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2024-06-06 イランがIAEA理事会による反イラン決議を非難 (Jam-e Jam紙)

 イラン外務省は、声明の中で国際原子力機関理事会の反イラン決議を非難しつつ、この措置は政治的で非建設的であり、一部の欧米諸国による失敗したこれまでの政策を継続するものであると見なした。      【ジャーメ・ジャム電子版】イラン・イスラーム共和国外務省は、IAEA理事会会合において反イラン決議を可決した多くの国々の措置を強く非難した。       外務省の声明には次のように述べられている。「イラン・イスラーム共和国は、この決議案の提出と可決を、政治的で非建設的、そして一部の欧米諸国による失敗した 全文をよむ

2024-05-09 世界を救いたいのなら、こうするしかない… イランは全ての核分野へ参入(2) (Hamshahri紙)

−(続き)−   ◆世界を救いたいのなら、こうするしかない…       第1回国際原子力会議事務局のホセイン・アーファリーデ氏はこの世界を守り、人々の生活をより良くしたいのならば、原子力産業へ投資する他ないと強調した。       同氏は国際原子力会議において核燃料サイクルにおける13の様々な分野が議題とされたことに言及し、付け加えた。「イランはほとんど全ての分野に参入した。分野によって差はあれど、放射線利用・発電所・原子炉・放射性医薬品・燃料といった分野では優位にある。そしてこのような国際会 全文をよむ

2024-05-09 世界を救いたいのなら、こうするしかない… イランは全ての核分野へ参入(1) (Hamshahri紙)

 第1回国際原子力会議事務局のホセイン・アーファリーデ氏は以下のように述べた。「イランは域内のハイテク産業・原子力産業において有力な国であり、IAEAはイランの人的資本に頼ることができる」      【ハムシャフリー電子版】第1回国際原子力会議事務局のホセイン・アーファリ―デ氏は、同会議は原子力に関わる知と産業の分野において今日イランが成熟期に達したことを示すものであるとして、以下のように述べた。「イランの原子力産業は、一部の科学分野において域内諸国を凌駕すらしており、このことが今回の国際会議開 全文をよむ

2023-10-02 新たな口実とともに JCPOA復帰に関するアメリカの最新の主張 (Hamshahri紙)

 アメリカ国務省は、月曜夜、イランが国際査察官による査察を拒否したと主張するとともに合衆国は核合意への復帰を考えていないと発表した。      【ハムシャフリー電子版】アメリカ国務省は、核合意に復帰しないことの口実に関して、合意への復帰を考えないのはイラン政府がIAEA査察官らによる活動許可を取り消してきたからであると発表した。       一方、複数のIAEA査察官の活動許可を取り消した最近のイランの措置は、イラン・IAEA観の包括的保障措置協定第9条に規定された主権的権利に基づいて行われたも 全文をよむ

2023-07-14 イランの核合意に向けた米国に対する重要な提案;ワシントン(米政府)の反応| イランとアメリカの両国間に非公式かつ直接的、非公開の接触がある! (Hamshahri紙)

ロシア外相は以下のように述べた:アメリカ政府は、JCPOAに復帰する代わりに、イランに追加の要請を行うつもりでいる。      【ハムシャフリー電子版】セルゲイ・ラブロフ露外相は木曜日に、アメリカ政府がJCPOAへの復帰に代わり、イランに対して追加の要請を行うつもりであることを再度述べた。      ロシア外相は以下のように述べた。「ジョー・バイデン新政権が発足した際、彼らはこの計画に復帰する準備はできていたが、決議第2231号とJCPOA自体に完全復活する決定を下す代わりに、イランに対する追加 全文をよむ

2023-03-01 国会国家安全保障外交政策委員会の委員が本紙インタビューで説明 政府はグロッシをイランに入れてはならない!|米国は2国間ルートを通じたイランとの直接交渉を追求|交渉上の問題は解決に向かうのか?(2) (Hamshahri紙)

(続き)   −アミールアブドッラ-ヒヤーン氏はイラク訪問時にイラクのフアード・フセイン外相の発言を引用して、JCPOA協議復帰の準備ができているという米国のイランに対するメッセージを公表しましたが、現在米国はこれを否定しています。この否定を米国の矛盾した行動の一つと解釈できますか?       私の知る限りでは、米国側は2国間チャンネルを通じた我が国との直接交渉を追求しています。もちろん、私は直接交渉に反対ではありません。しかし何らかの前提条件をもってこの行動は行われるべきです。JCPOAに生 全文をよむ

2023-03-01 国会国家安全保障外交政策委員会の委員が本紙インタビューで説明 政府はグロッシをイランに入れてはならない!|米国は2国間ルートを通じたイランとの直接交渉を追求|交渉上の問題は解決に向かうのか?(1) (Hamshahri紙)

 国会国家安全保障外交政策委員会のマフムード・アッバースザーデ委員は、グロッシ氏がイランに来るたびに問題を解決しないどころか大きな諸問題を生み出しているため、しばらくの間政府は同氏をイランに入れるべきではないと提案しつつ、2国間ルートを通じたイランとの直接交渉を米国が追求していることを明らかにした。      【本紙−ファターネ・アハディー】国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長がテヘランを訪問する予定だ。この訪問の重要性は何かということや、この訪問がイランにとってよい結果をも 全文をよむ

2023-02-22 IAEA理事会反イラン決議採択のための口実探し (Jam-e Jam紙)

 IAEAを利用して平和的核活動を阻害しようとする欧米の口実作りは際限がないようだ。今日までのところでの、その一連の口実作りの最後のものは、イランの核施設で濃縮度60%以上[の濃縮ウラン検出]を証明する資料を提出するとして、イラン・イスラーム共和国を非難する疑惑を提起したことである。もちろんこれに論理的な根拠はなく、いくつかの憶測に基づくものに過ぎない。      (ホセイン・アーブニーキー/核問題専門家)    実際のところ、60%以上のウラン濃縮を行なうためには諸々の一連の作業が必要だが、イ 全文をよむ

2022-11-10 グロッシ氏はイラン視察に来るのだろうか?IAEA事務局長の新たな主張 (Hamshahri紙)

 IAEA事務局長は、イランが最近のウィーン協議で新たな案を何も提示しなかったと主張し、イランとの協議は今後数週間継続するという考えを示した。      【ハムシャフリー電子版】IAEA事務局長ラファエル・グロッシ氏は、エジプトで開催中の気候変動会議の傍ら、水曜日夕方にロイター通信のインタビューで、イラン・イスラーム共和国に対する自身の主張を再度繰り返した。       グロッシ氏は、「イラン代表団が最近ウィーンで開催された協議で同国の核開発計画に関して、新たな案を何も示さなかった」と主張した。 全文をよむ

2022-09-30 ロバート・マレー米国イラン担当特別代表「米国次期政権が核合意から脱退しないことは保証できない|イランは核兵器の取得に踏み切ったように見えない」(3) (Hamshahri紙)

 イラン外相は、前述のインタビューで保証に関して次のように述べていた。「我々が保証を提起するときは、2015年の合意に対する米国の態度を念頭に置いている。トランプ氏のJCPOAからの離脱は国際規範に反する行動だった。現在でも、我々が直面しているのが、米国の交渉当事者は次期政権について我々に何の保証もしないと宣言している状況である。本来、国際的な慣習と手続きにおいて、なんらかの合意が結ばれる場合、その協定は、政治体制や国家間での永続的な合意であり、交代することのある政府間での合意ではない」。   全文をよむ

2022-09-30 ロバート・マレー米国イラン担当特別代表「米国次期政権が核合意から脱退しないことは保証できない|イランは核兵器の取得に踏み切ったように見えない」(2) (Hamshahri紙)

 イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相はさらにこのように語った。「反イランの立場から非難を受けている3箇所の(未申告)施設(※)についてIAEAはいくつか疑問を抱いているが、我々はそれらに答える用意がある。しかし我々は、IAEAはもっと技術論的な面について行動すべきだと強く信じている。我々がIAEAに対して抱いている問題は、IAEAが政治的に動いていることである。もしIAEAが彼らの技術面の義務と責任に専念すれば、我々もこの方向でIAEAへの協力を強化するつもりである。2015年の核合意で、 全文をよむ

2022-09-30 ロバート・マレー米国イラン担当特別代表「米国次期政権が核合意から脱退しないことは保証できない|イランは核兵器の取得に踏み切ったように見えない」(1) (Hamshahri紙)

 米国のイラン担当特別代表がインタビューで、核合意再建に向けた外交努力が成果をあげていないことに関して、イランに責任を転嫁しようとし、「バイデン政権は、米国の次期政権が核合意から脱退しないことをイランに保証することはできない」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】The World[米国の公共ラジオ番組]のウェブサイトによると、米国のイラン担当特別代表ロバート・マレー氏がこのラジオ番組のインタビューで、核合意再建交渉は行き詰まっているのか否かという質問に対して、「我々は1か月前は合意に近 全文をよむ

2022-08-19 見込まれる核合意の再建後のイランの最大原油輸出量|ロシア高官の反応 (Hamshahri紙)

 在ウィーン国際機関ロシア政府代表部常駐代表のミハイル・ウリヤノフ氏は、「もしイランの石油に対する制裁が解除されたら、同国は100万バレル強(の原油)を世界市場に供給することが可能だが、この変化は(市場に)それほど大きな影響力をもたない」と述べた。      【ハムシャフリー電子版】ロシア国営メディアのスプートニクによると、ウリヤノフ氏は、JCPOA(包括的共同作業計画、いわゆる核合意)について、「もし全ての制限(米国の対イラン制裁)が解除されたら、恐らくイランは来年中に自国の石油関連技術のある 全文をよむ

2022-08-10 イランの問題を安全保障理事会に付託する可能性はあるのか?〜国際問題専門家ラフマーン・ガフレマーンプール氏インタビュー(2) (Hamshahri紙)

Q 欧州側が合意に達するうえで十分な役割を果たせていないのはなぜですか?      A 2008年の金融危機、BREXIT(イギリスのEU離脱プロセス)、および最近のウクライナ戦争以降の国際社会のバランスにおいてEUの役割が徐々に縮小している事実には注意する必要があります。そうした結果、欧州は期待されている役割を果たせないでいるのです。ウクライナ戦争開戦以降、欧州は軍事的にも戦略的にも、以前にも増して米国への依存度を強めており、そのため欧州各国は深刻な制約に直面することになりました。そうした制約 全文をよむ

2022-08-10 イランの問題を安全保障理事会に付託する可能性はあるのか?〜国際問題専門家ラフマーン・ガフレマーンプール氏インタビュー(1) (Hamshahri紙)

〜交渉における最近の米国および欧州当局の姿勢の背景/イランから欧州へのエネルギー輸送における主な3つの障害〜       国際問題の専門家であるラフマーン・ガフレマーンプール氏は、もし9月の[IAEAの]会合までに交渉が決着せずより良い方向に進展していなければ、米国や欧州の側がイランの問題を再び安全保障理事会に付託する可能性があるとみている。      【ハムシャフリー電子版−ファターネ・アハディー】今回の交渉期間の終了に伴い、ボレル氏(=ジョセップ・ボレルEU上級代表でイラン核合意共同委員会調 全文をよむ

2022-08-05 中国、イラン核合意再建を交渉当事国に要請 米国は過ちを償うべき (Hamshahri紙)

 中国外務省報道官は記者会見で、イラン核合意維持への中国の決意を強調した。      【ハムシャフリー電子版】中国外務省の華春瑩報道官は週例記者会見で、ウィーン協議の再開に関して、「中国はイラン核合意を維持する明白な義務があり、ウィーン協議の再開を歓迎する。これはすべての当事国が協議再開に向け全力を傾注した結果であり、国際社会の期待に沿うものだ」と述べた。       同氏は続けて、「交渉再開によって、イランの核問題を政治的・外交的に解決するための新たな機会が訪れた。我々は、すべての当事者がこの 全文をよむ

2022-08-05 外相が強調「経済的利益、レッドライン堅持及び核能力保持が交渉チームの課題」 (Jam-e Jam紙)

 外相は、合意によるイランの経済的利益、レッドラインの堅持、及びわが国固有の平和的核利用に関する能力と知識と技術の保持が、交渉チームの重大な関心事であることを強調した。      【ジャーメ・ジャム電子版】ホセイン・アミールアブドッラーヒヤーン外相は、イスラーム評議会[国会]の憲法第90条委員会に出席し、国会戦略法の実施方法や制裁解除の交渉に関して提出された質問や不明点に回答した。       この会合では、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのペジュマーンファル同委員会委員長とナバヴィヤ 全文をよむ

2022-07-01 アルジャズィーラがあるイラン人当局者の言葉を引用「イラン政府はこの数日内に核合意を結ぶ用意がある」 (Iran紙)

【イラン電子版】アルジャズィーラはあるイラン当局者の言葉を引用し、「我々はこの数日内に核合意を結ぶ用意があるが、勿論、これには米国が明確な決断を下す必要がある」と記した。       イラン人のある高官はアルジャズィーラに対して以下のように語った。「イラン政府は交渉の席を離れたことはないし、今後も離れるつもりはない。核合意から離脱し、その履行を難航させたのは米国政府当局だった。」       アルジャズィーラは、このイラン人当局者の名前は明かさなかった。       アルジャズィーラは上記高官の 全文をよむ

2022-06-29 イランの首席交渉官「カタールが制裁解除交渉を主催していることは善意の表れ」 (Jam-e Jam紙)

 イランの首席交渉官は、地域および国際的な場におけるカタールの建設的な役割をイランは支持することを強調した上で、今回の制裁解除交渉をカタールが主催していることを、対話と交流を促進する同国の善意の表れであるとみなした。      【ジャーメ・ジャム電子版】アリー・バーゲリー政務担当外務次官は今朝、カタールのシェイフ・ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニー副首相兼外務大臣と会談し、両国間の協調と地域情勢の推移について話し合った。       この会合でバーゲリー政務担当外務次官は、二国 全文をよむ

2022-03-22 アミールアブドッラーヒヤーン外相、イラク外相と電話会談 「我々はアメリカに新たな提案を行なった」 (Jam-e Jam紙)

 アブドッラーヒヤーン外相は、「我々は合意の最終段階に近づいている。いくつかのまだ残っている重大な事項について、EUの調整官を通じてアメリカに新たな提案を行なった。」と語った      【ジャーメ・ジャム電子版】イランのホセイン・アミールアブドッラーヒヤーン外相はイラクのフアード・フセイン外相と電話会談を行い、新年の祝辞を述べたうえで、両国間の懸案事項について意見交換を行った。       アミールアブドッラーヒヤーン外相はこの電話会談の中で、二国間関係、特に互恵的な分野での様々な領域の問題につ 全文をよむ

2022-03-11 イラン核協議、合意に至るかどうかは単にロシア次第というわけではない ウリヤノフ氏 (Iran紙)

“イラン核合意再建に向けたウィーン協議において、ロシア代表団のミハイル・ウリヤノフ氏(在ウィーン国際機関ロシア政府代表部常駐代表)は今回の協議のラウンド終了後、ウィーンのコーブルク・ホテルの前で記者団の取材に応じ、「協議が行き詰まっているかどうかは認知せず、これについて話すことはない」と語った”      【ウィーン=イラン紙特派員】ウリヤノフ氏は「欧州諸国の代表団は先週ウィーンを離れたが、(彼らとの)電話協議は継続している。これだけは申し上げたいが、(ウィーン協議が)合意に至るかどうかは単にロ 全文をよむ

2022-03-09 モラ氏とウリヤノフ氏が協議 イラン核合意再建協議 (Iran紙)

“イラン核合意再建に向けたウィーン協議において、ロシア代表のミハイル・ウリヤノフ氏はエンリケ・モラ氏と再び会談したと発表した”      【ウィーン=イラン紙特派員】ロシア代表のミハイル・ウリヤノフ氏は自身のツイッターに「ウィーン協議の調整役を担う欧州連合のエンリケ・モラ[欧州連合対外活動庁事務次長]と再度会談し、JCPOA(いわゆるイラン核合意)再建のための外交的〈マラソン〉の最終段階における協議を行った」と投稿した。 全文をよむ

2022-03-09 バーゲリー氏とモラ氏の協議はじまる イラン核合意再建協議 (Iran紙)

 イラン核合意再建に向けたウィーン協議において、イラン・イスラーム共和国交渉団トップのアリー・バーゲリー博士[政務担当外務次官]と協議の調整官であるエンリケ・モラ氏[欧州連合対外活動庁事務次長]による二者協議が、現在ウィーンのコーブルク・ホテルで行われている。 全文をよむ

2022-03-06 プーチン氏とイスラエル首相が会談 核合意再建交渉について (Hamshahri紙)

“シオニスト体制(イスラエル政府を指す)首相がロシア大統領と会談し、[イラン核合意再建のための]ウィーン協議について話し合った”      【ハムシャフリー電子版】ロシア国営のタス通信を引用したイラン学生通信(ISNA)によると、シオニスト体制のナフタリ・ベネット首相は本日(3月6日日曜日)朝、モスクワを訪問し、ロシアのウラディーミル・プーチン大統領とクレムリンで会談を行った。       ある情報筋によれば、両者は3時間近く会談し、ロシアによるウクライナ攻撃や米国の包括的共同行動計画(JCPO 全文をよむ

2022-03-05 合意前にイランと米国の直接交渉はあるのか、イラン核合意再建交渉 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー電子版】ファールス通信によると、イランの国会担当副大統領のセイエド・モハンマド・ホセイニー氏は訪問先のエスファハーンで[イラン核合意(JCPOA)の再建を巡るウィーン協議]について言及した。同氏は「この協議においてイランにはゆずれない複数のレッドラインがある。西側諸国の側から、合意前にイランと米国の直接交渉を行うべきとの多くの主張がなされているが、これには必要性がない」と語った。      [訳注:前文は本文と全く同じ内容だったため省略。] 全文をよむ

2022-01-29 参加各国代表のウィーンへの復帰後に合意は採択されるのか (Hamshahri紙)

  ウィーンのある情報筋は、経済制裁解除をめぐる協議の8回目の中断に言及し、こう述べた。「もし相手諸国代表団が各国首都から帰還後に必要な決定を採択するなら、合意に向けた迅速な動きがあった可能性がある。」       イラン国営通信(IRNA)によると、同人物は「残りの議題の重要性と政治判断の採択の必要性を鑑み、各使節団は協議のために本国へ戻る合意がなされた」 と述べたという。       この情報筋は、この短い期間の中断の後に8回目の協議が再開するだろうと述べ、   「対話の流れは総じて建設的で 全文をよむ

2021-12-18 イラン外務省報道官「4+1メンバー国の欧州3か国は、協議進展のため誠意と決意を示さなければならない」 (Jam-e Jam紙)

 イラン外務省報道官は、「協議の中断は、双方同意のスケジュールとヨーロッパの休暇を考慮したものだ」と述べた。      【ジャーメ・ジャム電子版】イラン外務省のサイード・ハティーブザーデ報道官は、今回の協議における代表団の復帰時期について、4+1メンバー国の欧州3か国外交官が事実とは異なる発言や捏造を行なったことに対し、次のように述べた。「イランが協議の中断を要求したという欧州諸国の主張に反し、イラン自身も他の4+1メンバー国も、このスケジュールは全体の合意に基づいたものであり、またクリスマスや 全文をよむ

2021-12-14 米国務省報道官、ウィーン協議における米の優先事項を発表 (Jam-e Jam紙)

 米国務省報道官は記者会見で、ウィーンでの核合意再建協議の現状への米政府の評価に関する記者の質問に答えた。      【ジャーメ・ジャム電子版】イラン学生通信によると、米国務省副報道官のジャリナ・ポーター氏は記者会見で、ウィーンでの核合意再建協議の現状への米政府の評価がどのようなものであるか、また米もイランのように交渉が進展したと考えているかという質問に答え、「特筆すべき評価を示すことはできないが、米国務省イラン担当特別代表でウィーンでの米側の交渉官、ロバート・マレー氏とその代表団が昨日(日曜日 全文をよむ

2021-12-05 ウィーン協議におけるイラン側の要求はどのようなものであったか?(2) (Jam-e Jam紙)

―(1)の続きー      ※明白なJCPOA違反の項目は削除され、いくつかの項目が追加された       このことについて、ある情報筋はウィーンでの今回の協議と提示された合意案に関し、ファールス通信の記者に以下のように語った。「イラン代表団の合意案は以前の6回の協議で得られた内容に基づくものではあったが、無論異なる点もあり、以前の合意案の草稿に複数の項目を追加されたり、JCPOAに明記されている事項に反しているという理由で幾つかの部分が削除されたりして、最終的に2つの文書の形で交渉相手国側に提 全文をよむ

2021-12-05 ウィーン協議におけるイラン側の要求はどのようなものであったか?(1) (Jam-e Jam紙)

 ウィーン協議のイラン交渉団は完全にJCPOA[イラン核合意]の枠内にある2つの文書を提出した。文書は前6回の協議での合意草案を踏まえつつ、JCPOAの明白な違反項目を修正し、いくつかの項目を加えたものであった。      【ジャーメ・ジャム電子版】ファールス通信によると、先週オーストリアを開催国として首都ウィーンのコーブルクホテルで、イランと4+1か国(ドイツ、フランス、イギリス、ロシア、中国)間で新たな協議が開催され、第13期イラン政府の新しい代表団が米国の制裁解除について話し合った。   全文をよむ

2021-11-07 米国家安全保障担当大統領補佐官「米国は核協議復帰の準備ができている」 (Jam-e Jam紙)

 米国家安全保障担当大統領補佐官は、国連安保理決議第2231号[イランの核問題に関する決議]に米国が2018年に違反したことには言及せず、会見で「米国は核協議復帰の準備ができている」と主張した。      【ジャーメ・ジャム電子版】ジェイク・サリバン米国家安全保障担当大統領補佐官は会見でCNNに対し、「米国は包括的共同作業計画(英語名JCPOA、ペルシア語名BARJAM)に関する交渉に復帰する準備ができている。しかし、テヘランはいまだこれを遂行する意思を見せていない」と馬鹿げた主張をした。   全文をよむ

2021-10-20 米国上院議員がグロッシIAEA事務局長に対イラン制裁を要望 (Hamshahri紙)

 米国上院外交委員会のメンバーがIAEA事務局長との会談後、イランに引き続き圧力をかけることを要請した。      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)の報道によると、火曜日〔10月19日〕ワシントンにて、共和党有力メンバーのジム・リッシュ米国上院議員と、ラファエル・グロッシ国際原子力機関(IAEA)事務局長が会談し、イラン〔の核問題〕を議題の一つとして取り上げた。       アイダホ州選出のリッシュ上院議員は、グロッシIAEA事務局長との会談の前に、声明を出している。声明では、 全文をよむ

2021-10-14 テヘランでのモラ氏との協議が終了 バーゲリー氏「イランは実践的な合意に向けた準備が出来ている」 ブリュッセルで協議継続 (Hamshahri紙)

 欧州連合外務・安全保障政策上級副代表のエンリケ・モラ氏は、イラン・EU関係に関する協議、アフガニスタン及びイエメンにおける変動を含む地域問題及び不当な制裁の解除に向けた交渉に関する協議のためにテヘランを訪問し、イラン政務担当外務次官であるアリー・バーゲリー氏と会談を行った。      【ハムシャフリー電子版】我が国の政務担当外務次官はこの会談の中で、イランは国際舞台において責任のある役割を有していることを常に示してきたが、一方、相手側の行動は、責任を負うことに対し意味ありげな距離を取っているこ 全文をよむ

2021-10-10 メルケル首相「イランは直ちにウィーン協議に復帰せねばならない」 (Jam-e Jam紙)

 メルケル独首相はイスラエル首相との共同記者会見で、イランがウィーン協議に直ちに復帰するよう求めた。      【ジャーメ・ジャム電子版】ファールス通信によると、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、占領地におけるシオニスト政権[イスラエル]のナフタリ・ベネット首相との共同記者会見で、JCPOA(包括的共同行動計画)再建のためイランにウィーン協議へ直ちに復帰するよう求めた。       メルケル首相はウィーン協議を再開する必要性を強調し、「我々はイランに対し、彼らは交渉のテーブルに直ちに戻るべきであ 全文をよむ

2021-06-20 第6ラウンドの協議総括のためJCPOA合同委員会会合を開催 次ラウンドで最終合意に至る可能性 (Hamshahri紙)

 第6ラウンドの協議を総括するため合同委員会会合が開催された。      【ハムシャフリー電子版】JCPOA[包括的共同行動計画;イラン核合意]再構築のためのウィーンにおける交渉の第6ラウンドの終わりにエンリケ・モラ欧州対外行動庁事務次長を議長とするJCPOA合同委員会会合が開催され、その間各国代表団の長たちは専門家チームの継続的かつ集中的な努力に満足の意を示し、今回のラウンドの協議結果を共同評価した。       今回会合での我が国代表団団長セイエド・アッバース・アラーグチー氏[政務担当外務次 全文をよむ

2021-02-26 国会の強硬派議員への警告 米国は反イラン同盟の結成を画策 (Hamshahri紙)

 国際機関ロシア連邦政府代表ミハイル・ウリヤーノフ氏は、ツイッターに「月曜日に国際原子力機関(IAEA)の3月理事会が開始し、イランは再び注目の的となるだろう。一方で、米国は他の理事国に対し、イランの核関連活動の拡大に関して批判を行う決議案を支持するよう要請している。」と投稿した。      【ハムシャフリー電子版】ミハイル・ウリヤーノフ氏は、金曜日ツイッターに「IAEAの35の理事国に共通する責務は、議論がイラン核合意の完全な復活に向けた外交努力に否定的な影響を及ぼさないことを保証することであ 全文をよむ

2021-01-17 ザリーフ外相「JCPOAは欧州3か国ではなくイランの尽力で存続」 (Iran紙)

 外相は、欧州3か国の首脳らはJCPOA[包括的共同作業計画(イラン核合意)]維持のために何もしていないとした上で、JCPOAが存続しているのは欧州3か国ではなくイランの尽力によるものだと自身のツイッターアカウントに投稿した。。       外務省報道局によると、モハンマド・ジャヴァ―ド・ザリーフ外相は本日日曜日の午後、自身のツイッターアカウントに以下のように投稿した。「欧州3か国の首脳―JCPOAの下での自身の責務を果たすのに、OFAC(米国財務省外国資産管理局)職員の署名と許可ばかり気にして 全文をよむ

2021-01-14 イランで金属ウラン生産のための研究開発活動が開始されたことを確認 (Hamshahri紙)

 IAEA[国際原子力機関]は水曜日、イランが研究用原子炉に使用する金属ウラン生産のための研究開発活動を開始していると発表した。      【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、ロイター通信は以下のように報じた。「IAEAは声明のなかで、テヘランにある研究用原子炉のための改良型燃料の設計に向けすでに発表された目標の一部として、金属ウラン生産に向けた研究開発活動を実施するというイランの計画に関する最近の進展について、ラファエル・グロッシIAEA事務局長が本日、加盟国に情報を通 全文をよむ

2021-01-08 アラーグチー外務次官「アメリカの制裁が解除された場合には20%のウラン濃縮を停止する」 (Iran紙)

 アラーグチー政務担当外務次官は独占インタビューでイランによる20%のウラン濃縮は迅速かつ容易に戻すことができると述べた。       我が国のセイエド・アッバース・アラーグチー政務担当外務次官は、木曜日NHKとの独占インタビューで、過去4年間のアメリカの制裁の影響に言及し、「一外交官としての立場で述べるが、イランは制裁再解除の確信が得られる瞬間を逃すことはないだろう」と述べた。       彼は、制裁が解除されイランが核合意の利益を享受できた場合には、イランは自身の核の義務に立ち戻るだろうと述 全文をよむ

2020-11-10 バイデン氏の重要な対イラン政策 核合意の今後は? (Hamshahri紙)

“ジョー・バイデン次期米国大統領の元アドバイザーは、包括的共同行動計画(JCPOA)[訳注:通称イラン核合意]に復帰することはジョー・バイデン政権の最優先事項の一つであり、バイデン氏は就任後すぐにJCPOAに復帰するだろうと述べた。”      【ハムシャフリー電子版】バイデン氏の元アドバイザーであるアモス・ホッホシュタイン氏はインタビューの中で、「バイデン氏は大統領就任後の最初の数ヶ月間で、完全に包括的共同行動計画(JCPOA)に復帰すると私は信じている」と語った。これは、過去3年間にイランが 全文をよむ

2019-09-05 イラン、原子力開発分野におけるJCPOAの全ての義務を停止 ザリーフ外相がモゲリーニ氏に宛てた書簡の詳細 (Mardomsalari紙)

イランはJCPOA[訳注:包括的共同作業計画、いわゆる「イラン核合意」]の原子力開発分野における全ての義務を停止した。      ザリーフ外相がモゲリーニ氏に宛てた書簡の詳細      イラン外務省報道官はムハンマドジャヴァ―ド・ザリーフ外相がフェデリカ・モゲリーニ欧州連合外務・安全保障政策上級代表に宛てた書簡の詳細を明らかにした。      セイエド・アッバース・ムーサヴィー報道官は「ザリーフ外相はシャフリーヴァル月14日[西暦9月5日]木曜日にモゲリーニ氏に宛てた書簡で、米国のJCPOA離脱 全文をよむ

2019-07-07 フランス大統領、ロウハーニー大統領との電話会談で 「欧州が効果的な対策を講じられていないことを認める」 (Jam-e Jam紙)

フランスのマクロン大統領は、米国による制裁の補償するために、欧州は効果的な対策を講じられていないことを認めたうえで、フランスは制裁の埋め合わせを行うために尽力すると述べた。      大統領府広報サイトの発表によると、イラン・イスラーム共和国のホッジャトルエスラーム[訳注:正確には、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン。十二イマーム派ウラマーの位階において、アーヤトッラーに次ぐ地位]・ハサン・ロウハーニー大統領と、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は本日[訳注:7月7日]電話会談を行い 全文をよむ

2019-06-29 イラン外務省報道官「イランはヨーロッパが自らの責務を忠実に履行するのならばJCPOAにとどまる」 (Jam-e Jam紙)

イラン外務省報道官は会見で、「ヨーロッパが自らの責務を忠実に履行するのならば、イランもJCPOA[包括的共同作業計画]にとどまるだろう」ということを強調した。      ファールス通信によると、イラン外務省報道官のセイエド・アッバース・ムーサヴィー氏は「ヨーロッパ諸国がJCOPAのもとで自らの責務を忠実に果たすのならイランもこの合意に残るだろう。」と述べた。      彼はトルコのアナトリア通信に向けて会見を開いて次のように述べた。「しかし、我々がこのことを確信できなければ、イランは核合意から離 全文をよむ

2017-10-30 イラン原子力庁報道官「原子力発電推進計画を開始する」 (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力庁ベフルーズ・キャマールヴァンディー報道官は、「イラン原子力庁の行動計画に原子力発電推進の実施が盛り込まれた。本件は、アメリカのイラン制裁への対策法(米国対策法)の中でも触れられ、開発予算が割り当てられている」と述べた。       メフル通信によれば、キャマールヴァンディー氏は出版展を視察した後の記者会見で次のように述べた。「おそらく我が国は内製能力向上とともに、原料を自国で調達できるようになる。また米国対策法の中で、2千億リヤール(およそ6億4千万円)がイラン核産業の発展のため 全文をよむ

2016-05-09 国会議員103名、包括的共同作業計画中止に対する期限設定を政府に要求 (Hamshahri紙)

 イスラーム議会(国会)の議員103名は、月曜日の2月20日(西暦5月9日)に行われた公開会議で発表された通告書の中で、大統領に対し「核問題に関する包括的共同作業計画」の中止に期限を設けるよう求めた。       IRNA(イラン国営通信)国会担当記者の報道によると、国会運営委員会メンバーのモハンマド・デフガーン議員が読み上げたこの通知書の中で、ハマダーン選挙区選出のエブラーヒーム・カールハーネ氏をはじめとする、102名の議員が大統領に対し計画中止の期限を設定するよう求めた。       このよ 全文をよむ

2016-01-20 テヘラン市民の79%が核合意の履行に満足 (Iran紙)

 イラン国営通信が行った最新の世論調査によると、テヘラン市民の79%が「包括的共同作業計画」(核合意)が履行され、制裁が解除されたことを聞いて、うれしい気持ちになったと答え、75.5%は包括的共同作業計画の履行と制裁解除によって、イランの未来に希望を持てるようになったと答えた。       イラン国営通信世論調査センターは、この重要な出来事〔※包括的共同作業計画の履行〕から3日目の1394年デイ月29日(2016年1月19日)、包括的共同作業計画の履行と制裁解除に対する市民の反応を図る目的で、2 全文をよむ

2015-12-30 イラン原子力庁長官、197トンのウラン精鉱と11トンの濃縮ウランの交換を発表 (Mardomsalari紙)

【政治部】包括的共同作業計画〔※イランが5+1と結んだ核合意のこと〕の中身には、濃縮ウランをイランから他の国に搬出する作業に関するものも含まれていたが、このたびこの計画に従い、イランからロシアへの濃縮ウランの搬出が完了した。       イラン原子力庁長官は〔ウラン〕燃料の交換に関する事前作業が最近終わったことを明らかにした上で、「この交換では、およそ197トンのイエローケーキ(ウラン精鉱)が国内に輸入され、およそ11トンの濃縮ウランが輸出された」と述べた。       イラン国営通信の報道によ 全文をよむ

2015-11-23 プーチン大統領、フォルドウ及びアラーク原子力施設への技術移転停止を解除 (Hamshahri紙)

 ロシアのプーチン大統領は、[イランと5+1ヶ国による]核合意の発行により、フォルドウやアラーク[Arāk, アラク]の核施設の更新に必要な技術供与や、イランから濃縮ウランの移送が行われると発表した。       メフル通信によると、[ロシアの]スプートニク通信は次のように書いている。「ロシア政府の公式ウェブサイトで、同国のウラジミール・プーチン大統領が、フォルドウウラン濃縮施設やアラーク原発の重水炉の更新に必要な技術移転差し止めを解除したと発表された。」       同大統領はまた、核合意の調 全文をよむ

2015-10-18 ザリーフ・モゲリーニ共同声明「我々は核合意の履行に専念している」(2) (Jam-e Jam紙)

 一時間前にも、EUがイランに対する制裁解除の指示を出し、その指示内容の実行はイランが果たすべき取り組みについてのIAEAの報告次第であるとした。       一方、バラク・オバマ合衆国大統領は、イランに対する制裁解除のための数段階の指示を出した。       オバマ氏は発表に従い、イランが自身の果たすべき約束を果たしていることを国務長官が確認するまで、イランへの制裁を解除しないよう指示を出した。       米国大統領は、この指示において米国が果たすべき義務の実行的かつ即時的な実施を保証するた 全文をよむ

2015-10-18 ザリーフ・モゲリーニ共同声明「我々は核合意の履行に専念している」(1) (Jam-e Jam紙)

 イラン外務大臣であるモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ氏とEUの外務・安全保障政策上級代表であるフェデリカ・モゲリーニ氏は、共同声明において「双方が共同行動包括計画(JCPOA=Joint Comprehensive Plan of Action)の実行に向けて、自身の果たすべき義務に専念している」と表明した。       タスニーム通信から引用したジャーメジャム・オンラインの報告によると、この声明の全文は以下の通りである。       『本日は、イランの核計画に関する共同行動包括計画が可決さ 全文をよむ

2015-10-12 サーレヒー氏「共同行動包括計画に関する議員らの要求を実行していく」 (Hamshahri紙)

 イラン原子力機構(AEOI)サーレヒー理事長は、[核問題に対する]共同行動包括計画(JCPOA=Joint Comprehensive Plan of Action)に関する第一緊急度の包括案の可決について以下のように述べた。「政府は、共同行動包括計画について議員らの要求を実現するため一丸となって取り組んで行く所存である。」       イラン学生通信の報じたところによると、アリーアクバル・サーレヒー理事長は、共同行動包括計画におけるイラン・イスラーム共和国の措置である第一緊急度の法案を評価し 全文をよむ

2015-07-14 核協議合意結果の要約は速やかに公表される予定 (Jam-e Jam紙)

ウィーン発ロイター通信は、イラン外交官の一人の言を引用し、イランと6カ国は歴史的合意に達したと伝えた。      同通信は、当該外交官の名前については公表せず、次のようにその言葉を引用した。「すべての懸案事項は解決した。我々は、合意に至ったのだ。」      ロイターによれば、合意により、国の核計画の規制と引き換えとしてイランへの制裁緩和が実施される見通しである。      ロイターは、他のイラン高官もこの合意達成を認めたと強調している。 全文をよむ

2015-07-13 ザリーフ外相とアラーグチー外務次官の最終合意の時期に関する表明 (Hamshahri紙)

 フランス外相は、イランと6カ国(安保理常任理事国及びドイツを加えた5+1カ国)との核協議に関して、自身の最新の意見表明を行った。「本日(月曜日)午後、協議に関する声明が発表される予定だ。」       イラン学生通信は、ロイター通信の記事を引用し、次のように報じた。「フランス外相のローラン・ファビウス氏は、イランと6カ国との協議に関する意見表明の中で『我々は、月曜の午後、イランとの核協議に関する声明を発表する予定だ。』と述べた。」       協議は目下、交渉国の外務大臣らとヨーロッパ連合外交 全文をよむ

