以下のように述べた。「市議会の決定に基づき、タクシー機構は平均して25%、最大35%まで料金を値上げすることができる。つまりある 全文をよむ

2022-05-06 テヘラン市環境局の副局長、ハムシャフリー電子版の取材に答える テヘランの木になっている桑の実を食べるのは危険? 市はコナジラミの存在を理由に桑の木を植えない (Hamshahri紙)

 テヘラン市の環境・持続開発局の開発・監視担当副局長は、市内の桑の実は農薬使用による危険にはさらされていないとしつつ「市民には道路脇に生えている木の桑の実を食べないよう推奨する。表面に土やほこりが付着しているだけでなく、空気中の汚染物質が付着していることも知っておかなければならない」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】道路脇の木から桑の実を摘む様子は、オルディーベヘシュト月[イラン暦2月;西暦4/21~5/21]の訪れとともにしばしばよく見かける光景となった。近年、こうしたことが繰り返 全文をよむ

2022-05-02 ジャヴァーンルード県裁判官の興味深い判決 被告人に託児所へ粉ミルク提供を義務付け (Jam-e Jam紙)

 ジャヴァーンルード県[訳注:イラン西部ケルマンシャー州に位置する]の裁判官は、ある被告に禁錮2年を宣告する代わりに、福祉局の保護監督下にある託児所へ粉ミルクを購入するよう命じた。      【ジャーメ・ジャム電子版】パルヴィーズ・タヴァッソリーザーデ裁判所長官は、同州裁判所での禁錮刑に代わる刑罰に言及し、「釈放や禁錮代替刑による受刑者数の削減は、イラン最高指導者および司法府長官の命令である」と述べた。       同長官は加えて、次のように述べた。「昨年から今年にかけて州内の裁判官らと行った様 全文をよむ

2022-04-23 イラン旅行業協会理事長「旅行代理店はワールドカップに向けたツアーの販売を許可されていない」 (Jam-e Jam紙)

 イラン旅行業協会理事長は、「現在のところ、いかなる旅行代理店もワールドカップに向けたツアーの販売を認められていない」と述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】ホルマトッラー・ラフィーイー理事長は、「ワールドカップのチケットがまだ誰に対しても販売されていない状況であるにも関わらず、ワールドカップ・ツアーのチケットを販売している一部の強欲な人々が市場で見受けられる。従って、国民はこの件に関して注意しなければならない。というのも、航空券やホテル、試合のチケットの値段は未だに確定していないからだ 全文をよむ

2022-04-21 テヘラン市とエネルギー省の覚書 浄化した排水を緑地で利用へ (Hamshahri紙)

 テヘラン市公園緑地機構の理事長は、同市とエネルギー省が、首都の緑地での水の需要に対して、浄化済みの排水を供給するための覚書を取り交わすことを発表した。      【ハムシャフリー電子版】同機構のアリー・モハンマド・モフターリー理事長は、「テヘラン市とエネルギー省は、このたび起草され、まもなくザーカーニー市長とメフラビヤーンエネルギー相が署名をする覚書に基づき、総量で1億8500万立方メートルにもなるテヘラン市の緑地への水需要の大部分に、浄化された排水を供給し、その代わりに現在使用している井戸水 全文をよむ

2022-04-16 土地を追われたアフガン人の3分の2がイランへ避難 移民の筆頭は子ども (Hamshahri紙)

“イランのSNS(交流サイト)ユーザーによって、特にノウルーズ(イラン暦の新年行事)休み中に、こんな動画が投稿されている。それはイランの行楽地や観光地でアフガン移民の数の増加していることへの不平不満を訴えるものだ。もちろん、そこではイラン国民自身もインフレや物価高、失業といった様々な問題と奮闘していることも訴えられている”      【ハムシャフリー電子版】イランでアフガニスタン移民が危害を加えられているとされる複数の動画がSNSに投稿されてから、しばらく経った。この動画はアフガニスタンの人々が 全文をよむ

2022-04-15 イラン保健省が本日許可 アストラゼネカ社製のワクチン370万回分超が通関 (Iran紙)

 イラン関税庁報道官は、「追加の対応が取られて、本日保健省が発出した許可書を取得した後に、ブルガリア、クロアチア、日本から贈られたワクチンのコンテナ4箱が税関を通過した」と述べた。      【イラン電子版】IRNA[イスラーム共和国通信]によると、セイエド・ルーホッラー・ラティーフィー報道官は、「イラン暦ファルヴァルディーン月19日[訳注:西暦2022年4月8日]にブルガリアから贈られた283万400回分のアストラゼネカ社製のワクチンが、イラン暦ファルヴァルディーン月22日[訳注:西暦2022 全文をよむ

2022-04-14 イランでもっとも恐ろしい家の恐怖を掻き立てる画像 イランのどこにこの幽霊屋敷は在るのか?(2/2) (Hamshahri紙)

 ―(1)の続き―       この謎めいた建物についてさらに調べていくと、この邸宅は一晩で幻想的な生物によって建てられたのではないという事だけでなく、この建物の所有者は存命であり、それを再建する意思もあることが判明した。       コルメ村議会の長であるマンスーリー氏は以下の様に述べている。「この邸宅はイラン暦1383年(西暦2004~2005年)にこのような様式の建築に興味を持っていた、ゴルガーン[マーザンダラーン州の東側に位置するゴレスターン州の州都]在住の若い大学生の独自のデザインによ 全文をよむ

2022-04-14 イランでもっとも恐ろしい家の恐怖を掻き立てる画像 イランのどこにこの幽霊屋敷は在るのか?(1/2) (Hamshahri紙)

 ケラールダシュト県[イラン北部マーザンダラーン州西部に位置する県]にある廃邸宅は不気味な建築の幽霊屋敷なのか、それとも芸術作品となる予定だったのか?      【ハムシャフリー電子版】YJC通信[1999年に国営放送(IRIB)によって設立されたイランの通信社]によると、ケラールダシュト県コロメ村のある丘の上に位置する不気味な建築の廃邸宅に関して様々なうわさ話が流されてきた。       この家には数十もの謎の点がある。例えば、どこにも左右対称な部分が無い、取り付けられている数十のドアや窓がす 全文をよむ

2022-04-09 本紙取材:テヘラン市民へ警告 大気汚染の状況が悪化 大気質指数200を超える (Hamshahri紙)

 テヘラン大気質管理公社(AQCC)モニタリング部のモフセン・ロウシャニー部長は、「大気汚染のオンラインでの指数が本日午前11時までは174だったものの、現在(土曜日午後2時)は200を超え、大気の状況は悪化した」と述べた。       同氏は本紙の取材の中でこのように発表し、「さらに、過去24時間でのPM10の平均値は332であり、もし汚染されていない雨が降らず風も吹かなければ、大気の状況は変わらないだろう。」と述べた。       同氏は続けて、「すべては現在予測されている雨風次第であり、そ 全文をよむ

2022-03-26 テヘラン副市長「1401年末までに1万台のタクシーの車両を更新する」 (Hamshahri紙)

 テヘラン市運輸・交通担当副市長は「ことしの年末までにテヘラン市の老朽化したタクシー1万台を新車にする予定だ」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】メフル紙によると、テヘラン市の運輸・交通担当副市長モジュタバー・シャフィーイー氏はエクバーターンターミナルの開発事業が90%以上完了したことに言及し「市内の老朽化した1万台のタクシーは新車に更新されるだろう。なぜなら、今期の公共交通分野におけるテヘラン市の重要な計画のひとつは、タクシーの新車への更新であるからだ」と述べた。       シャフ 全文をよむ

2022-03-24 イラン南部へ観光客が驚異的殺到、バンダレ・アッバースの海岸が信じられないほど混雑[写真付き記事] (Hamshahri紙)

 写真で分かるように、バンダレ・アッバースの海岸が最も混雑する時期となった。      【ハムシャフリー電子版】ISNA(イラン学生通信)によると、新型コロナウイルスの流行と移動制限の実施から2年経ち、同ウイルスのワクチン接種の増加と蔓延防止に伴い、イラン暦1401年(西暦2022-23年)のノウルーズに、観光客はホルモズガーン州、特にバンダレ・アッバース、ゲシュム島、キーシュ島とホルモズ島を好んで訪れている。これにより、ホルモズガーン州は、観光客数で上位の州の一つとなった。       バンダ 全文をよむ

2022-03-04 夏までに地盤沈下防止計画を策定 テヘランにおける地盤沈下の深刻化 (Hamshahri紙)

 テヘラン市議会開発委員長は、イラン暦1401年(西暦2022-2023年)初夏までに、テヘラン及び他州の地盤沈下被害防止計画を策定することを発表した。      【ジャーム・ジャム電子版】アーガーミーリー委員長はISNA(イラン学生通信)のインタビューで、テヘランの地盤沈下に関して大学教授や専門家らと様々な会議を開催すると述べ、次のように言及した。「テヘラン市と他の大都市での地盤沈下現象は深刻である。これは地下水の大量取水と水循環の欠如に起因するものであり、このことにより土地に必要な水分が失わ 全文をよむ

2022-01-24 テヘラン市長、新たな辞令を下す (Hamshahri紙)

 テヘラン市長は辞令により、マフディー・ヴァフダトカール氏をテヘラン市バスターミナルP&R機構の理事及び総裁に任命した。      【ハムシャフリー電子版】アリーレザー・ザーカーニーテヘラン市長は、運輸交通担当副市長の提案に基づいて、辞令によりマフディー・ヴァフダトカール氏をテヘラン市バスターミナルP&R機構の理事及び総裁に任命した       この辞令本文内の一部で、次のように述べられている。「至高なる神のご加護により、《テヘラン―イスラーム世界のモデル都市》計画実現に向けて、貴殿が当機構の円 全文をよむ

2022-01-19 自転車アプリの新バージョンが配信開始 (Hamshahri紙)

 テヘラン市が自転車アプリの新バージョンをリリースした。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン市は「クリーンエアーデー」[※訳注]と同時に自転車アプリの新バージョンをリリースした。このバージョンでは、GPS障害の低減、車両特定の改良とスコア計算法の改善が行われている。       マイヘルスメニューの目標設定機能、GPSが弱い場合のアラート表示、ユーザープロファイルのランキング表示が、このバージョンの機能に含まれている       テヘラン市民らは《自転車》アプリの新バージョンをbike. 全文をよむ

2022-01-16 国内西部で聞こえた恐ろしい音 雷鳴と思われたが… 責任者による最新の説明 (Hamshahri紙)

 アサダーバード県の知事は、同県内で聞こえた恐ろしい音について「私たちは現在この問題を調査していますが、具体的な報告は現段階ではありません」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】ファールス通信によると、サイード・ケタービー同県知事は先ほど、昨日土曜日24時頃に恐ろしい音が聞こえたと述べ、「当初は気象状況から雷鳴と考えられましたが、この可能性は否定されました」と語った。       同氏はさらに、「県内全域で爆発は一切起こっておらず、関係事業機関と連絡を取っていますが、ガス、緊急事態、消火 全文をよむ

2022-01-16 保健次官「結婚教育パッケージを若いカップルに提供するべき」 (Iran紙)

 保健医療医科教育省[保健省]の保健担当次官は、「結婚前、結婚時、結婚後の問題のために教育プログラムと教育パッケージを提供しなければならない」と述べた。      【イラン電子版】IRNA[イスラーム共和国通信]によると、日曜日にゴム[訳注:イランのゴム州の州都]にて開催された家族・青少年保護法施行に関する州会議の専門委員会で、キャマール保健担当次官は「まず、新型コロナウイルス対策にあたっている保健医療チームの全ての尽力と苦労に感謝申し上げる」と話した。       同次官は、「聖ゴム市に貢献で 全文をよむ

2022-01-15 脳死した人へ相続は割り当てられるのか アーヤットラー・マカーレム師の回答 (Hamshahri紙)

 大アラートッラー・マカーレム師は、脳死した人への相続についての質問に答えた。      【ハムシャフリー電子版】シャファグナー[シーア派ニュースメディア]によると、提起された質問と回答の内容は以下の記述である。      質問   「脳死の状態でありながらも、延命措置が続けられているような人に相続は割り当てられるのでしょうか。その場合、その人はどのように処遇されるのでしょうか。」      回答   「他の相続人は当該人の相続分を分離し、その分配は、当該人が亡くなった後で話し合って行うのが賢明 全文をよむ

2022-01-10 イランで最も識字率の高い州は? (Hamshahri紙)

 統計の示すところによると、現在マーザンダラーン州、テヘラン州、ガズヴィーン州の識字率は99%以上で最も識字率が高く、スィースターン・バルーチェスターン州が84.75%で識字率が90%に届かない唯一の州である。      【ハムシャフリー電子版】国内各州の識字率表ではマーザンダラーン州、テヘラン州、ガズヴィーン州が上位を占め、国内で最も最も識字率の高い州とされており、最新の統計に基づくと現在国全体の識字率は96.6%だが、これら3州は99%に達している。       マーザンダラーン州の教育局と 全文をよむ

2022-01-10 保健大臣「イラン国民の威信はコロナ時代に明らかになった」 (Jam-e Jam紙)

 保健大臣は世界とイランでのコロナパンデミックに言及し、「我が国に対する制裁の存在にも関わらず、この時代におけるイラン国民の威信は、聖なる防衛[イラン・イラク戦争のこと]の時代と同じように明白になった」と述べた。      [ハムシャフリー電子版]バフラーム・エイノッラーヒー保健大臣はイラン暦1400年デイ月20日[西暦2022年1月10日]月曜日の午後、殉教者ソレイマーニープロジェクト[新型コロナウイルス感染症蔓延防止プロジェクト]の功労者たちを讃える式典にて以下のように述べた。「国民の健康を 全文をよむ

2022-01-10 ヤズド市による歴史地区中心部における商業複合施設の建設 ヤズドの世界遺産地区での建設基準は遵守されているか? (Hamshahri紙)

 ファハーダーン歴史地区にサービス・商業複合施設一棟を建設する計画は、歴史地区を有するヤズド市により決定された。      【ハムシャフリー電子版】ISNA[イラン学生通信]によると、ヤズド市歴史地区責任者のアリーレザー・ナガヴィー氏は本件について次のように述べた。「この計画は、恒久的な財源の確立や投資と経済活動の発展、市の所有地を再生するために行われる。」       同氏は同計画の進捗が目下70%であるということに言及しつつ、次のように続けた。「ファハーダーン地区のサービス・商業複合施設建設 全文をよむ

2022-01-08 学校におけるフランス語とドイツ語教育 英語教育はどうなるのか (Hamshahri紙)

 教育研究計画機構の長官は、教科書に複数の外国語が追加されたことについて説明し、このように述べた。「今年度はドイツ語とフランス語の2つの教科書が編纂され、国内の限られた数の学校で試験的な使用が始まった。」      【ハムシャフリー電子版】ISNA[イラン学生通信]によると、同機構の同機構のハサン・マレキー長官はこれについて次のように述べた。「我々の上位文書とされ、抜本的な教育改革文書でもある国のカリキュラムに従って、我々は英語に加えて、ドイツ語やフランス語など他の外国語をも考慮する必要がある。 全文をよむ

2022-01-07 ホルモズガーンの歴史的な建造物に850億リヤールの洪水被害 (Iran紙)

 ホルモズガーン州[訳注:イラン南部の州]文化遺産観光手工芸局長は、ホルモズガーンの歴史的な建造物が850億リヤール[訳注:日本円で約2億3094万2380円]の洪水被害を受けたと発表した。       ホルモズガーン州文化遺産観光手工芸局長は、「残念なことに今週の大雨は、州の歴史的な建造物に損害を与えた」と述べた。      【イラン電子版】ソフラーブ・バナーヴァンド局長はこの件を説明しつつ、「大雨と洪水によって、州内の8つの歴史的な建造物が被害を受けている」と話した。さらに同局長は、「最近の 全文をよむ

2022-01-05 ピールホセイン・コウリーヴァンド氏本紙インタビュー 洪水被害を受けた地域の最新状況 (Hamshahri紙)

イラン赤新月社社長による洪水被害を受けた地域の最新状況の説明 民家への深刻な被害3州で洪水による死者が増加       ここ1週間の豪雨により、イラン南部諸州の一部地域が被害を受け、多くの民家が倒壊した。今日、コナーラク(洪水被害を受けた地域の一つ)を訪問したイラン赤新月社社長は、この地域の状況と被災者への支援について説明した。       スィースターン・バルーチェスターン州のコナーラクを訪れたイラン赤新月社のピールホセイン・コウリーヴァンド社長は先ほど、この地域の救援状況について、本紙インタ 全文をよむ

2022-01-01 テヘランの大気質最新状況 赤色警報は発令されるか? (Hamshahri紙)

 今現在、首都の大気質は12か所のモニタリング・ステーションにおいて赤色で、全ての人々の健康に有害な状況にある。      【ハムシャフリー電子版】ISNAによると、テヘラン大気質管理公社[AQCC]の最新情報に基づく各モニタリング・ステーションの大気質は、スーハーナク(第1区)、シャリーフ(第2区)、第2区役所、タルビヤト・モダッレス大学(第4区)、第10区役所、第11区役所、ピールージー(第13区)、ショクーフェ公園(第14区)、第15区役所、サラーマト公園(第17区)、シャーダーバード(第 全文をよむ

2021-12-30 テヘランで臨時宿泊バスの運用開始 臨時宿泊バスの役目とは? (Hamshahri紙)

 最近テヘランで注目を集めているのが、市内中心部の混雑した広場に止まっている市営バスの存在である。それらのバスの車体には臨時宿泊バスと書かれた横断幕が張り付けてある。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン市福祉サービス社会参加機構のアフマド・アフマディーサドル総裁の発言によると、このバスは寒い夜にホームレスの人々の支援のためにテヘラン市内の20か所に臨時に配置される。       アフマディーサドル氏は、このバスによる取り組みに言及しこのように述べた。「当機構は社会問的損害の解消と市内のホ 全文をよむ

2021-12-28 メトロの特定の駅で子供の眼科検診 (Hamshahri紙)

 テヘラン広域メトロ運営会社文化社会事業担当副総裁代理は、「テヘラン・メトロのいくつかの特定の駅で、全国子供眼科検診プログラムが実施される」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン市広報サイトによると、セイエド・モハンマド・ナギーブ同社副総裁代理は「全国の3歳から6歳の子供たちに対する、全国失明・弱視予防スクリーニング検査プログラムは、全てのスクリーニング検査保健拠点とテヘラン・メトロのいくつかの特定の駅で同時に実施される」と発表した。       同氏は、このプログラムの実施目的 全文をよむ

2021-12-28 強い勢力を持つ雨雲が国内に到来 雪が降る州はどこ? 中程度の警報が出された州 (Hamshahri紙)

 気象警報によると、デイ月8日水曜日[西暦12月29日]から新たに雨雲が到来し、イラン南部で雨が降る見込みである。そのため、水曜日から金曜日にかけて南部の州に中程度(オレンジ色)の警報が出されている。      【ハムシャフリー電子版】気象庁の専門家の一人は「明日[西暦12月29日]、国の南西からの新たな雨雲の到来に伴い、フーゼスターン州、イーラーム州、ブーシェフル州、チャハールマハール・バフティヤーリー州、コフギールーイェ・ブーイェル=アフマド州、エスファハーン州、ホルモズガーン州、ケルマーン 全文をよむ

2021-12-28 文化革命最高評議会による医療系学科に関する重要な情報 (Hamshahri紙)

 文化革命最高評議会は、医学生の入学定員を4年間、前年比で毎年20%増やすことで合意した。これらの学生は、国内のすべての大学において受け入れられるが、地元貧困地域の学生に優先的に割り当てられる。      【ハムシャフリー電子版】大統領府広報サイトによると、セイエド・エブラヒーム・ライースィー大統領を議長として開催された文化革命最高評議会の火曜日午後の会議において、医療系諸学科の学生の入学定員を増やすこと、及び文化革命最高評議会の改革文書を作成することが議題とされた。       この会議で、医 全文をよむ

2021-12-27 生徒の心理的な問題に対する教育面での解決策 この番号に連絡を (Hamshahri紙)

 テヘラン市の教育局長は、テヘランの生徒の社会心理的な緊急事態に対する電話相談システムを開始すると発表し、このように述べた。「この電話相談システムによるサービスの提供によって、今後国の将来を担う対象集団の問題の一部を解決することができる。」      【ハムシャフリー電子版】ISNA[イラン学生通信]によると、テヘラン市教育局長のアブドルレザー・フーラードヴァンド氏は、電話番号1570(タウヒード心理学センター)のテヘラン市生徒・保護者・教師社会心理的緊急事態電話相談システムの開始式で、教育担当 全文をよむ

2021-12-22 明日23日テヘランの気温は0度に (Jam-e Jam紙)

テヘラン州気象センターによると、明日デイ月1日[2021年12月22日]テヘランで最低気温0度になると予想される。    天気図と気象データの分析に基づいたイラン学生通信(ISNA)の報道によると、本日(12月21日)の雨が止む見込みで、明日テヘランは、晴天後、所により大気中に粉塵を伴う曇り、夜には薄い霧、深夜には所により風を伴う曇りが予想され、また高地においては時々突風が吹くと予想される。    木曜の午前から土曜の正午(12月23日〜25日)にかけて雨模様となり、うす雲りから風を伴い徐々に雲 全文をよむ

2021-12-19 ターリバーン支配後に何人のアフガン人が入国したか イラン国内のアフガニスタン人居住者の統計 (Hamshahri紙)

 ホセイン・ゾルファガーリー治安担当内務次官はUNHCRとの会談で、同機関による援助物資の提供に謝意を述べ、「アフガニスタン人の難民と居住者が国内に約400万人おり、今年はさらに約50万人増加した」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】ファールス通信によると、国連難民高等弁務官のフィリッポ・グランディ氏は、本日(日曜日)正午、内務省でホセイン・ゾルファガーリー治安担当内務次官と会談した。       グランディ氏は会談の傍らで記者団に、「今回が私の三度目のイラン訪問であり、このことは我々 全文をよむ

2021-12-18 キャラジ=チャールース街道、降雪により路面凍結 (Jam-e Jam紙)

 アルボルズ州交通警察のマスウード・ハーンジャーニー交通管制官は、昨晩の降雪によりキャラジ=チャールース街道に路面凍結によるスリップが発生していると発表した。    イラン国営通信(IRNA)によると、ハーンジャーニー大尉は、土曜[2021年12月18日]に同通信の取材に応え、現在もキャラジ=チャールース街道のような高地における軽い降雪が続いており、ドライバーに慎重に運転するよう呼び掛けた。    さらに同交通警察は、アルボルズ(エルブルス)山脈沿いの幹線道路を通行する運転手に対し、冬期の装備や 全文をよむ

2021-12-16 保健省発表「イラン国内でコロナによる死者63人、新規感染者2500人」 (Jam-e Jam紙)

保健省広報局の発表によると、昨日一昼夜の間に、イラン国内で2500人の新型コロナウイルス感染者が確認され、遺憾なことに63人がこの病により命を落としている。      イラン学生通信(ISNA)によると、昨日から今日1400年アーザル月25日[2021/12/16]までに、明確な診断基準に基づき、イラン国内で2500人が新型コロナウイルス新規感染者として診断され、その内358人が入院している。      イラン国内での新型コロナウイルス感染者数の総計は、616万5454人に達した。      遺 全文をよむ

2021-12-14 保健省が発表「国内での新型コロナワクチンの3回目接種が300万人に到達」 (Jam-e Jam紙)

 イラン保健・医療・医科教育省[保健省]の発表によれば、これまでに297万1806人が3回目のコロナワクチンを接種済みである。      【ジャーメ・ジャム電子版】保健省広報・情報センターは、「これまでに5885万7213人が1回目の新型コロナワクチンを接種した」と発表した。       また同発表によると、4972万9644人が2回目の接種を、2971万806人が3回目の接種を受けたとのことである。       この統計から、国内で接種されたワクチンの累計は1億1155万8663回に達した。  全文をよむ

2021-12-12 女性就業101システムが始動 (Iran紙)

 101システムは、各州に固有のコードが割り当てられ、有能な人材が自分の州のコードを101システムに送信してその後自分の携帯端末を登録すると連絡が来るように設計されている。      【イラン電子版】ハズアリー女性・家族問題担当副大統領は、オシュトリナーン市の女性らとヤーセキャブード協会の在宅ビジネス活動家らとのシンポジウムで、同担当局の最重要計画と優先事項として家庭に軸を置いた持続的な就業を挙げ、「就業や問題除去、 能力開発などの議論に関わる当担当局の計画策定と女性達の協力と取り組みによって、 全文をよむ

2021-12-11 イラン教育評価機構報道官が発表「今夜が全国統一大学入学試験の無試験学科登録の最終締切」 (Jam-e Jam紙)

 イラン教育評価機構のファーテメ・ザッリーン・アーミーズィー報道官は全国統一大学入学試験[コンクール]の前回の結果に基づいて入学審査が行なわれる学科の志願者3,773人の登録に言及して述べた。「登録期限は今夜、1400年アーザル月20日〔西暦2021年12月11日〕に終了する。」      【ジャーメ・ジャム電子版】同報道官はISNAの取材に対し、この問題について述べるとともに、全国統一大学入試の前回結果による[受け入れを行う]学科3,773人の登録に言及し、次のように指摘した。「第27回学生評 全文をよむ

2021-12-05 オンラインでの授業は生徒の学習能力にどんな悪い影響を及ぼすか?| ある教師「アレフバーの文字すら忘れていました」 (Hamshahri紙)

学校のオンラインでの再開により、教師は生徒の著しい学習不足という新たな状況に直面している。公立校は私立校よりも学習不足は著しく、この2種類の教育プロセスにおける以前からの差が新しい影響を顕在化させている。実際に、コロナは薪のように、国内の教育の不公平という火をより大きく燃え上がらせている。      以下の話は、一年半の困難なオンライン教育を経て、学校が再開し、授業や学校・教室・教育が完全に変わってしまい、以前の学校の教育に戻るのは難しいだろうと考られる状況に直面した生徒と教師の話である。   全文をよむ

2021-12-05 ハーイェガル谷:ガシュガーイー族の勇ましき古戦場 (Hamshahri紙)

ファールス州は、その歴史と文明から国内外の観光客に有名である。この都市の詩的な雰囲気は他の街では感じることのできないものだが、この都市には米国のグランドキャニオンに匹敵するほどの魅力的な観光名所がある。この魅力的な観光名所の名はファールス州のハーイェガル山峡である。      モハンマド・バルバリー氏は「ハーイェガル山峡は現在は魅力的な観光地とみなされているが、かつては戦場であり、勇ましきガシュガーイー族はイギリス兵が侵略してきた時ハーイェガル山峡で彼らを打ち負かした。ハーイェガルは文字通り「 全文をよむ

2021-12-05 イラン水情報・データ局長「国内ダムの水資源が昨年比44%減に」 (Jam-e Jam紙)

 イラン水情報・データ局長のフィールーズ・ガーセムザーデ氏は、次のように語った。「メフル月[西暦2021年9月23日~10月22日]上旬からアーザル月13日[西暦2021年12月4日]までの国内のダムへの総流入量は28億4000万㎥で、昨年の同時期に比べ44%減である。」      【ジャーメ・ジャム電子版】エネルギー省によると、フィールーズ・ガーセムザーデ局長は以下のように述べた。「国内のダムの状態を調査すると、メフル月[西暦2021年9月23日~10月22日]上旬からアーザル月13日[西暦2 全文をよむ

2021-12-05 テヘランで5000万ドルのペントハウスが販売 このペントハウスを誰が買えるのか? (Hamshahri紙)

 広さ5000㎡のペントハウスがディーヴァール[イランの主にeコマース用オンラインプラットフォーム及びモバイルアプリ]のウェブサイトで販売されている。これはテヘランで売り出されている最も大きなアパートメント(住戸)[日本で言ういわゆるマンション]であるとみられる。      【ハムシャフリー電子版】このペントハウスはプール、高速エレベーター、VIP専用のシアタールームを備えており、ニヤーヴァラーン地区[テヘラン市北部]にある。       また、広告に掲載されている情報によると、ペントハウスのす 全文をよむ

2021-11-28 コロナ新変異株対策のため国境措置を強化 南アフリカ諸国からのイラン人以外の渡航者の入国を禁止 (Iran紙)

 イラン民間航空機関は南アフリカ諸国からの渡航者の入国禁止を発表した。      【IRAN電子版】イラン民間航空機関は公告において、アフリカ諸国からのイラン直行便を全て停止するとし、「アフリカの一部の国々でコロナ新変異株の情報が発表されたことを受け、同新変異株蔓延の脅威がなくなり追って通知があるまで、南アフリカ共和国、モザンビーク、ナミビア、ジンバブエ、ボツワナ、レソト、エスワティニなどの国々からの渡航者の入国を禁止とする」と発表した。       また、イラン・イスラーム共和国保健省感染症管 全文をよむ

2021-11-25 テヘラン市スポーツ機構広報・国際局長が発表 大気汚染状況改善までテヘラン市民は屋外での運動禁止 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン市スポーツ機構広報・国際局長は以下のように発表した。「首都の公園にある1200の市民運動場の使用は、大気汚染の悪化により、イラン暦アーザル月4日木曜日(西暦11月25日)から追って発表があるまで停止される。」      【ジャーメ・ジャム電子版】イラン学生通信によると、ファルシード・エスハーギー局長は、すべての年齢層にとって大気汚染状況が危険なレベルにある、とのテヘラン大気汚染緊急委員会による発表を受けてこの決定が取られたと説明し、以下のように加えた。「テヘラン市民へ、大気汚染状況が改 全文をよむ

2021-11-23 罰金額増加のニュースはなし/ 夜間交通規制解除後に発行された罰金は無効 (Jam-e Jam紙)

 警察長官は、罰金額増加のニュースはないとして、以下のように述べた。「夜間交通規制解除後に課された場合、罰金は無効となる。」       ファールス通信によると、警察庁のホセイン・アシュタリー司令官[訳注:准将]は、アミーン警察大学校における交通演習の合間に記者団に警察の冬期交通規制が今日から始まりエスファンド月20日[2022年3月11日]まで続くと述べ、次のように強調した。「警察による冬期交通規制は、事故多発地点や雪が積もった曲がりくねった山道で実施される。」       同氏は、「警官の常 全文をよむ

2021-11-22 4号線の技術的欠陥の原因に関しテヘラン・メトロが説明 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン・メトロ運営会社が4号線で発生した技術的欠陥について公式発表を出し説明した。      【ジャーメジャム電子版】イラン学生通信[ISNA]によると、テヘラン広域メトロ運営会社は市民と乗客に対し、本日アーザル月1日[西暦11月22日]早朝に発生したアーザーディー広場駅の大混雑について謝罪し、「この問題は、エラメ・サブズ駅のレールポイントでの技術的欠陥が原因で発生し、直ちに修理隊が現場に派遣されて10分未満で解決された」と発表した。       同駅で乗客が20分以上待たされたとの情報が流 全文をよむ

2021-11-22 保健省が発表 昨日1日でのコロナワクチン接種は60万3000回 (Jam-e Jam紙)

 保健省の発表によると、国内での昨日1日のコロナワクチン接種回数は60万3000回だった。      【ジャーメ・ジャム電子版】保健省広報・情報センターは以下の通り発表した。「これまでに5683万741名がコロナワクチンの第1回目接種を、4511万5003名が第2回目接種を、そして80万3290名が第3回目接種を受けている。」       この発表に拠ると、国内のワクチン接種回数の累計は1億276万9034回に達した。       昨日1日では、国内で60万3805回のコロナワクチンの接種が行わ 全文をよむ

2021-11-16 市は老朽化した建築物群を改築する条例案を検討すべき (Hamshahri紙)

 テヘラン市のイスラム評議会議員は、「テヘラン市の新体制が発足して100業務日が経過し、市が老朽化した建築物群の改築のために認可される階数と促進型融資に関する条例案を検討することを期待している」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】メフル通信によると、メイサム・モザッファル議員は市議会の公開会議で、「我々が市政を預かるようになって100業務日以上が経過しているが、住宅建築の制限解除や老朽化した建築物群の改築に関する議論は未だ始まっておらず、市側にもこれについてスピード感のある動きは見られ 全文をよむ

2021-11-10 コロナ禍でテヘランは静かになったのか?(2) (Hamshahri紙)

―(1)の続き―      各国でも騒音が低下       このイラン大気浄化学会のメンバー〔であるエルハーム・キャリーミー〕は、COVID-19の影響はまるでコインの両面のようだと例え、下記のように断言した。「2020年中には多くの調査結果が発表され、生活環境の状況は、隔離〔政策〕や交通規制によって、かなりの程度で改善されているということが分かった。アイルランドのダブリンの例についていえば、12の騒音モニタリングステーションが設置されており、隔離〔政策〕前の時期は、9つのステーションにおいて、 全文をよむ

2021-11-10 コロナ禍でテヘランは静かになったのか?(1) (Hamshahri紙)

 テヘラン大気質管理公社の騒音の専門家は下記のように述べた。「98年エスファンド月の初め〔2020年2月後半〕にイランへコロナウィルスが持ち込まれたことが発表され、政府が都市での交通規制を実施したことにより、モニタリングステーションの騒音レベルの平均値が、終日にわたる騒音の評価にも影響を与え、2年前の同時期の調査に比べて減少傾向を示した。」      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)の報道によると、エルハーム・キャリーミー〔前出の専門家〕は、「世界的に流行している感染症〔が存在 全文をよむ

2021-11-07 ビザ発給停止解除後 最初の観光客がフランスからイランに到着 (Jam-e Jam紙)

 アーバーン月16日[西暦11日7日]日曜日の朝、ビザ発給停止解除後最初のツアー客がフランスからイランに到着した。      【ジャーメ・ジャム電子版】文化遺産観光手工芸省広報の情報に基づくメフル通信の報道によると、ビザ発給停止の解除と外国人観光客の入国受け入れ再開に伴い、ロシアからのファムトリップ[観光地の誘致促進のため、旅行事業者やメディアに現地を視察してもらうツアー]の受け入れ後、フランスからの観光客が9人グループでエマーム・ホメイニー空港からイランに入国した。       旅行会社が企画 全文をよむ

2021-11-02 3回目のコロナワクチン接種及び渡航者のワクチン接種に関して保健省が通知 (Hamshahri紙)

 保健省広報・情報センターは、3回目のCOVID-19ワクチンと渡航者のワクチンの承認に関して通知を出した。      【ハムシャフリー電子版】保健医療医科教育省[保健省]の広報サイトによると、同省広報・情報センターは第4号通知において次のように発表した。「COVID-19ワクチン接種技術委員会の承認と必要な安全性を最大限確保するための国内外の資料の精査、及び渡航の緊急性と接種したワクチン(1回目及び2回目)の種類が渡航国で承認されていないことで問題が生じている人の照会を鑑みて、以下を発表する。 全文をよむ

2021-10-31 教師たちへ朗報 教育省、来年までに7000人を新たに雇用 (Hamshahri紙)

 教育省の大臣代行は、来年までに7000人の教師を雇用することを発表した。      【ハムシャフリー電子版】YJC通信によると、アリーレーザ―・カーゼミー教育省大臣代行は、教育における人材不足について述べた。「教師不足は常に教育省における最も重大な問題の一つとなっており、これまでの大臣も皆この問題に直面していた。」       同氏は続けて、「毎年、教育省では現役で働ける教員の退職が相次ぎ、他方でこのことが人材を圧迫している。」       教育省大臣代行は、自身が所属する省の抱える他の問題に 全文をよむ

2021-10-25 テレワーク終了後地下鉄の利用者が10%増加 (Hamshahri紙)

 テヘラン・メトロ運営会社総裁は、首都テヘランにおけるテレワーク終了に伴い、地下鉄の利用者が10%増加したことを報じた。      【ハムシャフリー電子版】ファールス通信によると、アリー・アブドッラープール総裁は、テレワーク終了に伴う地下鉄利用者の統計について、次のように述べた。「テヘランにおけるテレワーク終了に伴い、地下鉄の利用者数は全ての路線において、確実に一部の時間帯で増加している。」       同総裁は、「テレワーク終了後、朝の8時から9時に、地下鉄利用者数は平均で7~10%増となった 全文をよむ

2021-10-24 イラン国内でCOVID-19感染者・死亡者数が大幅に増加 171人が死亡 国内のワクチン接種回数は8000万回を超える (Hamshahri紙)

 保健省広報センターの発表によると、昨日1日で171人のCOVID-19感染者がこの感染症により命を落とした。死亡者数は、前日の124人から増加した。      【ハムシャフリー電子版】保健省広報センターの発表によると、昨日から本日1400年アーバーン月2日[西暦2021年10月24日]までに、確定診断基準に基づき国内で9174人の新規COVID-19感染者が確認され、うち1237人が入院した。       国内のCOVID-19感染者合計は586万844人に達した。       ここ24時間で 全文をよむ

2021-10-17 女性の自動二輪車運転免許証発行条件 警察「女性と男性で違いはないが、法律では許されていない」 (Hamshahri紙)

 大テヘラン圏交通警察長官は、女性の自動二輪車運転免許証発行条件及び車両に関わるその他の交通問題について説明した。      【ハムシャフリー電子版】メフル通信によると、大テヘラン圏交通警察長官であるモハンマド・ホセイン・ハミーディー司令官は、なぜ治安維持軍は女性に対して自動二輪車の免許を発行しないのか、という質問に対する答えとして以下のように述べた。「私たちにとって、女性と男性に違いはない。私たちは法律に従って行動しており、個人的な判断で業務を行なうことはない。」       同氏は加えて、「 全文をよむ

2021-07-30 日本からのアストラゼネカ製ワクチン第二便、イランに到着 (Hamshahri紙)

“日本がイランに提供するアストラゼネカ製ワクチンの第二便が本日(金曜日)午前4時に到着した。”      【ハムシャフリー電子版】イラン国営通信[IRNA]によると、今回の輸送は1,098,300回分で、保健・医療・医科教育省および外務省の調整により、本日朝にエマーム・ホメイニー(神よ、彼に慈悲を与え給え)国際空港に到着し、保健省の代表者らに引き渡された。       日本政府・国民が提供したワクチンの第一便は先週金曜日の午後にイランに到着しており、その時も100万回を超える分量の日本国内で製造 全文をよむ

2021-07-29 日本からイランへ ワクチンさらに180万回分輸送 (Iran紙)

“日本の駐イラン大使は日本からイランに対してさらに180万回分の[新型コロナ]ワクチンを提供・輸送し、それがモルダード月8日[西暦:7月30日]に到着すると発表。「新型コロナウイルスとの戦いは国際社会にとって喫緊の課題であり、このワクチンの提供がイランにおけるコロナウイルス蔓延阻止につながることを期待する」と述べた。”       日本の相川一俊駐イラン大使は日本が提供したワクチンの摂取会場を訪問し、「日本は“ラスト・ワンマイル・サポート”プロジェクトのもとで、日本政府が提供したワクチンの輸送か 全文をよむ

2021-07-18 テヘランで今後数日間休業措置が取られるのか テヘランとキャラジにおける休業措置の可能性に係るラフマーニーファズリー氏の重要な発表 (Hamshahri紙)

 内務大臣は、「テヘラン州とアルボルズ州においては、週末3日間の休業措置に加え、更に2、3日休業措置を取るよう新型コロナ対策本部に提案を行った」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】YJC通信によると、内務大臣のアブドッレザー・ラフマーニーファズリー氏は新型コロナ対策本部会議の際に行われた記者会見にて、「本日、新型コロナ対策本部及び安全保障・社会委員会が開催された。本日は新型コロナ感染症の感染者数の推移が調査され、保健省の職員らがこの感染症のさらなる感染拡大に懸念を示し、国民の協力を得て 全文をよむ

2021-07-17 テヘランの中心地区で大気汚染指数が200を超える (Jam-e Jam紙)

 テヘランの第11区では、大気質が紫色で示されるレベルとなった。      【ジャーメ・ジャム電子版】テヘラン市の大気の状態はイラン暦1400年ティール月26日[西暦7月17日]、数分前から第11区において指数200を超え、同区内のあるモニタリングステーションでは指数201を記録したが、これは同区の大気が、健康に非常に有害なものであることを表す紫色(注)であるということを示すものだ。       また、テヘラン市大気質管理公社(AQCC)の報告によると、いくつかの大気汚染モニタリングステーション 全文をよむ

2021-07-12 テヘラン新型コロナウイルス対策本部、国民の手に浄水注ぐ[※1] ワクチンの種類の選択権はない 接種可能なワクチンはシノファームとバラカト (Hamshahri紙)

 テヘラン州新型コロナウイルス対策本部医療担当副本部長は、「個々人が新型コロナウイルスワクチンの種類を選択できる可能性はあまりない」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】ILNA[イラン労働通信]によると、テヘラン新型コロナウイルス対策本部のナーデル・タヴァッコリー医療担当副本部長はテヘランにおける新型コロナウイルスの状況に言及し、「昨日テヘランで死亡した陽性者数は74人だったが、本日は残念なことに感染者数の増加により死者数も増加している」と指摘した。       同氏は「また入院者数も 全文をよむ

2021-07-12 電力産業担当報道官が発表 計画外の停電の終了 (Iran紙)

 [エネルギー省]電力産業担当報道官は停電時間短縮に向けた今後の措置にふれ、木曜日(ティール月17日[西暦7月8日])から国内での計画停電以外の停電は決して行なっていないと述べた。       エネルギー省の広報サイトによると、モスタファー・ラジャビーマシュハディー報道官は「テヘランパールス、ラヴァーサーナート及びゲイタリーイェ地区で発生した変圧器火災による停電は、当日(日曜日)から変圧器2基が復旧したことで解消された」と述べた。       同氏は続けて、「電力消費量を縮減する企業へのインセン 全文をよむ

2021-07-11 公園内の子どもの遊び場で犬の散歩が禁止に (Jam-e Jam紙)

 テヘラン市の公園でペットの散歩エリアと子どもの遊び場を分離する緊急案が今日、市議会で承認された。      【ジャーメ・ジャム電子版】ファールス通信によると、今日の市議会でペットの散歩エリアと子どもの遊び場を分離する緊急案が審議され、議員らはこれに関して意見を交わした。       ホッジャト・ナザリー議員は提案者として、「現在、一般的に首都の公園の大部分、もしくは、こう言って良ければ全ての公園で、ペットの連れ込みが禁止されているにも関わらず、ペットの散歩は行われている。この問題は、多くの市民 全文をよむ

2021-07-11 テヘランの感染者数が50%増加 首都で毎日100人が新型コロナウイルスの犠牲に (Iran紙)

 テヘラン市議会のモフセン・ハーシェミー議長は、新型コロナウイルス感染症の犠牲者数が1日あたり100人に近づいてきていると発表した。大テヘラン圏新型コロナウイルス感染症管理対策本部のアリーレザー・ザーリー本部長も、「ここ数日で初めてテヘランでの新型コロナウイルス感染症入院患者が6000人を超え、現在その数は6246人に達している」と発表した。       同氏はさらに「この6246人のうち、2143人が集中治療室に入院している」と語った。大テヘラン圏新型コロナウイルス感染症管理対策本部長は「テヘ 全文をよむ

2021-07-02 薬物依存症患者に朗報 麻薬を断ち、融資を受けよ (Hamshahri紙)

 福祉庁依存症予防・治療促進担当副長官は次のように述べた。「薬物依存症の方々は、回復後の1年間、5000万トマーン[日本円で約13万円]の個人事業主向け融資を受けることができます」      【ハムシャフリー電子版】YJC通信によると、福祉庁依存症予防・治療促進担当副長官のレズヴァーン・マダニー氏は、薬物依存症の女性に関する確定的な統計が存在しないことに言及し、「薬物依存症の女性を支援するセンターが存在し、これらのセンターの統計が手元にある」と語った。       彼女は続けて、「この人々(女性 全文をよむ

2021-06-27 露「イランは中東発のスプートニクVワクチンの生産国となった」 (Jam-e Jam紙)

ロシア直接投資基金(RDIF)のCEOキリル・ドミトリエフ Kirill Alexandrovich Dmitriev 氏は、イランがスプートニクVワクチンの共同生産に携わる中東初の国になったと述べた。      イラン国営通信によると、ドミトリエフ氏はその声明の中で、イランの製薬会社によりと生産さえるワクチンは、イランにおける国のワクチン接種計画のために用いられるだろうと述べた。      彼によると、同基金とイランの先端的製薬会社のひとつは、アクトヴェル(Actoverco)の名で、共同声明 全文をよむ

2021-06-26 識字運動機構長「15~24歳のイランの平均識字率、世界平均より6%高い」と発表 (Jam-e Jam紙)

 識字運動機構(LMO)長官で教育省次官のシャープール・モハンマドザーデ氏は、「15~24歳の年齢層の世界の平均識字率は91%であり、イランの平均識字率の97.4%という値は世界平均を6%近く上回っている。」と述べた。      【ジャーメジャム電子版】教育省情報広報センターによると、同氏は識字教育担当次官らの主要専門会合において次のようにも語った。「昨年度は新型コロナウイルスの蔓延と対面授業の中止により、特に重大な影響があった。ユネスコ[国連教育科学文化機関]によれば、全世界で16億人もの生徒 全文をよむ

2021-06-25 生活困窮者のための住宅3000戸をギーラーン州に建設 (Hamshahri紙)

 イスラーム革命住宅財団最高指導者代理はギーラーン州に生活困窮者向け住宅を3000戸建設することを発表した。       ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン・ロウハーニーネジャード最高指導者代理は、ラシュト都市部の低所得者層向け市民住宅60戸の起工式において、恵まれない人々や困窮した人々のための住宅建設と、予期せぬ[原文は「予期する」だが誤植と思われる]災害に見舞われた地域の住宅再建が、住宅財団の重要な二つの責務であることに言及して、イマーム(神よ、彼に慈悲を与えたまえ)100番口座[ホ 全文をよむ

2021-06-25 最高指導者、本日第一回目のコロナウイルスワクチンを接種/イランの若者たちの誇るべき偉大な科学的活動に謝辞 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー電子版】ハメネイ最高指導者は本日金曜【訳注:6月25日】の朝、COVイランバラキャットワクチンの第一回目の接種を受けた。このワクチンは、イランの若い研究者と科学者の努力の成果であり、最近、自国の科学機関による使用許可を受けた。そして、イランは世界でコロナウイルスワクチンを生産する六カ国のうちの一国となった。      同師はワクチン接種後、科学的知識、経験、努力によって我が国に国家の威信と名誉な業績を享受せしめた関係者に感謝し、以下のように述べた。「敬愛する大臣、イランの健康と治 全文をよむ

2021-06-23 テヘラン州民の水消費量が全国平均を30%上回る─ダム二つ分の水量と同程度の水資源が減少 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン州水道公社モハンマドレザー・バフティヤーリー代表取締役は、「テヘラン州民は、全国平均より最大30%多く水を消費している」と語った。       テヘラン州上下水道公社によると、同代表取締役は、テヘラン州民が全国平均より20~30%多く水を消費していると述べ、「一人あたりの水消費量は平均240リットル/日で、全国平均では200リットル/日となるが、この消費の増加分には様々な理由がある。テヘラン州民の50%は、通常の水量の14立方メートルよりも少ない量を消費し、30%は通常より少し多く消費 全文をよむ

2021-06-22 国営上下水道公社広報部長「消費量管理のため上水道網水圧を低下へ」 (Jam-e Jam紙)

 国営上下水道公社広報部長は、「国の一部地域で、水消費量管理のために水道水圧を下げる」と発表した。       本紙によると、ハミッドレザー・キャシュフィー広報部長は、本年の降水状況には期待できないとし、「エネルギー省は、国内における水道の断水予防のため、一部地域で供給管理や水圧低下を行う」と述べた。       同氏は、飲料水確保を目的とした緊急短期計画の成果を挙げるために実施中の取り組みについて言及し、「先週、政府は水源開発計画に早期着手するため、3兆4千億トマーン[訳注:約900億円]以上 全文をよむ

2021-06-16 200万回分のワクチンが近日中に本邦へ到着 (Jam-e Jam紙)

 イラン赤新月社社長は200万回分のワクチンが近日中に本邦に到着することを発表した。      【ジャーメジャム電子版】IRIB通信によると、キャリーム・ヘンマティー社長は火曜日の記者会見でこのように述べた。「ワクチン輸入の議論が数週間中断されており、契約内容や執行済みの措置、及びワクチン販売会社の口座に振り込んだ金額に基づいて、200万回分の有効性の高いワクチンが、おそらく近日中に我が国に届くであろうと期待している。」       同氏は続けた。「また、親愛なる保健省職員の尽力とともに、親愛な 全文をよむ

2021-06-13 電気バス50台分の購入費用 週末までに交付の見通し (Hamshahri紙)

 テヘラン市内・近郊バス運行会社[テヘラン市営バス会社]最高経営責任者が発表したところによると、国家予算法附則第19条に基づく財源から、今週末までに1600億トマーンが電気バス50台分の予算として、テヘラン市当局に交付される見込みだ。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン市の広報サイトによると、マフムード・タラッフォ最高経営責任者は電気バスの購入状況について「国家予算法附則第19条に基づいて、1600億トマーンが市当局に交付されることになっている。現在、国庫金出納局の口座から当該金額を交付 全文をよむ

2021-06-13 今年イランのメッカ巡礼者はなし サウジアラビア在住の巡礼者のみハッジに参加可能 (Hamshahri紙)

 イラン人大巡礼監督者は、「サウジアラビア巡礼省副大臣がわが国の巡礼参詣庁長官との電話におけるやり取りで、サウジアラビア在住の外国人巡礼者の一部はハッジ[メッカ大巡礼]の儀式に参加できるが、サウジアラビア国外の巡礼者の参加はいかなる国であろうとも認められないことを明かした」と話した。      【ハムシャフリー電子版】巡礼参詣庁の広報サイトによると、本日、巡礼参詣宗務における最高指導者代理でイラン人大巡礼監督者ホジャットル・エスラーム・ヴァル・モスレミーン [シーア派高位ウラマーの称号「アーヤト 全文をよむ

2021-06-12 アフヴァーズ選挙集会についてのライースィー師の発言 新型コロナウイルス国家対策本部の反応 (Hamshahri紙)

 新型コロナウイルス国家対策本部事務局は、アフヴァーズ選挙集会についてのエブラーヒーム・ライースィー師の発言に対し、声明の中で「何度も強調したにも関わらず、この集会では感染防止のプロトコルが順守されなかった」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】新型コロナウイルス国家対策本部事務局は、アフヴァーズ選挙集会開催の許可に従い全ての感染防止プロトコルを順守したというセイエド・エブラーヒーム・ライースィー師の発言に対し、「新型コロナウイルス国家対策本部とフーゼスターン州同ウイルス対策本部が、選挙 全文をよむ

2021-06-12 イラン教育評価機構報道官「全国統一大学入学試験は所定の期日内に実施 受験票の配布はティール月6日から開始」 (Jam-e Jam紙)

 イラン教育評価機構報道官は、全国統一大学入学試験[コンクール]の受験票はティール月6日[西暦2021年6月27日]から受け取り可能であると説明し、「この試験はティール月9日から12日[西暦2021年6月30日から7月3日]まで実施される」と述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】イラン学生通信[ISNA]によると、ファーテメ・ザッリーン・アーミーズィー報道官はこの報道発表の中で、「新型コロナウイルス感染症国家管理本部の第68回会議の決定に鑑み、統一試験は発表されているスケジュールに従って 全文をよむ

2021-06-06 新型コロナウイルスによりイランで新たに122人が死亡 総死者数は8万1千人を超える (Iran紙)

 イラン保健省の発表によると、過去24時間で新型コロナウイルス感染症患者122人が死亡し、これにより死者数の総計は8万1000人を超えた。       保健省広報・情報センターの発表によれば、これまでに420万3784人が1回目の新型コロナワクチンの接種を終え、61万9795人が2回目の接種を終えている。また、全国でのワクチン接種回数は合計482万3579回に達した。       昨日から本日(イラン暦1400年ホルダード月16日[西暦2021年6月6日])までに、確定診断の基準によれば国内で新 全文をよむ

2021-06-02 テヘラン市交通運輸担当副市長「テヘラン市に自転車を5万台増やす」 (Hamshahri紙)

 テヘラン市交通運輸担当副市長は「市長の指示に従い、運輸機構は二つの銀行と締結した合意書に基づいて、市役所職員が自転車を購入するための補助制度を立案した。我々は、今年の末までに自転車利用者をテヘラン市内で5万人増加させることを見込んでいる。」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン市の広報サイトによると、セイエド・マナーフ・ハーシェミー副市長は1400年[西暦2021年3月21日から2022年3月20日]に自転車の利用を拡大する計画について説明する会議で、「会議を開催した目的は、6 全文をよむ

2021-05-23 保健省が注意喚起 イラン南部でのインド型とアフリカ型の新型コロナウイルスに警戒を (Iran紙)

 保健医療教育省報道官は、イラン国内の新型コロナウイルスによる入院患者数と死亡者数の減少を発表した。       スィーマー・サーダート・ラーリー報道官は、新型コロナウイルス感染症の最新の状況と国内の衛生プロトコル遵守について、以下のように述べた。「先週は全国的に、新型コロナウイルスによる入院患者数、死亡者数、及びCOVID-19陽性外来患者数の減少傾向が継続した。」       同氏は続けて、「先週は、イーラーム州、チャハールマハール・バフティヤ―リ―州、ハマダ―ン州、コフギールーイェ・ブーイ 全文をよむ

2021-05-15 75歳以上の人に向けた新型コロナウイルスワクチン接種開始 (Jam-e Jam紙)

 保健医療教育省次官は、75歳以上に向けた新型コロナウイルスワクチン接種を本日より開始することを発表した。      【ジャーメ・ジャム電子版】イスラーム共和国通信(IRNA)によると、アリーレザー・ライースィー同省次官は土曜日、「75歳以上、つまりイラン暦1325年[西暦1946/47年]以前生まれの国民に向けたワクチン接種が、今日から開始される。これらの人々の詳細は保健省の支所にあり、順次彼らに連絡したりSMSを送信したりしており、現在は直接訪問して登録する必要がなくなっている。」と発表した 全文をよむ

2021-05-10 来週までに新型コロナワクチン100万回分が到着 アフガン人のワクチン接種のために赤十字にフォローアップ (Hamshahri紙)

“イラン赤新月社社長は同機関の外国人へのワクチン接種に向けた計画について言及し、来週初めまでに新型コロナワクチンの新たな出荷分がついに到着すると発表した。”      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、イラン赤新月社社長のキャリーム・ヘンマティー博士は赤新月社向けにイラン国内に到着する新型コロナワクチンの新たな出荷分について触れ、「ワクチンについて、赤新月社は保健省、外務省、大使らと連携し新型コロナワクチンの輸入に向けて尽力している。今週末か来週の初めに新型コロナワクチ 全文をよむ

2021-05-09 金曜礼拝導師政策決定評議会副議長「幸いなる断食明けの祭りの礼拝は新型コロナウイルス国家対策本部の規定に従って全国で開催」 (Jam-e Jam紙)

 金曜礼拝導師政策決定評議会副議長は、新型コロナウイルス国家対策本部が通達した規定に従い、衛生ガイドラインを厳守した上で幸いなる断食明けの祭り[エイデ・フェトル]の礼拝を全国で開催すると発表した。      【ジャーメ・ジャム電子版】ファールス通信によると、金曜礼拝導師政策決定評議会副議長は、衛生ガイドラインを厳守した上で幸いなる断食明けの祭りの礼拝を全国で開催すると発表した。       同副議長は、「新型コロナウイルス国家対策本部の通達に従って、黄色と青色に分類される都市では、インテリジェン 全文をよむ

2021-05-06 サルバーズ県には病院がない (Hamshahri紙)

 人口9万人以上を抱え、スィースターン・バルーチェスターン州南部に位置するサルバーズ県では、隣接するサラーヴァ―ン県同様に、保健衛生と医療の面で多くの問題を抱えている。      【ハムシャフリー電子版】〔セイエデ・ザフラ―・アッバースィー〕サルバーズは、スィースターン・バルーチェスターン州の南部にある県で、サラーヴァ―ン及びメフレスターンの国境隣接二県とともに、イランとパキスタンの国境に接している。       広大な同州南部諸県の貧困問題については、とりわけサラーヴァ―ン県とダシュティヤーリ 全文をよむ

2021-04-25 イランの新型コロナウイルス新規死亡者数454人 ICU収容重症患者数5206人 今日までのワクチン接種者数 (Hamshahri紙)

 保健省の発表によると、昨日一昼夜でCOVID-19感染者454人が新たに死亡し、国内でのこの感染症による死亡者数は6万9574人に達した。また重症患者5206人がICUで治療を受けている。      【ハムシャフリー電子版】保健省広報センターは今日日曜日の公報で、昨日から今日(4月25日[イラン暦1400年オルディーベヘシュト月5日])までに、診断確定基準に基づき国内で新たに1万9165人のCOVID-19感染者が確認され、そのうち3019人が入院し、国内のCOVID-19累計感染者数は239 全文をよむ

2021-04-20 6人以上での婚姻登録は禁止 (Hamshahri紙)

 結婚・離婚公証人協会会長のモザッファリー氏は「結婚と離婚の停止はありえないが、公証役場には衛生プロトコルに基づいて職務を執行する義務がある」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】YJC通信によると、アリー・モザッファリー会長は、公証役場における衛生面に関するプロトコルに言及し、「保健省から通達されたプロトコルによると、6人以上での婚姻登録は禁止としている」と述べた。       同氏は続けた。「公証役場において、衛生面に関するプロトコルは遵守されなければならない。職員と列席者のマスク着 全文をよむ

2021-04-18 フーゼスターン州で新型コロナウイルスICU病床の使用率が100%に (Iran紙)

 アフヴァーズ・ジョンディーシャープール医科大学の診療担当副学長が、新型コロナウイルスICU病床の使用率が100%に達したことを報告した。       同大学診療担当副学長ファルハード・ソルターニー医師は、「直近の一週間でアフヴァーズ市内の病院への来院患者の数はほぼ一定しているが、依然として高い水準にとどまっている」と述べた。       同医師はまた続けて、「新型コロナウイルス感染症患者に割り当てられたすべてのICU病床はほぼ満床であり、また同罹患者のための一般病床のうち80%も埋まっている」 全文をよむ

2021-04-12 テヘランにはゴミ漁りをする子供たちが何人いるのか? 全国のワーキングチルドレンに関する惨憺たる統計 (Hamshahri紙)

 国家社会緊急センター長は、ゴミ漁りは尋常ならざる危険な職業の一部とみなされると指摘し、「NGOの情報によれば、テヘランにはゴミ漁りを生業としている子供がおよそ4000人いる」と語った。      【ハムシャフリー電子版】イスラーム共和国通信[IRNA]によると、国家社会緊急センター長のマフムード・アリーグー氏はテレビ番組で、ワーキングチルドレンやストリートチルドレンの問題に対し、「1396年[西暦2017/18年]の労働省の統計によると、国全体で50万人のワーキングチルドレンが存在し、作業場で 全文をよむ

2021-03-14 コロナ感染者のための国産ワクチン生産 ワクチン接種は1回のみ (Hamshahri紙)

 イラン・パスツール研究所所長は「新型コロナウイルス感染者用のワクチンを開発中であり、そのワクチン接種は免疫システムの強化を目的としている」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】YJC通信によると、イラン・パスツール研究所のアリーレザー・ビーグラリー所長は、報道特別インタビューの番組で、コロナワクチンの生産状況に言及しつつ、このように述べた。「COVID-19のワクチンの生産に関する取り決めがあり、結果として2つのワクチンに分かれているが、3月下旬から4月上旬(イラン暦第1月2〜3週目) 全文をよむ

2021-03-13 赤新月社救難救助機構長官 雪や暴風雪に見舞われた17州5380人を救助 (Jam-e Jam紙)

 赤新月社救難救助機構長官は、17州が雪や暴風雪に見舞われたことに言及し、「被害に遭った5380名が救出された」と述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】ファールス通信によると、赤新月社救難救助機構のマフディー・ヴァリープール長官は、国内の様々な地域での国民の救援活動に関する最新の状況について、このように述べた。「3月12日と13日[イラン暦エスファンド月22日と23日]の暴風雪で、東アゼルバイジャン州、西アゼルバイジャン州、アルダビール州、エスファハーン州、アルボルズ州、テヘラン州、チャ 全文をよむ

2021-03-01 ゴムでイラン人母をもつ子どもへの身分証交付はじまる (Hamshahri紙)

“ゴム州でイラン人の母親を持つ子どもたちへの身分証交付が正式に始まった。”      【ハムシャフリー電子版】イラン国営通信(IRNA)によると、ゴム州の政治・治安・社会担当副知事であるビージャン・ソレイマーンプール氏は「イラン人の母親を持つ子どもたちに対するイランの身分証交付は、ここ数ヶ月の前向きな一歩の一つである」と語った。       同副知事は続けて、「1398年メフル月2日(西暦2019年9月24日)にイスラーム評議会がイラン人の女性と非イラン人外国籍男性の婚姻によって生まれた子どもに 全文をよむ

2021-01-19 フェイスシールドとマスクを必ず着用 保健省、コロナ対策のためメトロ利用について勧告 (Jam-e Jam紙)

 保健省報道官は、メトロや他の公共交通機関の利用に際しての勧告事項に言及し、「新型コロナウイルス感染拡大経路の一つは、屋内での人々の密集である」と述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】ISNA[イラン学生通信]によると、スィーマー・サーダート・ラーリー保健省報道官は次のように述べた。「ご存じの通り、新型コロナウイルス感染拡大経路の一つは、屋内での人々の密集である。したがって、メトロのような公共交通機関では、衛生上の勧告事項を遵守することが特に重要である。」       同氏はさらに、「我 全文をよむ

2021-01-17 低所得層への特別支援第二弾 10万~12万トマーンの支援金 (Jam-e Jam紙)

 コロナ禍での低所得層への特別支援の第二弾として、総額10万トマーン[日本円で約2493円/2021.02.03時点;トマーンから円への換算時点は以下全て同様]から12万トマーン[日本円で約2992円]が対象者の口座に振り込まれた。      【ジャーメ・ジャム電子版】ISNA[イラン学生通信]によると、デイ月27日[西暦2021年1月16日]24時に一部のイラン人世帯の口座に二度目の現金振込が行われた。振り込みは議会と新型コロナウイルス国家対策本部の決定に基づくもので、4か月以内に行われる見込 全文をよむ

2021-01-13 テヘランの大気汚染 最悪の一昼夜を記録 (Hamshahri紙)

 テヘラン大気質管理公社(AQCC)の広報担当者は「過去24時間のうちに、1399年[※西暦2020年3月20日から2021年3月末まで/記録当日はイラン暦第10月デイ月の12日]の年初以来テヘランで最悪の大気汚染が記録された」と発表した。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン大気質管理公社広報部によれば、同社広報担当者はテヘランの大気汚染について「昨日、1399年の年初以来テヘランで大気の汚染状況が最悪の一昼夜を記録しており、この汚染は今日そして今晩も続くとみられている」と述べている。  全文をよむ

2021-01-12 イラン製新型コロナウイルスワクチン、最初のグループが2回目の接種 (Hamshahri紙)

 イラン製新型コロナウイルスワクチンの2回目の接種が本日、2週間前に最初の検査を行った3人の志願者に行われた。      【ハムシャフリー紙電子版】ファールス通信によると、イラン製ワクチンCOV Iran Barekatの最初の治験から14日の経過後薬物による副反応の出現や健康被害の兆候がないことと、ワクチン監督高等委員会による必要な許可の発出を確認し、イランの新型コロナウイルスワクチンの2回目の接種をイマーム命令実行本部長官の娘を含む3人の志願者に行った。       ワクチンの人体への治験は 全文をよむ

2021-01-09 テヘラン州知事が発表 新型コロナ感染危険レベルが黄色のテヘラン、職員のテレワークを3分の1に削減 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン州知事は、新型コロナウイルス感染症蔓延の観点で同州の危険レベルが黄色〔感染拡大危険度中〕になったことに言及しつつ、「国の北部州への交通規制は依然として続いている」と発表した。      【ジャーメ・ジャム電子版】IRNA[イスラーム共和国通信]によると、アヌーシーラヴァーン・モフセニー・バンドペイ知事は全国コロナ本部会議の合間に述べた。「衛生プロトコルの遵守と、州民と責任者たちの協力により、幸いにも当州は感染危険レベルが黄色になった。」       同氏は衛生プロトコルの遵守を強調しつ 全文をよむ

2021-01-03 養鶏場で高病原性鳥インフルエンザを確認 (Hamshahri紙)

 南ホラーサーン州獣医学局長は、ある採卵養鶏場の鶏卵をサンプリング検査したところ、高病原性鳥インフルエンザの陽性反応がでたことについて言及し、「すべての鶏と市場に出回っている全鶏卵は、獣医学局の管理下にあるため、衛生状態を心配する必要はない。」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、モハンマド・アスガルザーデ局長は、南ホラーサーン州では、6年間連続で高病原性鳥インフルエンザが発生していなかったことについて言及し、「今年、ある採卵養鶏場の採卵鶏から高病原性 全文をよむ

2021-01-03 1000世帯の遊牧民に1000基の太陽光発電機 (Hamshahri紙)

 ラザヴィー・ホラーサーン電力配給社[社名]の開発計画担当者ハーディー・メフディーザーデ氏は、「年末[イラン暦1399年末]までにこの州の1000世帯の遊牧民が家庭用ポータブル太陽光発電機を利用できるようになるであろう。」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】IRNA[イスラーム共和国通信]によると、同氏は次のように話した。「太陽光パネルは、100キロワットの発電が可能である。これは、少なくとも省エネ電球5つと、懐中電灯と携帯電話の充電を同時に行える電力を賄える程度。電力網から4キロ以上 全文をよむ

2021-01-02 テヘラン・メトロ、シャヒード・マハッラーティー駅を近く開業 (Hamshahri紙)

 テヘラン・メトロ[※テヘラン広域メトロ鉄道会社]総裁は、シャヒード・マハッラーティー駅が近日開業することを発表した。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン・メトロ広報によれば、同社のアリー・エマーム総裁は、まもなく完成するアグダスィーエ駅、ギヤーム広場駅、シャヒード・マハッラーティー駅の3駅を訪れ、関連する路線の管理者や他の関係者とともに、これらの駅建設の最新の進捗状況を調査した。       テヘラン・メトロ総裁は、テヘラン市の非常に困難な経済状況の中でメトロ網を完成させる10駅の建設 全文をよむ

2020-12-28 トーチャールレジャーコンプレックス週末休業 (Hamshahri紙)

 トーチャールスキー場レジャーコンプレックス責任者は雪崩が起こる可能性があるため今週末休業すると発表した。      【ハムシャフリー紙電子版】IRNA(イラン共和国通信)によると、高地での温度上昇を鑑みると本日から明日の間雪崩の起こりやすい場所での雪崩崩落の可能性があるとのテヘラン州気象局の情報を受け、トーチャールスポーツレジャーコンプレックス責任者は同施設がイラン暦デイ月12日(西暦2021年1月1日)金曜日休業すると発表し、その理由は雪崩が起こる可能性があるためとした。この休業には、駐車場 全文をよむ

2020-12-23 不妊症の夫婦に無料で医療サービスを提供 (Hamshahri紙)

 ガズヴィーン医科大学の学長は、「イラン暦1399年にヴェラーヤト病院不妊治療センターが設立されたことで、州内の不妊症の夫婦は政府が提供する無料の医療サービスを受けることができるようになった。」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】イスラーム共和国通信(IRNA)によると、ガズヴィーン医科大学学長のペイマーン・ナームダール氏は、全国戸籍登録日であるデイ月3日(西暦12月23日)に際して、知事が出席する中で開催されたガズヴィーン州人口戦略評議会の会合で次のように付け加えた。「不妊治療センタ 全文をよむ

2020-12-20 テヘランは閉鎖すべき 大気汚染が緊急事態レベル 大気汚染はいつまで続くのか? (Hamshahri紙)

 環境庁生活環境許認可技術委員会のベフザード・アシュジャイー書記官は、首都の連日の健康に有害な大気状況にふれ、「大気浄化法に基づき、大気の安定を図るためにテヘランを閉鎖するべきである」と述べた。      【ハムシャフリ電子版】メフル通信によると、大気汚染の専門家で環境庁の環境庁生活環境許認可技術委員会のベフザード・アシュジャイー書記官は、テヘランの連日の健康に有害な大気状況に言及して以下のように述べた。「現今の状況では、緊急委員会を設置しテヘランの閉鎖について検討すべきである。」        全文をよむ

2020-12-19 ウルミエのバス運転手らがストライキ (Hamshahri紙)

 ウルミエ市貨物旅客輸送協会のマフディー・モジュデヒーファル会長は次のように述べた。「ウルミエ市内バスの運転手たちは、協会に対して一切の明確な要求をしていない」。      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、マフディー・モジュデヒーファル氏は「本日12月19日朝、ウルミエ市内バスの運転手たちの一部が、詳細な要求を一切示すことなく職務を放棄している。一部の運転手らは自身のバスを西ターミナルに停めたまま、仕事をしていない」と付け加えた。       モジュデヒーファル氏は西 全文をよむ

2020-12-13 チートギャル湖にワニが生息する可能性 テヘラン州環境保護部隊の見解/24時間の監視体制を継続 (Hamshahri紙)

 テヘラン州環境保護部隊司令官は、同部隊がチートギャル湖で様々なモニタリング調査を行っていることに言及し、チートギャル湖にワニが生息している可能性があるという話は流言であるとした。      【ハムシャフリー電子版】イスラーム共和国通信(IRNA)によると、テヘラン州環境保護部隊のファルハード・ザンディー司令官はこの問題について「先月、チートギャル湖でワニを見たとの報告があり、調査が行われた」と述べた。       彼は続けて、「当保護部隊の専門家と職員らが湖の様子を監視し、さらにカメラ映像を調 全文をよむ

2020-12-09 コロナ禍において養子縁組の申請が10%増加 (Hamshahri紙)

 テヘラン州社会福祉担当副知事は、「テヘラン州における過去6カ月の養子縁組の統計は、イランでの養子縁組の増加を物語っている」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信[ISNA]によると、テヘラン州のメフディー・ハーンケ社会福祉担当副知事はこう述べた。「新型コロナウイルスの蔓延と実施された制限にも関わらず、1399年[西暦2020年]前半6か月の養子縁組申請件数は、昨年の同時期と比べて10%増加している。」       彼は付け加えて以下のように述べた。「全般的に、養子縁組を申 全文をよむ

2020-12-02 銀行手続きに必要な外国人向け身分証明書が発表される (Hamshahri紙)

“国内の各銀行への通達で、銀行手続に必要な外国人向け身分証明書のリストが発表された。”      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、イラン中央銀行は通達の中で、内閣が承認した資金洗浄対策法補則第14条執行規則第21条附則第6項が定める業務を遂行するにあたり、有効な外国人向け身分証明書を決定する必要があることについて、関係機関の代表者によって構成される作業部会で決定された外国人の有効な身分証明書のリストを発表した。       必要な書類は以下の通りである:   全文をよむ

2020-11-29 小中高校において対面形式の試験はできるのか? (Hamshahri紙)

 教育省大臣モフセン・ハージーミールザーイーは以下のように述べた。「学生らの習熟度を判定する必要があり、小学校、中学校、高校において対面形式での試験を実施する予定だ。」       1学期期末試験まで残り1ヶ月弱となった。教育省大臣は昨日、上述のように語った。       彼がこの発表の中で強調した2つ目の点は、各第1学年の授業を学校で対面形式にて行うということである。       彼はこう述べた。「隔週での休みから脱するために、特に第1学年の生徒の保護者には対面形式での授業を推奨している。また 全文をよむ

2020-11-29 テヘラン市議会で可決 国防省付近の通り、殉教したファフリーザーデ氏の名に (Hamshahri紙)

 テヘラン市議会における賛成18票での可決により、テヘラン市第1区に位置するサナーイェ通りに、殉教者であるモフセン・ファフリーザーデ氏の名が冠された。      【ハムシャフリー電子版】ファフリーザーデ氏暗殺の翌日、テヘラン市議会の議会運営委員会委員ザフラ―・ネジャードバフラーム氏がテヘランの通りのひとつに彼の名を冠すことを提案していると発表した。通りの名を殉教者ファフリーザーデ通りに変更する最緊急条例案は、テヘラン市議会議員15名の署名とともに、市議会第251回会議の場で、本日1399年アーザ 全文をよむ

2020-11-21 国際男性デーに寄せて:1100万人の独身男性がイランに暮らしている イラン人男性のうち何人が主夫で、何人が無職なのか? (Hamshahri紙)

ある人口統計学者が言うには、2016年の国勢調査に基づくと、わが国の20歳以上の男性のうち約600万人が独身である。      ISNA(イラン学生通信)によれば、人口統計学者のシャフラー・カーゼミープール氏は、11月19日の国際男性デー[訳注:男性の健康やジェンダー平等について考える日として世界で広まりつつある]に際し、2016年のイラン国勢調査に言及して次のように発表した。「全男性人口の82%に当たる10歳以上の男性3350万人のうち、約63%すなわち2100万人の男性が妻帯者であり、約1% 全文をよむ

2020-11-20 イランにおける少子化に対する警鐘 再び60年生まれが関わるのか? (Hamshahri紙)

 ある統計学者が警鐘を鳴らしている。「イラン国内の年少人口は減少傾向にあり、現在子どもの2%は教育を受けられず、学校に通っている子どもの中でもその多くが十分な学習の機会を享受していません。」       ISNA(イラン学生通信)によると、統計学者のシャフラー・カーゼミープール氏は11月20日の「世界子どもの日」に際して次のように述べた。「イラン暦1395年[訳注:西暦2016年]の統計によると、0歳から4歳までが約700万人、5歳から10歳までが約640万人で、0歳から4歳までの人口の方が5歳 全文をよむ

2020-11-15 ファラーマク通りの名称変更 巨匠モハンマドレザー・シャジャリヤーン氏の名前に (Iran紙)

 テヘラン市議会文化社会委員会のホッジャト・ナザリー委員は、巨匠モハンマドレザー・シャジャリヤーン氏の名にちなんで通りを命名する市議会の決定が通達されたことを発表した。       ホッジャト・ナザリー氏は、ISNA[イラン学生通信]の取材に対し以下のように述べた。「市議会議員の数度にわたる審議と市民の要求を受けて、ついにテヘラン市長は巨匠モハンマドレザー・シャジャリヤーン氏にちなんだ道路の命名に関するテヘラン市議会のさきの決定を執行するよう通達した。近いうちに、以前市議会の決定でこのイランの音 全文をよむ

2020-11-15 イランのコロナに関する新しい統計 感染者数更新 重症者5600人 全国が赤と黄色 (Hamshahri紙)

 保健省報道官が過去24時間のイランにおけるCovid-19の感染者と死亡者の統計を発表した。      【ハムシャフリー紙電子版】(ISNA)保健省報道官スィーマーサーダート・ラーリー博士は以下のように述べた。「昨日から本日イラン暦1399年アーバーン月25日(西暦2020年11月15日)までで確定した診断基準により全国で1万2543人のCovid-19新規感染が確認され、そのうち2544人が入院した。」       また同報道官は、「Covid-19感染者の総計が全国で76万2068人に達し 全文をよむ

2020-11-12 イラン通信相「正規移民にはSIMカード取得の制限なし」 (Iran紙)

“イラン通信相は、有効な在留許可書を持っている移民に対してSIMカードを発行することに一切の制限はないと主張した。”       昨日、イラン映画で活躍するアフガン人俳優のフェレシュテ・ホセイニーが、彼女の母親がSIMカードの登録をできなかったことについて(自身のインスタグラムに)投稿した。       これに対してイラン情報・通信技術大臣のモハンマドジャヴァード・アーザーリー・ジャフロミー氏は、本日自身のインスタグラムに、「親愛なるアフガニスタン移民の一人が、この画像を彼女のインスタグラムに投 全文をよむ

2020-11-09 【写真】サフラン/収穫シーズンの始まりと季節労働者 (Hamshahri紙)

“多くの季節労働者は生計を立てるために、毎年仕事を心待ちにしている。補助金や支援物資を受け取ることができないアフガン移民はなおさら季節の仕事を待ち望んでいる。”      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、ラザヴィ・ホラーサーン州でのサフランの収穫シーズンが始まった。サフランの花の仕分け(サフランの花からスパイス等に使う赤い雌しべを抜き取る作業)は、羊毛の刈り取りやピスタチオの収穫と比べても、季節労働者にとってより収益性の高い作業だ。今年の仕分け作業の賃金は、サフランの 全文をよむ

2020-10-28 ケルマーンシャー州治安維持軍社会担当副司令官「狼により280頭の羊が死亡」 (Jam-e Jam紙)

 ケルマーンシャー州治安維持軍社会担当副司令官は、「ダーラーフー県で羊の群れが数匹の狼に襲われ、当該の家畜280頭が死亡した」と述べた。      【ジャーメジャム電子版】(事件部)ISNA[イラン学生通信]によると、モハンマドレザー・アームーイー大佐は次のように述べた。「ダーラーフー県で狼により羊の群れが襲われた件について報告を受けた後、当署の職員らが現場に臨場した。」       彼は続けた。「サルチョガー村の遊牧民の一人が放牧のために自分の羊をソルヘディーゼの高所に連れて行ったあと数匹の狼 全文をよむ

2020-10-20 イーゼ県で72頭の羊が死亡、原因は一体? (Hamshahri紙)

 イーゼ県中央郡長は、フーゼスターン州に位置するこの県で72頭の羊が死亡した理由について、中毒死であると発表した。      【ハムシャフリー電子版】IRNA[イスラーム共和国通信]によれば、イーゼ県中央郡のハサンゴリー・サブズアリーザーデ郡長はメフル月29日[西暦10月20日]火曜日、以下のように述べた。「昨日、ホラーイジャーン行政村地区ジェフジェフ村の72頭の羊が死亡した。獣医学の専門家たちは死因を中毒死と判断しているが、その原因は判明しておらず、発表されている原因は推測の域を出ない。獣医学 全文をよむ

2020-10-17 テヘラン州知事「今週末まで首都の新型コロナウイルスによる制限を延長」 (Jam-e Jam紙)

 首都の新型コロナウイルスによる制限を今週末まで延長することをテヘラン州知事が発表した。      【ジャーメジャム電子版】ISNA[イラン学生通信]によると、アヌーシーラヴァーン・モフセニー・バンドペイ知事は新型コロナウイルス感染状況悪化を受けて制限の延長について以下のように説明した。「先週通知したすべての制限はイラン暦[メフル月]27日(西暦10月18日)日曜日から今週末までテヘラン州において有効である。小中高や大学、その他の教育機関の授業の実施に関しては、非対面による学習とインターネットを 全文をよむ

2020-09-30 72名の教師と学生、新型コロナウイルス感染 (Hamshahri紙)

 スィースターン・バルーチェスターン州において、イラン暦6月(西暦8-9月)の半ば以降、72名の教師と学生が新型コロナウイルス感染症に感染した。      【ハムシャフリー電子版】ILNA [イラン労働通信]によると、ザーヘダーン医科大学保健担当副学長は以下のように述べた。「教師たちが新型コロナウイルス感染症に感染した時期が、学校の再開時期と重なっていたかどうか、はっきりと明確にすることはできない。州内では15人の学生も新型コロナウイルスに感染しており、今までに70以上の学校が衛生遵守の警告を受 全文をよむ

2020-09-25 特に多くのアフガニスタン国民が住むイラン5州 (Hamshahri紙)

“イラン統計センターの2016年のセンサスによると、アフガニスタン移民は主にテヘラン州、ラザヴィ・ホラーサーン州、エスファハーン州、ファールス州、ケルマーン州の5つの州に居住しており、これらの州の中には50万人以上のアフガニスタン国民を抱えている州もある。”      【ハムシャフリー電子版】タスニーム通信の報道によると、2016年に実施されたセンサスでは、イランに居住するアフガニスタン移民の人口は1,583,000人と発表された。しかし、公安担当内務副大臣は昨年、イラン国内に約300万人のアフ 全文をよむ

2020-09-11 教科書表紙からの女の子削除についての風刺画 (Hamshahri紙)

 1399年度(西暦2020/21年度)の小学校3年生の算数の教科書の表紙から女の子のイラストが削除されたことには、意見や批判、そして当然多くの反応が寄せられた。一部の風刺漫画家もイラストを描くことでこの件に関する自身の批判を芸術的手段で表明した。      【ハムシャフリー電子版】ISNA(イラン学生通信)によると、1398年度(西暦2019/20年度)と1399年度出版の小学校3年生の算数の教科書の比較画像から、女の子のイラストが教科書の表紙から削除されていることがわかるという。      全文をよむ

2020-09-06 ハーシュ産のピスタチオ、70%を収穫 (Hamshahri紙)

 スィースターン・バルーチェスターン州のハーシュ県にあるピスタチオ農園の70%以上にあたる2800ヘクタールの土地で、ピスタチオの収穫が行われた。      【ハムシャフリー電子版】 IRNA[イスラーム共和国通信]によると、ハーシュ県には3500ヘクタールのピスタチオ農園があり、8つのピスタチオ選果場において、収穫時期にある農園2800ヘクタールの土地で収穫作業が現在完了している状態である。ハーシュ県でピスタチオの生産は、生産、就業、家計を活気づける重要な要因の1つであり、水の消費削減において 全文をよむ

2020-08-22 アフガン大使「イラン国内のアフガン移民に対し身分登録が行われる」 (Iran紙)

“駐イラン・アフガニスタン大使はイラン国内のアフガニスタン移民に対して身分登録が行われることを発表し、「この問題の対策チームが既にイラン入りしており、移民の身分登録の実施と、身分証、IDカード、電子旅券の発行を行っている」と述べた。“       アフガニスタンのアブドゥルガフール・レワル駐イラン大使は土曜日[訳注:2020年8月22日]にケルマーン州知事と会談し、同国代表団が最近イランを訪問したことに触れ、「包括的な戦略文書と両国の間の経済、貿易、投資、移動に関する問題を対象とした多くの覚書が 全文をよむ

2020-08-19 故ソレイマーン司令官に追悼のナーンを捧げる若きナーン焼き職人 (Hamshahri紙)

 街の美しい光景を見ることは、人々を言い表せないような良い気分にさせる。      マルヤム・ガーセミー記者       テヘラン南の第17区にある、ヴァリーアスル地区で興味深い出来事に遭遇した。一軒のナーン屋[パン(ナーン)焼き窯のある店]が、殉教者ソレイマーニー司令官の追悼する自発的な住民運動で、貧しい家庭に無料でナーンを配るという慈悲深い行いを始めた。我々は、この善行とその祝福を記事にせんがために、このナーン屋を訪れた。数ヶ月前から、この神の意に叶う行いが始まり、ヴァリーアスル地区住民はこ 全文をよむ

2020-08-11 イラン人母をもつ子どもたちへの市民権付与はじまる (Hamshahri紙)

“イラン人の母親を持つ子どもたちに市民権を付与する手続きが、イラン全土とともにクルディスターン州でも始まっている。”       【ハムシャフリー電子版】イラン国営通信(IRNA)によると、クルディスターン州外国人市民・移民局のラーゲブ・オルファト局長は、イスラーム諮問評議会[イランの国会に相当]と内閣の承認に基づき、イラン人の母親をもつ子どもたちに市民権を付与するための手引きが通達されたと発表し、「通達された法律に基づき、登録手続きは、州の外国人市民・移民局で開始されている」と述べた。    全文をよむ

2020-08-10 ミーヌー・モフラズ博士 イランの新型コロナウイルス死亡者統計が操作されているとの主張への反応 政府は統計に手を加えているのか 本紙インタビュー (Hamshahri紙)

 政府による新型コロナウイルスの統計は操作されているとの主張に対し、同ウイルス国家対策本部委員が反応をみせた。      【ハムシャフリー電子版】(ラーレ・ガザーリー記者)モハンマドレザー・マフブーブファル博士のインタビュー記事がジャハーン・サンアト紙に掲載され、ネット上で反響を呼んでいる。マハブーブファル氏は、政府は新型コロナウイルスの感染者数及び死者数を改ざんしており、これは実際の統計の20分の1であると主張している。       新型コロナウイルス国家対策本部委員であるミーヌー・モフラズ博 全文をよむ

2020-08-06 イラン人母をもつ6000世帯の外国人家族を登録 (Hamshahri紙)

 イラン北東部のラザヴィー・ホラーサーン州で、イラン人の母親をもつ6000世帯の外国人の家族が身分証取得申請を行い、現在までにシステムに登録された。      【ハムシャフリー電子版】IRIB通信によると、ラザヴィー・ホラーサーン州外国人市民・移民局のモハンマド・タギーハーシェミー局長は、「州内のイラン人の母親を伴う6000世帯の家族は、マシュハドに7カ所設置された事務所を訪れ、15のフォームに記入をしたのち、彼らの書類は外国人市民・移民局に送られる」と述べた。       書類が本局から住民登 全文をよむ

2020-08-02 二度目の交通規制廃止後のテヘラン市民の驚くべき行動 メトロユーザーは増加したのか (Hamshahri紙)

 テヘランにおける新型コロナウイルスへの感染やそれに起因する死亡がピークに達するのと同時期に、新型コロナウイルス対策本部の職員の一部は、交通規制を廃止することで公共交通機関の利用が減少する結果、感染者の減少につながると強調したが、市民の行動は別の真実を物語っている。       本紙記者によると、大統領が出席したモルダード月9日(西暦2020年7月30日)木曜日の新型コロナウイルス対策本部委員長会議にて、テヘラン新型コロナウイルス対策州本部の提案が同ウイルス国家対策本部社会保障委員会により提出さ 全文をよむ

2020-07-29 イラン国内で外国人臓器移植が可能になる条件とは (Hamshahri紙)

-イラン保健省の移植管理・疾病治療センター長は、イランにおける外国人の臓器移植の状況について説明した。      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信[ISNA]によると、イラン保健・治療・医療教育省[訳注:以下保健省]のモハンマド・シャードヌーシュ移植管理・疾病治療センター長は、国内における外国人のための臓器移植の状況について、「イラン国内では外国人に対する臓器移植は違法である。例外としてドナーとレシピエントが家族関係にある特殊な事例があるが、この場合、関係国の大使館に問い合わせを行った後に 全文をよむ

2020-07-21 外国籍男性と結婚したイラン人女性の子どもに対する市民権付与、7月25日にケルマーン州で開始 同州市民局長 (Iran紙)

―イラン南東部ケルマーン州の外国人市民・移民局長は、外国籍男性と結婚したイラン人女性との間に生まれた子どもに対して市民権を付与する制度が、モルダード月4日土曜日[訳注:西暦7月25日]に開始されると発表した。       ケルマーン州外国人市民・移民局のアリー・シャフィーイー局長は、本日ティール月31日[西暦7月21日]、外国籍男性と結婚したイラン人女性との間に生まれた子どもに対して市民権を付与する法律を執行するための調整会議において、「本法律は承認され、行政手続きに則って国に通達された」と表明 全文をよむ

2020-07-18 科学研究技術省大臣「大学閉鎖の可否は学長の裁量に委ねられる」 (Jam-e Jam紙)

 科学研究技術省大臣は「高等教育機関の閉鎖は学長らの裁量に任され、国家新型コロナウイルス対策本部と保健省から大学を閉鎖または縮小する計画の発表があれば、大学は対面業務の停止または縮小について、その決定に従うことになる」と述べた。       国家新型コロナウイルス対策本部の発表に基づき、本日ティール月28日土曜日(西暦7月18日)から、役所は職員の3分の2で業務を続けなくてはならない。国内での新型コロナウイルス流行初期から大学の授業は休講になったが、高等教育機関における事務室の業務は依然として続 全文をよむ

2020-07-12 BRT路線新設の詳細 首都北東から北西へ高速輸送 (Hamshahri紙)

 テヘラン市営バス会社の最高経営責任者は、シャヒードヘンマトハイウェイのBRT新設の詳細について説明を行なった。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン市営バス会社のマフムード・タラッフォ最高経営責任者は、シャヒードヘンマトハイウェイのBRT新設について、「シャヒードヘンマトハイウェイなどの高速道路は首都の道路の中で最も混雑が激しい道路であるが、これまでそこを通る公共交通については考慮されず、高速道路は自家用車の通行のみ想定されてきたのが現状である。」と述べた。       彼は続けて、「こ 全文をよむ

2020-07-05 鶏魚販売業者連合会長「一部養鶏業者がブロイラーにアヘンを投与している」 (Jam-e Jam紙)

 鶏魚販売業者連合のマフディー・ユーセフハーニー会長は、「養鶏場でのアヘンの使用は、薬用のためだ」と述べた。       本紙の取材に対しユーセフハーニー会長は、ブロイラー(食肉用の鶏)の飼育業者が重量増加のためにアヘンを使用しているという最近の流言について、次のように述べた。「イラン獣医師会会長が、この話題についてアヘン投与を鶏の体重増加のためと主張していたというが、実際はそうではない。」       ユーセフハーニー氏は、「実際は、アヘン投与により鶏の便秘を引き起こし、その結果、腸内遺留物の 全文をよむ

2020-07-05 ティール月16日からモルダード月分の列車チケットの事前販売 列車内でのソーシャルディスタンスの実施 (Jam-e Jam紙)

 今年のモルダード月[イラン暦5月]1日[西暦7月22日]から31日[西暦8月21日]までの期間分の旅客列車チケットの事前販売が、オンライン及びチケット販売センターで、本年ティール月[イラン暦4月]16日[西暦7月6日]月曜日の朝から全国的に開始される。      【ジャーメジャム電子版】イラン・イスラーム共和国鉄道広報部によると、旅客列車チケットの事前販売は、オンライン及び全国の列車チケット正規販売センター窓口で、ティール月16日月曜日午前10時から開始される。       乗客の健康保護と新 全文をよむ

2020-07-05 バスとメトロにおけるマスク着用の厳格化 利用者が多い駅には警察が出動 (Hamshahri紙)

 テヘラン市交通運輸担当副市長は「本日7月5日日曜日より、公共交通機関におけるマスク着用の厳しい措置を強化する」と発表した。      【ハムシャフリー電子版】テヘラン市交通運輸担当副市長は次のような声明を発表した。「大統領とテヘラン市長が市内すべての同業組合、オフィス、公共交通機関におけるマスク着用の義務化を強調したことを受け、今日からテヘラン市は公共交通機関におけるマスク着用の厳格化をさらに徹底する。」       現在、マスクはテヘラン市内の127のメトロの駅とバスのターミナル及び停留所6 全文をよむ

2020-07-04 今年度大学入試延期のための国会の新案の詳細 (Hamshahri紙)

 国会教育委員会委員のアフマド・ナーデリー議員は、新型コロナの第二波の中での、大学入試共通試験志願者とその保護者の受験に関する懸念に対し、入試延期のための議会の新法案と、入試の実施方法への提案について発表した。       イラン学生通信(ISNA)によると、国会教育委員会委員であるナーデリー議員は、「数週間前より、新型コロナの第二波を考慮に入れた入試の実施に関して、受験生とその家族を含む多くの陳情が寄せられた。それらは健康に関する懸念だ」と述べた。       加えて、「教育委員会の委員らは、 全文をよむ

2020-06-28 テヘランのバーザールとショッピングモール、衛生規則が遵守されなければ再び閉鎖へ (Iran紙)

 テヘラン州知事は、シャヒード・ベヘシュティ―大、テヘラン大、イラン大[イラン医療科学大]の三大学から成る管理チームがアラジン・パサージュなどの大型ショッピングモールやバーザールで新型コロナウイルスに係る衛生規則遵守状況について実施した調査の結果が今週末までに明らかになる旨発表し、「衛生管理が徹底されていなければ、これらのショッピング施設は再び閉鎖される」と警告した。       アヌーシーラヴァーン・モフセニー・バンドペイ知事は日曜日、新型コロナ対策国家本部のビデオ会議の傍らで、以下のように述 全文をよむ

2020-06-27 セムナーン イランの「子どもにやさしいまち」のモデル都市に (Hamshahri紙)

 セムナーン市建築都市計画担当副市長は、内務省子どもにやさしいまち国内調整委員会の会議に続き、セムナーン市がこの分野でのモデル都市のひとつとして選ばれたと発表した。      【ハムシャフリー電子版】IRNA(イスラーム共和国通信)によると、マルヤム・モータメディー副市長はティール月(イラン暦4月)7日[西暦6月27日]土曜日、内務省子どもにやさしいまち国内調整委員会の会議に続き、イラン国内で子どもにやさしいまちづくり国際事業を実施するための内務省と国連国際児童緊急基金(ユニセフ)の共同協力の枠 全文をよむ

2020-06-25 テヘランの大気汚染、この一昼夜 テヘランの気温上昇 (Jam-e Jam紙)

 大気質指数は24時間で平均133となり、テヘランの大気は、大気汚染に敏感な人々[大気汚染の影響を受けやすい人たち。子供、老人、心疾患や喘息を持つ人たちなど]の健康に影響を及ぼす可能性がある汚染レベルにある。      【ジャーメジャム電子版】ファールス通信によると、大気質指数は目下87であり、テヘランの大気質は許容範囲である。また、過去24時間の大気質指数は平均133であり、テヘランの大気は、大気汚染に敏感な人々の健康に影響を及ぼす可能性がある汚染レベルにある。       テヘランの年初以降 全文をよむ

2020-06-15 ヤズド州での野犬保護キャンプの運用 (Hamshahri紙)

 ヤズド市廃棄物管理局のモハンマドレザー・ラヒームデル局長は以下のように述べた。「身寄りのない動物たちの保護キャンプが20日後、州で正式に運用される。」      【ハムシャフリー電子版】YJC通信によると、同氏は6月15日、こう説明した。「ヤズド州における身寄りのない動物たちの保護キャンプが人間・動物間での病気の感染を制御する目的および市内に安全な環境を用意するため20日以内に運用される。」       彼はつづけて「この土地面積5000平方メートルのキャンプを建設するため、295平方メートル 全文をよむ

2020-06-13 首都の大気、許容範囲内に (Jam-e Jam紙)

 テヘラン大気質管理公社(AQCC)の発表によると、過去24時間のオゾンの汚染指数は平均で92であり、首都の大気は許容範囲にある。      【ジャーメジャム電子版】ISNA(イラン学生通信)によると、本日(ホルダード月24日/西暦6月13日)の首都の大気の汚染指数は「浮遊粒子が2.5ミクロン未満」であり、目下平均は88と許容範囲である。       この報道によれば、大気質指数(AQI)は5つの基本的なグループに分類されており、この分類によると0から50の値はきれいな大気、51から100は許容 全文をよむ

2020-06-13 イーラーンシャフルのバーザール再開 (Hamshahri紙)

 スィースターン・バルーチェスターン州副知事兼イーラーンシャフル特別県知事アブーザル・コウサリー氏は「新型コロナウイルス感染拡大防止の目的で、10日間閉鎖していたこの県のバーザールをイラン暦3月(西暦5-6月)24日土曜日に衛生規定遵守の下で再開した」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】IRNA[イスラーム共和国通信]によると、コウサリー県知事は以下のように付け加えた。「市内の組合や企業がもし先週衛生規定をすべて遵守していて、イーラーンシャフル医科大学も新型コロナウイルス感染拡大状況が 全文をよむ

2020-06-11 スィースターン・バルーチェスターン州におけるサバクトビバッタとの戦いは約17万3000ヘクタールに (Hamshahri紙)

 スィースターン・バルーチェスターン州農業ジハード局のゴラームヘイダル・ゾウラキー局長は「昨年のアーバーン月5日(西暦2019年10月27日)から現在まで、この州の草地17万2954ヘクタールでサバクトビバッタに対して殺虫剤を散布した」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】IRNA(イスラーム共和国通信)によると、ゴラームヘイダル・ゾウラキー局長は、ホルダード月22日木曜日(西暦2020年6月11日木曜日)に、「スィースターン・バルーチェスターン州の草原区域のうち7万4119ヘクタールで 全文をよむ

2020-06-07 留学生はいつイランに戻れるのか? (Hamshahri紙)

 大学学務機構非イラン人学務局のアブドルハミード・アリーザーデ局長は、「留学生はシャフリーヴァル月(西暦8月23日~9月22日)の後半からイランに戻ることが許可されており、これについて必要な通達もなされた」と発表した。      【ハムシャフリー電子版】メフル通信によると、アブドルハミード・アリーザーデ局長は、「留学生が学習を続けるため、状況が正常化すればシャフリーヴァル月後半から自身の大学へ戻れるよう、大学と必要な調整が行われ、必要な通達も送られた」と述べた。       アリーザーデ局長は付 全文をよむ

2020-06-02 国家道路管理センターオペレーション室長が発表 テヘラン-イラン北部高速道路とキャンドヴァーンで渋滞 安全面の問題により6本の道路通行止め (Jam-e Jam紙)

「現在、チャールース街道の北に向かう車線、さらに18号トンネル部分からチャールース街道の入り口までのテヘラン-イラン北部高速道路が渋滞している」と国家道路管理センターオペレーション室長イーマーン・メフラービーニヤー氏は発表した。      【ジャーメジャム電子版】イーマーン・メフラービーニヤー氏はファールス通信とのインタビューで、最新の道路交通状況について以下のように発表した。「映像監視カメラとオンライン交通計測システムによると、現在連絡道路の大部分は開通しており、道路状況は正常である。」   全文をよむ

2020-06-01 テヘラン州各県の高校と高等技術専門学校のモデル校の入試日程発表 (Hamshahri紙)

 教育省テヘラン州総局モハンマド・セイドロウ局長は、「テヘラン州各県の公立高校と高等技術専門学校のモデル校の入学試験は、イラン暦1399年4月20日(西暦2020年7月10日)に行う」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】メフル通信によると、モハンマド・セイドロウ局長はイラン暦1399年~1400年(2020年~2021年)学年度テヘラン州公立モデル校第10学年[高校または高等技術専門学校1学年/小学校1年生から数えた学年]入試委員会の会議でこう述べた。「この入試の出願は、イラン暦139 全文をよむ

2020-05-22 空港周辺の悪臭問題、司法当局に送検 (Hamshahri紙)

 テヘラン州管理計画機構長官は、エマーム・ホメイニー空港周辺の悪臭問題を司法当局に送検したことを報告した。      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、エマーム・ホメイニー空港周辺の悪臭の調査と除去に向けた特別会議が、テヘラン州管理計画機構のネーマトッラー・トルキー長官を議長として、農業ジハード省、環境庁及び関係諸機関の代表者や幹部らが出席して開催された。       この会議では、エマーム・ホメイニー国際空港の周辺数十キロの範囲で動物性の肥料や廃棄物の製造産出において 全文をよむ

2020-05-21 イランで新たに2392人が新型コロナウイルス検査で陽性に、66人の患者が死亡 (Jam-e Jam紙)

 保健省の報道官は、最新の国内新型コロナウイルス感染症の患者数を発表した。       本紙によれば、保健省のジャハーンプール報道官は、「昨日から本日1399年3月1日[西暦2020年5月21日]までに、感染判断基準に基づき国内で新たに2392人の新型コロナウイルス感染者が確認された」と述べた。       新規感染者の中で、351人が入院、2041人は入院の必要がなく、一部は感染者と接触していたことが確認された。国内の新型コロナウイルス感染者は、延べ12万9321人に達した。       同氏 全文をよむ

2020-05-17 1399年度大学入学統一試験の再登録が始まる 志願者情報の編集が可能に (Hamshahri紙)

 99年度[西暦2020年度]統一試験の受験登録延長期間が今日、オルディーベヘシュト月28日(月)[西暦5/17]から始まり、3日間継続される。      【ハムシャフリー電子版】ILNA[*イラン労働通信]によると、イラン教育評価機構が公表した99年度全国統一試験がモルダード月[イラン暦5月]30、31日[*西暦8/20、21]に変更されたという事実を考慮し、昼間制、夜間制、半日制、通信制、大学独立運営校舎(パルディーセ・ホドギャルダーン)群[*多額の学費支払いを伴う国立大学の分校。なお国立大 全文をよむ

2020-05-10 90%の乗客がマスクを着用 地下鉄の駅でマスク販売所が増加 (Iran紙)

 テヘラン広域メトロ運営会社のファルヌーシュ・ノウバフト取締役副会長兼CEOは、「地下鉄の監視カメラを使って乗客を観察したところ90%以上の乗客がマスクを着用している」と述べた。       ファルヌーシュ・ノウバフト氏は、「大都市公共交通機関内マスク着用義務化」の計画が実施されてから9日後、テヘラン・メトロの100か所の駅で認定価格でのマスクの売店が設けられた、と述べた。       彼は、マスク売店設置計画は産業鉱山貿易商によって実施され、テヘラン・メトロ運行会社がこれに関して行う唯一の措置 全文をよむ

2020-05-10 学校再開時期が発表 生徒の出席は義務なのか (Hamshahri紙)

 モフセン・ハージー・ミールーザーイー教育相は、来週、オルディーベヘシュト月27日(西暦2020年5月16日)から学校を限定的に再開すると発表した。      【ハムシャフリー電子版】イラン・イスラーム共和国ニュースネットワーク[IRINN:IRIBのニュースチャンネル]によると、教育相は国家新型コロナウイルス対策本部のテレビ会議において、5月16日からの学校の限定的再開を発表し、「生徒の出席は強制ではなく、困っていることの解決と教師への質問のためにのみ登校することが可能だ」と述べた。      全文をよむ

2020-05-03 3つの統一大学入学試験の実施時期を変更 (Jam-e Jam紙)

 イラン教育評価機構報道官は、1399年[西暦2020/21年]度の3つの統一大学入学試験の実施時期を変更すると伝えた。      【ジャーメ・ジャム電子版】ファーテメ・ザッリーン・アーミーズィー報道官は日曜日、IRNA[イスラーム共和国通信]の取材に対し、1399年度統一大学入学試験志願者の健康面での安全確保を図るため、昨日、保健省、科学技術研究省、及び教育省の担当者が出席した会議が開かれた、と述べた。       同氏は加えて以下のように述べた。「今年度の統一大学入学試験の実施時期を変更する 全文をよむ

2020-05-03 教育大臣「学年末試験の20%を選択問題に」 (Jam-e Jam紙)

 教育大臣は学年末試験の20%を選択問題にすると発表した。      【ジャーメ・ジャム電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、モフセン・ハージ―・ミールザーイー教育大臣は記者団に対し、以下のように述べた。「休校前に対面授業で授業内容の80%を終えた。そのため点数の80%はこの内容からだ。」       大臣は加えて、「残り20%の授業は非対面式で行われる予定だったが、全ての生徒がこの授業を受けられたかは不確かである。従って、20%は選択制の試験が計画されている。」と述べた。       ハ 全文をよむ

2020-05-02 新型コロナ第二波・第三波の確実な発生―懸念はきわめて深刻/最新のCOVID-19ワクチン製造状況 (Hamshahri紙)

 食品医薬品庁長官のモハンマドレザー・シャーネサーズ博士は、世界における新型コロナウイルスに対するワクチン製造状況に言及し、このように述べた。「秋、すなわちメフル月[イラン暦7月;西暦9/22~10/21]、アーバーン月[イラン暦8月;西暦10/22~11/21]、アーザル月[イラン暦9月;西暦11/21~12/20]に関して我々の懸念はきわめて深刻である。この時期には新型コロナウイルスの次の波が押し寄せる可能性があるからだ。」      【ハムシャフリー紙電子版】イラン学生通信(ISNA)によ 全文をよむ

2020-04-26 新型コロナウイルス回復者は断食をするべきか? (Iran紙)

 保健省社会栄養改善課のザフラ―・アブドッラーヒー課長は以下のように述べた。「正しい栄養摂取の原則が守られるのであれば、新型コロナウイルス感染拡大の状況下でも断食することに問題はなく、栄養を正しく摂取することは新型コロナウイルス感染予防のための身体免疫システムを助けることになる。」       イスラーム共和国通信(国営イラン通信/IRNA)によると、同氏は記者会見でこう続けた。「健康で、新型コロナウイルスに感染していない人々は、現在の状況下でも断食をすることができる。ただし、自身の栄養摂取を守 全文をよむ

2020-04-23 コロナ禍におけるラマダーン月の断食について、アーヤトッラー・サーフィー・ゴルパーイガーニーの見解 (Iran紙)

 マルジャエ・タクリード〔※十二イマーム派におけるイスラーム法学の最高有識者〕の一人であるアーヤトッラー・ロトフォッラー・サーフィー・ゴルパーイガーニーは、ある信徒の宗教的疑問に答えて、新型コロナウイルス蔓延下における断食の戒律について自身の見解を述べた。       信徒の質問:断食はコロナ感染の原因とならないという、医学会の声明に謹んで注目すると、現状で聖なるラマダーン月の断食は義務にあたりますか?       アーヤトッラー・サーフィー・ゴルパーイガーニーはこの問いに答えて述べた。「概して 全文をよむ

2020-04-23 アーヤトッラー・スィースターニー師が今週土曜日を聖なるラマダーン月の初日と発表 (Iran紙)

 シーア派の最高権威アーヤトッラー・スィースターニー師が今週土曜日を聖なるラマダーン月の初日と発表した。       アーヤトッラー・スィースターニー師の事務所が発表した声明は以下のとおりである。「今日(西暦2020年4月23日木曜日)の日没後は、イラクやその周辺地域においてラマダーン月の[始まりの基準とされる]新月が観測されなかった。これに基づいて明日(金曜日)がシャアバーン月(イスラーム太陰暦第8月)の最終日となり、土曜日がラマダーン月の初日となるだろう。この[ラマダーン]月を全てのイスラー 全文をよむ

2020-04-21 イーラジ・ハリールチー保健次官がマーザンダラーンの新型コロナウイルス感染者数増加に警告 (Hamshahri紙)

 マーザンダラーン:イーラジ・ハリールチー[日本での一般的表記はハリルチ]保健次官はこう述べた。「マーザンダラーンでは最近の新型コロナウイルス感染者数は、イラン暦12月(エスファンド月)[西暦2月20日から3月19日]と比べると減少しているが、それでもなお私は警告している。イラン暦1月(ファルヴァルディーン月)[西暦3月20日から4月19日] 最後の週と比較すればわずかながら増えている。私はこのことをはっきりと警告する。」      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、ハ 全文をよむ

2020-04-20 イスラーム自由大学の学生の学年継続に関する詳細 再開の時期と対面授業 研究計画書および論文に関する口頭試験の方法(5) (Hamshahri紙)

ー(4)の続きー      ○大学院生による修士論文および論文に関係する研究のための実験室、実習室、研究用農地の利用について    この通達の規定によれば、大学院生による研究目的での実験室、実習室、研究用農地の使用については、2020年4月12日付けの通達に従う。      ○イスラーム自由大学専修博士課程学生の博士論文口頭試験に関する詳細    新型コロナウイルス感染拡大およびわが国の異常事態の継続を考慮し、2020年2月26日から2020年―2021年度の1学期まで、専修課程博士論文の口頭試 全文をよむ

2020-04-20 イスラーム自由大学の学生の学年継続に関する詳細 再開の時期と対面授業 研究計画書および論文に関する口頭試験の方法(4) (Hamshahri紙)

ー(3)の続きー      ○非医学分野学生の教育業務    この通達では以下のように述べられている。2020年4月4日よりすべての学生が授業にオンラインで参加することが授業実施上の規則となり、科学研究技術省の通達と国家新型コロナウイルス対策本部による承認事項に従って、理論講義と理論・実技科目の理論分野の科目など、2019年―2020年度の二学期全期間のあいだ、オンラインで、また情報技術センター及び大学の学務システムを用いて行われる。大学本部と分校が例えば教育科目の授業をオンライン(ハードウェア 全文をよむ

2020-04-20 イスラーム自由大学の学生の学年継続に関する詳細 再開の時期と対面授業 研究計画書および論文に関する口頭試験の方法(3) (Hamshahri紙)

ー(2)の続きー      ○医療分野における教育及び研究業務    この通達は以下のことを強調している。国家新型コロナウイルス対策本部による承認事項および保健省教育担当次官らの文書に従って、大学はこれまでと同様の授業をオンラインによって実施しなければならず、また大学院の学生(PhDと修士課程)に関しては、4月18日以降、大学院の研究科による立案と準備、またすべての衛生に関する規定を守ることを条件に、大学構内で自身の研究を続けることができる。       助手、研修生とそのほかの短期研修中の学生 全文をよむ

2020-04-20 イスラーム自由大学の学生の学年継続に関する詳細 再開の時期と対面授業 研究計画書および論文に関する口頭試験の方法(2) (Hamshahri紙)

ー(1)の続きー       この通達では以下のように述べられている。職員はできる限り通勤に自家用車を使用し、交通機関を使用しなければならない際は、公共交通機関の消毒に関するガイドラインを守り、他者との距離を保ち、接触面の消毒をすることで個人の衛生を守り、車内を適切に換気し、乗車率が最大でも50%となるよう、また乗車している人たち同士の距離が最短でも1mとなるようにする必要がある。       職員の勤務状況を記録するためには(可能であれば)顔認証システムか、カードによる認証システムが使われるこ 全文をよむ

2020-04-20 イスラーム自由大学の学生の学年継続に関する詳細 再開の時期と対面授業 研究計画書および論文に関する口頭試験の方法(1) (Hamshahri紙)

 イスラーム自由大学学長は「新型コロナウイルス対策としてのスマートディスタンス計画ガイドライン」との通達を各州のイスラーム自由大学学長および特別分校に送った。       モハンマド・メフディー・テフラーンチー教授はこの通達の中で以下のように述べた。「ソーシャルディスタンス計画実施の継続と、国家新型コロナウイルス対策本部に承認されたスマートディスタンス計画の開始を考慮して必要な措置が発表された。」      ○管理業務及び支援    この通達の一節によると、2020年4月20日(月)から国家新型 全文をよむ

2020-04-20 ゴレスターン州でSIMカードの対面登録が禁止に (Hamshahri紙)

通信情報技術省ゴレスターン州統括事務局局長モハンマド・アフマディー氏は、行政サービス窓口における対面でのSIMカードの登録の禁止を発表した。      【ハムシャフリー電子版】通信情報技術省ゴレスターン州統括事務局広報によると、同氏は以下のように述べた。「100万(リヤール)の貸付金の給付のため、世帯主名義でのSIMカード登録に基づき国民ナンバーを送付するとの発表と同時に、行政サービス窓口には問い合わせが殺到し、長蛇の列ができた。」       また、人の密集を避け、新型コロナウイルス感染拡大防 全文をよむ

2020-04-19 経済活動の再開に伴うアーケード商店街と巨大ショッピングモールの状況/テヘランの大バーザールは再開されるのか? (Hamshahri紙)

 大テヘラン圏のナーデル・モラーディ―公安警察公安管理担当副長官は、新型コロナウイルスの流行により停止されていた経済活動の再開に伴いアーケード商店街とテヘランのバーザールの営業について説明した。      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、公共の場の監督を担当する大テヘラン圏公安警察副長官ナーデル・モラーディ大佐は、テヘランにおいて感染拡大のリスクが少ない業界について語った。「以前から発表されていたように、テヘランで感染拡大のリスクが少ない業界が活動をする条件は、保健省 全文をよむ

2020-04-18 新型コロナウイルス蔓延下でのラマダーン月の断食に関する革命最高指導者の法学裁定 (Hamshahri紙)

 イスラーム革命最高指導者[ハーメネイ―師]は、新型コロナウイルスの感染が拡大する状況下でのラマダーン月の断食の法学裁定に関する質問にお答えになった。      【ハムシャフリ―電子版】最高指導者事務所広報サイトは、「新型コロナウイルス蔓延下での神聖なラマダーン月の断食の法学裁定」という題目で以下の通り掲載している。      Q.新型コロナウイルス感染症の流行が明らかになっている現状の中、ラマダーン月に断食をすることに関してどのような法学裁定があるでしょうか。      A. 神への義務として 全文をよむ

2020-04-18 西アーザルバーイジャーン州の気温が上昇 (Hamshahri紙)

 気象庁西アーザルバーイジャーン州気象台の気象予報専門家は「西アーザルバーイジャーン州の気温が上昇する」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、気象庁西アーザルバーイジャーン州気象台の気象予報専門家ヤーセル・エシュタード氏は、記者会見で「気温の面では、今日イラン暦1399年ファルヴァルディーン月30日(西暦2020年4月18日)から、イラン暦オールディーベヘシュト月の第一週の終わり(西暦2020年4月24日)まで、州全域で例年に比べ最大5度の気温の上昇が 全文をよむ

2020-04-16 首都コロナ対策本部長ザーリー博士が警告「コロナがテヘランで再び人命を奪っている」 (Iran紙)

 2カ月近くに及ぶコロナウイルスとの闘いのあとで、最終的に保健省担当者らが過去数日の間に発表したことには、この病気による死者数の統計は2種類に分けられ、COVID-19感染症関連の死者数は減少している。保健省の統計によると、昨日の全国の死亡件数は同日水曜日正午までで94件に達し、テヘランがその3分の1を占めているといわれる旨をイラン紙は報じた。       テヘラン・コロナ対策本部長であるアリーレザー・ザーリー博士は、「コロナがテヘランで再び人命を奪っている。衛生事項の順守を怠れば、1カ月後の感 全文をよむ

2020-04-14 新型コロナウイルスの脅威が未だ収まらない中、通りには徐々に賑わいが|経済活動の再開は社会的距離戦略の終わりを意味するものではない (Hamshahri紙)

賢明なる社会的距離戦略の枠組みの中で諸々の制限が撤廃され、リスクの低い仕事が再開されたことによって、市民が新型コロナウイルスを軽視してしまい、大通りや銀行、大型商業施設、さらに営業許可を受けた専門店街が再び混雑してしまうのではないかという懸念が生じている。一部の州では、このことが原因で感染者数が増えている。      【ハムシャフリー電子版】IRAN紙によると、イーラーム医科大学のモハンマド・キャリーミヤーン学長はイーラーム州の現状と感染者数増加の危険性に言及した上で、同州の新型コロナウイルス感 全文をよむ

2020-04-13 北ホラーサーン州の村民に保健衛生用品セットを配布 (Hamshahri紙)

北ホラーサーン州の革命防衛隊ジャヴァードルアエンメ旅団(第18旅団)は「新型コロナウイルス感染予防のため120万個の保健衛生用品セットを3月22日から4月12日[イラン暦1月(ファルヴァルディーン月)3日から24日]までの間に配布した」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】イスラーム共和国通信(IRNA)によると、アボルガーセム・チャマン司令官はマーネ・セメルガーン県での保健衛生用品の配布を視察した折に「保健衛生用品セットの配布は本日4月13日月曜日[イラン暦1月(ファルヴァルディーン月 全文をよむ

2020-04-04 テヘランのバス運転手18人が新型コロナウイルスの検査で陽性 (Hamshahri紙)

テヘラン市バス運行会社最高経営責任者は、同社のバスの消毒作業は以前より進み、使用されている消毒液は従来よりも品質が良く効果も大きいと発表し、「当社のバス全車両の消毒作業は、今後も徹底的に継続される。」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】マフムード・タラッフォ最高経営責任者は全職員、とりわけバスの運転手の健康の維持に留意することは、同社のバス運行サービス全体における根本的優先事項の一つであると強調した上で、「安全・衛生対策の実施にもかかわらず、残念ながら、新型コロナウイルスの検査で職員の 全文をよむ

2020-04-04 大テヘラン圏交通警察長官が発表「大気汚染緩和計画は今週実施せず」 (Jam-e Jam紙)

大テヘラン圏交通警察長官は「新型コロナウイルスの感染拡大を防止し、テヘラン市民が必要とする交通を容易にするため、今週は首都大気汚染緩和計画を実施しない」と述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】YJC通信によると、モハンマドレザー・メフマーンダール司令官(交通警察長官)は、ファルヴァルディーン月16日(西暦2020年4月4日)でノウルーズ休暇が終わり、新型コロナウイルス対策本部の発表に基づき、同ウイルス感染症をめぐる状況とこれについての議論がファルヴァルディーン月20日(西暦2020年4月 全文をよむ

2020-04-01 17日間で交通量が57%減少/3万台の自動車が未だ旅先から戻らず (Jam-e Jam紙)

イラン・イスラーム共和国治安部隊交通警察道路管理センター長官は、過去17日間で交通量が57%減少しているとした上で、「残念ながら、3万台の自動車がまだもとの居住地に戻っていない」と述べた。         ファールス通信によると、イラン・イスラーム共和国治安部隊交通警察道路管理センター長官のナーデル・ラフマーニー大佐は、テレビでの会見で、「今日、特に公園や庭園周辺で、より厳格な交通規制を行う予定だ」と述べた。      長官は、「この厳格な規則を無視し、取締り担当者や警察の勧告を無視する者は、規 全文をよむ

2020-03-30 葬儀に出席していた一家全員が新型コロナウイルスに感染 (Hamshahri紙)

ブーシェフル州の新型コロナウイルス対策本部書記官は、「ダシュテスターン県のある村で行われた葬儀に出席したことで、父母も新型コロナウイルスへの感染により亡くなっていたある一家5人が、新型コロナウイルスに感染した」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信によると、このことに関して、サイード・ケシュミーリー博士(前出の書記官)は、「新型コロナウイルス感染者リストに新たな感染者が加わり、ブーシェフル州の感染者数は合計93人になった」と語った。       ブーシェフル医科大学長は、C 全文をよむ

2020-03-29 イラン製新型コロナウィルス治療薬について―保健省報道官談話 (Hamshahri紙)

キヤーヌーシュ・ジャハーンプール保健省報道官は、イランによる新型コロ ナウイルス治療薬の第一回治験に関して「これは実際のところ、間葉系幹細胞 を用いた治療法である」と述べた。   ミーザーン通信によると、保健省のキヤーヌーシュ・ジャハーンプール報道 官は、この治療薬について、「実際のところ、この治療法は間葉系幹細胞を用い たものである」と述べた。   報道官は、当該治療薬は治験で効果が示されたのか否かという質問に対し、 「この治療法に関しては、一部の結果しか報告されていない。まだ完成されて おら 全文をよむ

2020-03-28 大人数が出席する軍司令官の葬儀への批判/アフヴァーズでのパレードにはどのような説明があったか/政府は「点滴の注入」を決定 (Hamshahri紙)

イラン・イスラーム評議会[国会]の希望派[注釈:イランの院内会派の一つ]議員は、不要不急の旅行や集会の禁止に関する決定を政府が断固として行なうことを望んでいると強調した。       ISNA通信によると、シャハーブッディーン・ビーメグダール氏は、国民が医師の助言に従うことと自宅に留まることの必要性を指摘した上で、「統計によると、約60%の国民がノールーズ(注釈:イランの新年のこと)に旅行へ出かけることを自制したが、残念ながら残りの40%は旅行へ出かけ、一部には新型コロナウイルスに感染してしまっ 全文をよむ

2020-03-27 テヘラン州への出入りの道路を封鎖 (Jam-e Jam紙)

テヘラン州東部道路警察長官は、州民を除いていかなる者もテヘラン州に入ることを許可しないとした上で、同州に通じる全ての道路の封鎖を告知した。      【ジャーメ・ジャム電子版】スィヤーヴァッシュ・モヘッビー長官は、メフル通信に対し、テヘラン州に通じる全ての道路を封鎖することを告げ、「テヘラン州内にいる人々は州外への移動を認められず、同様に州外から州内に入ることも認められない」と述べた。      モヘッビー長官は、テヘラン州に居住している州民のみが州内に入ることを許可されると強調した上で、「テヘ 全文をよむ

2020-03-23 テヘラン州の旅行者たちの驚くべき統計 新型コロナウイルス感染症の症状により州外への移動が認められず (Hamshahri紙)

テヘラン州副知事は、「イラン暦1398年エスファンド月29日(西暦:2020年3月19日)から現在までに100万人以上の旅行者に検温が実施された。そのうち2700人程に新型コロナウイルス感染症の初期症状がみられ、彼らの州外への移動は妨げられた」と述べた。    イラン労働通信によると、テヘラン州から州外への移動の最新の統計に関して、モハンマド・タギーザーデ副知事は「スクリーニング計画を開始したエスファンド月29日(西暦:同上)から現在まで、テヘラン州から州外に出ようとした自動車が50万7000台 全文をよむ

2020-03-20 イラン国内の新型コロナ感染者1万9644人に、死者は1433人(1) (Iran紙)

イランの保健副大臣は、現在までに国内では19,644人の新型コロナウイルスへの感染が確認されており、1,433人がこのウイルスによって死亡し、6,745人が回復していると発表した。      保健副大臣のアリーレザー・ライースィー氏は金曜日[訳注:西暦2020年3月20日]に、イラン国内における新型コロナウイルスへの感染者とそれによる死者の最新の統計について、「研究所の調査によると、昨日の正午から本日までに、新たに1,237人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、国内のこのウイルスへの感染者は 全文をよむ

2020-03-14 フーゼスターンでコロナウイルスの新たな感染者が3倍に増加 (Hamshahri紙)

アフヴァーズジュンディーシャープール医療科学大学の広報担当者は、フーゼスターンで[新型]コロナウイルス感染者が増加傾向にあることを指摘した上で、同州においてこの24時間で当該ウイルスへの新しい感染者は48人に上ったと述べた。    当該大学広報の発表に基づくIRNA通信の報道によると、アリー・エフサーンプール博士は、「州内の各県では、この24時間で、アフヴァーズ県で11人、アーバーダーン県で8人、デズフール県で7人、シャードガーン県で5人、ホッラムシャフル県で7人、ラームホルムズ県で4人、マーフ 全文をよむ

2020-03-02 公益判別評議会のメンバー1人が新型コロナ感染で死亡/同氏の母も (Hamshahri紙)

イラン公益判別評議会のメンバー1人が、新型コロナウイルスへの感染によって、テヘランのマスィーへ・ダーネシュヴァリー病院で1時間前に死亡した。      イスラーム共和国通信(国営イラン通信、IRNA)によると、セイエド・モハンマド・ミールモハンマディー氏は、新型コロナウイルスに感染し、ここ数日間マスィーヘ・ダーネシュヴァリー病院に入院していたが、本日午前、72歳で死亡した。      ミールモハンマディー氏はコムの選挙区から出馬し、第6期、及び第7期イスラーム評議会議員を務め、1396年モルダー 全文をよむ

2020-02-29 ライースィー師、刑務所内での新型コロナ蔓延阻止を指示 (Iran紙)

イランの司法府長官セイエド・エブラーヒーム・ライースィー師は、全国の司法当局への通達の中で、刑務所内での新型コロナウイルス蔓延を食い止めるよう指示した。      今回の通達におけるライースィー師の指示は、以下の通りである。      1. 刑務所に収監する人の数を削減するため、必要不可欠な場合を除いて、拘留につながる決定を下すことを避ける。      2. 法令・規則に従い、司法的決定において、刑事訴訟法とイスラーム刑法に記載された、慈悲深い措置を適用すること。これには、司法的に可能な範囲内で 全文をよむ

2020-02-27 2万個の新型コロナ検査キット、28日に中国からイランへ (Iran紙)

イラン外務省の報道官は、「中国政府と中国赤十字の篤志な支援の第一便として、およそ2万の新型コロナウイルス検査キットとその他の必需品の一部が、明日[訳注:28日]、マーハーン航空機の特別便によって、わが国に届けられる」と述べた。      セイエド・アッバース・ムーサヴィー外務省報道官は、新型コロナウイルス対策のため奮闘しているわが国の衛生・治療部門の取り組みを支援するため、外務省によって既に実施された方策を説明し、「我が国における新型コロナウイルスの広がりが確認された直後から、外務省も新型コロナ 全文をよむ

2019-12-22 週末までテヘラン州の全ての学校が休みに/テヘランの学校はさらに3日間休みに/大学に関する最新の決定 (Hamshahri紙)

ダマーヴァンド県とフィールーズクー県の学校を除くテヘラン州の学校の全課程が今週末まで休みになった。      テヘラン州知事のアヌーシーラヴァーン・モフセニー・バンドペイ氏は、テヘラン市とテヘラン州の複数の県で大気汚染が続いていることを受けてテヘラン大気汚染緊急委員会会議が設置されたことに言及し、「テヘラン大気汚染緊急委員会による本日の承認に基づき、フィールーズクー県とダマーヴァンド県の学校を除くテヘラン州の全校の学校教育課程は今週末まで休みとなった」と述べた。      テヘラン州知事は、「同 全文をよむ

2019-12-14 テヘラン市内の学校が明日閉鎖される|車のナンバーによる交通規制の実施|月曜日も学校は休みになるだろうか? (Hamshahri紙)

テヘラン副知事は2019年12月15日土曜日[イラン歴1398年9月(アーザル月)24日日曜日]にフィールーズクーフとダマーヴァンドの二市を除くすべての学校を閉鎖すると報告した。      ISNA通信(イラン学生通信)によると、モハンマド・タギーザーデはテヘラン知事が議長となり開かれた大気汚染緊急委員会の会議で汚染物質の蓄積と空気中の微小粒子状物質に言及して述べた。「テヘラン州のすべての学校は午前組と午後組の両方【訳注:イランでは大学以外男女別教育のため、午前組・午後組に分けられている学校が多 全文をよむ

2019-12-12 ブーシェフル州、女性管理職任命数でイラン全州の一位に (Hamshahri紙)

ブーシェフル州政府政務・治安責任者マジード・ホルシーディー氏は次のように述べた。「人事評価に基づいて任命された管理職に対する女性管理職の数は、当州が一位である。」      IRNA通信(イスラーム共和国通信)によると、は、タンゲスターン郡【訳注:ブーシェフル州の郡】の区長・村長、郡長女性家庭業務顧問の女性管理職能力開発・能力向上セミナーにおいて述べた。「女性の管理職への任命は極めて慎重に行われるべきだ。なぜなら、任命された女性は自身の義務を効率的に果たさねばならないだけでなく、さらに他の女性た 全文をよむ

2019-12-05 異臭元は首都郊外/テヘラン南部27地点で異臭が確認される (Hamshahri紙)

テヘラン州生活環境局管理課責任者モハンマド・ラステガーリー氏は、テヘランの異臭元は郊外であると言い、この点について説明した。      ISNA通信(イラン学生)によると、テヘラン州生活環境局管理課責任者ラステガーリー氏はテヘランの異臭の原因について述べた。「テヘランの異臭はテヘラン市南部からの風とともに感知され、すぐにテヘラン州知事は緊急の調査が行われるよう命じた。」      レスターガーリー氏は加えて述べた。「専門家チームによってテヘランの西部から東部に至るまで行われた調査と測定において、 全文をよむ

2019-12-01 テヘランの動乱の犠牲者と抗議の犠牲者は別物 (Hamshahri紙)

 テヘランのイスラム革命防衛隊、預言者ムハンマド部隊Sepāh-e Muḥammad Rasūl allāh (Ṣ)司令官モハンマドレザー・ヤズディー准将は、逮捕された人間の一部は富裕層であった述べ、「市民生活に関する要求は、無視できない正当なものである」と強調した。       イラン国営通信によると、同司令官は本日開催されたテヘラン市議会に出席し、最近の[訳注:ガソリン値上げに対する]抗議運動と「殺された人々全員が暴徒ではなかった」との大統領顧問による表明への反応について、次のように述べた。 全文をよむ

2019-11-30 シリアへの渡航登録の開始/本月より派遣開始/旅費について (Hamshahri紙)

シリアへの渡航が数年間の停止期間を経て再開され、希望者たちは巡礼参詣庁の事務所を通して名前を登録することで、イラン暦9月(西暦11~12月)に参詣というこの精神的な旅の栄光に浴することができる。      ファールス通信によると、シリアでの治安安定に伴い、同国への参詣訪問は巡礼参詣庁により企画され、数年間の停止期間を経て再開されることになった。この参詣訪問は現在2回、イラン暦9月に4日間と5日間、限定された形で空路によって実施されるとみられ、これにかかる費用は日数によって異なる。      4泊 全文をよむ

2019-11-15 上手に、経済的に給油しよう/上手なガソリンの使い方 (Hamshahri紙)

給油には興味深いポイントとコツがいくつかあります。これを使えば自動車を長持ちさせることが出来るだけでなく節約することも可能です。ここではそのポイントの一部が紹介されています。      How can uによると、化学的根拠に基づく給油のコツや、ガソリン特有の物質について、またガソリンスタンドに長期勤務経験のある店員が解説するポイントを読むことが出来ます。      ① 朝に給油する   気温が低い早朝に給油するのがおすすめです。というのも、ガソリンスタンドで全てのガソリンタンクは地下に埋められ 全文をよむ

2019-11-03 イランが世界で妊産婦死亡率の低い10か国に (Hamshahri紙)

 社会文化研究所の女性研究グループの責任者が以下のように述べている。「イランは妊産婦死亡率において、世界で9つの成功している国のうちのひとつである」       イスナー通信によると、科学研究技術省社会文化研究所の女性研究グループ責任者、レイラ・ファラーハティー氏は次のように述べている。「女性たちによる自身の健康への関心度を調査するために、私たちには一種の研究スキームが必要である。しかしながらイラン統計センターの統計に含まれる、女性自身の健康への関心度と重要度をある程度示す二次的な統計では、イラ 全文をよむ

2019-11-02 革命防衛隊総司令官「アーマドニュース事件の情報はまとまり次第公表する」 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー電子版】革命防衛隊総司令官は、「アーマドニュースの反体制的ネットワークに関する情報は、国民の関心を惹く程度にまで至れば広く公表されるだろう」と述べた。      メフル通信の報道によると、革命防衛隊総司令官ホセイン・サラーミー少将は、今日、旧米国スパイの巣窟[訳注;旧米国大使館のこと]の壁画公開式典の傍らで、アーマドニュースの管理者の逮捕に関して、「アメリカ、イギリス、シオニスト政権[訳注;イスラエルのことを指す]により設立されたアーマドニュース・ネットワークに関する我々の情報が 全文をよむ

2019-10-23 アーマドニュースの管理者に関する詳細が近日公開される (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー電子版】革命防衛隊の報道官兼統括広報責任者は、国民は反体制的なアーマドニュースチャンネルの管理者に関する問題の一部を近日知ることになるだろうと述べた。      革命防衛隊広報サイトによると、革命防衛隊第2准将ラマザーン・シャリーフ司令官は、水曜日、革命防衛隊情報機関の「時のイマーム」(至高なる神が高貴なるお方、彼による救済を早め給いますように)[訳注;「時のイマーム」は第12代イマーム・マフディーのこと。マフディーの名の後には、この定型表現が挿入される]の無名守護者たち[訳注; 全文をよむ

2019-06-27 シャフレスターニー通りの青果市場には駐車場がないー罰金のストレスを伴う買い物 (Hamshahri紙)

【ファルシャード・シールザーディー記者】エマーム・アリー (彼に平安あれ)[以後割愛] 高速道路の拡張計画と同時に、エマーム・ホセイン (彼に平安あれ)[以後割愛] 広場ダマーヴァンド交差点の青果市場が取り壊された。      エマーム・ホセイン広場周辺の市民や地元住民は、その年以降、青果市場の建設を目指し、以前よりも規模を縮小した形で、サーラッラー通りの角に市民生活にとって重要なこの市場が建設されたが、シャヒード・アサディー地区の青果市場の問題は未だに残る。シャフレスターニー通りの青果市場には 全文をよむ

2019-06-21 イラン全国とテヘランの天気 (Hamshahri紙)

 気象庁のアハド・ヴァズィーフェ警報速報天気予報局長は「イラン暦4月2日[訳注:2019年6月23日]日曜日から週半ばまで、国内のほとんどの地域、特に西半分の地域で、気温の上昇とともに安定した穏やかな天気が予測される」と述べた。       ヴァズィーフェ氏は、イラン学生通信の取材にこのように述べた。「本日、3月31日[6月21日]の金曜日、東・西アーザルバーイジャーン両州とアルダビール州、およびアルボルズ(エルブルス)山脈東側裾野に位置するマーザンダラーン、セムナーン、ゴレスターン各州では、雨 全文をよむ

2019-06-21 温室効果ガスの増加と海水酸性化に研究者らが警鐘:温室効果ガス増加に伴いペルシア湾を脅かす危機/カスピ海酸性化の可能性 (Hamshahri紙)

[ハムシャフリー電子版]海洋学研究所の研究者らは、温室効果ガスの増加により海洋酸性化の危機が世界的に懸念されている状況の中、温室効果ガスが増加し続ければペルシア湾は酸性化していくだろうと強調した。      イラン学生通信によると、海洋学・大気科学研究所学術委員のアボルファズル・サーレフ博士は、海洋酸性化現象は、世界が現在抱えている問題の一つであり、化石燃料の消費が増えたことで起こっているとして、こう述べた。「特に産業化の時代に大気中の二酸化炭素量が増加したことにより、大量の温室効果ガスが海洋に 全文をよむ

2019-06-20 バフテガーン湖湖畔からフラミンゴの雛を救出 (Hamshahri紙)

ファールス野生動物生活環境保護事務局長は次のように述べた。「環境活動家の努力や野生動物愛護団体の協力のおかげで、バフテガーン湖の干上がってしまった湖畔で瀕死の状態だったフラミンゴの雛が救出されました。」       ISNA通信ファールス支局によると、ファールス生活環境保護事務局の広報担当ジョウラーイーの話では、フラミンゴの雛救出作戦はバフテガーン湖の東岸で行われた。      ジョウラーイーは次のように付け加えた。「イラン暦1397年末から翌年初め[訳注:西暦2019年2月~3月]にかけての降 全文をよむ

2019-06-08 テヘラン―アンカラ間とテヘラン―ヴァン間旅客鉄道運行の詳細 (Hamshahri紙)

今年のイラン歴4月上旬(西暦6月下旬)から、週に1回運行されることが決定しているテヘラン―アンカラ間とテヘラン―ヴァン間旅客鉄道運行の詳細が発表された。      ラジャー鉄道輸送会社CEOモハンマド・ラジャビーはISNAのインタビューにおいて、テヘラン―アンカラ間とテヘラン―ヴァン間のような越境経路の旅客鉄道の計画立案が行われたことについて言及し、「テヘラン―ヴァン間の旅客鉄道の経路はヴァン湖まで行く予定である。また、テヘラン―アンカラ間の旅客鉄道は完全に乗客にとって観光用路線である。」   全文をよむ

2019-06-07 女性能力開発センター (Hamshahri紙)

ファーテメ・カゼーミーハマダーン特派員:責任ある地位に女性を選出する案件が真剣にイランで提議されてしばらく経つ。過去、女性大臣選出の規約が団体組織や公官庁の代表へと縮小されたことにより、州においては副知事までと限定された。代表として女性が選ばれることは、女性の能力を示す機会となるであろうし、それは吉兆とみるべきである。      ハマダーン州知事は明らかに女性責任者の選出に特に尽力し、この件を定着させるためにしばらく前に市のどの行政職においても次官の地位に女性を就かせた。現在同州の全ての市で少な 全文をよむ

2019-06-06 イラン産雌ライオンがテヘランに到着 (Hamshahri紙)

アイルランド共和国の首都ダブリンの動物園で生まれた4歳のイラン産雌ライオンがテヘランに到着した。   ファールス通信の報告によると、カーリーニーと名付けられていたこの雌ライオンは、現在はイルダーと名付けられており、テヘランのエラム動物園にいる。   エラム動物園の獣医イーマーン・モアマーリヤーンによると、「イルダーは旅のストレスによって、まだ檻の中から出てきていないが、よくエサを食べている。イルダーと、一か月前にイギリスのブリストル動物園からテヘランに送られたイラン産雄ライオン、ヒールマーンは現 全文をよむ

2019-05-11 イラン産ライオンの帰還 (Hamshahri紙)

80年前のイラン産ライオンが昨夜イランに帰還し、エラム動物園の式典で公開された。   メフル通信によると、滅亡から80年が経ち、希少な動物の一種であるイラン産ライオンの雄一頭が、昨夜[訳注:西暦2019年5月10日]22時ごろ英国のブリストル動物園からイマーム・ホメイニ空港の税関に到着し、約5時間の税関手続き後、非常に健康な状態で新たな生活地となる動物園に移送された。   このライオンのつがいとなる雌ライオンがアイルランドのダブリン動物園から来週国内に到着する予定である。エラム動物園の責任者たち 全文をよむ

2019-03-25 気象警報、この3日間で12州に洪水の恐れ (Hamshahri紙)

 イラン気象庁は本日ファルヴァルディーン月5日月曜日[西暦2019年3月25日]の予報で、この3日間12州で豪雨の恐れがあると報じた。       ファールス通信によれば、気象庁はイラン暦1398年1月5日(月)[西暦2019年3月25日]氾濫危険水位(レベル4)に引き上げた。       イラン中西部で発達した雨雲が、今日の午後から火曜日にかけて、中部および北東部に到達すると予想される。水曜日には、この雨雲が西部と中部地域を通過し、北東部と、東部及び南東部の一部で活動が活発になる。これに基づき 全文をよむ

2019-01-12 デイ月23日[西暦1月13日]から降雨、降雪 南部で洪水の可能性 (Hamshahri紙)

ハムシャフリー・オンライン「気象庁によると、明日デイ月23日[西暦1月13日]からイランの広い地域で雨や雪が降り、ザクロス山脈周辺やイラン南部で川の氾濫の危険性が警告されている。」      気象庁緊急予報警告部の責任者によると、「明日デイ月23日[西暦1月13日]日曜日午後より、西アゼルバイジャン州南部、東アゼルバイジャン州南部、クルディスターン州西部、ザンジャーン州北部、ケルマーンシャー州、ロレスターン州、フーゼスターン州北東部、チャハール=マハール・バフティヤーリー州、コフギールーイェ・ブ 全文をよむ

2018-12-09 イラン電気通信会社「正式登録されている外国人への通信サービスは提供可能」 (Hamshahri紙)

ハムシャフリー・オンライン:イラン電気通信会社が以下のように発表した。:正式に在留登録されている外国人にすべての通信サービス(固定電話やインターネット、携帯電話)は提供されている。      メフル通信の報告によると、イラン電気通信会社は、すべての通信サービスは正式に在留登録された外国人に対し、法的文書・法的許可に応じて提供されていると発表した。       これに基づき法的に認可(外国人市民権コードもしくは在留外国人登録番号)を与えられたすべての在留外国人は、全国のイラン電気通信会社による様々 全文をよむ

2018-12-09 ある国会議員の見解による大気汚染軽減策 (Hamshahri紙)

議会及び内務委員会のある議員は言う。「電子システムやIT技術、AIの利用は都市の交通管理において、ふさわしい役割を果たし、大気汚染の軽減にも効果を与えるだろう」      ISNAの報道によれば、モハンマド・モハンマディ・シャーネシーンは、水曜日のノーカーデーのような都市環境整備計画による大気汚染軽減への影響について、以下のように語った。「このような計画は、インフラが整備されて初めて効果を見出すだろう。人々が都市において公共交通機関の不足に直面している限り、彼らが私用車に乗らないことを期待しては 全文をよむ

2018-12-09 ゼイナブちゃんの治療のための世界的な献血キャンペーン (Hamshahri紙)

珍しい血液型を持つがん患者の2歳児、ゼイナブちゃんの治療のために、血液バンクでのドナー探しがはじまった。   イラン学生通信によると、アメリカのある非営利団体の呼びかけにより、ゼイナブ・ムガルというがん患児の2歳の女の子を助けるための世界的キャンペーンが始まった。彼女は治療のために、ごくまれな血液型の献血が必要である。この女の子の血液型は、最も珍しい血液型の1つで、この血液型が彼女の治療を困難にしている。   この非営利団体の責任者曰く、これまで約1000人が検査されたが、その内わずか3人 全文をよむ

2018-12-08 イランにおける自然環境の危機、10年後頂点に達する (Hamshahri紙)

ホラズム大学の地政学教授は、国内の様々な地域での水の危機から生じる移住に言及して以下のように述べた。「方策無き移住、特に北部都市が、農業への移住によって、農業地の消失や農業地利用の変化、さらには食料保全の危機が生じてきた。」      ISNA(イラン学生通信)によると、モラード・カーヴィヤーニー教授は次のように述べた。   「イランの気候変化の問題は2つの形で明らかになった。1つは降雨の減少、そしてもう1つは湿度の上昇であり、この状況はイランの他の地域よりもイラン中央部と東部において顕著である 全文をよむ

2018-12-08 廃棄物がギーラーン州の市町村におけるジャッカル増加の原因の一つに (Hamshahri紙)

ISNA通信によると、金曜日の夜[註12月7日]に、ターレシュ市シャーギャルディー村で一匹のジャッカが55歳の女性を襲い、頭部と顔面を負傷させた、とアーレフ・シャーデカーム氏は述べた。      このジャッカルは母親を助けに来た20歳男性の足も負傷させた、と彼は付け加えた。      ターレシュ市の環境保護局長は指摘する。「ターレシュ地区のシャーギャルディー村に近かったのでアスターラー市の救急隊員がこの事件現場に向かい、負傷した母と息子の手当をした後に狂犬病ワクチンを注射した。」      この 全文をよむ

2018-12-05 テヘラン北西部における「緑の学校」の導入による環境保護 (Hamshahri紙)

ハムシャフリーオンライン:テヘラン第四地区長は「環境にやさしい学校」として7校が選ばれたことを報告し、述べた。「エコロジーを基準にして第四地区の7校が「緑の学校」として選出された。」      テヘラン第四地区役所の広報によると、セイエドアリーレザー・ホセイニ―区長はこれに関し、「『緑の学校』はその全ての児童たちに環境についての理解を深める教育を施し、その学校の設立の際も全ての環境基準を満たす学校が指名される。」と述べた。      ホセイニ―氏は「この方針に基づいて、学校及びその教育が、環境の 全文をよむ

2018-09-04 ダマーヴァンド火山の噴火はない (Jam-e Jam紙)

 ダマーヴァンド県マジード・サファリー知事は、ダマーヴァンド火山の噴火の可能性に関するいくつかの噂を否定した。知事は、市民に対し、心配する必要はないとし、次のように述べた。「我々の調査によれば、この火山の噴火の可能性は完全に否定されている。」       本紙によると、サファリー氏は、サイバースペース問題の出版についてのメフル紙とのインタビュー中で、ダマーヴァンド火山噴火の可能性に関して次のように述べた。「これは、全く根も葉もない噂にすぎない。」       彼はさらに次のように加えた。「県によ 全文をよむ

2018-07-09 イラン・イラク戦争の殉教者56名の遺体、祖国イランへ帰還 (Jam-e Jam紙)

 イラン・イラク戦争時代における殉教者56名の神聖なる遺体が、イラン暦4月20日(西暦2018年7月11日)水曜日10時30分ホスラヴィー国境からイスラームの祖国へ帰還する。       ファールス通信によると、イラン西部のホスラヴィー国境[訳注:隣国イラクへ出入りする国境検問所がある]では、イラン・イラク戦争時代の殉教者56名を迎える準備が整っている。イラン・イラク戦争時代における殉教者56名の神聖なる遺体が、イラン暦4月20日(西暦2018年7月11日)水曜日10時30分ホスラヴィー国境から 全文をよむ

2018-07-09 本日予想される首都停電暫定計画 (Jam-e Jam紙)

テヘランで送電網の負荷を軽減する暫定計画停電時刻表が発表された。      ジャーメ・ジャム紙によると、大テヘラン電力供給会社からの情報では、この暫定計画停電計画は、電気が節約されずに送電網の負荷が減らない場合に実施される。      この計画停電計画に基づけば、テヘランで計画停電が実施される時間帯は、11時から15時、13時から15時、15時から17時、17時から18時となる。当該時間帯に、計画停電が実施される予定の地域は、テヘランの地図上でそれぞれ異なる色で示されている。      テヘラン 全文をよむ

2018-07-08 各メッカ巡礼者に対し200ドルの渡航費支払われる (Jam-e Jam紙)

ハッジ巡礼局行政発展課次官は、今年のメッカ巡礼者に対して39000リヤール、200ドル相当の巡礼渡航費の支払いの実施について発表した。      ジャーメ・ジャム・オンラインによると、日曜日イラン国営通信のインタビューの中で、ハッジ巡礼局次官ムハンマド・アーザード氏は付け加えた。「今までのところ、この渡航費の支払いは2018年メッカ巡礼者たちには告知されていない。しかし、昨年の巡礼者たちは支局に国民IDを知らせることによって300ドル相当の旅費を受け取っている。」      同氏は、「上述の渡航 全文をよむ

2018-07-08 イランからの国外渡航者数、年間1000万人に (Hamshahri紙)

 昨年、総計1050万人が海外旅行したと記録され、その内45%は巡礼であった。観光発展計画保護庁長官は、イラン労働通信とのインタビューで以下のように話した。昨年は10,542,952人が海外に行き、そのうち5,964,904人が観光、商業、留学、スポーツイベントへの参加のために国外に出た。また4,578,048人は巡礼のため渡航した。つまり、海外渡航者全体の45%が巡礼に向かった。さらに巡礼者のうち250万人はアルバイーン【訳注:イマーム・ホセイン殉教の追悼儀式アーシューラーから40日目の喪明け 全文をよむ

2018-06-30 テヘランのドライバーは大抵何時に交通違反をするのか? (Hamshahri紙)

首都テヘラン交通警察交通社会文化局次長の発表によると、カメラに記録された交通違反の10%が、11時から12時に起こったものであった。      ファールス州からのジャーメ・ジャムオンラインのレポートによると、マスウード・ジャバルザーデ大佐は「交通違反の発生件数の半分以上が、10時から11時の間と、16時から19時の間に起きたものであった。」と語った。      首都テヘラン交通警察交通社会文化局次長は、カメラに記録された交通違反の10%は11時から12時の間に起こったということを指摘し、オートバ 全文をよむ

2018-06-30 アーバーダーン市、水を求める長蛇の列 (Jam-e Jam紙)

 アーバーダーン市とホッラムシャフル市の人々はまだ、これらの都市に時折積もる砂塵を除去しておらず、25年来のアーバーダーン市の問題である飲料水の塩水化が、これまでにない勢いで顕在化している。       イラン学生通信(ISNA)によると、アーバーダーン県は、2つの大河カールーン川とアルヴァンド川の間に挟まれているため、古来より緑の島として知られてきたが、最近では海水の流入により塩の島と化している。       アーバーダーン市とホッラムシャフル市の人々はまだ、これらの都市に時折積もる砂塵を除去 全文をよむ

2018-06-28 大学統一試験の結果は全てではない (Jam-e Jam紙)

家庭は人の成長のための場所であり、家庭内での行動は家族関係のつながりとその深さにおいて重要な要素の一部となる。      ジャーメジャム紙によれば、親の考え方は親子間の関係を深くさせたり、逆に遠ざけたりする原因となっている。青春真っ只中の受験生たちは、原因不明の問題に直面し、精神的緊張に加えて大学統一試験や大学入学の苦悩も抱えている。   統一試験の準備に多くの時間を費やした受験生たちは勉強疲れに直面し、試験前には落ち着いた空間、統一試験の後には休息の確保が必要である。子どもを家族から遠ざけてし 全文をよむ

2018-06-28 深刻化するカールーン川の汚染はアーバーダーンとホッラムシャフル住民にとっての大いなる脅威である (Jam-e Jam紙)

