2005年10月16日付シャルグ紙5面
【メフル通信】国際原子力機関(IAEA)でイラン側元代表を務めたセイエド・ハリール・ムーサヴィー氏は、「これまでイランの核交渉団が完璧だった時期はなく、彼らの法的弱点は全く明らかだ」と述べた。
同元代表は、交渉継続を成功させるためには、国の核交渉団の強化が必要だと強調した上で、「このセンシティブな時期に正しい決断を下し、望ましい結果を得るためには、技術、政治、安全保障、法律の各分野の専門家らでバランスよく構成された交渉団が必要だ」と述べた。
同氏はさらに、様々な可能性を考慮に入れつつ、国の政治的・原子力的目標を推進するための、完全で包括的な戦略を編成する必要性があると強調した上で、これに関して次のように述べた。「交渉を担当する者たちは、交渉の席に着いたならば、チェスをするかのように、相手がどのような行動をとるのか、10手ほど様々な可能性を考慮に入れて、少なくとも10手先を考えなければならない。そうすることで、相手のどのような行動にもうろたえたり、性急な決断や発言をしたりしてしまうようなことはなくなるであろう」
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( 翻訳者:藤川淳 )
( 記事ID:1114 )