2015-07-06 IAEA使節団テヘラン入り (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力機構報道官は、次のように述べた。「IAEA国際原子力機関代表団5名のテヘラン訪問により、イラン原子力機構の責任者、IAEAイラン代表、そして国家安全保障最高評議会の担当者らの間で交渉が行われた。」       イラン原子力機構報道官のベフルーズ・キャマールヴァンディー氏は、IAEAの使節団5名がテヘラン入りしているとし、次のように述べた。「この使節団がテヘラン入りした理由は、IAEA事務局長の天野之弥氏が最近テヘランを訪問した際に達した合意内容について、その詳細をつめるための協議に 全文をよむ

2015-06-28 交渉期限延長が決定されザリーフ外相、イランへ一時帰国 (Jam-e Jam紙)

 イラン核交渉団の報道官は、「事前の取り決めに従い、ザリーフ外相は今晩、テヘランに向けウィーンを発った。テヘランに一日滞在の後、再びウィーンへ戻る予定である。」と述べた。       イラン国営放送のウィーンからの報道によると、同報道官は次のように続けた。「核交渉団は、外務次官らを代表としてウィーンに残し、合意に向けた調整を続ける予定である。」       また「イラン外相とアメリカ国務長官の両閣僚は会談後に、各々の交渉団に合意文書の内容及びその細部を詰めていくのに必要な指示を出した。」と説明し 全文をよむ

2015-06-24 ハーメネイー最高指導者「制裁解除はイラン側の約束の履行に応じたものであってはならない」(6) (Jam-e Jam紙)

制裁の解除はイラン側の約束の履行に応じたものであってはならない       アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は核交渉のレッドラインについての議論の続きで、次のように付け加えた。      制裁の解除は、イラン側の約束の履行に応じたものであってはならない。「キミたちは約束を履行したまえ、その後でIAEAは制裁の解除に向けて、〔約束が履行されたかどうかを〕確認するかもしれない」などと〔アメリカ側が〕言うのは許されない。我々はこのようなやり方を絶対に受け入れない。   〔‥‥〕       アーヤトッ 全文をよむ

2015-06-24 ハーメネイー最高指導者「制裁解除はイラン側の約束の履行に応じたものであってはならない」(5) (Jam-e Jam紙)

 革命最高指導者はその上で、アメリカとの交渉の複雑な舞台裏について説明するなかで、もう一つの重要な点、すなわちアメリカ政府は核合意を必要としているということについて、検討を加えた。       同師は、次のように付け加えた。      彼らが交渉で自らの目標を達することができた場合、それは彼らにとって、大いなる勝利を達成したということを意味しよう。なぜなら、彼らは独立を希求するイラン国民を屈服させ、他国にとって模範となる可能性のある国を打ち負かしたことを意味するからだ。   〔‥‥〕      全文をよむ

2015-06-24 ハーメネイー最高指導者「制裁解除はイラン側の約束の履行に応じたものであってはならない」(4) (Jam-e Jam紙)

アメリカの過剰な要求       革命最高指導者は、イランからみて良い合意とは公正かつ公平な合意のことだと指摘した上で、次のように付け加えた。      交渉の過程で、アメリカは制裁解除のために約束した6ヵ月という期間を、まず1年に変更し、その後相次いで過剰な要求をつきつけて交渉を長期化させ、ついには追加制裁をちらつかせるまでになった。彼らは軍事行動について口にし、テーブルの上やら下やらについて話すようになった〔※〕。   ※訳注:ローズ国家安全保障補佐官補が今年4月に「イランに関しては軍事的選 全文をよむ

2015-06-24 ハーメネイー最高指導者「制裁解除はイラン側の約束の履行に応じたものであってはならない」(3) (Jam-e Jam紙)

革命最高指導者、交渉団を支持       アーヤトッラー・ハーメネイー閣下が核に関する議論の導入部として指摘した第2の点は、我が国の交渉団の面々が有している誠実さであり、彼らの誇り高さ、勇敢さ、そして信仰心の篤さであった。       同師は次のように述べた。      このチームは、国民としての誇り高さと細心の注意、そして複雑に絡まった問題を解きほぐし、国事を前進させようとする〔堅い〕意志をもって、数多くの交渉相手を前にして獅子奮迅の活躍をしている。彼らは勇敢さをもって、〔イランの〕立場を述べ 全文をよむ

2015-06-24 ハーメネイー最高指導者「制裁解除はイラン側の約束の履行に応じたものであってはならない」(2) (Jam-e Jam紙)

 イスラーム革命最高指導者はさらに、次のように付け加えた。      なかには、抵抗経済というモデルは理想的なモデルかも知れないが、その実現可能性は存在しない、などと考える人もいるかもしれない。しかし私は断言する、国の現下の状況で抵抗経済というモデルを実施することは、〔国内に〕今ある可能性に注意を払うならば、まったくもって可能だ、と。    同師は、抵抗経済政策の実施にあたって必要とされる行動として、・節約に励むこと、・特に政府機関が国内製品の消費を励行すること、・妥当性を欠いた輸入や密輸を真剣 全文をよむ

2015-06-24 ハーメネイー最高指導者「制裁解除はイラン側の約束の履行に応じたものであってはならない」(1) (Jam-e Jam紙)

 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨日夕方、ラマダーン月恒例の三権の長および体制高官との面会の中で、〔‥‥〕核交渉のあり方をめぐって決定的に重要な点を述べ、イラン側にとって譲ることのできない核のレッドラインについて詳細を明確に表明した上で、      アメリカはイランの原子力産業の破壊を望んでいる。これに対し、イランの全責任者はレッドラインを強く主張しつつ、よき合意、すなわち公平で公正かつ名誉ある、イランの国益と合致した合意を追い求めている。    と強調した。   全文をよむ

2015-06-22 ザリーフ外相、ルクセンブルクに出発 (Hamshahri紙)

 我が国[イラン]の外相は、ドイツ、イギリス、フランスの三国の外相との会談のため、今朝ティール月1日(西暦6月22日に)ルクセンブルクに向け出発した。       メフルの報道によると、我が国のモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相は、本日早朝、欧州連合(EU)外交代表や、イギリス、フランス、ドイツの外相たちとの会談のためルクセンブルクに向かった。       ザリーフ外相は、EU外交安全保障上級代表のモゲリーニー氏、イギリスのフィリップ・ハモンド外相、ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマ 全文をよむ

2015-06-21 6カ国は核交渉を政治の道具に変えてはならない (Jam-e Jam紙)

 核交渉のロシア代表を務めるロシア外務省外務次官セルゲイ・リャブコフ氏は、P5+1[6カ国=米英仏中露+独]の核交渉会議が政治の道具や策略の場にならないよう警戒する。       ロシアの通信社スプートニクの報道によると、リャブコフ氏は日曜日、交渉が長引くことは好ましくないとした上で、以下のように述べた。「私は、交渉を政治の道具や策略に変えることは、非常に間違った措置であると強く主張する。」       リャブコフ氏は、次のように続けた。「残された問題の本質へ話し合いを集中させる必要性と、(P5 全文をよむ

2015-06-15 アラーグチー氏とラヴァーンチー氏、水曜日にウィーンへ戻る (Hamshahri紙)

 我が国[イラン]の外務省次官らは、引き続き共同宣言を作成するため、ホルダード月27日[6月13日]水曜日、再びウィーンに飛んだ。       メフル通信の報道によると、セイエド・アッバース・アラーグチー氏とマジード・タフテ・ラヴァーンチー氏ら外務省幹部は、ウィーンでの交渉を中断し、国内での内部調整のためイランに帰国した。しかし、ホルダード月27日[6月13日]水曜日早朝、共同声明文の作成協議継続のためにウィーンに戻ることとなった。       同報道によると、ウィーンでの核交渉は事務レベルで続 全文をよむ

2015-06-14 軍統合参謀本部副参謀長「軍施設へのアクセスを外国人に許すようなことは断じてない」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】軍統合参謀本部副参謀長(バスィージ及び国防文化担当)は、「いかなる形であれ、軍施設へのアクセスの許可が外国人に与えられるようなことは絶対にない」と強調した。       イラン国営放送通信の報道によると、セイエド・マスウード・ジャザーイェリー司令官(准将)は、5+1(国連安保理常任理事国とドイツ)グループの中には、あり得べきイランとの核合意獲得の過程で、過大な要求をする国が一部にあると指摘し、次のように述べた。      軍と国の防衛システムは、国家と体制の安全な 全文をよむ

2015-06-13 ハータミー師「国会は合意のための6条件を法律に転換すべきだ」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】アーヤトッラー・ハータミーは、イマーム〔・ホメイニー〕の一部の側近〔※ラフサンジャーニーをさす〕が師に手紙をしたため、「あなたが生きている間に、アメリカとの問題を解決すべきだ」と進言したことについて証言していることに触れ、「イマームはアメリカとの関係をめぐる問題を解決しなかった。彼は最期まで、アメリカを大悪魔と見なしていた」と強調した。       ファールス通信の報道によると、テヘラン臨時金曜礼拝導師は、イスラーム革命最高指導者が「イマーム〔の言動〕の歪曲」につ 全文をよむ

2015-06-13 「我が国の軍事機密へのアクセスを許すようなことはない」イラン大統領、記者会見で(3) (Jam-e Jam紙)

 ロウハーニー師はさらに、次のように述べた。      2年前、イランが〔核技術の〕研究や発展、最先端の遠心分離器の分野で、自らの歩みを継続させることができると認めた国は、西洋にはなかった。〔イランが核技術の〕研究や発展のために最先端の遠心分離器にUF6(6フッ化ウラン)を注入していても、である。しかし今や、誰もが〔イランの核技術分野での進歩に〕敬意を払い、〔それを〕認めているのである。   〔‥‥〕       同師はさらに、次のように述べた。      制裁は盲滅法なものであり、標的をしっか 全文をよむ

2015-06-13 「我が国の軍事機密へのアクセスを許すようなことはない」イラン大統領、記者会見で(2) (Jam-e Jam紙)

追加議定書には「あらゆるものへの査察」を示唆するような文言は存在しない       ロウハーニー師はまた、「追加議定書では、国際的な責務は双方向的である。〔追加議定書を批准した〕この124ヵ国で実施されていることはすべて、イランでも実施されるだろう」と付け加え、さらに「追加議定書には、『あらゆるものへの査察』を示唆するような文言は、一つとして存在しない。過去にも、我々はこうしたことを経験している」と述べた。       大統領はその上で、次のように付け加えた。      当時〔※ロウハーニー大統 全文をよむ

2015-06-13 「我が国の軍事機密へのアクセスを許すようなことはない」イラン大統領、記者会見で(1) (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】       イラン大統領は自身の記者会見で、      我々が国の軍事機密へのアクセスを許すようなことはない。そればかりか、我々はその他の分野でも進歩を遂げており、それに対して外国人がアクセスする可能性も存在しない。たとえば、我々は化学〔兵器禁止〕条約の一員であり、この条約では一部のアクセスが〔化学兵器禁止機関に〕許可されているが、それでも我々は機密を保持しているのである。    と強調した。       ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン〔シーア派位階 全文をよむ

2015-06-09 ヴェラーヤティー氏「いかなる外国人もイラン国内の軍事施設への査察は許可されない」 (Jam-e Jam紙)

 最高指導者の国際問題担当顧問は、〔IAEAによる核関連施設に対する査察に関連して〕西洋諸国が我が国の軍事施設に対する査察について意見を述べていることに対し、「イランの軍事施設への査察は体制の見解、ならびにイスラーム革命最高指導者の強い主張により、禁じられている。アメリカ人であれ、それ以外であれ、いかなる外国人も我が国の軍事施設ないし重要施設を査察する許可は与えられない」と述べた。       イラン国営通信の報道によると、アリー・アクバル・ヴェラーヤティー氏のこの発言は、国連事務総長レバノン問 全文をよむ

2015-05-24 ザリーフ外相:強迫神経症的イラン包囲網を止めさせるよう努力する (Hamshahri紙)

 ザリーフ外務大臣は非公開会議でこのように述べた。「名誉を維持しながら物事を力で推し進め、ウラン濃縮権の固定化におけるイランの明白な権利を保持しながら経済・金融制裁を止めさせ、強迫神経症的なイラン包囲網を突破するよう努力する。」       IRNA(イラン国営通信)の報道では、キャマーロッディーン・ピールモアッゼン議員は、今日、ホルダード月3日(5月24日)日曜日、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ氏とアッバース・アラーグチー氏が出席した会議について説明し、核交渉の最終的進展の状況確認に関して 全文をよむ

2015-05-23 ザリーフ外相とアラーグチー外務次官、非公開会議に出席 (Hamshahri紙)

 議院運営委員会委員のモハンマド・ホセイン・ファルハンギー議員(タブリーズ選出)が、ホルダード月3日(5月24日)日曜、非公開会議において核交渉団交渉責任者のモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相とセイエド・アッバース・アラーグチー外務次官が、5+1との最終的な交渉状況を議会に説明する意向であると述べた。       IRNA(イラン国営通信)の報道によると、ファルハンギー氏は、議会で次のように述べた。「明日の月曜、核交渉団の2名の交渉責任者の報告を聞き、議員らが最終的に良き判断を下せるよう非公 全文をよむ

2015-05-22 オバマ大統領のイラン核問題解決への覚悟 (Hamshahri紙)

 オバマ大統領「もし私がもう20年生きたとして、イランが核兵器を持っていたら、私の名がそれに刻まれているだろう。」       バラク・オバマ米国大統領は、イランによる核兵器製造の制限に対する合意達成において、個人的な利益があると述べた。       イラン国営放送報道センターは以下のように報じた。「AP通信のジム・キャノン氏によると、バラク・オバマ合衆国大統領は、イランによる核兵器製造の制限に対する合意達成において、個人的な利益があると述べたという。」       彼は『アトランティック』誌と 全文をよむ

2015-05-14 国会議員「核交渉の中断を狙う第三種緊急法案は国益に反する」 (Mardomsalari紙)

 シューシュタル選出の国会議員は「アメリカが謝罪するまでの交渉の中断」を求める第三種緊急法案は国益に反すると強調した上で、「この議会提出法案は交渉団を弱体化させるものであり、外国メディアによる悪用〔の可能性〕を含んでいる」と述べた。       モハンマド・サーダート・エブラーヒーミー議員はイラン国営通信とのインタビューの中で、〔先日〕国会運営委員会に提出された「アメリカが謝罪するまでの交渉の中断」を求める第三種緊急法案について、次のように述べた。      ヴェラーヤト(国家、最高指導者による 全文をよむ

2015-04-03 ロウハーニー大統領「核交渉で重要な解決方法が得られた」 (Jam-e Jam紙)

 ロウハーニー大統領はツイッターで外務大臣、原子力庁長官、および核交渉団に感謝の意を示した上で、「核交渉で重要な解決方法が得られた」と強調した。       ホッジャトルエスラームのハサン・ロウハーニー師はスイス・ローザンヌで開かれていたイランと5+1との交渉第2ラウンドの終了後、ツイッターに「神の恩寵と交渉団の止むことなき努力により、核交渉で重要な解決方法が得られた。最終合意は94年ティール月10日〔2015年7月1日〕まで」と記した。       ロウハーニー師の個人ページにはまた、外務大臣 全文をよむ

2015-04-02 イランと5+1による共同プレス声明(3) (Hamshahri紙)

 イラン学生通信(ISNA)の記者が伝えたところによると、EU外交政策の代表はザリーフ外相との記者意見の冒頭、次のように述べた。      私はヨーロッパ連合の代表として、5+1グループの外務大臣たち、ならびにイラン外務大臣とともに、ローザンヌ工科大学を訪れた。指摘しておかなければならないのは、私たちは3月22日から4月2日まで、イランの核活動が平和目的であることについて確証を得るべく、包括的な合意に達するための中身の詰まった話し合いを行ったということだ。    同代表はさらに、      その 全文をよむ

2015-04-02 イランと5+1による共同プレス声明(2) (Hamshahri紙)

アラークにある最新鋭の研究用重水炉は、国際的な協力により、再設計され、新たに製造される。そこでは兵器用のプルトニウムは生産されない。再処理は行われず、〔原発で?〕消費された燃料は国外に搬出される。      改正規則3.1を含む共同行動包括計画の内容の実行、および〔IAEAによる抜き打ち査察を認める〕追加議定書の実行に対する監視措置について、合意がなされた。国際原子力機関(IAEA)は最新の監視技術を用い、特に〔イラン核疑惑に関する〕過去および現在の諸問題を明らかにする目的で、〔イラン核施設への 全文をよむ

2015-04-02 イランと5+1による共同プレス声明(1) (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相とフェデリカ・モゲリーニ欧州連合外務・安全保障政策上級代表は記者会見で、共同プレス声明を英語とペルシア語で発表した。       〔会見でザリーフ外相がペルシア語で述べた〕フェデリカ・モゲリーニ代表とモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相の声明は以下の通り。      われわれ、イラン・イスラーム共和国の外務大臣と欧州連合の上級代表は、ヨーロッパ3ヵ国および別の3ヵ国(中国、フランス、ドイツ、ロシア連邦、アメリカ、イギリス、およ 全文をよむ

2015-03-09 次回イラン・米国間協議は3月15日に開催 (Iran紙)

 次回のイラン米国外相協議 は、両国外務次官に欧州対外行動庁ヘルガ・シュミット事務次長を加え、エスファンド月24日(西暦3月15日)にスイスのローザンヌにおいて開催される。       イランと米国の次回外相協議は、両国次官とフェデリカ・モゲリーニ氏が欧州連合外務・安全保障政策上級代表を務める欧州対外行動庁のヘルガ・シュミット事務次長が参加して3月15日にスイスのローザンヌにおいて開催される。       イランと米国は、エスファンド月11日(3月2日)月曜日から3日間に渡り、スイスのモントルー 全文をよむ

2015-02-09 ザリーフ外相「合意が得られなくとも、世界が終わるわけではない」 (Jam-e Jam紙)

 イラン外相はミュンヘン安全保障国際会議が行われている傍らで〔記者らと〕質疑応答を行い、核交渉をめぐって〔国内の急進派の〕一部から起きている批判、中でもジュネーブ交渉の傍らでアメリカのケリー国務長官と〔親しげに〕散歩をしたことについて起きている批判について、「イランはモノロゴスな国ではない〔=さまざまな意見が飛び交う国だ〕ということを認識すべきだと思う。‥‥私は批判者たちに、私を批判する権利を認めている」と述べた。       ファールス通信が伝えたところによると、モハンマド・ジャヴァード・ザリ 全文をよむ

2015-02-09 ハーメネイー最高指導者「核合意は一段階式でなければならない」(4) (Jam-e Jam紙)

■ 二段階での合意は好ましくない       同師は一部で取り沙汰されている「合意二段階論」、すなわち最初に全体的な原則について合意し、その後で細部について合意するという方式について触れ、「そのような合意は好ましくない。なぜなら、相手側の振る舞いからわれわれが得た経験によれば、総論についてのみ合意することは、〔交渉相手が〕細部について次から次へと〔要求を吊り上げる〕口実を与える手段となってしまうからだ」と指摘した。       イスラーム革命最高指導者はその上で、「もし合意がなされるならば、それ 全文をよむ

2015-02-09 ハーメネイー最高指導者「核合意は一段階式でなければならない」(3) (Jam-e Jam紙)

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下が指摘した第一の点は、「合意することそのものには賛成である」ということだった。同師曰く、「私は可能であるならば、〔核交渉で欧米諸国と〕合意することに賛成である。ただし、《悪しき》合意には賛成しない」。       同師は「合意しないことは悪しき合意よりもよい」という、アメリカ側が繰り返している議論に触れ、「われわれも同じ考えだ!合意しないことは、国益を害し、偉大なるイラン国民を侮蔑する元となるような合意よりもよい」と付け加えた。       イスラーム革命最高指 全文をよむ

2015-02-09 ハーメネイー最高指導者「核合意は一段階式でなければならない」(2) (Jam-e Jam紙)

 イスラーム革命最高指導者は、アメリカが〔中東〕地域の諸問題、特にイラン問題で次々と失敗を繰り返している原因は、こうした計算違いや戦略上の間違いにあるとの認識を示した上で、「こうした間違いの例として、数日前のあるアメリカ当局者の発言を挙げることができよう。この人物はその際、イラン人たちは核交渉で手をふさがれている、苦境に陥っていると発言したのである」と述べ、さらに「バフマン月22日〔西暦2月11日の革命記念日〕、あなた方はイラン国民がどれだけ〔革命記念パレードに〕参加するかを目の当たりにするだろ 全文をよむ

2015-02-09 ハーメネイー最高指導者「核合意は一段階式でなければならない」(1) (Jam-e Jam紙)

 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨朝、国軍航空部隊および対空防衛部隊の司令官・関係者らと面会し、その中でアメリカ政府の過去36年間に及ぶ止むことなき敵意の主な理由・目的について説明し、イラン国民を屈服させ、侮ろうとする彼らの計算上の間違いについて言及した上で、核交渉におけるイラン側の論理的・合理的行動と、相手側の不合理でゆすりまがいの振る舞いについて指摘した。同氏はその上で、「イラン国民はバフマン月22日〔※2月11日の革命記念日〕に、強圧的な主張には屈指せず、侮蔑 全文をよむ

2015-02-05 ザリーフ外相とケリー国務長官、土曜日にミュンヘンで会談へ (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】あるアメリカ国務省高官は木曜日にキエフで、アメリカ国務長官とイラン外相は土曜日にミュンヘンで、イランの核開発計画について話し合いを行う予定であることを明らかにした。       イラン国営放送報道センターがキエフからのAFP通信の報道として伝えたところによると、この会談はミュンヘン国際安全保障会議が開かれている傍らで行われる予定だという。その一方でイラン国会は火曜日に、〔欧米諸国がイランに対して〕新たな制裁を科すようなことになれば、すべての核活動を再開することをイ 全文をよむ

2015-02-05 イラン外務省高官「制裁の強化は遠心分離機の増加と同義」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】制裁が強化された場合、イランはさらに多くの遠心分離機を稼働させることになるだろうと、再度アメリカに警告した。       イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、外務省政治・国際安保局のハミード・バイーディーネジャード局長は〔‥‥〕、「我々が交渉のきわめて重要な局面にいることは確かだ」と述べ、〔‥‥〕交渉には重要で敏感な問題が複数存在すると強調した上で、「一方でイランにおけるウラン濃縮能力をめぐる問題、〔他方で〕イランに対する不当な制裁の解除に関する 全文をよむ

2015-02-04 「さらなる制裁はジュネーブ合意の無視と同義」—イラン国会、P5+1に (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】国会の国家安全保障委員会の委員は、〔ラジオ〕番組「ベドゥーネ・ハット・ホルデギー」〔※「排除することなく」「✕印を付けずに」というくらいの意味〕のインタビューで、〔現在国会で審議されている〕国内における平和的核活動の再開に関する法案の政治的メッセージは、米議会およびP5+1〔※国連安保理常任理事国とドイツ〕に向けたものだとの見方を示し、「この法案は、我が国の外交官らにとっては、彼らを後押しするものであり、アメリカや西洋にとっては抑止的なものである」と述べた。  全文をよむ

2015-02-03 国会、「核の成果を守ることを政府に義務づける法案」を第一種緊急法案とすることを可決 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】国会は「核の権利と成果を守ることを政府に義務づける法案」を第一種緊急法案とすることを、賛成173票によって可決した。この法案によれば、もしアメリカが新たな制裁を決議した場合、ジュネーブ合意は破棄されることになる。       国会議員らは本日(火曜日)朝の公開会議で、「核の権利と成果を守ることを政府に義務づける法案」を第一種緊急法案とする案について審議を行い、多くの賛成票を得て可決した。       国民の代表たる議員たちは、出席議員205名のうち、賛成173票、 全文をよむ

2015-01-17 ラーリージャーニー氏「一部の陰謀を企むアメリカ人は交渉を難航させようとしている」(下) (Mardomsalari紙)

 ラーリージャーニー氏は「国内において我々の連帯が強まれるほど、最高指導者が説明されてきた枠組みに沿って抵抗している国内の決意を示すことになる」と付け加えた。       同氏は「米国においてもまた一部の陰謀を企む者たちが交渉を難航させようとしており、ときには暴利を貪ろうとすることもあるが、我々は将来性のある道を追求しなければならない。米国や西欧諸国の最近の交渉における振る舞いは遺憾なものであり、彼らは問題解決に十分な能力を有していないことを示している」と述べた。       また同氏は「西欧は 全文をよむ

2015-01-17 ラーリージャーニー氏「一部の陰謀を企むアメリカ人は交渉を難航させようとしている」(上) (Mardomsalari紙)

 アリー・ラーリージャーニー国会議長(ゴム州選出)は「イランに対する西欧諸国による新たな制裁措置を行われた場合、イランは核技術交渉において自国が望むいかなる濃度のウラン濃縮も推進するという法案を一部の国会議員が計画している」と述べた。       イラン国営通信によるとラーリージャーニー議長は、ゴムにある全てのホウゼ(宗教学校)の教師を務めるイスラーム法学者と各都市から集まったウラマーによる会議の二日目に、残念ながら最近の協議の流れにおける西欧諸国の行動は嘆かわしいものがあると表明したうえで「彼 全文をよむ

2015-01-07 国会、ザリーフ外相の説明に納得(2) (Jam-e Jam紙)

シオニズムの計画実行を阻止する       ザリーフ外相は発言の続きの中で、我が国の外交機関を擁護して、「外交政策はジュネーブ合意の後、イランの神聖なる体制に対する敵対的なプロパガンダや日常的なあら探しに対抗して、国の安全と国力の向上にささやかな貢献をなすことができた。これは外交機関が本来もつ法的義務のほんの一つにすぎない」と指摘した。      〔‥‥〕       外相はまた、「〔‥‥〕如才ない核交渉によって、イランの石油輸出を完全にストップさせる目的でつくられ可決された、アメリカのシオニス 全文をよむ

2015-01-07 国会、ザリーフ外相の説明に納得(1) (Jam-e Jam紙)

イラン外相、制裁措置を違法と評し、全制裁の解除の必要性を強調       イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相は、一部の議員から提起された質問に答弁するために、昨日国会の公開会議場に出向き、集まった議員たちの前で、「政府と交渉団は核交渉において、いかなる政治的・党派的目的も追求しないということを確約する。外交政策をめぐる問題を党派争いの材料にすることは、敗北を決定的にする」と強調した。       昨日ザリーフ外相が答弁を行った質問は、これより前にマシュハド選出の国会議員から提起された 全文をよむ

2014-12-04 ジャアファリー革命防衛隊総司令官「我が国の外交の堅固さは国防力の賜物」 (Jam-e Jam紙)

 革命防衛隊総司令官は、「核交渉での我が国の外交の堅固さは、イスラーム革命のインスピレーション能力、そして我らが人民体制の国防・安全保障力に負うものである。我らがイスラーム体制の安全は、ここ1年間の交渉の成果などではない」と述べた。       革命防衛隊の広報が伝えたところによると、モハンマド・アリー・ジャアファリー少将は軍政策高等委員会の会議の傍らで、次のように述べた。      我が国の安全は、イマーム・ホメイニー閣下とイマーム・ハーメネイー閣下という、二人のイスラーム革命の偉大なる指導者 全文をよむ

2014-12-03 ザリーフ外相「最終合意の枠組みに大きく近づいた」(3) (Iran紙)

■ 詳細を書き上げるには延長が必要だった       ザリーフ外相は、異なった見方をもった相手側と交渉することの困難さについて説明する中で、5+1諸国の代表者たちとの二国間および多国間の交渉に70〜80時間を費やしたことに触れ、「交渉ではさまざまな紆余曲折があった。しかしウィーン交渉の最後には、〔‥‥〕すべてのサイドが合意に大きく近づいたと表明するまでになった」と述べた。       同氏はさらに、「それまではいつも極めて否定的な見解を表明していたある交渉関係者ですら、ウィーンでの〔交渉延長に関 全文をよむ

2014-12-03 ザリーフ外相「最終合意の枠組みに大きく近づいた」(2) (Iran紙)

■ アメリカの3名の高官が一つの交渉に同時出席することの意味       ザリーフ外相は、核問題とは世界の主要6ヵ国の外務大臣をさまざまな時期に一つの都市に呼び寄せ、偉大なるイラン人民の代表者との交渉の席に着かせるほどに重要な問題なのであり、またアメリカ国務省の高官3人が同時に交渉に参加するというのも、アメリカ外交史上、稀有なケースであると評した上で、      国務長官、国務副長官、そして政務担当の国務次官の3名が同時にワシントンを離れ、そればかりか一つの交渉に参加する、などというようなケース 全文をよむ

2014-12-03 ザリーフ外相「最終合意の枠組みに大きく近づいた」(1) (Iran紙)

 先日、国会議員らの前で核交渉について説明を行ったモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相は、今回学生らの集会に参加し、核交渉の前途が明るいものであることについて、話をした。       昨日「核外交」と銘打たれたシンポジウムの特別スピーカーとして、アッラーメ・タバータバーイー大学の学生らの歓迎を受けたザリーフ外相は、スピーチの中で「われわれは最終合意の枠組みに大きく近づいた」と強調、ウィーンでの核交渉の延長について、一部でたわいもなく騒ぎ立てている向きがあることに対し、「あまり大喜びをして、『ナ 全文をよむ

2014-12-03 ヴェラーヤティー「核交渉の見通しは明るい」 (Iran紙)

 公益判別評議会戦略研究所のヴェラーヤティー所長は、イラン・イスラーム共和国と5+1グループとの間の核交渉について、「核交渉はいまだ道半ばだが、その見通しは明るい」と述べた。       イラン国営通信の報道によると、アリー・アクバル・ヴェラーヤティー氏は昨日、イタリアのラポ・ピステッリ(Lapo Pistelli)外務次官と会談し、その中で「イラン・イスラーム共和国は国際法に基づいた平和的な核エネルギーの利用を追求している」と語った。       同氏は続けて、あらゆる国がテロと戦う必要がある 全文をよむ

2014-12-01 ザリーフ外相に対する国会質問、当面なしに (Jam-e Jam紙)

 昨日の国会公開会議で審議される予定だったモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相に対する国会質問(100名の議員が署名)は、当面のところ行われず、別の時期に延期されることとなった。      ※訳注:「質問」は憲法第88条にもとづき、国会が大統領や大臣に対して、職務上の疑問を投げかけ、回答を求める行為のこと。国会の大統領および大臣に対する監督機能の一つをなし、この質問への大統領・大臣の回答に議員らが納得しなかった場合は、大統領・大臣を弾劾し、罷免することもできる(大統領の場合は最高指導者に罷免を 全文をよむ

2014-12-01 ヴェラーヤティー「最高指導者が核交渉を認めた以上、交渉への反対があってはならない」 (Iran紙)

 最高指導者国際問題担当顧問のアリー・アクバル・ヴェラーヤティー氏は、「革命最高指導者が核交渉を認めた以上、核交渉への反対があってはならない」と述べた。       同氏は昨日、国連事務総長のイラク問題特別代表との会談の傍らで、「革命最高指導者は交渉とその継続、そして核交渉団を支持した」と指摘した上で、「師のこのことばは、問題の最終的な裁定となるものである。師が、われわれは交渉と交渉の継続に賛成すると仰った以上、交渉に反対するような発言があってはならない」と述べた。       同氏はさらに、「 全文をよむ

2014-11-29 ハーメネイー最高指導者「核交渉が不調に終わったときに害を被るのはアメリカ」(4) (Jam-e Jam紙)

■ 抵抗経済こそ我が国の抱える問題を解決する道       革命最高指導者はその上で、「しかしアメリカとは異なり、もし交渉が合意に至らなくとも、われわれにとって天地がひっくり返るようなことにはならない。なぜなら、われわれには抵抗経済という名の解決方法があるからだ」と付け加えた。       同師は、抵抗経済は短期的に敵からの打撃を緩和させることになるとした上で、「識者も指摘するように、この考え方は中長期的には、イラン国民の偉大なる運動を最高潮に高めるであろう」と述べた。       同師は、交渉 全文をよむ

2014-11-29 ハーメネイー最高指導者「核交渉が不調に終わったときに害を被るのはアメリカ」(3) (Jam-e Jam紙)

 同師はその上で、「イラン国民のほとんどがバスィージ的である以上、イスラーム体制が敗北を喫することはない。しかしだからといって、〔神の〕試練を忘れ、運動の方向性を見失ってよいということにはならない」と指摘、さらに次のように強調した。      イスラーム体制の運動が取るべき基本的な方向性、それは抑圧諸国や抑圧的なアメリカ政府と対決することである。この方向性において軟弱や過ちが生じてはならない。もちろん、われわれはアメリカ国民やアメリカという国に対して問題を抱えているわけではない。そうではなく、わ 全文をよむ

2014-11-29 ハーメネイー最高指導者「核交渉が不調に終わったときに害を被るのはアメリカ」(2) (Jam-e Jam紙)

■ イラン国民のほとんどはバスィージ的       同師は、以上のような視点から「バスィージ的であること」の正確な定義が可能となると強調した上で、「責任感と洞察力を持って活動する者はすべて、その活動領域にかかわらず、バスィージ的である。それゆえ、イラン国民のほとんどはバスィージ的であると言える」と述べた。       イスラーム革命最高指導者はさらに、「もちろん、この偉大なる輪の根幹部分には、〔革命防衛隊傘下の民兵組織である〕バスィージ抵抗部隊が存在する〔‥‥〕」と指摘した。       同師は 全文をよむ

2014-11-29 ハーメネイー最高指導者「核交渉が不調に終わったときに害を被るのはアメリカ」(1) (Jam-e Jam紙)

 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は木曜日の午前、〔革命防衛隊傘下の民兵組織の〕バスィージ最高会議のメンバー、およびバスィージ各層の代表らと面会し、その中でバスィージの合理的思考を支える二つの主要な柱として、「人間的・神的な責任感」と「洞察力」を挙げ、イランの〔核〕交渉団の真摯な努力と抵抗を称賛した上で、イラン国民にはアメリカの信頼を引きつける必要などないと指摘した。同師はその上で、      われわれは交渉の原則に反対しなかったのと同じ理由から、交渉の延長にも反対しな 全文をよむ

2014-11-25 ラーリージャーニー国会議長「核交渉の延長は賢明な措置だった」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】国会議長はイランと5+1グループとの核交渉について、「交渉の延長は賢明な措置だった。というのも、両者間の対立を解消するためには、時間が必要だからだ」と述べた。       アリー・ラーリージャーニー国会議長は本日夕刻、「立法権バスィージ隊員」らの前で、イランと5+1による核交渉について触れ、自らの力を頼りとする精神こそが今あるような段階に国を押し上げたのだと指摘した上で、「教育レベルの高いイランの若者たちは、大変な努力によって、核技術を手に入れた。プロパガンダによ 全文をよむ

2014-11-25 アブートラービーファルド国会副議長「交渉で分かったのは米は信用できないということ」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】国会副議長は、「アメリカとは力のことばによってのみ、話し合うことができる。内なる能力に依拠することでのみ、力を増大させることが可能である。それゆえ、国の責任者たちは国力を追い求める際、国境の外に目を向けてはならない」と述べた。       ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのセイエド・ハサン・アブートラービーファルド師は火曜日(11月25日)、議事に入る前の公開会議場での演説で、次のように述べた。      偉大なるイラン国民は、国民と体制の敵による卑劣な 全文をよむ

2014-11-24 イラン国民の多くは政治関係者の先を行っていた—世論調査の結果 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】ウィーン核交渉に関してジャーメ・ジャム・オンラインが行った世論調査の結果、国民は多くの政治関係者やアナリストたちよりも、交渉の結果について正確な予測をし、半数以上が合意に達するための交渉継続を予想していたことが分かった。       ジャーメ・ジャム・オンラインが行った世論調査に参加した人たちの57%が、交渉継続を予想していた。その一方で、ウィーン会議の終了直前まで、国内外の多くのメディアや識者らは、交渉の結果、両者間で合意文書の調印が行われると予測、最低でも何ら 全文をよむ

2014-11-24 ロウハーニー大統領「交渉の最終勝利者はイラン国民」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャムオンライン】大統領は、イランの将来は明るく、核交渉の最終的な勝利はイラン国民にもたらされるだろうと強調した上で、「イランの論理は交渉と対話である。核交渉は最終的な合意に到達するまで、真剣に継続される」と述べた。       大統領はイラン国営放送報道センターとのインタビューの中で、〔‥‥〕次のように語った。      私が偉大なるイラン国民に言いたいのは、われわれは大いなる勝利をつかんだということである。〔‥‥〕重要なのは、今は昨年と同じではないということである。「イランに5+ 全文をよむ

2014-11-23 フィールーズアーバーディー氏「核交渉におけるザリーフの役割はジハード的」 (Jam-e Jam紙)