環境学の専門家は、「この国の南部における州の責任者たちは、農業廃水や下水といった汚染物質の川への流入を食い止めることに留意すべきであり、これは確実に問題を解決し飲料水を守る唯一の道である。」と述べた。       司法長官であり、生活環境権の専門家でありホッジャトル・エスラーム(シーア派ウラマー)のアッバース・バルズギャル氏はジャーメジャムオンラインとのインタビューにおいて、イラン南部の水の危機の問題について指摘し、「フーゼスターン州では二つの大きな問題に直面している。一つは水の塩分濃度問題であ 全文をよむ

2018-06-27 テヘランにおける自転車利用計画の前途多難(その2) (Hamshahri紙)

初のテヘラン自転車交通網の設置      ハムシャフリー紙の最近の調査によると、市区長たちの指示で初の自転車交通網設立が決められ、またその成功を証明するものもいくつかある。今も、カールギャル通りの交差点からセパフボデガラニー通りまで、自転車専用道路が建設され、続いてイーラーンシャフル通りやターレガーニー通りの自転車用ルートには、自転車用環状道路が伴う予定である。このルートの重要な点は、公共交通機関、特に地下鉄と連結し、市の大きな2つの公園、ホナルマンダーン公園とラーレ公園につながっている。   全文をよむ

2018-06-27 テヘランにおける自転車利用計画の前途多難(その1) (Hamshahri紙)

「火曜日ノーカーデー」は、テヘランや国内の他の都市の多くの市民が自動車と汚染から逃れるために公共交通機関と自動車を使用するという流れから生じたものであるが、何人ぐらいの市区長たちが、人々の間で広がった運動に参加しているのだろうか。      市区長たちは長年テヘランのある範囲内で公害のない公共交通機関と自転車の使用実施について決定を下しているが、この課題は依然として未達成である。「火曜日ノーカーデー」計画に基づいて、昨日何人の市区長が公共交通機関や自転車で市内を移動しただろうか?      自転 全文をよむ

2018-06-26 ケルマーン州の80%の野生動物が絶滅の危機 (Hamshahri紙)

ケルマーン州の環境保護局長官は、州内での多様な生物が絶滅の危機に瀕していることに言及して言った。「現在の気候条件では、今年10月から11月までにこの地域の80%の野生動物が死んでしまうだろう。」   イラン国営通信によると、レザー・ジャズィニーザーデ氏は、「生活環境における水利権を遵守しないこと、耕作パターンが変わらないこと、乾燥化、地勢条件を考慮すると、野生動物や自然環境に行き渡る水の割合は十分ではなく、ケルマーン州の生息地は絶滅の危機にある。」と述べた。      彼は、現在ケルマーン州の耕 全文をよむ

2018-06-26 保健相「救急医療の過失は最小であるべき/技量不足を認めてはならない」 (Hamshahri紙)

保健省大臣は以下のように述べた。「我が国の救急医療機関は人々への貢献度が最重要なものの一つであり、神聖な業務を行っている。この立場の重要性を認め、過失は抑えなければならない。」      メフル通信によると、サイードハサン・ハーシェミー博士は、第6回イラン緊急医療科学技術オリンピックにおいてこう表明した。「人々や家族の救急医療への信頼という最も重要な資本を失ってはならない。もし過失や過誤が存在したら、すばやく識別し追跡しなければならない。しかし救急隊の最も重要な飾りである倫理観と誠実さの隣で、知 全文をよむ

2018-05-23 イランにおける自閉症の児童数が増加傾向に (Hamshahri紙)

自閉症協会会長サイーデ・サーレフ・ガファーリー氏は次のように述べた。「今年、新生児のうち59人に1人が自閉症であると報告されており、自閉症の子どもの就学問題に直面しており、行政側はそのための対策を立てなければならない。」      イラン国営通信(IRNA)によると、同氏は自閉症図書館の開館式において、「自閉症の子どもは卒業後社会的な居場所がないため、我々は今すぐ彼らに十分な配慮が必要である」と加えて述べた。      同氏は、自閉症図書館開設のために多額の経費を費やしたことに触れながら、自閉症 全文をよむ

2018-05-22 携帯電話の基地局アンテナは、住居からどの程度離れているべきか (Hamshahri紙)

 イランの国家安全基準が住宅地域における電磁放射線やマイクロ波の量をどの程度に定めるか、あるいは携帯電話やWiMAX事業者の基地局アンテナを住居からどの程度離して設置するかについて定めているということを多くの人々は知らないのではないだろうか。       イラン学生通信(ISNA)によると、電磁放射線量は国家安全基準以下に定められていると管轄機関である電波通信監督庁[訳注:Communications Regulatory Authority (CRA)、イラン情報通信技術省の外局]から何度も発 全文をよむ

2017-09-25 神に捧げた家畜の血が顔や頭に付かないようにしましょう (Jam-e Jam紙)

 ホルモズガーン州獣医師会長のモハンマド・ジャーンバーズ氏は、犠牲祭の期間中、市民や宗教的団体に対し生贄用の家畜を屠殺場で屠殺してもらいたいと要求した。       イラン学生通信(ISNA)から引用した本紙によれば、ジャーンバーズ氏は、「人畜共通感染症に罹患する恐れがあるため、一般市民や宗教団体は所有する家畜を屠殺場で州獣医師グループの管理下で屠殺してもらいたい」また「登録された30グループの獣医らが州内を巡回し、家畜の屠殺を管理する」と述べた。       同獣医会長は、「ホルモズガーン州の 全文をよむ

2017-09-20 肉製品にネコ肉が使われているという噂に対する反論 (Jam-e Jam紙)

 肉製品製造事業協同組合のセイエド・モハンマド・ムーサヴィー会長は、[訳注:ハム・ソーセージなどの]肉製品加工でネコ肉が使用され、加工業者18社が営業停止処分を受けたという噂が拡散していることに対し、次のように否定した。「このような噂は時間を空けて何度も広がるが、全く根拠のないものだ。というのも、もしネコ肉[の使用]が可能性としてあり得るものだとしても、この業界にとってネコ肉の利用は経済的メリットがないからである。」       イラン学生通信(ISNA)の記事に基づいた本紙によれば、ムーサヴィ 全文をよむ

2017-07-13 ディーヴァーンダレ県で同害報復刑により絞首台の足元にいた受刑者が解放 (Hamshahri紙)

 7年前に家庭内暴力で妻を殺害した男性が、木曜日、死刑執行直前に解放された。        イラン国営通信(IRNA)によると、コルデスターン州外れのディーヴァーンダレ県内の村出身の男は、およそ7年前にサッゲズ県サーヘブ市内在住の妻をナイフで殺傷した。       この男は自分の妻を殺害後、死刑宣告を受け、被害者親族から処刑への同意取り下げ[訳注:同害報復刑において被害者遺族は加害者の処刑の執行か、賠償請求の選択権を与えられる]を得るために彼の関係者たちが善処したものの最終的に成果は得られなかっ 全文をよむ

2017-06-28 1日に5千台の違反車両を押収 (Hamshahri紙)

 警察庁のタギー・メフリー交通局長は、先日一昼夜で、のべ5千台を超える違反車を押収したことを発表し、次のように述べた。「車を押収されたドライバーは、旅の途中で取り締まりを受けた。」       メフル通信によれば、メフリー局長は、キャラジ=チャールス、ガズヴィーン=ラシュト線の幹線道路での上空視察の合間に、道路交通状況について触れ、「この時期の旅行の多くは、ギーラーン州、マーザンダラーン州、アルダビール州、ゴレスターン州、北ホラーサーン州およびホラーサーネ・ラザヴィー州へ向かっている」と述べた。 全文をよむ

2017-06-26 鉄道旅客は遅延の場合、切符代金の100%まで補償されることに (Hamshahri紙)

 道路・都市開発省鉄道旅客サービス管理企画局長のアリー・カーゼミーマネシュ氏は、「鉄道会社取締役会の新承認規定に基づき、列車が料金で規定されている約二倍の水準で遅延を発生させた場合、賠償金の名目で切符代金の100%が旅客に払い戻されることになる」と発表した。       イラン国営通信(IRNA)によると、道路・都市開発省広報の発表に関して同省のカーゼミーマネシュ局長は、次のように続けたという。「これまで、規定時間を超えて行き先に到着した場合、どの旅客列車でも、旅客への賠償金の名目で切符代金の5 全文をよむ

2017-06-12 名古屋の廃ホテルで起きたイラン人男性殺害の謎 (Hamshahri紙)

 今年4月に起こった名古屋市の廃ホテルでイラン人男性が遺体で発見された事件の真相究明のために、テヘランの捜査チームが調査を開始した。        今年ファルヴァルディーン月20日[西暦2017年4月9日]、2人の自転車乗った日本人の少女が名古屋市の路上で、古いホテルの傍らに血痕を発見した。彼女たちは好奇心を惹かれ、何が起こったのか確かめるために、何年も前になんらかの理由で従業員が退去して荒廃した廃ホテルへと血の跡を辿りながら、足を踏み入れた。       そして、好奇心に駆られた少女たちは、ナ 全文をよむ

2017-05-28 ラマザーン月中の自動車検査登録事務所の営業時間変更 (Hamshahri紙)

 自動車検査登録事務所(車検場)は、めでたきラマザーン月中の営業時間を変更する。       メフル通信によると、めでたきラマザーン月に関連して、自動車検査登録事務所は営業時間を変更する。これに関する最新情報については、テヘラン自動車検査登録事務所のウェブサイト inspection.tehran.ir から確認できる。       現在、テヘラン自動車検査登録事務所は、約3千台の自動車を検査している。設立時の規模を鑑みれば、同事務所ではテヘラン市内13ヶ所の検査場で少なくとも1日あたり6千台の 全文をよむ

2017-05-08 石油万博による渋滞─首都の高速道路へ大きな負荷 (Hamshahri紙)

 昨日、テヘラン北部に向かう高速道路を利用していた市民は、激しい交通渋滞を経験したことだろう。言わば、テヘラン万国博覧会会場の常設施設において、別の博覧会が開催されたようなものだ。       ここ数日、テヘラン万国博覧会の施設では、第22回石油・ガス・精製・石油化学国際博覧会(石油万博)が開催されている。首都の道路交通量の飽和を懸念した責任者、つまり市議会の意向に反して、基本的に都市構造内で開催してはならないされている博覧会がである。       先日からチャムラーン自動車高速道路や北モダレッ 全文をよむ

2017-04-11 イマームホメイニー空港、メフラーバード空港線の地下鉄終夜運転化を検討 (Hamshahri紙)

 テヘラン地下鉄運営会社のアフマディー・バーファンデ総裁は、「イマームホメイニー空港、メフラーバード空港地下鉄線の終夜運転化に必要なサービスを旅客に提供するために、現在、調査・検証を実施している」と述べた。       ファールス通信の報道によると、バーファンデ総裁は記者会見で、同社の将来計画について語り、「我が国社会において公共交通機関は、他の公共機関やサービスより優れたものでなければならない」と述べた。       同氏は「障害者、戦傷者、視覚障害者が快適に公共交通機関、特に地下鉄を利用でき 全文をよむ

2017-04-02 テヘラン都市景観改善機構理事長「エンゲラーブ広場のシンボルに3つの安らぎの色を」(2) (Jam-e Jam紙)

 彼の言によれば、青緑色、瑠璃色と黄土色は、モスクのイスラーム建築における基本三色であり、青緑色は思考や思想の透明性を表し、瑠璃色は現実の様相や安定あるいは永続する自然を示し、黄土色は、高邁な思想を示唆する。そして、これら三色の総体により、空間は静寂で崇高なものとなる。       アリーザーデ氏によると、エンゲラーブ線の安らぎ作りと[美観を損ねる]不要物の排除は1393年オルディーベヘシュト月[2014年4月]に始まり、1394年メフル月[2015年9月]に終了した。彼は、次のように述べる。「 全文をよむ

2017-04-02 テヘラン都市景観改善機構理事長「エンゲラーブ広場のシンボルに3つの安らぎの色を」(1) (Jam-e Jam紙)

 ノウルーズ(正月)の時期に、エンゲラーブ[訳注:革命]広場の中央にあるドーム状の建造物が注目されていた。テヘラン都市景観改善機構[Tehran Beautification Organization. テヘラン市庁の外局の一つ]理事長のイーサー・アリーザーデ博士は、このシンボルについて次のように述べた。「この建造物は、イスラーム建築において安らぎの色として知られている青緑色、瑠璃色、黄土色の三色を使ってデザインされており、エンゲラーブ広場のシンボルとして計画されたものだ。」       テヘラ 全文をよむ

2017-03-09 安全なチャハルシャンベスーリーを―SNS上でキャンペーン、広がる(2) (Iran紙)

 パルヴィーズ・パラストゥーイーだけではない。レザー・キヤーニヤーン、メフラーヴェ・シャリーフィーニヤー、エフサーン・キャラミー、バハーレ・ラフネマー、ソヘイラー・ジャヴァーディー、アミール・ジャアファリー、ナーゼニーン・バヤーティー、アミールアリー・ナバヴィヤーン、リンダ・キヤーニー、ヘダーヤト・ハーシェミー、ハミード・レザー・アーザラング、ベフラング・アラヴィー、アリー・ソレイマーニー、モジュデ・ラヴァーサーニー、アーデル・ゴラーミーなどのアーチストやスポーツ選手も、このキャンペーンのポスタ 全文をよむ

2017-03-09 安全なチャハルシャンベスーリーを—SNS上でキャンペーン、広がる(1) (Iran紙)

 プラスコ・ビル倒壊事故で16名の消防士が殉教したのを受け、SNSユーザーやアーチスト、ジャーナリストらのグループは「年末のチャハール・シャンベ・スーリーにノー」キャンペーンを立ち上げている。この行事が今年、安全かつ伝統的な形で行われるよう、そして首都テヘランでは事故が頻発するこの日、消防士らが危険な任務に出動することが少なくなるよう、願ってのことだ。      ※訳注:チャハール・シャンベ・スーリーはイラン暦の年の最後の火曜日の夜に炎の上を飛んで一年の穢れを落とす、ゾロアスター教に由来する行事 全文をよむ

2017-02-07 「クーレバル」――生活のために肩を歪めざるを得ない者たち(5) (Mardomsalari紙)

ここの仕事のなさは、逆に感嘆するばかり       最近では、失業問題が我が社会の若者たちの多くが抱える問題となっている。しかしこの悲劇は、国境地域でより深刻である。コルデスターン州の国境地域の中でも、とりわけマリーヴァーン県の国境の村々は、その自然環境と経済的な発展の遅れが原因で、十分な働き口を提供することができずにいる。ここはまさに、「孤立地域」というカテゴリーにぴったりだ。      〔‥‥〕       その一方で、国境地域は密輸という地下活動にはもってこいの場所でもある。こうした活動は 全文をよむ

2017-02-07 「クーレバル」――生活のために肩を歪めざるを得ない者たち(4) (Mardomsalari紙)

 クーレバルをしている女や男、子供や若者の数は少なくないが、公式な統計は存在しない。彼らは西アゼルバイジャン州、コルデスターン州、ケルマーンシャー州の国境地帯全体に散らばっており、多くは国境付近の村々の出身である。クーレバルたちは、国境〔での経済活動〕が活況を呈しているという理由から、その他の場所よりも特にバーネ市〔コルデスターン州〕で活発に活動している。ケルマーンシャーにもクーレバルはいるが、それほど大規模ではない。      ※訳注:この記事ではイランの西部国境でのクーレバルについて話題にし 全文をよむ

2017-02-07 「クーレバル」――生活のために肩を歪めざるを得ない者たち(3) (Mardomsalari紙)

 当然だが、雪崩の発生当時、何人がそれに巻き込まれたのかについて知る由もなく、それゆえサルダシュトの危機管理調整委員会は通達を出して、家族の中に行方不明者がいる場合や、この事故に巻き込まれた可能性が推察される場合は、直ちに警察署を直接訪れて、その旨を伝えるよう市民に呼びかけた。       村の住民らが地元の男たちを失った悲しみに打ちひしがれている中、その2日後、新たに3人が吹雪の中で遭難し、九死に一生を得たとのニュースが伝えられた。今回については救助隊員らが村人よりも早く遭難者のもとに到着して 全文をよむ

2017-02-07 「クーレバル」――生活のために肩を歪めざるを得ない者たち(2) (Mardomsalari紙)

 最近、私たちは悪いニュースを聞くことに慣れてしまったようである。プラスコ・ビル崩壊〔※〕のニュースもそうだし、サルダシュトのクーレバルたちのニュースもそうである。この一週間で4人のクーレバルが道中の寒さのなかで命を落とした。住民たちの話では、他に1人が病院で亡くなり、犠牲者の数は5人になったという。他にも2人が病院のベッドの上で死と闘っているところだ。      ※訳注:2017年1月中旬にテヘランの商業ビルで起きた火事のこと。この火事の結果、ビルが崩落し、消防士らを中心に約20名が死亡した。 全文をよむ

2017-02-07 「クーレバル」——生活のために肩を歪めざるを得ない者たち(1) (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙7面:マルジャーン・ハージーハサニー】       「クーレバルたちが雪の中に埋もれたまま、異郷の地で命を落としたんですって‥‥」       私がこう言うと、彼(彼女)は言うのであった。「クーレバルって、なに?」       「私が言っているのは、サルダシュトのクーレバルたちのことよ‥‥」       こう言っても、彼(彼女)の返事はこうだ。「サルダシュトって、どこ?」       私が耳にしたなかで最も不思議なニュース、それは4人のクルド人の「クーレバル」がサルダシュ 全文をよむ

2017-01-03 ホッラムアーバードから5キロの場所で3人の子供と暮らすホームレス一家の生活(2) (Jam-e Jam紙)

 一家の息子2人と娘1人には、身分証明書の類が一切ない。そればかりか、生活環境の厳しさゆえに、これまで学校に通って授業を受けたこともない。       一家の父親もゴミの収集によって、家族をやっと養っている状態だが、彼の労働条件も決してよいものとはいえず、彼の一家は依然として厳しい毎日を過ごしている。       この一家の父親は、次のように述べている。      私たちは3年前から、こうした状況にあります。これまでに「イマーム・ホメイニー救済委員会」や福祉庁などの一部の生活保護機関は、私たちの 全文をよむ

2017-01-03 ホッラムアーバードから5キロの場所で3人の子供と暮らすホームレス一家の生活(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】ここ最近、ホームレスや「墓穴を寝床とする人たち」に関するニュースや、この問題の解決に向けた政府の驚くべき提案、ならびにそれに対する〔国内外の〕反応について耳にすることが多い。こうした中、次のような疑問が提起されている。すなわち、「墓穴を寝床とする人たち」やホームレスに対して避妊手術を施してはどうかなどとする案は、これらの問題の唯一の解決策なのだろうか。果たして、貧困層や洞穴を住処とする人たち、テントを寝床とする人たちに対する避妊手術案を、政府は実行に移すべきな 全文をよむ

2016-12-29 無許可・無規制のテヘランのタクシーアプリ導入が活発に (Hamshahri紙)

 テヘラン支庁交通輸送局マーズィヤール・ホセイニー局長は、首都でタクシー旅客アプリを利用することを全般的に支持しながら「とは言え、ドライバーと車両の状況どちらにも解決すべき懸念がある」と述べた。       イラン学生通信(ISNA)の取材においてホセイニー氏は、モバイルタクシーアプリケーションの普及を踏まえた活況について、「我々にとって最新技術の利用は、交通管理することを可能にし、効率の向上にも寄与すると信じている。なぜなら、このアプリは旅客とドライバーを媒介し、アクセスの利便性から[訳注:渋 全文をよむ

2016-12-28 薬物依存症患者は来年より戸別に身元確認される (Jam-e Jam紙)

 イラン福祉庁依存症予防及び治療促進センターのマジード・レザーザーデ所長(兼同庁予防次官)は、次のように述べた。「来年より薬物依存症患者の身元確認を戸別で行う計画が実施される。」       本紙によれば、レザーザーデ氏はイラン学生通信(ISNA)の取材に応じて以下のように述べている。「薬物依存症予防分野において、福祉庁は予防、治療、治療後の支援の3段階のケアを実施している。」       彼はさらに、薬物依存症予防分野において国内でアトラクチャンネル(ラジオ局)の枠を軸に5000のコミュニティ 全文をよむ

2016-12-22 「失われた名誉」―「ノー」を言う術を学ばなかった少女の悲劇(2) (Iran紙)

もちろん、友達の輪から外されないよう、また時代や流行に乗り遅れた人間だなんて陰口を叩かれないよう、彼女たちのやり方に付き合ってきました。ところがしばらくたつと、私は友達の強い勧めで、服装の種類を変えるようになりました。笑いものにされるのが嫌で、お祈りもこっそりとするようになり、お祈りそのものをしないこともありました。      また、家族から離れての一人暮らしは、私にとって大きなストレスだったため、次第に彼女たちが行くようなパーティーやら集まりやらに足繁く通うようになりました。      時がた 全文をよむ

2016-12-22 「失われた名誉」—「ノー」を言う術を学ばなかった少女の悲劇(1) (Iran紙)

【イラン紙18面:事件部】その若い少女の目は涙に濡れ、絶え間なく「失われた名誉」のことを口にし、自らを責めていた。恐怖心からか、ルーサリー(スカーフ)をひっきりなしに顔の前に引きながら、彼女は次のように話すのであった。      「時代に乗り遅れたくなかったんです。友達から遅れてるって思われたくなかったんです。本当です、ああいったパーティーに足を踏み入れたのは、初めてのことだったんです。でも‥‥」。      ***      何年か勉学に励んだ後、私はエスファハーン大学の志望学科に合格しました 全文をよむ

2016-12-22 故郷はここだけ―急激に変わりゆくエスファハーン・ジョルファ地区のアルメニア人街(5) (Iran紙)

 タヴァンさんも自身の父親や祖父と同様、ジョルファ地区で生まれた人で、この地区の過去についての知識は豊富だ。彼にとっても、この地区は以前とは様変わりしており、ここを行き来するのも、もはやアルメニア人ではなくなっているという。       タヴァンさんもその他の古くからの地元民と同様、多くのアルメニア人が国外に移住していったと指摘するが、それでも自分は出ていくつもりはないという。      私の2人の兄弟もイランを出て、アメリカで暮らしている。うちの家内も3ヵ月ほど、家族に会いに〔アメリカに?〕行 全文をよむ

2016-12-22 故郷はここだけ―急激に変わりゆくエスファハーン・ジョルファ地区のアルメニア人街(4) (Iran紙)

 ハチャトゥリアンさん一家の若い息子であるメフル・ホダーバフシーさんは、店の経営で母親を手伝っている。小ぎれいな格好をした、親切な青年だ。ジョルファ通りをぶらつく若者たちと同年代の彼に、これらの若者たちはみんな何をしているのか訊いてみた。すると、彼は笑って、次のように言うのだった。「ここはエスファハーンのシャンゼリゼ通りですよ。どの人も何かしらの用があって来るのです」。彼もまた、今の状況のことをあまり快く思っていないようで、人通りの多さが自分たちの商売の邪魔になっているのだという。        全文をよむ

2016-12-22 故郷はここだけ―急激に変わりゆくエスファハーン・ジョルファ地区のアルメニア人街(3) (Iran紙)

 ヴァンク教会とジョルファ広場の間を結ぶ、ジョルファ通りを訪れてみた。辺りは暗くなりつつあったが、石畳の通りは若者で溢れていた。狭い通りの両側には瀟洒なカフェが軒を連ね、コーヒーの香りが漂っている。       見て明らかなように、通りの両側にある老朽化した建物はどれも壊れかけており、新しいアパートに姿を変えつつある。もちろん、「滅び行くものの美」をそこに見ることも可能な建物も中にはある。       この通りを歩く若い男女たちは、なかなかファッショナブルで今風の身なりをしている。中には数人で通 全文をよむ

2016-12-22 故郷はここだけ―急激に変わりゆくエスファハーン・ジョルファ地区のアルメニア人街(2) (Iran紙)

 ザフラビヤンさんとトゥルスィヤンさんは2人ともこの地区の出身だが、世代は異なっている。一人は約50歳で、もう一人は27歳の若者である。「なぜジョルファのような由緒正しい地区の人々が外国に移住してしまうのですか?」。トゥルスィヤンさんにこう尋ねたところ、彼は次のように答えてくれた。「ここの社会も少しずつ変化しているところでね。アルメニア人の数は減る一方さ」。彼もイランを離れたいとは思っておらず、祖先が暮らしてきた場所での生活を望んでいる。       ジョルファにいるアルメニア人たちは、サファヴ 全文をよむ

2016-12-22 故郷はここだけ—急激に変わりゆくエスファハーン・ジョルファ地区のアルメニア人街(1) (Iran紙)

【イラン紙9面:モハンマド・マアスーミヤーン】「エスファハーンのアルメニア人たちは400年にわたり、自分たちの言語、文字、そして文化を完全な形で保存してきた、世界に住む唯一のアルメニア人だ」。       これはトゥルスィヤンさんだけの意見ではない。多くの言語学者が、アルメニア人たちは自分たちの言語をすぐに忘れてしまうが、自分たちの文化についてはそうではないと指摘する。しかし、エスファハーンのアルメニア人は例外である。       トゥルスィヤンさんは、十字架に磔になったキリストの絵に寄りかかり 全文をよむ

2016-12-20 やめよう、ぼったくり―ぼったくりがイランのイメージに与える悪影響を考える(4) (Iran紙)

 「私たちにとって違いはないのです。もしリヤールが渡されたら受け取りますし、ドルが渡されても日ごとのレートで計算します」。       こう言うのは、テヘランの「ティール月30日」通りにある、あるカフェの店長だ。「アディヤーン通り」の名でも知られているここは、国立博物館やガラス博物館のような博物館があるため、毎日多くの外国人観光客が訪れる場所となっている。この通り沿いにあるレストランやカフェには、当然のように外国人客も多い。       「外国人客からはリヤールを受け取りますか、それともドル?」 全文をよむ

2016-12-20 やめよう、ぼったくり―ぼったくりがイランのイメージに与える悪影響を考える(3) (Iran紙)

 プールファラジ氏は、次のように続ける。      全員がこうした商売をしているとは言いません。しかし、一部の人であったとしても、それだけで国の体面に傷をつけてしまうのです。なぜなら、こうした行為によって、信用が失われてしまうからです。私たちはイスラーム的な国に暮らしています。そこでは倫理的な原則を守ることが基本となっています。イスラーム社会でこうしたことが起きていいはずがありません。      外国人相手の観光業で重要な原則となっているのは、〔彼らに〕敬意を払うことと信用〔を維持すること〕です 全文をよむ

2016-12-20 やめよう、ぼったくり―ぼったくりがイランのイメージに与える悪影響を考える(2) (Iran紙)

 イラン・ツアーオペレーターズ協会会長のエブラーヒーム・プールファラジ氏は、これについて本紙に次のように述べる。      我が国の観光業界に長年にわたって存在してきた問題として、外国人観光客がレストランやカフェに入った際、値段の書かれていないメニューが出されるというものがあります。実際、提供されたサービスに対してどれだけ支払うべきなのか、彼らには知らされないのです。      残念なことに、これまでこの問題がしばしば悪用されてきました。多くの者が、自分たちのやっていることに対して監視の目などな 全文をよむ

2016-12-20 やめよう、ぼったくり—ぼったくりがイランのイメージに与える悪影響を考える(1) (Iran紙)

【イラン紙9面:マルヤム・ターレシー】外国人観光客がイランで注文した、もっとも値の張る食事の写真が波紋を呼んでいる。       事の次第は、次のとおりだ。カプチーノ1杯とサンドイッチ1つ、1切れのケーキと小皿のゼリーを写した写真がネット上に公開された。そしてその下には、次のように書かれていたのだ。      私たちがイランで注文した一番高い食事、シーラーズ国際空港にて。カプチーノを注文したのに、頼んでいなかったケーキとゼリーもやってきた。カプチーノ2杯、ハンバーガー2個、ホットドッグ1つで、締 全文をよむ

2016-12-20 「水のない平原」―イーラーム州の地下水位が急激に低下(2) (Mardomsalari紙)

 同氏はさらに、次のように付け加えた。      イーラーム州には認可された井戸が1916ヵ所、存在し、毎年2億9千万立方メートル以上の地下水がくみ上げられている。このうち、2500万立方メートルは飲み水として、1000万立方メートルは工業用水として、2億3100万立方メートルは農業用水として、合法的にくみ上げられている。    ヤールモハンマディー氏はその上で、「これに加えて、2000万立方メートルの水が認可された農業用井戸から追加でくみ上げられており、さらに300万立方メートルが無許可の井戸 全文をよむ

2016-12-20 「水のない平原」—イーラーム州の地下水位が急激に低下(1) (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙6面】近年の節操のない取水と渇水の発生によって、〔イラン西部〕イーラーム州の地下水資源は著しく減少している。にもかかわらず、〔州政府の〕責任者たちの証言によれば、いまだ違法な井戸が存在するという。       メフル通信の報道によると、地下水資源はどの国にとっても重要な戦略資源と見なされている。というのも、それは飲料水や農業用水、工業用水の供給において、重要な役割を担っているからだ。       過去10年間、我が国は多くの水問題に直面してきた。そのため、国の責任者らは危 全文をよむ

2016-12-16 国会議員ら、13歳以下の少女婚に関する法律の見直しに着手―本紙がリポート(5) (Iran紙)

一時婚の道をシャットアウトする必要も       法律家のザフレ・アルザニー氏は現実を変える必要があるとし、今日では自らの意思によってであったとしても、14歳〔※ママ〕の少女が結婚できるような状況を法律は容認するべきではないと指摘する。「わたしたちの祖母たちは10歳で結婚したものです。彼女たちが離婚するようなこともありませんでした。彼女たちはそれでとても満足だったのです。しかし、今や状況は変わったのです」。       同氏は結婚はしたものの、離婚条件についてはなにも手にできず、〔夫の〕家に行っ 全文をよむ

2016-12-16 国会議員ら、13歳以下の少女婚に関する法律の見直しに着手―本紙がリポート(4) (Iran紙)

 ファーテメ・ゾルガドル氏は、その他の議員らもアーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーの見解発表に歓喜しているとし、現国会は〔保守派中心の前期の〕第9期国会とは大きく異なるとの見方を示している。〔例えば〕多くの社会活動家の抗議によって可決はされなかったが、第9期国会は義理の親子間の結婚を認める法律〔※身寄りの無い少女を引き取った保護者が、その少女と結婚することを認める法律〕を可決しようとしたことがある。       ゾルガドル氏は違反行為が起こらぬよう、民法1041条を改正することで、低年齢者 全文をよむ

2016-12-16 国会議員ら、13歳以下の少女婚に関する法律の見直しに着手―本紙がリポート(3) (Iran紙)

 この国会議員によれば、「児童婚は都市周辺のスラム街や貧困層が多く住む地域で行われる傾向にある」という。児童婚がもっとも盛んな地域としていつも名前が挙がるのが、スィースターン・バルーチェスターン州だ。ゾルガドル氏によると、18歳以下の結婚は恵まれない州で行われることが多く、貧困家庭や麻薬中毒に陥っている家庭で見られる傾向にあるという。       テヘランの周辺に広がるスラム街でも、子どもたちを新郎の待つ部屋に送り込む行為が行われている。こうした子どもたちの家庭は、彼らに人形の一体も買ってやるこ 全文をよむ

2016-12-16 国会議員ら、13歳以下の少女婚に関する法律の見直しに着手―本紙がリポート(2) (Iran紙)

早すぎる結婚がもたらす混乱       13歳以下の児童婚をめぐって出された驚愕すべき数字は、「離婚ないし死別によって配偶者と別れた子どもが2千人」というものにとどまらない。先週、「児童婚シンポジウム」で示された数字によると、18歳以下で嫁いだ少女の数は4万2千人に上るとされ、ゾルガドル氏によれば、この問題は社会に大いなる混乱をもたらしているという。また、国内の一部の地域では5歳から6歳の少女が婚姻契約を結ぶ行為が常態化しているとのリポートも出されている。       科学技術大学で開かれた先の 全文をよむ

2016-12-16 国会議員ら、13歳以下の少女婚に関する法律の見直しに着手—本紙がリポート(1) (Iran紙)

【イラン紙4面:ザフラー・ケシュヴァリー】国会の文化委員会の委員らは、法律を改正して未婚女性の婚姻年齢を引き上げることに対する一部のマルジャエ・タグリード(シーア派の宗教最高権威)らの同意を取りつけることに成功した。       イラン国会のファーテメ・ゾルガドル議員が本紙に述べたように、国内には離婚ないし死別によって配偶者と別れた子どもが2千人もいるとのリポートが伝えられたことを受け、アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーはこうした婚姻〔=児童婚〕は無効であるとのホクム(イスラーム法上の判 全文をよむ

2016-12-15 美容室での入れ墨は禁止—警察、美容室の違法営業について警告 (Mardomsalari紙)

 首都警察長官は、美容室での違法な医療行為に対しては取り締まりを行うと表明した上で、「美容室で入れ墨を彫るなどの医療行為は、いかなるものであれ、違法であり、違反者に対しては取り締まりが行われる」と述べた。       イラン学生通信の報道によると、大テヘラン治安維持軍のホセイン・サージェディーニヤー司令官は「全国の女性向け美容室および美容・衛生用品、ならびに医薬品に対する規制・監視に関する全国計画」の検討会議に参加する傍ら、記者団の前で「この会議で議論の中心となったのは、美容室、特に女性向け美容 全文をよむ

2016-12-15 マーザンダラーンで高病原性鳥インフルエンザの広がりが確認(2) (Iran紙)

 こうした中、国の獣医学庁は新たな声明を次のように発表している。      高病原性鳥インフルエンザはこれまでのところ、テヘラン州、アルボルズ州、東アゼルバイジャン州、ケルマーンシャー州、ゴム州、マルキャズィー州、およびマーザンダラーン州の全国7州にある野鳥の生息地や村落、養鶏場で保健所によって特定・確認されている。それを受け、殺処分、汚染地域の洗浄・消毒、および検疫の実施などの対策が可及的速やかに実行されている。冬期の到来とともに、渡り鳥によるかなりの規模の汚染が中東地域やヨーロッパに及んでお 全文をよむ

2016-12-15 マーザンダラーンで高病原性鳥インフルエンザの広がりが確認(1) (Iran紙)

獣医学庁の声明(第3号)が警告「市民は生死にかかわらず、渡り鳥の購入は絶対に控えて」      【イラン紙7面】ここ数日間、環境活動家らによって何度も報告されてきたことだが、マーザンダラーン州で家畜や野生の鳥の間で大量死が起きていることを受け、昨日国の獣医学庁はついに声明を発表し、マーザンダラーン州及びイランのその他の6州で高病原性鳥インフルエンザによる病気の蔓延を確認した。また、ここ1ヵ月間で数回目となるが、市民らに向けて改めて、生きているか屠殺されたものかにかかわらず、渡り鳥の購入はいかなな 全文をよむ

2016-12-05 イマーム・ホメイニー国際空港の地下鉄、来年3月末までに利用可能に (Hamshahri紙)

 テヘラン・メトロ公社ハービール・ダルヴィーシー総裁は、次のように発表した。「イマーム・ホメイニー(神よ彼に慈悲を与えたまえ)空港駅は財源が獲得できた場合、年末[訳注:2017年3月20日]までに利用可能となる。」       テヘラン市広報によると、ダルヴィーシー氏は地下鉄・テヘラン-パランド線の状況を説明し次のように述べた。「計画の第二工区は、同路線アーフターブ市からイマーム・ホメイニー国際空港までの区間である。同区間は、ここ数か月先の工事で路線と施設が完成し、諸設備や機材の取り付け完了をも 全文をよむ

2016-11-02 行きずり婚の苦い結末―ある女性が激白(2) (Jam-e Jam紙)

行きずり婚がもたらすもの       エスファハーン警察の安らぎ相談センターの専門家は、未婚の男女間で生じるアブノーマルな交友関係は不快な結末を招きがちで、〔社会に〕害悪をもたらすことも多いとした上で、次のように述べる。      人は異性との交友関係によって、感情の支配下に置かれるものである。その結果、正しく合理的な判断が下せなくなってしまい、結局結婚をしても、その後自分の欠点をさらけ出してしまうようになり、問題はさらに深刻になってしまうのである。それと同時に、2人は互いに対して不信を抱くよう 全文をよむ

2016-11-02 行きずり婚の苦い結末—ある女性が激白(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ5面】私は家の末娘でした。姉が4人いましたが、みんな年少の時に結婚し、夫の家に嫁ぎました。でも私はそのような結婚が嫌で、将来の伴侶となる人は自分で選びたいと思っていました。高校3年生の時のある日、私は通りすがりの若い男性と知り合い、友達になりました。       〔通りすがりで知り合った男性である〕アーラシュはまさに最初から、私に熱烈な愛の言葉を語ってくれました。キミに夢中だ、キミなしでは生きていけないと言ってくれたのです。ちょうど兄弟を事故で亡くしたばかりの私は 全文をよむ

2016-10-03 高齢者向け薬局が開業 (Jam-e Jam紙)

 国立シーラーズ医科大学プーストチー眼科附属病院薬局は、高齢者の薬の需要を満たすために、初の高齢者向け薬局として紹介された。       シーラーズ市発、本紙報道によると、同院ナーヒード・エブラーヒーミー院長は、次のように述べた。「高齢者は、ファールス州の人口の8パーセントを占めており、大学の附属病院を訪れる高齢者の割合は30パーセント以上にのぼる。」       エブラーヒーミー氏は、次のように付け加えた。「病人に必要な医薬品の特殊性や治療実績への高い信頼から、高齢者の需要を満たすことができ、 全文をよむ

2016-09-15 保健相、イラン人の「ライフスタイル」に警鐘(2) (Iran紙)

 セイェド・ハサン・ガーズィーザーデ=ハーシェミー博士〔※イラン保健相〕は、「第18回心臓血管系最先端医療会議」(18th International Congress on Cardiovascular Updates)において、次のように述べた。      心臓疾患による死亡数は世界的に増えており、我々もこの問題では例外ではない。我々の長期的な目標は今後10年間で心臓疾患による死亡数を25%減らすことである。この分野で最も重要かつ根本的なのは予防であり、この件では医療ネットワークが重要な役割 全文をよむ

2016-09-15 保健相、イラン人の「ライフスタイル」に警鐘(1) (Iran紙)

「2500万人のイラン人が肥満が原因で心臓疾患にさらされている」「残念ながらファーストフードの消費が増加している」      【イラン紙7面:ファリーバー・ハーンアフマディー】人々がかかる病気は非伝染性の病へとシフトしてきている。今日、最終的には心臓疾患を招くことになる高血圧患者の5割は自身の病気について認識していない。そしてそれは、私たちのライフスタイルに主に起因するのである。実際、世界では1年間に1700万人が心臓・血管系の疾患が原因で亡くなっているが、それはライフスタイルや食生活に関連して 全文をよむ

2016-09-15 シャフレ・レイにあるリトル・アラブの暮らし~ドウラトアーバード地区ゴドゥス通りを歩く~(2) (Iran紙)

 この地区で活況を呈しているように見える仕事の一つに、航空機チケットを扱う旅行代理店がある。その内の一軒に入ってみる。店内の装飾が飛行機とよく似たシックな事務所だ。曇り空を眺めることができる、まさに飛行機の小さな窓のようなものも見える。褐色の肌をした若い男性が電話を手にして座り、大きな声でアラビア語を話している。       この代理店の店主であるヘイダル・マランディー氏は24歳。高卒だが、なかなかのビジネスをしている。「両親がイランからここにやって来て35年、私はテヘランで生まれました」。ヘイ 全文をよむ

2016-09-15 シャフレ・レイにあるリトル・アラブの暮らし~ドウラトアーバード地区ゴドゥス通りを歩く~(1) (Iran紙)

【イラン紙9面:モハンマド・マアスーミヤーン】シャフレ・レイのドウラトアーバード地区にあるゴドゥス通りを歩けば、まるでバグダードの通りを歩いているかのような体験が味わえる。テヘランでは他にお目にかかることのない、〔アラブ料理の〕ファラーフェルやアラブ風のサモサ、イラクやレバノン風のお菓子などが、そこかしこで売られているのだ。      〔‥‥〕       客で賑わうあるキャバーブ屋のウィンドウには、「イラク風キャバーブ」の文字がみえる。客の出入りが激しく、混雑そのものである。店主に、アラブ風キ 全文をよむ

2016-09-15 国営メディア協賛で感謝祭第一期が開催 (Jam-e Jam紙)

 国民的行事「感謝祭Jashn-e ‘Ātefe-hā」の第一期は、イラン国営放送協会の協賛で、「メフル月(西暦9月22日~10月21)は思いやりを」のスローガンを掲げられ、教育省とエマーム・ホメイニー救済財団(Imam Khomeini Relief Foundation)により全国で開催された。       イラン国営放送通信を引用した本紙の記事によると、今年、この国民的行事は、恵まれない小中学生への生活必需品と衣服、文具の供給を目標とし、今回初めて自治体レベルで[訳注:各地に]テントを設営 全文をよむ

2016-09-06 治安維持軍が発表—「慣習に反した服」を販売した衣料品店3627店舗に警察が警告、825店舗を営業停止に (Mardomsalari紙)

【マルドムサラーリー紙5面】治安維持軍の報道官は、慣習に反したマント(コート)や衣服を売っていた衣料品店3627店舗を見つけ、それらに対して警告を与えたことを明らかにした上で、「825店舗が営業停止になった」と述べた。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、サイード・モンタゼロル・メフディー司令官は、イランの文化や慣習に反したマント(コート)やTシャツに対する治安維持軍の取り締まりについて、「今年のティール月22日(西暦2016年7月12日)、慣習に反したマント(コート)の製造禁 全文をよむ

2016-09-05 年度末までに首都全体で450台のバスを追加 (Hamshahri紙)

 テヘラン市営バス協会ペイマーン・サナンダジーCEOは、同協会が計画しているテヘラン公共交通機関の保有車両の台数増について発表した。       サナンダジー氏は、「本協会は、学校の再開や大学の新学期を考慮して、公共交通機関の保有車両を増やすことを計画している。」同氏は、[訳注:学校が始まる]メフル月1日[西暦9月22日]には、50台のバスを公共交通の保有車両に加えるとして、「ホラーサーン広場やショハダー広場のトロリーバス[架線から給電されるモーター駆動のバス」も増やす予定である。乗客定員が多い 全文をよむ

2016-08-31 ゴム塩湖に涸渇の危機―周辺の7州に忍び寄る環境問題(2) (Iran紙)

塩水の流出と農業用井戸水の塩水化       シャフィーイー氏はこの湖の塩分濃度の上昇が地域の農地に与えている影響について、次のように述べている。      塩水の流出によって、農地の生産性は失われ、井戸水の極度な塩水化が進んでいる。そのために、この地域の周辺の村々からは住民がいなくなっている。というのも、この地域の住民の一部は農業で生計を立てているからだ。一方で、この塩水は農家らによってくみ上げられ、農地に灌漑されている。〔この水の〕塩分濃度が高いため、土地は栽培能力を失っている。    シャ 全文をよむ

2016-08-31 ゴム塩湖に涸渇の危機—周辺の7州に忍び寄る環境問題(1) (Iran紙)

【イラン紙19面:パリーサー・アズィーミー】ゴム塩湖が徐々に死に絶えようとしている。それはゴム州の自然環境にとって悲しき調べを奏でているかのようであり、地域の野生生物にとっては危険を知らせる警告音でもある。そしてそれに関するニュースは、自然を愛するすべての者たちの心を傷つけ、おそらくはゴム州ばかりか、国境を越えて多くの人たちの懸念を呼んでいる。       湖を憂うゴムの人々は、塩湖が死の直前にあって、涸渇の危機に脅かされていることを見聞きして、心の底からため息をついている。ゴム塩湖の危機は50 全文をよむ

2016-08-28 テヘランで11月下旬から車検切れ車両自動取締りシステムを運用開始 (Hamshahri紙)

 テヘラン州警察本部交通・運転指導部セイエド・ティムール・ホセイニー部長は、車検を受けていない自動車の自動取締りシステムをアーザル月(同月1日=西暦11月21日)よりテヘラン全域で開始すると発表した。       イラン学生通信(ISNA)によると、ホセイニー氏は、首都における『減少』規制-いわゆるLEZ (Low Emission Zone 排ガス低排出区域)規制実施時期に関して以下のように発表した。「シャフリーヴァル月(8月22日~9月21日)より、[自動車ナンバーの]偶数・奇数規制実施区域 全文をよむ

2016-08-18 女性の麻薬使用が急増 (Mardomsalari紙)

【マルドムサラーリー紙3面】麻薬対策本部予防教育局長は、「我が国は女性の麻薬使用の急激な増加に直面している」と語った。       イラン学生通信(ISNA)によると、アーレフ・ヴァッハーブザーデ氏は〔‥‥〕若者が麻薬に引きつけられてしまう主な要因について触れ、「調査によると、・快楽を得たいから、・好奇心、・遊び感覚、そして・精神的問題の4つが、若者が麻薬に引きつけられてしまう主な要因になっている」と述べた。       同氏はさらに、「私たちは、若者たちが敵の張り巡らせた悪魔の罠にはまることの 全文をよむ

2016-08-17 「ストリート・チルドレン」は特定され次第、福祉センターに身柄引き渡しへ (Iran紙)

【イラン紙4面】テヘラン州福祉庁社会問題担当次長は、1500人のストリート・チルドレンが特定され、福祉センターに引き渡される見込みであることを明らかにした。       エブラーヒーム・ガッファーリー氏はイラン紙とのインタビューの中で、「ストリート・チルドレン特定計画は今年のティール月(西暦6/7月)から始まっており、これまでに860名の子どもが特定され、福祉センターに引き取られた」と述べた。       同氏はさらに、次のように付け加えた。      現在テヘランには、日中にストリート・チルド 全文をよむ

2016-08-07 新エネルギーが灯す街の明かり(2) (Hamshahri紙)

 ハサーミー氏は、以下のように続けた。   「テヘランにおいて、現在までに太陽光温水供給機によって必要なエネルギーを賄う公衆トイレが、764ヶ所以上導入されている。そしてまた、太陽光を利用した5千2百基以上の太陽光[発電式LED]街灯が、市内の公園に導入されている。」       テヘラン市庁自然環境本部エネルギー管理課長はまた、テヘランの地下空間における新型の再生可能新エネルギーを利用するための包括的調査実施について触れ、以下のように述べた。   「1395年末(2017年3月20日)までに、 全文をよむ

2016-08-07 新エネルギーが灯す街の明かり(1) (Hamshahri紙)

執筆:アッバース・サーベティーラード       昨年のオリディーベヘシュト月(西暦2015年4月21日〜5月21日)、テヘラン市議会は、ある条例を採択した。それに基づき、市の行政は再生可能な新エネルギーの普及義務を負うことになった。       この条例に従えば、テヘラン市庁は、市内において公共の場所、市有の施設、設備、公共の建物やビルおよび公共交通機関で太陽光、水力、風力、地熱、バイオマス、燃料電池を含む新しい再生可能エネルギーに類するものの普及を求められる。テヘラン市庁自然環境本部長のモハ 全文をよむ

2016-07-28 この100年間で世界で最も平均身長が伸びたのはイラン人男性 (Iran紙)

【イラン紙4面】インペリアル・カレッジ・ロンドンのマジード・エザッティー教授をリーダーとして行われ、雑誌「eLife」に発表された研究によると、1914年から2014年の間で、イラン人男性の平均身長は16.5cm伸び、男性の身長の伸びが世界で最も大きかったことが分かった       この100年間で、イラン人男性の平均身長は157.1cmから173.6cmに伸び、世界の男性の平均身長ランキングは181位から67位に上がった。またこの間、イラン人女性の平均身長は148.5cmから159.7cmにな 全文をよむ

2016-07-27 エネルギー相が警告「無節操な水の消費がイラン文明の存続を脅かしている」 (Iran紙)

水の価格は国民に、好きなだけ使っていいというメッセージとなっている!      【イラン紙9面】国の水資源は、地下資源と同様に日々やつれていくばかりだが、その一方でその消費量はつねに増え続けており、新記録を更新している。しかし何故、干ばつと闘っている国において、消費者たちはいつもより多くの水を求めてしまうのだろうか。専門家らの考えでは、この消費量は少なくとも世界標準の2倍であり、無節操な水の消費は明らかだという。       これに関してエネルギー相は、水の売値の低さが、人々が水の消費に節度を守 全文をよむ

2016-07-27 塩湖のほとりで渇きに苦しむチェシュメ・シュール村のつらい現実(3) (Iran紙)

 チェシュメ・シュールには、およそ50世帯が暮らしている。彼らはそこに定住している世帯だが、中には[遊牧の]部族もいる。彼らは家畜をカズヴィーンに移動させているところで、メフル月[9月下旬~10月中旬]になると、子供たちを学校に通わせるために戻って来る。村には小学校が一校ある。村の子どもたちの多くは、小学校を終えると、それ以上は進学しない。      うちの息子は勉強が好きだったけど、私たちには学校に遣るだけのお金がなくてね。5年生でやめたよ。いまは14歳さ。   ※訳注:イランの初等教育は約5 全文をよむ

2016-07-27 塩湖のほとりで渇きに苦しむチェシュメ・シュール村のつらい現実(2) (Iran紙)

 ナルゲスの額に刻まれた深いしわに、汗の粒が光る。      ここでの私たちの最大の悩みは、水がないってことね。みんな病気になっちゃってね。小さな子どもたちなんかも、感染症にかかってるわ。井戸がないのよ。お金が足りなくって、他の場所に移り住むってわけにもいかない。      [村に]ガスが引かれたけど、自宅にガスのある家なんてないわ。自分でガス管を引けって言うのよ。どっからもってくればいいっていうのよ?ここは冬が寒くてね。灯油もなけりゃガスもない。失業も多いわ。うちには息子が3人いるけど、3人と 全文をよむ

2016-07-27 塩湖のほとりで渇きに苦しむチェシュメ・シュール村のつらい現実(1) (Iran紙)

【イラン紙9面:マルヤム・ターレシー記者】「あなたに神の恵みあれ。私たちを助けに来て下さったのね?さあ、こちらに来て、私たちがどんな状況に置かれているか、見てちょうだい」。女性はこう言って、泡だらけの両手を上に上げて振ってきた。〔‥‥〕       モルダード月[7月下旬~8月中旬]の正午の太陽に照らされたチェシュメ・シュール[「塩からい泉」の意]村は、塩湖を背後に、乾ききって灼熱を帯びているようにも見える。村はまるで、塩によって「ケバ線」が描かれたかのようだ。       ゴムからハリージェ・ 全文をよむ

2016-07-03 テヘラン第七区で害獣駆除計画を実施 (Jam-e Jam紙)

 第七区役所の福祉・生活環境部モハンマド・アリー・シャアバーニー副部長は、以下のように述べた。「気温の上昇と夏季の始まりを考慮し、殺鼠剤設置による区内害獣駆除計画を開始した。」       第七区役所広報から引用した本紙のレポートによると、シャアバーニー副部長は、この件の発表に加えて、以下のように述べた。「気温の上昇に伴い、テヘランに有害な齧歯類(ネズミ目の哺乳類)を駆除する時期が到来する。害獣駆除計画の実施は、福祉・生活環境部の優先事項である。」       殺鼠剤を置く場所およびネズミ駆除計 全文をよむ

2016-06-25 モウラーヴェルディー氏「名誉殺人について正確で根拠のある数字は存在しない」 (Iran紙)

【イラン・オンライン】女性・家庭問題担当副大統領は執筆したコラムのなかで、      〔‥‥〕父親が自らの手で若い娘を殺害した事件が〔西アゼルバイジャン州の〕ホイ市で起きて、数日が経ちます。〔‥‥この父親の供述によると、彼は〕自分の娘の品行に問題があるとの噂を聞いて、それを根拠に、〔娘を裁くための手前勝手な〕裁判を行い、判決を出し、それを2発の弾丸によって公衆の面前で執行することで、名誉を保つ許可を自らに与えてしまいました。そして事件現場への救急隊の到着が妨げられたために、彼の若い娘は間もなくし 全文をよむ

2016-06-23 家庭コンサルタントが指摘「二組の結婚のうち一組は家庭内離婚の状態」 (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙3面】心理学者で家庭シニア・コンサルタントの人物は、二組の結婚のうち一組は家庭内離婚の状態にあると指摘した。       イラン学生通信によると、トゥーラジ・シャムシーリー氏は「家庭内離婚」は最も恐ろしく、また最も人目に触れない離婚の一種だと強調し、次のように述べている。      家庭内離婚〔※原義では「(形式上ではなく)感情・情緒の上での離婚、感情面での隔たり」の意〕は、「音なき離婚」「姿の見えない離婚」など、様々に呼ばれている。感情や認識、性的生活、婚姻生活などの面 全文をよむ

2016-06-22 モウラーヴェルディー副大統領「多くの新生児が母親の胎内にいる段階で売られている」 (Iran紙)

【イラン・オンライン】シャヒーンドフト・モウラーヴェルディー氏は母親による新生児売買について、生まれる前の母親の胎内にいる段階の新生児までもが売買される事態を、今やわれわれは目の当たりにしているのだと指摘した上で、「このような新生児についての統計はないが、その数は非常に多く、一大ニュースになっているほどだ」と述べた。       女性・家庭問題担当副大統領は、児童売買という現象はただ一つの要因によって起こるものではなく、諸々の要因が一つながりになって、一女性が我が子を売らざるを得なくなるのである 全文をよむ

2016-06-22 保健省、イランを襲う移民らの新たな波に懸念 (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙3面】保健省の感染症管理センター所長は、その大多数がアフガン人で占められる移民・避難民らに対してイランが行っている衛生対策について、詳細を説明した。       モハンマド・メフディー・グーヤー博士はイラン学生通信との会見のなかで、国内に流入する避難民・移民らの一般的な衛生状況について、〔‥‥〕どの保健・医療施設であっても、イラン人と避難民に提供されるサービスに違いは存在しないと強調した上で、「移民・避難民に対して与えられる初期の医療サービスは、すべて無料である」と付け加 全文をよむ

2016-06-16 「麻薬の濫用が原因で一日に10人が死亡」—テヘラン州麻薬対策連携評議会書記が明かす (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙3面】テヘラン州麻薬対策連携評議会の書記は、麻薬を使用している生徒・学生たちの特定と治療を行っているところだと指摘した上で、「我々は麻薬常習者となった生徒・学生たち専門の病院〔の設立〕を考えてきた。我々は〔そこで〕彼らの治療を集中的に行うつもりだ」と表明した。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、モハンマドレザー・アーザルニヤー氏は「国際薬物乱用防止デー」〔=6月26日〕に際して開かれた記者会見で、生徒・学生たちの間で広がる麻薬中毒問題への対策に関するI 全文をよむ

2016-05-26 密輸品、正規の国境地点を通って流入—治安維持軍司令官が遺憾の意を表明 (Iran紙)

【イラン紙1面】治安維持軍司令官は密輸品が正規の国境地点を取って国内に流入していることを明らかにした。       タスニーム通信によると、ホセイン・アシュタリー司令官は昨日、記者団を前に95年度〔西暦2016/17年〕に治安維持軍が取り組んでいる優先事項について触れ、「密輸品の流入との闘い・取り締まり、ならびに密輸を行う犯罪者集団や巨大マフィア・ネットワークへの対応が、95年度の最重要優先事項の一つである」と述べた。    同氏はさらに、「商品の密輸を取り締まるよう革命最高指導者が強調されたこ 全文をよむ

2016-05-26 ミヤーンカーレ半島は危機的な状況―ゴルガーン湾で繰り返されるウルミエ湖の悲劇(2) (Mardomsalari紙)

ゴルガーン湾の水は減少し、汚染されている       マーザンダラーン州の自然環境問題に取り組むある活動家は、メフル通信に次のように述べている。      ミヤーンカーレ湿原とゴルガーン湾の重要さは、自然環境について初歩的な知識を持っている人なら誰にとっても明白です。この湿原はカスピ海に接続した、最大の淡水貯蔵池の一つであり、その独特の地理的形状や、その特別の生態系によって、カスピ海に生息する多くの硬骨魚類ならびに軟骨魚類の繁殖地となっています。    ホッルマンスーリー氏はさらに、次のように明 全文をよむ

2016-05-26 ミヤーンカーレ半島は危機的な状況—ゴルガーン湾で繰り返されるウルミエ湖の悲劇(1) (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙6面】ゴルガーン湾は多くの危機に巻き込まれており、関係者たちは、もし緊急の対策が実行されなければ、今後10年足らずで湾は跡形もなくなり、ウルミエ(オルーミーイェ)湖の悲劇の再現に直面するだろうと考えている。       メフル通信によると、4000ヘクタールの面積を誇るゴルガーン湾は、マーザンダラーン海〔※カスピ海南部〕に接した、最大の淡水貯蔵池の一つであり、地球最大の湖〔=カスピ海〕に生息する多くの生物が生きつづけられるかどうかは、この湾とカスピ海が連結しているかどうか 全文をよむ

2016-05-19 戸籍庁長官「1100万人以上の若者が未婚」 (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙3面】国家戸籍庁長官は、「94年度(2015/16年)の統計によると、結婚件数は前年度に比べて5.4%減少し、結婚適齢期にある若者の1100万人以上が未婚であるという事態に我々は直面している」と述べた。       イラン学生通信(ISNA)によると、アリーレザー・アーヴァーイー長官は戸籍庁で開催された国民人口デーの大会の中で、次のように付け加えた。      この状況が示しているのは、人口総合政策の第2項、すなわち結婚の障害を取り除き、家族形成を促進・普及させることを実 全文をよむ

2016-05-12 アルボルズ州、大卒以上の失業者が15万人 (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙5面】アルボルズ州労働評議会議長は、高等教育を受けた若者たちの失業問題を早急に取り除く必要があると強調した。       アリー・アスラーニー氏はイラン学生通信とのインタビューで、「失業問題は、現代社会にとって主要な問題となっている」と語った。       同氏は続けて、「失業率の高さがよりいっそう懸念されるものとなるのは、高等教育を受けた若者や、長年勉学に身を捧げてきた者たちが社会における失業者の主要な部分を占めているような場合である」と述べた。       アスラーニ 全文をよむ

2016-05-09 退職者への「カーラーカード(国民社会福祉カード)」について、福祉省からのお知らせ (Hamshahri紙)

 「イラン国民社会福祉カード(カーラーカード)」が、テヘラン州とアルボルズ州の退職者全員に発行され、労働者福祉銀行の支店は、退職者らへの交付準備に携わっている。       メフル通信の報告によれば、このことに関して親愛なる退職者らは、イラン暦1395年ホルダード月13日(西暦2016年6月2日)まで自身の身分証明書類を持参の上、各々の年金を受け取っている労働者福祉銀行支店で申請可能となっている。       ほか、以下も言及する必要があろう。その他の諸州の申請希望者は、福祉サービスシステム(U 全文をよむ

2016-04-28 ザーヤンデルード・ダム、枯れる~イラン中央部でも干ばつの兆候~ (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】エネルギー省の責任者の一人は、エスファハーンにおける水の供給情況が厳しさを増していると強調した上で、「ザーヤンデルード・ダムの約80%は空の状態にある〔=貯水率は2割程度である〕」と述べた。       ジャーメ・ジャム・オンラインの報道によると、メフルザード・アフサーニー氏は、ザーヤンデルード・ダムの約80%が空の状態にあると表明した上で、「現在、ザーヤンデルード・ダムの14億5000万立方メートル分が空であり、今後の降雨情況やザーヤンデルード・ダムに流入する水 全文をよむ

2016-04-28 ロレスターンでは雨が降っても渇水問題—ダム建設への期待も道半ば (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙5面】ロレスターンは春と冬、洪水をもたらすほどの降雨に見舞われるが、にもかかわらず、ロレスターン上下水道社の代表によると、「この雨は、ロレスターン南部地域の飲料水問題の解消には効果がない」という。       ハミードレザー・キャラムヴァンド氏はメフル通信とのインタビューの中で、ロレスターンの一部地域が水をめぐって緊迫した状況に陥っていると指摘した上で、「我々は、いまだにクーフダシュトやチャガーボルなどの都市で、深刻な水問題に直面している」と述べた。       同氏は、 全文をよむ

2016-04-27 コルデスターンのイスタク工場、操業停止に―失業者数も増加(2) (Mardomsalari紙)

 匿名希望のこの工場の労働者の代表者の一人は、メフル通信の取材に対し「昨年エスファンド月28日〔※西暦2016年3月18日〕以降、〔工場側は〕私たちに対して〔賃金などの〕清算をおこない、私たちは職を失いました」と話す。       この人物はこの工場が休止に追い込まれた原因について、「私たちに発表があったように、休止の原因の一つは、工場が生産した製品の販売代理店が、工場に運営責任者がいないことを理由に、自身の債務を工場に支払おうとしないことにあるのです」と指摘している。       ホルシード・ 全文をよむ

2016-04-27 コルデスターンのイスタク工場、操業停止に—失業者数も増加(1) (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリ―紙5面:地域部:チョヌール・サーデギー】ノンアルコールビールを生産しているホルシード・ザリーヴァル・インダストリー社は1385年〔西暦2006/7年〕、イスタク投資グループの努力により、サナンダジに設立されたが、しかし現在、操業停止状態にある。       この投資グループは最初のノンアルコールビール生産工場をラシュト県に設立し、自社の計画拡大に沿う形で、コルデスターン州にも工場を設立することを決定した。この工場がサナンダジ県に設立されたことに伴い、大卒者であるか、あるいは 全文をよむ

2016-04-27 南ホラーサーン州で続く干ばつという「高熱」―「解熱」のための水もなく(2) (Mardomsalari紙)

 いずれにしても、州の農家たちがただ望んでいるのは秋と冬の降雨なのだが、州気象局長や州危機管理局長らは渇水傾向がこれからも続くことを、依然として伝えている。干ばつの影響により、地下水の水位が50センチメートル以上、下がっており、水質も低下しているという。〔‥‥〕       南ホラーサーン州地域水道社の社長は、〔ダムや地下水などの〕州内の「水瓶」の水位低下に関し、〔‥‥〕サラーヤーン平原やセ・ガルエ市域、アーヤスク地区、およびフェルドウス平原では地盤沈下が起きていると指摘したうえで、次のように述 全文をよむ

2016-04-27 南ホラーサーン州で続く干ばつという「高熱」—「解熱」のための水もなく(1) (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙5面:ビールジャンド】国内でもっとも雨量低下が激しい南ホラーサーン州は今年、渇水ランキングで首位に立った。これによって、同州の平野では大規模な地盤沈下が起きている。       メフル通信によると、南ホラーサーン州では干ばつという名の「高熱」が何年にもわたって下がらない状況が続いており、むしろ泉やカナート、井戸の「渇き」は年々悪化の一途を辿っている。押し寄せる干ばつの波は南ホラーサーン州をひどく苦しめており、樹木や庭、泉、カナート、井戸をはじめ、魚、ハチ、野生生物にいたる 全文をよむ

2016-04-19 首都警察長官、覆面巡回指導の開始を発表 (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙5面】首都警察長官は、首都テヘランでの道徳安全計画の実施に向けて、治安警察内で7千名以上の覆面警察官が用意されていることを明らかにした。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、ホセイン・サージャディーニヤー司令官は昨日の朝、テヘラン次席検事が出席する中で開かれた「道徳安全警察覆面パトロール開始式典」で、次のように述べた。      近年、市民からよせられる苦情の一つとして、市内で発生している女性の貞節/家族の名誉に対する迷惑行為の問題があった。こうしたこと 全文をよむ

2016-04-18 モウラーヴェルディー副大統領、アフガン人少女の死についてテレグラム上でコメント (Iran紙)

【イラン紙4面】ここ数日、17歳の少年によって6歳のアフガン人少女が暴行された事件に関するニュースが、大きな反響を呼んでいる。悲しむべきことに、この少年は供述の中で、少女を暴行した後、彼女の遺体に火を付け、その後酸をかけたと述べている。       シャヒーンドフト・モウラーヴェルディー副大統領(女性・家庭問題担当)はこの事件を受けて、次のような文章を自身が運営するテレグラム上のチャンネルに投稿している。      (中略)昨日、ヴァラーミーンでアフガン人移民の6歳の少女に降りかかった犯罪に関す 全文をよむ

2016-04-14 フーゼスターン州で激しい雨と砂塵が発生 (Iran紙)

【イラン紙1面:社会部—ザフラー・ケシュヴァリー】イラン南部から届いた報告によると、激しい雨と洪水によってフーゼスターン州の18の都市の学校と大学、および西部ホッラマーバード市の複数の学校が休校を余儀なくされたとのことである。       気象学者でテヘラン大学自然地理グループ主任のアリー・アクバル・シャムスィープール氏はイラン紙とのインタビューの中で、フーゼスターンやロレスターン、ザンジャーン、キャラジ等の各州〔※ママ。キャラジは都市名で、キャラジの位置する州は正しくは「アルボルズ州」〕での激 全文をよむ

2016-04-12 環境庁市民参加局局長「動物虐待対策法案が準備中」 (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙3面】環境庁市民参加局局長は、動物虐待対策法案が準備されていると述べた上で、「人々が植物や動物を大切にするような社会は、社会の治安も間違いなく良好であり、犯罪も少ない」と述べた。       モハンマド・ダルヴィーシュ局長はイラン労働通信(ILNA)とのインタビューのなかで、動物虐待の様子を写した写真や動画がネット上で出回っていることに対し、市民の側から反発や抗議の声が出ていることについて、「〔‥‥〕今回の出来事で、私たちの同胞が環境問題について抗議の声を上げ、自分たちの 全文をよむ

2016-04-12 麻薬対策本部本部長代行「麻薬中毒の大学生の67%は中高生のときに麻薬を経験」 (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙3面】       麻薬対策本部本部長代行は、「麻薬中毒の大学生の67%は、麻薬の使用を大学入学前の中等教育期間中に経験している。もちろん、大学に入って麻薬を始めたと申告している者も一部にはいる」と述べた。       イラン労働通信(ILNA)の報道によると、アリー・レザー・ジャズィーニー氏は、シャヒード・ベヘシュティー大学で行われた、麻薬対策本部と同大学の合意文書の調印式で、さらに「本部が今年まず最初に行う予定の予防計画は、教育現場における教育と文化作りである。という 全文をよむ

2016-04-12 スポーツ青年省結婚計画・家族向上局長が警告「テレグラム上の婚活サイトは無許可」 (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー紙3面】       スポーツ青年省「結婚計画・家族向上局」の局長は、「結婚相手を見つけることを目的としてテレグラム〔※イランで普及しているSNSの一つ〕上で運営されているチャンネルは、いずれもスポーツ青年省の認可を受けていない。若者らは、こうしたチャンネルのワナに落ちないよう注意してもらいたい」と述べた。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、ナーセル・ソブヒー=ガラーマレキー局長は「結婚相手を見つけることを目的としてテレグラム上で運営されているチャンネル 全文をよむ

2016-03-15 第三者保険における男女のディーヤ平等、護憲評議会で承認され立法化 (Iran紙)

【イラン紙4面】       第三者保険法案で示されていた男女のディーヤ〔※イスラーム刑法において、故意・過失を問わず、殺害や傷害の加害者が被害者ないしその遺族に対して支払う賠償金のこと〕平等案が、昨日〔3月14日〕護憲評議会によって承認された。これより前、1394年アーバーン月26日(西暦2015年11月17日)に、国会は交通事故で損害を受けた者たちへの損害賠償金が、性別や宗教にかかわらず、保険が保証する最高限度額まで〔被害者に〕支払われる案を可決していた。       国会の経済委員会のスポ 全文をよむ

2016-03-04 アーモンドの花が満開 (Jam-e Jam紙)

春が近づき、暖かくなるにつれて、シーラーズ近郊のマハールルー地区で、アーモンドの花が咲き始め、見事な景観をつくりだしている。 全文をよむ

2016-02-28 サッタールハーン通りはネズミ「保護区」!~テヘランには100万匹以上のネズミが~(3) (Jam-e Jam紙)

 テヘラン都市産業・雇用整理公社の代表はさらに、「現在、残念なことだが、騒ぎを大きくしようとするような雰囲気になっている。問題の根本的な解決策を考えねばならない」と強調した。      〔‥‥〕       同氏はまた、犬の生け捕りはどのように行われるのか、また去勢手術をうけた犬は再び野良犬として放たれるのか、との質問に答える中で、次のように述べた。      内務省の指示によれば、生け捕りは国産の麻酔銃によって気を失わせるという方法で行われ、その後動物検疫所において有害だと判明した犬を安楽死に 全文をよむ

2016-02-28 サッタールハーン通りはネズミ「保護区」!~テヘランには100万匹以上のネズミが~(2) (Jam-e Jam紙)

野良犬を生け捕りにするための特別な訓練を受けた人員が30名に       ガディーミー氏は話の続きの中で、野良犬の問題にも触れ、「野良犬問題については、我々は方針を変え、3年前より野良犬を殺処分にするのではなく、生け捕りにした上で去勢手術を行うようにしてきた」と述べた。       同氏は、犬の生け捕りはきわめて困難な仕事であるとしたうえで、「我々はこの問題に対処するために専門的な訓練を受けた人員を30名、擁している。彼らは早朝3時から朝8時まで、犬たちの生け捕りを行っている」と指摘した。   全文をよむ

2016-02-28 サッタールハーン通りはネズミ「保護区」!~テヘランには100万匹以上のネズミが~(1) (Jam-e Jam紙)

テヘラン都市産業・雇用整理公社の代表「テヘランには140万匹ものネズミがいる」       ジャーメ・ジャム・オンラインの報道によると、レザー・ガディーミー氏は記者会見の場で〔‥‥〕、テヘランにはネズミのコロニー(群集地)が多く存在すると指摘し、「サッタールハーン通り、さらにそれに続いてヴァリーアスル通りには、サンドウィッチ屋、果物屋などが多くあるために、ネズミの数が最も多い」と述べた。      〔‥‥〕       ガディーミー氏はさらに、有害動物に対抗するために訓練を受けた人員が、テヘラン 全文をよむ

2016-02-26 年の瀬にテヘランに流入する物乞たち(5) (Jam-e Jam紙)

年の瀬には物乞いたちがテヘランに大移動       先週、テヘラン市の副市長(都市サービス担当)は市内全域で物乞いが増加していることに不満を表明し、本件に対する市議会の支援を要請した。モジタバー・アブドッラーヒー副市長は「テヘラン市、および市内の通りを覆う状況は好ましくない。さまざまな人々、中でも外国人の物乞いたちに[テヘラン市は]直面しており、もしテヘラン市議らが我々を支援してくれなければ、どうすることもできない」と述べた。       テヘラン市福祉庁のファルザード・フーシュヤール代表も一年 全文をよむ

2016-02-26 年の瀬にテヘランに流入する物乞たち(4) (Jam-e Jam紙)

 社会病理学者たちのなかには、市内から物乞いを一掃することは、ある意味でこの病理による痛みを治療するのではなく、むしろそれを隠蔽してしまうことにつながると指摘する人たちもいる。彼らの考えによれば、市内全域でこうした人たちを整理・管理ための抜本的対策が求められねばならないという。       社会学者のゴラームレザー・シャリーフィー氏は、これに関して次のように述べている。      職を求めてテヘランへやって来ても、自身や家族の生活を遣り繰りすることができない人々は、物乞いをせざるを得ない。同じ問 全文をよむ

2016-02-26 年の瀬にテヘランに流入する物乞たち(3) (Jam-e Jam紙)

 同氏は、こうした物乞いの中には、稼ぎが数百万あり、3〜4時間で500〜600トマーン[※ママ。「50万〜60万トマーン」の間違いではないかと思われる。50万トマーンは約1万7千円]の施しを受ける者もいると言い、「逮捕された物乞いには、ポケットに1,000万から1,100万[トマーン。日本円で約33万円から37万円]の銀行小切手が入っていた者も複数いた」とのことである。       同氏は、こうした物乞いたちのなかには他の犯罪行為に手を染めている者もいるという。      例えば、子供の人身売買 全文をよむ

2016-02-26 年の瀬にテヘランに流入する物乞たち(2) (Jam-e Jam紙)

「物乞いのいないテヘラン」という理想郷       昨年のことになるが、テヘラン市福祉・社会参画庁の新たな代表が、辞令を受け取って数分後に行われた初めての所信表明において、テヘランを2年で物乞いのいない町に変えることができると表明したことがあった。とはいえ、この発言の少し後、彼は自らの発言内容を後退させ、この理想を実現させることができるかどうかは社会問題に携わっているその他の機関の協力如何であるとの見方を示した。       しかしそれでも、物乞いたちを一斉に検挙し、一掃させるために彼が新たに示 全文をよむ

2016-02-26 年の瀬にテヘランに流入する物乞たち(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】街頭から物乞いを一掃せよとの大統領令も、テヘランを物乞いのいない都市に変えることはできず、一年の締めくくりの月[2月20日~]には、例年通り、首都の物乞いの数は増加傾向にある。       メフル通信が伝えるところでは、2年間でテヘランを物乞いのいない都市に変貌させることが予定されていたものの、何百万[※100万トマーンは約3万3千円]もの収入を稼ぎたい物乞いたちにとって、テヘランは「もっとも行きたい街」であることに変わりはない。       物乞いたちの平均月収 全文をよむ

2016-02-26 投票所で結婚式 (Jam-e Jam紙)

ヤースージ[※1]のとあるカップルは、第一のファーテミーイェと第二ファーテミーイェ[※]の間に当たる今日の日を最善に活用し、投票所で結婚式を執り行った。      花婿のアブドゥッラー・ルーハンナーさんと花嫁のシャーディー・ベナーリーさんは、最初に投票所に現れて投票した一団だった。      ※訳注1:「ヤースージ」は、イラン南西部コフギールーイェ・ブーイェル=アフマド州の州都。同州の分割以前にファールス州に属した。      ※訳注2:「ファーテミーイェ」は、預言者ムハンマドの娘にして初代イマ 全文をよむ

2016-02-26 保健相、執刀後に手術室で投票 (Jam-e Jam紙)

保健相は、本日、テヘランのとある病院で、手術着を着たまま、《巡回投票箱》に投票した。      セイイェド・ハサン・ハーシェミー博士は、本日朝、投票をすませた後、選挙について、イスラーム革命とイマーム・ホメイニー、殉教者たちが人々のために用意してくれた大いなる機会であると述べた。      (後略) 全文をよむ

2016-02-24 女性秘書、求む! 条件は・・・ (Jam-e Jam紙)

秘書採用にあたっての、おかしな条件をご覧いただきたい。      ジャーメジャム・オンラインによれば、続きは、写真で!      (写真中の看板の文言)      「女性秘書、求む。    ただし、[スマホ向け無料メッセージ・チャットアプリ]WhatsApp、    および、タブレットをもたない人物に限る」 全文をよむ

2016-02-21  ソレイマーニー少将、聖域防衛の傷痍軍人の枕元に (Jam-e Jam紙)

シリア戦争、および、ダーイシュのテロリストたちとの戦闘は、多くの兵士を世界中から戦線へと送り出すことになった。      ジャーメジャム・オンラインによれば、本日、テヘランのとある病院では、ガーセム・ソレイマーニー少将が、聖域の防衛者アミール・ホセイン・ハージー・ナスィーリーの枕元に佇む様子が見られた。 全文をよむ

2016-02-16 観光地に流入する外国人乞食たち(3) (Jam-e Jam紙)

疾病:外国人乞食の手土産       国内の乞食たちの一団に外国人乞食が付け加わることは、社会問題・社会病理の悪化と都市の景観の醜悪化をもたらすばかりか、残念ながら、国内における一部の病気の蔓延をも招くことがある。       エスファハーン市違反行為予防・排除局局長は、同市で特定された先のグループに関して、次のように指摘している。      これらの外国人乞食たちに関して一考に価することとして、彼らがきわめて不衛生な状況に置かれているという点が挙げられる。例えば、彼らの一部は何か月も入浴してお 全文をよむ

2016-02-16 観光地に流入する外国人乞食たち(2) (Jam-e Jam紙)

エスファハーンにいる外国人乞食からもたらされる外貨収入       エスファハーン市「違反行為予防・排除局」の局長はこの件について、ジャーメ・ジャム紙に次のように述べている。      今年、特にここ数か月間で、我々は外国人乞食たちを市内から一掃し、彼らの身元を「美徳センター」(乞食らを保護する福祉庁の施設)に引き渡してきた。しかしにもかかわらず、彼らが再び市内に舞い戻り、乞食行為に従事している姿が目撃されている。こうしたことから、我々の関心はこの問題を真剣に追跡調査することに向けられるようにな 全文をよむ

2016-02-16 観光地に流入する外国人乞食たち(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン:ファーテメ・モラードザーデ】       「赤信号裏の住人たち」〔※赤信号になると、停車した車に駆け寄って花束その他を押売しようと群がってくる物乞いのことを指していると思われる〕はガソリンスタンドや銀行、バス停、その他多くの公共の場でも、乱れた身なりと不適切な服装の状態で目にすることができる。彼らに話しかけてみるとよい、彼らの言葉やアクセントの違いに気づくはずだ。       市の当局者たちによると、これらの者たちは外国人乞食であり、近隣諸国から流入していると言う 全文をよむ

2016-01-25 次期警察長官、3月初旬から交通反則金を増額すると発表 (Jam-e Jam紙)

 次期警察長官のエスキャンダル・モオメニー司令官は、交通違反の反則金増額に関して以下のように述べた。「この案は、閣議決定された。これに基づき170項目の交通違反の内、合計40項目の違反で、50パーセントから100パーセント反則金が増額される。」       本紙の取材によれば、エスキャンダル・モオメニー司令官は州警察本部長による専門会議の合間に記者らに対して、この承認事項が官報掲載後に効力を有することになるとし、以下のように述べた。「もちろんこの事に関しては、準備措置もある。コンピューター管理シ 全文をよむ

2016-01-14 大気汚染が首都住民の健康に及ぼす破壊的影響(2) (Mardomsalari紙)

 同氏は、第1回と第2回の「大気汚染・騒音管理国民会議」では、大気汚染のコントロールという視点をもとに検討が行われ、第3回会議では、人間がつくり出した大気中の浮遊物質に特に光が当てられたことに触れた上で、      第4回会議は、テヘラン医科大学の支援を得、エスファハーン医科大学の教授陣に参加いただき、大気汚染が人の健康に及ぼす影響に関して、真剣な検討を行う機会が得られた。    と述べた。       ホセイニー博士は、大気汚染はテヘランやイランだけの問題ではなく、世界のいたる所で、この問題に 全文をよむ

2016-01-14 大気汚染が首都住民の健康に及ぼす破壊的影響(1) (Mardomsalari紙)

 第4回「大気汚染・騒音管理国民会議」の事務局の書記を務めているテヘラン大気品質監視社社長は、会議2日目に、      94年[西暦2015年3月~16年3月]の大気汚染は、イランの大都市住民の健康にとって深刻な問題へと発展した。我が国の多くの都市が、様々な原因、とりわけ大小さまざまな車の多さにより、大気汚染物質に囲まれてしまっている。    と語った。       ヴァヒード・ホセイニー氏は続けて、      勿論、基本的な汚染物質のうちのほんの一部だけが、基準となる汚染物質として、モニタリン 全文をよむ

2016-01-13 スポーツ青年省青年経済問題顧問、1月中旬からの「結婚保険」販売開始に言明 (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー3面】       スポーツ青年省青年問題整備担当局の経済・保険顧問は、「デイ月下旬[1月中旬]から結婚保険の販売が始まる。これによって、結婚に際して若者たちが必要としているものが満たされことが試みられている」と述べた。       ISNA[イラン学生通信]の報道によると、アクバル・エフテハーリー氏は[‥‥]「こうした方向で、『結婚保険』の名で計画が準備され、[若者たちの間に]存在する諸々の不安が特定されていった。結婚保険は[こうして特定されていった]結婚に対して若者たち 全文をよむ

2015-12-22 イランでは10件の「永続婚」に対し「一時婚」は2件(2) (Mardomsalari紙)

 彼女はさらに、次のように続けた。      独身者の増加という現象に、我々は直面している。ますます多くのカップルが自発的に子供を設けないことを選択している。また、我々は家族としての関係を持つことなく、人々が一緒に暮らしているような家庭〔※いわゆる事実婚のこと〕が形成されているのを目の当たりにしており、また現在のテヘランでは、2人目の妻のために別の家を賃借りしているような家庭も見受けられる。    アッラーメ・タバータバーイー大学学術委員会の委員を務める彼女は、世帯主となる女性の数が増えているこ 全文をよむ

2015-12-22 イランでは10件の「永続婚」に対し「一時婚」は2件(1) (Mardomsalari紙)

 イラン福祉庁の社会病理予防事務局の局長は、イランでは家族の構造や機能に変化が生じていると指摘した上で、国内では10件の「永続婚」に対し、「一時婚」が2件登録されていることを明らかにした。      ※訳注:「永続婚」とは婚姻期間を定めずに結ばれ、離婚には一定の手続きが必要とされる結婚、いわゆる普通の結婚のこと。それに対し「一時婚」とは、男女の契約によって期限を定めて、「一時的に」成立した結婚のこと。「スィーゲ」あるいは「ムトア」とも呼ばれ、スンナ派のイスラーム法学では禁じられているが、シーア派 全文をよむ

2015-12-22 労働福祉省の社会病理局長「薬物中毒と離婚は国が抱える社会病理のトップ2」(2) (Mardomsalari紙)

 キャルドゥーニー氏はさらに、「もちろん、その他のケースについても、情況は芳しくない。例えば、国内の囚人数は1360年代〔西暦でほぼ1980年代に相当〕には、人口10万人のうち140人から160人だったが、現在では210人以上に増加している」と続けた。       同氏は、社会病理の範疇には他のケースも考慮に入れる必要があるとし、      例えば、1391年(西暦2012年)には4371名の歩行者が〔交通事故によって〕命を失っており、そのうち2365名は高齢者と幼い子供たちであった。これは、国 全文をよむ

2015-12-22 労働福祉省の社会病理局長「薬物中毒と離婚は国が抱える社会病理のトップ2」(1) (Mardomsalari紙)

【マルドムサーラーリー3面】       労働・社会福祉省の社会病理局長は、最高指導者も91年(西暦2012年)に、ある演説の中で「生活スタイル・文化の領域」において目立った進歩がないと指摘され、離婚、暴力行為、虚言、およびインターネット上での権利〔の侵害〕などの一部の社会病理について、さまざまな疑問を提起されたことに触れ、次のように述べた。      〔最高指導者は〕人口総合政策の第6節で、社会病理の予防を明快に強調されており、また抵抗経済政策第4節では社会的正義の〔実現の度合いを示す〕指標を 全文をよむ

2015-12-22 国会議員ら、首都の大気汚染の早期解決策を政府に求める(2) (Mardomsalari紙)

 同氏は、大気汚染問題を調査するための閣僚会議の実施が必要だと強調した上で、      遺憾ながら目下のところ、大気汚染の83%は、路上での車両の無規制な通行によるものであり、政府を代表して環境庁は可及的速やかに、この問題を解決するのに必要な方策を提示すべきである。というのも、長期にわたって大気汚染が拡大することで、呼吸器系の疾患が増加し、その後では、いかなる特別な措置も不可能になってしまうかも知れないからだ。    と述べた。      [‥‥]       ソレイマーン・アッバースィー氏も、 全文をよむ

2015-12-22 国会議員ら、首都の大気汚染の早期解決策を政府に求める(1) (Mardomsalari紙)

 ここ何日間かの大気汚染の状況は、市民らの反発を招くほどになっている。実際、テヘランに住む市民らはしばしば、市を襲う大規模な大気汚染の波によって、しばしば呼吸もままならない状態に陥っているのである。       この数日、国会議員らは政府、とりわけ環境庁にその主な責任があるとして、同庁が大気汚染という問題に対して示している、その場しのぎの一時的な対応は、同庁の責任者たちの無策によるものだと強く指摘している。       大気汚染が特に寒い季節にひどくなることは、ここ十年近く経験されていることであ 全文をよむ

2015-12-17 仮想空間の渦に巻き込まれる青少年たち(4) (Jam-e Jam紙)

 国会社会委員会の委員を務める同氏は、このこととの関連で、次のように続ける。      仮想空間がもたらす病理や脅威は、今日の社会にとって明々白々である。こうした空間を設計している者たちや、それを最初期から利用している人たちですら、特に年少の者たちに対しては制限を設けるべきだとの結論に、今や達しているほどなのだ。   仮想空間:それは文化的影響力を及ぼすための道具       これまでなら文化的侵略の道具と言えば、衛星放送やそこから流れてくる特殊な番組が主だったが、今やそれが各家庭の塀を容易に跳 全文をよむ

2015-12-17 仮想空間の渦に巻き込まれる青少年たち(3) (Jam-e Jam紙)

家族も制限を課すべき       最後の理由は、リスクを受け入れやすいティーンエイジャーたちの性質にある。この特徴はこの年齢層特有のものの一つであり、児童・青少年心理学の専門家である彼女によれば、彼らを脅かす最大の危険となりうるという。       ギヤースィー博士はこのことに言及した上で、さらに次のように述べている。      ティーンエイジャーは危険というものを感じない傾向にある。そのため、彼らは自らを頭痛の種となるような問題に陥らせてしまう可能性がある。父母が仮想空間に対してしっかりと監視 全文をよむ

2015-12-17 仮想空間の渦に巻き込まれる青少年たち(2) (Jam-e Jam紙)

 ギャースィー博士はこの問題を指摘した上で、本紙に次のように語っている。      ティーンエイジャーが仮想空間を利用することに対して規制を課すことは、然るべき適切な措置であり、その理由も数多く挙げられる。第一に、ティーンエイジャーは好奇心旺盛な年代だということである。我々は皆、ティーンエイジャーを好奇心旺盛であるという特徴とともに理解している。      さて、彼らがインターネットにアクセスし、さまざまな疑問への答えをインターネットから得られるようになると、多くの問題が生じることになるだろう。 全文をよむ

2015-12-17 仮想空間の渦に巻き込まれる青少年たち(1) (Jam-e Jam紙)

専門家ら、ジャーメ・ジャム紙とのインタビューでティーンエイジャーに対する仮想空間の利用規制を実施する必要性について指摘      【ジャーメ・ジャム紙13面:ミーナー・モウラーイー】鶏の乳から人の命まで、あらゆる珍品・逸品の数々。これは仮想空間上の市場の話である。そこは巨大で無限の世界であり、今や多くの人たちが起きている時間の半分以上をそこで過ごしている。       アクセスも容易で、手軽に利用できるこの仮想空間を訪れる人は、7歳以下の子供から90歳以上の高齢者まで、あらゆる年齢層に亘っている 全文をよむ

2015-12-16 SNSは家族関係を脅かす「競争相手」(5) (Jam-e Jam紙)

 社会学者である同氏は最後に、こうしたソフトウェアによって起きている災厄から逃れる唯一の方法は、〔ソフトウェアを利用するための〕文化作りであるとの見方を示している。       両親から威厳が失われていることが、我々の社会では大きな問題と化している。今では、こうしたソフトウェアについて、自分の子供たちにあえて疑問を投げかけようとする父母はいなくなってしまった。両親は無意識的に、こうした考えを強めている。       こうした災厄は学校や大学の中にも伝染してしまっている。娯楽の時間ばかりか、授業中 全文をよむ

2015-12-16 SNSは家族関係を脅かす「競争相手」(4) (Jam-e Jam紙)

 大学教授である同氏は、次のように指摘している。      先に上げたような家族では、精神的なつながりが失われてしまっている。これは過去にはなかったようなことだ。周知の通り、かつては父親と母親は家族のメンバーのことをよく知っていたし、互いのことを気にかけてもいた。しかし、SNSや直接触れることのない友人〔とのつながり〕に過度に関わり合っているような家族では、精神的なつながりはモザイク型の表面的関係に取って代わられてしまった。最終的に、我々はこうした〔表面的な〕関係が社会の内部へと伝染し、そこで拡 全文をよむ

2015-12-16 SNSは家族関係を脅かす「競争相手」(3) (Jam-e Jam紙)

 モハンマド・サーデグ・ミールモハンマディー氏はバーチャルな社会の現実について、次のように述べている。      この種のソフトウェア〔=SNS〕に対して「社会」という言葉を使用する際は、慎重さが求められる。というのも、慣習的にも法的にも、社会とは特定の土地に住む、広範囲で持続性のある集団のことだからだ。こうしたことから、このようなソフトウェアには「非隣接的集団」と名付けることが適当だろう。指摘しておかねばならないのは、こうした集団に関して行われた統計〔調査〕やデータ〔収集〕によれば、こうした「 全文をよむ

2015-12-16 SNSは家族関係を脅かす「競争相手」(2) (Jam-e Jam紙)

 さて、次に別のケースを想定し、上記とは異なった夫婦を紹介しよう。もし「感情面での離婚」〔※夫婦関係の感情面での破綻のこと〕が夫婦間に生じ、彼らの間で交わされる言動に寒々とした関係が覆うようになると、〔‥‥〕総体的に言って夫婦間の穏やかな関係は失われ、〔さまざまな人が入り乱れる〕SNS上の雑踏が、異性間の各種関係にとって潜在的に格好の場、「用意された場」となる。こうした場のもつ危険性の多くは、残念なことにいまだ表面化しておらず、深刻に捉えられていない。       SNSについては、結論として次 全文をよむ

2015-12-16 SNSは家族関係を脅かす「競争相手」(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ7面:ロオヤー・ライースィー】       生活の中に入り込んでくるテクノロジーは、それに見合った行動が教育されず、その利用に関する限度が認識されなければ、そして総体的に言ってその利用に関する文化が形作られなければ、命、社会、そして家族を脅かす災厄と化してしまうものだ。それはちょうど、何日も休むことなくゲームに熱中したことが原因で、幼い子供の命を奪ってしまうコンピュータ・ゲームに似ている。       それは、過度な関心によって、人の仕事や生活を破壊してしまう機械 全文をよむ

2015-12-15 テヘランで降雪、首都の大気が清らかに (Hamshahri紙)

 月曜日が終わる数時間前から、大気汚染指数はテヘラン市民にとって危険域となり健康被害をもたらす水準となっていたが、イラン国内に入ってきた降水系(雨や雪の降っている領域)が、汚れた大気の大都市に降水をもたらした。       気象庁の予報によると、この降水系でイラン北西部、西部、ザーグロス山脈とアルボルズ山脈の裾野で降雪、南部および南西部で降雨、ところにより雷と暴風、高地では降雪になる模様。       12月15日火曜日(イラン暦アーザル月24日)は、西部の半数の地域で活動は弱まるが、イラン北部 全文をよむ

2015-12-14 最近のテヘランの大気汚染は、なぜこうもひどいのか (Jam-e Jam紙)

 テヘランでは息をするのも躊躇してしまう。灰色のスモッグが街中に渦巻いており、刻一刻とその濃度は増している。都会の空気は、不健康な状況にある。首都の住民は、もちろんスモッグの中での呼吸に慣れてしまっているのだが、ここ数日のテヘランの大気汚染は、テヘラン市自然環境管理モニタリング課長モハンマド・ラストガーリー工学博士の言によれば、これまでの汚染がひどかった日々とは異質のものである。この現象に名前がつけられた。「都民特有の災難」と。       ラストガーリー氏は、本紙の取材に対して以下のように解説 全文をよむ

2015-12-09 「人々を怖がらせないで」—保健相、エスファハーン医療事件とケルマーンのインフルエンザに関し (Mardomsalari紙)

 保健相は、エスファハーン州ホメイニーシャフルの病院で起きた医療違反事件の調査のためにさまざまな措置が取られたことを指摘した上で、「通常、精神的に真っ当な人間であれば、こうしたことはしないものだ」と述べた。      ※訳注:子供の患者に手術を行ったエスファハーンのある病院が、両親に医療費を支払うお金がないことを知り、手術で縫い合わせた縫合部分を切開して放置したと報じられている問題。イラン人の倫理の低下・拝金主義を象徴する事件として注目されている。       イラン学生通信(ISNA)によると 全文をよむ

2015-12-09 受刑者の46%は刑務所に舞い戻り (Mardomsalari紙)

 全国刑務所庁長官は、「刑務所に入ってくる者の46%は再服役者であり、彼らの半数は前科もちである。そしてそのことは、刑期を終えて償いを済ませた〔元〕受刑者に対して、社会が支援を行わず、彼らを認知しようとしてこなかったということを示しているのであり、そのために彼らは釈放後も、再び刑務所に舞い戻ってしまうのだ」と述べた。       ニュースサイト「ミーザーン」が伝えたところによると、アスガル・ジャハーンギール長官は、全国刑務所庁と大統領府女性・家庭問題局との間で交わされた覚書の調印式典において、「 全文をよむ

2015-12-08 国は薬物中毒、離婚、およびストリート・チルドレンに懸念 (Mardomsalari紙)

 イラン第一副大統領は「薬物中毒、離婚、ストリート・チルドレンの存在などの様々な社会病理現象が、国のすべての責任者たちを悩ませており、最高指導者も三権の長との会合の中で、社会病理の解決に向けて、その根本原因を探り、計画を策定する必要性を強調されている」と述べた。       第一副大統領の広報サイトが伝えたところによると、エスハーグ・ジャハーンギーリー氏は福祉・社会保障最高評議会の会議の席上で、次のように述べた。      策定された計画によれば、内務省社会評議会の会議が、大統領を議長として、高 全文をよむ

2015-12-07 インフルエンザ流行に注意—保健相「ケルマーンでこれまでに22人が死亡」(2) (Mardomsalari紙)

 保健相は、お金がないという理由で、〔医師らが〕ある患者の〔手術後の〕縫合部分を切開したという、エスファハーンの救急病院で起きた痛ましい医療事件についての記者らの質問に対し、続けて「残念なことに、私もこの事件については聞いており、この問題について調査するよう、調査班に緊急指令を出したところだ」と述べた。      〔‥‥〕      ケルマーンから他の州にもインフルエンザ流行の広がり       保健省感染症本部の副本部長は、季節性インフルエンザが今後数週間のうちにケルマーンからその他の州にも伝 全文をよむ

2015-12-07 インフルエンザ流行に注意—保健相「ケルマーンでこれまでに22人が死亡」(1) (Mardomsalari紙)

 保健相はエスファハーンの救急病院で起こった、ある痛ましい医療事件を批判した上で、国内でインフルエンザ・ウイルスが猛威をふるっていることに関して警告し、「残念ながら、ケルマーンではこれまでに22人がインフルエンザへの感染が原因で命を落とした」と述べた。       タスニーム通信によると、セイエド・ハサン・ハーシェミー氏は「研究医セミナー」に出席する傍らで、ケルマーンで22人がインフルエンザの感染により亡くなったことについての記者らの質問に対し、次のように答えた。      残念ながら、この22 全文をよむ

2015-12-07 ケルマーン州の学校、H1N1型インフルエンザの流行により休校 (Hamshahri紙)

 ケルマーン州のアリーレザー・ラズムホセイニー知事は、インフルエンザ流行による注意報発令について触れ、「ケルマーン州のすべての教育課程の学校と保育園は、12月8日(火曜)と9日(水曜)(イラン暦アーザル月17、18日)を休校とする」と述べた。       IRNA(イラン国営通信)の報道によると、ラズムホセイニー知事は、月曜日に行われたケルマーン州危機管理本部の臨時会議において、H1N1型ウイルスの予防と対策を議題として、次のようにコメントした。「来週の日曜日[訳注:金曜日が週末のため13日を指 全文をよむ

2015-12-06 「痩身ベルト」では痩せない (Mardomsalari紙)

 食品医薬品庁の医療設備輸入専門局の局長は、「ここ数年間、食品医薬品庁は『痩身ベルト』に対して、〔輸入〕許可を出してはいない」と述べた。       ISNA(イラン学生通信)の報道によると、アリーレザー・ソレイマーニー技師は次のように言明した。      「痩身ベルト」の語で意味しているのが身体の局部に振動を与え、熱を発生させることで体脂肪量を減らす類のベルトのことであるならば、ここ数年、当該商品の輸入に対して医療設備・必需品総局の側から許可が出されたことはないと、明確に断言できる。   〔‥ 全文をよむ

2015-11-25 「行きずりの交際」がもたらす後悔の涙(4) (Jam-e Jam紙)

 同氏は次のように続けている。      私が女子学生らに言っているのは、後々の結婚を口実に交際を求め、生活の中に入り込んでくる者に対しては、家族監視の下で交際関係をはじめるためにも、躊躇することなく〔携帯電話ではなく〕自宅の電話番号を教えなさい、ということだ。すると、多くの場合、交際を申し込んできた男たちは逃げてしまい、そうした女子学生のことを「遅れてる」などと呼ぶのを目の当たりにするのである。〔‥‥〕    心理学者である同氏は、さらに次のように指摘する。      私がこれまで何度も問題提 全文をよむ

2015-11-25 「行きずりの交際」がもたらす後悔の涙(3) (Jam-e Jam紙)

 教授は次のように続ける。      女性にとっては、男性と会話をするだけで十分なのだが、しばらくすると女性は声を通じて、〔その男性に対して〕依存するようになってしまう。勿論、この依存感情を愛と取り違えてはならない。      しかし男性の場合、通りすがりの交際の目的は9割方、不健全な関係〔を女性との間で結ぶこと〕なのであり、それは結局は女性に害をもたらしてしまうのである。      というのも、このような出来事〔=通りすがりの出会いをきっかけにして不健全な関係を結んでしまうこと〕の後に、女性は 全文をよむ

2015-11-25 「行きずりの交際」がもたらす後悔の涙(2) (Jam-e Jam紙)

 ホセイニー教授は行きずりの交際を批判しつつ、タペシュの取材に対して次のように述べている。      社会の中で失業と貧困が蔓延こり、〔‥‥〕通りをうろついたり、〔そこで出会う〕人々と交際関係を結ぶより他に安上がりな娯楽がないような場合、無規範的な状況を示す数値が往々にして上昇するものなのである。    若い男女間の行きずりの交際に怒りを滲ませる教授は、若い女性たちが体験してきた辛い出来事の数々、そして彼女たちの涙を幾度となく目の当たりにしてきたという。同氏は次のように続ける。      映画の 全文をよむ

2015-11-25 「行きずりの交際」がもたらす後悔の涙(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ7面】未婚女性の殺害、〔女性に対する性的〕虐待、そして恐喝は「行きずりの交際」のドラマの一場面であり、昔から現在に至るまで、私たちはこうした場面を目の当たりにしてきた。事件記事にちょっと目を通せば、こうした交際が痛ましい結末を迎えているのを知るものだ。       こうした関係は、最初は結婚を前提とした交際の甘い香りとともに始まるが、最後は双方のうちの一方――たいていは若い未婚女性だが——にとって、辛い思い出を残す。多くの場合、行きずりの偽りの愛で始まり、一時の感 全文をよむ

2015-11-09 女性を襲う晩婚化の波―独身女性たちの生の声から(5) (Jam-e Jam紙)

メチャクチャな求婚者たち       「ちょうど3〜4年前までは、両親は私に結婚を申し込んでくる人たちに対して、とても厳しかったのですが、今ではどんな問題にも目をつむるようになりました。〔お見合いの席で〕互いに共通の話題が全然ないどころか、信念や考え方が正反対な人に出会うことすらあります。ところが両親は、私が永遠に独り者となることを恐れて、『まあ一度くらい彼と話してみなさいよ。もしかしたら互いに気が合うかもよ』とか、『でもね、人間誰だって変わるものよ。もしあんたが調教すれば、彼を変えることだって 全文をよむ

2015-11-09 女性を襲う晩婚化の波―独身女性たちの生の声から(4) (Jam-e Jam紙)

占い師の助けで問題解決‥‥       「彼女の結婚運は奪われてしまったのよ!」       もしかすると、こうした言葉を信じるなんてことは、今の時代、実に驚くべきことかもしれない。ところがいまだに結婚のチャンスがめぐってこない女性たちに関するある簡単な調査が示すところによると、自分の家族や遠近さまざまな親類・知人から、こうした言葉を聞かされたことのある人も少なくないという!       31歳のハーニーイェは少々恥ずかしそうに笑いながら、この問題を指摘している。      私の祖母は5〜6年前 全文をよむ

2015-11-09 女性を襲う晩婚化の波―独身女性たちの生の声から(3) (Jam-e Jam紙)

 28歳独身女性のレイハーネ・ヤズダーンザーデは、次のように言う。      母は私の結婚に対して厳しい基準を設けてきました。高校や大学に在学していたころまで、私が〔自分に〕求婚〔してくる男性がいるのかどうかに〕について母に訊くことはまったくできなかったわ。大学を出てからも、自分が良縁と認めた場合だけ、母は私に〔求婚者の存在について〕教えてくれたものね。後になって、知り合いや親戚の人たちと開いたパーティーやイベントの際に、○○さんの家族や知り合いの××さんが、2〜3年前に私に求婚してきた事実を知 全文をよむ

2015-11-09 女性を襲う晩婚化の波―独身女性たちの生の声から(2) (Jam-e Jam紙)

失われる機会       サーラー・アルダカーニーは修士課程を終え、職に就いて数年になる32歳の女性だ。外見や学歴、収入、家庭環境の点から言えばまずまずではあるものの、2年以上も適当な求婚者が現れないと、彼女は言う。しかし、否応なく強いられているこうした独身生活以上に彼女を傷つけているのは、「あなたのような有能な女性から《NO》を突きつけられるのが怖くて、友達(あるいは家族)の○○はあなたに結婚の申し出ができないのよね」といったことを他人の口から何度も聞かされたことだ。       サーラー曰く 全文をよむ

2015-11-09 女性を襲う晩婚化の波—独身女性たちの生の声から(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙別冊チャハール・ディーヴァーリー4面】       最近の独身男性どもは責任を負おうとせず、生活上の義務を引き受けようとしないと難ずる人がいる一方で、とはいえ経済状況がこんなにも厳しくては、豪華な結婚式の費用を工面し、〔新婚夫婦が暮らす〕新居を買い、あるいは抵当借り〔※〕するよう、男性に期待することなど、どうしてできるというのか、と言う人もいる。〔結婚の際の婚資金の額や新居の立派さをめぐって、親族間・友人間で〕見栄の張り合いがこんなにも激しくなり、また〔結婚指輪は○○トマーン 全文をよむ

2015-10-12 セルフィー(自撮り) 女子にとって危険なもの(2) (Jam-e Jam紙)

 しかし、もしその写真が「いいね!」を十分に得られなかったら、どんなことが起こるのか。       英国の女子の6割が、この質問に対し、自撮り写真が他者から受け入れてもらえなかった場合、悲しみ落胆すると答えた。       調査会社の「ドーヴ」によって行われた感情に関する新たな調査結果によると、英国の百万人以上の若い女性が、信頼意識を持てないなどの問題に苛まれており、彼女たちの3人に2人が、ソーシャルネットワークに現実生活よりも魅力的なものがあるように感じると言う。       デイリーメール紙 全文をよむ

2015-10-12 セルフィー(自撮り) 女子にとって危険なもの(1) (Jam-e Jam紙)

「自撮り」という比較的新しい現象の危険性について、多くの報告がなされている。この写真が利用者の間に広まってからしばらく経つが、精神的な影響に対して有効な手立てを講じた者は数少ない。       ジャーメジャムオンラインによると、自撮り熱は世界中で高まっており、日々この新たな現象に関して多くの情報が広められている。インドからの情報によると、ある日とある若者が、自撮り写真撮影の記録登録とギネスブック登録のために、自身の仕事を辞めたという。また別のある日には、自撮り写真撮影中に命を失った人たちの名簿を 全文をよむ

2015-10-12 サドル多層高速道路コンクリート建設国家優先プロジェクトに選定 (Hamshahri紙)

 サドル多層高速道路が、第13回コンクリートの日の学術大会において、コンクリート建設優先プロジェクトに選ばれた。       第13回コンクリートの日の学術大会開催と同時に、コンクリート建設優先プロジェクトコンテスト審査委員会らは、サドル多層高速道路の陸橋を設計・施工・管理の質の高さを理由に優先プロジェクトに選び、テヘラン市当局直轄の土木技術部門を同プロジェクトの監督者として表彰した。今年もまた例年のように、その建設にコンクリートの最新技術を活用して橋やトンネル、各種水利建造物、あるいは、その製 全文をよむ

2015-09-30 「離婚はどれも社会に投下される核爆弾」(2) (Jam-e Jam紙)

 離婚は文化のレベルでも、悪しき教えをもたらす。それは恐怖を植えつけ、結婚を遅らせる。経済的に活発な労働力人口が減少する。社会における離婚の増加に対して生じる恐怖は、未婚の男女を独身に引きとどめて堕落させ、精神的・心理的な病にかからせ、精神不安に陥らせる。       離婚を宣告された者が人生において、希望や安らぎを得ることは決してない。イランや[トルコの]アンタルヤで離婚式を挙げるような者たちと関わってはならないのは、言うまでもない。何故ならば、彼らは自己喪失に陥っているからだ。離婚式を挙げる 全文をよむ

2015-09-30 「離婚はどれも社会に投下される核爆弾」(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ9面:アマーノッラー・ガラーイーモガッダム(社会学者・大学教授)】       巷で起きている離婚には、どれもさまざまな要因が関わっている。考え方の違い、職業、文化的な釣り合い、麻薬中毒、性的問題、婚前の関係、婚約期間の長さ、信条、宗教的信仰、社会階層、等々である。       より低い階層では、女性は夫への経済的依存度がより高いため、離婚は少ない。低い階層のおける男性に対する女性の経済的依存が、男性の権威維持の原因となっているのだ。       今日の社会が抱え 全文をよむ

2015-09-21 イランにおけるアフガン人の読み書き能力、向上―国連も認める(2) (Jam-e Jam紙)

知的レベルの向上       幸運にも、イランにアフガン人難民が暮らすようになって何年にもなるが、その間、公式統計によれば彼らの識字率は上昇傾向にある。事実、彼らがイラン国内に住み、この国の教育制度の恩恵を受けていることが、彼らの知的レベルの向上をもたらしているのである。       以前、国連難民高等弁務官事務所の代表は、イランにおけるアフガン人の識字率が6パーセントから60パーセントに上昇したことを明らかにしたことがある。シヴァンカ・ダナパラ(Sivanka Dhanapala)は難民問題で 全文をよむ

2015-09-21 イランにおけるアフガン人の読み書き能力、向上—国連も認める(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム紙10面:アミーン・ジャラールバンド】医療制度には、「あなたの国の領土内に住んでいる人がどんな宗教、文化、あるいは国籍の持ち主であるかは重要ではない」とする不文法がある。       もしこうした〔異なる宗教、文化、国籍を有する〕市民への衛生・医療サービスの提供に不足があったり、差別が伴ったりすれば、その場合、社会に生きる市民全員が害を被ることになる。というのも、例えばある人が伝染病にかかったりすると、その病人がどの国籍の持ち主であれ、社会の多くの人々の健康を危険にさらしうるから 全文をよむ

2015-09-21 教育の機会、不法滞在のアフガン人生徒にも提供へ—今年メフル月(9/23~)より(5) (Jam-e Jam紙)

問題はいまだ残っているのか?       私たちは教育省国際・在外学校問題センターのホセイン・ヌーシュアーバーディー副長官に、こうした噂や諸問題について話を聞いた。同氏は〔指摘されている〕諸問題のいずれも認めず、アフガン人生徒の極度の集中によって、彼らの登録ができなかった学校は片手で数えられるほどしかないと述べた。       そこで私たちはAVA通信(Ahghan Voice Agency)〔※〕のイーサー・ホセイニー=マザーリー代表に情報収集の協力をお願いした。      ※訳注:AVA通信 全文をよむ

2015-09-21 教育の機会、不法滞在のアフガン人生徒にも提供へ—今年メフル月(9/23~)より(4) (Jam-e Jam紙)

法的な制約       イラン国内の都市のなかには、他の都市よりもアフガニスタン国籍の者の存在感が大きく感じられるところがある。そうした都市は、法律によってアフガニスタン人の往来・滞在が認められた都市であり、そのために彼らが集中して存在するという現象に直面するのである。       ところで、〔アフガン人の州を越えての〕往来が認められている州に目を転じると、その数は5本の指にも満たないことが分かる。すなわち、アルボルズ州、ゴム州、そしてテヘラン州(ホジール地区を除く)の3州だけなのだ。さらに州内 全文をよむ

2015-09-21 教育の機会、不法滞在のアフガン人生徒にも提供へ—今年メフル月(9/23〜)より(3) (Jam-e Jam紙)

登録の条件       以前であれば、外国籍の児童・生徒の登録手続きはパスポートや難民手帳、アイデンティティ・カード、在留カードなど、いくつかの身分証明書類を所有していることが条件だった。当然、我が国に不法滞在しているアフガン人家族はこうした書類を所有しておらず、最高指導者の勅令が下る以前は、彼らの就学は不可能であった。       しかしこの問題が解決された今、在留資格のない者たちも登録のためには、就学する子供と彼らを登録する親の写真を3枚提出するだけですむようになった。ただし、その前に次の二 全文をよむ

2015-09-21 「私は今、テヘラン大学の学生」~イランで教育を受けてきたあるアフガン人移民の話(4) (Jam-e Jam紙)

---不法滞在の外国人の子供たちにも〔イランの学校での〕教育が許可されるという、新たな法律のことは知っていますか。      ええ。とてもうれしい気持ちになりました。私自身、自主運営学校で学ぶことの大変さを経験しましたし、家族に滞在許可がないことが原因で勉強できない子供たちがいまだに多いことを知っているからです。彼らの状況が改善されればと思っています。   ---今はテヘラン大学の学生ですか。      はい。統計学科の昼間部の学生です。私自身、勉強に熱心だったことも事実ですが、それでも私が大学 全文をよむ

2015-09-21 「私は今、テヘラン大学の学生」〜イランで教育を受けてきたあるアフガン人移民の話(3) (Jam-e Jam紙)

---登録は簡単でしたか。      この滞在証を持っていたにもかかわらず、登録にはとても時間がかかりました。校長先生には「私たちのところには通達がまだ届いていない」と言われました。私と母は許可を得るために、州庁舎や大使館、さらには教育省にまで赴きました。もちろん、私や同胞たちがイランの学校で受ける教育は、無料ではありませんでした。いつも学費を払わねばならず、この費用を用意するのは多くの人にとってとても大変で、教育を続ける際の障碍となっていました。   ---登録後は、勉強を続けるにあたって他に 全文をよむ

2015-09-21 「私は今、テヘラン大学の学生」~イランで教育を受けてきたあるアフガン人移民の話(2) (Jam-e Jam紙)

---イランへは不法入国だったのですか?      はい、私たちには滞在許可がなく、不法移民だったために、多くの困難を経験しました。   ---教育面でも?      はい、特に教育面ではそうでした。私は小学校4年の途中まで、自主運営学校に通っていました。こうした学校の一つが私の家の近くにあったのです。3シフト制で、各シフトが3時間でした。つまり、私たちは他の子供たちのように、学校に〔一日〕5時間いるというわけではありませんでした。私たちの生徒数はとても多かったため、こういう風にクラスを分ける必 全文をよむ

2015-09-21 「私は今、テヘラン大学の学生」〜イランで教育を受けてきたあるアフガン人移民の話(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙10面:社会部:ミーナー・モウラーイー】21歳になるヌーリーイェ・ホセイニーは、テヘラン大学統計学科の学生で、イラン在住のアフガニスタン人だ。2つの国の国境を違法に通過した移民である彼女とその家族が〔イランで〕得ている空間は、テヘラン・ハーヴァラーン地域の南に位置するハーシェムアーバード地区の、小さな家にすぎない。       彼女たちが我が国の「ゲスト」となって、すでに18年が経った。私たちはヌーリーイェとともに、彼女の「人生のカレンダー」をめくり、「今日」に至った。そう、 全文をよむ

2015-09-21 教育の機会、不法滞在のアフガン人生徒にも提供へ―今年メフル月(9/23~)より(2) (Jam-e Jam紙)

教育の機会は例外       祖国を追われて受入国に避難した者は、特にアフガン難民のようにイラン人たちの間に溶けこんだ場合、保護下に置かれるべき人間である。ところが、法律はこうした論理を手放しで認めているわけではない。法律は外国人を在留資格のある者とない者とに分け、在留資格のない者には、様々な手段で本国に戻るよう促すが、在留資格のある者に対しては、イラン国民とほぼ同等の権利を認めている。       イラン国内で教育を受ける機会はこうした諸々の権利の一つとして、(学齢に達した)就学義務のある者た 全文をよむ

2015-09-21 教育の機会、不法滞在のアフガン人生徒にも提供へ—今年メフル月(9/23〜)より(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙10面:アーヴィード・ターレビヤーン】35年前、イラン革命の少し後に、恐怖が何百万もの人たちを東のアフガニスタンから西のイランへと向かわせた。ソ連の赤軍は8年間アフガニスタンで戦争をしたが、それがアフガン人にもたらしたのは100万人近くの死者であり、イランにとっては大挙して押し寄せた避難民たちをもたらした。「熊のわな」(長期にわたって続けられたアフガニスタン=ソ連戦争に与えられた呼称)で「屠殺」される恐怖が隣国の「アーモンド・アイ」たちを我が国との国境地帯へと向かわせた。 全文をよむ

2015-09-20 「ジン使い」の相場はおいくら?(7) (Jam-e Jam紙)

ジンは実在するのか?       ホッジャトルエスラーム〔※アーヤトッラーよりもランクの低い宗教指導者への尊称〕で、イスラーム神学校と大学で教授を務めるモハンマド・ペイキャリー師はコーランの節を根拠に、ジンは実在すると指摘する。同師はイラン国営通信(IRNA)とのインタビューの中で、ジンを操る行為はハラーム(イスラーム法上の禁止)であると強調した上で、「ジン使いたちの9割以上は嘘つきだ」と述べている。       ペイキャリー師はさらに、次のように続けている。      実際にこのようなことに精 全文をよむ

2015-09-20 「ジン使い」の相場はおいくら?(6) (Jam-e Jam紙)

 私はパリーに「少女に何をしたの?」と尋ねてみた。すると彼女は、「私は彼女に取り憑いているジンと話をしたのよ。少女の体から出ていくようお願いしたわ。私の祈祷のおかげで、21日後には口を開くようになるわ」と答えた。       「体が弱っているように見えたわ。お医者さんのところに行くべきだったと思うけど。1枚の紙切れで彼女が治療できるのかしら」。私がそう言うと、パリーは侮辱されたとでも言いたげな顔をして、「ジンがあの子をあんな状態にしたのよ。体が衰弱しているのは、私の責任ではないわ。私はただジンの 全文をよむ

2015-09-20 「ジン使い」の相場はおいくら?(5) (Jam-e Jam紙)

 ソーサーで少しばかり戯れた後、パリーは紙を片づけて「これで信じたでしょ?」と尋ねてきた。1日20人もの客が来ることもあると言うパリーに、お客さんたちはたいてい何を望んでいるのかと訊いてみたところ、彼女はこう答えた。「ここに来る人の2割以下はジンがお目当てで、それ以外は占いや祈祷がご所望ね」。       私は彼女に、「祈祷の紙が1枚で4万トマーン〔※約1300円〕というのは、ちょっと高くありませんか?」と尋ねると、パリーは「正しいのは私」と言わんばかりの目つきで、少し眉をひそめて、次のように答 全文をよむ

2015-09-20 「ジン使い」の相場はおいくら?(4) (Jam-e Jam紙)

 ふと私は子どものころのおとぎ話を思い出し、当惑して「ヒヅメなんかもあるの?」と尋ねてみた。すると彼女はくすっと笑って、次のように言うのであった。「私たちとまったく同じよ」。       パリーの言葉を信じるのは、困難であった。彼女の口ぶりはまるで、空想好きの子供のようだった。そこで私は、自分の話の証明として、この部屋にジンを一人召喚してほしいと、彼女にお願いした。       彼女は、私たちが座っている革製のソファーの下から、〔アラビア文字の〕アルファベットやら数字やらがたくさん書きこまれた、 全文をよむ

2015-09-20 「ジン使い」の相場はおいくら?(3) (Jam-e Jam紙)

 「どうやってジン使いになって、霊界と交信できるようになったのですか?」。私がこう彼女に質問すると、彼女は次のように答えてくれた。      亡くなった義父は私のことをとても愛してくれたの。そういうわけで、義父がこの世を去る前に、自分の祈祷書と守護天使を私に譲ってくれたのよ。私もだんだんとジンたちのことを知るようになったわ。    「そもそも守護天使とは何なのですか?どうやってそれを譲ってもらったの?」。私が彼女にそう尋ねると、パリーは次のように説明してくれた。      ジンたちにはね、私たち 全文をよむ

2015-09-20 「ジン使い」の相場はおいくら?(2) (Jam-e Jam紙)

ジン使いで生計を立てる!       52歳の女性でサフネ在住のパリー〔※〕は、ジン使いで生計を立てている。彼女は「向こう側の世界」と交信しており、ジンを意のままにすることができると主張している。私は迷信深い知人たちの話の中から彼女の痕跡を見つけ、ついにはスマホ・アプリを通じての彼女との何度かのチャットの末、彼女に会いに行くことに成功した。      ※訳注:「パリー」はペルシアの神話の中に現れる天使ないし妖精の名。彼女は「パリー」の名を名乗る(あるいは記者が彼女に「パリー」の名を与える)ことで 全文をよむ

2015-09-20 「ジン使い」の相場はおいくら?(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】       サフネ在住の52歳の女性は、ジンを操り、ジンと交信していると主張している。        彼女は言う。「義父の祈祷書をしっかりと読みました。いまでは自分で守護天使を操ることもできてよ」。       私は好奇心を掻き立てられ、次のように訊いてみた。「じゃあ、私のために守護天使を操って頂くことも可能ですか?」       彼女はくすっと笑い、紅茶の最初の一口を口に入れて、次のように言うのであった。「ええ、ただ400万トマーン〔※約13万円〕ほど費用がか 全文をよむ

2015-09-20 500万人のイラン人、国民カードを持たず(2) (Jam-e Jam紙)

 戸籍庁広報官は「人口比率では男児106人に対し、女児100人が誕生している」と付け加えた。      〔‥‥〕       同氏は死亡に関して「シャフリーヴァル月28日〔9月19日〕までに180,514件の死亡が国内で登録された。即ち、1日に986件、1時間に41人が国内で命を落としていたことになる」と述べた。       タリーガト氏は「死亡に関しては、昨年の同じ期間に比べて0.4%の増加が見られた」と述べた。       戸籍庁広報官は「349,114件の結婚が登録された。即ち、1日に80 全文をよむ

2015-09-20 500万人のイラン人、国民カードを持たず(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】戸籍庁の広報官は「国内の500万人は国民カード及び国民ナンバーをもっていない。彼らはデイ月1日〔12月22日〕までカード受取りの猶予が与えられている」と述べた。       モハンマド・エブラーヒーム・タリーガト広報官は戸籍庁の上半期の業務実績に関して行われた記者会見で、「最も基本的な社会のニーズは〔イラン国籍を有した市民の〕特定・確認であり、戸籍庁はこの分野において必要なサービス及び情報を当該社会に提供している」と述べた。       同氏はまた、「1298年〔 全文をよむ

2015-09-11 テヘラン金曜礼拝導師、離婚の増加を批判「見た目やお金を結婚の基準にするのはよくない」(2) (Jam-e Jam紙)

 ファールス通信によると、アーヤトッラー・モヴァッヘディー=ケルマーニーは本日のテヘラン金曜礼拝での説教で、「核交渉チームが注意深い人たちであり、政治的な徳を有し、自らの行動においてぬかりがなく、必要な思慮深さをもつ人たちであるならば、間違いなく目には見えぬ神の恩寵を浴することになるだろう〔‥‥〕」と述べた。       同師はさらに、「革命最高指導者が抑圧諸国やアメリカに対してこれほどまでに立ち向かっているのは、師が神と神の約束を信じているからである。こうした信仰こそ、人を成功と勝利へと導くの 全文をよむ

2015-09-11 テヘラン金曜礼拝導師、離婚の増加を批判「見た目やお金を結婚の基準にするのはよくない」(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】テヘラン臨時金曜礼拝導師は国内で離婚が増加していることを批判した上で、「伴侶を選ぶ際に軸となるもの、あるいは基準はイスラームであり、相手の信仰心であるべきだ。残念ながら、伴侶を選ぶ際の軸となるものを、その他のことに置いている人が多すぎる。例えば、相手の見た目がいいとか、お金があるとかいったことを考慮に入れているが、それは正しくない」と述べた。       アーヤトッラー・モハンマド・アリー・モヴァッヘディー=ケルマーニーは、次のように言明した。      結婚とは 全文をよむ

2015-09-09 「この臓器、売ります‥‥」―競売にかけられる身体(7) (Jam-e Jam紙)

 この限られた紙幅で指摘できるのは、腎臓提供に関する広告が法律で禁止されているにもかかわらず、依然として多くのブローカーの姿が見られるのは、一体どうしてなのか、という疑問である。ブローカーたちは、一方では腎臓病を患う人々を、他方では貧困にあえぐ無力な人々を見つけ出すことで、この不幸な人びとからなる2つのグループの間に座って、宴を催しているのである。臓器ブローカーとは、病人と困窮者の間を仲介することでメシの種を作り出す人びとなのだ。       腎臓提供に関する広告の禁止が〔実際の〕抑止効果をもた 全文をよむ

2015-09-09 「この臓器、売ります‥‥」―競売にかけられる身体(6) (Jam-e Jam紙)

腎臓売買を規制する法の不備:ブローカーは病人と貧窮者のつなぎ役       法学者のファルシャード・エスマーイーリー氏は臓器を売ることをめぐる法的問題に焦点を当て、『タペシュ』の取材に次のように述べている。      1379年ファルヴァルディーン月〔2000年3/4月〕に「死亡した患者あるいは脳死が確定した患者の臓器の移植に関する法律」が可決されたことで、イランの法制度における脳死患者からの臓器摘出に関する指針が定められた。      しかし、生体ドナーからの腎臓の提供に関しては、民法の領域で 全文をよむ

2015-09-09 「この臓器、売ります‥‥」―競売にかけられる身体(5) (Jam-e Jam紙)

 私はモハンマドにメッセージを送った。      こんにちは、モハンマドさん。私はサミーラーです。あなたの広告をインターネットで見ました。私の母は早急に腎臓を必要としています。ご存知のように、私たちは病院やその対応に期待することはできません。血液型は何型ですか?腎臓は健康ですか?私からは5千万トマーン〔※日本円で約167万円〕を提示いたしますが、いかがでしょうか?    モハンマドはすぐに、私のメールに返事を寄越した。      こんにちは、サミーラーさん。お力になることができれば嬉しいです。私 全文をよむ

2015-09-09 「この臓器、売ります‥‥」―競売にかけられる身体(4) (Jam-e Jam紙)

臓器の売人曰く       インターネットサイトに自らの体の一部を売る目的でメールアドレスを記載している数名の人物に、私はメッセージを送ってみた。そのうち、アミール・ホセインとモハンマドの2名だけが返事をくれた。      私はアミール・ホセイン35歳。血液型はO+。大量のお金を必要としているので、私の腎臓を1億トマーン〔※日本円で約333万円〕で売る用意があります。なお、手術費や手術前の試験費、外科手術費などの全費用は買い手が負担して下さい。実際に購入される場合はご連絡を。    本文の終わり 全文をよむ

2015-09-09 「この臓器、売ります‥‥」―競売にかけられる身体(3) (Jam-e Jam紙)

ブローカーから買う以外に仕方がないのです       市内にある患者の往来の激しい病院の中は、臓器ブローカー、そしてもちろんその売人たちにとって格好の場所となっている。買い手が何を求めているのかは、その目の動きではっきりと分かるものだ。       私〔※この記事を書いているサミーン・チェラーギー記者(女性)〕は市内にある、患者数の多い某病院を訪れた。椅子に座り、携帯電話で何事かをしているふりをした。ある女性がすぐ横に座ると、彼女の電話が鳴った。彼女はテヘランの人ではないようだ。彼女は独特のなま 全文をよむ

2015-09-09 「この臓器、売ります‥‥」―競売にかけられる身体(2) (Jam-e Jam紙)

 イランで〔臓器売買の〕ブローカー市場が熱くなって数年になる。かつて臓器の売人たちの数が指の数ほどだったとすれば、今では障害をきたしたあらゆる臓器について、簡単にその代わりとなるものを見つけられるようになっている。病気を治したければ、買い手と売り手もしくはブローカーの間で合意が得られればよいのだ。       イラン透析・移植センター長はこれについて、かつて次のように述べたことがある。      イランにおける腎臓の闇取り引きは、臓器密売業者の汚れた手によって行われている。彼らはこれによって、大 全文をよむ

2015-09-09 「この臓器、売ります‥‥」—競売にかけられる身体(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ8〜9面:サミーン・チェラーギー】        かつてであれば、通りを横切り、街の壁に貼られた臓器売買の広告を目にして、あなたは心を痛めていたことだろう。しかし今は「臓器売買のネット広告」に心の準備をしておく必要がある。これはネット・ジョークではない。今や電話番号やメールアドレスで連絡を取り、ご所望の品を言うだけで、ネットを通じて時計や服、カバン、靴や航空券に加えて、臓器も買えるのである!      体にあって売れるものなら何でも売ります!       こんにち 全文をよむ

2015-09-02 酸による復讐(4) (Jam-e Jam紙)

--- これまで酸かけ犯は、大抵の場合男性でした。ところが、ここ数年、女性がこの犯罪に手を染めるケースを私たちは目にするようになりました。女性がこのような犯罪分野に進出した原因は何なのでしょうか。      この問題の原因の一つは、家庭内で起きている様々な問題にある。妻が夫の裏切りに遭ったにもかかわらず、何も仕返しが出来ないと、彼女は時が経つにつれて無力感を覚えるようになる。どうにかして仕返しをし、力を見せつけたいと考えるようになる。こうして、彼女は酸かけを〔仕返しの手段として〕選択する可能性が 全文をよむ

2015-09-02 酸による復讐(3) (Jam-e Jam紙)

---- 酸かけ行為に走った動機として失恋を挙げる人がいるのは、どうしてでしょうか。ある人に好意を抱いた人が、酸をかけることでその人を傷つけるといったことがどうしてできるのでしょうか。      「愛しすぎたためにこのような行為をしてしまった」とか、例えば「自分とは結婚したくないと言われたので、別の人間と結婚できないよう、顔に酸をかけた」とか言うような人たちは、〔自分の人生への〕期待感が大きすぎて、どの分野のことであれ、自らの失敗を受け入れられない。このような人たちは、ある人と知り合うと、すぐに 全文をよむ

2015-09-02 酸による復讐(2) (Jam-e Jam紙)

 「酸かけ事件」。この語を聞くと、人はある思い、いや、むしろ「恐怖」に駆られる。人に酸をかける行為は、人間として行いうる行動の中でも最も野蛮な行為である。すなわち、それはある人の未来の破滅をもたらすのだ。殺人よりも悪質だという人たちもいる。       この単語の意味を理解するためには、酸かけ攻撃に巻き込まれてしまった人の立場に、自らをしばしの間、置くだけで十分だ。最初の数日は、顔や体がズキズキと痛む。しかし、鏡で自身の姿を見た後は(もちろん、視力が残っていればの話だが)、毎日心が焼けただれるよ 全文をよむ

2015-09-02 テヘラン市議会議員「アフガン人の生徒から30万トマーンを受けとるのは違法」 (Mardomsalari紙)

 テヘラン市議会の議員は、「アフガン人生徒に関する最高指導者の歴史的発表以降、イランで学ぶアフガン人生徒からは、誰であれ金銭を徴収しないことになったはずだ」と述べた。       マアスーメ・アーバード氏はテヘラン市議会の第179回目の会議において、教育省への意見陳述のなかで、「アフガニスタン人の小中高生がイラン国内の学校に登録する際、金銭は受けとらないと決まったにもかかわらず、現在こうしたことが行われているのを、われわれは目の当たりにしている」と指摘し、さらに「これらの子供たちの多くが、登録の 全文をよむ

2015-09-02 酸による復讐(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ12面:ガザーレ・マーレキー】        朝、彼女は家を出て勤め先に向った。昨日よりも空気が少しひんやり感じられた。このことに気をよくした彼女は、今日は職場まで歩いて行こう、空気を満喫しようと心に決めた。       辺りにはひんやりとしたそよ風が舞っていた。彼女は心地よい空気を胸一杯に吸い込むと同時に、体を温かくしておこうと服の両襟を引き寄せた。       心地よい空気と学校に向う子供たちのはしゃぐ声で彼女の心もはずみ、彼女の顔からはなんとなしに笑みがこぼ 全文をよむ

2015-08-28 アフガン人生徒の就学機会がイラン国内で用意—教育省国際問題センター長が明かす (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】イラン教育省の国際・在外学校問題センターの長官は、不法滞在のアフガン人生徒についても、彼らの〔イラン国内での〕就学機会を認める予定だと指摘した上で、「イランでは生徒一人に対して、平均で118万トマーン〔※日本円で約4万円〕の費用がかかる。この数字は、われわれに与えられている予算の数倍である」と述べた。       ハリーロッラー・バーバールー氏は、今年「国際問題センター」の予算は30億トマーン〔※約1億円〕削減されたと指摘した上で、「93年〔西暦2014/15年〕 全文をよむ

2015-08-06 シーラーズ・ガスルダシュト地区の果樹園、水不足で危機的状況 (Jam-e Jam紙)

 シーラーズ市長は「シーラーズにあるガスルダシュト地区の果樹園の大部分が、水不足と旱魃により危機的な状況に瀕している」と述べた。       イラン学生通信(ISNA)によると、アリーレザー・パークフェトラト氏は、シーラーズ市は現在、千ヘクタール以上の広さを持つガスルダシュトの果樹園の維持・保全に努力しているところだとし、「シーラーズ市議会はガスルダシュト果樹園〔保全〕法案を可決した。また市役所も、ガスルダシュトの果樹園を保全する目的で、250ヘクタール以上の果樹園を買い取った〔‥‥〕」と付け加 全文をよむ

2015-08-05 メディアは占い師を信じたが故の結末を描き出すべきだ(2) (Jam-e Jam紙)

 ケイハーンニヤー博士はまた、占い師に傾倒するもう一つの原因として、人生の苦境に対して人びとがあまりに無力であることを挙げ、「こうした人たちが自分の行動を理解・統御する力が欠けていたりすると、自らを慰めようとごく簡単に占いへと流されてしまうのである」と指摘する。       同氏は次のように続ける。      教育を受けた人びとがこうした空間に入り込んでしまう理由としては、主に2つの理由が考えられる。一つは占い文化であり、もう一つは家族の役割である。家族が占いに関心を抱いていたりすると、子供も小 全文をよむ

2015-08-05 メディアは占い師を信じたが故の結末を描き出すべきだ(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム紙別冊タペシュ9面】       作家で家庭カウンセラーのアスガル・ケイハーンニヤー博士は、多くのイラン人が占い師に好意的であることについて、次のように述べている。      この問題を深く見つめようと思うのであれば、国民が占い師たちへとなびいてしまう理由は多数あるということを〔まずは〕指摘しておく必要があろう。しかしながら、そのもっとも根本的な理由、あるいは第一原因は、占いという行為が存在しているところの文化なのかもしれない。       同氏はさらに、次のように付け加える。  全文をよむ

2015-08-05 迷信という儲かる商売―エセ占い師たちの市場はいまも活況(5) (Jam-e Jam紙)

占いに対する刑罰は禁錮刑から死刑まで!       占いや宗教における逸脱(ビドア)は現在に至るまで禁じられてきたが、〔それ自体で刑に処される〕犯罪とは見なされてはこなかった。しかし、新イスラーム刑法では、それは単に犯罪であるだけでなく、特殊なケースでは死刑すらあり得る行為となった。このことについて、われわれは法律の専門家であるモフターリー氏に話を伺った。以下でお読みになるのは、その内容である。      --法律は占い師たちに対して、どのように対応しているのでしょうか。      強奪を目的と 全文をよむ

2015-08-05 迷信という儲かる商売―エセ占い師たちの市場はいまも活況(4) (Jam-e Jam紙)

 同氏はさらに、以下のように続けた。      89年から93年〔2010/11年~2014/15年〕にかけての4年間で行われたフィールド調査で判明したのは、占い師のもとを訪れる人たちの9割が女性であり、そのうち75%が高卒以上の学歴の持ち主だった、ということである。      恋の争い〔に勝ちたい〕、邪魔者を排除したい、相手方のハートを優しい性格に変えたい、苦労せずにお金や財産にありつきたい、将来のことを知りたい等が相談者たちの願望の9割を占めている。      私たちイラン人には宗教的伝統が 全文をよむ

2015-08-05 迷信という儲かる商売―エセ占い師たちの市場はいまも活況(3) (Jam-e Jam紙)

世間知らずな人々を待ち構える罠       社会病理学が専門のマジード・アシュタリー博士は、これに関して次のように述べている。      迷信は非論理的で反理性的、かつ精神的価値に基づく信仰に反した行為の一つとして、人類史が始まって以来、あらゆる社会に存在してきたし、今でも存在している。      我が国では、迷信に基づく信仰は魔術や占い、〔コーラン占いやハーフェズ占いのような〕書物占い、その他この手の行為の形を借りて、古(いにしえ)より今日に至るまで存在してきた。そしてそれは残念ながら、教育レ 全文をよむ

2015-08-05 迷信という儲かる商売―エセ占い師たちの市場はいまも活況(2) (Jam-e Jam紙)

第三幕      〔‥‥〕       今日も月曜日を迎えた。〔‥‥〕今日、男性の家族の再生を祝うために、新しい友人たち全員が訪ねて来た。赤、緑、青‥‥これらは光の舞いだ。男性の家族はただただ驚くばかり。初めは自分たちの息子が外を行き来するようになり、家に閉じこもって天井ばかり見つめるのをやめたことを喜んだものだ。しかし今は、心配ばかりが募っている‥‥。      〔‥‥〕       男性は当初妻子のことを知りたがっていたが、今やこの儀式は、女占い師が男性の家族の消息について断片的に伝える情報 全文をよむ

2015-08-05 迷信という儲かる商売—エセ占い師たちの市場はいまも活況(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ8-9面:マーエデ・シールプール】      第一幕       それはコップ一杯の水と鎮静剤が数粒だけだった。2年間にわたって、彼の生活の色合いを決定づけた色とりどりの鎮静剤。朝は青、傷みの激しい時は緑、悪夢から目覚めたときは赤という具合に。       彼の生活はすべてこの三色に集約されていた。初めからこんなだったなんて思わないでほしい。そうではないのだ。あの忌まわしい出来事が彼の人生をメチャメチャにしてしまった時から、このようになってしまったのだ。      全文をよむ

2015-07-09 親族間結婚が遺伝子疾患の原因—ヤズドで (Jam-e Jam紙)

 ヤズド州福祉局の局長は、身体障害のうち、かなりの割合が遺伝子疾患によるものだと指摘した上で、「ヤズドで行われる結婚の40パーセントは親族間でのものであることから、遺伝カウンセリングの実施が必要不可欠であると、間違いなく言える」と述べた。       ジャリール・エッファティー氏はさらに、「昨年、メイボド市は結婚時の遺伝カウンセリングを義務化する計画実施のパイロット(テストケース)に指定された。今年も、メフリーズ県がこの計画実施〔の対象都市〕に選ばれている」と付け加えた。       同氏はさら 全文をよむ

2015-07-09 547の市に対し節水の緊急アピール (Jam-e Jam紙)

 夏の最初の月〔イラン暦4月、西暦6/7月〕も半ばにさしかかり、暑さも最高潮に達するなか、節水の不徹底と水消費量の自然な増加によって、国内の水と電気をめぐる状況は危険な領域に入っている。       ジャーメ・ジャム紙記者のリポートによると、国の上下水道会社とイラン電力(TAVANIR、イラン電力生産送電流通管理社)が水および電気の状況に関して出している数字は、警戒を必要とする色調が日増しに強くなっている。これらの数字によると、水に関して切迫した事態に直面している都市の数は増加傾向にあり、すでに 全文をよむ

2015-07-02 ファールス州、干ばつの陰に怯える生活 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙15面】ファールス州鉱工業商業庁の長官は同州の農業評議会の席上で、「水源への無関心が続けば、今後数年のうちに、ファールス州からは住む人がいなくなってしまうだろう」と述べた。       ファールス通信の報道によると、アリー・ヘンマティー氏はさらに、「村人や農家は、水の状況がどの地点にあるのか、そして7千年間にわたる〔地下における〕水の蓄えが数ヵ月でなくなってしまったということを、いまだ知らないのである」と付け加えた。       同氏は、水をめぐっては懸念すべき報告が複数ある 全文をよむ

2015-07-02 スィースターン・バルーチェスターン州では6千人に1人の医師 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙15面】ザーヘダーン医科・衛生医療サービス大学の学長は、「スィースターン・バルーチェスターン州の農村人口6千人につき、公衆衛生医師が1名、農村衛生治療センターに配置されている」と述べた。       ミーリー氏はイラン学生通信とのインタビューで、次のように付け加えた。      公衆衛生医師が137名配置されたことで、〔州の〕農村衛生治療センターは医師不足という危機的段階からは抜けだした。現在、農村および人口2万人以下の都市にある衛生医療センターでは、どこでも公衆衛生医師が駐 全文をよむ

2015-07-02 ウルミエ湖の乾燥化がもたらす危険な結末 (Jam-e Jam紙)

 東アゼルバイジャン州の危機管理本部の局長は、「ウルミエ(オルーミーイェ)湖の乾燥化の影響は、半径500キロメートル地域の人々の暮らしや農作地にも及ぶだろう」と述べた。       イラン国営通信(IRNA)の報道によると、ハリール・サーイー氏はさらに、「もしこの湖を乾燥化から救うことができなければ、この地域は塩分を含んだ砂塵を地域にまき散らす中心地となり、その砂塵は半径650キロメートル地域にまで影響を及ぼすことが予想される」と付け加えた。       同氏によれば、ウルミエ湖の乾燥化によって 全文をよむ

2015-07-02 テヘランの水不足、悪化 (Mardomsalari紙)

 テヘラン地区水道公社社長は、「水年度初日、すなわち1393年メフル月1日〔※2014年9月23日〕からこれまでの首都の降雨量は合計266ミリメートルだった。この数字は平均330ミリメートルだった過去46年間の長期的統計と比較して、19%の減少であることを示している」と述べた。       ホスロウ・エルテガーイー氏はイラン学生通信(ISNA)の取材に対し、テヘラン州の最新の降雨状況について触れ、「この問題〔=降雨量の減少〕は水危機の悪化の原因となる。夏の季節に入り、気温が上昇していることも、こ 全文をよむ

2015-07-02 テヘラン第13区で害獣駆除計画が実施中 (Mardomsalari紙)

 地域の浄化を目的とした害獣駆除計画が、〔‥‥〕市民の協力を得て実施中である。       〔テヘラン〕第13区の整備課長のモフセン・パールサー氏は、「ネズミの駆除・管理に関する緊急特別計画」の実施について、「暑い季節が始まって、害獣から多くの病気が感染しやすくなり、またこの季節にはネズミの繁殖も増えることから、こうした動物の存在を地区から一掃することを目的に、『有害動物撲滅ジハード計画』が、今年の初め〔3月21日〜〕より実施中である」と述べた。       同氏はさらに、「存在の特定、〔毒入り 全文をよむ

2015-07-02 貯水量、38億立方メートルも減少 (Mardomsalari紙)

 今年の夏の初めの国内のダム貯水量〔※ママ。「ダムへの水の流入量」の間違いか?〕は、昨年の同じ時期と比較して38億6000万立方メートル減少し、総貯水容量の48%が空の状態にある。       メフル通信の報道によると、国内のダムへの水の流入量は今水年度の初め〔※2014年9月23日〕からティール月第1週の週末〔※2015年6月25日〕までで253億5000万立方メートルだった。この総量は、昨水年度の同じ時期では292億1000万立方メートルだったと報告されている。       この報告によれば 全文をよむ

2015-07-02 テヘランの大気汚染、今年に入って悪化 (Mardomsalari紙)

 テヘラン市の環境・持続的発展本部の本部長は、今年のテヘラン市の大気汚染は2.3倍に増えたことを明らかにし、「今年の初め〔3月21日〜〕からティール月10日〔西暦7月1日〕まで、テヘランの大気の質に関する指数が『健全』を示したのは63日間にすぎず、この数字は昨年と比べて20日間も少なくなっている」と述べた。      
 アリー・モハンマド・シャーエリー氏はこのように発表し、さらに「今年に入って以降、これまでテヘランでは30日間、大気の質が『不健全』な日があった。その一方で、93年〔2014年3 全文をよむ

2015-07-02 ファルハーディー科学技術相「不公正な制裁によって国の科学の発展が鈍化」 (Mardomsalari紙)

 ファルハーディー科学技術相は、イランのここ数年間の科学の発展について良好と評しつつ、この成長が鈍化していることも認めた上で、多くの要因がこの成長の鈍化に関係しているとの見方を示した。

       イラン労働通信の報道によると、ファルハーディー氏はイランのここ数年間の科学の発展について良好と評しつつ、この成長が鈍化していることも認めた上で、多くの要因がこの成長の鈍化に関係しているとの見方を示した。       科学技術相は、科学の領域に科せられた不公正な制裁について指摘した上で、この問題を国 全文をよむ

2015-07-02 革命指導者事務所、インターネットによる「浄財」受け付けを開始 (Mardomsalari紙)

 インターネットによる浄財支払いシステムが、革命最高指導者事務所の浄財・シャリーア問題局の責任者であるラスーリー=マハッラーティー師(ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン)の立ち会いの下、同事務所の広報サイト上でスタートした。       最高指導者事務所の広報サイトが伝えたところによると、国民からの要望によって開設されたこのインターネット支払いシステムにより、ホムス(5分の1税)やザカート(宗教的な義務としての喜捨)、フェトリーイェ(断食明けを祝う寄付)、サダカ(自発的喜捨)〔‥‥〕など 全文をよむ

2015-07-02 老朽化した都市建造物によって、同胞1千万人の命が危険に (Mardomsalari紙)

 国家危機管理庁次長(査察担当)は、「老朽化した都市建造物での生活により、1千万人の同胞の命が危険に晒されている」と述べた。       イラン国営通信の報道によると、モハンマド・ファリード氏は「老朽化した都市建造物の中には、国内にある400万戸の住居が含まれており、こうした住居には1千万人が暮らしている」と述べた。       同氏は、イランは災害多発国であり、国内では多くの自然災害が起きていると指摘した上で、「過去35年間で3万5千人の同胞が、不慮の災害によって命を落とした」と付け加えた。  全文をよむ

2015-07-02 国家賠償金本部副本部長「婚資金はきちんと支払われるべきもの」(2) (Mardomsalari紙)

 同氏は離婚件数が増加傾向にあることに懸念を示した上で、「結婚式では、年長者たちは生まれた年を婚資金の額として設定する〔※〕のは控えるべきだ」と訴えた。      ※訳注:例えば、イラン暦1365年(西暦1986年)生まれの女性に対し、金貨1365枚を婚資金として設定する、といったやり方のこと。インフレの激しいイランでは、金貨「自由の春」(8.33グラム金貨)が婚資金に設定される傾向にある。現在、「自由の春」は1枚約3万円。よって、1365枚が婚資金として設定されると、夫は妻に約4千万円の負債を 全文をよむ

2015-07-02 国家賠償金本部副本部長「婚資金はきちんと支払われるべきもの」(1) (Mardomsalari紙)

 国家賠償金本部の副本部長は、「離婚式」なるものが行われていることはまったくもって悲劇的だと指摘し、「離婚式なるものを行うことは、我がイスラーム社会にとって相応しいことではない。もっとも忌むべき神のハラール(許容されたこと)を祝うというのは、実に危険な兆候である」と述べた。       モハンマド・アリー・サーリー氏はイラン学生通信とのインタビューで、故意によるものではない犯罪で収監された囚人〔※債務の不履行などが原因で収監された囚人のこと〕を減らすための対策について、「賠償金本部は、・手形債務 全文をよむ

2015-07-02 貧困と失業が刑務所に収監されている囚人増加の原因 (Mardomsalari紙)

 〔国会の〕司法委員会の委員は、ときに経済問題が国内における犯罪発生の原因となることがあると指摘し、次のように強調した。      国内で発生する犯罪の多くに、物質的な背景があり、金銭的な貧困や失業問題が原因であることがほとんどだ。社会が経済的にめざましい発展を遂げれば、犯罪もまた大きく減少するだろう。    ムーサー・ガザンファルアーバーディー氏は、国会通信とのインタビューの中で、刑務所に収監されている囚人の数が増えていることに対して、イスラーム革命最高指導者が遺憾の意を表明されたことを指摘し 全文をよむ

2015-07-02 「家出少女」を家族のもとに帰すための施設が設置へ—協同労働福祉相が発表 (Mardomsalari紙)

 協同労働福祉相は国内の家出少女らの問題を解決させる必要性に関連して、次のように述べた。      調査が示すのは、もしこうした少女たちが家出後に何らかの施設によって保護されるならば、彼女たちが2次被害に巻き込まれることはないが、しかし彼女たちが社会に野放しにされれば、売春や性的悪用にまで歩を進めてしまうだろうということである。    ISNA(イラン学生通信)の報道によると、アリー・ラビーイー福祉相は家出少女について行われた調査に言及しつつ、こうした少女たちに関して、「少女らの中には、家族との 全文をよむ

2015-07-01 干ばつでケルマーンの農村地域の生活が困難に直面(2) (Jam-e Jam紙)

干ばつがケルマーンに与える経済的影響       過去2年の間、干ばつはケルマーン州の農業経済に直接の影響を及ぼしてきた。       ケルマーン市およびラーヴァル市選出の国会議員で、国会経済委員会の副委員長を務めるモハンマドレザー・プールエブラーヒーミー氏は、ジャーメ・ジャム紙とのインタビューのなかで、ケルマーンの農業部門に対する干ばつの影響について言及し、「過去数年間で、ケルマーン州北部にある多くの果樹園が干ばつの被害に遭った。ラフザンジャーンやザランド、ラーヴァル、およびザンギーアーバード 全文をよむ

2015-07-01 アーモルで70ヘクタールの水田が干上がる (Jam-e Jam紙)

 アーモル県の農業ジハード局の局長は、「アーモル県内で作付けされた水田のうち、70ヘクタールが水不足によって干上がってしまった」と述べた。       セイエド・モルタザー・アミーニー氏はさらに、「ここ数か月、アーモル県内では降雨がなく、水不足問題が発生していることが原因で、同県内で作付けされた水田のうち、70ヘクタールが干上がってしまった」と付け加えた。      〔‥‥〕       アミーニー氏は、これらの村の水田のうち、30ヘクタール以上が水不足によって今年は作付けができていないと指摘し 全文をよむ

2015-07-01 協同労働社会福祉相、国内の麻薬中毒の増加と社会問題の「女性化」を指摘 (Mardomsalari紙)

 協働労働社会福祉相は、「現在、国内では結婚に対する離婚の割合、ならびに麻薬中毒が増加傾向にある」と述べた。       イラン労働通信(ILNA)によると、アリー・ラビーイー福祉相は保育園で行われたチャリティー・イフタール(断食明けの食事)の中で、「私たちは『みんなで助け合い』の精神を社会に普及させるために、メディア関係者やジャーナリストらの潜在的可能性を活用することができるはずだ」と語った。       同氏はさらに、「現在、私たちはさまざまな分野で、助け合いの精神とその普及を、かつて以上に 全文をよむ