 軍統合参謀本部長は、最近のアメリカ政府の姿はまるでネタニヤフ〔※イスラエル首相〕のようだと指摘した上で、「ザリーフ氏と彼の誠実なる同僚たちが今回の交渉で演じている役割はジハード的であると、私は評価している」と述べた。       イラン国営通信(IRNA)の報道によると、軍統合参謀本部長のセイエド・ハサン・フィールーズアーバーディー少将は第一回「マーレク・アシュタル」バスィージ全国記念祭で、記者団を前に「アメリカがマスカットで話していたことは、イスラエルが話していることと同じだった」と付け加え 全文をよむ

2014-08-28 サーレヒー原子力庁長官「一部の東アジアの国が核の破壊工作に関与」 (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力庁長官は、核の破壊工作に国境はないと指摘した上で、「イランの核の平和的計画に対する破壊工作の多くが、われわれにはすでに確かなものとなっている。残念なことに、一部の東アジアの国々も、この分野に関わっていた」と述べた。       イラン国営通信の報道によると、アリー・アクバル・サーレヒー氏は核の破壊工作に関するテレビ・インタビューの中で、スタックスネットと呼ばれるウィルスが見つかった経緯について触れ、「イランはこの破壊工作が西洋のメディアで暴露される前に、すでにそのことについて情報を 全文をよむ

2014-06-10 イランとアメリカの核交渉がジュネーブで開催:アメリカ側からは8名が出席 (Mardomsalari紙)

【政治部】昨日、ジュネーブが開催地となって、イランとアメリカの核交渉が次官レベルで行われた。この会議は、セイエド・アッバース・アラーグチー外務次官とウィリアム・バーンズ米国務副長官が〔イランとアメリカ双方の〕団長を務める形で、キャサリン・アシュトン欧州連合安保・外交政策上級代表の補佐官を務めるヘルガー・シュミット次官が同席する中、開催された。       今回の話し合いは、ジュネーブ合意の最終段階の履行を目指して、5+1交渉の枠内で行われたものである。今回の協議には、ウィリアム・バーンズ氏に加え 全文をよむ

2014-05-26 アラーグチー「結論に至らなければ、交渉はより困難に」 (Jam-e Jam紙)

 イラン核交渉団の上級委員は、我々は「ウィン・ウィン」のゲームにおいて西洋諸国にいかなる特典も与えてはこなかったし、今後もそのつもりはないと述べた上で、「もし〔暫定合意の期限である〕ティール月30日〔7月21日〕までに交渉が結論に至らなければ、交渉作業はより困難なものとなるだろう」と述べた。

       イスラーム連合党の広報サイトによると、セイエド・アッバース・アラーグチー氏は、同党の全国各州の書記らを集めて開かれた会議の場で、次のように述べた。「我々が5+1との交渉で受け入れるのは、信頼 全文をよむ

2014-05-12 ロウハーニー大統領「核のアパルトヘイトには屈しない」 (Jam-e Jam紙)

医療・健康分野における核の三つの成果が昨日、大統領出席の下でお披露目       大統領は「核技術の分野での後退はない」、「科学および核のアパルトヘイトには屈しない」と強調した上で、「我々は政治的・法的分野で、新しい前向きなステップを取りたいと考えている」と述べた。       イラン国営通信の報道によると、ハサン・ロウハーニー大統領は昨日、医療・健康分野で獲得した三つの新たな核の成果を発表するセレモニーで、「われわれは平和的核技術の獲得、そしてこの偉大なる国民のあらゆる法的権利の実現を追求して 全文をよむ

2014-04-22 IAEA「イランは依然として自らの約束を守っている」:ザリーフ外相、ツイッターで (Mardomsalari紙)

 イラン外相は、「国際原子力機関(IAEA)は再度、我々が自身の約束に準じた行動を取っており、今後も引き続き、約束に従い続けるつもりであることを確認した」と強調した。       イラン学生通信の報道によると、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相は自身のツイッター上のページで公開したメモ書きの中で、「IAEAは再度、我々が自身の約束に準じた行動を取っており、今後も引き続き、約束に従い続けるつもりであることを確認した。同じような姿勢が、〔核交渉の〕相手側〔=欧米諸国〕からも見られることに期待して 全文をよむ

2014-04-19 テヘラン金曜礼拝導師「アラーク重水炉を閉鎖することはできない」 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン臨時金曜礼拝導師は、最高指導者のお言葉に従い、いかなる代償を払おうとも、核の分野で我が国の科学者たちが手に入れた成果から、われわれが後退することはないだろうと強調した上で、「アラーク重水〔炉〕であれ、その他の炉であれ、〔開発を〕中断することは断じてできない」と述べた。       イラン学生通信(ISNA)の報道によると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのカーゼム・サディーギー師は今週のテヘラン金曜礼拝での説教で、イランの核問題が我が国に対する制裁発動の要因になったとは思わな 全文をよむ

2014-04-10 ハーメネイー最高指導者「核の成果を中断することはできない」(3) (Jam-e Jam紙)

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は国の責任者たちも核の成果に対して強いプライドを持つべきだと強調し、核問題のコスト=ベネフィットについて論じる向きが国内に一部存在すると指摘した上で、      核問題に対するこうした視点は、単純でナイーブである。なぜなら、核の成果によって制裁と圧力というコストが生じたと考える者が一部にいるかもしれないが、しかしこうした者たちには次のように言わねばならないからだ。「核をめぐる口実〔を欧米が手に入れる〕前から、イランに対する制裁や圧力はあったではないか」、と。   全文をよむ

2014-04-10 ハーメネイー最高指導者「核の成果を中断することはできない」(2) (Jam-e Jam紙)

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はさらに、次のように指摘した。      イスラーム法上の規範や理性的・政治的判断から、イラン・イスラーム共和国が核兵器を追い求めてなどいないことは明らかとなっている現在ですら、アメリカ当局は核問題のことを話題にするといつも、陰に陽に核兵器のことを持ち出してくる。しかし実のところ、核兵器を持たないことがイラン・イスラーム共和国の確たる方針であるということを、彼ら自身承知しているのである。    同師はその上で、      こうした口実によって、反イラン的な国際的 全文をよむ

2014-04-10 ハーメネイー最高指導者「核の成果を中断することはできない」(1) (Jam-e Jam紙)

 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は「核技術国民記念日」にあたる昨日の朝、原子力庁長官をはじめとする同庁の高官や専門家らと面会し、その中でイランの核の進歩が手に入れた成果のなかで最も重要なものとして、奥底にある国民的自信が強化され、その他の科学的進歩に向けた素地が出来上がったことを挙げた。同師はまた、イラン・イスラーム共和国と5+1グループとの協議について触れ、      この協議に同意したのは、抑圧戦線のイランに対する敵意に満ちた雰囲気を打ち壊すためであり、この協議は 全文をよむ

2014-02-03 ザリーフ外相、ケリー米国務長官と会談 (Mardomsalari紙)

【政治部】外務省は「イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣とアメリカのジョン・ケリー国務長官がミュンヘン安全保障会議の傍らで会談し、核問題ならびに次回のイランと5+1の会議について話し合った」と発表した。       第50回ミュンヘン安全保障会議は現地時間金曜日午後、イラン外相や米国務長官、ロシア外相らをはじめとする、各国の首脳や外務・安全保障関係者ら(首脳が20名、外相や国防相が50名)が出席する中、ミュンヘン市内のホテル「バエリッシャー・ホーフ」にて、ドイツのヨアヒム・ガウク大 全文をよむ

2014-01-22 われわれは支払った代金に対して品物を受け取ったか?:核交渉への批判、国会で高まる (Jam-e Jam紙)

 イランと5+1グループとの間で核合意が結ばれ、20%ウラン濃縮活動が停止されたことに伴い、政府に批判的なメディアや国会議員らの間からは、交渉チームの意志決定に〔批判的な〕声が多数上がっている。       20%濃縮活動の停止の見返りに、対イラン制裁を緩和する内容の合意文書の全文が公開されていないことに対し、政府に批判的な人々からは、「西洋はお金を受け取ったが、イラン側はいまだ品物を受け取っていない」と揶揄する声も聞かれる。       こうした中、一部の国会議員は核交渉のプロセスを調査するこ 全文をよむ

2014-01-12 サーレヒー原子力庁長官「60%濃縮は必要ない」 (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力庁長官は、ウランを60%にまで濃縮する必要性は、われわれにはないと強調した上で、「たとえいつの日か、この種のエネルギーを艦船や潜水艦の動力源として利用することがあるとしても、〔当面は原発の〕原子炉を活用する〔ことに力を注ぐ〕のがよいだろう」と述べた。       アリー・アクバル・サーレヒー氏は〔イラン国営放送の海外在住イラン人向けの衛星放送局である〕「ジャーメジャム」第一チャンネルのテレビ番組「イラン人、こんにちは」に出演し、その中で一部の国会議員が、政府に60%ウラン濃縮活動を 全文をよむ

2013-12-29 サーレヒー原子力庁長官「第二世代の遠心分離器1000台を設置」 (Jam-e Jam紙)

 サーレヒー原子力庁長官は、新たな遠心分離器を製造するにあたって、われわれには困難や未知なる点は何ら存在しないと述べた上で、「われわれは1000台の第二世代の遠心分離器を設置したが、しかしガス〔※〕は注入していない。これは、現在行われている〔5+1との核〕交渉が理由だ」と述べた。      ※訳注:ウラン濃縮作業は、ウランを気化した6フッ化ウランに転換した上で行われる。「ガス」とはそれを指す。       イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、アリー・アクバル・サーレヒー氏は、土曜日 全文をよむ

2013-12-29 アラーグチー外務次官「政府には国会の可決したことを実行する義務がある」 (Jam-e Jam紙)

 アラーグチー外務次官(国際問題担当)は、アメリカおよび西洋がジュネーブ合意に違反した場合、政府にウランの60%濃縮を義務づける内容の議員提出法案について、「国会によって可決されたものは、それが何であれ、われわれには実行に移す義務がある。われわれは当然、実行せざるを得ない」と述べた。      〔‥‥〕       同氏はさらに、「他方で、〔アメリカの〕議会もさまざまな制裁法案を検討している。これらの新たな制裁法案のいずれかが議会によって可決・実行された場合、ジュネーブ合意は停止になる」と付け加 全文をよむ

2013-12-29 政府に60%のウラン濃縮を義務づける法案が国会運営委員会に提出 (Jam-e Jam紙)

 政府に最低60%のウラン濃縮を義務づける法案を起草した議員の一人は、本法案の一部がアリー・ラーリージャーニー国会議長に手交されたことを明らかにした。       一部の国会議員は、「最低60%のウラン濃縮と核の平和的活動の拡充を政府に義務づける法案」を準備し、作成した。       この件について、国会エネルギー委員会の委員を務めるセイエド・メフディー・ムーサヴィーネジャード議員(ダシュテスターン選出)は、「この法案は100名の署名を得て、先週水曜日〔=12月25日〕に国会運営員会に提出された 全文をよむ

2013-12-14 米、ジュネーブ合意に違反:イラン交渉団、米の制裁に抗議して実務者協議を中座(下) (Jam-e Jam紙)

 また、ある政府当局者は「ウィーンにいるイラン交渉団が実務者協議を取り止めたことは、イランに対して新たな一方的制裁を決めたアメリカの措置が原因だ」と述べた。       この人物はイラン学生通信とのインタビューの中で、「ウィーンでのイランと5+1の実務者協議の進捗状況は良好なものだった。〔‥‥〕しかし、イランに対して新たな制裁を決定した今回のアメリカの一方的措置は、ジュネーブ合意の精神と双方の善意に反するものであり、これにより協議は〔結論を見ぬまま中途で〕終了した。イラン交渉団は〔対応を〕協議す 全文をよむ

2013-12-14 米、ジュネーブ合意に違反:イラン交渉団、米の制裁に抗議して実務者協議を中座(上) (Jam-e Jam紙)

 「迷走」。ジュネーブ合意に対するホワイトハウスの姿を言い表すのに、これが最も適切な言葉だろう。合意の第一段階が履行される6ヵ月間、新たな制裁をイランに科さないことが、合意文書には謳われている。にもかかわらず、アメリカが対イラン制裁リストに、新たな人物・企業の名前を付け加えたことは、イランへの約束に対するアメリカの不誠実な姿勢をよく示している。       木曜日に米オバマ政権の財務省が発表した声明ほど、米政府の裏表のある振る舞いを示すものはないだろう。その中でアメリカは、イランの核計画ならびに 全文をよむ

2013-12-08 サーレヒー原子力庁長官「ジュネーブ協議ではもっとうまく立ち回れたはず」 (Jam-e Jam紙)

 サーレヒー原子力庁長官は国会の教育委員会に出席し、イランは交渉をよりうまくコントロールし、上手に立つことが可能だったと強調した。       教育委員会のアリーレザー・サリーミー議員はイラン学生通信とのインタビューで、「サーレヒー氏は今日の委員会の会議で、先の協議〔の結果〕に狂喜してはならない、もちろんそれはこの協議が失望させるものだからではなく、むしろ先はもっと長いからだ、といった内容のことを述べた」ことを明かした。       サリーミー氏はさらに続けて、「サーレヒー氏が強調したところでは 全文をよむ

2013-12-02 サーレヒー原子力庁長官、大統領に原子力発電所の増設を要請 (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力庁長官は、国内での原子力発電所の拡充に向けた計画について、ロウハーニー大統領に書簡を送ったことを明らかにした上で、「この書簡で、1393年度〔2014年度〕予算に原子力発電所の拡充に向けた予算を計上するよう、ロウハーニー博士に求めた」と述べた。       アリーアクバル・サーレヒー長官はイラン国営通信とのインタビューの中で、「イラン・イスラーム共和国はかねてより、核活動拡大に向けた展望を描いてきた。こうした展望は、すでに法的な形でも本庁〔=イラン原子力庁〕に通達されている。つまり 全文をよむ

2013-12-01 サーレヒー原子力庁長官「われわれにとって重水炉の重要性はウラン濃縮と同じ」 (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力庁長官は、アラーク重水炉を断念することはウラン濃縮活動を断念することに等しいとの見方を示した。       イラン国営通信の報道によると、アリーアクバル・サーレヒー原子力庁長官は昨日、シャヒード・ベヘシュティー大学で開かれた第三回「マジード・シャフリヤーリー博士殉教記念日」のセレモニーの中で、「アラーク重水炉はイラン・イスラーム共和国にとって、一つの科学的名誉と言えるものである」と述べた。       同氏はその上で、「もしわれわれがこの炉を持たないよう、彼ら〔=欧米諸国〕が望むの 全文をよむ

2013-12-01 アラーグチー外務次官「約150億ドルの石油収入が入手可能に」 (Jam-e Jam紙)

 イラン外務省のアラーグチー次官(法律・国際問題担当)は、ジュネーブ合意は12月下旬か1月上旬に、西暦で新年が始まる頃に合わせて履行されるだろうと指摘した上で、「この合意が履行されれば、約150億ドルの石油収入が6ヵ月間、入手可能となるだろう」と述べた。       核交渉チームの一員でもある同次官は、イラン国営通信とのインタビューの中で、「150億ドルのうち、すでに食料品や医薬品を購入するのに使われた約100億ドルにアクセスすることが可能となる見込みだ」と述べた。       アラーグチー次官 全文をよむ

2013-11-30 欧州、ジュネーブ合意のレッドラインを無視(下) (Jam-e Jam紙)

 ザリーフ外相は西洋諸国、中でもアメリカがジュネーブ合意の中身に関して矛盾した発言を繰り返していることについて、      我が国民の間には西洋人の言動への深刻な不信感が存在する。国民は寛大な心で、こうした不信感を行動によって修正するための一つのチャンスを、西洋世界に与えたのである。彼らの発言と行動がともに、こうした不信感を増幅させるきっかけとならないことを祈っている。もちろん、われわれは彼らが、一部の圧力団体の満足のために、致し方なく〔矛盾した〕発言をせざるを得ないということくらい理解しており 全文をよむ

2013-11-30 欧州、ジュネーブ合意のレッドラインを無視(上) (Jam-e Jam紙)

 ジュネーブ合意の中身が実行に移されるのに伴い、イランの海運活動に対するさまざまな制裁は解除されることになっている。また、この合意文書ではアメリカ、EU、ならびに国連安保理はイランに対して新たな制裁を科すことはできないことが強調されている。それにもかかわらず、EUは新たにイラン企業17社を制裁リストに追加するという行動に出た。       確かにEU議会は公式サイトに掲載された声明の中で、海運関連企業16社と別のもう1社が制裁リストに追加された根拠は、2012年3月23日に採られた決定にあると指 全文をよむ

2013-11-25 ハーメネイー最高指導者「強欲な要求への抵抗こそ、交渉団の取るべき道」 (Jam-e Jam紙)

 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、核交渉のプロセスについてのロウハーニー大統領の書簡への返信の中で、我が国の交渉団に謝意を示した上で、「神の恩寵、そしてイラン国民の祈りと支持こそ、今回の成功の要因だったことに、疑う余地はない。〔欧米諸国の〕強欲な要求に抵抗することこそ、常にこの部門の責任者たちが〔目的を達成させるために〕歩むべき最短ルートの基準たらねばならない」と強調した。       最高指導者事務所の広報サイトが伝えたところによると、大統領が革命最高指導者に宛て 全文をよむ

2013-11-24 ロウハーニー大統領、「核の殉教者」の遺族と面会 (Jam-e Jam紙)

 ロウハーニー大統領は「核の殉教者」らの遺族と面会し、その中で「本日〔ジュネーブ3協議で〕手に入れた成果は、イラン国民一人一人、科学者、〔イランの将来に〕関心を抱く人々、高貴なる核の殉教者たち、そして体制の論理に親しんでいる人たちの努力の結果であり、最高指導者の支援のお陰である」と述べた。       大統領府の広報サイトが伝えたところによると、ハサン・ロウハーニー大統領は、「〔核交渉団が5+1との協議の過程で歩んだ〕この道は殉教者たちの道の続きであり、間違いなくこれからも続いていくだろう」と述 全文をよむ

2013-11-24 核交渉妥結に対する国会議員らの反応(下) (Jam-e Jam紙)

アフマド・タヴァッコリー「西洋はイランの濃縮の権利に対して頭を低く下げた」       他方、経済の専門家でもあるアフマド・タヴァッコリー議員は、イランと5+1との間で結ばれた合意を手放しで評価している。同氏は今回の合意を高く評価した上で、「今回の核合意で重要なのは、西洋諸国がイランの〔ウラン〕濃縮の権利に対して、頭を低く下げて認めたことである」と述べた。〔‥‥〕       同氏はさらに、「もう一つ重要な点は、今回の状況をリビア〔が2003年に核計画を断念したこと〕と比較してみることだ。リビア 全文をよむ

2013-11-24 核交渉妥結に対する国会議員らの反応(上) (Jam-e Jam紙)

 第11期政権発足から99日目に、核をめぐる難問が解決に向けて動き出した。〔‥‥〕       イランとその交渉相手国との間で行われた協議の結果が発表され、合意が得られたことが確かめられるや、早くもこの合意をめぐってさまざまな分析やコメントが出されている。交渉相手であった西洋諸国からは、矛盾した発言も飛び出すなど、一種の心理戦・メディア戦の様相も呈しており、イランとの合意内容を守るのか、西洋諸国の誠実さについて疑念も生まれている。       イランと5+1の間で合意が得られたことが正式に発表さ 全文をよむ

2013-11-24 核交渉団、帰国:空港で行われた歓迎式典に「核の殉教者」遺族も出迎え (Jam-e Jam紙)

 5日間にわたる困難で中身の濃い交渉を終えたモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相が、イランと5+1との間で結ばれた合意文書を携えて、イラン核交渉チームの面々らとともにテヘラン・メフラーバード空港に降り立った。       イラン核交渉チームを出迎えるための歓迎式典が政府パビリオンで開かれ、モハンマド・ナハーヴァンディヤーン大統領事務所長、モハンマド・シャリーアトマダーリー行政担当副大統領、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのシャヒーディー殉教者財団総裁、ホセイン・フェレイドゥーン大統領 全文をよむ

2013-11-24 サーレヒー原子力庁長官「ウラン濃縮レベルの制限は自主的・一時的なもの」 (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力庁長官は、イランと5+1との間で得られた合意は一つの大いなる成果だと指摘した上で、「合意では、国の核活動が制約されるようなことは決してない」と強調した。       アリー・アクバル・サーレヒー原子力庁長官は、イランと5+1との間で交わされた合意文書について大統領が開いた記者会見の傍らで、〔記者団らに対し〕「これ〔=今回の合意の内容〕は我らが殉教者たち、特に核の殉教者たちが望んでいたことであった」と述べた。      〔‥‥〕       サーレヒー副大統領兼原子力庁長官は、イラン 全文をよむ

2013-11-13 ケイハーン紙発行責任者「核交渉チームは彼らのゆすりによく抵抗している」 (Jam-e Jam紙)

 ケイハーン紙発行責任者のホセイン・シャリーアトマダーリー氏は、「先の協議で結論に達しなかったのは、イラン核チームが彼ら〔=欧米〕の高圧的態度とゆすりに抵抗したことを示している。この点は、希望がもてる」と述べた。      ※訳注:ケイハーン紙は保守強硬派の代表紙で、ハーメネイー最高指導者が直轄。ホセイン・シャリーアトマダーリー氏は、最高指導者の代理として同紙を率いており、イランのNPTから脱退などの強硬意見を、しばしば社説で展開している。       シャリーアトマダーリー氏は火曜日、〔‥‥〕 全文をよむ

2013-10-22 ヴェラーヤティー「5+1との協議でイランが何を提案したのかについては知らない」 (Jam-e Jam紙)

 最高指導者の上級顧問を務めるヴェラーヤティー氏は、イランの核の権利を守ると同時に、イランに対する経済制裁撤廃に向けて努力することが、5+1グループとの交渉にあたるイラン交渉団の課題であると述べ、期待を表明した。       アリー・アクバル・ヴェラーヤティー氏はイブン・スィーナーによる『医学典範』執筆千年記念大会の傍らで、イランと5+1グループがジュネーブで行った最近の協議について、メフル通信記者の質問に答える中で、「われわれが知っているのは、イラン側交渉団は極めて積極的で、国の利益のために努 全文をよむ

2013-10-18 テヘランで核交渉の透明化を求めるデモ (Jam-e Jam紙)

テヘランで行われたデモ行進の参加者らが採択した決議文には、「政府の責任者たちは、西洋との間で行おうとしている取引について知る国民の基本的権利に対して敬意を払い、人民に対して取っている治安的・秘密主義的な姿勢を排除するべきだ」と述べられている。       テヘランや一部の地方からテヘラン金曜礼拝に参加した市民らは、今週金曜日を「人民に対する透明性と誠実さの金曜日」と名付け、金曜礼拝後に大規模かつ熱狂的なデモ行進を行った。       テヘランで行われた金曜礼拝に参加した人々は、まずテヘラン大学の 全文をよむ

2013-09-28 ザリーフ外相、米国務長官と会談 (Iran紙)

外相らの主な発言      ・モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ(イラン外相)「制裁解除が交渉の終了地点であり、この目標が達成される時は近い」   ・キャサリン・アシュトン(EU外交代表)「イランとは、建設的かつ中身のある会談が行われた」   ・ジョン・ケリー(米国務長官)「ザリーフは新たな選択肢を示した」   ・ウィリアム・ヘイグ(英外相)「イランとの会談はよいスタートを切った。今後詳細に踏み込む必要がある」   ・ギド・ヴェスターヴェレ(独外相)「今回の協議の雰囲気や口調はこれまでよりもよい 全文をよむ

2013-09-26 ザリーフ外相「ロウハーニー・オバマ会談には十分な時間がなかった」 (Jam-e Jam紙)

 イラン外相はロウハーニー・オバマ会談の調整に向けた努力が行われたものの、その時にはすでに十分な時間がなかったと指摘した上で、「常に言ってきたように、西洋との関係で重要なのは諸問題を解決する政治的意思である」と述べた。       イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相はイラン国営放送第2チャンネルの報道特別インタビュー番組の中で、ロウハーニー師がオバマと会談しなかったことから、西洋メディアが「アメリカは会談を熱望したものの、イラン側が会談のため 全文をよむ

2013-09-25 サファヴィー司令官、オバマ演説を解説「米の対イラン政策は変わった。核の権利が確かなものとなった」 (Jam-e Jam紙)

 ハーメネイー全軍総司令官の上級顧問を務めるセイエド・ヤフヤー・サファヴィー少将は、オバマ演説にはイランに対する態度で目に見える変化があったと指摘した上で、「オバマ氏は米大統領として初めて、イランの体制変更を望んではいないこと、イラン国民の平和的核エネルギー獲得の権利を尊重していることを表明した。これは、イランの権利を確かなものとするものだ」と述べた。       同氏はファールス通信とのインタビューの中で、地域・国際情勢について解説し、イラン・米両国大統領の国連総会での演説について分析した。  全文をよむ

2013-09-25 オバマ米大統領「イラン指導者のファトワーはイラン政府との合意の土台」 (Iran紙)

 第68回国連総会が、シリア問題及びイラン・米関係が主要なテーマとなる中で、国連事務総長及び各国首脳らの演説とともに、昨夜から始まった。バラク・オバマ米大統領も、この二つの問題に特にスポットライトを当てたが、比重はイラン問題の方が大きかった。       イラン国営通信(IRNA)の報道によると、米大統領はその長大な演説の中で、イランに対して肯定的なコメントを行った。中でも、米大統領はイランが化学兵器の犠牲者であること、そしてアメリカがイラン国民の権利に対して犯した歴史的過ちを再び認める発言を行 全文をよむ

2013-09-24 ザリーフ外相、5+1グループと外相級協議へ (Jam-e Jam紙)

 イラン外相とヨーロッパ連合(EU)外交政策代表は昨日、ニューヨークで会談した。この会談について、両者とも建設的で前向きなものだったと評価、その結果、イランと5+1グループ(国連安保理常任理事国とドイツ)の交渉団が木曜日に協議を行うことで、双方は合意した。       イラン国営通信(IRNA)の報道によると、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相は昨日、キャサリン・アシュトンEU外交政策代表との会談後、この会談を前向きなものだったと評価した上で、「木曜日に、イラン側の核交渉団が5+1グループの 全文をよむ

2013-08-16 サーレヒー前外相、イラン原子力庁長官に再び任命 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】アリー・アクバル・サーレヒー原子力庁長官は、「神の助けにより、イラン原子力庁がこれまでとってきた方針、そして歴代の原子力庁長官が苦労して行ってきた政策を継続させ、さらなる成果を生みだすことができればと思っている」と述べた。       アリー・アクバル・サーレヒー氏はファールス通信とのインタビューの中で、フェレイドゥーン・アッバースィー氏の後任として、副大統領兼イラン原子力庁長官に任命されたことを認めた上で、約30分前にモハンマド・レザー・サーデグ大統領顧問からこの 全文をよむ

2013-08-07 ホワイトハウス、イランとの話し合いの用意を表明 (Jam-e Jam紙)

 ホワイトハウス報道官は、「アメリカ政府はイランとの二国間、あるいは多国間協議を行う用意がある」と述べた。       イラン学生通信によると、月曜日にワシントンで行われた記者会見でのフィリップ・ジェイ・カーニー米大統領報道官の発言として、ノーボスチ通信がこれを伝えた。       アメリカはこれまでにも、イランとの二国間協議の用意を表明したことがあったが、しかし我が国は、両国の関係正常化はアメリカのイランに対する振る舞いが行動として是正されるかどうかにかかっているとのスタンスをとってきた。アメ 全文をよむ

2013-07-06 公益判別評議会元関係者「イラン核交渉チームの陣容は間違いなく変更されるだろう」 (Mardomsalari紙)

 ハサン・ロウハーニー師の大統領選出後に、同師のシンクタンクに招聘された大学教授・専門家の一人であるジャハーンバフシュ・イーザディー氏は、イラン学生通信とのインタビューの中で、ハサン・ロウハーニー師の外交政策は〔イランの長期目標を記した〕「イラン20年ビジョン」にもとづいた発展主義的なものであり、それにもとづいた破壊的な行動を自重する外交姿勢が注目されるとの見方を示した。国際関係論の専門家である同氏は、体制公益判別評議会事務局の政治・防衛・安全保障委員会に8年間在籍したことがある。        全文をよむ

2013-06-22 エコノミスト誌「ペルシアのライオン、いまだ力を失わず」 (Jam-e Jam紙)

 エコノミスト誌はある記事の中で、パワーバランスがイランに有利な方向へ変化していると認めた上で、対イランで後退しないよう西洋に呼びかけた。       ファールス通信によると、このアメリカの経済誌はイランに対する詳細かつ敵意に満ちた記事の中で、地域におけるパワーバランスがイランに有利な方向に傾きつつあることを認めた。       この記事は「ペルシアのライオンはそのかぎ爪を失ってはいない」と明言した上で、イランとその他の世界との間の力のバランスがイランに有利な方向へと変わりつつあることを、2つの 全文をよむ

2013-06-10 アラーク重水炉の組み立て、行われる (Mardomsalari紙)

 完全に国内で設計・製造された、我が国初の重水炉であるアラーク重水炉(40メガワット)の組み立てが、大統領による重水炉の視察が実施される中で行われた。       イラン学生通信の報道によると、「IR40」と名付けられたこの炉は国内で製造された初の重水炉であり、天然の酸化ウランを150ユニット格納することができる。これは、医学に必要な医療用放射線・ラジオアイソトープの生産に用いられる。       この研究炉は、段階的にテヘラン軽水炉の代替施設となる予定である。       IR40はこれまでに 全文をよむ

2013-06-06 イランIAEA常駐代表「イランとの協議を長引かせているのはIAEA事務局の方」 (Jam-e Jam紙)

 国際原子力機関(IAEA)のイラン常駐代表は、イランとIAEAの協議に関するIAEA事務局長の発言について触れ、「協議を長引かせているのはIAEA事務局の方であり、彼らこそ責められるべきである」と述べた。       アリー・アスガル・ソルターニーイェ代表はイラン学生通信とのインタビューのなかで、イランとIAEAの協議が空転した状態に陥っていると天野事務局長が発言したことに触れ、「私もこれを認める」と述べた上で、次のように付け加えた。「しかし、問題を長引かせているのはIAEAの方であり、彼らこ 全文をよむ

2013-05-19 フランス、イランに対して厳しい制裁を科すよう主張 (Iran紙)

 フランスのジャン・イヴ・ル・ドリヤン国防相は、イランに対して強硬な姿勢を示す中で、同国に対してより一層の制裁を科すよう、国際社会に呼びかけた。       同氏は「イランによる核開発計画の継続を阻止するにあたって、イランはのらりくらりとした態度を取っている。それゆえ、欧米諸国はここ数ヵ月のうちに同国に対して厳しい制裁を科す必要に迫られているのである」と述べた。       同氏はまた、西洋諸国は制裁と対話を通じて、イランのウラン濃縮計画に対して質と量両面から圧力を加えなければならないとの見方を 全文をよむ

2013-05-19 イラン核交渉チームの一員「妥協は西洋を利し、イランを害する」 (Mardomsalari紙)

 「正義を希求する大学生運動」主催の会議「第11期政権の外交政策の課題」の中で、現状況における妥協はイランを害し、西洋を利するとの見解が示された。       イラン学生通信の報道によると、5+1(国連安保理常任理事国とドイツ)とのイラン交渉団の一員であるモハンマド・ジャムシーディー氏は、アメリカは各時期に、イランに対して二つの戦略的目的を追求してきたと指摘した上で、「アメリカにとって最大の目的はイスラーム共和国体制の変更であり、最小の目的はイラン・イスラーム共和国に独自のアイデンティティを与え 全文をよむ

2013-04-18 「イランのミサイル計画は正当防衛を目的としている」:外務報道官、G8声明に対し (Mardomsalari紙)

 外務報道官はロンドンで開かれたG8外相会合での声明に対し、「イランのミサイル計画は国の防衛ドクトリンの枠組みの中で、イランの国民主権と領土の一体性に対する正当防衛を目的とするものであり、いかなる国をも脅かすものではない」と述べた。       メフル通信によれば、ラーミーン・メフマーンパラスト報道官は、我が国の核計画について、次のように述べた。      何度も強調してきたように、イラン・イスラーム共和国の核計画は完全に平和目的で、IAEAの監視下にあり、決して懸念をもたらすようなものではない 全文をよむ

2013-04-17 イラン原子力庁長官「アラブ諸国の主張は政治的ジェスチャーにすぎない」 (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力庁長官は、先に発生した地震を受けて〔ペルシア湾岸の〕アラブ諸国がブーシェフル原発の安全性について声を上げていることに対し、「これはむしろ政治的ジェスチャーであって、プロパガンダ的な側面を有するものにすぎない」と強調した。       メフル通信の報道によると、フェレイドゥーン・アッバースィー長官は昨日午後、シャリーフ工科大学で催された核技術会議の傍らで、記者団に対し、      国際原子力機関(IAEA)の査察官たちは定期的にイランを訪れ、我々の核活動すべてを査察・監視している。こ 全文をよむ

2013-03-12 「世界の脅威」年次報告:「イランは核兵器の製造を決めかねている」 (Jam-e Jam紙)

 アメリカ合衆国のジェームズ・クラッパー国家情報長官は、ウラン濃縮活動や弾道ミサイルの製造といったイランの技術的な進歩と能力に触れ、次のように報告した。      インテリジェンス・コミュニティー[*]は、イランの指導者たちが核兵器の製造を決断したという見解にはまだ至っていない。      ※訳注:国家情報長官の下、CIAやFBIをはじめとする諸情報機関の活動の調整と情報の一元化を行う組織。    ロイター通信の報道によれば、本日、米上院情報委員会に提出された「アメリカに対する『世界の脅威』評価 全文をよむ

2013-02-28 ジャリーリー氏「5+1の見解にはイランへの歩み寄りが見られる」 (Jam-e Jam紙)

アルマトイ会議の出席者ら、2日間の協議を前向きに評価       アルマトイで開かれた昨日の核協議は、よい雰囲気の中で終わった。報道によれば、西側は前回までの立場から妥協した模様で、サイード・ジャリーリー氏も、ファルヴァルディーン月〔西暦3月~4月〕にも次回協議が行われる見通しであると指摘した上で、双方の立場には歩み寄りが見られ、〔交渉で〕具体的な前進があったことを明らかにしている。       昨日、協議の第2ラウンドが開かれる前の午前中、キャサリン・アシュトンEU外務上級代表とサイード・ジャ 全文をよむ

2013-02-26 ゴム神学校講師協会会員「米国のスマイルに騙されるな」 (Mardomsalari紙)

 ゴム神学校講師協会の会員は、「我が国民はヴェラーヤテ・ファギーフ(イスラーム法学者の統治)に従っているお陰で、話し合いに関するアメリカの演技に満ちたウソのジェスチャーに騙されるようなことはないだろう」と強調した。       ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン〔※アーヤトッラーよりもワンランク下の宗教指導者に対する尊称〕のマフムード・アブドッラーヒー師は、神学校ニュースとのインタビューの中で「憲法の明確な条文によれば、外交政策や対米交渉問題といった国のマクロな事柄についての意思決定は、 全文をよむ

2013-02-26 アメリカ、カザフでイラン側に提案:米ペルシア語報道官が明かす (Mardomsalari紙)

【政治部】イランと「5+1」(安保理常任理事国5ヵ国とドイツ)による協議の新ラウンドが、本日カザフスタンのアルマトイで始まる。そうした中、今回の協議についてさまざまな見方が示されている。イランは、核に関する自国の権利は守られなければならないと表明しつつ、本格的な交渉を行って制裁を打ち破ることに関心を示す一方、アメリカは協議の有力国として、包括的な提案を携えてカザフスタンを訪問していると述べている。       いずれにせよ、双方が善意を示し、建設的なやりとりを行う努力をすることが、現在の行き詰ま 全文をよむ

2013-02-25 252名の国会議員、5+1協議について声明「露・中は米に追随するな」 (Mardomsalari紙)

 イランと5+1諸国(国連安保理常任理事国とドイツ)による次回協議に関する国会議員252名の共同声明が、本日国会の本会議場で読み上げられた。       ファールス通信によると、カザフスタンで開催される予定の5+1諸国との次回協議に関する国会議員252名による声明は、次のような内容で国会の本会議場で読み上げられた。      偉大なるイラン国民の代表者たちは核問題について、国民の当然の権利であるという明瞭かつ道理に合った立場を取っている。このことに鑑み、以下の諸点を重大な注意・警告として提起する 全文をよむ

2013-02-25 国会国家安全保障委員長「カザフスタンでの協議では制裁解除を追求」 (Mardomsalari紙)

 イランと「5+1」(安保理常任理事国5カ国とドイツ)との協議がカザフスタンのアルトマイで開催されることが予定されるなか、この協議をめぐっては国内外でさまざまな議論・分析が依然として続けられている。       国会の国家安全保障・外交政策委員会の委員長は、カザフスタンでの「5+1」とイランによる協議が目前に迫っていることについて触れ、「核問題では、〔イランの活動は〕明瞭かつ透明で、国際原子力機関(IAEA)の査察官ならびにカメラによる監視下にある。それにもかかわらず、イランに対して国際的な制裁 全文をよむ

2013-02-16 国会副議長「アメリカと協議してもイランの利益は確保されない」 (Mardomsalari紙)

 国会副議長は、外交政策における最高の意思決定機関は国家安全保障最高評議会であると強調した上で、「評議会の決定は、最高指導者が承認した場合、実行義務が生じる。これに関し、〔政府や国会など〕すべての機関にはこうしたやり方に従う義務がある」と指摘した。       モハンマド・レザー・バーホナル氏はISNA(イラン学生通信)のインタビューで、アメリカのイランに対する直接協議の提案について、「〔…〕現在、アメリカとの交渉は我が国民の利益を保証するものではまったくあり得ない」と述べた。       同氏 全文をよむ

2013-02-11 サーレヒー外相:アメリカは自らの誠実さを証明すべき (Mardomsalari紙)

 アリー・アクバル・サーレヒー外相は、対米交渉に関する最高指導者の発言に言及して、「最高指導者は対話の条件を明確化されたのだ」と述べた。       バフマン月22日〔西暦2月10日〕の革命記念日の行進に参加したサーレヒー外相は、〔‥‥〕対米協議について、最高指導者の直近の声明に言及し、「相手がもし自らの意図が誠実で善意のあるものであることを証明し、最高指導者が指摘したように、一方で銃口を向けながら、他方で交渉を要求するといった、相反する態度を改めるならばの話である」と述べた。       外相 全文をよむ

2013-02-08 革命防衛隊総司令官代理「最高指導者はアメリカとの協議に✕印を付けた」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】革命防衛隊総司令官代理は、「賢明なる革命最高指導者は昨日〔=2月7日〕の声明の中で、アメリカとの交渉という選択肢に✕印を付けた。これは、ヴェラーヤト(宗教指導者の監督)が我が国に深く堅く根付いていること、我が国が列強を恐れていないことを示している」と明言した。       ホセイン・サラーミー司令官は本日(金曜日)、ビールジャンドで行われている軍事演習「イスラーム革命の夜明け(ファジル)」にて、イスラーム革命の勝利後の成果として、制裁にもかかわらず進歩の地平を踏破 全文をよむ

2013-02-07 マカーレム=シーラーズィー師「抑圧諸国の提案には疑念を抱く必要がある」 (Jam-e Jam紙)

 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、「〔イラン核問題をめぐる交渉についての〕抑圧諸国の提案について、我々は疑念を抱く必要がある。なぜなら、彼らは頭のてっぺんからつま先まで腐敗しているからである。これらの列強は、自身の利益のためならば、世界中を破壊することさえも厭わない連中だということを、われわれは知るべきだ」と述べた。       ファールス通信によると、マルジャエ・タグリードである同師は昨日、自身のイスラーム法学の上級コースの授業で、交渉の提案がなされれば、彼ら〔=欧米〕に手を差し 全文をよむ

2013-02-07 ハーメネイー最高指導者、アメリカとの交渉に懐疑的姿勢を示す (Jam-e Jam紙)

【ジャーメ・ジャム・オンライン】イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は木曜日の午前、国軍航空部隊の司令官や航空技術士官、その他の隊員らとの面会の中で、34年間にわたるアメリカによるさまざまな圧力や脅しは、常に「イランとは話し合いの用意がある」との同国当局の発言と対になっていたとの見方を示し、イラン国民は聡明であり、〔アメリカの〕謀略的な動きに対して決して怖じ気づいたりはしないと指摘した。       同師はその上で、「炯眼で不撓不屈の精神に満ちた親愛なるイラン国民は、バフマ 全文をよむ

2013-02-05 サーレヒー外相「アメリカとの協議は立ち入り禁止区域ではない」 (Jam-e Jam紙)

 イラン外相は、イランとアメリカの協議は立ち入り禁止区域ではないと述べ、条件付きでイランとの直接協議に対する米副大統領の提案を歓迎した。       イラン学生通信によると、アリー・アクバル・サーレヒー外相はプレスTVとのインタビューのなかで、イランとの直接協議に向けたアメリカ副大統領の提案について、「この提案に対するわれわれの見方は前向きなものである。これは一つの良い前触れであるように思われる。とはいえ、われわれはこれが単なるジェスチャーであるのかどうか、彼らの動きが現実的な意味合いを持つもの 全文をよむ

2013-02-03 米、イランとの直接協議に言及:ミュンヘン安全保障会議で話題に (Jam-e Jam紙)

 イランのアリー・アクバル・サーレヒー外相とアメリカのジョー・バイデン副大統領がともにミュンヘン安全保障会議に出席する中、イランの核問題ならびにイランとアメリカによる直接協議をめぐる報道が同会議で注目を集めている。「イラン問題と地域における力のバランス」に関する議論が同会議のテーマの一つとなると考えられている中で、世界の主要国の首脳らの間では、この問題に加え、イランとアメリカによる核をめぐる〔直接〕協議の可能性が取り沙汰されているのである。       ミュンヘン安全保障会議に出席するためにドイ 全文をよむ

2013-01-29 ラーリージャーニー国会議長「アメリカとの交渉はレッドラインではない」 (Jam-e Jam紙)

【ジャーメジャム・オンライン】イランの国会議長は、アメリカとの交渉はレッドライン(超えてはならない一線)ではないと表明したうえで、「アメリカは破壊的な立場を取るのではなく、交渉の進展を手助けするべきだ」と強調した。       アリー・ラーリージャーニー国会議長はアル・アーラム放送(イラン国営放送アラビア語放送)との独占インタビューのなかで、「アメリカ大統領の新たな任期において、イランとアメリカの間で直接交渉が行われることに期待がもてるか」との質問への答えとして、「『アメリカで起きている新たな変 全文をよむ

2012-12-01 IAEAイラン代表「イランの核施設に攻撃があった場合は、NPTから脱退する」 (Mardomsalari紙)

 国際原子力機関(IAEA)イラン代表は同機関の理事会に宛てた声明の中で、西洋の制裁はウラン濃縮活動に何の影響も与えていないと強調した。       ファールス通信がロイター通信の報道として伝えたところによると、アリー・アスガル・ソルターニーイェ代表は、イラン核施設が攻撃された場合、イランはNPT(核不拡散条約)から脱退するだろうと述べたという。       IAEAイラン代表はIAEA理事会に宛てた声明の中で、対イラン攻撃があれば、イランはウラン濃縮施設を「より安全な場所」で稼働させざるを得な 全文をよむ

2012-09-26 ソルターニーイェ代表、最近のアシュトン=ジャリーリー会談の詳細を明らかに (Jam-e Jam紙)

イラン、制裁解除の見返りに20%濃縮の停止を提案       アリー・アスガル・ソルターニーイェ氏は、制裁解除の見返りにウラン20%濃縮活動を停止するとのイラン側の提案を、イスタンブールにおいて5+1グループ〔=常任理事国+ドイツ〕に対して行ったことを明かした。       イラン学生通信によれば、インタープレスサービスはイランのアリー・アスガル・ソルターニーイェIAEA常駐代表の発言として、9月19日に行われたキャサリン・アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表とサイード・ジャリーリー、イラン 全文をよむ

2012-09-24 シーメンス、輸出機材に爆発物を仕込んだとの嫌疑を否定 (Jam-e Jam紙)

 イランは土曜日、核計画用にイランが輸入した機材の中に小型の爆発物を仕込んだとして、ドイツのシーメンス社を告発した。これに対し、シーメンス社はこの嫌疑を否定した。       国会議員のアラーオッディーン・ボルージェルディー氏が明らかにしたところによると、イランの治安当局がこの爆発物を発見し、爆発前に処理を行ったという。機材に仕込まれた爆発物は、イランのウラン濃縮施設に害を与えることを目的にしていたと、当局は考えている。       ボルージェルディー氏はこの爆発物の作動の仕方について、「この爆 全文をよむ

2012-09-22 アッバースィー原子力庁長官「誤った情報を与えることで西側のスパイ機関をかく乱」 (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力庁長官は「我々は核施設や自らの成果を守るために、時によって〔敵を〕かく乱するような情報を西側のスパイ機関に与えている」と述べた。       フェレイドゥーン・アッバースィー長官はロンドン発行のアル・ハヤート紙のインタビューで、「我々は海外のスパイ機関をかく乱しているのである」と付け加えた。       同氏は、かつて有罪判決を受け、自らの無実を証明しなければならない側として、イラン政府を扱ってきた国際原子力機関(IAEA)の姿勢を非難し、こうした姿勢は受け入れられないとした。   全文をよむ

2012-09-19 イラン原子力庁長官、IAEA事務局長に要求「イスラエル核施設の特徴をわれわれに提供せよ」 (Mardomsalari紙)

【政治部】国際原子力機関(IAEA)の事務局長は、今ある諸問題や意見の違いについて検討し、未解決の問題の解決策を探るために、近くIAEAとイランの間で協議が再開されるだろうとの見方を示した。他方、イラン当局はIAEAの政策に対し、現在のやり方が続くならば、自らの国際的な義務について見直しを行うことになるだろうとの警告を発した。その理由として、シオニスト体制がこの間さまざまな方法を使って、核問題で国際社会を対イラン陣営に引き込もうとしていることを、イラン側は挙げている。      〔‥‥〕     全文をよむ

2012-09-18 イラン原子力庁長官、IAEAの在り方を批判 (Mardomsalari紙)

 ウィーンで国際原子力機関(IAEA)の第56回年次総会が開かれ、天野之弥IAEA事務局長はイランとの対話継続を強調、イラン核問題に関する体系だったアプローチをめぐって、双方がこれ以上の遅滞なく合意することに期待を表明した。       こうした発言の一方で、この会議に参加したイラン原子力庁長官のフェレイドゥーン・アッバースィー氏は、「IAEAのアプローチは、対話が結果を残すのに適したものではない」と述べた。      〔‥‥〕       イランのIAEA常駐代表を務めるアリー・アスガル・ソル 全文をよむ

2012-07-26 ハーメネイー最高指導者「敵の圧力によってイランの考え方が変わることはない」 (Mardomsalari紙)

 イスラーム革命最高指導者は体制幹部らとの面会の中で、現実主義的な視点を伴った理想主義こそ、苦境を乗り越えるための条件だとした上で、「敵の圧力によってイランが考え方を変えることはない」と強調した。       革命最高指導者事務所の広報サイトが伝えたところによると、イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー猊下は火曜日〔7月24日〕の夕刻、体制幹部らと面会するなかで、現実主義的な視点を伴った理想主義こそ、過去32年間にわたって〔イラン〕国民とイスラーム体制が〔世界のなかで〕先駆的な運 全文をよむ

2012-07-07 エマーミー=カーシャーニー師「西洋諸国は制裁によって世界に害をもたらすべきではない」 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン臨時金曜礼拝導師のアーヤトッラー・エマーミー=カーシャーニーは、5+1グループ(国連安保理常任理事国+ドイツ)に対して、イランとの交渉では理性と節度を保つよう忠告した上で、「そうすれば、西洋諸国は自らを苦しめることもなければ、われわれを悩ますこともないし、制裁によって世界に害をもたらすこともない」と述べた。       アーヤトッラー・エマーミー=カーシャーニーはまた、「アブドゥッラーの死と時のイマームの降臨」に関するイマーム・サーデグの伝承が複数のウェブサイトや通信社で報じられ、この 全文をよむ

2012-07-04 アフマディーネジャード大統領「我々は力強く制裁を乗り越える」 (Jam-e Jam紙)

220名の国会議員、声明を発表し、ヨーロッパによる新たな対イラン制裁を非難       大統領は「今日、敵は制裁という武器によって、イラン・イスラーム共和国を弱い立場に置こうとしている」と指摘した上で、「様々な圧力に対して抵抗し、この局面を誇り高く乗り越えなければならない。そして力強く制裁を乗り越えることで、敵の敵意に満ちた政策に〔毅然たる態度で〕応じることが必要だ」と述べた。       政府の広報サイトが伝えたところによると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は、人類世界の救世主・約束 全文をよむ

2012-07-03 国会経済委員長「石油は一滴たりともホルモズ海峡を通過させない」 (Mardomsalari紙)

 国会経済委員会委員長は、イラン・イスラーム共和国にはあらゆる制裁にも対抗する準備ができていることを強調した。       アルスラーン・ファトヒープール委員長は、世界市場における原油価格の状況が〔イランに〕及ぼす影響と、一部の西洋諸国がイラン産原油の輸入を減らしていることについての質問に答えるなかで、次のように述べた。      石油価格の下落は一時的なものである。〔なぜなら〕ホルモズ海峡の安全は我々の手の内にあるからだ。もし我々が完全に制裁下に置かれるようなことになれば、我々も石油のホルモズ 全文をよむ

2012-07-03 イラン、制裁への対抗措置を検討 (Mardomsalari紙)

【イラン外交】EUによる対イラン石油禁輸措置が、日曜日から完全な形で行使されるなか、イラン政府は制裁を打破するために、中国とのバーター取引やガソリンのような石油精製品の隣国への販売強化を図っている。       ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、イランはこの戦略を注意深く検討しているという。というのも、それが失敗に終わった場合、イランは自国の油井の一部を閉鎖せざるを得なくなるからだ。こうしたなか、先週木曜日にはアメリカ合衆国がイラン中央銀行に対する制裁を開始している。これによりイ 全文をよむ

2012-06-30 こだわる西洋、拒絶するイラン:イラン政府、制裁には屈せず(下) (Mardomsalari紙)

 イランは最近の数ヵ月間で3度、西洋との協議に臨み、同国の核計画に交渉の余地はないとの立場を守ってきた。最新の協議〔※原文では「制裁」とあったが誤記と判断〕でも、イランのスタンスはかつてないほど厳しいものだった。先日のモスクワ協議も、双方が今後実務者協議を開くことで合意し、ハイレベル協議に「中止」の刻印を押すことを何とか避ける形で終了する、という有様だった。実務者協議の第1ラウンドは、イスタンブールで来週開催される予定である。       イラン政府に対する西側のスタンスに批判的な人たちは、ヨー 全文をよむ

2012-06-30 こだわる西洋、拒絶するイラン:イラン政府、制裁には屈せず(上) (Mardomsalari紙)

【イラン外交】 EUによる対イラン石油禁輸措置は、西暦の7月1日の日曜日から始まる。この制裁によって、イラン核問題をめぐるイランと西洋の間の緊張の炎がさらに強まる可能性がある。ガーディアン紙は最新の記事の中で、この制裁を中心に、次のように記述している。「日ごとに制裁が強化され、イラン人の生活のさらに多くの面に及ぶようになっている中、西洋のこうした圧迫がイランの政治指導者らの決定にいかなる影響を及ぼすかは、依然として定かではない」。       この制裁と同時に、イランと同国の核計画をめぐっては、 全文をよむ

2012-06-27 サウジアラビア外相「核問題をめぐる交渉は時間の無駄」 (Mardomsalari紙)

【イラン外交部】サウド家の考え方を代弁するスポークスマンとして知られるサウジアラビア外相のサウード・アル・ファイサル氏は、イランの核問題に対する自身の最新の立場について表明する中で、「イランの核計画をめぐるイランとの交渉は時間の無駄だ」と述べた。昨年サウジの最有力者として、サウジアラビアはイランに対して石油を武器として使うと威嚇していた同外相は今回、交渉には時間制限を設けるべきだとの見解を示している。       サウード・アル・ファイサル氏はこの発言を、ルクセンブルグで開かれたGCC(湾岸協力 全文をよむ

2012-06-14 サーレヒー外相、建設的なモスクワ協議に期待:ラブロフ露外相、イランを訪問 (Iran紙)

 イランのアリー・アクバル・サーレヒー外相は、ラブロフ露外相との共同記者会見で、モスクワで開かれる予定の「イラン・5+1(安保理常任理事国+ドイツ)協議」が建設的な方向へと進展することに期待を表明した上で、同協議の最終的な結果について、楽観的な見方を示した。       サーレヒー外相はモスクワで開かれる予定の「イラン・5+1協議」への自らの期待について、「私は個人的に、この問題の解決に関して、双方が正しい方向を向いていると確信している。イスタンブールとバグダードで開かれた前2回の協議でも、正し 全文をよむ

2012-05-01 ブーシェフル原発の出力、940メガワットに (Jam-e Jam紙)

 原子力発電所で発電された940メガワットの電力が、全国の送電網に供給された。これはフェレイドゥーン・アッバースィー副大統領兼原子力庁長官が発表したもので、同氏によると、今回の措置は数多くの試験と発電所としての標準〔化措置〕を経て行われたものだという。       イラン国営通信の報道によると、アッバースィー長官は「原子力発電所で発電された940メガワットの電力が、土曜日(4/28)の夕刻に全国の送電網に供給された」と述べた。       同氏はさらに、「われわれはブーシェフル発電所の安全な初期 全文をよむ

2012-04-28 サディーギー師「イラン国民は自らの核の権利について妥協しない」 (Jam-e Jam紙)

 テヘラン臨時金曜日礼拝導師は、イラン国民は話し合いの民、合理的な民であると強調したうえで、「もし協議の相手側も合理的な対応を示すならば、世界にとって有益なこととなるだろう」と述べた。       イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、ホッジャトルエスラーム・ヴァル・モスレミーンのサディーギー師は昨日、テヘランで行われた金曜礼拝の説教で、さらに「バグダード協議では、5+1グループが制裁を解除することで善意を示し、イラン国民の信頼を得られることを願う」と述べた。       同師は演説 全文をよむ

2012-04-19 サーレヒー外相「西洋による信頼醸成措置は制裁の解除から始まる」 (Jam-e Jam紙)

 アリーアクバル・サーレヒー外相は昨日、イランの核問題と、バグダードで開かれる〔国連安保理常任理事国にドイツを加えた〕5+1との次回協議について触れた上で、「現在、われわれにとって問題なのは、互いの信頼が欠けていることである。われわれは自らに理があると考えている。他の問題を理由に約束を破ったのは彼らの方である」と述べた。       イラン学生通信の報道によると、サーレヒー氏は昨日閣議の合間に、記者団に対し、〔‥‥〕記事タイトルとその中身に整合性のない報道をときに目にすることがあると批判した上で 全文をよむ

2012-04-09 アフマディーネジャード「われわれは核の道を力強く継続する」 (Jam-e Jam紙)

 イラン大統領は自国の核活動について、「われわれは誰とも喧嘩しているわけでもなければ、困難を抱えているわけでもない。自らの明確なる道・論理を継続しているだけだ」と強調した上で、「イラン国民は、自ら踏み出した道、これまで投資してきた道を今後も力強く継続するつもりだ」と力説した。       大統領府の広報サイトが伝えたところによると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は「核技術国民記念日」にあたる昨日ファルヴァルディーン月20日〔4月8日〕、国の原子力産業関係者らを前に、「核技術・産業分野で 全文をよむ

2012-02-16 ジャリーリー氏、アシュトン上級代表に返答:イラン、核交渉を行う用意を発表 (Iran紙)

 イラン・イスラーム共和国のジャリーリー国家安全保障最高評議会書記は、EUの外交責任者であるアシュトン氏に書簡を送り、その中で5+1グループ〔国連常任理事国5カ国+ドイツ〕が〔イランとの〕対話に復帰する用意を示していることに歓迎の意を表明した上で、テヘラン側も協議を継続する用意があることを発表した。       サイード・ジャリーリー氏は昨日、キャサリン・アシュトン上級代表の事務所に渡した書簡の中で、協力に向けた基本的一歩を踏み出すために、5+1グループが対話復帰への用意を表明したことを歓迎した 全文をよむ

2012-02-08 国会、対ヨーロッパ石油禁輸をめぐる審議を継続 (Jam-e Jam紙)

 アリー・ラーリージャーニー国会議長は、国会は対ヨーロッパ石油禁輸法案に関する議論を続けていることを表明した。       ジャーメ・ジャム紙記者の報告によれば、ヨーロッパ連合(EU)によるイラン産原油の禁輸措置を受け、国会はEUが設定した6ヵ月間の猶予が切れる前に自ら行動を起こし、ヨーロッパへのイラン産原油の輸出禁止を近日中に検討する方向で努力しているという。       こうした法案をめぐる噂は、しばらく前から国会やエネルギー委員会で取り沙汰されてきたもので、昨日ジャヴァード・キャリーミー= 全文をよむ

2012-01-25 欧州連合、イラン産原油の禁輸を決定:「EUは自らに対して石油制裁を科した」 (Jam-e Jam紙)

 欧州連合(EU)の外務大臣たちは、イラン・イスラーム共和国に対するアメリカの一方的な敵対政策に追随する形で、月曜日ブリュッセルでの会議において、イラン暦で来年のティール月(西暦2012年7月)からイラン産原油を輸入禁止にすることで合意した。しかしこうした中、中国とインドはイラン産原油の輸入増加を発表し、ロシアもEUによる制裁の行使に強く反対している。      〔‥‥〕      ■ 理不尽な決定は不快な結果をもたらす       このことに関し、イラン外務省は声明を発表、EUが月曜日に下した 全文をよむ

2012-01-08 近くブーシェフル原発のフル稼働の予定:原子力庁長官が明かす (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力庁長官は、「今年のファジル10日間〔革命記念日前夜祭、2/1〜2/10〕の期間中に、ブーシェフル原発の全性能を活用するための環境が整うだろう」と述べた。       フェレイドゥーン・アッバースィー長官は、原子力で作られた電力1000メガワットがこの発電所から全国に送電される予定だとした上で、「〔ブーシェフル原発のフル稼働という〕この目標を達成するための技術的過程がすべて実施された。その他の試験も、現在行われているところである」と付け加えた。       同長官は、制裁は同原発の稼 全文をよむ

2012-01-04 外務報道官、最近のドル高と制裁の関係について答える (Mardomsalari紙)

【政治部】昨日開かれたラーミーン・メフマーンパラスト外務報道官による記者会見では、〔リヤールに対して〕ドル価格が高騰していることに関するやりとりが繰り広げられ、外務報道官が西洋諸国に対するイランの経済システムの〔特徴について〕比較・検討を行う事態となった。〔‥‥〕       今週の外務報道官による記者会見の中心テーマは、何と言っても外国為替市場の急激な変動に関してであった。記者らは繰り返しこの問題をメフマーンパラスト報道官にぶつけた。これに対し同報道官は、国の経済政策の当局者に聞くべき質問だと 全文をよむ

2011-12-17 米政府、中央銀行への制裁によってイランへの敵意を強める (Jam-e Jam紙)

 アメリカ政府が同国議会の制裁決議に同意したとのニュースが流れたことを受け、複数の国際的な研究機関は、西側は中央銀行を通じてイランに一層の圧力をかけ、そうすることで世界の石油市場に問題を生じさせようとしているが、様々な障害に直面している、との見方を示した。       IHSケンブリッジ・エネルギー研究所と国際エネルギー機関の報告によると、〔米議会が可決したイラン中央銀行に制裁を科す内容の〕この法案は石油価格の高騰を引き起こし、世界市場に問題を生じさせる可能性があるという。       アメリカ 全文をよむ

2011-11-26 ヨーロッパ各国、意見に相違:イランの石油に対する制裁をめぐって (Mardomsalari紙)

 ロイター通信によると、さまざまな国のアナリスト達がイランの石油に対して制裁を発動することの難しさについて警告を発する中、フランス外務省はイランからの石油輸入の一方的禁止に向けた政策を発表した。ところが、その後短期間で自らの発言を「明確化」し、ほかのEU各国との協調行動としてのみ、イランの核計画に対する措置を講ずると表明した。       ISNA(イラン学生通信)によると、ロイター通信は次のように伝えているという。「フランス外務省のベルナール・バレロ報道官は同国外務省のホームページに掲載された 全文をよむ

2011-11-23 イラン、西洋諸国による新たな制裁に反発(2) (Jam-e Jam紙)

 アメリカ政府はイラン中央銀行を制裁の対象に含めなかったが、しかしイランの銀行部門についてはマネーロンダリングの疑いがあるとして制裁の標的とし、我が国の金融部門を国際社会から孤立させる措置を講じた。この措置は、9.11以降実施された「対テロ法」の条項を適用する形で実施されるものだ。もちろん、欧米のマスコミはこの措置をイラン中央銀行に対する制裁の準備段階となるものだと報じている。      〔‥‥〕       他方、イギリス政府は原子力エネルギー分野でのイランの平和的計画を停止に追い込むことを目 全文をよむ

2011-11-23 イラン、西洋諸国による新たな制裁に反発(1) (Jam-e Jam紙)

 イラン・イスラーム共和国に対して、金融・エネルギー分野で新たに一方的制裁を科そうとする一部西洋諸国の新たな動きについて、我が国の当局者は反発する姿勢を示している。       西洋諸国による今回の行動の背景として挙げられるのは、彼らが国際的な連合を通じて、あるいは国際原子力機関(IAEA)理事会や国連安保理を通じて、イランへのさらなる制裁に関して国際社会を説得することに失敗したことである。       IAEAのイランに対する最新の報告書を受けて、今回の対イラン制裁の検討を決意したのは、アメリ 全文をよむ

2011-11-14 国会、IAEAに警告:ラーリージャーニー「国会はイランとIAEAの協力のあり方を見直す」 (Jam-e Jam紙)

 アリー・ラーリージャーニー国会議長は、イランの平和的核開発計画に関する国際原子力機関(IAEA)事務局長の悪意ある報告書に対し、「国会はIAEAとイランの協力のあり方について、再度検討する必要性を認識している」と表明した。       ジャーメ・ジャム紙の報告によれば、国会議長は昨日の公開会議前の演説の中で、IAEAに警告した上で、「このようなIAEAのやり方は敵意以外の何物でもなく、アメリカとシオニスト体制の指示をなぞったものに他ならないと、我々は考えている」と述べた。       同氏はイ 全文をよむ

2011-11-10 天野報告への三権の長の反応 (Jam-e Jam紙)

・アフマディーネジャード大統領      なぜ国際原子力機関(IAEA)の権威のすべてを、アメリカの馬鹿げた主張のために浪費するのか?もしこれからも同じようなやり方を続けるのなら、〔IAEA事務局長の威信の低下という〕さらなる害を被ることになるだろう。イラン国民はあなた〔=天野事務局長〕に対して、人間としての道に戻るよう忠告する。イランの友人であるならば、それはあなたにとってもプラスになるということを認識するべきだ。イラン国民は、自らの選んだ道を微塵も引き返すようなことはないだろう。敵はこれまで 全文をよむ

2011-11-10 イラン、根拠のない天野報告に反論 (Jam-e Jam紙)

ソルターニーイェIAEAイラン常任代表「この報告書はプロフェッショナルなものとは言えず、バランスを欠き、政治的なものであり、ねつ造である」       「16ページの付属文書付きの25ページに及ぶ報告書」というのが、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長による、イランに関する新たな、しかし問題の多い報告書の正体である。この報告書は、数週間前から物議を醸した末、昨日ついに公表された。       天野氏はこの報告書について、水曜日の日没まで公開するつもりはないとIAEA加盟各国に対して公式的 全文をよむ

2011-11-06 アメリカのシナリオ通りの最新の天野報告 (Jam-e Jam紙)

 今週の水曜日〔=11月9日〕、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長による、イラン核活動に関する新たな報告書が発表される予定だった。ところが昨日、その詳細が〔正式発表が行われる前に〕西洋の一部メディアによって、同機関に駐在する外交関係者らの発言を引用する形で報じられた。       実際にAP通信がこの報告書の内容について伝えたように、同報告書では我が国の核計画に関する新たな主張・疑惑が提起されると〔以前から〕推測されていた。この主張は、イランの原子力活動の一部が軍事目的であることを強調 全文をよむ

2011-09-07 アッバースィー原子力庁長官「これ以上の義務は受け入れられない」 (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力庁長官は、国際原子力機関(IAEA)との協力は〔国際的な〕基準・規則の範囲内で行うと指摘した上で、「我々がそれ以上の義務を受け入れることはない」と述べた。       フェレイドゥーン・アッバースィー原子力庁長官は、テロの被害に遭った政府職員の殉教者たちを追悼する式典の傍らで、「我々はいつでも国際原子力機関と完璧な協力をしてきたし、今も完璧な協力を続けている」と述べた上で、「我々は今までこの国際機関と、基準以上の協力をしてきたことすらあるし、また我々の情報も必要とされる以上にIAE 全文をよむ

2011-09-06 アッバースィー原子力庁長官「天野はエルバラダイ以上に西洋諸国の影響下にある」 (Jam-e Jam紙)

 イラン原子力庁長官は、天野之弥氏がムハンマド・エルバラダイ氏よりも西洋諸国の影響を受けているとし、「国際原子力機関(IAEA)への我が国の積極的な協力にもかかわらず、イランの平和的〔核〕活動に関するIAEA報告や天野自身〔の発言〕の言い回しやトーンは、回を重ねるごとに以前より厳しく、また否定的になっている」と述べた。       フェレイドゥーン・アッバースィー氏はイラン学生通信(ISNA)とのインタビューのなかで、次のように述べた。「天野之弥の人となりは歴代の事務局長とは異なる。彼は、イラン 全文をよむ

2011-06-28 ブーシェフル原発の祝典、ラマダーン月にも (Jam-e Jam紙)

 外務大臣は、ブーシェフル原発の原子炉は現在蒸気を作っているところだと指摘した上で、「この原子炉はラマダーン月中旬〔西暦8月中旬〕に40%の稼働率となり、同月中にも電力網に繋がるだろう。この接続を記念する祝典はラマザーン月下旬(シャフリーヴァル月の最初の10日間)に催される予定だ」と述べた。       アリーアクバル・サーレヒー氏はイラン国営放送第2チャンネルの報道特別インタビュー番組での発言の中で、原子力による発電プロセスについて、少しずつ着実に進んでいると表現した上で、「このプロセスには、 全文をよむ

2011-06-09 イラン、ウラン濃縮力を3倍に増強 (Jam-e Jam紙)

フォルドゥーとナタンズの施設に新型遠心分離機を設置へ       原子力庁長官は新型遠心分離機を〔イラン中央部ゴム州の〕フォルドゥーと〔イラン中央部エスファハーン州の〕ナタンズの両施設に設置することを明らかにし、「〔ウランの〕20%濃縮作業を現状の3倍に増強する予定だ」と述べた。       イランは濃縮度20%のウランを生産することを、イラン暦1388年バフマン月〔西暦2010年1/2月〕に国際原子力機関(IAEA)に正式に通知し、それに合わせてこの作業をIAEA査察官・観察官らが見守るなかで 全文をよむ

2011-04-28 濃縮度20%のウラン燃料、40キログラムに (Jam-e Jam紙)

 イラン国家安全保障最高評議会書記のメディア担当補佐官は、革命最高指導者が本年を経済ジハードの年と命名したことに触れ、「我々は核の分野において、ハードウェアの面でもソフトウェアの面でも、ジハードを遂行しなければならない」と述べた。       アボルファズル・ゾフレヴァンド氏はボジュヌールドで開かれた《われわれにはできる》〔※〕集会で演説を行い、「現在、我々はたぐいまれなチャンスを手中に収めている。もちろん、さまざまな脅威がわれわれに向かうこともある。しかし、イラン国民、なかでも革命最高指導者の 全文をよむ

2011-04-10 アフマディーネジャード大統領、イランの核に関し6つの新たな成果を発表 (Jam-e Jam紙)

アフマディネジャード大統領「ファルヴァルディーン月20日〔4月9日〕は恐らくイラン石油国有化記念日よりも重要な日と言えるかもしれない」       核技術の平和利用とともに進められてきたイランの活動は、6つの新成果の披露をもって、新たな段階へと突入した。       イランの核に関する最新の成果は昨日午後、大統領が出席した式典のなかで、フェレイドゥーン・アッバースィー副大統領兼イラン原子力庁長官によって披露された。       アラーク重水炉で「食材」として用いられる〔…〕天然の二酸化ウランの生 全文をよむ

2011-03-16 ブーシェフル原発は、第二の「フクシマ」にはならない (Jam-e Jam紙)

ここ数日、海外メディアは、福島原子力発電所で起きたような爆発事故が、ブーシェフル原発でも起きるのではないかという可能性について論じている。しかし、本当にあのような事故がイランで起きる可能性があるのだろうか?      (中略)      ブーシェフル原発と福島原発は、立地という点で類似している。いずれも、海岸に建設されており、原子炉から放出される水蒸気(余剰熱)の冷却に海水を利用するという仕組みをもつ。構造の点で違いがあるとはいえ、基本的な仕組みは共通している。      福島原発の事故の最大の 全文をよむ

2011-03-02 ロスアトム社、ブーシェフル原発に関して声明を発表 (Jam-e Jam紙)

ロシア国営企業「ロスアトム」社は声明を発表し、ブーシェフル原発の炉心から核燃料が取り出されたことについて、炉の主要冷却ポンプ4本のうちの1本に破損が生じ、金属製の破片が炉や燃料に付着していないことを確かめるために、燃料の取り出しが必要だったことを明らかにした。      匿名のある関係者の話によると、金属製の破片が〔炉などに〕見つかったため、破片をきれいに取り除く作業が行われ、そのために発電所の稼働に2ヶ月間の遅れが生じているという。 全文をよむ

2011-02-05 原子力庁長官代行「スタックスネットをめぐるプロパガンダはブーシェフル原発の稼働遅延を狙ったもの」 (Mardomsalari紙)

イラン原子力庁長官代行のモハンマド・アフマディヤーン氏は、「コンピュータウイルスのスタックスネットへの感染がブーシェフル原発に与えた影響に関する話題の多くは、イラン人民の不安を煽り、同原発の稼働を遅らせることを狙ったものだ」と述べた。       モハンマド・アフマディヤーン長官代行はISNAとのインタビューのなかで、「一部の国がブーシェフル原発をスタックスネット・ウイルスに感染させたことについて、イランは国際機関や、特に原発建設を請け負ったロシア側に調査を求めるつもりはあるか」との質問に対し、 全文をよむ

2011-01-29 ブーシェフル原発、電力の供給先延ばしへ (Mardomsalari紙)

明日国会に出席して、アフマディーネジャード大統領が指名した新外相候補として国会議員らの信任投票に臨む予定のアリー・アクバル・サーレヒー原子力庁長官は、ブーシェフル原発に関するインタビューに応じ、そのなかで同原発が生産した電力が全国の電力網に供給されるのは、来年のファルヴァルディーン月20日〔西暦2011年4月9日〕以降になるとの見方を示した。       しかしサーレヒー氏は以前、ブーシェフル原発はバフマン月下旬〔2月中旬〕にもイランの電力網に接続されると明言していた。       とはいえ、サ 全文をよむ

2011-01-18 原子力庁報道官、スタックスネットがブーシェフル原発に影響したとのロシア側の主張を否定 (Mardomsalari紙)

イラン原子力庁報道官は、ウィルス「スタックスネット」をめぐる噂を否定した。       ハミード・ハーデムガーエミー報道官はイラン学生通信(ISNA)とのインタビューのなかで、イラン核施設にスタックスネット・ウィルスが悪影響を与えているとする噂を否定しつつ、「スタックスネット・ウィルスはブーシェフル原発の稼働に向けた作業に、何らマイナスの影響を与えてはいない。原子力庁長官が強調しているように、細心の注意を払ってきた原子力庁の安全問題の専門家たちは、約1年半前からこのウィルスの存在を特定し、必要な 全文をよむ

2011-01-16 イラン、医療用の核の分野での新たな成果を披露 (Jam-e Jam紙)

イランへ招待された5カ国の特使による核施設への視察旅行が行われ、初日、特使らはアラークにある核施設を視察した。       参加したのはエジプト、キューバ、シリア、ベネズエラ、及びオマーンの各国代表者らで、彼らは昨日、セイエド・アリー・アクバル・サーレヒー氏とともにアラーク重水炉を視察した。この重水炉は、かつてIAEAが疑念を抱き、疑惑として何度もIAEA定期報告書のなかで指摘してきた施設である。       イランは、透明性を高めるためにIAEAの査察官とつねに協力し、同核施設の活動をめぐるあ 全文をよむ

2010-12-14 ゴルバチョフ氏「イランに対する軍事的選択は受け入れられない」 (Jam-e Jam紙)

旧ソ連指導者のゴルバチョフ氏は、あるアメリカのテレビ局とのインタビューの中で、イランに対する軍事的選択について議論することは全く受け入れられない、と強調した。      ミハイル・ゴルバチョフ氏は、「米政府は対イラン軍事攻撃に関する法律の可決を指折り数えて待っているが、実現した交渉が実を結ぶためにはもっと多くの時間が必要だという点を、きちんと考慮する必要がある」と述べた。 全文をよむ

2010-12-07 国会議員ら、国連に抗議:「国連と安保理にはイラン人科学者の名前を公表した責任がある」 (Jam-e Jam紙)

国連ならびに安保理が我が国の核科学者に関する国の機密文書を公にさらし、決議の中でその実名を挙げたことに対して、イランの外交当局は反発を示している。       イラン政治関係者らは最新の発言のなかで、国際原子力機関(IAEA)に預けられたイランの公文書を同機関の規約に反して公表しているとして、IAEAとその公式の査察官たちへの批判の声を強めている。関係者らは、次回開かれる国連の会議の席上で、実名が公表されたために核科学者らがテロの被害に直面してしまったとして、我が国の抗議の意思を正式に表明するこ 全文をよむ