2015-07-01 干ばつでケルマーンの農村地域の生活が困難に直面(1) (Jam-e Jam紙)

 住民が次々といなくなっている村々、そして水不足と干ばつの危機から逃れるために荷をまとめ、生まれ故郷や生活拠点を棄てて、州の中心部に移住し、都市の周辺に広がるスラム街の拡大の原因となっている人々。これは、広大な砂漠地帯の広がるケルマーン州を襲う、干ばつという大問題のワンシーンである。       無許可の井戸の掘削、農耕地への伝統的な灌漑方法、そしてここ数年の干ばつが、地下水の水位低下を引き起こし、またケルマーン州の水資源を危機的状況に陥らさせている。そうしたなか、現在ケルマーン州の農村地帯の水 全文をよむ

2015-07-01 麻薬乱用による犠牲者、1日に8人(2) (Jam-e Jam紙)

 こうした薬物がもたらす身体的な影響としては、瞳孔の拡大、体温の上昇、動悸、暗視、かゆみ、食欲減退、血圧の上昇、震え、頭痛、吐き気、発汗、昏睡などが含まれる。こうした薬物は肉体的症状に加えて、意識や精神にも大きな影響を与え、妄想やめまい、自制力の消失、うわごと、人格の衰退、判断能力や知性の低下などをもたらす。〔‥‥〕       この薬物の使用は極めて危険であり、人格障害や鬱症状、思考の混乱などを引き起こす。この鬱症状は死や自殺行為なども引き起こしうる。若者の自殺件数がなぜ増加しているのか、その 全文をよむ

2015-07-01 麻薬乱用による犠牲者、1日に8人(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙別冊タベシュ13面:ガザーレ・マーレキー】法医学庁が発表した統計の示すところでは、一日に8名が麻薬の濫用によって命を落としている。もちろん、こうした数字は〔社会の〕状況や時代によって、さまざまである。       薬物の濫用は人類社会の抱える大問題の一つであり、医学や肉体的・精神的健康の面からも、また社会的・文化的・経済的・政治的観点からも、大きな重要性を有している。毎年、この問題が原因で多くの社会的危険や死亡例が、世界レベルで起きているのだ。       残念なことに、新た 全文をよむ

2015-06-29 テヘラン市長アミールキャビールトンネル計画を見直し (Hamshahri紙)

【お知らせ】2015年7月7日時点において本記事は、内容の全面改訂が実施されています。本記事は、6月29日に掲載された内容を翻訳したものです。差し替え前の原文は、PDFファイルをご参照ください。      【ハムシャフリー・オンライン】    テヘラン市長は、アミールキャビールトンネルの直近の状況、集団礼拝所の譲渡などについて公式見解を述べた。       シャフリー[訳注:差し替え後はテヘラン・サマー(市広報)]とイラン学生通信(ISNA)の記者の報道によると、モハンマドバーゲル・ガーリーバー 全文をよむ

2015-06-28 テヘラン地下鉄92番目の駅が開通 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】テヘラン市交通運輸局長は、ティール月8日月曜日[6月29日]午前に行われる特別セレモニーにおいて、テヘラン地下鉄92番目の駅が開業されると発表し、次のように述べた。「この式典で、テヘラン南西から北東を結びシャヒード・チェラーギー自動車道の境界に位置する3号線のアブドルアーバード駅が正式開業する予定だ。」       ISNA(イラン学生通信)によれば、セイエドジャアファル・タシャッコリーハーシェミー交通運輸局長は、次のように続けた。「総面積1万1千平方メートルとなる 全文をよむ

2015-06-24 犯罪と逸脱行為の減少する月、ラマダーン(2) (Jam-e Jam紙)

倫理的良心が目覚めるとき       犯罪学者のナジャフィー=タヴァーナー博士は、次のような見方を示している。      この月に存在する精神性の雰囲気が、人々が違反行為に手を染めるのを抑える一つの要因となっている。      宗教的な記念日、さらにはお祭りの日やお祝いの日になると、人々は身も心も行事の挙行にかかりっきりになって、その他の問題に頭が回りづらくなる。また犯罪者たちが犯す犯罪の種類も、このような時期には変わる傾向にある。      ラマダーン月にも、同じことが言える。通常、窃盗や殺人 全文をよむ

2015-06-24 犯罪と逸脱行為の減少する月、ラマダーン(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム紙別冊タペシュ13面】毎年、ラマダーン月が始まると、社会における犯罪や非行の件数が減少するのを、われわれは目にしてきた。警察の統計によると、この月、犯罪は30パーセント以上減少するとされ、特に道徳犯罪の分野での減少は顕著である。       この月、われわれは一種の内的変化を経験し、罪を犯さぬよう、自分の目や耳、口にいつも以上に気をつけるようになる。こうした自己統制は犯罪者たちにもみられる。罪を犯すことが習慣となっている犯罪者たちもまた、この月には罪から身を遠ざけようと努力するの 全文をよむ

2015-06-24 犯罪と逸脱行為の減少する月、ラマダーン(4) (Jam-e Jam紙)

見直しの機会      【アリー・ジャリーヤーン(法律学者)】       ラマダーン月では、市民による内的制御の割合が、違反行為を犯す可能性の高い人たちの間ですら、高まる傾向にある。この種の制御は他のいかなる要素にも先立って、社会における人々の行動に肯定的な影響を与えることができる。       ラマダーン月に入ると、規範に反した行動を犯さないようにさせる、規範上の圧力が増すように思われる。そしてこの種の自己制御こそ、違反者たちが違反行為へと向かおうとする傾向を抑えるのである。       ラ 全文をよむ

2015-06-24 犯罪と逸脱行為の減少する月、ラマダーン(3) (Jam-e Jam紙)

 断食をする者は、食べ過ぎを控えることによって、さまざまな身体上の病に罹患したり、突然死に見舞われたりするリスクを避けることができる。困難なことをやり遂げたことで与えられる満足感によって、彼は心の安らぎと自信を得ることができ、そのことが体の免疫器官の強化と、心理的ストレスの減少をもたらす。       イスラームにおける断食は、飲食を控えること〔にその目的があるの〕ではなく、むしろイスラーム的な考え方や生活様式を広めることから成り立っている。〔‥‥〕イバーダ(神への崇拝・服従)なき断食や貧しき者 全文をよむ

2015-06-24 「婚資金なんて儀礼上のもの」は禁句!—家族の土台をゆるがす重い婚資金(3) (Jam-e Jam紙)

「要求があり次第支払わなければならない」婚資金と「資力のある時に支払われる」婚資金の違い       婚約時に、男女は婚資金の支払い方法を決めることができ、それには「要求があり次第支払わなければならない」タイプと、「資力のある時に支払われる」タイプの2つがある。前者の婚資金では、妻はいつでも婚資金を請求することができ、夫はそれを全額支払わねばならない。しかし後者のタイプでは、夫に金銭的な余裕がある場合に、妻は婚資金を請求することができ、婚資金請求の訴えがある場合は、夫の資産に基づいて、その資産が 全文をよむ

2015-06-24 「婚資金なんて儀礼上のもの」は禁句!—家族の土台をゆるがす重い婚資金(2) (Jam-e Jam紙)

 彼女はさらに、次のように続けた。      婚資金は男性をコントロールする有効な武器とはなりえません。むしろ、しばしば夫婦間のあらゆる諍いの遠因となっているのが、まさにこの婚資金なのです。つまり、「要求があり次第支払わねばならない」という婚資金の性質を理由にして、女性は自分の婚資金を夫に請求しますが、しかし夫の側に十分な資金力がないために、〔夫婦間で〕対立が生じるのです。      こうした対立が高じて、妻が自らの婚資金〔の権利〕を行使し、男性が婚資金を支払う能力がないために刑務所に収監され、 全文をよむ

2015-06-24 「婚資金なんて儀礼上のもの」は禁句!—家族の土台をゆるがす重い婚資金(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ14面:ガザーレ・マーレキー】「婚資金は誰があげて、誰が受け取るの?」〔※「夫婦は一体」「婚資金なんて儀礼上の問題」といった意味だと思われる〕 これは婚資金の額を決めるときにしばしば言われる言葉であり、新郎はこのことばに従って、重い婚資金の額を設定しがちである。       この言葉はかつてなら、それなりの有効性を有していたように思えるが、しかしそれとは別に、今や婚資金は実際に〔男性の側が〕与え、〔女性の側が〕受けとりうるものとなっているのだ。       法律に 全文をよむ

2015-06-24 公益判別評議会麻薬撲滅独立委員会委員長「合成麻薬の使用者数、1万人から40万人に」 (Mardomsalari紙)

 公益判別評議会麻薬撲滅独立委員会の委員長は、「〔革命から約〕35年がたち、〔‥‥〕合成麻薬の使用者数が1万人から40万人にまでなってしまったことについて調べるために、統計を評価し、モニタリングする強力なセンターが〔麻薬撲滅〕本部内にできてはいけない理由など、どこにあるというのか」と訴えた。       アリー・ハーシェミー氏はイラン学生通信とのインタビューで、「麻薬」問題は極めて複雑な現象だと指摘した上で、「さまざまな文化的、政治的、経済的、社会的な要因が麻薬中毒問題の発生に関わっている。この 全文をよむ

2015-06-16 スポーツ青年省青年問題担当次官、「マッチング・システム」の詳細を発表 (Jam-e Jam紙)

 スポーツ青年省青年問題整備担当次官は、「〔スポーツ青年省が開設する公の「お見合いサイト」である〕『マッチング・サイト』は、未婚の男女を〔直接〕互いに紹介するものではない。そうではなく、市民や家族の信頼篤い人たちを結婚仲介人として、このサイトで活動してもらうものである」と述べた。       イラン学生通信の報道によると、マフムード・ゴルザーリー博士は「国家マッチング・システム」のお披露目式で、次のように付け加えた。      結婚仲介人は、社会で受け入れられている宗教指導者や大学教授、医師とい 全文をよむ

2015-06-15 スマート国民カード発行の詳細「国民カード非保有者が最優先対象」 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】戸籍登録庁情報技術部長ハミード・パールサーイー氏は、国民カード[従来型カード]非保有者のスマート国民カード[新型ICカード]取得が最優先されると指摘した上で、次のように述べた。「2年間で全国民へスマートカードを発行することは、不可能である。」       メフル通信によれば、パールサーイー氏は、これに関して次のように述べた。「収集した統計によれば、これまで国民に対して200万枚のスマート国民カードが発行されている。」       同氏は、スマートカード発行に関して広 全文をよむ

2015-06-10 イランの家庭問題~疑心暗鬼生じて、生活暗闇に閉ざされる(3) (Jam-e Jam紙)

疑念に対して私たちはどう対処すればよいのか       心理学者で大学講師のパルヴィーズ・ラッザーギー博士は、夫婦間の疑念の原因について、次のように述べている。      しばしば疑念は恒常的な行動という形を取ることがある。つまり、さまざまな状況や時間、場所で相手に対して疑念を抱いてしまう人がいるのである。もし誰かがそうした行動を見せているのなら、それはパラノイア(妄想症)という人格障害の兆候をその人に認めることができるだろう。      こうした疑念は、家庭内でよく起きるもので、男性がその妻に 全文をよむ

2015-06-10 イランの家庭問題~疑心暗鬼生じて、生活暗闇に閉ざされる(2) (Jam-e Jam紙)

 一度夫と一緒にイランの北部に行ったことがあるのですが、その時もあの女から電話がかかってきたんです。そのとき私が彼の携帯を手に持っていたので、私が出たのですが、〔接続が悪く〕途切れ途切れに声が聞こえてきました。再びかかってきた電話で、夫が何を話したのか分かりませんでしたが、彼は何度も「大した問題じゃないから心配するなよ」と繰り返していました。       神経質になっていた私は、夫にあの女が何と言っていたのか問い質しました。彼は「あの女性は、『奥さんが気を悪くしないように、あなたのところに〔もう 全文をよむ

2015-06-10 イランの家庭問題〜疑心暗鬼生じて、生活暗闇に閉ざされる(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ11面:レイラー・ホセインザーデ】〔夫婦が〕一緒に暮らすにあたってのもっとも重要な原則は、互いに対する信頼であり、それは両者が共有する必要がある。しかし、時にこの重要な要素は色あせ、「疑念」という名の苦痛を与える感情に取って代わられることがある。それはあたかも癩病のように人を苦しめ、その人の魂を破滅の炎へと引きずり込んでしまう。       以下で示した切ないケースでは、一方の他方に対する疑念が高じて、他方のすることはどんなことも、一方に対する裏切りを証明するよう 全文をよむ

2015-06-09 国内の貧困地域で病院10棟の建設が決定 (Jam-e Jam紙)

 「健康分野における正義」は、どの国民・当局者もその正しい実現を強く求めている切実かつ喫緊の願いである。こうしたことから、「イマーム・ホメイニー閣下指令実行本部」は保健省との間で交わした覚え書きのなかで、国内の貧困地域で未完成のままとなっている病院10棟の建設費用の負担を受け入れることになった。       昨日、この覚え書きはハサン・ハーシェミー保健相と「イマーム・ホメイニー閣下指令実行本部」のモハンマド・モフベル本部長の間で、正式に調印された。       この覚え書きによれば、5%から70 全文をよむ

2015-06-07 森林火災―一層の支援が必要(3) (Jam-e Jam紙)

森林には予算なく       我が国の森林火災の消火がままならない原因の一つに、〔そのための〕予算がないことが挙げられる。というのも、国内の森林は山岳地帯に広がっていることから、消火には特別な装備と人員が必要であるからだ。そしてこれら二つの要素は、適当な予算額を投入することでのみ、実現可能となるということを強調しておく必要があろう。       国家天然資源・水資源保護隊のガーセム・サブズアリー司令官は、国内で発生した森林火災に対処するために昨年割り当てられた予算額について、次のように説明してい 全文をよむ

2015-06-07 森林火災―一層の支援が必要(2) (Jam-e Jam紙)

人間こそ火災の主な原因       国家天然資源・水資源保護隊のガーセム・サブズアリー司令官は、国内で近年起きている火災に関して、正確な統計は存在しないと指摘した上で、ジャーメ・ジャム紙に「昨年の同じ時期と比べて、今年の最初の2ヵ月間〔3月21日〜5月21日〕の火災件数は減っている。しかし最近になって、火災は増加傾向にある」と指摘する。       同氏によれば、国内で発生する森林火災の実に8割は人為的な要因によるものであり、残り2割は落雷のような自然の要因に関係しているという。しかし重要なのは 全文をよむ

2015-06-07 森林火災—一層の支援が必要(1) (Jam-e Jam紙)

 一年でもっとも暑い季節はまだ訪れていないが、イランの西部、北部、そして南部〔の森林地帯〕においてここ数日間で起きた火災は、国の自然に大きな損害を与えており、〔気温が上がり、乾燥した季節を迎える〕今後数ヵ月間に森林火災がより猛威を振るう可能性があるということを、今から警戒しておく必要があるだろう。もし適切な措置が早急に講じられなければ、コントロール不能な火災が国内の森林を飲み込むだろうということを、指摘しておかねばなるまい。       たとえ森林火災を完全になくすことはできなくとも、予算を投入 全文をよむ

2015-05-30 若者にもっと目を向けよ(3) (Jam-e Jam紙)

 社会学者らによれば、現在私たちは転換期に位置しており、農業・工業の時代からエレクトロニクスの時代に移り変わろうとしている。こうした変化に正しく対処できなければ、多くの困難に直面するであろうことは確実である。       というのも、こうした変化の影響の下で、〔イラン人の〕慣習や文化、生活様式も変容しつつあるからであり、もしこうした流れがしっかりと方向づけられなければ、〔‥‥〕生産部門には深刻な害が及ぶからである。なぜなら、〔経済的・社会的に〕活動的で〔社会に多くの〕影響を与える勢力、すなわち若 全文をよむ

2015-05-30 若者にもっと目を向けよ(2) (Jam-e Jam紙)

 ISNA(イラン学生通信)によると、マフムード・ゴルザーリー氏は昨日、テヘラン金曜礼拝での説教前の演説の中で、若者らのために政府が予定している計画について触れ、次のように言明した。      政府のやろうとしているのは、若者から目を背けることでも、若者恐怖症に陥ったりすることではない。つまり、われわれの政策は、若者を、人の言うことを聞こうとしない反抗的な存在と見なしたり、彼らを制約するような政策を選択したりするものではない。問題は、我が国ではこれまで、若者を〔扱いづらい〕「問題」として見る視線 全文をよむ

2015-05-30 若者にもっと目を向けよ(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙17面:メフディー・アーイーニー(社会部)】今日〔※5月30日〕は「青年の週」の3日目であり、「青年の日」にあたる。イランの人口の31.5%を占める人たちを記念する日である。      ※訳注:「青年の日」は、第三代イマーム・ホセインの息子であるアリーの生誕日(イスラーム太陰暦シャアバーン月11日)にちなんで制定された記念日。       昨日、スポーツ青年省の青年問題担当次官はこの機会に、金曜礼拝の説教の前に行われた演説の中で、若者世代の抱える諸問題について触れ、「健康、教 全文をよむ

2015-05-27 口約束だけで都市周辺のスラム街の居住者たちの問題が解決されることはない(6) (Jam-e Jam紙)

 ここで忘れてはならないのは、大都市における富の不均衡な配分が、スラム街問題を助長させている要因のひとつだということである。というのも、福祉や衛生、開発などの機会がすべての市民に〔等しく〕提供されていないような場合、インフラの整わない小都市に居住する人たちは、大都市に移住することを選択するようになるからだ。       しかし、彼らには経済力も必要な専門的技能もないために、都市の周辺に広がるスラム街へと追いやられてしまうのである。       指摘しておかねばならないのは、「深慮と希望の政府」〔 全文をよむ

2015-05-27 口約束だけで都市周辺のスラム街の居住者たちの問題が解決されることはない(5) (Jam-e Jam紙)

居住者の匿名化とスラム街問題       社会学者らの指摘によれば、人が農村部から都市のスラム街に移住すると、その人の行動に対する〔国家権力によるものではない、住民相互の〕社会的監視はゼロになってしまうという。というのも、新たな土地ではその人のことを知る者は誰もおらず、そのためにその人は極めて容易に、社会の規範を破るような行動に走ってしまうからだ。       その一方で、次のようなことも強調しておく必要があろう。まず、そのような人にはこれといった特別の能力も持ち合わせていない。というのも、その 全文をよむ

2015-05-27 口約束だけで都市周辺のスラム街の居住者たちの問題が解決されることはない(4) (Jam-e Jam紙)

スラム街居住化問題はテヘラだけではない       イランの大きめの州の多くがスラム街の問題に直面している。現実問題として、農村居住者や小規模都市の住民が抱える問題の解決に関心を向けてこなかったことが、これらの人々が仕事と収入を求めて大都市に向かう原因となっている。しかしこうした人たちには十分な資金力がなく、またたいていは適切な教育や技能習得にも困難に直面しているため、彼らは大都市の周辺のスラム街へと追いやられてしまう。       例として、北ホラーサーン州のボジュヌールドを指摘することができ 全文をよむ

2015-05-27 口約束だけで都市周辺のスラム街の居住者たちの問題が解決されることはない(3) (Jam-e Jam紙)

 ゴルースィー氏は、テヘラン州には約400万人のスラム街居住者がいると強調し、次のように言明した。      これらの人たちのうち、約200万人はテヘランの西に住んでおり、テヘランのスラム街居住者の人口は日に日に拡大している。実際、テヘラン市〔の中心部〕から離れると、貧困が波を打っている〔のを、私たちは目の当たりにする〕のである。    同氏はさらに、「テヘラン郊外のスラム街居住者たちは、衛生や医療、交通、適切な運輸、そして教育といった諸問題で、多くの困難に直面している」とつづけた。ゴルースィー 全文をよむ

2015-05-27 口約束だけで都市周辺のスラム街の居住者たちの問題が解決されることはない(2) (Jam-e Jam紙)

 メフル通信の報道によると、ロウハーニー大統領は次のように述べたという。      〔‥‥〕〔ゴドゥス県、マラールド県、およびシャフリヤール県の〕3県がともに直面し、その検討が喫緊の課題である問題の一つに、シャフリヤール市、ゴドゥス市、およびマラールド市の下水施設の建設問題がある。これらの全施設の建設は、今年ないし来年中に実施されることになるだろう。    大統領はさらに、テヘラン州内の各県は医療の面からも好ましい状況にあるとはいえないと述べた上で、      これらの県はいずれも、設備の行き届 全文をよむ

2015-05-27 口約束だけで都市周辺のスラム街の居住者たちの問題が解決されることはない(1) (Jam-e Jam紙)

イラン大統領、テヘラン西部訪問時に発言「テヘラン州内の各県は多くの問題に直面している」      【社会部:メフディー・アーイーニー】都市の周辺に広がるスラム街の居住者たちが再び、ニュースで中心的な話題となった。というのも昨日、大統領がテヘラン州西部を視察した際、ゴドゥス市、マラールド市、およびシャフリヤール市の各地域の住民のために演説し、彼らの抱える諸問題の解決のために与えた公約は、95年末〔=2017年3月20日〕までに実行に移されるだろうと述べたからである。       しかしその一方で、 全文をよむ

2015-05-27 性同一性障害を抱える人々を保護する法案が作成 (Jam-e Jam紙)

 国家福祉庁の社会問題担当次長は、      性同一性障害を抱えている人々をさらに保護するために、彼らを保護する政府提出法案が協同労働社会福祉省に送られた。この法案には、この問題の一般法上、およびイスラーム法上のあらゆる側面が、こうした人々を可能な限り保護する目的で盛り込まれており、現在国会調査センターで検討中である。    と述べた。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、ハビーボッラー・マスウーディーファリード氏はさらに、      世界的な統計によると、女性的な傾向を持つ男 全文をよむ

2015-05-15 大卒の失業率、18.9% (Jam-e Jam紙)

国家技術・職業訓練庁長官のクロシュ・パランド長官は、こう述べた。      「国全体の[大学]卒業者の失業率は、18.9パーセントで、女子の方が男子よりも割合が高い。」      同長官は、さらに次のように発言した。      「上記の失業率は、男子が12.9パーセントで、女子が31.3%である。何故なら、残念ながら大学での専門専攻分野が、国の労働市場の需要と合致していないからである。」[※]      ※訳注:イランではとくに1990年代後半以降、男子よりも女子の方が大学への進学率が高いことが 全文をよむ

2015-05-13 熟年層が離婚を望むとき(5) (Jam-e Jam紙)

中年期とは成熟期である      【モハンマド・レザー・デジュカーム(心理学者、家族カウンセラー)】熟年離婚は、「〔麻薬〕中毒」、「裏切り(不倫)」、そして「家族の干渉」の3つの側面から検討が可能であり、また携帯電話のような最新技術の利用といった面からも観察することができる。       「裏切り(不倫)」では、衛星放送チャンネルの影響を否定することはできないだろう。長年ともに暮らしてきた夫婦は、今や男女が幸せを感じ取ることのできる場所など〔家庭には〕存在しないかのように感じるまでになっている。 全文をよむ

2015-05-13 熟年層が離婚を望むとき(4) (Jam-e Jam紙)

 熟年離婚の発生は、さまざまな影響を〔社会に〕もたらす。第一に、社会に精神的不安が引き起こされてしまう可能性が挙げられる。つまり、50歳以上の人々の間にも離婚が存在することに、社会全体が気がついてしまうのである。       第二に、こうした不安は家族から社会へと伝染し、家族という存在に動揺が生じてしまうことである。そしてこの問題は、社会に暮らす若者たちにとって、悪しき心理・社会教育をもたらしてしまう可能性があるのである。       次の問題としては、子どもたちが暮らしの中で妥協や協調をし、〔 全文をよむ

2015-05-13 熟年層が離婚を望むとき(3) (Jam-e Jam紙)

社会への影響を考えるべき      【パルヴィーズ・ラッザーギー博士(心理学者)】一般に、この種の離婚は過去のすれ違いにその根源があり、長年にわたって、心の葛藤やもやもやとした気持ちをともなっている。そして今になって、彼ら〔=サルピーリーとアッザム夫婦〕の我慢は限界に達し、別れを決心したというわけである。       他にも、生活の中で心理・感情的、倫理的安心感を感じることができず、長期間ともに暮らしても、それらが得られなかったと感じてしまうことも、離婚の原因となっている。       そして三 全文をよむ

2015-05-13 熟年層が離婚を望むとき(2) (Jam-e Jam紙)

子供たちが病気にかかったときも、子供たちの面倒はまったく見ようとしませんでした。お医者さんのところにつれて行き、薬をもらうといった厄介ごとは、すべて私の仕事でした。夫に「この子たちはあなたの子供じゃないの?どうして子供たちのお薬のこととか治療のことを考えてはくれないの?」と言うと、彼は大声を出して「何ぶつくさ言ってるんだ。お前はいつも不平ばかり言っいる。お前が楽しそうにしているところとか笑っているところとか、みたことがない」と言い〔逆に責められ〕たものです。そして怒って家を飛び出してしまうのです 全文をよむ

2015-05-13 熟年層が離婚を望むとき(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム紙付録タベシュ14面:レイラー・ホセインザーデ】昨今、多くの専門家が若年層における離婚数の増加に懸念を示しているが、その一方で歳月を重ね、子供夫婦も孫もいる熟年カップルが、30~40年もともに暮らしてきたにもかかわらず、人の話など無視して、離婚のために裁判所を訪れる姿をしばしば見かける。緊張に満ちた生活から解放されるため、あるいは彼ら自身のことばを借りれば、「気持ちよく息を吸い」、人生の残りを平穏に過ごすためである。       アッザムもこうした女性の一人である。彼女は59歳に 全文をよむ

2015-05-12 サナンダジ市周辺のスラム街、3倍に拡大(3) (Jam-e Jam紙)

 ハメダーン市にあるブー・アリー・スィナー大学のアサドッラー・ナグディー助教授も、サナンダジ市におけるスラム街の割合は、国内平均の3倍で、極めて懸念すべき状況にあると述べた上で、次のように指摘している。      スラム地区の抱える最も大きな問題としては、失業、無規律的で無計画的な都市の拡大、麻薬中毒の増加、福祉に関する便宜や市民サービスの欠如、そして環境問題などが挙げられる。    専門家らの見解によると、スラム街をめぐる問題ではサナンダジ市の状況が懸念すべきものとして取り沙汰されているが、そ 全文をよむ

2015-05-12 サナンダジ市周辺のスラム街、3倍に拡大(2) (Jam-e Jam紙)

 他方、こうした地域の住民の多くは、相対的な幸せを手に入れることを夢見て、都市郊外での生活という甘美なる蜃気楼を追い求めてきた、人口の少ない村落部や町からの移住者たちが占めている。彼らは〔スラム街に移住してから〕しばらくして後に、破滅的な泥沼に自らがはまり込んでしまったことに気がつくのである。       イラン国内の都市の多くにあるスラム街には、長い歴史がある。しかし、その拡大が頂点に達したのは、多くの場合「強要された戦争」〔=イラン・イラク戦争〕後の70年代中頃から80年代〔※西暦で1990 全文をよむ

2015-05-12 サナンダジ市周辺のスラム街、3倍に拡大(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】ここ数年で都市郊外のスラム街現象は全国で急速に広がっており、国内ほぼすべての州の州都や大都市で目撃することができる。とはいえ、コルデスターン州のように、この現象が〔他の州以上に〕大問題と化している州もある。実際、コルデスターン州の州都、すなわちサナンダジ市の住民の5割は、同市の郊外に広がるスラム街に居住しているのである。       スラム街現象がいかに悲劇的で、社会にとって危険かつ破壊的であるかを知るには、この現象の負の影響をしかと観察し、それを調査しなければな 全文をよむ

2015-05-06 衛星放送、沈黙の殺人者(5) (Jam-e Jam紙)

衛星放送中毒       心理学者のアリーアスガル・アスガルネジャード=ファリード博士はこの問題について、「多くの家族が直接、間接に巻き込まれ、自らの生活がその影響下にあるもの、それは生活のなかでの衛星放送の存在であり、衛星放送が彼らの生活に対して及ぼしうる影響力である」と指摘する。       同氏は、〔衛星放送の〕各チャンネルが〔視聴者に〕提示しようとしている主なテーマとは、「不法な〔男女〕関係」と「暴力」であるとの見方を示した上で、この点について次のように言っている。      ときに私は 全文をよむ

2015-05-06 衛星放送、沈黙の殺人者(4) (Jam-e Jam紙)

強姦       衛星放送から流れてくる番組のもう一人の犠牲者に、殺人の罪で逮捕された14歳の少年がいる。彼は9歳になる子供に暴行をはたらき、この9歳の少女が事の真相を他人にばらしたことを知って、少女の殺害計画を実行に移したのであった。       少年は次のように言っている。「自分のしてもらいたいことをマアスーメ〔※殺された少女の名前〕にさせるために、彼女を殴りました。彼女の体に熱湯をかけ、彼女に暴行を働きました」。       少年は、こうしたことは衛星放送や卑俗な映画で観て、そこから覚えた 全文をよむ

2015-05-06 衛星放送、沈黙の殺人者(3) (Jam-e Jam紙)

 殺人の罪に問われた容疑者は、妻の裏切りと道に外れた行動の原因として、衛星放送で放映されている番組の影響を受けたことを挙げ、次のように言っている。      妻の行動が変化した一因として、このような衛星放送チャンネルを見たことが挙げられるでしょう。〔衛星放送から流れてくる〕これらの映画では、人々は実に簡単に関係を持ち、自分たちのパートナーを裏切る様子が映し出されています。      妻がどうしてもとせがむので、私は衛星放送〔を受信するための機器〕を買ってしまいました。彼女は主に、「ファールスィー 全文をよむ

2015-05-06 衛星放送、沈黙の殺人者(2) (Jam-e Jam紙)

妻は不倫していた、だから殺した!       こうした連続ドラマの犠牲者の一人に、自分の妻を殺した男がいる。彼はその動機について、次のように語っている。「妻がある男と密かに通じていたことが原因で、私は彼女を殺しました。妻と関係のあったその男も、今は逮捕されています」。       彼は続ける。      妻の行動には疑わしいところがありました。妻は私が彼女の携帯電話に手を触れることを許さず、キーをかけていました。私も彼女を信頼していたので、彼女の行動に干渉しませんでした。彼女に疑わしい電話がかか 全文をよむ

2015-05-06 衛星放送、沈黙の殺人者(1) (Jam-e Jam紙)

衛星放送で放映されている連続ドラマの多くは、制作国ですら放映の許可を与えられていない      【タペシュ(ジャーメ・ジャム紙水曜版付録)】衛星放送で放映されている連続ドラマは、家庭内の新たな不安要素となっており、親しい集まりや家族のメンバーの間でも、ときに話題となることがある。こうした連続ドラマの特徴の一つとして、それらが突如として〔人々の間に〕伝染してしまうことが挙げられる。       衛星放送チャンネルの番組が人々にマイナスの影響を及ぼしたとか、多くの人々の生活を一変させてしまったとかい 全文をよむ

2015-05-05 イランの脳梗塞患者の年齢層、先進国より10歳若い (Jam-e Jam紙)

イラン臨床神経学・電気生理学国際会議書記を務めるマスウード・ナバヴィー博士は、この20年間の統計によれば、先進諸国では脳梗塞による死亡率が、著しく減少したことを指摘し、次のように強調した。      「しかし、イランでは、脳梗塞を引き起こす患者の年齢が、世界の先進諸国より10歳若い。」 全文をよむ

2015-05-05 幼児や障害のある子・配偶者をもつ女性の就業時間、短縮に向けて (Jam-e Jam紙)

【社会面】国会の女性会派副会長は、近い将来、女性の就業時間短縮法案を国会の公開会議で審議すると伝えた。      シャフラー・ミールギャルーバヤート同副会長によれば、就業時間の短縮は、障害のある子息・配偶者のいる女性や7歳以下の子供がいる女性たちに対して適応されるという。 全文をよむ

2015-05-04 キリスト教徒の男、服役中にムスリムに改宗 (Jam-e Jam紙)

覚醒剤密輸の容疑で逮捕され、バンダレ・レンゲ[イラン南部・ペルシア湾岸の都市]の悔悛所[刑務所]で服役中のキリスト教徒の男が、イスラーム教徒になった。      イラン国営放送通信の報道によれば、バンダレ・レンゲ悔悛所の所長は、こう述べた。      「この救いを求める者は、フィリピン国籍であり、イスラームの宗教についての詳細で完璧な学習ののち、シーア派を選び、悔悛所の宗教専門家の立会のもとシャハーダ[信仰告白]を唱え、ムスリムとなった。」      サボクルーフ所長は、さらに、こう述べた。   全文をよむ

2015-02-12 「微粒子問題」への対応を協議するための緊急会議、開かれる(3) (Jam-e Jam紙)

 フーゼスターン州危機管理局のハーシェム・バーレディー局長も、州内10県の学校と行政機関が火曜日、砂塵飛散状態が続いていることを理由に休みとなったことを明らかにし、「アフヴァーズ、ヘンディージャーン、マーフシャフル、ラームシール、バンダル・イマーム・ホメイニー、カールーン、バーヴェイ、ハミーディーエ、ホヴェイゼ、ダシュテ・アーザーデガーンの各県の全ての政府機関と学校が休みとなることが、火曜日に発表された」と述べた。       この点に関して、フーゼスターン環境保護局のシャフリーヤール・アスキャ 全文をよむ

2015-02-12 「微粒子問題」への対応を協議するための緊急会議、開かれる(2) (Jam-e Jam紙)

 ショアーイー氏は、アフヴァーズ市を襲う粉塵問題の原因として、国内と国外の発生源にそれぞれどれくらいの比重があるのかを見究めることはきわめて困難だと指摘し、「我々は粉塵問題の大きさに関する情報を、衛星を利用して入手しているが、粉塵問題の深刻化により、もはや衛星による観察では〔粉塵問題の正確な〕観測はできなくなるだろう。しかし、粉塵問題の発生に関して、その7割は国外に原因があるとは言えるだろう」と述べた。      ■ フーゼスターン、依然として半ば機能停止状態に       会議がいくら開催され 全文をよむ

2015-02-12 「微粒子問題」への対応を協議するための緊急会議、開かれる(1) (Jam-e Jam紙)

フーゼスターンで続く大気汚染を受け、政府を代表して保健相が状況調査のために同州を訪問       フーゼスターン州およびイラン西部諸州で大気汚染が続き、さらにこの危機的状況を解決させるための緊急の行政措置を講ずるよう、最高指導者から内閣に特命が下ったことを受け、火曜日[2月10日]にエスハーグ・ジャハーンギーリー第一副大統領を議長とする会議が、数名の閣僚ならびに関連省庁の次官らの出席の下、開かれた。       複数の通信社が報じたところによれば、ジャハーンギーリー氏はこの会議の席上、フーゼスタ 全文をよむ

2015-02-09 フーゼスターン市民、再び呼吸困難に―再度のスモッグ襲来により州内11県が機能停止に(3) (Jam-e Jam紙)

■ 環境庁、住民に勧告       環境庁はフーゼスターン市民に対し、自宅内の空気をある程度浄化することができることから、大気汚染の度合いを抑えるために、自宅内で一部の植物を栽培するよう呼びかけた。       この呼びかけによれば、粉塵粒子によって汚染された空気を吸い込むと、微粒子が肺に入り込み、その結果、心臓をはじめとする体内の各器官への酸素供給機能に障害が生じる。このことが心臓の不整脈を引き起こし、結果として心臓に疾患のある人が心臓発作を起こしてしまうという。       また、粉塵の微粒 全文をよむ

2015-02-09 フーゼスターン市民、再び呼吸困難に―再度のスモッグ襲来により州内11県が機能停止に(2) (Jam-e Jam紙)

■ アフヴァーズ空港では欠航       フーゼスターン空港局の広報担当者は、粉塵が原因でアフヴァーズ国際空港を利用するフライトがキャンセルされたことを発表した。       マジード・モッラーヤーニー氏はさらに、「高濃度の粉塵が原因で水平視野が50メートル以下に低下したため、アフヴァーズ国際空港を利用する昨日昼の便は欠航となった」と付け加えた。       この発表によると、州都から約100キロメートル南のマーフシャフル空港での旅客機の離発着も、高濃度の粉塵と強風による悪天候が理由で中止された 全文をよむ

2015-02-09 フーゼスターン市民、再び呼吸困難に—再度のスモッグ襲来により州内11県が機能停止に(1) (Jam-e Jam紙)

 フーゼスターンの大気は再びスモッグに覆われ、州内の住民には息をすることさえ困難となった。昨日正午のアフヴァーズ市内のスモッグの濃度は、再び許容値の66倍に達したというのである。       昨日からアフヴァーズを覆っている粉塵の濃度はきわめて高く、ここ数年間で前例のないほどだと思われる。視界にも問題が生じており、現在、住民らにとって通りを往来するのも困難な状況となっている。       アフヴァーズ市の大気は前を走る車さえ目視できず、ヘッドライトを点灯せざるを得ない状況である。アフヴァーズ市内 全文をよむ

2015-02-04 「イラン人最年少父親」を激写 (Iran紙)

 「イラン人最年少父親」の名をほしいままにしている13歳のベフザードが17歳のいとこと結婚したのは、昨年のことだった。彼は今、一児(男の子)の父親である。       「イラン人最年少父親」が母親の愛を失ったのは、2歳の頃だった。母親が去った後、彼は父親、義母、そして異母兄弟・姉妹のもとで暮らした。       この10代の男性は文化的・経済的貧困と家庭問題が原因で、学校に通うことができず、現在文字を読むことができない。また、歳も若く、体つきも弱々しいため、誰からも仕事がもらえない状態にある。彼 全文をよむ

2015-02-03 離婚に相応の影響を及ぼすソーシャル・ネットワーク (Mardomsalari紙)

 協同労働社会福祉省の社会問題局局長は、ソーシャル・ネットワークが及ぼす病理について知ることが必要だと強調した上で、「国際的調査によって、ソーシャル・ネットワーク、特にフェイスブックが離婚に相当な影響を及ぼしていることが裏付けられた」と述べた。       ルーズベ・キャルドゥーニー氏はISNAとの会見で、次のように付け加えた。      こうした調査のうちのある一つによると、アメリカでは5件の離婚のうち1件は、フェイスブックがその要因だった。イギリスでも、調査によって同じような数字が報告されて 全文をよむ

2015-02-01 テヘランの自動車の27%が排気ガス試験不合格 (Hamshahri紙)

 テヘラン自動車検査公社本部の専務取締役ヴァリーロッラー・アーザルヴァシュ氏は、「現在テヘランでは、車検が義務付けられている270万台の自動車が交通に利用されているが、本部の集計によれば、この内27%が排気ガス試験に不合格となっている」と述べた。       イラン学生通信の報道によれば、アーザルヴァシュ氏は、検査公社では18項目を検査しているとして次のように述べた。「明らかなのは、この18項目の内のどれか一つに故障や不具合があると、大気汚染の拡大は深刻なものとなり、直接あるいは間接的に自動車メ 全文をよむ

2015-01-29 女性問題担当副大統領、アフガン人夫を持つイラン人女性の国籍問題解決への決意を表明(下) (Mardomsalari紙)

94年度の予算案において女性に関する予算倍増へ       副大統領は大統領府女性・家族問題局の予算について、      この局は執行機関ではなく、同局の予算も各機関の調整や政策立案、職務の調査の範囲内でのものにすぎない。もちろん、来年度予算案では、女性・家族問題局の予算は2倍になっており、この規模の予算が国会で認められるのを、私たちも期待している。〔‥‥〕    と語った。       女性・家族問題担当の副大統領は、イランにおける婚姻登録に関する質問に答える中で、「イランの法律によれば、結婚 全文をよむ

2015-01-29 女性問題担当副大統領、アフガン人夫を持つイラン人女性の国籍問題解決への決意を表明(上) (Mardomsalari紙)

 女性・家族問題担当の副大統領は、「大統領府法務局とも協力して、アフガン人男性と結婚したイラン人女性が無国籍となる問題の解決に向けて、対策を講じているところである」と述べた。       イラン学生通信によると、シャヒーンドフト・モウラーヴァルディー副大統領は大統領府女性・家族問題局で開かれた、アフガン人女性記者との会見の中で、次のように付け加えた。      アフガン人男性と結婚したイラン人女性が無国籍となる問題の解決は、これまで各政権で提起されてきたし、また国会もこの問題に取り組んできた。私 全文をよむ

2015-01-28 マルスの男性、ビーナスの女性、そして離婚!(3) (Jam-e Jam紙)

何故、離婚の低年齢化が起きているのか       パルヴィーズ・ラッザーギー博士は若者の間で起きている、離婚の低年齢化の原因について、次のように述べている。      こうした問題が社会に生じてしまう第一の原因は、〔結婚生活に対する〕男女の期待値〔の高さ〕に求められよう。      かつて私たちの両親が結婚生活に対して抱いていた期待や想像は、今のようなものではなかった。彼らは男の世界はこのようであり、女の世界はそれとは異なるといったことを、生活の中で受け入れていた。もし彼らの生活に不満があったと 全文をよむ

2015-01-28 マルスの男性、ビーナスの女性、そして離婚!(2) (Jam-e Jam紙)

私と夫では考え方が違う       夫と結婚して5年になります。しかし1年前から、彼と一緒の生活を続けることへの熱意や関心がなくなってしまいました。それというのも、私と夫の考え方には大きな違いがあり、どんな些細な問題についても、衝突してしまうからです。       多くの場面で、問題への捉え方に違いがあるのです。例えばどんなことが礼儀で、どんなことが無礼にあたるのか、どんなことが個性と言え、どんなことがそうでないのか、どんなことが人への敬意ある態度であり、どんなことが敬意を失した態度なのか、とい 全文をよむ

2015-01-28 マルスの男性、ビーナスの女性、そして離婚!(1) (Jam-e Jam紙)

生活への異なった、そして時に矛盾した期待が、裁判所への離婚請求増加の一因      【ジャーメジャム紙別冊タペシュ5面:レイラー・ハサンザーデ】近年、専門家らは離婚の低年齢化と離婚登録件数の増加に懸念を表明してきた。もちろん、この懸念は決して見当違いのものとは言えない。公式統計も結婚件数の減少と離婚件数の増加を伝えているからだ。このことが意味するのは、若者らが生活上の些細な問題への忍耐力を失い、対話と解決の代わりに、離婚を選択してしまっていることである。       シーヴァーとモハンマドも、二 全文をよむ

2015-01-20 結婚仲介者、仮想空間に進出:スポーツ青年省、「電子結婚斡旋計画」を正式に始動 (Iran紙)

 もしあなたが齢を重ね、希望する配偶者を得ることに絶望しているとしても、心配ご無用。今やあなたの結婚のために、多くの計画や構想が存在するからだ。いまだ見ぬパートナーをあなたに紹介してくれる公的で名のあるサイトが始動する。来月にもオープンする予定の「似た者選び」という名の〔結婚斡旋〕サイトの目的は、持続性のある幸せな結婚を普及させ、この街の男女が互いに手を取り合うことができるようにさせることである。       今年のイラン暦シャフリーヴァル月(西暦2014年8/9月)、スポーツ青年省の青年問題整 全文をよむ

2015-01-20 麻薬がインターネットで通信販売!(3) (Jam-e Jam紙)

 同氏によれば、このようなサイトを利用して薬物を購入し、まるでオーダーしたサンドイッチのように、自宅の玄関先まで配達してもらう人たちのことを、個人的に知っているという。       もちろん、このような薬物流通の専門的ネットワークは常に存在してきたものであり、インターネットが登場する以前の電話しかなかった時代でも、電話一本で自宅の玄関先や職場、その他何処にでも、「お酌人」を呼ぶことができたものだ。そして今でも、この方法は存在するのである。〔麻薬密売人の〕秘密の隠れ家に出向いたり、公園をうろついた 全文をよむ

2015-01-20 麻薬がインターネットで通信販売!(2) (Jam-e Jam紙)

 ネット密売人たちは、どうやったら生産者になれるのか、その方法を教えてはくれるが、当然その詳細までは明かしてくれない。マル秘テクニックについて漏らすことはないのだ。こういったサイトには、構造式の他にも、使用法も掲載されている。      〔‥‥〕      無論、通販サイトは大抵フィルタリングされているが、〔フィルタリングを回避する〕フィルター・バスターのお陰で、いかなるサイトも、それに通じる道が閉ざされることはない。これらのサイトの利用者たちは、錠を壊すよい方法を心得ているのである。      全文をよむ

2015-01-20 麻薬がインターネットで通信販売!(1) (Jam-e Jam紙)

一部のペルシア語サイトは顧客を引き寄せ、常習性のある薬物を販売することに勤しんでいる       家でくつろぎながら、注文を届けてもらっているのは、なにもピザやフライドチキン、若鶏や羊肉のキャバーブを注文する人ばかりではない。各種の麻薬を買う者たちも、何回かクリックするだけで商品を注文し、自宅の玄関先で受け取っている。こういった薬物の買い方は値段交渉も行われず、危険な目に会うこともない。       薬物通販サイトが仮想空間上で活動するようになってから、すでに数年が経っており、〔麻薬密売人らは〕 全文をよむ

2015-01-19 学生議会は一層の努力を (Jam-e Jam紙)

 昨日、テヘランは曇り空、旧国会議事堂の内部、もう座る者もいなくなった赤い革張りの椅子に150人の高校生が座り、宣誓式を開催した。これにより、彼らは学生議会の議員となった。       7回目になる今回、彼らは宣誓を行い、飽くなき探求心を活用して事態を打開するための妙案を提示するため、自身の最大限の力を振り絞り、社会の発展に向かって踏む出すことを神に誓って同世代の仲間たちに約束する。       この学生たちの議会は一見、魅力的に映る。民主主義樹立の明白な証拠であり、社会の全階層を国事に参加させ 全文をよむ

2015-01-18 過剰な塩分摂取─4700万人のイラン国民が不健康な食事をしている (Jam-e Jam紙)

保健省保健担当次官アリー・アクバル・サイヤーリー博士は「国内の4700万人が塩、砂糖、脂肪を多く含み新鮮な果物や野菜を欠いた不健康な食事をしている」と述べた。サイヤーリー博士は本日、国家栄養学食品産業技術研究所(NNFTRI)で開催された『減塩による健康的生活を送るための会議』で「イランにおける最大の塩の消費先は、一般家庭の食卓である」と述べた。また「毎年、世界で500万人が喫煙により病死している」とも述べた。      サイヤーリー次官は「人々が適度な運動をしないことは、非感染性疾患の原因の一 全文をよむ

2015-01-17 衛生管理と健康に関する正しい情報伝達の重要性 (Jam-e Jam紙)

 われわれは、小難を逃れ、大難に陥るものである。それは、衛生や健康の問題に関わるわれわれの情報がわずかであるとき、また情報伝達がこの分野において、ごくわずかであったり、不足していたり、時には間違いでさえあるときにおいてだ。       前例はたくさんあるが、つい先日(デイ月26日:西暦1月16日)二つの信頼のおける事情筋からある問題が提起された。それは、未だにもっとも基本的な衛生問題について、どれほどわれわれは情報伝達の脆弱さに直面しているかを示している。       保健省大臣と食品医薬品庁長 全文をよむ

2015-01-14 衛星放送・携帯電話・インターネットの悪しき三角形(4) (Jam-e Jam紙)

女性に降りかかっている社会的病理には、どのような種類のものがあるのでしょうか。それは精神的なものでしょうか、それとも肉体的なものでしょうか。      両方の種類の病理を、社会の中に多く見ることができます。いかなる肉体的・物理的な問題であっても、社会的病理の犠牲となっている女性たちや人々の精神や心理のなかに、その根源を見出すことができます。また、こういった病理に苦しんでいる人たちの肉体が問題に陥っている場合、それはその人たちの精神や心理に直接的な影響を与えます。〔‥‥〕   社会的病理に取り組ん 全文をよむ

2015-01-14 衛星放送・携帯電話・インターネットの悪しき三角形(3) (Jam-e Jam紙)

若者に関連した社会的病理として、我々の社会で最も多いのは何でしょうか。      そうした社会的病理の一つとしては、依存症が挙げられます。依存症という問題は、現代の若者らをひどく苦しめている問題の一つあり、残念ながら高等教育を受けている層も、そうでない層も、ひとしくそれに関わっています。今日、若者を最も脅かしている最大の問題は依存症であると言いうるかもしれません。      勿論、依存症といっても、さまざまな形態や種類があり、麻薬依存や高精神薬依存、さらにはある意味で仮想空間への依存とも言うべき 全文をよむ

2015-01-14 衛星放送・携帯電話・インターネットの悪しき三角形(2) (Jam-e Jam紙)

未来を担う世代に起きている社会的病理が今後にもたらす影響とは、どのようなものになるでしょうか。彼らは今後、どのようになってしまうのでしょうか。      かつては、家族の成員全員が責任感を持っていました。彼らは社会を支配する倫理的、慣習的、宗教法的、そして文化的原則に則った行動をしていました。〔‥‥〕生活費のやりくりは家族の中で男性が担い、女性は家の中で、家庭生活や子供の教育の管理を任されていました。家族は家父長的に運営されていたのです。      ところが次第に、経済状況が変化し、家族の男女が 全文をよむ

2015-01-14 衛星放送・携帯電話・インターネットの悪しき三角形(1) (Jam-e Jam紙)

現代の通信機器は、家庭生活に入り込んだときからティーンエイジャーらを自らの虜としてきた      【ジャーメ・ジャム紙付録タペシュ3面:アリー・ジャザーイェリー】〔‥‥〕ここ数年で、社会的病理(社会問題)の被害者の低年齢化が起きており、20歳を下回わるようになっている。以下でお読みになるのは、心理学者で大学講師のアフサーネ・ニークラード博士とのインタビューである。      社会的病理とは何なのでしょうか?      社会的病理とは、望むと望まざるとにかかわらず、社会に生じてしまう問題のことです 全文をよむ

2015-01-08 司法、WhatsApp、LINE、Tangoに対するフィルタリングを命令 (Jam-e Jam紙)

 イラン国営通信(IRNA)とファールス通信は昨日、メッセンジャー・アプリケーションのTango、LINE、およびWhatsAppに対するフィルタリングについて、司法命令が下されたと報じた。       また昨日、これらのメディアのうちの一つは「仮想空間犯罪行為特定委員会」の関係者の話として、〔‥‥〕これらのアプリケーションに対しては完全なフィルタリングが行われるだろうと報じた。       これに先立ち、イランの次長検事はイラン国内ではおよそ200のメッセンジャー・アプリケーションが活動してい 全文をよむ

2015-01-07 イラン国内での麻薬消費量、年間500トン(2) (Jam-e Jam紙)

 同氏は「イラン暦1388年〔西暦2009年〕に覚醒剤という合成麻薬を使用していた人の数は、麻薬常習者のわずか3%にすぎなかったが、今やこの割合は26%という、懸念すべき数字にまでなっている」と指摘した。       同氏は、国内で特定された麻薬常習者の数は132万5千人に達していると発表した上で、「伝統的な麻薬から合成麻薬へと、麻薬の使用方法が変化していることは、非常に困った事態であり、極めて憂慮すべきことだ」と付け加えた。       同氏はまた、「これらの合成麻薬の原材料は国外から輸入され 全文をよむ

2015-01-07 イラン国内での麻薬消費量、年間500トン(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】麻薬対策本部事務局長代理は、「国内では、各種の伝統的な麻薬〔※大麻やアヘンなどのこと〕および合成麻薬が年間500トン消費されている」と述べた。       アリーレザー・ジャズィーニー氏は本日水曜日、イーラーム州の麻薬対策評議会の会議の席上で、「世界中には2億4300万人の麻薬常習者がおり、そのうち年間20万人が麻薬濫用によって命を落としている」と指摘した。       同氏はさらに、「麻薬常習者の60パーセントはハシシとマリファナを使用しており、また世界には6千 全文をよむ

2015-01-04 情報省の発表:17の衛星チャンネルの国内事務所を閉鎖 (Jam-e Jam紙)

国内情報を担当するプールファラー情報大臣補佐官は、以下のように述べた。「シーア派の名の元に敵が17の衛星チャンネルを設立したが、国内にあるそれらの事務所はイスラーム共和国の秩序の観点から閉鎖された。」      プールファラー補佐官は今朝、バム県での第4回同胞の規範に関する大会において、以下のように述べた。「基本的に人類は信仰を持つものであるからこそ、敬愛すべき預言者ムハンマドが現れになり、信仰と崇拝の行き先を正しい道へと導かれた。そしてイスラームの歴史を通じて、敵は我々の行く先を迷わせようと多 全文をよむ

2015-01-04 我が国イランの離婚経験のある女性の80%が30歳以下であり、20%の結婚が5年と持続していない (Hamshahri紙)

 スポーツ青年省の青年問題担当次官マフムード・ゴルザーリー氏は「我が国の離婚経験のある女性の80%が30歳以下であり、この問題は社会の健全性にとって脅威となる」と述べた。    イラン国営通信(IRNA)の報道によると、ハマダーン州青年問題対策本部においてマフムード・ゴルザーリー氏は「国内の結婚の内20%が5年以内で離婚に終わってしまっている」と付け加えた。    同氏は「この数字は、テヘランなどの巨大都市においては33%にも達しており、ハマダーン州では17%である」と述べた。    毎年16万 全文をよむ

2014-12-22 卒業論文偽造取締り法の原案を官邸に送付 (Hamshahri紙)

ハムシャフリー・オンライン:   高等教育省の国会担当次官は、「卒業論文偽造取締り法の原案が官邸に送付され、専門委員会での検討の後、国会に提出される予定である。」と述べた。      メフル通信の報道によると、国会担当次官サアドッラー・ナスィーリー・ゲイダーリー博士は、卒業論文偽造取締り法案の最新の状況について、「その原案が官邸に送付され、専門委員会での検討後、国会に提出される予定である」と述べた。      同次官は更に「この法案は、高等教育を超えた議論であり、一刻も国会に提出するよう求めてい 全文をよむ

2014-12-22 ヤズドの歴史あるアミール・チャフマーグ広場に墓を建立 (Hamshahri紙)

ヤズドの歴史あるアミール・チャフマーグ広場について公開されたイラストは、8名の無名殉教者を埋葬するための墓を用意するというものだった。      先に、軍総司令部は、ヤズドのアミール・チャフマーグ広場に8名の無名殉教者を埋葬するという決定を発表していた。文化遺産協会ヤズド支部長は、軍総司令部によるこの動きに対して、文化遺産協会本部の反対意見を伝えていた。      イラストは、文化遺産通信により公開されたが、埋葬式を執り行うための墓の建立に軍総司令部が性急な措置を採っていることを伝えていた。   全文をよむ

2014-12-20 アフガニスタン、自動車教習所での一コマ (Hamshahri紙)

【ジャーメジャム・オンライン:Photo】カーボル[=カブール]の自動車教習所で実習中に教官と談笑するタフミエ(写真、右)。      カーボルの私立自動車教習所では大学生らが45日間の教習を受けるために60ドル相当を支払う。この教習課程は、市の交通局で行われる口述試験・実技試験を含むものである。      この教習に登録した女性たちは、こう語る。      「自動車を運転することで、いつも満員でごったがえしているミニ・バスの中での不本意な視線や、肉体的な接触を避けることができるんです。だって、 全文をよむ

2014-12-17 マニキュアからメークアップまで:イマドキの男性美容院事情 (4) (Jam-e Jam紙)

アミール氏は言う。      一日に一人か二人、カラーリングのお客様がいます。単色に染めるのを好む人もいますが、中には、いかにも染めました、というような外見にならないように、メッシュみたいに髪の内側から部分部分を染めて白髪の量を減らしてほしいと言う人もいます。男性のカラーリングでも、通常、ごま塩頭を少し暗い色にして目立たないようにします。いずれにせよ、男は髪なんか白くたっていいんだ、とはもう言っていられません。中にはもちろん反対の人もいて、自然な黒い髪をロマンスグレーにしたがる人もいます。いずれ 全文をよむ

2014-12-17 マニキュアからメークアップまで:イマドキの男性美容院事情 (3) (Jam-e Jam紙)

美容師のアミール氏はこう言う。      男性たちが、ただ髪を短くするためだけに美容院に来ていた時代は過ぎ去ったのです。もちろん皆が皆そうではありませんが、今は多くが、特に若い人たちは色々な美容サービスの提供を望んでいて、私たちがもしこのサービスを提供できなかったら、私たちは時代のキャラバンに取り残されてしまうでしょう。      眉毛を整えるようなことも、男性たちの身だしなみの一部とされます。確かに中には眉毛を完全にきっちりした形に整えるため[余分な箇所は]抜いてしまうのを好む人もいます。まあ 全文をよむ

2014-12-17 マニキュアからメークアップまで:イマドキの男性美容院事情 (2) (Jam-e Jam紙)

ここがアミールさんの仕事場なのだ。彼は現在30歳で、この職業に就いてほぼ10年になる。今では自分自身がこの道でのマスターとなり、独立した生業となっている。仕事を始めたころは、彼は床屋の見習いだった。ナールマクの辺りに いたらしい。理髪師の免許を得て、――彼の言葉によれば――プロの《サロン掃除人》 になった。このことを彼は苦笑しながら語った。      ええ、ええ、懐かしいですとも! 。[中略]それほどにも床 を掃いて、切って落ちた髪をきれいにしなければならばならなかったんです。雇い主が認めてくれ 全文をよむ

2014-12-17 マニキュアからメークアップまで:イマドキの男性美容院事情 (1) (Jam-e Jam紙)

事前に予約はしておいた。午後4時だ。この時間は空いている。30分もかからないとのことだった。電話のむこうで 彼は笑いながらこう言う。      もし女性がこの美容院にいたら、うちの店のお客さんたちは、その女性に1000の質問を浴びせるでしょうね。   もちろん、女性が美容院にいることは決して不思議なことではないが、それは、そこが男性用美容院でなければの話だ。      【ジャーメジャム・サラー】   私たちは木曜日の午後4時に5階建てのビルの4階で会うことになっていた。ちょうど4時に10号室 の 全文をよむ

2014-12-11 情熱の巡礼─世界最大の行進─(3) (Iran紙)

□イマーム・ホセイン広場からシャー・アブドル・アズィーム廟への行進   たとえその足がカルバラーまで達していなくとも、心はカルバラーにある。心配せずとも、あと二日後にテヘランのイマーム・ホセイン広場からシャー・アブドル・アズィーム廟までの道を歩めば、徒歩で巡礼集団に合流できる。本来の遠い道のりは、巡礼代行人が市民の代わりを務めてくれている。もちろんテヘラン市役所は、巡礼者にとってより快適であるために、この14キロに200台のバスと地下鉄を無料で使えるように定め、高齢者や子供でも安心して目的地へ向 全文をよむ

2014-12-11 情熱の巡礼─世界最大の行進─(2) (Iran紙)

サイード・アヴハディー巡礼参詣庁長官はイラン紙の取材に対し、今年の巡礼者数が昨年に比べて三倍に増加したことに触れ、以下のように述べた。「目下のところ、我々はアルバイーンの巡礼者たちがイラクから帰還する直前の状況にいる。というのも一部のマルジャエ・タグリード(信従の源泉:シーア派の「宗教的な最高指導者」を指す言葉。シーア派の国民が一定数居住する国において通例複数人存在する。)のファトワー(教令)に基づき、昨日から数多くの巡礼者が国に向かっており、彼らの帰国に必要な手配や便宜を図るために行政担当者と 全文をよむ

2014-12-11 情熱の巡礼─世界最大の行進─(1) (Iran紙)

世界中から集まった1千700万人のシーア派イスラーム教徒が、ナジャフからカルバラーへの80キロメートルの途上にいる。内120万人が徒歩でそこへ向かうイラン人である。      120万人のイラン人がナジャフからカルバラーに徒歩で向かっている。それは世界最大の行進における情熱の歩みだ。      今年の巡礼者数は去年に比べて三倍に増加した。同胞たちが国境に問い合わせずに済むよう、4500台ものバスが国境や主要な都市で巡礼者の帰還に備えている。イラクの査証のことを考慮すれば、巡礼者は五日間の内に、長 全文をよむ

2014-12-10 ハッダードアーデル「一部のソーシャル・ネットワークはワインのようなもの」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】国会文化委員会のハッダードアーデル委員は、ソーシャル・ネットワークには悪影響もあれば、よい影響もあるとした上で、「それらの中には、コーランで言うところのワインのようなものもある。つまり、よい影響よりも悪影響、害の方が多い、ということである」と述べた。       ゴラームアリー・ハッダードアーデル氏はソーシャル・ネットワークの活動について、「こうしたネットワークの中には、コーランで言うところのワインのようなものが含まれている。神がコーランで言及しているように、それ 全文をよむ

2014-12-08 大気汚染の削減には一般市民に当事者意識が必要 (Hamshahri紙)

セイエド・モハンマド・ファッハール       ここ数日、再発した大気汚染の傘にすっぽりと覆われ、大気汚染を抑制する風や降水の監視も延長されたため、首都テヘランの住民は、汚染を抑えるための現実的な方法を採り、自発的な外出を控えた。       ここ最近の空は、汚染粒子の増加つまりは大気汚染を再び招いている。昨日、テヘランでの大気汚染指数は、不健全を示す[1立方メートルあたり]118マイクログラムに達し、アレルギー体質の人々はアレルギーを引き起こした。同じ頃、電気モーターの展示会に参加した大気浄化 全文をよむ

2014-12-06 保険手帳代わりとしての国民カード (Jam-e Jam紙)

 イラン健康保険機構の広報官は、4つの州で試験的に、病院で入院患者が保健手帳の代わりに国民カードで受付けることについて報じた上で、以下のように述べた。   「テヘラン州、イスファハーン州、ファールス州、そしてマーザンダラーン州が、それらの各々一つの病院でこの計画が実行に移される州である。」       セイエド・ミールシャー・ヴァラッド広報官は、病院で健康保険手帳の代わりに国民カードを代用することに言及した上で、次のように述べた。   「この計画は、本日より試験的にいくつかの州で実施予定となって 全文をよむ

2014-12-06 テヘラン市の水道水の安全性、再度強調 (Hamshahri紙)

 テヘラン市議会厚生委員会委員長が、テヘランの様々な地域からの採取結果に従い、テヘランの8つの区の水が汚染されていると発表したのち、ハーシェミー保健省大臣は汚染されている井戸水の取水停止を明言した。       先週、テヘラン市議会議員であるラフマットッラー・ハーフェズィー氏は、保健相との会談、そして汚染水に関する文書を公開会議で大臣に提出することになるだろうということに言及した上で、以下のように述べた。   「保健相は、これらの文書を公開しなければならない。人々に平穏をもたらし、そして安心させ 全文をよむ

2014-12-01 最高指導者事務所長「オバマはイラン大統領との対話を切望している」 (Mardomsalari紙)

 革命最高指導者事務所長は、「オバマはイラン大統領との対話を切望している。各国首脳は国連の場でオバマと握手したがっているにもかかわらず、である。〔その一方で〕最高指導者は賢明にも、米国に信頼してもらう必要など、われわれにはないと仰っている」と述べた。       イラン学生通信の報道によると、ホッジャトルエスラームのモハンマディー=ゴルパーイェガーニー師は「バラカト財団プロジェクト」の発足式典において、「敵は全力を尽くして、我が国民の文化や家族関係を逸脱させようとしている」と指摘した上で、「男女 全文をよむ

2014-11-23 「児童虐待」と「配偶者虐待」が123番通報の理由の17% (Jam-e Jam紙)

 国家福祉庁の社会問題担当次長によると、社会救急ホットライン(123番)への通報の17%が、「児童虐待」と「配偶者虐待」に関連している。       ハビーボッラー・マスウーディー=ファリード氏は、イラン学生通信(ISNA)に次のように述べた。      93年の始め(2014年3月下旬)からこれまで、このセンターのホットライン(123番)には、社会救急活動に関連のない通報が35万件、関連のある通報が12万件寄せられた。関連する通報のうち9%は「児童虐待」、8%は「配偶者への虐待」に関するものだ 全文をよむ

2014-11-10 「灰色の結婚」―忍び寄る恐るべき現象について考える(4) (Iran紙)

世界との違い       イランにおける「灰色の結婚」の質は、世界のそれとは異なるものだ。というのも、アリーレザー・シャリーフィー=ヤズディー博士によれば、その他の国々では、この現象はカップルが互いを試すための、婚約期間の一部と見なされているが、イランでのそれはそういう種類のものではまったくなく、イランの文化的特徴とも完全に矛盾するものとしてあるからだ。実際、〔イランで〕それを受け入れることは不可能だと言える。       その上、こうした〔男女間の〕関係のスタイルは法律の保護対象外であるばかり 全文をよむ

2014-11-10 「灰色の結婚」―忍び寄る恐るべき現象について考える(3) (Iran紙)

イランの若者が事実婚に傾く理由       イランで「灰色の結婚」という現象が現れたのは、40年以上前のことである。その始まりはイラン暦1340年代から50年代前半〔西暦1960年代から70年代前半〕に、特にテヘランで見ることができるが、革命後急激に色褪せていった。しかし今再び、それは拡大に向かっているのである。       この問題について頭に浮かぶのは、次のような疑問である。すなわち、この現象は我が国ではどのような形をとって進んでいるのだろうか。それは〔西洋諸国を〕模倣したものなのか、それと 全文をよむ

2014-11-10 「灰色の結婚」—忍び寄る恐るべき現象について考える(2) (Iran紙)

根本的要因       我が国には、こうした〔生活〕スタイルの拡大の背景となる要因がいくつか存在するが、世界が辿ってきた道筋との比較では、共通点はあまりない。       シャリーフィー=ヤズディー氏はこのことに関し、「こうしたスタイルから利益を得ていたり、害を被ったりしているような人はいるのか」との問いに答える中で、次の点を指摘している。すなわち、西洋諸国の一部の識者らはかつて、社会はすでにモダニティの時代を過ぎて、ポストモダンの局面に入っており、そのため家族はもはやかつての意味を失うだろうと 全文をよむ

2014-11-10 「灰色の結婚」—忍び寄る恐るべき現象について考える(1) (Iran紙)

【生活部】 「灰色の結婚」(事実婚)は、ゆっくりゆっくりと忍び寄るかのように、〔イラン社会に〕浸透しつつある現象である。それは極めて懸念すべき問題であり、今から効果的な対応策に打って出ることが必要だろう。対策が効き目を失うようなことになる前に最善策を講じ、イランの宗教文化や固有文化と相容れないこの現象が、拡大・普及する機会をあらかじめ摘み取るためにも、そうすることが必要なのだ。      新しい現象       「灰色の結婚」という語が人々の口に上り、国の関係当局や意思決定機関の間で、この問題に 全文をよむ

2014-11-06 災いをもたらすSNSでの交際(6) (Jam-e Jam紙)

慢性化する個人主義       加えて強調しておかねばならないのは、SNSの過剰な利用が人々相互の直接的な関係を最小限度に縮小させてしまっているということだ。なぜなら、それ以前は個々人の対面での関係がより多かったが、今やこの手段が相互の訪問に取って代わり、人々は仮想世界を利用して互いの近況伺いをすることを好むようになっているからだ。       重要なのは、こうした方法は我々の生活様式とは異なるということだ。そしてまさにこのことが、人々が害を被る背景を用意してしまっている。なぜなら、社会の人々の 全文をよむ

2014-11-06 災いをもたらすSNSでの交際(5) (Jam-e Jam紙)

 ガーセミー=ケブリヤー氏は次のように述べている。      各家庭は子供たちの活動を監視しなければいけません。青少年や若者らの行動に変化が生じたのが分かったら、すぐにでも状況を把握し、行動の矯正を図るべきです。      こうした災いに対処する唯一の方法は、こうした〔ソーシャルな〕ネットワークを利用することの危険性について、各家庭ならびに青少年への啓発を行うことです。しかし残念ながら、こうした危険性はじわじわと気がつかないうちに生じているため、一見したところでは危険性などないように思われてしま 全文をよむ

2014-11-06 災いをもたらすSNSでの交際(4) (Jam-e Jam紙)

Viberに育てられる子供たち       大学講師のゴラームレザー・ガーセミー=ケブリヤー氏は、Viberのような〔仮想〕空間で若者が遭遇する被害に関し、本紙に次のように述べている。「ViberやWhatsApp等のSNSは、〔他者との〕関係を結ぶ際の基準・価値観がまったく存在しない〔外部に開放された〕《テラス》のような場所なのです。そのため、こうした環境ではいかなる関係も許されると考えられているのです」。       同氏はさらに、次のように指摘する。      現在、ほとんどの若者が最低限 全文をよむ

2014-11-06 災いをもたらすSNSでの交際(3) (Jam-e Jam紙)

加入は自由       加入に何の制限もなく、あらゆる文化、あらゆる考え方をもったあらゆる個人が加入でき、彼らの行動に対していかなる管理もなされず、善悪を判断する基準もない、しかし望むかぎり、ユーザーらを誘惑する〔あらゆる〕虚飾が存在する、そうした空間。       「Viber」「WhatsApp」「LINE」「Tango」のようなSNSに共通するこれらの特徴はどれも、若者らにワナを仕掛けるための「テラス」〔=開放された空間〕を創り出している。というのも若者たちは、いとも容易くこうした環境に引 全文をよむ

2014-11-06 災いをもたらすSNSでの交際(2) (Jam-e Jam紙)

 さらに忘れてならないことは、少なからぬ少年たちが、偽りのプロフィールを作って自分のことを女の子だと自己紹介する詐欺師の罠にかかり、様々な理由で彼らの銀行口座にお金を振り込んでしまっているということである。少し前の例であるが、警察はこの手口で[無料通話・メールアプリの]Line上で数十人に詐欺を働いた若い男を逮捕した。       その一方で、Viber,Line,Tango,WhatsAppといった環境を通じた「流言飛語の市場」が過熱している。       例えば、〔エスファハーンで起きた酸か 全文をよむ

2014-11-06 災いをもたらすSNSでの交際(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム紙1面】スマホや簡単に接続可能な通信機器の利用が各家庭や社会でブームになっている中、このテクノロジーを悪用した事件や被害のニュースが日々報道され、不安を煽っている。       このような中、昨今の新聞の事件面は仮想空間という環境の中で発生した事件であふれている。       例えば、しばらく前に我が国のサイバー警察長官は、売春問題で暗躍するフェイスブック上のページが135ヵ所、特定されたことについて明らかにした。また、プライベート写真をネット上にさらすと脅迫され、ゆすられる被 全文をよむ

2014-10-12 3州で水不足の危機 (Jam-e Jam紙)

 エネルギー相は「現在ケルマーン州、エスファハーン州、およびテヘラン州は、水の確保が困難な状況に置かれている」と述べた。       イラン国営通信(IRNA)の報道によると、ハミード・チートチヤーン・エネルギー相はモシャムパー・ダム視察の傍らで、節水の必要性を強調した上で、「水の〔の利用の〕適正管理が、こうした状況から抜け出し、水危機を乗り越えるのに適したやり方だ」と付け加えた。       同氏はモシャムパー・ダムの建設には18兆リヤール〔約600億円〕の予算が必要だと指摘した上で、「〔国の 全文をよむ

2014-10-12 テヘランの貯水量が激減—当局から新たな警告も (Jam-e Jam紙)

 テヘラン地方水道公社の社長は、現在テヘラン州にある5ヵ所のダムには1億7千万立方メートルの水があり、一日に160万立方メートルがテヘランの飲料水として利用されていると指摘した上で、「もしこの先2ヵ月間の降雨状況が良好でなければ、テヘランの水の供給は困難に直面するだろう」と述べた。       ファールス通信によると、ホスロー・エルテガーイー氏は昨日、記者団の前で「新たに迎えた93~94水年度の初日(メフル月1日)〔西暦2014年9月23日〕以降、これまでテヘラン州地域ではしっかりとした降雨がな 全文をよむ

2014-09-01 テヘランに迫る水不足の危機 (Mardomsalari紙)

 エネルギー相顧問は適度な降水とテヘラン市民による真剣な節水がなければ、首都は今年秋にも危機的な水不足を迎えるであろうと強調した上で、「本省は目下、特別対策によってケルマーンやエスファハーンのような大都市への水の供給管理を行っているところだ」と述べた。       メフル通信の報道によれば、ハミードレザー・ジャーンバーズ顧問は記者会見で、上下水道分野における政府の昨年一年間の活動について説明した上で、「水の供給に関して取り組むべき課題はあまりにも山積しており、全員がその管理に責任をもたなければな 全文をよむ

2014-08-18 水冷式クーラーでケルマーンシャーの水の消費量が10%増加 (Mardomsalari紙)

【地方部】ケルマーンシャー州上下水道公社のレザー・ケラーニー代表は、「ケルマーンシャー市内で消費される水の10%以上が、水冷式クーラーによるものであり、このことはこの州の水資源にとって警鐘を鳴らすものだ」と述べた。       同氏は、気温の上昇は各市内での水の消費量を増加させる根本的な要因をもたらすだろうと指摘し、「残念なことに、今夏の気温は例年の同時期とは比べ物にならないほど高い」と話した。       同氏は、今年のケルマーンシャー州での水の消費は〔昨年比で〕40%の増加となっているとした 全文をよむ

2014-08-18 「知的エリート帰国推進策」の現在(1) (Mardomsalari紙)

 明確な目標をもって行われたものであるか、それともこれといった管理がなされないままに行われたものであるかにかかわらず、発展途上国が先進国に自国の学生やエリートたちを送り込むようになって、すでに長い年月が経つ。       ハバル・オンラインが伝えたところによると、こうした海外移住は社会的、経済的、政治的制度における欠陥が原因で、病的な様相を帯びて、社会問題として湧出することもあれば、エリートたちを自国に引きつける正確な政策によって、〔一国の発展にとっての〕チャンスとなることもある。インドの情報技 全文をよむ

2014-08-18 「知的エリート帰国推進策」の現在(2) (Mardomsalari紙)

 先進国にエリート層を送り出す国は、イランだけではない。たしかにイランはパーセンテージを見れば上位にあると言えるが、しかし先進国に学生を送り込んだ人数といった側面から言えば、イランよりも数字が高い国は他にもある。中国、インド、そして韓国がその好例だ。      〔…〕       中国は世界の中でも、優秀な人材を最も多く送り込んでいる国の一つであるが、前進を続ける発展した経済を擁した同国は人材を引きつけるために、どのような施策を講じているのだろうか。       2008年、中国共産党は「千の才 全文をよむ

2014-08-18 ラール・ダムとラトヤーン・ダム、空っぽに (Mardomsalari紙)

〔‥‥〕       テヘラン州上下水道公社の技術開発担当副社長は「ラトヤーン・ダムは容量の2分の1の貯水量を、ラール・ダムは27分の1の貯水量を有すのみとなっている。故に、テヘラン東部の住民には、今後困難な日々が待っているだろう」と述べた。       アリーレザー・ノウザリープール副社長は、ILNA(イラン労働通信)のインタヴューに対し、貯水量の点でテヘラン州各地のダムが切迫した状況にあるとの報告に関して、次のように述べた。「ラトヤーン・ダムやラール・ダムでは貯水量が可能な最小限度にまで減少 全文をよむ

2014-08-18 進む貧困の「女性化」(下) (Mardomsalari紙)

〔‥‥〕       イマーム・ホメイニー救済委員会の次長(保護・健康担当)は、女性世帯主を減らすための管理の必要性に触れつつ、次のように述べた。「現在、彼女たちの79%が夫との死別、3%が夫の服役、6%が離婚を理由に、一家の世帯主になっている。こうした状況の中、死別や離婚については、それをコントロールすることがある程度まで可能である。というのも、夫の多くが〔心臓等の〕発作などの病気によって、他界しているからだ」。       同氏はさらに、「離婚して世帯主となった女性の中には、現在、自身の離婚 全文をよむ

2014-08-18 進む貧困の「女性化」(上) (Mardomsalari紙)

 イマーム・ホメイニー救済委員会の次長(保護・健康担当)は、「女性たちが、それを介して互いに自分たちの体験を情報交換したり、文化を育てたりすることのできるような、女性のための独立したメディアがない」と指摘した。       イラン学生通信の報道によれば、アリー・モハンマド・ゾルファガーリー氏は、第一回「女性世帯主問題に関する政府機関、公共機関、およびNGOによるシンポジウム」でさらに、「救済委員会の支援を受けている女性世帯主たちは、年令、教育の程度、文化、さらには宗教の点で様々である。救済委員会 全文をよむ

2014-08-12 「1番」の街、マスジェデ・ソレイマーン (Jam-e Jam紙)

 マスジェデ・ソレイマーンは、イラン国内で「1番」の付くことの多い街だ。「中東で初めて油井が建設された」街であるこの街は、今や「ないこと(欠乏)」で「1番」を記録的に獲得している街となっている。その「不足」ぶりは、この街を著しく疲弊させ、苦しめている。       イランで初めての石油の街であるマスジェデ・ソレイマーンは、ザグロスの山々の中に位置している。この街はとにかく「1番」で有名だ。というのも、多くの都市生活上の便宜・施設が、イランで初めてこの街に作られているからだ。例えばこの街の「油井」 全文をよむ

2014-08-09 《勧善禁悪》パトロール・ライダーたちが、やってくる (Jam-e Jam紙)

アンサーレ・ヘズボッラー[※1]事務局長は、アンサーレ・ヘズボッラーの《勧善禁悪》[※]巡回グループの活動が今後も継続されることを表明した。      ※訳注1:「アンサーレ・ヘズボッラー」は、「ヘズボッラー(神の党)の友」の意で、体制の改革を訴える活動家の集会などを、時に暴力的に妨害する極右集団。      ※訳注2:《勧善禁悪》は、クルアーンにもその根拠を認めうるイスラーム法学概念のひとつ。ホメイニー師により国王体制打倒・《イスラーム法学者による統治》体制確立の根拠の一つとしても援用されたほ 全文をよむ

2014-08-09 ある女性の離婚申し立て「私の夫にはすでに4人の妻がいた」(2) (Jam-e Jam紙)

女性はこう続けた。      子供たちと婿や嫁たちが私を気遣ってくれましたが、私は強い孤独を感じていました。4年もの間、私はそのことを子供たちに隠していましたが、しばらく経ったある時、彼らはびっくりするような提案をしてきました。彼らは結婚すれば孤独から救われるよと私に言ったのです 。私は強く反対しました。しかし子供たちは諦めずに私に再婚を承諾させたのです。      私の未来の夫は娘の同僚で、そのとき53歳でした。今まで自分の望むような女性を見つけられず、独身のままだったのだと言っていました。そ 全文をよむ

2014-08-09 ある女性の離婚申し立て「私の夫にはすでに4人の妻がいた」(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・サラー】すでに二度目の結婚をしていた中年女性は、まさか自分が5人目の妻となり、それが原因で家庭裁判所へ赴く日がこようとは思いもしなかった。      […]      彼女は次のように語り始めた。      私は16才のときに 、父の家族ぐるみの友人たちのうちの、ある男性と――しかも彼は私より12才年上でした――結婚しました。   エッテマード紙によると、彼女はこう付け加えたという。      私の夫は善良で、家族想いの男性でした。私たちの人生にほとんど何の問題もありませんでし 全文をよむ

2014-08-09 金曜礼拝導師「性別分離はトンネル建設や公園造成よりも重要」 (Mardomsalari紙)

 今週のテヘラン金曜礼拝導師は説教の中で、テヘラン市が定めた〔職場における〕性別分離について、ニヤーイェシュ・トンネルの建設やヴェラーヤト公園の造成よりも重要な施策だと述べた。       イラン学生通信の報道によると、カーゼム・サディーギー師はテヘラン金曜礼拝での説教で、現在第11期政権の発足から1年を迎えていると述べた上で、「この1年は、大統領の任期の4分の1を意味する。〔‥‥〕政府が選挙の時に国民に対して行った公約は、いまだ実現されていない。われわれはこれらの公約が実現される過程を注視して 全文をよむ

2014-08-07 モタッハリー議員、ガーリーバーフの男女分離政策を称賛 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン選出の国会議員であるアリー・モタッハリー氏はモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ・テヘラン市長に宛てた手紙の中で、市のさまざまな役所で働く婦人たちに敬意を払う案〔※職場で男性と女性を分けることで、女性を男性の好奇の視線から遠ざけるという意味で、男女分離案は「婦人たちに敬意を払う案」と呼ばれている〕を実行に移そうとしていることを称賛し、同市長に対し、同案に対して加えられている激しい攻撃の影響を受けることなく、着実に同案の実行に邁進するよう求めた。       イラン国営通信の報道によると 全文をよむ

2014-08-05 イラン人の若者の8割に結婚願望 (Jam-e Jam紙)

 文化革命最高評議会事務局の副所長(立案・調整担当)は、「現在、イラン人若者の約8割に、結婚をして家族を築きたいという願望がある。西洋諸国と異なり、この点では良好な状況にある」と述べた。       モハンマド・エスハーギー氏は「出生率向上会議」が行われている傍らで、記者団を前に次のように付け加えた。「病気持ちだったり、自分たちの生活スタイル、そして〔公に認められた〕慣習から外れた〔男女〕関係が原因で、結婚を望まない若者がいることは事実だ。しかし統計によれば、イラン人の若者には結婚願望が大きい」 全文をよむ

2014-08-03 糖尿病患者が抱える性の問題(3) (Jam-e Jam紙)

■糖尿病は男性不妊症と関連       同教授は「糖尿病は男性不妊症と関連しているのか」との問いに対し、次のように述べている。      糖尿病は、かなりの割合で精子の数やその質に影響を及ぼす。従って、それは男性の不妊症の原因の一つとなりうる。もちろん、現在では様々な不妊症の治療法がある。特別な療法によって、糖尿病患者の精子の強壮化が可能であり、最終手段としては体外受精も利用できる。    性的不能の治療に用いられる有効な手段としては、血糖値や血圧、血液脂質の適切な管理、及びその他の〔数値の〕抑 全文をよむ

2014-08-03 糖尿病患者が抱える性の問題(2) (Jam-e Jam紙)

■ 糖尿病と男性の性的問題       博士は、糖尿病が性欲を減退させることで、夫婦関係に障害を引き起すと指摘し、次のように述べている。「糖尿病の男性に最も広く見られる障害は勃起障害であり、これは夫婦の生活の質に影響を及ぼす。18才以上の糖尿病患者の勃起障害の発生率は35%に達し、年齢が高まるにつれて、その発生率は格段に上昇する」。       調査によれば、糖尿病の男性の50%以上が勃起障害を起こし、1型糖尿病よりも2型糖尿病の方が、その発生率が高い。また糖尿病の男性は、10年早く性的不能に陥 全文をよむ

2014-08-03 糖尿病患者が抱える性の問題(1) (Jam-e Jam紙)

   糖尿病患者の性的障害発生の主因は、不適切な糖の管理や血圧、および喫煙      【ジャーメ・ジャム:ハーニーイェ・ヴァルショウチー】糖尿病は、生活の様々な面に無視することのできない影響を及ぼす、慢性疾患である。糖尿病の人が日常生活で直面する最大の問題の一つとして、夫婦関係への影響が挙げられる。あなたが伴侶として選んだ人は、もしかしたら糖尿病にかかっているかも知れない。結婚は人生の一大イベントの一つであることを考えると、この病気がもたらす余病について知ることは、今後直面するであろう障害を理解 全文をよむ

2014-07-28 働く人の30パーセントが、2つ以上の仕事をかけもち (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】国の労働市場調査によれば、イランの労働力の28~30%が、第2の職業をもち、さらに一部の人々は第3の職業をもっているという。      ニュースセンターの報道によれば、雇用創出の専門家であるモサッラム・ハーニーは、《ラジオ・エグテサード(経済)》のインタビューに答えて次のように述べた。      この統計は、公務員およびそれ以外の職に就いている人たちに関するものである。労働力の22パーセントが、第2の職、第3の職をかけもちしたいと望んでいたが、実際に統計が出されたこ 全文をよむ

2014-07-26 森林火災、4割増 (Jam-e Jam紙)

 林野庁保護部隊司令官は、今年に入って国内での森林火災が昨年比で4割増えたと指摘した上で、「今後2ヵ月以内に、消火設備を備えた車両100台が、森林火災が頻発している各州に提供されることになっている」と述べた。       ガーセム・サブズアリー氏はメフル通信とのインタビューの中で、さらに「今年に入って国内で気温が極度に上昇し、また渇水が続いていることから、森林や草原で火災が次々と発生することは避けられない」と付け加えた。       同氏によれば、重要なのは国内の森林で起きた火災をどのように消す 全文をよむ

2014-07-23 世帯主となる女性、過去15年間で2.5倍に増加 (Mardomsalari紙)

 イラン統計センターは世帯主となっている女性に関する最新の報告の中で、こうした女性たちの数が過去15年間で2.5倍に増加したことを明らかにした。この報告はまた、世帯主となっている女性の数が最も多い州はテヘラン州とホラーサーン・ラザヴィー州で、最も少ない州はイーラーム州、およびコフギールーイェ・ブーイェルアフマド州であるとしている。       メフル通信が伝えたところによると、今日女性が世帯主となる現象は世界中で増加傾向にあり、今や社会問題として取り沙汰されている。こうした女性たちは多くのケース 全文をよむ

2014-07-21 違法な腎臓移植手術、年間1000件(下) (Jam-e Jam紙)

 次のような状況を想像してみて欲しい。あなたの〔家族・友人の中にいる〕腎不全患者が腎臓〔の機能〕を失ったために透析治療を受けざるを得ず、提供される腎臓が見つかることに一縷の望みを抱いて、日夜過ごしているとしよう。ところがそうした中、腎〔機能〕を失ったある外国人がまずはツーリストとして入国し、次に莫大な金銭をイラン人ブローカーに支払い、人間の臓器の密売業者に賄賂を使って、偽造書類を手に入れ、最終的にこの金持ちの外国人ツーリストが、移植用の臓器を手に入れるための長蛇の列に並ぶこともなく、「善意で提供 全文をよむ

2014-07-21 違法な腎臓移植手術、年間1000件(上) (Jam-e Jam紙)

サウジアラビア人の患者2名がイラン人の腎臓を購入するために、テヘランの某病院に違法に入院      【社会部:アミーン・ジャラールヴァンド】水を飲むかのごとく、簡単に法をすり抜ける、それも人の生死を分けるような問題で。       法律では、イランで行われる腎臓移植手術はすべて、「腎不全患者支援協会」の紹介と承認のもとで行われることになっている。これは仲介業が発生し、善意によって提供された腎臓が〔金銭目的で〕悪用される可能性をなくすためである。しかし、この協会の理事長は憂慮すべき数字を挙げて、ジ 全文をよむ

2014-07-20 イランにおけるゴミの排出量、世界のゴミ排出量の1.15% (Mardomsalari紙)

 国際的な統計によると、〔一日に〕350トンのゴミが世界中で排出されており、この排出量におけるイランの割合は、一日4万トンに上るという。イランにおけるこのゴミの排出量は、世界のゴミ排出量の1.15%を占め、減量に向けた正確な施策を練る必要がある。       使い捨て容器の分解には400年かかる。その一方で、テヘラン市の試みによって、植物由来のレジ袋4.4トンが同市の青果市場に提供されたことは、注目すべき進歩として、指摘することができよう。       テヘラン市の「環境・持続的発展本部」のアリ 全文をよむ

2014-07-20 働く子供たちの間に広がるエイズ:平均の45倍 (Jam-e Jam紙)

 保健相は「麻薬中毒にかかっている働く子供たちの間でのエイズ感染率は、社会全体の45倍にも及ぶ」と述べた。       ファールス通信の報道によると、ハサン・ガーズィーザーデ=ハーシェミー氏はさらに、「働く子供たちの全体数について、私たちは把握していないが、しかしある調査でわれわれが得た推計によれば、麻薬中毒にかかっている働く子供たちの間でのエイズウィルスの感染率は、社会全体の45倍にも及ぶ。この数字は極めて高く、懸念すべきものだ」と付け加えた。       同氏はさらに、「保健省は、こうした子 全文をよむ

2014-07-20 メッカ巡礼者の宿泊地は「ホテル」という名の木賃宿 (Jam-e Jam紙)

「神の家」やイラク聖地の訪問者たち、最低のサービスと正確な情報のなさに不満      【社会部:メフディー・アーイーニー】聖地を訪れる人たちのためを思って行われていることは、何一つない。彼らは何年も「神の家」〔=メッカ〕を訪れるために順番待ちをし、長い間、銀行に低い利息でお金を貯めてきた。そして待ち時間もやっと終わりを迎えると、今度は別の問題に直面する。例えば、訪問先の街のホテルがちゃんとしていない、といった問題である。       そのため、メディナやカルバラーから帰国した際に、提供されたサー 全文をよむ

2014-07-20 外国人に売られるイラン人の腎臓 (Jam-e Jam紙)

 ある医師が、イラン人の腎臓をブローカーを通じて外国人に売り渡している医者や病院があることを告発した。       タスニーム通信が伝えたところによると、ベフルーズ・ボルーマンド医師は最近になって保健省によって立ち上げられた「臓器移植評議会」の重要性に触れた上で、次のように指摘した。      この評議会は正確な対策によって、臓器を売買し、一部の医師や病院が報酬を得るという恥ずべき違法行為を防ぐべきである。違法な手段によって行われているこうした行為は、国際社会における国の名誉を傷つけている。   全文をよむ

2014-07-17 臓器移植の順番待ちの患者、2万5千人にも及ぶ(3) (Jam-e Jam紙)

 方々手を尽くしても、命をつなぐための移植用の臓器が見つからなければ、あとは我慢して待つ以外にできることは何も残ってはいない。       もちろん、こうした期待と我慢が最終的に日の目を見て、患者が臓器移植に成功することもあるだろう。しかし、こうした期待がいつも叶うわけではない。       信じがたいことかもしれないが、保健省移植・特殊疾病課の関係者らによると、臓器移植を必要としている患者の親族の多くも、臓器を提供したがらないのだという。       ナジャフィーザーデ氏の指摘によると、もし臓 全文をよむ

2014-07-17 臓器移植の順番待ちの患者、2万5千人にも及ぶ(2) (Jam-e Jam紙)

 実際問題、こうした患者たちにとって移植用の臓器が見つからないまま一日が過ぎ去れば、その分だけ、彼らは死に向かって一歩一歩近づいていくことになるのである。       保健省の移植・特殊疾病課で透析治療問題を担当するハミード・レジラーニー氏は、ジャーメ・ジャム紙とのインタビューのなかで、次のように強調している。「移植用の臓器を待ち望んでいる人たちにとって、死の確率は一般の人々の3倍にも達する。それゆえ、こうした患者たちが可能な限り早く臓器移植手術が受けられるよう、国のすべての責任者と国民は協力す 全文をよむ

2014-07-17 臓器移植の順番待ちの患者、2万5千人にも及ぶ(1) (Jam-e Jam紙)

一日に7〜10人が、臓器移植を待つ間に死亡      【社会部:アミーン・ジャラールヴァンド】脳死患者の臓器提供に向けた啓発活動に関する議論が、さまざまなメディアで取り上げられるようになってしばらくになるが、それにも拘わらず、いまだ多くの脳死患者の遺体は埋葬され、遺族は臓器の提供に同意しようとしないのが現状である。専門家によれば、脳死患者一人につき、臓器移植を必要とする患者6〜7人を救うことができるというのに、である。       保健省の最新の統計によれば、臓器移植を待ったまま命を落とす人の数 全文をよむ

2014-07-07 飲料水の臭み・不味さへのアルダビール市民の不満、続く (Mardomsalari紙)

 ここ数週間、アルダビール市民は飲料水の不快な臭いや味に耐えてきた。そうした中、飲料水の質改善のために、今週にもヤームチー・ダムの表層部の水を汲み上げる計画が開始される予定となっていた〔が、そのような水質改善に向けた対策が取られた様子は、いまのところ見られない〕。       メフル通信によると、アルダビールの飲料水の質の低さが毎年繰り返されてきた。こうした中、水道事業の責任者らは市民らに対し、当局の計画している専門的施策が実を結ぶのを我慢して待つよう、呼びかけている。       もちろん、少 全文をよむ

2014-07-06 2千ヘクタールもの農地に汚水が流入(上) (Jam-e Jam紙)

【社会部:アミーン・ジャラールヴァンド】悲劇が何度も繰り返されるとき、それは次第に多くの人々にとって自然なことになってしまう。このことばは、首都テヘランの汚染された農地の現状に関する最高の描写であろう。なんと、テヘラン州環境局長の言によれば、農業用地の3割が下水によって灌漑されているというのである。       昨日、モハンマド・ハーディー・ヘイダルザーデ局長はILNA(イラン労働通信)に対して、首都テヘランの農地の約3分の1が汚染されていることを明らかにした。その一方で、いまだ多くのテヘラン市 全文をよむ

2014-07-06 2千ヘクタールもの農地に汚水が流入(下) (Jam-e Jam紙)

汚水:様々な病気の源       専門家らは、汚水で育った農作物は様々な病気を人体にもたらすと指摘している。       感染症の専門家であるアッバース・モオメンザーデ氏はジャーメ・ジャーム紙へのコメントの中で、野菜やその他の農作物を汚水で育てることは、硝酸塩や鉛といった危険な重金属を人体に入りこませる恐れがあると指摘している。       この専門家によれば、汚水に含まれる重金属が人体に入り込むと、脳機能に障害を及ぼす可能性があり、またときには、摂取した人にガンなどの疾病をもたらす恐れさえある 全文をよむ

2014-06-24 《不浄》の生き物―犬の殺処分をめぐるカネと行政の混沌(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャムSARA】数日前、タブリーズのバーグミーシェ地区にあるハーネ=イェ・チュービーの住民が、毎晩、夜半に響く、大きな銃声と負傷した犬の呻き声で眠りを阻害され、これに対する抗議を行った。すると考えてもみなかったことだが、住民たちのこの残酷な殺処分に干渉したがゆえに、銃器で脅迫されることになったのだ!      ※訳者注:イスラーム法において、犬は《不浄》の生き物とされている。イランでは犬を飼うことは禁じられてはいないものの、大都市の高級住宅街か遊牧地の牧羊犬に限られる。犬が舐めたもの 全文をよむ

2014-06-24 女性問題担当副大統領「女性は好んで生涯独身を選択しているわけではない」 (Mardomsalari紙)

 女性・家族問題担当の副大統領は、「われわれは貧困の女性化という現象に直面している」と指摘し、「この現象はとりわけ、世帯主となっている女性たちの間で見られる。麻薬中毒の女性化という現象に直面することのないようにしなければならない」と述べた。       イラン学生通信の報道によると、シャヒーンドフト・モウラーヴァルディー副大統領は昨日、「麻薬撲滅週間」を記念して「福祉リハビリテーション大学」で開催されたシンポジウムの席上で、さらに次のように述べた。      現在、麻薬中毒に苦しむ女性の数は男性 全文をよむ

2014-06-24 《不浄》の生き物―犬の殺処分をめぐるカネと行政の混沌(2) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャムSARA】次のことを知れば、納得できるだろう。どんなに少なく見積もっても、野犬を殺してその死体を引き渡すだけで、処理業者(これを「犬殺し人」と呼ぶべきだろう)のポケットには一匹当たり5万トマーン[約2000円]を超える額の金が入ってくる。      その後、死体の処分やその他細かい作業に、別途、莫大な額の費用が国庫から支払われるのである。これらの過程すべてに拠出される金は、かなりの額であり、この都市の有害動物処分の予算について聞いたところ、それは内務省が管轄しているのだが、実に金 全文をよむ

2014-06-24 ターベシュ議員:過去40年間にイランの森林の1/3が消失 (Mardomsalari紙)

 国会の環境会派の会頭を務めるターベシュ議員は「過去40年間に国内の森林の凡そ3分の1が失われ、その面積は約2000万ヘクタールから1200万ヘクタールに減少してしまった。森林に覆われているのは国土の7.3%にすぎないことを考えれば、我々は森林面積の乏しい国のグループのなかにいるといえる」と述べた。       ISNA(イラン学生通信)の報道によれば、〔‥‥〕モハンマド・レザー・ターベシュ議員は、      今日、世界は環境危機に直面している。限度を越した天然資源の減少、〔‥‥〕産業の発展と経 全文をよむ

2014-06-22 国内31州を第1~第5地域に区分:域内各州の協働と課題共有をはかる (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】内務省の人的資源管理開発担当次官は、国の行政州を5つの地域に編成・区分すると発表した。      ジャヴァード・ナーセリヤーン同担当次官は、タスニーム通信のインタビューの中で国の行政州を5区域に区分すると発表し、「隣接し共通項も多い複数の行政州が、協働し経験を共有する目的で一つの地域にまとまり、今後、共通の会合を開催していく」と述べた。      同氏は、行政州を以下のように区分すると発表した。      ≪第1地域:テヘラン州、ガズヴィーン州、マーザンダラーン州、 全文をよむ

2014-06-10 中絶の6割が違法中絶:2012/13年の違法中絶は12万件 (Mardomsalari紙)

 保険省の「人口・家族・学校健全局」の局長は、91年〔西暦2012/13年〕には12万件の違法な中絶があったことを明らかにした上で、      この年、22万件の中絶が行われ、これらのうち10万件は、夫婦の証言によると医学上の理由によるもので、残りの12万件が違法に行われたものだった。しかしながら、法医学が出した〔中絶の〕許可件数は、7千件未満だった。    と述べた。       イラン学生通信(ISNA)によると、モトラグ博士はシャヒード・ベヘシュティー医科大学で催された「全国産科学向上会議 全文をよむ

2014-06-07 性急な人口増加法案(下) (Jam-e Jam紙)

 また、「人口・家族向上総合法案」が国会に提出されて約3年になるが、国会議員らはいまだそれについての最終的な結論を出していない。約50条項から成るこの法案では、人口問題の分野で必要とされているありとあらゆる施策が取り扱われており、そのため可及的速やかに国会の場で検討されるべきだ。       文化革命最高評議会のメンバーであるコブラー・ハズアリー氏はこの問題について、ジャーメ・ジャム紙に次のように言っている。「《人口総合法案》に加えて、4つの条項から成る《妊娠率向上・人口増加抑制防止法案》もまた 全文をよむ

2014-06-07 性急な人口増加法案(上) (Jam-e Jam紙)

保健省の健康部門以外で人口問題を管理する特定の部署は存在せず       国内人口の高齢化問題の解決には多くの時間を要することに、疑いの余地はない。しかし重要なのは、この問題の解決のためにより真剣に努め、様々な口実を用いて必要な政策の実行を先延ばしにしないようにすることである。       というのも、〔ハーメネイー〕革命最高指導者によって「人口総合政策」が公布されてから約2週間が経つが、〔国の〕責任者たちはこの問題の「制御」に向けて、全力を尽くしているようには見えないからだ。実際、この問題に関 全文をよむ

2014-06-06 ホルモズガーン水産局長:漁業関係者らに国境・領海を遵守するよう要請 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】ホルモズガーン州漁業水産局局長は、海において国際的に定められた国境と領海の遵守の必要性に言及した上で、より慎重に国境や領海を遵守するよう、漁師らに要請した。       パルヴィーズ・モヘッビー氏は以下のように付け加えた。      ペルシア湾の水産海洋生物資源の状況に関する主な懸念は、海で密漁行為をする者たちが横行していること、川の汚染、そして漁獲量に対する資源の再生率が低いことであり、人々や担当者らはこの重要な問題に特別な注意を払う必要がある。   同局長は、ホ 全文をよむ

2014-06-03 離婚の事前相談が義務化へ (Mardomsalari紙)

 国家福祉庁の麻薬中毒予防・治療拡大センター長は、裁判所に離婚の申し立てを行っている者はすべて、必ず相談のプロセスを経て、センターから証明書を取得しなければならなくなったことを明らかにした上で、「現在、政府系、非政府系合せて1200ヵ所の離婚相談センター、および120ヵ所の離婚相談専門センターが、全国で人々を受け入れる準備を整えている。無論、この計画については、司法権からも通達が出される筈だ」と述べた。       マジード・レザーザーデ博士はイラン学生通信(ISNA)とのインタビューで、最高指 全文をよむ

2014-05-31 ヘジャーブにまつわる懸念、各所から上がる(下) (Jam-e Jam紙)

■ ヘジャーブ問題、イラン国営放送のテレビ番組でも取り上げられる       この問題をめぐる懸念は、先の木曜日の夜にイラン国営放送第3チャンネルで放映された番組「昨日、今日、明日」でも取り上げられ、さまざまな専門家や責任者らがヘジャーブ問題について議論を交わすまでになっている。       この番組は、国会議員で最高指導者上級顧問のゴラームアリー・ハッダードアーデル氏、内務省の女性・家庭問題顧問のファヒーメ・ファラフマンドプール氏、そしてイラン治安維持軍総司令官のエスマーイール・アフマディーモ 全文をよむ

2014-05-31 
ヘジャーブにまつわる懸念、各所から上がる(上) (Jam-e Jam紙)

 ヘジャーブをめぐる問題は、われわれの社会では、またイラン国民にとっては、問題であるとかないとかいった類の問題ではない。どのような状況にあるのか、の問題なのだ。       われわれの社会でヘジャーブがどのような状況にあるのかは、今や根本的な懸念材料となっている。そしてこの懸念は路地裏やバーザールにいる民衆から文化問題の専門家、そして〔国の〕責任者にいたる多くの人々を悩ますものとなっており、警察の責任者や集団礼拝導師らも、これに対して勧告を出すまでになっている。       実際、少し前のことだ 全文をよむ

2014-05-26 ジャースク女性協会代表:「《少女たちが学ぶ》という文化がないことが第一の問題」(2) (Jam-e Jam紙)

ジャースク県庁女性協会の責任者マフギャンジ・ライースィーは同時に教育の普及と発展のための教育政策が重要であるとし、以下のように述べた。      小屋を建てただけの学校がこの地域には用意され、また、再建庁が生徒たちのために学校を建てることまでしてきたが、残念なことにこの地域とその親たちの間には、勉強を続けるという文化がないのである。特にこのさまざまな機会や環境・背景に恵まれない地域では、メディアや政府から中等・高等教育の必要性について広く啓蒙されなければならない。   同代表は、条件に恵まれない 全文をよむ

2014-05-26 《水危機》のヤズドへペルシア湾の海水を移送:12の井戸と第二の水移送ラインも (Jam-e Jam紙)

 エネルギー相はヤズド州議員連盟会長との会談において、同州の水危機[深刻な水不足]に関連し、ペルシア湾の水を年間5億立方メートル同州に割り当てるとし[※]、これについて必要な命令を発した。      ※訳注:ペルシア湾の海水の移送計画は、このほかケルマーン州やファールス州でも進められている。       エネルギー相のハミード・チートチヤーン氏は、ペルシア湾からヤズドへの年間総計5憶立方メートルにおよぶ水の移送命令を発してこう述べた。      12カ所の新たな井戸がヤズドでの水資源確保のために 全文をよむ

2014-05-26 ジャースク女性協会代表:「《少女たちが学ぶ》という文化がないことが第一の問題」(1) (Jam-e Jam紙)

就業率が低いこと、少女たちの学業断念、娯楽施設やスポーツ施設などの場所がないこと、文化的問題、衛生面での悪条件などが、ホルモズガーン州を含む、イランの中でも恵まれない地域の少女や女性達が直面する最も重要な問題である。そして、これまでこれらの問題を解消するための本格的な対策は行われずにきた。      ジャースク県庁女性協会の責任者の話では、これらは、そもそも親族内に 勉学をするという文化がないこと、そして、部族的文化の存在に起因する問題であるという。       マフギャンジ・ライースィー代表は 全文をよむ

2014-05-22 ケルマーン州獣医学局長「相次ぐラクダの死亡は、コロナウィルス感染ではない」 (Jam-e Jam紙)

ケルマーン州獣医学局局長は、同州南部でのラクダの死亡事例をコロナウイルスが原因ではないとした上で、こう発言した。      この死亡は、気象変動によって生じた伝染病が原因である。    メフル紙の報道によると、ケルマーン州の健康委員会の会合において、ホセイン・ラシーディー同局長は、ケルマーン州南部とスィスターン・バルーチェスターン州のイランシャフル県でのラクダの死亡についてこのように言及した。      この死亡の原因は、気候変動による伝染病であり、これまでにケルマーン州では、コロナウイルスに感 全文をよむ

2014-05-20 セムナーン州遊牧民の危機的状況:干ばつにより家畜が大量死 (Jam-e Jam紙)

セムナーン州遊牧民局のヘシュマト・ジャディーディー局長は、干ばつと、それに伴う家畜の大量死などの損害により、同州の遊牧民の状況が危機にさらされているとの認識を示した上で、次のように述べた。      現状を打開する唯一の方法は、公的予算による家畜用飼葉の確保と家畜の買い上げである。   ジャディーディー局長は以下のように付け加えた。      干ばつが続き降雨が少ないことにより、セムナーン州の遊牧民は、厳しい状況 に置かれおり、さらに広範な被害を被ることになるだろう。   同局長は、[放牧によっ 全文をよむ

2014-05-18 赦しは不要だ、処刑せよ(下) (Jam-e Jam紙)

 ハサン・タルダスト元判事も、司法で扱われるあらゆる犯罪や事件に対して、〔被害者遺族の〕赦しを求めるべきではないと指摘し、ジャーメ・ジャム紙とのインタビューの中で次のように述べている。「重要なのは、一部の犯罪には〔個人的な感情とは別に〕一般的な側面がある、ということだ。赦しは、国民感情を傷つけ、混乱させることにもなりかねない。それゆえ、《赦し》はどんな場合でも良いとは言えない、ということだ」。       同氏は次のように続ける。      ときに罪を犯した者が、償いをしたいと考えるような場合が 全文をよむ

2014-05-18 赦しは不要だ、処刑せよ(上) (Jam-e Jam紙)

 赦しは復讐することよりも素晴らしいことであり、それ〔=赦しの言葉〕を口にすることは容易である。このことに疑いの余地はない。しかし、被害者遺族が置かれている状況を完全に理解することができれば、「赦す」ということはそれほど容易なことではないということが分かるだろう。       重要なのは、殺害された側が殺人を招いたり、自らの死をお膳立てしたりすることに関わっていたような事件では、〔殺人犯への〕容赦を求めることは可能だが、しかし殺害された者が悲惨な形で前科のある殺人犯〔の殺害行為〕に巻き込まれてし 全文をよむ

2014-05-18 キサースは権利なり、赦しは甘美なり:キサース刑は犯罪再発の抑止のため(下) (Jam-e Jam紙)

■ 仲裁は実っているのか?       確かにキサースは表面的には暴力的であり、そこでは人一人の命が奪われてしまう。しかしキサースの内実は、暴力とは無縁だ。故意に、あるいは誤って人の血で自らの手を汚してしまった者は、その代償を支払わねばならない。絞首台の土台のところに掲げられている大きなプラカードに「法律を破ったことの帰結」と書かれているのも、まさにそのためなのである。       にもかかわらず、殺人事件が起きて、殺人犯がキサースの宣告を受けたとき、特にメディアが印象操作をしてしまうような特殊 全文をよむ

2014-05-18 キサースは権利なり、赦しは甘美なり:キサース刑は犯罪再発の抑止のため(中) (Jam-e Jam紙)

■ 赦しを与える者たち       人生の一瞬一瞬の価値を理解するためにも、〔加害者には〕キサースの宣告が必要だ。死刑宣告を受けた者がどれだけの恐怖を覚えるのかを知るためには、つねに死と隣り合わせになって、死の影を体で感じるべきだ。赦しの言葉はどれほど心に響く言葉であるのかを理解するためには、死まであと一歩というところにまで行く必要がある。被害者遺族による赦しと優しさが、どれほど甘美なものなのかを感じるためには、殺人犯に与えられるべき刑罰はキサースでなければならないのだ。       これまで〔 全文をよむ

2014-05-18 キサースは権利なり、赦しは甘美なり:キサース刑は犯罪再発の抑止のため(上) (Jam-e Jam紙)

【社会部:マルヤム・ハッバーズ】キサース(同害報復刑)には二つの「顔」がある。一つは殺人を犯した者に向けられ、もう一つは殺された人に向けられている。一人の人間の命を奪ったのだから、殺人犯は罰せられねばならない。被害者の遺族たちも、被害者の血が無駄に流されたままで終わらぬよう、キサースを求める。目には目を、耳には耳を、命には命を、である。       これは法律の文言であり、神の言葉でもある。キサースという〔イスラームの〕法規定は、人が他人に危害を加える気を起させないために制定されたものである。こ 全文をよむ

2014-05-16 産休延長の予算確保される:産休明けの退職・失職が課題 (Hamshahri紙)

社会保障庁の保険担当次官は以下のように述べた。      6か月から9か月への産休延長に関する法律が、今年度、関連予算が確保されたことにより執行される。   ファールス通信は以下のように伝えている。      モハマド・ハサン・ゼダー同次官は、今年度、6か月から9か月への産休延長について次のように述べた。   「昨年の下半期、産休を利用していた女性14万5000人を対象に調査が行われた。これによれば、産休を終えた女性のうち4万7000人が職を退いており、現在は、失業保険の給付を受けていることが明 全文をよむ

2014-05-12 アラヴィー=ゴルガーニー「同性愛は西洋人の土産物」 (Mardomsalari紙)

 アーヤトッラー・アラヴィー=ゴルガーニーは、「同性愛の蔓延こそ、世界の賢者を自称する西洋人が〔イランに〕持ち込んだ土産物に他ならない」と述べた。       イスラーム神学校ニュースが伝えたところによると、マルジャエ・タグリード(シーア派宗教最高権威)である同師は、「神の使徒ムハンマド」第27師団の司令官・責任者らと面会し、その中で「革命を起こした者たちは、この革命が信仰心篤き人々の手から離れるようなことを許してはならない」と語った。       同師はさらに、      宗教的信条に対する正 全文をよむ

2014-05-10 国内では一日に9人の麻薬常習者が死亡 (Mardomsalari紙)

 麻薬対策本部事務局長のラフマーニー=ファズリー内相は、芸術家ないしスポーツ選手で麻薬中毒に陥っている者たちのデータベースが立ち上げる見込みであることを明らかにした。       ISNA〔イラン学生通信〕によると、ラフマーニー=ファズリー内相は木曜日の朝、ソーシャルワーカーらとの討論会の席上、麻薬撲滅問題を社会一般が取り組むべき問題とすることの重要性を指摘した上で、次のように述べた。      市民が〔自主的に麻薬撲滅に向けた〕取り組みに参加し、国民の利益とは何かについて市民自身が決めるように 全文をよむ

2014-05-08 『ガーヌーン』紙、発行停止:《虚偽の事実》の報道で「有罪」 (Mardomsalari紙)

『ガーヌーン』紙は、正式にテヘラン検察庁から再度の告知があるまで発行停止処分とされた。      『ガーヌーン』紙発行責任者代理のアリーレザー・ニークーイー氏は、イラン学生通信(ISNA)の会見で、このニュースを伝えて次のように述べた。      テヘラン検察庁から文化イスラーム指導省に宛てた文書のコピーが我々に送付され、そこには、『ガーヌーン』紙を正式に発行停止処分としたと書かれていた。   ニークーイー代理は、次のように続けた。      文化メディア検察庁第12支部予審判事のシャフィーイー 全文をよむ

2014-05-08 元・大統領候補アーレフも、大学を創設か? (Jam-e Jam紙)

これ以前、マフムード・アフマディネジャード[元・大統領]による《イラン人大学》創設[※1]の活動が話題となったが、昨日、科学省のジャアファル=ミーリー・モンファレド教育担当次官は、「アーレフ氏[※2]の大学が設立を認可された。しかし、未だ開校の為の活動を始めていない」と語った。      ※訳注1:正式名称は、「イラン人国際総合大学」。文化革命最高評議会から設立許可を得ており、今年夏に開校と発表されているが、科学研究技術省などから法的な問題点を指摘されている。      ※訳注2:モハンマドレザ 全文をよむ

2014-05-06 「死刑囚の身体の部位を移植に利用」の提案に移植協会会長が猛反発 (Mardomsalari紙)

 移植協会の会長は、死刑囚の身体の部位を移植に利用することがもたらす、国際的な反響に警鐘を鳴らし、「このようなことが行われているところは、世界中どこにもない」と述べた。       今年のオルディーベヘシュト月20日から24日〔西暦2014年5月10日から14日〕にラーズィー会議センターで開かれる予定のイラン外科医協会の第38回年次大会の記者会見で発言をしたイーラジュ・ファーゼル氏は、死刑囚の身体の部位の利用に関して一部で報じられていることについて、「人体の売買が認められているようなところは、世 全文をよむ

2014-05-06 最新の結婚・離婚統計が発表:昨年の結婚件数は77万4513件(下) (Jam-e Jam紙)

 戸籍庁人口・移住情報統計局のアリー・アクバル・マフズーン局長はまた、「ホラーサーン・ラザヴィー州、ギーラーン州、およびコルデスターン州が人口の割合から見て、離婚件数の最も多い州であった。その一方で、スィースターン・バルーチェスターン州、イーラーム州、およびヤズド州がそれぞれ、人口比で離婚件数の最も少なかった州だった」と述べた。       同氏は昨年、結婚5件に対して1件が離婚になったと述べ、さらに「各州で状況は異なる。例えば、アルボルズ州では3組に1組が、テヘラン州では3.2組に1組が、ギー 全文をよむ

2014-05-06 最新の結婚・離婚統計が発表:昨年の結婚件数は77万4513件(上) (Jam-e Jam紙)

 国の経済、社会及び文化的状況が、手に手を取り合うかのようにして、毎年結婚件数の減少と離婚件数の増加をもたらしている。例えば、戸籍庁により発表された最新の統計によると、イラン暦91年〔=西暦2012年3月20日~2013年3月20日〕に比べ、昨年〔=2013年3月21日〜2014年3月20日〕国内では離婚が3.4%増加したのに対し、結婚は6.7%減少した。その一方で、結婚適齢期を過ぎようとしているにもかかわらず、今まで家庭を築いたことのない人が、国内には120万人もいるのだ。問題は、当局者らが結 全文をよむ

2014-05-03 サーフィー=ゴルパーイェガーニー師「県知事になることは、女性の尊厳と調和しない」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】ジョムフーリーイェ・エスラーミー紙が伝えたところによると、マルジャエ・タグリード(シーア派宗教最高権威)のアーヤトッラー・サーフィー=ゴルパーイェガーニーは木曜日〔5月1日〕、ゴムでの通信情報技術相との面会の中で、一部の女性らが内務省によって県知事に任命されていることに異議を唱えた。       アーヤトッラー・サーフィー=ゴルパーイェガーニーはその中で、こうした措置は女性の尊厳とは調和せず、イスラーム政府はこの種の措置について見直しを行うべきだと述べた。 全文をよむ

2014-04-29 死刑囚への恩赦支援のうねり、演劇・サッカー界へ広がる (Iran紙)

【マリヤム・シャフバーズィー】死刑囚に対する恩赦を支援する動きが、映画関係者から演劇の舞台、そしてイラン・サッカー界へと広がっている。       映画館「アスレ・ジャディーデ・モバッレグ」で映画『タバゲイェ・ハッサース(敏感な階層)』のチャリティー上映会が連夜にわたって開かれ、アーティストらから金額にして7億トマーン〔約2300万円〕の募金が集まり、その結果3人の死刑囚の命が救われた〔※〕。      ※訳注:この場合の「死刑囚」とは、殺人を犯したことで、被害者遺族から同害報復刑(キサース)を 全文をよむ

2014-04-24 週刊新聞『デイ月9日』の発行停止処分、取り消しか? (Jam-e Jam紙)

【同紙2面】週刊『デイ月9日』紙の統括責任者は、同紙の発行停止が取り消されたと伝えた。    同紙責任者のハミード・レサーイー氏は、タスニーム通信の取材のなかでこう述べた。      週刊『デイ月9日』紙の発行停止処分取り消しは、昨日火曜日[4月23日]午後、当方に通知された。   これに対し、プレス監視委員会のセイエド・アッラーウッディーン・ゾフーリヤーン書記は、IRNA(イラン国営通信)のインタビューに応じ、この件については関知していないと述べ、こう話した。      これまでのところ、我々 全文をよむ

2014-04-20 テヘランでは一日に2人が麻薬中毒で死亡 (Jam-e Jam紙)

 麻薬対策本部の副本部長は、「テヘランでは、一日に2人が麻薬中毒で死亡している」と語った。       ファールス通信の報道によると、バーバク・ディーンパラスト氏は、全国麻薬中毒調査センターを視察した際、「テヘランでは、過去7ヵ月間に1700人が麻薬の犠牲になっていることから、毎日2人が麻薬中毒によって死亡している計算だ」と付け加えた。       同氏は、イランでは麻薬の使用は交通事故に次ぐ第2位の死亡原因となっていると述べた上で、「〔麻薬中毒患者への〕治療について、私たちはもっと先を行かなけ 全文をよむ

2014-04-20 成人の識字教育、進まず:原因は「関心の低さ」 (Jam-e Jam紙)

 識字教育運動機構の副長官(教育担当)は、国内には970万人の絶対的非識字者がおり、そのうち345万人は50歳以下だとした上で、「《子どもたちの親への識字教育計画》が各学校に通達されて開始されたが、この計画はさまざまな問題に直面している」と述べた。       イラン学生通信(ISNA)が伝えたところによると、モハンマド・メフディーザーデ副長官はこの計画が直面している問題として、・非識字者がこの計画にあまり関心を示していないこと、・登録システムの不備、・〔この計画の実施主体である学校の〕校長への 全文をよむ

2014-04-20 ハーメネイー最高指導者「聡明なる女性たちを育てたことは体制の誇り」(下) (Jam-e Jam紙)

 革命最高指導者は国際条約の多くに見られる思想的基礎を批判した上で、「こうした誤った基礎に西洋人たちが執着していることが、人類社会を堕落させている。それゆえ、バランスのとれた正しい見方を手に入れるには、こうした基礎から離れる必要がある」と指摘した。       アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は女性をめぐる問題について正しい戦略を手に入れるための第二の要件として、イスラーム的な教説を頼りにすることの必要性を指摘した。       同師は、「女性をめぐる問題について考える際、宗教の名のもとで言われ 全文をよむ

2014-04-20 ハーメネイー最高指導者「聡明なる女性たちを育てたことは体制の誇り」(中) (Jam-e Jam紙)

■ 女性と家庭:分離することのできない二つの問題       同師はこのことについて、女性と家庭は分けることのできない二つの問題だとした上で、「もし女性をめぐる問題を家庭の問題から離して検討するようなことをすれば、前者の問題を理解し、その解決策について見極めることは困難なものとなろう」と指摘した。       革命最高指導者は女性と家庭をめぐって出されている疑問に答え、そのあらゆる側面について検討するためには、何らかの研究センターの立ち上げが必要だとの認識を示し、「こうしたセンターは国家横断的な 全文をよむ

2014-04-20 ハーメネイー最高指導者「聡明なる女性たちを育てたことは体制の誇り」(上) (Jam-e Jam紙)

■ 女性に対する西洋の視線は抑圧的で、石化しており、人類社会を堕落させている   ■ 西洋思想を参考にするようなことは控えよ   ■ 家庭内における女性の健康と安全、平穏こそ本質的問題       イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨朝、学識高き選りすぐられた女性ら数百名と面会し、その中で「女性と家庭」という重要問題に対して正確な戦略を編むための国家横断的な高等センターを立ち上げることの必要性を訴え、次のように続けた。      包括的で実行可能な戦略を実現させるために 全文をよむ

2014-04-19 アフマディーネジャード元大統領の《イラン人大学》、非合法とされる (Hamshahri紙)

[科学研究技術省・教育局の]高等教育普及課長は、《イラン人国際総合大学》[※以下、《イラン人大学》とも略される]の教育活動を非合法であるとし、次のように述べた。      《イラン人大学》の設立準備委員会のメンバーのうち、一人はイスラーム法学者でなければばらない。   メフル通信のインタビューに対して、ホセイン・ホセイニー同次官はこの問題に触れて、次のように説明した。      《イラン人国際総合大学》は、たとえいかなる機関から許可を得ていようとも[※1]、科学研究技術省の高等教育普及評議会から 全文をよむ

2014-04-06 「腎臓売ります!」:通りの壁に提供者情報 (Mardomsalari紙)

【同紙14面】臓器ブローカーらは、腎臓疾患の患者が多く行き来するいくつかの通りの壁に、独自の方法で表を書き、腎臓の売買市場の調整を行ってきた。ISNA(イラン学生通信)によれば、腎臓病患者の支援協会が位置する通りのとある壁に書かれた表には、腎臓を売りたいという者の名前と電話番号が書かれている。      また、ホセイニー文化通りでは、こうした表に、名字と血液型、腎臓の売却希望者の電話番号の欄がある。この通りは、腎臓病患者の支援協会に向かう、腎臓移植を必要とする患者が多く通行する通りであるため、何 全文をよむ

2014-03-21 今日から夏時間:時計の針を進めるのをお忘れなく! (Hamshahri紙)

■今夜、家中の時計の針を一時間進めるのをお忘れなく!      2007年に国会で承認された「国家公式時間変更法」によれば、国の公式の時間は、毎年ファルヴァルディーン月1日[イラン暦の元旦、西暦の3月21日]の24時に一時間進められる。      上記の法によれば、国の公式時間は毎年、ファルヴァルディーン月1日の24時に一時間進められ、シャフリーヴァル月30日[イラン暦第6月末日、西暦]にはもとに戻されることになっている。 全文をよむ

2014-03-18 週刊『デイ月9日』誌、《大統領批判》を理由に発行停止 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】週刊『デイ月9日』[※]の編集長は、同誌が発行停止とされたと発表し、こう述べた。   週刊誌『デイ月9日』は、大統領への批判を理由に、発行停止とされた。   ※訳注:「デイ月9日」は西暦12月30日にあたる。2009年大統領選後の抗議運動に対して当局は同日に大規模な官製デモを実施し、イスラーム共和国体制の勝利を象徴する日とされた[詳細はこの記事] 。同誌はこれを踏まえた、保守強硬派系の政治・社会週刊誌。      同誌編集長のアリーレザー・モアーフは、[重複箇所略] 全文をよむ

2014-03-18 革命最高指導者「聖なる防衛の偉大な伝説の忘却・改竄を許してはならない」 (Iran紙)

 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、昨日(月曜日)〔=3月17日〕の朝、〔学生らをイラン・イラク戦争の激戦地に連れて行く活動を行っている〕「ラーヒヤーネ・ヌール」(光の道を行く者たち)キャンプの責任者や関係者らとの面会し、その席上、聖なる防衛〔イラン・イラク戦争〕当時の戦闘地域を訪問する活動は、国民、とりわけ国の若い世代の人たちに、聖なる防衛という偉大で歴史的な出来事を知らしめるのにきわめてふさわしい、神聖かつ革命的な活動だと評し、次のように強調した。      「忘 全文をよむ

2014-03-16 レザーイヤーン情報科学教授が語る、「イランの報道が直面する3つの困難」(1) (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】情報科学教授マジード・レザーイヤーンは、今日、我が国のジャーナリズムは3つの困難に直面していると述べ、こう発言した。      法的問題、《評価》[※]が刊行後に委ねられること、職業的倫理が、私が考える3つの問題である。   ※ジャンナティー文化イスラーム指導相は、ロウハーニー政権発足直後のインタビューで、歴史的に使われてきた《検閲》という言葉について、「尊敬を欠いた」名称であり「我々は受け入れない」と述べ、「[書籍]評価」という言葉を用いた[詳細はこの記事]。   全文をよむ

2014-03-15 戦闘地を巡る《光の道を行く者たち》キャンプ、新年に300万人を迎える (Jam-e Jam紙)

【同紙5面】      ■精神的伝説の始まり      昨夜、《光の道を行く者たち》(ラーヒヤーネ・ヌール)の顕彰記念切手が披露され、ハーメド・ザマーニー〔※1〕は 初めて殉教者バーゲリー〔※2〕キャンプに集まった人々の前で「我々は屈しなかった」の歌を歌った。こうして、フーゼスターン州で催される《光の道を行く者たち》祭の第一夜が幕を開けた。そして、公に、[イラン・イラク戦争時の]数々の戦場のカルバラー[※3]は、新年を間近に、数百万人という参詣者を受け入れる用意を整えるのである。      ※訳 全文をよむ

2014-03-12 学生ら、オーストリア大使館前で抗議集会を開催へ (Jam-e Jam紙)

 アシュトンがテヘランで行った〔イラン人女性活動家らとの〕面会への波紋が、依然として続いている。本日、一部の学生らがEU外交責任者の今回の行動に抗議して、オーストリア大使館の前で集会を開く予定である。オーストリア大使館は、キャサリン・アシュトンが88年の事件〔※2009年大統領選挙後の抗議運動〕で有罪判決を受けた一部の者たちと面会を行った場所だ。       イラン国営通信の報道によると、独立大学生イスラーム協会連合のアリーレザー・キャリーミー書記は、この件について「イラン核活動に対するEU外交 全文をよむ

2014-03-11 国会議員150人も、補助金を受給している (Jam-e Jam紙)

【同紙2面】国会の予算計画委員会メンバーであるゴラームホセイン・ジャアファルザーデは、補助金受給の自主的辞退キャンペーンについて、「果たして、国会議員らも補助金受給をやめる意思があるのだろうか?」と述べ、以下のように発言した。      国会議員は補助金を受け取ってはならないことになっているにもかかわらず、150人の議員が補助金を受給している。   ジャアファルザーデ議員は、IRNA(イラン国営通信)の取材に対し、こう述べた。      たとえ、現在の統計システムが、[補助金を]必要とする世帯を 全文をよむ

2014-03-10 ホウゼ、児童へのイスラーム教育専門家の養成を進める:小学校への派遣を計画 (Mardomsalari紙)

【同紙4面】イスラーム宗教学院・教育協力本部本部長で教育省顧問のモジタバー・マレキー師は、いくつかの宗教学院で児童教育専門家を養成する活動を行っていると伝えた。      ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのモジタバー・マレキー師は、各小学校にイスラーム法学者を置くことについて、ILNA(イラン労働者通信)記者にこう述べた。      教育活動は、より低年齢から始めれば、より効果的で後にまで残る影響を及ぼすものとなる。現在、いくつかの宗教学院で児童教育の専門家の養成のための活動を、何年も 全文をよむ

2014-02-27 テヘラン大学に女性学長、誕生か? (E'temad-e Melli紙)

エラーヘ・クーラーイー女史は、テヘラン大学から学長就任への打診があったことを認めた。エラーヘ・クーラーイーは、このことを受け、ILNA(イラン労働者通信)の取材に対し、次のように述べた。      この件での提案が出され、現在、大学でも教育省でも協議が行われている最中だ。   クーラーイーはこう述べた。      私のテヘラン大学学長就任は、大学担当者らの決定、とくに、[現学長の]オミード博士の決定によって行われるものだ。過去何年にもわたり、学術研究分野で大きく力を尽くしてきた。様々な学生・教授 全文をよむ

2014-02-26 補助金支給の見直し: 50万人の《死者》が受給、受給者の数は総人口を超える? (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム家庭版】      ■50万人の《死者》が毎月、補助金をもらっている!       テヘラン商業会議所商業委員長は、上記のニュース・リリースに際して、イラン学生通信(ISNA)の記者に次のように語った。      現在公式統計によれば、イランの人口のうち7,700万人にも及ぶ人々が補助金を受取っている。このことは、国勢調査に基づく国の総人口よりも多くの人に補助金が支給されているということになる。       モフセン・バフラーミー・アルゼ・アクダス同委員長は、「情報更新がなかっ 全文をよむ

2014-02-17 スンナ派指導者「タクフィール派はスィースターン・バルーチェスターン州に基盤をもたず」(下) (Iran紙)

■ 穏健・中道の考え方が治安確立にとって相応しい対策だ、ということですか。どのようにしたら、こうした考え方を普及させることが可能になるでしょうか。       その通り。穏健な方法によって、人々と交流し、〔少数民族・地方に対する〕差別を解消することが可能となる。シーアとスンナの間には何ら違いはないということを、行動で示す必要がある。人々は、地元の行政や役職には地元民を使って欲しいと考えている。ロウハーニー師とその政府の施策は、これまでのところ良好だ。穏健な手法が社会に根付く必要がある。そのために 全文をよむ

2014-02-17 スンナ派指導者「タクフィール派はスィースターン・バルーチェスターン州に基盤をもたず」(中) (Iran紙)

■ これらのテロ組織は、宗教上の教義に関する過激な解釈にどれほど影響を受けているでしょうか。彼らはタクフィール主義集団やアル・カーイダと通じていると考えますか。       イランから逃亡して、パキスタンやアフガニスタンに向かう人々はタクフィール主義集団、及び宗教的過激派との接触に曝されている。彼ら〔=宗教的過激派〕は、これらの人々〔=イランで罪を犯し逃亡した者たち〕と接触し、彼らを煽動しようと企てているのだ。イラン・イスラーム共和国体制に反対する諸々の集団は、こうした者たちを利用して自らの目的 全文をよむ

2014-02-17 スンナ派指導者「タクフィール派はスィースターン・バルーチェスターン州に基盤をもたず」(上) (Iran紙)

【エブラーヒーム・ベヘシュティー】タクフィール主義組織によって5名のイラン人国境警備兵が誘拐され、パキスタンへと連れ去られた事件は、イラン=パキスタン国境地帯で発生したテロ行為としては最新のものであり、彼らの解放に向けた努力は今なお続いている。この事件以前にも、過去には同様の事件が複数、国境地帯で発生している。       この国境地帯が不安定な地域であり、そこに過激派組織やタクフィール主義集団が発生・浸透してしまう根本的原因について、本紙はザーヘダーンのスンナ派金曜礼拝導師であるモウラヴィー・ 全文をよむ

2014-02-17 シリアで服役中のイラン人を移送:残りの刑期はイランで (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】司法相顧問・司法省司法権連絡事務局局長代理は、シリア国内の刑務所に収監されているイラン人服役囚のうちの一人を我が国へ移送したと発表した。      ヘダーヤティー同顧問は、ISNA(イラン学生通信)の取材に対し、こう発言した。      シリア国内において有罪判決を受け服役しているイラン人らのうちの一人が、シリアの司法当局者と、イランの外務省・司法省の間での必要な手続きと調整ののち、バフマン月28日[2月17日]未明、残りの刑期をイランにおいて服役するため、我が国の 全文をよむ

2014-02-15 内相「ドラマ『いにしえの地』に対する抗議活動は穏やかなものだった」 (Iran紙)

【イラン紙オンライン版】       内相は土曜日[15日]夕方の記者会見で、記者たちの質問に答えた。       アブドッレザー・ラフマーニー・ファズリー内相は会見で、連続ドラマ『いにしえの地』に対して、いくつかの州においてバフティヤーリー族が抗議していることについて、次のように述べた。      番組の放映は、いずれにしても、バフティヤーリー族の心情を傷つけるものだった。バフティヤーリー族は正真正銘のイラン人の一部であり、昔も今も常に革命の道を〔その他のイラン人たちと〕共に歩んできた民族であ 全文をよむ

2014-02-14 革命後初の女性炭鉱技師、今日も地下へ:サラーパルデ鉱山長として活躍 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】鉱山での労働は、極めて過酷である。しかし、サラーパルデ炭鉱では、一人の女性採鉱技師が、男たちと肩を並べて、果敢にも鉱山労働にあたっている。      鉱山で働く女性を写したハミード・サーデギーの一連の写真は、極めて興味深いものだ。メフル通信記者であるサーデギーは、彼の写真集で、この採鉱技師の女性についてこう記している。      メフナーズ・ミールザーイー、1359年[1980/81年]ケルマーン州ザランド県生まれ。採鉱学の学士を取得。過酷な、かつ、本人の言葉で言え 全文をよむ

2014-02-10 2月11日革命記念日前夜:光の雨と《神は偉大なり!》が空に広がる (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】《神は偉大なり(Allah akbar)!》の叫びがイラン全土にこだまし、1392年バフマン月22日[2014年2月11日]前夜のイランの夜は、光の雨で輝いた。      テヘラン市内25か所と300か所以上の市と村では、今夜21日[2月10日] 夜9時、テヘラン市庁およびイラン・イスラーム共和国国軍の尽力により、[花火が打ち上げられ]光が振り撒かれた。      イスラーム・イランの人々は、イラン・イスラーム革命の勝利の「夜明け(ファジュル)」[ホメイニー師が2月 全文をよむ

2014-02-06 村落地域での医者不足、深刻化 (Jam-e Jam紙)

 イラン医療制度機構の理事長は、国内の村落地域に務める医師らがやる気をなくしつつあることに警告を発し、「国内の村落地域では、6000名の医師が務めているが、彼らが受け取る報酬額が極めて低いために、〔今年(3/21〜)に入って?〕2000名の医師が辞職した」と述べた。       アリーレザー・ザーリー氏はメフル通信とのインタビューで、「84年〔=2005年〕から医師に支払われる報酬が一定化された。村落地域の医師に支払われる額は同年、極めて良好で、村落地域に行くのを医師らは互いに競ったほどだった。 全文をよむ

2014-02-04 ガン患者の多い州はアゼルバイジャン、アルダビール、テヘラン、エスファハーン (Jam-e Jam紙)

今後15年間で国内のガン患者数は2倍に       国立癌計画の責任者は、「ガン発生率の多い州は、東西アゼルバイジャン、アルダビール、テヘラン、及びエスファハーンの各州であり、この病気の発症原因の3分の2は、生活スタイルや喫煙に関係している」と述べた。       アリー・ガンバリー=モトラグ氏は保健省で開かれたガン予防週間会議の席上で、次のように述べた。      西暦2000年には、世界のガン患者は1000万人で、2020年までに2000万人に達することが予測されていた。それ以来、世界中で報 全文をよむ

2014-02-04 《世界で最も熱い場所》の近くで積雪4センチ:ケルマーン (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】シャフダードの郡知事は、シャフダードのヤルダン地帯[※1]で初の積雪が観測されたと発表し、こう述べた。      《地球上で最も熱い場所》[※2]に近い、シャフダードの沙漠が初めて、白く覆われたのだ。   ※訳注1:「ヤルダン」とはウイグル語で風蝕による「険しい崖のある土丘群」を指す。通常、乾燥地帯に出現する。   ※訳注2: 同ケルマーン州ルート沙漠内で、70.7度が観測されたことを指す。シャフダードのヤルダン地帯もルート沙漠の一部。なお、観測史上《最も熱い》か否 全文をよむ

2014-02-03 カスピ海沿岸に豪雪(2):4日間で1万800人を救助、2都市125の村で停電・断水 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】赤新月社救難救助機構長官代理人は、イラン全土の吹雪による事故で1万800人を救助したと発表した。同氏によると、この4日間で、1300台の自動車が救難救助活動によって雪と吹雪の中から助け出された。       メフル通信によると、同長官代理のモジュタバー・セイフは、現時点で79人が重軽傷を負ったと述べた。同氏はこの4日間での豪雪と吹雪で国内18州が被った影響について言及し、現時点で3600人の同朋が、ハイウェイ救難拠点やモスク等に一時避難していると発表した。      全文をよむ

2014-02-03 カスピ海沿岸に豪雪(1):35 の救助チームが出動、11,000個のナンを届ける (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】赤新月社救難救助機構の出動担当副長官は、「[イラン北部カスピ海南岸の]ギーラーン州、マーザンダラーン州の大雪で、国内8州から合わせて35の救難救助チームが、上記2州へと向かった」と述べた。      ナーセル・チャルフサール副長官は、ファールス通信に対し、次のように述べた。      ギーラーン州、マーザンダラーン州の大雪ために、各都市を結ぶ幹線道路が遮断され、35の救難救助チームが、缶詰などの食料品を輸送・配給しているほか、道路で雪のために動けなくなった人たちの救 全文をよむ

2014-02-03 「商品バスケット」(食糧配給)の受け取り、混乱つづく:2人が死亡 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】「商品バスケット」[※1](低所得者層への食糧配給)の配布において、これまでに二人が死亡し、一人が病院に搬送されている。      ※訳注1:「商品バスケット」の中身は、卵、チーズ、米、鶏肉、サラダ油などと報じられている。なお、米は「インド産」とされる。      ■第一の犠牲者:86歳の老人      犠牲者の一人は、テヘランに住む高齢の男性だった。彼は日曜日、「商品バスケット」を受け取るために、テヘラーンサルの配布センターへと出かけた。長い行列に並んで順番を待っ 全文をよむ

2014-01-29 8年間《出演禁止》だったアフマディーネジャードのそっくり俳優:「前大統領がゆるしてくれたら、もちろん彼の役を演じるよ (Jam-e Jam紙)

【今日の各紙朝刊紙面:ガーヌーンから】      もしもアフマディーネジャード前大統領がいつかゆるしてくれたらくれたら、必ず彼の役を演じるよ。もちろん、僕のこの顔でね。   これは、舞台、 映画、テレビでドラマで活躍するベテラン俳優マフムード・バスィーリーがイラン学生通信のインタビューに対し語った言葉だ。      喜劇的・風刺的な役を演じることの多いこのベテラン俳優は、過去八年間テレビに出なかったことについてこう語った。      連続ドラマ「ホドホド書店」への出演契約をしたとき、まだ実際に演 全文をよむ

2014-01-28 ホラーサーン・ラザヴィー州で保護者のいない子供たちが増加中 (Mardomsalari紙)

 ホラーサーン・ラザヴィー州で保護者のいない、あるいはネグレクトを受けた子供たちが増えている最大の要因は、〔親の〕麻薬中毒である。麻薬中毒は家庭を破壊し、離婚をもたらす災厄であり、こうした災厄の中で、子供たちは忘れ去れ、無責任に路上に捨て置かれている。       メフル通信の報道によると、「文化と芸術のゆりかごの地」では、保護者がいなかったり、ネグレクトを受けた子供たち——天使である彼らが犯した唯一の罪は、無責任な両親を持ったことだけだ——の悲痛な叫びが日増しに大きくなっているという。両親たち 全文をよむ

2014-01-28 生涯独身者の予備軍、女性は男性の3倍:130万人中、98万人が女性(下) (Jam-e Jam紙)

■ 一人暮らしという名の危険       生涯独身を貫くことの危険性に対し、われわれの社会では然るべき形で真剣に注意が払われていないのが現状だ。というのも、国の多くの関係者たちが、この問題は新しい問題であり、これまでこの件についてしっかりとした研究が行われていないと指摘して〔、対策を講じることに消極的になって〕いるからだ。       アジア太平洋人口研究センターの学術委員のモシュフェグ氏は次のように指摘している。      一人暮らしは多くの悪影響をもたらす。社会学的な研究によれば、こうした人 全文をよむ

2014-01-28 生涯独身者の予備軍、女性は男性の3倍:130万人中、98万人が女性(中) (Jam-e Jam紙)

 実際、国全体では生涯独身だと確定してはいないが、いまだ結婚していない〔結婚適齢期を過ぎた〕男女が合計で130万人存在するのである。さらに懸念すべきは、独身女性の数が独身男性よりもずっと多いことである。人口学協会会長のモハンマド・ミールザーイー氏は、独身女性が多い理由を、ジャーメ・ジャム紙に「〔独身〕女性が〔独身〕男性に比して多いことは、実際問題、懸念すべきことだ。現在、結婚年齢が上昇しており、かつて15歳から19歳の間に行われていた女性の結婚数が減っているのである」と指摘する。       ア 全文をよむ

2014-01-28 生涯独身者の予備軍、女性は男性の3倍:130万人中、98万人が女性(上) (Jam-e Jam紙)

【社会部:メフディー・アーイーニー】皆が皆、「それ」がもたらす否定的な影響について口にしてはいるが、しかし多くの論文や調査はこのことを取り上げてはいない。一部の専門家らの指摘によれば、生涯独身を貫く女性をめぐる問題は最近になって生まれた現象で、これまで然るべき形で注目されてこなかったという。実際、戸籍庁の発表した統計によれば、49歳を越えているにもかかわらず、これまで結婚したことのない男女が、国内には15万2千人暮らしており、そのうち女性の数は9万人に達し、結婚を回避する男性たちの数を上回ってい 全文をよむ

2014-01-25 エスファハーン女性の母乳に鉛やカドミウム、砒素、水銀が:大気汚染の影響 (Jam-e Jam紙)

 WHO上級顧問を務めるロオヤー・ケリーシャーディー氏は、「エスファハーンで行われた調査によると、大気汚染に晒された母親の母乳から、鉛やカドミウム、砒素、水銀が検出された」と述べた。       イラン学生通信の報道によると、同氏は「きれいな空気会議」の席上、次のように述べた。「人々は一般に、大気汚染は年配の人や心臓病、肺機能障害を患った人に、最も大きな影響が及ぶと考えている。しかしながら、実のところ、妊婦や胎児、乳児が最も大きなダメージを受けるのである」。       WHO上級顧問の同氏は続 全文をよむ

2014-01-23 テヘラン州賠償金(ディーヤ)副本部長:「過失犯1000人を釈放」 (Hamshahri紙)

テヘラン州賠償金(ディーヤ)本部の本部長代理は、過去20か月間に過失犯(非・故意犯)で刑務所で服役していた1097人を釈放すると発表した。      IRNA(イラン国営通信)によれば、メフラバーン本部長代理は、木曜日に開かれた記者会見でこう述べた。      これらのうち624人は罰金刑、473人には「血の賠償金」(ディーヤ)[※1]による刑が科せられていた。   ※訳注1:被害者が被った身体的損害に対する賠償金のこと。しばしばblood money(血の賠償金)と英訳される。      同本 全文をよむ

2014-01-16 大統領、フーゼスターン州の献身者・殉教者家族らに語る:「我々はあなた方への奉仕を誇りとしなければならない」 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】大統領は、「献身者[※1]や殉教者らの家族を敬うことは、儀礼的なものではなく、真の務めである」と述べた。      ※訳注1:「献身者」とは、法的には、「[イラン・イラク戦争において]連続して6か月以上従軍した者、もしくは全従軍期間が9か月以上におよぶ者」を指す。また、戦災傷害者と「解放された者」[イラクの捕虜となり停戦後に解放された者]も含む。       イラン国営通信の報道によれば、ホッジャトエスラーム・ヴァルモスレミーン[アーヤトッラーよりワン・ランク下のイ 全文をよむ

2014-01-16 テヘラン~ウィーン直行便、3月から再開 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】オーストリア航空は、同国からテヘランへの直行便が1年間の運航停止を経て、3月11日(イラン暦エスファンド月20日)より再開されると発表した。       今週日曜日(1月12日)、イランおよび西洋諸国の高官らがジュネーヴ合意履行の第一歩を双方1月20日(イラン暦デイ月30日)より開始すると公式に表明したことを受けて、オーストリア航空担当者らによる直行便再開の決定が発表された。       オーストリアは他のEU加盟諸国の多くと同様、イランと5+1グループ (国連常任 全文をよむ

2014-01-15 イラン国内で7万人とも:化学兵器による戦災傷害者の確定と認定 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】殉教者・献身者財団の医学委員会委員長は、化学兵器による傷害者の割合の調査について発表した。      メフル通信を引用したハムシャフリー・オンラインによれば、セイイェド・ヌーラッディーン・エルム・バラーディー委員長は次のように発言した。      殉教者・献身者財団の保健医療担当部局の医学委員会は、戦災傷害者の内訳の調査を行うのが唯一の任務である。化学兵器による汚染を受けたと確信している人々の傷害状況の特定のために彼らの臨床的状況が調査される。検査の中で化学兵器特有 全文をよむ

2014-01-12 女性警備員の任用はじまる:女性専用公園、プール、結婚式場などで需要 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン:社会部】      ■≪女性専用空間≫をいかに警備するか       警察は女性専用の空間のために女性警備員の雇用を計画している。      女性警備員らは諸々の場所の警備に必要となる教育を受け、警備機関に所属して職務に従事する。女性(専用)公園、女性(専用)プール、結婚式場[※1]、美容院などはとりわけ女性警備員の存在が必要な空間だ。      訳注1:イランにおけるイスラーム教徒の結婚披露宴は、原則として(建前としては)男女別々の会場で行われる。花婿が女性会場に 全文をよむ

2014-01-09 アカデミー製の《代替語》を使うべき(1):外来語に固執の司会者、クビに (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】ペルシア語言語文学アカデミーのゴラームアリー・ハッダード=アーデル所長は、アカデミーが認定した単語への嘲笑を、国民の言葉への侮辱であると述べた。      同所長は、外来語に対して選定された[ペルシア語起源の語彙・語彙素に基づく]《代替語》を人々が嘲笑するのは、レザー・ハーン治世[※原文のまま、在位1925-1941年]下のアカデミー時代からつづく習慣であると述べた。そして、たとえば、「ネクタイ」の代替語として選定された「装長吊 (deraz-aviz-e zina 全文をよむ

2014-01-09 アカデミー製の《代替語》を使うべき(2):不必要な外来語は取締りの対象にも (Hamshahri紙)

 ペルシア語言語文学アカデミーのハッダード=アーデル所長は発言の中で、同アカデミーの単語選定部門において、外来語に対して検討された[ペルシア語起源の語彙・語彙素に基づく]《代替語》 の数は、約8万語に及び、うち認定された単語数は4万5千語であったと明かした。       同所長はまた、ペルシア語の役割と重要性、その地位について次のように述べた。      ペルシア語は、我々イラン人のアイデンティティの主柱の1つであり、もし我々が「イラン国民とは、何を意味するのか」「他の国民と区別されうる、どのよ 全文をよむ

2013-12-24 麻薬中毒の夫、妻の鼻と唇を切り取る:女性への残虐暴力にアフガニスタン議員ら抗議 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】アフガニスタンの国会議員らは、女性に対する暴力がこれ以上続くのを食い止めるために、犯罪者に対するキサース刑[同害報復刑]の適用を求めた。議員たちはこのような非人道的犯罪を減らす唯一の方法はキサース刑だと考えている。この種の暴力事件の最も新しいものは二日前にアフガニスタン[西部]のヘラート市で発生した。       「アフガン人の声(アーヴァー)」通信の報道によれば、ある男が妻の鼻と唇を切り落とした後に逃亡した。同国の治安当局は、男が逃走中であることを認め、未だ逮捕に 全文をよむ

2013-12-19 イラン初の女性市長が誕生:26才のバルーチー族女性 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】私はバルーチー族の女です。私が住む街の市政に関する禁忌を破りました。私のたったひとつの望みは、緑の街と青い空なのです。      彼女はサーミイェ・バールーチゼヒー26歳、独身、スンナ派である。スィースターン・バスーチスターン州コラート(中心都市は「サルバーズ」)の市長となった。バルーチーゼヒーが空前絶後の存在であるのは、これだけにとどまらない。彼女は、コラート市議会の絶対多数の票を得て、この地位をわがものとしたのである。      シャルグ紙は、次のように報じてい 全文をよむ

2013-12-19 若者たちが直面する問題:雇用と結婚 (Jam-e Jam紙)

 スポーツ青年省の戦略研究センター所長は、15歳から29歳の若者の人口がマイナス成長に転じつつあることに危機感を示した上で、「雇用と結婚が、1千万人に及ぶイランの若者たちが抱える主な問題である」と述べた。       イラン学生通信の報道によると、モハンマド・タギー・ハサンザーデ氏は全国の青年問題の専門家らを集めて開かれた「青年問題に関する研究と計画作りに関する専門会議:課題と解決策」の席上、「国勢調査によると、7500万人強に達するイランの全人口のうち、2369万4194人が15歳から29歳の 全文をよむ