2010-12-06 イラン、イエローケーキの自給自足を達成 (Jam-e Jam紙)

本日12月6日、イランと5+1グループ〔国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国〕の代表者は1年間の休止状態を経て、ジュネーヴで再び協議の席に着き、イラン核計画について話し合う予定だ。そうしたなか、イランは核分野での最新の成果として、「イエローケーキの自給自足」〔※ウラン鉱石の採掘から精練までの過程を自国内で完結させること〕を達成した。       イランは自国の核の基本的権利について以外なら、いかなることを協議の中心に据えても構わないとの立場を強調しているが、協議の中心に何を据えるかについて 全文をよむ

2010-12-05 情報相「国際原子力機関は査察官のかわりにスパイをイランに送り込んでいる」 (Jam-e Jam紙)

国際連合は、イランに対して発動した制裁決議、そしてそのなかでイラン人科学者たちの実名を挙げたことに対し、説明責任を負うべきだ。       情報相は国際原子力機関(IAEA)の査察官の中にスパイがいると発表し、以下のように述べた。「IAEAは査察目的で派遣した者たちの中に、外国諜報機関のスパイを複数送り込んでいた。IAEAはこうした行動に対し、説明すべきだ」。       イラン国営放送報道センターによると、ヘイダル・モスレヒー情報相は昨日、「体制の健全性を向上させるためのセミナー」の開会式にお 全文をよむ

2010-12-04 情報相「イラン人核物理学者へのテロにモサド、CIA、MI6が関与」 (Jam-e Jam紙)

ヘイダル・モスレヒー情報相は、最近起きた2件のテロ事件の犯人グループのうち数人を特定、逮捕したと発表した。       ISNA(イラン学生通信)の報道によると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン〔※アーヤトッラーよりもワンランク下の宗教指導者への尊称〕のヘイダル・モスレヒー氏は「イマームの路線の指標」と題された大会の傍らでこのことを明らかにし、「この事件には3つの諜報機関、すなわちモサド(イスラエル諜報特務局)、CIA(米国中央情報局)、MI6(英国情報局秘密情報部)が関与しており、今 全文をよむ

2010-12-02 大統領「国連安保理理事国一つ一つを法廷に引きずり出す」 (Jam-e Jam紙)

アフマディーネジャード大統領は、我が国の核科学者2名がテロの被害に遭ったことへの反応として、これら殉教者たちの血の復讐は必ず果たすと述べた上で、「もしこうした事件が繰り返された場合には、国連安保理常任理事国を一つ一つ法廷に引きずり出す」と語った。       イラン国営通信の報道によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は火曜日夜、マーザンダラーン州の殉教者・献身者たち家族との面会のなかで、次のように述べた。「われわれはお前たちの襟首をつかんで、これら殉教者たちの血の復讐を必ず果たすつも 全文をよむ

2010-12-02 ブーシェフル原発、稼働準備が整う (Jam-e Jam紙)

イラン副大統領兼イラン原子力庁長官の立ち会いのもと、ブーシェフル原発の炉心への燃料搬入作業が終了し、同原発の稼働準備が整った。       メフル通信によると、今回の式典で、核燃料の最後のセットがブーシェフル原発の炉心部分に搬入され、発電用タービンの始動に向けて原発を稼働させるために、原子炉の蓋が閉められた。       タービン始動に向けて原発が〔十分に〕稼働するには、ブーシェフル原発の炉は1ヶ月間活動を続ける必要がある。その後、同原発での発電が開始される予定である。 全文をよむ

2010-12-01 イラン核エネルギーの先駆者、死去 (Jam-e Jam紙)

物理学の草分け的存在であり、イラン・イスラーム共和国原子力庁の研究顧問であったアボルガーセム・ガラムスィヤーフ博士が、享年90歳でこの世を去った。死因は病死である。       ガラムスィヤーフ博士はこれまでに、教科書や科学関連の著書、ならびに核科学の専門書など10冊以上の著書を世に問い、それ以外にも多数の科学・教育用の論文・記事を発表している。       アリー・アクバル・サーレヒー原子力庁長官はメッセージを発出し、そのなかでこの卓越した研究者の死に、お悔やみの言葉を述べた。 全文をよむ

2010-12-01 イラン人核物理学者暗殺に対する敵の目的:各関係者らが指摘 (Jam-e Jam紙)

マヌーチェフル・シャフリヤーリー博士の殉教とフェレイドゥーン・アッバースィー博士の負傷という事態をもたらした、今週月曜日のイラン人核研究者2名へのテロ事件に対し、イラン当局ならびに学生団体からは嫌悪の念が示された。       殉教したシャフリヤーリー博士の葬列が本日、「首脳会議ホール」の正面からの始まる予定だが、そうした中、昨日262名の国会議員によって声明が発表され、国会公開本会議場で読み上げられた。この声明は、イラン人核研究者2名へのテロを非難するとともに、今回の行為はイランの核開発の進歩 全文をよむ

2010-11-30 核科学者、再び殺害される:大統領府、イギリス諜報機関の関与を指摘 (Jam-e Jam紙)

昨朝、テヘラン市内2ヶ所で爆破事件が発生した。記事が印刷に回される現時点までに、犯人、ないしは犯人たちに関する情報は一切なく、事件への関与を認める組織も現れていない。       爆破事件はヴェレンジャク地区と国軍通りの二ヶ所で発生した。このテロの結果、大学教授1名が殉教、また別の大学教授が妻とともに負傷し、病院に搬送された。       今回の暗殺事件は、〔イラン暦で〕昨年起きたアリーモハンマディー教授の殉教をはじめ、偽善者たち〔=人民聖戦士機構(MKO)〕の過去の活動を思い出させるものだ。今 全文をよむ

2010-11-30 アフマディーネジャード「ウィキリークスの文書には法的な価値はない」 (Jam-e Jam紙)

昨日、大統領による記者会見が開かれた。補助金廃止計画の実施が目前に控えていることから、記者らの質問もこの問題に集中した。       マフムード・アフマディーネジャード大統領はこの記者会見の席上、補助金の廃止をめぐる様々な質問に答えつつ、来るイランと5+1諸国〔※国連安保理常任理事国5カ国+ドイツ〕との協議についても発言し、「トルコやブラジルのような国々も、将来的にこの協議に加わることになるだろう」と強調した。      〔‥‥〕       大統領はこの記者会見で、昨朝テヘランで起きたテロでイ 全文をよむ

2010-11-16 中国・インド・ロシア三カ国、イランの核の権利について声明 (Jam-e Jam紙)

ロシア、インド、中国の三カ国外相は三者会談で、平和的な目的のために核エネルギーを利用する権利がイランにはあることを正式に認めるとする声明を発表した。       メフル通信がリアノーボスチ通信の報道として伝えたところによると、中国の武漢市で行われたこの会談において、三カ国はイランの原子力エネルギーの平和的利用の権利を認めると表明した。       しかしその一方で、イラン政府は自らの計画が完全に平和的性格のものであることを、国際社会に納得させる必要があるとも指摘している。       ロシア、イ 全文をよむ

2010-11-11 アフマディーネジャード、ガズヴィーンで演説「陰謀を企てる手など腕から切り落としてくれる」 (Mardomsalari紙)

アフマディーネジャード大統領は、補助金廃止計画を正義実現へと繋がる大きな一歩であるとし、「幸いなことに、今日、イランの商工業者や農家の人たちなど、ほぼすべての職層の人たちがこの計画の重要性を認識している」と述べた。       イラン学生通信(ISNA)の報道によれば、マフムード・アフマディーネジャード大統領はガズヴィーン市民の前で演説し、イランの国家建設の重要性を指摘した上で、「今日、イランは単なる地理〔上の名称〕ではない。むしろ、イランは正義と神を希求する文化、そのために掲げられた旗〔の名称 全文をよむ

2010-11-06 モッタキー外相「イランは燃料交換についての新提案など受け取っていない」 (Jam-e Jam紙)

 イラン外相は、アメリカが燃料交換に関する新たな提案をイランに提示したとの一部西側メディアの主張を否定し、この件に関して流布した話はどれも、マスコミの戯れにすぎないとの見方を示した。       マヌーチェフル・モッタキー外相は、アメリカが燃料交換に関してイランに新たな提案を提示したとの一部西側メディアの報道について、質問に答える形でこのように述べた。西側メディアの報道によると、この新提案の中身は、イランから国外に持ち出される低濃縮ウランの量が、昨年提案された1200キログラムから2000キログ 全文をよむ

2010-10-27 ブーシェフル原発の炉心へ燃料搬送、始まる (Jam-e Jam紙)

サーレヒー:バフマン月〔2011年1/2月〕には、ブーシェフル原発で発電された電気は全国の電力網に供給       イラン・イスラーム共和国で初となる原子力発電所への燃料のセッティングが昨日、ブーシェフル原発の炉心への核燃料搬送をもって開始された。       イラン国営放送報道センターの報道によると、数多くの試験で良好な結果が得られ、またさまざまなシステムの動きにも問題がなく、国家原子力安全システムへの書類の提出もすべて終わり、ブーシェフル原発の安全な稼働を証明する許可証が降りたことから、今回 全文をよむ

2010-10-23 「対イラン制裁には効果はない」:イタリア首相が認める (Jam-e Jam紙)

イランと幅広い貿易関係を有するイタリアのベルルスコーニ首相は、対イラン制裁の効果について懐疑的な見方を示し、イランに対してはより穏健なアプローチの方が有効だと語った。       シルヴィオ・ベルルスコーニ氏は、ドイツのフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙との会見で、「たとえイタリアが制裁措置に加わったとしても、制裁は成功しないのでないかと危惧している」と付け加えた。 全文をよむ

2010-10-21 スパイ・ウイルスを拡散させた人物、すでに特定済み (Jam-e Jam紙)

通信情報技術相はスタックスネットと呼ばれるスパイ・ウイルスを拡散させた人物らを特定したことを明らかにした。       レザー・タギープール情報技術相はイラン国営放送報道センターとの会見で、このウイルスを拡散させた人物について、「スタックスネット・ウイルスの拡散ルートはすでに、フラッシュメモリーという携帯記憶装置を通じたものであることが判明している」と述べ、さらに「このウイルスは、一部の人々が意図して、あるいは意図せざる結果として、国内に持ち込んだものである」と付け加えた。       タギープ 全文をよむ

2010-10-21 イラン原子力庁長官「20%濃縮ウランの量、約30キログラムに」 (Jam-e Jam紙)

イラン原子力庁長官は、自国の20%濃縮ウラン燃料の量が約30キログラムに達したと発表した。       ファールス通信によると、アリーアクバル・サーレヒー原子力庁長官は記者らに対し、バンダルアッバースのギャチーン・ウラン鉱山について、「採掘と同時に探査も行っているので、同鉱山の寿命は延びている」と語った。       サーレヒー長官は、バンダルアッバースのギャチーン・ウラン鉱山では良質の鉱脈を発見しており、採掘の準備を整えているところだと発表した。       また、イランの20%濃縮ウラン燃料 全文をよむ

2010-10-19 イラン中央部および南部でウランの大規模探査、実施へ (Jam-e Jam紙)

サーレヒー副大統領兼原子力庁長官は、イラン中央部および南部でウランの大規模探査が始まったことを明らかにした。       アリー・アクバル・サーレヒー長官は原子力庁の事業の新たな優先順位について、「私たちはブーシェフル原発の始動後、〔核燃料に対する〕自国の需要をほぼ国内でまかなうことができるよう、まず最初にウランの探査に着手することにした」と語った。       同長官はさらに、「このことに関し、技術的・実際的な作業はすでに開始されている。金銭的・技術的支援の方も、大統領のご厚意によって用意され 全文をよむ

2010-10-10 第一副大統領「我々には、アメリカに追従する国々を懲らしめることも可能だ」 (Jam-e Jam紙)

もし我々がフランスの妨害行為へのお返しとして、少しばかり眉をひそめれば、フランスの自動車産業は崩壊するだろう。       第一副大統領は、対イラン制裁論議でアメリカに追随している国々を経済的に懲らしめるだけの力がイランにはあると指摘し、「例えば、イランが少しばかり眉をひそめただけで、フランス自動車産業は崩壊するだろう」と語った。       ファールス通信によると、モハンマド・レザー・ラヒーミー第一副大統領はテヘラン国際工業見本市の閉会式での演説で、一部の西洋諸国がイランに対して制裁を科してい 全文をよむ

2010-10-05 ブーシェフル原発への核燃料搬入の遅れ、コンピューター・ウイルスが原因ではない (Mardomsalari紙)

原子力庁長官は、ブーシェール原子力発電所の核燃料を原子炉中心部に本格的に搬入するおおよその時期を、メフル月後半〔10月中旬頃〕だと発表した。       アリー・アクバル・サーレヒー長官はIRNA(イラン国営通信)との会見において、「現在、原子炉の中心部は洗浄中であり、作業はきわめて順調だ」と述べた。       原子力庁長官は、核燃料の原子炉中心部への本格的な搬入時期がメフル月の前半〔9月下旬〜10月初旬〕から後半にずれ込んだ原因についての質問に答える形で、次のように述べた。「〔‥‥〕洗浄の過 全文をよむ

2010-09-08 IAEA報告書、これまでより急進的な内容に:イラン「IAEAはNPTにおける自らの権威を守るべき」 (Jam-e Jam紙)

イラン核開発に関する三つ目の報告書が、天野之弥氏によって提出された。この報告書は二面的な内容であるという意味で、ムハンマド・エルバラダイIAEA前事務局長の路線を踏襲するものである。しかしながら、違いも見られる。すなわち、IAEA新事務局長の報告書には、西側諸国による圧力の痕跡がきわめて色濃く残っている、という違いだ。       IAEA事務局長は月曜日に発表した報告書の一部で、これまでの22のIAEA報告書と同様、イランの原子力施設に対して行われた査察結果について報告している。それによると、 全文をよむ

2010-08-28 イラン、ロシアとの核燃料コンソーシアム設立を提案 (Jam-e Jam紙)

イランはロシアに対して、核燃料確保のために合同でコンソーシアムを設立することを提案した。これは木曜日、アリー・アクバル・サーレヒー原子力庁長官がブーシェフル原発、及びイラン核開発の状況について説明するのために出演したテレビの生番組のなかで発表したものだ。       サーレヒー氏によると、この提案はキリエンコ・ロスアトム社〔=ロシア原子力庁〕社長がブーシェフル原発の初期稼働のためにイランを訪れた際、クレムリンに伝達してもらう目的で、同社長に提示されたという。       サーレヒー氏はまた、「計 全文をよむ

2010-08-19 革命最高指導者「制裁と脅迫の下では、アメリカとの交渉はありえない」 (Jam-e Jam紙)

イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨日夕方、体制の責任者・幹部らと面会し、そのなかで国内外の重要な事案に対してイランがとるべき方針を指示した上で、〔‥‥〕心を一つにして団結することの必要性をことさらに強調して、「〔革命体制の〕責任者たちの団結は、重要なイスラーム的義務であり、それを乱さんとすることはシャリーア〔=イスラーム法〕に反するものとみなされる」と述べた。      〔中略〕       ハーメネイー閣下はまた、外国人どもが企てているさまざまな計画に関して説明する 全文をよむ

2010-08-18 イラン外務報道官「ブーシェフル原発が攻撃された場合は厳しい対応を取る」 (Jam-e Jam紙)

モルダード月30日〔西暦2010年8月21日〕土曜日、ブーシェフル原発稼動の初期段階として、同原発のプールへの核燃料の搬入がついに始まる。こうしたなか、ラーミーン・メフマーンパラスト外務報道官は、同原発に対して攻撃を実施するとの脅迫が一部から出されていることに対し、「現在、核燃料は原発付近に置かれている。もしこの原発に何らかの攻撃がなされた場合は、厳しい対応が取られることになるだろう」と語った。       同報道官は国内外メディアとの週の定例記者会見で、シオニスト体制が最近、ブーシェフルの核施 全文をよむ

2010-08-14 来週にもブーシェフル原発に核燃料移動が開始 (Jam-e Jam紙)

30年間にわたる遅延の末、ついにモルダード月末〔8月21日頃〕にも、ブーシェフル原発が物理的に稼働する見込みとなった。       このことに関連し、イランのアリー・アクバル・サーレヒー原子力庁長官は、ロスアトム社の社長が近くテヘランを訪問する予定であることを明らかにした。       ファールス通信の報道によると、サーレヒー長官は、ロスアトム社のセルゲイ・クリンコ社長が来週テヘランを訪問する予定であると述べた。同長官はその上で、「現在、ロシアの一行がテヘランを訪れており、そこでブーシェフル原発 全文をよむ

2010-08-03 ホワイトハウス、イラン問題をめぐって分裂:リンバート氏、辞任 (Jam-e Jam紙)

対話、制裁、軍事的選択。最近の数ヶ月間、これら3つの選択肢をめぐって、幾度も米外交政策の責任者たちのテーブルの上で検討されては、評価が行われてきた。そして今でも、〔米政府内では〕これらの選択肢のいずれか一つについて、毎日のように議論が行われている。       上記の問題についてさまざまな意見が混在しているところをみると、いまだにホワイトハウスの当局者たちは最終的な結論に達していないようだ。国連安保理決議、そしてアメリカによる一方的制裁というかたちで、イランに対して新たに制裁強化が行われてきたが 全文をよむ

2010-07-28 「ウィーン・グループ」に対してイラン側が回答(1):協議に参加する用意を表明 (Jam-e Jam紙)

イラン・イスラーム共和国は、燃料交換問題をめぐる書面での駆け引きを続けるなかで、月曜日にウィーン・グループへの回答書をIAEA(国際原子力機関)事務局長に提出した。       〔燃料の交換問題をめぐる〕書面による駆け引きの新たな段階が始まったのは、イラン・トルコ・ブラジルの3カ国が今年のオルディーベヘシュト月27日〔西暦2010年5月17日〕の3カ国協議で、〔テヘラン〕宣言を発表したことがきっかけだった。その宣言のなかで、イランは濃縮度3.5%のウランをウィーン・グループに渡し、その代わりにテ 全文をよむ

2010-07-28 「ウィーン・グループ」に対してイラン側が回答(2):EUの対イラン独自制裁に対するイラン側の反応 (Jam-e Jam紙)

EU、新たな制裁を決定:イラン側の対話姿勢に対して       協議継続へ向けてイラン側が歩み寄りの姿勢をみせる一方、西洋諸国は依然として、自らの主張に固執し、イラン・イスラーム共和国に対する新たな制裁の行使を模索している。       アメリカは約1ヶ月前、イランに対する一方的な制裁を可決することで、国連安全保障理事会によって施行される制裁のパワーアップを図ったが、EUやカナダも先の月曜日、アメリカに追随するかたちで、新たな対イラン制裁を決定した。       メフル通信によると、月曜日にEU 全文をよむ

2010-07-22 ラーリージャーニー氏「核兵器はイランの国防ドクトリンには存在しない」 (Jam-e Jam紙)

ラーリージャーニー国会議長はジュネーヴで行われたスイスの上院議長との会談において、テロという悪しき現象や麻薬密輸問題に対する西洋諸国の政策を批判し、さらにこれらの問題に対するアメリカのダブルスタンダードを非難した上で、イランは核問題をめぐって対話を継続する用意があることを強調した。       アリー・ラーリージャーニー氏は、「イラン・イスラーム共和国はイスラームの宗教的教えと革命最高指導者のファトワーによって、核兵器および化学兵器の製造を禁忌と考えている」旨を強調したうえで、「核兵器の生産は、 全文をよむ

2010-07-21 イラン国会、政府に対し20%濃縮ウランの生産を義務付け (Jam-e Jam紙)

イスラーム諮問評議会[イラン国会]は昨日、「テロの資金調達を断つための政府緊急法案」を可決した。       国会議員らは昨日、テロと戦い、テロの資金調達を阻む方策について規定した17条からなる政府提出緊急法案を、賛成147票、反対2票、棄権6票によって可決した。       政府は緊急法案として同法案を提出する必要性について〔説明するなかで〕、国際的な組織による資金提供なしにテロは不可能であると強調していた。      〔‥‥〕      政府、濃縮度20%の核燃料生産を義務付けられる     全文をよむ

2010-07-14 ロシア、イランに関して懸念を示す (Jam-e Jam紙)

ロシア大統領は自身の最新の立場として、イランが核爆弾を製造するための手段を手に入れつつあると主張した。       ニュースサイト「アスレ・イラン」がロシアのインターファックス通信の報道として伝えたところによると、ドミトリー・メドベージェフ大統領は、国外に駐在するロシア大使らを前に、「確かに、こうした可能性が自動的に、核拡散防止条約に反する行為になるわけではない。〔ただし〕これは困難な問題の一つであることに違いはない」と語ったという。       我が国のモッタキー外相は昨日スペインで、ロシア大 全文をよむ

2010-07-11 イラン、トルコと中国からガソリンを購入 (Jam-e Jam紙)

西洋がイランへのガソリン販売を禁ずる動きに出ている中、トルコや中国の販売業者からのガソリン輸入は依然として続けられている。       イラン学生通信(ISNA)によると、イランは7月のガソリン輸入の約半分をトルコから、残りを中国の販売業者から調達しているという。 全文をよむ

2010-07-07 イラン、EUとの対話のための条件を発表 (Jam-e Jam紙)

国家安全保障最高評議会書記は、イラン・イスラーム共和国との協議に向けたEU外務・安全保障政策上級代表の呼びかけに答えるなかで、・協議に参加するすべての国がNPT(核拡散防止条約)の実行にコミットすること、・NPTの枠組みから外れた行為、なかでもシオニスト体制の核活動に対して明確なスタンスを表明すること、などが対話の必要条件であるとの見方を示した。       中央報道局が伝えたところによると、サイード・ジャリーリー書記はキャサリン・アシュトン代表に宛てた書簡(これはアシュトン氏による先日の書簡へ 全文をよむ

2010-07-06 3カ国がイラン機への燃料供給を妨害 (Jam-e Jam紙)

航空各社同業者協会の書記は、「アメリカによる一方的な対イラン制裁法の可決を受け、イギリスやドイツ、アラブ首長国連邦の各空港では、先週から現在までイラン機への燃料供給拒否が続いている」と述べた。       メフディー・アリヤーリー氏はISNA(イラン学生通信)との会見で、以下のように続けた。「アメリカ議会がイランに対して〔ガソリンなどの〕燃料関連製品の禁輸を目的とした法律を可決したことにともない、一部の国の空港は木曜日から、イラン機への航空機燃料の供給を行っていない」。       同氏は更に以 全文をよむ

2010-07-04 ラーリージャーニー議長「イランは国連安保理決議への対応として重大な決定を下した」 (Jam-e Jam紙)

アリー・ラーリージャーニー国会議長は国連安保理決議において言及された、〔公海上の〕イラン船舶への臨検問題について触れ、「イランはこれに関して、報復のための重要な決定を下した」と述べた。       同議長はメフル通信記者との会見の中で、「もし仮に、一部の国が荒っぽい手段に訴え、通常の商品を輸送しているイランの商船に対して嫌がらせをするようなことになれば、イランも報復することになるということを、彼らも覚悟しておくべきだ」と述べた。      〔中略〕       ラーリージャーニー氏は、イランと5 全文をよむ

2010-06-30 「イラン人の銀行口座凍結は宣伝行為」:UAEの新措置にイラン商工会議所の会員(下) (Mardomsalari紙)

UAEは西洋諸国に気に入られようとしている       これに関して、中東問題の専門家であるホセイン・アラーイー氏はこう述べる。   サッダームがイランと戦争をしていた時代、UAE政府はイラン・イラク戦争から最大の利益を得ていた国のひとつであった。というのも、UAEはイラクに対し大規模な財政支援を行う一方で、戦争という機会を〔‥‥〕〔イランへの〕商品輸出のための絶好のチャンスとして利用していたからだ。    同氏はさらに、次のように続ける。   同時に、ここ数年間、UAE政府は貿易や商業活動の分 全文をよむ

2010-06-30 制裁に対抗するための特別本部を設置:モッタキー「イランは全力で制裁に抵抗する」 (Jam-e Jam紙)

大統領による国内外の記者との会見から24時間とたたぬ昨日、マヌーチェフル・モッタキー外相は、イラン国営通信(IRNA)本社内で記者らの前に姿を現し、ここ最近の重要問題、すなわち国連安保理による対イラン決議について口を開いた。       モッタキー氏はアフマディーネジャード大統領と同様、西側が強要した制裁に対して、イランは毅然とした態度で抵抗するとの意志を表明したが、しかし同氏は今回、〔大統領とは異なった〕新たな点についても言及した。制裁とそれが国に与える影響に対抗するための経済特別本部を立ち上 全文をよむ

2010-06-30 「イラン人の銀行口座凍結は宣伝行為」:UAEの新措置にイラン商工会議所の会員(上) (Mardomsalari紙)

アメリカとその同盟国の圧力を受け、イラン・イスラーム共和国に対する制裁強化を目的とした国連安全保障理事会の決議が採択されて数週間、イランの一部企業と銀行が制裁に直面している。       こうした中、アラブ首長国連邦(UAE)の中央銀行は、制裁の一環として同国にある41のイラン人銀行口座を凍結すると発表した。       アラブ首長国連邦は中東における最大のフリートレードゾーンとみなされており、この国ではイラン人貿易関係者の投資に加えて、イランへのトランジットのために、多くの商品がこの地域からイ 全文をよむ

2010-06-29 CIA長官の主張に対するロシアの反応 (Jam-e Jam紙)

ロシア大統領は、イランが2年後には核兵器を保有できるだけの核能力があるというCIA長官の根拠のない主張に、懸念を示した。       AFPの報道としてファールス通信が伝えたところによると、ドミトリー・メドベージェフ大統領は根拠のないこの主張に対し、「この情報は精査する必要があるが、国際社会はイランの核計画の透明性を認めていない以上、こうした情報はつねに懸念材料であることに違いはない」との反応を示したという。       ロシア大統領はさらに、「もしこのことが証明されたならば、状況はさらに緊張の 全文をよむ

2010-06-29 アフマディーネジャード「制裁はイラン経済にとってプラスだが、対話にとってはマイナスだ」 (Jam-e Jam紙)

イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領は昨日、記者会見で、欧米諸国との対話継続に向けてイラン・イスラーム共和国が設定する新たな条件を発表した。       大統領は国内外のマスコミの代表者らを交えた会見で、イランの設定する新たな条件を発表し、さらに記者からのさまざまな質問にも答えた。       同氏は、エルドアン首相とルーラ・ダ・シルヴァ大統領に対するオバマ大統領の求めにもとづくかたちで、テヘラン宣言が作られたのだと指摘し、「彼ら〔=欧米諸国〕は、この宣言〔=テヘラン宣言〕が発表され 全文をよむ

2010-06-28 イラン船舶への迷惑行為には「落とし前」を付ける:イラン汽船代表 (Jam-e Jam紙)

「イラン・イスラーム共和国汽船」代表は、「イランの船舶に対して迷惑行為が行われた場合は、イランは国益を守るために、自国の法的権限を利用して、毅然とした態度で報復することになるだろう」と述べた。       モハンマド・ホセイン・ダージマル氏はイラン国営通信(IRNA)とのインタビューのなかで、「国際法のさまざまな規定によれば、どの国にも自国の領海を守る権利がある」と述べ、さらに「それゆえ、国際法を活用することで、我々もまた不審船と判断した船舶を検査することができるのであり、そうすることによって、 全文をよむ

2010-06-27 「イラン船舶への臨検に対する我々の反応は特別なものとなろう」:革命防衛隊が米に警告 (Iran紙)

【政治部】イスラーム革命防衛隊海上部隊の司令官は、「〔公海上での〕イラン船舶への臨検に対する革命防衛隊海上部隊の対応は、特別なものとなるだろう」と警告した。       司令官のアリー・ファダヴィー海軍准将はこのことに関して、「革命防衛隊の海上部隊には、イラン船舶に対する敵対的行為に対して、特別かつそれに応じた対応を示す〔=報復措置を講ずる〕だけの能力がある」と述べた。       アリー・ファダヴィー海軍准将は同時に、「世界のどこにおいてであれ、アメリカとその不安定な同盟国が我が国の船舶に対し 全文をよむ

2010-06-27 元駐中国イラン大使「中国はイラン問題に関してはロシアに追従している」 (Mardomsalari紙)

元駐中国イラン大使は、イラン核問題に対応する際、中国政府は西側諸国ではなく、ロシア政府に追随する傾向にある、との見方を示した。       ジャヴァード・マンスーリー元大使は、イラン核問題に対する西側諸国の一方的な制裁に中国が加わる可能性に関して、次のように述べた。「中国政府はイランに関連する問題では、つねにロシアに追随してきたし、いまでもロシアと協調する立場を表明するように努めている」。       同元大使はさらに、「ロシアがイランに対する一方的な制裁に反対を表明すれば、中国も自主外交を標榜 全文をよむ

2010-06-24 イスラエル、イラン核計画向けのスパイ衛星を発射 (Mardomsalari紙)

ニュース専門チャンネルのプレスTVが報じたところによると、イスラエルは新たなスパイ衛星をイスラエル南部の軍事基地に用意しており、これによってイスラエル当局はイランの核施設を偵察することが可能となるだろうと主張しているという。       ISNA(イラン学生通信)によると、AFPは火曜日、イスラエル外務省の声明を引用して、同国が衛星「Ofek-9」をパルマチン基地から発射したと報じたという。       プレスTVが伝えたところによると、この声明は「衛星の発射結果については、現在技術チームが調査 全文をよむ

2010-06-17 サイーディー代理「イラン船舶への検査はゲームを敵対的段階へと引き込むだろう」 (Jam-e Jam紙)

イラン・イスラーム革命防衛隊の最高指導者代理は、イラン・イスラーム共和国に対する国連安保理による最近の制裁決議について、これ見よがしなプロパガンダにすぎないと指摘し、自国の名誉と安全のためにも、イラン船舶への検査という危険なゲームに立ち入らぬよう、西側諸国に警告した。       アリー・サイーディー代理はメフル通信とのインタビューのなかで、イランの船舶ないしはイランに向けて航行している船舶への検査について規定した、先の国連安保理決議の条項に対して、革命防衛隊はどのように対応するのか、との質問に 全文をよむ

2010-06-17 ラーリージャーニー国会議長「もしイランの船舶が検査された場合には、対抗措置を講ずる」 (Jam-e Jam紙)

イランに対する新たな制裁の発動を目的とした安保理決議第1929号は、国会でもさまざまな反応を引き起こした。まず、241名の国会議員が署名した声明が採択された。さらに国会議員らは、最終可決された場合には、医療行為での使用を目的としたウランを20%にまで濃縮する活動を、政府に義務付ける内容の法案を緊急動議することでも、一致した。       アリー・ラーリージャーニー国会議長は、昨日の公開本会議の冒頭で、西洋諸国の行動に抗議し、次のように述べた。「国会は、これらの諸国がNPTの規約に従わず、テヘラン 全文をよむ

2010-06-17 「イランも対抗措置を講ずる用意がある」:大統領、公海上での臨検に警告 (Jam-e Jam紙)

他国がイランの船舶、ないしはイランに向けて出発した船舶を検査することに「ゴーサイン」を出した対イラン決議の採択において、国連安保理が不当行為に及んだことを受け、昨日国会と政府は毅然かつ一致した反応を示し、イランの船舶航行に何らかの検査ないし妨害があった場合には、イランは対抗措置を講ずる権利を保持すると言明した。       大統領は、「世界のどの国であろうと、またいかなる場所においてであろうと、安保理の最近の決議を口実に、イラン国民の権利を少しでも損ねようとする行動に出るならば、イラン国民は確固 全文をよむ

2010-06-13 サーレヒー原子力庁長官「イランは今後も国際的な約束事にコミットする」 (Mardomsalari紙)

イラン原子力庁長官は、テヘラン研究用原子炉向け特殊燃料の生産について、今後数ヵ月間のうちに新たな成果がイラン政府から発表されるだろうと述べた。       ISNA(イラン学生通信)によると、イラン原子力庁のアリー・アクバル・サーレヒー長官はニュース専門チャンネル「アル・アーラム」とのインタビューのなかで、次のように述べた。「先の国連安保理決議には、何も新しい点はない。なぜならば、イランは30年も前から、経済的にも、技術的にも、政治的にも封鎖・制裁措置を受けてきたからだ。その結果、新たな決議が採 全文をよむ

2010-06-13 ソルターニーイェIAEA代表「我々は一秒たりともウラン濃縮活動を止めない」 (Mardomsalari紙)

「まず最初にテヘランの研究用原子炉に必要な燃料が世界の大国から得られる見通しが立つ場合に限り、イランは高濃縮ウランの濃縮活動の停止を検討する」。       イラン学生通信(ISNA)の報道によれば、アリー・アスガル・ソルターニーイェ国際原子力機関(IAEA)イラン常任代表は、金曜日にロイター通信とのインタビューでこう述べ、「我々は一秒たりとも、核濃縮活動を停止しない」と強調した。       ロイター通信によると、ソルターニーイェ氏は、イランが4ヶ月前に開始した濃縮度20%のウラン〔の濃縮活動 全文をよむ

2010-06-10 国連安保理で対イラン制裁決議が採択:予想されるイラン側の反応 (Jam-e Jam紙)

国連安全保障理事会でアメリカが追加の反イラン決議の採択に動いたことは、同国がイラン・イスラーム共和国の平和的核活動に敵対する方針を鮮明にしたことを意味する。同国は問題解決のためと称して、交渉継続を主張したり、調停役を派遣したりしてきたが、こうした行動はむしろ、外見を取り繕ったり、〔国際社会の〕世論を味方に付けたりすることが目的なのである。       国連安全保障理事会は昨夜、我が国への制裁を強化する新たな反イラン決議案を採択した。この決議案は12カ国の賛成によって採択された。       安全 全文をよむ

2010-06-09 大統領「アメリカとその同盟国は安保理決議という名の棍棒を振り回しても優位に立つことなど不可能だ」 (Iran紙)

【政治部】マフムード・アフマディネジャード大統領は、「地域における安全保障や相互信頼、及び協力をテーマとしたアジア首脳会議」(CICA=アジア相互協力信頼醸成措置会議)に参加する為に、月曜日の午後トルコ入りした。      〔中略〕       我が国の大統領は昨日の朝、トルコ駐在の世界各地のメディアとの会見に臨み、一日を開始した。アフマディーネジャード氏はこの記者会見において、イラン・イスラーム共和国の核問題と安全保障理事会の措置についての質問に返答して、次のように述べた。「安全保障理事会は最 全文をよむ

2010-06-09 「これらの決議にはなんの価値もない」:アフマディーネジャード、安保理決議に対し (Jam-e Jam紙)

ジャーメ・ジャム・オンライン版      タジキスタンを訪問中のマフムード・アフマディーネジャード大統領は、アメリカとその同盟国の画策によって実現した国連安全保障理事会での反イラン決議採択に対し、「これらの決議はイラン国民にとって、なんの価値もない」と強調した。       ISNAの報告によると、大統領は次のように語った。「自ら原爆を保有し、利用し、蓄積し、それによって他国を脅迫しているような連中が今や、イランは将来原爆を製造するかもしれないなどと言いがかりを付けて、右も左も一緒になって我々に 全文をよむ

2010-06-07 アフマディーネジャード「ロシアには友好的対応を期待」 (Mardomsalari紙)

大統領は、テヘラン宣言は〔世界の〕あらゆる国民が求めているものであり、正しい措置であったと評価した上で、「正義と諸国民の権利に基づくこうした措置がこれからも継続され、〔あるべき〕国際関係の指標となるよう、われわれは行動せねばならない」と述べた。       イラン学生通信によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はレバノンのLBCテレビとの会見で、テヘラン宣言についての質問に答えるなかで、今日核問題は世界的な問題として取り沙汰されていることを強調し、「テヘラン宣言は正義に対峙するような行 全文をよむ

2010-05-30 NPT再検討会議に対するイラン側の評価:国際社会はシオニスト体制にNPT加盟を要求 (Jam-e Jam紙)

オルディーベヘシュト月13日〔西暦5月3日〕にニューヨークで始まった核拡散防止条約(NPT)再検討会議は、最終文書を採択して閉幕した。       イラン国営通信(IRNA)によると、同会議の最終文書は「核兵器」、「核の不拡散」、及び「原子力エネルギーの平和利用」の3部門で構成されている。       この文書には、〔核保有国の〕核軍縮義務の追求と履行に関する勧告が言及されている。この勧告は核兵器非保有国の期待に完全に応えるものではないものの、軍縮会議での10年間にわたる行き詰まりの末にこうした 全文をよむ

2010-05-19 国会議員234名、燃料交換に関するテヘラン宣言を強く支持 (Iran紙)

【政治部】234名の国会議員は、イランとブラジル、トルコの間で交わされた核燃料の交換に関するテヘラン合意を支持する声明を発表した。       イラン紙の国会担当記者の報告によると、昨日の国会はG15首脳会議とテヘラン宣言に感化された雰囲気だったという。このことに関し、外交の専門家や関係者らは、イランとブラジル、トルコの3カ国の間で結ばれた合意に対して、アメリカをはじめとするイラン核計画の反対国だけが失望の色を濃くしている、と指摘している。       こうしたなか、国会議員たちは1時間以上にわ 全文をよむ

2010-05-17 イラン、核燃料交換の用意を表明:メフマーンパラスト外務報道官が発表 (Jam-e Jam紙)

外務省報道官は、イラン、トルコ、ブラジルの三カ国外相による昨日の会談について言及し、「三カ国首脳の合意により、イランは核燃料を交換する用意があることを表明した」と発表した。       メフル通信によると、ラーミーン・メフマーンパラスト外務報道官は本日、核燃料交換問題の打開に向けて、イラン、ブラジル、トルコの三カ国が合意文書に署名したことを受け、記者団を前に「我々はこの合意文書に署名し、核燃料を交換する用意があることを表明した」と発表した。       同報道官はさらに、「我々とトルコ、ブラジル 全文をよむ

2010-05-16 G15テヘラン会議に視線集中:ブラジル大統領、燃料交換をめぐりイラン当局と協議へ (Jam-e Jam紙)

【アッバース・モハンマドネジャード:外交部主筆】G15メンバー各国の首脳が参加する月曜日の会議を前に、各国の外相は昨日、首脳会議の公式声明文の準備・決定を目的に、イラン外務省の政治国際問題研究所で一堂に会した。しかしながら、世界中の注目をこの会議にひきつけているものは、首脳会議の内容だけでなく、むしろそれとは別に行われる個別会談の方である——そしてその主役を務めるのは、イランとブラジル両国の大統領に他ならない。       ブラジルのルイース・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領は昨夜、貿易や商 全文をよむ

2010-05-06 イラン、ブラジル大統領の核提案を受け入れる (Jam-e Jam紙)

アフマディーネジャード大統領のニューヨーク訪問は昨日、終わりを迎えた。その一方で、訪問最終日に発表されたニュースのなかでもっとも関心を引いたのは、イラン大統領とベネズエラのウゴ・チャベス大統領との電話会談についてのものだった。これに関する複数の報道によると、昨日のアフマディーネジャード=チャベス会談は、ブラジル大統領が提案したテヘラン原子炉用の燃料の交換・提供を中心に展開した模様だ。       中央報道局が伝えたところによると、イラン大統領はチャベス氏との電話会談で、この提案に対して原則的に賛 全文をよむ

2010-05-06 テヘランの国連事務所前で反米集会 (Jam-e Jam紙)

昨日、イラン国内の各大学に通う大学生らの一団が、アメリカ大統領の核による威嚇〔※〕に抗議する集会を、テヘランの国連事務所前で行った。   〔※4月6日に米政府が「核態勢の見直し」を発表し、その中で核不拡散防止条約(NPT)を遵守する国を核攻撃の対象から外す一方、NPTを遵守していないと名指しされた北朝鮮やイランは核攻撃の対象となりうると指摘したことを指す〕       IRNA(イラン国営通信)によると、この集会の参加者は「嘘つきのオバマよ、お前の『チェンジ』はどこ行った?」「アメリカよ、恥を知 全文をよむ

2010-05-05 アフマディーネジャード「制裁のことなど心配していない」:米PBSとのインタビューで(下) (Mardomsalari紙)

アフマディーネジャード大統領は、イランとIAEAの協力に関する質問に対して、「イランの全ての原子力施設は、IAEAの監視下にある。しかし、アメリカの施設はひとつでもIAEAの監視下にあるだろうか?」と答えた。       同大統領は更に、以下のように述べた。「イランは、世界の軍縮を歓迎しており、また原子爆弾に反対であることを、はっきりと表明している。もちろん、核の平和利用についての自身の法的義務も果たしている。われわれは核の平和利用を自身の法的権利であると見なしており、軍縮についても、その方法を 全文をよむ

2010-05-05 アフマディーネジャード「制裁のことなど心配していない」:米PBSとのインタビューで(上) (Mardomsalari紙)

アフマディーネジャード大統領は、イラン核問題は政治的な問題であり、法律上の問題ではまったくないと指摘し、「もしイランの核計画について協力をしようというのであれば、誠実に行動すべきだ。アメリカ政府は自身のやり方を変える必要がある。なぜなら、こうしたやり方はすでに破綻しているからである」と述べた。       ISNAの報道によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は、アメリカのテレビ局PBSとのインタビューのなかで、イランではオバマ氏について悲観する声が非常に大きくなっていると指摘し、「オ 全文をよむ

2010-05-04 イスラエル大統領、北朝鮮がイランにミサイルを密輸していると主張 (Mardomsalari紙)

ISNAの報告によれば、シオニスト体制のシモン・ペレス大統領は、北朝鮮がイランに対し遠距離ミサイルや核兵器を秘密裏に提供していると主張した。       アメリカAP通信の報道によると、同氏は自身の主張を続ける中で、「これら武器の一部はイランに、そしてそこからレバノンの民兵組織やシリアにわたっている」と述べたという。しかし同大統領は、自らの主張を立証するために、いかなる証拠も提示してはいない。       ペレス大統領は最近、スカッド・ミサイルをレバノンのヒズブッラーに密輸したとして、シリアを非 全文をよむ

2010-03-29 ブラジル大統領、イランの核計画支持を強調 (Iran紙)

【政治部】ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領は、イランの核計画を支持するという自国の立場を、再度強調した。       ヒラリー・クリントン米国務長官はアメリカ・イスラエル公共問題委員会の年次会合の中で、イランへの新たな制裁発動に向けて、現在国際的な合意が形成されつつあると主張しているが、しかしそのような中で、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領は、イランの平和的な核計画への支持を再度強調した形だ。       同氏はアラブ・ブラジル商工会議所会合の席上、対話と交渉が 全文をよむ

2010-02-22 ボルージェルディー氏:エルバラーダイー氏の方が西側諸国からの圧力に対してより抵抗を示していた (Iran紙)

【政治部】国会の国家安全保障外交政策委員会の委員長は、国際原子力機関(IAEA)の最近の報告書に関し、「この報告書は法に基づいておらず、事実にも反している。なぜなら我々は、20パーセントの〔ウラン〕濃縮作業を、書簡を通じて〔事前に〕IAEAに通告し、IAEAの査察官を〔査察に〕招いているからだ」と述べた。       アラーオッディーン・ボルージェルディー氏は加えて、「われわれの通告を受け、アルジェリアとモロッコ両国からIAEAの査察官がイランを訪れ、イラン原子力庁長官立ち会いのもと、我々の濃縮 全文をよむ

2010-02-21 ロシアもIAEA支持へ:米独仏と同一歩調 (Mardomsalari紙)

【政治部】イラン・イスラーム共和国の平和的核開発に対する国際原子力機関(IAEA)の敵対的報告書に、米仏独が支持を表明したのと時を同じくして、ロシアも西寄りの立場を選択した。これにより、同国はまたしても、敏感な状況下においてはイランから距離をとる姿勢を示した形だ。       このことに関し、セルゲイ・ラヴロフ氏はイランがIAEAに協力姿勢をとっていないとされる問題に対して、懸念を示した。       AP通信の報道としてISNAが伝えたところによると、ロシア外相は「イランが自らの核計画が平和目 全文をよむ

2010-02-16 米・露・仏、イランに新提案を提示:原子力庁長官が明かす (Mardomsalari紙)

原子力庁長官は、2〜3日前に米・露・仏からイランに対して新提案が提示されたことを明らかにした。       アリーアクバル・サーレヒー長官はISNAとのインタビューの中で、「米・露・仏3カ国による共同提案はIAEA(国際原子力機関)を通じて、2〜3日前に、イランが20%を上限とするウラン濃縮作業に取り掛かったことを受けて、提示されたものだ」と述べた。       同氏はこの提案の内容には触れずに、「この提案については、現在検討中である」とだけ述べた。サーレヒー副大統領はまた、「イランは依然として 全文をよむ

2010-02-10 20%のウラン濃縮作業、ナタンズで始まる (Mardomsalari紙)

イラン原子力庁の報道官は、3.5%に濃縮されたウランを〔遠心分離機に〕注入し、濃縮度20%のウランを生産するための作業が、ナタンズで開始されたことを発表した。       アリー・シールザーディヤーン報道官は昨日午後、このことについて次のように述べた。「アリー・アクバル・サーレヒー‐イラン原子力庁長官‐、ならびに同庁のその他の関係者たちの列席のもと、3.5%に濃縮されたウランを〔遠心分離機に〕注入し、濃縮度20%のウランを生産するための作業が、ナタンズの〔ウラン〕濃縮施設で始まった」。      全文をよむ

2010-02-09 イラン、ナタンズでの20%のウラン濃縮を開始:IAEAに正式に通知 (Mardomsalari紙)

イランのIAEA常任代表は、テヘランの〔研究用〕原子炉向けの燃料確保を目的として、20%を上限としたウラン濃縮作業を開始するとのイラン政府の決定について記した、イラン・イスラーム共和国の公式文書をIEAE保障措置部に手交したことを明らかにした。       アリー・アスガル・ソルターニーイェ代表はイラン学生通信(ISNA)にこのように述べ、さらに「この文書は、IAEA保障措置部に手交した」と続けた。       この文書は、〔IAEAの〕査察官が保障措置の規定に従い、濃縮作業の技術的過程について 全文をよむ

2010-02-08 濃縮度20%のウラン燃料の製造を開始:アフマディーネジャード大統領が指示 (Mardomsalari紙)

アフマディーネジャード大統領は原子力庁長官に、国内での濃縮度20%のウラン燃料の製造開始を指示した。       ISNAの報道によると、アフマディーネジャード博士は「イラン・レーザー科学技術協会 成果物展示会」の開会式において、「サーレヒー原子力庁長官に、濃縮度20%のウラン燃料の製造を国内で開始するよう通知した」と述べた。       アフマディーネジャード大統領はまた、レーザー技術でのイランの進歩について発言し、「レーザーの活用は産業・技術面での革命へと繋がる。レーザーはウラン濃縮にも使用 全文をよむ

2010-01-30 ロシア・アトム社社長「今年中にブーシェフル原発を稼動させる」 (Mardomsalari紙)

ロシア・アトム社社長は、「今年中(西暦)にブーシェフル原子力発電所の原子炉を稼動させる」と発表した。       ISNAの報道によると、原子力企業ロシア・アトム社のセルゲイ・キリエンコ社長は木曜日、モスクワでの閣議後の記者会見で、「2010年がブーシェフル原発(の稼動)の年だ」と述べた。       ロイター通信によると、同氏は以下のように続けた。「この原発が今年中に完成することに疑問の余地はない。全てが計画に沿って進められている」。       キリエンコ氏はしかし、同原発稼動の正確な日時に 全文をよむ

2010-01-13 アフマド・ガリーブ氏「わが国の核計画の推進に関して、日本の支援は期待できない」 (Mardomsalari紙)

ある核の専門家は、「日本は核の分野で多くの進歩を勝ち取ってきたが、イラン核問題の解決に全く動こうとしてこなかった。そのようであるから、我々の核計画の正常化へ向けた日本の支援に期待すべきではない」と語った。       アフマド・ガリーブ氏はイラン労働通信との会見において、イランと日本が核分野で協力できる可能性があるとイラン原子力庁長官が発言したことに否定的な見解を示した上で、以下のように述べた。「日本政府は戦略的観点から見て、アメリカ政府の協力国・同調国である。同国が5+1グループの枠組みの中で 全文をよむ

2009-12-15 イラン原子力庁長官「新たなウラン濃縮施設の建設地についてはNPTの枠内で発表する」 (Mardomsalari紙)

イラン原子力庁長官は「イラン国会の要求に基づき、イランと国際原子力機関(IAEA)の協力のレベルは今後制限されるだろう。新たなウラン濃縮施設の建設地についても、NPTで定められた期限にのみ留意して発表がなされるだろう」と強調した。       メフル通信とのインタビューに臨んだセイエド・アリー・アクバル・サーレヒー長官は「イラン・イスラーム共和国は国際的な取り決めの枠内で、核開発活動を継続する」と強調し、次のように説明した。「つまり、イランは〔国際的な〕取り決めのなかで言及されている自国の義務を 全文をよむ

2009-12-12 テヘラン臨時金曜礼拝導師「核エネルギーはわれわれに与えられた神の賜物」 (Mardomsalari紙)

テヘラン臨時金曜礼拝導師は「学生の日」に触れ、「今年、敵はこの日に多くの期待を寄せていたが、にもかかわらず、周知の通り、我が国の大学は反抑圧主義の姿勢を堅持していることを〔内外に〕示した」と語った。       ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのサディーギー師は今週のテヘラン金曜礼拝での説教で、我が国の核エネルギー問題をめぐる最近の議論について言及し、「われわれの敵は全力をかけて、メディア戦争を仕掛けてきている。現在も、西洋世界は繰り返し、我が国の核問題に対して騒動を引き起こしている。 全文をよむ

2009-12-10 イラン核施設5カ所の候補地が確定 (Jam-e Jam紙)

【政治部】イラン大統領は核施設建設候補地5カ所の選定が終了したことに言及し、さらにそれとは別に5カ所の核施設建設候補地を検討しているところだと述べた。       中央報道局が伝えたところによると、数週間ぶりに閣議に記者らを招いたマフムード・アフマディーネジャード大統領は昨日、閣議の傍らで報道陣(もちろんテレビ局も出席していた)に対し、〔新たに〕10カ所の核施設を建設するとの〔アフマディーネジャード大統領の〕発表をめぐって、一部メディアが世論操作をしていることについて指摘し、次のように述べた。「 全文をよむ

2009-12-03 アフマディーネジャード大統領「濃縮度20%の核燃料をイラン国内で生産する」 (Jam-e Jam紙)

【政治部】ここ最近、イラン核問題が世界の多くのメディアでトップニュースとして扱われている。国際原子力機関(IAEA)理事会決議に呼応する形で、イランがナタンズにあるようなウラン濃縮施設をイラン全国10カ所に新たに建設すると表明した時は、特にそうだった。       アフマディーネジャード大統領は一日と日を置くことなく、イラン核問題に関連した発表を二つ行った。一つ目は火曜日夜にイラン国営放送第一チャンネルで放映されたインタビューで直接〔国民に対して〕述べたものであり、二つ目はその数時間後、エスファ 全文をよむ

2009-11-17 ロシア、またしてもブーシェフル原発の本格始動を延期 (Jam-e Jam紙)

【政治部】1999年から現在に至るまで、様々な理由を付けてはブーシェフル原発の運転開始を延期してきたロシア政府は、米露首脳会議の一日後、同原発に新たな技術的問題が一部発生したと発表した。       ロイター通信の報道を引用する形でファールス通信が伝えたところよると、ロシアのセルゲイ・シュマトコ(Sergei Shmatko)エネルギー相は昨日、この技術的問題について触れた上で、ロシアは計画通り、今年末(西暦)までにブーシェフル原発の運転を開始することができなくなったと発表した。       同 全文をよむ

2009-11-11 アフマディーネジャード大統領、核燃料生産工場の拡張に言及 (Jam-e Jam紙)

【政治部】アフマディーネジャード大統領は、原子力発電所用の燃料生産に力を入れていることを強調した上で、核燃料生産工場の拡張を計画していることを明らかにした。       大統領府報道局によると、〔トルコを訪問中の〕アフマディーネジャード大統領はトルコのメディア各社、及び同国駐在の世界各国の報道関係者らとの記者会見の中で、「〔原子力〕発電所一カ所に必要な燃料をまかなうためには、少なくとも5万器の遠心分離器を稼働させなければならない。このような理由から、我々は産業用〔核〕燃料の〔生産〕拡大に乗りだす 全文をよむ

2009-10-31 イラン、西側に回答:「核燃料の完全な国外搬出は拒否」 (Jam-e Jam紙)

【政治部】ウィーンで提示された合意原案について、精査を行った上で見解を明らかにすることになっていたイラン・イスラーム共和国は木曜日、約束通り最初の回答を国際原子力機関(IAEA)の事務局長に提出した。       イランのアリー・アスガル・ソルターニーイェ駐IAEA常駐代表がエルバラダイ事務局長に提出した回答によると、イラン・イスラーム共和国はウィーン協議を前向きに追求していることを表明したという。       ウィーンで3日間にわたって行われた協議を受け、エルバラダイ事務局長はテヘランにある〔 全文をよむ

2009-10-28 イラン、核をめぐる西側提案の修正を要求 (Hayat-e Now紙)

【内政部:ベンヤーミーン・サドル】ファールス通信は、「明日までに、テヘラン原子炉用の燃料供給に関する原案へのイラン側の回答が提出」される見込みであると伝えた。政府支持派の通信社としてつとに有名な同通信社は、昨日このニュースを「とある情報筋」の発言として報じた。       イスラーム共和国は、最終期限であった先週金曜日に国際原子力機関(IAEA)事務局長提案に回答する予定だったが、その期限を延期していた。他方、国会の国家安全保障・外交委員会委員長は昨日、「イランはこの作業〔=低濃縮ウランを国外に 全文をよむ

2009-10-22 イランと米露仏代表、核燃料のイランへの供給をめぐる協議で新たな合意 (Jam-e Jam紙)

【政治部】昨日、テヘランの〔研究用〕原子炉で用いられる〔核〕燃料の供給をめぐる合意文書の草案が決まった。その中で、イランと〔燃料供給〕契約を結ぶ相手がロシアとなることが確定した。他方、フランスは〔協議の〕最後の瞬間まで、今回の合意文書の中で一定の役割を保持しようと懸命の努力を続けた。       イラン国営通信(IRNA)の報道によると、三日間にわたってウィーンで行われた協議の参加国に対して昨日提示された合意文書の草案では、イランに〔核〕燃料を供給する契約の実行責任国として、ロシアが指名された。 全文をよむ

2009-04-24 イラン、5+1諸国に回答:建設的な対話の用意を表明 (Jam-e Jam紙)

【政治部】イラン・イスラーム共和国は声明を発表し、核活動をめぐる対話と協力に向けて適切な環境が整うことに歓迎の意を示し、「イラン政府は昨年提示した包括提案を最新のものにすることで、建設的な対話と交流を行う用意があることを表明する」と発表した。       ファールス通信の報道によると、今回の我が国の声明は5プラス1諸国が最近発表した声明に対する正式な回答として位置づけられている。同声明は次のように続いている。「イラン・イスラーム共和国はこれまでと同様、協力を行うに際して相互の敬意にもとづく建設的 全文をよむ

2009-04-11 イランの核開発、最終段階に:イランの核開発の成功に対する世界の反響 (Jam-e Jam紙)

【政治部】イラン大統領が「核技術国民記念日」に当たる木曜日〔4月9日〕に公式発表したイラン・イスラーム共和国の最近の核の成果は、瞬く間に世界各国の政府やマスコミから広範な反応を引き起こした。       今回イランが成し遂げたのは、原子炉に注入するための核燃料を生産・準備する一連の技術を獲得したこと、そして従来型の何倍もの能力を持つ2種類の新型遠心分離器の試験運転を行ったことである。       文官・武官双方の高官らが出席し、国内外の報道陣が取材を行うなか行われた〔2006年の低濃縮ウランの製 全文をよむ

2008-09-06 アフマディーネジャード大統領、NHKとのインタビューに臨む:「時代はアメリカにとって逆風」(後編) (Jam-e Jam紙)

〔中略〕       アフマディーネジャード大統領は次のように付け加えた。「イランは〔豊富な天然〕資源や豊かな才能を有し、地政学的〔に重要〕な位置を占めている。このようなことから、〔イランへの〕制裁は無意味となるだろう。さらに言うならば、イランは発展のために他国を必要とはしない」。       大統領は、アメリカの次期大統領が将来の両国関係について協議を求めた場合、イラン政府の対応はいかなるものになるかとの質問に答えて、次のように述べた。「イラン国民は話し合いを旨とする民だ。周知の通り、誰がアメ 全文をよむ

2008-09-06 アフマディーネジャード大統領、NHKとのインタビューに臨む:「時代はアメリカにとって逆風」(前編) (Jam-e Jam紙)

【政治部】大統領は、わが国に対する圧力や経済制裁は違法かつ不当であると強調した上で、「イランが強権的な諸大国に対して制裁を加えることも可能なのだ」と述べた。       報道中央局の発表によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は日本のNHKとのインタビューの中で次のように付け加えた。「我々はこれまでのところ、強権的かつ非倫理的な諸大国が行使する制裁に対して過度な対応を何ら示してこなかったが、もし諸大国がわが国の領域を侵犯しようものなら、イラン国民は〔断固として〕応酬することになるだろう 全文をよむ

2008-07-17 イラン・米関係にグリーン・シグナル?:米国務次官、5+1グループの代表メンバーに加わる (Jam-e Jam紙)

【政治部】ここ数週間イランとアメリカの間で交わされてきた「グリーン・シグナル」が、ついに両国の関係の扉を押し開いた。アメリカ国務省の高官がジュネーヴで開かれる5+1グループとイランの協議に加わることが予定されているのだ。       イランとアメリカの直接交渉はこれまで、第3者、すなわちイラク問題を中心に行われてきたが、今回アメリカ国務省次官でイラン問題の責任者であるウィリアム・バーンズ次官が、ティール月29日土曜日(7月19日)、スイスで行われる5+1グループとサイード・ジャリーリー国家安全保 全文をよむ

2008-07-08 モッタキー外相「アメリカから新しい声が聞こえる」 (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】イラン外相は日曜夜に放送されたCNNテレビのインタビューで、「GPS」という番組のプロデューサー兼司会者のファリード・ザカリア氏の質問に答え、EU外交責任者ハヴィエル・ソラナ氏とのテヘランでの前回の協議について、次のように述べた。「先日テヘランで行われたソラナ5ヶ国代表との前回の協議は、以前までの話し合いや協議とは異なるものであった。これはある部分、話し合いの形式のためであり、また他の部分は話し合いの内容のためだ」。       CNNの司会者は続けて次のように質問した 全文をよむ

2008-07-02 国会議員ら、NPTからの脱退を示唆 (E'temad-e Melli紙)

【エフサーン・メフラバーニー】第8期国会は同国会としては初めて、核問題をめぐる声明を発表した。国会が今回初めて示した核問題への積極姿勢は、一部の国会議員によるNPTからの脱退という脅しを伴ったものであった。       アリー・ラーリージャーニー国会議長が核問題における国会の役割をより強く示そうと試みる中、イニシアティヴを握ったのは他の議員らであった。201名の国会議員の署名を得た同声明文は、イランの核の権利を強調しつつ、次のように述べている。「アメリカと同国に追随する西側諸国は、いかなる国際法 全文をよむ

2008-06-24 外務報道官「ウラン濃縮停止はこれまで通り拒否する」 (E'temad-e Melli紙)

 イラン政府は、〔イランと5+1グループがそれぞれイラン核問題をめぐって提示した〕2つの包括提案の共通項を探るための協議を行う用意があると発表した。       EUの外交責任者であるハビエル・ソラナ氏のテヘラン訪問の際、〔国連安保理常任理事国とドイツからなる〕5+1グループによる包括提案が提示されたが、それより前、イランは自らの包括提案を各国に送付していた。       このことに関し、イラン政府は以前、我々の包括提案に対する西側からの回答を待ち、回答があった後に5+1による包括提案を検討する 全文をよむ

2008-01-29 ブーシェフル原発への核燃料の最終便、イラン側に引き渡される (Jam-e Jam紙)

【政治部】ブーシェフル原発用の核燃料の最終便となる第8便が、ロシアからイランに運び込まれた。       イラン原子力エネルギー生産開発社は、「今回の核燃料の到着により、ブーシェフル原発用の燃料の搬送作業は終了した。これにより、計82トン、濃縮度1.6%から3.6%の原発用の第一期燃料のすべてが、付属的な設備とともにロシアからイランに搬送されたことになる」と発表した。       同社の発表によると、アーザル月26日〔12月17日〕に始まった8回にわたる核燃料の搬送作業は、あらゆる安全基準を遵守 全文をよむ

2007-12-05 露外相「イランは一時も軍事目的の核計画を追求したことはない」 (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】ロシア外相はアーザル月14日(12月5日)水曜日、イランが現在まで何らかの〔軍事的な〕核計画を有していたことを示す証拠は何一つないと述べた。      モスクワから伝えられた諸通信社からの報道によると、ラヴロフ露外相は記者会見でアメリカ情報機関による新たな報告(NIE報告)について触れ、「我々が持っているデータによれば、イランは今日までいかなる核兵器開発計画も有したことはなかったと、確信をもって言うことができる」と述べた。      同外相はまた、「我々は、いくつか 全文をよむ

2007-11-25 アーガーザーデ原子力庁長官「P1・P2型遠心分離器、及び金属ウラン文書をめぐる問題は終了した」 (Iran紙)

【政治部】イラン原子力庁長官は「国際原子力機関(IAEA)はイランに送付した公式文書の中で、P1・P2型遠心分離器をめぐる問題、及び金属ウランに関する15ページの文書をめぐる問題が終了したことを表明した」と語った。   〔訳注:P2型遠心分離器とは、P1遠心分離器に比べてウラン濃縮効率の高い高性能の遠心分離器のこと。また、「金属ウランに関する15ページの文書」とは、核爆弾製造に必要な、金属ウランを半球形に成形する技術が記された文書のことで、イラン核問題をめぐる疑惑の中心に位置づけられていた。〕  全文をよむ

2007-11-14 アフマディーネジャード大統領、中国外相と会談:「イランは緊張を望まない」 (Jam-e Jam紙)

【政治部】アフマディーネジャード大統領は、「イスラーム共和国は緊張を望まない。IAEAやヨーロッパ諸国との対話と協力を継続する」と強調した。       ISNAの報道によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はイランを訪問中の中国外相と会談し、その中で地域及び世界に関して両国が共通の視点を有していることに言及した上で、「イランと中国の歴史的関係においては、これまで利害の対立は一切なかった。むしろ、両国はつねに共通の認識を共有していた」と付け加えた。       大統領はさらに続けて、中 全文をよむ

2007-10-31 ロシア外相、イランを突然訪問 (E'temad-e Melli紙)

【政治部】ロシア連邦共和国のセルゲイ・ラブロフ外相が昨日、突如テヘランを訪問し、アフマディーネジャード大統領と会談した。       カザフスタンを訪れていたラブロフ外相は、同地から直接テヘラン入りし、イラン当局筋から何の発表もないまま、大統領との会談に臨んだ。実際、テヘランの外交当局者たちの誰一人として、この報道が伝えられるまで、ラブロフ外相のイラン訪問を明かした者はなく、アフマディーネジャード大統領とラブロフ外相との会談についても、昨日夜遅くになるまで報じられることはなかったのである。   全文をよむ

2007-10-18 プーチン大統領「新提案」についての予測 (Jam-e Jam紙)

イランとロシアの公式筋は、未だプーチン大統領の新提案の詳細を発表しようとしていない。      【政治部】ロシアのウラディーミル・プーチン大統領はイスラーム革命最高指導者ハーメネイーとの会見で、新たな提案と見地を提起した。それに対し革命指導者は「われわれは、ロシア大統領の言葉と提案を熟考するつもりである」と表明した。       記者らが、アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記に、プーチン大統領の提案とはどんなものだったかと質問したが、同書記は提案の詳細の発表を控え、次のように述べ 全文をよむ

2007-10-02 ラーリージャーニー「アメリカは秘密裡にイラク・バアス党ナンバーツーと接触している」 (Iran紙)

【政治部】ラーリージャーニー・イラン国家安全保障最高評議会書記は英紙とのインタビューの中で、「イランの核計画は、高度な段階に達しており、ウラン濃縮活動の停止などといったことは戯れ言に過ぎない」と語った。       アリー・ラーリージャーニー書記は英フィナンシャル・タイムズ紙とのインタビューで、「イラン核問題はすでに終わった」とのアフマディーネジャード大統領の発言について、「イランは現在、すでに後戻りのできない状況を作り出したということだ」と述べた。同書記はさらに、「技術的な観点から言えば、われ 全文をよむ

2007-09-24 イランとIAEA、P1型及びP2型遠心分離器をめぐって協議を予定 (Iran紙)

【政治部】イランとIAEA双方の当局者は、P1型及びP2型遠心分離器に関連した疑問を明らかにすることを目的とした協議を、本日(月曜日)テヘランで始める予定だ。       イランとIAEA双方は、P1型及びP2型遠心分離器をめぐる問題の解決を目的とした一連の協議を、9月24日と25日に行うことで合意した。この合意は、IAEAのオリー・ハイノネン保障措置問題担当次長とイラン国家安全保障最高評議会のジャヴァード・ヴァイーディー国際問題担当次官との間で、ティール月21日〔=7月12日〕に行われたテヘラ 全文をよむ

2007-09-22 クシュネル仏外相「イランを訪問する用意」:自らの発言について釈明 (E'temad-e Melli紙)

 ベルナール・クシュネル仏外相は木曜日、イランのアリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記と電話で会談し、その中で〔イランとの戦争に備える必要があると伝えられた〕自身の発言が誤った形でマス・メディアに伝えられたことに、遺憾の意を表明した。       イラン国営通信の報道によると、クシュネル外相は「私が意図していたのは、好戦的な行動を阻止することにあった」と付け加えた。       クシュネル仏外相はまた、ラーリージャーニー書記とモハンマド・エルバラダイIAEA事務局長との間で行われて 全文をよむ

2007-09-16 フランス、対イラン制裁の有志連合を主導へ (E'temad-e Melli紙)

 フランスは、過去のイランに対する外交方針を急旋回させており、国連による制裁を単に待つようなスタンスを今後取るつもりはないようだ。フランス政府はイランへの対応で欧州諸国を結束させるために圧力を強めており、ニコラ・サルコジ仏大統領は、EUによるイランへの厳格な制裁の実現を狙っている。       オーストリアのスタンダード紙によると、サルコジ大統領は国連の決議を待つつもりはないという。というのも、フランス外交筋によると、2008年が始まるまで対イラン決議をめぐる議論が行われる見通しはなく、議論が行 全文をよむ

2007-07-26 ラーリージャーニー「ウラン濃縮活動はイランにとって息をするようなもの」 (E'temad-e Melli紙)

 「ウラン濃縮活動はイランにとって息をするようなものである。たとえブッシュ政権がイランに体制保証を提示してきたとしても、イランはナタンズにある遠心分離器を停止するようなことはない」。       これは、英インディペンデント紙がラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記の発言として伝えたものである。英仏独米4カ国の記者6名と90分にわたり行われたインタビューの中で、同書記は次のように述べている。「イランのメッセージは、いかに穏やかな口調で表明されたものであったとしても、明瞭である。イランはウラ 全文をよむ

2007-04-28 ラーリージャーニー「アンカラでの協議で興味深い案が提示」 (Iran紙)

【アンカラ:ジャラール・バルゼギャル特派員】2度にわたる国連安保理による対イラン制裁決議の採択、そしてイランによる核燃料の産業生産段階の達成という展開に続くかたちで、核問題をめぐるイランとEU(実質的には5+1グループ)の協議が双方の代表者によって再開されたことは、極めて重要な意味合いをもっている。一部のメディアや政治関係者らがアンカラでの協議内容について、さまざまな憶測を早くもめぐらせ、双方の合意について言及しているのも、恐らくこのためであろう。       実際には、ラーリージャーニーとソラ 全文をよむ

2007-04-26 イラン核問題:イラン・ラーリージャニーとEU・ソラナ、アンカラで協議 (Iran紙)

【アンカラ:イラン紙特派員】アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は、昨日核問題交渉団の団長として、欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表とトルコで会談・協議を行った。       外務省や原子力庁の関係者らを従えたラーリージャーニー氏は昨日の午後、世界のメディアが広く取材する中、ソラナ氏と第一回目と第二回目の協議を行った。       この協議が行われる前にも、世界の主要な報道機関は今回の協議でソラナ氏がいかなる案を提示するのか、憶測をめぐらせていた。メディア関係者ら 全文をよむ

2007-04-21 イランにはロシアの遠心分離器はない (Iran紙)

ロシアの第一副首相セルゲイ・イワノフは、「ロシアはウラニウム濃縮用の遠心分離器をイランに輸出していないし、今後も輸出することはない」と述べた。      同氏は続けて、「我が国の有する遠心分離器は全て兵器として管理されており、この技術は決してどこにも輸出されることはない」と発言した。      イラン当局もこれまで何度も、イランの遠心分離器は国内で生産したものであり、技術の点でイラン独自のものであるとの姿勢を示してきた。 全文をよむ

2007-04-10 6フッ化ウランガス、3000基の遠心分離器に注入:ラーリージャーニー書記が明かす (E'temad-e Melli紙)

 アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は、ナタンズのウラン濃縮施設で行われた《核技術国民記念日》の式典終了後、「3000基の遠心分離器への6フッ化ウランガスの注入作業は行われたのか?」との記者の質問に対し、「3000基の遠心分離器へのガスの注入はすでに行われた」と答えた。       しかし、ラーリージャーニー書記は《3000基の遠心分離器》へのガスの注入に関しては肯定したものの、その一方でこの過程で何基の遠心分離器が設置されたのか〔3000基からなる遠心分離器のカスケードが何系 全文をよむ

2007-04-10 アフマディーネジャード大統領、ナタンズの核施設で「吉報」を発表:イラン、核燃料の産業生産を実現 (E'temad-e Melli紙)

「イランは核燃料の生産において、同燃料の産業生産国の仲間入りを果たしたことを、高らかに宣言する。この偉大なる成果を、最高指導者とイラン国民にお祝い申し上げる」。       マフムード・アフマディーネジャード大統領は昨日、《良き知らせ》として、このようにナタンズで発表した。同大統領の昨日のこの発言は、《核技術国民記念日》に際してナタンズの核施設で開かれた特別式典でのもので、この式典には大統領以下、最高指導者事務局長、〔ダーヴーディー〕第一副大統領、〔ラーリージャーニー〕国家安全保障最高評議会書 全文をよむ

2007-04-10 イラン、核燃料の産業生産の段階に到達 (Iran紙)

  イラン大統領:イラン人の崇高な道は後戻りすることはない      ■アフマディーネジャード大統領:イランの核開発は平和拡大のために貢献するだろう。   ■イラン政府は、最低2万メガワットの原子力発電と、医学、農業、工業の分野でのその利用に向けて、具体的な日程の取り決めを行っているところである。   ■我々は、この分野においてイランと対話や協力の意思がある全ての国と、固く握手を取り交わすつもりである。   ■イランは35年間にわたってIAEA加盟国であり、核非拡散条約(NPT)に加盟しているが 全文をよむ

2007-04-07 4月9日の「核技術獲得国民記念日」にナタンズでセレモニーが開催 (Iran紙)

【政治部】ファルヴァルディーン月20日〔4月9日〕の「核技術国民記念日」を祝うセレモニーが、大統領出席のもとナタンズで開かれる予定だ。       ファルヴァルディーン月20日は、昨年イランがウラン濃縮技術を獲得し、ナタンズにおけるウラン濃縮カスケードの稼働開始が発表された日に当たる。このニュースを受け、文化革命最高評議会の承認のもと、ファルヴァルディーン月20日はイランの公式カンレンダーにおいて「核技術国民記念日」に定められた。       数日前、レザー・アーガーザーデ原子力庁長官は、来週に 全文をよむ

2007-03-28 全国大学生バスィージ、IAEAとの関係断絶を要求 (Iran紙)

【政治部】《全国162大学大学生バスィージ》は、IAEA理事会との関係継続の中断とIAEA査察官の国外追放を求める声明を発表した。       ファールス通信の報道によると、《全国162大学大学生バスィージ》は、イラン国民の権利に敵対的な安保理決議第1747号の採択を受けて、共同声明を発表し、同決議は不当で抑圧的、非論理的であり、権利を蔑ろにする非人道的なものであるとした上で、次のように強調した。「国連安保理は恥ずべき不法行為を続けており、自らの存在意義をますます見失いつつある。安保理はいまや、 全文をよむ

2007-03-27 イラン原子力庁高官、IAEAとの協力一部停止について説明 (Iran紙)

【政治部】イラン原子力庁のある高官は、「包括的保障措置協定の細則によれば、イランはすべての計画案について、IAEAの監督下に置くことが義務付けられていた。しかし、昨晩(日曜日)の閣議決定が実行に移された場合、イランがこれらの細則を実施する義務はなくなる」と語った。       同高官はISNAとのインタビューの中で、イラン核問題がIAEAに差し戻されるまで、イランによるIAEAとの協力の一部を無効とすることを決めた日曜日の閣議決定に触れ、次のように述べた。「包括的〔保障措置〕協定の細則では、あら 全文をよむ

2007-03-27 モッタキー外相、国連安保理決議に異議 (Iran紙)