2013-12-17 都会で毎日のように起こる喧嘩、その原因(下) (Jam-e Jam紙)

〔‥‥〕       法医学庁が発表した統計によると、一日に約1900人の人が国内各地で路上での喧嘩・揉め事を起こし、殴り合いや喧嘩の発展が原因で、警察や法医学庁の厄介になっているという。警察の介入なしに終わったものの、街の平穏を破壊した物理的な喧嘩や口論の件数が、この統計の数倍に及ぶことは、間違いない。       専門家らの指摘によると、法医学診察センターを訪れた人たちの半数以上が負傷しており、負傷の約2割は路上での喧嘩が原因だという。新聞やニュースサイトの事件面で目にするのは残念な事件の数 全文をよむ

2013-12-17 都会で毎日のように起こる喧嘩、その原因(上) (Jam-e Jam紙)

 あなたはどのようにして死にたいだろうか?拳で殴られて?それとも鉄の棒で殴打されて?あるいはナイフで刺されて?はたまた銃殺?どれでも変わりはない。路上で喧嘩が起きれば、何が起きてもおかしくはない。実際、些細な出来事が原因で、互いに知りもしない相手ともめて、互いを困難な状況へと巻き込む、数々の事件を我々は毎日のように警察署や裁判所で目にしている。       クラクションを鳴らしたとか、ちょっとぶつかったとか、「ガン」をつけたとか、体を押したとか、そういったことが揉め事の原因となる。一度謝ってしま 全文をよむ

2013-12-17 イランで麻薬中毒者が最も多い都市はテヘラン (Jam-e Jam紙)

 イランには132万5千人の麻薬中毒者が確認されており、これが麻薬中毒者数に関する公式統計となっている。しかし、未確認の麻薬中毒者の数はこの数倍に及ぶと言われており、内務大臣によれば600万人(の麻薬中毒者の家族)が、直接的に麻薬中毒と格闘しているという。       麻薬対策本部の報告が示すところでは、アヘン、覚醒剤、クラックが国内で濫用されている麻薬の上位を占めており、それに次いで一定程度男女に人気があるのが、ハッシッシやグラスである。       国内で確認されている麻薬中毒者132万5千 全文をよむ

2013-12-17 第四世代の麻薬、イラン国内に流入 (Jam-e Jam紙)

麻薬対策本部長代理、植物性向精神薬のイラン侵入間近を警告      【社会部:マルヤム・ハッバーズ】今のところ「影」のような状態だが、しかし間もなく、その「本体」が姿を現すだろう。世界の主要麻薬生産者らは最近、第四世代の麻薬を市場に投入したが、そう遠くない将来、それはイランの消費市場にも進出することが予想されている。       これは深刻な警告だ。問題となっているのは新たな種類の向精神薬であり、麻薬対策本部はその副作用を警告している。麻薬対策本部長代理のターハー・ターヘリー氏は、ファールス通信 全文をよむ

2013-12-17 判事らによる電話相談制度、拡充へ向け予算措置への期待高まる (Jam-e Jam紙)

 司法権副長官は、予算や設備が賄われるならば、600人の判事による法律相談を市民に提供する用意があると述べ、「この措置は、犯罪の発生を防ぎ、ささいな諍いを解決させることに効果を発揮する可能性がある。司法機関で処理される裁判件数の増加を食い止めることができるだろう」と述べた。       ホッジャトルエスラーム・ハミード・シャフリヤーリーは「司法権129制度」の状況について、「市民から寄せられる法律上の質問に答えるために、この電話制度が開設されて2年になる。現在、1日あたり約2万5千件の電話があり 全文をよむ

2013-12-12 医療ツーリズムのため設備拡充:イラク・クルディスタンの患者らがターゲット (Mardomsalari紙)

【地方部】[ケルマーンシャー州の]ガスレ・シーリーン病院で、医療ツーリズムのための整備が進められている。医療担当副学長は、イラク人患者らの取り込みのため今年末[2014年3月]までに、ガスレ・シーリーン病院において専門的な手術を実施するための各診療科の設備と必要なサービスを整えると発表した。      ケルマーンシャー医科大学の医療担当副学長は、イラク人患者達の取り込みのため今年末[2014年3月]までに、ガスレ・シーリーン病院において専門的な手術を実施するため、各診療科の設備と必要なサービスを 全文をよむ

2013-12-12 司法権長官、西洋の人権批判を批判「司法権は非論理的な議論には耳を貸さない」 (Jam-e Jam紙)

 司法権長官は、非論理的で偽りに満ちた議論に司法機関が耳を貸すことはないと強調した上で、「我々は自らの職務をしっかりと続ける。何故ならば、イスラームでは人権に関する最も崇高な価値が認められていると、我々は確信しているからだ」と述べた。       司法権広報部が伝えたところによれば、アーヤトッラー・サーデク・アーモリー=ラーリージャーニー長官は昨日の司法権高官会議の場で、「人権デー」にかこつけて西洋人らが提起している一部の主張について触れ、「何世紀にもわたって他国を植民地化して、その資源を略奪し 全文をよむ

2013-12-12 「アフリカ通り」を「マンデラ通り」に:テヘラン市議会で可決 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】テヘラン市市会議員の動議により、テヘランの2つの通りにネルソン・マンデラ氏とカーゼム・モッタメドネジャード博士の名を付ける2つの緊急法案が可決された。      テヘラン市議会予算計画委員会の委員であるゴラームレザー・アンサーリー議員は、テヘラン市議会での演説前の発言で、[12月5日の死去以後つづく]マンデラ氏への哀悼を受け、マンデラ氏の死と自由主義、平和主義、そして人間の平等の権利における彼の功績について述べた。      同氏はまた演説の終わりに、「アフリカ通り 全文をよむ

2013-12-11 アーヤトッラー・マカーレム、フェイスブックをめぐるファトワー請求に回答 (Jam-e Jam紙)

 フェイスブックがなぜ禁止(ハラーム)なのか、理由を明らかにするよう求める動きが、マルジャエ・タグリード(宗教最高権威)の一人であるアーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーに対して出されていることを受け、同マルジャの事務所はフェイスブックへの立ち入り禁止の理由を問うファトワー請求への回答を公表した。アーヤトッラー・マカーレムに手紙を出して理由を問い質していた人物としては、特に政治学教授のサーデグ・ズィーバーキャラーム〔※〕氏の名を挙げることができる。      ※訳注:サーデグ・ズィーバーキャ 全文をよむ

2013-11-30 マシュハドで麻薬中毒の女性が増加 (Jam-e Jam紙)

 ホラサーン・ラザヴィー州福祉庁の麻薬中毒予防局の専門家は、「マシュハドの麻薬中毒者らが集まっている場所では、麻薬中毒にかかっている女性の数が40%増加している」と述べた。       モハンマド・アッバースィー氏はメフル通信とのインタビューで、〔‥‥〕現在社会のあらゆる階層がこの問題を抱えていると強調した上で、「調査が示すのは、体重の減少や美しく均整のとれた体型を手に入れることが、女性たちが麻薬に走る最も大きな理由であり、近年、女性たちはこの目的で麻薬に引き込まれていることである」と述べた。  全文をよむ

2013-11-29 大気汚染による休園・休校日には、働く母たちにも休暇を! (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン:社会部】大気汚染[による一斉休校・休園]の日に仕事を持つ母親も休業となる案が、大統領府女性・家族問題担当副大統領オフィス[※]より提議され、現在政府の法律部門に委ねられている。      [※]訳注:ハータミー政権下で創設された「大統領府女性参画問題センター」が、アフマディーネジャード政権下で「大統領府女性家族問題センター」に改称。その後、現ロウハーニー政権での組織改編を受けて活動を継続している。      [大気汚染値が高い日に]保育園や学校が突然休みになり、一 全文をよむ

2013-11-27 イランにおけるエイズ感染ルート、33%が性交渉 (Mardomsalari紙)

保健省エイズ局長によれば、メフル月1日[2013年9月23日]までの国内のエイズ患者数が、2万7千人を超えた。また、イラン暦1391年[2012年3月-2013年2月] の統計では、エイズウイルス感染者の33.2%は性交渉によって感染しており、また、感染者の実際の数は9万人にのぼると推測される。      アッバース・セダーガト同局長はファールス通信のインタビューで、以下のように述べた。      複数の医科大学で集計されたデータによると、[イランの]エイズウイルス感染者の総数は、9月23日ま 全文をよむ

2013-11-27 10〜49歳のイラン人のうち300万人は字が読めず:男女格差は解消 (Mardomsalari紙)

識字教育運動機構長官によれば、イランの人口の10〜49歳にあたる人々のうち、およそ345万6千人が文盲である。   アリー・バーゲルザーデ同長官は、イラン学生通信(ISNA)のインタビューに対して、国の識字教育の状況に触れ、次のように述べた。      最新の国勢調査(イラン暦1390年[2011年3月~2012年2月にあたる])によるとイラン人口の14.6%は読み書きができないと答えており、971万9千人がこれにあたる。   教育省次官でもあるザーゲルザーデ氏によれば、識字教育運動の対象である 全文をよむ

2013-11-26 女性の66%が暴力の被害者に(2) (Mardomsalari紙)

 ボルハリー氏は、「司法権や警察、さらに福祉庁などは皆、私たちに向けて、心理学者にこそ女性への暴力を抑制する重要な役割があると指摘し、家族問題解決に警察や司法の存在が必要とならないよう、私たちに教育を初めとする行動に出て欲しいと訴えてきているのだ」と説明し〔て、心理学者・精神科医らに社会でのさらなる活動を促し〕た。       この講習会の続きで、医科大学学術委員を務めるアミール・ホセイン・ジャラーリー氏も〔‥‥〕「暴力」の国際的定義について言及し、「脅迫行為や、自身ないし他者を害するような考え 全文をよむ

2013-11-26 女性の66%が暴力の被害者に(1) (Mardomsalari紙)

 イラン人女性の66%が人生が始まってから〔1度は〕暴力の被害者となっていること、女性に対する暴力が多いのはコルデスターン地方だということ、暴力の種類の点でもっとも暴力的な街は〔イラン南西部の〕アフヴァーズだということ、保健省の責任者たちは暴力問題に対する関心が低いこと、イランでは社会的支援の観念が貧困であること‥‥。これらは、「配偶者からの暴力の犠牲者の治療に取り組む救急センター講習会」で取り上げられた最重要テーマを列挙したものだ。       メフル通信の報道によると、「女性に対する暴力をな 全文をよむ

2013-11-23 全国のモスクで《若い夫婦のため》の教育プログラム:各州に政府予算が振り込まれる (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】スポーツ青年省の結婚計画・家族向上課長は、モスクでの夫婦のための教育プログラムがこの課の計画と監督で進められていることに触れ、「モスクでの夫婦教育に関わる全州の執行予算が各州の口座へ配分された」と述べた。       マスウード・アミーニー同課長はイラン学生通信とのインタビューにおいて、次のように述べた。      モスクでの夫婦教育プログラムの政府予算は、一か月前から各州の口座へ振り込まれており、たとえば、第一段階としてテヘラン州では、20のモスクが指定され、4千 全文をよむ

2013-11-21 ストリート買春の70%が既婚男性 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン家庭版】イラン社会の中で売春は、倫理観や基本的価値基準という観点から罪とみなされている。これゆえに男性の70%は自身の性衝動を結婚によって、すなわち、イスラーム法に適った、かつ[世俗]法上の関係に基づいて、実現している。      [オンライン誌]「ファラー・ナシュル」のレポートを引用したジャーメジャム・オンライン生活版によれば、マジード・アブハリー氏はこの問題を報告するとともに、結婚を性衝動を制御するための最良かつ最も理にかなった方法であるとし、次のように述べた。  全文をよむ

2013-11-12 2200人以上の麻薬中毒者・乞食・ホームレスらを整理更生 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】テヘラン第11地区のテヘラン市文化社会担当副市長は、薬物中毒者やホームレス、乞食らを集めて整理し、テヘラン市中心部の特定区域でこれら社会的困難者らを監視下におくための措置を継続的に行うと発表した。       [ニュース・ウェブサイト]テヘラン・サマーの報道によると、モハマド・キャリームロウ同副市長は以下のように述べた。      社会的発展という観点 での枠組みで、社会的困難者への対策と薬物中毒者や乞食、ホームレスらを登録して特定区域に集め、[治療や更生に向けての 全文をよむ

2013-11-12 ハーメネイー最高指導者「イスラーム世界は強要された対立に巻き込まれている」 (Jam-e Jam紙)

太極拳の女性チャンピオン、獲得したメダルをハーメネイー最高指導者にプレゼント       イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨朝、今年のハッジ(メッカ巡礼)の責任者・関係者らと面会し、その中でハッジは神からの贈り物であり、イスラーム世界が共通に必要としているものについて〔世界のイスラーム教徒が〕互いに理解を深め合うにあたって、尽きることのない可能性を秘めていると指摘した。同師はその上で、「イスラーム世界が今日直面している重大な問題の一つに、イスラーム共同体内部の宗派対立 全文をよむ

2013-11-12 司法権報道官「ガメ・ザニーのような誤った伝統には取り締まりを行う」 (Jam-e Jam紙)

 モフセニー=エジェイー司法権報道官は昨日、記者会見でアフマディーネジャードやメフディー・ハーシェミーに対する裁判から、妨害電波をめぐる問題に至るまで、記者からのさまざまな質問に答えた。その中で同報道官は、ムハッラム月の行事で行われる一部の「誤った伝統」について、取り締まりを行う予定であることを明らかにした。       ファールス通信の報道によると、ゴラームホセイン・モフセニー=エジェイー師はホセイン哀悼行事の際に行われる、〔ナイフで額を突く〕ガメ・ザニーのような一部の「誤った伝統」について、 全文をよむ

2013-11-11 鬱病の拡大を抑えるための新たな計画がスタート:少なくとも13.4%のイラン人が鬱に直面 (Jam-e Jam紙)

【社会部:アミーン・ジャラールヴァンド】前保健省次官がこれまでの保守的姿勢を覆して、ここ数年間で精神疾患がイランで広まるようになったこと、〔患者の数は人口の〕約19%から23%に達していることを明らかにしたのは、まさに数ヵ月前のことだった。       もちろん、ファーテメ・ラフシャーニー次官の指摘によると、彼女の友人のなかにはこうした数字を公表しないよう忠告した人もいたが、しかし彼女はこうした数字を公表しても何ら問題はないと信じていたという。       精神疾患に関する統計データについては口 全文をよむ

2013-11-10 インターネットを利用して結婚するのは若者のわずか2%:婚活サイトは大儲け (Mardomsalari紙)

 国会調査センターの報告書によると、イラン国内の結婚でインターネットを介して成立したものは全体のわずか2%とのことである。その一方で、昨今婚活サイトが広く普及している。       ハバル・オンラインの報道によると、若者たちにとって結婚は、就職に次いで最も大きな心配の種である。そしてこの心配ごとは、晩婚化の進行によって、当然のように年々「老齢化」している。       他方、イランでインターネットの普及が進んだこの10年間に、若者の男女関係も新たな様相を呈するようになっていることも事実である。ま 全文をよむ

2013-11-07 ケルマーンシャー医科大学歯学部に10の歯学専門学科を新設 (Mardomsalari紙)

【地方部】ケルマーンシャー医科大学のモハンマドレザー・ニークバクト学長が、同大学歯学部に10の歯学専門学科を新設することを発表した。式典で同学長は、歯を健全に保つことは、世界保健機関 および、世界の、特に発展途上国の医療機関が掲げる重要なプランの一つであ るとの認識を示したうえで、次のように述べた。      歯の健康は人間の[体全体の]健康につながるものであるため、人間の健康にかかわる最も重要なテーマのひとつであるとされる。   同学長はまた、ケルマーンシャー医科大学のアプローチは今後発展して 全文をよむ

2013-11-06 コンピューター犯罪法の問題点(1):イスラーム指導相「フェイスブック利用を違法とする法律は撤廃すべき」 (Mardomsalari紙)

フェイスブックのフィルタリング解除の必要性について文化イスラーム指導相が見解を表明したのと時を同じくして、イラン弁護士協会連合会長も、「フィルタリングされたサイトの利用は罪にはあたらない」と述べた。      文化イスラーム指導相はフェイスブックというSNSのフィルタリングを解除し利用しやすくすることについて、以下のように述べた。      フェイスブックだけでなく他のSNSソーシャルメディアも利用可能でなければならない。今現在も、利用可能であるのと同様に。ただし、[これらのメディアの利用を]違 全文をよむ

2013-11-06 コンピューター犯罪法の問題点(2):弁護士連合会長「フィルタリングされたサイト利用の違法性と刑罰、明確ではない」 (Mardomsalari紙)

※本記事(1)でイラン弁護士協会連合のバフマン・ケシャーヴァルズ会長は「フィルター解除ソフトの使用は犯罪であり、フィルタリングされたサイトを利用したユーザーは罪を犯したとみなされる」と法律上、明確に示されているわけではない」との見解を述べた。      同会長はまた、ISNA(イラン学生通信)のインタビューで次のように明かした。      フィルタリングされたサイトを使用した人物への刑罰の執行がどうなるか、ということは私にも正確には分からない。私がコンピューター犯罪法の条項を調べたところでは、こ 全文をよむ

2013-11-05 最大規模の反米デモ、行われる:声明文、核交渉チームへの支持を表明(下) (Jam-e Jam紙)

 昨日のデモ行進の終わりに、「神の日アーバーン月13日反抑圧全国デモ」の最終決議文が読み上げられた。この決議文の一部には、次のようにある。「勇敢で誇り高きイスラーム的イラン人民は、覇権体制と闘争する自らの革命的行動を誇ると共に、アメリカを大悪魔であり、イラン国民にとってナンバーワンの敵と見なす者である」。       アーバーン月13日のデモ行進に参加した人々はまた、次のように指摘している。      ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者の監督)を中心とし、革命最高指導者の賢明なる意志と指導を軸とし 全文をよむ

2013-11-05 最大規模の反米デモ、行われる:声明文、核交渉チームへの支持を表明(上) (Jam-e Jam紙)

 「抑圧と闘う世界の日」のデモ行進が、昨日テヘランで、全国770箇所と同時に、特筆に値するほど多くの若者・青少年らが参加する中で行われた。デモ参加者らは反抑圧のスローガンを叫ぶことで、虐げられし世界の諸国民に対する抑圧諸国の振る舞いへの怒りと嫌悪の念を露わにした。       本紙記者の報告によると、デモに参加したテヘラン市民らは昨日、4キロメートルに及ぶイラン国旗をたなびかせ、「抑圧諸国に死を」のスローガンなどが書かれたプラカードを手に行進を行った。       神の日アーバーン月13日〔11 全文をよむ

2013-11-04 <世界一の汚染都市>フーゼスターンで酸性雨か?(2):過去にもイラク戦争などで酸性雨、原因究明急ぐ (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】アフワーズ・ジュンディーシャープール医科大学保健担当副学長は、患者から採取したサンプルの詳細な分析を行い発症原因に関する最終的な見解を発表するまでにはしばらく時間がかかると述べ、こう発言した。      医科大学ではこの問題の究明のため委員会が組織され、すべての治療センターでも患者らの受け入れのために警戒態勢に入っている。   汚染物質の正体と影響      汚染物質の一部は埃の形で地表面に残り、他の物質は大気中に拡散する。そして硫黄酸化物や窒素酸化物などを大量に含 全文をよむ

2013-11-04 マカーレム=シーラーズィー「ホセイン哀悼行事が政治的問題とまぜこぜになるような事態は避けよ」 (Jam-e Jam紙)

 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーはメッセージを発出し、その中で今年のアーシューラーのホセイン哀悼行事は例年以上に盛大に行われるだろうと述べた上で、説教師や〔ホセインらの悲劇を吟ずる〕マッダーフたち、ならびに哀悼行事の参加者らに対し、哀悼行事を党派的・政治的問題と混ぜ合わせることのないよう呼びかけた。       メフル通信の報道によると、ムハッラム月を目の前に控えて発出されたこのメッセージの中で、マルジャエ・タグリードである同師は、「現在、〔地域や職業団体、学校ごとに組織される〕各宗 全文をよむ

2013-11-04 <世界一の汚染都市>フーゼスターンで酸性雨か?(1) :3000人が急性呼吸器疾患 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】二日前、[イラク国境・ペルシア湾岸の]フーゼスターン州で雨が降り始めたと同時に、当初、[同州都]アフワーズで、その後は州内の他の諸都市で、呼吸器の症状を訴える市民が治療センターへ殺到した。日曜日の午後までに患者の数は3千人以上に達した。酸性雨と考えられる降雨が原因で、フーゼスターンの各治療センターは警戒態勢に入った。       アフワーズが再度、世界一汚染された都市であるとされてからまだ1ヶ月も経たないうちに、呼吸器疾患発生の新たな波が始まった。アフワーズ・ジュン 全文をよむ

2013-11-01 18歳少女がネット上で友人にいやがらせ:出会い系サイトに登録 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】ある18歳の少女は友人への嫌がらせのために、友人のプライベート写真と連絡先を、「結婚相手や交際相手を探す」出会い系の非道徳的なサイトに投稿し、友人に苦痛を与えた。そのため少女は、[イラン北東部]ホラーサーン・ラザヴィー州サイバー警察によって逮捕された。       ジャーメジャムの報道によれば、同州サイバー警察本部長 モフセン・エルファーニー大佐は、同事件に関して本紙記者にこう語った。      先週、ある少女がサイバー警察に現れて、次のように訴え出た。   「ある 全文をよむ

2013-10-27 イラン性転換事情:男性から女性への転換が多い傾向に (Mardomsalari紙)

 テヘラン州法医学庁の精神医学診察部門の所長は、イランにおける性転換をめぐる状況について説明した上で、「男性性から女性性への性転換は、女性性から男性性への性転換の約8倍である」と述べた。       メフディー・サーベリー博士はメフル通信とのインタビューで、次のように述べた。      イラン法医学庁の精神医学診察部門の仕事の一つは、性同一性障害を訴える人々の訴えについて調査することである。もちろん、こうした人たちは、性的逸脱者やその他の障害が原因でこのような症状を示している人々とは区別しなけれ 全文をよむ

2013-10-27 テヘラン市民の14%は高額な医療費によって毎年貧困化:保健省医療担当次官 (Mardomsalari紙)

 保健省医療担当次官は、「保健省の最新の推定によれば、医療費が極めて高額で耐えがたいために、国内の7%、テヘラン市民では14%が毎年貧困化している」と述べた。       保健省の医療・医学教育担当次官に新たに就任したモハンマド・アーガージャーニー氏は、ファールス通信とのインタビューの中で、「開発計画では、医療費に対する国民負担は3割以下に抑える予定となっていた。しかし、保健省の最新の推定によれば、現在国民は医療保健費の60%以上を自らのポケットから支払っている。これは開発計画法に基づいて到達し 全文をよむ

2013-10-27 スポーツ青年省次官「テヘランでは離婚が40%増加」 (Mardomsalari紙)

 スポーツ青年省の青年問題担当次官は、国内で記録された離婚件数について、「全国平均で20%の結婚が離婚に終わっている」と述べた。       イラン学生通信の報道によると、協同労働福祉相や国会議員らが出席する中で開催されている第一回「心理学者やコンサルタントの社会参加が社会の精神的健康向上において果たす役割について考える国民会議」の中で、ゴルザーリー次官は結婚・離婚の領域に関する統計について触れ、「戸籍統計によると、離婚件数はテヘランで35%から40%増加している」と述べた。       同氏は 全文をよむ

2013-10-26 精神病患者の治療費は狂気の沙汰:2週間の入院で400〜500万トマーンなり (Jam-e Jam紙)

【社会部:アミーン・ジャラールヴァンド】今やイラン国民の5人に1人が精神障害を患っている。これは保健省が発表した統計データであるが、もちろんこの中には不安症や鬱といった軽度の精神疾患も含まれている。しかし〔精神障害を患っている〕この20%のうち、約1%は重度の精神疾患に苦しんでいる市民で、その多くが入院治療を必要としている。       イラン医科大学学術委員会の委員を務めるカーゼム・マラクーティー氏はこう語る。「精神病患者の一日の入院治療費の平均は、180万トマーン〔※約6万円〕ですが、一年間 全文をよむ

2013-10-22 イスラーム指導相「我々は『検閲(サンスール)』という言葉を受け入れない!」 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】ジャンナティー文化イスラーム指導相は、書籍管理局において行われた変革と、書籍検閲におけるロウハーニー政権とアフマディーネジャード政権の相違点について、イラン学生通信に次のように語った。      我々は「検閲(サンスール)」という呼称を受け入れられない。我々はかつて、「検閲」というのは、尊敬を欠いた、書籍評価の名称であると言った。我々は書籍評価における文化イスラーム指導省の諸政策をこれまでに幾度も示しており、これについて新たに述べることは何もないと私は考えている。  全文をよむ

2013-10-09 国会議員、喫煙による死亡者について、驚くべき数字を公表 (Mardomsalari紙)

 国会保健委員会のスポークスマンは、喫煙が原因の病気の治療に年間1000億トマーン〔約33億円〕もの費用がかかっていると指摘した上で、「喫煙が原因の死亡者数の増加を食い止めるために、政府と国会は対策を講じるべきだ」と訴えた。       国会通信の報道によると、〔ギーラーン州〕アースターネイェ・アシュラフィーイェ選出のモハンマド・ホセイン・ゴルバーニー議員は〔‥‥〕喫煙ならびにそれによって〔国に〕強いられたコストについて、驚くべき数字を明らかにし、「年間、国内で650億本のタバコが消費され、その 全文をよむ

2013-10-07 統計は語る:「イランの若者たちが結婚相手を選ぶ基準とは?」(2) (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】ISPA(イラン学生意識調査センター)のアーガースィー・センター長は以下のように述べた。   「若者たちが結婚相手を選ぶ基準を男女別々に調査・分析をしたところ、次のような結果になった。全体として、《就業と満足な収入》が、女性の回答者 からは他の基準よりも重視されており、男性は《貞節・貞操》を他の基準よりも重要だとしている。」      イランの若者たちがいうところの結婚適齢期とは?      続けて、アーガースィー氏は、   「この意識調査では、男性の結婚適齢期と女 全文をよむ

2013-10-07 統計は語る:「イランの若者たちが結婚相手を選ぶ基準とは?」(1) (Hamshahri紙)

 イランにおいて「結婚の日」とされている、[シーア派初代イマーム]アリー(彼のお方に平安あれ)とファーテメ・ザフラー(彼のお方に平安あらんことを)[※]の結婚記念日〔ヒジュラ太陰暦のズー・アルヒッジャ1日、2013年は10月6日〕にあわせて、イラン学生意識調査センター(ISPA)による最新調査の結果の一部が公表された。      ※訳注:ファーテメ・ザフラーは、預言者ムハンマドの娘。また、アリーはムハンマドの従兄弟でもある。       イラン学生意識調査センター長のモハンマド・アガースィー氏は 全文をよむ

2013-10-01 盲目の反抗:青少年の多感な時期を考える (Iran紙)

【ファリーバ―・ハーン・アフマディー】青少年の反抗は、社会に犯罪が生まれる第一歩であり、専門的な管理・統制によって、彼らを健全な生活の道へと導くことが可能となる。       一部の犯罪者(あるいは今日の強盗恐喝犯であり、かつての家庭内暴力者だった者、と言った方がいいかもしれない)の過去を一瞥して分かるのは、彼らはまさに自らの恐喝行為、暴力行為、窃盗行為を青少年時代から始めていること、そしてその温床は家庭内にあることである。       一部の父母の心の内に寄り添い、彼らの話に耳を傾けて分かるの 全文をよむ

2013-09-24 イラン・イラク戦争の様子をテヘランで再現へ:「聖なる防衛」週間で (Jam-e Jam紙)

 「聖なる防衛」週間〔※〕の期間中、ヴェラーヤト公園にて、ラマダーン作戦の再現が行われる。これによりテヘラン市民は、間近で戦争の現実を見て、それを実感することができるだろう。      ※訳注:「聖なる防衛」は1980年から8年間続いたイラン・イラク戦争のことで、開戦日に当たるシャフリーヴァル月31日(西暦9月22日)からの1週間は「聖なる防衛」週間と命名されている。       この再現は革命防衛隊「預言者ムハンマド」隊の「ザフラー」旅団によって、日没前の1時間に行われる。       イラン 全文をよむ

2013-09-16 イランでの流産の確率、30% (Mardomsalari紙)

【社会部】第10回「イラン婦人産科学国際会議」の学術書記を務めるチャーイチヤーン博士は、女性が妊娠期間中に覚醒剤成分を含んだ痩せ薬を使用すると、危険な症状を起こすと警告し、「残念なことに、妊娠期間中に、体重増加を防ぐために、こうした重篤な症状を引き起こす薬を利用する女性が一部にいる」と指摘した。      〔‥‥〕       ショフラー・チャーイチヤーン博士はまた、何にも増して肥満こそ女性に様々な問題を引き起こすと指摘した上で、「肥満は妊娠しづらい体質をもたらし、流産や胎児の奇形、妊娠にともな 全文をよむ

2013-09-16 警察長官、フェイスブック解禁の噂を牽制 (Mardomsalari紙)

【社会部】治安分野との関連でここ最近取り沙汰されている話題に、政府関係者のフェイスブックへの参加と、それによって強まっているフェイスブックへのフィルタリング解除の噂、ならびにバッドヘジャービー(ヘジャーブの乱れ)取り締まり再開をめぐるものがある。これに関し、治安維持軍総司令官は昨日、その他の問題とともに、自身の見解を示した。       アフマディー=モガッダム司令官は記者団の前で、次のように述べた。      政権は現在、樹立の途上にあり、経済問題の解決と平穏の確立をその最優先課題としている。 全文をよむ

2013-09-07 イランでのフェイスブックのフィルタリング解除、近し? (Mardomsalari紙)

【社会部:レザー・ヴァーヘディー】社会的自由の拡大を約束したロウハーニー政権の発足にともない、政府関係者が人気SNSのフェイスブックにメンバー登録する流れが加速、彼らのSNSへの参加が活発化している。その一方で、フェイスブックはイランではフィルタリングの対象となっている。一部の当局者がフェイスブックに対するフィルタリングを回避することは、この人気SNSへのフィルタリングが〔国によって〕正式に承認されたものではないことを示している。       これまで数人の政府関係者がフェイスブックのメンバーと 全文をよむ

2013-08-21 フーゼスターン州で給水実施の可能性も (Mardomsalari紙)

 フーゼスターン州マーフシャフル、ヘンディージャーン、及びオミーディーイェ選出の国会議員であるハビーブ・アーガージャリー氏は、「フーゼスターン州内の多くの町が、飲み水の問題に直面している」と述べた。       ファールス通信がヘンディージャーンから伝えたところによると、アーガージャリー氏は昨日、ヘンディージャーン県の抱える諸問題を検討するために、同県の責任者らを交えて開かれた会議の中で、「フーゼスターン州、特にヘンディージャーン市、マーフシャフル市、オミーディーイェ市、及びラームホルモズ市にお 全文をよむ

2013-08-12 一日にイラン国内で1730件の喧嘩が発生 (Mardomsalari紙)

 今年の春期〔2013年3月21日〜6月21日〕、喧嘩がもとで法医学庁を訪れた人が16万1555人に上ることが分かった。       イラン法医学庁の報告によると、今年の春期、16万1555人が喧嘩がもとで法医学庁を訪れた。この数字は昨年同時期比で3.5%の減少だった。昨年同時期に同じ理由で法医学庁を訪れたのは16万7454人だった。       春期に喧嘩がもとで法医学庁を訪れた人のうち、11万2858人は男性、4万8697人は女性だった。またこの報告によると、訪れた人の多かったトップ3の州は 全文をよむ

2013-08-12 テヘランの若者の約半数がインターネット中毒の危険に (Mardomsalari紙)

 スポーツ青年省戦略研究所の所長は、50.8%の若者がインターネット中毒の危険に晒されているとした上で、「インターネット中毒は特に男性の間で多い」と述べた。       モハンマド・タギー・ハサンザーデ氏はイラン学生通信とのインタビューの中で、さらに「88年〔2009/10年〕に15際から29歳までの若者を対象に、中毒症状の蔓延状況について行われた調査の結果、重度のインターネット中毒にかかっている若者は1.9%、インターネット中毒の危険に晒されている若者は50.8%だったことが分かった」と付け加 全文をよむ

2013-08-07 国家基準庁、基準外の中国製注射器を回収するよう保健省に最後通牒 (Jam-e Jam紙)

 国家基準庁基準実施監視局の局長は、基準に満たない中国製の注射器が国内に出回っていることを明かした上で、「これらの注射器は細菌に汚染されているにもかかわらず、保健省による監視が行われていないために、国内に流入してしまっている」と述べた。       フェレイドゥーン・ボルガーリー氏はファールス通信とのインタビューの中で、「経済特別政策本部の決定により、注射器の輸入に対する監視は保健省に委ねられている」と語った。       同氏はその上で、保健省には国内に輸入されるすべての注射器を細菌汚染や機能 全文をよむ

2013-08-06 オーストラリアという蜃気楼:移住を夢見て海の藻屑と消えるイラン人、後を絶たず (Jam-e Jam紙)

【社会部:メフディー・アーイーニー】希望と財産のすべてをカバンに詰め込み、カネのこと以外は何も考えぬ悪徳業者の口車に乗せられる違法移民たち。「違法移民らがインドネシアの海上で溺死」、あるいは「違法移民らを乗せた粗悪な船が沈没」といった時折報じられるニュースこそ、こうした安直な人々が迎える結末に他ならない。       アリーはオーストラリアへの違法渡航を決意し、悪徳業者の手配した船が沈没したために、現在インドネシアに留め置かれている、数千という人たちの一人である。彼はどのように移住を試みたかにつ 全文をよむ

2013-07-28 アフマディーネジャード、大学設立の許可を得る (Mardomsalari紙)

 マフムード・アフマディーネジャード大統領は直近に開かれた文化革命最高評議会の会議で、テヘランに大学を設立する許可を取得した。      ※訳注:大統領は文化革命最高評議会の議長を務めている。       文化革命最高評議会の情報筋はタスニーム通信とのインタビューの中で、「この会議では、文化革命最高評議会でのアフマディーネジャードの8年間にわたる活動と、同評議会の定期的な開催に対して、評議員らから感謝の意が伝えられた上で、同氏の申請を認めて、全会一致でテヘランに大学を設立する許可を同氏に与えた」 全文をよむ

2013-07-27 水不足が深刻に:首都の一部の地域で断水 (Jam-e Jam紙)

 気温の上昇に伴い、首都テヘランでの水の使用量がこれまでになく上昇し、そのために当局がテヘランの一部地域で断水を余儀なくされる事態となった。こうした措置は広報が行われなかったために、市民生活にさまざまな支障をもたらした。       本紙記者の取材によると、気温が比較的上昇したことに伴い、電力省ならびに国やテヘラン市の水道局の関係者らは数週間前から、節水を行い、水を正しく利用することが必要だと警告を発するようになっていた。しかしこうした警告の一方で、〔当局者らは〕断水や水の配給制の実施はないと強 全文をよむ

2013-07-20 ウルミエ湖を待ち構える塩沙漠の運命:すでに75%が乾燥 (Jam-e Jam紙)

【社会部:メフディー・アーイーニー】専門家らがウルミエ湖の危機的状況について初めて警告を発してから、約13年が経過した。しかしこの問題に対しては、今日まで積極的なアクションが取られてこなかったばかりか、ウルミエ湖の状況は日に日に悪化している。少し前のこと、第9期国会のウルミエ選出議員が〔国会での〕演説の中で、ウルミエ湖の状況について危機的と形容した上で、もしこのままの状態が続けば、近い将来、アゼルバイジャン地方はアゼルバイジャン沙漠と呼ばなければならなくなるだろうと警告するまでに、状況は悪化して 全文をよむ

2013-07-20 国内の既婚受刑者は14万人 (Jam-e Jam紙)

 全国刑務所庁社会保障・教育局の局長は、国内には23万人の受刑者がおり、その内14万人は既婚者であるとした上で、「その内の7万人は物的支援を必要としている」と述べた。       ファールス通信によると、アリー・アクバリー局長は、全国で受刑者らを支援する組織として、180の団体が活動していることを明らかにした上で、「県・郡知事や検事、刑務所長、および町の顔役らがこうした団体のメンバーとなっており、全国刑務所庁は国内にあるこれらの市民団体の調整役を務めている」と付け加えた。       同局長は受 全文をよむ

2013-07-18 ロウハーニー支持本部:「≪次期大統領と芸術家らの懇談会≫は、ロウハーニーとは無関係」 (Mardomsalari紙)

【同紙7面】次期大統領ハサン・ロウハーニー事務所は、「ハサン・ロウハーニーとの何々」と銘打った記者懇談の開催について次のようにコメントした。      次期大統領の行動予定やイベントの発表を行うのは、ハサン・ロウハーニー事務所のみである。芸術家らとの懇談というような予定は、今後の日程に入っていない。    新政権への移行完了期に、次期大統領の名前を持ち出して行われる会合開催について、ロウハーニー事務所は以下のように強調した。      次期大統領の全行動日程は、ロウハーニー事務所から各メディアに 全文をよむ

2013-07-17 エネルギー相ら、夏本番に向け節電と節水をよびかける:水を「配給制」の地域も (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】酷暑続きの夏。水の過剰使用に対する最近の警告の後、エネルギー省の担当者らは、今度は電気の利用に関して警告を発し、人々に停電を回避するための節電を呼びかけた。      ハムシャフリーの報道によると、エネルギー省は次のように発表した。      ピーク時の電力使用量は、去年の同時期と比較して約4000メガワットも増加し、4万4718メガワットにまで到達した。      エネルギー相のマジード・ナームジュー氏は同時に 、家庭での利用者や商業・工業利用者によって 電気の使 全文をよむ

2013-07-15 国家エリート財団、頭脳流出について最新の統計を発表 (Jam-e Jam紙)

1382年から1386年〔西暦2003から2007年〕の間に、科学オリンピックの金メダリストの約33%、大学統一入学試験の上位成績者の19%が海外に移住      【社会部:アミーン・ジャラールヴァンド】国内外のニュースサイトを参照してみると、エリートの国外流出について相矛盾する数字に出くわすものだ。ここ数年の間に数百万人もの選良たちが国を出たと主張するサイトも、中にはあるほどだ。矛盾に満ちた数字が氾濫しているためだろうか、昨日「国家エリート財団」はこうした曖昧模糊とした状況に対処すべく、エリー 全文をよむ

2013-07-15 59%の少女が家族に距離感 (Jam-e Jam紙)

 保健省は、若者とその両親との間に距離感が生まれることが、〔青少年による〕危険な行動の背景を生むのだとする調査結果を発表した。公表された統計によると、イラン社会に住む少女の59%、少年の40%が家族に対して居心地の悪さを感じているという。       保健省青少年健全局の局長はファールス通信との会見で、この調査の詳細に触れて「行われた調査によると、39.4%の少年たちが自分の父親と話す際に居心地の悪さを感じていると答えた。少女たちの場合、この数字は59%以上に及ぶ」と述べた。       ゲラー 全文をよむ

2013-07-15 国会前で患者らが集会 (Mardomsalari紙)

 免疫機能に障害を持つ患者らが、この病気の治療薬の狂乱的な高騰に抗議して、国会前で集会を開いた。       イラン労働通信の報道によると、免疫機能障害用の治療薬が20倍にまで上昇したことに抗議するために、国会前で患者らによる集会が行われた。こうした中、患者らは、この病気の治療薬(IVIT)〔※ビタミン欠乏症用の治療薬のことと思われるが、未詳〕の価格が狂乱的に高騰したことで、治療の可能性が事実上奪われていると訴えている。       免疫機能障害に苦しむ患者らによると、2万トマーン〔約580円〕 全文をよむ

2013-07-14 エスファハーンで水不足が深刻化:水圧が急激に低下する時間帯も (Mardomsalari紙)

 エスファハーン州水道社の運用担当副社長は、「前例のない気温の上昇と水の利用増加によって、水道社が確保している水資源の量が厳しい制約に直面している。断水や〔給水車による〕水の配給を回避するには、市民の節水しかない」と述べた。       モジタバー・ゴバーディヤーン氏は昨日、ファールス通信エスファハーン支局とのインタビューの中で、気温が上昇し、水道利用者による消費量のピークが増えていることに触れ、「水道社が確保している水資源の量は、厳しい制約に直面している。もし市民が節水しなければ、危機的な状況 全文をよむ

2013-07-14 テヘラン市長環境問題顧問「首都に生息するネズミの頭数は管理されている」 (Mardomsalari紙)

 テヘラン市長の環境問題顧問を務めるヘイダルザーデ氏は、「テヘラン市に生息するネズミの頭数は管理されている。もしそうでなければ、今頃市内ではネズミたちが跳梁跋扈していただろう」と述べた。       ヘイダルザーデ氏はイラン労働通信(ILNA)とのインタビューで、テヘラン市内のネズミをめぐる状況について、「この点でのテヘラン市内の状況は大変良好であり、ネズミたちの頭数管理に成功している。ネズミ問題は制御しきれるものではないからだ」と述べた。       同氏は、ネズミの駆除のために生物学的手法、 全文をよむ

2013-07-10 大使館は何のため?:イラン代表バレーボールの勇者たちへの仕打ち (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】昨夜(7月9日)モスクワ発テヘラン行きの飛行機の乗客のひとりが、我が国の英雄であるバレーボール選手たちの遭遇した状況への、あまりの配慮のなさに対し、極めて残念だと語った 。      マシュレグニュースは、この旅行者からの以下の投書を掲載した。      昨夜ロシア旅行からの帰路に、モスクワのシュレメチェボ空港にいたところ、残念な、また本当に失望させられる場面に出くわしました。その状況は様々な国、特にロシアで我々の大使館は、そもそも何のために作られたのか、という疑問 全文をよむ

2013-07-08 識字教育運動機構長官「非識字率、懸念すべきレベルに」 (Mardomsalari紙)

【社会部】イラン人ははるか昔から、高い読み書き能力・知識の持ち主であった。例えば、イラン高原(今日のケルマーン付近)に紀元前5000年から存在したことが確実視されているジーロフト文明の人々は、十分なレベルの読み書き能力・知的能力を有していた。ところが、文盲はいまだに我々の社会を苦しめる問題の一つとなっているのである。       1390年〔西暦2011/12年〕に公表された統計によると、読み書き能力を欠いた人がイランには計200万人(全人口の3.6%)いるという〔※ママ〕。       135 全文をよむ

2013-07-07 毎年、夏の到来とともに森林火災で多くの損害が発生 (Jam-e Jam紙)

 国内の森林・牧草地帯での火災の発生は、ここ1ヶ月間で増加傾向にあり、それに伴い広範囲にわたる被害をもたらしているが、こうした一連の現象は〔‥‥〕夏の到来とともに〔毎年〕国内で繰り返されてきたものでもある。       コフギールーイェ・ブーイェルアフマド州、チャハールマハール・バフティヤーリー州、ファールス州、及びコルデスターン州は、国内諸州の中でも特に、ホルダード月初旬〔5月下旬〕からこれまでにかけて、牧草地や森林地帯で大規模な火災が発生し、そのために多大な被害を被ってきた地域である。こうし 全文をよむ

2013-07-07 昨年に比べて出生率が2.9%上昇 (Jam-e Jam紙)

 戸籍庁人口統計情報局の局長は、「イラン暦91年〔西暦2012年3月20日~2013年3月20日〕はその前年〔2011/12年〕に比べて、出生率が2.9%上昇した。一次的な調査が示すところでは、この上昇は子供を一人しかもたない家族に対する警鐘の産物である」と述べた。       アリー・アクバル・マフズーン氏は、現在イラン人口の70%を15~64歳、つまり労働活動人口が占めていると指摘した上で、「今後20~30年でイランの人口〔増加〕率は0になり、その後はマイナス成長に転ずるだろう。また65歳以 全文をよむ

2013-07-07 首都で女性乞食が増加 (Mardomsalari紙)

 福祉・サービス・社会参加機構の代表は、「物乞いのような個人的行為と、窃盗や売春、麻薬使用のような犯罪行為の間には、間違いなく密接な関係が存在する」と述べた。      ※訳注:原文には「物乞いのような犯罪行為と窃盗‥‥のような個人的行為」とあったが、逆と考えるのが妥当と考え、訂正した。       ホセイン・ザーレセファト氏はイラン学生通信社とのインタビューの中で、市民の感情を刺激するために乞食が用いている様々な方法について、「彼らは時に〔市民の〕感情を刺激するために、状況に応じてボロボロの服 全文をよむ

2013-07-06 国際数学競技会2013、イラン・チームは団体戦でチャンピオンに (Jam-e Jam紙)

「テヘラン数学の家」の児童生徒16人のチームが、ブルガリアで開催された「国際数学競技会」(IMC)[※1]の団体戦で、チャンピオン(金メダル以上[※2])に輝いた。      ※訳注1:大会正式名称は、「国際数学競技会」Bulgaria International Mathematics Competition 2013 で、個人戦と個人スコアの国別総計によって競われる団体戦とがある。         ※訳注2:団体戦では、最上位である「チャンピオン」のほかに、1strunner-up と2nd 全文をよむ

2013-07-05 登録監視本部書記:「私立学校の履修登録金、値上げの上限は15~25%まで」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】児童生徒・登録監視中央本部の書記は、「私立学校の履修登録金は、最低でも15パーセント、最大で25パーセント上昇しており、この基準を上回る値上げを禁止する」と発言した。       ガーセム・モスタギーム書記はファールス通信とのインタビューの中でこう発言した。      現在、国全体で800人の登録[監視]本部書記が、諸学校における児童生徒の(履修)登録の手続きを監視している。    同書記は、認められている基準以上の登録金の値上げを禁止すると述べて 、こう言った。  全文をよむ

2013-07-05 ペルシア湾のサンゴ、死滅の危機 (2) :移植計画を実施、港湾庁の海域管理がカギ (Jam-e Jam紙)

【同紙15面】環境保護庁海洋環境担当副長官 のキャルバースィー氏は、ペルシア湾の数か所で行っているサンゴの移植についても述べた。      サンゴの移植は全地域で、あるいは、通常の環境下にあるサンゴに対して行われているのではなく、サンゴが死滅の危機にある場所のみで行っている。      たとえば、ある地域では、波止場が建設される予定であり、環境保護庁はその計画を阻止することができなかったため、サンゴの移植に同意したものである。   同副長官は、このサンゴの移植に起因する死滅の割合についても続けて 全文をよむ

2013-07-05 ペルシア湾のサンゴ、死滅の危機(1):サンゴ増殖に日本との技術交流も (Jam-e Jam紙)

【同紙15面】環境保護庁の海洋環境担当副長官は、「ペルシア湾のサンゴの3分の2に白化現象が生じており、修復や復元は到底不可能である」と述べた。       アブドゥルレザー・キャルバースィー副長官は更に次のように述べた。      サンゴはペルシア湾の海の自浄作用を担っているものであるため、それらの死によって、同海域の汚染が加速度的に進み、海域内の生物全体の絶滅をもたらす。      こうした意味で 、このサンゴを有性生殖[産卵から稚サンゴを育てる種苗生産]、無性生殖[断片移植]の両面から増殖さ 全文をよむ

2013-07-02 結婚に関する最新の統計で晩婚化傾向が明確に (Mardomsalari紙)

 戸籍庁情報人口統計局の局長は、国内における結婚及び離婚に関する最新の統計を発表し、「35歳以上の男性と30歳以上の女性の婚姻件数が、ここ数年で倍増している」と述べた。       アリー・アクバル・マフズーン氏は、メフル通信の記者のインタビューの中で、最新の人口統計について言及し、「統計によれば、昨年83万1670件の結婚が国の人口情報データベースに登録された」と述べ、さらに次のように語った。      婚姻登録に関する最新の人口統計によると、イラン暦91年〔西暦2012年3月20日~2013 全文をよむ

2013-07-01 スィースターン地方:革命以来、衛生的な飲料水が利用できない状況つづく (Mardomsalari紙)

ザーボルでは水の汚濁が基準の5倍       イラン・イスラーム革命の勝利から35年が経ち、国内のインフラや産業・経済基盤が大きく発展した一方、イスラーム的イランの南東部に住む人々はいまだに、衛生的な飲料水が得られないことに苦しんでいる。       メフル通信の記者が伝えたところによると、スィースターン地方では34年以上にわたって、都市水道網に浄水施設がなく、安全な飲料水が得られない状態が続いてきた。1387年〔西暦2008/9年〕にスィースターン地方の都市部の水を浄化するための施設の建設が始 全文をよむ

2013-06-27 サラフィー主義分子らによるシーア派住民の虐殺:エジプト・ギーザ県 (Jam-e Jam紙)

【同紙6面】〔エジプトの〕ギーザ県ザーウィヤ・アブームサッリム村で、サラフィー主義分子 らによって4人のシーア派住民が殺されたことは、国内外で様々な反応を呼び起こした。〔在エジプトの〕各国大使館関係者らはこの事件についての調査 を求めた。       ファールス通信によると、アン・パターソン米大使はこの事件について、犠牲者の遺族に追悼の言葉を述べ、エジプト政府に犯人らを処罰するよう求めた。また在カイロ・イギリス大使館は、外務・英連邦省のアリステア・バート中東担当政務次官が「この流血事件は自身の憂 全文をよむ

2013-06-25 イルカのいないイルカパーク、ミーラードタワーでオープン! (Mardomsalari紙)

テヘラン初のイルカ水族館、混乱と人だかりとデタラメだけをプレゼント       テヘラン初のイルカ水族館(イルカパーク)が、ティール月2日〔西暦6月23日〕日曜日、ニーメイェ・シャアバーン〔※イスラーム太陰暦シャアバーン月15日、お隠れの第12代イマーム生誕記念日〕の夜に、人だかりと極度の混乱の中でオープンした。しかしそこに、イルカの姿はどこにもなかった!       ニュース・サイト「ファルヤードギャル」の報道によれば、テヘランのミーラードタワーにできたイルカパークは、内陸部にオープンしたもの 全文をよむ

2013-06-23 国会議員、中国製コーランの輸入を批判 (Mardomsalari紙)

 国会の宗教指導者会派のメンバーであるムーサヴィー=ラールガーニー師は、国内の書籍市場に中国製コーランが見受けられることを批判し、「中国製コーランは、文化イスラーム指導省の責任者たちの怠慢の産物だ」と述べた。       セイエド・ナーセル・ムーサヴィー=ラールガーニー師は国会通信とのインタビューの中で、国内の書籍市場に中国製コーランが散見されることを批判した上で、「遺憾なことに、国の文化行政に責任をもつ当局者たちの怠慢と監視不足が原因で、モフル〔※〕や礼拝用絨毯、およびコーランなどが中国等の国 全文をよむ

2013-06-20 35人の女性裁判官の卵が誕生 (Jam-e Jam紙)

【同紙17面】裁判官教育の責任者は、女性修習生らが修習課程を終え、国の検察庁において35人の女性検事補が任官されたと発表した。      ※訳者注:2012年に司法権に「任官修習センター」が創設された。同センターのゴラームレザー=モヴァッヘディヤーン所長による本記事の談話は、「任官修習センター」第一期生となる修習生らに関するものと思われる。       モヴァッヘディヤーン所長は、メフル通信とのインタビューの中で、司法修習が3段階で行われることに触れ、以下のように話した。      裁判官[の卵 全文をよむ

2013-06-11 大学界、次期政権に男女分離の廃止を希望:ジャリーリーは分離に賛成、ロウハーニーは反対(下) (Mardomsalari紙)

男女分離をめぐる議論の発端はどこ?       性別による分離についての議論は第9期政権〔=第一次アフマディーネジャード政権〕の始動と各大学の学長の変更に伴って、新たな様相を帯びるようになった。そして第10期政権〔=第二次アフマディーネジャード政権〕で、ついに実施段階に至った。       アフマディーネジャード大統領は約2年前、性別分離計画の実施に不満を漏らし、科学相に書簡を送った上で、「こうした表面的な愚策はただちに中止する」よう求めた。しかし科学相がこの計画を停止することはなく、アフマディ 全文をよむ

2013-06-11 海の健全化、いまだ道半ば (Jam-e Jam紙)

イラン北部地域への夏季旅行が始まっているが、その一方で現地の海岸では旅行者らを迎え入れる準備が整っていないのが現状      【イラン部:ファーテメ・モラードザーデ】イラン北部州のカスピ海沿岸地域には毎年、特に春と夏の季節になると、何百万人という観光客が訪れる。しかし、そのために必要とされる十分な設備はいまだ十分に整っていない。こうした不十分さを埋めるために20年前から行われてきた海岸健全化計画も、いまだこれらの問題を完全に解決するだけの効果をあげていない。       ここ1週間のことだが、ア 全文をよむ

2013-06-11 大学入試受験者を狙った詐欺の新たな手口:国家教育評価庁が警告 (Jam-e Jam紙)

【社会部:アミーン・ジャラールヴァンド】全国統一試験の実施まで、約二週間となった。この時期、入試対策の塾に立ち寄ってみたり、あるいはテヘランのエンゲラーブ通りやその他の大都市の大通りを散歩して遭遇するのは、1392年度〔西暦2013年〕統一試験の合格を保証する甘い言葉や〔「当塾に通わなければ合格は難しい」といった〕脅し文句の数々であり、試験問題集の販売等である。       こうした甘い言葉や脅し文句の中には、「ほんのささいな金額で試験問題を受験生にお分けします」、あるいは「予想問題があなたのも 全文をよむ

2013-06-11  大学界、次期政権に男女分離の廃止を希望:ジャリーリーは分離に賛成、ロウハーニーは反対(上) (Mardomsalari紙)

 大学における男女分離政策については、大統領選立候補者たちの間で賛否両論がある。その一方で、国内の大学界は週末に行われる予定の選挙で、この政策を中止してくれそうな人物が大統領に当選することに期待を寄せている。       ニュースサイト「ファルヤードギャル」の報道によると、数日前に行われたサイード・ジャリーリー氏の演説では、会場が男女に分けられ、男性はメインホールで、女性は別室で演説を聴いた。大学における男女分離についてさまざまな議論が提起されていることもあって、このことは直ちにメディアの注目を 全文をよむ

2013-06-09 不均衡発展の代償:大都市に広がるスラム街(上) (Jam-e Jam紙)

大都市の多くに存在するスラム街は多くの社会問題の発生源      郊外のスラム街の住民の大部分は、これといって失うべき資産をもたない移住者たちから成っている。彼らは大抵、かつて小都市で暮らしていたが、大都市へと移住することで最低限の望みを叶えようとしている人たちである。      【社会部:アミーン・ジャラールヴァンド】郊外のスラム街をめぐる問題は、都市生活にとって慢性的な問題と考えられており、それがもたらす社会的病理は遅かれ早かれ、都市住民すべてに影響を及ぼすだろう。       一部の市民が 全文をよむ

2013-06-09 不均衡発展の代償:大都市に広がるスラム街(下) (Jam-e Jam紙)

前を読む    同氏は、大都市のもつ魅力は資金力のない移住者たちを大都市郊外へと引きつける触媒の役割を果たしていると指摘した上で、「郊外のスラム街の住民がもつ多くの共通点とは、彼らが名もなき存在だ〔=一般社会から見捨てられ、人間としての尊厳を失った存在だ〕という点にある。そのため、厳しい状況下での生活も、彼らにとって比較的容易なものとなっている。名もなき存在であることが、郊外のスラム街の住民の間に共通の痛みの感情を作り出し、そのことが厳しい状況に彼らが耐えることを楽にさせているのである」と続けた 全文をよむ

2013-06-06 男のおしゃれはイラン・イスラミック・モードで(2):イラン的・イスラム的デザインの発信から大量生産まで (Jam-e Jam紙)

■これまでの成果:150のデザインの大量生産化が実現      ファッション服飾国民財団の政策評議会のメンバーであるゴバディー氏は、これまでファッション服飾フェスティヴァルにおいて披露されたデザインのうち、どれくらいのデザインが大量生産されたか、という質問に答えて、次のように述べた。      昨年のエスファンド月(2013年2月19日~3月20日)に開催されたファジュル[革命の夜明け]・ファッション服飾フェスティヴァルでは、女性向け衣服、子供服、男性向け衣服で、あわせておよそ750ものデザイン 全文をよむ

2013-06-06 イラン国内学校で学ぶアフガン児童、30万人以上:非合法学校で学ぶ子らも (Jam-e Jam紙)

内務省外国人移民局局長は、アフガン人児童が通っているすべての学校は、教育省と同省国際センターの監視下に置かれていると説明し、「我々は非合法の学校に対する取り締まりを行っている」と述べた。       アズィーズ・ガーゼミー同局長はイラン学生通信(ISNA)とのインタビューで、イラン国内の学校に在籍するアフガン人児童の数について次のように付け加えた。      現在約31万人のアフガン人児童がイランの学校で学習している。このうち、合法的な滞在許可証をもつ子供たちは、居住および勉学継続に何の問題もな 全文をよむ

2013-06-06 男のおしゃれはイラン・イスラミック・モードで(1):ファッション服飾国民財団が新デザインを募集 (Jam-e Jam紙)

【同紙5面】第1回男性向け高級ファッション服飾・フェスティヴァルが、[イスラームの風紀と文化に]≪ふさわしい≫デザインを紹介する目的で近日開催される予定である。      このフェスティヴァルは、過去2年間、女性向けのファッション服飾のデザイン化と提案を目的としたイベントと展示会の開催を主軸としていた。しかし、男性向け衣服の生産において拡大しつつある市場規模に着目し、男性ファッションのイベントも独立した形で開催されることになった。 ファッション服飾国民財団の政策評議会メンバーであるハミード・ゴバ 全文をよむ

2013-06-04 ホメイニー師追悼式典でも選挙アピール:禁止事項にもかかわらず (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】ホルダード月14日(6月4日)イスラーム革命創立者廟(イマーム・ホメイニー廟)において、第24回イマーム・ホメイニー追悼式典が、開会した。      人々は、「気高き指導者よ、われわれは準備ができてるぞ」、「われらが血管に流れる血こそ、われらが指導者への捧げもの」などのシュプレヒコールを挙げながら、最高指導者の演説を待っている。      同式典は、先ほど、イマーム・ホメイニー廟において、何百万というイラン人と、数百人の海外からの来賓を迎えて、開会した。同式典には、 全文をよむ

2013-06-03 基準庁「輸入食品はすべて安全」 (Jam-e Jam紙)

 基準庁長官は、ヒ素に汚染されたコメをめぐって流れているさまざまな噂について全否定した上で、「コメをはじめとする全ての輸入食品には、必要とされる基準が設けられている」と述べた。      〔…〕      ■ 基準を満たさない食品は輸入されない       ここ数年、法的基準の適用範囲が拡大されてきたにもかかわらず、品質面で最低限の項目もクリアされていないような基準以下の食品が、いまだ簡単に市場で見かけることがある。しかし、ネザーモッディーン・バルゼギャリー基準庁長官は本紙記者に、「基準以下の食 全文をよむ

2013-06-03 結婚生活、5年と続かず:早期離婚の数が上昇中なワケ (Mardomsalari紙)

 イランでは結婚生活の持続期間が短くなってきており、5年と続かないようになっている。性的未熟が、この懸念すべき現象の原因の一つとなっているようだ。       ニュースサイト「ファルヤードギャル」の報道によると、国家文書・不動産登記庁長官は、昨年国内では151,763件の離婚の届け出がなされ、5件の結婚のうち1件が離婚という結末を迎えていると語った。同長官が提示した統計によれば、1391年〔西暦2012年3月20日〜2013年3月20日〕にイランでは離婚数が約7%増加したという。      5年 全文をよむ

2013-05-29 イランの働きウーマンたち(1)――ウェイトレス:「時代は変わりましたが、女性がする仕事ではないと考える人たちも多くいます」 (Jam-e Jam紙)

【同紙10面:ニールーファル・アスアディーベイギー】彼女の表情は優しげで、驚くほど親しみを感じる。彼女を見ると、まるで彼女を長年知っていたかのように思うだろう。      ■仕方なくウェイトレスになった      ―「もうずいぶんと昔のことになるが、彼女はこの仕事を仕方なく選んだのだった。しかし、今では自分の仕事に満足している。白いエプロンを腰に巻いて、フライド・ポテトを専用の紙包みの中に手早く入れながら、彼女は自分の仕事と人生について語ってくれる。        ソマイイェ・サイーディーは、も 全文をよむ

2013-05-28 基準庁、海外でパッケージングされたお茶は買わないよう勧告 (Jam-e Jam紙)

 イラン国家基準庁の基準遵守監視担当次長は、インドおよびパキスタンから小麦が輸入されているとの報道を否定した上で、「海外でパッケージングされたお茶は買わないよう、国民に求める」と表明した。       バハードル・カーゼミー氏はイラン国営通信とのインタビューの中で、汚染された小麦や消費期限を越えた茶葉が輸入されているとする一部の報道について、「インド・パキスタンの2ヵ国からは、これまでに一粒の小麦も輸入されていない」と強調した。       また同氏は、「これらの国々から10万トンの小麦を輸入す 全文をよむ

2013-05-26 基準庁「輸入米の安全性を確信している」 (Jam-e Jam紙)

 イラン国家基準庁の基準担当次長は「われわれは輸入米の安全性を確信しており、これまでに疑わしいコメは確認されていない」と述べた。       バハードル・カーゼミー氏はIRNA(イラン国営通信)のインタビューに対して、「コメには基準が適用されており、イランに輸入される貨物はその安全性に確証が得られるよう、必ず税関で管理されている」と明言した。       同氏は、許容範囲を超えた高濃度のヒ素を含むコメに対して基準庁が輸入許可を出すようなことは決してないと指摘した上で、「過去1年間、各種輸入米に対 全文をよむ

2013-05-23 世界最小の『コーラン』?:ミーラード・タワーにお目見え (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】最少の『コーラン』本がミーラード・タワーの展望階にお目見えする。      テヘラン・サマー(テヘラン市広報局)によれば、このコーラン本は、見開きで5センチ×7センチのページに小さく書き込まれたもので、彩飾師により彩飾されたものである。      このコーラン本には宝石細工師により、金箔の装飾もほどこされており、ホルダード月2日[5月23日]からミーラード・タワーの高層展望階で展示される。      彩飾と金箔の細工がほどこされ、小さな文字で書かれたこのコーランは、 全文をよむ

2013-05-22 エブテカール・テヘラン市議、コメのヒ素汚染を警告 (Jam-e Jam紙)

 ヒ素に汚染されたコメをめぐる騒動が、再び取り沙汰されている。テヘラン市議会環境委員会委員長は昨日の市議会での会議で、汚染された小麦や消費期限を越えた茶葉が輸入されている問題を取り上げた上で、ヒ素に汚染されたコメは小児ガンの最大の原因の一つとされていることから、子供にはコメを食べさせないよう、各家庭に呼びかけた。       ILNA(イラン労働通信)によれば、マアスーメ・エブテカール氏は「最近、汚染された小麦や消費期限の過ぎた茶葉の輸入についての懸念が表明された報告書が、さまざまな分野の協同組 全文をよむ

2013-05-21 モロッコ・イナゴの大群、イラン北部へ:深刻な農作物被害 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】      ■イナゴの大群、例年より早い来襲      大群をなして移動し、深刻な被害をもたらすモロッコ・イナゴが、昨年よりも早く、[イラン北東部・ゴレスターン州]のゴンバデ・カーヴースの牧草地にまで到達した。市街地への主要な入口のすぐそばの畑にまで、イナゴの大群が迫っている。      メフル通信が伝えるところによると、専門家らと農業関係者らの報告によれば、モロッコ・イナゴの例年より早い来襲により、今年は、ゴンバデ・カーヴース県の25キロ圏にまで、この災禍が及んで 全文をよむ

2013-05-21 昨年度のイラン人改名者数、一万人を超える (Jam-e Jam紙)

 イラン国家戸籍庁の身元資料局局長は、昨年一年間で10,500人の氏名が変更されたことを明らかにした。       モフセン・エスマーイーリー氏は91年〔2012/13年〕に約13,500件の氏名変更願が戸籍庁の役場に届け出られたと指摘した上で、「このうち、10,500件の申請が認められた」と述べた。       同氏はさらに、「これらの申請のうち、珍しい名前をより一般的なそれに変えたいといったものについては、法令に基づいて変更が認められた」と続けた。       同氏によれば、戸籍庁によって申 全文をよむ

2013-05-19 イラン人巡礼者たちを待ち構えるコロナウイルスの脅威 (Jam-e Jam紙)

サウジアラビアで最多のコロナウイルス感染者が報告、全世界で感染者の半数が死亡      【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】保健相は、国内でのコロナウイルス感染者はこれまでのところ一例も報告されていないと述べている。しかし、この病気への感染者数が最も多いのはサウジアラビアであり、イラン人小巡礼(ウムラ)者たちのサウジ訪問がいまだに続いていることから、巡礼者らがこの病気に感染し、それを国内に持ち帰る危険性が残っている。       わずか一週間前までは、コロナウイルスの名は多くの医師にとって聞き覚 全文をよむ

2013-05-19 徴兵庁長官「警察署、兵役忌避者を逮捕する義務生じる」:兵役法の改正により (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン:メフル通信】徴兵庁長官は、「兵役任務に出頭しない者、兵役逃れを行う者は、徴兵庁からの通告ののち逮捕される」と述べた。      同長官のハミード・サドル・ッサーダート司令官は、以下のように発言した。      兵役の義務を負いながらその任に就かない者たちに対しては、[兵役法]58条に基づき、徴兵庁は法的な対応を取ることができる。我々は兵役任務に出頭しない者、また、兵役逃れを発見した場合、法律に従って、必要な追跡を行うものである。      新たな法律では、兵役任務に 全文をよむ

2013-05-19 第1回国旗フェスタを開催:三部門でアート作品を募集 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】アーティストらの大いなる歓迎を受けて、第1回国旗フェスティヴァルの作品募集期間が延長された。      ハムシャフリー・オンラインによれば、ホルダード月3日[5月24日]までと通知されていた作品募集期限が、5日間延長された。      同フェスティヴァルへの参加希望者は、ポスター、フォト、児童画の三部門で行われるコンテストに自作の作品を送付する。期限は、ホルダード月8日[5月29日]水曜日で、フェスティヴァル事務局宛に郵送のこと。      上記三部門で行われる第1 全文をよむ

2013-05-18 医薬品輸入への公定外貨の割り当て、正式に廃止される (Mardomsalari紙)

 医薬品を輸入するための公定外貨の割り当てが、正式に廃止されることになった。       イラン学生通信の報道によると、今年のオルディーベヘシュト月初旬〔※4月下旬〕、中央銀行は通達を出し、医薬品の輸入には今後、公定外貨は用いられないことを発表した。そうした中、食品医薬品庁の当局者は最新の発言の中で、医薬品の輸入に取引外貨を割り当てる手続きが開始されたことを明らかにした。       食品医薬品庁の医薬品・麻薬監視局の局長代行によると、医薬品の輸入に対する取引外貨の割り当ては、数日前から始まって 全文をよむ

2013-05-16 未婚女性の37%が結婚よりも学業継続を優先 (Mardomsalari紙)

 スポーツ青年省戦略調査研究センター所長は、「青年省で行われた調査の結果によれば、未婚女性の37.4%が、結婚しない理由として、学業継続を挙げており、結婚よりも学業継続を選択しているのが実情だ」と述べた。       モハマドタギー・ハサンザーデ所長は、ファールス通信とのインタビューで、「スポーツ青年省が、テヘランの18才から40才の年齢層の若者から抽出した800名を対象に実施した調査結果によれば、婚姻適齢期にある若者の35%以上が、結婚をして生活を築くことが必要であることは認識しつつも、現状で 全文をよむ

2013-05-15 電力省次官「イラン、近い将来水危機に直面」 (Mardomsalari紙)

 電力省次官は、イランが近い将来、水危機に直面するとの警告を発した。       イラン学生通信によると、アリーレザー・ダーエミー氏は第二回「国際旱魃プログラム」会議で、〔‥‥〕イラン、そして基本的には中東全体が地球の乾燥帯に位置していると強調しつつ、「我々は10年間にわたり、次々と干ばつに直面してきた。降水量は通常の75%まで減少しており、これは北アフリカを起点とする気候変動を示すものである」と述べた。       電力省の上下水問題を担当する同氏は、現在の人口の増加と水不足は明白であると指摘 全文をよむ

2013-05-14 イラン専門内科医協会会長、医薬品不足に陥る恐れを指摘 (Mardomsalari紙)

 イラン専門内科医協会の会長は、〔輸入した〕医薬品を一部の製薬会社が税関から引き取らずに、税関に放置していることについて、「このような状況が続けば、近い将来、医薬品不足に陥るだろう」と警告した。       イーラジ・ホスローニヤー医師はメフル通信とのインタビューのなかで、「一部の製薬会社は、医薬品の輸入のために国から提供される外貨に関する状況がはっきりしないために、輸入した医薬品を税関から引き取ろうとしないのである」と述べた。       同氏は、医薬品の輸入のために国から割り当てられてきた公 全文をよむ

2013-05-14 ゴレスターン州でアフガン人が増加 (Jam-e Jam紙)

 ゴレスターン州に在留する外国人(このうち何人が法的許可ないし就労カードを得て入国したのかは明らかではないが)に関する最新の統計によると、ここ数年、ゴレスターン州、特にゴルガーンならびにゴンバデ・カーヴースでの滞在・就労を希望する外国人が増えていることが分かった。外国人管理をめぐってはこれまでさまざまな努力が行われ、また外国人管理・身元確認のためのシステムの立ち上げが発表されてきたにもかかわらず、である。現在、アフガニスタン国籍の者はゴルガーンとゴンバデ・カーヴースの両市でのみ、滞在が許可されて 全文をよむ

2013-05-14 イラン、胃ガン率で世界一位:1時間ごとに1人が胃ガンで死亡 (Mardomsalari紙)

 イランは世界で最も胃ガン発生率が高く、このガンによって一日に22人の命が奪われている。       ニュースサイト「ファルヤードギャル」が伝えたところによると、数日前テヘラン医科学大学のガン研究所所長は「胃ガンはガン患者の主要な死亡原因となっている」と発表した。       専門家らは、胃ガンはガンの中でも患者数が最も多く、また最も死亡者の多いガンで、国内では毎年1万人がこの病気を発症、特に男性の間で広まっていると指摘する。保健省によれば、我が国は世界でも胃ガンの発症率が最も高く、胃ガンによる 全文をよむ

2013-05-13 婚資金の未払いで現在約2千名が服役 (Mardomsalari紙)

 国家賠償金(ディーヤ)本部の本部長は、今後2ヵ月間で故意によるものではない犯罪で服役している囚人1万名以上が釈放される予定だと発表した。       メフル通信の報道によると、アサドッラー・ジューラーイー氏は日曜日の朝、記者会見の席上で、次のように述べた。      1391年〔2012/13年〕には、故意によるものではなく、かつ詐欺によるものではない犯罪で服役していた囚人9200名以上が釈放され、うち8980名が男性、226名が女性だった。このうち2741名は賠償金の未払いが原因で投獄され、 全文をよむ

2013-05-12 革命最高指導者:女性は革命の防衛のために、自らの存在をアピールせよ (Jam-e Jam紙)

 神聖なラジャブ月(イスラーム暦7月)を前に〔※〕、大学やイスラーム神学校、家庭・婦人問題、行政機関、コーラン活動、メディア、市民組織などで活躍する卓越した女性たち数百名が、昨朝2時間半にわたって、イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下と会見した。      ※訳注:ラジャブ月は、今年は5月11日から始まった。イスラーム太陰暦では日没後から一日が始まるので、5月11日の夕刻以降がラジャブ月1日となり、ハーメネイー最高指導者が女性活動家たちと会見をした同日朝は、厳密にいえばラジ 全文をよむ

2013-05-11 多くの国民が外科医の「心付け」に苦情 (Jam-e Jam紙)

 保健相顧問で、同省の統計情報技術局の局長を務めるホセイン・リヤーズィー氏は、「1490システム」への国民からの〔苦情の〕連絡について詳細を説明し、「医師による心付け〔の要求〕に対する苦情については、2週間以内に調査を行い、回答することになっている」と述べた。       メフル通信によると、ホセイン・リヤーズィー氏は〔医師が患者から〕「心付け」を受け取っているケースとして、「1490システム」にはこれまでに80件の苦情が登録されたことを明らかにし、「これらのうち6割について調査が行われ、〔医師 全文をよむ

2013-05-09 連ドラ『おしん』、27年の時を経てふたたび (Jam-e Jam紙)

■ペルシア語タイトルは『家を離れて幾年月』      1986年、毎週土曜日のその時間になると、街の通りには人影が少なくなった。デパートや公共の場所でテレビのあるところでは、みなが一斉に耳を傾けたものだ。あの連続ドラマ『家を離れて幾年月』――もちろん、みんなそれを《おしん》と呼んでいた――の聞きなれたテーマソングが流れてくるのだ。      あれから27年。ふたたび、《おしん》が「タマーシャー・チャンネル」[ドラマ・チャンネル]から我々の家にやってくる。そして、様々な思い出をよみがえらせてくれる 全文をよむ

2013-05-08 遊牧地に頻発する家畜ドロボー(4):遊牧民の移動路すべてを登記する計画へ (Jam-e Jam紙)

■家畜ドロボーの手口      ギャチサーラーン県遊牧部族民局のバフマン・アーザーディー局長は、昨年、第12月だけでも、同県の遊牧部族民が所有する家畜80頭が盗難に遭ったと述べ、次のように語った。      今年に入り、この1,2か月だけでも多数の家畜の盗難被害の報告が寄せられている。今年の第1月には、凶器を手にした窃盗犯らにより、遊牧民のひとりが怪我をするという事件も起きた。このときは、窃盗団は家畜を持ち去ることには成功せず、未遂に終わったのだが。      同局長は、遊牧民の季節の移動の途中 全文をよむ

2013-05-08 遊牧地に頻発する家畜ドロボー(3):「盗人の顔に傷一つつけられない」 (Jam-e Jam紙)

■女たちと男たちが交代で見張り      今年70才になる[ボイェルアフマディー部族の]アーガーイー族ショクロッラー・セイフィー氏は、さらにこう語った。      今じゃ、[冬営地から夏営地への]道中は、昼間は移動し、夜には見張りをしなけりゃならない。それもこんな具合だ。夜中の12時までは女たちが起きていて番をする。そして、12時になると女たちは眠り、男たちが起きてそのまま夜明けまで見張りをするんだ。   ■「我々は最低限の防御さえできない」      セイフィー氏の言葉を続けよう。      全文をよむ

2013-05-08 遊牧地に頻発する家畜ドロボー(2):閉ざされた遊牧民の「道」 (Jam-e Jam紙)

■移動の季節      遊牧部族のボイェル・アフマディーとガシュガーイーの春の移動が始まった。彼らは、ギャチサーラーン県の丘に別れを告げ、[州都ヤースージのある]ボイェルアフマド県と [隣接するエスファハーン州の]セミーロム県にまたがるデナー[ザグロス山脈最高峰4409m]の山ろくへと向かう。そこで、春と夏を過ごすのだ。むろん移動の道中で盗賊に遭いさえしなければ、である。奴らは遊牧民の財産である家畜を奪っていくのだ。      ■閉ざされた遊牧民の「道」      今年70才になる[ボイェルアフ 全文をよむ

2013-05-08 遊牧地に頻発する家畜ドロボー(1):遊牧民減少の一因に (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】イラン国内の遊牧部族民らは、行政サービスや教育、衛生面など多方面で多くの困難や不足に直面し苦難に耐えてきた。さらに近年の遊牧民らの家畜の盗難被害の増加は、彼らの苦難を倍増させている。      ■ここ何年かで盗難が激増:家畜「強盗」も      羊とヤギの群れが、遊牧部族民らの唯一の資本である。遊牧民はこれらの家畜によって生計を立てているのだ。しかし、盗難に遭い彼らのわずかな資本が失われてしまうことへの恐れは、冬営地で過ごしている間、そして、特に夏営地に向かって移動 全文をよむ

2013-05-07 アーヤトッラー・ジャンナティー「ヘジャーブの乱れた者に対する取り締まりは優しく」 (Mardomsalari紙)

 護憲評議会のジャンナティー書記は、もし警察がヘジャーブの乱れをしっかりと取り締まらなかったなら、ヘジャーブをめぐる状況はさらに悪化しただろうと指摘した上で、「ウラマーと敬虔な信徒は、規範の乱れに対する取り締まりで、警察を支持している」と述べた。       イラン労働通信(ILNA)によると、アーヤトッラー・アフマド・ジャンナティーは全国の治安維持軍の司令官や長官、幹部らを集めた第18回集会において、国内の治安の重要性を強調して、「道徳的・社会的堕落の取り締まりは、治安維持軍の行動の中でもきわ 全文をよむ

2013-05-07 今年のブックフェア、低迷の理由は? (Jam-e Jam紙)

【同紙5面】今日は、開催中の第26回テヘラン・ブックフェア7日目である。モサッラー[広大な屋外集団礼拝の場]に近い会場を訪れた多くの人たちは、昨年までと比べて閑散とした通路や、来場者の少なさに驚愕したであろう。      […]      ■経済問題と政治的不透明      「本の街・文化研究所」代表取締役のメフディー・フィールーザーン氏は、今年のブックフェアの来場者が減少した最も重要な理由として、経済問題に起因する本の価格と、大統領選挙前の政治的先行きの不透明感、そして、外国語書籍部門では通貨 全文をよむ

2013-05-06 遊牧民の血と汗の結晶が、買い叩かれる(3):北ホラーサーン州 (Iran紙)

北ホラーサーン州遊牧部族民局のムーサー・ッレザー・シャードメフル前局長は、現金収入の不足と[生産物を直接販売できる]バーザールがないこと、また、市場を得られないことを、同州の遊牧部族にとって最大の問題であると指摘している。そして、同州で生産される畜産物、とくに、赤身肉[牛や羊の肉を指す]の実に30パーセントが、遊牧民によって生産されていると述べた。         ■銀行の貸し渋りも、遊牧民困窮の原因に       シャードメフル前局長は、さらに、以下のように語った。      必要な現金収入の 全文をよむ

2013-05-06 遊牧民の血と汗の結晶が、買い叩かれる(2):北ホラーサーン州 (Iran紙)

■原因は、公社や連合による買取計画の停止      北ホラーサーン州畜産業連合のアミール・モハンマド・ハークシューリー代表取締役は、以下のように述べた。      [遊牧民が生産する畜産物の]買取委託計画と畜産共同計画が今年から中止になってしまったことで、彼らが必要とする資金[現金収入]を得ることは、これまで以上に困難になった。   ■現金収入はブローカーから      ハークシューリー代表取締役によれば、これらの計画の停止により、遊牧部族民らは、これまで以上に現金収入を仲介業者らに頼るようにな 全文をよむ

2013-05-06 遊牧民の血と汗の結晶が、買い叩かれる(1):北ホラーサーン州 (Iran紙)

■遊牧民の生産活動とその問題      [トルクメニスタンとの国境に位置する、イラン北東部の]北ホラーサーン州――同州の行政責任者らは、近年、遊牧部族民らのために大幅な予算を割いているという。しかし、生活水の確保や夏営地と冬営地間の移動路の整備さえ、十分にはなされていない。そして、遊牧民らは依然として、[夏営地から冬営地へ、また、冬営地から夏営地への]移動の時期には、寒さと暑さのさなかで様々な困難に苦しんできた      遊牧部族民らが生産した畜産物や手工芸品を直接売ることができる小バーザールの 全文をよむ

2013-05-04 「ノー離婚デー」では離婚数の増加を食い止めることはできない (Mardomsalari紙)

 当時国家青年庁長官だったメフルダード・バズルパーシュが1389年〔西暦2010年〕に、ズルヒッジャ月1日〔※イスラーム太陰暦の12月1日、西暦では2010年11月8日〕を前にして、同日を「結婚ナショナル・デ—」と命名し、「ノー離婚デー」にしようと提案してから、3年という月日が経つ。そして〔国家青年庁と体育庁を統合して生まれた〕スポーツ青年省が今になって再び、同じことを言い出している。       ニュースサイト「ファルヤードギャル」が伝えたところによると、ここ数年、社会は離婚という問題に悩まさ 全文をよむ

2013-05-04 治安維持軍総司令官「結婚の減少は西洋風の生活スタイルの結果」 (Mardomsalari紙)

 結婚数の減少、結婚年齢の上昇、そして離婚数の増加は西洋風の生活の結果であり、それは同性愛者の〔同棲〕生活をももたらすだろう。       イラン労働通信が警察のニュースサイトを引用する形で報じたところによると、治安維持軍総司令官は〔‥‥〕ヤズド大学で開かれた「家族と治安国民会議」の閉会式で、「現代の西洋は、家族のあり方にも影響を与えるようなテクノロジーの変化を活用して、この社会制度がもつ価値を標的とするようになっている」と述べた。       エスマーイール・アフマディー=モガッダム司令官は、 全文をよむ

2013-05-04 マーザンダラーン州、1300の村には村役場がない! (Mardomsalari紙)

マーザンダラーン州村落局事務局長は、「わが州の1300の村には村役場がない。また、800の村で9人の村長と9つの議会があるだけである。      レザー・アーザーディー・ケナーリー局長は、マーザンダラーン州議会の企画関連審議の合間をぬってサーリーでファールス通信記者のインタビューに応じ、次のように語った。      わが州の多くの村は、村長や議会をもたないことによって、必要な行政サービスを求める機会を失っている。さまざまな計画、とくに、主導的な計画は、当該地域の行政首長が必要である。   同局長 全文をよむ

2013-05-03 イスラーム指導相、トルコのTVドラマ本の回収を指示 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】イスラーム文化・指導相は、記者会見で、第26回ブックフェアで販売されていた衛星放送の連続ドラマ[※]に関連した書籍について調査するよう指示したと発表した。      [※]訳注1:   『華麗なる世紀』と『禁じられた愛』を指す。前者は、イギリスの衛星TV局でペルシア語吹き替え版が制作され、イランでも視聴されていた。また、イラン国内には、トルコ語を母語とする人々も多く、トルコのテレビ番組は広く視聴されている。      メフル通信によれば、セイイェド・ホセイニー文化イ 全文をよむ

2013-05-02 保健省、新たな人口政策を発表:各イラン人家庭には5〜6人の子供を (Mardomsalari紙)

 保健省「家族・人口健全化センター」の新たな所長に就任したアリー・サンギー氏は、「現在のイランの人口増加率はおよそ1.8%であるが、その数字は2倍のおよそ3.6%から3.8%に引き上げる必要がある。つまり、各イラン人家庭には平均して5〜6人の子供がいなければならないということだ」と述べた。       保健省「家族・人口・学校健全化センター」の所長としての辞令を昨日、保健省次官から受け取ったアリー・サンギー氏は、ファールス通信の取材の中で、「過去の保健省の人口政策は、家族計画を中心に進められ、国 全文をよむ

2013-05-01 テヘラン大気品質監視社「大気中の汚染物質の濃度と死亡率の間に強い因果関係」 (Mardomsalari紙)

 テヘラン大気品質監視社の会長は、テヘランの大気中に浮遊している粒子の4割はディーゼル燃料の燃焼に起因するものであると指摘した上で、「我が国の大型ディーゼル車一台で、一般車両数十台分の汚染物質を発生させている。理由はディーゼル燃料の品質が低く、適正基準を大幅に下回っていることにある」と述べた。       ヴァヒード・ホセイニー博士はこのように述べた上で、「我が国のディーゼル燃料の硫黄含有量は7000ppmもあるが、このような値は世界中どこにも見られない。ディーゼル燃料の硫黄含有量の基準値は10 全文をよむ

2013-05-01 1250万人のファーテメさん:ファーテメ・ザフラー生誕の日にちなんで (Jam-e Jam紙)

国家戸籍庁の人口情報サイトの統計によれば、現在までに1257万8143人の「ファーテメ」および、その称号[※1]を名にもつ人たちの数が同サイトに登録されている。      ※訳者注1:ファーテメ・ザーフラー、もしくは、ファーテメ(アラビア語では「ファーティマ」)は、イスラームの預言者ムハンマドの娘にして、シーア派初代イマーム・アリーの妻の名。シーア派信仰において最も重視される第3代イマーム・ホセインの母でもある。また、ファーテメには、以下に挙げられるような様々な称号・別名がある。   なお、イラ 全文をよむ

2013-04-17 治安維持軍次官「フェイスブック上での公園での逢い引きの約束について調査」 (Mardomsalari紙)

「海外での女優たちのヘジャーブの乱れについては、インターポールを通じて調査」       〔‥‥〕ハバル・オンラインの報道によると、治安維持軍社会担当次官のモンタゼル・アル・メフディー司令官は、海外での女優たちのヘジャーブの乱れ(バッドヘジャービー)について、「海外での女優たちのヘジャーブの乱れについては、インターポールを通じて調査が行われるだろう」と述べた。       〔‥‥〕同氏は「イラン映画をめぐる状況」について、映画関係者たちは社会的責任感をもった、〔イスラームや革命の〕原則に忠実な知 全文をよむ

2013-04-15 女性用美容院で覚せい剤の使用が蔓延:ダイエットのためと称して (Mardomsalari紙)

 美容やプロポーションを保つことは、男女の悩みごとの一つである。これらを手に入れるために、人は法外なコストをかけることも厭わないものだ。       ファールス通信によると、ダイエットやプロポーションは過去数十年の間に、人々、特に女性の関心の的となってきた。水ダイエットなどの各種ダイエットを試してみたり、さまざまな看板を掲げるフィットネス・クラブに通ってみたり、はたまたジムのトレーナーによって勧められた医療用サプリメントを服用してみたり、といった行動が、ここ数年、都市部において目に見えぬ形で広が 全文をよむ

2013-04-15 19才以下の若年層の離婚統計、発表される (Mardomsalari紙)

 ある子どもの人権活動家によると、イラン暦85年〔西暦2006年3月~〕から昨年までに、イランでは19才以下の者による離婚が85,200件発生し、そのうち4千件は14才以下の少女によるものだったという。       ファルシード・ヤズダーニー氏はイラン学生通信とのインタビューで、戸籍庁の発表した統計を引用する形で、次のように述べた。      85年から90年まで〔=西暦2006年3月から2012年3月まで〕の間に、国内では61万6千件の離婚が発生し、そのうち81,500件は19才以下の少女によ 全文をよむ

2013-04-13 金魚を河川に放流するのはやめて!:自然保護当局者が市民に訴え (Mardomsalari紙)

 野生生物・生物多様性事務局長は、今年〔3/21〜〕に入って各種動物の売買が急減していると指摘した上で、「金魚を飼っている人に訴えたいのは、金魚を天然の水源に放流するのは絶対にやめてもらいたいということである」と述べた。       ホセイン・モハンマディー氏はファールス通信とのインタビューの中で、金魚の管理について適切な広報をしてくれたとして、全メディアに感謝の意を表し、「ハフト・スィーン〔※〕で残った金魚の管理の仕方について、市民に広報してくれたことに関し、ニュースサイトやイラン国営放送など 全文をよむ

2013-03-25 テヘランで「おめでとう」:新年旅行の分散をねらった首都観光が伸び (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】イラン文化遺産庁観光担当副長官は、ノウルーズ期間中[*]のテヘラン市内宿泊料金が4割引になるなどの措置が後押しし、テヘラン観光が大幅な伸びを示していることに触れ、「ノウルーズ期間中、テヘランへの旅行者が少なくとも40パーセント増加した」と述べた。      ※訳注:通常、イラン暦第1月1日~13日ごろまで(西暦3月21日~4月3日まで)を指す。      ファールス通信社会部の報道によれば、マヌーチェフル・ジャハーニヤーン副長官は、今日の午後、テヘラン―ゴム間を結ぶ 全文をよむ

2013-03-14 違反者には罰金請求書が送られる!:交通規制区域に120台の監視カメラ設置 (Mardomsalari紙)

交通管理公社代表取締役は、「1391年(西暦2012年3月21日~2013年3月20日)、テヘランでは光ファイバー網が130キロメートルまで延長され、120台の監視カメラが設置された」と述べた。      同取締役のホッジャトル・ベフルーズ工学博士は、記者会見でこれについて次のように説明した。      33万台の自動車が、交通規制進入許可・日極めステッカー[*]を使用している。さらに、交通規制実施区域の自動交通管理システムの活用で、この区域の違反が減少したことは喜ばしいことだ。   ※訳注:希 全文をよむ

2013-03-14 国産インフルエンザ・ワクチンの認可に向けて (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】食品医薬品機構の生物局局長は、来年以降の国産インフルエンザ・ワクチン開発の状況について発表し、次のように述べた。      このワクチン開発の基礎研究は、某外国企業の協力を得て、イラン国内で行われたものである。 技術開発次官も、ワクチン開発技術をわが国へ導入するために研究開発に参加した。    上記生物局局長のモハンマド・ゲイサルザーデ博士は、イラン学生通信(ISNA)とのインタビューで、インフルエンザ・ワクチンが高価であることに触れ、「国内でワクチンを製造すれば、 全文をよむ

2013-03-11 『マグレブ』紙と『伸びよ、教師』誌、発行許可取り消し (Jam-e Jam紙)

定期刊行物監視委員会は、今日の会合で、『マグレブ』[*]新聞と『伸びよ、教師(ロシュデ・モアッレム)』誌に対し、発行許可の取り消しを決定した。      ※訳注:「マグレブ」は、「西」の意。「西洋」を指すこともある。       同委員会は、今日の会合で、19の定期刊行物の出版許可と、4つのインターネットサイトの開設許可、および、その他の申請について審査した。      […]      このうち、9つの月刊誌、2つの隔月発行誌、8つの季刊誌、さらに、12の刊行物の版権保有者・管理責任者の変更と 全文をよむ

2013-03-09 テヘラン、きれいな空気は年に3日だけ (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】 「テヘラン大気品質監視社 」代表は、テヘランでは今年一年のうち、138日の大気汚染日と1日の大気異常汚染日を観測したと発表し、次のように述べた。      1392年(2013年3月末~2014年3月末)は根本的な大気汚染の改善策、例えば、国内で生産される燃料や自動車の品質向上などの取り組みが行われることを希望している。    テヘラン市庁広報課の発表を報じた、土曜日(3月9日)のジャーメジャム・オンラインによれば、ユーソフ・ラシーディー同社代表は、この問題につい 全文をよむ

2013-02-27 精神疾患、テヘランで83%の増加:経済問題や選挙後の騒擾による社会不安が一因 (Mardomsalari紙)

 テヘランにおける不安症の広がりは全国平均を上回っており、抗不安剤の消費量の増加は〔イランにおける精神疾患の広がりについて〕警鐘を鳴らすまでになっている。       テヘラン医科大学で精神医学を担当するヌールバーラー教授は、精神障害への理解と重要性についての会議「メンタルヘルスとメディア」第3回大会で、「〔…〕障害を引き起こす10の病気のうち、5つが精神疾患に関するものであり、このうち鬱病の及ぼす影響が最大である」と述べた。       ヌールバーラー氏は、精神疾患の増加の原因として貧困の存在 全文をよむ

2013-02-27 エスファハーンのストリート・チルドレンの7割がアフガン人 (Mardomsalari紙)

【メフル通信】エスファハーンにいるストリート・チルドレンの7割がアフガン人の子どもであり、エスファハーン市民による彼らへの施しは、サダカ(喜捨)として誤っていると言わざるを得ない。       車のガラスをたたき、無垢な様子で花を買ってほしいと求めたり、あるいは〔邪視などを防ぐために〕お香を焚いたり、祈りの文句を唱えたりしたことの代価としてサダカを要求したりする、働くストリート・チルドレンの姿をあなた方も見たことがあるだろう。知らず知らずのうちに善意に襲われて、〔憐れみの情から来る〕心の痛みを癒 全文をよむ

2013-02-27 建設バスィージ長官:「ジハード活動」に1兆3千億トマーンの予算が予定 (Mardomsalari紙)

 建設バスィージ機構長官は「ジハード活動のために、2013年度には1兆3千億トマーン〔※自由レートで計算した場合、日本円で約350億円〕の予算が予定されている。そのうち、われわれ〔=建設バスィージ〕は3千億トマーン分を自らまかない、残りの1兆トマーン分は政府が支援することになるだろう」と述べた。       イラン学生通信の報道によると、マジード・ホラーサーニー長官は今年度の建設バスィージ機構の活動の詳細について説明した上で、「今年度は各大学やモスク、地区に所属する3600のジハード組織が、われ 全文をよむ

2013-02-25 テヘラン近郊エシュテハールド工業団地の産業排水で地下水が汚染:環境汚染の危険性も (Mardomsalari紙)

 エシュテハールドの工業団地のインフラは、そこで稼働している生産ユニットの数に見合ったものとはいえないのが現状だ。例えばこの工業団地は、〔工場排水を処理するのに〕十分な処理施設を有しておらず、十年前に設置された処理施設も、数を増した工場にいまや対応しきれていない。このことが原因で地下水が汚染される可能性があり、もし豪雨や激しい雹が降るようなことになれば、この問題は危機的様相を帯びることになることも予想される。       メフル通信によれば、エシュテハールド工業団地は、首都に近く、テヘランから半 全文をよむ

2013-02-18 テヘラン市、首都のネズミ退治に狙撃手を起用 (Jam-e Jam紙)

ネズミが一番多いのはテヘランのヴァリーアスル通り      【社会部:プーラーン・マフムーディー】我々の街にいるネズミたちは日々、肥え太り、活動を活発化させている。生息数もうなぎ登りで、各種の殺鼠剤ももはや効果が無い。その結果、市は首都のネズミ殲滅のために狙撃手を活用するまでになっている。       狙撃手らは10班に分かれて、夜ごと首都に生息するネズミを狙撃しており、彼らは過去二ヵ月間で、テヘランにいるネズミ2205匹を駆除することに成功した。       テヘラン市環境・持続的発展本部の本 全文をよむ

2013-02-17 子どもの就労人口、150万人以上に (Jam-e Jam紙)

 子供の人権を守る活動をしているファルシード・ヤズダーニー氏は、「国内の22%の子どもたちが学校に通えていない」と述べた。       ヤズダーニー氏はISNA(イラン学生通信)とのインタビューで、18歳未満の者を児童と規定している「児童の権利に関する条約」について触れ、「91年〔西暦2012/13年〕の就学年齢の子どもの総数は1470万人であるが、教育省が公表している最新の統計によれば、学童として登録されているのはそのうちの1250万人である」と付け加えた。       同氏はまた、就学年齢の 全文をよむ

2013-02-14 国会調査センター「イラン人の一日の実働時間は22分」:一方で日本人は過労死(2) (Jam-e Jam紙)

 状況をよりよく理解するために、事務労働者の実働時間の総量を年間あたりでみてみると、イランがいかに好ましくない状況にあるかが分かるだろう。我が国の事務労働者の1年間の実働時間を約800時間とすると〔※1〕、日本は2420時間であり、韓国は1900時間、ドイツは1700時間、アフガニスタンでは950時間となる。実働時間についての統計が公表されている第三世界の国の中で、イラン人事務労働者よりも実働時間が少ないのは、クウェート(600時間)とサウジアラビア(720時間)だけである。      ※訳注1 全文をよむ

2013-02-14 国会調査センター「イラン人の一日の実働時間は22分」:一方で日本人は過労死(1) (Mardomsalari紙)

 ある報告が衝撃を与えている。国会調査センターの発表によると、イラン人事務労働者(特に政府部門の事務労働者)の一日の実働時間は22分だというのである。他方、昨年のこの数字は1時間4分、すなわち64分だった。昨年に比べて事務労働者の実働時間は3分の1に減少していることになる。       ニュースサイト「ハバル・オンライン」によると、過少労働、あるいはもっとよい言い方をすれば「職務遂行の回避」は、行政部門で〔‥‥〕特に目立つという。こうした現象の根元には、国が抱える文化・教育上の問題が横たわってい 全文をよむ

2013-02-04 治安維持軍総司令官、次期大統領選に向け「名誉警察」を立ち上げへ (Mardomsalari紙)

 治安維持軍総司令官は、次期大統領選を前にして「名誉警察」を立ち上げる予定であることを明らかにし、「敵は経済的な圧力を利用して、〔イラン国内に〕反乱を引き起こそうとしている」と述べた。〔‥‥〕       アフマディー=モガッダム総司令官は〔騒擾鎮圧などにあたる治安維持軍の特殊部隊である〕特別守備隊について、革命前にあった部隊とは異なり、秩序と安全、平穏のために国民に寄り添い、秩序紊乱分子と闘う部隊であると指摘した上で、「特別守備隊は国民を守るために用意されている部隊である」と述べた。〔‥‥〕  全文をよむ

2013-01-31 男女の「血の賠償金」の格差は取り除かれるべき:ある法学者が提起 (Mardomsalari紙)

 大学教授で法学者のモフセン・ロハーミー師は、イスラーム刑法における男女のディーヤ(血の賠償金)〔※1〕をめぐる議論について言及し、「男性同様、女性も社会の経済的領域に進出していることを考えるならば、男性と女性のディーヤの格差をなくし、同一金額化する方向へと進むことも可能である」と強調した。       ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのモフセン・ロハーミー師は、ISNA(イラン学生通信)とのインタビューで、このように述べた上で、次のように指摘した。      男女のディーヤに存在する 全文をよむ

2013-01-27 国家賠償金本部長「婚資金に金貨12万4千枚」 (Mardomsalari紙)

【メフル通信】国家賠償金(ディーヤ)本部の本部長は、テヘラン在住のある女性が〔結婚契約の中に〕高額の婚資金を設定したケースがあることを明らかにし、「この女性は婚資金として12万4千枚の《自由の春》金貨を設定して新郎の家に嫁いだ。ところが彼女の夫は、〔離婚の際に支払わなければならない婚資金の高さに恐れをなして〕いまや国外に逃げてしまった」と述べた。       国家賠償金本部長は、イランにおける婚資金をめぐる状況を批判した上で、「〔‥‥〕ある女性は結婚契約の中に、12万4千枚の金貨を設定したが、今 全文をよむ

2013-01-26 シーラーズの窃盗犯に対し、公開で斬指刑が執行 (Mardomsalari紙)

 シーラーズの裁判所でハッド刑として斬手刑を宣告されていた窃盗犯に対する斬指の刑が、公開で執行された。       イラン学生通信の報道によれば、この受刑者は窃盗や姦通、盗品売買など、多数の罪を犯した前科の持ち主で、シーラーズ刑事裁判所第122号法廷の判決と、それを支持するファールス州控訴審裁判所第17号法廷の決定により、窃盗に対する神のハッド刑〔=斬手刑〕の判決が下されていた。       窃盗グループのリーダー役を務めていた本件の被告人A. S. H.(29才)は逮捕後、47名の被害者からの 全文をよむ

2013-01-26 「整形手術で死亡」の噂の虚実:整形手術の危険性を考える(2) (Mardomsalari紙)

整形手術による死亡事故の原因       整形手術によるものとされる死亡事故についてはさまざまな数字が挙がっているものの、イラン美容整形手術協会のフォルータン理事長は整形手術によって人が死ぬことはないとの見方を示している。       セイエド・キャマール・フォルータン医師はIRNAとのインタビューの中で、整形手術は最終的に人が美しくなることに結びつくものでなければならないと指摘した上で、「心臓や脳といった体の器官への手術は、時に死に至ることもあるだろう。しかし美容整形手術のほとんどは、皮膚に対 全文をよむ

2013-01-26 「整形手術で死亡」の噂の虚実:整形手術の危険性を考える(1) (Mardomsalari紙)

 今や、鼻の整形手術から脂肪吸引手術(リポサクション)にいたるまで、さまざまな美容整形手術に手を出す人が日に日に増えている。しかしこうした中、ときおり耳にするのが、手術で誰かが命を落としたという噂である。       人々を美容整形手術へと促すのは、より美しくなりたい、自信をもちたいという感情だ。その一方で、専門家の中にはイランを美容整形手術、特に鼻や顔の整形手術のメッカと考える人もいる。一部の統計によれば、医療上の訴えの約5割が、美容整形手術や整形外科、背を伸ばす手術、体型を細くしたり肉付きを 全文をよむ

2013-01-17 40歳以下の未婚女性の観光ツアー、禁止に?:イラン女性の人身売買の増加で(2) (Mardomsalari紙)

 イラン暦1383年〔西暦2004年〕に、最大級のイラン人女性の人身売買取引がアラブ首長国連邦のフジャイラで行われた。この人身売買に関する報道は、当局によって否定されたが、しかし同時に、治安当局はアラブ首長国連邦への女性密売集団にかかわっていた者たち25名を逮捕したことを発表した。国際刑事警察機構(インターポール)のイラン事務所長は2006年秋に、「最近では、若い女性たちの近隣諸国への密売はイランでもっとも利益の上がる商売の一つとなっている」と述べた。       イランの若い女性たちの多くは貧 全文をよむ

2013-01-17 40歳以下の未婚女性の観光ツアー、禁止に?:イラン女性の人身売買の増加で(1) (Mardomsalari紙)

【社会部:ファルハード・ラジャブアリー】イランの未婚女性をめぐる問題が、依然として話題となっている。国会は、40歳以下の未婚女性が出国するには保護者(父、あるいは父方の祖父)か、イスラーム法判事の許可が必要とする法案を可決したが、その後イラン人女性の人身売買の増加に関する報道が懸念を呼び、40歳以下の未婚女性の出国そのものを禁じるべきだとする議論が、国会や文化遺産観光庁で取り沙汰されているのだ。       この新たな提案は〔国会議員から〕文化遺産観光庁の関係者らに対して提起されたものであるが、 全文をよむ

2013-01-09 家族制度を崩壊させる未婚男女の同棲(3) (Mardomsalari紙)

同棲生活が生む様々な病理       フォルータン氏は、若者が結婚をせずに同棲生活をすることによって生じる問題について、「こうしたことは多くの問題を惹起する。同棲生活をする本人やその家族、そしてなによりもこうした同棲生活によって生まれる子どもに悪影響を与える」と述べた。       同氏はその上で、「西洋諸国や先進国で広がっている若者たちの同棲生活は、国の家族制度を崩壊させ、さらには一部の国では、一国の価値システムの崩壊すら招いているのである」と続けた。       フォルータン氏は若者による同 全文をよむ

2013-01-09 家族制度を崩壊させる未婚男女の同棲(2) (Mardomsalari紙)

 この行動学の専門家は世代間の溝が問題であり、また社会的病理の悪化の温床の一つとなっていると指摘した上で、「昨年、60歳以上の高齢者は我が国の人口の4%を構成する一方で、24歳から35歳までの年齢層の人が人口の35%を構成していた。そしてこの年齢層の人たちが、子供の親の多くを占めているのである」と述べた。       この社会問題の専門家はさらに、「残念ながら、親が自分の子供に対して距離を置いた扱いをしたり、子供と社会的立場が異なっていたりすると、親子の間で適切な相互関係が築かれず、互いの話が理 全文をよむ

2013-01-09 最高裁判所長官「婚資金は女性の肉体的弱さに対する補償」 (Mardomsalari紙)

 最高裁判所長官は「婚資金(メフリーイェ)は女性に対する一種の社会保障である。社会の中で女性の権利が守られ、男性に対する女性の肉体的弱さを補うために、女性には婚資金が与えられるのである」と述べた。       ハバル・オンラインが最高裁判所広報の発表を引用する形で伝えたところによると、アーヤトッラー・モフセニー=ゴルガーニーは昨朝、〔‥‥〕コーランの聖句「女に婚資金(サダーグ)を贈り物(ナフラ)として与えなさい」〔4:4〕を読み上げた上で、「ナフラとは贈り物の意である〔‥‥〕」とし、さらに続けて 全文をよむ

2013-01-09 家族制度を崩壊させる未婚男女の同棲(1) (Mardomsalari紙)

 ある社会問題の専門家は若者の同棲生活が引き起こす害悪について、「西洋諸国や先進国で広がっている未婚男女による一つ屋根の下での同棲生活は、国の家族制度の崩壊を加速化させている。一国の価値体系が崩壊してしまった国すらあるのだ」と述べた。       モスタファー・フォルータン氏はイラン労働通信(ILNA)とのインタビューの中で、〔イランでも〕未婚の男女による同棲生活が増加しており、若者が結婚を好まなくなる傾向にあることについて、「今日ひとつの社会的病理として立ち現れているこの問題は、その人の収入の 全文をよむ

2013-01-06 テヘランの大気汚染、最悪の状況に:原因は低品質のガソリン (Mardomsalari紙)

 イラン石油精製流通公社の副社長は、160億ドルの投資によって、ヨーロッパ基準に合致した軽油を1日に1800万リットル、ガソリンを900万リットル国内で生産することになるだろうと述べた上で、「残念ながら、これまで自動車製造業者は、〔‥‥〕ユーロ4に合致したディーゼル車の生産に対して何の努力も払ってこなかった」と指摘した。      ※訳注:ユーロ4とは欧州連合と欧州自動車工業会(ACEA)が定める、自動車排出ガス規制のこと。       イラン学生通信(ISNA)によると、ジャリール・サーラーリ 全文をよむ

2013-01-05 失われた「きれいな」空気:本日、大気汚染がピークに (Jam-e Jam紙)

テヘランでは翌日を休日にすることが検討中       テヘランの大気汚染が再び警告レベルを超え、テヘランは休日となり、交通警察は特別計画を実行に移すこととなった。〔‥‥〕しかし、都会の大気汚染は軽減しないばかりか、その数値はいつも以上となっている。今やテヘランに暮らす市民にとって、大気汚染に関するニュースを見聞きすることは、日常茶飯事となっているのである。〔‥‥〕       1年間で約5千人が大気汚染のために命を落としているというのは、誰もが知っていることだ。また、〔大気汚染を抑えるために〕テ 全文をよむ

2013-01-01 保健省、医科学大学に通う学生の行動規範の詳細を発表:ネクタイの着用は禁止 (Mardomsalari紙)

 保健医学教育省の大学生・文化問題担当次官は、各大学に医科大学生の行動および服装に関するマニュアルが通達されたことを明かした上で、教育現場における大学生の全般的義務や大学生としての服装のあり方、各大学生の行動についての内申書の発行などについて説明を行った。       モハンマド・ホセイン・アーヤティー次官はイラン学生通信とのインタビューの中で、医科大学に通う学生の行動・服装マニュアルが各大学に通達されたと指摘した上で、「このマニュアルは保健省の大学生問題・教育問題を担当する局の協力によって編纂 全文をよむ

2013-01-01 最高指導者「国の責任者は医薬品問題に対する人々の不安を解消せよ」 (Jam-e Jam紙)

 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨日、「イラン健康慈善会議」のメンバーらと面会し、健康、衛生、ならびに医薬品の問題こそイランにとって最も優先されるべき第一級の問題の一つであるとの認識を示した。同師はその上で、この問題で市民運動が沸き起こっていることを称賛し、「人民の信仰心、能力、そしてやる気が実行に移されれば、行動に対して与えられる天恵は倍加し、問題は解決されるだろう」と明言した。       アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、政治、経済、健康、文化、教育などあら 全文をよむ

2012-12-31 未婚男女の同棲、増加傾向に (Mardomsalari紙)

 テヘラン市議会文化社会委員会の委員長は、〔比較的裕福な人の住む〕テヘラン北部で大学生が一人暮らしをするケースが増えていることを明かした上で、「こうした新たな現象は一種の社会問題であり、危険な結果をもたらしうる」と述べた。       モルタザー・タラーイー市議はイラン労働通信とのインタビューの中でこう述べた上で、「残念なことに、複数の報告によると、テヘラン北部では正式な結婚もせずに、一つ屋根の下で暮らす独身の男女が増えているという」と指摘した。       同氏はさらに、「この件について正式な 全文をよむ

2012-12-31 テヘランの病院の周りにホームレスのテント (Mardomsalari紙)

 これまで多くのメディアで、病人を抱える家族の人たちが首都テヘランの病院の周りに旅行用テントを張って寝泊まりしている実態が伝えられてきたが、しかし今や、病院周辺は都市部のホームレスが寝泊まりする最適の場所へと変貌している。       イラン国営通信の報道によると、今年の夏、首都テヘランの病院の周辺は色とりどりの旅行用テントで埋め尽くされていた。これらのテントには、地方出身の病人の家族が、病人の治療状況を近くから見守るために寝泊まりしていたのだという。テントに寝泊まりして病人に付き添っていた人の 全文をよむ

2012-12-27 麻薬常用者に関する最新の統計、発表される (Jam-e Jam紙)

【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】約6年ぶりとなる全国の麻薬中毒に関する最新統計が、ついに発表された。麻薬常用者の平均年齢が約23.5歳から21歳に低下し、また6年前までは使用頻度の低かった覚醒剤が、使用される麻薬の第2位に躍り出たことを警告する内容となっている。       昨日麻薬対策本部の広報サイトが発表した、全国の麻薬中毒に関する統計によると、現在イランには132万5千人の麻薬常用者がいるという。この数字は86年〔西暦2007年〕の数字と比べて、それほど大きく異なっているわけではない。 全文をよむ

2012-12-22 イラン北部の女性、平均より10歳早くガンに (Mardomsalari紙)

多くのガン患者は治療費捻出のために家を売るか、死ぬことへの心の準備をするかのいずれかに直面       第80回イラン・ガン協会年次大会が、木曜日のアーザル月30日と金曜日のデイ月1日〔12月20日〜21日〕にわたって開催された。       ハバル・オンラインが伝えたところによると、世界保健機関(WHO)ガン部門のイラン代表を務めるビージャン・サドリーザーデ氏はこの大会で、「ガンや慢性的な病気にかかっている患者にとって最も重大な問題は、治療にかかる莫大な費用である。ガン患者を抱える家族の多くは 全文をよむ

2012-12-13 司法権長官、治安部隊に対し社会を不安定化させる悪党どもの取り締まりを厳命 (Mardomsalari紙)

 司法権長官は、治安維持軍および治安関係機関をはじめとする司法機関の関係者らに対し、社会を不安定化させている悪党どもに対する取り締まりを新規に始めるよう命じた。       イラン学生通信(ISNA)によると、アーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニーはアーザル月22日〔西暦12月12日〕に開かれた司法最高責任者会議で、国の治安水準向上の必要性を強調、またあたかも危険な状況が国内で発生しているかのように、メディア上で取り上げられていることについて言及した上で、次のように述べた。      こ 全文をよむ

2012-12-04 火曜日と水曜日のテヘラン、休日に:大気汚染で息が困難に (Mardomsalari紙)

 大都市や工業地帯で大気汚染が続いているため、テヘランにある学校や大学、行政機関などが休業することになった。       昨日の大気汚染の状況は「警告状態」となり、今後二日間はこの状況が持続すると予想されている。そのため、テヘラン大気汚染緊急委員会は昨日の午後に開かれた会議で、テヘランでは〔本日と明日の2日間を〕休日とすることを決定した。モルタザー・タマッドン・テヘラン州知事はこの件について、ニュースサイト「ハバル・オンライン」に「大気汚染の悪化を防ぐため、1991年アーザル月14日火曜日と同1 全文をよむ

2012-12-02 「アンサーレ・ヘズボッラー」と映画関係者、互いにイスラーム指導省前で座り込み集会 (Mardomsalari紙)

 アンサーレ・ヘズボッラーのメンバーらは一部の映画の上映に抗議するために、アーザル月11日〔12月1日〕、〔映画の上映を許可した〕文化イスラーム指導省前で集会を開いた。これに対し、映画関係者らも同省を守るために彼らの前に立ちはだかり、互いにシュプレヒコールを上げ合った。最終的に現場にいた映画関係者らは声明を発表して現場から立ち去り、その1時間後にはアンサーレ・ヘズボッラーも集会を解散した。       抗議運動のスポークスマンは11時から始まったこの座り込み集会の冒頭で、裏切り行為を喧伝するよう 全文をよむ

2012-11-29 イラン国内のHIV/エイズ感染が低年齢化:感染年齢、20歳以下に (Mardomsalari紙)

 全国エイズ委員会の委員を務めるマスウード・マルダーニー博士は、先だって行われた調査結果を引用し、ISNA(イラン学生通信)に対して「2年前に国内で行われた調査結果によると、エイズ感染者の若年化が進み、20歳を下回るようになっている。また、この病気に感染しているのは、主に20代から40代の若年層である」と述べた。       こうした中、国の保健関係者らの間でこれまでになく懸念されていることに、エイズに感染している女性の増加や感染経路の変化があり、危険な性的関係によるエイズ流行の第3波到来が取り 全文をよむ

2012-11-28 バギーヤトッラー特殊専門病院「看護婦たちが勤務中にチャードルをかぶることは禁止」 (Mardomsalari紙)

 バギーヤトッラー特殊専門病院の院長は、同病院で看護婦に対してチャードルの着用が義務化されたとの噂を否定した。      ※訳注:チャードルは全身をすっぽり覆うかたちのイスラーム服(ヘジャーブ)で、女性の身体の動きが大きく制限される。ムスリム女性にとって最も相応しい服装とされ、それを着る女性の敬虔のしるしとなる。       モハンマド・サーデグ・マフダヴィー博士はイラン労働通信とのインタビューのなかで、バギーヤトッラー病院に勤める看護婦に対してチャードルの着用が義務化されたとの一部の噂に答える 全文をよむ

2012-11-28 国会議員「刑務所の環境は極めて不適切」 (Mardomsalari紙)

 国会司法委員会の報道官は、イスラームおよび聖法では刑務所は犯罪者たちの矯正と訓練の場であると述べた上で、「しかし残念なことに、現在の刑務所の状況は更生施設としての機能を果たしていないばかりか、犯罪の凶悪化を招く原因ともなっている」と語った。       モハンマドアリー・エスファナーニー氏は国会通信との会見の中で、わが国の刑務所は現在、極めて多くの犯罪者を収容しているために飽和状態にあると指摘した上で、「都市部の拡大や犯罪件数の増加、麻薬〔の蔓延〕、家族内の諍い〔の増加〕、失業、そして一部の〔 全文をよむ

2012-11-22 医薬品、あと2ヵ月で底:イランで医薬品危機が進行中 (Mardomsalari紙)

 ここ1〜2ヵ月の間に報じられた報道は、人々の健康や保健の領域、特に医薬品の確保をめぐって危機的状況が生じていることを物語っている。この危機は直接的、ないし間接的にイラン政府に科せられた制裁に関係しており、一部の専門家はこうした状況に警告を発して、目前に迫った危機打開に向けた解決策を見つけ出すよう、政府に求めざるを得ない状況にまでなっている。       食糧・医薬品機構のアフマド・シェイバーニー長官は先日、海外の企業が今後イランへの医薬品の販売を停止することになれば、大いに憂慮すべき事態が生ず 全文をよむ

2012-11-08 イラン社会にケンカが蔓延:対話文化が根付く代わりに暴力による問題解決が普及 (Jam-e Jam紙)

 警察もいる、法律もある。ところが面白いのは、イランで交通事故が起こると、ケンカが始まり、怒鳴り声が上がり、ときには運転手同士の物理的な取っ組み合いに発展してしまうのを目にすることが多いことだ。       運転マナーだけでなく、人々の間で交わされる日常の交際の多くでも、われわれはケンカが起こるケースをしばしば見かける。       〔役所や銀行などの〕職員が問い合わせに来た客に向かって怒鳴り声を上げる、客の方も激昂する、物を買いに来たお客が店員と値段をめぐってケンカをする等々、この種のシーンは 全文をよむ

2012-11-06 マカーレム=シーラーズィー「系譜書なき聖廟の曖昧さを払拭することが必要」 (Mardomsalari紙)

 マルジャエ・タグリード(シーア派の最高権威)の一人であるアーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、人々の純粋な感情を悪用する卑しき者たちについて警告を発した。       ホウゼ通信が伝えたところによると、アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーはゴム州ワクフ慈善局の局長と面会し、そのなかでイマームザーデ〔※シーア派の指導者であるイマームの子孫を祀った聖廟〕という遺産を再生させることの重要性を指摘し、「聖廟・イマームザーデは、外見的にも精神的にも再生される必要がある」と強調した上で、人々 全文をよむ

2012-11-01 小中校生に広がる喫煙・アルコール飲用に関する最新の統計 (Mardomsalari紙)

【モハンマド・ホセイン・ナジャーティー】       最新の統計によると、イランでは未婚女性の43%、未婚男性の64%が水タバコを口にした経験があり、また男子小中高生の24.4%がアルコール飲料を飲んだことがあり、また男子小中高生の35%以上が喫煙していることが分かった。       国内の大学による最新の実地調査を精査したところ、イラン人小中校生の間での喫煙率が増加していることが分かった。教育関係者らはここ数年、学校内での喫煙の広がりを強く否定してはいるが、イラン暦1388年から1390年〔西 全文をよむ

2012-10-30 大気汚染で毎年5千人のテヘラン市民が死亡 (Jam-e Jam紙)

 「テヘラン大気品質監視社」の代表は、保健省の報告によると、テヘランの大気汚染が原因で命を落とす者の数は、毎年4千人から5千人に上ると指摘した上で、「テヘランにおけるアスベストの量も、空気のきれいな街の50倍から100倍に達している」と述べた。       メフル通信の報道によると、ユーソフ・ラシーディー氏は、大気汚染の監視におけるわれわれのパフォーマンスは極めて低いと指摘した上で、「一向に実施されない法律が山のようにある。また、施行不可能な法律も多い。例えば、雲を雨雲化することを電力省に義務づ 全文をよむ

2012-10-30 軍司法庁長官「勧善禁悪の名の下で市民のプライバシーを侵害している者がいる」 (Mardomsalari紙)

 軍司法庁長官は「勧善禁悪(善を命じ悪を禁ずる)の大義の下でならば、市民のプライバシーを侵害してもよいなどと考えている者が一部にいる」と指摘した。       イラン学生通信の報道によると、ホッジャトルエスラーム・モハンマド・カーゼム・バフラーミーはエスファハーンで開かれた第1回「国軍勧善禁悪責任者集会」の中で、「われわれの仕事とは、目に見えて明らかな悪を取り締まることであり、その悪が密かに行われている場合には、文化的な対策を立て、市民の意識の向上を図ることで、そうした悪の発生を防ぐようにしなけ 全文をよむ

2012-10-29 首都の通りで犬を連れて散歩する者たちが跋扈(下) (Mardomsalari紙)

犬を飼う文化が若者の間で浸透       社会病理学の専門家であるホセイニー博士は、このことについて次のように述べている。      犬を連れ回す風潮の蔓延は、社会における西洋の破壊的な文化の蔓延を意味している。残念ながら、この文化は社会の中で広まり続けており、真剣な対応が必要である。イランでは犬は家畜の群れや家を守るために〔戸外で〕利用されてきた。また、イラン人はこの動物を不浄と見なしているため、家の中に入れることは控えてきた。    同氏はその上で、次のように続けている。      しかし現 全文をよむ

2012-10-29 首都の通りで犬を連れて散歩する者たちが跋扈(上) (Mardomsalari紙)

 犬を飼い、散歩に連れ回す風潮が、昨今の首都テヘランが抱える問題の一つとなっている。警察はこうした現象の取り締まりを表明しているが、しかしこれまでのところ、警察官たちがこの問題に毅然とした対応を取っているところを見た市民は、ほとんどいないのが現状だ。       メフル通信の報道によると、〔犬の姿を見たければ、〕テヘラン北部の通りを訪れるだけで十分だという。さまざまな種類の犬が、飼い主によって通りに散歩に連れ出されている場面に、各地で遭遇するからだ。       数年前までは、犬を飼うことに興味 全文をよむ

2012-10-28 テヘランでは既婚者の4組に1組が離婚、国内では8組に1組:平均結婚期間は5年 (Mardomsalari紙)

 スポーツ青年省文化教育担当次官は、夫婦が離婚した場合、すべてのケースでその理由も一緒に〔戸籍謄本に〕記載するよう、国家戸籍庁に対して要請する文書を送付したことを明らかにし、「われわれは学術的な分析に資するために、あらゆる離婚についてその理由を〔戸籍謄本に〕記載するよう、戸籍庁に文書で要請した」と述べた。       セイエド・バーゲル・ピーシュナマーズィー氏は、「既婚者の4組に1組が離婚するという数字はテヘラン州とアルボルズ州の話であり、国内全体で見た場合は離婚発生率は8組に1組程度と考えられ 全文をよむ

2012-10-28 「出会い系サイト」と化す「結婚斡旋サイト」 (Mardomsalari紙)

 結婚相手を斡旋し、家族制度を強化するために立ち上げられたウェブサイトが、当局の無関心によって、今や「一時的な結婚」のための出会い系サイトと化している。       メフル通信によれば、当局は以前から、一時的な結婚や友達づくりを目的としたウェブサイトが活動していることに気付き、こうしたサイトの取締りを実施してきたようだ。しかし今回、新種のウェブサイトが文化イスラーム指導省のウェブサイト管理本部に登録した上で営業を始め、〔表向き〕永遠のパートナーを斡旋し、未婚の男女の縁を結ぶ活動を行っているという 全文をよむ

2012-10-28 「夫婦を待ち受ける大地震」:一日の離婚数、400件 (Mardomsalari紙)

 心理学協会会長(政府顧問を兼任)によると、結婚した人の4人に1人が離婚しているという。       「離婚それ自体が悪いわけとは思いません。ただ、離婚にいたる原因には問題があったかもしれません」。これは夫との6年間にわたる共同生活にピリオドを打った、とある高学歴の女性の話である。彼女がニュースサイト「ファルヤードギャル」記者に話したところによると、夫が彼女に対して執拗に疑念を抱いていたことが、離婚の原因だったという。そんな彼女は、今や気楽で解放された気分を満喫していると述べている。しかしイラン 全文をよむ

2012-10-27 道徳モデルを無視する若者たち:女のような格好の男が増加中(下) (Mardomsalari紙)

 社会学者である同氏は、現代世界では流行の生まれるスピードがきわめて速くなっていると指摘したうえで、次のよう述べている。      さまざまな流行は若者たちをほとんど中身のない、アイデンティティーを失った、責任感のない存在にしている。調査によると、1370年代から80年代〔西暦1991〜〕にかけて生まれた者たちはファッション市場の主役であり、まさにこのことが、この20年間の年齢層の人々の責任感と生産活動への貢献を極めて低いものにしているのである。      知的ポテンシャルの高い30代から50代 全文をよむ

2012-10-27 道徳モデルを無視する若者たち:女のような格好の男が増加中(上) (Mardomsalari紙)

【著:エラーヘ・エブラーヒーミー】       男の顔を見れば男らしい顔を見、女のような顔を見るようなことはなかった時代があったのを、読者諸氏はご記憶だろうか。昨今、女のような外見の男を巷で頻繁に見かけるが、もし彼らがスカーフを頭に纏っていれば、彼らを女と区別するのは難しいだろう。しかし残念なのは、こうした不快な事実が実際に社会に存在するということであり、それらは社会的な病理として理解することが可能なのである。       ここ数年よく言われていることだが、イランでは化粧品の使用が極めて多く、イ 全文をよむ

2012-10-23 かぎタバコ「ナース」、新たな装いのもとケルマーン市内の通りで白昼堂々と売買 (Iran紙)

【エスマー・マフムーディー】〔パキスタン国境に近い〕ケルマーン州の市民が「ナース」という名の麻薬のことを知ったのは、同州に外国人移民らが流入した頃のことである。この薬物は、多くの市民にとって悪い印象が残っているが、しかし最近「ナース」は「マラヴァーネ・ゼバル」〔※「頭の切れる水夫」というくらいの意味で、「ポパイ」のこと〕といった、より魅力的な名前で、一部の通りで売られるようになっている。       社会問題の専門家らによると、最近敵が〔イラン〕社会にダメージを与えようとする際に用いている最も重 全文をよむ

2012-10-22 大学生向け「貞操とヘジャーブ計画」、実施へ (Mardomsalari紙)

 科学技術省文化研究・社会計画事務局の「女性と家族研究グループ」のグループ長は、各大学で《パルニヤー》(「絹織物」の意)計画が実施される予定であることを明らかにし、「この計画では、適切な縫製と品質を有したイラン的=イスラーム的な〔服装〕モデルを展示する空間が、各大学内に設けられることになっている」と語った。      〔‥‥〕       同氏は「この計画の目的は制服を作ることではない」と強調した上で、「大学生の好みにあったマントをデザインし、創り出すことが真の目的である。服のデザインをするのは 全文をよむ

2012-10-16 保健相「国民の7.5%が貧困ライン以下の生活に落ちるのは医療費負担に原因」 (Mardomsalari紙)

 保険相は医療費の支払いに占める国民の高い負担について触れた上で、「イランの人口中、約7.5パーセントの人々は医療費が原因で、貧困ライン以下の生活に落ちてしまっている」と述べた。       メフル通信の報道によると、マルズィーイェ・ヴァヒード=ダストジェルディー保健相は昨日、「ラーズィー・コンベンションセンター」で開かれた「第3回医療制度関係者大会議」の場で、〔‥‥〕医療分野における資金源の確保こそが、この分野が直面する最も重い課題の一つだと指摘し、次のように語った。      現在、医療費の 全文をよむ

2012-10-16 覚せい剤使用、イランで増加傾向に (Mardomsalari紙)

 マシュハド医科大学薬物中毒研究センター所長は、薬物中毒になりやすいかどうかは遺伝的な要因が影響しているとの見解を示した上で、「イランでは覚せい剤の使用が増加傾向にある」と述べた。       レザー・アフシャーリー所長はファールス通信とのインタヴューの中で、イランでは合成麻薬の使用が増えつつあると指摘した上で、「〔‥‥〕人々の間で《ガラス》の名で知られている麻薬〔=覚せい剤〕の使用が、イランでは増加傾向にある」と明かした。       同氏はこの件について、「幸運なことに、イランにおけるコカイ 全文をよむ

2012-10-15 国民の23%が精神疾患に:保健省の最新の統計で (Mardomsalari紙)

 保健省精神健康局の局長は昨日、保健省で行われた「精神の健康週間」の記者会見の席上で、以下のように述べた。「世界中、なかでも我が国に存在する問題のひとつに、精神に関する問題に社会一般の人々が無知であることが挙げられる。心の問題を抱えた人々の大半は、この問題についてよく知らず、治療のためにしかるべき処置をしないことが多い。その結果、症状はひどくなり、自分自身、そして社会に大きな損失を強いているのである」。       〔‥‥〕保健省精神健康局のアッバースアリー・ナーセヒー局長によると、イラン暦13 全文をよむ

2012-10-15 イラン北部の洪水で8名が死亡:見過ごされてきた森林破壊に対する自然の警告 (Mardomsalari紙)

 イラン北部で洪水が起こることは決して珍しいことではない。昔から洪水を起こすほどの豪雨は、カスピ海周辺の州にとって一般的な自然現象であった。しかし、破壊的というだけでなく、殺人的と言えるほどの洪水が発生するようになったのは、恐らくここ10年以内のことだろう。       そのような洪水の一例として、〔先日〕マーザンダラーン州で起きた洪水を挙げることができるだろう。その洪水では、多くの家が破壊され、8名の犠牲者が出た。環境活動家や研究者たちの見立てによれば、こうした洪水は森林破壊と土地の利用方法の 全文をよむ

2012-10-07 「結婚危機」が進行中:金貨市場の混乱、家庭生活にも陰 (Mardomsalari紙)

 経済問題が、婚姻件数の減少を引き起こしている最大の要因というわけではない。しかしここ数年、家庭生活を築きたいという若者たちの思いが弱まっていることに、この問題がますます強く関わるようになっているのも事実だ。金や金貨の価格が1時間ごとにめまぐるしく変わる昨今、婚資金や家賃、生活費に対する結婚適齢期にある若者の不安も高まっている。       メフル通信が伝えたところによると、道端で金貨や外貨の売買に勤しんでいる人々の間で〔市場に対する〕不安が生じているが、彼ら以外にも、金貨や金の最新価格に心を揺 全文をよむ

2012-10-06 イスラーム共和国治安維持軍副長官、「3時間に7人が交通事故で死亡」 (Mardomsalari紙)

 イスラーム共和国治安維持軍(NAJA)副長官(政治思想調整担当)は、「イランでは交通事故で年間2万人もの人が死亡している」と述べた。メフディー・タヴァッコリー司令官はISNA(イラン学生通信)とのインタビューでこのように述べ、「イランでの交通事故による死亡者の数は、世界的な標準から目を見張るほど大きくかけ離れている」と加えた。       同副長官は、「交通事故は、人の暮らしの中で家庭崩壊につながる最大の出来事の一つである。なぜなら、交通事故が起こると、複数の家庭という名の小宇宙にほころびが生 全文をよむ

2012-10-04 仮想空間最高評議会書記「一か月以内に国家情報網が始動」 (Mardomsalari紙)

 「ナショナル・インターネット」構想が提起されてから数年が経ち、この間、この計画にはさまざまな変更が加えられた。そして今日、我々は国のサイバー空間に関する最重要計画の一つとして、「国家情報網」という名の計画に直面している。       この計画を実行に移した場合、我が国に対するサイバー攻撃による被害は最小限に抑えられることが期待されており、通信相によれば、あらゆるサイバー攻撃が国内への入り口部分で抑制されるだろうという。       こうした中、インターネットの通信速度や価格がどのように変わるの 全文をよむ

2012-09-22 イスラームの預言者に対するフランス誌の侮辱を非難するデモ、テヘランで行われる (Jam-e Jam紙)

■ テヘランの金曜礼拝参加者たちの反応       昨日、テヘランの金曜礼拝に参加した人々は礼拝終了後、抗議のデモ行進を行い、フランスの「シャルリー・エブド(CHARLIE HEBDO)」誌がイスラームの預言者の聖なる御前に対して、侮辱的な風刺画を掲載したことを非難した。       イラン国営通信によれば、行進に参加した人々は声明の中で、イスラームの預言者の聖なる御前に対する侮辱はアメリカ=イスラエルによる陰謀であるとし、フランスのムスリムに向けて、侮辱的な風刺画の制作・頒布に関わった者たちを 全文をよむ

2012-09-19 スポーツ相、離婚数の増加と結婚年齢の上昇を発表:「結婚斡旋サイト」を整備へ (Mardomsalari紙)

 スポーツ青年相は、テヘランでは離婚数が増加し、結婚年齢が上昇していることを明らかにし、「文化イスラーム指導省と協力して、結婚斡旋サイトの運営認可が発行される見込みだ」と述べた。       メフル通信の報道によると、モハンマド・アッバースィー氏は「国家青年問題処理本部」の第48回会議の傍らで、「結婚を普及させ、結婚デーならびに結婚ウィークのプログラムを検討することが今回の会議の主題だった」と述べた上で、次のように付け加えた。「若者の間に〔結婚を〕普及させ促すための方法が、さまざまな機関からさま 全文をよむ

2012-09-16 「地下ファッションショー」に警察が警告 (Jam-e Jam紙)

【社会部:マルヤム・ハッバーズ】どちらも服を売っていることに違いはない。どちらも自宅で仕事をし、どちらも税金は支払わず、どちらも秘密裏に商売をしている。違いは一点。一方は自宅を使って服を販売し、友人や家族向けにそれを展示し、胸をはって生計を立てているが、他方は服飾販売を隠れ蓑にして、犯罪集団を運営している。その目的は、市民を騙すことにある。       監督当局は、いずれの形態の商売も違法であり、経済システムを混乱させるものであるとしているが、しかし後者に対してより厳しい姿勢を示している。という 全文をよむ

2012-08-05 容易に入手できる「死の錠剤」 (Jam-e Jam紙)

法医学庁「今年はじめの4ヶ月間でコメ用農薬錠剤で116人が犠牲」      【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】我が国の自殺者数の統計は通常、毎年三カ月間を単位として発表されるが、そうしたなか、コメ貯蔵用の錠剤型の農薬〔以下「コメ農薬」〕を用いた自殺については、毎年のように警告が発せられている。特にここ2年間、この農薬で自殺した人の数は目に見えて増加するようになっているのだ。       今年も、国家法医学庁は年はじめの4ヶ月間〔※3月20日〜7月21日〕を対象とした統計を発表 全文をよむ

2012-08-02 人口抑制策、廃止へ (Jam-e Jam紙)

 保健相は、人口抑制策に割り当てられていた予算の完全削除と二人っ子政策の中止、及びそれに代わる「子作り健康計画」の実施の方針を明らかにした。       メフル通信の報道によると、マルズィーイェ・ヴァヒード=ダストジェルディー保健相は人口抑制策について、「人口抑制策に割り当てられていた予算は完全に削除された。現在、この政策は保健省には存在しない」と述べた。       同相はさらに「同時に、子作り健康計画の実施に向けて、政府に190億トマーン〔※公定レートで約13億円〕の予算を要求している。この 全文をよむ

2012-07-19 異性との交際、低年齢化:「化粧の理由はキレイじゃないから」(2) (Mardomsalari紙)

 ハージェ・ナスィール大学の宗教指導員の人物も、次のように述べている。      結婚前に知り合っておくことが〔結婚には〕必要だと考えている男女のなかには、残念なことに、家族から紹介された人物は〔結婚には〕ふさわしくないと考えて拒絶し、〔自分が結婚できないのは〕家族が結婚前の交際を許してくれないためだと信じ込んでしまう人たちがいることです。    テヘラン大学で相談員を務める人物も、こう指摘している。      〔‥‥〕敬虔な女子は、交際を結婚のための一要素と考え、相手側も同じ考えをもっているこ 全文をよむ

2012-07-19 異性との交際、低年齢化:「化粧の理由はキレイじゃないから」(3) (Mardomsalari紙)

 このことに関連し、各大学で活動に従事している相談員らから、男女交際をめぐる問題についての報告を聞き終えたアッラーメ・タバータバーイー大学心理学グループのマフムード・ゴルザーリー部長は、ここ数年で異性との交際開始年齢が11歳にまで低下していると指摘した上で、次のように述べた。      こうした関係は情緒的な問題から性的問題、さらには複数人との交際という問題へと発展している。〔…〕以前、交際相手の有無を明らかにするためのアンケート調査を、学生たちに対して行ったことがあるが、その時に分かったのは、 全文をよむ

2012-07-19 異性との交際、低年齢化:「化粧の理由はキレイじゃないから」(1) (Mardomsalari紙)

 アッラーメ・タバータバーイー大学心理学グループ部長は、ここ数年で異性との交際年齢が11歳にまで下がっていると指摘した上で、「こうした関係は〔男女間の〕情緒的な問題から、性的な問題、さらには複数人との交際といった問題へと発展している」と述べた。       メフル通信によると、アッラーメ・タバータバーイー大学心理学グループ部長を務めるゴルザーリー氏、ならびにテヘラン市内の各大学で指導員や相談員を務める女性らの出席のもと、「少年少女交際分析会議」がイスラーム文化教育研究所で開かれた。この会議では、 全文をよむ

2012-07-09 「マネキン回収計画」、今日からマシュハドでも実施へ (Mardomsalari紙)

 ホラーサーン・ラザヴィー州公衆治安警察長官は、「違法マネキン回収特別計画」、ならびに「バッドヘジャービー(ヘジャーブの乱れ)公然表示物に対する取り締まり」の開始について明らかにした。同長官はまた、今年〔3/20~〕に入ってからこれまでに、迷惑行為や騒音、危険なデモンストレーション走行などの犯罪行為を理由に差し押さえられた乗用車の数が、数千台以上に上ることについても、発表した。       ニュースサイト「エンテハーブ」の報道によると、ナーセル・ナッジャーリヤーン大佐は「道徳的安全向上計画の実施 全文をよむ

2012-06-26 イスラーム共和国治安維持軍、民間病院への最後通告「ネクタイの着用は禁止」 (Mardomsalari紙)

 治安維持軍総司令官代理は、一部の民間の機関や病院で化粧やネクタイの着用が組織的に行われていることについて指摘した上で、「病院の院長には、この問題に片を付けるための数日間の猶予が与えられる」と述べた。       イラン学生通信の報道によると、アフマド・レザー・ラーダーン司令官は月曜日の正午、治安維持軍公衆監視センター(197番)を訪れた際、一部の民間の機関や病院の職員らがネクタイを着用したり厚化粧を施したりしていることについての質問に答える中で、「警察は、化粧やネクタイ着用を組織的に行っている 全文をよむ

2012-06-25 イラン保健省、麻薬依存防止に向けて対策:学生間の覚せい剤使用に警鐘 (Mardomsalari紙)

 イラン保健省の薬物依存予防・治療・減少課のジャアファリー課長は、学生たちの間でのリタリンの使用が覚せい剤使用への入り口になっていると指摘し、医学部の学生たちの間で行われる予定の薬物依存予防に向けた保健省のプログラムについて明らかにした。       フィールーゼ・ジャアファリー博士はISNA(イラン学生通信)とのインタビューの中で、「〔‥‥〕一部の学生たちの間でリタリンの使用が目撃されている。この問題は覚せい剤使用の入り口になり得るものである。学生たちは大学入学後、最初の試験で、徹夜をして勉強 全文をよむ

2012-06-21 15歳で化粧:イラン人の化粧品にかける年間費用は20億ドル(4) (Jam-e Jam紙)

〔‥‥〕      ■ 専門家は何と言っているか?       こうした中、専門家らは幾度となくこの件について懸念を示し、警告を発してきた。社会学者のアマーノッラー・ガラーイーモガッダム氏は若年層における化粧品使用の増加について警告した上で、「調査によれば、化粧品の使用は小学生にまで低年齢化していることが分かっている」と指摘する。       別の統計によると、今どきの女子中学生たちは口紅やフェイスパウダー、チークなどの化粧品を使用しており、女子校の教師たちによる〔女子生徒たちへの〕校内注意では 全文をよむ

2012-06-21 15歳で化粧:イラン人の化粧品にかける年間費用は20億ドル(3) (Jam-e Jam紙)

 「グローバル・スタディー」が2008年に行った調査によると、化粧品の世界市場におけるアメリカ合衆国のシェアは約382億ユーロであった。化粧品市場における日本と中国のシェアは、それぞれ237億ユーロ、及び82億ユーロである。       ヨーロッパの総シェアは635億ユーロであり、最大のシェアを誇っている。ヨーロッパ諸国の内訳を見ると、ドイツが117億ユーロで一番のシェアを誇り、続いてフランス(104億ユーロ)、イギリス(100億ユーロ)、イタリア(88億ユーロ)、スペイン(74億ユーロ)の順と 全文をよむ

2012-06-21 15歳で化粧:イラン人の化粧品にかける年間費用は20億ドル(2) (Jam-e Jam紙)

 統計によると、現在化粧品の購入費はイラン人家庭の家計の10~15%を占めている。世界の統計によると、先進国における化粧品の主な購買層は40歳以上の女性であると考えられているが、しかしイランでは22~24歳群が化粧品を最も多く消費している。多くの専門家によれば、化粧品、それも消費期限の切れたものや偽ブランドの密輸が横行している背景には、近年の化粧品消費のこうした加速的な活発化があるのである。      ■ 統計は何を物語っているか?       カナダ輸出センター付属国際研究所は2007年の報告 全文をよむ

2012-06-21 15歳で化粧:イラン人の化粧品にかける年間費用は20億ドル(1) (Jam-e Jam紙)

【社会部:マルヤム・バーバーイー】今やイランにおける化粧品の使用は、特定の年齢や階層に特有の行動ではなくなっている。おそらく20年前には、化粧をしたり化粧品を使ったりすることは既婚女性だけがすることで、それも家の中であったり、パーティーの時に見かけられるくらいのことであった。しかし近年では、年若い娘たちが化粧品の最大のお得意様となっているのである。彼女らにとって化粧品の使用は生活から切り離せないものとなっており、最近では化粧バッグが彼女たちにとって必携のアイテムとなっているほどだ。実際に調査によ 全文をよむ

2012-06-19 治安維持軍副総司令官「イラン人家庭の余暇は衛星放送やインターネットによって管理されている」(2) (Mardomsalari紙)

 カールギャル氏は衛星放送とインターネットが若者にとって新たな脅威となっていると指摘し、「もちろん、専門家たちはインターネットや衛星放送を正しく利用することができるが、大多数の人々はそうではない」と述べ、さらに「今やイラン人家庭の余暇は、衛星放送とインターネットによって管理されているのだ」と続けた。      〔‥‥〕       同氏は、学術的見地から見た場合、余暇〔の過ごし方〕は年齢や職業、社会的地位、責任のレベル、社会階層によって分けることができると指摘した上で、「男女を問わず、青少年や若 全文をよむ

2012-06-19 治安維持軍副総司令官「イラン人家庭の余暇は衛星放送やインターネットによって管理されている」(1) (Mardomsalari紙)

 治安維持軍副総司令官(社会担当)は、若者の余暇の管理は今や〔体制の維持にとって〕戦略的問題となっていると指摘した上で、「男女を問わず、青少年や若者の余暇がしっかりと管理されなければ、社会問題は増加してしまうだろう」と言明した。       ILNA(イラン労働通信)の報道によれば、バフマン・カールギャル司令官は「余暇におけるスポーツと娯楽の管理」集会の席上、安全は全員で作り出す作業だと指摘した上で、「体制のすべての機関、ならびに国民一人一人は、それぞれ安全と秩序、規律の創出に〔相応の〕役割を担 全文をよむ

2012-06-13 保健省、アルコールの濫用増加に対して懸念 (Jam-e Jam紙)

 国境警備司令部の公式統計によると、昨年〔西暦2011/12年〕国内で発見されたアルコール飲料の総量は〔その前の年の〕1389年〔西暦2010/11年〕に比べて69%増加し、今年〔2012.3〜〕に入ってすでに90人以上がアルコールの摂取によって命を落としたという。       イラン学生通信(ISNA)によると、アルコールの濫用増加への懸念と、アルコール依存症という現象への注意の必要性が取り沙汰されている一方で、最新の統計では、ホルダード月〔5/22〜〕に入ってほんの11日間で、国内ではアルコ 全文をよむ

2012-06-07 大きな鼻、余分な脂肪‥‥:イランにおける美容整形人気とその弊害(3) (Jam-e Jam紙)

■ 脂肪注入:顔のくぼみをなくせ!       我が国で人気のある美容整形のひとつに、唇や顔、頬、目の下、胸といった身体の様々な箇所への脂肪の注入がある。こうした手術では、医師は局部麻酔のもと、腹部や腿の脂肪およそ100~200ccを〔‥‥〕特殊な機具を使って、対象箇所に注入する。人々は、唇をふっくらさせたり、胸を大きくしたり、頬や目の下といった顔のくぼんだ部分をふっくらさせたり〔‥‥〕するために、脂肪注入を行う。       このような手術を行うための費用は、手術を行う箇所にもよるが、100万 全文をよむ

2012-06-07 大きな鼻、余分な脂肪‥‥:イランにおける美容整形人気とその弊害(2) (Jam-e Jam紙)

■ ボトックス注射:危険だが根強い支持       ボトックス注射は、わが国の美容整形手術の中でも、最も人気を集めているもののひとつである。この手術は多くの場合、額や眉間のしわを取り除くために行われている。       一部の統計によると、テヘランでは1日平均2000~3000人がボトックス注射のために皮膚科や美容外科の診療所を訪れており、その費用は35万~45万トマーン〔約2万3千円~3万円〕で、時にはそれよりもさらに高い場合もある。       興味深いのは、医師たちは遠視や眉毛・瞼のたるみ 全文をよむ

2012-06-07 大きな鼻、余分な脂肪‥‥:イランにおける美容整形人気とその弊害(1) (Jam-e Jam紙)

【ソメイラー・ザマーニー】近年の我が国における美容整形に対する大変な人気の高まりは、もはや隠すまでもない事実である。多くの人が、必要もないのに外科手術を受けたがっている。彼ら/彼女たちは、他の人たちよりも良く見えたいといった理由から、こうした手術に伴う費用やさらには痛みですらも、喜々として受け入れる構えなのだ。       こうしたなか、我が国ではいくつかの美容整形手術に人気が集まっている。      ■ 鼻の美容整形:断トツの一番人気       イランは鼻の美容整形手術の実施において、世界で 全文をよむ

2012-06-05 道徳安全警察長官「衛星放送局に結婚式の動画を送る現象について捜査が開始」 (Mardomsalari紙)

「結婚式の動画を衛星放送局に送った者に対して取り締まりを行う」      【社会部:サイーデ・ミールザーイー】しばらく前から、〔イラン国外で運営されている〕某ペルシア語衛星チャンネルが若者、特に若い新郎新婦に対して、同チャンネルに結婚式の動画を送るよう勧誘活動を行っている。結婚式の様子を収めた私的な動画を送るよう若い夫婦に勧誘する際の手法の一つとして、ペルシア語チャンネルは提供者への賞金に1000ドルを出すと約束している。賞金の誘惑に負け、多くの夫婦が衛星チャンネルでの公開用に、私的動画を送って 全文をよむ

2012-05-31 クリミア・コンゴ出血熱、テヘランに伝播:正確な広報活動の欠如の結果 (Mardomsalari紙)

 東部諸州で流行を見せていたクリミア・コンゴ出血熱が、ついにテヘランにも及び、罹患した2名の市民が重体であるとの情報が伝えられた。こうしたなか、保健省やイラン国営放送などの関係機関は、この感染症に関する広報とその予防方法について、いまだに十分な措置を講じていない。       メフル通信の報道によると、しばらく前に汚染した家畜を通して東部国境から国内に侵入したこの新たな病は、人々の無知と、保健省ならびにイラン国営放送による広報活動の怠慢が原因で、スィースターン・バルーチェスターン州、及びホラーサ 全文をよむ

2012-05-30 店からネクタイが回収 (Mardomsalari紙)

 イスラーム革命の勝利後、イランではネクタイの販売が禁止された。しかし、ここ数年、一部の業者によるネクタイ販売が常態化し、ときに治安維持軍内の担当部署から注意を受けることもあった。とはいえ、この問題が厳格に追求されたことは一度もなかったというのも事実であり、実際にネクタイの販売はスーツ販売店で大々的に行われていたのであった。       最新のニュースによると、ネクタイの販売が再び厳格な取り締まりに直面しているという。これに関し、ある業者は「治安維持軍公共地域局は数日前、この御触れを出し、私たち 全文をよむ

2012-05-30 ラーダーン司令官「警察はヘジャーブ遵守を守らぬ展示会には開催を許可しない」 (Mardomsalari紙)

 治安維持軍総司令官代理は、「もし展示会の責任者らが貞節とヘジャーブに関わる事項を遵守しないようであれば、警察はこうした展示会の開催を許可しない」と述べた。       アフマド・レザー・ラーダーン准将はイラン労働通信とのインタビューのなかで、「展示会を開こうと考えている関係者や団体は、貞節とヘジャーブに関する事項を展示会場内で守る義務がある」と述べ、さらに「〔展示会場内で〕貞節とヘジャーブが守られず、〔展示会を開いている責任者が〕この件についての自らの義務を果たさないようなことがあれば、警察は 全文をよむ

2012-05-26 ホメイニー作品出版協会副所長、宗教指導者の道徳遵守の必要性を強調 (Mardomsalari紙)