【政治部】マヌーチェフル・モッタキー外相は、「イラン核問題には、当初より相互理解と対決という、二つの〔正反対の〕選択肢が存在していた。〔安保理による〕決議採択という選択肢は誤った選択であり、われわれとしては非常に残念である。誤った選択はそれ相応の結果をもたらす。今後それに応じた対応をとることになろう」と語った。       イラン外相は国連安保理で演説した後、「北朝鮮のように交渉の扉を開くことはないのか」との〔記者の〕質問に、「イランの核問題は、核兵器をその一部としている〔北朝鮮の核問題のような 全文をよむ

2007-03-26 IAEAとの協力関係、見直しへ:国連安保理決議を受け、昨日の閣議で決定 (Iran紙)

■ 大統領:「国連安保理決議があろうと、イラン国民の平和的で合法的な核活動は、一秒たりとも停止されることはない」   ■ 政府はIAEAとの協力を見直すことを政府に義務付けた国会決議を実施すべく、イラン核問題が国連安保理からIAEAに差し戻され、正常化されるまで、イラン原子力庁によるIAEAとの協力の一部を停止することを閣議決定した。   ■ 今後、イラン原子力庁はIAEAとの保障措置協定合意文書細則第1項ならびに第3項の実施を、イラン核問題が国連安保理からIAEAに差し戻され、正常化されるまで 全文をよむ

2007-03-19 イラン大統領にアメリカのビザが発給される (Hamshahri紙)

アメリカ国務省のマコーマック報道官は、イランのアフマディーネジャード大統領に対するビザ発給にアメリカが同意したことを伝えた。      イラン国営通信(IRNA)によると、国連安保理会議に出席することを目的としたイラン大統領に対するビザ発給が了承されたことをアメリカ国務省が発表したとワシントン発AFP通信が報じた。      アフマディーネジャード大統領は数日前、自国の核の権利を守るため、対イラン新決議案について検討される次回の安保理会議に出席する意向を示していた。      安保理理事国は、今 全文をよむ

2007-03-14 イラン外相:国連安保理は事態を悪化させるべきではない (Hamshahri紙)

【外交部】イランのマヌーチェフル・モッタキー外相は、スロベニアを訪問中、首都で記者会見を行い、イランに対するより厳しい制裁についての決議案が国連安保理で可決された場合、イランも同様の対抗措置を採ることになると語った。      イラン国営通信(IRNA)の報道によると、モッタキー外相はこうした制裁が可決されれば、事態は悪化するだろうと強調し、「国連安保理の理事国は我々から同様の対抗策を受けることになるだろう。彼らが外交による解決を目指すのであれば我々も(応じる)用意がある。そうでなければ、イラン 全文をよむ

2007-02-27 「アメリカはイランとの協議を正式に申し込むべき」ラーリージャーニー (Iran紙)

【政治部】ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は、「もしアメリカが、自ら主張するように、イランとの話し合いに興味があるならば、正式にその旨要請すべきである。そうすれば、イランもこのことを前向きに検討するであろう」と述べた。       南アフリカのプレトリアを訪れたラーリージャーニー書記は、イラン国営通信(IRNA)とのインタビューの中で、さらに「もしアメリカが正式のルートを通じて、イランとの話し合いを求めるならば、そしてそれが建設的かつ合理的な話し合いとなることが明らかとなるならば、わ 全文をよむ

2007-02-26 アフマディーネジャード「われわれは核の列車を止めるブレーキなど捨ててしまった」 (Iran紙)

【政治部】アフマディーネジャード大統領は「イランは今日、神の恩寵により核燃料生産技術を獲得した。敵の脅迫・圧力など、イラン国民の発展の妨げにはならない」と強調した。       複数の通信社が伝えるところによると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は治安維持軍政治思想局の責任者・宗教指導者らによる第6回全国会合の席上で、次のように述べた。「今日、〔イランが〕核の平和的技術〔を獲得すること〕に対して、敵は反対の声を上げているが、彼らは単に一つの技術・産業に異議を唱えているわけではない。むしろ 全文をよむ

2007-02-12 アーガーザーデ原子力庁長官「イランの核活動はすでに確立」 (Iran紙)

2007/02/12イラン紙6面      【政治部】原子力庁長官は、「イラン・イスラーム共和国の核エネルギー分野での活動は、すでに確立されたものとなった」と述べた。       バフマン月22日〔2月11日〕の革命記念行進に出席したレザー・アーガーザーデ長官は、記念行進に多くの人々が集まったことに触れ、「2月11日に多くの群衆が集まり、核活動に支持を表明してくれた。これにより、イスラーム共和国体制と革命に対する敵の陰謀は無力化されるであろう」と語った。       同長官はさらに、「核エネルギ 全文をよむ

2007-02-12 アフマディーネジャード大統領、革命記念日に演説:イラン国民、核の平和利用技術の確立を祝う (Iran紙)

【政治部】イラン国民による数百万人規模の行進が昨日、イスラーム革命の勝利を祝う2月11日の革命記念日に行われた。この行進で、人々は主要なスローガンの一つとして、核の平和利用技術に関して国が成し遂げた成果を守る必要があると強調した。世界の主要メディアも数百万人規模で行われたこの行進を、イラン人民による「核の国民投票」として報じた。       マフムード・アフマディーネジャード大統領は、2月11日の革命記念日にアーザーディー広場に集まったテヘラン市民の大群衆を前に、イランによる核の平和利用について 全文をよむ

2007-02-11 ラーリージャーニーがソラナEU代表と会談、核問題での交渉再開を確認 (Hamshahri紙)

 ハムシャフリーオンライン:ハビエル・ソラナEU共通外交・安全保障政策上級代表は、イラン国家安全保障最高評議会のアリー・ラーリージャーニー書記との会談の成果を評価した。       フランス通信社(AFP)のミュンヘンからの報道によると、ソラナ代表は会見の最後でラーリージャーニー氏に対し、「短い時間ではあったが、有意義な会談だった」と述べ、「この会談の目的は対話路線を取り戻すことにあった」と発言した。       ソラナ同上級代表とラーリージャーニー氏の前回の会談は、ベルリンで行われた2006年 全文をよむ

2007-02-10 IAEAとテヘランの協力プロジェクトの90パーセントは依然として有効 (Hamshahri紙)

 イラン原子力庁のモハンマド・サイーディー国際問題担当次官は、「イランとIAEAの協力プロジェクトの停止を目指すアメリカの努力にも拘わらず、これらの協力プロジェクトの90パーセント以上は依然として効力を失っていない」と述べた。       同次官は2月9日金曜日の夜、IRNA(イラン国営通信)記者とのインタビューの中で、さらに「イランとIAEAとの協力プロジェクトの残りの約10パーセントも、IAEAの会合の中でで、一つ一つ詳細に検討がなされるだろう」と付け加えた。       イランとIAEAの 全文をよむ

2007-02-06 アーザーディー広場で核に関する決起集会 (Hamshahri紙)

【政治部】イラン国民の核に関する権利を防衛することが、ここ数日、人々の一番の話題として、不変のスローガンになりつつある。      高校生たちもまた、2月5日月曜日に、国の様々な場所で、この抗議に対するシンボルとして人間の鎖を作り、核エネルギー利用というイラン国民の当然の権利を擁護した。      テヘランの高校生たちは、月曜の朝、アーザーディー、シャヒード・メフラーティー、そしてイマーム・ホメイニーの三つの広場に集い、人間の鎖を作り、核エネルギー利用の権利を守ろうと声を張り上げた。      全文をよむ

2007-01-28 「イランの核の権利を守るためには、意見の相違を越えて大統領を擁護すべき」:モハンマド・ジャヴァード・ラーリージャーニー イラン紙 (Iran紙)

【政治部】外交関係者で、国際問題の専門家であるモハンマド・ジャヴァード・アルダシール=ラーリージャーニー博士は、国連安保理決議第1737号について、《核保有国イラン》に対する一種の《見苦しい怒り》を表したものであるとして、さらに「イランが《核クラブ》の仲間入りすることに対し、誰も歓迎のことばをかけてくれない以上、壁を飛び越えるようにして仲間入りを果たす以外に方法はない」と述べた。       同博士は昨日IRNAとのインタビューで、さらに次のように述べた。「私の考えでは、核をめぐる外交交渉の進め 全文をよむ

2007-01-28 イラン、核問題解決へ向けた包括的な打開策を模索  (E'temad-e Melli紙)

【エッテマーデ・メッリー】イラン核問題をめぐる最終期限が近づいている。〔2月11日の革命記念日へのカウントダウンである〕《ファジル10日間》に《核の吉報》が発表され、バフマン月13日から14日〔2月2日から3日〕にも、《核のセレモニー》の開催に合わせる形で、3000機の遠心分離器システムが稼働を開始するのではないかとの憶測が流れる一方で、国連決議第1737号でウラン濃縮活動停止をイランに対して要求した砂時計は、バフマン月末〔2月19日〕にも終わりを迎えようとしている。また、イラン政府は依然として 全文をよむ

2007-01-28 イワノフ露安全保障会議書記、ハーメネイー最高指導者に親書  (Hamshahri紙)

【ハムシャフリー・オンライン】ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記はムハンマド・エルバラダイIAEA事務局長提案に関し、「イラン核問題にはさまざまな側面があることから、提案に関しても、双方の利益が確保されるよう、鍛え上げて包括的なものにする必要がある」と語った。       バフマン月8日〔1月28日〕日曜日の夜、ロシアのイゴーリ・イワノフ国家安全保障会議書記との共同記者会見に臨んだアリー・ラーリージャーニー書記はさらに、「どのようなメカニズムによって、提案を実り豊かなものにし、双方の利 全文をよむ

2007-01-25 ラフサンジャーニー「西側はイラン核問題で危険な橋を渡るようなことをすべきではない」:イギリス大使と会談 イラン紙 (Iran紙)

2007年1月25日付イラン紙    【政治部】ラフサンジャーニー公益判別評議会議長は駐テヘラン英大使と会談し、イラン・イスラーム共和国は原子力エネルギーの平和利用に関する自らの原則的立場を堅持すると強調した上で、「イランは原子力エネルギーに関して、ことさら問題を起こそうなどとは考えていない。他国に対しても、危険な行為を追求しないよう進言する」と述べた。     公益判別評議会の広報部が昨日発表したところによると、ハーシェミー=ラフサンジャーニー議長は、話し合いを開始するにあたって前提条件をもう 全文をよむ

2007-01-23 IAEA査察官38人の受け入れを拒否 イラン紙 (Iran紙)

2007年1月23日付イラン紙    【政治部】イランのマヌーチェフル・モッタキー外相はシリアのワリード・ムアッリム外相との共同記者会見で、IAEA査察官38人のイラン入国を拒否するイランの措置についての質問に、「IAEA加盟国がIAEAに対して行う協力についての遵守規則では、特定の査察官の入国に反対する権利が査察受入国に正式に認められている」と答えた。     外相はその上で、「ある国が特定の査察官の受け入れに反対することもありうるのであり、このような措置は合法で、IAEAの規定の枠内である」 全文をよむ

2007-01-20 革命記念日の核エネルギー特別式典  エッテマーデ・メッリー紙 (E'temad-e Melli紙)

2007年1月20日 エッテマーデ・メッリー紙    [イラン学生通信(ISNA)]   イスラーム宣教調整評議会の代表者アスガル・アーイハザル氏は次のように述べた。「今年の[革命記念日である]バフマン月22日(2月11日)は、核エネルギー大会への広範な人々の参加とともに、世界の人々がイスラーム革命の新しい力と偉大さを目の当たりにすることになるだろう。」     同氏は記者会見において、イスラーム革命を記念するファジュルの10日間(注1)のプログラムについて説明して、「バフマン月22日(2月11 全文をよむ

2007-01-09 ハーメネイー最高指導者、コム市民数千人を前に演説「イランの力はイスラーム世界の支え」 イラン紙 (Iran紙)

2007年1月9日付イラン紙    【政治部】神の大祭、ガディール・フンムの祝日〔※後注〕に際し、イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨日、コムの様々な階層の民衆数千人を前に、このめでたき日を祝う中で、ガディールの出来事はイスラームの偉大さや普遍性を示すものであり、またイスラームが将来を見据えた宗教であることを表しているとした上で、次のように論じた。「今日のムスリム、特にウラマー、知識人、指導者、政治家たちの最も重要な義務は、これまで以上にイスラームの統一のために尽くし、 全文をよむ

2007-01-03 ラーリージャーニー、中国国家主席と会談 ハムシャフリー (Hamshahri紙)

2007年1月3日付ハムシャフリー    【政治部】   ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は、今日、北京を訪問する。     アリー・ラーリージャーニーは、2日間の予定で北京を訪れ、中国の胡錦濤国家主席と会談し、アフマディーネジャード大統領からのメッセージを伝える予定である。     また、ラーリージャーニーは、中国の他の高官らとの会談も予定している。この会談での主な議題のひとつは、イラン・イスラーム共和国の核開発計画の問題であると予想される。またこの訪問では、他の政府高官ら一行も、 全文をよむ

2006-12-27 イラン核問題がアニメに:アメリカとイスラエルの秘密工作を描く ジャーメ・ジャム (Jam-e Jam紙)

2006年12月27日付ジャーメ・ジャム    【ジャーメ・ジャム】   イラン・イスラーム文化指導省の映像視聴覚部門担当部局ノンフィクション・記録フィルム普及センターは、核エネルギーをテーマとしたアニメ『MC2』を制作した。今後はテレビの各局から放映される予定である。     セイイェド・モハンマド・モフターリー監督による同アニメーション・フィルムは、イランにおける核エネルギー開発の経緯を風刺的視点で扱ったものであり、この国家的事業に対するアメリカとイスラエルの秘密工作活動を描いている。    全文をよむ

2006-12-27 外相代行「イランはNPTからの離脱を決意しているわけではない」 イラン紙 (Iran紙)

2006年12月27日付イラン紙    【政治部】外相代行は、「イランは現在、核不拡散条約からの離脱を決意しているわけではない。また、原子力の平和的活動を今後とも追求して行くつもりだ」と述べた。     メフディー・モスタファヴィー外相代行は昨日メッカ特派員とのインタビューの中で、同時に「イランは、われわれに対して制裁決議を採択した国連安保理の不当で超法規的な行動に対して、無関心でいることはできない。われわれは、自らの国益に沿って行動して行くことになるだろう」と強調した。     その上で同代行 全文をよむ

2006-12-25 シェル石油の前で学生の抗議集会 ジャーメ・ジャム (Jam-e Jam紙)

2006年12月25日付ジャーメ・ジャム    【ファールス通信】シェル石油の前で行われた抗議集会の参加者らは、国連安保理で反イラン決議を起草した者たちが我が国で有している経済権益が、安泰なまま保たれるようなことがあってはならないと強調した。     ファールス通信政治担当記者の報道によれば、本日月曜日の午後テヘランのミールダーマード通りにあるシェル石油の事務所の前で行われたこの集会で、学生らは「望むと望まざるとに関わらず、イランはすでに核〔技術〕保有国であることを、抑圧者どもは知るべきだ」、「 全文をよむ

2006-12-25 反イラン決議に非同盟諸国などが異議 イラン紙 (Iran紙)

2006年12月25日付イラン紙2面    【政治部】5+1諸国間での長期わたる議論・協議の末、対イラン安保理決議が採択されたことを受け、イラン核活動は平和目的であり合法であるとして制裁に異議を唱えていた諸国・グループは昨日、イランに対する制裁には効果がなく、また必要性もないとの見解を示した。     ▼ イスラーム諸国会議機構事務局長が決議を批判     複数の報道によると、イスラーム諸国会議機構のエクメレッディン・イフサン・オグルー事務局長は昨日ダマスカスで、イランの平和的原子力計画に反対す 全文をよむ

2006-12-25 国連安保理決議に国会が反発:IAEAとの関係見直しを求める法案を提出 イラン紙 (Iran紙)

2006年12月25日付イラン紙2面     ■ 国会議長、昨日の国会公開本会議で、「アメリカ政府はいまだ教訓を学んでいない」と強調   ■ 国会議員ら、「アメリカに死を」のシュプレヒコールをあげながら、政府にIAEAとの協力関係見直しを義務づける第二種緊急法案を可決    【政治部:ハサン・ヴァズィーニー】ヨーロッパが提案したイラン核活動に対する決議案が、原案の大幅な修正がなされたものの、〔国連安保理で〕採択されたことに対し、イラン国会は不法かつ不当な行為として強く反発した。     一部の国 全文をよむ

2006-12-23 国連安保理の制裁決議に対するイラン外務省の反応 ハムシャフリー (Hamshahri紙)

2006年12月23日付ハムシャフリー     イラン・イスラーム共和国は、我が国の平和的核計画に対して国連安保理が新たな決議を採択したことは、超法規的行為であり、国連安保理の義務から逸脱し、国連憲章の明確な規定にも反するものだ、との姿勢を示した。     イラン学生通信の報道によると、我が国の外務省は、イランに対する国連安保理決議採択への返答として、次のような声明を発表した。     「このような決議が発出されたことは、いまだに一部の国連安保理常任理事国、特に米英が同機関を自らの道具であるかの 全文をよむ

2006-12-19 アフマディーネジャード、欧州三カ国に警告 ハムシャフリー (Hamshahri紙)

2006年12月19日付ハムシャフリー    【ハムシャフリー・オンライン】マフムード・アフマディーネジャード大統領はイラン核計画の継続を改めて強調した上で、イギリス、フランス、ドイツの3カ国に対し、核計画の進歩を阻もうとする試みは、イランに対する《敵対的行為》として理解されることになるだろうと警告を発した。     地方州訪問の一環として閣僚らとケルマーンシャーを訪れたマフムード・アフマディーネジャード大統領は、今日の朝(1385年アーザル月28日〔=2006年12月19日〕火曜日)、〔国連安 全文をよむ

2006-12-05 ラーリージャーニー、《原子力OPEC》の誕生に警戒を呼びかける ハムシャフリー (Hamshahri紙)

2006年12月5日付ハムシャフリー     ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記はアラブの隣国に対し、地域の基地に駐留するアメリカ軍を退去させ、代わりに地域安全保障同盟を創設して、イランと同盟関係を結ぶよう求めた。     AP通信電を引用したイラン学生通信の報道によると、アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は、ドバイで開かれた地域会議に参加したアラブの指導者たちに向けて、アメリカ政府はアラブ諸国の利益には無関心であり、アメリカにとって用無しになれば、すぐにでも見捨てら 全文をよむ

2006-11-16 「バーネ市民はイラン国民の抵抗の象徴」:アフマディーネジャード ハムシャフリー (Hamshahri紙)

2006年11月16日付ハムシャフリー     アフマディーネジャード大統領は、「バーネ市民はイラン国民の抵抗の象徴であり、敵を前にしても、アールバーバー山のごとく、動ずることがなかった。聖なる防衛〔イラン・イラク戦争〕のときに彼らが示した不屈と抵抗は、誰も忘れることができない」と述べた。  〔*訳註:バーネはクルド系住民が居住するイラン西部コルデスターン州の町で、イラクとの国境地帯に位置している。アールバーバーは同地域にある山の名前〕     マフムード・アフマディーネジャード大統領はアーバー 全文をよむ

2006-11-14 大統領、就任後4度目の記者会見:「今年中に核技術獲得のセレモニーを開催」 ハムシャフリー (Hamshahri紙)

2006年11月14日付ハムシャフリー    【ハムシャフリー・オンライン】マフムード・アフマディーネジャード大統領は今日、政府の経済や措置、マスコミへの批判、アメリカとの関係、同様に合衆国国民に対するメッセージ、イラン核開発計画、そして雇用などの様々な問題について、記者会見した。    ファールス通信によると、アフマディーネジャード大統領の4回目の記者会見は、第9期の政権発足から15ヶ月目にあたる今日 (1385年アーバーン月23日=2006年11月14日火曜日)の午後、国内のマスコミ記者らの 全文をよむ

2006-10-29 ロシア国防相:「イランの遠心分離機稼働は、IAEAの完全な管理下で行われている」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年10月29日付ハムシャフリー紙    【ISNA】ロシアのイワノフ国防相は、「近い将来において、イランが核兵器製造のために利用可能なウラニウムを手に入れる能力はない」と発言した。     インタファクス通信の報道によると、ロシア国防相兼副首相のセルゲイ・イワノフは次のように述べた。「ロシアはこの問題に関して懸念していない。イランが、武器製造が可能なレベルのウラン濃縮技術を獲得していると語るのは、時期尚早である。」    記者会見で、イランの二回目の遠心分離機稼働について発言したイワノフ 全文をよむ

2006-10-23 ウラン濃縮停止は交渉の結果ありうる:外務報道官 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年10月23日付ハムシャフリー紙    【政治部】セイエド・モハンマド・アリー・ホセイニー外務報道官は、定刻より35分遅れで、定例記者会見を行った。記者会見が遅れた理由について、グルジア外相のイラン訪問の予定に変更が生じたためと語った。     外務報道官は、フィトル祭〔ラマダーン明けを祝う行事〕の到来に祝辞を述べた上で、《エルサレムの日》のデモ行進はパレスチナの虐げられし国民に対するイスラーム世界の連帯と団結の象徴であるとし、イマーム〔・ホメイニー〕と〔ハーメネイー〕最高指導者の呼びか 全文をよむ

2006-10-11 政府報道官、北朝鮮の核実験について発言「イランはいかなる核兵器の使用にも反対する」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

10月11日付ハムシャフリー紙政治面    【政治部】政府報道官ゴラームホセイン・エルハームは「イランは、いかなる大量破壊兵器にも反対する立場をとる。また、イスラーム共和国はこれらの兵器の廃棄や根絶を目指しており、こうした自身の立場を繰り返し述べてきた。」と強調した。    北朝鮮のミサイル実験やそれに対する広範な反応は、アメリカ合衆国大統領にも影響を及ぼし、ブッシュ大統領は北朝鮮の核実験を非難する声明の中で、北朝鮮が核技術を悪用し、それをイランやシリアに提供していると主張した。    政府報道 全文をよむ

2006-10-10 米中外相、イラン核問題について会談 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【政治部】北朝鮮の核実験が世界を震撼させた。このことについて国連安保理常任理事国5カ国は、北朝鮮の核問題の検討するため協議を増やすことに合意した。    イラン外務省の報道官は、週の定例記者会見で、北朝鮮の核実験に関するイランの立場を尋ねた質問に対し次のように答えた。「イランの姿勢はこれまでどおり、いかなる大量破壊兵器の製造、実験、拡散にも反対する。」イスラーム共和国通信(IRNA)は、中国情報筋からの情報として、北朝鮮の核実験後に米国のライス国務長官と中国の李肇星(りちょうせい、Li Zhao 全文をよむ

2006-10-09 外務報道官:「一日たりともウラン濃縮は停止しない」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【政治部】外務報道官のセイエド・ムハンマド=アリー・ホセイニー氏は、昨日午後最初の記者会見を行い、その後エフターリー〔=断食月の日没後の食事〕の会にも出席して、記者達と会談を行った。    報道官は、現在の状況下におけるイランの核戦略についての訊ねたハムシャフリー紙に対し、以下のように答えた。「イランの基本政策は、国際的な諸条約や協定に基づいて有している公的・合法的な核所有権を守ることである」。ホセイニー報道官は、イランに対する制裁という一部の国々の脅しについて、次のように述べた。「イランは過去 全文をよむ

2006-10-01 イラン大統領:核施設が攻撃されたら、我々はさらによいものを築く ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年10月1日付け ハムシャフリー紙    (前略)    【政治部】マフムード・アフマディーネジャード大統領は昨日朝、テヘラン大学中央図書館アッラーメ・アミーニーホールにおいて行われた、大学、技術・研究センターの1385年から86年(西暦2006年から07年)の始業式によせて講演を行い、「もし、イランの核施設が攻撃にあったら、前のものよりも優れたものを作り出す。その技術は、若者たちの脳裏・思考の中に存在するからだ」と語った。    また、アメリカの外交評議会との面談について触れ、評議会メ 全文をよむ

2006-09-23 アフマディーネジャード大統領、ウラン濃縮活動の停止について語る ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年9月23日付ハムシャフリー紙    【政治部】大統領は10日間にわたる外遊を終え、昨夜イランに帰国した。大統領はこの間、キューバで開かれた非同盟諸国首脳会議に出席した他、G15会議の議長役を引き継ぎ、ヴェネズエラ大統領と公式会談を行い、同国大統領からの最高の勲章を授与され、さらにニューヨークで開かれた国連総会に出席して、演説を行い、数カ国の首脳と会談を行った。     マフムード・アフマディーネジャード大統領はニューヨークで、国連総会での演説後、木曜日に記者会見に出席し、記者らとの質疑 全文をよむ

2006-09-21 メモ:核問題の現状について ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年9月21日 ハムシャフリー紙    【ホセイン・アラーイー】イラン核問題に関するヨーロッパの包括案に対し、イランが回答を出したことで、アメリカが主張していた国連安保理によるイランへの制裁は遠のき、EU外交代表とイラン国家安全保障最高評議会書記の協議は、前向きで前途有望なものとなってきている。    当然のことながら、アメリカはアーバーン月(11月)の中間選挙までにネオコンや政権グループにとって有利となるような外交上の実績を挙げたいところだ。というのも、イスラエルとレバノン国民の戦争や、 全文をよむ

2006-09-20 「ブッシュの発言を前向きに評価する」:バーホナル国会副議長 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年9月20日付ハムシャフリー紙    【政治部】先ほど、ジョージ・ブッシュ米大統領は、平和的核技術をイランが利用する権利を正式に認める発言を行った。この発言についての評価を、国会副議長に訊いた。     国会の副議長で、技術者イスラーム協会総書記も務めるモハンマド・レザー・バーホナル氏は、アメリカの戦略のサイクルについて、次のような見方を示した。「イランとアメリカの対立には、長い歴史的経緯があるが、ある程度両国の戦略的政策にも起因するものである。それゆえ、両国間に横たわる不信の壁を低くす 全文をよむ

2006-09-20 「イラン核問題の平和的解決を目指す」:ブッシュ大統領 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年9月20日付ハムシャフリー紙     ジョージ・ブッシュ米大統領は、国連総会での演説で、「アメリカはイラン核問題の解決に対し、平和的方法を追求している」と強調した。     ファールス通信の報道によると、ブッシュ大統領は昨日、国連総会に集まった世界190カ国以上の代表の前で、イラン核開発計画が核兵器製造を目指したものだとの主張を繰り返した。ブッシュ大統領はまた、自ら「イランの核の野望」と呼ぶものに触れ、イラン核開発計画において何ら逸脱したところは存在しないとするIAEAの度重なる報告に 全文をよむ

2006-09-14 非同盟諸国会議、核問題に関するイランとの前提条件なしの対話を要求 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

[政治部]   キューバで開かれる[非同盟諸国]会議で116カ国の発展途上国は昨日、核開発問題の解決に向けてイランと対話するよう求める声明を発表し、条件なしの対話が必要との見解を示した。     イラン国営通信(IRNA)が一部伝えたところによると、キューバの首都ハバナからのAP電は、6日間にわたる非同盟諸国会議の3日目、会議参加諸国がイランとの条件なしの対話を要請し、同様にイスラエルを戦争犯罪の罪で非難したと報じた。     非公開で行われたこの会議では、中東問題やイランの問題が最も重要な議題 全文をよむ

2006-09-13 非同盟諸国、イラン核計画を擁護 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年9月13日付ハムシャフリー紙    【ファールス通信】非同盟諸国運動加盟国による首脳会議が、キューバの首都ハバナで始まった。同会議ではまず、アメリカ及びシオニスト体制を批判し、イラン・イスラーム共和国の核計画を擁護する発言が見られた。     AFP通信の報道によると、キューバのフェリペ・ペレス・ロケ外相は開会式での演説で、「イランが原子力の平和的開発計画で自らの当然の権利を実現しようとしていることに対して、圧力が激化している最中、首脳会議が開催される」と指摘した。     6日間の日 全文をよむ

2006-09-06 IAEA査察官のイラン入国停止法案総則が委員会で承認 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年9月6日付シャルグ紙2面    【IRNA】国会の国家安全保障・外交政策委員会は、昨日夕方の会議で、IAEA査察官のイラン入国停止に関する法案の総則を承認した。     同委員会の広報を務めるカーゼム・ジャラーリー議員は、このことを明らかにした上で、「同法案の単一条項は、いかなるものであれ、イランに対する制限が国連安保理によって加えられた場合には、IAEAによるすべての査察を停止することを政府に義務づける内容となっている」と語った。     同議員はまた、これまで延べ2400件の査察が 全文をよむ

2006-09-04 イランに対する経済制裁にドイツ懸念 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年9月4日付 シャルグ紙14面    ドイツの最も権威ある新聞のひとつであるディー・ウェルト紙は、いかなるものであれ、イランへの経済制裁をドイツが懸念していることについて、2つの記事を掲載した。イランに対する経済制裁が実施された場合、ドイツで1万を超える職が失われるとの内容は、ベルリンの経済関係者を心配させている。    ドイツの海外通商連盟会長のブルナー氏はディー・ウェルト紙とのインタビューで、政治的問題は政治的手段・方法を用いて解決すべきであり、経済的手段は用いるべきではないと主張し 全文をよむ

2006-09-04 国会、IAEA査察官の入国を停止する法案を検討へ ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年9月4日付ハムシャフリー紙    【政治部】国連安保理常任理事国5カ国+ドイツが安保理決議に固執する中、国会議員らはIAEA査察官のイランへの入国を停止する法案の採決へ向けて動くことを決定した。     本紙ハムシャフリーの国会担当記者の報告によると、昨日の国会公開本会議の終了時、IAEA査察官のイラン入国を停止する法案の受領が発表された。     国会の国家安全保障・外交政策委員会の委員長は、この件について、「委員会は、『理性的な話し合いに向けてイラン側がこれまで示してきた柔軟な姿勢 全文をよむ

2006-09-03 アナン国連事務総長、イランを訪問 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年9月3日付ハムシャフリー紙    【政治部】コフィー・アナン国連事務総長は昨日テヘラン入りし、外相と会談後、アクバル・ハーシェミー=ラフサンジャーニー公益判別評議会議長と会談した。国連事務総長はさらに、国家安全保障最高評議会書記とも会談した。アナン事務総長はまた、大統領とも会談する予定である。     会談を前に、メフラーバード空港のパヴィリオンで、アナン事務総長はISNAの記者に、再びイランを訪問できたことを嬉しく思うと述べた上で、今回の訪問は国連安保理決議第1701号及びレバノン情 全文をよむ

2006-09-02 IAEA事務局長報告に対するイラン側の反応 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年9月2日付シャルグ紙2面    【政治部】国連安保理がイランに対して核活動を停止するよう設定した期限が終了したのと時を同じくして、IAEA事務局長は木曜日、イランの核活動に関する報告書をIAEA理事会、及び国連安保理事会のメンバー各国に提出した。     同報告は、イランのIAEAとの協力とその継続に関して言及があるものの、「イランは濃縮関連活動を停止しなかった」とも強調する内容となっている。また、6ページにわたる同報告では、2006年6月8日の報告以後の推移について述べられており、イ 全文をよむ

2006-08-27 アラーク重水施設、稼働 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年8月27日付ハムシャフリー紙    【政治部】大統領は「われわれは、いかなる国にとっても脅威とはなっていない。地域諸国の敵であるシオニスト体制にとっても、同じである。なぜなら、われわれは国民投票こそ、この体制の将来を決めるもっともよい解決法であると信じているからだ」と強調した。     本紙ハムシャフリー紙アラーク特派員の報告によると、アラーク重水生産プロジェクトの開所式典に出席したマフムード・アフマディーネジャード大統領は、イランの若者たちや被抑圧者たちが先進技術を獲得したことを称賛 全文をよむ

2006-08-26 バーホナル国会副議長、「イラン国民が核兵器製造を望む可能性」を示唆 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年8月26日付シャルグ紙    【政治部】技術者イスラーム協会の総書記で国会副議長のモハンマド・レザー・バーホナルは、「イラン国民は、核兵器を保有する、抑制の利かない不合理な力に直面している。もし圧力を加えられるならば、我が国民は政府に対して、抑止力として核兵器の製造を求める可能性もある」と述べた。     バーホナル国会副議長は、技術者イスラーム協会政治部会の会合の終わりに、同協会の機関誌《ジャーメ・ハフテ》とのインタビューの中で、このように発言した。     バーホナル国会副議長は、 全文をよむ

2006-08-26 5+1提案へのイラン側回答の詳細が明らかに? ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年8月26日付ハムシャフリー紙    【政治部】安保理常任理事国5カ国+ドイツによる提案に対するイラン側の包括的回答についていまだ検討が続く中、さまざまな反応が上記5+1カ国より伝えられている。     米政府報道官はAP通信とのインタビューで、アメリカの意思決定は、安保理決議第1696号が定める期限に基づき、この期限が切れた後、イランがウラン濃縮活動の停止に応ずるか否かに左右されるとの見方を示した。     他方、アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記はIRNAとのインタ 全文をよむ

2006-08-24 5+1提案へのイラン側回答に対する各国の反応 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年8月24日付ハムシャフリー紙    【政治部】21ページに及ぶイラン側の回答が、5+1提案の提案国〔国連常任理事国5カ国+ドイツ〕に対して示されたことを受け、今度は5+1がイラン側回答を検討し、今後の道筋を選択する番となった。     ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記よりドイツ、フランス、イギリス、ロシア、中国、そしてアメリカの利益代表としてスイスの大使・外交官らにイラン側回答が手渡されたことを受け、アメリカ、フランス、そしてEU外交代表から、最初の反応が示された。     全文をよむ

2006-08-23 イラン、ナタンズの核施設へのIAEA査察を妨害? シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年8月23日付シャルグ紙    【メフル通信】イランは、IAEA査察官の地下核施設への立ち入りを阻止する行動に出た。     AP通信の報道によると、ある外交官はこのことに関して、「ナタンズの核施設への査察官の立ち入りを許可しなかった、イラン側の予期せぬ行動は、イランが核兵器を獲得しようとしているわけではないということを確認するための国際社会の試みを著しく阻害する可能性がある」と語った。     これより前に複数の外交官が述べたところによると、イランは複数のIAEA査察官の受け入れを拒ん 全文をよむ

2006-08-23 イラン、西側の包括提案に回答 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年8月23日付ハムシャフリー紙    【政治部】安保理常任理事国5カ国+ドイツによる包括提案に対する回答期限としてイラン側が設定していた昨日、同提案に対する包括的回答がイラン側よりこれらの国々の代表らに示された。昨日の午後4時、ドイツ、フランス、イギリス、中国、ロシア、そしてアメリカの利益代表としてスイスの各国大使は、国家安全保障最高評議会事務局に出向き、イランの回答を受領した。     アリー・ラーリージャーニー博士は、包括提案に対するイラン側の回答を受領するために国家安全保障最高評議 全文をよむ

2006-08-21 アーセフィー外務報道官「ウラン濃縮を停止する予定はない」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年8月21日付ハムシャフリー紙    【政治部】外務報道官は週の定例記者会見で、5+1包括提案に対するイランの回答期限が迫る中、「イランは〔ウラン濃縮の〕停止を受け入れない。停止はイランの予定にはない」と述べた。     イランに対して濃縮停止を求める国連安保理決議に関する質問に対し、ハミード・レザー・アーセフィー外務報道官は、「前提条件の履行が付与された話しあいは意味をなさない。ある条件を前提として話し合いを行うのであれば、そのような条件が付与される前に最初からそのようにしている」と述 全文をよむ

2006-08-19 ラフサンジャーニー、核問題への米の介入を牽制 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年8月19日付シャルグ紙2面    【政治部】ラフサンジャーニー公益判別評議会議長はイラン核開発計画に関し、「レバノンでの砲声が静まった途端に、今度は政治関係者らがイラン核問題について騒ぎ始めた」と述べた。     アクバル・ハーシェミー=ラフサンジャーニー師は昨日、テヘランの金曜礼拝での説教でこのように述べた上で、「アメリカに学んで欲しいのは、われわれの地域で起きているもう一つの別の騒動に介入することなく、道理をわきまえた者たちに、自らのリズムで問題の解決を委ねることが賢明だということ 全文をよむ

2006-08-01 対イラン国連安保理決議案採択される ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年8月1日付け ハムシャフリー紙    【政治部】国連安全保障理事会はついに決議案を採択し、イランに対し核活動を8月31日までに停止するよう求めた。     アル・アラビーヤの報道によると、対イラン決議案は安保理理事国の14ヶ国によって賛成票が投じられ、採択された。この決議案には「イランがウラン濃縮活動停止を受け入れない場合、経済制裁を行う」と記載されている。     ロシア、中国の要請により、この決議案は草案よりやや弱いものとなった。しかしながら、14カ国がこの対イラン決議案に賛成し、 全文をよむ

2006-07-30 ヨーロッパ提案は前向きな一歩:モッタキー外相 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年7月30日付シャルグ紙2面    【政治部】国連安保理常任理事国5カ国が、イランに対し8月末までにウラン濃縮活動を停止するよう猶予を与える決議案で合意する一方で、マレーシアを訪問中のマヌーチェフル・モッタキー外相は金曜日夕方、ハヴィエル・ソラナEU共通外交上級代表と会談した。この会談は多分に、レバノンでの最近の出来事が原因で行われたものだが、それと同時に両者はクアラルンプールにおいて、イラン核問題をめぐる最新の動向についても議論した。     木曜日にマレーシアのサイド・ハミド・アルバ 全文をよむ