【政治部】毎年、イマーム・ホメイニーの命日〔6月3日〕を直前に控えた時期になると、イマームの人となりについて多角的に検討する各種セミナーが開かれる。今回、ゴムで開かれたあるセミナーで議論されたのは、「イマーム・ホメイニー、イスラーム神学校、そして道徳」というテーマだった。      〔‥‥〕       「イマーム・ホメイニー作品出版協会」の文化担当副所長はこのセミナーのなかで、人々の間で宗教指導者の権威が落ちつつあることについて明らかにし、このことに遺憾の意を表明した上で、宗教指導者による道徳 全文をよむ

2012-05-24 ラーダーン軍司令官「海の健全化計画は治安維持軍だけの仕事にあらず」 (Mardomsalari紙)

 ラーダーン司令官は海の健全化計画の全責任が治安維持軍に向けられているわけではないと述べた上で、「その他の関係機関も、海の健全化計画では自らの責任をしっかりと果たすべきである」と語った。       ファールス通信が警察広報サイトの情報として伝えたところによると、治安維持軍総司令官代理のアフマド・レザー・ラーダーン司令官はティール月1日〔6月21日〕より、海の健全化計画をイランの北部諸州で実施することを明らかにした。       同司令官はまた、「北部諸州の善良で革命的な市民は、これらの州を旅行 全文をよむ

2012-05-19 買っちゃダメ、子供に携帯電話 (Jam-e Jam紙)

研究者らによると、携帯電話は青少年の道徳に悪影響を及ぼすだけでなく、それが発する電波も破壊的       あなたの子供が初めてあなたの手から携帯電話をつかみ取って、無邪気に話す真似をしたとき、多分あなたは思いもしなかっただろう、この数分間のおもちゃが、ほんの数年後には、子供が自分専用のをおねだりするようなものになろうとは。新しくやってきたこの新しい利器が、子供に必要なのかどうか、あなたには見当もつかないのに、だ。       近頃では7〜8歳の子供でさえ携帯電話を手に持っているのを見かけるし、両 全文をよむ

2012-05-16 女性の殺人動機の67%は浮気:不倫は社会にとって破壊的脅威(3) (Mardomsalari紙)

 複数の研究が示すところでは、既婚男性の30%から55%が妻以外の女性との関係を求めているという。つまり、平均で3分の1の男性が不倫を犯していることになる。この数字は、女性では3%から30%程度である。       シャヒード・ベヘシュティー大学家族研究所学術委員のモフセン・デフガーニー博士は、不倫関係をもつことに対する男女間の〔態度の〕違いについて、「女性は他人と情緒的な関係を築くまでに長い時間がかかり、こうした関係が終了すると、精神的ダメージを受けやすいが、男性はこうした関係を築くのにそう長 全文をよむ

2012-05-16 首都上空に砂塵が集結:テヘラン市民、大気汚染に対していまだ無防備 (Mardomsalari紙)

テヘラン、大気汚染で「警告」状態に       大気汚染が悪化し、テヘランの汚染レベルが「警告」状態に達したことに伴い、「テヘラン大気汚染削減緊急委員会」の会議が召集された。       「テヘラン大気品質監視社」の代表は「テヘラン市民は大気汚染に対して、いまだ無防備な状態にある」と述べた。       ユーソフ・ラシーディー博士は、テヘラン市民がこのように無防備な状態に置かれているのは、政府当局の無策に原因があると強調し、さらに「大気汚染は科学的な観点から見れば、解決可能な問題であるが、しかし 全文をよむ

2012-05-16 女性の殺人動機の67%は浮気:不倫は社会にとって破壊的脅威(2) (Mardomsalari紙)

 残念ながら、ここ数年の間に国内ではインターネットの利用や衛星放送の視聴が普及したが、それらが引き起こす危険に関して個々の家庭が無知であるために、こうした科学技術が伝える破壊的な作品の影響の下で、多くの家庭の団らんが動揺をきたすようになっている。       他方、「ファールスィー1」や「ザムザメ」などの〔海外にあるペルシア語〕衛星放送局のなかには、ラテンアメリカやスペインといった国々のドラマを選び出して放映し、多くの視聴者を引きつけることで、家族、特に特に若者たちの間に不倫〔の習慣〕を普及させ 全文をよむ

2012-05-16 女性の殺人動機の67%は浮気:不倫は社会にとって破壊的脅威(1) (Mardomsalari紙)

 「配偶者の裏切り」とも言われる不倫は、社会において人目につかぬ形で存在しているが、専門家らの研究が示すところによると、男性のほうが女性よりも裏切り行為を犯すことが多いようだ。       メフル通信によると、不倫問題は近年、一つの社会問題となっているが、それは多くの場合、人目につかない状態に置かれている。しかし浮気の発覚は、犯罪を誘発する原因ともなりうるのだ。       こうした関係は情愛と性の2つの側面から成り立っており、女性と男性の間では違いがある。実施された調査によれば、90%の女性は 全文をよむ

2012-05-15 保健省政策立案評議会議長、テヘランにおけるアルコール消費の広まりを懸念 (Mardomsalari紙)

 保健省政策立案評議会議長は、「テヘラン医科大学の管轄下にあるテヘランの南部で、アルコールの消費が蔓延しているとの報告が、病院や医師たちから時折われわれの下に寄せられてくる。これは、懸念すべき問題である」と述べた。       メフル通信の報道によると、バーゲル・ラーリージャーニー氏は〔‥‥〕次のように続けた。「この問題に真剣に取り組む必要がある。現在一部の店で見られるこの種のモノの販売に無関心でいることはできないからだ」。       政策立案評議会の議長はまた、「こうしたことへの危機感をもつ 全文をよむ

2012-05-14 「社会的安全計画」、再開へ:警察、車内での明らかな犯罪行為についても毅然と取り締まり (Mardomsalari紙)

治安警察官、ホルダード月15日〔6月4日〕から海岸に配置       警察は「社会的安全計画」を再開した。治安維持軍総司令官は、警察が現在、社会的安全計画の下、法律に基づき〔車中で〕ヘジャーブを脱いだり、〔犬などの〕動物を連れ歩いたりする行為を取り締まる意向であることを明らかにした。       ハバル・オンラインによると、治安維持軍は数日前から数回にわたって、ヘジャーブや服装の乱れを取り締まること発表してきた。また治安維持軍総司令官代理も、服装の乱れの該当例について公表している。        全文をよむ

2012-05-13 ハーメネイー最高指導者「ヘジャーブは女性に尊厳をもたらす」 (Jam-e Jam紙)

 恥じらいと純潔の婦人ファーテメ・ザフラー閣下の生誕記念日の昨日、ホセイニーイェ「イマーム・ホメイニー」は〔ファーテメを慕う敬虔な信徒たちによって〕「預言者の宝物」の美徳に満ちあふれた雰囲気となった。      ※訳注:ファーテメ・ザフラーは預言者ムハンマドの娘にして初代イマーム・アリーの妻のこと。子供を相次いでなくしたムハンマドにとって、彼女は唯一彼よりも長生きした子供であったために、「預言者の宝物」とも呼ばれる。「ホセイニーイェ」とはホセインの殉教物語などが語られる宗教施設のこと。    イ 全文をよむ

2012-05-08 エヴィーン刑務所、緑の空間へ (Jam-e Jam紙)

 テヘラン市長は、現在〔テヘランを南北に貫く〕ヴァリー・アスル通りで「すずかけの木」4000本の植樹が行われているところだと述べ、さらに〔「政治犯」の収容などで有名な〕エヴィーン刑務所の移転に向けた初期合意の実行と敷地の緑化が計画されていることを明らかにした。       メフル通信の報道によると、モハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ市長は昨日、「対話公園」で行われた第10回「椰子の木と植物国際展覧会」の開会式で、地下鉄とバスを軸とした公共交通機関の拡充に向けた市の努力について強調した上で、「残 全文をよむ

2012-05-05 《ヘジャーブと貞節》は女性だけの問題ではない:男性もヘジャーブを遵守すべき (Mardomsalari紙)

【社会部:サイーデ・ミールザーイー】ヘジャーブとその遵守に関する議論が我々の社会で取り上げられる時、女性にすべての関心が向けられるものだ。あたかもヘジャーブ問題は女という性と直接的かつ拒絶不可能な関係があるかのようだ。しかしながら、関係者らが言うように、ヘジャーブ問題を性別化してはならない。つまり、〔イスラーム的な観点から許容される服装という意味での〕「ヘジャーブ」とはあくまで男と女、二つの性にとって共通の概念なのであって、〔どのような服装がイスラーム的に許容されるのかという〕その適用が異なるだ 全文をよむ

2012-05-05 イラン人学生に奨学金を支給している国の名前を公表 (Jam-e Jam紙)

 科学技術省の奨学金・海外留学生担当次官は、イラン〔人学生〕に対する奨学金制度のある国の名前を公表した上で、「一部の国はイランに奨学金を支給しており、科学技術省もまた、互恵的に一部の国に奨学金を与えている。これは〔イランの教育〕システムと連動して行われている」と述べた。        ハサン・モスレミー=ナーイーニー次官はメフル通信に対し、協定に従ってイランに奨学金を支給しているのは、中国、日本、ロシア、及びインドであり、イランでも同じように、これらの国々に奨学金が与えられていることを発表した。 全文をよむ

2012-05-02 自分の体を犠牲にしてでも痩せたい!:今日の社会現象に関する心理学的調査 (Mardomsalari紙)

 今日、社会生活を営む多くの人々を支配する〔体型や服の着こなしに関する〕流行と痩身志向、そして肥満の人々を馬鹿にする傾向が、アノレクシア(拒食症)のような病気の温床となっている。この問題への無関心が、こうした病気の患者数を増やしているのだ。       イラン精神科医学術協会会長のレザー・ミールセパースィー医師は、SINAニューズとのインタビューの中で、痩せることが拒食症の温床になっていることについて触れた上で、「アノレクシア・ネルヴォサと同義のペルシア語として、精神医学の専門書では『神経性無食 全文をよむ

2012-05-01 改名、これからは司法による判断は必要なし (Jam-e Jam紙)

イランでは年間約7000人が改名を申請      【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】可決された場合、18歳以上のイラン国民ならば1度名前を変えることができるとする政府提出法案について、戸籍庁が初めて明らかにしてから、すでに8ヵ月以上が過ぎた。       この法案の可決に向けた動きについては、何の情報もない。しかし、戸籍庁長官によると、改名を実施するための運用規則がすでに各戸籍事務所に通達されており、それによれば、一部の名前については、もはや司法に回す必要はなく、司法判断を経 全文をよむ

2012-04-24 イランの一般市民、アブー・ムーサー島への観光に強い関心:イラン紙の取材で明らかに(1) (Iran紙)

【社会部】ちょうど13日前、大統領によるアブー・ムーサー島訪問が行われた。当時、アブー・ムーサー島民をはじめ多くの人たちは、イラン領であるこの小さな島が話題の「観光モデルの島」になるきっかけを、この訪問が用意することになろうとは、想像だにしていなかった。しかし今や、多くの人がこの島を訪問することに期待を寄せているのである‥‥。今後、こうしたイラン人の期待を実現するための様々な準備作業が行われていくことになるだろう。       そこで本紙は同胞のイラン人たちに対し、アブー・ムーサー島訪問にどれだ 全文をよむ

2012-04-24 イランの一般市民、アブー・ムーサー島への観光に強い関心:イラン紙の取材で明らかに(2) (Iran紙)

 ヴィーラー通りで商店を営み、イランを熱烈に愛するマンスーリーさんは、私たちの質問を聞くと、特別に興奮した様子で、イランの領土に対するアラブ首長国連邦(UAE)の厚顔無恥な振る舞いについて、次のようにまくし立てた。「アブー・ムーサー島がイランに属していることは歴史が示すとおりだ。UAEはまるで私たちの家に力づくで押し入ろうとするかのように、過剰で不当な要求をしている。政府はこれをまともに受け取る必要などまったくなく、返答さえ不要だ」。       彼は大統領のアブー・ムーサー島訪問について、極め 全文をよむ

2012-04-21 ワーキング・チルドレンらの間で麻薬中毒者が増加中:当局が警告 (Jam-e Jam紙)

 麻薬撲滅本部の「治療・社会的支援」局の局長は、「ストリート・チルドレン」や「ワーキング・チルドレン」をめぐる問題について触れた上で、「ワーキング・チルドレンやストリート・チルドレンは、スラム街に住んでいたり、悪い保護者をもっていたりするために、麻薬中毒〔の危険〕に晒されている」と述べた。       モハンマド・バーゲル・サーベリー=ザファルガンディー局長はイラン学生通信とのインタビューのなかで、こうした問題を引き起こすさまざまな要因について触れ、「〔居住地として〕公的に認められていないような 全文をよむ

2012-04-14 巡礼許可証の売買仲介業者が暗躍:当局の警告も空しく (Jam-e Jam紙)

 毎年〔イラン人巡礼団のメッカへの〕旅立ちを目前に控えた時期になると、巡礼及び小巡礼の許可証の売買市場が過熱する。巡礼庁の関係者によれば、こうした許可証の売買は違法行為にもかかわらず、である。ブローカーらは巡礼事務所や登記事務所に登録することで、自らの違法行為が合法的なものであるかのように装おうとしようとしている。にもかかわらず、活況を呈するこうした違法市場を取り締まるべき機関・関係当局はいまだに存在しないのである。       メフル通信の報道によると、〔メッカへ向かう〕一団への巡礼者らの登録 全文をよむ

2012-04-11 マルジャエ・タグリードら、投石刑について見解 (Jam-e Jam紙)

 「現在の状況下で、〔姦通罪を犯した既婚者に対する刑罰として〕投石刑に代わる判決を考えることはできるか」との〔メディア側からの〕ファトワーを求める質問に対し、〔シーア派の宗教最高権威である〕偉大なるマルジャエ・タグリードらが回答を行った。これより前、国会司法委員会のムーサー・ゴルバーニー委員は、〔現在国会で準備されている〕新イスラーム刑法では投石刑の規定が外され、同第223条にもとづき、この件〔=投石刑に代わってどのような刑罰を科すか〕についてはイスラーム法学者ならびに「法学者の監督者」〔※最高 全文をよむ

2012-04-08 「婚資金上限法」に残る疑問点:護憲評議会を通過しない可能性も (Jam-e Jam紙)

【社会部:マルヤム・ハッバーズ】数ヵ月前、国会が婚資金の上限を定めるべく努力を行った結果、女性への恐怖から逃れて一息ついた男性陣も多いことだろう。しかしこの法案には問題点も多く、護憲評議会で承認されることに悲観的な国会関係者も少なくない。       90年〔〜2012年3月19日〕の終わり頃、ニーレ・アフヴァーン議員は、「やむを得ない場合に、婚資金を支払おうとしない夫を投獄して、婚資金を〔強制的に〕徴収することができるためには、女性は自らの婚資金の上限を、今後金貨110枚としなければならない」 全文をよむ

2012-01-30 新たな通信技術が家庭に被害をもたらす(下) (Jam-e Jam紙)

 インターネット・ユーザらが訪れるサイトのなかには、見たところ猥褻ではなく、「フィルタリング破り」がなくとも閲覧できるものすらある。しかしそこは、ユーザらを「狩猟」し、長時間の会話を通じて、議論を反倫理的で低俗な方向へと誘導するための仮想の「チャットルーム」なのである。       福祉庁社会問題予防局長のアグタール氏は、インターネットの利用に関する正しい文化が欠けていることがこの問題のもっとも根源的な原因であるとの認識を示し、次のように述べた。「今やインターネットでは、親の監視から離れた非現実 全文をよむ

2012-01-30 新たな通信技術が家庭に被害をもたらす(上) (Jam-e Jam紙)

若者の間に蔓延するケータイ、衛星放送、インターネット中毒に専門家らが警告      【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】「ネット放浪」の蔓延、悪魔崇拝の増加、衛星放送やネットへの病的依存‥‥。福祉庁の高官らは昨日、新たに出現しつつあるこうした社会問題への対策を練るべく、専門的な会議を開いた。       ジャーメ・ジャムの報道によれば、ここ数日福祉庁の高官らによる会議が開かれており、〔‥‥〕昨日のプログラムではこれまでにない新たなテーマが議論されたという。その出現からそれほど年月はたっていないも 全文をよむ

2012-01-29 金貨の価格暴騰、婚資金未払いの罪に問われている人たちの運命にも飛び火 (Jam-e Jam紙)

専門家ら、現状に鑑みるならば、婚資金として支払われる金貨の分割払いについて調整の必要があると指摘      【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】金貨を保有してもいなければ、〔金貨の〕売買にも関わっていない、私やあなた方のようなホワイトカラー/ブルーカラーの労働者にとっては、おそらくここ数週間の金貨の価格上昇は新聞の見出しの言葉、ないしはインフレの昂進に対する懸念にすぎないだろう。しかし婚資金の未払いの罪で有罪判決を受けている人たちにとっては、今回の〔金貨の〕価格上昇は身の破滅に 全文をよむ

2012-01-07 婚前のエイズ検査、いまだ実施されず (Jam-e Jam紙)

新生活を始めるにあたり、結婚前にエイズ検査をうけないのは危険であると考える人たちがいる一方で、専門家らはこの検査を不要と指摘      【社会部・マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】近年のエイズ感染者数の増加は、あらゆる人々に懸念を与えているが、しかし新たにエイズに感染していることが判明した人の50%以上が25歳以下であることが発表されたことで、こうした懸念は特に〔子ども・若者のいる〕家庭で数倍にもなっている。というのも、婚前にエイズや肝炎のような病気の強制的検査が行われていないために、 全文をよむ

2012-01-07 レーザー治療の落とし穴:若返りに有効とは限らず (Jam-e Jam紙)

 歳を取ることは、生活の中で喜ばしい出来事とは決して言えない。あらゆる人間は、美と若さを好み、中年に達するや、肌の若返り方法についてあれこれと考えをめぐらすようになるものだ。       若さを保つことへの需要は多い。そのため今や、衛星放送やインターネット・サイト、雑誌や出版物などには、魅惑的な広告が〔数多く〕存在し、アンチエイジングや肌のしわ取りのために様々な手法を活用するよう、人々に呼びかけている。植物由来の各種マスクに始まり、化学薬品やしわ防止クリーム、そして今日ではレーザーのような新たな 全文をよむ

2012-01-05 ハーメネイー最高指導者「社会の発展は健全かつ喜びに満ちた家庭にかかっている」 (Jam-e Jam紙)

 数百人の思想家やエリート、大学や神学校の教授、研究者、学術書の著者たちは昨夜、イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下とともに、第三回「イスラーム共和国戦略思想会議」において、思想的交流を深め、女性と家族の問題について多角的な検討を行った。      〔‥‥〕       最高指導者広報サイトが伝えたところによると、〔‥‥〕イスラーム革命最高指導者は、女性と家族の問題は我が国の最重要課題のひとつであると強調し、〔‥‥〕イスラーム体制における女性の役割・貢献は極めて高く、他に代 全文をよむ

2012-01-05 治安維持軍、Facebook上での個人情報の流出に警告:インターネット泥棒はSNS利用者を待ち伏せしている (Jam-e Jam紙)

【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】「フィルタリング破り〔※〕」の使用者やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)の利用者たちは、自分たちの個人情報が盗まれる危険性がその他のインターネット・ユーザよりも高いことを、治安維持軍サイバー警察(FTA)は警告している。しかし、それにもかかわらず、 仮想空間を忍び足で移動しているから、誰もその跡を追うことはできない!などと、安易に考えているユーザがいまだにいるのが現状だ。      ※訳注:「フィルタリング破り」とは、「プロキシー(代理)・サイト」 全文をよむ

2012-01-05 イランのインターネット普及率、たったの14.7% (Mardomsalari紙)

 1389年〔西暦2010.3〜2011.3〕、イランの世帯数2030万のうち、430万世帯(21.4%)の自宅にインターネット接続環境があることが分かった。この割合は、都市部で27.3%、農村部で4.9%であった。       イラン学生通信の報道によると、「1389年版インターネット利用者統計計画」の結果、イランの人口7480万人中、1100万人がインターネット利用者であることが分かったという。       これによると、イランのインターネット普及率は14.7%で、前回調査の1387年〔20 全文をよむ

2012-01-04 ヘジャーブの乱れた者の旅行、空港で阻止 (Jam-e Jam紙)

 国家空港警察長官は、ヘジャーブが乱れ、マネキンのように着飾った者による旅行を空港で阻止することや、麻薬を携帯する者のパスポートを5年間失効させること〔‥‥〕などを含む、新たな措置に踏み出している。       メフル通信によると、ナビーヨッラー・ヘイダリー司令官は記者会見で、「空港警察は、〔女性であるにもかかわらず〕空港で男性用の服装を着用している者や、マネキンのようにTシャツを着て、旅行前の自らの姿を正そうとしない者たちの往来を禁止している」と述べた。       また同氏は、喜ばしいことに 全文をよむ

2012-01-04 看護師制度機構、海外への看護師派遣に関する詐欺的な宣伝について警告 (Jam-e Jam紙)

【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】海外での就職のために、国内の看護師たちが移住するケースが近年増加しており、国際職業紹介機構の理事長が最近になって、トルコへのイラン人看護師の派遣が2千名に上ることを公表するまでになっている。       メフルダード・エイユービー氏は、トルコへの看護師の派遣が今年2千名に達したことで、様々な分野での労働力派遣をすべて含めれば、その数は7千名にも上るだろうとの期待を表明した。       こうした発表の一方で、国家看護師制度機構の広報サイトは同 全文をよむ

2012-01-04 警察、ネットカフェ経営者に最後通告 (Jam-e Jam紙)

警察、ネットカフェ経営者にユーザの情報保護向上のための措置を15日以内に講ずるよう指示       治安維持軍サイバー警察(FTA)の社会担当次官は、ユーザの情報保護を高めることを目的とした20項目の指示を発表し、「インターネットサービス施設(インターネット・カフェ)の管理人は、遅くともこの通達から15日以内に指示内容を実行しなければならない」と語った。      〔‥‥〕       この指示によると、インターネットサービス施設の管理人は遅くともこの通達から15日以内に指示内容を実行する義務が 全文をよむ

2011-12-27 結婚相談所、拡充へ:結婚相談所設立に関する規則が内閣に提出 (Jam-e Jam紙)

【社会部:キャターユーン・メスリー】「若者結婚促進法」が政府と国会の間を行き場もなく転々とするようになって6年、政府はついにこの法律の枠組みを利用して公的な結婚相談所を拡充させることで、一方で〔出会い系サイトなどを利用した〕「インターネット結婚」を減らし、他方で結婚数を増やす政策に着手する決断を下した。       スポーツ青年省文化教育担当次官のセイエド・バーゲル・ピーシュナマーズィー氏は昨日このことに関し、配偶者選びのための公的な結婚相談所の拡充を図るべく、〔相談所開設の〕認可を無制限に発出 全文をよむ

2011-12-26 バム地震から9年:テヘラン地震を考える契機に (Jam-e Jam紙)

【社会部:プーラーン・モハンマディー】テヘラン市内の某地区の17分の1の面積に過ぎないバムで起きた地震では、3万5千人が亡くなった。これらの犠牲者は、テヘランで地震が起きた場合に、どんな大規模な惨事が同市とその住民を待ち受けているかを考える契機となっている。毎年デイ月5日〔12月26日〕は、バム市で82年〔2003年〕に起きた地震の辛い記憶を思い出させる。発生から9年が経ったにもかかわらず、未だにこの街とその住民は普通の生活に戻れずにいる。      〔‥‥〕       専門家とテヘラン市の当 全文をよむ

2011-12-17 無法状態の野生動物の売買 (Jam-e Jam紙)

 「ジャングルの王様」の生息地にはまったく似つかわしくない大気汚染にまみれたテヘランで、先週の1週間で2頭のライオンの子どもが見つかった。国内に野生動物密輸業者が暗躍していることを示す事件だ。環境庁はこうした業者を厳しく取り締まることを約束している。      〔‥‥〕      ・通りをうろつくライオンの子どもはどこからきたのか?       市内をさまようライオンの子どもたちがどうやって、首都の通りに現れたのか、いまだにどの当局者も正確な答えを出せてはいない。しかし動物園から売られたライオン 全文をよむ

2011-11-06 「服飾国民展示会」で新作マント100点が発表 (Jam-e Jam紙)

アーバーン月28日からアーザル月2日〔西暦11月19日~23日〕までニヤーヴァラーン文化会館で開催       ファッション服飾整備委員会の委員長は、アーバーン月28日からアーザル月2日にかけて、テヘラン北部ニヤーヴァラーン文化会館にて開催される予定の「第一回ファッション・マント国民展示会」で、100点余りの新作マント〔※体のラインを隠すために女性が着用する丈の長いコート〕が披露される見込みであることを明らかにした。       イーサー・ケシャーヴァルズ氏は昨日、記者団に対し次のように付け加え 全文をよむ

2011-10-29 科学省、“学生結婚”のための融資政策を発表 (Mardomsalari紙)

 科学省の学生問題庁長官は、大学院の学生、特に奨学生向けに、500万トマーン〔約36万円〕を上限とする結婚ローンを提供することを発表した。       マフムード・モッラーバーシー氏は、イラン学生通信(ISNA)とのインタビューのなかで、学生結婚をめぐる問題〔の解決〕のための科学省による融資制度について、「イマーム・レザー友愛基金が始まって以来、各大学は結婚ローンを必要としている学生に対してこの基金のことを紹介しているが、〔こうした制度がある〕にもかかわらず、〔今回の融資制度の発足によって〕結婚 全文をよむ

2011-10-29 離婚の原因の3〜4割は性的問題 (Mardomsalari紙)

 第五回“家族と性的健康”全国会議の学術担当書記は、離婚の30~40%は性的問題に起因するとし、「性の健康と倫理に関する教育プログラムが準備されている」と述べた。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、ラスール・ロウシャン氏は第五回“家族と性的健康”全国会議が行われている傍らで、さらに「この会議の開催目的には、・性的問題を取り扱うことへのタブーを破ること、・〔性的問題をめぐる〕応用研究の実施に向けた環境整備を行うこと、・性的倫理に関する教育プログラムを準備・提供すること、などが含 全文をよむ

2011-10-12 ナダルハーニーへの死刑判決、破棄される (Jam-e Jam紙)

 最高裁判所は声明の中で、ユーセフ・ナダルハーニーに関する容疑が最高裁で破棄され、これまでのところ本件に関する最終的見解は出されていないことを発表した。      ※訳注:ユーセフ・ナダルハーニーはイスラーム教からキリスト教に改宗したことから死刑判決を受けたイラン人牧師。    イラン学生通信(ISNA)によると、この問題に関する最高裁判所の声明には、次のように書かれている。      背教の罪に問われているユーセフ・ナダルハーニーに関する容疑が最高裁判所で調査された。その結果、捜査に不備がある 全文をよむ

2011-09-29 国会議員203名、科学技術省に謝意:大学の「イスラーム化」に関し (Jam-e Jam紙)

 国会議員203名は声明を出し、科学技術省が教育機関のイスラーム化に向けて決意を固めていることに感謝の意を表明した。       議員らはその上で、文化革命最高評議会が決定した大学のイスラーム化の方針を実行に移すよう、科学技術省に呼びかけた。       また議員らは、必要とあらば自らの力で、学年末〔=来年の7月〕までに新たな政府系の女子大学ないし高等教育機関の設立に向けてアクションを起こすよう、各大学に求めた。       声明はさらに、聡明なる革命最高指導者のご意志を実現するべく、教科書の章 全文をよむ

2011-09-27 アゼルバイジャンの殉教者像の除幕式、催される (Jam-e Jam紙)

 「聖なる防衛」週間の4日目に合わせる形で、タブリーズ市長をはじめ、「聖なる防衛」〔=イラン・イラク戦争〕に従軍した司令官や兵士、殉教者たちの偉大なる遺族、及びタブリーズ市民多数が見守る中、殉教したアゼルバイジャン将校7名の像の除幕式が行われた。       アーリヤー通信がタブリーズから伝えたところによると、タブリーズ市長で技師のノヴィーン氏はスピーチの中で、「この像は殉教者、特に殉教したアゼルバイジャン将校たちの高貴さを尊ぶことを目的に、第8地区長の尽力のもと、〔彫刻家の〕アハド・ホセイニー 全文をよむ

2011-09-26 大統領、始業式で生徒たちに問いかけ「もしあなたが大統領だったら何をしますか?」 (Jam-e Jam紙)

 メフル月〔西暦9/23〜〕の鐘とともに、〔全国の学校で〕新学年の始業式が開かれた。これに合わせる形で、大統領は〔恒例となった〕「メフル月の質問」を、ビデオ録画にて〔生徒たちに〕提示した。       複数の通信社が伝えたところによると、昨朝、1390〜1391年〔西暦2011〜12年〕の始業式が第一副大統領ならびに教育相出席のもと、テヘラン第14地区にある「アーザーディー」女子中学校で開かれた。       マフムード・アフマディーネジャード大統領は〔始業式に寄せた〕自身のメッセージの中で、メ 全文をよむ

2011-09-25 タブリーズ市、野良犬駆除計画を実施 (Jam-e Jam紙)

【タブリーズ:マアスーメ・デラフシャーン】〔イラン北東部の〕マシュハドに続いて、〔イラン北西部の〕タブリーズ市でも、殺処分によって同市で進む野良犬増加の流れを抑える計画が実施されている。しかし、その実施方法をめぐっては、抗議の声も上がっている。       動物愛護を訴える人物の一人はこれに関して、ジャーメ・ジャム紙に以下のように述べている。「どの獣医学の専門家も、また市や市議会〔の関係者〕さえも、動物を駆除するのではなく、去勢という根本的手法に取り組むべきだと考えている。にも拘わらず、残念なが 全文をよむ

2011-09-17 メスバーフ=ヤズディー、神学生らに広まる西洋文化の影響を警告 (Mardomsalari紙)

 イマーム・ホメイニー教育研究所の所長を務めるメスバーフ=ヤズディー氏は、家族の分裂という災厄の波が宗教的環境にまで及んでいることに警告を発し、宗教界はこれまで以上に、このことに警戒すべきだと注意を喚起した。       メフル通信によると、アーヤトッラー・モハンマド・タギー・メスバーフ=ヤズディーは、イマーム・ホメイニー教育研究所のホールで開かれた同所の始業式で演説し、そのなかで一部の西洋文化が社会に浸透しており、それは一部の神学生にも及んでいると指摘した上で、「夜中じゅうインターネットの前に 全文をよむ

2011-09-06 国防相が見守る中、4つのプロジェクトが始動 (Jam-e Jam紙)

【IRNA】地理学ならびに地図作成の分野での4つの重要プロジェクトの運用が、国防軍需相が見守る中、月曜日に始まった。       昨日始動したプロジェクトのなかには、国防用気象衛星からの画像を受信する、イラン初となるシステムや、国境線の確定作業を行うソフトウェア群〔の開発・運用〕が含まれている。       またこのセレモニーでは、イラン初となる3D映像を駆使した天文学教育解説センターの運用がスタートした。さらに、イランの森林地帯についての図版集のお披露目も行われた。 全文をよむ

2011-09-06 イランの面積、20万平方キロメートル増加 (Jam-e Jam紙)

 国軍地理機構長官は、島嶼部の面積を精確に計算した結果、イランの面積がかつて発表されたものより約22万6千平方キロメートル広いことが分かったと発表した。       モハンマド・ハサン・ナーミー准将はメフル通信に対し、「これまでイランの面積は164万8千平方キロメートルとされてきたが、〔精確な〕調査が実施され、我が国の島嶼部の面積が計算された結果、現在この面積は225,959平方キロメートル増加した」と発表した。 全文をよむ

2011-09-05 無許可営業のレストラン、テヘランに1200店舗 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン市議会の副議長はしばらく前に、テヘランにはイスラーム法上禁止された「ハラームな」食べ物を提供しているレストランが160軒確認されたと発表したが、これに対しテヘラン市の「レストラン・セルフサービス組合連合」会長は、そのような〔ハラームな食事を提供している〕レストランは極く少数であるとしつつ、テヘランでは1200軒以上のレストランが無許可で営業していることを明かした。       セイエド・アスガル・ミールエブラーヒーミー会長はメフル通信との会見の中で、カニのようなハラームな食べ物を提供し 全文をよむ

2011-08-29 ハーメネイー最高指導者、受刑者 1218名に対する恩赦に同意 (Jam-e Jam紙)

 ラマダーン(断食)月明けの「フェトル」祭を目前に控え、アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、一般・革命裁判所や国家タアズィール(裁量・矯正刑)機構、及び軍司法機構から有罪判決を受けた、受刑者1218名に対する恩赦ないし減刑に同意した。       最高指導者事務所の広報サイトが伝えたところによると、アーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニー司法権長官は、フェトル祭が近づいていることを記念し、ハーメネイー革命最高指導者に対し、恩赦委員会で有資格者と認められた受刑者1218名に対する恩赦・減刑を 全文をよむ

2011-08-24 今年のテヘランの大気汚染は過去最悪 (Jam-e Jam紙)

テヘラン、最近の5カ月間で「清浄日」は1日もなし      【社会部:プーラーン・モハンマディー】何年も前から交通渋滞と大気汚染という2つの問題に悩まされてきた大都市の住民にとって、テヘラン市民はここ5カ月間、ただの1日も「きれいな」空気を吸えずにいるというニュースを耳にすることは、容易に聞き飛ばすことのできない辛い現実と言えるだろう。       テヘランの大気汚染が危機的状況に陥ってすでにしばらくが経つが、最近では大気汚染についての話題も、すでに陳腐なものになってしまった感がある。そのため当 全文をよむ

2011-08-21 薬局で性的興奮作用のあるガムが販売:保健省、市民に通報を呼びかけ (Jam-e Jam紙)

【社会部:マストゥーレ・バラーンダラーン=ナスィーリー】保健省の広報サイトは同省の食糧・医薬品庁の医薬品担当副長官の言葉を引用する形で、薬局で性的興奮作用のあるチューインガムが違法に販売されているのを見かけた場合は関係当局に通報するよう、市民に呼びかけた。       モハンマドレザー・シャーネサーズ博士は、「どの薬局にも、性的興奮作用のあるガムを販売する権利はない。必要な法的取り締まりを実施するためには、〔こうしたガムを見つけ次第、〕市民がこの問題を全国の医学系大学に通報することが必要だ」と述 全文をよむ

2011-08-18 学科ごとの性別割り当てに懸念の声 (Jam-e Jam紙)

【社会部:キャターユーン・メスリー】国内の一部大学で、鉱物工学科などを一方の性限定にする方針が示されたことに対し、これらの学科の教授陣や学生たちの間から不満が噴出している。彼らはこのような決定について、性別分離計画をめぐって軽率な判断は避けるよう命じた、大統領の指示に矛盾するものだと指摘している。       テヘラン大学やアミール・キャビール大学、ケルマーン大学、イマーム・ホメイニー国際大学、サハンド・タブリーズ大学、ビールジャンド大学などの各大学の鉱物工学科の一部学生や学術委員会、さらにはテ 全文をよむ

2011-08-16 イラン人看護師の国外流出が増加:多くが帰国せず (Mardomsalari紙)

【社会部】2万3千人もの看護師を新たに雇い入れても、〔‥‥〕なおも各病院・医療機関では看護師不足が生じている。保健相のこうした発言から1日と経たない昨日、今度は看護師制度機構の副長官を務めるアフマド・ネジャーティヤーン氏から、〔ここ半年で〕100名のイラン人看護師が職を求めて国外に流出したとの指摘がもたらされた。同氏によると、「イラン人看護師は国を出た後、母国には戻ってこない」という。       メフル通信の報道によると、アフマド・ネジャーティヤーン氏は「国外での就業を希望するイラン人看護師は 全文をよむ

2011-08-16 自殺者数9%の増加:国内で毎日10人が自殺する計算に (Mardomsalari紙)

【事件部】イラン法医学庁長官は「児童虐待事件に関する正確な統計は存在しない」と述べた。       アフマド・ショジャーイー博士は昨日、今年の第一四半期の自殺者数が昨年の同時期に比べて9.4パーセント増加したと述べた上で、「今年の第一四半期〔2011年3月21日〜6月21日〕で952名が国内で自殺し、そのうち274名が女性、678名が男性であった」と述べた。       同氏は昨年の第一四半期に870名が自殺したと指摘した上で、「今年の第一四半期は自殺者数が9.4パーセント増加した」と述べた。  全文をよむ

2011-08-11 物乞いに重い罰金刑:テヘランの乞食対策として (Jam-e Jam紙)

 首都テヘランの物乞いをめぐる問題は、日々深刻さの度合いを増しているが、この問題を管轄する関係者や当局者たちはいまだ、効果的な対策を見出せずにいる。こうした中、テヘラン市福祉庁の副長官(社会サービス担当)は、効果が上がることを期待して、物乞いに対し重い罰金を科す方針であることを明らかにした。       レザー・ジャーギリー氏はファールス通信とのインタビューの中で、逮捕された物乞いたちに対して罰金を科す方針であることを明らかにし、「逮捕された物乞いからは、所持金の90%を徴収する」と述べた。   全文をよむ

2011-08-11 科学省、大学生の服装統一に反対 (Jam-e Jam紙)

 〔大学を管轄する〕科学技術省文化局の局長は、〔警察を管轄する〕内務省社会事業部の「ヘジャーブ・貞節文化普及課」が大学生向けの制服の提供について発表を行ったことに関し、「科学省は大学生向けの制服の提供を検討課題としたことはないし、今もしていない」と述べた。       ジャリール・ダーラー氏はイラン学生通信(ISNA)とのインタビューのなかで、この点について「以前から科学省は、全国の大学に統一した服装など検討するべきではないと提起してきた」と発表した。       同氏は科学省内や各大学で服装や 全文をよむ

2011-08-09 テヘラン市民の水消費量、警戒レベルに (Jam-e Jam紙)

 テヘラン市民による水消費量は、今年のモルダード月〔西暦7/23-8/22〕に警戒レベルに達したことが分かった。       テヘラン州上下水道社の報告によると、テヘランの気温が大きく上昇し続けたことで、ここ数日でテヘラン市民の水の消費量がぐんと跳ね上がったという。       テヘラン市の水の消費量は昨日、300万200立方メートル以上に達した。首都の浄水・貯水・給水能力を考えると、テヘラン市民の現在の消費傾向が続いた場合、同社の給水能力を超える消費量となることが予想されている。        全文をよむ

2011-08-04 マカーレム=シーラーズィー、迷信の蔓延に警告 (Mardomsalari紙)

 マルジャエ・タグリード〔シーア派宗教最高指導者〕のマカーレム=シーラーズィー師は社会に迷信が入り込んでいることに警鐘を鳴らし、「マルジャならびにウラマーは迷信の流入を注意深く監視しており、人々もこれに注意を怠ってはならない」と語った。       メフル通信によると、アーヤトッラー・ナーセル・マカーレム=シーラーズィーは昨日の午後、〔イマーム・レザーの妹ファーテメを祀った〕マアスーメ廟に来ていた礼拝者らの前で、迷信との闘いこそ、神の預言者たちの歴史の一つの意味に他ならないと指摘し、次のように語 全文をよむ

2011-08-03 エブテカール・テヘラン市議、「アーマネ・バフラーミー通り」を提案 (Mardomsalari紙)

 〔酸ふりかけ犯への〕キサース刑(同害報復刑)を放棄するという、神意に適う選択を行ったことに関し、アーマネ・バフラーミーさんを讃えようという案が、10名分の署名とともにテヘラン市議会の運営委員会に提出された。しかし同案の詳細な検討は来週の非公開会議に持ち越された。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、第390回テヘラン市議会の公開会議のなかで、市議会環境委員会のマアスーメ・エブテカール委員長は「母性のまなざしは〔他者への〕愛に由来するのであり、これこそ社会で生じた暴力の連鎖を打 全文をよむ

2011-07-31 中国製コーラン・グッズに気をつけよ:間違いだらけのコーランの図画、国内に出回る (Jam-e Jam紙)

 「コーランの春」を間近に控え、聖コーラン協会の副所長(印刷・発行管理担当)は、中国から間違いだらけのコーランの章句が書かれた図画を輸入している業者に対して警告を発し、さらに聖コーランならびに関連グッズを購入する際に気をつけるべき注意点を、国民に喚起した。       聖コーラン協会のアフマド・ハージー=シャリーフ副所長は、別の二人の副所長とともに昨日記者会見に臨み、中国製のコーランが国内市場に流入している問題がもたらす影響について、ジャーメ・ジャム紙の質問に答える形で、次のように語った。「中国 全文をよむ

2011-07-31 アーヤトッラー・ムーサヴィー=アルダビーリー、社会における迷信の流布に警告 (Mardomsalari紙)

「専門的な宗教的議論に立ち入る代わりに、市民の抱える問題を解決すべきだ」       アーヤトッラー・セイエド・アブドルキャリーム・ムーサヴィー=アルダビーリーは神聖なラマダーン月の始まりに際して発表したメッセージの中で、迷信が世間に流布していることに対し警告を発した。      (…)       アーヤトッラー・ムーサヴィー=アルダビーリー事務所の広報サイトの発表によれば、マルジャエ・タグリード(シーア派の宗教的最高権威)である同氏のメッセージ本文は以下の通りである。      (…)言及 全文をよむ

2011-07-26 イラン人の情緒的成熟年齢が低年齢化傾向に (Jam-e Jam紙)

社会的関係についての若者の意識向上こそ、性的早熟から起こる様々な問題を軽減する唯一の方法だ。      【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】イラン法医学庁の精神医学部長は、イランでは情緒的成熟年齢が16歳まで下がっていると指摘し、「この種の成熟が早まれば早まるほど、否定的な影響も少なくなる」と述べた。       情緒的成熟年齢の低年齢化がこのように発表される一方で、一部の専門家は以前から性的成熟年齢の低年齢化に警鐘を鳴らしてきた。こうした警鐘と、情緒的早熟は否定的な影響を軽減させる効果があると 全文をよむ

2011-07-25 カップル7組につき1組が離婚する時代に:結婚前講習の拡充が予定 (Jam-e Jam紙)

【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】司法権副長官で公文書不動産登記庁長官によると、昨年国内では7組につき1組のカップルが離婚したという。その一方で、保健省の家族人口計画担当次官は2日前、「以前は結婚前講習の時間は1時間以下だったが、現在では2時間に増やされている」と述べた。       過去10年間で離婚が増加傾向にあることは、公式の統計でも、専門家らの警告のなかでも、たびたび指摘されてきた。さらに、テヘランでは3組に1組のカップルが離婚しているとする非公式の統計すら存在する。 全文をよむ

2011-07-24 科学オリンピック金メダリストの4割が国外に (Jam-e Jam紙)

 国家エリート財団総裁代行は、イラン科学オリンピックで金メダルを獲得した生徒の4割が国外に流出しているとの統計を発表する一方で、ここ数年間で、こうしたエリートらの流出は減少傾向にあることも明らかにした。       サイード・ソフラーブプール氏はメフル通信とのインタビューで、イラン科学オリンピックは1365年〔西暦1986年〕から始まったことに触れ、「《青年研究者クラブ》の協力で、科学オリンピック金メダリストの人数が集計された。その結果、65年からこれまでに、900人以上の金メダリストが誕生した 全文をよむ

2011-07-21 不法滞在のアフガン人らの申請期間、終了:7月下旬より治安維持軍による逮捕・取り締まりが開始 (Mardomsalari紙)

 テヘラン州外国人移民局の局長は、治安維持軍の協力によってモルダード月〔西暦7月23日~〕から不法滞在のアフガン人らの逮捕を開始することを明らかにした。       イーサー・ムーサヴィー=ナサブ氏は、イラン学生通信(ISNA)との会見で、「第3期アフガン人整理計画」の終了について触れ、「治安維持軍の協力のもと、モルダード月より、法に照らし合わせて、不法滞在者の逮捕・取り締まりを行う予定である」と述べた。       同局長は、逮捕されたアフガン人らは、アスギャルアーバードにある収容所へ引き渡さ 全文をよむ

2011-07-20 テヘラン地下鉄の職員間に皮膚病・呼吸器疾患が拡大? (Jam-e Jam紙)

テヘラン市議、低品質の中国製設備が輸入されていることを批判       一部の地下鉄職員の間で皮膚病や呼吸器疾患が拡大しているとのレポートがきっかけとなって、騒動が沸き起こっている。この問題は昨日、テヘラン市議会にも波及し、市議の1人は低品質の中国製設備を地下鉄の車両用に購入したことを批判、地下鉄構内の空気汚染を拡大させる原因となっていると指摘した。       こうした中、次のような疑問が提起されている。「地下鉄職員の病気の原因は地下鉄構内の空気の汚染なのか?それとも高圧電流システムが原因なの 全文をよむ

2011-07-19 過熱する「巡礼許可証」売買市場:巡礼参詣庁の向かいで白昼堂々 (Mardomsalari紙)

 ルーダーキー通りとアーザーディー通りが交差する場所、巡礼参詣庁の向かいは、小巡礼(ウムラ)用の許可証の売買にいそしむブローカーたちの天国だ。彼らは神の名を使って暴利を貪る連中である。       メフル通信が伝えたところによると、巡礼参詣庁から数歩のところで巡礼用の許可証が違法に売買される様子は、ルーダキー通りの通行人にとって数年前から日常的な光景と化しているという。ブローカーらはアーザーディー通りで、それこそ自由(アーザーディー)に取引にいそしみ、臆する様子もない。       もしあなたが 全文をよむ

2011-07-18 身分証明書をもたぬ子供たち (Jam-e Jam紙)

【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】身分証明書は、誰にとってもその人の身元を表すものである。この小さな証明書によって、存在が証明され、生まれたこと、生きていること、そして死んだことも証明される。       しかし、私たちの近く、すぐそばの「ガール門」地区には、身元も身分証明書も持たない子供たちがいる。彼らは誰でもない、ただ息をするために仕事をしている子供たち、というだけである。彼らは、この世に彼らを誕生させたこと以外、何一つ責任を果たしたことのない両親の子供たちなのである。       彼らは 全文をよむ

2011-07-16 エフテハーリー議員「衛星放送は離婚と尊属殺人を生む大きな要因となっている」 (Iran紙)

 夫婦の互いに対する裏切りから発生する「貞操離婚」の多くは、衛星放送から流れてくるドラマの有害な影響を受けている。       国会の女性会派のスポークスパーソンを務めるラーレ・エフテハーリー議員はこう警告し、さらに次のように述べた。      衛星放送はプラスの影響もマイナスの影響も持ちうる。もちろん、衛星放送局から放映されてくる映画やドラマの多くが、イラン人の家族観に不適切な影響を与えており、今後も与えるだろうということに、注意する必要がある。    実際、ペルシア語衛星放送局で放送されてい 全文をよむ

2011-07-16 保健相「イランはアメリカやドイツとES細胞の加工技術で競い合っている」 (Jam-e Jam紙)

これらの技術は糖尿病、MS(多発性硬化症)、脳障害の治療のために活用       保健相は「イランにおける胚性幹細胞(ES細胞)加工技術はアメリカやドイツと並び立つまでになっている」と述べた。       メフル通信の報道によると、マルズィーイェ・ヴァヒード・ダストジェルディー博士はES細胞加工技術計画の発表会の席上、イランはES細胞の加工技術を獲得したわずかな国のうちの1つであると述べた上で、「この技術は糖尿病、MS、及び脳に関わる各種疾病や障害の治療に利用される」と述べた。       同相 全文をよむ

2011-07-12 このところのインターネット切断は、フィルタリング・ソフトウェアの更新が原因 (Jam-e Jam紙)

 ある当局者は、「このところ、イランの一部地域でインターネットの接続が一時的に切断されているとの報道がなされているが、フィルタリング・ソフトウェアの強化にその原因がある」と述べた。       この人物はファールス通信との会見で、最近、特に昨日国内で発生したインターネット接続の一時的切断について、「通信情報技術省は現在、フィルタリング・システムを強化しているところであり、最近の一時的切断は、このシステム向上が原因だ」と述べ、さらに「この混乱は、フィルタリング・ソフトウェアに依るものであり、ハード 全文をよむ

2011-07-12 アラム=アルホダー「ヘジャーブの乱れと対決する意志が欠けている」 (Mardomsalari紙)

 マシュハドの金曜礼拝導師は「政府と国会には、ヘジャーブの乱れ、そして敵の陰謀と対決する真剣な決意が欠けている。そこには、些細な考え方の対立も見られる」と語った。       ファールス通信によれば、アーヤトッラー・セィエド・アフマド・アラム=アルホダーは、ホラーサーン・ラザヴィー州庁舎で行われた「ホラーサーン・ラザヴィー州 貞節とヘジャーブの文化を普及させるための短期プログラム」の説明会のなかで、「今日ヘジャーブ問題は私たちの社会において、単に宗教的価値の復活や社会的無規律の取り締まりという文 全文をよむ

2011-07-10 イランの人口構成に変化:今年初めから壮齢人口中心の社会への移行期に (Jam-e Jam紙)

【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】ここ10年間、我が国の人口は若年層中心の人口であると、しばしば指摘されてきたし、あらゆる計画や政策はこのことに基づいて提言されてきた。しかし今年、いやもしかしたらまさに今日から、すべてが変わるかもしれない。国家戸籍庁の人口情報・移住統計局は、今年の初めから国の人口が中年層中心に移行したと発表したからである。       国家戸籍庁の人口情報・移住統計局長は記者たちの前で、次のように語った。「1375年から89年〔1996〜2010年〕までは、 全文をよむ

2011-07-09 金曜礼拝指導師ならびに市民ら、「ヘジャーブと貞節」計画実施への支持を表明 (Jam-e Jam紙)

アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィー「残念なことに当局者のなかには、大学の性別分離について上から目線で命令を発し、皮相な措置だなどと述べている者がいる」       昨日テヘランや我が国の一部の州で、「ヘジャーブと貞節」計画への支持を表明するデモ行進が行われた。これと時を同じくして、一部の金曜礼拝導師らはこの計画の実施の必要性を強調した。       イラン国営放送報道センターによれば、「ヘジャーブと貞節 国民の日」を目前に控えて、昨日テヘランの婦人たちは金曜礼拝後、デモ行進に参加し、「ヘ 全文をよむ

2011-07-07 大統領、大学における性別分離に反対姿勢 (Jam-e Jam紙)

■アフマディーネジャード大統領、大学教員らの大量退職の抑制も訴える      【社会部:キャターユーン・メスリー】〔大学行政を管轄する〕科学相は最近の発言のなかで、大学における性別分離について、新学年の初め〔=9月下旬〕から女子学生と男子学生を授業で2列に分けて座らせる案を表明した。こうした発言の一方で、マフムード・アフマディーネジャード大統領は昨日、同省に対し、この件では表面的な愚策を講ずるべきではないと訴える書簡を書き送った。       カームラーン・ダーネシュジュー科学相は最近、各大学の 全文をよむ

2011-07-06 イラン、臓器提供に向け大きな一歩を踏み出す (Jam-e Jam紙)

イランにおける臓器移植の普及と慣習化のために、臓器の自発的提供の意思を運転免許証に記載する案が検討されている。      【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】現在、わが国における臓器提供の割合は100万人当たり4.4件の移植となっている。その一方で、臓器提供の理想的な数値は人口100万人当たり15件の移植である。この現実と理想の数字のギャップは、わが国でのこの問題に対する信用の欠如と、関連する法律や文化の面での脆弱さに原因がある。       わが国における最初の移植の事例は、 全文をよむ

2011-07-05 女性のコーヒーハウスへの立ち入り、禁止に:専門家ら、女性と若者の水キセル利用増加傾向に警鐘 (Jam-e Jam紙)

【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】ティール月20日〔西暦7月11日〕からキセルがあるコーヒーハウスへの女性の立ち入りを禁止するとの発表が、大テヘラン治安維持軍からあった。その一方で、政府の文化委員会は、公共の場における水タバコの提供禁止を2年前より決定しており、この決定は内務省に通達されていた。       しかし、この禁止令が出されてからの2年が経っても、キセルがコーヒーハウスや伝統的スタイルのレストランなどの公共の場から片付けられてしまうようなことはなかった。そればかりか 全文をよむ

2011-07-02 小学校でのコーラン教育、今年から始まる (Jam-e Jam紙)

教育相は、「新学期〔9月下旬〕から、一時間の《コーランの授業》時間を小学校の課程に追加する」と発表した。       ファールス通信の報道によると、ハミードレザー・ハージー=バーバーイー教育相は、教育空間はコーランと礼拝の空間たるべきだと指摘し、「今や礼拝とコーランの重要性は、教育省内での我々の関心の的となっている」と加えた。       また同氏は、小学校の木曜休みについて言及し、「小学校は週5日、コーランを朗読して始まり、正午と午後の礼拝を行って終わることになるだろう」と言明した。      全文をよむ

2011-06-23 最高裁判所長官「バッドヘジャーブな人間への取り締まりは間違い」 (Mardomsalari紙)

 最高裁判所長官は、私たちの社会に道徳はいまだ根づいていないと指摘し、「私たちは治安維持軍がバッドヘジャーブな人物(ヘジャーブの乱れた女性)の取り締まりを行うことに期待をかけてきたが、これは間違いである。ちょうど、原因に目をつむったまま、その結果に闘いを挑むのに似ている」と述べた。       ISNA(イラン学生通信)によると、アーヤトッラー・モフセニー=ゴルカーニーは演説の中で、〔‥‥〕以下のような見解を示した。      私たちにはまだ、足りないものがある。それは、特に道徳心である。私たち 全文をよむ

2011-06-23 マカーラム=シーラーズィー「『降臨、極めて近し』の制作者たちにはきちんとした素養がない」 (Mardomsalari紙)

 シーア派の宗教最高指導者(マルジャエ・タグリード)の一人であるマカーレム=シーラーズィー氏は、「マフディー(メシア)への信仰はワッハーブ派の目に刺さるトゲに他ならない。マフディー信仰はマルジャ(宗教指導者)たち、ならびに宗教学校(ホウゼ)の指導の下で推し進められる必要がある」と述べた。       イラン学生通信(ISNA)によると、アーヤトッラー・ナーセル・マカーレム=シーラーズィーは「マフディー信仰の教義のための国際大会」の責任者たちと面会し、彼らに向けて〔‥‥〕次のように指摘した。   全文をよむ

2011-06-21 警察、不適切な衣服を製造していた工場を操業停止処分に (Jam-e Jam紙)

治安維持軍総司令官代理「レイプ犯に対して、警察は特別な形で対応する予定」       治安維持軍総司令官代理は、道徳的安全計画の実施に伴い、ヘジャーブや服装をめぐる状況に改善が見られていることを明らかにし、「不適切な衣服を生産していた生産拠点数カ所に対し封鎖処分が科された。また複数の関係者らも逮捕され、司法当局に引き渡された」と述べた。       ジャーメ・ジャム紙の報道によると、アフマドレザー・ラーダーン司令官は昨日、〔‥‥〕記者団の前でさらに、「服装の乱れを取り締まる道徳的安全計画が先日来 全文をよむ

2011-06-21 大学における男女分離、現在検討中 (Jam-e Jam紙)

 国会教育委員会のナスィーリー・ゲイダーリー委員は、異論を挟む者のいない〔大学での〕男女分離政策〔の実施時期〕に関して、科学相は特定の時期を指定しているわけではないと強調している。しかしその一方で、この委員会に所属する別の国会議員は、メフル月〔西暦9~10月〕から各大学でこの計画を実施すると公言している。       教育委員会のキャリーミー=フィールーズジャーイー委員は昨日、メフル通信とのインタビューの中で、科学技術相は、今年のメフル月、すなわち新学年のスタート時から、大学での男女分離を実施す 全文をよむ

2011-06-19 内務省、3000のNGOに活動許可を付与 (Jam-e Jam紙)

内相顧問で内務省NGO局長のアミーニー氏は、これまでに同省は3千のNGOに対して活動許可を与えてきたことを明らかにした。       ダーヴード・アミーニー氏は昨日、「活動許可が与えられたNGOのうち、250の団体は全国規模で活動している団体で、それ以外は州単位で活動しているものだ」と語った。       同氏は国内で活動するNGOの数は4千を超えると指摘し、「内務省や〔内務省が管轄する〕州政府に加えて、福祉庁や環境庁をはじめとするその他の機関もNGOに活動許可を与えている」と述べた。      全文をよむ

2011-06-18 臨時金曜礼拝導師、衛星放送法の改正に異議 (Jam-e Jam紙)

臨時金曜礼拝導師は、イランのムスリム国民の宗教的・革命的信条に対して敵が仕掛けている「ソフトな戦争」について詳細を説明したうえで、「敵によるソフトな戦争の顕著な例として、衛星放送による大規模なテレビ放映を指摘することができる」と述べた。       イラン国営放送報道センターによると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのセイエド・アフマド・ハータミーは金曜礼拝の説教で、以下のように加えた。      世界中には約2億人ものペルシア語話者が存在している〔※〕。そして2000もの放送局がさま 全文をよむ

2011-06-13 ラーダーン司令官「貞節計画はマナーを守って実施します」 (Jam-e Jam紙)

 治安維持軍総司令官代理のラーダーン氏は、服装の乱れた人々に対する取り締まり計画を、明日イラン暦3月25日(西暦6月15日)から開始すると述べ、「この計画を実行するにあたり、ミスを最小限に、いや、ミスをまったく犯さないことを、皆さんに約束する」と語った。       ISNA(イラン学生通信)の報道によると、アフマドレザー・ラーダーン司令官は、任務を実行するにあたって、警察官は礼儀と敬意をもって行うことを市民に約束した。       同司令官は続けて〔‥‥〕、「治安維持軍が他の機関と協力して行っ 全文をよむ

2011-06-13 悪魔崇拝者の身元割り出し計画、イラン全国で始まる (Jam-e Jam紙)

 内務相代理(文化・社会問題担当)は国内で活動する悪魔崇拝者や偽神秘主義者の身元を割り出す計画が開始されたことを明らかにした。同代理はその上で、「この計画は社会変革計画の一部として実施されるものであり、その内容は《国民統一連帯作業グループ》で決められたものである」と述べた。       アリー・レザー・アフシャール氏はメフル通信との会見で、国内10州で偽神秘主義集団や虚偽を触れ回る者たち、そして逸脱した集団などを特定し、市民一般の文化レベルの向上を通じて、こうした集団〔の活動〕を文化的に予防する 全文をよむ

2011-06-11 アラム=アルホダー「スカーフの下がった女性は、どんな猛獣よりも危険である」 (Jam-e Jam紙)

 マシュハド金曜礼拝導師は、「国の責任者はヘジャーブ無着用、ならびにヘジャーブの乱れの拡大に対して無関心であってはならない」と述べた。       アーヤトッラー・セイエド・アフマド・アラム=アルホダーは、今週のマシュハドでの金曜礼拝の説教で、〔‥‥〕次のように述べた。「〔‥‥〕いまや毎日のように、この街やその他の街の路上でヘジャーブ無着用が拡大している様が見受けられる。その一方で、皆がこの現象に無関心を決め込んでいる。行政も無関心なら、国民も無関心だ」。       同氏はさらに、次のように続 全文をよむ

2011-06-11 内相代理、「ジン使い」の身元割り出しに向けた計画を発表 (Jam-e Jam紙)

 アリー・レザー・アフシャール内務相代理(文化・社会担当)は「ナスィーム」との会見で、偽神秘主義や占い、ジン(霊)操作術が行われているところを発見・摘発するための計画を、国内10州で実施することを明らかにした。       アフシャール氏はこのように述べた上で、「社会変革計画の一部は、逸脱した思想や偽神秘主義、占い、及びジン操作術などが家庭内や若者たちの間に広まることを防止する活動に割り当てられている。この計画で、内務省はある非政府組織と契約を結び、街角に潜む虚偽・逸脱思想の唱道者や占い師、ジン 全文をよむ

2011-06-11 街娼・浮浪者の女性たち、施設に収用される (Jam-e Jam紙)

 福祉庁副長官(社会問題予防担当)は、国内には〔売春・虐待などの社会問題の〕被害者となった女性たちを更生させるセンターが23カ所〔24カ所の誤り?〕あると指摘し、「法律によれば、矯正、再能力化、そして健全な社会生活への復帰を目的として、被害者となった女性たちを再教育する責任は、福祉庁に委ねられている」と述べた。       アリー・モハンマド・ザンガーネ氏はメフル通信との会見で、「このセンターは国内22の州にある。〔女性への〕被害の再拡大の防止と、女性たちの再教育・精神的再起を目的として、テヘラ 全文をよむ

2011-06-08 テヘランの大気、「危機」の一歩手前 (Jam-e Jam紙)

今年の初め〔2011年3月21日〕からのテヘランの大気の状況に関する統計によれば、「不健全レベル」42日、「非常に不健全レベル」2日、対して「健全レベル」はたったの35日      【社会部:プーラーン・モハンマディー】「ここ最近、理由もなく頭痛や目の痛みが続いている」、「過去に大した病歴がないにもかかわらず、よく咳が出る」、「激しい疲労感や体の痛みを感じてから久しい」。もしこのような症状から、よもや未知の病気にかかってしまったのでは、と不安に思っている人もいるかもしれない。もしそうなら、次のよ 全文をよむ

2011-06-08 道徳安全計画の新たな段階が6月15日より開始 (Jam-e Jam紙)

治安維持軍総司令官代理は、服装の乱れと、〔路上で女性に声をかけるなど〕市民の貞節に迷惑行為を働く者たちを取り締まるための道徳的安全計画の新たな段階を、テヘラン、ならびにギーラーンとマーザンダラーンの両州で、ホルダード月25日〔6月15日〕から開始すると発表した。       ジャーメ・ジャム紙の報道によれば、アフマド・レザー・ラーダーン司令官は記者会見で、次のように述べた。      夏の到来にともない、治安維持軍は自らの義務や市民からの要望に基づき、市民の貞節に迷惑行為を働く者たちや服装の乱れ 全文をよむ

2011-06-08 外国人乞食たち、パスポートを持って国内外を行き来 (Jam-e Jam紙)

テヘラン市福祉社会参画庁の社会サービス担当副長官であるレザー・ジャーギリー氏は、テヘラン市内にいる乞食の多くが外国人であると指摘し、「一部の乞食はパスポートを持って入国している」と語った。       同氏は、一部の乞食は聖地参詣を口実に国内に入り、その後テヘランに移動した者たちであると述べ、「彼らのパスポートは有効期限が4〜5ヶ月間で、なかには3度もパスポートを延長したことが確認された乞食もいる」と続けた。〔※「パスポート」ではなく「ビザ」の誤りか?〕       ジャーギリー氏はファールス通 全文をよむ

2011-06-02 ジャヴァード・ラーリージャーニー「西洋諸国が死刑制度を否定していることは受け入れられない」 (Mardomsalari紙)

 司法権人権本部のモハンマド・ジャヴァード・ラーリージャーニー書記は「人権専門会議」の席上、西洋諸国が人権をどのように考え、また彼らが自身に反抗する者たちに対して人権という道具をどのように利用しているのかについて、説明を行った。       イラン学生通信(ISNA)の報告によれば、モハンマド・ジャヴァード・ラーリージャーニー博士は、人権が一種の政治的道具として西洋諸国に利用されていると指摘した上で、「今や、反革命分子、王制主義者、バハーイー教徒、そしてシーリーン・エバーディーのような人間が、人 全文をよむ

2011-06-02 保健相「我が国でのエイズ第2波、第3波に警戒すべきだ」 (Jam-e Jam紙)

 マルズィーイェ・ヴァヒード・ダストジェルディー保健相は、女性におけるエイズ〔患者〕の数は増加していないと指摘しつつ、「我々は、我が国におけるこの病気の第2波、第3波を警戒し、危機感を持つべきだ」と述べた。       マルズィーイェ・ヴァヒード・ダストジェルディー保健相は、「アーリヤー通信」との会見の中で、「我々は現在、我が国におけるエイズ〔患者〕の正確な数をつかんでおり、22727人である。この数字は過去7年間、全国から正確な報告を受けて数えられたものだ」と述べた。       同相は続けて 全文をよむ

2011-06-02 治安維持軍総司令官「偽神秘主義の形をとる新たな姿の脅威が出現」 (Mardomsalari紙)

治安維持軍総司令官は、今や脅威の質が変化していると指摘し、「もし現在、社会に安全を確立しようと望むのであれば、脅威の新たな姿を知る必要がある。それは悪魔崇拝や偽神秘主義、新興思想などの集団として出現しており、こうした脅威に対して十分な注意が必要である」と述べた。       イラン学生通信の報告によると、エスマーイール・アフマディー=モガッダム司令官は、ヤズド州治安部隊司令官の離任・着任式で、「イマーム・ホメイニーの運動が重要であるのには、いくつかの理由がある。なかでも、それが独立を希求し、〔欧 全文をよむ

2011-06-02 マカーレム=シーラーズィー氏、占いの流行に警告「ジンが人の生活に干渉しているという主張はまやかし」 (Mardomsalari紙)

アーヤットラー・マカーレム=シーラーズィーは「社会全体にジン(霊)使いや占いに関する議論が流行」しているとされる問題に対し、反応を示した。       マルジャエ・タグリード〔シーア派宗教最高指導者〕である同氏は、イスラーム法学の上級クラスの講義の冒頭、次のように言明した。      コーランによれば、知性と理性を持ったものには三つのグループがあり、ジンと天使と人間がそれにあたる。これは確かなことである。ジンは実在するし、理性ももっている。この存在者はカーフィル(不信心者)である場合も、〔神の〕 全文をよむ

2011-06-01 テヘラン市内123の公園で禁煙 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン市健康局予防担当副局長は、今年の下半期からテヘラン市内にある123の公園において、喫煙を禁止すると述べた。       レザー・ガフラマーニー氏はファールス通信とのインタビューで、喫煙を排除した公園の整備に関するテヘラン市議会の議決を実施するために、市はこれまでも対策を講じてきたと述べ、そのうえで「すでにいくつかの公園では、喫煙は禁止となっている」と続けた。       ガフラマーニー氏はゲイタリーイェやファダク、ホナルマンダーン、モアッレム、バアサト、ガーエムといった公園ですでに禁煙 全文をよむ

2011-05-24 大統領、選ばれし女性50名を讃える (Jam-e Jam紙)

国会議長「女性が活動できる健全な空間をつくるためには、健全でイスラーム的な社会が必要」       大統領は科学や研究、その他さまざまな分野で国の名誉を高めた選ばれし女性50名に、「聡明なる女性」会議のトロフィーと記念碑を贈呈し、彼女たちを讃えた。       IRNAの報道によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はこの式典で、〔預言者の娘で初代イマーム・アリーの妻である〕ファーテメ閣下を讃えた上で、〔‥‥〕経済や文化、社会など様々な分野で、イランの建設に邁進する必要があると強調して、 全文をよむ

2011-05-23 ラーダーン司令官「警察は不適切な服装の取り締まりに向けて準備万端である」 (Jam-e Jam紙)

治安維持軍総司令官代理「易者や占い師など、人々を騙す者たちには厳しく対応する」      暑い季節を迎え、街頭で不適切な服装をした一部の市民が現れつつあり、一般市民や国の責任者たちを困惑させている。こうしたことから、不適切な服装の取り締まりのために、警察のパトロールも準備万端の状態にあることを、治安維持軍のラーダーン総司令官代理は明らかにした。      〔‥‥〕       同代理はまた、「女性警察署」の設置について、「女性に関連した問題を処理するための警察署を首都テヘランに一箇所もうけたとこ 全文をよむ

2011-05-23 国内で一日300万本の密輸タバコが回収に (Jam-e Jam紙)

「喫煙撲滅協会」の実行担当書記は、一日に平均して300万本の密輸タバコが回収されていることについて明らかにした。       モハンマド・レザー・マアダニー書記はメフル通信とのインタビューのなかで、「幸いなことに、《商品密輸撲滅本部》ならびに《タバコ密輸撲滅本部》の対策のお陰で、対タバコ密輸規制に関する国内市場の意識が高まった」と述べた。       同氏は「同本部、及び国内タバコ会社によって一日に合計100万本の密輸タバコが回収されている」と述べた上で、「この数字は、500万本に達することもあ 全文をよむ

2011-05-23 革命最高指導者「女性に関する西洋の基本的理解こそ、厳しく非難されなければならない」 (Jam-e Jam紙)

イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨朝、学識ある女性たちやイスラーム神学校・大学などで教師をしている女性、ならびに各界で指導的立場にある女性ら数百名と会見し、そのなかで〔‥‥〕西洋社会において女性が直面している危機的状況について指摘し、「イスラーム体制では、女性の真の地位の再生のために多くのことがなされてきたが、家庭での女性の扱いをはじめ、いまだ多くの問題が存在する。法的で実行力のある保障制度を創設することで、それらの問題を解決することが必要だ」と述べた。        全文をよむ

2011-05-21 司法権長官、「逸脱した」書籍の取り締まりについて言明 (Jam-e Jam紙)

司法長官は、イスラーム社会における宗教的偉人や宗教学者(ウラマー)の役割を〔信徒らに向けて〕これまで以上に明確に説明するよう、〔関係者に〕呼びかけた。       アーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニーは、「バーボル・ヌーシールヴァーニー」工科大学で行われた「サイード・アル・オラマー・アシュラフィー記念大会」の初日、「革命や聖なる防衛〔=イラン・イラク戦争〕に偉大なる宗教学者たちが参加していたことの影響は、あらゆる人々に及んでいる」とした上で、「逸脱の取り締まりに宗教学者や宗教指導者が何 全文をよむ

2011-05-18 アフマディー=モガッダム治安維持軍総司令官、「目に見えぬ」脅威の拡大を警告 (Jam-e Jam紙)

治安維持軍総司令官は、今や目に見えないソフトな脅威が拡がりつつあると指摘し、「衛星放送やインターネットといったものを活用して、混乱を生じさせたり、否定的なイメージを流したりするといった脅威に、社会は直面している」と語った。      エスマーイール・アフマディー=モカッダム司令官は、ソフトな脅威や社会を蝕む社会的無規律に対抗することを目的として、治安維持軍内部にサイバー警察(FTA)が発足したことについて指摘し、「警察はこうした〔サイバー〕空間においても、市民の保護に務めなければならない。幸運に 全文をよむ

2011-05-18 マシャーイー氏、大学設立へ (Jam-e Jam紙)

エスファンディヤール・ラヒーム=マシャーイー氏は「イラン人国際総合大学」という名の非営利大学を創立する許可を取得した。      ファールス通信によると、科学省は先ほど、テヘランに非営利大学を創立する許可をエスファンディヤール・ラヒーム=マシャーイー大統領事務所長に与えることに同意した。この大学は「イラン人国際総合大学」という名で、私立の非営利組織として、コンクール(全国共通入学試験)なしで学生を受け入れる予定となっている。      イラン人国際総合大学は私立大学で、〔通信教育ではなく〕テヘラ 全文をよむ

2011-05-16 安価な覚せい剤・クラック、市場に出回る (Jam-e Jam紙)

 伝統的な麻薬から合成麻薬に麻薬の消費が変化しつつあることに、どの関係者も警告を発している。各家庭は子供の将来を心配し、青少年が麻薬中毒のワナに搦め捕られることに恐怖を感じている。実際、危険な麻薬中毒者は路地裏に頻繁に出没しているのだ。関係者は安価な覚せい剤やクラックの危険が音を立てて近づきつつあることに警戒するよう、呼びかけている。       麻薬撲滅本部の事務局長代理はジャーメ・ジャム紙とのインタビューのなかで、「アヘンの価格は昨年からこれまでに、5倍に跳ね上がった。国内の一部地域では、キ 全文をよむ

2011-05-15 体験レポート:危険な麻薬中毒者が街中に放たれている (Jam-e Jam紙)

【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】読者から電話で連絡があり、危険な麻薬中毒者たちが私たちの街の通りや路地に解き放たれているとの情報を得た。読者は、子供たちが注射器を手に持った日焼けした男女に怯えていることや、血のついた注射器やヤニだらけのパイプ〔が路上に転がっていること〕への苦情を寄せてくれた。そこで私たちは、廃虚を寝床とする危険な麻薬中毒者たちを自身の目で見た上で、当局者に回答を求めることにした。       以下でお読みになるのは、ジャーメ・ジャム紙記者によるテヘランの某地区での体験レポー 全文をよむ

2011-04-30 アーヤトッラー・ジャヴァーディー=アーモリー「マフディー降臨の時期を確定しようとする者たちは偽預言者ダッジャールである」 (Jam-e Jam紙)

 アーヤトッラー・ジャヴァーディー=アーモリーは、「《時のイマーム》の降臨時期を確定しようとする者たちは、現代のダッジャールである」と強調した。   〔※《時のイマーム》は、世の終末のときに救世主マフディーとして再臨すると言われているお隠れの第12代イマームのこと。ダッジャールはこのときに現れると言われている偽預言者のこと〕       アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーやアーヤトッラー・サーフィー=ゴルパーイェガーニーをはじめとするゴムの著名なマルジャエ・タグリード〔シーア派最高権威〕 全文をよむ

2011-04-28 首都にあふれかえるストリート・チルドレン:国内のストリート・チルドレンの50%がテヘランに集中 (Jam-e Jam紙)

私たちの街の通りでは日々、働く子どもたちが存在感を増している。にもかかわらず、働くストリート・チルドレンに関する正確な統計は、いまだないのが実情だ。しかしながら、福祉庁による断片的な数字によれば、国内のストリート・チルドレンの70%には家族がおり、50%はテヘランで暮らしているという。       こうした中、福祉庁の担当者たちが懸念しているのは、このような子どもたちに対するテヘラン市民の多額の施し行為によって、この街がストリート・チルドレンの跳梁跋扈する場所になってしまい、このことが、〔さらに 全文をよむ

2011-04-23 「金銭入学」、国立大学で今年のメフル月(西暦9月)から実施へ (Jam-e Jam紙)

【社会部:キャターユーン・メスリー】「金銭入学」で入学する学生の授業料や受け入れ方法の詳細はいまだはっきりしていないが、そのような中、〔大学を管轄する〕科学技術省の高等教育拡充事務局のハサニー所長は、今年、「金銭入学」で入学する初めての学生が国立大学の門を叩くことになるだろうと述べた。       アボルファズル・ハサニー所長は昨日、1〜2ヶ月後には修士課程と博士課程の二つの課程で金銭入学による学生が誕生するだろうと発表した。同氏によると、大学院課程の定員拡大政策を考慮して、同課程で試験的に金銭 全文をよむ

2011-04-18 アーヤットラー・マカーレム、ドキュメンタリービデオ『降臨、極めて近し』に対し、再び反発 (Mardomsalari紙)

「彼らは第2弾も制作しようとしている」「ビデオ『降臨、極めて近し』の関係者たちを厳しく取り締まるべき」。       アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、《時のイマーム》(お隠れ状態にあるシーア派第12イマーム)の降臨をめぐる問題やその待望論を、政治的・非政治的問題を追求するための道具にしている人たちがいると指摘した上で、信仰上の問題が一部の者たちによって弄ばれるようなことのないよう、こうした問題への適切な対応を司法に求めた。       ハバル・オンラインがゴムから伝えたところによる 全文をよむ

2011-04-14 アーヤトッラー・マカーレム「《時のイマーム》はわれわれにとって不可侵の存在」 (Jam-e Jam紙)

アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは「神聖なる《時のイマーム》(お隠れ状態にあるシーア派第12代イマーム)の存在を政治的な目的のために利用するべきではない」と述べた上で、「我々の得た情報によると、マフディー(第12代イマーム)降臨に関するビデオCDの第二弾が発表される予定で、そのために最初のビデオCDも〔再〕生産される予定とのことだ。我々の信仰に害が及ぶことのないよう、司法機関には対応を望む」と語った。      マルジャエ・タグリード(宗教の最高権威)である同師は水曜日の朝、自身のイス 全文をよむ

2011-04-14 「粉塵」に無防備なイラン (Jam-e Jam紙)

国会議員ら、砂塵現象に対して芳しい対策を打ち出さない政府を批判      【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】昨日から国内の多くの州の空を覆い、視界不良状態を引き起こしている砂ぼこりに対し、気象庁は警告の発令を余儀なくされている。また国内で発生しているこの現象に政府が無策・無関心を装っていることに対し、国会議員らも批判の声が上がっている。       ジャーメ・ジャム紙の報道によれば、昨日イラン気象庁は、昨日からフーゼスターン州とイーラーム州に滞留していた砂塵は、本日までに次第にペルシア湾西部や 全文をよむ

2011-04-11 「大気汚染で死亡したテヘラン市民の平均年齢、49歳」の衝撃 (Jam-e Jam紙)

【社会部:プーラーン・モハンマディー】年間5千人のイラン人——うち4千人はテヘラン市民——が大気汚染の影響により死亡しているとの統計が、保健省の環境労働衛生局の局長から発表されてから間もないが、今回、彼らの平均死亡年齢が49歳であったとの情報が発表されたことは、汚染されたこの大都市の住民にさらなる衝撃を与えている。       大気汚染という黒い悪魔は、容易にはテヘラン市民を解放してくれないようだ。状況は改善しないばかりか、悪化さえしている。テヘランの大気汚染は今年も、何千人もの罪なき市民の命を 全文をよむ

2011-04-10 ジーロフトの女性が四つ子を出産 (Jam-e Jam紙)

 ジーロフトに住む女性が3年に及ぶ不妊治療の後、女性にとって初めての出産で四つ子を産んだ。しかし現在、貧しい村人であるこの家族の父親は、子どもたちの未来に不安を隠せない。       メフル通信によると、土曜日の正午に、ケルマーン州南部ジーロフト県の、とある貧しい村に住む若い女性が、3年にわたる不妊治療を続けたのち、ジーロフトの婦人科医院にて四つ子を出産した。       この21歳の女性は、数年にも及ぶ〔治療の〕結果、3人の娘と1人の息子の母親となった。現在、赤ん坊たちの健康状態も良好とのこと 全文をよむ

2011-04-09 モスク問題調査センター所長「『降臨、極めて近し』のビデオCDは事実無根である」 (Jam-e Jam紙)

モスク問題調査センター所長のエブラーヒーミー氏は、「『降臨、極めて近し』のビデオCDを作成した輩は、なんらかの政治的党派に属していることは間違いなく、彼らは長期的な視野から人々を不信心にさせようと画策しているのだ」と語った。       ドキュメンタリービデオ『降臨、極めて近し』に対して各方面から上がっている反発の声に続く形で、ハバル・オンラインとの会見に臨んだホッジャトルエスラーム・ホセイン・エブラーヒーミーは、さらに「このドキュメンタリー・ビデオの内容は事実からかけ離れている。この中で提示さ 全文をよむ

2011-03-23 パンギムン国連事務総長「ノウルーズを世界中で祝おう」 (Jam-e Jam紙)

国連事務総長は、昨年、国連総会において「ノウルーズ国際デー」に定められた3月21日に際して声明を発表し、「あらゆる地域の人々がこの日を共に祝うよう願っている」と述べた。      国連広報センターによれば、パンギムン国連事務総長は、ノウルーズに際しての声明の中で、次のように述べた。      「ノウルーズは、バルカン半島や黒海およびカスピ海周辺、カフカスや中央アジア、南アジア、中東などの地域の人々にとって、特別な意味をもつものである。数千年もの間、これらの人々が祝ってきたノウルーズは、様々な習俗 全文をよむ

2011-03-15 チャハール・シャンベ・スーリーの最大の被害者は「一般の通行人」 (Jam-e Jam紙)

専門家「目の損傷は完治できない。どんなダメージも、目を元の状態に戻すことは不可能」       ああ、何たる悲劇か、美しき瞳に傷がつくとは。ああ、何たる悲劇か、あの優しき瞳には、もはや春の景色を見ることも許されないとは。       恐らく今年も例年のように、年最後の火曜日の夜、世界の美を見る権利を永遠に奪われる瞳が続出することであろう。そして驚くべきことに、各種統計によるとチャハール・シャンベ・スーリー〔※〕で目を負傷する人のほとんどが、一般の通行人なのだ!   〔※年の最後の水曜日(チャハー 全文をよむ

2011-03-10 専門家会議と公益判別評議会の事務所のウェブサイト、ハッキングされる (Jam-e Jam紙)

専門家会議事務所のウェブサイトと公益判別評議会の公式サイトが昨日、サイバー攻撃に遭い、同サイト上に虚偽の情報が掲載される事件が起きた。それにより、同サイトのトップページにアーヤトッラー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーの死を悼むお知らせが掲載された。       これに関し、公益判別評議会内に設置されたアーヤトッラー・ハーシェミー=ラフサンジャーニー事務所の所長を務めるモハンマド・ハーシェミー氏はファールス通信に、ハーシェミー=ラフサンジャーニー氏は自らの死亡ニュースを聞いて、ただ笑っていたと語 全文をよむ

2011-02-17 テヘラン・アーザーディー広場で商売をする占い師たち (Jam-e Jam紙)

開運の処方箋やヘビの椎骨〔※〕を売る、鏡を使って逃げた泥棒を見つける、不治の病を治す‥‥、これが詐欺占い師たちのやり方だ。      【事件部:ナーセル・サブーリー】毎日のように、占い師たちを訴える訴状が裁判所に寄せられているにもかかわらず、何十人もの占い師たちがテヘラン・アーザーディー広場を占拠し、ニセの処方箋を書いたり、奇妙きてれつなる薬草を与えたりするなどして、人々への詐欺行為を働いている。       本紙の取材によると、日中、アーザーディー広場内を歩くと、何十人もの男女の占い師の姿を目 全文をよむ

2011-02-12 「イラン革命はエジプト人民によるデモを支持する」:全国人民がバフマン月22日に意思表明 (Iran紙)

【政治部】イスラーム的イラン全土に散らばる人民各階層は昨日、イスラーム革命の偉大なる勝利を讃える32周年記念行事と同日に行われた特別デモ行進に大々的に参加することで、もう一つの「伝説」を作り上げた。そして、イスラーム革命の理想実現に向けた確固たる決意を強調した。       イラン紙政治部記者の報告によると、バフマン月22日〔2月11日〕の開始時刻には空気は冷たく、雪や雨が降っていたが、しかしこのことはテヘランの革命的人民による叫びに満ちた行動の妨げにはならなかった。イスラーム的イランの首都に住 全文をよむ

2011-02-01 アフマディーネジャード大統領の自家用車の競売に50万人が参加 (Mardomsalari紙)

国家福祉庁長官は、アフマディーネジャード大統領の自家用車の競売に参加するために、約50万人が同庁のウェブサイトに登録したことを明らかにし、「購入希望者が多いので、バフマン月22日〔2月11日の革命記念日〕まで競売を延長した」と述べた。      メフル通信の報道によると、昨朝アフマド・エスファンディヤーリー長官は記者会見で、大統領の自家用車の国際チャリティーセールをバフマン月22日の革命記念日まで延長することを発表し、「これまでで、約50万人が大統領の自家用車購入のために、福祉庁のウェブサイトに 全文をよむ

2011-01-30 アッラーメ・タバータバーイー大学学長、男女分離授業の詳細について説明 (Mardomsalari紙)

アッラーメ・タバータバーイー大学学長は、早速来学年〔2011年9月〜〕の授業から、同大学の一部の授業を男女別々にする予定であることを明らかにし、「男子学生と女子学生の授業を別々にするのは、受講生の多い一般教養の授業だけである」と述べた。      ホッジャトル・エスラーム〔※シーア派の宗教指導者の位階の一つ〕であるセイエド・サドロッディーン・シャリーアティー博士は、メフル通信との会見でこのように述べた上で、「念のため言うと、男子学生と女子学生の授業を別々にする計画を立てたのは、各学部である」と語 全文をよむ

2011-01-30 障害者の約6割が失業中 (Mardomsalari紙)

バーヴァル協会理事長は「失業率が全国平均よりも高く、取るに足りない額の年金しか受け取れない、社会的弱者といえる障害者たちにとって、補助金廃止法の実施は直接的な影響を与えるものだ」と述べた。       ソヘイル・モアッヤニー氏はイラン労働通信(ILNA)との会見で、障害者が就業の分野で多くの困難を抱えていることにふれ、次のように強調した。      「残念ながら、障害者の失業率に関して観察と研究を行う機関が〔イランには〕一ヶ所もないのが現状だ。失業率に関して中央銀行と統計局の統計には差があるのと 全文をよむ

2011-01-30 「インターネットでの交友」、性的問題の温床に (Mardomsalari紙)

イラン心理学協会に名を連ねるナーデル・ガラムバル氏は、「インターネットを通じた交友は、家族による干渉がないために、性的問題に発展する可能性がある。〔現実空間の中で他人と〕健全な関係を結ぶことに困難を覚えている人に、インターネットを通じた出会いを求める傾向が強い」と述べた。       ガラムバル氏はファールス通信とのインタビューのなかで、「基本的に、家族の間で遠慮があったり、内向きで恥ずかしがり屋だったりするような人々の間で特に、インターネットが友達探しの手段の一つとして利用される傾向にある」と 全文をよむ

2011-01-18 人文系大学生、自殺の危険性最も高く (Mardomsalari紙)

 ある調査結果によれば、自殺の危険性について、大学生の男女でこれといった違いは見られないものの、〔学科別で言えば〕人文科学や外国語を専攻とする学生に自殺の危険性が最も高く、理数系・技術系の学科を専攻とする大学生にその危険性が最も低いことが分かった。       「ATYニュース」によると、家族と同居しながら就学している学生ほど、寮や〔単身用の〕賃貸アパートで暮らしている学生と比べて自殺の危険性が低いことも分かった。なお、この危険性は、寮で生活している学生の方が〔賃貸アパートに暮らしている学生より 全文をよむ

2011-01-15 「18歳以下の子供の出国には父親の同意が必要」:パスポート警察長官が指摘 (Jam-e Jam紙)

イラン・イスラーム共和国治安維持軍パスポート警察長官は、18歳以上の既婚女性の出国条件として、配偶者の同意が必要との見方を示した。       サーデギー大佐はイラン学生通信に対し、子供の出国条件については、次のように述べた。「18歳以下の子供が出国する際には、父親の同意が必要である。しかし法律では、18歳以上の人物が出国する際には、父親の同意は必要とされない」。       同大佐はさらに、「18歳以上の既婚婦人が海外を旅行するためには、配偶者の同意が必要である」と述べた。 全文をよむ

2011-01-13 治安維持軍総司令官:国内で暗躍する30の堕落組織が摘発 (Jam-e Jam紙)

治安維持軍総司令官は、国内で暗躍する道徳的に堕落した30の組織が摘発されたことを明らかにした。       イラン国営通信(IRNA)の報告によれば、エスマーイール・アフマディー=モガッダム司令官は、イスラーム共和国治安維持軍は「組織的堕落」と若者を堕落へと引き込む「不道徳ネットワーク」の取り締まりを最優先としていることを指摘し、「抑圧諸国は、未発展な国々の若者を堕落へとそそのかすことで、こうした国々を後進的なままにとどめようと目論んでいるのだ」と述べた。       アフマディー=モガッダム氏 全文をよむ

2011-01-13 「インターネット結婚」、10件中8件が破綻 (Jam-e Jam紙)

NAJA(イラン・イスラーム共和国治安維持軍)の道徳治安警察長官は、「統計によれば、インターネット通信を媒介にして結ばれた結婚10件中、8件が破綻している」と指摘し、さらに「バーチャル空間での男女の出会いのうち、半分以上が道徳的堕落や不正なる〔男女〕関係に帰着している」と語った。       ISNA(イラン学生通信)によると、アフマド・ルーズバハーニー司令官は、「イスラーム宣伝事務所応用文化教育センター」所属の教宣員らとの会合で、このように述べた上で、さらに次のように付け加えた。「バーチャル空 全文をよむ

2010-12-22 国会文化委員会、150万のブログを整理・監視するための法案を提出 (Jam-e Jam紙)

 国会の文化委員会は、「ブログに対する整理・監視」法案を国会の公開本会議場に提出する予定だ。       ファールス通信によると、国会文化委員会の報道官であるサッタール・ヘダーヤトハーフ氏は、「現在150万以上のブログがバーチャル空間に存在しているが、残念なことにこうしたブログの活動に対する監視は何も行われていないのが現状だ」と語った。       同氏はさらに、「国会文化委員会は、ブログに対する監視の〔具体的〕側面について、定義を明確にしようと考えている。ブログ運営者のなかには、道徳的問題を守 全文をよむ

2010-12-19 中国製品、健康分野にも参入:被害相次ぐ (Jam-e Jam紙)

【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】自動車産業、衣料、家庭用品、化粧品、衛生用品、さらには食品産業など、中国製品が我が国のあらゆる産業・経済分野に浸透しているのは事実だ。しかし、大抵、擁護するに値しない質の中国製品が医療産業にまで進出するというのは、いかにも不安である。       これは、健康分野に携わっている関係者たちから、幾度となく発せられてきた警告だ。       このことに関し、保健省天然・補助医薬品課の課長は、我が国の同胞数人が中国製痩身薬の使用が原因で、現在病院の 全文をよむ

2010-12-08 「文化・メディア検察庁」、来月にも設置へ (Jam-e Jam紙)

テヘラン一般革命検察の検事長は、「テロの訓練を受けた組織のメンバーらが、情報省によって特定・逮捕された」と述べた。       ファールス通信の報道によると、テヘラン一般革命検察庁のアッバース・ジャアファリー=ドウラトアーバーディー検事長は昨日の記者会見で、このように述べ、さらに放送局「ファールスィー1」の吹き替えセンターが閉鎖処分を受けた事件について、「同センターは、反革命派を支援する目的で、テヘラン市中心部にある事務所で、ファールスィー1放送局が放映する映画の吹き替えを担っていた」と述べた。 全文をよむ

2010-12-01 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィー「マルジャ制とは厳しい時代を乗り切るための塹壕」 (Jam-e Jam紙)

アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、シーア派の宗教的最高権威であるマルジャエ・タグリード(模倣の権威)が信徒たちを指導する制度「マルジャ制」とは、厳しい時代を乗り切るための塹壕に他ならず、この塹壕は永久に守っていかなければならないと指摘した上で、「マルジャ制を弱体化させ、マルジャと人々との間に分裂を引き起こそうと企む者が一部にいる」と述べた。       シーア派のマルジャエ・タグリードである同氏は、〔保守派の政治団体である〕イスラーム連合党中央評議会のメンバーらと面会するなかで、以下 全文をよむ

2010-11-29 警察の冬の取り締まり計画、12月6日から開始 (Jam-e Jam紙)

アーザル月15日〔西暦12月6日〕から全国で警察による冬の取り締まり計画が開始される。この計画により、公道に出るまさにその瞬間から、安全設備が不十分な車は取り締まりの対象となり、往来の継続が禁止される予定となっている。       ジャーメ・ジャム紙によると、治安維持軍交通警察長官は記者会見で、アーザル月半ば〔12月初旬〕からキセノン・ランプを搭載した自動車に対する取り締まりが開始されると指摘した上で、以下のように付け加えた。「アーザル月15日まで、車のライトを取り替える猶予が与えられる。この機 全文をよむ

2010-11-29 エイズの猛攻:保健相「イラン国内でのエイズの性的感染が5倍に増加」 (Jam-e Jam紙)

【社会部:マンスーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】保健相は世界エイズデー(アーザル月10日〔=西暦12月1日〕)を目前に控え、「不道徳な関係」によるエイズ感染が国内で5倍に増加する可能性について警告を発した。同相は以前にも、「エイズの爆発的感染が進行中だ」とした上で、売春婦女性の半数がHIVウィルスに感染しているとの内容をメディア上で取り上げたことがあった。       マルズィーイェ・ヴァヒード=ダストジェルディー保健相は、シンポジウム「医薬品とバイオテクノロジー設備の製造」が行われている傍 全文をよむ

2010-11-29 テヘランで水曜日と木曜日が休日に:大気汚染が原因 (Jam-e Jam紙)

大気汚染の悪化を懸念した内閣の決定により、テヘラン、シャフレ・レイ、及びシェミーラーナートの学校や政府機関が休業に       内閣の決定により、テヘラン、シャフレ・レイ、及びシェミーラーナートにある学校や政府機関は水曜日と木曜日〔=12/1〜2〕に休みとなる。内閣は「テヘラン大気汚染時緊急委員会」の決定に同意した形となった。       政府の広報サイトによると、内閣の決定により、水曜日と木曜日にテヘラン、シャフレ・レイ、及びシャミーラーナートの政府機関と学校が休みになるとのことである。   全文をよむ

2010-11-24 イスラーム的な服装を完璧に守っている女性は34% (Mardomsalari紙)

テヘラン大学指導部教員セミナー事務所のバフラーミー書記は、「化粧をすることなく、完璧なイスラーム服であるチャードル〔※全身を真っ黒な布で覆う服装のこと〕を着用している女性の割合は34%で、規範に反した服飾行動は、ほんの0.2%の女性に見られるにすぎない」と指摘した。       メフル通信の報道によると、ハーディー・バフラーミー氏は月曜日の夕方、「『貞節とヘジャーブ』というアプローチから見た社会変容に関する調査」と題された会議のなかで、次のように付け加えた。「テヘラン大学により実施された、テヘラ 全文をよむ

2010-11-23 アフマディーネジャード大統領、車を競売にかける (Jam-e Jam紙)

ファールス通信は、大統領所有のプジョー車が住宅建設費への補助を目的に競売にかけられたと報じた。      この報道によると、サーデグ・マフスーリー福祉相は福祉社会保障省の本省・地方局長会議で、次のように述べた。「大統領は『友愛住宅』の建設費補助のために、慈善事業の一環として、自身の車を売却に出した。現在、この車は国際的な競売にかけており、落札額はまもなく公表されるだろう」。      アフマディーネジャード氏は大統領就任当初、自身の財産目録を公開して、1973年型プジョー504を所有していること 全文をよむ

2010-11-16 国の分裂を煽る書籍がイラン国境地帯に流入 (Jam-e Jam紙)

ファールス通信は文化イスラーム指導相のセイエド・モハンマド・ホセイニー氏の発言を引用して、一部の国境沿いの州で、国の分裂を煽るような書籍が流入していることを明らかにした。       ホセイニー氏は次のように述べた。「残念なことに、国の一部の国境を通じて、とあるシリーズ本が密輸入されている。一部の国境沿いの州では、民族的・宗教的対立を煽るような、こうした無許可・違法な書籍が流通している」。       文化イスラーム指導相はさらに、「こうした書籍の一部は問題を多く抱えているために、文化イスラーム 全文をよむ

2010-11-16 イランの平均余命、革命後12年上昇 (Jam-e Jam紙)

イラン保健省の医療担当次官は、革命後のイランの衛生・医療政策の成功について触れ、「ここ25年で、イランの平均余命は約12年上昇した」と語った。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、ハサン・エマーミー=ラザヴィー博士はパキスタンの福祉人口女性問題相との会談のなかで、我が国の健康分野における女性の活動について指摘し、「現在、1万7000人の女性保健師がイランの保健所で働いている。また、10万人の健康ボランティアが各都市で女性の健康に目を光らせている。さらに、イランの医学部への入学者 全文をよむ

2010-11-16 犠牲祭用食肉の衛生問題:獣医師、屠殺後最低12時間経った肉をたべるよう推奨 (Jam-e Jam紙)

明日は犠牲祭。ムスリムは古より続く伝統に従って、羊を屠ってきた。しかしこうした中にあっても、健康な家畜、そして食肉を用意し、正しく消費するにあたっては、〔伝統とは別に〕衛生上の諸問題に注意を払うことがきわめて重要であることに違いはない。       無認可の畜産場、つまり獣医庁の監督下で家畜を畜産していないような所から犠牲獣を用意することは、都市環境や各家庭に病原菌をもたらしかねないと、多くの専門家は指摘している。       獣医師のホセイン・ジャアファリー博士は本紙とのインタビューの中で、「 全文をよむ

2010-11-13 「始業ベルにズールハーネの太鼓の音を」:ハージー=バーバーイー教育相が奇抜アイディアを披露 (Jam-e Jam紙)

ハージー=バーバーイー教育相は、「今後、学校の始業ベルにズールハーネの太鼓を鳴らしてはどうかと、私は考えている。学校が楽しく、みんながそこに安らぎを感じるような方向に進んでいくべきだ、というのが私の信念だ」と述べた。       イラン国営通信(IRNA)の報道によると、ハミードレザー・ハージー=バーバーイー氏は全国州高等評議会の第38回公開会議で、全国の教員養成大学300校に20万人の大学生が学んでいると指摘した上で、「教員養成大学で教育を受けている者が誰一人、〔正規の〕教師になろうとしないの 全文をよむ

2010-11-09 アフルーズ氏「離婚の最も多い原因は誤った選択」 (Jam-e Jam紙)

「最近の女性の教育・思想・職業上の自立が、彼女たちの忍耐力を以前に比べ衰えさせる原因となっている」      【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】「結婚の日」にあたる昨日、イランでは離婚の受け付けが一切行われなかったことをご存知の方も多いだろう。しかし一日だけ離婚の受け付けを停止したところで、イラン人の夫婦4組に1組が離婚に直面し、1組は無関心、1組は不満を抱えているという最近5年間の懸念すべき統計〔上の傾向〕が変化するというようなことがあるだろうか?       〔‥‥〕心理学協会会長にして国 全文をよむ

2010-11-08 アフマディーネジャード「500万人がテヘラン州から移住しなければならない」 (Mardomsalari紙)

【政治部】「テヘラン州全体から、最低でも5百万人を移住させ、テヘラン市からも約3百万人が移住しなければならない。この数字はきちんとした計算にもとづくものだ」。       マフムード・アフマディーネジャード大統領は昨日、テヘラン州の高官らの集まりのなかで再びこのように強調し、「昔話」をよみがえらせてしまった。       同氏は、テヘラン州は最も良い州であらねばならないと述べ、「すべてのイラン国民は、テヘラン州はあらゆる点において最も良い州であることに、関心を抱いている。テヘラン州は国の中心であ 全文をよむ

2010-11-07 国家青年庁長官、離婚増加に警告 (Jam-e Jam紙)

青年問題担当副大統領は、若者の結婚をめぐる最重要問題として、晩婚化の問題に懸念を示しつつ、「注意しなければならないのは、離婚が増えているということだ」と述べた。       イラン労働通信(ILNA)によると、メフルダード・バズルパーシュ副大統領は結婚週間(11/8〜14)に際して、以下のように述べた。      「結婚しようとしない若者に対して、なぜ誰かと共に人生を歩もうとしないのか訊くと、さまざまな答えが返ってくる。ある者は「まだ意中の女性が見つからないから」、つまり両親が自分のために結婚の 全文をよむ

2010-11-01 マカーレム=シーラーズィー、逸脱した宗教集団の広がりに警告「若者の信仰心を動揺させることが目的」 (Jam-e Jam紙)

昨日、シーア派最高権威の一人であるアーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、新興宗教集団の活動やニセの神秘主義思想が広がりを見せていることに対して警告を発し、「こうした集団の結成目的は、若者たちの信仰心を揺るがし、イスラーム革命の屋台骨を空洞化させることにある」と強調した。       このシーア派最高権威は、昨日の演説の中で、ワッハーブ派などの宗教集団の名を挙げ、反イスラーム的・反シーア主義的で悪魔的な新興宗教集団が次々と生まれていることに言及し、以下のように述べた。「宗教に対する人々の関 全文をよむ

2010-10-31 イラン医科学大学、閉校に:理由はいまだ発表されず (Jam-e Jam紙)

イラン医科大学の閉校が決まったとのニュースは、ファルヴァルディーン月13日のニュースであれば、「13日の嘘」としてなかなかのものだったと言えるかもしれない〔※「13日の嘘」はイラン版エイプリル・フールのこと。ファルヴァルディーン月13日は通常、西暦4月2日にあたる〕。しかし、保健省の公式サイトから、同大学の閉校と、テヘラン医科大学ならびにシャヒード・ベヘシュティー大学の二校との合併が公表されるとなると、もはや冗談や嘘ではないことは明らかだ。       1352年〔1973年〕に創立され、国内の 全文をよむ

2010-10-28 夫婦に対する離婚予防教育、義務化の方針 (Jam-e Jam紙)

「結婚週間」実施本部長は、今年に入って結婚適齢期を迎えた若者120万人のうち20万人がいまだ結婚していないことを明らかにし、さらに離婚増加を抑えるために、離婚前に30時間の強制的な講習を受けさせる方針であることを発表した。       パルヴィーズ・キャラミー氏はメフル通信の取材で、これまでに行われてきた政策、および結婚週間で「国家青年庁」が実施する予定のプログラムについて言及し、「若者の結婚問題に関係する諸々の機構・協会の責任者らと行った会議の結果、結婚週間で行われる予定のプログラムを実行すれ 全文をよむ

2010-10-28 郊外のスラム街、イランで拡大中 (Jam-e Jam紙)

【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】アジア・オセアニア人口問題研究センターの学術委員は、「たった25の都市にイランの全人口の半数、すなわち3500万人が集中し、そのうち1600万人がテヘラン、マシュハド、エスファハーン、タブリーズ、キャラジ、そしてシーラーズの6大都市に集中してしまっている」と述べた。       モハンマド・モシュフェグ氏によれば、イランの大都市、特にキャラジ〔テヘランの隣街で、日本で言えば東京にとっての横浜のような存在〕、マシュハド、エスファハーンの人口が急増しており、キャラ 全文をよむ

2010-10-27 バンドペイ議員、結婚前のエイズ検査の義務化を提案:「結婚週間」を控え (Jam-e Jam紙)

【社会部:マンスーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】「結婚週間」(アーバーン月17日〜24日〔※11/8〜15〕)が近づく中、それに合わせて考慮に値するさまざまな提案・計画が出されている。なかでも、国会保健委員会の運営委員を務めるモフセニー=バンドペイ氏は、結婚前のエイズ検査の義務化を提案している。       こうした提案は、特に目新しいものではないが、しかしイランにおけるHIVウィルス罹患者の増加にかんがみるならば、この提案を再度検討してみるのも、それなりに意味があるだろう。       現 全文をよむ

2010-10-25 国内の乳がん患者、低年齢化傾向に (Jam-e Jam紙)

【アミール・バーメ】「世界の乳がん発症年齢の平均が60歳であるのに対して、国内におけるそれが50歳にまで低下しており、その最大の原因は遺伝的要因によるものである」。この保健相の警告は、恐らくこれまで以上に、病気の予防に努力しなければならないということを女性が自覚するのに、十分な根拠となりうるものである。       ヴァヒード=ダストジェルディー博士(保健相)は昨日、保健省の治療局および研究局が女性の乳がんの早期発見に向けて、大々的な活動を続けていることに言及し、「現在、我々が予算以上に必要とし 全文をよむ

2010-10-18 基準に満たぬ学習参考書が教育現場を席巻 (Jam-e Jam紙)

教育省次官:生徒に学習参考書購入を義務づけ、学校での正規の学習時間にその内容を教えることは法律に反している。      【社会部:キャターユーン・メスリー】昨今、全国の学校で学習参考書が〔国定〕教科書と肩を並べるまでの存在感を示すようになっている。授業を支える不可欠の存在にのし上がるのも、そう遠いことではないかのような勢いだ。その一方で、教育省は学校での学習参考書の使用禁止を発表している。       学習参考書をみつけるためには、何も〔多くの書店が軒を連ねるテヘランの〕エンゲラーブ通りや市街中 全文をよむ

2010-10-10 伝統医を騙る者への告訴も検討:保健省次官が明言 (Jam-e Jam紙)

伝統医を称する者のなかには、CDを売るなどして、奇妙な治療法を実践している者がいる。       保健省医療問題担当次官は、「紅茶や食塩は有害だ、〔鉄分不足を補うためには〕鉄剤ではなく馬の蹄を用いるべきだ、などという奇妙きてれつな主張は、伝統医療とは無関係である。保健省としては、非科学的な議論を弄して、人々の健康をもてあそんでいる自称伝統医らについて、裁判所に訴えることも辞さない」と語った。       こうした発言の背景には、メディアで〔伝統医療について〕取り上げられている内容には非科学的なも 全文をよむ

2010-09-05 Google、自サイトの誤りを修正 (Jam-e Jam紙)

検索エンジンのGoogleはこれまで、自身のサイトの翻訳部門(Google翻訳)で“ゴドゥス〔=イェルサレム〕”を“イスラエル”と翻訳していたが、今回これを修正したことが分かった。       パレスチナ国家防衛協会の報道によると、検索エンジンのGoogleは以前にも、Google翻訳において“アッラー”という単語を“イスラエル”と翻訳して表示し、世界中のイスラーム教徒の抗議によって誤りの修正を余儀なくされたことがあった。 全文をよむ

2010-09-05 「迷信と闘う必要がある」:アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーが強調 (Mardomsalari紙)

アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、〔‥‥〕聖コーラン注釈会で演説を行い、そのなかで、人間は歴史を通じて様々なものを崇拝してきたと指摘した上で、「最近、悪魔崇拝に身を委ねる部族が発見されたが、彼らの実態は、肉欲・色情主義者である。彼らは、やりたい放題がしたくて、自由を求めるような連中なのだ」と語った。       神学校の教授である同師は、悪魔崇拝というものは歴史上常に存在してきたと指摘し、「多くの人間は、偶像崇拝者であった。預言者たちは長年にわたって、こうした偶像崇拝者たちを唯一神信 全文をよむ

2010-08-30 フィルタリング誘導サイトがイランで18番目の「人気」サイトに (Mardomsalari紙)

インターネット・ユーザたちは最近、フィルタリングされたサイトを閲覧しようとすると、「リンク集」と題されたページに誘導されるが、このページの閲覧回数がここ数ヶ月で急激に上昇し、イラン系サイトの閲覧数ランキングで第18位を獲得していることが分かった。       「イラン・イスラーム共和国の法律、ならびに司法当局の命令により、このサイトへのアクセスは認められません」。この文章は、〔フィルタリングされたサイトにアクセスしようとしたときにかつて表示された〕鬱陶しいページのタイトルだったが、ここ数ヶ月、こ 全文をよむ

2010-08-29 首都地震の危険、再び:セムナーン州で地震発生 (Jam-e Jam紙)

我が国で再び地震が発生し、国民、特にテヘランの市民たちを恐怖に陥れている。テヘラン市民らは、起こるべき首都地震が起きないまま、すでに数年が経っていると不安を口にしている。       〔テヘランの東に位置する〕セムナーン州の一部の村で金曜日に起きた地震(これにより、村人らが住む土壁の住居の屋根が崩落する被害がでた)は、テヘランでも揺れが発生した。もしテヘランで地震が発生したら、どうなるだろう?恐らく何ものにもましてテヘラン市民らを不安に陥れたのは、こうした懸念だった。   〔※訳註:約6年前、イ 全文をよむ

2010-08-28 「ヤフー」の代わりに「ヤーハッグ」:国産インターネット検索エンジンの開発、始まる (Jam-e Jam紙)

ジャーメ・ジャム・オンライン      イラン情報技術社の研究開発局長は、国産インターネット検索エンジン開発プロジェクトの研究段階が開始されたことを明らかにし、詳細を説明した上で、「通信情報技術相の発言から、この検索エンジンの名は『ヤー・ハッグ』(おお、神よ)となるだろう」と述べた。       ハーディー・マレクパラスト氏はメフル通信とのインタビューのなかで、国産検索エンジンの詳細について説明するなかで、同プロジェクトはイラン人ユーザの国内における必要性に対応することをその目的としていると強調 全文をよむ

2010-08-12 イラン製エイズ薬、本年中に市場へ (Jam-e Jam紙)

イラン・エイズ研究センター所長は、今年の末〔=2011年3月下旬〕までに、イラン製エイズ薬「IMOD」が国内の医薬品市場に流通するようになるだろうと述べ、「この国家プロジェクトの〔臨床試験の〕結果、IMODには深刻な副作用がないだけでなく、健康状態の改善や感染率の低下、患者の生きる希望の増大にも効果があることが明らかになっている」と指摘した。       ミーヌー・モフラズ所長は、イマーム・ホメイニー病院のイマーム・ホールで行われた「イラン・エイズ研究センター拡張プロジェクト」の開業式に出席し、 全文をよむ

2010-08-09 ベヘシュテ・ザフラー霊園で乞食・露天商が増加傾向に (Jam-e Jam紙)

乞食や露天商の存在が、首都最大の霊園「ベヘシュテ・ザフラー」にとって頭の痛い問題となっている。こうしたなか、一方で市民が同情心からこうした者たちに援助を行ってしまうことが、他方で〔物乞い対策を〕管轄する各機関が〔物乞い問題に〕真剣に対応してこなかったことが、日ごとに彼らの数が増加するという事態を招いている。       ベヘシュテ・ザフラー協会の代表はメフル通信との会見のなかで、同協会が直面しているもっとも重要な社会的問題の一つとして、乞食や露天商の存在を挙げ、「警備員がいくら露天商や乞食たちを 全文をよむ

2010-08-03 ケルマーンで年間1万ヘクタールのピスタチオ農園が消滅:ここ数年の旱魃で (Jam-e Jam紙)

過去13年間の旱魃と地下水位の低下によって、ケルマーン州の北部諸都市の経済・生活が水不足の危機に直面している。       ここ数年来の降水量の激減により、ケルマーン、ラフサンジャーン、スィールジャーン、ラーヴァル、ザランドの各県では、多くのカナートが枯渇し、井戸も水源の急速な減少に陥っている。       この間、これらの地域の〔水源の〕水位は数メートル低下しており、現在の地下水源では、この地方の飲料水、及び工業用水を十分まかなうことがまったくできない状態となっている。       過去40年 全文をよむ

2010-08-02 覚せい剤密売業者には死罪の適用も:公益判別評議会が決定 (Jam-e Jam紙)

覚せい剤が我が国の若者を狙っている。「死の商人」たちは覚せい剤を安価な値段で販売し、この危険な麻薬市場を支配しようとしている。覚せい剤の密売業者に対して、これまで抑止的な処罰は存在しなかった。こうしたことが、一般市民から安らかな眠りを奪い取ってきた。       しかしついに、すべての人々にとって歓迎すべきニュースが届いた。昨日、麻薬撲滅警察長官は、公益判別評議会において麻薬対策法の改正審議が終了したことを明らかにし、「この法律〔=麻薬対策法改正案〕が〔公益判別評議会で〕認められたことで、死罪を 全文をよむ

2010-08-02 国内で違法中絶行為が増加傾向に:中絶の最大の要因の一つは、望まない妊娠 (Jam-e Jam紙)

【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】統計はない。しかしこの問題への警告は数多い。そしてついに昨日、保健相が行動を起こした。国内の様々な人々によって無知なまま違法に行われている中絶に対して、同相は警告を発したのである。       我が国では、イラン暦84年(西暦2005年)に国会で認められた「治療目的の中絶」というケースを除き、中絶は違法である。       この法律よると、発達障害や先天的奇形が原因で母親に過度の負担をもたらすような病気を胎児がもっている、あるいは母体の生命を 全文をよむ

2010-07-28 薬局で販売されるアルコールに苦味が添付へ (Jam-e Jam紙)

保健省薬事・麻薬問題管理局長は、「関係機関の協力が得られ次第、一部の悪徳業者による悪用を防ぐために、薬局で売られているアルコールのガラス製の包装や味に変化が加えられる予定だ」と語った。       メフル通信の報道によると、モハンマド・レザー・シャーネサーズ氏は薬局で販売できるアルコールのガラス製の包装を変更することで、いかにも化学物質というような雰囲気を出すことができると指摘し、「アルコールの包装変更へ向けた保健省の今回の措置によって、〔アルコール飲料を自家製造するために、薬局で売られているア 全文をよむ

2010-07-28 混乱広がるイラン語学学校事情 (Jam-e Jam紙)

【社会部:キャターユーン・メスリー】国内の語学学校をめぐり、何年にもわたって無策と混乱が続いてきたが、こうした状況に対し教育省はついに、民間の語学学校の監督に乗り出す方針を打ち出した。とはいえ、今回の監督の成果が、夏季終了までに利用者のもとに届くことはないようだ。       毎年夏は、小中高生、及び大学生らに英語やその他の語学を教える語学学校にとっては書き入れ時だ。多くの家庭が、数ヶ月間の検討の末に、子供たちが通う学校を選ぶ。しかし夏季の途中、あるいは終了時に、子供たちの通う語学教室に質の高い 全文をよむ

2010-07-26 政府、新生児に100万トマーンの贈物:明日から支給へ (Jam-e Jam紙)

新生児に対して政府が行う100万トマーン[※日本円で約8万5千円]の「プレゼント」の支給が、ニーメイェ・シャアバーン[※イスラーム太陰暦第8月15日に行われるイマーム・マフディー聖誕祭。今年は2010年7月27日]から開始される。       ファールス通信によると、昨日、戸籍登録所で、メッリー銀行との間でこの制度をめぐる合意文書が交わされた。これにより、この制度はニーメイェ・シャアバーンから施行され、生まれてくる新生児すべてに対してこの贈物が与えられることになった。       マフムード・ア 全文をよむ

2010-07-15 麻薬に汚染されたやせ薬 (Jam-e Jam紙)

【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】「バスの列に並ぶ人達を轢こうと、ハンドルを回した。とくにこれといった理由はなかった」。       メフナーズの精神異常の兆候は、まさに彼女がやせ薬を服用し始めた数ヶ月前から出始めた。彼女が薬を服用すると〔‥‥〕それに比例して、精神異常やうつ状態も激しくなった。メフナーズのやせ薬には、〔‥‥〕抗ヒスタミンとメタンフェタミン(覚せい剤)が含まれていたのだ!      〔‥‥〕       実際、覚せい剤その他の添加物が混じったやせ薬が市中に出回っており、最近こう 全文をよむ

2010-07-15 イランの平均余命、世界平均を6%上回る (Jam-e Jam紙)

ファールス州の医療政策研究センターの所長は、世界の平均余命は67歳であるとし、「イランの平均余命は世界水準よりも6%高く、72歳である」と述べた。       ISNA(イラン学生通信)の報道によると、シーラーズ医科大学の「平均余命」研究所のカームラーン・バーゲリー=ランキャラーニー博士はこう加えた。「一部の先進国では平均余命が82歳以上であり、対策を講じれば、こうした先進国がイランの平均余命に対してもっている10歳の差を縮めることは可能だ」。       同氏は「平均余命」を人間開発指数の3つ 全文をよむ

2010-07-14 老朽車230万台が国内を往来:交通死亡事故の25%の原因に (Jam-e Jam紙)

【社会部:プーラーン・モハンマディー】市街地や街道を走る老朽化した車が近年、悲惨な死亡事故を起こしている。こうした中、交通事故における老朽車の占める割合は25%に達しており、こうした事態は人的被害を発生させているだけでなく、莫大な経済的損失をも国にもたらしている。       しかし、状況をさらに複雑化させているのは、国内の老朽車の廃棄が遅々として進んでいないことだ。       イスラーム共和国治安維持軍(NAJA)交通警察の自動車ナンバー・センター所長は、今年度すでに53,0353台の老朽車 全文をよむ

2010-07-13 イラン国勢調査、今後5年ごとに実施へ (Jam-e Jam紙)

イラン統計センター所長は、「試験的な国勢調査の第2段階が、アーバーン月(西暦10月~11月)に全国で実施される予定だ」と語った。       アーデル・アーザル氏は月曜日、IRNA(イラン国営通信)とのインタビューでさらに、「この試験計画では3万世帯が調査の対象とされ、1390年〔西暦2011年〕に行われる国勢調査のアンケートの問題点を洗い出す予定だ」と述べた。       同氏はまた、国勢調査における〔インターネットなどの〕電子的手法の活用についても触れ、「イラン統計センターはこの国勢調査で、 全文をよむ

2010-07-06 専門医への相談が遅すぎることが性的障害流行の一因:性的不能治療についての根拠のない広告も (Jam-e Jam紙)

泌尿器学会の理事の一人は、衛星放送で宣伝されている性的不能を解決するとされる一部の薬や製品について、これらの宣伝には根拠がないとして、「こうした宣伝の多くには、しっかりとした科学的根拠がなく、商業的利益を追求しているにすぎない」と指摘した。       ハビーボッラー・ラジャーイー医師はイラン学生通信との会見の中で、さらに「離婚や夫婦の不仲に関して行われた調査によると、多くのケースで離婚の第一の原因は性的な困難〔‥‥〕にあり、これが進行するとより大きな夫婦関係の困難に、そして最終的には離婚に至る 全文をよむ

2010-07-05 「汚染した」玩具が国内に流入:査察庁、関係当局の怠慢を批判 (Jam-e Jam紙)

各種の玩具類が国内に流入するようになって以降、製造段階において使用される化学物質が原因で、それらの一部に発がん性があるのではないかとのうわさが流れるようになってすでに久しい。しかし依然として、関係当局からのこれに対する反応というものを耳にしたことはない。そのため、いまだに親御さん達は子供の健康に不安を感じる状況が続いている。       その一方で、イランの玩具市場に対して十分な監督が行われていないことも、こうした市場の不安を煽る結果を招いている。       国内の玩具製造業界はいまだ、この業 全文をよむ

2010-07-03 エマーミー=カーシャーニー師、治安維持軍に勧告 (Jam-e Jam紙)

テヘラン臨時金曜礼拝導師のアーヤトッラー・エマーミー=カーシャーニーは、「市民の貞操に対して迷惑を働く悪党どもへの取り締まりにおいて、われわれは治安維持軍を支持すべきだ。もちろん治安維持軍にも、イスラーム的な言葉遣いや態度を保持する必要がある」と語った。       エマーミー=カーシャーニー師はまた、テヘラン金曜礼拝での説教の別の箇所で、イランの現在の状況はきわめて敏感なものになっているとの見方を示し、「われわれは皆、心を一つにし、寄り添い、連帯する方向へと歩んでいかねばならない。ペンやスロー 全文をよむ

2010-06-30 ネズミ講に関与した学生には放校処分も:学生規律マニュアルによってネズミ講への関与は犯罪行為に認定 (Jam-e Jam紙)

保健省大学生規律中央評議会書記は、ネズミ講に関与した学生への対応の詳細について、「ネズミ講に参加することで、大学環境を不安定化させた学生たちは大学から追放され、三年間コンクール〔統一大学入学試験〕に参加することができない」と述べた。       同評議会のセイエド・メフディー・テイイェビー=タフレシー書記は、メフル通信とのインタビューの中で、さらにこう付け加えた。「全国の大学で施行されている学生規律マニュアルが最後に編集されたのは、84年〔西暦2005年〕のことだが、当時はネズミ講やそこから生じ 全文をよむ

2010-06-29 大学教育評価機構、大学統一試験で「重大な警告」:疑わしいショートメッセージは無視せよ (Jam-e Jam紙)

150万通ものショートメッセージを流し、若者らを不安に陥れている組織が存在する      イラン教育評価機構〔※日本の大学入試センターに相当〕は「重大な警告」と題された声明を発表し、そのなかで大学統一試験志願者に動揺を与える目的でショートメッセージ(SMS)が送られていることを明らかにした。       イラン教育評価機構は声明の中で、「近頃、志願者に不安や動揺を惹起させる目的で、彼らの携帯電話にショートメッセージを送り、彼らを弄ぼうとしている者たちがいる〔‥‥〕」と指摘した。       こ 全文をよむ

2010-06-22 喫煙する大学生には停学処分も:新学生規律マニュアルが発表 (Jam-e Jam紙)

【社会部:キャターユーン・メスリー】公共の場所での喫煙を禁止する法律が宙に浮き、18歳未満の未成年者への煙草の販売を禁止する法律が活用されぬまま放置されている中で、保健省大学生規律中央評議会は、大学構内での喫煙を禁じ、〔違反者に対しては〕新たな罰則を実施することについて発表した。       同評議会の書記を務めるセイエド・メフディー・テイイェビー=タフレシー氏は昨日、メフル通信に対し、次のように述べた。「〔ルールを〕実施するための新たな学生規律マニュアルによると、大学構内、および関係する場所、 全文をよむ

2010-06-17 ヘジャーブの乱れに対する各大学の対応、出揃う (Jam-e Jam紙)

テヘラン大学、シャリーフ工科大学、アッラーメ・タバータバーイー大学、科学産業大学、及びエスファハーン大学の各大学責任者は、学生らのヘジャーブの乱れ(バッドヘジャービー)を取り締まるための計画の詳細を明らかにした。       メフル通信の報道によると、各大学の責任者らはバッドヘジャービーを防止するためには、主に第一段階として文化的活動を行い、第二段階として指導的アプローチを行うことが適当だとの見方を示している。      アッラーメ・タバータバーイー大学ではバッドヘジャービーに対して罰金も   全文をよむ

2010-06-02 高校生向けの「結婚教育」が開講に:通信教育で (Jam-e Jam紙)

テヘラン青年庁と教育省の間で交わされた合意により、高校生向けに「結婚教育」が行われることになった。       テヘラン青年庁のモフセン・ザンギャネ長官は、このことを明らかにした上で、「この教育は、SAJ(青年国民機構)のシステムを通じ、電子媒体を利用する形で、高校生を対象に行われる予定である」と述べた。       ザンギャネ氏はさらに、「生徒たちが〔夏期〕休暇に入ると同時に、このバーチャル教育を提供できるよう、夏までの残された時間内での準備に努力したい」と語った。       ザンギャネ氏は 全文をよむ

2010-06-01 「ゴール」紙、発行停止処分に (Jam-e Jam紙)

プレス監視委員会は最新の会議で、委員らの票決により、日刊紙「ゴール」と地方の月刊誌「バドル」(満月)を発行停止処分にし、10紙に対し警告を与えた。       文化イスラーム指導省プレス問題広報局の発表によると、公序良俗に反した写真や内容を出版し、違反行為を繰り返したとして、日刊スポーツ紙「ゴール」は発行停止処分となった。また、地方月刊紙「バドル」も当局や国家機関を中傷し、事実に反するゴシップや内容を流したという理由で、発行停止処分になった。       また、「アルボルゼ・ヴァルゼシー」(アル 全文をよむ

2010-05-31 女性喫煙者が増加傾向に:タバコの宣伝が影響 (Jam-e Jam紙)

【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】世界的な統計によれば、世界全体で8秒間に1人がタバコの影響で亡くなっているという。つまり、今日の「世界禁煙デー」が終了するころには、〔1日で〕1万人以上が、喫煙が原因で死亡する計算だ。さらに他の喫煙者も、遅かれ早かれいつかこの数字に加わることになるのである。       この統計よりもさらに、われわれに警鐘を鳴らすものがある。それは、今年の世界禁煙デーのスローガン「ジェンダーとたばこ~女性向けのマーケティングに重点をおいて~」である。偶然にも 全文をよむ

2010-05-27 各市民団体、「内乱」の指導者らの裁判を要求 (Jam-e Jam紙)

各市民団体のメンバーらは昨日、テヘラン一般革命検察庁の前で集会を開き、司法権長への支持を表明しつつ、「内乱」〔=2009年大統領選挙後の暴動〕の指導者らを逮捕し、裁判にかけるよう要求した。       ファールス通信によると、この一団は始めに「シャフル公園」の前に集まり、“内乱の指導者どもは裁かれねばならぬ”や“われわれは司法権長殿への確固たる支持を表明する”といった内容が書かれたプラカードを手にした。       集会参加者らはその後、“偽善者に死を”、“逆徒に死を”、“アメリカに死を”、“ア 全文をよむ

2010-05-26 サージェディーニヤー司令官「裁判用にバッドヘジャーブな人々の撮影も」 (Mardomsalari紙)

大テヘラン治安維持軍司令官は、道徳的安全に関する新たな計画の詳細を説明した。       ILNAの報道によると、ホセイン・サージェディーニヤー司令官は記者会見で、道徳的安全に関わるこれまでのさまざまな計画に関して、次のように述べた。「数ある問題のうちのひとつに、無認可の、特に低俗な〔ビデオ〕CDの問題がある。これについては、すでに必要な取り締まりが行われた。またもう一つの問題として、女性の貞節に迷惑をかける者たち〔=通りで見知らぬ女性に声をかける男性のこと〕や、通りをうろつくマネキンたち〔=着 全文をよむ

2010-05-25 科学技術省教育担当次官「ヘジャーブは学生の評価基準にはなり得ない」 (Mardomsalari紙)

科学技術省の教育担当次官は「学生の評価に関して、私たちが学力以外の基準を考慮に入れることはあり得ない」と述べた。       ホセイン・ナーデリーマネシュ次官は、イラン労働通信(ILNA)との単独会見で、テヘラン臨時金曜集団礼拝導師のアーヤトッラー・ジャンナティー氏が言うように、ヘジャーブ遵守の有無は学生の評価基準の一つとなり得るのか、との質問に答える形で、次のように述べた。「私たちがそのようなことをすること〔=ヘジャーブを学生の評価基準のひとつとすること〕は、ありえない。なぜなら、全ての評価基 全文をよむ

2010-05-16 パルヴィーン・アフマディーネジャード「ヘジャーブの乱れた者たちには、最も厳しい刑罰で対処すべき」 (Mardomsalari紙)

テヘラン市議会の計画予算委員会の委員であるパルヴィーン・アフマディーネジャード〔※アフマディーネジャード大統領の姉妹〕氏は、「ヘジャーブと貞節計画に従い、ヘジャーブに対して頑強に反抗する者たちには、厳しく対処しなくてはならない」と語った。       アフマディーネジャード氏はILNAの取材に対し、社会におけるバッドヘジャービー(ヘジャーブの乱れ)現象の出現は3つのグループに分類されると言明し、次のように力説する。「まず、〔ヘジャーブに対して〕頑強に反抗するグループがいる。次に、金銭を受け取り、 全文をよむ

2010-05-15 ‫‪マカーレム=シーラーズィー「頭脳流出を阻止するために生徒の精神的士気を強化せよ」 (Mardomsalari紙)

大アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、教科書を洗練させる必要があると指摘し、「宗教的・非宗教的知識を持ったメンバーから成るグループが、教科書の洗練にあたるべきである」と述べた。       ISNA(イラン学生通信)によると、このマルジャエ・タグリード(シーア派の最高宗教権威)は木曜日の午後、教育大臣と面会し、その中で「イスラーム神学校と〔世俗の〕教育界が協力をするという構想は、それ自体とても有益なものである」と述べた。      〔中略〕       このマルジャエ・タグリードは、「 全文をよむ

2010-05-11 悪徳業者ら、巡礼の順番にも目敏く触手を伸ばす(2) (Jam-e Jam紙)

 同氏は、「巡礼参詣庁は仲介業者らの行動を阻止するための法的な手段をもっていない。しかし、国民や関係機関に注意を促すために、繰り返し情報を提供しており、主要な新聞各紙に許可証の販売広告が掲載されるのを防ぐよう、〔メディアを管轄する〕文化イスラーム指導省に文書で要請している」と指摘する。       リヤーリー氏によると、主要な新聞各紙に許可証の販売広告が掲載されるのを防ぐべく、文化イスラーム指導省に文書で要請しているとのことだが、こうした活動〔=仲介業者らの新聞各紙へ広告掲載〕は依然として続けら 全文をよむ

2010-05-11 悪徳業者ら、巡礼の順番にも目敏く触手を伸ばす (Jam-e Jam紙)

メッカ巡礼・小巡礼の許可証〔※〕を莫大な金額で売買している、カネの亡者である仲介業者らの存在について、本紙はこれまで何度も報告してきた。しかし、こうした仲介業者らが自由に活動を続けている現状から分かるのは、この問題についてのマスコミの暴露にもかかわらず、司法や治安、そして巡礼参詣庁の関係者らが、いまだ彼らへの徹底した取締りに首尾よい成果を挙げられずにいる、という事実である。巡礼という宗教的義務は、貪欲な業者らの目の前に饗されたご馳走に様変わりしているのだ。   〔※巡礼では、イスラーム世界各地か 全文をよむ

2010-05-08 へジャーブ未着用の文化蔓延に対する抗議デモ、テヘランで開かれる (Mardomsalari紙)

昨日、テヘラン大学で行われた金曜礼拝の後、テヘラン市民各層は同大学から革命広場までの距離をデモ行進し、ヘジャーブ未着用の文化が蔓延していることに抗議の声を上げた。彼らはシュプレヒコールを上げながら、社会全体に道徳的頽廃が顕在化していることへの抗議の意志を示した。       ISNAの報道によると、金曜礼拝の参加者らは、「貞節とヘジャーブの文化普及に関する法律が施行されていないことへの抗議」と題されたデモ行進に加わったその他多くの人々とともに、「アッラーは偉大なり」、「偽善者やヘジャーブの乱れた 全文をよむ

2010-04-29 タジュリーシュ広場で女性の着衣の乱れに抗議するデモ(その3) (Mardomsalari紙)

社会的安全向上計画の影で動き出した指導巡回       もっとも、当時議論されていたのは、〔王政時代の〕偶像崇拝主義からの残存物としての「へジャーブ未着用の文化」(ビーヘジャービー)をいかに撲滅するかについてであったが、最近では「ヘジャーブの乱れ」(バッドへジャービー)の撲滅がむしろ取りざたされるようになっている。       近年のニュースをふりかえってみると、バッドへジャービーの取り締まりに関して、1385年(2006年)の「指導巡回」の開始と社会的安全向上計画の実施が思い出される。     全文をよむ

2010-04-29 タジュリーシュ広場で女性の着衣の乱れに抗議するデモ(その2) (Mardomsalari紙)

イランでの着衣の乱れに対する取締りの歴史       女性のヘジャーブ、貞節、化粧、服装は、時折マスコミでホットな話題として取り上げられるテーマだ。イランでは女性のヘジャーブは革命後、一次元的な問題ではなく、宗教的観点からのみでは捉えきれないものであった。革命後の女性のヘジャーブ問題では、「政治」と「社会」も重要な論点を成すものとしてみなされているのだ。       ここ最近、ヘジャーブを着用しない行為の取り締まりと、ムスリム女性への「貞節文化」の普及をめぐる議論が、再び顕著な盛り上がりを見せて 全文をよむ

2010-04-29 タジュリーシュ広場で女性の着衣の乱れに抗議するデモ(その1) (Jam-e Jam紙)

ヘジャーブの適正な着用を主張する1500人の人々によるデモ行進が、昨日の朝9時30分に〔テヘラン〕第一区にある教育省の前から始められた。       ILNAの報道によると、小・中・高校の児童・生徒、ならびにバスィージ(民兵組織)に籍を置く教育関係者たちからなるデモ参加者らは、      「我が姉妹たちよ、我が姉妹たちよ、お前のヘジャーブは名誉、その報酬は寛大なる天国」、   「我らがアーシューラーの娘は、ザフラーのヘジャーブを身につけ、ザフラーを守護する者なり、我らはイランの誇りなり」、   全文をよむ

2010-04-27 外科医師会、手術の順番の売買を批判 (Jam-e Jam紙)

イラン外科医師会会長は、医療制度における不正行為の蔓延を批判して、「『袖の下を使う』ような行為は、非難されるべき行為である。ところがこうした行為は、一部の医療機関でごく普通に行われている」と述べた。       イーラジ・ファーゼル医師は、記者会見で記者団に「一部の国立病院で外科手術の順番が売買されているとの噂を耳にするのは、実に悲しむべきことである」と付け加えた。       国立病院では、患者数の多さのために、手術が数ヶ月間も先延ばしにされており、そうした病院の一部では、医師と共謀して、手術 全文をよむ

2010-04-26 イラン人口、7287万4000人? (Jam-e Jam紙)

国の戸籍庁長官は、イランの人口を7287万4050人と発表した。しかし、今回発表された都市部と農村部の人口分布は、国の最新の国勢調査に基づいて発表されたイラン統計センターの統計とは食い違いを見せている。       モハンマド・ナーゼミー=アルダカーニー氏によると、国家人口局の情報に基づく昨年のイランの人口は、7287万4050人で、そのうち都市部の人口は57.48%、農村部の人口42.52%であった。       しかし85年〔西暦2006年〕、イラン統計センターの当時の長官は第6回国勢調査の 全文をよむ

2010-04-18 アーヤトッラ―・マカーレム=シーラーズィー「人口抑制策はイスラーム法に反しない」 (Jam-e Jam紙)

アーヤトッラ―・マカーレム=シーラーズィーは質問に答える形で、人口増加についての自身のイスラーム法学上の見解を表明した。       このニュースは、マフムード・アフマディーネジャード大統領が「子供は二人で十分」というスローガンのもとで行われている人口抑制策に、反対の意を表明したことを受ける形で報じられた。大統領は先週、生放送されたテレビ会見において、ウラマーが人口抑制策に対して過去何年も沈黙を守ってきたことについて、「驚くべきことだ」と述べていた。       複数の通信社が報じたところによる 全文をよむ

2010-04-17 テヘラン臨時金曜礼拝導師「願掛けをする女性には身だしなみの不適切な者が多い」 (Mardomsalari紙)

テヘラン臨時金曜礼拝導師は、自然災害を防ぐには、社会で発生する罪業を減らすことが必要であると強調した。       ISNA(イラン学生通信)によると、テヘラン金曜礼拝の第二部の説教で、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのカーゼム・サディーギー師は、地震が今後発生する可能性について言及し、以下のように述べた。   災害というのは、人間自身の所業の結果である。従って、一部の女性たちがヘジャーブに注意を払わなかったり、道端にたむろする若者たちが〔若い女性たちに〕色目を使うといった迷惑行為を働 全文をよむ

2010-04-17 人口増加に賛成?反対? (Jam-e Jam紙)

【社会部:キャターユーン・メスリー】「二人っ子政策」への異議と「子供未来計画」実施についての大統領発言から1週間弱、一部の政府当局者からは、大統領の発言は冗談半分であり、イランの人口増加〔抑制策〕にとって脅威にはならないとする見方があがっている。その一方で、大統領府戦略調査センターは国の人口政策について検討を続けている。       大統領がまず先週、西アゼルバイジャン州の市民を前に、新生児の預金口座に100万トマーン〔約10万円〕を振り込むとする「子供未来計画」の実施について発表した際、この計 全文をよむ

2010-04-15 「1億5千万もの人口について語る代わりに失業問題を解決せよ」:大統領発言に対する有識者たちの反応(下) (Mardomsalari紙)

 大統領は、「『子供は二人で十分』とのスローガンを受け入れることはできない」とした上で、「私は『子供は二人で十分』という考えには反対である。これには科学的な根拠もある。いまや、一家族あたりの子供の数の平均が2人を下回るようになっている。これは、西洋諸国が採用した誤った政策でしかない。彼らはいまや、自らの文化とアイデンティティを守るために、多額の補助金を支払っている。そうである以上、なぜわれわれが〔西洋の歩んだのと同じ〕この道を踏襲しなければならないのか」と述べた。       大統領は、「国民と 全文をよむ

2010-04-15 「1億5千万もの人口について語る代わりに失業問題を解決せよ」:大統領発言に対する有識者たちの反応(上) (Mardomsalari紙)

【政治部】テレビの生番組『ベドゥーネ・ハーシーイェ(余談は脇において)』でのマフムード・アフマディーネジャード大統領の新たな発言が、再び波紋を広げている。同大統領は物議を醸すような発言を行う傾向が高いということが、再度証明された格好だ。       アフマディーネジャード大統領は今回、「子供は二人で十分」というスローガンに疑問を呈し、このようなスローガンは西洋のものでしかないとの認識を示した。イラン歴1350年代から1360年年代〔西暦1970年代から1980年代〕にかけて、わが国では出生率が高 全文をよむ

2010-04-07 アフマディネジャード「テヘランにおける地震の危険は深刻だ」 (Jam-e Jam紙)

大統領は、テヘランにおける地震の発生を深刻に受け止めることが必要だと強調し、「地震がいつ発生するのかははっきりしていないが、しかし自然条件が示すところによれば、テヘランでの地震発生は確実だ」と述べた。       ファールス通信の報道によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はテヘラン西部のベシャーラト緊急避難センターを視察した際、地震の危険性への対応をはじめ、テヘランにおける危機管理〔の必要性〕について言及し、「テヘランにおける危機への対応準備・能力、ならびにサービスの提供にはすばらし 全文をよむ

2010-04-05 合法的な中絶件数、年間約2000件 (Jam-e Jam紙)

3人の専門医による確定的な診断と、法医学による承認、ならびに夫の同意を条件とした合法的中絶は、我が国で年間約2000件行われている。       テヘラン中央区法医学局のアーメネ・ベイク・モハンマディー局長は、ファールス通信とのインタビューの中で、「発達障害や先天的な奇形が原因で母親に過度の負担をもたらす病気を胎児がもっている、あるいは母体の生命を脅かすような病気を母親が抱えている、ということが3人の専門医の診断によって確定し、法医学によって承認された場合、〔胎児に〕魂が入る(妊娠4ヶ月)前であ 全文をよむ

2010-03-27 バッドヘジャービー撲滅へ向け、ゴムの婦人たちがデモ行進 (Iran紙)

〔第8代イマーム・レザーの妹〕ファーテメ・マアスーメの年忌とともに、ヘジャーブを着用したゴムの婦人たちの一団が貞節とヘジャーブの文化の普及を目的に、「純潔の呼びかけ」と題されたデモ行進を行った。       このデモ行進は金曜礼拝後、「預言者一族の聖域」からゴムの「ショハダー(殉教者)交差点」までの区間で行われたもので、行進の間、ヘジャーブを着用した婦人たちはプラカードや手書きのポスターなどを掲げて、国内にはびこるバッドヘジャービー〔=女性の着衣の乱れ〕を批判した。       ゴムの婦人たちは 全文をよむ

2010-03-15 「子ども警察隊」が始動:街角の秩序維持に一役 (Jam-e Jam紙)

《警察協力隊》始動を告げるベルが、イスラーム共和国治安維持軍交通警察長官、ならびに教育省関係者ら立会いのもと、昨朝テヘラン市内の某学校で鳴り響いた。       交通警察長官のエスキャンダル・モオメニー司令官は、この式典で以下のように述べた。「現在800万人以上の警察協力隊員がいるが、警察協力隊員及び警察補助隊員合わせて、来年にはその数は1300万人に達するであろう。同時に100万人以上の交通マナー指導員も警察協力隊に加えられることになっている」。       同氏はその上で、「ここ何年かで、8 全文をよむ

2010-03-08 ジャヴァード=アブタヒー議員、占い師の取り締まり強化を要求 (Mardomsalari紙)

国会文化委員会のセイエド・モハンマド・ジャヴァード=アブタヒー議員は「占いは、世界中に広がる悪しき現象の一つであり、イランにも占いの歴史が存在する。もっとも、これほどまでに拡大をみせたことはなかった」と述べた。       同議員はアーリアー通信の社会部記者とのインタビューの中で、占いが諸々の社会に見られるのはなぜか、その原因について次のように語った。   何らかの問題に直面し、希望が見いだせなくなったとき、占いに頼れば問題が解決できる、などと考える傾向が人間にはある。さらに加えれば、皮相な信仰 全文をよむ

2010-02-10 全国女性バスィージ協会会長「ソフトな戦争の最も重要な目標は家庭の破壊」 (Iran紙)

全国女性バスィージ協会会長は、ソフトな戦争でいかなる手段が用いられるのかを知ることが、女性には必要だと強調した上で、家庭の破壊こそこの戦争の最も重要な目的であると述べた。       ミーヌー・アスラーニー会長はシンポジウム「女性、イスラーム革命、回復されたアイデンティティ」の中で、次のように述べた。「女性は偶像崇拝体制〔=パフラヴィー王制〕において、西洋の猿まねをし、道具に成り下がった。彼女たちは、商品として利用されたのだ。実際、王制は女性から女性としてのアイデンティティを奪い取ったのである」 全文をよむ

2010-02-10 姉妹バスィージとソフトな脅威との闘い:全国女性バスィージ協会会長とのインタビュー (Iran紙)

女性の、とりわけ家庭における独占的役割は、古より極めて重要な価値を有してきた。イラン・イスラーム革命の創始者イマーム・ホメイニー閣下が指摘するように、人は女性の下で教育を受け、〔そうして成長した〕人々の活動によって社会に発展と繁栄がもたらされる。こうした人々の存在によって、一つの、いや様々な社会は固き安定と高き人間的尊厳へと導かれるのだ。ところが今日、家庭という〔社会の〕基本的柱が様々な方法で、文化的・プロパガンダ的・メディア的・社会的脅威、いわゆる「ソフトな脅威」に晒されている。ソフトな脅威は 全文をよむ

2010-02-10 大学生諸君、逸脱した思想に気をつけよ:新興神秘主義思想の大学への流入の実態 (Jam-e Jam紙)

【社会部】ここ最近、数十ものいわゆる「新興神秘主義思想」と呼ばれる宗教・宗派が、我が国の350万人に及ぶ大学生の中から信奉者を得ようと躍起になっている。その一方で、こうした宗派の影響下に置かれている学生たちの多くは、それがいかなる思想的ルーツをもつものなのか、しっかりとした知識をもっていないのが現状だ。       こうした逸脱的な宗教(アーイーン)が信じる「神秘主義」は通常、快楽主義、安逸な生活、イスラーム法(シャリーア)の無視、合理的思考からの逃避、神の法からの離脱などを特徴とし、社会的無関 全文をよむ

2010-01-18 大気汚染が流産に与える影響を調査するための特別グループ、発足 (Mardomsalari紙)

保健相は、環境庁と協力して、国の環境と健康について議論するための特別会議を同省に設置することを明らかにし、「来週にも開かれる予定のこの会議では、大気汚染問題をめぐって議論が行われるだろう」と語った。       マルズィーイェ・ヴァヒード=ダストジェルディー保健相はイラン労働通信との会見で、大気汚染が健康に及ぼす悪影響、特に流産の危険性を高めるかどうかについて、次のように述べた。「これまで我が国では、大気汚染と流産の危険性の上昇との関係について包括的な調査は行われてこなかった。〔この問題について 全文をよむ

2010-01-13 「改造紙幣」、今も市中に出回る (Iran紙)

中央銀行は約一ヶ月前、印章や記号、〔メッセージが〕書き足された「改造紙幣」を市場から回収することを発表し、さらに市民や商店主らに対して、デイ月17日〔西暦1月7日〕を期限として、自らが保有している改造紙幣を全国のメッリー(国民)銀行各支店で交換する猶予を与えるとの公式声明を出した。しかしこれまで入ってきた情報によると、改造紙幣は現在も市中で出回っている模様だ。       なお現在、中央銀行による改造紙幣交換の最終期限が過ぎてすでに6日がたつが、これまでのところ中央銀行当局からは、今回の措置の詳 全文をよむ

2010-01-12 テヘラン、自動車ドロボーに新手法(2) (Jam-e Jam紙)

テヘラン、自動車ドロボーに新手法(1)   イラン全国で毎日60台が盗まれる      国家刑事警察盗難対策担当副長官のモハンマドレザー・モギーミー大佐が約2ヶ月前発表した統計に基づくと、インタビューに応じてくれた市民の車は、毎日国内で盗まれる約60台の車のうちの一台である。また、その60台のうちの最多をプライド、プジョー、日産車が占めている。さらに、モギーミーは、「警察は、盗難車の90パーセントを発見している」と述べた。      車の部品の運命について、先にテヘランの被害者が語ったことこそが 全文をよむ

2010-01-12 「国境線封鎖にはあと35年はかかる」:ゾルファガーリー国境警備警察司令官 (Iran紙)

【事件部】国の国境線を〔鉄条網などで〕封鎖する作業は、現在の進捗状況が続けば、あと35年はかかるだろう。       国境警備警察のホセイン・ゾルファガーリー司令官はこのように発表し、次のように述べた。「以前に比べ、国境封鎖の進捗状況は望ましい方向で進んでいるとはいえ、年間約1000億トマーン(約90億円)の予算しか国会で認められていない。しかも認められた予算額全てがきちんと割り当てられているわけではない。国境線封鎖計画が長引けば、密輸業者は密輸品を国内に入れるための別の方法を考え出すかもしれな 全文をよむ

2010-01-12 テヘラン、自動車ドロボーに新手法(1) (Jam-e Jam紙)

テヘラン、自動車ドロボーに新手法(2)      【社会部-マリヤム・ユーシーザーデ】もはや、車のウインドウを壊してカセットデッキを盗むのも、車ごと盗んでナンバープレートを変更するのも今風ではない。自動車泥棒たちは最近、「狼と羊ごっこ」と呼ばれる新たな方法を生み出した。      狼と羊ごっこ      自動車泥棒が狼、車が羊である。狼たちは羊の肉を皮から剥ぎ、残った骨は警察に返す。つまり、この新たな自動車盗難の方法では、窃盗犯らは車の部品をばらし、車の本体は街の片隅や公共の駐車場にそのまま放置 全文をよむ

2010-01-12 教育相、教科書の「男女別」化を否定 (Jam-e Jam紙)

【社会部】教育相は最新の発言の中で、教科書の「男女別」化について、「教科書は男女とも一緒である。教科書の編纂にあたり、〔男女別の〕変更が加えられることはない」と語った。       以前、各メディアは内務省の公式サイトに掲載されたハミード・レザー・ハージー=バーバーイー教育相の発言を引用する形で、教科書を男女別々にする計画であることを報じていた。       中央報道局が伝えたところによると、教育相は昨日、教科書の男女別化の予定は教育省にはないと強調した上で、「男女の教科書を別々にする教育計画は 全文をよむ

2010-01-05 プレス監視委員会、6紙に警告 (Iran紙)

プレス監視委員会は昨日の会議で、「ジョムフーリーイェ・エスラーミー」(イスラーム共和国)、「ファルハンゲ・アーシュティー」(和解の文化)、「アールマーネ・ラヴァーベテ・オムーミー」(広報の理想)、「カールーン」(地名)、「アーフターベ・ヤズド」(ヤズドの太陽)、「エッテマード」(信頼)の6紙、ならびに週刊誌「パンジャレ」(窓)に対して、警告を行った。       〔文化イスラーム指導省〕プレス問題広報局の発表によると、昨日開かれたプレス監視委員会の会議で、「ジョムフーリーイェ・エスラーミー」なら 全文をよむ

2010-01-03 ゴム神学校講師協会「サーネイーにマルジャの資格はない」 (Jam-e Jam紙)

ゴム神学校講師協会は、「サーネイー師はマルジャ〔※宗教的義務について信徒が従うべき宗教的権威〕として必要とされる基準を満たしていない」とする見解を示した。       イラン国営通信の報道によると、ハージ・シェイフ・ユーセフ・サーネイー師がマルジャであるか否かに関し、市民から度重なる質問を受けたことに対し、ゴム神学校講師協会は次のような声明を発表した。「過去1年間にわたり検討を行い、会議を重ねた結果、同師(サーネイー)はマルジャであるために必要とされる基準を満たしていないとの結論に至った」。   全文をよむ

2009-12-22 建設バスィージ、マーザンダラーン州で緑化運動に参加 (Mardomsalari紙)

【地方部】マーザンダラーン州のキャリーミー知事は、同州緑化運動計画における建設バスィージの役割について、次にように述べた。「街道沿いや街中には緑地が必要だとの州の判断にもとづき、建設バスィージ天然資源機構、道路運輸局、及び州の電気ガス課の間で契約が締結され、緑化運動プロジェクトがスタートした。これにより、これまで30万本の苗木がギャルーガーフからラームサルまでの360キロメートル区間に植えられた」。       同氏は、この共同作業によって、イラン北部の森林に250ヘクタールの自然緑地が追加され 全文をよむ

2009-12-22 全国の学校に1000人の宗教指導者を派遣へ (Mardomsalari紙)

イスラーム生徒会連合の事務局長は、全国の学校に1000人の宗教指導者を派遣すると発表した。       モハマド・タギー・ファフリヤーン氏はISNA(イラン学生通信)との会見で、全国の学校への宗教指導者派遣のこれまでの経緯について答える中で、「全国の学校に若い神学生たちを派遣するという事業は、以前から行われてきたことだが、こうした事業は明確な目標を持ち、組織化された形では行われてこなかった」と述べた。       同氏はその上で、「そのため4年前、全国イスラーム生徒会連合は『未来を作る子供たちの 全文をよむ

2009-12-21 アフマド・ハータミー「公的機関でのバッドヘジャービーは言い訳不可能」 (Mardomsalari紙)

ゴム神学校講師協会の幹部は、「社会の道徳的健全化は、“勧善禁悪”を通じて実現される」と述べ、さらに「もし“勧善禁悪”が社会の中で文化として定着すれば、社会は様々な領域で健全化される」と指摘した。       イラン学生通信によると、セイエド・アフマド・ハータミー師は、国のさまざまな行政機関に設置された「勧善禁悪委員会」の全国大会で、以下のように述べた。「悪事に遭遇したまさにそのときに、その悪事に対処し、それが現実のものとならないように行動するならば、悪事の拡大を防ぐことができる。しかし我々が悪事 全文をよむ

2009-12-15 「ガイダンス」課程、廃止に:教育制度改革で答申 (Mardomsalari紙)

教育最高評議会の答申により、教育制度から「ガイダンス」課程が廃止されることが決まった。   〔※訳注:「ガイダンス課程」とは、日本の「中学」にあたる課程。現行のイランの初等・中等教育制度は、小学校課程5年、ガイダンス課程3年、高校課程3年、大学進学課程1年の12年制。ガイダンス課程は生徒たちを普通高校に進学するか、職業高校に進学するか、「ガイダンス」する(選別して導く)ための課程として位置づけられている〕       ILNA(イラン労働通信)が政府広報局の発表として報じたところによると、ハミー 全文をよむ

2009-12-14 倉庫に眠る米~イラン今どきの米作事情~ (Jam-e Jam紙)

【サーリー:ジャーメ・ジャム記者】国内で生産された米の60%が農民や精米業者の倉庫に眠っている。      イラン米協会の副会長は、国内では年間225万トン(訳注1)の米が生産されていることに言及し、「不景気の影響で、今年度生産の60万トンと昨年度生産の6万トンが生産者らの倉庫に残されている」と述べた。また、ナタージ副会長は、米の不適切な輸入を批判し、「今年度80万トンの米が輸入され、輸入業者は8兆リヤール(約747億円)の利益を得た」と付け加えた。      (訳注1)ちなみに日本の年間米生産 全文をよむ

2009-12-09 ガス管の敷設を待ち望む村々:エスファハーン州ザヴァーレ郡 (Mardomsalari紙)

(エスファハーン州のアルデスターン県)ザヴァーレ郡知事は「ザヴァーレ郡のソフラー行政村とリーゲスターン行政村内の130以上の農村が、ガス管の敷設を待ち望んでいる」と述べた。      ハサン・モフターリヤーン同郡知事はISNA(イラン学生通信)の取材の中で、ザヴァーレ郡がリーゲスターンとソフラーの2つの行政村と1万7千人にのぼる人口を擁し、ますます発展しつつあることに言及して、次のように発言した。      「ザヴァーレのリーゲスターン行政村域内だけでも、この4年間に10の養鶏場と1つのレンガ工 全文をよむ

2009-12-02 国会議員「不法な性的関係を社会から一掃するためには普通婚の環境を整えるべき」:一時婚議論に反論 (Mardomsalari紙)

【社会部】何日か前、一部の当局者が、強姦および「不法な性的関係」を減少させる方法として一時婚の普及を提言し、こうした文化を広めるべく、国民意識の啓蒙に努める姿勢を示したことがあった。       これに対し昨日、国会の司法委員会の理事の一人は、強姦や「不法な関係」を社会から減らすには、一時婚は適当な方法ではないとし、「神聖なるイスラームのシャリーアにおいては、一時婚はやむを得ぬケースや特別な条件のもとで想定されたものであり、このことについては、独自の法規定もある。強姦や不法な関係を減らす適当な方 全文をよむ

2009-11-26 ロレスターン州獣医局家禽事務所、養鶏場での鳥インフルエンザ感染を警告 (Mardomsalari紙)

ロレスターン州の養鶏場での高病原性鳥インフルエンザの流行を受け、鳥インフルエンザ対策本部会議が開かれた。       メフル通信によると、ロレスターン州獣医局家禽事務所の当局者は州庁舎で開かれた本部会議の席上で、今年度の上半期の間に同州の家禽95,250羽以上が高病原性鳥インフルエンザを発症して死亡していたことを発表したという。       モダベッル・キャラモッラーヒー氏は、同州の27カ所以上の養鶏場が被害を被ったと説明し、ロレスターン州における養鶏場の損害は前年度比で18%以上増加したことを 全文をよむ

2009-11-26 保健相が驚愕の事実を発表:A型インフルエンザ患者、100万人に達する (Mardomsalari紙)

保健相は、10日後にはA型インフルエンザのワクチンが輸入される見込みであると発表し、「A型インフルエンザの罹患者の実際の数は100万人以上に達しているが、保健省が発表するのは、検査によって確認された症例数だけである」と述べた。       ファールス通信によると、マルズィーイェ・ヴァヒード=ダストジェルディー保健相は昨日、各機関の代表らを交えて保健省で開かれたA型インフルエンザに関する記者会見に出席し、「国内のA型インフルエンザ感染者の実数として発表されている数値は推定値である。われわれは、今後 全文をよむ

2009-11-24 刑事警察長官、「性の合法的利用」促進を提言 (Mardomsalari紙)

治安維持軍刑事警察長官は、シャリーアでも認められている「性の合法的な利用」を促進させることが、強姦事件の減少に役立つとし、「我々が抱える問題の多くは、イスラームの法規定を実行に移すことで解決される」と語った。       イラン労働通信(ILNA)の報道によると、ジャアファリー司令官は、197番治安維持軍公衆監視センターを訪れた際、記者団を前に強姦事件の発生件数について触れ、「警察への通報があった範囲では、統計上、強姦事件は減少しており、全体的に強姦事件は減少傾向にある。しかし極めて残虐非道なケ 全文をよむ

2009-11-21 ファズルアリー師「男女混交が大学を嘆かわしい状態にしている」「女は笑み一つで男を虜にしてしまう」 (Mardomsalari紙)

【社会部】大学内での男女混交がもたらす悪影響についてこれまでなされてきた意見表明には、つねに何らかの警告が〔陰に〕伴ってきたものだ。しかし、ハージェ・ナスィール大学最高指導者代理の昨日の発言は、実際に思っていることをそのままの形で口に出す、実にストレートなものであった。同師は、若い男女には突発性や肉欲があり、それゆえ彼らの間に正常な関係が生まれることはあり得ない、とはっきりと明言したのである。       ハージェ・ナスロッディーン・トゥースィー大学の最高指導者代理を務めるホッジャトルエスラーム 全文をよむ

2009-11-21 ゴム神学校講師協会、近くマルジャたちの新リストを発表へ (Mardomsalari紙)

ゴム神学校講師協会副会長のアーヤトッラー・モルタザー・モグタダーイーは、偉大なるマルジャエ・タグリード〔シーア派宗教最高権威〕らの氏名を掲載した新しいリストが、同協会から近く発表されるだろうと述べた。       モグタダーイー副会長はイラン国営通信とのインタビューの中で、「新リストでは、これまでの7名のマルジャエ・タグリードたちに、2〜3名が付け加えられるだろう」と述べた。       同副会長は、このリストがいつ正式に発表されるのかについては触れることなく、「講師協会は必要とされる審査を行っ 全文をよむ

2009-11-19 豚インフルエンザの死者、100人に (Jam-e Jam紙)

【社会部】保健省は、「豚インフルエンザ」の名で知られるA型インフルエンザの犠牲者数が100名に達したとする最新の統計を発表した。また、ここ1週間で同インフルエンザに感染した人の数は466人増え、全感染者数は3128名になったという。       東地中海地域の国々の中で、イランが最もA型インフルエンザの死者数が多いとする報告が、世界保健機構から発表されており、同インフルエンザに関する我が国の状況は極めて深刻である模様だ。       これに対しイラン保健省の当局者は、こうした見方を否定している。 全文をよむ

2009-11-11 ペンライト付きライターを利用したテロ集団の宣伝活動が発覚:イラン南部で (Mardomsalari紙)

イラン南部、特にフーゼスターン州で、ライトを付けるとビン・ラーディンの肖像が浮かび上がるライターが出回っていることに、市民は驚きの声を上げている。       ニュースサイト「ターブナーク」の報道によると、スイッチを入れるとアル・カーイダの指導者ウサーマ・ビン・ラーディンの肖像が壁などに映し出される、ペンライト付きの中国製ライターが見つかったという。       このペンライト付きライターは多くが露天商で売られているが、このライターを取り扱っている販売業者も、そうした事実については全く知らなかっ 全文をよむ

2009-11-11 テヘラン州の金曜礼拝導師ら、イラン国営放送に注文「金曜礼拝の様子をもっと放映すべき」 (Mardomsalari紙)

テヘラン州の各地で金曜礼拝導師を務めている宗教指導者らは、同州の各地で行われている金曜礼拝の様子について積極的に報道しようとしないイラン国営放送の姿勢を批判する内容の書簡を、同国営放送総裁に送った。       ニュースサイト「ラサー」が伝えたところによると、この書簡には次のようにある。   イマーム〔・ホメイニー〕のお言葉によれば、金曜礼拝は崇高なる神がイスラーム共和国に与えた恩寵であり、最高指導者もこれに敬意を払い、かつこの宗教的・政治的義務に〔積極的に〕参加するよう人々に促すことが大切であ 全文をよむ

2009-11-03 逸れてしまった地下鉄坑道(補足):スィー・オ・セ・ポル(三十三橋)とエスファハーンの物語は続く (Jam-e Jam紙)

国家交通高等評議会の認可により、エスファハーンの地下鉄建設が1979年に決定された。しかし、地下鉄の坑道がチャハールバーグ通り(注1)、さらに、スィー・オ・セ・ポル(橋)(注2)付近を通ることから、この事業の継続は、歴史遺跡と文化遺産の専門家らによる阻止と真剣な抗議に直面した。      (注1) チャハールバーグ通りは、エスファハーンを南北に走るメイン・ストリート。付近には同市を代表する歴史的建造物が多い。   (注2)「スィー・オ・セ・ポル」は、「三十三橋」の意。橋脚部分に33のアーチをもつ 全文をよむ

2009-11-03 ファールス州裁判所がビックリ判決:「夫は妻に毎年10本のバラを贈ること」 (Jam-e Jam紙)

【事件部】ファールス州裁判所のある支部が興味深い判決を下した。ある男に対し、妻に毎年10日間バラを贈るよう命じ、それを実行しなかった場合は3ヵ月と1日の禁固刑に処すとしたのである。       メフル通信によると、夫婦生活を放棄し、妻への扶養料支払いの義務を怠り、さらに妻に対して暴言を浴びせ、暴行を加えた容疑で起訴された男に対し、裁判所は審理の末、3ヵ月と1日の禁固刑を命じた。しかし男に前科のないことを考慮し、さらに夫婦関係の改善や家庭・夫婦生活の基盤強化を目的として、夫が以下の指示に従うことを 全文をよむ

2009-11-03 エマードッディーン・バーギー氏に「マーティン・エナルズ賞」が授与:本人は欠席 (Hayat-e Now紙)

【ILNA】2009年度「マーティン・エナルズ賞」の授与式典が、受賞者エマードッディーン・バーギー氏不在のまま行われた。       5年前から出国を禁じられているエマードッディーン・バーギー氏は、このことについて以下のように述べている。「『マーティン・エナルズ賞』にノミネートされたことが発表されたことを受けて、私は治安当局者と面会したり、最近新たに就任した首都テヘラン検事長に手紙を出したりするなどして、出国禁止の解除を願い出た。しかし、関係当局・機関はいずれも、私の手紙や再三の要求に対して答え 全文をよむ

2009-10-28 テヘラン検事長「名誉殺人に対する罰則を強化すべき」 (Iran紙)

【事件部】テヘラン一般革命検察のアッバース・ジャアファリー=ドウラトアーバーディー検事長は、イスラーム刑法第630条の改正を図り、名誉殺人の加害者に対する罰則を強化するべきとの見解を示した。       イラン国営通信の報道によると、ジャアファリー=ドウラトアーバーディー検事長は昨日、暴力犯罪被害者支援機構で開かれた第5回「暴力犯罪を減らすための法的措置を考える会」の席上でこのように述べ、さらに次のように語った。   我が国で起きる名誉殺人をなくす、ないしはその件数を減らすための対策は、本質的に 全文をよむ

2009-10-22 国境なき記者団、最新の「プレス自由度ランキング」を発表:イランは172位 (Mardomsalari紙)

世界各国を対象とした、国境なき記者団による「プレス・メディア自由度ランキング」の最新報告が発表され、イランは世界175カ国中172位を獲得した。       ニュースサイト「アスレ・イラン」によると、2008年9月から2009年9月までの世界のメディアの自由度をもとにまとめられたこの報告書の中で、プレス・メディアの自由度という観点からデンマーク、フィンランド、アイルランド、ノルウェー、及びスウェーデンが世界のトップ5に名を連ねた。       これら5カ国に続いたのが、順にエストニア、オランダ、 全文をよむ

2009-10-20 アーヤトッラー・サーフィー=ゴルパーイェガーニー「大学は共学であるべきではない」 (Hayat-e Now紙)

【ファールス通信】ゴムのシーア派最高権威の一人は、大学内での男女の混交から生じる社会問題について言及し、「イラン全土に男女別学の大学を設置する必要がある」と述べた。       大アーヤトッラー・ロトフォッラー・サーフィー=ゴルパーイェガーニーは昨日午前、ハズラテ・マアスーメ大学の関係者らとの面会で、〔第8代イマーム・レザーの妹の〕マアスーメ陛下の生誕を祝う言葉を述べた際、「真の宗教たるイスラームにおいて、無知であることは非難の対象とされている。〔イスラームだけでなく〕すべての預言者や宗教の偉人 全文をよむ

2009-10-15 イランの学校でA型インフルエンザ流行の兆し (Hayat-e Now紙)

【メフル通信】保健省伝染性疾病管理センター所長は、インフルエンザにかかった児童・生徒は自宅で療養させるよう強く求める勧告を各家族に出す一方、イランでこの病気に罹った患者数はこれまでに649名に達したと発表した。       モハンマド・マフディー・グーヤー博士は、「熱があり、インフルエンザの兆候がある児童・生徒は、決して学校に行ってはならない」と述べた。       同所長は、この一週間の間に児童・生徒間でのインフルエンザ感染が増えていることを指摘し、「インフルエンザに罹ったと思われる児童・生徒 全文をよむ

2009-10-04 逸れてしまった地下鉄坑道:スィー・オ・セ・ポル(三十三橋)とエスファハーンの物語 (Iran紙)

エスファハーン都市鉄道機構の理事会の承認と顧問の最終報告が発表された。これによれば、計画されていたルートからそれてしまった同市地下鉄の坑道を修正する方法が、2週間後までに発表されるという。      (中略)       エスファハーン市議会議員のマフムード・モハンマディー氏は、これより前に、掘削中の坑道を修正するために一番適当と思われる方法に関して発言した。      この方法は地下から掘削機を取り出し、元の位置に戻すというものである。また、彼は「この方法を実行することは開いてしまった心臓の手 全文をよむ

2009-09-28 離婚した妻への婚資金として、ジャスミン700本 (Jam-e Jam紙)

【事件部】結婚資金のローンの分割払いを怠ったことがもとで、妻からの婚資金支払い請求に直面した青年に対して、700本のジャスミンを支払うよう命ずる判決が下された。       ヴァナク司法センター記者クラブの報告によると、結婚から間もない若夫婦が家裁に赴き、夫婦間のトラブルについて審理した上で、夫婦関係の今後について裁定を下すよう判事に求めたという。       この報告によると、妻エルハーム(18歳)は人生の伴侶を決めるには早すぎる選択をしてしまったことを後悔していると語った上で、次のように述べ 全文をよむ

2009-09-20 婚資金の金塊1000個も女性に幸せをもたらさず:ある若妻の離婚劇 (Iran紙)

【事件部】夫の暴力と不良行為に疲れ果てた若い女医が、家庭裁判所に婚資金として金塊1000個の支払い履行を求める訴えを起こした。       本紙記者の報告によると、ナスリーン(32歳)は顔面蒼白状態で、第264法廷のホダーイー裁判長の前に座り、目に涙をためて次のように事情を説明した。   4年前のことです。私は医学部を卒業し、市の中心地にある某病院に勤めることになりました。仕事を始めてからまもなく、同じ病院に勤めている外科医から、なにやら意味ありげな視線を感じるようになりました。      この 全文をよむ

2009-09-19 ムーサヴィー、市民らの抗議に遭う:「世界エルサレムの日」の大規模デモ行進で (Iran紙)

〔金曜礼拝が行われる〕正午の数時間前から、大勢のテヘラン市民が各地からテヘラン大学に向けて移動を始めた。革命広場周辺の各通りは、さながら〔テヘラン大学を河口とする〕大河のごとき様相を呈した。この大河は国際的シオニズムの冷酷非情ぶりに対して荒れ狂い、パレスチナ国民の権利要求運動をイラン人は今後も支持し続けることを表明するかのようであった。       昨日行われたこの盛大なるデモ行進には、下は母親の胸に抱かれた生後2ヶ月の幼児から、上は90歳の老人まで、老若男女が参加した。       アフマディ 全文をよむ

2009-09-17 新型インフルエンザで2名が新たに死亡:感染者数は391名に (Jam-e Jam紙)

【社会部】A型インフルエンザで新たに2名の死亡が発表されたことで、同インフルエンザによる国内の犠牲者数は4名となった。また、34名の新たな感染者が明らかにされ、感染者数は391名となった。       保健省の発表によると、亡くなったのは2歳以下の子供2人で、基礎疾患として脳の病気を持っていた。これより前に亡くなった二人のうち、一人は36歳の女性、もう一人は96歳の老人男性だった。       保健省はA型インフルエンザの感染者・犠牲者数に関する発表を、毎週水曜日に行うことにしており、この1週間 全文をよむ

2009-09-13 「キャッルービーの提出した資料はでっち上げ」:司法三人委員会が結論 (Jam-e Jam紙)

【政治部】選挙後の騒乱をめぐる問題を調査している司法三人委員会は、独自の調査、及びメフディー・キャッルービー氏との面談の結果を、アーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニー司法権長官に提出した。       司法権広報局の発表によると、今回提出された三人委員会による報告書は、キャッルービー氏が主張するような性的暴行を裏付けるような証拠資料は見つからず、同氏の主張は証拠に基づかない虚偽であり、そればかりか、同氏の示した主張や資料は一般世論を逸脱させるために作られた、完全なでっち上げであると結論づ 全文をよむ

2009-09-03 子供の命名の人気に変化:アミール・ホセインとファーテメがトップ (Jam-e Jam紙)

【社会部】戸籍登録庁が行った調査の結果、首都〔テヘラン〕に住む家族が好む女の子の命名に大きな変化があることが明らかになった。イラン暦1387年〔西暦2008/9年〕に人気だった命名トップ10のうち3位から7位までを、アラビア語に起源をもたないイラン風の名前が占めたのだ。       メフル通信の報告によると、この調査の結果、昨年3220人の新生児が「ハスティー」と名付けられ、テヘランの女の子の中で3番目に好まれたことが分かった。       このことに関し、テヘラン州戸籍登録庁長官は昨年の首都で 全文をよむ

2009-09-03 物乞いの取り締まり、各関係機関で対応がバラバラ:テヘラン市議会議員が批判 (Jam-e Jam紙)

【社会部】近年、物乞いの存在がテヘラン市民の頭痛の種となっているが、様々な関係機関が実施している物乞いの一斉取り締まり計画も、これまで一向に成果が上がっていない。       テヘラン市議会社会委員会委員はこのような現状から、気温が下がるにつれて、大都市テヘランが多くの物乞いであふれかえる事態もありうると予測する。       モルタザー・タラーイー委員はファールス通信にこのように述べ、さらに「物乞いの問題が解決できない重要な要因の一つに、社会問題を主に管轄するのがどこなのかがはっきりしていない 全文をよむ

2009-08-31 サイード・モルタザヴィー、検事副総長に任命 (Iran紙)

司法権長官は、新たな検事副総長及び刑務所庁長官をそれぞれ任命した。       司法権高官の人事を続けているアーヤトッラー・サーデグ・アーモリー=ラーリージャーニー司法権長官は、その一環としてサイード・モルタザヴィーを検事副総長に、ゴラーム・ホセイン・エスマーイーリーを刑務所庁長官にそれぞれ任命した。       サイード・モルタザヴィー氏は1336年〔西暦1957/8年〕にヤズドに生まれた。同氏は1369年〔西暦1990/91年〕以降、司法機関での仕事に携わるようになり、〔ケルマーン州〕ラフサ 全文をよむ

2009-08-25 モフセニー=エジェイー前情報相、検事総長に任命 (Jam-e Jam紙)

【政治部】司法権長官は、新しい最高裁判所長官及び検事総長を任命する人事を発表した。       中央情報局が伝えたところによると、アーヤトッラー・サーデグ・アーモリー=ラーリージャーニー司法権長官は、日曜日に最高裁判所判事らと行った諮問協議会を受け、憲法第162条の規定に基づき、アーヤトッラー・アフマド・モフセニー=ゴルガーニーを最高裁判所長官に、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン・ゴラームホセイン・モフセニー=エジェイーを検事総長に、それぞれ任命した。       これまでにアーヤトッ 全文をよむ

2009-08-18 エッテマーデ・メッリー紙、ついに発行停止に (Jam-e Jam紙)

メフディー・キャッルービー所有の日刊紙「エッテマーデ・メッリー」が、テヘラン検察庁の命令で、憲法第156条第5項、及びプレス法第6条補足2にもとづき、追って沙汰があるまで発行停止となった。   〔※憲法第156条第5項は、司法権の義務として「犯罪の発生の防止と犯罪者の更生のために適切な措置」を講ずるよう規定している。なお、「プレス法第6条補足2」とは、恐らく違反を繰り返した場合は発行許可を取り消す旨が記載された、プレス法第6条第10項の補足のことではないかと思われる〕       メフル通信の報 全文をよむ

2009-08-16 「キャフリーザク」問題で治安・司法関係者12名が免職 (E'temad-e Melli紙)

最近の騒乱で拘束された逮捕者らへの待遇をめぐって調査を行っている国会特別部会のサルヴァリー部会長は、逮捕者らへの対応で違反行為のあった治安・司法関係者12名が法的な処分を受け、キャフリーザク拘置所問題に関して訴追の準備が進められていることを明らかにした。       メフル通信の報道によると、パルヴィーズ・サルヴァリー部会長は、同部会が選挙後の混乱で拘束された逮捕者らの待遇調査に尽力してきたことを指摘した上で、「特別部会は、逮捕者やすでに釈放された人々、拘置所や司法の関係者と面談を重ねてきた」と 全文をよむ

2009-08-13 豚インフルエンザの感染者数、急増:4日間で52の感染例 (Jam-e Jam紙)

【社会部】イランでのA型インフルエンザの感染が急拡大している。A型インフルエンザ・ウィルスの感染状況を調べた結果、この病気の感染例がここ数日のうちに急増していることが分かったのだ。保健省が発表した統計によると、過去4日間で感染者の数が144名から196名に増加したとメフル通信は報じている。一日平均で新たな感染例が13増えている計算だ。       モルダード月17日から21日〔8月8日〜12日〕の4日間だけで、我が国におけるA型インフルエンザの感染例が52例増えたことが、保健省によって確認された 全文をよむ

2009-08-10 キャッルービー、拘置所での人権侵害に毅然たる対応を要求:ラフサンジャーニーへの書簡で (E'temad-e Melli紙)

メフディー・キャッルービーはハーシェミー=ラフサンジャーニー専門家会議議長に対し、委員会を設置して、逮捕者らに対して〔人権侵害的な〕対応が〔拘置所で〕行われているとの一部の噂を調査するよう求めた。       国民信頼党総書記メフディー・キャッルービーの息子であるホセイン・キャッルービーは、このことについて次のように述べた。「ここ数週間、逮捕者らに対する不法行為をめぐり、特にキャフリーザク拘置所での安全対策に対して、抗議の声が上がっていた。これを受け、最高指導者は〔拘束者の人権への配慮について〕 全文をよむ

2009-08-06 イランもペット・ブーム (E'temad-e Melli紙)

【アミール・ハーディー・アンヴァリー】犬を飼うことは、もはや護身のためでも警備のためでもない。犬を飼うことはかつて、警備上の理由であれ、ペットとしてであれ、特別な階層に限られる行為だった。しかし近年、ペット犬を飼うことは社会の一部にとって、一種の流行となっている。       テヘラン市北部のハイウェー脇を見てみるとよい。果物箱の中に子犬がいる姿を目にすることがある。そばにいる男性は、「ウチのドーベルマンが子犬を生んだんだ。経済的な問題から売っているんだ」と主張する。しかし、こういったちっちゃな 全文をよむ

2009-08-05 「4000万人の偉業」切手が近く発行へ:反対の声も (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】数日中に『4000万人の偉業』と題された切手が披露される予定だ。物議を醸した第10期大統領選挙からたった43日あまりという中で、この切手は歴代の記念切手たちの仲間入りを果たすことになる。       より注目すべき点は、この切手の図案がいまだ、情報通信相が議長を務める切手協議会側の承認を得ていないということである。法律によれば、切手の図案、特に記念切手については、予め切手協議会の会合で審議され、承認された上で、大臣が署名をすることになっている。にもかかわらず、この切手の 全文をよむ

2009-08-01 豚インフルエンザ感染者数、イランで61人に:保健相、ラマダーン月の小巡礼禁止の可能性を示唆 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】イラン保健相は、国内でのA型インフルエンザ(豚インフルエンザ)感染者数が61人に上ったことを発表するとともに、「今年のラマダーン月(断食月)〔西暦8月22日〜〕における小巡礼が禁止される可能性について、議論が行われているところだ」と述べた。       カームラーン・バーゲリー=ランキャラーニー保健相は、国内のA型インフルエンザ感染者の約3分の2が、小巡礼からの帰国者であることに触れ、「感染者の中には東南アジアに旅行していた者もいる。例えば、タイから帰国した両親とその子 全文をよむ

2009-07-28 「セダーイェ・エダーラト」紙、プレス監視委員会によって発行停止に (E'temad-e Melli紙)

「セダーイェ・エダーラト」紙がイマーム・ホメイニーを侮辱した容疑で、プレス監視委員会の決定により、出版物発行許可の権利を停止された。       プレス監視事務局の通達には、次のようにある。「今年のモルダード月4日〔西暦7月26日〕付セダーイェ・エダーラト紙第2229号の第9面に掲載された内容は、イラン・イスラーム共和国創始者であるイマーム・ホメイニーの神聖なる御前に対する明白な侮辱であり、イスラーム共和国体制の基礎を疑問視するものである。これは出版法第27条、ならびに同法第6条第1節及び第7節 全文をよむ

2009-07-28 豚インフルエンザ感染が疑われる旅行者に対する検疫所でのチェック、強化される (E'temad-e Melli紙)

豚インフルエンザの名で知られるA型インフルエンザ・ウイルスの感染者が新たに9名増えたことを受け、イランでこのウイルスの感染が最大規模にまで蔓延するのではないかとの懸念がこの24時間で拡大した。       この病気に感染した患者たちの数が増加する中、このウイルスの国内での存在を示す症例が最初に確認されたのは、ホルモズガーン州のある町でのことだった。この情報について、ホルモズガーン医科保健治療大学の学長は、次のように発表していた。「豚インフルエンザ感染が疑われる11名のうち、陽性の患者1名がハージ 全文をよむ

2009-06-29 タヴァッコリー氏の運営するニュース・サイト、テレビでの「罪の告白」を批判 (E'temad-e Melli紙)

テヘラン選出の原理派国会議員アフマド・タヴァッコリー氏が運営するニュースサイト「アレフ」が、テレビで放映されている「罪の告白」について、以下のような批判記事を掲載した。   どうやら、イラン国営放送はテレビ上で「罪の告白」を放映するという非合法的かつ横暴な振る舞いをやめるつもりはないようだ。      先週、“暴徒”としてテレビで紹介された一部の人物のテレビ告白が、いわゆる「国営の」メディアで放送された。その一方で、これらの人々の逮捕時期とテレビ上での告白が放送された時期を考慮するならば、前述の 全文をよむ

2009-06-25 イラン、強力なインターネット検閲システムを導入 (E'temad-e Melli紙)

アメリカの新聞ウォールストリート・ジャーナルは、イラン政府が複数のヨーロッパ企業の協力を得て、世界で最も複雑なインターネット検閲システムを導入したと報じた。       イラン内外の専門家らによると、〔今回導入された検閲システムによって〕ウェブサイトの閉鎖やインターネットへのアクセス制限といったものをはるかに超える領域に、インターネットの監視が及ぶという。 全文をよむ

2009-06-24 イラン、豚インフルエンザへの厳戒警戒態勢を敷く (Iran紙)

【社会部】イランで初となる豚インフルエンザの症例が観察されたことを受け、国のすべての国境で豚インフルエンザに対する厳戒警戒態勢が敷かれた。       イラン紙の報告によると、アメリカからイランに入国した16歳の若者に豚インフルエンザの症状が確認されたことで、この患者と接触を持ったすべての人への調査・観察が行われた。現在、患者は快復に向かっている。       保健省インフルエンザ対策・国境衛生監督局のマフムード・ソルーシュ局長は、このことについて「現在、豚インフルエンザはアジア大陸を含めた世界 全文をよむ

2009-06-23 ニューズウィーク誌記者、逮捕される (E'temad-e Melli紙)

アメリカの週刊誌「ニューズウィーク」の記者で映画制作者でもあるマーズィヤール・バハーリー氏が、テヘランで逮捕された。カナダ国籍をもつこの記者の母親は、ニューズウィーク誌に「警官らは身元を明かすことなく、日曜日の早朝7時に彼を連行していった」と語った。       彼女は、警官らがマーズィヤール氏を「おもてなしする」と言って、彼とともに彼のビデオフィルムやパソコンも一緒に持って行ってしまったと強調した。       ニューズウィーク誌のジョン・ミーチャム編集委員は、次のように述べている。「マーズィ 全文をよむ

2009-06-23 ガズヴィーン・ホメイニー大学の教授5人が拘束 (E'temad-e Melli紙)

ガズヴィーン・ホメイニー国際大学の教授でミール・ホセイン・ムーサヴィー選挙本部の活動家ら数名が、ガズヴィーンで拘束された。       警官たちは数日前に、いずれも著名な大学教授であるホセイン・ライースィヤーン氏やファズリー氏、ダルヴィーシュ氏、イーマーニー氏、及びアルボルズィー氏の各自宅を訪れ、さまざまな理由をつけて外に連れ出し、その後彼らを拘束した。       この拘束は、ガズヴィーン市、及び同市のホメイニー国際大学で最近起きた選挙結果への抗議運動を受けての措置だと言われている。 全文をよむ

2009-06-22 学生政治活動家やジャーナリストに複数の逮捕者:「国境なき記者団」も懸念を表明 (E'temad-e Melli紙)

一週間前に逮捕され、その後釈放されたイラン・イスラーム参加戦線党総書記のモフセン・ミールダーマーディー氏が土曜日、再び逮捕された。       同氏は逮捕される前にニュースサイト「ノウルーズ」とのインタビューで、参加戦線の党員のなかで逮捕された人物として、ハッジャーリヤーン氏〔参加戦線党中央評議会委員〕、タージザーデ氏〔元内務次官〕、ラマザーンザーデ氏〔元政府報道官〕、ダーヴード・ソレイマーニー氏〔党中央評議会評議員〕、アリー・タージェルニヤー氏〔元国会議員〕、シャハーブ・タバータバーイー氏、〔 全文をよむ

2009-06-21 エブラーヒーム・ヤズディー、釈放される (E'temad-e Melli紙)

2日前入院中に拘束されたイラン自由運動総書記のエブラーヒーム・ヤズディー氏が、金曜日釈放された。       AFP通信がテヘランで活動するジャーナリストのイーサー・サハルヒーズ氏の発言を引いて報じたところによると、金曜日午後、ヤズディー氏は治療を継続するために病院に戻され、同氏への拘束命令も解かれたという。       病気に苦しんでいたエブラーヒーム・ヤズディー氏は、水曜日テヘランのパールス病院の集中治療室での治療中に拘束されていた。       ヤズディー氏がインタビューのなかで明らかにし 全文をよむ

2009-06-21 グーチャーニー・エッテマーデ・メッリー紙編集長、拘束される (E'temad-e Melli紙)

エッテマーデ・メッリー紙のモハンマド・グーチャーニー編集長が、土曜日午前2時、治安部隊によって拘束され、拘置所に収監された。エッテマーデ・メッリー紙の報告によると、拘束時、グーチャーニー氏本人、及び妻のマルヤム・バーギー氏には拘束理由については明らかにされなかったという。       土曜日午前2時、約6名の警官がグーチャーニー氏の自宅を訪れ、逮捕令状が下ったと告げて自宅内に立ち入った。警官らはグーチャーニー氏に、ある治安機関から来た、逮捕令状もあると告げたという。       警官らはモハンマ 全文をよむ

2009-06-20 Twitter、イラン人利用者であふれかえる (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】世界的ネットワークのTwitterは、技術面とデザイン面での変更のために、一時的にこのサイトを機能停止にする計画を立てていたが、ここ数日イラン人インターネット・ユーザからの利用が多いことを理由に、サイトの改修を別の時期に延期すると発表した。       イラン人はここ数日、このサイトの一番の利用者となっており、イランの通りの様子を伝えるリンクをこのサイトに載せることが非常に多くなっている。イラン人が伝える情報やリンクを閲覧する人も多くなっており、毎日世界150ヶ国の利用 全文をよむ

2009-06-18 政治活動家らの拘束、つづく (E'temad-e Melli紙)

エブラーヒーム・ヤズディー氏、モハンマド・タヴァッソリー氏、モフセン・アミーンザーデ氏、モハンマド・アトリヤーンファル氏、サイード・レラーズ氏、モハンマド・レザー・ジャラーイープール氏らが拘束された。       建設の奉仕者党総書記のゴラーム・ホセイン・キャルバースチー氏がBBCとのインタビューの中で語ったところによると、モハンマド・アトリヤーンファル氏が火曜日朝に拘束されたという。キャルバースチー氏は、建設の奉仕者党の関係者が逮捕されたことに抗議の声を上げている。       さらにジャーナ 全文をよむ

2009-06-17 アブタヒー氏ら、拘束される (E'temad-e Melli紙)

メフディー・キャッルービー顧問のセイエド・モハンマド・アリー・アブタヒー〔元副大統領〕が昨日朝、自宅で拘束された。さらに、参加戦線党中央評議会委員のサイード・ハッジャーリヤーン氏も、昨日拘束された。       拘束されていた政治活動家やジャーナリストたちの一部は釈放されたものの、アフマド・ゼイドアーバーディー氏、ケイヴァーン・サミーミー氏、アブドッレザー・タージーク氏、そしてエッテマーデ・メッリー紙政治部記者のマフサー・アムルアーバーディー氏らは依然として拘束されたままの状態が続いている。   全文をよむ

2009-06-17 パーリーズダールに禁固10年の判決:国会議員二名に対しても有罪判決 (E'temad-e Melli紙)

秘密の暴露、国家の極秘資料の漏洩、国家の安全の動揺、信託への背任などの罪に問われたアッバース・パーリーズダール、及び二名の国会議員に対し、テヘラン州刑事裁判所は重い禁固刑と罰金の支払いを言い渡した。       イラン紙の記事によると、パーリーズダール一味11名に対する裁判が、テヘラン州刑事裁判所第76法廷(スィヤーマク・モディール=ホラーサーニー裁判長)で開かれた。判事団は被告らの容疑について数回にわたり公判を開いた後、証拠資料にもとづき、うち9名を有罪と認定し、有罪判決を言い渡した。     全文をよむ

2009-06-16 イギリス・フランス両国大使館前で抗議集会 (E'temad-e Melli紙)

昨日、アフマディーネジャード大統領を支持する学生らの集団が、英国・仏国両政府の政策に抗議して、テヘランにある両国の大使館前で集会を開いた。       これらの学生は、両国が〔大統領選の結果に反発する〕路上での抗議運動を支持し、イランの国内問題に干渉していると考えている模様だ。 全文をよむ

2009-06-15 テヘランで170名が拘束:ラーダーン司令官が明らかに (E'temad-e Melli紙)

【政治部】ラーダーン治安維持軍総司令官代行は、大統領選の結果発表を受けて発生した路上での抗議集会に関連して、過去数日間で約170名が拘束されたことを明らかにした。       ラーダーン司令官によると、「大統領選後、集会を計画した主要人物を最低でも10名」拘束したという。同司令官は「他に数名が現在逃亡中である。またこの集会に組織的に関わった50名に上る騒擾者も逮捕された。彼らの一部は、窃盗の罪で前科を持つ者たちである」とし、さらに「この集会に関して組織的に関与はしなかったものの、集会参加者たちと 全文をよむ

2009-06-13 国内のショートメッセージ送信記録、塗り替えられる (Jam-e Jam紙)

【経済部】第10期大統領選選挙日のちょうど前日、イラン国民は2億件のショートメッセージを送信し、一日当たりのショートメッセージ送信数の記録を更新した。       ジャーメ・ジャム紙の報道によると、大統領選の宣伝活動が始まり、ショートメッセージというメディアの役割が注目されるようになると、イラン国民は一日におよそ1億5千万件ものショートメッセージを送信、この流れを加速化させていった。そして大統領選の宣伝活動がほぼ終了した選挙当日の24時間前になると、携帯電話の利用者たちはこの手軽なメディアを使っ 全文をよむ

2009-06-06 アフマディーネジャードとムーサヴィーのテレビ討論、世界中で2億人の視聴者? (Jam-e Jam紙)

イラン国営放送選挙対策事務所書記は、「国内で5千万人、世界で1億5千万人がマフムード・アフマディーネジャードとミール・ホセイン・ムーサヴィーのテレビ討論会を視聴した」と語った。       マジード・ダーネシュヴァル氏はファールス通信とのインタビューの中で、マフムード・アフマディーネジャードとミール・ホセイン・ムーサヴィーの二人の大統領選立候補者の間で行われた討論会を視聴した人の数について、「確定的な情報はまだ入っていないが、しかし〔‥‥〕われわれとしては約5千万人が放送を見たと推測している。正 全文をよむ

2009-05-24 ウェブサイト「フェイスブック」、フィルタリングされる (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】ウェブサイト「フェイスブック」〔※1〕が昨日フィルタリングされ、イランの人々は選挙を目前にして再び、多数の利用者を擁するサイトがフィルタリングされるのを目の当たりにすることとなった。前回の大統領選のときは、「ourkut〔※2〕」サイトがフィルタリングされている。       現在、世界に2億人の利用者を擁するフェイスブックは、イランでも多数の利用者を擁し、インターネットが利用可能な人々の大多数がこのサイトのメンバーとなっている。来る大統領選に向けて〔サイト上で〕宣伝活 全文をよむ

2009-05-24 婚資金の金塊15キロに目がくらみ‥‥:ある女性の離婚騒動 (Jam-e Jam紙)

【事件部】夫の素行の悪さに愛想を尽かせた若い女性が家庭裁判所を訪れ、婚資金の金塊15キロの支払いを請求した。       《ジャーメ・ジャム》の報道によると、昨日若い女性がテヘランのシャヒード・バーホナル司法センターを訪れ、金塊15キロを含む婚資金の支払いを夫に求める訴えを出した。       若い女性は訴えの中で、裁判官に事情を以下のように話した。   以前、ある友人のパーティーに行った時のこと、ファルシードという名の裕福な男性と出会いました。私たちはだんだんと仲がよくなり、数ヵ月後には彼から 全文をよむ

2009-05-19 一日に2000人の個人参詣者がイラクのシーア派聖地に:ホスラヴィー国境閉鎖にも拘らず (Jam-e Jam紙)

【社会部】巡礼参詣庁アタバート〔※イラクにあるシーア派の聖地のこと〕問題担当副長官は、アタバートへの個人参詣者の訪問がやむ気配を見せていないことに触れ、「ホスラヴィー国境の閉鎖にも拘らず、依然として一日に2000人の個人参詣者が別の国境を通ってアタバートへの参詣を行っている」と述べた。       ホセイン・アクバリー氏は、メフル通信とのインタビューで、「アタバートへの参詣者の訪問を〔ツアーに参加させるなどして〕集団化し、ホスラヴィー国境を閉鎖すべきだとする体制関係者の主張にも拘らず、依然として 全文をよむ

2009-05-07 立候補者の皆さん、抱負を一言!(2) (E'temad-e Melli紙)

神が鉄槌を下すだろう      ラスール・エラーヒヤーリーさんが大統領選に立候補したのは、天啓が下ったためだという。「夢のなかで神がお導きになるんだ。毎晩、選挙の夢ばかり見るんだよ」。      この男性によると、67年〔1988年〕から立候補しては失格を繰り返しているが、そのたびに干ばつや地震が増えているという。「もし今回も立候補資格が認められないなんてことになれば、神はきっと怒りの鉄槌を下すはず」。      メルケル首相と握手がしたい      トルバト・ヘイダリーイェから来たハージ・アブ 全文をよむ

2009-05-06 立候補者の皆さん、抱負を一言! (E'temad-e Melli紙)

ハータミーを逮捕するわ      この女性が大統領選に立候補を表明したのは、イスラエルを殲滅させるため。      アフマディーネジャードこそ当選すべき人物と述べる彼女は、「もし私が大統領になったら、ハータミーをスパイ罪で逮捕しちゃうわ」とも。      ライバルはキャッルービー      第10期大統領選に立候補するために〔内務省のある〕ファーテミー広場に来たのは、メイボド近郊のシャージャーン・アーバード村のタイル工場の警備員のおじさん。      「キャッルービーよりも前に、5万トマーン〔= 全文をよむ

2009-05-05 「婚資金として羊200頭」:常軌を逸した婚資金、いまだやむ気配なし (E'temad-e Melli紙)

離婚の増加に伴い、常軌を逸した婚資金の話に加え、信じがたいような離婚理由についても耳にする機会が増えている。       63歳の夫婦が40年間の夫婦生活の末、複数の子供までもうけたにも拘わらず、「理解し合うことができなくなった」ことを理由に、家庭裁判所に離婚請求を行った。妻に支払われる婚資金は羊200頭。       本紙記者の報告によると、婚資金の支払いを求めて家庭裁判所に訴え出たのは、63歳の女性。彼女は夫との生活に疲れ果て、夫との離縁を考えている。この女性は、夫と理解し合うことができなく 全文をよむ

2009-05-03 市民生活に新たな区分:治安維持軍、「独居用住宅」の「整理」に乗り出す (E'temad-e Melli紙)

【ダーヴード・パナーヒー】首都テヘラン治安維持軍長官はメフル通信とのインタビューのなかで、ある計画について話している。同長官によると、この計画の実施によって、テヘラン第12区から「犯罪発生の温床」が一掃される予定だとのことである。       この計画は「独居用住宅」の「整理」を狙ったものだとするラジャブザーデ司令官は、さらに次のように説明している。「社会的規律計画で実施が予定されているものとして、独居用住宅の整理がある。というのも、独居用住宅は地区で発生する犯罪の温床であり、破壊分子が集まりや 全文をよむ

2009-04-30 婦人警官120名、卒業式を迎える (Jam-e Jam紙)

【社会部】婦人警官学校の卒業生120名の卒業式が催された。       彼女たちは基礎・一般過程を経た後、各地の警察署やイラン治安維持軍相談センターに配属される予定。       婦人警察教育センター所長の話では、卒業生らは武器に関する知識や個人格闘技、懲戒規則、肉体的な備えと防御、最新の戦闘術、地図読解法、射撃、及び身体検査や自動車チェックの方法などを修得したとのことである。 全文をよむ

2009-04-21 シーリーン・エバーディー氏、ロクサーナ・サーベリー被告の弁護人に (E'temad-e Melli紙)

ロクサーナ・サーベリー氏の父の依頼で、シーリーン・エバーディー氏がアブドッサマド・ホッラムシャーヒー氏と共に、再審でサーベリー被告の弁護を引き受けることとなった。       ニュースサイト《ファラールー》の報道によると、ロクサーナ・サーベリー氏の弁護士は、「ロクサーナ・サーベリー被告への判決に対する控訴請求を、来週にも裁判所に提出するつもりだ」と述べた。       アブドッサマド・ホッラムシャーヒー氏は、「マスコミの中にはロクサーナ・サーベリー氏が逮捕された際の当初の容疑はアルコール飲料の購 全文をよむ

2009-04-21 シャーフルーディー司法権長、ロクサーナ・サーベリー問題をめぐり通達 (Jam-e Jam紙)

【ファールス通信】司法権報道官は、ロクサーナ・サーベリー氏の再審請求に対して正確かつ迅速に調査を行うよう、アーヤトッラー・ハーシェミー=シャーフルーディー司法権長が指示を出したと発表した。       アリーレザー・ジャムシーディー報道官は、以下のように述べた。「アーヤトッラー・ハーシェミー=シャーフルーディー司法権長は、テヘラン司法総長に宛てた通達の中で、審理の全過程、なかでも再審においては、公正な審理の確保こそ被告の有する正当な権利の一つであると強調した上で、『再審では、事件のさまざまな側面 全文をよむ

2009-04-20 家族保護法案、改正:第一夫人の許可なき複婚、やはり禁止 (Jam-e Jam紙)

【社会部】国会司法委員会副委員長は、第一夫人の同意なき複婚について定めた家族保護法案第23条は、〔法案から〕すでに削除されていることを明らかにした。       アリー・エスラーミーパナーフ司法副委員長はファールス通信の取材で、「家族保護法案」の条項に関して、家庭裁判所の関係者らが参加して開かれた会議に言及し、「家族保護法案は依然として司法委員会で検討中である」と述べた。       エスラーミーパナーフ副委員長は、「家族保護法案第23条および第25条の削除は、すでに第1次審議で司法委員会および 全文をよむ

2009-04-04 億万長者の乞食が餓死:シャフレ・コルドで (Jam-e Jam紙)

【事件部】70歳の乞食の遺体が、数十億トマーン〔日本円で数億円〕の資産とともに、自宅から発見された。       チャハールマハール・バフティヤーリー州シャフレ・コルドのある地区に住む住民たちは、自らを困窮者だと名乗っては、いつも道行く人々に硬貨やしわだらけの紙幣を懇願していた老女の姿を、長年目にしてきた。       しかし新年が明けると、「タルアト」という名のこの老女の姿を、誰も見かけなくなった。そして、〔老女の住んでいた部屋から〕悪臭が漂ってくるに至り、住民らはついに110番警察緊急センタ 全文をよむ

2009-03-16 イラク化学兵器の被害者、毎年約15人が死亡 (E'temad-e Melli紙)

ガズヴィーン国際大学の学生らは、化学爆弾によるハラブチェ〔ハラブジャ:イラク・フセイン体制が化学兵器を使用し、多数の犠牲者を出したとされるイラク・クルディスタン地方の町〕の惨劇から21周年を記念する式典を開いた。       大学教授で「サルダシュト〔フセインによる化学兵器の攻撃を受けたとされるイラン・イラク国境地域にあるイラン側の町〕の被害者の人権を守る会」国際問題担当顧問のアサド・アルダラーン氏は、ハラブチェ事件の首謀者アリー・ハサン・アル=マジード〔通称ケミカル・アリー〕に対する死刑判決が 全文をよむ

2009-02-21 投石刑の既決囚が、「絞首刑」に (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】司法権報道官記者会見のたび、記者団がアリーレザー・ジャムシーディー報道官に投石刑既決囚の命運を尋ねると、報道官は確信を持って「投石刑の執行は司法権長の命令で停止されている」と答えていた。       しかし司法当局報道官のこの発言は、全く確実性のないものだった。なぜなら、この命令があったにもかかわらず、今年〔西暦では昨年〕二人の男性がマシュハドで投石刑となり、木曜日の朝にもさらにもう一人の投石刑既決囚が[絞首刑により]「処刑」されたからだ。       アブドッラー・フ 全文をよむ

2009-02-03 イラン女性の婚資金の平均は金貨260枚から350枚 (Jam-e Jam紙)

【社会部】アジア・オセアニア人口問題研究センター副所長が明らかにした最新の調査結果によると、イラン女性の婚資金の平均は金貨260枚から350枚であることが分かった。       シャフラー・カーゼミープール博士はISNA(イラン学生通信)との会見で、アジア・オセアニア人口問題研究センターで最近行われた調査結果について触れ、調査に回答した人の結婚時の平均年齢は男性が25歳、女性が21歳であったと述べた。       カーゼミープール博士によると、この調査は国内の約12州で18歳から40歳までの既婚 全文をよむ

2009-01-29 懸念される自殺の増加傾向:「イランにおける自殺の現状と予防策を考えるセミナー」 (E'temad-e Melli紙)

【サーナーズ・アッラーベダーシュティー】テヘラン医科大学、精神的・社会的健康および薬物依存研究グループにより、「イランにおける自殺の現状と予防策を考えるセミナー」が開かれた。      (中略)      同セミナーにおいて、保健医療教育省の精神健康局の専門家であるミートラー・ハーフェズィーは、昨日、世界における自殺の動向調査に触れ、次のように述べた。   「イランの自殺率は諸外国に比べれば低いと言えるが、西暦1984-85年から2005-2006までの自殺率の増加は、将来の懸念すべき状況を予測 全文をよむ

2009-01-26 女性に朗報:相続法、改正に(その1) (Jam-e Jam紙)

【社会部】女性にとって朗報となる法案が可決された!「ファジル(夜明け)10日間」〔※2月10日の革命記念日へと至る10日間のこと〕を目前に控えた時期に国会が女性たちに贈るこの贈り物によれば、今後女性は亡くなった夫の動産・不動産の両方を相続することができることになる。       確かに家族の一員を失うことは大きな悲しみであろう。しかし、今回の法改正前までは、配偶者を失ったイラン人女性たちには別の悲しみもつきまとっていた。すなわち、夫を失った女性たちは経済的にお先真っ暗な将来に直面してきたという事 全文をよむ

2009-01-26 女性に朗報:相続法、改正に(その2) (Jam-e Jam紙)

「女性に朗報:相続法、改正に(その1)」のつづき    昨日、国会は相続法改正法案を可決し、配偶者を失った女性たちの懸念の一部についに終止符を打った。       それによると、国会の可決によって民法第946条と第948条は改正され、女性たちは今後、夫が死亡した場合、動産も不動産も相続できることになった。       今回の国会による法改正は、イスラーム革命最高指導者のファトワー〔教令〕を受けたもので、国民の代表たる国会議員らが民法に施した修正によって、今後女性たちは配偶者の動産・不動産の両方を 全文をよむ

2009-01-26 婚外交渉によるエイズ感染者増加を警告:エイズ研究センター所長 (Jam-e Jam紙)

【社会部】イラン・エイズ研究センター所長は、ここ10ヶ月で婚外交渉によってHIVウィルス(AIDS)に感染した人の数が増加していると述べた。       ミーヌー・モフラズ氏はIRNA(イラン国営通信)に対し、「これらの感染者は、治療のためにイラン・エイズ研究センターに診察を受けにきた人たちにすぎない」と指摘した。       保健医療教育省の最新の統計によると、イラン暦1365年(西暦1986年)から現在まで確認されたHIVウィルス感染例のうち、8%が婚外交渉によるものだったが、この数はイラン 全文をよむ

2009-01-20 マカーレム=シーラーズィー「若者の携帯電話の利用増加がもたらす悪しき影響を監視せよ」 (E'temad-e Melli紙)

【ISNA】大アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、「西洋の堕落した文化が、様々な形で若者たちに提示されることのないよう、当局者らは可能な限り注意深く監視すべきである」と語った。       マカーレム=シーラーズィー師は教育諮問評議会委員らとの会見で、「敵はこれまでも常に、宗教的な図書の中にまで自分たちの堕落した文化を浸透させようとしてきた」と述べた上で、「一部の影響力ある分子は、児童や生徒の教科書からイスラームの本質を削除しようと、国の隅々で画策している。当局者らはこのことに関し、必 全文をよむ

2009-01-14 アフガン人密入国の悲惨な実態 (Jam-e Jam紙)

【社会部:マルヤム・ユーシーザーデ】276人のアフガン人とともにチャフチャラーン〔アフガニスタン中央部ゴール州の州都〕からケルマーンまで、古びたトラックの荷台にすし詰め状態になって何時間揺られただろうか、ザイール本人にも分からなかった。まるで死体となって運ばれているようだった。ケガをしたアフガン人の体からは、悪臭が漂ってくる。       ザイールは今でも、彼の横にいた少女の黒ずんだ顔だけは忘れられない。彼女はその他大勢の人たちに踏みつけられて、肋骨を折り、口から泡を吹いて、死んでいった。運転手 全文をよむ

2009-01-13 反戦デモに参加するな!:シーリーン・エバーディーの娘が驚くべき主張 (Jam-e Jam紙)

【政治部】シーリーン・エバーディーの娘であるナルゲス・タヴァッソリヤーンは、ガザにおけるシオニスト体制の犯罪行為に対する世界的な抗議運動が盛り上がりを見せる中、反革命サイト「ルーズ・オンライン」に、あらゆる種類の反戦デモを停止(!)するよう求める記事を寄稿した。       ニュースサイト「ジャハーン」によると、ここ数日間ガザでは数百人もの子供や女性たちが殉教を遂げている中、ナルゲス・タヴァッソリヤーンは心理学での一部の議論を言い訳にしてに、次のようなことを書いているという。「反戦デモに参加する 全文をよむ

2009-01-13 衛星放送で反体制的な宣伝を流した者には1年間の懲役刑:モルタザヴィー検事 (E'temad-e Melli紙)

【メフル通信】衛星放送で宣伝を流した人物の行為が、イスラーム刑法第500条第2項に該当する場合は、その行為は犯罪行為に当たり、一年間の懲役刑に処せられるだろう。       テヘラン一般革命検察庁のサイード・モルタザヴィー検事は、違法な宣伝を掲載したメディアに対する司法の取り締まりに関して、「メディアは現行法に則って活動しなければならない。宣伝の掲載も、国の法律に適ったものでなければならない」と述べた。       これより前、文化イスラーム指導相は、イラン企業が国外の衛星放送で宣伝を流す行為に 全文をよむ

2009-01-11 女性の権利保護を求める活動家ら、投石刑執行の継続に懸念 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】弁護士及び女性の権利保護を求める活動家らの団体は、アーヤトッラー・ハーシェミー・シャーフルーディーの命令、ならびに司法権報道官の発言に反してマシュハドで投石刑が執行されたことに対し、懸念を表明した。       この弁護士らが発表した声明には、次のようにある。「デイ月の初めの一週間〔12月21~27日〕に、聖マシュハド市のベヘシュト・レザー墓地において、3人の男が既婚女性との姦通の罪で投石刑を受けた。そのうちの一人、アフガニスタン国籍のマフムードは重傷を負ったものの、投 全文をよむ

2009-01-11 非正規サービス業に従事する女性労働者が増加中:女性の労働市場に対する監督強化の必要性(その1) (Jam-e Jam紙)

【社会部:キャターユーン・メスリー】近年、雇用市場への参入を希望する女性たちの数がかつてに比べ増加している。この問題は、新しいタイプの非正規の職種を出現させた一方、サービス業種に対する監督と〔法的〕整備の立ち後れを、これまで以上に顕在化させている。       労働社会問題省は、女性の雇用にサービス業や事務労働が高い割合で占めていることを明らかにしている。それによると、事務労働者として職業に就いている女性の割合は14%増加し、革命後の最初の数年は15.5%だったものが、イラン暦80年代(西暦20 全文をよむ

2009-01-11 非正規サービス業に従事する女性労働者が増加中:女性の労働市場に対する監督強化の必要性(その2) (Jam-e Jam紙)

「非正規サービス業に従事する女性労働者が増加中:女性の労働市場に対する監督強化の必要性(その1)」のつづき   「朝も夜も仕事」       〔‥‥〕20歳の彼女は、アーザード大学〔イランの私立大学〕の学生だ。「ファンデーション、アイライナー、マスカラ‥‥どれでも2千トマーン(約180円)よ」。彼女は市の中心にある大型店舗で働いている。「私の頼りは父ね」。       一日に、1万トマーンから2万トマーン(900円から1800円)売り上げる。しかし一ヶ月の給料は15万トマーン(約1万3千円)に届 全文をよむ

2009-01-10 イラン各地でアーシューラーの哀悼行事 (Iran紙)

【地方部】ここ数日間、イラン全土がカルバラーの荒野の殉教者たちと抑圧されしガザの人々への哀悼と挽歌の舞台となった。       全国の「イラン」紙記者からの報告によると、今年のタースーアーとアーシューラーは、多くの人々がモスクやタキーイェ、ホセイニーイェに集い、哀悼行事を執り行う各団体(ダステ)に参加するなどして、無謬なる預言者〔ムハンマド〕の一門、特にイマーム・ホセイン(彼に平安あれ)とその忠実な仲間たちへの愛と真理への希求を示す、他に類のない舞台となったとのことである。   〔※訳註:アーシ 全文をよむ

2009-01-04 カールゴザーラーン紙弁護士「発行停止は不当」 (E'temad-e Melli紙)

プレス監視委員会は水曜日〔12月31日〕午後、カールゴザーラーン紙に対し一時的な発行停止を命じたが、本件はいまだ司法当局に送られていない模様だ。       カールゴザーラーン紙の弁護人を務めるマフムード・アリーザーデ=タバータバーイー弁護士は、イラン学生通信に対して次のように語った。「プレス監視委員会はプレス法第12条にもとづき、カールゴザーラーン紙に対して発行停止命令を通達し、その際団結強化事務所の声明文の一部を掲載することはプレス法第6条に抵触するとの判断を示した。しかし、このような行為は 全文をよむ

2009-01-01 カールゴザーラーン紙、発行停止処分に (E'temad-e Melli紙)

【社会部】プレス監視委員会は最近開かれた会議の中で、「カールゴザーラーン」紙を発行停止処分とする決定を下した。   〔※カールゴザーラーン紙は、ラフサンジャーニー政権時代に台頭したテクノクラートらが中心となって結成された、ラフサンジャーニー支持派の政党「建設の奉仕者党」(ヘズベ・カールゴザーラーネ・サーザンデギー)の機関紙。「建設の奉仕者党」は「現実右派」と呼ばれることが多いが、ハータミー政権の中枢を構成するなど、「改革派」に近い立場を取っている〕       文化イスラーム指導省国内報道局総局 全文をよむ

2008-12-31 ベネトンの店舗で不審火 (E'temad-e Melli紙)

昨日未明ベネトンの店舗で火事があり、テヘランの消防隊員らによって消し止められた。       テヘラン消防庁のベフルーズ・タシャッコル広報局長は火事の詳細について、「テヘラン消防庁は昨日午前2時39分に、《政府通り》沿いのある店舗で火事が発生したとの通報を受け、消防庁第29支部及び第61支部の消防隊員らが現場に急行した」と述べた。       同局長は、今回の火事はぼや程度であったことから、火は10分で直ちに消し止められたと指摘、さらに「消防隊員は現場に到着すると、放水ホース2本を利用して、10 全文をよむ

2008-12-24 テヘランで大雨:大気汚染の改善には限定的 (Jam-e Jam紙)

【社会部】昨日午後3時頃に降った激しい雨が、大気汚染によってくすんだテヘランを洗い流さなかったとしたら、今日にも大気汚染による中毒症状のために、テヘラン市民の誰もが病院のベッドで横になっていた可能性があった!しかし、安心してはいけない。今回大気汚染が比較的減少したからといって、その状態は長くは続かず、今後わが国の救急医療班や病院が再び警戒態勢に入る可能性が高いのだ。       昨日午後に激しい雨がテヘラン市内で降り始めるちょうど数時間前、「テヘラン大気監視社」代表は、テヘランの大気汚染指数が基 全文をよむ

2008-12-24 覚せい剤乱用者、祖父母を殺害 (E'temad-e Melli紙)

覚せい剤を使用して精神のバランスを失った若い男が、金銭目的で自分の祖父母を殺害するという事件が起きた。       今年のイラン暦アーザル月23日〔西暦12月13日〕午後5時、110番警察緊急センターに、空軍第8通りで強盗殺人事件が起きたとの通報が同センターの係官に寄せられた。       かくして、第128テヘラン・ノウ分署の捜査官らが現場に急行、初動調査を開始した。       一連の捜査の結果、殺害されたのはモハンマド・エブラーヒームさん(85)とその妻ジョムリーエさん(76)で、二人は頭 全文をよむ

2008-12-16 テヘランの新生児売買組織、摘発される (Iran紙)

【事件部:ファルナーズ・ガルエダール】新生児を売買しては、公文書を偽造していた地下組織の活動の謎が、国家戸籍庁保安局の告発をきっかけとして暴かれた。       本紙事件部記者の報告によると、しばらく前、国家戸籍庁保安局の当局者らがテヘラン刑事検察庁予審判事第5課を訪れ、同庁の職員一名を身分証明書の偽造の疑いで告発した。これを受け、タヴァッコリー予審判事の命令により、専門的捜査を開始すべく、本件はテヘラン捜査警察第13課の捜査官らの手に委ねられた。       捜査官らがケイヴァーン(40歳)を 全文をよむ

2008-12-16 首都上空に黒い怪物:テヘランの大気汚染、警戒レベルに (Jam-e Jam紙)

【社会部:プーラーン・モハンマディー】「命が大切なら、今日家の外には出ないで下さい」。これはジョークなどではない。テヘラン市民、特に心臓や呼吸器系に病気を抱えている人、お年寄り、子ども、そしてほんの少し大気汚染の濃度が上下しただけで体調を崩し、危険な状態に陥る可能性のある全ての人に対する、真剣な警告なのだ。       首都テヘランの大気が何度も「不健全」レベルに陥った先週、89名のテヘラン市民が死亡したとの報道により、事態の深刻さが改めて浮き彫りとなっている。実際この89名の方々は、交通事故や 全文をよむ

2008-12-16 80歳女性、運命の結婚へ:「神に感謝」 (Iran紙)

【事件部:イーラーン・ヴァーシェガーニー=ファラーハーニー】若かりし頃、隣人の男性と恋に落ちながらも結婚することのできなかった女性が、80歳を迎えてついに夢を叶えるべく、結婚許可の取得のため裁判所を訪れた。       しばらく前のこと、腰の曲がったセターレさんは杖をつきながらよろよろとした足取りで、弁護士とともにテヘラン家庭裁判所第276法廷を訪れた。彼女はそこでマフムード・バッガール・シールヴァーン判事に対し、行方不明のままの父に代わって恋仲の男性との結婚許可証を発行してくれるよう求める嘆願 全文をよむ

2008-12-16 私をメッカに連れてって:60歳の女性、メッカ巡礼のために正式な結婚を申請 (E'temad-e Melli紙)

60歳の女性が家庭裁判所を訪れ、夫との婚姻登録を行った。この夫婦は、30年前とある宗教施設で夫婦の契りを結んだ〔が、正式な結婚はしていなかった〕。しかし30年経ったいま、女性はメッカに行きたいとの理由から〔正式な〕婚姻登録を申請することになったのだ。       本紙記者の報告によると、ある中年男性が家庭裁判所を訪れ、妻との婚姻登録を申請した。男性はテヘラン家庭裁判所第268法廷の判事に次のように話した。「妻がメッカに行きたいと言っている。そこで私は夫として、妻に〔海外への〕渡航を許可することが 全文をよむ

2008-12-15 大学で「占い学」を専攻していた男、女性らを欺した容疑で逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】ある隣国で大学を「占い学」専攻で卒業した後、女性らを乱暴してはゆすりを働いていた占い師の男が逮捕された。       ジャーメ・ジャム紙の報道によると、西アゼルバイジャン州のある町の警察が占い師の男による詐欺事件の捜査を始めたのは、女性が検察庁を訪れ、訴えを起こしたことがきっかけだった。この女性は、次のように語った。「家庭問題に直面したことから、隣人の薦めもあって、男性占い師の元を訪れることになりました。私はこの男に対し、問題の解決のために手を打ってくれるようお願いしました」。     全文をよむ

2008-12-14 820gの麻薬所持で、旅行客の男逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】820gの麻薬(覚醒剤)をコンピューターのスピーカー部分に隠し、飛行機でアフヴァーズに輸送することを企てた男が、テヘラン・メフラーバード空港で逮捕された。      《ジャーメ・ジャム》の報道では、今年アーザル月17日(2008年12月7日)午後9時、テヘラン・メフラーバード空港内の麻薬取締り局の警察官らがテヘラン=アフヴァーズの便に搭乗する旅行客らをチェックしていた際、旅行客の一人であった26歳の男に不審を抱き、携帯していたスーツケースとプレゼント用小包の検査を行った。その結果、プレ 全文をよむ

2008-12-11 テヘランにおける覚せい剤乱用への懸念、高まる (Jam-e Jam紙)

【事件部】テヘラン麻薬取締警察長官は昨日、記者らを前に、テヘランでは今年の初めから200の麻薬製造・販売組織が壊滅したことを明らかにした。       ジャーメ・ジャム紙の報告によると、テヘラン麻薬取締警察長官のセイエド・ジャヴァード・キャシュフィー大佐はこのように言及した上で、さらに次のように語った。      「数段階にわたる社会的安全計画の実施、首都テヘランの麻薬製造・販売組織のメンバーらの身元確認、ならびに死の売人たちの活動に関する情報収集により、今年の初め以降4万5千人以上の麻薬の売人 全文をよむ

2008-12-02 婦女暴行魔、逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】女性らを脅迫し、「不道徳な」ビデオを制作した悪党の若者に対する捜査が続けられる中、事件をめぐる新たな事実が治安警察第7署で明らかとなった。       ジャーメ・ジャム紙の報告によると、警察による捜査が始まったのは、サイードという名の悪党が自宅付近に住む女性らを脅迫し、暴行を加えている事実が判明したことがきっかけだった。       悪党の若者が家に忍び入り、この家の持ち主である女性の手足を縛った上で、暴行を加えては「不道徳な」ビデオを撮影し、女性を複数回にわたりゆすっているとの市民か 全文をよむ

2008-11-30 イラン結婚事情〜なぜ早い?なぜ遅い?:「結婚の日」特別レポート (Jam-e Jam紙)

【社会部:キャターユーン・メスリー】公式の統計によると、イランでは結婚数が増加傾向にあり、離婚の上昇傾向も下降気味であることが報告されている。また、イマーム・レザー友愛基金の支援で行われている400万トマーン(約40万円)の融資によって、婚姻数が望ましい状態にまで増加することが期待されている。       しかしこのような事情にもかかわらず、依然として若者の結婚問題を監督している関係者たちは、〔若者の結婚をめぐる状態は〕危機的な状況にあり、晩婚化が進んでいることを明らかにしており、新たなアイディ 全文をよむ

2008-11-30 シーラーズ爆弾テロ犯、公開処刑に (Jam-e Jam紙)

【政治部】シーラーズの「ラフプーヤーネ・ヴェサール」協会のホセイニーイェ「セイエドッ・ショハダー」で起きた爆弾テロ事件の犯人に対する死刑判決が、事件現場となったホセイニーイェの向かい側で公開にて執行されることになった。〔※ホセイニーイェとは、第三代イマーム・ホセインの殉教を悼むための行事を執り行う宗教施設のこと〕       ファールス通信によると、犠牲者14名、負傷者212名を出した「セイエドッ・ショハダー」での爆弾テロの実行犯3人に対し、裁判の結果、死刑が宣告されていた。       爆弾テ 全文をよむ

2008-11-29 結婚式で自家製密造酒を飲用:4人が死亡、33人が中毒症状訴える (Jam-e Jam紙)

【事件部】バンダルアッバース〔ペルシア湾岸に位置する、ホルモズガーン州の州都〕のシャヒード・モハンマディー病院のメスバーヒー院長は、自家製のアルコール飲料を飲んで33人が中毒症状を訴えたと発表し、次のように述べた。「火曜(アーザル月5日〔11月25日〕)の朝から木曜の午前11時にかけて、33人が自家製のアルコール飲料を飲用したために病院の診察を受けた」。       セイイェド・アミールレザー・メスバーヒー院長はISNA〔イラン学生通信〕の取材で、このアルコール飲料の製造にメチルアルコールが使用 全文をよむ

2008-11-29 夫殺しの女への投石刑の判決、最高裁で支持 (E'temad-e Melli紙)

アフサーネという名のシーラーズの女に対して、ファールス州刑事裁判所第5法廷で下された第一審での投石刑の判決が、国の最高裁判所第27法廷でも支持された。       本紙の報告によると、アフサーネは夫を殺害した容疑で逮捕されていた。この女はレザーという男と関係をもった後、夫の殺害を決意、レザーを共犯として夫を銃殺した。       こうして87年ファルヴァルディーン月21日〔2008年4月9日〕、ファールス州刑事裁判所第5法廷はアフサーネに対して、キサース刑ならびに投石刑を言い渡していた。     全文をよむ

2008-11-27 10人の死刑囚、昨日処刑される:議論を巻き起こした女性死刑囚にもキサース刑が執行 (E'temad-e Melli紙)

昨日、テヘランのエヴィーン刑務所で10名の死刑囚に対する刑の執行が行われた。この中には、女性一名も含まれている。       処刑された女性死刑囚の名は、ファーテメ・パジューフ。彼女は一時婚で結婚した夫ジャアファルを1381年〔西暦2002/3年〕に殺害した罪に問われていた。この女は、テヘラン南部の川でバラバラに切断された夫の遺体が発見されたことがきっかけとなって逮捕された。       パジューフ死刑囚は次のように供述している。「最初の夫と別れた後、ジャアファルと一時婚によって結婚しました。そ 全文をよむ

2008-11-26 占い師の兄弟によって若い女性の運勢が暗転 (Jam-e Jam紙)

【事件部】家庭問題の解決、開運、金運などを謳い、若い女性らを欺しては暴行を加えていた二人の占い師兄弟が、ターケスターン情報治安警察によって特定され、逮捕された。       ジャーメ・ジャム紙の報告によると、先週ある若い女性がガズヴィーン州ターケスターン情報治安局を訪れ、二人の占い師兄弟による悪魔の所業を暴露した。       若い女性は警察への供述の中で、次のように訴えた。   以前、夫との仲が悪くなったため、解決方法はないかと近所の女性に相談したところ、問題を解決したければ知り合いの男性占い 全文をよむ

2008-11-24 論文売買の実態:エンゲラーブ通りの本屋街で最高500万トマーン (Jam-e Jam紙)

【社会部:キャターユーン・メスリー】「そこのファイルを見せてもらっていい?」「修士か博士、ある?」「経営学、ある?」「医学はどう?」「心理学の、少し見せてもらえます?」       勘違いしないでほしい!ここは食料品店でも、地域のスーパーマーケットでもない。私たちはエンゲラーブ(革命)通り沿いにある本屋の並びや裏口、本屋専門ビルの地下アーケードやバーザールから報告しているのだ。       ここでは「博士」やら「修士」、「学位論文」、「研究計画」に関する質問が飛び交い、それらの価格交渉がごく自然 全文をよむ

2008-11-23 夫婦間の家庭での会話時間、たったの17分 (Jam-e Jam紙)

両親が複数の仕事を掛け持ちし、家庭生活への知識が不足している家庭ほど、家庭内での会話が少なくなる傾向に。      【社会部:モストゥーレ・バラーダラーン=ナスィーリー】以前、16歳のある若者が手紙の中で、「もっと停電が続けばいいのに。停電になれば、嫌でも家族みんなが家でただ一つの明かりの周りに集まってきて、一緒にお喋りをして、もっと長い間近くにいられるのに‥‥」といった趣旨の願いを吐露したことがあった。そして偶然にも、福祉リハビリ科学大学の家族社会学研究グループが行った調査によって、夫婦間の一 全文をよむ

2008-11-22 キャラジ中央刑務所で銃乱射事件:受刑者1人が死亡 (Jam-e Jam紙)

【事件部】2年前兵役中に脱走し、先日キャラジ中央刑務所での兵役に復帰したばかりの兵士が受刑者らに発砲、1名を殺害、5名を負傷させた後、監視塔で自殺した。動機は不明。       ジャーメ・ジャム紙の報告によると、発砲事件は今年アーバーン月30日〔11月20日〕13時、キャラジ中央刑務所の受刑者らが外の空気を吸うために刑務所内の中庭に出たときに発生した。受刑者らが中庭に出て数分後、歩行中の受刑者一名に突然銃弾が当たり、受刑者は地面に倒れ込んだ。       銃撃音を聞き、受刑者の男性が倒れ込んだ様 全文をよむ

2008-11-19 占い師の男、一日に15〜20人の女性を欺す (Jam-e Jam紙)

【事件部】開運や家庭問題の解決を謳い、キャラジの女性らを欺していた占い師の男が逮捕された。       ジャーメ・ジャム紙の報告によると、今年アーバーン月15日〔11月5日〕、ある若い女性がキャラジ刑事検察庁に、占い師の男を詐欺の疑いで告発した。彼女は告発の中で、次のように語った。   夫と仲違いをし、別れる決意をしました。先週、私が起こした離婚の訴えが今どうなっているのか確かめるために、家庭裁判所に行きました。するとそこで、メフディーと名乗るある若い男と知り合いました。      彼は、1万5 全文をよむ

2008-11-18 ブルートゥース犯罪:大学生ら、交際女性の「不道徳な」画像を流して逮捕 (Jam-e Jam紙)

[イラン中央部の都市アラーク近郊の]マハッラート県において、2人の男子大学生が逮捕された。彼らは交際していた若い女性2人を騙して「不道徳な」映像を撮影し、これをブルートゥースによって多数の人々に流していたのである。      《ジャーメ・ジャム》の報道によると、先週、2人の若い女性の不道徳な画像がブルートゥースを介しマハッラート県近郊の若者の間に広がっているとの通報が、アラーク治安維持軍治安諜報部に寄せられた。      捜査員らは特別捜査を始め、2人の女性の身元を特定し、彼女らを取り調べるため 全文をよむ

2008-11-18 ウルミエ湖横断橋、ついに開通 (Jam-e Jam紙)

【経済部】第一期ウルミエ湖シャヒード・キャランタリー橋が、計画以来30年の歳月を経てついに、大統領出席のもと開通した。       中央報道局の報道によると、全長1709mのこの橋はタブリーズ=ウルミエ間の距離を245kmから120kmに縮める効果がある。世界で第二の塩湖であるウルミエ湖にかけられたウルミエ湖横断橋は、「ウルミエ=タブリーズ高速道路」の一部をなしている。       シャヒード・キャランタリー橋はイランで建設された橋としては最長であり、ウルミエ湖上を1276mにわたり走っている。 全文をよむ

2008-11-13 離婚件数、増加傾向に (Jam-e Jam紙)

【社会部】アジア・オセアニア人口研究学術センター副所長は、「イランでは離婚が増加傾向にあり、これは特に若者の間で顕著である」と警告した。       シャフラー・カーゼミープール博士は以下のように付け加えた。「1365年〔西暦1986年〕の統計によると、結婚した100組のカップルのうち3組が離婚していたが、85年〔西暦2006年〕には100組のうち9組が離婚している」。       カーゼミープール氏はIRNA(イラン国営通信)に、「この統計は我が国の離婚数が増加傾向にあることを示しており、この 全文をよむ

2008-11-11 地方の伝統衣装がトラブルに:金貨つきの服を着た女性、出国できず (Jam-e Jam紙)

【事件部】金貨が縫い付けてある「伝統衣装」を身にまとっていた地方の女性が、スウェーデンのストックホルム行きのフライトに搭乗できないというトラブルが発生した。       本紙ジャーメ・ジャムの報告によると、2日前、エマーム・ホメイニー空港の入場ゲートに駐在する革命防衛隊の隊員がテヘラン発ストックホルム行きのフライトのセキュリティーチェックをしていたところ、不審な女性客を発見、女性隊員同伴のもと調べたところ、この女性がオーバーコートの下に50枚もの金貨が縫い付けてある服を着ていたことが判明した。  全文をよむ

2008-11-03 アメリカ大使館占拠記念日、デモ行進が盛大に行われる (Iran紙)

イラン紙夕刊版      神に祝福されしアーバーン月13日〔※1979年に起きた米大使館占拠事件の記念日。例年は西暦11月4日であるが、今年は西暦11月3日にあたる〕の「反強権主義デモ行進」は、学生や生徒・児童、各政治団体・政党関係者などあらゆる階層の人々が参加する中、全国各地と歩を合わせる形で、数分前テヘランで始まった。       IRNA(イラン国営通信)の報告によると、この盛大なセレモニーは現在、「アメリカ・スパイの巣」〔=旧アメリカ大使館〕の前で行われており、各種団体がデモ行進を行いな 全文をよむ

2008-11-03 第二次ネズミ駆除計画で1290匹のネズミの死体が回収 (Iran紙)

第二次地域ネズミ駆除計画で、1290匹のネズミの死体が回収された。このうち940匹は殺鼠剤による駆除、350匹は家庭用ネズミ取り機などを使った駆除だった。       テヘラン市産業・職業整備公社副社長のマスウード・エスティーリー氏は、イラン紙夕刊版にこのように述べた上で、「第一次ネズミ駆除計画では殺鼠剤・ネズミ取り機などを使って2千匹以上のネズミの死体が回収された。また第一次計画では2週間、第二次計画では11日間、ネズミの駆除が行われた」と明かした。       同氏によると、殺鼠剤で死んだネ 全文をよむ

2008-11-03 「国営メディアは結婚の正しい文化を広めるべき」:パナーヒヤーン師、異性間の婚前交際に苦言 (Iran紙)

異性との婚前交際は若者たちにとって支配的ではなく、むしろ多くの若者はイスラームの倫理に忠実である。       ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンで大学最高指導者代理事務所のアリーレザー・パナーヒヤーン所長は、「イラン紙夕刊版」記者とのインタビューの中でこのように指摘した上で、「若者は結婚前に異性と接触を持つべきだとする考え方は、すべての若者が共有している見方ではない。むしろ家族との相談を活発にし、結婚前の〔異性との関わり合い方に関する〕宗教的価値観に注意を払うことが、彼らの間でも重要視 全文をよむ

2008-10-29 イランは世界一のSMS(ショート・メール)大国!(2) (Jam-e Jam紙)

ブルートゥースは「低俗なファイル」の交換ルート       ブルートゥース〔パソコンや携帯電話などの機器同士を無線で接続し、データをやり取りする技術〕やSMS〔ショートメッセージ・サービス〕のようなメディアが際限なく利用されるということは、これらのメッセージやデータがある種の影響力を持つ要因となる。SMSは非公式メディアとも呼べるものであり、情報を発信することも、さらには世論を形成することさえ可能なツールなのである。紅茶や砂糖、塩などが品薄になるという噂も、初めは携帯電話のSMSから広まった。  全文をよむ

2008-10-29 イランは世界一のSMS(ショート・メール)大国!(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】公式の統計によると、わが国では一日平均6000万通のSMS(ショートメッセージ・サービス)が《第一携帯電話サービス》〔国営の携帯電話ネットワーク〕利用者間で送受信されている。一方、SMSの発祥地であるイギリスでの送信件数は、一日約600万通である。近い将来、イランは世界一番のSMS利用国になると見られる。       イラン暦1381年モルダード月〔2002年7~8月〕、シャリーフ工科大学が開発したイラン独自のシステムにより、イラン初のSMS送信が試みられた。そもそ 全文をよむ

2008-10-29 インターネットの恋、不幸な結末を迎える (Iran紙)

【事件部】インターネットを通じて若い女性と知り合い結婚を決意した中年男性が、知らぬ間に詐欺組織の罠にかかっていたことが分かった。       本紙犯罪担当記者の報告によると、昨年事務職職員を名乗る中年男性が、若い女性を詐欺罪で警察に告訴した。男性はその中で、以下のように語った。   数ヶ月前インターネットを通じて、トルコの某有名大学医学生と称する27歳の女性と知り合った。約3〜4ヶ月間インターネットを通じて連絡を取り合っていたが、そうこうするうちに私たちは互いに激しく引かれあっていった。     全文をよむ

2008-10-29 「受刑者の人権を守る会」、刑事責任年齢に関するセミナーを開催予定 (E'temad-e Melli紙)

【ISNA】「受刑者の人権を守る会」のスポークスマンを務めるサーレフ・ニークバフト氏は、同会が近く「子供の思春期と刑事責任年齢に関するイスラーム法学・一般法学セミナー」を開催する予定であると発表した。       ニークバフト氏によると、「思春期」や「刑事責任年齢」といった概念については、故シェイフ・トゥースィーの時代より、イスラーム世界の様々なイスラーム法学者・法専門家たちの間で意見の相違があったという。〔性行為が可能となる〕「成年」については、女子で太陰年齢9歳、男子で同15歳であると定めら 全文をよむ

2008-10-28 アーバーダーンで女性連続殺人事件が発生:容疑者逮捕される (Jam-e Jam紙)

【事件部】アーバーダーンで女性や少女を連続して殺害した殺人犯が、15人の女性と1人の男性を殺害したことを自供した。その一方で、法医学の専門家らは初期調査において、犯人が理性の面では全く問題のない状態にあると発表した。       本紙ジャーメ・ジャムの報告によると、イラン暦83年エスファンド月〔2005年2月下旬〜3月下旬〕、アーバーダーンのバフマンシールの住人が道路の路肩で若い女性の死体を発見し、警察に通報した。警官はこの男性からの通報を受けて死体の発見現場に向かい、身元不明の女性の死体を確認 全文をよむ

2008-10-21 子供の安全確保が急務 (Jam-e Jam紙)

【社会部:キャターユーン・メスリー】   いつも子供には、路地から学校の正門までの道を一人で行かせていた。子供を最後に見た時、子供はまだ学校には着いていなかった。子供は無邪気にこちらを振り返り、笑いながら手を振る。最後にちょっとだけ子供の方を見た。あとほんの少しで学校だ。      すると、車が静かに子供の側に横付けしてきた。体格のいい男が何事か、笑いながら話しかけている。気になった。多分通りすがりの人だろう。そんな考えも、車から手が伸びてくるまでだった。いつも子供には、知らない人と話しちゃいけ 全文をよむ

2008-10-21 妻の離婚請求、却下:ある夫婦の離婚騒動 (E'temad-e Melli紙)

ある若い女性が資産家の夫との離婚を求めて、婚資金として設定された12万4千枚の金貨を放棄した。これに対してこの女性の夫は、詐欺師の妻に全財産を詐取されたと主張、控訴審は離婚を求める女性の要求を却下した。       本紙記者の報告によると、数ヶ月前、ある若い女性が家庭裁判所を訪れ、離婚を求める訴えを起こした。この女性は夫との離婚を勝ち取るためには、婚資金として設定された12万4千枚の金貨を放棄することもいとわない姿勢を示した。       女性は離婚を求める理由として、家庭裁判所の裁判官に次のよ 全文をよむ

2008-10-21 保健省エイズ管理局長、国内における第3次エイズ流行を懸念 (E'temad-e Melli紙)

【メフル通信】保健・医療教育省エイズ管理局長アッバース・セダーガト博士は、無防備な性行為による第3次エイズ流行の危険に言及し、警告を発した。       セダーガト局長は、「現在、注射器を用いた麻薬常習が国内における最大のエイズ・ウイルス感染経路であり、69%を占める。一方、他国で最も多い感染原因は性交渉である」と述べた。       同局長は、「無防備な性行為による第3次エイズ流行〔の危険〕は増しており、国内におけるエイズ感染原因の約12%は性行為によるものであると報告されている」と続けた。  全文をよむ

2008-10-19 麻薬乱用者数、180万人に上る (Jam-e Jam紙)

【社会部】麻薬乱用・麻薬依存調査センター長代行のアリー・ファルフーディヤーン氏は、「昨年実施された緊急調査計画によると、麻薬使用者の数は120万〜180万人と推定されている」と述べた。       メフル通信の報道によると、アリー・ファルフーディヤーン氏はこのことについて、「我が国には若年齢層の人口が多いため、麻薬常用者が最も多い年齢層も〔18歳から23歳までの〕青年層と〔13歳から17歳までの〕青少年層である」と述べた。       麻薬乱用・麻薬依存調査センター長代行であり、福祉・リハビリテ 全文をよむ

2008-10-15 世界アッシリア人協会本部、アメリカからイランへ (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャムオンライン】世界アッシリア人協会本部が本日水曜日、式典を行い、アメリカ・シカゴにある本部をテヘランに移すことを発表した。       同本部移転は、9月4日から7日〔イラン暦1387年シャフリールヴァル月14日-17日〕にスウェーデンで開かれた世界アッシリア人協会の会合にて決定された。        ミシェル・アウン元レバノン[臨時]大統領やイランの国会議員ら、および、多数のアッシリア人が出席したこの協会本部の開会式がテヘランで開催され、イラン国会の[マイノリティ枠の]アッシ 全文をよむ

2008-10-13 新婦の「婚資金」に7冊の本:キャラジで (Jam-e Jam紙)

【事件部】キャラジ在住の新婦が土曜日の夕方、たった7冊の本を婚資金(メフリーエ)にして運命の家に嫁いだ。   〔※訳注:婚資金(メフリーエ)とは、夫が妻と離婚する時に妻に支払う保証金のこと。イランでは結婚契約の際に、この額をあらかじめ指定しておく。一般的には現金や金の場合が多い〕       IRNA(イラン国営通信)の報道によると、彼女はメフリーエをたった7冊の本にしたことについて、「一般論として、メフリーエが高ければいいとは思わないの。たとえメフリーエが高くても、いい人生が保証されるわけでは 全文をよむ

2008-10-12 家族の名誉を守るために恐ろしい罪を犯した殺人犯に死刑が宣告 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】自分の妻と秘かに関係を持っていると言いがかりをつけて隣人を殺害し、耳や鼻を切り落とした後、遺体に火をつけた若い男の裁判が行われた。不義密通罪に問われていたこの男の妻には昨日朝、裁判所により無罪が言い渡された。   〔※註:イスラームでは「火あぶり」は神のみに許された刑罰であり、人間が行うことは堅く禁じられている〕       本紙記者の報告によると、以前ある若い男性が検察庁を訪れ、兄〔あるいは弟〕が失踪したと訴えた。この男性は捜査官に「兄〔弟〕が家を出て何日もたつが、ま 全文をよむ

2008-10-11 「恐怖の帝王」、日本の刑務所で服役中:釈放後はエヴィーン刑務所へ (Iran紙)

「恐怖の帝王」として知られる麻薬密売組織の指導者の身柄引き渡しに向けた努力が、テヘランの司法当局者らによって開始された。この人物は数年前、〔テヘランでの〕裁判を抜け出して日本に逃亡し、同地で逮捕されて、刑務所に収監されていた。       本紙記者の報告によれば、マフムード(45歳)は数々の犯罪行為や脅し、恐喝、暴力行為をともなった窃盗、傷害などを日本で数年間にわたり繰り返した結果、〔日本の〕警察の追求を受けて、1380年〔西暦2001/2年〕にイランに逃亡、テヘラン・メフラーバード空港で警察関 全文をよむ

2008-10-08 電力相「水・電力の供給にとって困難な状況に直面する可能性も」 (Jam-e Jam紙)

【経済部】電力相は「気象庁の予報によると、水や電力の供給の点で今後厳しい時期を迎えるだろう」と語った。       イラン国営通信の報道によると、セイエド・パルヴィーズ・ファッターフ電力相は昨日、テヘランで開かれた「第二回上下水道国民シンポジウム」の開会式で、イランは今夏の厳しい渇水を乗り越えたとした上で、「政府は今年の夏、給水制限を実施することなく国民に水を供給するべく、全力を尽くした。しかしそれにもかかわらず、困難な状況はいまだ続いている」と語った。       同相は、今年の秋は夏よりも厳 全文をよむ

2008-10-07 テヘランの大気汚染、流産の原因に (E'temad-e Melli紙)

環境問題に携わるテヘラン市の高官らは、昨日一堂に会し、テヘランの環境が抱える危機的な状況に関して記者らに説明した。このような会見が開かれるのは初めてで、数々の新しい問題が提起された。       記者らがそこで耳にしたのは、我が国の軽油の品質は劣悪で、諸外国の軽油の10倍もの硫黄が含まれているということだった。さらにテヘランの大気汚染が原因で、流産の確率が他の都市よりも40%高いという。自動車技術検査中央本部の代表責任者はこれを厳しく批判をするとともに、二ヶ月以内に自動車の品質に関する調査結果を 全文をよむ

2008-10-06 運命を商売人に託すことなかれ!:協議離婚仲介業の実態 (Jam-e Jam紙)

【社会部:プーラーネ・モハンマディー】「協議離婚、一日で解決(スグです)。旦那様・奥様にご足労頂く必要はありません。ご連絡お待ち申し上げます。○○弁護士会」       驚くことなかれ。これはジョークなどではなく、私たちの町の北部地区の通りの壁に実際に張り付けられている広告なのだ。ここテヘランに限っても、この種の広告は複数目にすることができる。これはそんな一例にすぎないのだ。そしてこれは、テヘランで金儲けをする、最も手っ取り早い商売の広告なのである。       これまでは大小様々な広告を使って 全文をよむ

2008-10-05 国民にとって一番の問題はインフレと物価高:国会調査センターがテヘラン市民を対象に世論調査を実施 (E'temad-e Melli紙)

【イラン労働通信】最も重要な社会問題、ならびに第8期国会に対する人々の期待について国会調査センターが実施した、テヘラン市民を対象とした世論調査の結果の大要が発表された。このレポートによると、市民の抱える問題の筆頭にはインフレと物価高があることが分かった。       国会調査センターは最近テヘラン市民を対象に、最も重要な社会問題は何か、第7期国会と第9期政府の業績への評価、及び第8期国会に最も期待することについて、科学的世論調査を行った。       この世論調査は、1387年4月5日〔2008 全文をよむ

2008-09-21 ナーテグヌーリー師、「時のイマーム」に関する誤った認識を戒める (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】革命最高指導者査察事務所長は、「時のイマーム」〔お隠れ状態にある第12代イマームで救世主マフディーとして再臨すると信じられている〕の生涯やそのお隠れに関して逸脱した認識が社会に横行し、純潔たる〔12人の〕イマームらについて誤解がはびこり、救世主マフディーに関する偽りの主張が飛び交っている現状を厳しく咎めた。       ISNAの報道によると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン〔アーヤトッラーよりもワンランク下の宗教指導者に対する尊称〕のアリーアクバル・ナーテグ 全文をよむ

2008-09-10 家族問題がらみの殺人20%増加:治安維持軍長官代行、過去5ヶ月間の犯罪について指摘 (E'temad-e Melli紙)

「今年に入って5ヶ月間(2008年3月〜8月)の家族問題がらみの殺人の発生件数は、昨年の同時期と比較して20%増加している」。国家警察長官代行はこう発表し、さらに次のように述べた。「同じ統計の中で、親族や知人による殺人は国内の殺人件数全体の30%を占めている」。       昨日(2008年9月9日)、ホセイン・ゾルファガーリー司令官は90分間にわたる記者会見の中で、豊富な統計・情報を発表した。中でも、殺人をはじめとする犯罪の発生件数が2%増加したとの発表が、最も注目される。       「今年 全文をよむ

2008-09-08 大学受験生に衝撃走る:出身地別入学割当制の導入で高得点の受験生も不合格に (E'temad-e Melli紙)

昨年大学入学者数を性別で割り振る「性別割当制」の導入に対し、受験生から抗議の声が上がったばかりだが、今年はそれに加えて「出身地別割当制」が若者たちから教育の機会を奪っている。       教育関係者によると、出身地別割当制の導入決定は、文化革命最高評議会議長を兼任するアフマディーネジャード大統領の直接的な命令によるものだという。「文化革命最高評議会の決定により、全日制各大学の定員の65%は地元出身の学生を受け入れなければならなくなった。大学入試センターは通達されたこの決定事項を実施するだけだ」。 全文をよむ

2008-09-06 コルデスターンの活動家への死刑判決、取り消しに (E'temad-e Melli紙)

【ドイチェ・ヴェレ】アドナーン・ハサンプール被告の弁護人サーレフ・ニークバフト氏は水曜日、同被告の死刑宣告が取り消されたと発表した。       サーレフ・ニークバフト氏は、1386年アーバーン月〔2007年10月~11月〕に最高裁判所第32支部から死刑が宣告されていた同被告の件について、次のように述べた。「アドナーン・ハサンプール被告は逮捕される一年半前までの一年間、ある地方出版物でジャーナリズム活動を行っていたが、この件ではプレス関連の問題やジャーナリズム活動のために逮捕・起訴されたのではな 全文をよむ

2008-09-04 妻がひそかに複婚をした夫に復讐 (Jam-e Jam紙)

【セムナーン:ジャーメ・ジャム記者】自分の夫がひそかに複婚していたことを知った若い女が、夜中に自らの夫を殺害し、家に火をつけた。       若い女は平静を失っていた。数日前から、彼女が住んでいる村でざわざわと噂が囁かれているのを聞いて、ひどく心をかき乱されていたからだ。       哀れむような視線に苦しめられ、彼女は叫び出したい気持ちにかられた。そして不意に、「女は白のドレスを着て夫の家に行き、白の死装束を着て夫の家を出るのよ」という母親の話を思い出して、口元に苦笑いを浮かべた。      全文をよむ

2008-09-03 学生ら、アル・アラビーヤ放送のイラン支局閉鎖を要求 (Jam-e Jam紙)

【政治部】「全国10大学・大学生イスラーム協会」は声明を発表し、その中でイスラーム革命の偉大なる創始者〔=ホメイニー〕を侮辱したアル・アラビーヤ放送の行動を非難した上で、イランにある同局のすべての事務所の閉鎖を求めた。       ファールス通信の報道によると、この声明は、アル・アラビーヤ放送はこれまでも何度もムスリム、特にシーア派信徒の感情を傷つけるような番組を制作してきたと指摘した上で、次のように言及している。   〔ホメイニーに対する個人的な〕攻撃や誹謗中傷では、イラン・イスラーム革命とレ 全文をよむ

2008-09-02 司法権長「婚資金への課税は女性にとって害悪」 (Jam-e Jam紙)

【社会部】家族保護法案が国会の議題から外されたことに合わせる形で、アーヤトッラー・シャーフルーディー司法権長は、「同法案に付加されていた婚資金への課税案は、私見では、何ら必要性はなく、むしろ女性にとって害悪である」との見解を発表した。       ハーシェミー=シャーフルーディー司法権長はまた、〔夫の複婚の条件について定めた〕家族保護法案第23条について指摘する中で、さらに次のように付け加えた。「この条項は議論を巻き起こしている。同法案に対しては、それとしてふさわしい専門的な作業がこれまでも数多 全文をよむ

2008-09-02 女性専用公園での携帯電話の持ち込み、規制へ (E'temad-e Melli紙)

【ファールス通信】昨日からテヘラン市は、女性専用公園での携帯電話の持ち込みを禁止するという厳しい規制措置を開始した。       女性専用公園〔の様子〕がブルートゥースで〔画像〕配信されているとの報道を受け、テヘラン市長の上級顧問であるモハンマド・ハーディー・モアッゼン氏は以下のように述べた。「昨日からテヘラン市は、この問題に関して厳格な治安上の措置を開始しており、今後違反者には厳しく取締りを行う予定だ。われわれはこの件に関して必要な措置を講じており、今後テヘラン市民に問題が起こらないことを望ん 全文をよむ

2008-08-27 犯行時15歳の少年、処刑される (E'temad-e Melli紙)

15歳の時に殺人の罪で逮捕された少年ベフナーム・ザーレが昨日、シーラーズ刑務所で絞首刑に処せられた。       1368年ホルダード月3日〔1989年5月24日〕に、シーラーズのエステフバーン地域にあるダストジェルド村に生まれたベフナームが殺人の罪で逮捕されたのは、彼が高校一年生の時だった。彼はシャフリーヴァル月5日火曜日〔8月26日〕の午前、弁護士や家族への通知がないままに、絞首刑に処せられた。      〔中略:事件の説明として、当時15歳だったベフナーム・ザーレが2005年4月21日、飼 全文をよむ

2008-08-27 テヘラン在住の9歳の少女、コレラに感染して死亡:感染者数96名にのぼる (E'temad-e Melli紙)

気候が涼しくなるにつれて活動を活発化させるのが、コレラ菌だ。このコレラ菌に感染した9歳の少女が、昨日命を落とした。これにより、コレラで亡くなった犠牲者の数はテヘランで5名となった。このような中、保健省関係者は今回の犠牲者について報告を受けていないとしており、報告体制の不備に対する懸念が増している。       昨日午前4時、テヘラン刑事検察庁のモハンマド・ホセイン・シャームルー判事は変死事件の捜査のため、テヘラン南部のとある病院に向かった。事件捜査後、同判事は「さらなる捜査と病院関係者の供述から 全文をよむ

2008-08-18 ハーメネイー最高指導者、「時のイマーム」とのつながりを主張する者たちを強く非難 (Jam-e Jam紙)

【政治部】「時代の主」、「時のイマーム」〔訳註:第12代イマーム・マフディーのこと〕の生誕記念日という喜ばしい日に、革命最高指導者アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は在外公館に勤務するイスラーム共和国文化参事官や教育省大臣・次官・その他同省高官、ならびに国民各層の人々と会見し、「ニーメ・シャアバーン〔マフディー生誕記念日、西暦2008年8月17日〕は人類が明るく公正な未来を真に願う日である」と語った。       その上で、ハーメネイー最高指導者は次のように付け加えた。「〔救世主マフディーによる〕 全文をよむ

2008-08-10 シーラーズの少年、死刑に (E'temad-e Melli紙)

16歳の時に殺人を犯し、ファールス州刑事裁判所第5法廷からキサース刑〔同害報復刑、ここでは死刑〕の判決を受けていたアミール・アムロッラーヒー死刑囚が、司法権長の刑執行許可を受けて、シーラーズ検察庁判決執行局に送られた。       1384年アーバーン月28日〔2005年11月19日〕11時30分、アミールと彼の二人の友人ハサンとアリーがシーラーズのアーザーデガーン通りにある、とあるナーン屋の前にいたときのこと、彼らは偶然モフセン・カーゼミーとその友人ジャヴァードと鉢合わせをした。アミールの友人 全文をよむ

2008-08-10 詐欺占い師に注意!:倍になると言いくるめて金を盗み取っていた詐欺団、摘発 (Jam-e Jam紙)

【事件部】三州で大がかりな詐欺行為を働き、家々から金(きん)を盗み取っていた大型占い師団のメンバー7人が逮捕された。       本紙記者によると、以前からファールス州ボヴァーナート県の検察庁には、詐欺占い師団のメンバーがボヴァーナート市の路上を物色しては、開運・長寿・金運などを口実に人々を騙し、占い師たちを信用した世間知らずな人々から金品・宝石類を盗み取っているとの訴えが多く寄せられていた。      特別捜査班、結成       このような訴えの増加を受け、ボヴァーナート検察はこの事件に関し 全文をよむ

2008-08-07 イランで臓器移植:非業の死を遂げた新婦の心臓、他人の胸の中で脈打つ (Jam-e Jam紙)

【ガズヴィーン:ジャーメ・ジャム記者】もはやこの世にいない愛しい人の心臓が他人の胸の中で鼓動しているというのは、きっと気持ちの良いことだろう。       モルダード月3日〔7月24日〕、結婚式を終えたマルヤムさんが夫とともにクーラーネ街道(ガズヴィーン市の支道の一つ)を横断しようとしていたときのことだった。道が暗かったことに加えて、プジョー車のスピードの出し過ぎが原因で、痛ましい事故が起き、マルヤム・コハンカールさんはこの世を去った。       この事故でマルヤムさんは脳死状態となり、彼女の 全文をよむ

2008-08-05 プロの詐欺師、隠れイマームとのつながりを主張 (Jam-e Jam紙)

【事件部】隠れイマームとのつながりを語っては若い女性を騙し、この女性の破廉恥なビデオを制作した男の取り調べが続けられている。そのような中、容疑者はプロの詐欺師で、女性を辱めた後、一時婚届けを偽造して、彼女と婚姻関係を結んでいたことが明らかとなった。       ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、今年イラン暦ティール月13日(西暦7月3日)、若い女性がキャラジ刑事検察庁予審第6課を訪れ、詐欺師を訴え出た。       訴え出た女性はモハンマド・ヤーリー予審判事に、事件について次のように説明した 全文をよむ

2008-08-04 首都の犯罪多発地域に400個の監視カメラを設置 (Jam-e Jam紙)

【事件部】NAJA(イラン・イスラム共和国治安維持軍)の犯罪防止警察情報通信技術局長は、交通をより効率的に管理・監視することを目的に、首都の犯罪多発地域や通りに400個の監視カメラを設置する予定であることを発表した。       「ニュース・ネットワーク」が伝えたところによると、アズィーゾッラー・エスマーイーリー大佐は、情報通信技術は社会における安全拡大にとって主要な柱となっていると強調し、「情報通信技術は治安機関にとって、犯罪抑止の中心的柱であると捉えられている」と述べた。       彼はま 全文をよむ

2008-08-04 フーゼスターンの砂埃、原因究明へ向けサンプル調査:健康被害も (E'temad-e Melli紙)

 数ヶ月前から〔イラクとの国境沿いの〕フーゼスターン州に飛散している砂埃に対し、最近新たにイラン南部の住民が多大な懸念を示し始めている。アフヴァーズ選出の国会議員が、フーゼスターン地方の砂埃に関して政府関係機関の責任者がきちんとした調査・対応を取っていないことを理由に、大統領に申し入れを行い、その後原因究明のために砂埃のサンプルが研究所へ送られたことが、今回の懸念のきっかけとなっている。       砂塵を含んだ暴風は、数ヶ月間にわたってフーゼスターン州の住民たちを悩ませてきた。南部の住民が暴風 全文をよむ

2008-07-29 「信じて、これは私の本当の顔ではないの」:女性の顔に酸をかけた男をめぐる予審、始まる (Jam-e Jam紙)

【事件部】大学の同級生の男からのプロポーズを断ったがために、無情にも男によって酸をかけられ、両目の視力を失った若い女性が昨日、刑事検察庁で犯人に対するキサース刑(同害報復刑)を求めた。       ジャーメ・ジャム紙の報道によると、1383年アーバーン月13日〔2004年11月2日〕16時、「セイエド・ハンダーン」地区周辺の通行人は、若者一名に襲撃されて酸をかけられた、若い女性の助けを求める叫び声を耳にした。通行人らは女性のもとに駆け寄り、彼女を病院に搬送した。       通報を受けた警察官ら 全文をよむ

2008-07-28 殺人犯、武装強盗犯、麻薬密売人など29名が死刑に:昨朝エヴィーン刑務所で (Jam-e Jam紙)

【事件部】死刑判決を受けていた危険な犯罪者29名が、昨朝〔テヘラン北西の〕エヴィーンの刑務所内で絞首刑に処せられた。       本紙記者によると、これらの死刑囚のうち20名は、武装集団を組織して国内外で麻薬の調達・密売を行っていた。また他10名も強姦、〔性的〕暴行を伴った殺人、及び武装強盗の容疑で逮捕され、裁判にかけられた上で、死刑判決を受けていた。これらの罪人たちは無数の罪と悪行を犯し、中には50人以上の被害者が被害を訴えたケースもあった。       死刑に処せられた一部死刑囚たちの詳細は 全文をよむ

2008-07-22 ザンジャーンの福祉施設で子供虐待が発覚 (E'temad-e Melli紙)

 ザンジャーンの福祉保育施設で3人の子供に対して違法な虐待があったとの報告を受け、福祉庁査察室の専門家らによる特別調査が行われることが決定、調査特別チームがザンジャーンに向かった。       しばらく前、慈善事業に関心をもち様々な福祉施設で活動してきたある女性から、「ザンジャーン友愛子供保育所」での児童虐待に対する告発があった。「虐待の犠牲となっているのは、ザンジャーンの福祉施設で保護されている3人の孤児です。ザフラー、マルヤム、そしてモハンマド・メフディーの3人の子供たちの体には火傷の痕が残 全文をよむ

2008-07-22 「家事労働」の子供の数、91万5000人に (E'temad-e Melli紙)

【ISNA】子供の権利を守る会の代表は、イラン統計センターにより発表された1385年〔2006/7年〕の統計を引用して、「1385年度、国内の10歳から18歳の年代の子供1325万3000人のうち、360万人の子供が学校教育を受けられず、170万人の子供が直接仕事に就かざるをえない状況にある」と述べた。       ファルシード・ヤズダーニー代表は、この数字は教育省高官らをはじめとする関係者らに対する重大な警告であるとしつつ、1375年度〔1996/7年〕に比べて働く子供の人口が増加したことに 全文をよむ

2008-07-21 3名の窃盗犯に斬指刑 (E'temad-e Melli紙)

 100軒以上店舗で窃盗を繰り返した罪に問われている3名の前科もちの被告に対し、右手の4本の指の切断、74回の鞭打ち、ならびに被害者への盗品の返却が言い渡された。       昨年シャフリーヴァル月〔2007年8月下旬~9月中旬〕、西アゼルバイジャン州でパトロール中の警官が一台の「プジョー405」車を不審に思い、同車を停車させて検査を行ったところ、一台の42インチ型テレビを発見した。       同車の運転手が警官の職務質問に対し曖昧な返答をしたことから、同人は最寄りの警察署に連行され、事情聴取 全文をよむ

2008-07-21 机上のデザイン:第3回「わが国の女性」祭開催を考える (Jam-e Jam紙)

祭典で披露された服は社会一般の文化に適合していないとする声も      【社会部】第3回目を迎えた「わが国の女性」祭が現在開催されている。この祭典の開催者たちは女性用衣服の国民的・イスラーム的モデルの普及を目指しているが、開催3年目を迎えた現在も、生産者やデザイナーはこれらのデザインを活用し商品化する気はないようだ。その理由として、彼らはこれらのデザインに対する市場における需要が取るに足らないものにすぎないからだとしている。       ジャーメ・ジャム紙記者の報道によれば、過去3回にわたりライ 全文をよむ

2008-07-21 いまだ続く投石刑の執行 (E'temad-e Melli紙)

第6期国会のある国会議員がイラン・EU間の人権協議の終了を明らかにし、それを受ける形で、司法権長により投石刑執行停止命令が発出されたとの報道がなされてから6年が経った。しかし、その4年後にマシュハドの墓地で投石刑が執行されようとは、誰が予想しただろうか。       当初この報道は司法当局者により否定されていたが、事実はこれらの否定をすべて覆すものだった。最終的に報道は肯定され、国内での投石刑の復活に対する懸念が沸き起こったのである。(‥‥)       司法権長がガズヴィーン州司法総長に対し 全文をよむ

2008-07-20 ネズミ講会社「ゴールドクエスト」イラン代理店経営者、4年間の逃亡の末逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】ネズミ講会社「ゴールドクエスト」のイラン代理店を隠れ蓑に、人々に詐欺を働いていたエンジニアの兄弟2人が、4年間の逃亡の末居場所を突き止められ、逮捕された。       商品・外貨密輸犯罪特別検察庁第1課長のイーザディー検事補は、ネズミ講会社ゴールドクエストのイランでの設立に関与した主要人物である兄弟2人が逮捕されたことに言及し、昨日ジャーメ・ジャム紙記者に対し、次のように述べた。「イラン暦1384年〔西暦2005年度〕、カーゼムとモフセンという名の2人の兄弟がネズミ講会社ゴールドクエス 全文をよむ

2008-07-17 キャラジ婦女連続殺人犯の共犯者、逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】これまでにキャラジ周辺地区で発生した8件の婦女殺害を自供している連続殺人犯をめぐる捜査が続く中、この容疑者の妻もまた第二の容疑者として逮捕され、夫が犯していた罪を知っていたと供述した。       ジャーメ・ジャムの伝えたところでは、キャラジの複数の地区で数件の殺人事件が発生し、一連の殺人事件の痕跡が特定された結果、犯人逮捕に至った。これに続き、キャラジ刑事検察の予審判事は先週水曜日(7月9日)に行われた最新の捜査で、これまで夫の殺人に全く関与してないとされていた殺人犯の妻に逮捕状を出 全文をよむ

2008-07-13 キャラジ婦女連続殺人事件の犯人、インタビューに応じる (Jam-e Jam紙)

【事件部】キャラジ各所で発生した8名の女性に対する連続殺人事件の捜査が行われている中、昨日早朝から会見を心待ちにしていた数十名にも及ぶマスコミ関係者の前に、容疑者が姿を現した。       いまだ自らが逮捕されたことが信じられないといった様子の容疑者は、今回の機会にジャーメ・ジャム紙記者との質疑に応じた。      Q:歳はいくつか。   A:23歳だ。      Q:これまで何件の前科があるか。   A:2件だ。      Q:なぜ女性たちを殺害しようと決意したのか。   A:8ヶ月前、イラン 全文をよむ

2008-07-12 半年間に7人の女性を殺害した連続殺人犯、逮捕 (E'temad-e Melli紙)

キャラジ県の住民を恐怖に陥れた、6人の女性と1人の少女に対する連続殺人事件の殺害犯が、事件発生から6ヶ月近くを経てついに、ラームサル(イラン北部の町)で発見・逮捕された。二十歳のこの男は、7人の女性・少女をレイプした後殺害し、連続殺人犯のブラックリストに名を連ねていた。      6ヶ月間に7人を殺害       二十歳の青年「バーバク」は犯罪計画を立てた後、危険な犯罪を始めるべく、事前の計画に基づいて86年バフマン月(2008年1/2月)のある夕暮れ時、身なりの不適切な若い女性を自身のプライ 全文をよむ

2008-07-05 7名の若い女性、二人の悪魔の犠牲に (Jam-e Jam紙)

【事件部】タクシーだと偽っては、友人と共謀して乗客の若い女性7名に暴行を働いた若者が、ダマーヴァンド警察の警察官らによる不意打ち捜査によって逮捕された。       ジャーメ・ジャム紙の報道によると、プライド車に乗っている2人の人物がタクシーを名乗っては乗客として女性らを乗せ、道が混んでいると偽っては郊外へと連れだし、ナイフで脅して暴行を加えた上で、高価な金品を奪っているとの訴えが、以前からダマーヴァンド警察に寄せられていた。犯人はその後、女性らを沙漠に放置し、逃走していたという。      特 全文をよむ

2008-07-05 シーリーン・エバーディー氏、平和について語る:「経済制裁、頭脳流出に拍車」 (E'temad-e Melli紙)

平和国民協議会の初会合が、「軍事攻撃や戦争」、「戦争でもなければ平和でもない現状」、ならびに「経済制裁をはじめとする制裁論議」に異議を申し立てることを目的として、先週木曜日に人権擁護協会事務所で開催された。この会合には、国内外から60人のメンバーが同協議会創立者委員会として集まった。       人権擁護協会会長であるシーリーン・エバーディー氏はこの会議で、21世紀が不快な事件で幕を開け、〔テロの容疑者とされる人々がグアンタナモ基地に拘束されるなどの〕多くの軍事的な拘束が行われるに至ったことに関 全文をよむ

2008-07-01 労働者18人、瓦礫の下敷きに:テヘランの7階建てビルが崩落 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】テヘラン・サアーダトアーバード地区の7階建てのビルの崩壊により、労働者18人が大量の瓦礫の下に生き埋めになった。以前からの警告にもかかわらず、またしても痛ましい悲劇が起こってしまった。       この事故はサアーダトアーバード地区の最高級住宅街の一つで発生した。事故のあったビルは数ヶ月前から徐々に崩れかけていたが、「崩壊の危険あり」という張り紙一枚が貼られていただけだった。       事故現場に急行したエッテマーデ・メッリー紙特派員の報告によると、突然恐ろしい音がサ 全文をよむ

2008-07-01 へジャーブの乱れた女性運転手の車両60台が差し押さえに (Jam-e Jam紙)

【事件部】社会的安全計画、ならびに服装の乱れとの対決が継続される中、昨日服装の乱れた女性運転手の車両60台が差し押さえられ、駐車場へ移動された。       首都テヘラン治安維持軍長官のラーダーン指令官はこのように述べた上で、本紙ジャーメ・ジャムに以下のように語った。「女性の安全向上や服装の乱れとの関連で行われている社会的安全計画は、今後も広範囲に継続される。これによって女性への迷惑行為は急激に減少している」。       首都警察長官はさらに、以下のように述べた。「この計画は女性の安心感を向上 全文をよむ

2008-06-21 イラン各地で計画的停電、開始される (Jam-e Jam紙)

【経済部】電力生産送電(TAVANIR)社は昨日、国内各地で定期的に停電を実施する計画を、本日イラン暦ティール月1日(西暦6月21日)より開始すると発表した。       本紙記者の報道によると、各州・各都市別の一週間の停電のスケジュールを記した表が各電力配給会社から発表され、地域のメディアを通して市民に通知される予定である。       このスケジュール表は週別の形になる予定で、市民は自宅の住所をこの表で確認し、停電時間を把握することで、必要な対策をとることができる。       この表による 全文をよむ

2008-06-18 キャラジで女性連続殺害事件発生か:7人目の被害者が発見 (Jam-e Jam紙)

【事件部】キャラジの一地区で、24歳の女性の遺体が発見された。キャラジ周辺のその他の地区でも別の女性の遺体が数体発見されていることから、女性連続殺害事件との見方が強まっている。       ジャーメ・ジャムの報道によると、3日前から行方が分からなくなっていた24歳の女性の遺体が昨日、キャラジのキャマールシャフル地区で通行人によって発見された。警察110番緊急センターへの通報を受け、刑事検察庁のレザーイー予審判事は本件に関する司法捜査を始めた。その結果、女性は窒息死させられた後、遺体発見現場に運ば 全文をよむ

2008-06-17 サラーヴァーン市司法局副局長、銃撃を受け死亡 (Jam-e Jam紙)

【事件部】サラーヴァーン市[スィースターン・バルーチスターン州の一都市]司法局副局長が昨日、オートバイに乗った何者かに銃撃され、死亡した。       スィースターン・バルーチスターン州司法総長エブラーヒーム・ハミーディー判事は、前日の事件に言及し、ISNA に次のように語った。       「サラーヴァーン司法局副局長でサラーヴァーン裁判所第101支部の裁判官、エブラーヒーム・キャリーミー判事が、ホルダード月27日(6月16日)月曜日の13時45分、帰宅するため裁判所を出たところ、オートバイに 全文をよむ

2008-06-17 《砂糖王》、繁栄から没落まで (Jam-e Jam紙)

【政治部】日曜日、国会の公開本会議場でテヘラン選出のエリヤース・ナーデラーン議員は、報道関係者らから《砂糖王》と呼ばれている服役囚に一時帰宅が許可されていることに関し、法務相に対して説明を求める書簡を送ったことを明らかにした。ナーデラーン議員はその中で、《砂糖王》は90日前に刑務所を出たきりいまだに戻ってこないのは、いかなる許可があってのことなのか、回答するよう求めたという。       《砂糖王》事件は、イランの経済腐敗事件としては、シャフラーム・ジャザーイェリー事件〔※〕――裁判所の判決、な 全文をよむ

2008-06-16 ザンジャーン大学の学生、大学への抗議集会を開催 (E'temad-e Melli紙)

【ISNA】ザンジャーン大学の学生らは月曜日から、“ある大学当局者による不道徳な行為と学生の尊厳・立場への侵害”とされるものに抗議する集会を、大学構内で行っている。抗議集会に参加している学生らは、不法行為を行った当局者の解任、一部大学当局者の辞任、さらには大学執行部による今回の事件に対する明確な説明を要求した。      (中略)       他方、ザンジャーン大学組合評議会の委員の1人は、座り込み運動に参加している同評議会のこの事件に対する立場を表明し、その中で最近発生した大学当局者1名による 全文をよむ

2008-06-16 夫殺し事件:若妻の「血の賠償金」支払いに人々の寄付 (E'temad-e Melli紙)

(前略)       夫殺しの罪でキサース刑〔同害報復刑〕の判決が下された、アクラム・マフダヴィー救済ためのディーヤ〔キサース刑免除の代わりに支払う「血の賠償金」〕の寄付が1億4850万リヤール〔約172万円〕を超えた。寄付金の募集はさらに続いている。      アクラム・マフダヴィーの弁護士は、寄付金について述べるとともに、さらに次のように話した。「アクラムの事件は、テヘラン刑事検察庁・刑執行部で、司法長官からの〔キサース刑執行免除の〕許可を待っているところである。我々は被害者遺族にディーヤ 全文をよむ

2008-06-16 道徳的安全計画の新段階、開始される (Jam-e Jam紙)

【事件部】路上で迷惑行為を働く者や着衣の乱れた者たちに対する厳正な取り締まりが、昨日より首都テヘラン警察によって開始され、女性の安全向上を目的に、迷惑行為を働いていた者たちの逮捕・司法当局への引き渡しが行われた。       本紙ジャーメ・ジャムのリポートによると、身だしなみの乱れた者や路上で迷惑行為を働く者への取り締まりとして、首都テヘラン治安維持軍が予定していた社会的安全計画の継続、ならびに同計画の新段階の開始にともない、昨日覆面ならびに通常のパトロール部隊は女性に対して迷惑行為を働いていた 全文をよむ

2008-06-15 「盗み・強奪は我が一族の誇り」:警官になりすまして盗みを働いていたフォユージ族の窃盗団、逮捕される (E'temad-e Melli紙)

「我が一族の長たちは、道に反したこと以外、子供らには何も伝えてこなかった。盗みや強奪は、我が一族の誇りである」。これは、警官になりすまして一億トマーン〔約1200万円〕を強奪した容疑で逮捕された者の供述の一部である。       今回逮捕された2人の容疑者は、国際窃盗団「フォユージ」の一味であり、銀行の顧客らの中から獲物となる人物を見定めた後、警察官になりすまして犯罪計画を実行していた。   〔訳注:「フォユージ」もしくは「フィユージ」は、イランにいるいわゆる「ジプシー」の一部を指すことば〕   全文をよむ

2008-06-15 治安維持軍兵士16人、誘拐される:テロ集団「ジョンドッラー」幹部引渡しの報復か? (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】情報筋によれば、テロリスト集団「ジョンドッラー」(=神の兵士)幹部メンバーの一人が、イラン=パキスタン間の安全保障協定により、イラン当局に引き渡された。       アブドルハミード・リーギーという名のこの男は、ここ数年の間に、スィースターン・バルーチスターン州で約100人を殺傷した、同テロ集団リーダーの兄弟である。       アブドルハミードは昨年からパキスタンのバルーチスターン州中央クエッタ刑務所に収監されていた。「ジョンドッラー」の他の15人のメンバーも一緒であ 全文をよむ

2008-06-15 武装集団に誘拐されていたファフラジの金曜礼拝導師と日本人ツーリスト、解放される (Iran紙)

情報相は、「〔イラン南東部ケルマーン州バム近郊の〕ファフラジ郡の金曜礼拝導師と一人の日本人ツーリストが、武装した悪党どもの手から解放された」と述べた。       イラン国営通信(IRNA)の報道によると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン〔※〕のモフセニー=エジェイー情報相は記者らとのインタビューの中で、「約10ヶ月前にイラン東部の武装麻薬密輸団によってケルマーン州で誘拐され、パキスタンへと連行されていた一人の日本人ツーリストが解放された」と発表した。同相はさらに、「武装した悪党どもは 全文をよむ

2008-06-11 ベフヌード・ショジャーイーとモハンマド・フェダーイーに対する刑執行、一ヶ月間延長に:司法権長の指示で (E'temad-e Melli紙)

昨日司法権長の指示により、10代の頃に殺人を犯した若者2人に対するキサース刑[同罪報復刑]の執行が一ヶ月間延長された。彼ら2人は本日朝、エヴィーン刑務所で絞首刑に処せられる予定であった。       モハンマド・フェダーイーは、故意による殺人の罪で17歳から刑務所に収監されている。彼は以前、弁護士らによる詐欺に遭ったために、法廷で自らを弁護する機会を失っていた。彼は本日朝、その他10名の死刑囚とともに、エヴィーン刑務所で絞首刑に処せられる予定だったが、昨日正午、アーヤトッラー・シャーフルーディー 全文をよむ

2008-06-02 ベフヌードのキサース刑執行時期、再び確定 (E'temad-e Melli紙)

以前、司法権長の指示により一度だけ停止されていたベフヌード・ショジャーイーへのキサース刑〔同害報復刑〕の執行が、今月ホルダード月22日(6月11日)にも行われる予定だ。       これより前、ベフヌードへのキサース刑執行の時期が確定されたことを受けて、最初の声明を発表したのは、アムネスティー・インターナショナルとEU議会であった。彼らはそれぞれの声明の中で、この刑の執行停止を求めていた。      〔中略〕       このことに関し、ベフザード・モハンマディー、ベジュマーン・バーゼギー、カー 全文をよむ

2008-06-02 1万5千ドルの「ミールザー・シーラーズィー」賞、世界で最も活躍した反タバコ運動家に (Jam-e Jam紙)

【社会部】保健相は、「イランは本年より毎年、1万5千ドル〔約158万円〕の《ミールザー・シーラーズィー》賞を、世界で最も活躍した反タバコ運動家に贈呈する」と発表した。   〔※訳注:ミールザー・シーラーズィーは19世紀後半に活躍したシーア派イスラームの宗教最高権威。1891年にイランで発生した反英運動「タバコ・ボイコット運動」で、タバコの使用を禁止するファトワー(教令)を出したことで有名〕       ファールス通信によると、カームラーン・バーゲリー=ランキャラーニー保健相は「1万5千ドル相当の 全文をよむ

2008-05-31 小巡礼の巡礼者数、2年先まで満員 (E'temad-e Melli紙)

【メフル通信】巡礼参詣庁の当局者は、ウムラ〔巡礼月以外に行うメッカ巡礼のこと、以下小巡礼〕参加希望者の登録受付を停止したことを明らかにし、「小巡礼のために今年登録をした者たちについては、抽選の後、89年〔西暦2010年3月21日~〕以降のメッカ訪問となる予定だ」と述べた。       アブドゥッラー・ナスィーリー氏は、メッラト銀行で行われる小巡礼の登録受付は次回の募集があるまで締め切ったことを指摘した上で、「小巡礼の申請者登録受付はファルヴァルディーン月5日(西暦2008年3月24日)から開始さ 全文をよむ

2008-05-30 イラン国境警備隊、パキスタンからの不法入国者15名を逮捕 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】イラン国境警備隊は、パキスタン人の不法入国者15名を、イラン・パキスタン国境で逮捕した。これらの不法入国者らは、入国許可なしに、国境を通過しようとしていた。彼らは、イラン、および、トルコを経て、就労目的でヨーロッパへ入るつもりだったという。       ISNAによれば、クエッタ警察担当者は、AP通信パキスタン支局との電話取材に応じ、次のように述べた。「5月29日木曜日、イラン国境警備隊が、パキスタンとの国境において15人のパキスタン人を逮捕し、タフタン警察に引き 全文をよむ

2008-05-27 だまされた「偽・ナショナルチーム」メンバーら、監督と名乗る詐欺師を訴える (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】格闘技種目の偽ナショナルチームのメンバーらが、チームの「監督」と名乗っていた男を詐欺で訴えた。       この偽チームのメンバー6人は、2008年2月21日、[テヘランの]ナーズィーアーバード第130警察署に通報し、6人のそれぞれが、日本への渡航のため1億1000-4000万リヤール(約126-160万円)を支払ったが、後になって騙されたことがわかったと説明した。       この6人は、事件を説明する中で次のように語った。「自分たちはみな、この地区出身の人間で、しば 全文をよむ

2008-05-21 ケシ栽培に代わるサフランの栽培、進まず――世界最大の麻薬生産地アフガニスタンの現状 (Jam-e Jam紙)

アフガニスタン西部では、近年、ケシ栽培に代わるサフランの栽培が、政府により奨励されている。しかし、サフランの生産者らは、必ずしも結果に満足してない。      ラジオBBCによれば、アフガニスタン政府高官は、ヘラートで栽培されたサフランが、品質検査により、世界的な水準に達していると確認されたと述べた。しかし、ヘラートの地方担当者がサフラン栽培の伸びに満足を表明しているのに対し、生産者らは、十分な市場がないことに不満を漏らしている。      (中略)      アフガニスタンは、世界最大の 全文をよむ

2008-05-21 ホイの伝統的バーザールで丸天井が崩落 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】今夜8時半ごろ、ホイ[訳注:トルコ国境に近い、イラン北西部の都市]の伝統的バーザールで、銅細工店が並ぶ一角で丸天井のドームが崩れ落ち、付近で働いていた労働者3名が生き埋めとなった。       救助隊員と消防隊員らの迅速な救助により、同3名は15分後には瓦礫の中から助け出され、九死に一生を得た。       報道センターによれば、ホイの消防救急局長は、次のように報告した。「瓦礫に埋まった3人は、手足に激しい損傷を負い、現在はホイのガマル・バニー・ハーシェム病院に入 全文をよむ

2008-05-13 両性具有の若者、ディーエが用意できずいまだ刑務所に収監:刑期終了にも拘わらず (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー:ミートラー・ハルアトバリー】自身の身を守るために別の少年に障害を負わせた両性具有の若者が、資金的困難からディーエ〔※注1〕の支払いができないという理由のみによって、刑務所に収監された状態で日々を過ごしている。       彼は現在、エヴィーン刑務所での10ヶ月間の禁固刑を終えたところであるが、障害を負わせたことに対する被害者へのディーエ支払いの資金を確保するために、人々に支援を求めている。       それと同時に、この20才の若者はエヴィーン刑務所の男性用の監房に収容 全文をよむ

2008-05-13 マレーシア・プロトン社製タクシー、テヘランを走る! (Jam-e Jam紙)

【社会部】昨日の朝、[マレーシアの]プロトン社製タクシーの第一陣が、テヘランの街を走り始めた。      同社の車は、シャフリーヴァル月[2008年8月下旬~9月中旬]までに1,000台、今年末まで[2009年3月20日まで]に5,000台がテヘランの民間タクシー業界で操業することになっている。       プロトン社製タクシーは、バスターミナルや飛行場の客待ちタクシー、[おおよそ定まった経路を走る]乗り合いタクシー、および、無線タクシー(ハイヤー)という3つの形態で操業する予定である。   全文をよむ

2008-05-12 娘を殺害した父親が告白「娘は自ら死を望んだ」 (E'temad-e Melli紙)

 父親による少女殺人事件を受けて、エスファハーン州司法長官はこの事件発生のきっかけをつくった人物に対して厳正に対処するよう命じた。       他方、家族の名誉を守るために自分の娘を殺害した容疑者は、驚愕すべき自供の中で、事件の詳細を説明した。53歳のアフマドは今年オルディーベヘシュト月18日〔5月7日〕水曜日に17歳の娘を絞殺した。この男は、エスファハーン州刑事警察の捜査官の前で、娘殺害の原因となった痛ましい出来事を明らかにした。この殺人の容疑者はニュース・サイト「エブラト」で、娘の身に起きた 全文をよむ

2008-05-12 エスファハーン州司法長官「今回の事件のきっかけを作った容疑者は極刑に処すべき」 (E'temad-e Melli紙)

17歳の少女殺害に関する報道への反響が広まる中、エスファハーン州の司法長官はこの事件のきっかけを作った人物に厳正に対処するよう命じた。       ゴラームレザー・アンサーリー長官はこのことについて、ニュースサイト「エブラト」に次のように述べた。「今回の事件に関して伝えられていることの全体像については、すでにチェックした。実に痛ましい事件だ。このような事件は、一般の市民感情を傷つけるものであることから、エスファハーン州の一般・革命検察に対して、不法な行為を働いた婿の件に対しても、真剣かつ迅速に捜 全文をよむ

2008-05-11 5名の若者、強姦の罪で本日絞首台へ (E'temad-e Melli紙)

【ミートラー・ハルアトバリー】5名の若者が今朝、強姦の罪でゴムにて絞首刑に処せられる予定だ。この若者たちはゴム州控訴審裁判所第8法廷の裁判官らにより、本件に関して確証が得られたとして、死刑判決が下されていた。       この5名の若者男性(全員25歳以下)は、別の5名の若者とともに、ナルゲスという名のアフガニスタン国籍の女性を強姦した罪に問われている。現在5名に対する死刑判決は確定しているが、その一方で別の5名に対する死刑判決に関しては、国の最高裁判所の裁判官らによって破棄され、さらなる審理が 全文をよむ

2008-05-10 シーラーズで起きた爆発事故、爆破事件と断定:首謀者ら、逮捕される (Jam-e Jam紙)

【政治部】200人以上の死傷者を出したシーラーズの「ラフプーヤーネ・ヴェサール」協会のホセイニーイェ「セイエドッ・ショハダー」での爆発事故から数週間後、情報相はついにこの爆発の原因は故意による爆破であったと発表し、この惨事の首謀者の一部を逮捕したと伝えた。       ゴラームホセイン・モフセニー=エジェイー情報相は、「捜査の結果5~6人が逮捕された。国外の組織との橋渡し役を務めているとされる事件の首謀者は、マーザンダラーンで逮捕された」と語った。メフル通信の報道によると、エジェイー氏はシーラー 全文をよむ

2008-05-08 《輝く才能》検定試験で設問の30%に誤りが発見 (E'temad-e Melli紙)

【ファールス通信】〔イラン全国の秀才たちを発掘し英才教育を施すための〕《輝く才能》検定第1試験で出された50の問題のうち、15の設問ならびに選択問題に誤りが見つかった。《輝く才能》検定試験に参加した生徒の保護者の1人は、「現在、全国規模で行われたこの試験に参加した他の生徒の保護者とともに、《輝く才能》検定試験を主催しているSAMPAD(Sazman-e Melli-ye Parvaresh-e Este'dad-ha-ye Derakhshan=輝く才能養成国民機構) の事務所前で、今回の検定第 全文をよむ

2008-05-08 国会議員ら、ケイハーン紙による大アーヤトッラー・サーネイーへの侮蔑的発言をめぐり文化イスラーム指導相に通告 (E'temad-e Melli紙)

■ 宗教指導者ら、エッテマーデ・メッリー紙との会見における大アーヤトッラー・サーネイーの発言を擁護―「イマーム・ホメイニーは投石刑執行の停止を命じた」   ■ イマームお隠れの時代におけるハッド刑の執行について、イスラーム法学者らの言説は様々。      【エッテマーデ・メッリー】大アーヤトッラー・サーネイーがイスラーム社会における女性をめぐる問題について発言し、無謬なるイマームがお隠れの間、投石刑の判決を下すことは許容されないとの見解を公にしたことに対し、一部の人々は不寛容さを露わにして、自身 全文をよむ

2008-05-07 ベフヌードへのキサース刑、延期へ:司法権長が決定 (E'temad-e Melli紙)

ベフヌード・ショジャーイーに対するキサース刑〔同害報復刑=ここでは死刑〕が、司法権長の判断により1ヶ月延期された。この決定が下されたのは、彼がエヴィーン刑務所構内の処刑台に向かう1日前のことであった。       昨日〔5月6日〕の正午、テヘラン刑事検察庁判決執行局の関係者や被告の2人の弁護士、事件の被害者遺族が住む地域にあるバギーヤトッラー・モスクの礼拝導師ならびに関係者たち、そして映画や舞台、テレビで活躍するアーティストなど、ベフヌード・ショジャーイーへのキサース刑の中止を求める人たちの努力 全文をよむ

2008-05-06 ベフヌード、明朝キサース刑に:映画人ら、司法権長へ執行停止を請願 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー:ミトラー・ハルアトバリー】ベフヌード・ショジャーイーが明朝、エヴィーン刑務所内の絞首台に向かう予定である。そのような中、映画や舞台、テレビで活躍するアーティストたちは司法権長に対し執行停止を求めている。       これより前、ベフヌードへのキサース刑〔同害報復刑〕の執行日が明らかにされたことに呼応する形で、アムネスティ・インターナショナルとEU議会はそれぞれ声明を発表、刑の執行停止を求めていた。      (中略)       〔ベフヌードの弁護士の一人である〕モハン 全文をよむ

2008-04-28 2人の麻薬密売人に絞首刑執行 (Jam-e Jam紙)

【ゴム:ジャーメ・ジャム紙記者】麻薬密売の罪に問われていた2人の被告が、国家検察庁での死刑判決支持を受けて、ゴム中央刑務所で絞首刑に処された。彼らは86年(西暦2007/08年)に逮捕され、裁判での審理の後、死刑判決を受けていた。       ゴム一般革命検察庁の広報が明らかにしたところによると、M. N. 被告(47歳、ゴム市民)は、240グラムのヘロインを購入・所持した罪で、ゴム革命裁判所第一法廷から出された判決により死刑が宣告されていた。彼は、64年(西暦1985/86年)、73年(西暦1 全文をよむ

2008-04-27 女占い師の《幸運の処方箋》で女性たちの運勢が暗転 (Jam-e Jam紙)

【事件部】「運が良くなる」「仕事が見つかる」とかこつけて若い女性たちに《幸運の処方箋》を書き、彼女らに詐欺を行っていた中年の女が逮捕された。       テヘラン州治安維持軍のアリーレザー・アクバルシャーヒー司令官は、キャラジの女性たちに詐欺を行っていた女占い師の事件に言及して、昨日ジャーメ・ジャム紙記者に対して次のように述べた。「今年ファルヴァルディーン月21日〔4月10日〕、若い女性がテヘラン州刑事警察偽造・詐欺課を訪れ、200万トマーン〔約23万円〕をだまし取った罪で女占い師を訴えた」。  全文をよむ

2008-04-24 脱毛予防の秘訣は「幸せであること」 (Jam-e Jam紙)

【保健部】医科学大学の学術委員で皮膚・毛髪の専門家は、「幸せであること、幸せな人生を送ることは長生きの秘訣であるが、それは脱毛の予防にもなる」と語った。       アリー・エブラーヒーミー博士は本紙記者とのインタビューにおいて、以下のように付け加えた。「病気が原因の脱毛でないならば、男女ともストレスを感じないこと、幸せでいることで脱毛を予防できることを研究は示している」。       皮膚は体の鏡であり、毛髪も皮膚の一部であるため、毛髪が健康であることは体が健康であることを表している。     全文をよむ

2008-04-22 家族による殺害、刀剣類による犠牲者の60%は女性 (E'temad-e Melli紙)

【ISNA】イラン刑事警察犯罪対策担当副長官は、「今年の初めから今日まで、国内の殺人発生件数は減少傾向を続けており、今年のファルヴァルディーン月(西暦2008年3月-4月)に発生した殺人事件は、昨年の同時期と比較して15%減少した」と語った。       ラジャビー大佐は、国内の殺人事件発生率は好ましい状況にあり、低い数字にとどまっているとした上で、次のように述べた。「イランはこの分野では、世界的にみても良好な位置を占めている。しかし全体的に言えば、事件の発生件数を減少させるという意味で、現在の 全文をよむ

2008-04-17 テヘラン警察長官に聞く(3):インタビューの詳細 (Jam-e Jam紙)

テヘラン警察長官に聞く(2)を読む      Q:司令官、民間の企業や施設におけるバッドヘジャービーの取締りはいつ開始されるのでしょうか。またその目的は何ですか?      A:同業者組合の代表者らとの会合で提起されたように、一部の民間の企業や施設に関する証拠や情報が収集されたことが、今回の会合で問題が提起され結論が出されたことのきっかけとなっている。残念ながらわれわれが入手した情報や証拠によると、民間の企業や施設の責任者らはヘジャーブに対して相応の注意を払っていない。これは社会的に受け入れがた 全文をよむ

2008-04-17 テヘラン警察長官に聞く(2) :我々は断固として、西洋社会による文化侵略と対決する! (Jam-e Jam紙)

 首都テヘラン治安維持軍司令官(テヘラン警察長官)は、昨年の社会的安全向上計画の成果について言及し、次のように述べた。      「首都テヘラン治安維持軍は、様々な階層の人々の支持により、7段階にわたる計画を実行して成功させた。同時に、宗教を貶める行為や宗教への冒涜と真剣に対決する策を講じることができた。これら冒涜とは、例えば、[ムハッラム月の第三代イマーム・ホセイン殉教哀悼行事における]旗竿の掲揚や、自傷行為(とくに短剣で額を突く行為)、預言者や聖者の肖像の掲揚などに見られるものである」。   全文をよむ

2008-04-17 テヘラン警察長官に聞く(1):バッド・ヘジャービーの現状と取り締まり拡大について (Jam-e Jam紙)

【事件部】首都警察長官は昨日、同業者組合の代表らと会見し、「社会的安全向上計画の実施のため、民間の店舗や企業で見られるバッド・ヘジャービーの取締まりを行うことを決めた」と述べた。       ジャーメ・ジャムによれば、同業組合代表者ら、および、治安維持軍司令官、首都テヘラン治安維持軍担当者らとの第一回合同会合で、テヘラン警察長官のアフマドレザー・ラーダーン司令官は次のように発言した。「人々から寄せられる様々な苦情として、社会を統制している慣習への無視、特に民間の店舗や企業でのビー・ヘジャービー( 全文をよむ

2008-04-16 エスファハーンが水の危機に直面:原油流出でザーヤンデ川が汚染される (Jam-e Jam紙)

【エスファハーン:ジャーメ・ジャム紙記者】エスファハーンの飲料水の最大の水源であるザーヤンデ川に原油が流出した影響で、同市のバーバー・シェイフ・アリー浄水場は月曜日夜から現時点(記事を作成した昨日午後)まで、操業を停止している。そのため、エスファハーンは現在水の危機に直面しており、多くの地域で断水状態となっている。       昨日午後、シャフレ・コルド地区でブルドーザーがチャハールマハール・バフティヤーリー県の施設へと延びる石油パイプラインに衝突し、同パイプラインが破損した影響で、ザーヤンデ川 全文をよむ

2008-04-14 シーラーズで爆発事件発生:原因はいまだ不明 (E'temad-e Melli紙)

土曜日夜21時15分、「ラフプーヤーネ・ヴェサール」協会による週の定例集会が行われていた最中、シーラーズのホセイニーイェ「セイエドッ・ショハダー」で発生した激しい爆発の原因は、いまだ謎に包まれたままとなっている。       少なくとも12人が死亡、202人が負傷したこの事件の原因について、司法・治安関係者らが調査を続けているが、この爆発事件が故意によるものか、それとも事故によるものかをめぐっては、地元当局者や関係者らは互いに異なった見解を示している。       シーラーズ選出のある国会議員に 全文をよむ

2008-04-08 裕福な男性らをゆすっていた一味を逮捕:破廉恥なビデオをネタに (Jam-e Jam紙)

女をエサにして裕福な男性たちのビデオを撮影、それをネタに恐喝行為を働いていた一味が、ホラーサーン・ラザヴィー州の刑事警察の捜査官らによって逮捕された。       ホラーサーン・ラザヴィー州刑事警察長官のマーシャーッラー・サーデギー大佐は、この事件についてジャーメ・ジャム紙に次のように語った。「数日前、ある人物が告訴状を手にマシュハド刑事警察を訪れ、訴状を提出した。それによると、その2日前、しばらく前に妻と別れた彼のもとにある人物が訪れ、あるCDを手渡したという。そこには、彼が一時婚をした女性と 全文をよむ

2008-04-08 「花と詩の都」で雨乞い (Jam-e Jam紙)

【社会部】「我を唱えよ、さすれば汝の望みを叶えん」。花と詩の都(シーラーズ)の住民は、昨日ミカンの木の香りが立ち込める春の晴天のシーラーズで、神のこのような約束にすがる思いで、祈祷を執り行った。       シーラーズの年配者たちは昨日の朝、杖をつき裸足で、同市の殉教者たちの眠る神聖な霊園の横で祈りを捧げた。このような祈祷をしている光景をみたことのない子供たちは驚いた様子を見せながらも、大人達と一緒に見よう見まねで、神に雨乞の祈祷を行った。       気象庁の報告によると、シーラーズの今年の平 全文をよむ

2008-04-07 ケルマーンシャーで降雨量が59%減少 (Jam-e Jam紙)

【ケルマーンシャー:バナフシェ・レザーイー、ジャーメ・ジャム特派員】中東地域、中でもイランにおける降雨量の減少は、農業、天然資源、大気汚染などの分野に特に影響を与えている。       このような中、ケルマーンシャー州も降雨量が59.6%減少しており、雨不足がもたらす悪影響から免れないだろう。ここ数日、長期にわたって土ぼこりが堆積するという前代未聞の現象の結果、ケルマーンシャー州の人々の日常生活にも支障が生じている。       ケルマーンシャー州気象局次長は、本紙記者のインタビューでこの現象の 全文をよむ

2008-04-06 「離婚の半数は性的困難に原因がある」:《家庭の健康診療所》所長が明らかに (Jam-e Jam紙)

《家庭の健康診療所》所長のカーゼム・フォルータン氏は国内における離婚件数増加に懸念を表明し、夫婦の離婚原因の半数以上は性的困難にあることを明らかにした。彼はこの問題の解決のために、イランでの性的困難に対する意識の改革や結婚後の教育、家庭高等協議会の設立を求めた。       フォルータン氏はイラン学生通信(ISNA)との会見で次のように述べた。「一部の調査によると、さまざまな理由により家庭裁判所で行われた離婚訴訟のうち、少なくとも50パーセントは性的困難に原因がある。夫婦間の性的困難が解消された 全文をよむ

2008-04-06 部族内の武装闘争で5人死亡 ― ケルマーンシャー (Jam-e Jam紙)

【事件部】あるケルマーンシャーの村の部族内で集団抗争が発生し、5人が死亡、数人が負傷した。この事件は15丁の銃器が発見されて収束した。       ケルマーンシャー州の刑事警察長官であるエスファンディヤール・オミーディー大佐は、この事件についてジャーメジャム紙に次のように話した。      「数日前、ケルマーンシャーから南に10kmほど離れたケフラールソフリー村において、ある部族内部で武装闘争が発生したとの通報が、ドルードファルマーン駐屯所の警察官らからあった。この通報を受け、州の治安維持軍総司 全文をよむ

2008-04-06 サッカー賭博にからむインターネット詐欺事件が明るみに (Jam-e Jam紙)

【事件部】首都テヘラン刑事警察の捜査官たちによる綿密な捜査により、インターネット詐欺の手口が明らかになった。       ジャーメ・ジャムの報道によると、ある市民が刑事警察に告訴したことで調査が始まったこの事件は、4人の容疑者がサッカー賭博を目的に二つのインターネットサイトを立ち上げ、被害者から約3億トマーン〔約3400万円〕をだまし取ったというもので、捜査官らの機敏な捜査により、この犯罪グループで唯一イランにいたメンバーが逮捕された。       首都テヘラン刑事警察長官アッバースアリー・モハ 全文をよむ

2008-04-02 気象庁長官、「今年は干ばつと水不足の年」と発表 (Jam-e Jam紙)

【地方報道部】イラン・イスラーム共和国気象庁長官は、今年、わが国は干ばつと水不足に見舞われるとの予測を発表した。       アリー・モハンマド・ヌーリヤーン長官は、IRNA(イラン国営通信)とのインタビューで以下のように述べた。   「昨年は、荒野が大半を占めるスィースターン・バルーチスターン州で最大降雨量を記録したが、全国的に見る限り、十分なレベルの降雨は見られなかった。」       同長官は我が国における昨年の降雨・降雪は一時的・散発的なものであり、継続しての降雨は得られなかったことに触 全文をよむ

2008-04-02 ノウルーズ期間中、43の観光関連施設が営業停止に (Jam-e Jam紙)

【社会部】「観光関連施設監視ノウルーズ特別計画」の実施に伴い、規則に違反した43施設が営業停止処分を受けた。       全国旅行便宜本部の広報委員会の発表を引用する形でファールス通信が報じたところによると、「観光関連施設監視ノウルーズ特別計画」の実施に伴い、1386年エスファンド月27日〔2008年3月17日〕から1387年ファルヴァルディーン月10日〔2008年3月29日〕の終わりまでの期間、全国30州で計12430軒の観光関連施設に対して検査が行われた。       この報道によると、検査 全文をよむ

2008-03-31 ファルヴァルディーン月13日にパンフレットとゴミ袋を配布 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】テヘラン州環境局長は、「環境への配慮を呼びかけるパンフレットとゴミ収集用の袋をファルヴァルディーン月13日〔4月1日〕に各公園や保護区の入口で配布する」と述べた。   〔訳注:ファルヴァルディーン月13日は「戸外の13」と呼ばれ、イラン暦正月休みの最後の日にあたる。この日は「悪いもの」を家から追い出すために川辺などに行くことが慣わしとなっており、近年では多くの人々が郊外へピクニックに出かける。この日はまた、公式には「自然の日」と呼ばれている。〕       報道中 全文をよむ

2008-03-30 ノウルーズの交通安全取締:1万6000台が危険運転 (Iran紙)

【事件部】国家道路警察隊副隊長は、ノウルーズ(イランの新年)交通安全計画の実施を開始した、イラン暦最終月27日(西暦2008年3月17日)から、新年8日(西暦3月28日)の夕方までに、国内幹線道路で1万6237台の車両がスピード違反、あるいは危険運転のために取締りの対象となったと語った。       国家道路警察隊副隊長のホセイン・ヌーリー大佐は、この発表に際して「この期間中に5430人が交通違反のために免許証を没収され、591人が免許証停止処分を受けた」と述べた。       また、同大佐は「 全文をよむ

2008-03-29 ノウルーズ休暇期間中に9トンの麻薬が発見 (Iran紙)

【事件部】イラン・イスラーム共和国治安維持軍総司令官代理は、今年最初の8日間〔3月20日から27日〕のうちに9227キログラムの麻薬が発見されたことを明らかにした。       ホセイン・ゾルファガーリー司令官はこう述べた上で、次のように付け加えた。「全国の警察の麻薬対策官たちは、ノウルーズ特別計画の開始に合わせて、完璧な警戒態勢に入っている」。       同司令官は今年の警察の優先課題の一つとして、主要な麻薬の流入口の一つである国境の警備・管理を挙げた上で、「国会から割り当てられた予算を見て 全文をよむ

2008-03-29 今年も水不足か?--- 国内ダム貯水量が減少 (Iran紙)

【経済部】エネルギー相は、昨年イラン国内の多くの地域で降雨量が減少し、ダムの貯水量が減少したと述べた。       パルヴィーゼ・ファッターフ氏はこの降雨量の減少は不測の事態であったと説明した上で、「昨年バフマン月(西暦2008年1月21日-2月19日)の降雪は我々全てに、新しい年には水不足に悩むこともないだろうと期待させた。しかし、昨年エスファンド月(西暦2008年2月20日-3月20日)初頭からは雨が降らなくなり、ほぼ国内全域、特に西部と南西部、及びザクロス山脈の麓では降雨量が十分ではなかっ 全文をよむ

2008-03-26 14の観光関連施設、営業停止に (Jam-e Jam紙)

「観光関連施設監視ノウルーズ特別計画」の実施に伴い、全国各地の14の観光施設が営業停止処分を受けた。       メフル通信社の報道によると、全国旅行便宜本部は次のように発表した。「今年のファルヴァルディ―ン月3日(西暦2008年3月22日)終わりまでに、全国30州で合計5115の観光施設に対して検査が行われた。この間、ホラーサ―ン・ラザヴィー州では497施設に対して検査が行われ、検査件数としては最も多かった」。       全国で行われた検査の結果、508軒の旅行・観光関連施設に対して注意が、 全文をよむ

2008-03-23 ノウルーズ(新年)の2日までに衝突事故649件、130人が死亡 (Jam-e Jam紙)

  国家道路警察交通管理局局長は、ノウルーズ(西暦3月21日からはじまるイランの新年)に入ってから、すでに交通事故が649件発生し、130人が死亡していると発表した。       同局長は次のように述べた。「ノウルーズのための帰省・訪問ラッシュの始まりから、昨夜12時まで(新年3日の0時まで)の間に、国内のハイウェイで649件の衝突事故が起きており、130人が死亡した。」同局長のホセイン・アリーシャーヒー大佐は、日曜(西暦3月23日)のIRNAの取材に対し、これら649件の衝突事故のうち、89件 全文をよむ

2008-03-23 駐バグダード・イラン大使「カルバラーに参詣する者はメフラーン及びシャラムチェ国境を利用しないように」 (Jam-e Jam紙)

駐バグダード・イラン大使は、イラクの聖地に向かう参詣者に対し、メフラーン及びシャラムチェ国境を利用しないよう勧告した。       報道中央局の報道によると、ハサン・カーゼミー=ゴンミー大使は、イラク側と2日間で一日あたり千五百人の巡礼者が入国することで合意したと説明した上で、次のように強調した。「イラクが抱えている制約を考慮すれば、この国の政府がこれ以上の人数の参詣者を受け入れるのは困難である」。       同大使は、今現在数千人の参詣者がメフラーン及びシャラムチェ国境でイラク入国を待ってい 全文をよむ

2008-03-21 年末年始の2日間で5件の自殺 (Jam-e Jam紙)

 過去二日間のうちに5件の自殺が発生したことを受け、テヘラン刑事検察庁殺人課はそれぞれ変死事件として捜査に着手した。       ISNA(イラン学生通信)によると、昨年のエスファンド月29日〔西暦2008年3月19日〕正午12時30分、第151ヤーフトアーバード分署の捜査官らは、首都殺人担当予審判事のモハンマド・シャフルヤーリー判事に、自宅中庭の角にある台所で「レザー」という50歳男性が首をつって死んでいるとの事件を報告した。これを受け、予審判事は男性の死に方に不審を感じ、直ちに鑑識班の派遣を 全文をよむ

2008-03-18 インターネット上に家族写真:離婚を恨む夫の復讐 (Jam-e Jam紙)

【事件部】別れた妻の家族に復讐するため、恨み深い夫が妻の家族の写真をインターネット上に公開するという事件が起きた。       イラン警察社会局長アブドッラー・ガーセミー大佐はこの件について以下のように述べた。「西アゼルバイジャン州捜査当局は、自分の若い娘の家族の映像がネット上に公開されているとの男性からの苦情を受け、これをコンピュータ犯罪対策課の捜査対象として、捜査を開始した。」       ガーセミー大佐は以下のように付け加えた。「様々な捜査の段階で、当局は通報者の娘の別れた夫を容疑者に特定 全文をよむ

2008-03-18 テヘラン刑事検察庁長官代行、2007年度の犯罪を総括:死刑判決を受けた31名、救われる (Jam-e Jam紙)

【事件部】テヘラン刑事検察庁長官代行は86年(西暦2007年3月21日~2008年3月19日)にキサース刑(同害報復刑)の判決を受けた31名の被告人に対して、被害者遺族の同意の下、死刑が免除されたことを明かした上で、「これらの被告人たちは処罰まであと一歩のところで、死を免れた」と述べた。        刑事検察庁長官代行兼次官のファフルッディーン・ジャアファルザーデ判事は《ジャーメ・ジャム紙》に対してこのように述べた上で、さらに次のように語った。「86年はテヘラン刑事検察庁における私の同僚にとっ 全文をよむ

2008-03-18 今年度の労働者の最低賃金は一律73,200リヤール〔約802円〕 (Jam-e Jam紙)

【経済部】87年〔西暦2008年3月20日~〕度の労働者の最低賃金引き上げにかかる承認事項の詳細が社会労働省より正式に発表された。      ファールス通信によると、社会労働省の広報は次のように発表した。「労働最高評議会は三者(政府及び労使)の代表が列席した1386年エスファンド月22日〔西暦2008年3月12日〕の会議において、87年度最低賃金の決定について議論・検討し、〔…〕以下の事項を満場一致で承認した:      87年度初めより、(常用契約、臨時契約にかかわらず)労働法が適用される全て 全文をよむ

2008-03-13 夫殺しの35歳女性、司法権長の最終見解待ち (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】74歳の夫を殺害した容疑で起訴された35歳の女性が、キサース刑(同害報復刑)の判決が最高裁で支持された後、司法権長の最終的な見解が下るのを待っている。      容疑者の《アクラム》は84年夏(西暦2005年夏)他の男性1名と共謀して夫を死に至らしめた。殺害を侵した後アフサリーイェ署に自首したこの女性は、捜査課で殺害を自白し、次のように話した。「被害者は私の2番目の夫です。最初の夫との結婚には失敗しました。夫が麻薬中毒だったので別れたのです。8歳だった娘は私と一緒に暮ら 全文をよむ

2008-03-12 国家青年庁の来年度の最重要課題は若者の結婚問題 (Jam-e Jam紙)

【社会部】国家青年庁長官は、同庁の来年度の優先計画の一つとして若者の結婚問題を挙げ、国の全機関が真剣に若者の結婚問題への対応を考えるべきだと述べた。      メフル通信の報道によると、モハンマドアリー・ハージアリーアクバリー国家青年庁長官は第28回国民青年問題対策本部会議で次のように述べた。「結婚を望んでいる若者の数と実際の年間婚姻数の間にはかなりの開きがあることを調査結果が示している。一方、現在イランの人口ピラミッドは、底辺が狭まり、中間の青年層の部分が広がった形をなしている。」      全文をよむ

2008-03-11 国内での一時婚の数、25%上昇 (E'temad-e Melli紙)

ある行動科学・社会病理学の専門家によると、イラン国内で一時婚の低年齢化と通常婚の高齢化が起きているという。       マジード・アブハリー氏によると、男女の結婚平均年齢は10年前と比べて28%上昇している。その理由として、大学に通い、学歴を積むことに関心を抱く女性の数が増えており、そのことで社会に活躍の場を求める女性の期待値が上昇していることが挙げられるという。       一方、失業やインフレ、住宅価格の高騰や大都市での家賃の異常な値上がりが原因で、結婚したいと考える男性の数も減少している。 全文をよむ

2008-03-09 テヘラン検察庁代表:チャハール・シャンベ・スーリーを「感謝の日」とPRしたらどうだろう (Jam-e Jam紙)

【社会部】テヘラン検察庁代表は、一年の最後の水曜日〔※〕に見られる青少年の興奮を正しく発散させる対策を立てるよう、市の責任者らに求めた。   〔※ チャハール・シャンベ・スーリーは一年の最後の水曜日(チャハールシャンベ)の夜に行われる行事だが、伝統的には一日は日没から始まるとされるため、水曜日の夜とは、我々がいうところの火曜日の夜を意味する〕      ファールス通信の報道によると、テヘラン検察庁代表のジャーベリー氏は次のように述べた。「人々が様々な口実で、シンパシーを共有したり集ったり共に過ご 全文をよむ

2008-03-06 ノウルーズ期間中の無認可宿泊所に対しては閉鎖処分も (Jam-e Jam紙)

【社会部】「民間有料宿泊施設の各部屋の1日あたりの宿泊費は最低8000トマーン、最高で30000トマーン〔日本円で約900円から3400円〕である」。昨日、文化遺産観光庁次官はノウルーズの旅行者に向けて、こう約束した。       モハンマド・シャリーフ・マレクザーデ次官は昨日朝、文化遺産観光庁次官事務所で開かれた記者会見の席上で、「民間有料宿泊施設に対する試験的な整備計画が、今年ホラーサーン・ラザヴィー州、アルダビール州、ギーラーン州、ゴレスターン州、マーザンダラーン州およびゴム州の6州におい 全文をよむ

2008-03-02 チャハール・シャンベ・スーリー、それともチャハール・シャンベ・スーズィー? (Jam-e Jam紙)

【事件部】消防庁で第二回チャハール・シャンベ・スーリー危険調査集会が開かれ、発火物使用に伴う事故への対応について検討と意見交換がなされた。      本紙ジャーメ・ジャムの報道によれば、モルタザー・タラーイー市議会議員、ハージー・ベイギー消防庁総監、デフガーンプール・テヘラン救急センター所長、治安維持軍安全・防止局長のアリープール司令官が出席して開かれたこの会議では、各出席者がチャハール・シャンベ・スーリーに関する自身の見地を述べた。      会議の初め、モルタザー・タラーイー市議会議員がチャ 全文をよむ

2008-03-01 アフガン人の不法入国増加 (Jam-e Jam紙)

【社会部】内務省外国人移民局のガーエミー局長はアフガニスタン人によるイランへの不法入国が増加していることを明らかにし、「真剣に彼らの入国を阻止し、イラン国内の不法滞在者の強制退去にも取り組まなければならない」と述べた。      ISNA(イラン学生通信)の報道によると、国連高等難民弁務官補佐のエリカ・フェラー氏を伴い、記者たちの質問に答えていたガーエミー局長は、イラン政府がこれまでアフガニスタンの特別な状況を理由に、イランにいる不法滞在者について、それほど厳しく取り締まってこなかった、と指摘し 全文をよむ

2008-02-27 爆発物が入った包み数万箱を押収 (Iran紙)

【事件部】テヘラン警察捜査局長のアッバースアリー・モハンマディヤーン大佐は数万個に及ぶ外国製爆発物の包みを発見したと伝えた。      モハンマディヤーン大佐は昨日朝の記者会見で、「エスファンド月2日〔2月21日〕、捜査官がテヘラン南部において一台の日産製小型トラックの捜査中、15万7千箱以上の爆薬の入った包みを見つけた。これらはイラン南部の国境から流入したロケット花火、手榴弾型花火、流星花火、外国製の爆発物などであった」と語った。      テヘラン第24区検察庁第一課の検事補により、容疑者は 全文をよむ

2008-02-24 23歳の娘、復讐のために放火し家族3人を殺害 (Jam-e Jam紙)

【事件部】父親に強制され16歳年上の男と婚約、結婚することになったマシュハドに住む23歳の娘が、狂気のうちに家族3人を焼殺した。      時計の針が午前6時を指したとき、グーチャーン通りで、ある家の人々が助けを求めて叫んだため、付近の住民たちが驚いて家から飛び出し、一軒の家から手に負えないほどの炎が上がっているのを目撃して消防隊に通報した。      数分後、救援隊が現場に出動して消火に成功し、家族3人の遺体を確認して、この件が治安維持軍職員に報告された。      〔中略〕      初期の 全文をよむ

2008-02-21 チャットで知り合った男に誘拐された少女、救出される (Jam-e Jam紙)

【事件部】インターネット上のチャットで知り合った若い男に、最初の待ち合わせで誘拐された17歳の少女が、フィルーズクーフ警察の警察官らによって無事保護された。      テヘラン州警察長官のレザー・ザーレイー司令官はこのニュースに言及し、本紙に対して以下のようにコメントした。「先週火曜午後、17歳の少女の両親がフィルーズクーフ治安維持軍(警察)の警察官らのもとを訪れ、訴状を提出したうえで、前日外出した娘から連絡が途絶えており、娘を探していたところ、若い男から電話で、『娘を誘拐した。解放して欲しけれ 全文をよむ

2008-02-20 ゴム神学校運営センター長がイラン国営放送に苦言 (Iran紙)

 ゴム神学校運営センター長のホッジャトルエスラーム・ホセイニー=ブーシェフリーは、イラン国営放送で放送された一部の番組について、「先週、国営放送のあるテレビチャンネルで放送された番組で、革命時にイマーム〔・ホメイニー〕が孤立していたとの内容が視聴者に伝えられていた」として苦言を呈した。       政府内に役職をもつ宗教指導者らが集った初めての会合の場で発言した同師は、これに付け加える形で、「宗教指導者たちは革命に協力的ではなかったかのように言われているが、私はそのようなでたらめな話に根拠を見出 全文をよむ

2008-02-18 マシュハドで10歳以下の少女らを暴行したレイプ犯、処刑される (E'temad-e Melli紙)

 マシュハドで10歳以下の少女らをレイプした男に対する死刑が、昨朝執行された。       この男は、ホラサーン・ラザヴィー州刑事裁判所第5法廷の裁判官の判決により、10歳以下の少女ら複数を強姦した罪で、死刑が言い渡されていた。この判決は最高裁判所第32法廷の裁判官によっても支持され、昨日刑務所構内で刑が執行された。 全文をよむ

2008-02-17 女性活動家2名、エヴィン刑務所に移送される (E'temad-e Melli紙)

【ISNA(イラン学生通信)】女性運動の活動家、ラーヘレ・アスキャリーザーデ及びナスィーム・ホスラヴィーの弁護士が、彼女らが先週木曜、ダーネシュジュー公園で逮捕されたと発表した。      ナスリーン・ソトゥーデ弁護士は、「私の依頼人たちは逮捕から2日経った昨日(土曜)、検事補による取調べのため革命検察庁第1法廷に出頭し、自分たちの容疑が《反体制プロパガンダ》であることの説明を受けた」と述べた。      同弁護士は、自分には公判への出席許可が下りなかったと述べた上で、次のように付け加えた。「依 全文をよむ

2008-02-16 テーマは「家族、貞節、ヘジャーブ」:ムスリム女性学識者国際会議が開催 (Jam-e Jam紙)

【社会部】ムスリム女性学識者国際会議が、家族、貞節、へジャーブをテーマとして、バフマン月29日並びに30日(西暦2008年2月18~19日)にかけて国際会議ホールにて開催される。       本紙記者の報告によると、イスラーム文化交流庁長官は、記者会見において、同会議の詳細に言及し、次のように述べた。「世界44カ国から多くの学識あるムスリム女性らが、この国際会議に出席する予定である。」       メフディー・モスタファヴィー長官は、同会議のもっとも重要な目的を世界の学識あるムスリム女性間のネッ 全文をよむ

2008-02-14 イランを除く世界70カ国で鳥インフルエンザ (E'temad-e Melli紙)

 今までにイラン国内で鳥インフルエンザ〔の感染例〕は報告されていないが、保健相によれば世界70カ国以上が鳥インフルエンザと闘っており、ヨーロッパの4カ国でもこの病気が確認されているという。       カームラーン・バーゲリー=ランキャラーニー保健相は、イランは鳥インフルエンザへの警戒と予防に成功したと強調した上で、最新の情報に注意しつつ、この〔鳥インフルエンザ警戒・予防〕計画と感染例の早期発見のための議論を今後も真剣に続けていくと力強く述べた。       閣議に出席した同相は記者団に対し、イ 全文をよむ

2008-02-10 児童連続誘拐殺人事件に幕:昨日被告の男に死刑が執行 (Jam-e Jam紙)

【事件部】タフトで4人の子供を誘拐し、暴行を加えた後に殺害した男が、昨日絞首刑に処された。       ジャーメジャム紙の報道によると、ヤズド検察庁に寄せられた12歳の少年の両親の訴えを受け、事件を担当した同州の警察が捜査を開始したところ、この少年が家から外出した後に、何らかの事情で行方がわからなくなっていることが明らかになった。この件に関して警察の調査が続けられていたところ、別の少年が行方不明になったとの類似の訴えが捜査本部に寄せられた。       捜査官らによる専門的な調査によって、この2 全文をよむ

2008-02-06 飲酒容疑の男に死刑宣告 (Jam-e Jam紙)

【事件部】飲酒の容疑で4度逮捕され、拘留されていた男に、昨日テヘラン州刑事裁判所第72法廷で死刑が宣告された。      本紙記者の報告によると、数日前に1人のテヘラン市民から警察の110番緊急センターに、市内の通りに1人の手に負えない男が暴れているとの通報があった。      この男が逮捕され、素行不良、および飲酒の前科が調べられて、昨日死刑が宣告された。 全文をよむ

2008-02-06 大統領代理人を名乗る詐欺師の女、逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】自らを大統領の代理と称し、人々を騙していた女が逮捕された。       エスファハーン警察捜査部長、ホセインザーデ大佐はこのニュースについて本紙に以下のように述べた。「数件の苦情がエスファハーン州の各都市の住民から寄せられたが、それによると、若い女が村や都市の一部で住民の家を訪問し、大統領の代理を自称した上で、大型融資の支払いをかたっている、とのことだった」       似顔絵と入手した手がかりを基に、エスファハーン州警察の刑事らは別の詐欺をはたらこうとしていた詐欺師の女を逮捕した。  全文をよむ

2008-02-05 ストリート・チルドレン保護のための予算、減少 (E'temad-e Melli紙)

 福祉・社会保障省は昨日、ストリート・チルドレンを保護するための予算として、社会福祉庁に200億リヤール(約2億3千万円)を割り当てることを、高らかに発表した。2年前は35億トマーン(約4億円)が「ストリート・チルドレン保護計画実施細目」の施行のために計上されていた。一部の調査結果によると、ストリート・チルドレンの数は〔2年前と比べて〕123パーセントも増加しているにもかかわらず、2年後の現在では15億トマーン少ない予算で子供の保護が予定されていることになる。       この予算削減は、福祉・ 全文をよむ

2008-02-05 扶養料支払い放棄が離婚原因の67%を占める (E'temad-e Melli紙)

【メフル通信】司法権の州・政府機構問題調査・調整局のハサン・ハミーディヤーン総局長は、扶養料支払い放棄がイランにおける離婚原因の67%を占めていると指摘した。       ハミーディヤーン博士はその上で、失業と麻薬中毒もまた、離婚の最大の原因となっているとした上で、「調査によると、離婚原因の多くが扶養料支払い放棄によるもので、この問題の根源として失業という要因を見定める必要がある」と語った。       同総局長は、公式統計は社会が直面する問題をはっきりと指し示しており、こうして示された問題が繰 全文をよむ

2008-02-04 不貞を働いた姉妹に対して死刑判決 (Jam-e Jam紙)

【事件部】各々の夫に対して不貞を働いた姉妹に対し、死罪が言い渡された。       ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、今年ファルヴァルディーン月上旬〔2007年3月末頃〕、二人の男性がキャラジのファルディース一般・革命検察庁に出頭し、見ず知らずの男性らと内密の関係を持ったとして、妻らを訴えた。       訴え出た男性の一人は、次のように述べた。「数ヶ月前、私の妻が〔付近を〕いかがわしく往来し、見ず知らずの男たちが自宅に入り込んでいるとの苦情が、地域の住民から私のもとに寄せられた。そして二ヶ 全文をよむ

2008-02-03 農村部での離婚増加率、上昇傾向に (E'temad-e Melli紙)

【メフル】国家青年問題機構の調査担当副所長は、今年度最初の6ヶ月間で、離婚増加率が農村部で6.45%、都市部で4.93%上昇したと述べた。       モハンマド・エスハーギー博士は、農村部で離婚が増加している主な原因として、農村部の若者男性が都市部へ移住し、そこで都会の女性と結婚したいと考える傾向にあることを指摘し、次のように述べた。「最近では、農村部の多くの若者が都市部へ移住する姿をよく見かける。これらの若者のほとんどは、都会で家庭を作りたい、自らの伴侶を都会の娘たちの中から選びたいと考える 全文をよむ

2008-02-03 預言者の代理人を名乗る女詐欺師、逮捕される (Jam-e Jam紙)

【事件部】コルデスターンで、ハディージェ〔預言者モハンマドの最初の妻〕を名乗り、女たちや少女たちを騙しては詐欺を働いていた女が逮捕された。      治安維持軍広報センターの発表によると、コルデスターン州社会次官のカーゼミーネジャード大佐はこのニュースに言及し、次のように述べた。「パルヴィーンという名の女が、自分はイスラムの預言者モハンマドに言いつかって来たハディージェだと主張しているとの通報が警察の110番緊急センターに数件寄せられたことを受け、コルデスターン治安警察はこの件を捜査課題とし、秘 全文をよむ

2008-02-03 「不道徳な」フィルムを売っていた男女3名が逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】ある男と秘密の関係をもった後、「不道徳な」フィルムを制作し、テヘランで売りさばいていた二人の女が逮捕された。       ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、しばらく前、ある若い女性がテヘラン捜査警察に対し、ある男に欺され、自身の姿が写った「不道徳な」フィルムを作られたとして、その男を訴えた。       訴え出た女性は、事件の詳細について警察に次のように語った。「数ヶ月前、私はモルタザーという男と知り合いました。彼はその数週間後、私を欺して、私の人生をめちゃくちゃにしました。その時 全文をよむ

2008-02-01 各軍バイク隊、メフラーバード空港からイマーム・ホメイニー廟までを行進 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】故ホメイニー師が(1979年、亡命先のフランスから)イランへ帰国したバフマン月12日(2月1日)を記念して、各軍のバイク隊がメフラーバード空港からベヘシュト・ザフラー墓地(イラン・イラク戦争で戦死した兵士の墓地)およびイマーム・ホメイニー廟までを行進した。      報道センターが伝えたところによると、この行進には、革命防衛隊、国軍、治安維持軍、バスィージからあわせて600人のバイク隊員が盛大に参加し、メフラーバード空港を出発した。       バイク隊は、ベヘシュ 全文をよむ

2008-01-31 公開処刑、原則禁止に:シャーフルーディー司法権長が通達 (E'temad-e Melli紙)

「今後、公開での処刑を禁ずる」。選挙での資格審査をめぐる騒動がメディアを騒がせている中、司法権長は簡略な、しかしきわめて重要な通達を、全裁判官に向けて発出した。       アーヤトッラー・モハンマド・ハーシェミー=シャーフルーディー司法権長は昨朝、裁判官らに宛てたきわめて短い通達の中で、次のように記した。「今後、死刑執行はいかなるものであっても、公開で行われてはならない。以上により、死刑執行は司法権長の同意があり、社会的要請に基づく場合にのみ、公開で行われるものとする」。       この通達 全文をよむ

2008-01-30 腐敗した政府職員4名に死刑判決 (Jam-e Jam紙)

【政治部】司法権報道官は、メフラーバード空港の元税関職員4名に対して、死刑判決が下されたことを明らかにした。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、アリー・レザー・ジャムシーディー報道官は、「行政上の腐敗、贈収賄や《経済システムへの混乱》をはじめとする経済犯罪、及びその他の罪で、元税関職員3名と元手数料徴収係の職員1名の計4名に対し死刑が言い渡された。そのうち、元手数料徴収係の職員に対する判決はすでに執行された」と語った。       ジャムシーディー報道官はその上で、「その他3 全文をよむ

2008-01-30 長距離バスのノウルーズ旅行用チケット、バフマン月27日から前売り開始 (E'temad-e Melli紙)

【メフル通信】ノウルーズ〔3月20日に始まるイラン正月〕休暇期間の旅行需要の高まりを見越し、また国民に手頃で計画性のある旅を用意することを目的として、ノウルーズ用の長距離バスチケットの前売りがバフマン月27日(2月16日)から開始される。       道路維持・陸上運輸庁広報局が伝えたところによれば、同庁旅客・物資運輸局のシャフラーム・アーダムネジャード総局長はこのように述べた上で、「来年のノウルーズ期間中の旅行者の移動の〔ために策定された国の〕計画は、エスファンド月25日(3月15日)から翌フ 全文をよむ

2008-01-29 家出少女の平均年齢、低下傾向に (Jam-e Jam紙)

【社会部】社会問題の専門家や評論家によると、イランにおける社会的病理の発生件数は年間15%から20%の割合で増えているという。そのような中、家出をした少女の平均年齢は低下傾向にあり、重要な社会問題の一つとなっている。       福祉庁社会的弱者問題局のセイエド・ハサン・ムーサヴィー=チェラク総局長によれば、家出をした少女の年齢は平均で15歳から20歳で、福祉庁の各センターに収容された家出少女のうちもっとも多かった年齢層を調べた結果、この事実が判明したという。       ムーサヴィー=チェラク 全文をよむ

2008-01-29 美容院の看板を掲げた「堕落の家」、摘発される:秘密の合い言葉を利用 (Jam-e Jam紙)

【事件部】テヘラン北部にある不審な女性用美容院を発見、治安警察の捜査官らが地域を監視したところ、この美容院は《堕落組織》のための隠れ蓑であることが判明した。       首都テヘラン治安維持軍司令部広報センターのアフマド・デラフシャンデ局長は、さらにジャーメ・ジャム紙に次のように語った。       「2名の人物が女性用美容院の看板を掲げつつ、住居を《堕落の家》にし、怪しげな娘や客らが秘密の合い言葉で電話予約を入れては出入りをしているとの報告が、首都テヘラン道徳安全警察に寄せられた。この報告を受 全文をよむ

2008-01-28 家出少女、6人の男の汚れた欲望の犠牲に (Jam-e Jam紙)

家出をした10代の少女がある若い移民の男と街中で知り合った後、男とその友人らの悪魔の罠にかかった。   〔※訳注:「街中で知り合う」は直訳すると「ストリート・フレンドシップ」になり、通常「ナンパ」を示唆する〕       ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、今年バフマン月4日〔1月24日〕キャラジのメシュキーンアーバード地区の住民から、近所の邸宅から怪しげな音が聞こえるとの通報が110番緊急センターに入った。       通報を受け、第29メシュキーンアーバード分署の警察官らが現場に向かい、声 全文をよむ

2008-01-27 コーヒーハウスでの水タバコの取締まりが中止に (Jam-e Jam紙)

【社会部】全国同業者組合評議会は、大統領が内務相及び保健医療相に対し、水タバコを取り扱っているコーヒーハウス経営者に対する取締まりを中止させる命令を出したことを明らかにした。       ファールス通信の報道によると、テヘラン・コーヒーハウス経営者組合長のアラーイー氏は次のように述べた。「コーヒーハウスへの取締まり中止を指示する大統領命令をうけ、内務省から公共施設やコーヒーハウス経営者にその旨の通達が出されれば、今後水タバコの取り扱いは組合の認可を受けた施設に限り、自由化されるだろう」。     全文をよむ

2008-01-26 連続幼児暴行魔、本日公開処刑に (Jam-e Jam紙)

子供たちを暴行した罪に問われているエスファハーンの若者が、本日(土曜日)衆人の目の前で罰を受ける予定である。       ジャーメ・ジャム紙の報道によると、昨年初秋、ある母親が小さな子供を連れてエスファハーン捜査警察署を訪れ、男によって子供が暴行されたと訴え出た。       暴行を受けた男の子は事件の詳細について、警察に次のように述べた。「友達と遊び終えて家に帰る時のことでした。バイクに乗った人が僕の方へやってきて、僕をぶち、無理矢理郊外の沙漠に連れて行きました。その人は僕に暴行し、そのあと家 全文をよむ

2008-01-25 イラン航空、航空機9機を新しく納入 (Hamshahri紙)

 航空機9機が年内にもイラン航空に納入される。9機の内訳は、エアバス4機、フォッカー4機、ボーイング1機である。       イラン航空のサイード・ヘサーミー取締役社長は、現在同社が保有している航空機は52機あると述べ、「今年末(2008年3月下旬)までに航空機数機がイラン航空に納入される」と付け加えた。       同氏は、国内便の65パーセントをイラン航空が占めていると言及した上で、「昨年は、1600万人の国内旅行者のうち1000万人がイラン航空および(系列の)イラン・エア・ツアー社を利用し 全文をよむ

2008-01-23 テヘラン州水道公社代表「テヘラン市民の30%が汚染された水を消費している」 (E'temad-e Melli紙)

【社会部】「テヘラン市民の3割を構成するテヘラン南部の住民は、高い濃度の硝酸塩によって汚染された水を消費している」。テヘラン州水道公社のダーヴード・モウラーイー代表は、テヘラン市議会第73回公開会議の席上、「国の87年度〔2008/9年〕予算におけるテヘラン市の水道網拡張・整備に対する予算割り当て、ならびに水の適切な利用の促進に向けたテヘラン市役所と同水道公社による監督の義務化に関する第二種緊急法案」の審議の中で、このように述べた。       同代表は次のように続ける。「テヘラン南部の市民が利 全文をよむ

2008-01-22 イラン国内における最新の麻薬中毒者に関する統計が発表 (Jam-e Jam紙)

【社会部】イランは様々な種類の麻薬生産の拠点と国境を接しており、そのため麻薬の阻止は極めて困難である。その一方で、薬物中毒者に関する統計はこれまで議論の的となってきた。        昨日、麻薬撲滅本部が信頼を置くダーリユーシュ研究所は、麻薬の軽度使用者を除外した場合の薬物中毒者の数は楽観的に見積もって80万人、悲観的に見積もって170万人であると発表した。政府専門家はそれより前、薬物中毒者の数は最低でも400万人にのぼると発表していた。       同研究所の所長によれば、この調査は都市部にお 全文をよむ

2008-01-20 エスファハーンで哀悼行事中に事件が続発 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】エスファハーン治安維持軍の社会問題・指導担当次官は、エスファハーンでの哀悼行事で大規模な衝突や発砲が発生したとの報道を否定し、この問題は脚色されており、違反者たちによる不法行為へと〔人々を〕煽り立てるものであると警告した。       エスファハーン治安維持軍の社会問題・指導担当次官であるアラヴィー大佐は、この問題についてインターネット・ニュースサイト「エブラト」〔http://www.ebrat.ir/〕に対し、以下のように述べた。「周知の通り、治安維持軍は以前からさ 全文をよむ

2008-01-17 アーシューラーの哀悼行進に8千人の警察官を派遣 (Jam-e Jam紙)

【事件部】首都テヘラン治安維持軍総司令官は、イマーム・ホセイン哀悼行事の参加者らに奉仕することを目的として、各地区の宗教行事実施団体(ヘイアト)に総勢8000名の警察官を派遣する方針だとした上で、短剣で額を突く行為(ガメ・ザニー)や楽器の使用、そして〔哀悼行進の際に担がれる〕旗竿の掲揚については、これを禁止する旨、明らかにした。       ジャーメ・ジャム紙の報告によると、首都テヘラン治安維持軍のアフマド・レザー・ラーダーン総司令官は昨日、記者らを前に「もっとも敬愛すべき神の月の一つ、ムハッラ 全文をよむ

2008-01-16 1日に300人のホームレスが「暖かい家」へ (Jam-e Jam紙)

【社会部】テヘラン市社会病理局長はこのように述べた。「1日に300~350人の自称ホームレスらがテヘラン市の「暖かい家」(訳注:ホームレスが宿泊できる施設のこと)へ照会をしている。」       ISNA(イラン学生通信)の報道では、ナジュモッディーン・モハンマディー局長はこのように述べている。「ホームレスらは市内の南部にある3つの「暖かい家」に自ら問い合わせをし、市は一時的に彼らに場所を提供している」。       彼は、ホームレスらは宿泊の翌日に「暖かい家」を去るが、一部の人はその日の終りに 全文をよむ

2008-01-16 25~40歳が麻薬常用者の半数以上を占める (Jam-e Jam紙)

【社会部】アリーナギー・フーダーズィー麻薬撲滅警察長官代理はこのように述べた。「全国の麻薬中毒者の4分の1を対象に実施された統計調査によると、中毒者の51%が25歳〜40歳であることが分かった」。       ファールス通信の報道によると、フーダーズィー司令官は、公衆監視センターにおいて以下のように述べた。「実施された調査によると麻薬中毒者の5%が20~25歳、35%が40~60歳、13.4%が60歳以上であり、15歳未満の中毒者は全体の0.1%である」。       同司令官はこのように続けた 全文をよむ

2008-01-16 文化遺産観光庁長官:「ノウルーズ旅行用のガソリンの配給、いまだ検討中」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】エスファンディヤール・ラヒーム=マシャーイー副大統領兼文化遺産観光庁長官は、「ノウルーズ旅行用のガソリンの配給は、いまだ検討中である」と語った。       メフル通信の報道によると、マシャーイー氏は今日の閣議後の記者会見で、ノウルーズ用ガソリンの配給に関する政府の計画について、「以前、私の発言としてこのような問題が〔メディアで〕取り沙汰されたことがあったが〔※マシャーイー長官がノウルーズ旅行用のガソリンの配給を行うと発言したと、1月14日付の一部の新聞紙上で報道さ 全文をよむ

2008-01-15 テヘラン州次官、事実に反する発言を行う「ナーン屋は混み合ってなどいない。むしろ空いているくらいだ」 (Jam-e Jam紙)

【社会部】寒波が続く首都テヘランのナーン屋の前には長い行列ができ、市民を苦しめている中、テヘラン州計画立案担当次官は「ナーンの価格はまったく上昇していない。テヘラン市内のナーン屋はここ2日間、以前に比べて空いているくらいだ」と述べた。       ハビーリー次官はイラン学生通信(ISNA)とのインタビューの中で、ナーン屋が空いている原因について、次のように説明している。「テヘランのナーン屋はここ2日間、以前に比べて空いている。というのも、市民は寒波が続く中、余分なナーンを大量に購入し、買いためた 全文をよむ

2008-01-15 「時のイマーム」を騙る男、テヘラン南部で逮捕される (Jam-e Jam紙)

【事件部】「自分はイマームたちとつながりがある」、「私は時のイマームだ」と触れ回っていた男が、ギヤームダシュト地区のモスク内で逮捕された。   〔訳注:「時のイマーム」とは、終末の日に救世主マフディーとして再臨すると信じられている、第12代イマーム(指導者)のこと。第12代イマームは死んでいるのではなく、「お隠れ」にあると信じられている〕       首都テヘラン治安維持軍広報センターの発表によると、昨日ギヤームダシュト地区ヴァリー・アスル通り沿いに住む男がモスクに現れ、人々を集めて、自らを「時 全文をよむ

2008-01-14 若年夫婦の半数、結婚生活4年目に達する前にピリオド (Jam-e Jam紙)

【社会部】今年度最初の9ヶ月間で、離婚率は6ポイント上昇したが、より重要なのは1386年〔2007/8年〕に記録された離婚総件数のうち結婚生活4年未満の夫婦が約48パーセントを占めているとの事実である。また世代別で見ると、女性で20~24歳、男性で25~29歳の離婚が、それぞれ最も多いという。       戸籍登録庁の法律・身分証担当次官によって発表されたこの統計は、結婚生活の最初の数年間で夫婦生活に破綻の危機が訪れる傾向を如実に示すものとなっている。       国家青年庁の調査・研究担当副長 全文をよむ

2008-01-14 一酸化炭素中毒で68人が死亡 (Jam-e Jam紙)

 法医学庁長官代行は、デイ月16日から21日〔1月6日から11日〕にかけて、一酸化炭素中毒で亡くなった人の数が68人に上ることを明らかにした。       モハンマド・ハサン・エバーディー代行によると、全国的に寒波に襲われ、暖房機器が多用されたデイ月16日から21日、イランでは一酸化炭素中毒による死者の数が増加したという。       「法医学庁にある統計資料によると、デイ月16日から21日までに、68名の同胞が一酸化炭素中毒で命を落とした」。エバーディー代行はこう述べ、さらに「このうち43名は 全文をよむ

2008-01-13 認可タクシーへの切り替えのため、無認可タクシーの呼び出しが今週始まる (Jam-e Jam紙)

【社会部】治安維持軍交通警察長官は、国内の様々な非正規タクシーを取り締るための作戦チームが編成されたことに言及し、「認可タクシーへの切り替えのため、無認可タクシーの呼び出しが今週から始まる」と述べた。      交通警察長官のモハンマド・ルーヤーニヤーン司令官は記者会見で、国内の非正規タクシーの車体〔の一部〕を市松模様に着色し、非正規タクシーのマークを車体に取り付ける期限が来たことに触れ、「非正規タクシー取締作戦チームが今日発足し、指示を守らない非正規タクシーについては、それらを取り締まる」と述 全文をよむ

2008-01-12 保健省教育担当次官、博士課程の留学奨学金に関する法令の見直しについて語る (Iran紙)

【社会部】医学分野での博士課程用の留学奨学金に関する法令の見直が行われた。       保健省の教育担当次官はこのように述べた上で、メフル通信に次のように語った。「この法令は現在、見直しの段階にある。〔各大学の〕教授会は〔今回新たに見直された〕この法令を通じて、もっぱら国の必要性に基づき、国内には存在しない分野に対して〔留学のための奨学金を〕認めることになるだろう」。       バフラーム・エイノッラーヒー次官はまた、「今後、各大学は海外留学奨学金に関して、各々の必要性に基づき、国内に存在しな 全文をよむ

2008-01-12 イマーム・ホメイニー国際空港の総局長、解任される (Jam-e Jam紙)

 ある消息筋は、イマーム・ホメイニー国際空港のゴラーム・ホセイン・バーゲリヤーン総局長がこの役職から解任されたことを明かにした。       この消息筋はファールス通信の取材に対して、「この空港で発生した一部の問題が、バーゲリヤーン氏解任につながった」と付け加えた。       同氏はその上で、「現在、イマーム・ホメイニー国際空港の企画立案・後方支援担当次長のハルアトザーデ氏が、同空港の総局長代行に任命されている」と続けた。       イラン民間航空庁広報局長のジャァファルザーデ氏は、ファール 全文をよむ

2008-01-12 アフマディーネジャード大統領、マーザンダラーン州を突然訪問:ガス供給停止問題で対策を指示 (Jam-e Jam紙)

イランでガス供給停止・低下問題が発生して、今日で14日目を迎える。このような中、大統領は突然、この問題の中心地であるイラン北部マーザンダラーン州を訪問、問題の解決へ向けた努力が本格化している。       本紙の報告によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は昨日金曜日、突然マーザンダラーン州の中心都市サーリーを訪れた。サーリーはここ最近、ガスの供給停止・低下問題、ならびにナーンの不足・価格高騰といった派生的問題に直面している代表的な都市である。       国の行政府の長がガス問題に直 全文をよむ

2008-01-10 青少年人口の20%が貧困地域に居住:国からの支援はわずか (Jam-e Jam紙)

【社会部】我が国の12歳から18歳までの青少年人口800万人のうち、実に20%が社会問題を生む土壌となっている貧困地域やスラムに居住しており、特別な心理カウンセリングを必要としている。しかし彼らのうち約100万人は、支援機関に割り当てられた予算の不足が原因で、いまだ十分な支援を受けられずにいる。       住宅省の発表によると、我が国の人口の20%がスラムなどの居住地に違法に住み着いているという。また、12歳から18歳までの青少年800万人のうちかなりの数が同様のスラムに居住しており、その特別 全文をよむ

2008-01-09 テヘラン大寒波でホームレス3名が死亡 (Jam-e Jam紙)

   【事件部】テヘランを襲った大寒波により、昨日テヘラン市内で3名のホームレスが死亡した。       ロウシャン特別捜査官はこれに関連して、本紙に以下のように述べた。   「昨日午後までに、昨晩テヘラン各所にいたホームレスらのうち3名の死亡が確認された。首都テヘラン治安維持軍の各地区本部よりテヘラン刑事検察庁に報告され、検死官のもとへ遺体を搬送するのに必要な司法命令が出された。」       テヘラン殺人特別捜査官のロウシャン氏は以下のように強調した。「テヘランを襲った大寒波は、42年来の前 全文をよむ

2008-01-09 家出少女6人、《堕落の家》から救出される (Jam-e Jam紙)

【事件部】娘二人とともに、家出をした少女らを騙し、彼女たちを《堕落組織》〔売春組織等を指していると思われる〕に引き込んでいた女が逮捕された。       ジャーメ・ジャム紙の報道によると、あやしげな人々がマシュハドの某地区にある住宅に出入りしているとの市民からの通報が数件、マシュハド110番警察緊急センターに寄せられた。通報を受け、ホラーサーン・ラザヴィー州治安・道徳警察の捜査官らは捜査を開始、それと悟られぬよう現場を慎重に調査・監視したところ、「ザリーおばさん」として知られる女が自身の若い娘二 全文をよむ

2008-01-09 女子大生、野犬の群れに殺される (Jam-e Jam紙)

【事件部】23歳の女性が雪の風景を写真に撮るために外出したところ、テヘランの北西部で野犬の群れに襲われて命を落とした。       23歳の女性の死は、沙漠地帯で起きたものではない。そうではなく、私たちが住むすぐ近所、テヘランという大都市の中で起きたことなのである。テヘラン市の怠慢により、女性は自らの夢を墓にしまい込むことになった。       ジャーメ・ジャム紙の報道によれば、この事件は月曜日午後2時、開発学を学ぶ23歳の女子大生が雪に覆われた「シャフラケ・ガルブ」地区の風景を見て、美しい雪の 全文をよむ

2008-01-09 イラン、記録的な大雪に見舞われる:今週末も大雪に (Jam-e Jam紙)

【社会部】1386年〔2007/8年〕の冬初めての大雪ショックから立ち直る間もなく、今後もさらに降雪は続くとの予報を気象庁は発表した。一昨日、そして昨日と〔降雪による二日連続の〕休日を過ごした市民らは、今週末〔=木・金曜日〕の休みも雪と寒さ、恐らくは極寒の中で過ごすことになるだろう。       気象庁によると、再び寒波が国を襲い、雪や雨が降り続くとのことである。       気象庁の発表では、寒波は今後数日間、全国の多くの地域を覆うことが予想され、依然として警戒が必要だとのことである。寒波を甘 全文をよむ

2008-01-08 麻薬中毒、学校で拡大:政府もついに認める (Jam-e Jam紙)

 教育省体育担当次官は、「全国の学校で問題となっている麻薬中毒は、深刻な危険水域にある」と述べた。       セイエド・バーゲル・ピーシュナマーズィー次官はメフル通信とのインタビューの中で、全国の学校で問題となっている麻薬の消費は深刻な危険水域にあるとの見方を示した上で、学校で麻薬中毒が増加傾向にあることに懸念を表明した。       同次官はその上で、「児童・生徒らの麻薬被害は、イラン中部諸州の学校よりも、国境に隣接した州の学校で多い傾向にある。この現象に対処するためには、実行可能で整った計 全文をよむ

2008-01-06 年金受給者、福祉相に年金の適正な支払いを要求 (Jam-e Jam紙)

【社会部】昨日、年金受給者に敬意を払うことを目的として、《模範的年金受給者感謝祭》が開かれた。しかしそこでも、まず最初に取り上げられたのは、年金受給者らが陥っている生活上の困難や経済的な問題であった。年金受給者らは福祉相が演説を行っているさなかにも、自らが受け取るべき年金をめぐって、同相に説明を求めたのである。       本紙記者の報告によると、この日アブドッレザー・メスリー福祉社会保障相は、年金受給者らが求めている年金の支払いについて、第9期政府ならびに国会が鋭意検討を続けていることを彼らに 全文をよむ

2008-01-03 旅客機がメフラーバード空港の滑走路から外れる (Iran紙)

【事件部】フォッカー100型機がメフラーバード空港の滑走路から外れた事故の原因を究明するため、イラン民間航空庁の専門家が調査を始めた。      本紙記者の報告によると、乗客100人を乗せたイラン航空235便・テヘラン発シーラーズ行は、きのう朝7時半、離陸の際突然滑走路から外れたという。      イラン民間航空庁の広報局長レザー・ジャァファルザーデ氏は事故発生後、「滑走路が滑りやすくなっていたことが事故の原因であり、専門家たちも現在事故の発生原因を調査中である」と語った。      同局長は、 全文をよむ

2008-01-03 「テヘラン資産家女性連続殺人事件」の主犯格の男、絞首刑に処せられる (Jam-e Jam紙)

【事件部】大学生の女と共謀し、3人の資産家女性を殺害した男が昨日朝、刑務所の敷地内で絞首刑に処せられた。       ジャーメ・ジャム紙の報告によると、この事件は1384年〔2005/6年〕にテヘラン捜査警察が捜査した事件の中でも、最も複雑な事件の一つであった。       1384年アーザル月26日〔2005年12月17日〕、ミールダーマードに住むファラフナーズさん(40歳、女性)が殺害されたことを受け、テヘラン殺人特別捜査官ならびに捜査警察第10課の捜査官らは現場に急行、捜査を開始した。その 全文をよむ

2008-01-02 「詐欺師どもはムハッラム月に迷信を広めようと画策している」:治安維持軍長官が警告 (Jam-e Jam紙)

【事件部】治安維持軍長官は昨日、社会的安全計画の実施に伴い犯罪が減少したことを指摘する一方、詐欺師どもによってムハッラム月に迷信が広まる可能性があることに警告を発した。       イラン国営通信の報道によると、エスマーイール・アフマディー=モガッダム司令官は昨日、ゴムの「ダーロッシャファー」神学校の集会会場で開かれた「ムハッラム月の特別教宣に関する学術的・実践的セミナー」に出席し、「社会的安全をめぐる問題については、われわれはもっとも困難な地点、すなわちバッドヘジャービー〔女性の乱れた服装〕と 全文をよむ

2008-01-01 ファラオのミイラの偽物をインターネット販売しようとした詐欺師たちが逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】ファラオのものとされるミイラの偽物をインターネット販売しようと企んでいた偽造団のメンバーらが、ケルマーン警察の捜査官らの機転により逮捕された。       ケルマーン州捜査警察長官のアリー・ガーズィーザーデ大佐はこの事件に関し、ジャーメ・ジャム紙に次のように語った。「偽造された身分証を使って協同組合基金から金を借り入れ、その後逃亡した人物に関する通報が、ケルマーン州捜査警察に寄せられた。この通報を受け、警察は本件の捜査を開始した」。       「書類を調査したところ、偽造犯の保証人と 全文をよむ

2008-01-01 西暦2008年始まる (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】イランのキリスト教徒たちは、世界中のキリスト教徒たちと共に西暦の新年の到来を祝っている。      12月31日24時(月曜夜)、世界中の教会の鐘が鳴り響くとともに1分間の黙祷が捧げられ、西暦2008年が始まった。この1分間は世界中のキリスト教徒たちが願いをかける瞬間なのだとキリスト教徒たちは言う。      報道中央局の報道によると、イランのアルメニア人たちは1605年、〔サファビー朝第5代王〕シャー・アッバースの時代にイランへ移住してきた。彼らの多くは、テヘラン 全文をよむ

2007-12-31 夜のパーティーで18名の若い男女が逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】アフヴァーズ警察は夜のパーティーを催し、踊りに興じていた若い男女18名を逮捕した。       本紙の報告によると、パーティーに参加している若い男女によってアフヴァーズ市民の平穏な生活が奪われているとの通報が、アフヴァーズ県の110番警察緊急センターに市民から寄せられた。この通報を受け、アフヴァーズ治安警察の捜査官らは現場に急行、初動捜査を行い、司法当局と連携した上で、立ち入り調査を行った。すると、アルコール飲料を飲み、踊りに興じていた18名の若い男女を発見し、逮捕した。        全文をよむ

2007-12-31 結婚を申し出た男、拒絶されたことに逆上して女性の父母を殺害:刀剣の携帯が事件に発展 (Jam-e Jam紙)

【事件部】女性との結婚を申し出た若い男が、女性の両親に反対されたことに逆上し、両親をナイフで殺害する事件が発生した。       マーザンダラーン州捜査警察長官のアーゾルデ大佐は、本紙に対し次のように語った。「タンカーボン県にある病院の責任者から、ナイフで襲われ瀕死の状況にある二人の重傷患者が病院に搬送されたとの通報が警察に寄せられた。この通報を受け捜査官らが現場に急行、事件を捜査したところ、この二人の人物は夫婦であることが判明した」。       「この事件の原因について捜査を続けていたさなか 全文をよむ

2007-12-25 エスファハーンで900名の女性消防団員が誕生 (Iran紙)

【エスファハーン:イラン紙記者】研修に参加したエスファハーン在住の900名の女性が、ボランティア消防団員の資格を取得した。       エスファハーン消防庁で消防士の訓練を担当するアリー・アクバル・ネエマト=エラーヒー氏はこのように述べた上で、さらに「この間、約3千人のエスファハーン市民がボランティア消防団員としての訓練を受けるために招聘された。彼らはボランティア消防団員として認識されており、訓練課程を修了した上で、内務省の印のついたボランティア消防団員としての身分証明書を取得した」と語った。  全文をよむ

2007-12-24 労働社会相、テヘランからの首都移転を示唆 (E'temad-e Melli紙)

メフル通信:セイエド・モハンマド・ジャフロミー労働社会大臣は、テヘランから他の州への首都移転が住宅評議会の議題となったと発表した。      (中略)      ジャフロミー大臣はテヘランから他の州への首都移転に関して、「もし過疎化が進んでいる州や地方の問題を解決したいのならば、この件に関して何らかの方策を考えなければならない」と述べ、「現在、テヘランでは5年間で10万人分の雇用を創出しなければならない。毎年約70万人分の職が不足しており、テヘランに移住してくる人々の貧困に対しては、総合的なプラ 全文をよむ

2007-12-19 イーラーンシャフルで大統領への嘆願書用紙が不正に売買される (E'temad-e Melli紙)

大統領への嘆願書の用紙がイーラーンシャフルの一部の利己的な人によって一部50,000リヤール(約600円)で売られている。      ターブナーク・サイトは、大統領への嘆願書用紙を求めた人々が日曜日にイーラーンシャフル市議会事務局の窓を破壊したと伝えている。      イーラーンシャフル市議会議長によると、政府の視察団による2回目のスィースターン・バローチェスターン州訪問を前に、現在まで16,500部の嘆願書用紙が同市民に配布されている。 全文をよむ

2007-12-19 49名のならず者、検挙される (Jam-e Jam紙)

【事件部】月曜日の夜、テヘラン各地から寄せられた市民からの苦情を受け、治安維持軍の捜査官らは電撃作戦を敢行、49名のならず者どもを逮捕した。       本紙の報告によると、月曜日22時、首都テヘランの各地から悪党どもが跳梁跋扈しているとの市民からの通報を受ける形で、首都テヘラン治安維持軍長官のラーダーン司令官の命令で、治安警察の捜査官らは問題への対応に着手した。       捜査の結果、捜査官らはまずならず者どもの居場所を突き止め、その上で月曜日深夜、テヘラン東部、南西部、南東部、中央部の各地 全文をよむ

2007-12-19 7名の男女が今朝、エヴィーン刑務所で処刑 (E'temad-e Melli紙)

 裁判官より死刑を言い渡されていた7名の男女が、今朝エヴィーン刑務所で絞首台に向かう予定だ。       一人目       今朝絞首台に向かう予定の人物の中で最も有名なのは、複数の男の子に対して性的ないたずらを働いた罪に問われているガーセムという名の男である。この事件は、学校の前で子供たちが誘拐され性的ないたずらを受けたとの訴えが、子供たちの親から捜査当局に寄せられたことで発覚した。訴えによると、子供たちにいたずらをした人物は自らを警察官であると名乗ったという。その後85年アーバーン月25日〔 全文をよむ

2007-12-18 ラーダーン司令官「ブーツは『タバッロジ』でなくとも、ブーツを履くことには問題がある」 (E'temad-e Melli紙)

【ファールス通信】テヘラン警察庁長官は、「ここ数日《社会的安全計画》の施行に対して批判があるが」との質問に答えて、「もし違反行為があれば、厳しく取り締まるつもりだ。市民に約束した通り、社会的安全計画は今後も力強く続けていく」と述べた。       アフマド・レザー・ラーダーン長官は、ズボンの上にかぶせる形でブーツを履く履き方は、女性にとって《タバッロジ》(顕飾)にあたるとされていることに、批判が相次いでいることに対して、次のように答えた。「この問題についてわれわれに寄せられている批判は専門的なも 全文をよむ

2007-12-15 洞穴に46年間暮らし続けた男、人々の前に姿を現す (Iran紙)

【事件部:イラン紙特派員モハンマド・ガムハール】46年前、失恋が原因で森へと姿を消し、それ以来洞穴に暮らし続ける男。彼は、村の家で人々と共に暮らすことよりも、いまだ暗い洞穴での生活を続けている。       彼は当時、20歳に満たない青年だった。愛する少女を一目見ようと、毎日彼女の通り道に座っていた。彼女を見かけなかった日は、次の日まで眠れなかった。彼は何度か彼女にプロポーズしたが、そのたびに少女ネガールの家族に断わられるのであった。       青年アズィーズはその少女を見ると心臓の鼓動が早く 全文をよむ

2007-12-13 占い師の女、女性らを騙した容疑で逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】占い師の格好をして若い女性らを騙し、詐欺を働いていた女が、テヘラン治安警察の捜査官らによって逮捕された。       レザー・ジャアファリー次席検事は本紙にこのように述べた上で、「ミーヌーという名の女がテヘラン東部で占い稼業をしているとの市民からの通報が数件、治安警察に寄せられた。それを受けて治安警察の捜査官らは、この問題について捜査することになった」と語った。       同次席検事はその上で、「現場を捜査・監視したところ、占い師の女が開運や問題解決を謳って大がかりな宣伝を行い、若い 全文をよむ

2007-12-12 アルコール飲料の密輸組織、摘発される (Jam-e Jam紙)

【事件部】首都テヘラン治安警察長官は、アルコール飲料密輸組織が摘発され、9名の容疑者が逮捕されたことを明かした。       首都テヘラン治安警察長官のアリープール司令官はこのように述べた上で、さらに次のように明かした。「アルコール飲料を国内に持ち込んでいるとされる密輸団の活動について、市民から通報を受けた。それを受け、治安・倫理警察捜査課の捜査官らはこの問題の捜査を開始した。秘密捜査を続け情報を収集した結果、ついに捜査官らは密輸団4組織の構成員らがアルコール飲料を他の商品で隠す形で、イラン西部 全文をよむ

2007-12-11 ナーテグヌーリー師、迷信の跋扈に警鐘 (E'temad-e Melli紙)

【ISNA】「われわれの信仰には理性的・思想的基礎があるが、その一方で我が国において迷信と妄想が広まりつつことに、危機を感じている」。第9代イマーム・ムハンマド・タキー殉教記念日にあたる昨日、アリー・アクバル・ナーテグヌーリー師(最高指導者顧問)は、こう述べた。       ジャヴァード・アル・アエメ文化慈善協会(ヤズド)で開かれた哀悼行事に出席したナーテグヌーリー師は、イマーム・ムハンマド・タキー殉教記念日に挨拶のことばを述べ、お隠れのイマーム・マフディーにお悔やみのことばを語りかけた上で、「 全文をよむ

2007-12-10 社会的安全向上計画の最新段階、市民は協力的 (Jam-e Jam紙)

【事件部】社会的安全向上計画の新段階がバッドヘジャービー冬季取締りという形で始まり、乱れた服装をしていた人々が注意を受けた。      ジャーメ・ジャム紙の報道によると、バットヘジャービー秋冬季取締り計画が首都警察長官より発表されたことを受け、昨日は女性警察官が早速市街の各広場に現れ、社会慣習をわきまえずに乱れた服装をしていた数人に注意を与えた。警察本部に連行された者も出、その人たちは服装を改めた上で家族に引き渡されることになった。      首都警察長官のラーダーン司令官はこの計画実施の初日、 全文をよむ

2007-12-09 社会的安全向上計画、新たなる段階へ (Jam-e Jam紙)

【事件部】首都警察長官のアフマドレザー・ラーダーン司令官は昨日、社会的安全向上計画の継続を強調し、バッドヘジャービー秋冬季取締計画が本日朝より開始されると発表した。      ジャーメ・ジャム紙の報道によると、首都テヘラン治安維持軍長官のラーダーン司令官は昨日、治安維持軍の職員たちを前に、宗教的・道徳的・法律的ドクトリンに依拠して市民に奉仕するという警察の立場に言及し、次のように強調した。「社会的安全向上計画が様々な社会階層で開始されたことで、我々は前例のないほど外国のメディアから攻撃を受けてき 全文をよむ

2007-12-04 バーギー氏の家族、サーネイー師と面会 (E'temad-e Melli紙)

 「受刑者の人権を守る会」会長のエマードッディーン・バーギー氏の家族は1386年アーザル月8日木曜日〔11月29日〕、進歩的思想を有するシーア派大アーヤトッラーたちやマルジャエ・タグリードたちの一部と、ゴム市で個別に面会した。       バーギー氏の家族は、近年もっとも近代的な法学的・政治的見解を表明しているシーア派法学者の一人である大アーヤトッラー・サーネイーとの面会の中で、エマードッディーン・バーギー氏が置かれている最新の状況について語った。その中でバーギー氏の家族は、人権問題の活動家で著 全文をよむ

2007-12-03 死亡したはずの男性が刑事検察庁に告訴 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】テヘラン刑事検察庁のシャームルー予審判事は、自分は5年前に殺されたのだと主張している男性の精神鑑定を行うよう指示した。      この男性はテヘラン刑事検察庁審問第1課を訪れ、シャームルー予審判事に自らの言い分を次のように語った。「私は4年前、眠っているところを妻にナイフで30回刺されて殺されましたが、その後生き返りました。妻に刺された顔の傷痕だけは残っています。妻は私が生き返ると、また私を捜し出し、他の5人と一緒になって私をある所へ連れて行き、監禁しました。今私は彼女 全文をよむ

2007-11-28 携帯電話がサウジの離婚者数を増加させた (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム オンライン】サウジアラビアのある世論調査によると、携帯電話などの大衆伝達手段が、この国の離婚平均数を増やしていることが分かったそうである。       アッラーヤ紙ウェブ版の報道によると、この世論調査に参加したサウジアラビアの男女568人は、携帯電話の使用がこの国の離婚率の増加に最も影響を与えていると強調した。       この人々の考えでは、インターネット、テレビは携帯電話の次に離婚者数の増加に影響を与えた。       興味深いことに、回答者はラジオと新聞については離婚の 全文をよむ

2007-11-28 「家庭と性的健康」会議議長:離婚原因の50パーセントは性的困難 (Jam-e Jam紙)

【社会部】離婚の原因の50~60%は、男女のそれぞれ30%以上に広まっている、性的困難や性的障害である。しかし、この大きな社会問題を解決するための措置や専門機関は国内には全く存在していない。       ファールス通信が伝えたところでは、カーゼム・フォルータン氏は、児童青少年情操教育協会文化芸術創造センターで、一人の政府関係者も出席することなく開かれた、第三回「家庭と性的健康」会議において、この事柄について発言し、以下のように述べた。「女性・男性の約30%が何らかの性障害に直面している」。   全文をよむ

2007-11-28 大学生ら、ムーサヴィヤーンに対する無罪判決に抗議 (Iran紙)

【政治部】ホセイン・ムーサヴィヤーンへの容疑のうち2件に関して無罪との判断が下されたことに対し、テヘラン諸大学バスィージ学生の一団は昨日、抗議集会を司法権の前で行った。       抗議集会に参加した学生らは、「われわれは偉大なるホメイニーの理想に対する裏切りを許さない」、「裁判所が正義の場となるよう、仕事をせよ」、「ランチとスパイの思い出を楽しみながら行われる、ムーサヴィヤーン無罪を祝う祝典」、「ムーサヴィヤーンを釈放せよ、黒幕より」、「我らが栄誉と誇りをいくらで取引した」、「汚れたハンカチで 全文をよむ

2007-11-27 大学生ら、アナポリス宥和会議に対して抗議デモ (Iran紙)

 昨日正午、テヘランにあるヨルダン大使館の前で多数の大学生らがデモを行い、アメリカ・アナポリスでの宥和会議開催に対して嫌悪と怒りの念を表明した。このデモは声明を発表して終了した。       「アッラーは偉大なり」の唱和とともに、デモの終わり際に大学生らによって採択された声明文には、次のようにある。「歴史を通じ、中東地域はつねに大きな危機を目撃してきた。しかしシオニストたちに源を発する危機は、特別の注意が必要である。強権的な抑圧体制による支援の下、根拠のない口実を弄して地域に進出した集団は、地域 全文をよむ

2007-11-26 PJAKの軍事プロパガンダ部門、摘発される (Jam-e Jam紙)

【メフル通信】情報省によるコルデスターン州での諜報活動の結果、PJAK(ペジャーク)の軍事プロパガンダ活動の拠点が摘発され、同地域で活動をしていた11名が逮捕、司法当局に引き渡された。       このテロの拠点はこれまで、《聖なる防衛》展示会場の爆破、警察署への襲撃、サナンダジ市内の一地区で発生した放火、その他数件の爆破事件に関与してきた。またPJAKを支持し、神聖なるイスラーム共和国体制に敵対的なプロパガンダ活動に手を染めてきた。 全文をよむ

2007-11-22 ショート・メッセージ、一日で5000万通 (Jam-e Jam紙)

【経済部】もしかしたら信じがたいことかも知れないが、イランの人々は一日に5000万通ものショート・メッセージを発信しているという。毎日、国の人口8000万人の半分以上を、このメディアはカバーしている計算だ。〔※註:イランの人口は現在7000万人強だといわれている〕       本紙記者の報告によると、ショート・メッセージ、いわゆるSMSは安価で検閲されることのない新たなメディアとして、イラン国内で急速に普及している。このメディアは急速な発展を遂げており、その多種多様なメッセージを受け取っている人 全文をよむ

2007-11-21 占い師の夫婦、「開運のお札」を書いて逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】すでに死亡したイラン人女性になりすまし、夫とともにキャラジの一地区で占い稼業をしていたアフガン人の女が逮捕された。       ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、先日ある若い女性がテヘラン州情報治安局に対して占い師の女を訴え出たことで、事件が発覚した。訴え出た女性は、事件について警察に次のように説明した。「私は夫といさかいを起こしていました。私は生活を改善させるために、解決方法を探しておりました。すると、ある友人から占い師の女のことを知りました。愛と開運のお札を書いてくれるとのこと 全文をよむ

2007-11-14 治安維持軍、社会的安全に関する新たな通達を発表 (Jam-e Jam紙)

【事件部】イラン・イスラーム共和国治安維持軍は今年、社会の秩序と安全の向上・改善に対する社会生活上の要請に応えるために、計画を策定した上で、社会的・倫理的安全向上計画を真剣に実行してきた。その結果、さまざまな犯罪行為が減少し、安全に対する実感が増大した。このことは各種世論調査や親愛なる市民からの感謝の言葉によく表れている。       各種世論調査、ならびに市民の個人的・社会的要望をまとめた結果、治安維持軍はさまざまな計画を継続して実行し、社会における秩序と安全への実感の維持・向上を図ることを決 全文をよむ

2007-11-13 クルディスタン地方から石油が密輸 (Jam-e Jam紙)

 ここ数ヶ月間、密輸用の石油を積んだトレーラーが、サッゲズなどのクルディスタン地方の国境地域の都市周辺や「OPEC村」と呼ばれる町を不法に行き交っている。       密輸撲滅に詳しいある情報筋は、イラン国営通信とのインタビューの中で、「燃料運搬用のタンク・トレーラーがこの地域から原油を国外に持ち出している」と語っている。同情報筋によれば、密輸業者らは〔密輸用の〕燃料を保管する倉庫を借りるために、月に300万トマーン〔約37万円〕の支払いを余儀なくされているケースもあるという。 全文をよむ

2007-11-11 生まれること無き胎児たち:イランの違法中絶事情 (Jam-e Jam紙)

【社会部:マストゥーレ・バラーダラーン・ナスィーリー】タブーであるとして、口にすることがはばかられる話題というのものがある。たとえ口にされたり報道されたりすることがあっても、オブラートに包んだ言い方で一般的な議論がなされるばかりで、問題の重要性が理解されることは少ない。医師協会会長のシャハーボッディーン・サドル博士が国際産婦人科医会議において、「国内において行われている不衛生な中絶が、未だに母親や子どもの生命を脅かしている」と語ったような、中絶に関する話題も、まさにそのような話題の一つである。  全文をよむ

2007-11-05 大学の卒業証書の偽造団、逮捕される (Jam-e Jam紙)

【事件部】テヘラン公共治安警察署長は、さまざまな分野で社会的安全向上計画を継続させる予定であるとした上で、昨月の警察による活動について一部説明を行った。その中で、大学や大学院の偽造証明書の売人や麻薬密売者が摘発され、また8万5千枚の違法CDが発見されたことが明らかにされた。       ジャーメ・ジャム紙の報道によると、テヘラン公共治安警察署長のモハンマド・レザー・アリープール司令官は、記者団らに対し、「専門的能力をもつ警察の一部として、我が部署は社会の治安構造に注意を払い、安全に対する感覚の向 全文をよむ

2007-11-04 女性が急行バスの運転手に (Jam-e Jam紙)

【社会部】市営バス会社のペイマーン・サナンダジー開発副部長は、向こう6ヶ月の間に女性運転手たちがBRT〔Bus Rapid Transit:快速バス輸送システム〕の初路線で勤務を開始すると発表した。      同開発部長はこう発表したうえで次のように述べた。「業務経験が豊富な女性運転手のなかから15人が選ばれ、現在特別の研修を受けている。研修が終了し雇用手続きが済み次第、彼女らは女性運転手が乗務するBRTの初路線に配置されることになっている。彼女たちの運転テクニックや業務は満足のいくレベルにある 全文をよむ

2007-11-04 親の留守中に自宅で夜のパーティー:若者と友人の男女ら逮捕 (Jam-e Jam紙)

【事件部】卒業パーティーを開くという口実で、友人らを夜のパーティーに招いた若い男が逮捕された。      ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、今年アーバーン月10日〔西暦11月1日〕23時、キャラジのゴウハルダシュトの住人の一人が警察の110番緊急センターに、隣人の息子が家族の留守中に夜間パーティーを開いており、その騒がしさで地域住民の安息が妨害されていると通報した。      この苦情を受け、テヘラン州治安警察隊員が現地に派遣され、司法許可を得たうえで現場に入り、若い女11人および若い男21 全文をよむ

2007-11-01 テヘラン州警察トップ:「女性の暴行映像にアフガン人は映っていない」 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】:テヘラン州警察のレザー・ザーレイー長官は、「すでに発表されている報道に反して、3人の男が女性に暴行するビデオ映像にアフガン人は映っていなかった」と発表した。これは、この数日、アフガン人数人がこのことを理由にイラン人に襲われ、暴行を受けていることを受けての発言だった。       同長官はこう述べる。「警察の調べにより、このビデオは道徳的にも重大な問題を抱えた、前科のある女性に関係していること、さらにこのビデオ映像の舞台もイラン東部のある町で起こっており、アフガン人とも 全文をよむ

2007-10-27 イラン人男性の200万人が性的不能症 (E'temad-e Melli紙)

【イラン学生通信】イラン泌尿器学会副会長は、世界中で1億5,200万人の性的不能患者がいると指摘した上で、イラン人男性の200万人が、様々な程度の性的不能症を患っていることを明らかにした。       モハンマドアリー・ザルギャル副会長は、性的不能症とは円満な夫婦関係を遂行するのに適した状態を失い、夫婦関係が終了するまで続く症状であると指摘しつつ、次のように述べた。「近年、このような症状に苦しむ患者が医者を訪れるケースが増えてきた。しかし依然として、社会の多くの人々がこの症状について〔医者に〕相 全文をよむ

2007-10-27 ガソリンが足りない!:市の行政サービスに支障も (E'temad-e Melli紙)

 市の行政サービスを請け負っている業者らは、違法とされる方法でガソリンをまかなっている実態が判明した。テヘラン市モーターサービス機構代表は、ガソリン不足がこのまま続くと、テヘランの生活に深刻な問題が起こる可能性があると述べている。       モスタファー・サリーミー代表は昨日、メフル通信に対して「1ヶ月以上も、市の行政サービスを行っている自動車向けのガソリン・カードがチャージされない状態が続いている。そのため、請負業者らは非正規の方法でガソリンをまかなわざるを得ない状況に陥っている」と指摘した 全文をよむ

2007-10-27 「サーレス」書店、治安維持軍公共地域局により封印される (E'temad-e Melli紙)

 テヘランでもっとも重要とされるブックカフェを運営していた「サーレス」書店(キャリームハーン・ザンド通り沿い)が、公共地域局の警告に従ってカフェ部分を撤去したにもかかわらず、木曜日朝、封印処分を受けた。       数日前、治安維持軍公共地域局はテヘランのブックカフェに対して、72時間以内にブックカフェを撤去するよう警告を与えていた。この警告には、ブックカフェの問題として「他業種への干渉行為」が指摘されていた。       ブックカフェ側はこの警告を受けた後、問題の解決に向けた協議・検討を開始し 全文をよむ

2007-10-25 マスィーフ・モハージェリー師、迷信の拡大に警告 (E'temad-e Melli紙)

【ISNA】「イマーム・ホメイニーの見解・思想を研究する会」の第7回会合が、「イマーム・ホメイニーの思想と迷信崇拝との闘いについての研究」をテーマに、テヘラン医学部大学ジハード文化局で開かれた。この会合で、ジョムフーリーイェ・エスラーミー紙〔強硬保守派の代表紙〕の発行責任者でホッジャトルエスラーム・ヴァル・モスレミーン〔アーヤトッラーのワンランク下の宗教指導者に与えられる尊称〕のマスィーフ・モハージェリー師は、《迷信》という言葉の概念を定義した上で、「歴史的視点から見るならば、迷信は革命以前にも 全文をよむ

2007-10-25 テヘランのブックカフェ、撤去される (E'temad-e Melli紙)

【パルヴィーズ・ベラーティー】首都警察公共地域局がブックカフェに与えた72時間の猶予は、昨日ついに切れ、ブックカフェの店員らは営業場所からの撤収を余儀なくされた。       報告によると、ブックカフェの店員らはここ3日間、継続的に首都テヘラン警察公共地域局に出向き、交渉を続けたが、打開の道筋を見出すことはできず、彼らは昨日朝、ブックカフェに関連した機材の撤収を行った。       公共地域局の最近の警告を受け、営業の停止に追い込まれたブックカフェは、「サーレス出版」、「バドラゲイェ・ジャーヴィ 全文をよむ

2007-10-23 テヘランのブックカフェ、閉鎖の危機 (E'temad-e Melli紙)

【文芸部:パルヴィーズ・ベラーティー】昨日、テヘランで営業しているブックカフェ店に対して、72時間以内に営業をやめるよう通達する警告が発せられた。       首都警察公共地域局は「サーレス出版」、「ケターベ・シャフル・ヴァナク店」、「ケターベ・ロウシャン」、「バドラゲイェ・ジャーヴィーダーン」の各ブックカフェ店に対してそれぞれ警告を通達し、これら店舗において「他業種への干渉行為」を犯したとの名目で、営業の停止を命じた。       ブックカフェが営業停止処分になるのは、これが初めてではない。こ 全文をよむ

2007-10-23 母娘が経営していた「堕落の巣窟」、摘発される (Jam-e Jam紙)

【事件部】自宅を「堕落の巣窟」〔※売春宿、あるいはキャバレーのような風俗店を指すものと思われる〕にしていた母娘が治安警察により逮捕された。       本紙の取材によると、市民からある母娘がテヘラン南東部で「堕落の館」を営んでいるとの通報が首都テヘラン治安維持軍一般監督センターに寄せられたことを受け、テヘラン警察情報・治安捜査員らは捜査を開始した。       捜査員らが通報のあった現場に向かい、それと気付かれることなく監視を行ったところ、Aという名の女(通称ダリヤー〔=海〕)が自らの娘とともに 全文をよむ

2007-10-23 治安維持軍が開催した展示会、市民の好評を博する (Jam-e Jam紙)

【事件部】治安維持軍が展示会を開催してから1週間が経つが、市民の好評を得ていることから、今週いっぱいまで展示会の開催を延長することが決まった。       本紙の取材によると、治安維持軍が「治安維持軍週間」に合わせて展示会を開催したところ、設置されたさまざまな展示ブースに多数の市民が来場、過去一年間の治安維持軍の活動を近くから知る機会を得た。治安警察が運営する「高級ヘジャーブ」部門は、その中でも市民の好評を博するブースの一つだ。       公共地域監督局が運営するこれらのブースでは、社会の慣習 全文をよむ

2007-10-17 2人の女性占い師、詐欺容疑で逮捕:テヘラン州警察長官が発表 (Jam-e Jam紙)

【事件部】テヘラン州警察長官は逮捕された2人の占い師がどのような活動をしていたかについて、「この2人の女性占い師は、それぞれ《時のイマーム》〔終末の時に救世主としてお隠れ状態から再臨すると考えられている第12代イマーム・マフディーのこと〕と関係があるかのように主張して、病人を治療したと偽っては、詐欺行為を働いていた」と述べた。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、レザー・ザーレイー司令官は最初の詐欺グループの活動について、次のように説明した。「アフガン人夫婦《デルバル》と《モハ 全文をよむ

2007-10-14 シャヒード・バーバーイー高速自動車道に飛行機が墜落 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】先週木曜日、訓練用の軽飛行機を操縦していたパイロットが飛行場の滑走路に着陸しようとしたところ、突然進路を変え、バーバーイー高速自動車道に墜落した。       この飛行機の乗組員二名は、飛行機に残っていたガソリンによる爆発に巻き込まれて重度の火傷により即死した。       航空局のジャアファルザーデ広報官は、このように発表した上で、「この訓練用軽飛行機はパールス工業社所有のもので、シャヒード・バーバーイー高速自動車道沿いの民間訓練所の一つで訓練しているところだった」と 全文をよむ

2007-10-10 アッラーメ・タバータバーイー大学で入構禁止処分を受けた学生ら、抗議集会を開く (E'temad-e Melli紙)

 昨日、停学処分を受けたアッラーメ・タバータバーイー大学の学生らが、自らの所属する学部の前でプラカードを手に、しばらくの間平和的な抗議集会を行い、学生らに対する大学当局の対応を非難した。       アッラーメ・タバータバーイー大学の学生らは前学期の大学当局の対応に対して抗議行動を行ったが、これに対して規律委員会は抗議行動を起こした学生を呼び出し、30名に対して40タームの〔「40日間の」の誤りか?〕停学処分を科した。この処分に対して抗議が行われたが、それを受けて大学当局は自らの不当な措置を撤回 全文をよむ

2007-10-09 学生ら、テヘラン大学で集会を開く:アフマディーネジャード大統領の訪問のさなか (E'temad-e Melli紙)

【社会部】昨日朝10時、第9政権のアフマディーネジャード大統領以下、閣僚数名、諸大学の学長たち、そして科学技術省の高官らがテヘラン大学を訪れた。それに伴い、警察の騒擾鎮圧部隊がテヘラン大学構内、そしてアッラーメ・アミーニー講堂に配備された。       テヘラン大学で行われた式典には、大統領以下、一部の選ばれた学生や大学教授、科学技術省高官らのみが出席する予定であったが、実際には別の「招かれざる客」が正式の式典とは異なったやり方で、アフマディーネジャード大統領を迎えた。       テヘラン大学 全文をよむ

2007-10-04 ベネトンがイランに進出?:大富豪のシオニストは我が国で何をしようとしているのか (Iran紙)

 テヘラン市関係者によると、シオニスト企業ベネトンの会長がテヘランに自らのチェーン店を開くために、外務省経済局の招きでイランを訪問した。その中でテヘラン市は同会長と秘密裏に会談を行い、契約を結んだとされるが、なぜそのようなことが行われたのか、理由は明らかにされていない。       本紙記者の取材によると、このシオニストの資本家は7年前にもベネトンの販売店をイランに設けようとしたが、国内の抵抗により断念した経緯がある。彼は先日テヘラン入りし、テヘラン市の支持を取り付けた上で、現在販売店の開設を準 全文をよむ

2007-10-02 イランでのコレラ感染者数、40人に (Jam-e Jam紙)

【社会部】:保健省のモフセン・ザフラーイー水・食品由来伝染病課長は次のように述べた。「イランで確認されたコレラ感染者数は40人に達したが、治療されたほぼすべての感染者はイラクに行き来した人たちである」。       ザフラーイー課長はファールス通信に対し、「イランにおいてコレラは、保健省によって制御されている。コレラが発生した地域はマリーヴァーン、バーネなど、コルデスターン州のいくつかの町に限られており、その範囲は広がっていない。すべての感染者が完治もしくは治療下にあり、今年イランではコレラによ 全文をよむ

2007-10-01 井戸水をミネラルウォーターとして販売 (Jam-e Jam紙)

【事件部】キャラジ・〔シャフリヤール郡〕マラールドの土地を借り、そこで偽造ミネラルウォーター工場を営んでいた男がシャフリヤール警察の捜査を受けた。シャフリヤール治安維持軍司令官のキャリーミー大佐は先日、キャラジ・マラールドにある偽造ミネラルウォーター工場の閉鎖について、ジャーメ・ジャム紙の記者に語った。「数週間前、マラールド15警察署情報課の警官らが住民からの通報をもとに、様々な不審な車両がマラールドの或る土地に行き来していることを知った。」      ● 不審車両の往来からある事実が明らかに  全文をよむ

2007-09-29 公共の場での喫煙に7,000トマーン(約858円)の罰金 (Jam-e Jam紙)

【社会部】ランキャラーニー保健相はイラン補助的伝統医学研究センターの開所式の折、記者団の前に現れ、質疑に応じた。      ランキャラーニー保健相は、タバコ製品規制包括法施行規則が承認されたことに関し、次のように述べた。「この施行規則に基づき、国内ではタバコ及びタバコ製品に関するいかなる宣伝も禁止され、これらの商品の表面には反タバコ製品のPRすら載せなくてはならない。この反タバコ製品メッセージの大きさと形態は、数名の大臣で構成され保健省が事務局を務める本法律施行本部の了承により決められる。」   全文をよむ

2007-09-27 「喫煙者の14%は13歳から15歳の若者」 (Jam-e Jam紙)

【メフル通信】保健省の煙草管理委員会メンバー、ハサン・アーゼリープール氏は次のように述べた。「喫煙者の年齢の低下はイランだけに特有なことではなく、世界中で見られる傾向である。」       同氏は以下のように述べた。「喫煙を始める年齢は、現在13歳から19歳の間となっており、イランでもこうした状況が見られる。」       彼はイランでの煙草消費の普及の度合いは、近隣諸国に比して低いことを指摘するとともに、次のように述べた。「統計によれば、イランの喫煙者の大部分は30歳以上の人々であるが、14. 全文をよむ

2007-09-26 2010年までに、国内港湾の管理運営を民間に移譲 (Hamshahri紙)

 港湾船舶庁長官は、「国内の全港湾の管理運営は、第4次開発計画[訳注:2005-2010年]終了までに、民間に移譲される予定である」と発言した。       同庁広報によれば、ターヘリー長官は、世界航海デー[訳注1]の式典において、こう述べた。「イランは、1,100万トンの海上輸送能力をもち、世界の19の航海大国に数えられる。」       同長官は、イランがパリMOUの「ホワイト・リスト」(優良船籍国リスト)[訳注2]に加えられるなど、船舶活動で大きな成功を収めていることを強調し、次のように発 全文をよむ

2007-09-25 タクシー運転手へのガソリン・スマートカード、いまだ行き渡らず (Jam-e Jam紙)

【社会部】統計によると、メフル月〔9月23日~〕に入って最初の2日間、首都の交通は40%増加したが、しかし依然として公共交通機関の機能不全は続いている。タクシー協会の代表によると、4000人以上のタクシー運転手がいまだ〔タクシー用の〕自動車を手に入れることができずにおり、そのため5~6ヶ月間の失業を覚悟しなければならない状況となっている。また、ガソリン・カードの発行を待っている個人タクシーは、15000台にのぼるという。       その一方で、公共交通局が発表した統計によると、地下鉄やバス、タ 全文をよむ

2007-09-19 米ドル偽造団「黒のダイヤモンド」のメンバー10名が逮捕 (Jam-e Jam紙)

 米ドルや旅行者用小切手、公文書などを大規模に偽造していた「黒のダイヤモンド」という名の偽造団の一味らが、国軍の情報保全捜査官らの尽力により、検挙された。       今年のティール月〔西暦6~7月〕の某日、ある偽造ネットワークに関する情報が、先述の捜査官らのもとに寄せられた。この情報を受け、内偵調査が進められた。偽造に軍関係者数名が関わっている可能性もあることから、〔一般の刑事検察庁ではなく〕軍事検察庁第一支部の予審判事が同偽造団一味の捜査・逮捕を命ずる司法命令を発した。      偽造団一味 全文をよむ

2007-09-19 家族保護法案について司法権が会見:一時婚についても届け出の義務化を提案 (Jam-e Jam紙)

 昨日の朝、第2家庭司法局の局長と次長は記者会見で、家族保護法案がどのような状況や方法で作成され、また同法案にはどのような長所や短所があるのかについて、説明を行った。その中で両者は、家族と女性の権利保護における同法案の先駆的意義を強調すると同時に、同法案が国会において、落ち着いた雰囲気の中で専門的な観点から検討されるよう要請した。       本紙記者の報告によると、エブテダー・サーデギー家庭司法局局長は以下のように付け加えた。「もちろん、この法案をめぐる欠点として、次のような問題が指摘されよう 全文をよむ

2007-09-18 イラン国内のタバコ消費量、10%増加 (Jam-e Jam紙)

【ISNA(イラン学生通信)】《イラン喫煙撲滅協会》実行事務局長は、「世界のタバコ生産は、主にアメリカ企業5社に掌握されており、そのうち一社は、タバコをイランに合法的に輸入することで、イラン人15,000人の死に加担している」と発表した。      モハンマドレザー・マダニー実行事務局長は、国内のタバコ消費量が過去2年間で10%増加したことについて報告し、「この10%の増加で、国内の年間タバコ消費量は600億本の域に達してしまった」と述べた。      同実行事務局長はまた、国内でタバコ消費にか 全文をよむ

2007-09-18 Google、一時的にフィルタリングされる (E'temad-e Melli紙)

 「イラン・イスラーム共和国のフィルタリング関連諸法により、あなたが閲覧しようとしているサイトへのアクセスは禁止されています」。       このようなメッセージが、シャフリーヴァル月25日日曜日〔=2007年9月16日〕夜11時頃、Googleのサイト、あるいはGoogleのメールサービスであるGmailにアクセスしようとした人々の前に立ちふさがった。ついにGoogleにもフィルタリングがかかってしまったのである。しかしそれは、突然起きたことではなかった。ISP(インターネット・サービス・プロ 全文をよむ

2007-09-17 広告ビラ一掃計画、第2段階を実施へ (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】広告ビラ一掃計画の第二弾が近く行われる予定だ。今回の計画では、違反者に対して重い罰金が科せられることになる。       テヘラン市の美化推進局教育・地域問題担当次長は、ラマダーン明けにも同計画を実施する予定であるとした上で、「今回の計画では、違法に広告ビラを住宅の玄関や市内の人目に触れる場所に貼った違反業者に対して、極めて重い罰金を科すことが決まっている」と述べた。       メフディー・ゴルシャニー次長はさらに、「市内各所から景観を損なうものを一掃する計画は今 全文をよむ

2007-09-15 汚水処理がなされている病院はテヘランで85カ所だけ (E'temad-e Melli紙)

【ファールス通信】テヘラン環境局長は、「現在、検査を受けたテヘランにある165の公立・民間病院のうち、汚水処理システムを導入しているのは85の病院にとどまる」と述べた。       シーナー・アンサーリー局長は更に、次のように付け加えた。「現在、テヘランにある公立・社会保障系の77の病院と、民間・慈善系の68の病院を含む145の病院に対して、テヘラン環境局は環境検査を行ったが、その結果、85の病院が汚水処理システムを導入していた」。       同局長は続けて、「この汚水処理システムの機能につい 全文をよむ

2007-09-15 断食中に営業する食堂には厳しい取り締まりを実施:治安維持軍が表明 (E'temad-e Melli紙)

 テヘラン州検察のマフムード・サーラールキヤー治安担当次官は、「断食破りはハラーム〔イスラーム法違反〕な行為であり、それを公然と行うことは犯罪である」と述べ、それゆえ「検察庁の全支部はこの問題に関して取り締まりを実行し、迅速に捜査を行う責務を負っている」と述べた。       同次官はいかなる取り締まりを行うのか、詳細を明らかにしなかったが、それは恐らく、すでに治安維持軍から何度もそれに関する発表がなされたものと考えたからだろう。しかし実際には、次のような発表があっただけだった。「断食を公然と破 全文をよむ

2007-09-13 マシュハドで4人の窃盗常習犯に対して斬手刑が執行 (E'temad-e Melli紙)

【ISNA】マシュハド検察次官は、マシュハドで4人の窃盗常習犯に対して〔斬手〕刑が執行されたと発表した。       マシュハド検察のペイマーニーラード次官は、「ハッド刑を科すに十分なほど窃盗を繰り返した容疑で、マシュハド在住の4人の窃盗犯『'A』、『H』、『M』、及び『Gh』に対し、聖法が規定するハッド刑である斬手刑が言い渡された」と述べた。同次官はさらに、「この判決は法的な手続きを経た上で、火曜日に執行された」と付け加えた。         【解説】ハッド刑とは、神が定めた戒律を破った者に対 全文をよむ

2007-09-12 詐欺占い師、絞首刑に処せられる (Iran紙)

【事件部】60人以上の女性を騙して、自らの悪魔のような欲望の罠へ陥れた詐欺占い師が、昨日公開死刑に処せられた。      本紙記者の報告によると、婦女暴行の罪に問われた占い師は、昨日午前6時20分に、特別部隊の車両で、厳重な警戒の中、刑務所から処刑場まで移送された。数分前から、その場には多くの群集が、彼の偽の呪文の終焉を待っていた。報告によると、ゴムの治安並びに司法担当者とその他の群集の前で判決文が読みあげられた後、この詐欺師の男は絞首刑に処せられた。      この占い師は49歳で、かつては 全文をよむ

2007-09-12 ザーヘダーン県治安維持軍諜報局長、暗殺される (Jam-e Jam紙)

【事件部】ザーヘダーン県治安維持軍諜報局長が殉死した事件を受け、犯人らの逮捕へ向けた大規模な捜査が始まった。       本紙の取材によると、月曜日〔9月10日〕の朝7時、ザーヘダーン県治安維持軍諜報局長のモハンマド・レザー・ラーハティー少佐が職場に向かうために自宅を出たところ、数名の武装した男たちの襲撃に遭い、無念にも殉死を遂げた。       事件の発生を受け、特別捜査チームがテロに手を染めた武装叛徒らの特定に向けた大規模な捜査を開始した。       取材によると、昨日朝、殉教者モハンマド 全文をよむ

2007-09-11 悪魔の手先、魔術を操り60人の女性を暴行した罪で今日公開処刑に (Jam-e Jam紙)

【事件部】魔術師であると称して60人の女性を騙し、多くの家庭を破壊せしめた占い師の男に対する絞首刑が、今朝ゴム市で行われる。       ジャーメ・ジャム紙の報告によると、この死刑囚の男が警察の捜査の対象となったのは、1384年〔2005年〕のことだった。父親が不治の病に罹ったことが理由で、この占い師の男のもとに相談にきたある20歳の女性が、この男に騙され、その悪魔のような欲望の犠牲となったことを、脅迫にもかかわらず、警察に告発したことがきっかけだった。       建設労働者から占い師へ   全文をよむ

2007-09-06 ならず者たちは今どうしているか:「ならず者特別拘置所」をリポート (Jam-e Jam紙)

【事件部】テヘランでならず者たちの最初の一斉検挙が行われてから、数ヶ月が経つ。この間、さまざまな情報が首都警察や司法当局、その他の当局筋からマス・メディアを通じて流された。しかしこれまで報じられたリポートやニュースのいずれも、多くの人々が関心を寄せる基本的な疑問に答えるものではなかった。すなわち、逮捕されたならず者たちはどうなったのか?、彼らはどこに収容されているのか?、これまで何人のならず者が処刑されたのか?、そして収容されているその他のならず者にはいかなる結末が待っているのか?、という疑問で 全文をよむ

2007-09-05 中央アジアの女性たちの密輸に関わっていた国際ネットワーク、イランで摘発される (E'temad-e Melli紙)

【ISNA】外国人女性らの密輸に関わっていた国際ネットワークが摘発され、女性15名と男性10名が逮捕された。この密輸ネットワークはペルシア湾岸地域を目的地として活動していた。       イラン南部からペルシア湾岸地域へ向けて女性らを密輸していた大規模犯罪組織の活動について、約2ヶ月前から情報が警察にもたらされていた。社会的安全向上計画の実施の一環として、治安警察は内偵捜査を行っていた。       あるイラン人によって率いられていたこの国際密輸ネットワークに関する警察の特殊捜査の結果、以下の事 全文をよむ

2007-09-05 アァザム、禁錮5年の判決を受ける:最高裁判所、投石刑を棄却 (E'temad-e Melli紙)

 夫と共にアリーという名の男を殺害して起訴されたアァザムという名の女性に対する投石刑〔=死刑〕の判決が棄却されたことに伴い、数度の公判を経て、最終的に5年の禁固刑と100回の鞭打ち刑の判決がこの女性に言い渡された。       これより前、この女性の夫はアリー殺害容疑に関して無罪判決が下されていた。これに対し、女性は殺人幇助、ならびに殺害された男性と関係をもっていたこと〔=姦通〕を問われて、投石刑が下されていた。       しかし最高裁判所の裁判官たちはこの判決を支持せず、その結果この事件を審 全文をよむ

2007-09-03 イランで初の無痛水中分娩センターがオープン (E'temad-e Melli紙)

 国内初の無痛・水中分娩センターが、保健省のアラヴィヤーン健康問題担当次官や大学関係者らが見守る中、シャヒード・アクバルアーバーディー医療教育センターにオープンし、運用が始まった。       イラン医科大学の広報が伝えたところによると、この開院式で次官は次のように述べている。「シャヒード・アクバルアーバーディー医療教育センターは、国内でも一流の病院であり、出生数の多い病院の一つでもある。昨年には14万件の分娩がこのセンターで行われ、母子が死亡したケースはなかった。このような事実を考慮するならば 全文をよむ

2007-09-03 コレラ、イラクで5000件の感染例:イランに伝播する危険性も (E'temad-e Melli紙)

【社会部:マルヤム・パーピー】治安の〈管理〉(コントロール)を理由に参詣者のカルバラーへの渡航が禁止される中、イラク政府と駐留アメリカ軍は、コレラの感染を〈抑える〉(コントロール)べく厳戒態勢に入っている。非公式発表によると、イラクでは5000人がコレラに感染しており、これはイラン西部の諸州にとって大きな脅威と考えられている。       保健省疾病管理センターのモハンマド・マフディー=グーヤー所長は、「先週よりイラクのクルド人居住地域でコレラが流行しているとの報道が多く伝えられており、最近の統 全文をよむ

2007-09-03 「大学が抱える文化的問題の多くは、学生結婚によって解決される」:全国大学最高指導者代理人事務所長が語る (E'temad-e Melli紙)

【ISNA】全国大学最高指導者代理人事務所長〔※1〕のモハンマディヤーン師は、全国の大学の学長、及びこれらの大学に設置された最高指導者代理人事務所の関係者らによる合同会議の席上で、「革命の原則と亡きイマーム・ホメイニーの路線を強調する政権が国政を担い、さまざまな希望を人々の心に植え付けていることに対し、われわれは神に感謝する」と述べた。この合同会議には、アフマディーネジャード大統領も出席した。       同師はさらに、〔アフマディーネジャード政権発足以来〕過去2年間、大学は平穏さを享受している 全文をよむ

2007-09-01 アーリヤー議員「夫の複婚の際、条件として第一夫人の許可を明記すべき」:家族保護法案に注文 (Iran紙)

【社会部:ハミーデ・アミーニーファルド】夫が二人目以降の妻を娶る場合には、第一夫人の許可を得るよう義務づける文言を、家族保護法案第23条の補足に明確な形で追記すべきである。       国会の女性問題委員会のファーテメ・アーリヤー委員長は、イラン紙との会見で、53条からなる家族保護法案に関し、夫の複婚について規定した第23条についてのみ、一層の説明と修正が必要であるとの見方を示した上で、次のように述べた。「第23条を〔このままの形で〕支持する論者たちは、この条項には夫の複婚に対する第一夫人の許可 全文をよむ

2007-08-28 先月1ヶ月間で1万人のアフガン人不法滞在者が逮捕 (E'temad-e Melli紙)

【メフル通信】テヘラン州在留外国人局のモハンマド・レザー・アーザルニヤー局長は、先月1ヶ月間で逮捕されたアフガン人不法滞在者の数は1万6千人に上ることを明かした。同局長によると、そのうち検挙された人の数は1万人で、それ以外に自主的に出頭した者も6千人に及ぶという。       アーザルニヤー局長は、アフガン人不法滞在者を国外退去させる計画がこれまで休むことなく続けられてきたことを指摘した上で、「この計画はなおも継続中である。先月1ヶ月間で1万人のアフガン人不法滞在者が検挙されている」と述べ、さら 全文をよむ

2007-08-27 交通事情、ガソリン配給制実施前とほぼ変わらず (E'temad-e Melli紙)

【イラン学生通信】テヘラン市交通担当副市長は、「最近の交通事情から、ガソリン配給制開始から現在にかけて、自家用車を利用する市民が増加傾向にあることが分かる」と語った。       タシャッコリー・ハーシェミー氏はまた、「〈交通状況画像監視・ICコントロール・システム〉が提供する首都テヘランの320ある交差点に関する統計・分析によると、ピーク時における交通量は、ガソリン配給実施当初に驚くほど減少したのと比べて、今現在はガソリン配給制実施以前の交通量に戻っている」と指摘し、さらに「毎年夏になると、市 全文をよむ

2007-08-22 テヘラン医科大学で起きた人質事件の犯人、逮捕 (Iran紙)

【事件部:ハミーデ・ゴウダルズィー】《若きリーダーたちの家》(訳注)第一回祝典の招待客560人を人質に取った銃を持った若者が、首都テヘラン治安維持軍司令官と話をした後に投降した。      国の機関を解雇された職員とされるこの銃を持った者は、祝典が始まった数分後に会場に現れ、ある映画ソフトをかざしながら宙に向けて銃を発砲し、その映画を上映するよう要求した。本紙記者の報告によると、人質を取った者はマフムードという名で年齢は30歳、昨日午前九時、カラシニコフ銃を持ってテヘラン医科大学エブネ・スィーナ 全文をよむ

2007-08-21 武装組織に捕らわれていたイラン人人質、解放される (Jam-e Jam紙)

【政治部】チャーバハールとイーラーンシャフルを結ぶ国境ルートで発生した治安攪乱分子らによる人質事件発生から24時間後、パキスタン政府軍の努力と、イラン側からの〔パキスタン政府に対する〕外交的話し合い・働きかけにより、21人のイラン人人質が解放された。       イラン人人質の解放は、パキスタンのバルーチスターン州における同国治安警察による軍事作戦の成果であり、戦闘の結果、治安攪乱分子らのうち2名が死亡、15名が逮捕された。       イラン東部の900キロメートルにわたる国境地帯には、治安上 全文をよむ

2007-08-20 イーラーンシャフルで武装集団による人質事件発生:人質解放に向け懸命の一斉捜査 (Jam-e Jam紙)

【事件部】昨日朝、チャーバハールとイーラーンシャフルを結ぶ街道で8台の自動車が、待ち構えていた武装治安攪乱分子に火を放たれ、数名の運転手と乗客が人質に取られた。      ジャーメ・ジャムの報道によると、昨日早朝5時25分、1人の男性から警察の110番緊急センターに、チャーバハールとイーラーンシャフルを繋ぐ街道で強盗・戦闘があったとの通報があり、イラン東部の治安警察が現場へ赴き、この件に関する捜査に乗り出した。      NAJA(イラン・イスラーム共和国治安維持軍=警察)広報担当官のメフディー 全文をよむ

2007-08-20 わずかなチケットに多くの旅行者が殺到:10月中旬まで予約で一杯 (Jam-e Jam紙)

ガソリン配給制の施行によって旅行チケットへの需要が急増している。しかしこの問題の解決に対して、これまで何の対策も採られていない。      【社会面】ガソリン配給制導入は、我が国にとって必要な措置であったことに疑いはない。しかもそれは、何年も前からそうだったのだ。人々は〔ガソリン配給制という〕計画実施のために、最大限の協力しなければならないことも、全くもって正しいことである。しかしこのような中で問題とされるべきは、人々が都市内・都市間を移動する際に困難に直面しないよう、政府が何らかの施策を考えね 全文をよむ

2007-08-19 麻薬密輸容疑でアフリカ人82名を逮捕:治安維持軍麻薬対策本部長が明かす (Jam-e Jam紙)

【事件部】麻薬密輸国際ネットワークに所属するアフリカ人ら82名が、治安警察による大規模作戦の結果逮捕され、数十キロの麻薬が彼らから発見・押収された。       ジャーメ・ジャム紙の報告によると、ハミードレザー・ホセインアーバーディー司令官は、記者会見でこのように発表し、「このネットワークは、組織化された麻薬団としては最大級であり、メンバーらは大量の麻薬をイランへ、そしてそこからさらにヨーロッパ諸国や中央アジア諸国へ運んでいた」と述べた。       治安維持軍麻薬対策本部長はさらに、「この国際 全文をよむ

2007-08-18 大アーヤトッラー・サーネイー「若者は自由を奪おうとする宗教を忌避している」 (E'temad-e Melli紙)

 大アーヤトッラーのサーネイー師は、若者の「宗教忌避」の傾向を指摘する最近の一部議論を批判して、「若者が忌避しているのは、専制的な政治や正当な自由の否定につながるような宗教の定義に対してである」との考えを示した。       マルジャエ・タグリード〔シーア派の宗教最高権威〕である同師の広報サイトが伝えたところによると、「青年の日」に行われた発言の中でアーヤトッラー・ユーセフ・サーネイーは、若者たち〔が直面している問題〕、学生らが抱える不安〔訳注:原文では「大学」となっていたが、文脈から「学生」の 全文をよむ

2007-08-06 マーフシャフルで石油化学系の汚水により魚介類に汚染の被害:環境庁長官が発表 (Jam-e Jam紙)

【社会部】副大統領兼環境庁長官は、「フーゼスターン州のマーフシャフルで、石油化学系の汚水がペルシア湾の入江に流れ込んでおり、最終的には地域に生息する海洋生物の体内に入り込んでいる」と述べた。       ファールス通信によると、ファーテメ・ヴァーエズ=ジャヴァーディー長官は「ラーズィー」及び「バンダル・イマーム・ホメイニー」の各石油化学施設を視察した。       同長官はこの視察の間、これら2つの石油化学施設の生産方法、及び汚染物質の除去方法を調査し、さらにこの2つの石油化学施設の下水がペルシ 全文をよむ

2007-08-05 テヘランの50のアパレル工場に対して営業停止処分 (Jam-e Jam紙)

【事件部】治安維持軍公共地域局の捜査官らは、テヘラン中心部にある50のアパレル生産工場に対して封印処分を科した。       治安警察公共地域監視局次官のハーレディー少佐は、このように明らかにした上で、ジャーメ・ジャム紙に対して、次のように語った。「衣料品供給整備計画の施行の一環として、治安警察公共地域監視局の捜査官やテヘラン服飾仕立て組合所属の専門家・査察官からなる作戦実行・不意打ち査察チーム10組は、ジョムフーリー通りとアミール・アクラム交差点にあるメーカーの工場に対して査察を開始した。その 全文をよむ

2007-08-04 モガッダス判事殺害の実行犯2名、公開処刑に (Jam-e Jam紙)

【政治部】裁判の結果「地上の悪」(地上に頽廃をまき散らした者)と認定された、モガッダス判事に対するテロ事件の実行犯2名が、木曜日、テロ事件の現場である「一般・革命指導検察庁」正面にて、数千名のテヘラン市民を前に絞首刑に処せられた。       ジャーメ・ジャム紙記者の取材によると、処刑されたのはマジード・カーヴースィーファルとホセイン・カーヴースィーファルの二名で、二人は叔父と甥の関係に当たる。1384年モルダード月11日〔2005年8月2日〕の午後、「テヘラン一般・革命指導検察庁」の長官を務め 全文をよむ

2007-08-02 マシュハドで7人の強姦犯が処刑 (Jam-e Jam紙)

【事件部】7人の強姦犯〔のうち5人〕に対する死刑判決が、マシュハドのエマーマト通りにて執行された。       イラン学生通信(ISNA)によると、強姦の罪に問われた被告人のうち5人に対してマシュハドのエマーマト通りで行われた死刑執行に先立ち、マシュハド検察のゴラームホセイン・エスマーイーリー氏は昨日、記者団に以下のように述べた。「市民の方々にご理解いただきたいのは、正しい情報が寄せられた場合には、徹底的な捜査が行われるということである。こういった人間〔今回処刑される強姦犯のような人間〕は、司法 全文をよむ

2007-08-02 バンダル・アッバース発電所によるペルシア湾重油流出問題から二週間:被害は海岸から8キロメートルにも (Sharq紙)

【社会部:ネガール・ホセイニー】バンダル・アッバースの発電所によってペルシア湾岸が汚染されて二週間以上が経過したが、未だにこの汚染の当事者に対する裁判所の判断は出ていない。       イラン環境庁のナバヴィー海洋問題担当次官はシャルグ紙とのインタビューで、さらに「この汚染問題に関する調査報告書は、すでにホルモズガーン州の司法当局に提出済みであるが、依然としてこの件に関しての判断は出ていない」と述べている。       この問題は、今年のティール月24日〔7月15日〕に、ペルシア湾岸のバンダル・ 全文をよむ

2007-08-01 ガソリン配給制実施に伴いさまざまな混乱が発生:カード窃盗、ガソリンの違法売買‥‥ (Sharq紙)

【ISNA(イラン学生通信)】ガソリン販売店でのガソリン販売量は平均で約30%減少している。しかし、〔ガソリン配給制導入に伴って〕数々の経済的・社会的混乱が引き起こされており、それらが今後も続くようならば、問題解決のための費用は、ガソリンへの補助金の額にも匹敵するものとなろう。       ガソリン販売所経営者連合会のナーセル・ライースファル会長は、このように述べた上で、さらに次のように言う。「販売所のガソリン消費量は、国内の販売所全体で平均約30%減少している。当然、消費が抑制されたガソリンの 全文をよむ

2007-07-30 レイ、深刻な環境汚染に直面 (Iran紙)

【社会部】テヘランの下水が〔テヘラン南部の〕レイに垂れ流されていることで、同地域の環境が危機に直面している。       テヘラン州環境保護局総局長のセイエド・ガヴァーモッディーン・ボゾルギヤーン氏がIRNAに語ったところによると、テヘランの汚水の流出によって、レイでは環境汚染や土壌汚染、地下水汚染といった問題が多く発生しているという。       同総局長は、テヘランの下水がレイに垂れ流されていることで生じている、これらの化学的な環境汚染によって、農業の分野においても多くの問題が引き起こされて 全文をよむ

2007-07-30 麻薬対策本部長「向精神薬の取締りを予定」 (Iran紙)

 向精神薬は徐々に、旧来の麻薬に取って代わりつつある。       麻薬対策本部長のエスマーイール・アフマディー=モカッダム博士は、ファールス通信とのインタビューで、この問題に関して警告を発し、さらに次のように述べた。「向精神薬の取り締まりは、間違いなく麻薬対策本部の今後の課題となるだろう。この薬を規制するためには、家庭や社会の認識を向上させることがとても重要であることに疑いはない」。       本部長は、大規模な麻薬取締り政策にあって、向精神薬をめぐる問題はこれまでも注目を浴びてきたと述べた 全文をよむ

2007-07-29 治安維持軍捜査局長、家庭内殺人の多発に警告 (Iran紙)

【事件部】NAJA(イラン・イスラーム共和国治安維持軍)のセイイェド・アスガル・ジャアファリー捜査局長は、国内で家庭内殺人が多数発生している現状に懸念を表し、「現在、家庭内殺人は殺人事件の40%に当たり、懸念を呼んでいる」と述べた。       ジャアファリー司令官は、マシュハドでの記者会見でさらに、殺人の被害者となった女性の50%は一親等の親族によって殺害されているとした上で、国の責任者たちはこのような問題について対応をきちんと考えることが必要だと訴えた。       同司令官はまた、「これら 全文をよむ

2007-07-26 携帯電話で浴室を盗撮した男、逮捕される (Jam-e Jam紙)

【事件部】家の屋上から隣の家を盗撮した男が、テヘラン司法センター「ベッサト」の第1148支部に送検された。       ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、先日、一人の女性からテヘラン検察庁に相談があり、女性宅の隣に住む男を盗撮の疑いで告訴した。       本件を担当した予審判事に対し、女性は事件を次のように説明した。「昨夜、浴室から出た後、誰かが家の屋上を歩く音が聞こえ、怖くなって夫に、早く帰ってきて、と連絡しました。私は隣に住む男を訴えます。なぜなら、うちの家の屋上に上がれるのは、彼の家 全文をよむ

2007-07-26 違法な服を売った衣料品店の取り締まりで、昨日100店舗が営業停止処分に (Jam-e Jam紙)

【事件部】社会的安全向上計画の実施に続き、テヘラン治安警察はテヘラン各地にある〔衣料品の〕店舗を査察し、昨日100店以上の違法店舗に対して営業停止処分を科した。       治安警察内に設置された経済活動違反査察局のハーレディー局長(少佐)は、このことについて、ジャーメ・ジャム紙に次のように語った。「テヘラン警察公共地域局は、社会の慣習や価値観に沿った商品の監督・供給に力を注いでいる。ご案内のように、不道徳な映画の供給・頒布、ならびに上演中、さらには未上演の映画ソフトの〔違法な〕供給・頒布に関わ 全文をよむ

2007-07-25 街娼の女、自らに死刑を求める (Jam-e Jam紙)

【事件部】生後5日になる息子を殺害した罪で拘置生活を送っている街娼の女が、昨日テヘラン州刑事裁判所第71法廷で行われた裁判に出頭し、その中で罪を認めた上で、自らを早急に罰するよう裁判官らに求めた。       ジャーメ・ジャム紙記者の取材によると、昨年のシャフリーヴァル月14日〔2006年9月5日〕、ある女からテヘラン110番警察緊急センターに通報があった。女はテヘラン北部の福祉センターで生活保護を受けている者であると語った上で、生後5日になる息子を果物ナイフで殺害したと伝えた。       通 全文をよむ

2007-07-22 スィースターン・バルーチスターン州で革命防衛隊員11人が殉職 (E'temad-e Melli紙)

 武装密輸団・反徒の待ち伏せ攻撃により、先週木曜日の午後、革命防衛隊及び民兵組織バスィージの兵士ら11名が殉職、9名が負傷した。事件は、同部隊がザーヘダーン県クーリーン郡の「ドゥーマク」村付近を通過中、発生した。       武装密輸団・反徒らはこの犯罪の後逃亡し、第110サルマーン・ファールスィー旅団と《最も偉大なる使徒〔預言者ムハンマド〕》作戦司令部が追跡を行った。       この戦闘はザーヘダーン=バム間の街道上に位置するクーリーン地区で起こり、武装密輸団・反徒らは周囲の山々へ逃亡した。 全文をよむ

2007-07-21 テヘランの飲料水は安全 (Iran紙)

【社会部】テヘラン市民の飲料水の水源は毎日水質の測定と維持がなされており、汚染の心配はまったくないとのことだ。        テヘラン州環境保護局のガヴァーモッディーン・ボゾルギヤーン総局長は、ファールス通信に対してこのように述べた上で、さらに「テヘラン市民の飲み水はキャラジ川やジャージャルード川から供給されており、環境保護局によって水質維持がなされている」とコメントした。       同総局長はその上で、「これらの川には汚染測定地点が設けられており、まもなくその他の観測地点数箇所とも〔観測所設 全文をよむ

2007-07-17 ガソリン配給制導入も、大気汚染改善されず (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】ガソリン配給制の導入後も、現在までに大気汚染の改善は見られていない。       テヘラン市の大気状況調査表に基づき、〔テヘラン市の関連法人である〕大気汚染状況監視公社(Air Quality Control Company:以下AQCC)が実施した調査によると、現在までのところ、ガソリン配給制の導入は大気汚染の改善に何ら影響していないことが判明した。       テヘラン市広報部が伝えたところによると、AQCC社長のユーセフ・ラシーディー氏は、このことについて「ガ 全文をよむ

2007-07-17 バスの運行時間、夜11時まで延長 (Hamshahri紙)

 テヘラン市議会議長は、バスの運行を夜11時まで延長することを表明した。       国会広報紙ハーネイェ・メッラトによれば、国会で行われた《都市内部における交通情況に関する検討会議》に出席したメフディ・チャムラーン議長は、「テヘランの地下鉄の拡充にむけてどのような計画があるか」との記者の質問に対して、「幸運にも、テヘラン地下鉄8路線〔を新たに建設すること〕が第2期テヘラン市議会〔2003〜2007年、現在は第3期〕において可決されており、実現可能な状況にある」と答えた。       同議長はさ 全文をよむ

2007-07-16 西洋風のヘア・スタイルを広める理髪店、営業停止処分へ:首都テヘラン治安維持軍長官が記者会見で発表 (Jam-e Jam紙)

【事件部】首都テヘラン治安維持軍長官はモルダード月1日(西暦7月23日)から社会的安全向上計画を強化する方針を強調した上で、男子の西洋風の髪型、ならびに乱れた服装に対して取締りを行うことを発表した。       ジャーメ・ジャム紙の報道によると、首都テヘラン治安維持軍長官のアフマド・レザー・ラーダーン司令官は昨日、記者会見の場でこの件について、次のように述べた。      「乱れた服装に対する取締まり計画の次の段階を実行するにあたり、女性のマント着用の際の基準は膝までとすることが決められた。また 全文をよむ

2007-07-12 ガソリン・スマートカード及び配給外ガソリンの販売で60人が逮捕:テヘラン110番警察本部長が明かす (Iran紙)

【事件部】配給外のガソリンを販売したり、ガソリン・スマートカードを賃貸ししたテヘランのガソリンスタンド従業員ら60人が逮捕された。       本紙記者の報告によると、テヘラン110番警察本部長のモフセン・ハーンチューリー大佐は昨日、記者会見でこのように明かし、さらに次のように付け加えた。「これらの者たちは、〔家宅捜索や身体チェックで〕タンスの中や服のポケットからガソリン・スマートカードが発見されたことを受け、警察により司法当局に引き渡された」。       同大佐はまた、法的許可なしに運賃を値 全文をよむ

2007-07-11 20名のならず者、数日中に処刑へ (Iran紙)

【事件部】悪事を働き市民の名誉=貞操(ナームース)を辱めたとの容疑で、前科のある悪名高きならず者20名が数日中に処刑される模様だ。       本紙司法担当記者の報告によると、アリーレザー・ジャムシーディー司法権報道官は、昨日の記者会見でこのように明らかにした上で、さらに以下のように述べた。「最高裁判所はならず者・悪党20名に対する〔下級裁判所での先の〕死刑判決を審理した上で、彼らへの死刑判決を支持する判断を下した。被告人らは、市民の名誉=貞操への侵犯、強姦、婦女暴行、聖法違反、悪行といった容疑 全文をよむ

2007-07-10 紙幣偽造団のリーダー格の女、逮捕される (Jam-e Jam紙)

【事件部】紙幣偽造団のリーダー格の女が、共犯者らと共にテヘラン東部で逮捕された。       ジャーメ・ジャム紙の報道によると、テヘラン東部のバスィージ公園で偽造紙幣が出回っているとの市民からの通報を受け、第121ソレイマーニーイェ分署の捜査官らは偽造団摘発に乗り出した。通報のあった現場に捜査官らが急行し、捜査を行うと、若い女が偽造紙幣の流通に関わっていたことが判明した。警察は事件のさらなる調査により被疑者の女に関する詳細な情報を入手、不意打ち捜査によって女を逮捕し、女の財布から偽造紙幣60枚を 全文をよむ

2007-07-09 ターケスターンで男性に投石刑が執行:司法権長の中止命令にも関わらず (E'temad-e Melli紙)

 先週の木曜日の朝、ターケスターン市〔テヘランの北西にあるガズヴィーン市から南西にある町〕で投石刑を宣告された2人の被告のうち1人に対する刑執行が、司法権長の停止命令にも関わらず、公衆の面前でなされた。       投石刑を宣告されたこの男性と女性は、11年前からターケスターン刑務所に拘置されていた。彼らへの投石刑は、「裁判官の良識」のみを根拠として、今年の6月21日にターケスターン市の墓地にて、公衆の面前で執行されることになっていた。しかし水曜日の朝(6月20日)、ハーシェミー・シャーフルーデ 全文をよむ

2007-07-08 テヘランで市民教育用の新たな小冊子が出版へ (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】テヘラン市役所文化芸術局教育センターが発行する市民教育用の小冊子の最新版が、「友達としてのエチケット」及び「両親を敬おう」というタイトルで出版された。       中央報道局の報道によると、テヘラン市役所文化芸術局教育センター長のセイエド・モハンマド・マフディー・タバータバーイー氏はこのように述べた上で、今回出版される最新版の小冊子は、「市民教育」シリーズの第18巻目及び第19巻目にあたり、それぞれ5万部が今日からテヘラン市民に提供されると付け加えた。        全文をよむ

2007-07-08 地下鉄、乗客であふれる:ガソリン配給制が影響 (Jam-e Jam紙)

【社会部】地下鉄で朝夕ラッシュ時の混雑が列車遅延や車両故障を引き起こし、多くの乗客が時間通り職場に着くことができずにいる中、テヘラン・メトロ取締役は、車両数の不足が最も根本的な問題と捉えている。      テヘラン・メトロ取締役のモフセン・ハーシェミー氏は、この問題の原因についての「ジャーメ・ジャム」紙との対談で、ガソリン配給制実施後、乗客数が12%増えたことに言及し、「混雑と乗客数の増加によって車両の故障・不具合が起き、これが遅延や定刻通りの発車を困難にする問題を引き起こしている」と述べた。  全文をよむ

2007-07-05 ニワトリ18,000羽、シャフリヤール村で処分へ:《疑わしい》病気への感染が理由 (Sharq紙)

【社会部】〔テヘラン州キャラジ近郊の〕シャフリヤール村郊外のある養鶏所のニワトリ18,000羽が、《疑わしい》病気に感染したとの理由で処分される予定だ。       この養鶏所は3日前から、シャフリヤール村の家畜衛生保健局の職員らの検疫を受け、ニワトリの出入りが全面的に禁止されている。この養鶏所のオーナーであるハニーフ・シャーテルプールさんは本紙との会見で、自身の養鶏所で高病原性鳥インフルエンザにかかっているニワトリは一羽もいないと断言し、病気のニワトリは、ガンボロ病(伝染性ファブリキウス嚢病) 全文をよむ

2007-07-02 テヘランでは一時間に22人の赤ちゃんが誕生 (E'temad-e Melli紙)

【イラン労働通信】テヘラン州戸籍局のアフマド・ゲシュミー総局長は、本年の最初の三ヶ月間で、テヘラン州では一時間に7人が死亡していると述べた。       同総局長は、次のように述べた。「本年の最初の三ヶ月間、テヘラン州では一日につき160人が死亡、この数字は平均すると一時間に7人となる」。       ゲシュミー氏はさらに、「テヘラン州における今年最初の三ヶ月の出生件数は48616件で、そのうち女子は23709件、男子は24907件となっている」と続けた。       ゲシュミー氏によれば、テヘ 全文をよむ

2007-06-28 共通大学入試受験者にはバスと地下鉄が無料に (Hamshahri紙)

【都市部】共通大学入試受験者には試験開催期間中、地下鉄とバス会社のサービスの利用が無料になる。      テヘラン市役所輸送交通次官の広報によると、1386年度〔今年度〕全国共通大学入試受験者への利便を図るため、受験票を提示することで地下鉄と市営バスの利用が無料となる。      ティール月7日木曜から9日土曜〔西暦6月28日から30日〕までの3日間、共通大学入試受験者は全員、受験票を提示すれば切符なしでも、地下鉄とバスの全ての駅で安心して無料の公共輸送サービスを利用することが出来る。 全文をよむ

2007-06-28 ガソリン配給制が発表された夜、テヘランで事件が続発 (E'temad-e Melli紙)

 政府高官と有力議員の二人が報道特別番組に出演し、ガソリン配給制の実施にはいかなる問題も起きないことを市民に確約していた、まさにその頃、全国各都市に住む住民らはここ数年類を見ないような事件の数々を目の当たりにしていた。       火曜日の夜、ガソリン配給制が発表されたことを受けて、車の所有者らは空のガソリンタンクを満たすべく、ガソリンスタンドに殺到した。そしてガソリンスタンドで起きたこのような空前の混雑が、多くの事件を引き起すこととなった。       第一ステージ:ガソリンスタンドの経営者  全文をよむ

2007-06-28 ガソリン配給制の混乱に便乗してガソリンスタンドや銀行を襲撃した者たち、逮捕される (Jam-e Jam紙)

【事件部】火曜日の21時にガソリンの配給制が宣言されたことを受け、さまざまな町でガソリンスタンドの前には長い行列ができ、身動きの取れない渋滞が発生した。このことが引き金となって、散発的に騒擾が発生、一部のガソリンスタンドが破壊された。またこれとの関連で、一部の者たちが逮捕された。       本紙の取材によると、政府関係者らによってガソリン配給制が決定されてから7ヶ月、同決定の実施には遅れが生じたものの、ガソリン・スマートカードの配布にも目処がたったことを受け、石油省の決定にもとづき、ついに火曜 全文をよむ

2007-06-26 ガソリン備蓄に対し、警察が取り締まりに着手 (Iran紙)

【事件部】治安維持軍は、燃料を備蓄している者らを取り締まる方針だ。       ホセイン・ゾルファガーリー治安維持軍長官代理は25日、記者会見でこのように述べた上で、さらに「ガソリンを備蓄している者がいた場合、警察は対応に乗り出すことになろう。警察は、備蓄されている燃料が20〜30リットル程度であれば、家の中に入って捜査をするというようなことはまったくない。燃料の備蓄について話をするだけである」。       また、ガソリンの〔個人間の〕売買やスマートカードの偽造についてある記者から質問を受けた 全文をよむ

2007-06-25 社会的安全向上計画、娯楽施設でも実施へ (Iran紙)

【社会部】娯楽施設や登山コース、庭園における治安改善と、人々の名誉〔=女性の貞操〕への迷惑行為取締りを目的とした、社会的安全向上計画の第4フェーズが実行に移された。       首都テヘラン治安維持軍長官のアフマド・レザー・ラーダーン准将はバッドヘジャービーやならず者の取締り、及び麻薬常習者の一斉検挙などの計画実行によって、かなりな程度自らの目的を達したとした上で、「社会的安全向上計画第4フェーズを実施することで、行楽地での治安は大きく改善されるだろう」と語った。       同長官はさらに次の 全文をよむ

2007-06-20 今年の共通大学入学試験受験者 女子が63% (E'temad-e Melli紙)

【ISNA(イラン学生通信)】イラン暦ティール月の7、8、9日(西暦6月28日~30日)に今年の共通大学入学試験が一斉に開催される。      全国大学入試センターのプールアッバース・センター長は昨日、記者団に対してこの件に関し「ティール月の4、5日(6月25、26日)に試験の受験票が配布される」と述べた。      彼は「今年の共通大学入学試験受験者の63%が女子で、37%が男子であり、志願者は130万人に上る」と続けた。      プールアッバース氏は今年の共通大学入学試験実施の変更点に関し 全文をよむ

2007-06-19 イラン初「物理学子供アカデミー」、開校から一年が経過:核物理学の授業も (Jam-e Jam紙)

【シーラーズ:ジャーメ・ジャム紙記者】ジャフロムにあるイラン初の「物理学子供アカデミー」が、開校してから一年を迎えた。       この教育センターでは、160人の小学生たちが物理学、電子工学、電気工学を学んでいる。「ジャフロム物理学子供アカデミー」の創設者であり校長のセイエド・モハンマド・サフラーイヤーン氏は、この学校の教育活動について、「ここの生徒たちは、この地方で最も才能のある子供たちで、1200人の志望者の中から試験を通じて選ばれました。子供たちは一週間を通じて、物理学を科学的手法によっ 全文をよむ

2007-06-17 イラン人1000人に1人がエイズに感染 (E'temad-e Melli紙)

【ファールス通信】保健省疾病管理センター長は「イランでは推定で1000人に1人がAIDS(後天性免疫不全症候群)に感染している」と語った。       モハンマド・マフディー=グーヤー氏は、さらに次のように続けた。「保健省が記録した公式統計では現在、イラン国内にはエイズ感染者14554人が存在しているとされているが、推計では国内に凡そ7万人ものエイズ感染者が存在するとも言われている。イランの人口が7000万人であることを考慮して計算すると、国内の1000人に1人がAIDSウイルス(HIV=ヒト免 全文をよむ

2007-06-16 家屋内のガソリン倉庫で恐ろしい爆発 (Iran紙)

【事件部】ガソリン倉庫に改造された家屋の地下室内で恐ろしい爆発が起こり、悲惨な事故となった。      テヘラン市消防安全サービス庁のムハンマド・ラズミヤーンファル報道官はこれについて、「事故は金曜日の朝8時30分、ピールーズィー通りの有名な並木街路沿いに建つ家の地下室で起こった」と述べた。      同氏は続けて、「調査によると、この家の持主は配給制実施後ガソリンの値が高騰すると考え、ガソリン千リットルを50リットル入と100リットル入の樽に詰めて家の地下室に貯蔵していた。そこで突然この恐ろし 全文をよむ

2007-06-13 猥褻フィルムの制作者は死刑:国会が可決 (Iran紙)

【事件部】国会は、猥褻作品の制作をイスラーム社会を脅かす《地上の悪》(地上に頽廃をまき散らす行為)に当たると認定し、この適用に従い猥褻作品の制作者を罰する法案を可決した。       可決されたこの法律は、〔イスラーム法及び憲法に合致するか判断を仰ぐため〕護憲評議会に送付された。この法律が〔護憲評議会によって〕最終的に認められた場合、同法に従い、〔婦女子に〕強要して猥褻作品を制作した者、他者を性的に悪用する〔=性をいたずらに刺激する?〕目的で猥褻作品を制作した者、及び猥褻作品の制作において主要な 全文をよむ

2007-06-11 占い師の男、4度の同害報復刑を宣告される (Iran紙)

【事件部】3人の女性と1人の医師を殺害した容疑で起訴されていた占い師の男が、ガズヴィーン州刑事裁判所第2法廷の裁判官より、4度の同害報復刑を言い渡された。      武術の指導者でもある容疑者は、ある若い男性の訴えにより逮捕された。若い男性は武術の指導者が彼の妻を騙したと訴えたのである。この容疑者の逮捕により、コイーン地区にある容疑者が所有する別荘の地下の小部屋で起きた、彼の4人の生徒に関わる謎の犯罪の秘密が明らかとなった。      予審判事の指示で、3人の女性と若い医師が殺害された事件につい 全文をよむ

2007-06-10 司法権第一副長官「逮捕者が《地上の悪》に当たれば死刑も」 (E'temad-e Melli紙)

 バッドヘジャービー取締計画の実施から2ヶ月、ならず者取締計画の実施から1ヶ月近くが経過したことに伴い、治安維持軍司令官たちは、司法権の裁判官・検察官たちを治安維持軍司令部に招き、会合を行った。この〔治安維持軍と司法権の〕合同会合で、彼らは同期間中の活動報告を行い、また司法関係者たちに、厳格で迅速な対応を求めた。これに対し、司法関係者らも同日、「ならず者」として逮捕された被告らに対して、ときに死刑を含む重い刑罰を言い渡すつもりである旨、明らかにした。       会合が行われた会場の扉は、午前7 全文をよむ

2007-06-09 アフガニスタンで女性報道関係者の殺害、相次ぐ (Hamshahri紙)

【ハムシャフリーオンライン】アフガニスタンの女性テレビ司会者殺害のわずか1週間後、今度はカーブルのラジオ局女性記者が自宅で殺害された。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、ラジオ局<ソルフ>の記者で局長のザキエ・ザキー氏が、イラン暦3月16日水曜日(西暦6月6日)、カーブル北部の自宅で子供のそばで眠っているところを銃弾7発を撃ちこまれ殺害された。       ザキー氏は、アフガニスタンで最も活躍する記者の一人で、人権活動家でもある。<ソルフ>ラジオ局局長の傍ら、地域の学校の校長 全文をよむ

2007-06-07 治安維持軍法律・国会対策担当次官「《地上の悪》に該当するならず者どもは死刑」 (Iran紙)

【事件部】司法機関による裁判の結果、イスラーム社会を脅かす《地上の悪》(地上に頽廃をまき散らした者)〔訳註〕に該当する一部のならず者には、死刑が宣告されることもあるだろう。       治安維持軍法律・国会対策担当次官のメフディー・モハンマディーファル司令官は、このように述べた上で、ならず者の摘発や社会的安全向上計画の実施について、「多くの会議で、この分野で法的にカバーされていない部分、とりわけ〔ナイフなどの〕刀剣類の扱いが審議された」と語った       他方、さまざまな調整が行われた結果、[ 全文をよむ

2007-06-06 ADHDの若者、家を追い出され自殺:政府の保護体制に疑問も (E'temad-e Melli紙)

 錯乱行動を起こした17歳の若者が、家を追い出された挙げ句、農薬を飲んで自殺した。       このアルデシールという若者と家族との諍いは、7年前〔「10年前」の誤植か?〕、彼が7歳のときに始まった。アルデシールが成長するにつれ、父親の手に負えなくなり、父親はいろいろなことで警察に通報するなど、息子に対する法的対応を当局に求めるようになっていった。       この17歳の若者は、先週ついに、父親によって家を追い出され、行き場をなくした彼は、農薬を飲んで自らの命を絶ってしまったのである。     全文をよむ

2007-06-02 各界の関係者、一時婚をめぐって議論 (Iran紙)

【社会部】内相は、結婚をめぐる若者の社会的困難を解決する一つの方法として一時婚〔訳註1〕の普及を挙げ、結婚年齢及び一時婚に対する社会の捉え方を変えるべきだと主張した。       「ヘジャーブ:イスラーム政府の責任と権限」と題されたセミナーの第一回会合でプールモハンマディー内相は、結婚は人間にとって欠かせないものであると言及した上で、「イスラームは普遍的で完全な宗教であり、あらゆる行為や要請に対して解決策を有している。、〔イスラームが認めている〕一時婚は、若者が必要としているものに対して〔イスラ 全文をよむ

2007-05-29 麻薬常用者一掃計画、始まる (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】治安維持軍(警察)麻薬撲滅対策責任者のホセイン・アーバーディー司令官は「ホルダード月5日(西暦5月29日)土曜日の朝に、麻薬常用者一掃計画が開始された。鉄道テヘラン駅周辺および沿線において集中的に計画が実行され、現在までに300人が摘発された」と述べた。       ISNA(イラン学生通信)によれば、ホセイン・アーバーディー司令官は4日前からテヘラン市の各地区で情報確認や捜査活動を行っていることに触れ、こう述べた。「警察は麻薬常用者が麻薬を使用したり、路上生活して 全文をよむ

2007-05-29 水タバコ、テヘランの公共の場から回収されることに (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】セイイェド・モアイイェド・アラヴィヤーン保健省健康次官は、「ノー・タバコ週間4日目にあたるホルダード8日〔西暦5月29日〕火曜より、テヘラン治安維持軍(警察)の協力のもと、テヘランの公共の場、食品取扱施設、及びダルバンドとサルバンドの観光スポットから水タバコが回収される」と発表した。      ISNA(イラン学生通信)によると、同次官は記者会見でこう告げたうえで、「喫煙の害はこのような運動だけで解決するものではなく、公衆を教化し鍛錬することが必要だ」と述べた。   全文をよむ

2007-05-24 老朽車追放計画、予定通り進まず (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】老朽車の排除について以前決定した計画は、イラン暦1385年(西暦2006年3月下旬からの1年間)終わりまでに国内にある車両から25万台を処分するというものだった。しかし計画の実施時からすでに予想されていたように、この目標設定は、現状や設備、さらには老朽車追放計画実施本部の能力すら考慮せずに行われていた。      結局、決められた時期までに実行できず、期限を延長することになった。内務省の老朽車追放計画執行官のセイエド・レザー・ファーテミー氏は、昨日午前、85年の計画の達 全文をよむ

2007-05-22 高校生らのメッカ小巡礼、今年の定員は1万1000人 (E'temad-e Melli紙)

【エッデマーデ・メッリー紙】今年は全国の小中高・大学予備課程生徒総数1400万人に対し、1万1000人がメッカ小巡礼[訳者注]に派遣される。イラン・イスラーム共和国児童協会は、大学生のメッカ小巡礼と同様に高校生らのメッカ小巡礼についても、議会で予算案を可決させようとしている。      [訳者注]メッカ小巡礼:巡礼月(イスラーム太陰暦第12月)8~10日以外に行われるカアバ参詣を指す。上記の規定時期に行われる、ムスリムの宗教的義務としての「巡礼」(ハッジ)と、それ以外の時期に任意に行われる「カア 全文をよむ

2007-05-21 社会的安全向上計画による押収車の所有者ら、ヴォザラー通りで振り回される (E'temad-e Melli紙)

【ILNA(イラン労働通信)】オルディーベヘシュト月初め〔4月21日〕に始まった社会的安全向上計画の実施にあたり、バッドへジャーブな車の所有者を取り締まることが警察の課題になっている。この計画によると、バッドヘジャーブな人を乗せた車や、バッドヘジャーブな女性ドライバーの車は倫理的安全計画の実施職員と交通指導省の職員によって押収され、駐車場に移動させられる。      ILNA記者によると、治安維持軍(警察)は、バッドヘジャーブな人が乗車していることは明白な罪にあたるとして、バッドヘジャーブな人を 全文をよむ

2007-05-09 厳しい取り締まりは控えよ:大アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィー、治安維持軍に語る (E'temad-e Melli紙)

【ファールス通信】大アーヤトッラーであるマカーレム=シーラーズィー師は、「治安維持軍は風紀の乱れと倫理的安全の危機を民衆に伝えるべきだ」と強調した。      マカーレム=シーラーズィー師はまた、NAJA(治安維持軍)の安全・情報警察局長、及び同局幹部らとの会見の中で、「あなたがたの始めた仕事に関して、多くの人々はバッドヘジャーブに対する闘争は限定的に行われるべきだと望んでいる。しかしこの仕事は広範囲に及ぶもので、皆はそれに感謝すべきである。私の知る限り、この動き対して皆も満足している」と述べた 全文をよむ

2007-05-09 大アーヤトッラー・ムーサヴィー=アルダビーリー、倫理・社会的安全計画の責任者らと会見 (E'temad-e Melli紙)

【ファールス通信】大アーヤトッラーであるムーサヴィー=アルダビーリー師は、倫理・社会的安全計画の実施に賛意を表明した。      ムーサヴィー=アルダビーリー師は、NAJA(イラン・イスラーム共和国治安維持軍)の公衆安全・情報警察局長との会見の中で、この計画の関係者らへの感謝の意を示し、次のように述べた。      「この仕事の本質は、非常に重要であり、重要などということばでは言い表せないほどだ。革命後最初の十年間、バッドヘジャーブに対する闘争で様々な計画が実行されたが、良い結果は出せなかった。 全文をよむ

2007-05-09 《社会的安全向上計画》特別レポート:金で雇われたマネキンたち (Iran紙)

【社会部:モフセン・ジャンダギー】社会的堕落は多くの場合、社会の安全を混乱におとしめる端緒となっている。女性の貞操〔=家族の名誉〕に対する迷惑行為、放縦、そして堕落といったものが現れると、何よりもまず安全が脅かされる。社会的堕落を示す数値が上昇し、女性の貞操に関わる不道徳な家庭用〔ビデオ〕CDが出回っていることが、社会的安全向上計画の実施を治安維持軍に促した一つの要因となっている。       計画の続行に85%の市民が賛成       社会的安全向上計画は、何も新しいものではない。それは過去何 全文をよむ

2007-05-08 シャーフルーディー司法権長:市民権保護法をイスラームの手本として他国に示せ (Iran紙)

【社会部】市民権保護法とそのイスラーム的基礎を知らしめることは、全ての国々、特にイスラーム諸国に対し、この法律をイスラームの一手本として示すことにつながる。      アーヤトッラー・ハーシェミー・シャーフルーディー司法権長は昨日、司法高官会議において、市民の権利に特別の配慮を払うことが必要だとした上で、次のように述べた。「市民権保護法は、司法権の発案で可決され、社会にもきわめて良い反響や効果があった優れた法律の一つである。イスラームの基礎に由来するこの法律の目的をできるだけ多く達成するためには 全文をよむ

2007-05-06 テヘラン検察庁長官「社会的安全向上計画で逮捕された女性たちには追放処分も」 (E'temad-e Melli紙)

【ファールス通信】テヘラン一般・革命検察庁のサイード・モルタザヴィー長官は、「社会的安全向上計画で逮捕された女性たちの中には、地方からテヘランに来ていた者もいることから、法的警告に留意しない場合には、これらの女性は裁判所によって自身の生まれ故郷に追放されることになるだろう」と述べた。       これ以前に、テヘラン治安維持軍長官のラーダーン司令官は、バッドヘジャーブな女性たちへの指導における治安維持軍の活動状況について、統計資料を示して次のように述べていた。「社会的安全向上計画で警察署に連行さ 全文をよむ

2007-05-01 アフマディー=モガッダム治安維持軍長官「テヘランの店主らは、雇用した女子をマネキンとして使っている」 (E'temad-e Melli紙)

 社会的安全向上計画の実行から一週間がたったにもかかわらず、依然として治安維持軍長官は、立ち寄った先々で、この計画に関し、説明を余儀なくされている。       アフマディー=モガッダム長官は昨日、ゴムのウラマーや神学生との面会のため同市を訪問し、それぞれの面会が終わるたびに繰り返し、この計画の実行目的について、次のように説明した。「この計画では、いくつかのグループが〔取り締まりの〕対象となっている。第一に、道徳を侵害する者、第二に路上の安全を脅かす者、第三に素行の悪いごろつきども、そして第四に 全文をよむ

2007-04-28 筋肉・骨の病気にかかる人々の低年齢化 (Iran紙)

【社会部】数年前に比べると生理学者たちは忙しくなっている。理学療法に訪れる患者の年齢が低下しており、ほとんどのイラン人の生活状況を考慮すると、今より生理学者は忙しくなることであろう。       運動不足、食への無関心、体重の増加、座り方や立ち方や仕事の仕方に対する不注意、ストレス、そして間違った運動の実施-このようなことが、社会に理学療法を必要とする要因となっている。一方で保険会社などの諸組織は『治療』に関心を集中させており、『予防』や『予防の文化』はこうした組織や人々の間に根付いていない。更 全文をよむ

2007-04-26 203名の国会議員、〈社会的安全向上計画〉への支持を表明 (Iran紙)

【政治部】203名の国会議員は大統領に宛てた書簡の中で、〔政府が〕社会的堕落と道徳的危険への対決姿勢を強めていることに支持を表明、〔治安維持軍を管轄する〕内務省及び治安維持軍に対し、この措置を貫徹・継続するよう求めた。       大統領に宛てた同書簡の中で、議員らはさらに「ご存知のように、社会的堕落と道徳的危険、腐敗・腐蝕した姿格好は、〔イランの〕宗教的人民主権体制と価値体系、そして力あるイスラーム社会に対する根本的挑戦に他ならない」と論じ、さらに「つまり、イスラーム国家の純潔なる子供たち、開 全文をよむ

2007-04-24 モルタザヴィー・テヘラン検察庁長官「路上の《安っぽいマネキンたち》は犯罪組織に通じている」 (Iran紙)

■ 司法権長:「これまで警察や検察庁に足を踏み入れたことがない人々を拘留することは、社会的に大きな結果を伴う」   ■ テヘラン検察庁長官:「公の通りに安っぽいマネキンのごとき格好で出現するような女性たちの大部分は、犯罪者のネットワークに通じた者たちである」   ■ 大統領府広報顧問:「最初の注意は、教育的な性格を持たせるべきである」      【社会部】近頃、多くの市民が、公の場で一部の女性が不適当な服装をしていることに苦情を寄せており、法的な対策と指導を求めている。       テヘラン検察 全文をよむ

2007-04-22 バッドヘジャービー取締り計画、開始される (E'temad-e Melli紙)

 実効性に関して賛否両論があるにも拘らず、バッドヘジャービー取締り計画が昨日の朝より実施された。       バッドヘジャービー取締り計画を開始した治安維持軍(警察)は、この計画はバッドヘジャーブな(=乱れた)服装をした人々を、〈教導〉という手法によって取締まることを旨とするものであり、人々が服装を改めない場合には、逮捕し署に連行するつもりであると表明している。       ここ数年間夏の到来に合わせて、断続的な形ではあるが、警察によるバッドヘジャービー取締り計画が行われている。       今 全文をよむ

2007-04-21 バッドヘジャービーに対する取締り、今日から開始 (E'temad-e Melli紙)

【ファールス通信】バッドへジャービー〔*〕取締り計画が、今日からテヘランで実施される。この計画に対しては、ここ数日間に一部の国会議員から否定的な反応がある一方で、治安維持軍長官からは同計画に反対する人々を批判する動きも見られる。   〔*「バッドヘジャービー」とは、女性がイスラーム的な服装規範(ヘジャーブ)を守らず、頭髪を出したり体の線があらわになるような服装をすること〕       ラーダーン司令官はある記者会見の席上で、次のように表明していた。「我々の社会は価値観を大切にする社会であり、その 全文をよむ

2007-04-21 石油60万リットルを密輸-船舶2隻を抑留 (Iran紙)

【社会部】イラン・イスラーム共和国治安維持軍(NAJA=日本の警察にあたる組織)の密輸品取締班はペルシア湾で、密輸した石油59万7000リットルを積載していた船舶2隻を抑留、乗組員全員を逮捕した。      NAJAの経済犯罪取締捜査局のソルターニー局長(大佐)は、本紙記者の取材に対して「2隻の船舶の船長とイラン人および外国人乗組員は取り調べの中で、密輸した石油はペルシャ湾海上の漁師や商人の小型船から購入していたことを認めた」と述べた。      同氏はまた「エスファンド月15日(2007年3月 全文をよむ

2007-03-31 修士志願者の異議申し立て最終期限はファルヴァルディーン16日 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】修士試験に異議のある志願者がその異議内容を送付できるのはファルヴァルディーン月16日(西暦4月5日)までである。      ISNA(イラン学生通信)の報告によると、志願者は86年度(西暦2007-08年)修士試験問題にかんする異議を遅くともファルヴァルディーン月16日までにEメールで(arshadetc@sanjesh.org)全国大学入試センターに送付することができる。      尚、前述の期限以降は、志願者の学術選抜と第一次成績表の作成が始まるため、異議が審査 全文をよむ

2007-03-29 今年のディーヤ(血の賠償金)の額、3億5000万リヤールに決定 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】司法相は全国の司法機関向けに発出した通達の中で、イスラーム刑法第297節第1項に基づき、1386年〔2007年3月21日〜〕のディーヤ(血の賠償金)の額を、満額で3億5000万リヤール〔約440万円〕にすることを発表した。       政府広報評議会事務局はファルヴァルディーン月9日木曜日〔3月29日〕、「ゴラームホセイン・エルハーム司法相は全国の司法機関に対し、1386年のディーヤの額を通達した」と発表した。       この発表はファルヴァルディーン月9日、イス 全文をよむ

2007-03-28 テヘランで洪水発生 (Iran紙)

【社会部】昨日、全国的に激しい雨が降った影響で、都市部の住民生活に多くの障害が出た。       昨日テヘランで降った大雨の影響で、首都を走る多くの道路に水が溢れた。これは、側溝に泥などの沈殿物が溜まっていたことが主な原因である。       取材によると、この洪水の影響で、モダッレス通りなどテヘランを走る一部の幹線道路の往来に混乱が生じた。また、その他の多くの都市でも、往来に支障が生じているとのことである。       警察の道路管理センターの発表によれば、大雨と大雪の影響で、テヘラン州のハラ 全文をよむ

2007-03-25 年越しに1億1800万通の携帯電話ショートメールが送信 (Iran紙)

【経済部】ノウルーズの元日に約1億1820万通のショートメール(SMS)が、《政府系携帯電話ネットワーク》の利用者によって送信された。       イラン電話電信社の広報総局長のダーヴード・ザーレイヤーン氏は、このように述べた上で、さらに「この数字は、1385年エスファンド月29日〔2007年3月20日〕の午後から翌年のファルヴァルディーン月1日〔2007年3月21日〕の午後までの間に送信されたショートメールの件数である。また、同日送信されたメールの80%が、無事にメール送信が行われた」と語った 全文をよむ

2007-03-16 ナーセル・ザラーフシャーン、釈放される (E'temad-e Melli紙)

【ルーズナー】知識人連続殺害事件の弁護士を務め、イラン作家協会の会員でもあるナーセル・ザラーフシャーン博士は、5年間にも及ぶ拘禁状態を耐えた末、木曜日正午エヴィーン刑務所から釈放された。       ナーセル・ザラーフシャーン氏は、シーリーン・エバーディー氏とともに知識人連続殺害事件の弁護士を務めていた。         【解説】1946年生まれのナーセル・ザラーフシャーン氏はイランの著名な作家・翻訳家兼弁護士。同氏は、1998年11月〜12月に起きたイラン知識人連続殺害事件で殺害された2名の作 全文をよむ

2007-03-14 最高裁、「名誉殺人」の被告への無罪判決を支持 (Iran紙)

【事件部】国の最高裁は、家庭に〈侵略〉した男を殺害した男性に対して、〔先の下級裁判所による〕無罪判決を支持する判断を示し、男性は晴れて自由の身となった。この男性は、妻の口からある男に暴行を受け、その様子をビデオに録られたとの告白を聞き、暴行魔の男の殺害を計画した〔罪に問われていた〕。       本紙記者の取材によると、昨年シャフリーヴァル月8日(火曜日)〔2005年8月30日〕の夜更け24時、声を震わせた男性から警察に、自宅で男性を殺害したとの通報があった。男性は警察官の派遣を依頼、数分後ナー 全文をよむ

2007-03-12 中古車売買市場が大賑わい (Iran紙)

【政治部:モフセン・ジョンデギー】金曜日が書き入れ時だ。19区のハーニーアーバーデ・ノウが最も混雑する日であり、いちだんと賑わいを見せる通りはアブドルアーバードと名付けられている。ここはテヘランで唯一の中古車売買センターであり、毎週金曜ともなると、アブドルアーバード通りでは激しい交通渋滞が見られる。ペイカーンは一線を退いた車種と見なされているにもかかわらず、多くの売り手と買い手を擁している。このため、19区の青果市場広場の広大な敷地のかなりの部分がペイカーン供給用に供されてきた。      車を 全文をよむ

2007-03-12 今年のチャハール・シャンベ・スーリーの安全確保へ向け、各方面が人々に注意を喚起 (Hamshahri紙)

【ミーナー・シャフニー】チャハール・シャンベ・スーリーを安全に執り行うことは、この国民的祭事にとってもっとも重要な課題となっている。警察や消防、救急、県庁、さらには裁判所までが、この問題への対応に万全を期した準備を行っている。       毎年、1年の最後の水曜日が近づくにつれ、この日の夜〔*〕の安全をどのように確保すべきか、議論が繰り広げられている。   〔訳註:チャハール・シャンベ・スーリーは1年の最後の「水曜日(チャハール・シャンベ)の夜」に行われる行事だが、伝統的な考え方では、一日は日没 全文をよむ

2007-03-12 シャルグ紙、発行停止処分を解かれる (E'temad-e Melli紙)

【社会部】シャルグ紙はテヘラン州裁判所第76法廷より、発行停止処分を解かれた。同紙の発行責任者には罰金刑が言い渡された。       テヘラン州裁判所第76法廷は審理を行い、シャルグ紙発行責任者の弁明を聴取した後、同紙の発行停止処分を解いた。プレス法廷陪審員団は、プレス監視委員会から出された罪状のうち、4件に関して、シャルグ紙の発行責任者を有罪であると認定、その他の件に関しては無罪とした。       プレス法廷陪審員団はまた、シャルグ紙発行責任者に対する罰金の減額を妥当とした。       プ 全文をよむ

2007-03-11 エスファハーンのチャイハーネから水タバコが消える! (Iran紙)

 エスファハーン州医療衛生ワーキンググループの決定により、今後すべての場所・チャイハーネでの顧客への水タバコの提供が禁止され、法的な取り締まりが行われることになった。       エスファハーン州医療衛生ワーキンググループの会合では、社会の健康の増進と若年層の間での水タバコの喫煙拡大の防止を目的に、治安維持軍、司法関係機関、医科大学、州、その他の関係者らからなる水タバコ禁止実施委員会が立ち上げられ、同決定事項の実施について措置を講ずることが決まった。       エスファハーン州の政治・治安担当 全文をよむ

2007-03-06 イラン人参詣者ら、アルバイーンのためにイラク・カルバラーに殺到 (Iran紙)

【社会部】イマーム・ホセイン殉教40日目の喪明けの儀式アルバイーンを5日後に控え、多くのイラン人参詣者が、集団あるいは個人で、アバー・アブドッラー・ホセイン閣下の聖廟を参詣し、哀悼の儀式に参加するためイラクへ出発した。その一方で参詣事務所は、イラク国外から同国へ流入する参詣者数の増加を理由に、一切の新規受付・登録を停止している。       本紙記者の取材によると、イラクにあるアタバート〔ナジャフ、カルバラー、サーマッラー、カーズィマインのシーア派4大聖地を指す。イマーム・ホセインの聖廟はカルバ 全文をよむ

2007-03-05 分離主義のジャーナリスト数名が逮捕:情報省発表 (Iran紙)

 情報省は、ある州で外国人の支援のもと、分離主義的な目的の実現のために活動していたジャーナリスト数名の身元が特定され、《時のイマームの無名戦士たち》〔*情報省の諜報員のこと〕の手により逮捕されたと発表した。       イラン国営通信(IRNA)の報道によると、逮捕者された者たちの供述から、このグループは国家の安全を脅かすような過激民族主義的思想に基づき、国外から分離扇動的な主張を流布することを目的に、関連分子より月に相当な額のドルを受け取っていたことが判明した。       民族間の分断・分裂 全文をよむ

2007-03-04 国会前で教師ら数千名が集会を開催 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー:シールザード・アブドッラーヒー】国会前のバハーレスターン広場で、一万人以上の教育関係者による集会が開かれた。これは、国会前で開かれる集会としては今回で3度目となるもので、公務員管理法の不明瞭なあり方に抗議したものだった。その前のエスファンド月2日〔西暦2月21日〕の教師集会も同じ場所で開かれた。       また昨日、約20人の国会議員らが国会議事堂から出てきて、遠くから教師集会に集まった群衆を眺めていたが、国会議員らは教師らの中に入って、彼らとの話し合いを行おうとしな 全文をよむ

2007-03-04 速報:40名以上の女性活動家が逮捕 (E'temad-e Melli紙)

 女性の権利擁護を掲げるの活動家40名以上が、《世界女性の日》を直前に控え、テヘランの革命裁判所前で逮捕された。       これらの女性運動活動家らは、同運動の活動家5名に対する裁判に抗議する目的で、2007年3月5日(日)朝8時半、裁判所の開廷時刻に合わせるかたちで、革命裁判所前で平和的な集会を開いていたところ、治安部隊によって逮捕された。       パルヴィーン・アルダラーン、ヌーシーン・アフマディー=ホラーサーニー、スーサン・タフマーソビー、シャフラー・エンテサーリー、ファリーバー・ダ 全文をよむ

2007-02-22 婦女連続殺害事件、警察が捜査中:犯人は白タク業者か? (Iran紙)

【事件部】ヴァラーミーンで発生した婦女連続殺人事件の正体不明の殺害犯について、警察による特別捜査が行われている。ヴァラーミーン警察署の科学捜査により、4人の女性を殺害したのは一人の男で、この単独殺害犯は自家用車を使って、餌食となった女性らの〈狩り〉に興じていたことが判明した。   〔*訳註:ヴァラーミーンはテヘランから南東の町〕       本紙特派員の報告によれば、1384年末〔2006年3月中旬頃〕に若い女性の遺体がヴァラーミーン郊外の水路で見つかった。この時連続殺人鬼が息を潜めて女性を待ち 全文をよむ

2007-02-20 ザーヘダーン爆破事件のテロリスト1名に絞首刑執行 (Iran紙)

【政治部】先週水曜日にザーヘダーンのサーロッラー通りで起きたテロ事件の犯人のうちの1人が、イスラーム革命裁判所の判決によって、昨日朝9時30分、事件が起きた現場で、公衆の面前で絞首刑に処された。       本紙記者の取材によると、ザーヘダーンのイスラーム革命裁判所から下された判決により、ファギール・モハンマドの息子ナスロッラー・シャンベゼヒーは、治安維持軍へのテロ、革命防衛隊員を乗せた車両の爆破、市民二人の殺害、及び銀行強盗の容疑で死刑宣告を受けた。この報道によると、ザーヘダーンの市民は、治安 全文をよむ

2007-02-18 殉教者の肖像がイラン国内の広場に設置 (Hamshahri紙)

【社会部】殉教者・献身者財団の霊園記念碑管理総局長は、「殉教者財団と内務省の間で締結された合意により、イラン国内の道路や広場に殉教者の彫像や肖像画、名前が飾られることとなった」と語った。       殉教者・献身者財団霊園記念碑管理総局長のモハンマドレザー・ゴルースィー氏は、さらに記者団に対し「先に述べた合意は、締結され、施行にために全ての州に通達が行くまで約1ヶ月かかった」と付け加えた。       また彼は、「殉教者の名を掲げ、彼らの彫像や肖像画を公共の道路や広場に設置することは、過去にも実 全文をよむ

2007-02-18 現状を無視したテヘラン・モノレール敷設計画が再燃 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】全国地方自治体庁長官は、昨日の朝、全国地方自治体庁において記者会見を開き、首都テヘランの高架列車、すなわちモノレールの路線を5本建設することに関して、具体的な計画案を出すことで合意したと発表した。      メフディー・ハーシェミー全国地方自治体庁長官は、モノレール建設という吉報を報告したが、モノレールが費用のかかるものであり、贅沢なものであることは、内外の多くの専門家により、度々指摘されている。同時に、世界のいかなる国もモノレールを公共輸送のシステムとしては利用して 全文をよむ

2007-02-18 ザーヘダーンで二度目の爆弾爆破事件 (E'temad-e Melli紙)

【政治部】金曜日夜22時頃、比較的強力な爆弾がガヴァーターム・コンプレックスの隣、ザーヘダーン市共和国通りにあるイスラーム学女子学校で爆発した。この爆破事件に続き、武装集団が同地域で人々に対して銃を発砲した。       大きな爆音を伴った爆弾爆破事件から数時間後、ザーヘダーン県のハサン・アリー・ヌーリー県長は「金曜日夜に起きた爆破事件による物的損害はなく、人命被害もなかった」と語った。同県長は続けて、「この事件を受けて、治安部隊が直ちに現場に急行、犯人らの追跡を行った」と述べた。        全文をよむ

2007-02-15 ザーヘダーンでテロ事件発生:12名が死亡 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】昨日朝6時37分、道で爆弾が爆発し、革命防衛隊の隊員12が死亡、24名が負傷した。死傷者はザーヘダーン地域の革命防衛隊員らで、彼らは勤務地に向かうため、専用の通勤バスに乗車中だった。       このテロ攻撃は、アフマドアーバード・サーロッラー地域から30メートル、ザーヘダーンのナスタラン住宅街の北の区域で起きた。4人を乗せた1台のペイカーン車が、車が故障したと言って革命防衛隊員らを乗せたバスの前に停車、ペイカーン車に乗車していた4人は車から降りて、付近に止めてあったオ 全文をよむ

2007-02-13 北京空港のイラン人旅行者を利用した麻薬の密輸 (Iran紙)

 北京空港で麻薬密輸の容疑でイラン人の若者数名が逮捕され、中国警察の取調べを受けた。その結果、彼らの無実が証明される一方、麻薬密輸の新しい手口が明らかになった。       麻薬の密輸業者たちの新たな手口とは、警察から逃れるために、かばんやスーツケースに隠した麻薬を、イランに旅行することができないとの理由をつけて、イラン人旅行者らに預け物として、彼らの人の良さにつけ入る形でイランにもっていってもらう、というもの。       この新しい手口の最新のケースとして、3人のイラン人の若者が被害に遭った 全文をよむ

2007-02-13 テヘランの学生ら、ネスレ社前で抗議集会 (Iran紙)

2007/02/13イラン紙1面       テヘランの大学生らは昨日、シオニスト体制と関係がある〔とされた〕企業のテヘラン事務所前で抗議集会を開いた。       《大学生ニュース・ネットワーク》の報道によると、抗議に参加した学生らは集会で、イランでのネスレ社の活動停止を求めた。       テヘランの大学に通う学生らによって行われたこの抗議集会では、ムスリム・ブロガーらによる声明文や、シオニスト〔=イスラエル〕製品の販売ボイコットを謳ったテヘランのスーパーマーケット・食料品店による声明文が読 全文をよむ

2007-02-13 嫌がらせメールが原因で離婚訴訟 (Iran紙)

【事件部】あるアラブの航空会社に勤める客室乗務員の女性が、夫からの嫌がらせメールによる被害に遭ったとして、離婚を要求した。       また、この若い女性はイランの裁判所に出廷を命じられた際、夫が妻に対し入国禁止措置をとったとして、夫に対し1億トマーン〔約1250万円〕の支払いを要求した。       報道によると、24歳になるこの女性は、弁護士を通じて、離婚を求める訴えを起こした。この女性は現在、ペルシア湾岸地域の国で働いており、テヘランに来ることなく、離婚訴訟をテヘラン家庭裁判所第298法廷 全文をよむ

2007-02-10 学生ら、スイス大使館前で抗議集会 (Iran紙)

【政治部】全国の大学から参集した学生らの一団が、昨日イランにおけるアメリカの利益代表部であるスイス大使館前で、抗議集会を開いた。       《学生ニュース・ネットワーク》が伝えたところによると、《全国独立学生イスラーム協会連合》主催のこの集会で、参加者らは根拠のない脅迫じみたアメリカの言動に対する抗議を表明した。       この集会ではまた、次のような内容の声明文が出された。「今日、人権の唱道者たちは恥も外聞もなく、人間の基本的な権利を侵害している。犯罪者アメリカとカネで雇われたその同盟国ど 全文をよむ

2007-02-05 検察庁、シャルグ紙発行責任者に有罪を認定 (Iran紙)

【社会部】プレス・政府職員を訴追する特別検察庁の予審判事は、発行停止されたシャルグ紙の発行責任者に審問を行い、調書にある諸々の証拠に基づき彼を有罪であると認定した。       本紙裁判担当記者の報告によると、シャルグ紙発行責任者であったモハンマド・ラフマーニヤーン氏は、政府職員特別検察庁審問第四支部に出頭し、シャルグ紙の件について、ヤードガール予審判事と面談した。       ラフマニヤーン氏はこの事件について次のように述べた。「シャルグ紙に対して七件の告訴が提出されている。予審判事は上記の告 全文をよむ

2007-02-05 ジャカルタで洪水が発生 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】インドネシア自然災害本部の当局者は、ジャカルタの75%が浸水の被害にあっていると発表した。       BBCの報道によると、インドネシア自然災害本部当局者はこの国で起きた前代未聞の大規模な洪水によって、死者の数は25人にのぼっていると発表し、さらにジャカルタの約75%が深刻な浸水被害にあっていると述べた。       家が完全に水没し住める状態にないことから、34万人以上が自宅からの避難を余儀なくされるなど、ジャカルタ市は現在異常な状況に陥っている。        全文をよむ

2007-02-03 武装勢力の攻撃でザーヘダーンの治安維持軍の隊員4人が殉職 (Iran紙)

【政治部】ザーヘダーン県の治安維持軍司令官は、同市のボゾルグメフル通りとモアッレム通りの交差点を巡回中だった、司令本部責任者を含む治安維持軍巡回部隊が、武装勢力によって襲撃されたことを明らかにした。   〔訳註〕ザーヘダーン市はパキスタン及びアフガニスタンとの国境地帯に位置するスィースターン・バルーチェスターン州の州都。イラン東部国境地帯では、これまでもしばしば、反体制組織による襲撃が起きており、日本の外務省でも「渡航の是非を検討」するよう呼びかけている。       ターヘリー大佐はイラン学生 全文をよむ

2007-02-01 イラン赤新月社、ノールーズ休みに旅行者へのサービスを提供 (Hamshahri紙)

 ノールーズ休みに旅行をする旅行者らに案内を提供する計画が、エスファンド月25日〔3月16日〕から全国で実施される。       ニュース・センターからの報道によると、イラン赤新月社青年機構長官はバフマン月12日〔2月1日〕の木曜日にマシュハドで開かれた、第4回全国赤新月社青年問題担当局長会議で、「この計画は、ノールーズ休暇の20日間、全国で実施することが企画されている」と述べた。       ガーエム・モウヘバティー長官はさらに、「この計画を実施するに当たり、国内280都市に設置された750ヶ 全文をよむ

2007-02-01 首都における建築の低水準は市役所が一因 (Iran紙)

【社会部】「建築許可証の発行から建物完成までのあらゆる建築にかかわる作業は、市役所の管轄にあることから、都市の建築物の質が低いのは市役所の責任である。」        テヘラン州土木監督所のバフラーム・ガッファーリー所長は、このように述べ、テヘラン市役所が建築にかかわる国家規定の遵守を怠っていると強調し、「テヘラン市長自らも、現在建築中の建物の50%が耐震性に欠けていることを指摘している」と語った。       さらに同所長は、テヘラン市役所が建築技術証明書を発行しないことが、市の建築水準の低さ 全文をよむ

2007-01-24 アフヴァーズ爆弾テロ事件、実行犯4名が処刑  ジャーメ・ジャム紙 (Jam-e Jam紙)

 昨年アフヴァーズで発生したテロ事件の実行犯4名の死刑が、今日執行された。       フーゼスターン州司法局広報の報告よると、2006年にアフヴァーズで発生した爆弾テロ事件[訳者注]の実行犯4人は、法的な手続きを経て最高裁判所の判決を受けたのち、今朝、アフヴァーズ刑務所で絞首刑に処された。       報告によれば、死刑は爆弾テロ事件での殉教者[死亡者]遺族の立ち会いのもと行われた。       これ以前にも、アーザル月[西暦2006年11-12月] に同事件の実行犯3名が処刑されている。   全文をよむ

2007-01-08 イラン人労働力、30カ国へ派遣 ジャーメ・ジャム紙 (Jam-e Jam紙)

【イラン学生通信】バーバク・ハーシェムプール国際職業安定組合委員会会長は、「来年からイラン人労働力を30カ国へ派遣することが始まる」と述べた。    同会長は、今年初めから1000人が国内の職業安定所経由で国外に派遣されたとして、次のように述べた。「このうち30%の労働力がイラクへ、70%がオーストラリアへ派遣された。派遣がこの2カ国に限られたのは、他の国ではイラン人を雇うのに必要な下地ができなかったからだ」。    同会長は、国外に労働力を派遣する合意文書が政治的圧力で実現しないと述べたうえで 全文をよむ

2007-01-05 テヘランのハイウエーに交通違反記録カメラ設置 ジャーメ・ジャム紙 (Jam-e Jam紙)

【イラン学生通信】テヘランのハイウエーに、まもなく交通違反を記録するカメラが設置される。    テヘランハイウエー警察長官のアリーアクバル・マレクザーデ大佐はこう発表したうえで次のように述べた。「ハイウエー巡回職員は社会的腐敗行為、騒音行為、動物の輸送を取り締まっている。加えて、アルコール所持者からは試験場でアルコール濃度を取ってその結果を司法機関に提出する」。    同大佐は、今年テヘランのハイウエーで10000人の交通違反者の車が没収されたことに触れ、「没収された車は15日~3ヶ月間、専用駐 全文をよむ

2007-01-04 テヘラン市営バスに初の女性運転手 ジャーメ・ジャム紙 (Jam-e Jam紙)

【イラン学生通信】女性で初のバス運転手の活動が昨日テヘランの《エマーム・ホセイン広場-エンゲラーブ広場》路線で始まった。    モハンマド・アフマディー=バーファンデ・テヘラン市営バス会社代表取締役は次のように述べた。「女性が運転手を務めるバスは女性の乗客だけを乗車させます。このような措置を取ったのは、女性のための安全性と利便性をさらに高めるためです」。    同取締役は、第一種運転免許証を持つ女性であれば男性のようにバス輸送業務に就くことができるようにし、女性の権利を守ることがこの企画のもう一 全文をよむ

2006-12-28 「身体障害者」に代わる新語彙を募集 ジャーメ・ジャム (Jam-e Jam紙)

2006年12月28日付ジャーメ・ジャム    【ジャーメ・ジャム】   イラン障害者学術協会は、学識経験者や有識者らに「身体障害者」[訳注]に代わる、より適切でふさわしい語彙の提案を呼びかけた。    [訳注]ペルシア語で[ma’lul]、「身体的不具者」のニュアンスがある。イラン・イラク戦争での負傷による障害者も多く含む。     同協会の報告によれば、新しい語彙は、ペルシア語起源の語でなければならず、標準語から取った言葉でなければならない。また、ペルシア語の接尾辞と接頭辞を付加することがで 全文をよむ

2006-12-17 選挙広告街並みから一掃される ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【地域】テヘラン市役所都市サービス課モフセン・サーデギヤーン課長は、「12月15日金曜日午後11時、投票時間終了とともに、首都の道路及び大通り壁面に掲げられた選挙ポスターの撤去作業が、市内22地区で始まり、昼夜を通して実施される。」と発表した。    テヘラン市役所広報室の発表によると、サーデギヤーン課長は、この点について次のような詳細を述べた。「選挙候補者の宣伝ポスターの撤去作業は、投票時間が終了する金曜日午後11時から、一万人の都市サービス隊によりテヘラン市内22地区において開始され、終日続 全文をよむ

2006-12-17 刑務所における薬物中毒制御特別プログラムの実施 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【社会部】パルヴィーズ・アフシャール・国家監獄機構健全矯正次官は、「手元の統計によれば、この10年、麻薬関連の事件や麻薬の濫用で収容されている囚人が50パーセントに及んでいる」と述べた。    麻薬撲滅本部広報課によれば、キャラジのゲゼルヘサール少年院で薬物中毒の治療処遇過程を視察した同次官は、「この50パーセントという数字もほとんどが中毒者で占められており、その3分の1が今も麻薬の使用を続けている」と述べ、「現在、刑務所における薬物中毒制御特別プログラムが監獄機構によって実施されている。このプ 全文をよむ

2006-12-09 産休拡大法案、賛成290票で国会可決の見込み ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【社会部】産休を4ヶ月から6ヶ月に拡大する法案が内閣に承認され、この後国会に送られる。議員290人が賛成票を投じる見込みだ。    本紙ハムシャフリーによれば、保健省が今年度抱える緊急優先課題の一つが働く母親を支援するいくつかの法律を成立させることであり、その一つが、先日内閣に承認され、国会可決後に施行される予定の、4ヶ月から6ヶ月への産休の拡大である。この法案で内閣は、政府の契約相手となる企業にもこの法律の遵守を義務付けた。    世界保健機関の母乳育児文化の普及に関する4つの規約の一つが、母 全文をよむ

2006-12-05 被害者家族へ支払われる賠償金貸付け支払い、先週から開始 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【社会部】交通事故や業務上過失などの罪に問われた懲役囚に対して、「加害者から被害者家族へ支払われる死亡賠償金(diye)」貸付けの支払いが先週から始まった。    国家賠償管理局長官のアサドッラー・ジューラーイー氏は、「この貸付け支払い業務が開始されてから、既に12通の一件書類がメラット銀行へ送られている」と加えた。    同氏はまた、フーゼスターン州では、賠償金貸付け支払いのための一件書類が50通あり、すでに銀行への送付準備が整っていると説明し、次のように述べた。「被害者代理人委員会と州賠償管 全文をよむ

2006-12-04 大卒の兵役適齢者、兵役に召集される ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年12月4日付け ハムシャフリー紙    【社会部】治安維持部隊(警察)の兵役機関は、大卒のすべての兵役適齢者に対し兵役に就くよう通知した。    警察の兵役機関の通知によると、準学士、学士、及びそれ以上の学位取得者、また医学部の者で、1385年デイ月1日、2日(西暦2006年12月22日、23日)付けの兵役派遣に関する書類を、警察の兵役機関の情報通信センターから受け取った者は、兵役に従事するため出頭することを求めている。    この通知によると、警察の兵役機関の情報通信センターから受け 全文をよむ

2006-12-02 テヘラン、大雪で交通渋滞:市の除雪隊が出動 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

  2006年12月2日付ハムシャフリー紙    【ハムシャフリー・オンライン】テヘラン市庁は雪の影響で通行が遮断された道路の復旧にむけ、可能な限りの対処を行っている。     テヘラン市庁市民サービス課課長代理は、報道センター記者との電話会見で、以下のように述べた。「今現在、シャリーアティ通りのモダッレスに至る区域とサドル首都高速道に至る区域で、激しい降雪と路面凍結による交通渋滞が発生しており、市役所の除雪隊が復旧に向け作業を行っている。」    モハンマド・エイディヤーン同課長代理はこう続け 全文をよむ

2006-11-28 《占い師ゴラーム》の悪魔の小部屋に警察の捜査のメス:7人の女性が被害に ハムシャフリー (Hamshahri紙)

2006年11月28日付ハムシャフリー    【事件部】ある若い娘が占い師の男を訴えたことにより、この男がこれまで7人の女性に対して仕掛けた悪魔の罠の秘密が暴れることとなった。     この詐欺師の男は、餌食となった女性たちを、結婚運を向上させると称して騙し、自宅の小部屋に連れ込んでは、暴行を加えていた。     占い師の男が企てていた闇の計画は、アーバーン月30日〔11月21日〕、シェイダーという名の23歳の女性が取り乱した状態で、ソレイマーニーイェ第121分署に行き、つい数時間前にモフターリ 全文をよむ

2006-11-27 軍用機がテヘラン・メフラーバード空港で墜落 ハムシャフリー (Hamshahri紙)

2006年11月27日付ハムシャフリー    【ハムシャフリー・オンライン】イスラーム革命防衛隊所有のアントノフ74型機が、アーザル月6日(11月27日)月曜朝、テヘラン・メヘラバード空港で墜落した。     シーラーズへ向かう予定だったこの軍用機は、7時半に離陸直後、滑走路端に墜落した。     民生航空局のレザー・ジャアファルザーデ広報部長は、「この航空機にはおよそ30人の搭乗者がおり、全員が殉職した」と発表した。     また同氏は、「キャン川に墜落したこの航空機の詳細は入手していない」と 全文をよむ

2006-11-19 麻薬撲滅対策本部、対策「庁」に昇格 (Hamshahri紙)

2006年11月19日付ハムシャフリー紙    【社会部】麻薬撲滅の対策に苦慮する諸機関の間の調整と、これに関わる統括機関を明確にするため、麻薬撲滅対策本部が対策「庁」に昇格された。     議会の社会委員会のメンバーはこの問題について、「イマーム・ホメイニー救済委員会、福祉庁、地方自治体、赤十字、麻薬撲滅対策本部、治安維持軍(警察)などの諸機関が、麻薬の対応に関わっているが、公益判別評議会の承認により、体制としての総括的な政策のため、麻薬撲滅対策庁設立の提案が政府に提出された。」と付言した。  全文をよむ

2006-11-18 UCLAでイラン人学生がカリフォルニア警察に暴力を受ける ハムシャフリー (Hamshahri紙)

2006年11月18日付ハムシャフリー    【事件部】イラン系の学生がカリフォルニア警察によって暴力を受け、その様子がインターネットで流されたことが、アメリカの大学生や人権団体に大きな反響を呼んでいる。     火曜日(11月14日)夜11時半、カリフォルニアの有名大学(UCLA)の2名の警備員が、同大学図書館でパソコンのある席に座っていたイラン系学生のモスタファー・タバータバーイーネジャードさん(23歳)に近づき、彼に身分証の提示を求めた。しかし、タバータバーイーネジャードさんは勉学の最中で 全文をよむ

2006-10-22 夫が妻を殴打:理由は「今風の格好をしていない」こと! ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年10月22日付ハムシャフリー紙    【事件部】顔面蒼白状態の若い女性が、夫との8年間に及ぶ共同生活の末、シャフレ・レイ〔テヘランの南部〕の検察庁に夫の暴力を訴えた。     この若い女性は、声を震わせて、アリーザーデ判事に、涙ながらに次のように訴えた。「判事さん、私の夫は8年間も一緒に住んだというのに、私のことを『ブス』って言うんです!夫は、私のことなど、もう欲してはいないんです。随分前から、パーティーには一人で行ってしまうし、買い物にも付き合ってくれないんです。私がこのことで文句を 全文をよむ

2006-10-19 女性映画監督タフミーネ・ミーラーニー、若い世代の女性を批判する ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年10月19日付ハムシャフリー紙    【学芸部】タフミーネ・ミーラーニー〔注1〕は、ケルン映画祭の最終日に、イランの若い世代の女性には慎みがないと発言した。     ILNAの報道によると、ドイツのケルン市で5日間開催された後、日曜日の午後に閉会した国際女性映画祭には、イランからの参加者もいた。この報道によると、国内外のイラン人女性監督の手による18作品がこの映画祭で上映され、それらの映画のうちタフミーネ・ミーラーニーの『停戦(Cease Fire,2006)』〔注2〕と『望まれない女 全文をよむ

2006-10-17 国会、《女性の権利と責任》憲章について検討 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年10月17日付ハムシャフリー紙    【ISNA】《イラン・イスラーム共和国体制における女性の権利と責任》憲章の実施方法が、議員提出法案として、近く国会で検討される予定だ。     マニーレ・ノウバフト女性文化社会評議会議長は、《女性の権利と責任》憲章の実施方法を明確にする目的で提出された法案が国会の議題に上る予定であることを明らかにした上で、「こうすることで、同憲章の国内外での実施のための法的義務が、政府に課せられることになる」と語った。     同氏はまた、この法案は今週にも、国会 全文をよむ

2006-10-12 視覚障害の80%は予防できる ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年10月12日付け ハムシャフリー紙    【社会部:ミーナー・シャフニー】わが国では現在までに7万6千人の盲人が確認されている。     福祉協会リハビリ事業局のカーゼム・ナズムデ氏はこう述べ、「これまで7万7707人の視覚障害者が福祉協会のサービスを受けるため訪れたが、この協会では3万4551人にしかサービスを提供していない。世界保健機構の統計によると、世界人口の4.2%の人が何らかの障害を抱えている。これに基づけば、イランの障害者は、人口に対して240万人となり、このうちの40万人 全文をよむ

2006-10-08 ユニセフ報告書:イランの子どもたちの状況について  ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年10月8日付け ハムシャフリー紙    【社会部】イランの子どもの置かれている環境には改善が見られるものの、いまだ多くの恵まれない地域において、子どもたちは好ましい環境にあるとはいえない。     イラン・ユニセフは、《世界子どもデー》に寄せて、このように報告書に記した上で、「この重要な日は、単に遊ぶことが目的なのではなく、イランにおける子どもの環境改善について重要な成果が上がっているにもかかわらず、未だやるべきことが沢山あるという事実を想起するための良い機会でもある。実際、いくつかの 全文をよむ

2006-10-05 高い帝王切開率は病院にとってマイナス点 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【社会部:マルヤム・ガッファーリー】現在の出産は帝王切開で行われる割合が高く、その75%は、単に医師の報酬が自然分娩の割に合わぬほど低く、また妊婦の数が増えているからとの理由で、必然性のないまま任意で行われているものだ。このため我が国の帝王切開率は世界水準の4倍になっており、このことが保健責任者に警鐘を鳴らしている。    セイエド・モアイエド・アラヴィヤーン保健省健康次官は、病院での帝王切開率の高さは病院にとってマイナス点だとし、「現在、国内の出産の40%が帝王切開によるもので、世界平均の4倍 全文をよむ

2006-10-05 3名のアフガン人、連続殺人事件の容疑者として逮捕 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年10月5日付ハムシャフリー紙    【事件部】首都犯罪警察の捜査により、テヘランの街娼を被害者とするアフガン人数名による犯罪が明らかとなった。     モルダード月26日〔西暦8月17日〕、殺害されてから数ヶ月が経過した女性の遺体が、テヘランのファルマーニーイェ地区の井戸から発見された。身元不明の女性の遺体は花柄のチャードルにくるまれていた。井戸に落ちていた女性のハンドバックの近くからは、この女性の所有物が発見されたが、身元の特定には結びつかなかった。     テヘラン首都警察捜査第1 全文をよむ

2006-10-02 テヘランの12000個の違法衛星アンテナを回収 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

10月2日 ハムシャフリー紙    [社会部]   テヘラン警察長官タラーイー司令官は、テヘラン市内の屋上から12000個もの違法衛星アンテナが回収されたという発表のなかで、「この計画が実行されてから、テヘラン市内の5000の高層ビルと住宅地から衛星アンテナが撤去された」と述べた。タラーイー司令官は「違法衛星アンテナの回収は、高層ビルや住宅地の役員会との協力により達成されたが、これは法の遵守に基づく我々と市民との要請の結果である」と述べ、更に「違法衛星アンテナ回収については、我々は市民の参加を最 全文をよむ

2006-09-24 受刑者のラマザーン月一時帰宅の条件 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【社会部】アーヤトッラー・ハーシェミー・シャーフルーディー司法権長官は全国の司法機関と検察庁に通達を出して、ラマザーン月の到来にともない一定の条件を満たす受刑者に1ヶ月の帰宅を認めるよう指示を出した。    司法権長官はこの通達で、一時帰宅が適用される受刑者全員がラマザーン月を通じて最低1度は帰宅を許されることを強調した。通達には次のように書かれている:    一時帰宅を認めることが、受刑者の社会的適応、意識の向上、拘禁症状に与えるプラスの効果及び受刑者と家族の絆づくりを考え、ラマザーン月の到来 全文をよむ

2006-09-21 青果市場での買い物、足を運ばずとも可能に ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【都市部】青果市場に「駿足便」の支店が開設し、電話注文した青果市場の品物の全部もしくは一部を、テヘラン市役所の「駿足便」のトラックやバイクで運搬してもらえるようになる。    「駿足便」社のゴルロヒー代表取締役はこう発表したうえで、「市民が市内を移動しないで済むよう、各青果取引センターに「駿足便」の支店を開設し、市民の必要なものを電話で承って購入し、ご希望の場所に届けることになりました」と付け足した。    同氏はこのサービスの内容について、「買い物を希望する市民が青果市場に開設された『駿足便』 全文をよむ

2006-09-20 自家醸造アルコールで二人死亡、一人が意識不明 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

9月20日付ハムシャフリー紙事件面    【警察HP】ラザヴィ・ホラーサーン州で自家醸造アルコールの飲用により、二人が死亡し、一人が意識不明に陥っているうえ失明した。  [注:イランではイスラーム法に則り、アルコールの醸造、および、飲用・販売・所持は禁じられているため、「自家醸造アルコール」は、違法に製造・販売されるアルコール飲料のことも指す。]    ラザヴィ・ホラーサーン州警察捜査局長のサフヴァトッラー・モハンマディー大佐は、これについて次のように説明した。    「まず、66才の男性から通 全文をよむ

2006-09-17 女性ドライバーによるタクシーサービス・センター開設が認可:雇用創出支援の一環 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年9月17日付ハムシャフリー紙    【社会部:ボンヤーミーン・サドル】女性ドライバーによるタクシー・サービスの開始が、女性の雇用創出を目的としてテヘラン市庁から認可された。     本紙記者によれば、テヘラン市第10地区家族雇用創出促進センター所長のレザー・ヤードガーリーは、次のように述べている。「同計画は、テヘラン市庁女性関連問題事務局による検討と、テヘラン市庁文化社会支援雇用創出本部の承認により、テヘラン市22地区の雇用創出センターの全てにおいて実現される見通しである。」    同 全文をよむ

2006-09-16 内相「バッドヘジャーブに対する有効な対策を近く始める予定」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年9月16日付ハムシャフリー紙    【社会部】内相は、イスラーム・イランに対する敵の文化的侵略の規模が拡大していると指摘した上で、「文化とは、他の領域とも関係する、超領域的問題である。関係各所が自らの責務に十分留意することなしに、社会における文化的問題の解決は不可能である」と語った。     プールモハンマディー内相は木曜日の朝、ゴムのフェイズィーイェ学院の集会ホールで開かれた、祝月ラマダーン特別教宣員との会合で、社会問題となっているバッドヘジャービー問題〔女性の服装の乱れ〕への対応策 全文をよむ

2006-09-14 テヘランの市営電車が文化的に ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ギーティー・アーベディー】バスや地下鉄の乗客が駅に着くまでの短い時間に読めるよう、本のかさが小型化される、《地下鉄本》計画が進行中だ。この計画では、本の一部や要旨が紹介され、しかるべき教養が得られる社会的テーマでもって、人々に読書を奨励することを狙っている。  (中略)    この計画はテヘラン市役所文化芸術機構文化次官、《風刺画の家》、そして地下鉄会社の協力で実施される。文化作品サービス提供ネットのアミールホセイン・デフガーニー局長はこの計画の目的が「市民権の概念の導入」、「読書文化の定着」 全文をよむ

2006-09-12 日刊紙「シャルグ」発行停止に  ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年9月12日 ハムシャフリー紙    【社会部】プレス監視委員会は昨日、国家機関及び政府関係者を写真や風刺画を掲載することで誹謗中傷したとして報道規制法第12条注釈、及び第6条第8項に基づき、日刊紙「シャルグ」を発行停止処分とした。同委員会は、そのほかにもシャルグ紙の発行停止に当たっては報道規制法第6条第1、2、4項の違反も理由となっていると伝えた。    プレス監視委員会事務局からの通達は「本委員会は、1385年5月19日(西暦2006年8月10日)にシャルグ紙発行継続を支持する意味で 全文をよむ

2006-09-11 刑務所での自殺 通常社会における平均の3倍 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年9月11日付け シャルグ紙    【イラン労働通信】刑務所協会の健康・矯正・教育担当次官パルヴィーズ・アフシャール氏は次のように述べた。  「刑務所における自殺行為は通常社会のその数と比較すると3倍である。自殺の要因と要素は数多くあるが、そのうち最も重要なのは複雑で慢性的な精神錯乱と、人生にたいする絶望である。服役囚は、社会的サービスに失望しており、刑務所から解放されても自由の可能性が少ないため、他の人より自殺を考える。」    アフシャール氏は刑務所における自殺の成功率が高くないこと 全文をよむ

2006-09-10 教科書に敵の痕跡あり:マカーレム=シーラーズィーが指摘 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年9月10日付シャルグ紙2面    【ラサー】アーヤトッラー・ナーセル・マカーレム=シーラーズィーは、南部諸州で行われている《信仰キャンプ》に参加している神学生らと面談し、「イスラームの敵の痕跡が、小学校教科書に散見される」と指摘した。     マルジャエ・タグリード〔シーア派の宗教権威〕である同師は、次のように付け加えた。「われわれは、イスラームの敵が残した明らかな痕跡を、イラン・イスラーム共和国の初等教育用教科書の中に、見ることができる。私のもとに届いた情報によると、また私自身が調査 全文をよむ

2006-09-07 老朽車の登録、9月27日から10月14日まで ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【都市部】老朽車追放計画執行官のセイエド・レザー・ファーテミー氏は老朽化した自家用車の所有者はメフル月5日から22日(西暦9月27日から10月14日)までに自動車メーカーの代理店に廃車登録するよう発表した。    本紙ハムシャフリー記者の報告によれば、同氏はこう発表したうえで、「今年は国民銀行と自動車メーカーの協力を得、また関係機関が連携し、25万台の老朽車が廃車にされる見込みで、今のところ、老朽化したタクシー2万台が廃車登録されている」と述べた。    同氏によれば、この計画の契約を結んだ国民 全文をよむ

2006-09-04 45%の市民が自宅で衛星放送を不法受信  ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年9月4日付け ハムシャフリー紙    【社会部】治安維持部隊(警察)情報局のルーズベハーニー風紀対策本部長は、警察の確認したところでは45%の市民が自宅で衛星放送を受信していると発表し、この5ヶ月間で、全国で11万台の衛星放送受信用部品を回収し、イラン国営放送局に引き渡したことを明らかにした。    同本部長は記者会見で、衛星放送機器の回収について、「1373年バフマン月23日(西暦1995年2月12日)の国会決議に基づき、衛星放送機器の輸入、製造、取り付け、保管、使用は禁止されており 全文をよむ

2006-09-02 マシュハドで航空機事故が発生:60名以上が死亡 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年9月2日付シャルグ紙1面    【社会部:エラーヘ・ファラーハーニー、ベフナーム・パークザード】「突然、マシュハド空港の滑走路で、航空機が真っ二つになった。40名の搭乗者が機内から脱出した。乗客のうち100名以上が機内に取り残され、慌てて速やかに脱出を試みたが、突然航空機に火がつき、炎は瞬く間に燃え広がった。どす黒い煙がマシュハド空港上空を包み、乗客は炎の中で生きたまま焼かれた」。     事故は昨日13時45分に、マシュハド空港で発生した。事故を起こしたイラン・エアツアーのツポレフ機 全文をよむ

2006-09-02 半額航空券用の証明書を発行してもらえず、大学生が批判の声 シャルグ紙 (Sharq紙)

シャルグ紙社会ニュース面左コラム    【イラン学生通信】国外のイラン人留学生を対象にシャフリーヴァル月初めから〔西暦8月23日~〕航空券代を50%割引くサービスを提供することが閣議で承認されていたが、これが実行されなかったため、一部の学生から批判の声が上がっている。    閣議はホルダード月〔西暦5月22日~6月21日〕、外国在住のイラン人学生とその家族にこの50%割引きを適用することを承認した。内閣が考えていたのは留学中のイラン人及びその配偶者と子である。    インドに留学している或るイラ 全文をよむ

2006-08-27 女性たちの「駆け込み寺」に立ち退き命令 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年8月27日付ハムシャフリー紙    【社会部】庇護者のいない子供たち、および、暴力を受けた女性たちを保護する施設が、相次いで閉鎖されている。「希望の家」と名づけられた、家出少女らを保護する施設が一時閉鎖された後,他の類似施設も、立ち退きや閉鎖をせまられている。    テヘラン州福祉庁事務局長のモハンマド・ナファリイェは、この問題について、ISNAに次のように述べた。「希望の家」は他の7箇所とともに、庇護者のない子供たちと暴力にさらされた女性たちの保護施設として、合意書を通じ、福祉庁の管 全文をよむ

2006-08-21 アフガン人の自発的帰還計画進まず:今後の取り締まりはより厳しく シャルグ紙 (Sharq紙)

【社会部】アフマド・ホセイニー内務省外国人・移民長官はアフガン人が積極的に帰還しようとしないことを報じた。長官がこの発言をしたのは、「以前発表した計画によればイラン政府は今年末までに50万人のアフガン人をイランから帰還させることになっているが、今年に入ってからこの5ヶ月に帰還させることができたのはたった8000人である」と報道されたのを受けてのことであった。    昨日朝の報道を受け同長官は、アフガン人の帰還に向けた「別の因子」を考える必要性について話さざるをえなかった。記者陣に語っていた同長官 全文をよむ

2006-08-21 イラン国内で8000人の医師が失業中 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年8月21日付ハムシャフリー紙経済面    【メフル通信】厚生相・就業問題担当顧問ガズナファル・ミールザーベイギーは、次のように発言した。「国内で失業している医師の数について、正確な統計はまだない。しかし、約8000人の必要課程を修了した医師が仕事に就けずにいる。」    このうち、最も多いのが、一般医である。一般医の数は、看護師の数よりも少ないのだが、失業している一般医の割合は、失業している看護師の割合よりも高いのである。これについて、ミールザーベイギー顧問は、「数のうえで比較すれば、 全文をよむ

2006-08-19 アフマディー=モガッダム治安維持軍長官、違法衛星アンテナの取り締まりについて語る ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年8月19日付ハムシャフリー紙    【ISNA】治安維持軍司令官は、衛星放送の利用はたとえ隠れて利用した場合でも、違法行為であると強調した上で、「衛星放送利用の容疑がない限り、利用者の取り締まりは行われない。ただし、違法利用の容疑があれば、明白な犯罪行為として、捜査を行う」と語った。     エスマーイール・アフマディー=モガッダム司令官は木曜日、ゴルガーンを訪問した際、一部の国会議員が衛星放送機器の利用に関して矛盾した発言を行っていると批判した上で、次のように語った。「このような矛盾 全文をよむ

2006-08-07 5800万のイラン人がカルシウム不足、1人当たりの牛乳消費は世界の半分 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【社会部:マルヤム・ガッファーリー】5800万人のイラン人がカルシウム不足で、1人当たりの牛乳食品群の消費量も1日167グラムと世界標準の半分に止まる。ゆえに牛乳の栄養強化が優先課題とされるべきである。先進諸国では50年前から、食生活に強化牛乳を取り入れることの利が言われてきた。    本紙ハムシャフリーの報告によれば、最新の調査の結果、イランでは1日当たりの牛乳・乳製品群の平均消費量は167グラムである。しかし理想的な数字は1日240グラムである。    保健省栄養向上事務所は国内で牛乳の栄養 全文をよむ

2006-08-05 毒ビスケットを使って、バスの乗客から盗み ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【事件部】毒ビスケットを勧めて11人の乗客の意識を失わせ、彼らの物を盗んだ男がマシャド警察捜査員の追跡によって罠に落ちた。    今年ファルヴァルディーン月上旬〔西暦3月下旬〕、キャリームという男がマシャド警察捜査課を訪れ、訴状を提出するとともに、「若い男と知り合い、毒ビスケットを食べた後、気を失った。その間にその男に所持品を盗まれた」と主張した。    この被害者は調査の際、経緯を次のように説明した。「事件の日、私はマシャドターミナルでテヘラン行きのバスに乗った。隣には若者が座っていた。バスが 全文をよむ

2006-08-03 父親殺しの息子、恐るべき証言 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年8月3日シャルグ紙事件面    【社会部:ベフナーム・パークザード】「僕が父を首吊り紐でつるそうとしたとき、地面に倒れていた父は僕の靴に口づけし、殺さないでくれと懇願した。」    これが、今年のモルダード月6日に父親殺害の容疑で逮捕された19才の少年の、恐るべき証言の一部である。これよりまえ、モジュタバーとモスタファーという二人の兄弟が、ブーマハンの第206警察署に通報し、60才の父親が自殺したと知らせた。警察官らが、この男の家の中庭に入ったところ、青い紐を首に巻いた男の死体を発見し 全文をよむ

2006-08-01 保険に入っている人7000万人、入っていない人1750万人 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【社会部:マルヤム・ガッファーリー】国の健康制度の最重要課題にとって治療薬となるのは経済だ。年間約70万人が治療費のために救貧している。    本紙ハムシャフリーの報告によれば、カームラード・バーゲリー=ランキャラーニー氏は、国内には出生証明書さえ持っていない人が30万人以上おり、彼らの健康状態にかんする情報がないことを挙げ、「国民は医療制度サービスに満足していない。紙の上では7000万人の国民が保険に入っているが、未だ国民の25%が何の保険も適用されない状態でいる」と述べた。    この報告に 全文をよむ

2006-07-29 テヘランの灼熱の一日:今日の最高気温は43度 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

ハムシャフリー紙都市面    【都市部】今日テヘラン市は、おそらく今夏最高の暑さになるだろう。  本紙ハムシャフリー記者の報告によると、いくつかの権威ある気象予報サイトで発表された予報は、今日の最高気温が山麓に位置するテヘランでは珍しく、摂氏43度に達するというものだった。予報の一つによれば、気温は44度まで上昇する可能性もある。テヘランでここまで気温が上がるのは稀なことで、50年に10ケースもない。    同報告は、「テヘラン市中心部の13時から16時までの平均気温は43度になるだろう。しかし 全文をよむ

2006-07-29 安全基準に従わない掘削作業が原因で労働者6人が死亡 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【事件部:アーザーデ・モフタール】昨日昼、デジャーシーブ通りメフル小路で6人の労働者が安全基準に従わない状態で掘削作業をしていたところ、瓦礫に埋まって命を失った。    ● 死を招いたデジャーシーブの建物の崩壊  市役所責任者の目が届かぬ休日である昨日、16人の労働者が、ティール6日〔西暦6月27日〕に市役所に着工許可を得ていた1200平方メートルの土地で働いていた。彼らの作業開始から数時間後、現場の事務所で彼らの作業に対応していた建築士が、地崩れの恐ろしい音と労働者の叫び声を聞き、事務所の外に 全文をよむ

2006-07-29 保険未加入の車、通行禁止へ  ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年7月29日付け ハムシャフリー紙    【ファールス通信】治安維持部隊(警察)交通課のモハンマド・ロウヤーニヤーン司令官は、「中央保険機構及び司法府との調整を進め、メフル月1日(西暦9月23日)から対人補償保険(自賠責保険)に加入していない全ての車の通行を禁止し、こうした車両を(専用)駐車場へ移送することになった」と伝えた。     さらに、「残念ながら常に、約1万人の運転者が、被害者への賠償金を支払わないために刑務所に収容されており、このことが被害者及び加害者家族に様々な社会的問題を 全文をよむ

2006-07-26 血友病患者事件、裁判所の最終意見出される ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【社会部】血友病事件にかんし、テヘラン刑事一般裁判所1060支部の最終意見が出され、保健医療教育省と輸血機構が原告らの物心両面の損害にたいする賠償金の支払いを命じられた。    司法権広報・情報伝達総局によれば、テヘラン一般・革命裁判所司法副総長のモハンマドハーニー氏は次のように語った。「原告169人にたいして行われた専門家の調査に基づき、被告1と2は、司法医の所見に従った原告の物心両面の損害とこれまでにかかった費用を連帯・折半して支払うことを命じられた」。    モハンマドハーニー氏は、賠償金 全文をよむ

2006-07-25 「私は7人殺しました」:バンダル・アンザリーの連続殺人鬼が驚愕の自供 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年7月25日付シャルグ紙27面    【社会部:エラーヘ・ファラーハーニー】事件は、ある職を探していたバンダル・アンザリー〔イラン北部カスピ海岸の町〕の女性が行方不明になったことに始まる。心配になったこの女性の母親が数日前、ラシュトの警察当局に出向き、次のように訴えた。「27歳になるメフナーズという名の私の娘が、仕事を探しに家を出たきり、帰ってこないんです。娘は大学を卒業して、外で働くことを希望しておりました。そんなとき、ベフザードという男が、メフナーズのために仕事を見つけたって、家に電 全文をよむ

2006-07-24 アフマド・ハータミー、「イスラーム服ファッション・ショー」を批判 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年7月24日付シャルグ紙2面    【ISNA】テヘランの臨時金曜礼拝導師のセイエド・アフマド・ハータミー師は、イスラーム服の展示会を批判して、「この展示会で展示されたものは、新聞等で見る限り、残念ながら女性を飾る装飾であって、服とは言えないものだ」と述べた。     最高指導者専門家会議の議員を務める同師は、同展示会で展示された多くの服は「飾り」であって「服」ではないとした上で、次のように語った。「聖クルアーンは、女性は自らの飾りを〔夫や親兄弟などの〕近親者に対してのみ見せるべし、他人 全文をよむ

2006-07-24 熱波がテヘランを襲う:最高気温が43度に! ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年7月24日付ハムシャフリー紙    【都市部】ティール月〔6月下旬〜7月中旬〕の猛暑は先週、いくぶん収まった感があったが、今日からまた熱波が再来すると予想されている。本紙記者の報告によると、複数の気象予報機関の予想を平均すると、今週木曜日までにテヘランの最高気温は、先週末の最高気温よりも5度上昇して、43度になるとのことである。     報告によると、昨日のテヘランの最高気温は39度で、今日は40度、明日と明後日は42度、そして木曜日には43度に達するとのことだ。熱波の再来は、断水や停 全文をよむ

2006-07-19 エマーム通りの地盤沈下 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー紙第一面】  昨日、エマーム・ホメイニー地下鉄駅付近の地盤が沈下し、メインの水道管が破損したため、この駅が封鎖され、エマーム・ホメイニー通り入り口からこの一帯が通行止めになった。    昨日朝9時、エマーム・ホメイニー駅付近の広さ100平方メートル、深さ約6メートルにわたる範囲が沈下した。この沈下は直径18インチに及ぶ市の幹線的水道管の破損を伴っていたため、駅構内が浸水した。地盤沈下及び駅構内へ水が押し寄せ浸水した衝撃で、駅は一時閉鎖された。    地盤沈下の原因  この事故の後 全文をよむ

2006-07-17 子どもたちの栄養失調 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年7月17日付シャルグ紙31面    【シャルグ紙】イランの約11%の子どもたちは、依然として健康な子どもに必要な体重に満たない状態にいる。ユニセフ子ども支援基金のクリスティン・サラザル・フォルクマン(Christine Salazar Volkmann)代表は、ユニセフの内部月報に掲載されたこの数値に触れ、「イランの各地で4人に1人が栄養失調に見舞われており、この状況は、イラン政府・社会による早急な措置を必要としている」と述べた。     彼女は、母乳栄養週間(モルダード月10~17日 全文をよむ

2006-07-16 在日イラン人暴力団による殺人事件捜査のため、警視庁捜査チームがテヘランへ ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【事件部:アーザーデ・モフターリー】東京で起きた流血抗争でイラン人の若者が殺害された事件に関連して、重要な目撃者の供述が得られたことで、日本警視庁犯罪現場捜査課の刑事らからな成る特別チームがテヘランに派遣される。     本紙の報道によると、日本の警視庁は、メンバーの多くがイラン人移民[イラン人労働者]で構成される暴力団のメンバーの確認、および逮捕に向けた捜査を始めて数ヶ月の後、同グループの最も残虐な事件を目撃し、事件の後にイランに帰国した、あるイラン人へとたどり着いた。    ●捜査の発端   全文をよむ

2006-07-16 鳥インフルエンザ、マーザンダラーン州で確認か? ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年7月16日付ハムシャフリー紙    【社会部】国会の保健薬事委員会の副委員長は、「鳥インフルエンザ感染の症例がマーザンダラーン州やゴレスターン州西部で報告された」と語った。     その一方で、イラン獣医学庁長官は、「全国で鳥インフルエンザへの感染が疑われたケースの検体38万例を検査したところ、陰性との結果が出ている」と述べた。ホセイン・ホセイニー長官はさらに、「鳥インフルエンザへの感染が疑われたケースからサンプルが採られ、国内の試験場だけでなく、世界的な権威にも検査を依頼した。これま 全文をよむ

2006-07-15 テヘラン州治安維持軍長官とのインタビュー シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年7月15日付シャルグ紙27面     テヘラン州警察長官とのインタビューが、キャラジ市エスターンダールド広場にあるテヘラン州治安維持軍司令本部にて行われた。ザーレイー長官は軍服に身を包み、長官室の執務机の向こう側に腰を下ろしていた。長官はいつものように、控えめな笑みをたたえていた。     長官の机の上には、各紙新聞が置いてあった。レザー・ザーレイー長官は毎朝、まず最初に新聞記事のチェックから執務を始めるのを常としている。ザーレイー長官がテヘラン州治安維持軍長官の任に就いたのは、2年前 全文をよむ

2006-07-13 16歳の少年に対する死刑判決、差し止めに:シャーフルーディー司法権長の命令で シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年7月13日付シャルグ紙    【シャルグ】父親と共謀して、エスファハーンで複数の少女を誘拐、性的暴行を加えたとして、死刑判決が言い渡されていた16歳の少年に対する死刑執行が差し止められ、本件はテヘランの司法権長事務所に送られることになった。     この事件の被告である父親とその息子には、強姦と姦通の罪で公開処刑の判決が下され、事件の主犯として起訴されていたムーサー被告に対する死刑判決は、すでに公開にて執行されている。しかし、〔罪を犯したとき〕未成年であったとの理由で、共犯の被告に対す 全文をよむ

2006-07-12 幼児誘拐犯、死刑に処せられる  ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年7月12日 ハムシャフリー紙    【事件部】身に付けている金製品の略奪を目的として、妻と共謀し304人の幼児を誘拐した若い強盗が昨日午前6時、イスファハーン市のマレク三叉路で絞首刑に処せられた。     本紙記者の報告によると、ようやく空が明るくなってきた頃、304人の幼児を誘拐した凶悪犯が入ってくるのをイスファハーン市のマレク三叉路では大勢の群集が待っていた。少しして、彼は絞首刑に処せられた。      昨日朝6時を少し過ぎた頃、2台のベンツが処刑場へ入り、イスファハーン警察の警察 全文をよむ

2006-07-10 《イスラーム体制における女性の権利と責務》第1回会議 シャルグ紙 (Sharq紙)

【シャルグ】女性の責務と権利についてイスラーム体制の見地を明確にし、また世界的強権主義によって女性の地位が欺かれるのに対抗する統一戦線を築くべく努力することを目的とした《イスラーム体制における女性の権利と責務》第1回国際会議が、テヘランで開催される。    《イスラーム教諸派歩み寄り世界評議会》の広報によると、この会議には、世界25カ国から学者や思想家、学術・文化界の著名な人々らが参加する予定だ。《イスラーム制度における女性の権利と責務》第1回国際会議は、《イスラーム教諸派歩み寄り世界評議会》、 全文をよむ

2006-07-09 日本人男性、ナンセン難民賞受賞 シャルグ紙 (Sharq紙)

【シャルグ】国連難民高等弁務官事務所は2006年のナンセン難民賞を日本人メガネ製造者、カナイアキオ(金井昭雄)氏に授与すると発表した。同氏は20年以上にわたり難民の視力検査をしてはメガネを作り、世界10万人以上の難民の生活の質を改善してきた。    ナンセン難民賞委員会は、富士メガネ社会長のカナイ氏がこの賞に選ばれたのはその博愛的な仕事に実践的に携わり、難民の視力問題の解決に貢献してきたためだとした。委員会はカナイ氏が人道的見地からも財政的見地からも並はずれて難民支援に奉仕してきたことを認めたも 全文をよむ

2006-07-06 「テヘラン資産家女性連続殺人事件」の裁判始まる:主犯の男と共犯の女、責任をなすり合い ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年7月6日付ハムシャフリー紙事件面    【事件部:マフディーイェ・モスタファーイー】世間を騒がせた《テヘラン資産家女性連続殺人事件》の主犯格として起訴された被告は、裁判の席上、殺害は全て共犯の若い女によって行われたものであり、自らは殺害には何ら関与していないと主張した。     マスコミが「テヘラン資産家女性連続殺害犯」として大きく取り上げた若い男女をめぐる裁判が、昨日朝開かれた。裁判が開かれたテヘラン州刑事裁判所公開法廷は、昨年もっとも話題を呼んだテヘランでの事件の容疑者らに対する裁 全文をよむ

2006-07-06 正規の医薬品の密輸はありえない ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年7月6日付ハムシャフリー紙    【ILNA】製薬協会書記は、「正規医薬品の密輸はありえない」と表明した。     セイエド・ジャマール・サイード・ヴァーゲフィー氏は、「国の正規の医薬品は十分な数が薬局に存在しており、それらが不正に出回るようなニーズはない」と述べた。彼は、「正規でない密輸による医薬品はナーセル・ホスロー地区で取引されており、これらの医薬品は真正なものでない」と付言した。     同氏はまた、「ナーセル・ホスロー地区や不正な出所で取引されている全ての医薬品は、国の正規の 全文をよむ

2006-07-04 懸念の終わり:《レサーラトトンネル》7月16日開通~テヘラン市工事開発庁長官に聞く シャルグ紙 (Sharq紙)

【社会部】まだ工事中の《レサーラトトンネル》は当初心待ちにされていた通りであれば今週木曜に開通するはずだったが、市役所の発表では、正式な開通式はティール25日(西暦7月16日)に行われるということだ。丁度3年前、本トンネルの開通はバフマン月(1月21日~2月19日)と発表されたが、バフマン月が来ると、今度はエスファンド月(同2月20日~3月20日)と、そしてエスファンド月が来ると、時のアフマディーネジャード市長の助役が「数ヶ月後」と発表した。そして「数ヶ月後」が「数年」になった。    このよう 全文をよむ

2006-07-03 家族殺しの罪で10回の報復刑  シャルグ紙 (Hamshahri紙)

7月3日付シャルグ紙    [社会部]   [ファールス州]ジャフラムにあるアフサーネ庭園での家族殺しの主犯に、公衆の面前での10回の報復刑が宣告された。この事件の主犯であるアリー・ムハンマドは息子であるモジュタバーとアフガン人使用人であるルーホッラーの手を借りて、家族12人を殺すに至ったとの容疑で起訴されていた。1384年エスファンド月5日(2006年2月24日)、アリー・ムハンマドは彼の家族が所有するジャフラムにある庭園へ家族を呼び出し、銃殺した。家族のうち12人が彼のカラシニコフ銃で撃たれ 全文をよむ

2006-07-02 テヘラン市長:ガソリン配給制は輸送の混乱を招く シャルグ紙 (Sharq紙)

【社会部】テヘラン市長は国内におけるガソリンの配給制に懸念を表し、この計画を実施することは公共輸送や運賃の混乱を惹起するという考えを示した。    シェミーラーン門駅とサバラーン駅の開業式典で話をしたモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ市長は、この決定は専門家による調査を要するとし、なるべく速やかに大都市の地下鉄に入り用な政府支出金を確保するよう政府に要請した。    市長は、政府の公示でメフル月(西暦9-10月)から実施されるとされているガソリンの配給制について、「下準備を整えることが緊要だ。 全文をよむ

2006-07-02 250万挺の銃がイランの野生生物を狙う:密猟者50万人と戦う環境保護官3000人 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【都市部:アサドッラ・アフラーキー】国土のうち1300万ヘクタールが生態環境保護地域であるが、世界標準に照らせばこの面積は1700万ヘクタールまで拡大されねばならない。このような広大な地域を保護するには1,1000人の保護官が必要だ。    大学教授のエスマーイール・キャフロム氏はハムシャフリーとの談話で次のように付け加えた。「世界基準によれば各国とも国土の11パーセントを保護下におかねばならない。しかし我が国ではこの面積は7.5パーセントだ。発表されたパキスタンの保護地域面積はまさに世界基準通 全文をよむ

2006-07-01 全国共通大学入試の結果は8月上旬に発表 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

7月1日付ハムシャフリー紙    【ISNA】全国大学入試センター・センター長のアブドゥッラスール・プール・アッバース博士は、1385年度(西暦2006年)全国共通大学入学試験の暫定的な結果はモルダード月中旬〔8月上旬〕に発表されると表明した上で、次のように言った。「国の高等教育機関、特にパヤーメ・ヌール大学の定員増加を考慮すると、今年の共通大学入学試験では「3人の志願者につき1人」が合格する。    同センター長は、イスラームシャフルでの共通大学入学試験の実施状況を視察の際、こう述べた。「約4 全文をよむ

2006-07-01 受験者の車は、今日と明日、ナンバーによる車両通行規制を免除される ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

7月1日付ハムシャフリー紙    【社会部】大学およびテヘラン高等教育機関の入学試験の受験者は、今日(7月1日)と明日(7月2日)、ナンバーによる車両通行規制を免除される。    テヘラン広域交通警察長のサージェディーニヤー司令官はこのように発表し、次のように述べた。「受験者は、行きにはテストの受験票を提示し、帰りには試験場の個人の座席のステッカーを提示することでテヘラン中心部の車両規制区域に入ることができる。」    同警察長はさらに、以下のように述べた。「この措置は朝6時30分から午後7時3 全文をよむ

2006-06-28 春季調査期間中8%にあたる日数が大気汚染-シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年6月28日付け シャルグ紙 社会面    【メフル通信】今年前半(西暦3月下旬から6月下旬)の3ヶ月と昨年の同時期における大気環境指数を一酸化炭素(CO)汚染について比較すると、今春は調査期間中の8%にあたる日数が「汚染された」状態だったが、昨年は4%に過ぎなかったことが明らかになった。     今年前半の3ヶ月と1383年(西暦2004年)、1384年(西暦2005年)前半3ヶ月を比較すると、CO値を基準とした首都の大気環境指数は悪化した。これによると、CO値に関して今春は23%にあ 全文をよむ

2006-06-28 テヘラン州の麻薬中毒者、12万人に上る シャルグ紙 (Sharq紙)

【社会部 エラーヘ・ファラーハーニー】この3ヶ月間でテヘラン州では1450kgの麻薬が警察によって発見された。テヘラン州治安維持軍(警察)のレザー・ザーレイー司令官は昨日午前記者会見を行い、世界麻薬撲滅デーと警察の業績について説明し、「この期間に1.5トン(1450kg)以上の麻薬が発見されている。内訳はヘロインが141kg、大麻が13kg、アヘンが1165kg、モルヒネが116g、コカインが1kg、そして向精神薬の錠剤(エクスタシー)が若干となっている」と語った。     ザーレイー司令官はさ 全文をよむ

2006-06-22 物乞いは最も儲かる職業 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年6月22日付ハムシャフリー紙社会面    【社会部】人々の寛大さが、物乞いを最も儲かる職業の一つにしている。     ポケットをお金で一杯にした多くの乞食が逮捕されたことが、特に大都市の乞食は裕福な人間だということを信じさせるにたる良い証拠となっている。大都市での物乞いの数が急速に増加したことで、道端で乞食を見かけることが当たり前のことになった。彼らの収入の高さから、テヘラン州社会事務所の総局長は2万トマーン〔約2500円〕のトラベラーズチェックが彼らにとっては小銭同然となっているとし 全文をよむ

2006-06-19 ナーン、価格はそのままで栄養強化へ ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ISNA(イラン学生通信)】サファヴィー保健省社会栄養向上局総局長は年末までに国内全ての製粉所にマイクロフィーダー(粉体微量供給機)とプレミックス(調整粉:小麦粉に膨剤、砂糖、乾燥卵、粉乳などを混合してあるもの)を配備することについて、「こうしたやり方で、国内で消費される全てのナーンが、価格はそのままで、貧血や鉄分不足解消のため鉄と葉酸が強化される」と述べた。    サファヴィー総局長は小麦粉の鉄・葉酸強化プログラムを実行するにあたって国民に追加的負担を強いることはないとし、「この経費は政府の 全文をよむ

2006-06-15 イランにおける女性関連法規は公正そのもの シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年6月15日付シャルグ紙5面     「我々はイランのフェミニスト運動に賛同しない。今日の世界において、このような運動がいかなる根源を有し、機能を果たし、結果をもたらしているのかを検討するならば、なぜ我々がフェミニスト運動に反対しているのかが明らかになるだろう」。     これは、エスファハーンの宗教指導者であり、同市選出の第7議会議員、さらには現在同市の暫定金曜礼拝導師も兼任している、モハンマド・タギー・ラフバルの発言である。モハンマド・タギー・ラフバルのこの発言は、先日テヘラン市のハ 全文をよむ

2006-06-11 連続婦女殺傷事件の容疑者、逮捕 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年6月11日付シャルグ紙1面    【社会部:ベフナーム・パークザード】「これらは、ある種の狂気によって計画されたものだった」。3人の治安維持軍隊員に連れ添われたアリー(24歳)は、20人以上の記者らの前に立ち、羞恥心から顔をうなだれた状態で、動揺した様子で、このように述べた。     彼は、昨年のアーバーン月30日〔2005年11月21日〕に、テヘラン東部の自宅アパートに入ろうとしていた若い女性を、ナイフで襲い、殺害した人物だ。84年アーザル月24日〔2005年12月15日〕には、テヘ 全文をよむ

2006-06-11 テヘランの大気汚染は1日27人の犠牲者を出す ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ISNA(イラン学生通信)】テヘラン大気汚染緩和包括計画執行官、ファトホッラ・オンミー氏は、人体には年間235グラムの浮遊粒子の自浄能力があるとして次のように述べた。「だが、既存の研究結果は、テヘランでは年間500グラムを超す直径10ミクロン以下の浮遊粒子(PM10)が人の肺に入り込んでいることを示している」。    同氏は、浮遊粒子が最も有害な汚染物質の一つであることを強調し、「これらの汚染物質は喘息、気管支炎、結核のような疾病及びその他の肺疾患、種々の卒中やガンの発病に大きく作用する」と付 全文をよむ

2006-06-08 テヘラン州治安部隊司令官:1552人の男性が女性に迷惑行為 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年6月8日付シャルグ紙15面    【社会部】テヘラン州治安維持軍司令官は、一期間(45日間)中に1800件の犯罪がテヘラン州で起こったと発表した。テヘラン州警察長官のザーレイー司令官は昨日朝の記者会見で、「(1385年オルディーベヘシュト1日からホルダード月半ば〔2006年4月21から6月はじめ〕までの)45日間で、1103名の犯罪者がテヘラン州で逮捕された。先月と比較すると、住居盗難7%減、自動車盗難2%増、スリ41%減、バイク盗難8%減、ひったくり19%減、殺人28%減、誘拐 71 全文をよむ

2006-06-03 アフガニスタン:愛妻を失った悲しみに石を食べる夫 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年6月3日付 ハムシャフリー紙    [社会部]   愛妻を原因不明の病で失った夫が、悲しみの重圧に耐えかね、心の傷を癒そうと石を食べている。  本紙の報告によると、スーフィー・アブドルラッザーク氏は[アフガニスタン北部の]サマンガ-ン州ワルスワークに住む62歳の老人であるが、日に少なくとも1㎏の石灰岩を水とともに食事の代わりの食べるという。     アブドルラッザーク氏は、記者団の招きでサマンガ-ン州の州都アイバクにやってきた。彼は、この14年で、丘陵や山麓から石灰岩を集め、もはや数ト 全文をよむ

2006-05-25 ヌーリー・ハメダーニー師:派手な色はイスラームで違法 シャルグ紙 (Sharq紙)

【ISNA】 アーヤトッラー・ヌーリー・ハメダーニー師は、ゴム市民はゴム市の空気をイスラームの規範に合わせるようにと強調した。    師はゴム市当局の質問に対する答えの中で、ゴム市のイスラーム文化について次のように述べた。「神聖なるゴム市は預言者一門(彼らに平安あれ)の偉大な祝福の下にあり、現在もイスラーム世界の聖地・イスラーム革命勃興の地・イスラーム運動に霊験を与える地である。この市の〔管理の〕責を負う住民と尊敬すべき巡礼者諸君は、すべての点においてこの神聖な市の空気をイスラームの規範に一致さ 全文をよむ

2006-05-22 全国大学入試試験の合格者総数が50%増加へ:3人に2人の大学志願者が合格する予定 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年5月22日ハムシャフリー紙     イランの大学生人口は、第4次開発計画終了時までに370万人に達することが目標とされている。他方、現在イラン全国の大学には、250万人の大学生が在学しており、また〔今年の〕高等教育機関への入学志願者数は135万人である。科学技術省は第4次開発計画実現を目指し、全日制、夜間制、非営利-民間(私立)大学、パーヤーメ・ヌール大学(イラン最大の半通信制大学)、半日制などの課程の規模拡大を図り、大学入学合格の機会を3人中2人の割合にまで伸ばしている。     〔 全文をよむ

2006-05-20 500~700万人が一度は麻薬使用の経験あり ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ISNA(イラン学生通信)】保健省健康対策次官は「わが国の500万人から700万人が一度は麻薬を使用した経験がある」と述べた。    セイエド・モハンマド・アラヴィヤーン次官は、麻薬撲滅調整評議会役員セミナーで、国内の370万人が気晴らしに麻薬を使用していることを指摘した上で、120万人が麻薬常習者であること、さらに25万人が注射器による常習者であり、彼らの間のエイズ感染率が5パーセントから20パーセントの間で推移していることを付け足した。    氏は、「世界ではアルコール中毒者以外に、2億人 全文をよむ

2006-05-16 映画での男女の混交に対して、国会議員らから抗議の声 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年5月16日付シャルグ紙7面    【イラン国営通信(IRNA)】国会の文化委員会のスポークスマンは、同委員会の委員らがエッザトッラー・ザルガーミー・イラン国営放送総裁と会見したことについて、「委員会の議員らは、イラン国営放送の独立性保持の必要性を強調しつつ、一部の映画や番組に対し、男女の関わり合いや姿格好について不満を述べた」と明らかにした。     セイエド・マフムード・ホセイニー=ドウラトアーバーディー委員はその上で、「イラン国営放送の独立性が保たれるよう努力が必要であり、イラン国 全文をよむ

2006-05-16 ケルマーンでの事件の犯人らの身元、すでに特定:国防相 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年5月16日付シャルグ紙2面    【ISNA(イラン学生通信)】国防相は、「先日〔ケルマーンで〕発生した犯罪の悪名高き犯人どもの身元はすでに特定されており、早晩逮捕されるであろう」と語った。     〈国防省内無線機器新世代設計製造ライン〉開通式典の傍らで記者との質疑に応じたモスタファー・ナッジャール司令官は、、東部国境地域の治安状況に関して、次のように述べた。「この地域の治安確保に関しては、さまざまな計画が存在する。先日この地域で起きた事件は、〔体制を混乱させようとする〕無駄な努力に 全文をよむ

2006-05-15 モガッダス判事殺害事件の犯人らが逮捕 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年5月15日付シャルグ紙27面    【シャルグ】モガッダス判事テロ事件〔*〕の犯人拘束に続き、テヘラン警察の捜査員らはテロに関わった共犯者も逮捕した。  〔*註:8月2日の午後4時頃に、アフマド・ガスィール通り(通称ボハレスト通り)で、モガッダス判事がバイクに乗った犯人によって銃で暗殺された事件のこと。〕     モガッダス・イスラーム指導司法センター長に対するテロ事件の主犯マジード・K.は、アブダビで逮捕された後、金曜日の夜メフルアーバード空港に移送され、取り調べの中でモガッダス判事 全文をよむ

2006-05-15 バム=ケルマーン間の街道でのテロ事件で12名が死亡 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年5月15日付シャルグ紙1面    【社会部:アーテフェ・アーザード】土曜日の夜8時、武装した暴徒集団がバム=ケルマーン街道を封鎖、通行中の4台の乗用車を停車させ、乗用車に乗っていた人々を下車させた上で、彼らに銃弾を浴びせた。この流血の惨事で12名が死亡、数名が怪我を負った。     複数の通信社の報道によると、治安維持軍の制服を着用した約30名からなる武装集団が、バム=ケルマーン間の街道35キロ地点に三台の乗用車で乗りつけ、街道を封鎖したという。この武装集団は、ジーロフト分岐点の中央で 全文をよむ

2006-05-13 エイズ予防教育、全州で実施へ ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年5月13日付ハムシャフリー紙    【社会部】イラン全州でエイズ予防教育が行われることになった。保健省疾病管理センター長は、このように発表した上で、「狙いは若者のエイズの予防であり、そのためには予防教育を若者たちに行き届かせる必要がある」と述べた。     最新の公式統計によると、イランでエイズに感染した者の数は1万3400人とされているが、非公式統計によると6万人がエイズに感染しているとも言われている。     このような中で、エイズと注射による麻薬常習者との関係が取り沙汰されている 全文をよむ

2006-05-04 バッドヘジャービーと闘うために社会を警察化してはならない:サーネイー師 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年5月4日付シャルグ紙2面    【イラン学生通信】アーヤトッラー・サーネイーは「イスラームは文化を作る宗教であって、鞭や銃剣の宗教ではない。若者を神や精神的価値へと惹き付けるための最も良い方法は、真のイスラームを彼らに示すことである」と語った。     同師はメキシコのテレビ局とのインタビューの中でさらに、「真のイスラームとは、大学や国から頭脳流出が起こるのを防ぎ、あるいは学生が投獄されるような事態を防ぐようなイスラームである。イスラームは束縛の宗教ではなく、自由と喜びの宗教である。だ 全文をよむ

2006-05-03 婚前の男女交際が離婚に大きく影響:国会社会問題委員長 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年5月3日付シャルグ紙7面    【イラン労働通信】第7期国会の社会問題委員会のアブドッレザー・メスリー委員長は、「婚前の男女交際は、イラン社会における離婚増加の重要な要因となっている」と述べた。     ケルマーンシャー選出の同議員は、「たとえイラン社会における離婚の増加は、ここ数年と比較して急激なものであったとは言えないにせよ、家族の存在がより強固であった過去と比べて、この悪しき現象が突然増加したとの印象は否めない」とも語った。同議員は、離婚の発生と社会的無秩序の増加にはさまざまな要 全文をよむ

2006-05-02 科学技術相、全国大学入試センターの手作業による受験登録処理を批判 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年5月2日 ハムシャフリー紙社会面    【科学文化部】モハンマド=メフディー・ザーヘディー科学技術相は、全国大学入試センターを視察し、新方式と新設備導入の必要性を訴えるとともに、同センターが、全国大学入学試験の受験登録を手作業で処理していることを批判した。     同科学技術相は、全国大学入試センターの各部署を見て回りながら、同センターのいかなる類似機関も、これ程の規模の試験を実施しうる権限と能力をもたないと述べ、以下のように語った。   「全国大学入試センターは、最も重要な義務を遂行 全文をよむ

2006-05-02 メーデーの式典開催 一日に二つの集会 シャルグ紙 (Sharq紙)

【社会部 マルヤム・ホラサンド】『自尊心あるイラン人は外国商品を買うな』が元米国大使館の壁に書かれたスローガンの中で一番長いものだった。昨日、労働者の集団が「労働者の家」の呼びかけでターレガーニー通り、〈アーバーン月13日*〉博物館向かいに集合し、スローガンを叫びながら労働大臣を批判した。ちょうどその頃、市営バス会社の労働者からなる別の集団が、自分たちの暮らし向きが良くならないことを不服とし、市営バス会社の前に集合した。〔*注:アーバーン月13日は西暦で11月4日のこと。1979年11月4日に起 全文をよむ

2006-05-01 アーリヤー氏、「通りを歩くマネキン」の取り締まりの必要性を強調 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年5月1日付シャルグ紙    【政治部】テヘラン選出のファーテメ・アーリヤー議員は《通りを歩くマネキンたち》には厳しく対応すべきだと強調した。同氏は次のように述べた。「《堕落と姦通の動くマネキン》のごとく、通りを歩く人々がいる状況を見れば、そのような人々を厳しく取り締まる必要があることは言うまでもない。特にこのような人々は社会慣習だけでなく、法律をも踏みにじる、法律破りの輩である。ゆえに治安維持軍も、司法も、国の法律やイスラーム法を踏みにじる輩には厳しく取り締まるべきなのだ」。      全文をよむ

2006-04-29 ゴム講師協会、スタジアムへの女性の立ち入りに反対 (Sharq紙)

【政治部:ファリード・モダッレスィー】シーアとスンナ両派の宗教指導者参加による、第三回ゴム講師協会地方会議が水曜日と木曜日、ケルマーンシャーにて開催された。この会議は何ヶ月も前から開かれてきたものが、しかし最終日の演説や決議には、最近の出来事が大きく影響した。       ゴム講師協会のメンバーらは、先週末〔木曜日〕に発表した声明の中で、「婦人らはスタジアムに立ち入るべきではない」旨のマルジャ(宗教最高権威)らの見解を支持し、政府のトップ、すなわちマフムード・アフマディーネジャード大統領に向けて 全文をよむ

2006-04-27 マルジャエ・タグリード(宗教最高権威)、女性の競技場入場に反対 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006/04/27シャルグ紙一面    【社会部】イランのアフマディーネジャード大統領の指示がマルジャエ・タグリードの反対に遭ったのはこれが初めてのことである。大統領は、おもにパレスチナと核エネルギーについて語った月曜日の記者会見開始前に、モハンマド・アリー・アーバーディー体育庁長官に送った書簡の中で、競技場の最もよい席を女性たちに割り当てるように要請した。この大統領の指示は記者会見の間、他の話題に紛れてしまっていたとはいえ、忘れられていたのはその時だけで、その日以降、マルジャエ・タグリードは 全文をよむ

2006-04-20 息子が酔った父親を刺殺 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年4月20日付シャルグ紙     【社会部】父親を殺害した容疑で逮捕された19歳の息子が、取り調べの中で自供を始めた。     月曜日(ファルヴァルディーン月28日〔4月17日〕)の深夜、胸部を鋭利な物で刺され、病院へと搬送された中年男性が出血多量のため死亡したとの通報が、テヘラン・パールス地区のジャヴァーディーイェ第144分署に寄せられた。病院に駆けつけた捜査員らは、遺体を確認後、テヘラン殺人担当予審判事に事件を報告し、刑事事件として本件の捜査を開始した。捜査の過程で、遺体の身元は54 全文をよむ

2006-04-19 女性の服装の乱れに対する取締を強化 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年4月19日付シャルグ紙1面    【社会部】昨日午前、殉教者及びバスィージ(民兵)の家族らが、イスラーム評議会(国会)前で抗議集会を開き、国内のバッドヘジャービー(女性達の服装の乱れ)について非難し、この件に関する国会の対策を求めた。     同じ頃、昨日午後テヘランの南ソフレヴァルディー通り8メートル小路の路地で、警官が、適切な服装をしていないと思われた女性に対し、緑のパジェロの拡声器を使って恥知らずな行動に対して注意をした。「袖を下までおろしなさい。スカーフを直しなさい」。そして「 全文をよむ

2006-04-17 殉教攻撃志願者の募集 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年4月17日付シャルグ紙2面    【メフル通信】「イスラーム世界運動殉教者防衛司令部」は、《スパイの巣窟》前アメリカ大使館にて、殉教攻撃の志願者の募集を行っている。     モハンマド・アリー・サマディー「イスラーム世界運動殉教者防衛司令部」広報責任者は、これまでのところ5万2千人が殉教攻撃のために同司令部に登録を行ったとした上で、次のように語った。「登録には、信用の出来る身分証明書が必要である。登録はファルヴァルディーン月30日〔4月19日〕まで続けられる予定だ」。 全文をよむ

2006-04-03 「不道徳」な娘を父が殺害 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年4月3日付シャルグ紙27面     道徳的な腐敗を理由に、娘を殺害した39歳の父親が、ジョフラム〔イラン南部ファールス州の町〕警察署に出頭した。     事件は、昨年エスファンド月末〔2006年3月〕、ハファル町アーバードシャープール村の住民で、ラヴァーンという名の個人庭園で働く、モハンマド・ホセインさんの通報で発覚した。ジョフラム市警察ハファル派出所の警官らはただちに、派出所から7キロのところに位置する現場に急行、ハディージェという名の17歳の少女が殺されているのを発見した。     全文をよむ

2006-04-03 昨年発生した2件の「名誉殺人」 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年4月3日付シャルグ紙27面    【社会部】「名誉殺人」は我が国で発生する殺人事件の中でも、比較的大きな部分を占めている。新年に入り、〔昨年発生した〕2件の名誉殺人の被告をめぐる裁判が、地方刑事裁判所で開かれる予定である。    〔*訳注:「名誉」(ナームース)は「家族の名誉」を意味すると同時に、「女性の貞操」を意味することばで、アラビア語の「ナマサ」(隠す)に由来するとも、ギリシア語の「ノモス」(法)に由来するとも言われる。「名誉殺人」の詳細については、「女性の貞操と『名誉の殺人』」 全文をよむ

2006-03-19 路上清掃員のための休憩所が設置 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年3月19日付ハムシャフリー紙    【ファールス通信】テヘラン市行政サービス担当副市長は、「来年から〔西暦2006年3月21日から〕、市で承認された予算に基づき、市の行政サービスに従事する労務者のために休憩所が設置される予定である」と述べた。     マスウード・キャルバースィヤーン副市長は、《テヘラン市の模範的ごみ回収・路上清掃員をねぎらう会》において、市の行政サービスの実績について報告した上で、「255万トンのごみが84年〔2005年3月21日から2006年3月20日〕にテヘラン市 全文をよむ

2006-03-19 テロリスト集団「ジョンドッラー」、ザーヘダーンでの事件に関与 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年3月19日付ハムシャフリー紙    【メフル】テレビのアル・アラビーヤ局は、木曜日の夜にイラン南東部で発生し22名の死者を出した襲撃事件が、ある不穏分子によって主導されたものであると報じた。     アル・アラビーヤの報道によれば、ジョンドッラー(神の軍)という集団の名を語った男は、同集団がスィースターン・バルーチェスターン州の政府関係者一行を襲撃し、22人を殺害、更に7人を人質に取ったとの声明を発表したという。さらにアル・アラビーヤによれば、この集団は最近にもイラン人兵士数名を拉致し 全文をよむ

2006-03-19 正月休みの旅行者は鳥肉を控えるべき シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年3月19日付シャルグ紙10面    【ファールス通信】イラン内科専門医学会は、様々な病気が蔓延する恐れがあることから、特にノウルーズ(イラン正月、西暦で3月21日~)休日期間中は、街道脇にあるような食堂で、ジュージェ・キャバーブ(鳥肉の串刺し焼き)や鳥肉料理、きちんと火の通っていないタマゴを口にするのは控えるよう、訴えた。     イラン内科専門医学会第17回大会の代表を務めたイーラジ・ホスローニヤー氏はまた、「ノウルーズ中の旅行者は、古くなったひき肉や魚を食べることは絶対に控えるよう 全文をよむ

2006-03-18 イラン国内で1日平均72名が交通事故で死亡 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年3月18日付ハムシャフリー紙社会面    【社会部】治安維持軍交通担当副長官は、ここ一年間の一日平均交通事故死亡者数が72名に達していることを指摘した上で、「イラン国内で発生した交通事故死亡者数は、人口と車両数との比率でいえば、世界でも最も高い」と述べた。     《85年〔西暦2006年〕ノウルーズ〔3月21日から約2週間続くイラン正月休み〕の安全対策計画》発表会に出席した、イラン交通警察長官のルーヤーニヤーン司令官は、さらに次のように続けた。「交通事故で年間2万7千人が死亡、25万 全文をよむ

2006-03-18 武装集団、政府関係者一行を襲撃:ザーヘダーンの街道で シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年3月18日付シャルグ紙1面    【社会部:ベフナーム・パークザード】木曜日の夕方、〈ザーボル=ザーヘダーン〉街道を走行していた6台の車両が、武装した暴徒集団のテロ攻撃に遭い、22名が射殺された。殺されたのは、主に地元政府関係者であった。     このテロ事件は、木曜日の夕方、アフガニスタンとの国境から約15分のところにある〈タースーキー〉から5キロのポレ・シーレ地域(ザーボル市)で起きた。武装した暴徒集団が警察の格好をして検問をし、狙っていた車両を停止させて乗客らに銃弾を浴びせた。  全文をよむ

2006-03-16 今年のチャハール・シャンベ・スーリー、174名が逮捕、122名が負傷 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年3月16日付シャルグ紙7面     テヘラン首都警察長官は、チャハール・シャンベ・スーリーでの逮捕者が174名にのぼったと伝えた。モルタザー・タラーイー司令官は昨日、さらに「逮捕者は、昨年までと同様、ノウルーズの休日が終わるまで(ファルヴァルディーン月13日〔4月2日〕)、拘束されることになる」と述べた。タラーイー司令官によると、45名の死者を出した昨年とは違い、今年のチャハール・シャンベ・スーリーでは、死者は出ていないという。しかしその一方で、イラン救急センターの所長は、テヘランで2 全文をよむ

2006-03-15 女性非政府組織の状況について検討 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年3月15日付ハムシャフリー紙社会面    【社会部】〈女性社会・文化評議会〉の第530回目の会議が開かれ、女性問題を取り扱う非政府組織(NGO)の状況、及び女性を取り巻く諸問題について、議論・検討がなされた。     この会議では、女性NGO団体連絡協議会の代表者が、さまざまな女性NGOの過去4年間の活動状況について報告した。     この報告によると、同協議会の加盟団体は、成文化された内規及び組織図を持ち、法令遵守、国家的利益の保持、そしてイラン・イスラーム共和国体制の目標達成のため 全文をよむ

2006-03-09 アースターラーでの鳥インフルエンザ予防対策が本格化 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年3月9日付ハムシャフリー紙     アースターラー市〔イラン北部カスピ海西岸に位置し、アゼルバイジャン共和国との国境地域にある町〕の関係者は、ここ数日、鳥インフルエンザ流行の予防、及び同地域における感染例の特定に向け、作業を開始した。     ある匿名希望の当局者は昨日、アースターラーにおいて、IRNA(イラン国営通信)に対し、「アゼルバイジャン共和国での鳥インフルエンザの流行が危機的状況に陥っている現状に鑑み、アースターラー国境地域での監視及び調査活動が本格的に行われているところであ 全文をよむ

2006-03-04 二名のアフヴァーズ爆破犯が公開処刑に シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年3月4日付シャルグ紙30面    【アフヴァーズ、社会部】メフル月23日〔2005年10月15日〕にアフヴァーズで起きたサルマーン・ファールスィー(ナーデリー)通り爆破事件の実行犯である、アリー・アフラーヴィーとメフディー・ナヴァーセリーの2名が、爆破事件現場を管轄する裁判所の命令により、先週木曜日〔3月2日〕、絞首刑に処せられた。     処刑が行われる前日の夜から、処刑現場の周辺の道路には物々しい警備が敷かれ、木曜日の早朝からサルマーン・ファールスィー交差点へと至る道路は封鎖された 全文をよむ

2006-02-26 「イスラーム法学とエコロジー」会議が開催 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年2月26日付シャルグ紙18面    【メフル通信】シーア派イスラーム法学の理論をどのように活用すれば生態環境の危機を脱することができるかを検討することを目的とした、「イスラーム法学とエコロジー」と題された会議が、エスファンド月16日〔3月7日〕にゴムで開かれる。     発表によると、同会議は「イスラームの輝かしき法規定を生態環境の保護に関連付けて再考すること、生態環境に関するイスラームの議論をアップ・トゥ・デートなものとすること、そして生態環境保護の重要性に対するイスラーム法学者やイ 全文をよむ

2006-02-16 《イラン・カートゥーン》サイト、ウェブ上から消される ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年2月16日付ハムシャフリー紙     風刺画コンテスト《表現の自由の境界はどこにあるのか》の事務局が置かれている《イラン風刺画協会》の下部組織《イラン・カートゥーン》のサイトが昨日、アメリカにあるサイトのホスト・サーバから、しばらくの間消去された。     風刺画協会のセイエド・マスウード・ショジャーイー・タバータバーイー会長は、ハムシャフリー紙とのインタビューで、「今のところ、www.irancartoon.irのアドレスを利用ありたい」とした上で、「シャリーフ工科大学〔イランで最も 全文をよむ

2006-02-16 ハムシャフリー紙、及びその他イラン系サイトへの攻撃の詳細 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年2月16日付ハムシャフリー紙     火曜日の朝、多数のペルシア語系インターネット・サイトに攻撃が仕掛けられた。これらのサイトは、ホスト・コンピュータがカナダにあり、イランの《ラヴァンデ・ターゼ》社によって管理されている。攻撃を仕掛けられたサイトには、本紙ハムシャフリーのサイトの他、ファールス通信、セパーフ銀行、パールスィヤーン銀行、検索サイトのパールスィーク、イラン・エアなどのサイトも含まれる。     これらの攻撃は、月曜日に起きた《イラン・カートゥーン》のサイト〔http://w 全文をよむ

2006-02-07 大気汚染の9割は車が原因:テヘランの《大気汚染防止プロジェクト》に日本も協力 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年2月7日付ハムシャフリー紙  【IRNA(イラン国営通信)】大気汚染管理会社の理事は、「テヘランの大気汚染について、その88%が、・大型自動車を含めた各種自動車、および、オートバイの排気によるものと報告されている」と報じた。     また、ユーソフ・ラシーディー理事は、次のようにも述べた。「テヘラン市はこの報告をもとに、大気汚染防止のため、総合的な大気汚染防止プロジェクトを実施している。これは、大気汚染管理会社が中心となって、日本やスウェーデン、世界銀行の協力を得て策定されたものであり 全文をよむ

2006-02-04 ブーシェフル振興策、閣議で了承 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年2月4日付シャルグ紙4面    【IRNA】マフムード・アフマディーネジャード大統領はブーシェフル州訪問の最後に、記者会見に臨み、「ブーシェフル州特別緊急計画の完成・実施のために、今年度200億トマーン(およそ2200万ドル)を割り当てることが、すでに閣議で決まっている」と述べた。大統領は同時に、来年度予算において270億トマーン(約3000万ドル)を割り当てること、1300億トマーン(約1億4000万ドル)の低利融資を実施すること、そしてブーシェフル州にとって緊急性の高いプロジェクト 全文をよむ

2006-02-01 来年度予算案:エスファハーン~シーラーズ間の鉄道完成に6000億リヤールを計上  シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年2月1日付シャルグ紙     エスファハーン、シーラーズ間鉄道敷設計画完成のための必要予算が、来年度、約8500億リヤール(約109億円)との見積もりがなされた。鉄道網拡張建設計画担当のホセイン・テフラーニーはこれについて次のように説明した。「現在、イラン暦1385年度(西暦2006年度)予算案の枠内で6000億リヤール(約76億円)という額が示されている。」     彼は、さらにこう説明した。「もちろん、このプロジェクトの責任者らは1兆リヤール(約128億円)でも国から予算を獲得でき 全文をよむ

2006-01-28 テヘラン資産家女性連続殺人事件 第四弾:主犯の男、女にだまされていた ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年1月28日付けハムシャフリー紙事件面    【事件部】テヘラン資産家女性連続殺害事件の容疑者アリー・レザーの両親は、同容疑者がある若い女性にだまされたことが原因で今回の事件に及んだ可能性を示唆した。     当ハムシャフリー紙の報告によると、アリー・レザー(大学農学部卒、29歳)とアァザム(教育学部学生、22歳)の両容疑者が3人の女性を殺害したとして逮捕されてから15日が経過したが、両容疑者とも取り調べの中で依然として、犯行は金銭の強奪が唯一の目的だったと述べているという。これに対して 全文をよむ

2006-01-26 シーラーズの最も美しいガージャール朝建築、不審火で焼失 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

1月26日付ハムシャフリー紙    【科学文化部】シーラーズで最も美しいガージャール朝建築と言われる建物の一つで火事があり、ファールス州歴史遺産保護管理者らによる管理が行き届かない中、すべて焼失した。     この建築物は、「モウラー」[訳者注:シーア派の第1代宗教指導者アリー(661年没)の異名]地区のガージャール朝期のものであり、モウラー・モスクのちょうど裏手に位置し、タイル細工や鏡細工、レンガによる細工を凝らした、比類ない装飾を有していた。しかし先週、原因不明の火事で、中庭の木々も含めた建 全文をよむ

2006-01-24 日本人夫婦、子供を殺害したあと自殺 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年1月24日付ハムシャフリ紙    【新華通信】日本で、夫婦とその4人の子供の遺体が、彼らが居住していたアパートの一室で発見された。     日本の警察によると、この事件が発生した当日、33歳の男性が交番に出頭し、共犯の妻とともに自分たちの子供たちを殺したと自首した。     男性は子供たちの殺害を自首してしばらくすると、交番から姿を消した。そしてその後、彼らの遺体が発見された。     警察は、夫婦が殺害を犯した後、良心の呵責におそわれ、自殺を決意したとみている。     報道によると 全文をよむ

2006-01-23 テヘラン資産家女性連続殺人事件 第三弾:容疑者男性の妹「兄は自殺を望んでいる」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年1月23日付ハムシャフリー紙事件面    【事件部】テヘラン資産家女性連続殺害事件の主犯格として逮捕されたアリー・レザー(29歳・男)の妹がテヘラン首都警察第10課を訪れ、兄のやっていることは一種の自殺だ、と訴えた。     当ハムシャフリー紙の報告によると、まだ歳も若いこの女性の話しぶりは冷静なものであったとのこと。1メートルの距離から、ひそひそ声で話している印象であったという。その声の奥底には、静かではあるが深い悲しみが脈打っているのが、感じられた。     警察に兄が無実であるこ 全文をよむ

2006-01-21 続報 テヘラン資産家女性連続殺人事件共犯の容疑者女性:「主犯の男は私を脅していた」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年1月21日付ハムシャフリー紙事件面    【事件部:アーザーデ・モフターリー】警察はテヘラン資産家女性殺害事件の捜査で、拘留した男を取り調べの後に釈放した。     当紙の報告によると、両手を椅子に縛りつけられ、取り調べを受けているのは、まだ年若い女性であった。女は落ち着いた表情を変えることなく、あたかも陰惨な事件などなかったかのような様子で、テヘラン首都警察第10課ブースターン少佐の取り調べに応じた。女の顔を間近で見れば、彼女がテヘラン連続殺害事件の共犯者として3つの殺人に関わってい 全文をよむ

2006-01-18 資産家女性連続殺人事件の現場検証 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年1月18日付ハムシャフリー紙事件面    【事件部】テヘランで3人の資産家女性が連続して殺害された事件で、昨日、テヘラン首都警察第10課の捜査員らによって、事件現場の再現が行われた。     連続資産家女性殺害事件の容疑者であるアリー・レザーとアァザムの二名は昨日、同警察第10課の刑事らとともに、殺害現場を再現するため現場に姿を見せた。その際、この件を担当するホナルマンド判事の姿はなかった。同判事はこれに関して、「警察は私に知らせずに事件現場の再現を行った。私が同行した上で、日を改めて 全文をよむ

2006-01-10 テヘラン・空軍通り殺人事件、被害者のいとこが容疑者に浮上 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年1月10日付けハムシャフリー紙事件面    【事件部】テヘランの《空軍通り》で殺人事件が発生してから3日がたち、テヘラン警察の捜査本部は、容疑者として被害者の近親者の一人を逮捕した。     本紙の取材によると、テヘラン首都警察第10課の刑事らは、今月6日金曜日(デイ月16日)に空軍通りで重大事件が発生したとの一報を受けた。マキシマ車内で起きた殺人事件であった〔注:マキシマは日産ブランドの自動車で、イランで売られているものとしては最も高級。経済的に裕福な上流階層だけが購入可能〕。被害者 全文をよむ

2006-01-07 国立及びイスラーム自由大学2006年入試、方針変更無く実施 (Hamshahri紙)

ISNA通信: 国家教育検定委員会とイスラーム自由大学入試センターの代表は、2006年に行う自由大学と国立大学の試験方法に変更が無い旨を発表した。    変更計画は現在、法案段階にあり、依然イスラーム議会の批准に達していない。イラン統一大学入学試験整備計画によると、統一学生受け入れ及び自由大学入試機構は統合され、年に2度行われるこの試験において学生の選別と受け入れは個々人の成績に従って判定される予定である。また、学生諸氏の成績は、教育省によって行われる国家標準試験に基づいて判定される。    イ 全文をよむ

2006-01-07 麻薬常用者数、テヘラン、ケルマーン、ファールス、ホラーサーン・ラザヴィーで最大 ハムシャフリー紙  (Hamshahri紙)

2006年1月7日 ハムシャフリー紙    【ISNA】治安維持軍麻薬撲滅センター司令官は、国内の麻薬常用者の平均年齢は30歳で、常用者の多くは25歳から45歳であると指摘した上で、「国内の麻薬常用者は、テヘラン、ケルマーン、ファールス、ホラーサーン・ラザヴィーの各州の順で最も多く、最も少ないのはイーラーム、ヤズド、コルデスターンの各州である」と述べた。     アブーイー司令官は、アラークでの《警察、発展、大学》集会において、国内で見つかった麻薬のうち、82パーセントが東部地域に関連したものだ 全文をよむ

2006-01-02 バイク使用者の違反が増加 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年1月2日付ハムシャフリー紙     テヘランには200万人のバイク使用者がいる。そして、1日に切られる罰金用の違反キップの約30%が、バイク使用者の交通違反に関わるものとなっている。     ホセイン・サージェディーニヤー司令官は、「イランは世界的にも、バイク使用者が多い国である。しかし残念なことに、バイクを使用する側が法を遵守せず、またメディアも正しい描写をしてこなかったことによって、バイクを使用する際の正しいマナーが今日まで社会に根付いてこなかったことは事実である」、と指摘する。  全文をよむ

2005-12-26 テヘランのストリートチルドレン、11%は少女 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ファールス通信】社会福祉省援助・保護担当長官ファルハード・サドル氏は、テヘランのストリートチルドンレンの約11%が少女、約88%が少年であると発表した。  同氏は、「今年上半期(2005年3月20日~9月19日)で、少女982人、少年2672人がテヘラン市内で保護された。去年の同時期は、少女991人、少年12653人が保護されていた」と付け加え、続けて「上半期の統計によると、233人の子供はアフガニスタン人であった。去年は1046人が保護された。通常これらの子供たちは、本国への移送に必要な措置 全文をよむ

2005-12-22 早めの結婚、楽しい人生 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月22日付ハムシャフリー紙    【ファールス通信】テキサス大学の研究者らは、早く結婚した者ほど、生涯、配偶者と幸せな生活を営む可能性が高いとの研究結果を発表した。     〔早婚は、〕生活の満足度とその持続という、共同生活にとって基本的な2つの要因に大きく影響する。他方、晩婚の人は通常、結婚に対して打算的な傾向にあるが、このような打算は、夫婦の幸わせや生活の満足度にはあまり影響を与えないとされる。 全文をよむ

2005-12-20 女性が専門家会議にいる必要はない シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年12月20日付シャルグ紙2面    【IRNA】ゴムの専門家会議議員であるアブドッ・ナビー・ナマーズィー師は昨日、「女性が専門家会議にいる必要はない」と発言した。     同師はその上で、「イスラームが命ずるところによると、学問的にイスラーム法に精通している場合でも、女性が最高指導者専門家会議のごとき機関に参加する喫緊の必要性はない」と付け加えた。     ゴム講師協会の会員である同師はさらに、「この神の教えによれば、女性の活動にとって優先されるべきは、子供の養育であり、家族の囲炉裏を 全文をよむ

2005-12-20 国際警察機構、モガッダス判事に対するテロ事件の共犯容疑者の捜査に着手 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月20日付ハムシャフリー紙    【事件部】モガッダス判事に対するテロ事件の捜査を担当する判事からの要請で、国際警察機構が同テロ事件の容疑者逮捕へ向けて、捜査を開始することになった。     本紙記者の報告によると、去るアーザル月12日〔12月3日〕の夕方、テヘラン市民からの情報提供によって、アリー・アシュラフ容疑者逮捕の報が伝えられた。ファフロッディーン・ジャアファルザーデ・テヘラン刑事検察庁長官によると、同容疑者の容疑は、テヘラン更生検察庁長官であったモガッダス判事に対するテロ 全文をよむ

2005-12-19 社会治安警察の活動実績報告 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月19日付ハムシャフリー紙    【事件部】ここ2ヶ月で、14090缶、1235瓶、304ℓ、20パックのアルコール飲料が国内の治安警察によって発見・押収され、処分された。     本紙記者の報告によると、アリープール司令官は昨日(12月18日)、テヘラン首都一般治安警察のここ2ヶ月間の活動実績、及び押収物に関する報告書を提示し、「これらのアルコール類の流通には、3つのネットワークで活動していた計14名のディーラーが関わっていた。これらはさまざまな地方からテヘランに持ち込まれ、売買 全文をよむ

2005-12-18 イラン、動物クローン技術を獲得 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年12月18日付シャルグ紙23面     大学ジハード胎生学研究所の研究員らの努力により、イラン・イスラーム共和国は、世界でも限られた数の国だけが有している、動物クローン技術の保有国の仲間入りを果たした。     大学ジハード胎生学研究所所長のサイード・カーゼミー=アーシュティヤーニー博士は、こう述べた上で、さらに「同研究所の研究員らは、動物クローン技術獲得のために、羊や牛数頭に対してクローニングを行った。大型動物のクローニングには長い期間が必要であることから、クローン動物の誕生を目にす 全文をよむ

2005-12-17 男性と女性の賠償金の差は時代状況に合わせて是正可能である シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年12月17日付シャルグ紙7面    【ISNA】ブー・アリー・スィーナー大学学術委員会のメンバーで、ホッジャトル・エスラーム・ヴァル・モスレミーン〔*1〕のニヤーズィー師は、「女性と男性の間に存在するディーヤ〔*2〕の格差は、時代や社会状況に合わせて、信頼できる専門家の判断により、是正が可能である」との見方を示した。     同師はブー・アリー・スィーナー大学で開かれた、女性と男性のディーヤの格差に関する会議の中で、次のように語った。「これまで諸々の社会に存在してきたディーヤの原則は、 全文をよむ

2005-12-15 イラン国民の医療費負担の現状 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年12月15日付シャルグ紙14面    【社会部:バナフシェ・サームギース】行政企画庁が公表した最近の統計によれば、イラン国内の総人口のおよそ22%が、最低限以下の生活環境で生活している。他方、健康医療保険経済会議事務局長で、教員養成大学経済研究所副所長のアリー・モハンマド・アフマディ氏によると、毎年人口のおよそ6%が、高額の医療費負担が原因で、最低限以下の生活環境へと追いやられているという。     同氏は、本紙とのインタビューで、以下のように語った。     「現在、イラン社会では、 全文をよむ

2005-12-15 輸送機墜落事故、被害を訴える住民はわずか ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ファールス通信】空港検察庁の監督官は、ファールス通信の取材に対して「C-130輸送機墜落事故で被害にあったシャフラケ・トウヒード団地の住民のうち、被害を訴えてきているのは少数にすぎない」と話した。    予審判事としてC-130輸送機墜落事故を調査中のサーベリー判事は、「この一件が空港検察庁の担当となった時、被害を受けたシャフラケ・トウヒード団地の住民の中で検察に被害を訴え出た者は、ごく少数にすぎなかった」と付け加えた。    同判事は続いて、「司法当局が事件の調査に着手すると、予審判事の命令 全文をよむ

2005-12-10 テヘラン3連休にもかかわらず、交通量緩和されず ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月10日土曜日付ハムシャフリー    【ガラメ・サブゼ・イラン通信】テヘランの3連休も、交通量減少にはつながらなかった。     自家用車の通行を減らし、ガソリンの消費量をおさえることを目的として、先週末は連休となったが、ほぼ終日、道は車であふれ、その多くが1人乗りであった。〔注:イランでは金曜日が週休となっており、「週末」はここでは水曜日と木曜日を指す〕     テヘランの大気汚染濃度があまりに増加したため、政府は先週、まず全学校を、ついで官庁・政府機関を休みにする措置をとらざる 全文をよむ

2005-12-07 危機的な大気汚染:フィルター付きのマスクを使用せよ! ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月7日付ハムシャフリー紙    【ファールス通信】大気汚染は呼吸器官の不調、肺の気道閉塞を引き起こし、喘息の原因になっている。この症状を抑えるためには、フィルターつきのマスクを使用する必要がある。     耳鼻咽喉科を専門とするアリー・アスガル・マカーレム医師は、「大気汚染は呼吸器官のアレルギーを激化させる原因となっている。特に新生児、幼児、高齢者、また喘息などの呼吸器系の病気にかかっている人は、現在非常に危険な状態にさらされている。この状況を我慢することは、それらの人にとっては非 全文をよむ

2005-12-07 休みになるのは一部の幼児・児童だけである! ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月7日付ハムシャフリー紙    【シャフナーズ・アリー・モハンマディー】昨日気象庁は、テヘランの大気が著しく汚染されていると発表した。テヘランの大気汚染緊急調整委員会の勧告、及び大気汚染のレベルが《警告段階》にあるとの発表をうけて、テヘランの全学校、幼稚園の2日間にわたる休校が決定された。     大気汚染が人体の健康にとって有害なことは、疑問の余地がない。一日毎に発表される救急活動報告からも、大気汚染の悪化が救急病院に運ばれる呼吸器系の患者数の増加に直接関係していることを、確かめ 全文をよむ

2005-12-05 700万台のバイクに規制 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月5日付ハムシャフリー紙     治安維持軍(警察)の交通指導担当次官は、「バイク使用者の交通規制に関する第二次計画がデイ月15日(2006年1月4日)から全国で実施される」と発表した。     モフセン・アンサーリー司令官は、現在国内には700万台のバイクが走行していると指摘した上で、次のように語った。「バイクが無規制なまま生産され、またその使用に際しても誤った運転方法がまかり通っていた。そのため、これら2つの問題の改善を目的に、バイク使用者の交通規制に関する第一次計画が、138 全文をよむ

2005-12-01 イランにおける不法アフガン人移民、4万人逮捕 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月1日付ハムシャフリー紙     スィースターン・バルーチェスターン州治安維持軍司令本部情報担当補佐官は、「今年初めからこれまでに、4万人にのぼる不法滞在のアフガン人や人身売買業者を州内で逮捕した」と発表した。     ナーセル・ナッジャーラーン大佐は昨日の記者会見で、「外国人の不法入国・滞在に対する治安維持軍の取締りが激しさを増す中で、一部の利益追求者たちや人身売買のブローカーらは、アフガン人を不法入国させるための地下活動に乗り出している」と言い加えた。     同大佐は、「この 全文をよむ

2005-11-30 環境保護に対するイランの能力はきわめて低い シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年11月30日付シャルグ紙26面    【ニーキー・マフジューブ:社会部】イラン行政計画庁が示した「2004年ミレニアム(千年紀)発展目標」にとって初めてとなる報告の中で、調査能力、統計情報、研究の質、フォローアップの可能性、及び政策立案などを基準にして考えると、環境分野での国内状況はきわめて心もとないものであることが指摘された。     昨日、第6回ミレニアム発展目標円卓会議において、7番目の目標として掲げられた「自然環境の保全」に関連してこの問題が提起され、自然環境の専門家や政府の責 全文をよむ

2005-11-30 戸籍登録庁長官:「今年上半期は結婚、離婚がそれぞれ16%、8%増加」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【社会部】イランの戸籍登録庁長官セイエド・ムハンマド=レザー・アーヤトッラーヒー氏は、「今年の上半期(2005年3月21日~9月20日)の期間中、国内において408,409件の結婚届けが出された。この届け出数は、353,171件であった去年同時期と比べて15.64%増加している」と発表した。    同氏は加えて次のように述べた。「今年上半期に出された結婚届け出総数のうち、290,405件は都市部、118,004件は農村部からであった。これは去年の都市部263,800件、農村部89,371件と比較 全文をよむ

2005-11-29 学生結婚と成績アップの関係 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年11月29日付ハムシャフリー紙     学生結婚推進本部の教育担当次官は、「結婚前と結婚後の学生夫婦のテストの平均点について行われたフィールド調査で、以下の事実が明らかになった。それによると、結婚前それらの大学生の平均点が〔20点満点中〕14.5点だったのが、結婚後には17点に上がった」と述べた。     ジャヴァードヴァンド・ノウルーズ博士によると、「心理学的に見て、結婚の最適年齢は大学生の年代である。成績の上がったこれらの学生が結婚したのは、まさにこの適齢期に当たっている。さらに男 全文をよむ

2005-11-29 資金難の国立病院 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年11月29日付ハムシャフリー紙    【ファールス通信】保健省の開発・運営担当次官によると、「無視できない数の国立病院が予算不足のために薬剤を買うことができず、患者に処方箋を渡し、病院外で薬を買ってもらうようにしている」という。     ラフマトッラー・ハーフェズィー次官によると、通常、国立病院には、一定額の予算が割り当てられている。それに基づいて、薬剤メーカーは直接病院から現金を受けとる代わりに、予算額が許す範囲で薬剤を病院に預ける。そして後日、機をみてメーカーは売掛金を回収するので 全文をよむ

2005-11-26 手にイレズミの女、死体で発見 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年11月26日付ハムシャフリー紙事件面    【事件部】手にイレズミのある若い女性の遺体が、テヘラン・キャフリーザク地区で見つかった。     当紙記者の報告によると、シェイダーという名前の25歳の女性の遺体がキャフリーザク地区にあるデラフティー通りで野ざらしとなっていた。遺体の右手首にはイレズミがあり、両手には数珠が巻き付けられていた。シェイダーは窒息死したものとみられる。近所の人が遺体を発見したあと、キャフリーザク第170署の警官らがすぐに現場に到着した。     シェイダーの遺体を 全文をよむ

2005-11-21 テヘラン下水網の早急な整備の必要性 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年11月21日付ハムシャフリー紙    【テヘラン社会部】政府からの不十分な予算割り当てによるテヘラン下水網の整備の遅れが、市民の健康を脅かしている。     本紙記者の報告によると、テヘラン市議会文化社会委員会のラスール・ハーデム委員長は昨日、市議会の非公開会議後の記者会見で、このように語った上で、さらに次のように付け加えた。「テヘランは下水の上に浮かんでいるようなものだ。下水網が整備されず、汚水が市の北から850メートル下方の地域に流れ込み、地下水にしみ込んでいるために、テヘラン市民 全文をよむ

2005-11-15 夫殺しの妻に起訴状 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【事件部】夫をシアン化物の錠剤で殺害した事件で、昨日検察代表が起訴状を提出した。    当紙記者の報告によると、今年オルディーベヘシュト月17日(5月7日)の夕刻、ログマーン・ハキーム病院で50歳の男性が不審な死に方をしたという通報が警察にされた。    警察はこの男性の妻に事情聴取を行い、妻は、「その日、夫は自分の姉妹宅から家へ戻り、夕飯を食べました。しかし食事のあと様子がおかしくなり、突然意識を失いました。すぐに病院へ運びましたが、夫は数時間後に亡くなりました」と証言した。    警察の捜査 全文をよむ

2005-11-09 テヘラン南浄水場(ハムシャフリー紙) (Hamshahri紙)

【都市部】来年末までに、テヘラン南ボゾルグ・アーブ浄水場が操業を開始する見込みである。    本紙記者の報告では、エネルギー大臣は、「節水に関する新技術博覧会」兼「青少年絵画展覧会」の開会式典において、次のようにコメントした。わが国では、世界の水質標準値からみて平均よりも下回っている。それゆえ、われわれは水問題に対しより関心を払わなければならない。    エネルギー大臣は、農業用水と飲料水を分けなくてはならないことを強調した上で、「エネルギー省は、この目的の達成のための計画を策定中であり、特に来 全文をよむ

2005-11-07 白色は消灯している信号を意味、信号機に1色を追加(ハムシャフリー紙) (Hamshahri紙)

■テヘラン東南部における第110都市開発計画の実施準備完了    都市部:テヘラン市役所交通管理会社専務カームラ―ン・ラヒーモフ博士は、信号機の表示色の変更を発表し、次のように述べた。「徐々にテヘラン市の交差点における全ての信号機は、LED(発光ダイオード)による照明を装備することになろう。」    テヘラン市役所の広報部の発表によると、ラヒーモフ博士はこの発表において次のようにコメントした。「この計画は、運転手の信号誤認を減少させ、運転時における市民の安全をより拡大することになるだろう。」   全文をよむ

2005-10-26 携帯電話欲しさに窃盗を働いた少年3人が逮捕 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年10月26日シャルグ紙11面(社会面)    【社会部】携帯電話欲しさに、ゴルハー通りの携帯電話ショップで盗みを働いた3人の少年の身元が特定され、逮捕された。     土曜日の午後1時半、テヘラン首都警察第150分署の警官らがテヘランのゴルハー通りを巡回中、慌てた様子で彼らの方へ近づいて来る人物と出くわした。この男性は警官を見ると、16歳のベフナームと17歳のマフディー、そして13歳のラーミーンという3人の少年が店に押し入り、携帯電話を盗んだと訴え出た。     この通報を受け、現場か 全文をよむ

2005-10-26 続報:母親「娘の虐待死は義父のせい」 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年10月26日付シャルグ紙11面(社会面)    〔注:以下の記事は10月19日付の記事http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/newsdata/News20051020_1123.htmlの続報です〕    【ファールス通信】イラン北東部の都市マシュハドで起きた、5歳女児<ファーテメ>の虐待死事件で、母親は取調べの中で、娘は義理の父親に虐待されていたと主張した。     意識不明の状態に陥ったファーテメは、今年のメフル月22日〔10月14日〕の朝9時、30歳の母 全文をよむ

2005-10-20 2雑誌の編集長の裁判行われる ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【事件部】昨日朝、州第76刑事裁判所で2雑誌の編集長の裁判が、編集長本人らと13人の陪審員が出席して開かれた。    本紙記者の報告によると、この裁判はサーレミー裁判長と2人の上級裁判官のもとで、朝9時30分に開廷した。まず冒頭陳述において、「アクヌーン(現代)」誌の容疑についてミール・アフマディー検察官代表が起訴状を朗読した。同氏は被告人であるアルダラーン・アタープール編集長が公序良俗に反する画像の出版と人権侵害(故意の個人肖像強調)を行ったとして、次のように述べた。「被告人は雑誌のある号で、 全文をよむ

2005-10-19 5歳女児、両親から虐待を受け死亡 シャルグ紙 (Sharq紙)

社会部・モハンマド・ダシュティー:ファーテメという名の5歳の女児が、母親と義理の父親に激しい虐待を受け、昨日朝、死亡した。マシュハドに住むこの女児は、数日前に1.5メートルの高さから投げ落とされ、意識不明の重体となっていたが、昨日朝7時30分にマシュハド市内のファーラービー病院で死亡した。    ファーテメの治療にあたった医師の一人は、シャルグ紙のインタビューに対し、「この5歳児は、両親から激しい虐待を受けていた。女児の身体には、打撲痕やタバコを押し付けられた跡、歯で噛まれた跡などが見つかった。 全文をよむ

2005-10-17 ニセ托鉢僧、逮捕 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年10月17日付けハムシャフリー紙事件面  【事件部】それらしいメーキャップと服装をし、正体を偽って、詐欺をはたらいていた男が逮捕された。     当紙記者の報告によると、数ヶ月前から似たような苦情がテヘランやハシュトゲルド、ラシュトの市民から各州検察庁に寄せられていた。それによると、レザーとイーラジ、及びモジュガーンと名乗る男2名と女1名が周到な計画によって、数100万トマーン単位の詐欺を行っているというものであった。〔100万トマーンは日本円で約12万円〕     報告を受けた警察は 全文をよむ

2005-10-13 妻が夫を感電させて殺害 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

事件部:夫の粗暴な振る舞いに耐えかねた妻が、共犯者の男性とともに、夫の殺害に及んだと自供した。    報告によれば、エスファハーン第36警察署は、男性が感電死した通報を受け、現場へ急行した。初動の現場検証において、マルヤムという名の男性の妻に嫌疑がかけられ、事情を聞くためこの女性を署へ連行した。    続いて、感電死した若い男性の遺体は、死因の特定のために法医学鑑定に送られ、鑑識班は、男性が故意に殺害された疑いがあると発表した。彼らは、男性は初めに薬物によって意識を失わされ、その後で感電させられ 全文をよむ

2005-10-11 家庭内暴力に関連する諸問題 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

一見すると新聞の事件欄は、悲惨な出来事を報じることが当たり前のことのようになっているが、時には事件記者にとってさえ、身の毛がよだつような事件がある。    例えば、「男性、花瓶で麻薬中毒者の兄弟を殴殺」。「麻薬中毒の息子、金欲しさに父親を殺害」。「男性、テレビを投げつけ妻を殺害」。「男性、妻を殺害後、子どもを連れ逃亡」。「男性、兄弟を銃で殺害」。    法律専門家のガーセム・シャアバーニー教授は、こうした事件について次のように話している。「残念ながら我々の社会は、法の遵守や法に対する敬意、法律や 全文をよむ

2005-10-11 アヘン中毒の兄弟殺害で、容疑者出頭 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年10月11日付ハムシャフリー紙事件面    【事件部】けん銃を発砲して兄弟を殺害した男が、警察に出頭し、昨日朝取り調べを受けた。     当紙記者の報告によると、この痛ましい事件については今年のメフル月10日[今月2日]、テヘラン東部の警察署に通報があった。警察の捜査員による初動捜査の結果、若い男性が彼の兄弟(モハンマド)と口論になり、けん銃で殺害されたことが明らかになった。モハンマドは兄弟を殺害した後、現場から逃亡した。捜査により、警察は犯人をモハンマドであると断定し、同容疑者の逮捕 全文をよむ

2005-10-08 政府バム特別支援を決定 シャルグ紙 (Sharq紙)

【ISNA (Iranian Students News Agency)】水曜朝、アフマディーネジャード大統領を議長とする閣議は、会議を開催した。この中でバムの震災者に対する特別支援を決定した。     この会議では、バムの被災地域において1384年末(西暦2006年3月下旬)まで1人当たり月600リットルまでの水と、1家族あたり150キロワットの電力を無料で供給することが決定された。この他の承認事項に基づいて、イスラーム革命住宅財団が、震災以前にバムに住み、土地を所有していた者、あるいは族長た 全文をよむ

2005-10-06 アーザーディー・スタジアム観客圧迫死事件、裁判始まる ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

ファールス通信:アーザーディー・スタジアムで起きた事件の被告人らに対する第一回裁判が、昨日朝、第1043テヘラン・ゴドゥスィー裁判所で始まった。     この裁判は一般公開の上で、裁判所の礼拝所で行われ、事件の被害者遺族と2人の被告人およびその弁護士が出席した。     第1043テヘラン・ゴドゥスィー裁判所長のジャヴァーディー裁判官は、テヘラン医療犯罪裁判所から提出された起訴状をもとにこの事件の審理を担当し、事件は警察と同スタジアム管理人の双方に50パーセントずつの責任が認められるとした。   全文をよむ

2005-10-04 テヘランの重大犯罪13パーセント減 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年10月4日付ハムシャフリー紙    【事件部】タラーイー司令官は、テヘランにおける重大犯罪が13パーセント減少したことを指摘した上で、「ラマダーン月〔*イスラーム教の断食の月。一年354日のイスラーム太陰暦に準拠する。今年のラマダーン月は、イランでは10月5日に始まり、1ヶ月弱続く〕の終了後は、ならず者たちによる悪事がテヘラン市で一件も起こらぬよう、努めていかねばならない」と強調した。     タラーイー司令官は、「全警察署は取締り部隊を編成し、すでに実行中の特別対策を講ずることにより 全文をよむ

2005-10-03 母子殺害事件の犯人に2回の報復刑と1回の死刑 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年10月3日付ハムシャフリー紙事件面    事件部:母親とその4歳の息子を殺害した被告に対して、州刑事裁判所の裁判官は報復刑(キサース)2回と死刑1回を言い渡した。     当紙記者の報告によると、事件の被告はレザーという名の27歳の男性。彼はエスマトという名前の女性と知り合い、彼女の家に盗みに入ることを企て、この女性とその4歳の息子を残忍な方法で殺害した。     この事件はイラン暦1383年エスファンド月21日〔今年3月11日〕、ハーニーアーバード地区にあるアパートの一室で起きた。女 全文をよむ

2005-09-14 アフガニスタンにおける麻薬栽培量、21%増加 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【イラン学生通信(ISNA)】国連麻薬統制計画代表であるベルナール・フラヒ氏は、「UNDOC(国連薬物犯罪事務所)の調査によると、アフガニスタンにおける麻薬の栽培量は2005年は39000㎏に達し、21%増加した」と伝えた。    この報道によると、同氏は昨日パリ協定の円卓会議で、2005年アフガニスタンでは31㌶に及ぶ土地で麻薬の密栽培がおこなわれていることに触れ、次のように述べた。「これによると、アフガニスタンにおける2005年の麻薬生産量は4100㌧であり、昨年度に比べて非常にわずかながら 全文をよむ

2005-09-08 女性のレストラン経営は禁止 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年9月8日付シャルグ紙15面     治安維持軍〔警察のこと〕公共土地監督局の法規によれば、女性はレストランを経営する際、男性を一名、管理人として登録する必要がある。この法規を遵守しなかった場合には、女性はレストランの経営活動に従事することはできない。      レストラン経営者連合会の会長を務めるモハンマド・ホセイン・アールミーン氏が《文化遺産通信》に語った話によれば、女性がレストラン経営の許可証を受けるためには、レストラン経営のための手続きをすべて行い、必要書類を提出することに加えて 全文をよむ

2005-09-08 工芸・技術科の教育を抜本的に改変 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【文化科学部】工芸・技術教育改変立案部および国の職業訓練プログラムの総局長であるモハンマド・ネシャーステリーズ氏は、国立工芸学校の工芸・技術科での諸訓練、教科内容、教科書について抜本的改革を行うことを発表した。    同氏は昨日、IRNAに次のように語った。「工芸・技術科の改変についての調査は1年前から始まっており、現在第一案が用意されたところだ。」    「この改変の最終案は18ヵ月後にできあがることになっており、その後この分野に関しての抜本的改革が行われる予定だ。」    同氏は次のように説 全文をよむ

2005-09-05 恋敵を殺した男、裁判へ ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年9月5日付ハムシャフリー紙事件面    【事件部】ある女性に興味を持った揚げ句に恋敵を殺害した若い男が、早くも地方刑事裁判所第71法廷で裁かれる見通し。     当紙記者の報告によると、この事件はシーマー(女)とメフラーン(男)という名の男女が知り合ったことが発端となった。二人の付き合いは昨年ティール月初旬〔西暦で6月下旬〕に始まった。メフラーンがテヘラン南部のある公園に遊びに出かけた際に、シーマーと知り合ったのがきっかけだった。そして、二人の仲は互いが強くひかれ合うまでに発展するので 全文をよむ

2005-09-01 テヘランの第一次電子行政化計画の利用始まる:テヘラン市第22区の行政書類が電子化へ ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年9月1日付ハムシャフリー紙市政面    【市政部】「政府週間」と時を合わせる形で、昨日テヘラン市第22区で、市関係者らの出席の下、32の開発建設プロジェクトが始動した。     テヘラン市広報の発表によると、アリー=モハンマド・シャーエリー第22区長は、同区にとってきわめて重要な計画案の数々を実現するために払った行政の努力を強調し、「区の技術、開発、交通に関わる種々の計画には、総額にして200億リヤール〔約2億5千万円〕がかかっている」と述べた。     シャーエリー区長は、第22区に 全文をよむ

2005-08-31 ギャルムサール郡ダーヴァルアーバードの銀行で拳銃を持った強盗 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年8月31日付ハムシャフリー紙事件面    【警察発表】拳銃を持った2人組の強盗が、アーラーダーン・ギャルムサール郡〔テヘランの南東に位置するセムナーン州の町〕のケシャーヴァルズィー(農業)銀行ダーヴァルアーバード支店に押し入り、拳銃を発砲して威嚇し、約7,000,000リヤール〔約8万5千円〕の現金と小切手を強奪し、一名の行員に怪我を負わせた。     木曜日の夜、ケシャーヴァルズィー(農業)銀行ダーヴァルアーバード支店の警報機の音が鳴り響き、同銀行に設置された通報装置からの110番通 全文をよむ

2005-08-27 女性用イスラーム対応水着がネット販売:トルコ人が開発 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年8月27日付シャルグ紙 社会面(30面)  【文化遺産通信(CHN)】あるトルコ人が女性用のイスラーム対応水着を開発し、オンライン販売をしている。ギーラーン州文化遺産観光庁所長も、女性用イスラーム対応水着がイランで用いられれば、海での遊泳中の事故が減るのではないかと期待している。国内外からのイラン観光客にとって根本的問題となっていることの一つに、家族が一緒に泳ぎを楽しむことができないということがある。また、この問題によってイラン人家族は遊泳地域から外れた場所で泳ぐことを好む傾向にあり、 全文をよむ

2005-08-25 喫煙撲滅国家委員会メンバー:「禁煙法案は例外なく実施される」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年8月25日付ハムシャフリー紙社会面    【イラン労働通信(ILNA)】喫煙撲滅国家委員会のメンバーであるハサン・アーゼリープール氏は「文化遺産庁は〈公共の場における喫煙禁止法案〉〔注:原文では「麻薬使用禁止法案」となっていたが、文脈から「喫煙」の誤植と判断した〕の一条項を、勝手に解釈してきた」と述べた。     保健医療医学教育省の喫煙撲滅国家委員会のメンバーである同氏は、ILNAの記者に対して「この法案の条項の一つに少々曖昧な点があったために、文化遺産庁は自らに都合が良いようにそれ 全文をよむ

2005-08-21 宗教的祝日を削減することへの反対(その一) シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年8月21日付シャルグ紙1面  【社会部=サイード・アルカーンザーデ・ヤズディー】国の公式な祝日の数を削減することを狙った国会の提案をめぐってわき起こった問題に決着を付けるべく、ついにゴムのマルジャエ・タグリード〔信徒が従うべきシーア派宗教指導者〕の一人が論戦に加わった。     昨日、アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、イマーム・アリー〔シーア派初代イマーム〕生誕記念日、イマーム・サーデク〔第六代イマーム〕殉教記念日、イマーム・レザー〔第八代イマーム〕殉教記念日の3日を国の祝 全文をよむ

2005-08-11 「個人的関心」と「収入の見込み」が大学入試の学科選びで一番重要な基準 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年8月11日付ハムシャフリー紙 社会面    【文化学術部】「個人的関心」、「収入の見込みがよい分野」、「社会的必要性」、「労働市場における需要」。イラン全国大学入学試験での学科選択の際に高校生らがもっとも重視する基準は、このような順番であることが分かった。     テヘランの高校生約2000人を調査した結果、学科選びの基準として「専攻分野の社会的重要性」や「単に大学に入りたいだけ」と回答したのは、わずか5%だった。また、「親の意向」もそれほど影響力を持たないことが分かった。     他 全文をよむ

2005-08-11 コレラ流行でミネラル・ウォーターの価格上昇 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年8月11日シャルグ紙 社会面(14面)    【サマーネ・ガドルハーン】コレラ患者数の増加と保健省による危険な水の使用自粛の呼びかけにともない、違法にミネラル・ウォーターの価格が上がっている。過去2日間で、テヘランではミネラル・ウォーターの価格が500リヤール(約6円)上昇したが、ミネラル・ウォーターの製造業者は商品の価格の変更、ないしは上昇は行っていないと発表した。その一方で、食料品販売業者はここ数日、ミネラル・ウォーターの販売数が過去最高を記録したと述べた。テヘランでのミネラル・ウ 全文をよむ

2005-08-10 テヘランの水は安全である ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

8月10日付ハムシャフリー紙    【IRNA】テヘラン州下水道会社広報局長は、「テヘランの水道網で供給されている水には全く問題はなく、弊社の水道利用者には、安心して水をご利用いただける」と語った。     ホスロー・ラフィーイー氏はさらに、「テヘランの水道施設は厳密に管理されており、この水道網での水の濾過には、塩素やその関連物質が使用されている。コレラは菌によって引き起こされる病気であり、それゆえ塩素関連物質が用いられれば、菌が水道に入り込んだり、増殖したりすることはない」と付け加えた。    全文をよむ

2005-08-06 在外イラン人はイラン名を選択  ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【IRNA】外務省戸籍局長のエスマーイーリー氏は、「外国に住むイラン人の97%は、自分の子供にイラン的、あるいは宗教的・イスラーム的な名前を選んでいる」と語った。     これについて、同氏は次のように説明した。「在外イラン人に特別に定められている戸籍法第20条によれば、子供の名前は両親が選ぶことになっている」。同氏はさらに「外国在住の子供に、外国文化の普及につながるような外国人の名前をつけることは、禁じられている。この法は、すべてのイラン人にとって遵守すべきものだ」と続けた。 全文をよむ

2005-08-04 チャールース街道から料理大会まで シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年8月4日付シャルグ紙 社会面    ■またしても女性消防士誕生のニュース     火事と戦う女性消防士が登場することになっている。とはいえ、「登場することになっている」ということばは、これまでもこのことを伝えるニュースで何度も繰り返されているために、いまさら女性消防士の登場を報じたところで、もはや耳目を集めるようなものとはならないだろう。要するに、女性たちを真っ赤な消防車に乗せる計画が一歩前進した、ということ以上を伝えるものではないのだ。     テヘラン消防保安庁理事のズィヤーイーフ 全文をよむ

2005-08-03 ダマーヴァンド山でごみ散乱の危機 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ファールス通信】ダマーヴァンド美化推進本部自然環境委員会代表のホセイン・アビーリー氏は、イランの象徴のひとつであり全イラン人の誇りでもあるダマーヴァンド山の頂上が、自然環境破壊の危機的状況に晒されている、と語った。     同氏は以下のように語った。「ダマーヴァンド山は今、電池やごみであふれ返っており、それらはその場で直接焼却処理されている。乾電池は使用寿命を延ばすため放射性物質が使われており、その汚染能力はダム一つ分の水を汚染してしまうほどだ。現在ダマーヴァンド山は、登山者の投棄した電池で一 全文をよむ

2005-08-02 夫殺害、本当の理由は妻の不倫 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【事件部】科学的検証及び警察の捜査により、妻による夫殺害は家庭内不和ではなく、妻の不倫が理由であることが明らかになった。     報道によると、捜査本部での捜査が進むにつれ、この殺人事件は別の様相を帯びることとなった。事件の主要な容疑者であるザフラー・Nは供述のなかで、シアン化物の購入元の人物について、きちんと説明することができなかった。そのため捜査官は、同殺人容疑者には一人、あるいは複数の共犯者がいたのではないかとの疑いを抱くに至った。     報道によると、容疑者は警察による科学調査の際、夫 全文をよむ

2005-07-28 イラン国営放送と社会における女性の役割 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年7月28日ハムシャフリー紙 社会面    【イラン学生通信(ISNA)】家族を形成し、強化するにあたり、女性は否定しようのない重要な役割を果たしている。女性という社会階層は、近年、家族に関わる事柄に関与しているだけでなく、社会的領域においても重要な役割を担うようになってきている。イラン国営放送はイランで唯一の視聴覚メディアとして、とくに革命後、女性のあるべき姿を紹介するにあたり、重要な役目を負っている。     社会問題の専門家であるモスタファー・エグリーマー博士の考えでは、イラン国営 全文をよむ

2005-07-28 今日明日のテヘランの気温は低め ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

気象庁は昨日、イラン全土の天気を快晴からやや曇りと予報した。予報の順にあげると、以下の通りである。カスピ海岸とアルダビール州はやや曇り、早朝に霧がかかる。テヘラン、ガズヴィーン、スィースターン、バルーチスターン、ケルマーン、ヤズドの各州およびホラーサーン州南部は、快晴から時々風が吹き雲が出る。スィースターン州北部では、埃の舞う強い風が吹く。オマーン海岸、ペルシャ湾岸、ホルモズ海峡、ブーシェフル州とキーシュ、ゲシュム、スィーリー、アブームーサー、大小トンブの各島々は、快晴から時々薄い霧を伴う雲が出 全文をよむ

2005-07-26 20年間服役の殺人犯、死去 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年7月26日 シャルグ紙27面    【社会部】1364年(西暦1985年)に妻の兄弟を刺殺した男が、20年間服役した後、刑務所で死亡した。     アミール・ホセイン服役囚は64年に妻との関係が悪化し、離婚を考えていた。このことが原因で、アミール・ホセインと妻の兄弟であるアリーとの間に激しい口論が起こった。この口論のなかで、アリー氏はアミール・ホセインによって刺され、重傷を負った。同氏は病院に搬入されたものの、数時間後この重傷が原因で死亡した。     アリー氏の死によって、警察はアミ 全文をよむ

2005-07-26 裁判なしで50年拘留 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年7月26日 シャルグ紙27面    【社会部】裁判を全く受けることなく50年間刑務所に収監されていた、インド北東部出身のある村人がついに釈放された。現在77歳の老人であるマチャング・ラルング氏は、1951年グヴァハティから64km離れたある村で逮捕された。重度の暴行・傷害の容疑だった。彼は然るべき裁判を受けていたなら、10年の懲役で済んでいたはずだった。しかし、警察は「残念なことに警察はこの間、彼のことを忘れてしまった」と述べ、このような問題が発生したことに遺憾の意を表明した。     全文をよむ

2005-07-25 暑い日はジュースではなく、果物を ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【メフル通信】果物の摂取、特に水分を多く含む果物はのどの渇きを癒す。たった2切れのスイカ、あるいはメロンはのどの渇きを半分以下にまで減らす。それはグラス5杯分の水と同等なのである。「スイカやメロンなど、仕事中も持ち運びが容易な、水分を多く含む果物をとることで、暑さからくる水分不足を防ぐことができる」と、水分を含む果物の効果について、イラン栄養協会の協会員であるレイラー・オユーズザーデさんは語る。オユーズザーデさんによると、暑い日には昼食時には、ドゥーグ・ヒヤール(きゅうりとヨーグルトの和え物)、 全文をよむ

2005-07-25 安全性に不備が認められる13万2千の教室が建て替えに ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年7月25日ハムシャフリー紙 社会面    【文化学術班】教育省開発担当次官は、国会の承認によって、第四次5カ年計画において学校の耐震強化及び基準化工事に約40億ドルを割り当てる予定であると発表した上で、次のように述べた。「第四次計画では、32億5400万ドルを予算配分することで、危険性のある13万2千の教室を解体し建て替える予定である」。     アフシャーニー次官はイラン学生通信(ISNA)との会見で、この政府予算額のうち7億ドルが学校の耐震強化工事にあてられると述べ、さらに「32億 全文をよむ

2005-07-20 テヘラン州知事「テヘラン州は緑化計画が最も成功している」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

 テヘラン州知事のアリー=アクバル・ラフマーニー氏は、テヘラン州一人当たりの緑地面積が1380年(2001-2002年)の3㎡から1383年末15㎡になったことに言及し、「緑地面積は1380年に3千6百万㎡だったが、1383年には1億9千5百万㎡に増えた」と述べた。     ISNAの報道によると、ラフマーニー氏は、同州が緑地面積拡大問題においてイラン国内で最も成功した州であるとし、次のように加えた。「5カ年計画の間に1500万本テヘラン州内に植樹するという計画に基づいて、〔昨年まで〕毎年300 全文をよむ

2005-07-18 3億トマーンを要求していた誘拐事件、犯人自殺により終結 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年7月18日ハムシャフリー紙 事件面    【事件部】人質を取っていた犯人2人が捕まり、人質をとって3億トマーン〔約3700万円〕を要求したケルマーンシャーの事件は幕を閉じた。この事件では、警察に包囲された犯人グループのうち一人が、持っていた拳銃で自殺した。     本紙記者の報告によると、数日前ハージ・アリー・Aという名の人物から、ケルマーンシャー州近郊のサラーブ・ニールーファル派出所に「17歳になる息子のホセインが、コルトとカラシニコフの二丁の銃をもって武装した見知らぬ男たちに連れ去 全文をよむ

2005-07-14 不審死事件、幕引きへ ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年7月14日 ハムシャフリー紙 事件面  【事件部】中年女性が不審な死を遂げた事件は、4枚の遺書が発見されたことで、幕を下ろすこととなった。     本紙記者の報告によると、1383年シャフリーヴァル月26日〔2004年9月16日〕、エマームザーデイェ・ダーヴード地区にあるバハーレスターン・ホテルで、手首をナイフで切られた身元不明の女性の遺体が見つかったと警察に通報があった。     捜査員はすぐに事件の現場へ到着した。遺体及び遺体のあった部屋を捜索すると、中年女性の遺体のすぐそばに4枚 全文をよむ

2005-07-13 喫煙撲滅協会メンバー「イランの若者の5人に1人が喫煙者」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年7月13日 ハムシャフリー紙国内面  【社会部】喫煙撲滅協会のあるメンバーが語ったところによると、イランの若者の5人に1人が喫煙者であるという。     マフシード・アーリヤーンプール医師は昨日、《女性向け喫煙防止・制限のための一日教室》で、イランの若者の喫煙者の割合が11%から17%に増えていることに言及し、「このうちの60%は13歳から16歳のうちに初めての喫煙経験を持ち、喫煙を始めている」と付け加えた。同氏はさらに、「タバコを吸い始める年齢は年々低くなってきており、そのうちタバコ 全文をよむ

2005-07-11 結婚希望年齢は男性で25歳、女性で23歳 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

7月11日ハムシャフリー紙社会面    【ISNA】男性は25~29歳、女性は23歳の年齢層が結婚にもっとも関心があることが、ある調査の結果判明した。一方で将来の配偶者は何歳であるのが好ましいかとの問いに関して、男性は平均で4歳の年齢差、つまり21~29歳であるのが好ましいとしていたのに対し、女性の間では、3~8歳の年齢差、つまり将来の夫は26~28歳〔注:26〜31歳が正しいものと思われる〕が好ましいと考えていた。配偶者を選択する際に、イランの独身の若者が最も優先させる条件の上位5つは、「正直 全文をよむ

2005-07-11 暴行魔、逮捕される ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

7月11日ハムシャフリー紙事件面    【事件部】女子大生に暴行を働こうとした男が、同女子大生がテヘラン刑事検察庁に告訴した結果、検察庁第5支部捜査官の指令により逮捕された。     当紙記者によると、先週、某地区の大学に通うテヘラン在住の同女子大生は、大学の授業が終わった後、いつものようにテヘランに向かうため学生送迎用のバスに乗った。           目的地に到着するとこの女子大生はバスを降りたが、その際手さげかばんをバスのいすに置き忘れてしまった。そこで彼女は、この路線のバスの運転手であ 全文をよむ

2005-07-11 ふられた腹いせ:男が逮捕 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

ハムシャフリー紙 事件面    【事件部】プロポーズが断られたことに腹を立てて、復讐行為をした若い男が逮捕された。     当紙記者の報告によると、数ヶ月前にアフマドという名の若い男が、パーティーでテヘラン在住のマルヤムという名の若い女性と知り合った。マハーバード〔イラン西部の都市〕在住のアフマドが、数日間テヘランに旅行に来ていたときだった。知り合ってまだ間もないうちにアフマドはマルヤムに求婚したが、マルヤムの家族は2人の結婚に反対した。アフマドは結婚を強く迫ったが、良い結果は得られなかった。  全文をよむ

2005-07-09 麻薬常用者の4割は地方出身者 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【社会部】麻薬撲滅キャンペーン本部の防止担当局長は、麻薬常用者の40%以上が地方出身者であるとの発表をし、「3分に1人のペースで、人々が麻薬に手を染めている」と述べた。     ファールス通信はこのことについて、ハメダーンのハミード・サラーミーの言を用いて、「天然麻薬に加え、1800種もの麻薬中毒を引き起こす産業化学物質が世に出回っている」と報じた。彼(サラーミー)は、「世の中の社会的害悪の半分は麻薬によってもたらされており、調べによると、麻薬に依存している人の60%は、自分の生き方に満足感が得 全文をよむ

2005-07-07 殺人犯の女、捜査本部第十課で自供:「私はシアン化物で夫を殺しました」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【事件部】激しい家庭内不和が原因で自らの夫の殺害に及んだ女が、事件の発生から2ヶ月後に犯行を自供した。     当紙記者の報告によると、今年のオルディーベヘシュト月17日(5月7日)、ホセインという名の51歳の男性が、ログマーン・ハキーム病院において不審な死に方をした。男性の妻が、死亡する少し前に危篤状態の男性を同病院へ運び込んだが、治療の甲斐なくそのまま死亡した。     男性の遺体に、打撲や損傷の痕はひとつも見られなかった。解剖による検死でもホセインの死因は特定できなかった。捜査担当者の命 全文をよむ

2005-07-06 大気汚染度の測定装置を10箇所に設置 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年7月6日    テヘラン大気状況管理会社の理事であるラシーディー氏は、大気の汚染状況を示す装置をテヘラン市の10箇所に取り付けることを発表し、今年末までにテヘラン市管轄の22の地域すべてに大気の汚染状況を示す装置を設置する予定だ、と語った。同氏は次のように付け加えた。「この測定装置が設置されるは、ヘラール・アフマル広場、セイエドルショハダー十字路西側、アーザーディー=ナッジャールザーデガーン通り交差点、バスィージ=アエッメ・アトハール高速道路、バフマン=アッバル・ダシュテ・アーザ-デガ 全文をよむ

2005-07-05 ムスリム女性倫理貞節憲章起草 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ISNA】勧善禁悪〔イスラーム法学上の概念の一つ〕復興本部婦人委員会の活動計画として、女性の倫理貞節憲章が作成されることが決定された。     勧善禁悪復興本部事務所統括副所長のホッジャトル=エスラーム・サーデグザーデは「勧善禁悪の文化を普及させることに対して女性が担っている特別な役割を活用することを目的として、婦人委員会が復興本部の下部組織として結成された」と述べた。彼はこの委員会の目的のひとつとして、女性事務職員用の婦人倫理貞節憲章の作成を挙げた。     彼は「同委員会は現在、女性問題に 全文をよむ

2005-07-05 2003年までのイランにおけるエイズによる死亡者数は1000人 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【社会部】2005年発表の統計報告《イランにおける2003年までの人口、エイズ及びそのウィルス》によると、〔2003年までに〕およそ1000人がエイズにより命を落としているという。     図表形式でこのほど世界中の国連経済社会事務局人口趨勢課から発行されたこの統計報告は、世界各国ごとに分類されたエイズとエイズウィルスに関する有益な情報が含まれている。     この図表には、イラン国内のHIVキャリアの数は2003年で3万1000人だと記載されており、その患者の年齢層は15歳から49歳で、イラン 全文をよむ

2005-07-04 女子の人身売買の高い統計は誤り ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【イラン労働通信(ILNA)】イラン援助者協会会長は、他国への女子の人身売買の根本的原因は、家族の経済的困難によるものであると発表した。しかし幸運にも、イランにおける他国への人身売買は、統計的には低いものであり、さまざまな方面で言われているような高い数字は誤りであるとのことである。    彼は付け加えて、「他国へ売買されたおよそ全ての女子は、自らの意思でこのような行為に及んでいる」と述べた。エグリーマー氏によると、女子の人身売買は全ての国で問題視されており、イランもこの問題に直面しているとのこと 全文をよむ

2005-07-01 国内の交通指導・運転に関する新法令発布 シャルグ紙 (Sharq紙)

【シャルグオンライン(電子版)】木曜日(6月30日)朝、紆余曲折を経て交通指導と運転に関するイランの新たな法令が発表・施行された。     この新法令の発布により、イランのドライバーたちは半世紀ぶりに、運転方法について新たな規則を受けることになる。     イランのドライバーを支配してきた規則の多くは、この法令に基づいて根本的な変化を被ることになった。運転免許証の10種5熟練度階級への分類が、その最大の改革点である。     新法令によって、運転免許証はこれよりA(アレフ)級、B(ベー)級、P( 全文をよむ

2005-06-29 次期政府は乱れたヘジャーブ着用に対処しなければならない シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年6月29日(水) シャルグ紙7面(議会面)    【IRNA(イラン国営通信)】《モハンマド・タギー・ラフバル》は次期政府に対する第七議会の要求の一つとして、「一部の女性や娘たちのヘジャーブ〔女性の頭髪及び体を覆う衣服のこと〕の乱れへの対処」を挙げた。     エスファハーン選出の同議員は昨日、国会記者団に対し次のように述べた。「17年前に国会で可決された法律によると、俗悪でイスラーム法に反するような服の生産、供給、販売、着用は禁じられている」。同議員は続けて、「この法は過去数年間施行 全文をよむ

2005-06-28 テヘランにおける離婚統計結果に警鐘 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

テヘランにおける離婚統計結果に警鐘 ハムシャフリー紙    2005年6月28日付 社会面    【メフル通信】テヘラン州司法長官のアッバース=アリー・アリーザーデ氏は、キャラジで開催された《離婚とその減少対策》会議において、次のように述べた。「残念ながら、テヘラン州の離婚率増加は深刻な状態にある。このことがもたらす悪影響に無関心であることは、非常に危険だ」。同氏はさらに「現在、失業と麻薬常習が離婚の最も主要な原因である。このような問題は、この国の多くの家庭の基盤を揺るがしてきた」と続けた。   全文をよむ

2005-06-27 アフガン人の居住に新たな規制 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年6月27日シャルグ紙26面    【ISNA(イラン学生通信)】イラン内務省外国人移民局のアフマド・ホセイニー局長は、「全てのアフガン人居留書の有効期限が終わるティール月15日(7月6日)以降、新しい規制が施行・発表される予定である」と話した。ホセイニー局長は、世界の難民の17分の1がイランに居住している一方で、諸々の国際機関によるイラン向けの割り当て予算は全体の100分の1に満たないと語った。同局長はまた、視察したセムナーン州のアフガニスタン難民キャンプについて、次のように述べた。「 全文をよむ

2005-06-19 内閣で社会福祉税法案が検討 シャルグ紙 (Sharq紙)

6月19日付シャルグ紙    【メフル通信】福祉省の政策立案担当次官は、「一部の職業によって社会福祉制度にのしかかる費用を確保することを目的とした社会福祉税の草案が、近く内閣で検討されるだろう」と述べた。   ムハンマドレザー・ヴァーエズ・マフダヴィー氏はこう述べた上で、「社会福祉税法案によれば、社会に悪影響を及ぼし病気や事件を引き起こす特殊な経済、商業、商工業の活動から税が引かれ、他の人々の福祉のために用いられることになっている」と語った。   全文をよむ

2005-06-16 政治に積極参加するテヘラン女性は6% (Sharq紙)

2005年6月16日付 シャルグ紙14面    政治に積極参加するテヘラン女性は6%    【ISNA】テヘランに住む女性の41.3%は政治への参加度が低く、52.7%は中程度で、6%の女性だけが積極的に参加している、ということが調査によって判った。ハーイェデ・ゴッレヤーズィー女性参加センター調査局長は、アッラーメ・タバータバーイー大学学術委員会メンバーのモハンマド・ホセイン・パナーヒー教授がテヘラン女性を対象にして行った、政治参加への有力な要因についての調査の結果について、次のように述べた。「 全文をよむ

2005-06-14 一日1500人が献血に (Sharq紙)

シャルグ紙26面社会面    【社会部】イマーム・ホセイン広場爆破事件により、ブー・アリーやイマーム・ホセインの各病院は、輸血用血液が必要だとアピールした。テヘラン輸血センター長のザフレ・アッタールチー氏は、ある通信社とのインタビューで、さらに次のように付け加えた。「二日前の爆破事件のような状況に備えておくには、病院内に適切な量の血液が蓄えられている必要がある」。彼はこのインタビューで、政治的な内容を含むことから、病院からの血液不足の報告がどの程度あったかということに関しては、発言を差し控えた。 全文をよむ

2005-06-13 選挙で印刷物の紙の量、増加 (Sharq紙)

6月13日シャルグ紙28面    選挙で印刷物の紙の量、増加    【サーム・ファルザーネ】:大統領選挙立候補者の広報用ポスターや冊子の印刷により、印刷工場が過剰な負担を抱え、新聞発行部数を増加できないという状況に陥っている。また、このために、締め切り時間の間際に届いたニュースの掲載を断念した新聞も数社ある。数週間前の、大統領選への立候補承認者を伝える第一報や、その翌日の2名が追加で承認されたニュースは、締め切り時間の間際になってメディアに届いた。すでに印刷のために工場へ出ていた新聞社もあり、別 全文をよむ

2005-06-08 社会委員会委員長「一時婚は、男女関係に合法の枠組を与える」 (Sharq紙)

【IRNA】第七期社会委員会委員長のアブドルレザー・メスリー氏は、今日の社会の若者の間における結婚の危機を取り除くのに、一時婚が効果的な方法だと評価した。      メスリー氏は、「社会的な危機と必要性に対して、どのような場面でも効果的に使用することができる、法と宗教という二つの梃子が存在する」とし、さらに「一時婚はイスラームで合法であり、違法には出来ないことを受け入れなければならない。たとえ結婚の理想的な状況が不変的な繋がりであり、婚姻の永続性が我々にとって根本的なことだとしてもだ」と語った。 全文をよむ

2005-06-01 殺害容疑の17歳の裁判 (Sharq紙)

6月1日シャルグ紙27面    【シャルグ】昨年のアーバーン月7日(2004年10月28日)、アーブアリー地区〔テヘラン州ダマーヴァンド郡〕で2人の若者を殺害した罪に問われている17歳の少年の裁判が、昨日開かれた。容疑者の少年は事件について、殺された若者たちは彼に対して性的暴行をしようとしていたと訴えた。     「メフディー」という名の容疑者の少年は、昨年アーバーン月7日にアーブアリー警察署に出頭し、「家の中で3人の若い男をナイフで刺して殺した」と話した。17歳の少年の証言に基づいて、治安維持 全文をよむ

2005-05-31 福祉庁、特殊な病人の保護せず (Sharq紙)

5月31日シャルグ紙26面    【メフル通信】医療サービス庁長官は、予算に赤字が生じたため、社会福祉庁は特殊な病気を患った患者を看護することができない状況にあると述べた上で、「特殊な病気にかかった患者の保護に関する新しい計画では、今後〔社会福祉庁ではなく〕医療保護を担当する行政機関が、この種の患者の看護の義務を負う予定である」と述べた。ダーヴゥード・ハージ・ガーセム・アリーは続けて、「特殊な病気にかかった患者に与えられてきたサービスはこれまでと同様、維持されていく予定である。つまり、急性疾患の 全文をよむ

2005-05-30 女性の麻薬常用開始平均年齢、27.5歳 (Sharq紙)

5月30日付シャルグ紙社会面    女性の麻薬常用開始平均年齢、27.5歳    ISNA: イランの女性麻薬中毒者が薬物及びタバコの乱用を始めた平均年齢は、男性に比べて約6、7歳遅い。    統計によると、麻薬を常用する女性たちが薬物乱用を始めた年齢は、27.5歳で、男性の21.8歳に比べて5.7歳の差があることがわかった。過去に喫煙経験のある麻薬常用者の女性たちが始めて喫煙した平均年齢は、24.9歳。同様の男性では、18.8歳だった。女性たちの間に麻薬乱用が蔓延するパターンの調査は、イラン全 全文をよむ

2005-05-28 父親が息子を殺害:女性への迷惑行為が原因 (Sharq紙)

5月28日シャルグ紙27面    父親が息子を殺害:女性への迷惑行為が原因    【社会部】 シーラーズに住む男が、女性にいたずらをしたとして息子を殺害した。容疑者は、就寝中の26歳の息子の頭部を鉄の棒で数回殴打して、殺害した。     今年のオルディーベへシュト月26日(5月16日)、午後10時30分、男性がシーラーズ110番警察緊急出動センターに、若い男性が殺されていると通報した。連絡を受けた警察官らは、シーラーズ・ラフマト大通りにある遺体発見現場にかけつけた。     初動捜査で、殺害され 全文をよむ