2006-07-22 核問題の国連安保理への再提出に対するラーリージャーニー書記の声明全文 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年7月22日付シャルグ紙1面    【政治部:エフサーン・アブタヒー】イラン核問題が再度国連安保理で審議されることを受け、ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は木曜日声明を出し、いかなるものであれ、イラン国民の当然の権利を限定するような措置が採られるならば、イスラーム共和国としては核政策を見直す以外に方法は残されていない、と警告を発した。     ラーリージャーニー書記によって発出されたこの声明では、「ブリュッセルでのソラナ代表との予備協議が行われた後、特にこれといった出来事は起 全文をよむ

2006-07-13 国際社会と話し合う用意がある:大統領 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年7月13日付シャルグ紙    【政治部】就任以来16回目となる地方遊説で東アゼルバイジャン州を訪れたマフムード・アフマディーネジャード大統領は、昨日同地訪問の2日目を迎え、「われわれは話し合いを旨とする者たちである。しかし自らの当然の権利を少しでも譲歩することはない」と述べた。     大統領は集まったシャベスタルの市民らを前に、「われわれは不正義を主張することはなく、さりとて無理強いに屈することもないということを、世界は知るべきだ」と語った。さらに「自らの当然の権利については誰とも話 全文をよむ

2006-07-13 シリア、イランの核の権利を支持 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ISNA】バッシャール・アサド・シリア大統領は、アリー・ラーリージャーニー氏とイランの核計画およびその他の地域動静について会談した。     シリア通信社の報道によると、ラーリージャーニー・イラン国家安全保障最高評議会書記は火曜午後、ダマスカスにおいてファルーク・アル・シャラ副大統領やヴァリード・アル・ムアッリム外相とも面会し、会談を行なった。この報道はさらに、両国がこの会談でイラク情勢とイランの核問題に関するイラン・欧米間の協議について話し合ったことを付け加えた。     シリア大統領とイラ 全文をよむ

2006-07-11 イラン核問題に対するイスラーム連合党の立場:バーダームチヤーン氏とのインタビュー シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年7月11日付シャルグ紙4面    【政治部】イスラーム連合党〔*〕のアサドッラー・バーダームチヤーン代表代行は、アーフターブ通信とのインタビューの中で、核問題に対する諸々の政治勢力の立場に関し、「西側のイランに対する圧力が加わり始めると、イラン国内には2〜3の立場が生まれた」と分析し、次のように論じた。  〔*イスラーム連合党は、老舗の保守派政治団体で、いわゆる若手中心の《原理主義派》とは趣を異にしている。バーザールを支持基盤としているとされる。保守派の朝刊紙「レサーラト」は、同党の機 全文をよむ

2006-06-28 アメリカとの交渉は無用:ハーメネイー最高指導者 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年6月28日付シャルグ紙    【ISNA】イスラーム革命最高指導者は、イスラーム諸国の指導者らがイスラーム共同体(ウンマ)の連帯に留意した行動をとることが、ムスリム諸国民の進歩と力の基礎となるとした上で、イラン・セネガル二国間の合意文書の実現に両国首脳が努力することで合意したことを歓迎すると表明した。     アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨日、セネガル共和国大統領と会談し、同国における安定と思慮深い指導者の存在、そして預言者一族に対する国民の敬意を指摘した上で、イランはセネガルと 全文をよむ

2006-06-26 ラーリージャーニー氏:「我々の姿勢は問題解決に向け真剣だ」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年6月26日ハムシャフリー紙    【政治部】トルコ外相は昨日、政府高官らとの会談後、テヘランを後にした。アブドゥッラー・ギュル・トルコ外相は以前、トルコでイラン国家安全保障最高評議会書記と会談しており、またかつてマヌーチェフル・モタッキー外相がイラン大使としてトルコに赴任していた際、同氏と交流があった。このように、ギュル外相はイラン外交の白熱した日々を良く知る人物である。     マヌーチェフル・モタッキー外相はその一日前、ドイツでの外交交渉に臨み、ドイツ外相に向けて、次のように明確に 全文をよむ

2006-06-25 イラン外相ヨーロッパで協議 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年6月25日付け ハムシャフリー紙    【政治部】イランの外交協議は、先週後半に行われたイタリアとスイスの外交におけるトップとの会談の後、ベルリンにおいてイラン外相とドイツ外相の会談へと続いた。      マヌーチェフル・モッタキー外相はドイツの首都、ベルリン入りした後、外務省庁舎ではなく、迎賓館に直行し、1時間ほどフランク・ヴァルター・シュタインマイヤー外相と非公開の会談を行なった。      ロイター通信によると、会談後に二人は記者団の撮影に応じ、会談の結果に関する最も核心を突いた 全文をよむ

2006-06-24 前提条件が課された交渉は無意味:ラーリージャーニー ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年6月24日付ハムシャフリー紙    【政治部】イラン大統領が〔核問題に対する5+1の包括提案の〕回答期日を〔8月下旬と〕表明したことに対し、西洋諸国はさまざまな反応を見せている。これらの反応は表面的レベルにとどまるものであり、さほど深く考えられたものであるようには思われない。というのも、反応の中身を吟味しても〔大統領の設定した期日に対して〕異を唱える理由となるものは見当たらないからだ。     ジョージ・ブッシュ米大統領は「われわれはイランに対して数週間の猶予を与えたのであって、数ヶ月 全文をよむ

2006-06-22 プーチン大統領:イラン核問題協議はIAEAへ戻せる シャルグ紙 (Sharq紙)

【シャルグ紙】ロシア大統領は、イランの核問題の協議を国連安全保障理事会からIAEAへと戻すことが可能だと表明した。    IRNAの報道によると、ウラディーミル・プーチン大統領は火曜、イタリアのロマーノ・プローディ首相とのクレムリンでの会談の終わりに、記者団を前にして、「我々の意図は、協議をIAEAの枠内に戻すことを目標として、5プラス1カ国(米英仏露中および独)とイランとの話し合いをうまく持って行くことにある」と述べた。     彼は、「上海でイランの複数の筋から聞いた話からすれば、この目的を 全文をよむ

2006-06-22 サウジアラビア:イラン攻撃の場合、原油価格はコントロールできない ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年6月22日付ハムシャフリー紙    【IRNA】駐米サウジ大使は、「イランへの軍事攻撃が起こった場合には、世界の原油価格は暴騰するだろう」と述べた。     トゥルキー・アル=ファイサル大使はアメリカで、「イランの核問題への外交的対応が軍事攻撃へと転じた場合、石油の国際価格が少なくとも今の3倍になることを覚悟しなければならないだろう」と述べた。     サウジ政府の見解では、イランへの軍事的対決は攻撃を行った側の思惑とは逆の結果を招くこととなり、石油貯蔵庫の爆発や石油施設の爆撃といった 全文をよむ

2006-06-21 モッタキー外相:「期限は設定されていない。6カ国の提案の検討には時間が必要だ」 イラン、6月29日の回答期限を否定 シャルグ紙 (Sharq紙)

【政治部】アゼルバイジャンの首都バクーで行われている第33回イスラーム諸国会議機構(OIC)外相会議は、イラン外相が、他国の外相らと核問題の協議を行う場となっている。イランは数日後に、ヨーロッパの提案に対する回答を6カ国に提示しなければならないため、この協議は重要なものである。このため、OIC加盟国の51使節団の会合の前に、イランの核問題解決がOIC外相会議の中心議題の一つに据えられた。    しかし、外相会議の初日、イランに対するアメリカのブッシュ大統領による新たな威嚇的発言があった。ブッシュ 全文をよむ

2006-06-20 中東地域に核技術センター設立を提案:イスラーム諸国会議機構の外相会合開会式で ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年6月20日付ハムシャフリー紙    【政治部】昨日アゼルバイジャン共和国の首都バクーにおいて、イスラーム諸国会議機構(OIC)第33回外相会合が開かれた。開催国のエルハーム・アリエフ大統領は演説を行い、その開会を宣言した。本会合にはOIC事務局長の他、イラン外務省の代表団も、他の51の参加国代表団と共に出席している。     エクメレッディン・イフサン・オグルー事務局長は、サウジアラビア会合で採択されたOIC活動10年計画について言及し、それにもとづくOICの活動状況について評価するこ 全文をよむ

2006-06-20 ブッシュ、再びイランを脅迫 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年6月20日付シャルグ紙    【ファールス通信】ジョージ・ブッシュ米大統領は、もしイランが西側との核協議に先立って、懸案となっている核活動を停止しなければ、より深刻な経済的・政治的制裁に段階的に直面することになるだろう、と脅迫した。     AFPの報道によると、ブッシュ大統領は昨日アメリカ商船学校で、「アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、中国、そしてロシアは、イランの核問題を外交的な方法で解決するために、統一的なアプローチを採用した。イラン政府は、アメリカがイランとの多国間協議に加 全文をよむ

2006-06-19 外務報道官:「イラン政府は欧州提案を特別委員会で審議」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【政治部】外務省のハミード=レザー・アーセフィー報道官は、報道関係者との週定例会見において、5+1カ国の包括提案に対するイラン側の回答について、「どのようなものになろうと、イラン側の回答は、専門的な検討を経た上でなされることになる。〔5+1より〕送付された提案の検討は、専門委員会が行うことになるだろう」と述べた。    報道官は、「外務省だけでなく、国家安全保障最高評議会、さらには原子力庁の諸々の委員会は、提案の諸項目について現在審議しているところであり、彼らが出す意見を経て、当局の責任者は提案 全文をよむ

2006-06-19 温家宝首相:中国は欧米による包括案を歓迎 シャルグ紙 (Sharq紙)

【メフル通信】中国は、欧米からイランへ提示された包括案を再度歓迎した上で、核問題に関する会談を早急に開始するよう要請した。カイロ発フランス通信の報道によると、エジプト訪問中の温家宝(ウェン・チアパオ)首相は「我々は、イランの核問題は外交的に解決されるべきである、と信じている」と述べた。     温首相はさらに、以下のように表明した。「我々の考えでは、関係6カ国はイランの核問題に関する適切な提案を先日同国に提示したが、この包括案は確実に平和的話し合いのための基礎を築いた。」     EU(欧州連合 全文をよむ

2006-06-17 イラン核問題をめぐるEUの動き シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年6月17日付シャルグ紙2面    【政治部】ハヴィエル・ソラナ共通外交・安全保障上級代表は水曜日、木曜日に始まったEU25カ国首脳会議に先立って、アリー・ラリージャーニー国家安全保障最高評議会書記・核問題交渉最高責任者と電話会談をした。インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙の伝えるところによると、双方はEU提案について議論・意見交換をした。     ブリュッセルで2日間の会議を開催したEU加盟25カ国は、現在イラン核問題の外交的解決という目的達成に、期待をかけている。EU首脳会議 全文をよむ

2006-06-15 イランへの西側提案は前向きである:モッタキー外相 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年6月15日付シャルグ紙2面    【政治部】アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記の欧州訪問がキャンセルとなった。EUの外交責任者であるハヴィエル・ソラナ上級代表によると、ラーリージャーニー書記の体調不良がキャンセルの理由であるとのことである。当初、ラーリージャーニー書記は欧州との対話を継続し、5+1〔国連安保理常任理事国+ドイツ〕の提案につき検討するため、エジプト及びアルジェリア訪問を終えた後、ヨーロッパに出立する予定であった。     このような状況において、ラーリー 全文をよむ

2006-06-14 米との直接交渉を歓迎:ラーリージャーニー シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年6月14日付シャルグ紙2面    【政治部】アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は昨日、エジプト及びアルジェリア両国への外遊を終え、帰国した。     同書記の外遊は、イラン核活動に対するアラブ諸国の懸念の払拭を目的としたものであったのと同時に、IAEA理事国である両国の政府当局者とイラン核問題に関して協議するという目的も合わせ持っていた。     同書記はそれ直前には、イエメンも訪問していた。しかし同書記の3日間にわたる外遊先としてもっとも重視されていたのは、エジプト 全文をよむ

2006-06-13 ラーリージャーニー書記、アルジェリアへ シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年6月13日付シャルグ紙2面    【政治部】IAEA理事国がウィーンで会合を開く中、アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記を乗せた飛行機はカイロを発ち、核問題につき話し合うため、アルジェリアへと向かった。ここ数日間外遊を積極的にこなしてきたラーリージャーニー書記にとって、アルジェリアはイエメン、そしてエジプトに次ぐ三カ国目の訪問先となった。     ヨーロッパがイラン政府当局に対し新たな提案を行ったことで、イラン核問題はここ数日で新たな局面へと入った。このことが、イランの 全文をよむ

2006-06-12 「イランの核計画はアラブ諸国に危害を加えない」:ラーリージャーニー氏、エジプト高官らとの会見で シャルグ紙 (Sharq紙)

【政治部】イラン核問題の最新局面をうけ、アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は土曜、エジプトの首都、カイロに発った。エジプトが国際原子力機関の理事国であり、イラン核問題が同機関加盟国に審議されることを考えると、同書記のカイロ訪問もこの方面でのねらいがあると思われる。     ラーリージャーニー氏をはじめとするイラン高官らも、訪エジプト会談における最重要課題がイランの核問題だと述べている。しかし、この訪問は別の次元からも熟慮に値する。それは、過去27年にわたり冷え切っていて、しかも 全文をよむ

2006-06-07 ラーリージャーニー氏:イラン核問題に対する提案は評価できるが、曖昧な部分もある ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【政治部】EUのハビエル・ソラナ外交代表は昨日、イランのラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記および外相と会談し、最終的に、「現段階ではあと数日、この包括案は公表されないが、その詳細は数日中に発表される」と述べた。これまでに何度もイランを訪れている同代表は、二つの公式会見を行った後、テヘランを後にした。     昨日午前ソラナ代表は、イランの核交渉責任者であるラーリージャーニー氏の元を訪れた。ラーリージャーニー氏はこの会見の後で包括案について、「提案は評価できるが、同時に曖昧なところもある 全文をよむ

2006-06-01 前大統領ハータミー氏:イランに対する核問題は政治的である シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年6月1日付 シャルグ紙2面    [イラン学生通信(ISNA)]   文明と対話国際センター所長[前大統領ハータミー氏]は次のように述べた。「私はクウェートで開かれたイスラーム開発銀行の第31回会議で、パレスチナ自治政府支援のための基金の設立を提案した。この基金の設立はイスラーム諸国にいかなる種類の圧迫も与えず、この基金を通してパレスチナ自治政府と国民の諸問題を解決することができる。」     文明と対話国際センターの広報担当によれば、セイイド・モハンマド・ハータミー氏はペルシア湾岸諸 全文をよむ

2006-06-01 ムハンマド・エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)事務局長:イランは脅威ではない ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年6月1日付ハムシャフリー紙2面    [政治部]   アメリカを訪問中のムハンマド・エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)事務局長は、昨日カルフォルニア、サンフランシスコの国際研究機関で「イランは現在、国際安全保障の脅威ではなく、我々はイランの核問題の本質と実践に関する調査研究に対してまだ多くの時間がある」と述べた。     ロイター通信によれば、ノーベル平和賞を受賞した同氏は、「中東地域は火中にあり、誰も火に油を注ぐことは望まない」と強調した。     国際原子力機関(IAEA)事務 全文をよむ

2006-05-31 非同盟諸国会議:イランの核問題に対する擁護の声明 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年5月31日付ハムシャフリー紙2面    [政治部]   イラン外相はマレーシアにおける非同盟諸国会議(NAM)終了後の記者会見に参加し、参加者の質問に答えて語った。AFPによれば、イラン外相マヌーチェフル・モッタキーはこの会見で、イランは前提条件なしに[欧州連合3カ国に対して核開発をめぐる]交渉を開始する用意があると発表した。同氏はアメリカの記者団に対してイラクに対する立場を繰り返して、「アメリカは悪い行いをしたため、イラクに関するアメリカとの対話は一時停止のままとどまっており、対話再 全文をよむ

2006-05-25 アフマディーネジャード、ホッラムシャフルで演説:「われわれは核燃料サイクルを我が物としている」 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年5月25日付シャルグ紙2面    【イラン学生通信】篤信・献身的で、誇り高きホッラムシャフル人民との集会に出席した大統領は、ホルダード月3日〔西暦2006年5月24日*〕を《栄誉と誇りの日》であるとし、神への感謝を捧げた。    〔*註:5月24日は、1980年にイラン・イラク戦争でイラク軍に占領されたホッラムシャフルが、イラン軍によって1982年5月に奪還され、イラク軍がイラン領内より駆逐されたことを記念する、解放記念日〕     一日間の予定でフーゼスターン州を訪れたマフムード・ア 全文をよむ

2006-05-23 アラブ連盟事務局長:アメリカのイランへの主張はアラブ諸国にとって効果がない ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年5月23日付 ハムシャフリー紙1面    [政治部]   アラブ諸国の政府当局はイランの核問題に対してより積極的な役割を演じようとしている。最近、国家安全保障最高評議会及びイラン外相はアラブ諸国で会見を行い、その後、ロシア及びドイツ政府当局も会見のために同地域を訪れた。     イランの核問題に対するアラブ諸国の議論は「世界経済フォーラム(WEF)中東会議」において頂点に達した。この会議は日曜日に(エジプト東部)シャルムエルシェイクで開催された。     アラブ連盟のアムル・ムーサー事 全文をよむ

2006-05-22 いかなる提案であれ、イランの権利が認められることが前提:アーセフィー報道官 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年5月22日付ハムシャフリー紙    【政治部】イラン外交政策に影響力を有する公式関係者二名が述べたところによると、イランは依然としてヨーロッパによる提案に対し反応を示してはいないが、イランの権利の保護と燃料サイクルの保有がイランにとって基本的な条件であり、もしこの条件が提案に含まれるのならば、この草案の詳細について協議に入ることができるだろう、ということである。     ハミードレザー・アーセフィー・イラン外務省報道官と、イスラーム評議会(国会)の国家安全保障・外交政策委員会のアラーウ 全文をよむ

2006-05-21 イラン核問題に対するヨーロッパの提案公表  シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年5月21日シャルグ紙    【政治部 エフサーン・アブタヒー】核問題に関してイランに対するヨーロッパの提案の詳細が昨日明らかになった。折しもハミードレザー・アーセフィーイラン外務省報道官が、この件に関しては、正式にヨーロッパ側からの提案を待って見解発表を行うと伝えていた。     この西側当局筋による報告は、イランに対するEUの提案に対し欧米間に意見の相違があることやイランへの制裁措置にロシアが異議を唱えていること、また水曜の会合の結果が不透明であることを物語っている。     安保理 全文をよむ

2006-05-21 外相、クウェート首長と会談:核問題の外交的解決を強調 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年5月21日付シャルグ紙2面    【シャルグ】マヌーチェフル・モッタキー外相はクウェートのシャイフ・サバーフ・アフマドゥッ・サバーフ首長と会談し、両国間の関係強化の方法、及び地域・国際問題について意見交換した。     モッタキー外相は、クウェート首長へのアフマディーネジャード大統領からのイラン訪問要請を伝えた上で、次のように語った。「両国関係は前進しており、良好な状態にある。クウェート首長の将来のイラン訪問が、両国の今後の新たな関係と可能性を切り開くものとなることを期待している。ニュ 全文をよむ

2006-05-03 イランのウラン濃縮は4.8%の水準に達した:アーガーザーデ原子力庁長官 シャルグ紙 (Sharq紙)

【ISNA(イラン学生通信)】イランのレザー・アーガーザーデ原子力庁長官は、現在、イランでのウラン濃縮が4.8%の水準に達したことを伝え、5%以上のウラン濃縮作業はイランの計画にはなく、核燃料生産にはこの程度の濃縮で十分であると強調した。      また、国内で新たにウラン鉱が発見されたことに触れ、「バンダルアッバースのウラン鉱は、ヤズドのサーガンドのものと比較して鉱床が地表近くに堆積しており、そのため鉱石の採掘及び運搬費用がそれほどかからない」と述べた。さらに、このウラン鉱の埋蔵量について「ま 全文をよむ

2006-04-29 大統領がザンジャーンで演説「イランは世界の人々の公正実現の手本となっている」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年4月29日付 ハムシャフリー紙政治面    【政治部】マフムード・アフマディーネジャード大統領は、今週木曜、12回目となる地方遊説でザンジャーン州を訪れた。大統領はこの訪問で、ザンジャーンやターロム、アブハル、ホダーバンデ、ホッラムダッレの市民や、遺族会、また州の有識者が集まるなか演説を行なった。同大統領はザンジャーンの人々への最初の演説で「イランは核保有国だが、いかなる国にとっても危険視されるような存在でははない」と述べた。     また、大統領はISNA(イラン学生通信)に対し、次 全文をよむ

2006-04-26 「制裁ならばIAEAとの関係を停止する」:ラーリージャーニー氏 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年4月26日付シャルグ紙1面    【政治部:エフサーン・アブタヒー】公益判別評議会戦略研究センターは昨日、ムハンマド・エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)事務局長が、国連安全保障理事会に対しイランの核問題についての報告書を提出するまでの2日間の合間に会議を開いた。その中で、アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は、「イラン・イスラーム共和国が制裁を受ける場合、イランとIAEAの関係は停止するだろう」と語った。     「イランの核計画、政策と展望」と題した会議には、2人 全文をよむ

2006-04-20 ウラン濃縮に関してイランと日本が協議 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年4月20日付シャルグ紙外交面    【ILNA(イラン労働通信)】日本の外務省は、来週にも日本・イラン両政府がウラン濃縮計画について、テヘランで高官級実務者協議を行うと発表した。     ある外務省筋は、「日本はウラン濃縮活動停止をイラン側に強く求めることが予想される」と述べた。共同通信によると、この外務省筋はさらに、「日本は核兵器の拡散防止に向けて努力を継続する意向であり、この会見でアーザーデガーン油田開発プロジェクトについて話し合う予定はない」と付け加えた。     共同通信による 全文をよむ

2006-04-17 「核保有国イランとの対話を準備せよ」:ヴェラーヤティー シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年4月17日付シャルグ紙2面    【IRNA】アリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導部国際問題顧問は、イラン政府と核問題について協議を行ってきた相手国に向けて、「『核保有国イランとの対話』にむけ準備を行うべきだ」と強調した。     ヴェラーヤティー氏は、「核問題をめぐるイラン政府との交渉相手国には、理性的に行動することが求められる。新しい段階が始まったということ、イラン・イスラーム共和国は彼らがその眼前にかつて作り出した見せかけの障害をすでに克服したということを、理解しなくてはな 全文をよむ

2006-04-13 イラン、ウラン濃縮に成功:大統領が発表 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年4月13日付シャルグ紙1面     イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領は今週火曜日、マシュハド大学神学部で開催された式典で、イランが核燃料サイクルの確立に成功したと発表した。     こうして、イランは電力生産用の原子炉で用いるのに必要な、濃度3.5%までの濃縮ウラン燃料を生産することが可能となり、世界の核技術保有国の一員となった。大統領は、イランはさまざまな制裁をうけつつも核技術保有国の一員となることができたと述べた。     イランが掲げる目標のひとつとして、核燃料の 全文をよむ

2006-04-11 核に関して《良きニュース》発表へ:アフマディーネジャード シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年4月11日付シャルグ紙2面    【政治部】就任以来11回目となるマフムード・アフマディーネジャード大統領の地方訪問は、イランの核活動に関して《良きニュース》を公表する旅となる予定だ。これは、聖都マシュハドの人々への訪問に出立する以前に、大統領自身が約束していたことである。     とはいえ、すでにメフル通信は伝え聞いた情報として、近日中にも政府関係者より核活動に関して《良きニュース》が国民に発表される旨、短く報じていた。また、昨日のある朝刊紙も、イランによる3.5パーセント濃縮ウラン 全文をよむ

2006-04-10 アメリカには新たに軍事行動を起こす余力はない:モッタキー外相 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年4月10日付シャルグ紙5面    【ISNA(イラン学生通信)】イラン外相は、今日イスラーム諸国ではアメリカの政策に対して激しい嫌悪感が生まれていると指摘した上で、「アメリカは、新たな軍事的措置を講ずる状況にはない」と述べた。     マヌーチェフル・モッタキー外相はスイスのBerner Zeitung紙との会見で、「エネルギーの安定供給は全世界にとってきわめて重要であると、われわれは考えており、石油の輸出に関してさまざまな国と交わした約束は今後も守り続けるつもりだ」と述べた。同外相は 全文をよむ

2006-03-19 アメリカ、日本、オーストラリアの三カ国が協調してイランに要求 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年3月19日付シャルグ紙2面    【ILNA】アメリカ、日本、オーストラリアの外相はイランに対して、すべてのウラン濃縮活動を中止し、懸案となっている自らの核計画に関し、協議を再開するよう要求した。AP通信によると、コンドリーザ・ライス、麻生太郎、アレクサンダー・ダウナーの各外相は、安全保障問題に関して協議を行った後、「我々はイランの核計画について大いに懸念している」とする共同声明を発表した。 全文をよむ

2006-03-16 外務省報道官:中国、ロシア、欧州との協議は結果が出るまで継続 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年3月16日付ハムシャフリー紙政治面    【IRNA】ハミード・レザー・アーセフィー外務省報道官は、IAEAの枠組みでイラン核問題を解決することで、ロシア・イラン政府間で合意したと発表した。     同報道官は昨日、今年最後の報道陣との会見で〔イラン暦では3月21日が正月となっている〕、火曜日(3月14日)にモスクワで行われたイラン・ロシア両政府間の協議に言及して、次のように述べた。「この協議は、良いものであった。双方が各々の考えを明らかにし、イラン核問題はIAEAの枠組みにおいて解決 全文をよむ

2006-03-13 2006年度中に国産原子力発電所建設へ:電力相 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年3月13日付シャルグ紙1面    【経済部:レザー・ザンディー】電力省は、来年〔2006年度〕にも原子力発電所を建設する意向である。「国産の原子力発電所建設に向け、すでに準備は整っていることを、ここに高らかに宣言する。アーガーザーデ原子力庁長官より、すでに〔発電所の〕設計図を入手しており、このことは大統領にも、正式に伝達済みである」。     電力相は昨日朝、記者団をニヤーイェシュにある新庁舎に招き、「発電所建設へのゴーサインはすでに出ている。電力省は原子力発電所を建設する予定だ」との 全文をよむ

2006-03-11 金曜礼拝導師:「安保理に対するわれわれの回答はIAEAに対する回答と同じである」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年3月11日付ハムシャフリー紙    【ISNA】テヘランの金曜礼拝導師は、わが国の核問題をめぐる動静について触れ、「この問題で分かったのは、ヨーロッパ連合は自律的であるかのようなジェスチャーを見せてはいるが、実のところ恐怖におびえ、アメリカの弄する政策の具となっているということだ。これは国際問題に対するヨーロッパ連合の機能不全、そしてIAEAの臆病さと無力さを示すものだ」と述べた。     セイエド・アフマド・ハータミー師は、「国際原子力機関(IAEA)がイランの崇高なる国民に対して脅 全文をよむ

2006-03-11 ハーメネイー最高指導者、イランの核の権利を強調 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年3月11日付シャルグ紙1面     ハーメネイー・イスラーム革命最高指導者は木曜日の朝、専門家会議議員らと面会する中で、我が国の核問題の現実、さらにアメリカがイランに対して執拗に騒動を引き起こそうとする二つの主要な原因について説明した上で、次のように強調した。「最近の27年間、さまざまな時期を捉えて、アメリカは似たような数々の問題をイランに対して突きつけてきた。今日、イランの国民及びイスラーム共和国の責任者らは、これまで以上に力を蓄えている。水の中の鋼のごとく、いかなる圧力や陰謀にも耐 全文をよむ

2006-03-11 国会で「アメリカに死を」のシュプレヒコール:イラン核問題の安保理報告に対し シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年3月11日付シャルグ紙7面    【政治部:イーラジ・ジャムシーディー】木曜日の国会公開本会議は、イラン核問題に関するムハンマド・エルバラダイIAEA事務局長報告が国連安保理に付託されたことに対する反応一色となった。     ゴラーム・アリー・ハッダード=アーデル国会議長は、安保理付託を非難し、国会議員らも一斉に「アメリカに死を」「イスラエルに死を」のシュプレヒコールを上げ、イランは敵に対抗する準備はできていると強調した。また、195名の国会議員が声明を発表し、〈核活動一時停止解除法〉 全文をよむ

2006-03-09 ラブロフ露外相、イラン問題に関し米首脳との会談で結論得られず ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年3月9日付ハムシャフリー紙政治面    【ISNA】AP通信の報道によると、ロシアのラブロフ外相は、イランに対する経済制裁は仮定に基づいた話に過ぎないと強調した。     AP通信によると、セルゲイ・ラブロフ外相はブッシュ米大統領との会談後、「ロシアはイランに対する経済制裁の発動に賛成するつもりか」との記者団からの質問に対して、明言を避け、「あなたは制裁に関して、何らかの提案を実際に見聞きしたのか。〔制裁に関する〕この質問は仮定に基づくものに過ぎない」と話した。     「ナイト・ライ 全文をよむ

2006-02-18 日本、ウラン濃縮の停止要求 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年2月18日付ハムシャフリー紙    【ISNA】日本外務省は、今月末(西暦)に予定されているマヌーチェフル・モッタキー外相の訪日の機会に、イランに対し濃縮活動を停止するようせまる考えだ。     イラン学生通信(ISNA)は共同通信を引用して、「ウラン濃縮を行わないよう要請していたにもかかわらず、イランが濃縮活動を再開したことは大変遺憾である」との鹿取克章外務報道官の記者会見での発言を伝えた。同報道官はIAEAが2月4日の理事会でイラン核問題の国連安保理への報告を決定したことに言及し、 全文をよむ

2006-02-07 プーチン露大統領、スペインにてイランの核計画について意見交換の予定 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年2月7日付ハムシャフリー紙    【ISNA(イラン学生通信)】ノーボスチ通信〔ロシア3大通信の一つ〕は、スペインのサバテロ首相とプーチン露大統領の会談では、イラン核計画及び中東情勢が重大な議題として話し合われると報じた。     同報道はさらに、露外務省公式スポークスマンの発言を引用して、「マドリードでのプーチン大統領とサバテロ首相の2日間に及ぶ会談では、イランの核計画に加え、世界的なテロ対策、エネルギー安全保障問題、及び国際機関での協力のあり方が主な議題になる」と付け加えた。 全文をよむ

2006-02-07 イランと交渉を行う時間はまだある:仏外相 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年2月7日付ハムシャフリー紙    【ISNA(イラン学生通信)】フィリップ・ドストブラジ仏外相は昨日、国際社会はイランの核計画をめぐって同国と衝突することを目指しているわけではなく、イランとの対話は依然として可能であると述べた。     ロイター通信によると、同外相は国際社会との協調をイラン政府に促す考えを示し、「我々はイラン政府に対し、交渉を行う時間はまだあるが、そのためには核開発活動というデリケートな問題をまず停止する必要があると言っている」と付け加えた。     同報道によると、 全文をよむ

2006-02-07 イランの核問題、中国・ロシアの新聞で一面を独占 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年2月7日付シャルグ紙1面  【アーラシュ・ファッロフザード】週明けの昨日6日、イラン核問題が欧米各紙の一面を独占した。また、『チャイナ・デイリー』(中国英字紙)や『ヒンドゥスタン・タイムズ』(インド英字紙)、『ロシスカヤ・ガゼッタ』(ロシア)、『ニューヨーク・タイムズ』なども、この問題を一面で取り上げた。    『ヒンドゥスタン・タイムズ』や『チャイナ・デイリー』は6日、イランによるウラン濃縮関連活動再開というニュースを取り上げた。また、『ヒンドゥスタン・タイムズ』はロシア外交筋の話と 全文をよむ

2006-02-05 イランの詩人、核の平和技術を求めて連名状 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年2月5日付ハムシャフリー紙    【メフル通信】イランの詩人たちは、公開の連名状に署名し、イラン・イスラーム共和国による核エネルギーの平和利用の必要性を、国際社会に強く訴える予定である。     この連名状には、モハンモド・アリー・セパーンルー、マフムード・シャーロヒー、アブドル・ジャッバール・カーカーイー、モスタファー・モハッデスィー・ホラサーニー、ハミード・ホナルジュー、パルヴィーズ・ベイギーイェ・ハビーブ・アーバーディー、ホセイン・エスラーフィーリー、モシュフェク・カーシャーニー 全文をよむ

2006-02-04 ハーシェミー・ラフサンジャーニー:「核問題に対して安保理付託へと踏み出すことは大きな誤り」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年2月4日付ハムシャフリー紙     ハーシェミー・ラフサンジャーニー師はテヘランの金曜礼拝での説教において、「もし信頼というものが存在しなければ、世界の安全は危機的状況に陥るだろう。それゆえ、我々はIAEA理事会が〔平和利用目的での原子力技術獲得というイランの権利に対する〕抑圧という、歴史的大罪を犯さぬよう、切に願うものである。もちろん、罪を犯してしまった場合には、そこから得られるものは何もないということを覚悟ありたい」と述べた。     同師は、「我々は、国際的に合法な権利、すなわち 全文をよむ

2006-02-02 モッタキー外相:安保理付託によりロシア案の受け入れの可能性は遠ざかる ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年2月2日付ハムシャフリー紙    【ISNA(イラン学生通信)】モッタキー外相は「安保理に議論が持ち込まれれば、ロシア案に関する議論にも支障が出る可能性がある」と述べ、さらに「安保理に《報告》となるのか、《付託》となるかは、国会が可決した法律を施行するとの観点からは、違いはない」と表明した。  〔注:イラン国会は昨年、イランの核問題が安保理に託された場合、IAEAによる抜き打ち査察を可能にするNPT追加議定書の暫定適用を中止することなどを政府に義務づける法案を可決している(イランはすで 全文をよむ

2006-02-01 アフマディーネジャード大統領、核問題に関する非同盟諸国の声明に謝意 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年2月1日付シャルグ紙2面    【ISNA(イラン学生通信)】イラン・イスラーム共和国と南アフリカ両国の大統領は、平和目的での核エネルギー開発の権利を、すべての国家が保持できるよう、非同盟諸国の協調と協力が必要であるとの見解で一致した。     イラン・イスラーム共和国大統領は、南アフリカ大統領との間で行った電話会談の中で、非同盟諸国が最近の声明文の中で、イランが平和目的での核エネルギー開発において、当然の権利を有するとの支持を表明したことに対し、感謝の意を表明した。その上でイラン大統 全文をよむ

2006-01-17 サウジアラビアとイランの核開発 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年1月17日付シャルグ紙2面    【政治部:アーザーデ・エフテハーリー】過去三年間、アメリカ、そしてそれに続きEUは、イランの核活動が脅威であるとの主張を掲げ、これらの計画の発展阻止を試みてきた。     この間彼らは、自らの外交政策に対する当該地域の支持を取り付けようと、イランの核開発は域内各国、中でもペルシャ湾岸のアラブ諸国にとって脅威であると説明してきた。このような状況の中、域内アラブ諸国はイラン政府の核政策に対し、常に沈黙を保ち、中には現状維持的な態度で臨むものもあった。    全文をよむ

2006-01-16 核問題で仲裁を図る日本 シャルグ紙 (Sharq紙)

2006年1月16日付シャルグ紙5面    【政治部】日本はイランの核問題解決のために、仲裁役を演じようとの姿勢を示している。     ISNA(イラン学生通信)は土曜日、イタルタス通信を引用し、日本外務省筋の発言として、「日本政府は来月2月にも、イランのマヌーチェフル・モッタキー外相を日本へ招き、イラン政府に対して核研究を放棄するよう促す構えだ」と伝えた。     報道によれば、現在IAEA理事会の議長国を務めている日本は、イラン核問題の安保理付託の考えには賛成の意思を示している一方で、このこ 全文をよむ

2006-01-14 ラフサンジャーニー:「西側はイランが圧力に屈せず、栄誉を手にすることになると知るべきだ」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

1月14日付ハムシャフリー紙    【ファールス通信】公益判別評議会議長のハーシェミー・ラフサンジャーニーは、イランの核活動再開についてイランの立場から言及し、「抵抗し措置を講じることで、この難しい局面も我々は乗り越えてゆける」と述べた。犠牲祭の集団礼拝の説教に立ったラフサンジャーニー師は、イランの核活動が再開され、西側諸国のメディアが騒ぎたてていることについて触れ、「核技術の保有は国家の義務であり人々の権利であるのに、それに基づく行動により、我々はこれほどの疑惑と脅迫にさらされている。彼らは我 全文をよむ

2006-01-14 イランの核研究再開:「自主的な停止を解除したにすぎない」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2006年1月14日付ハムシャフリー紙    【政治部】イランがこれまで自主的に行ってきたウラン濃縮関連活動の停止を今後無効にすると決断し、一部の核研究施設の封印を解除したことに対し、ヨーロッパとロシアの反応がテヘランにも伝えられた。     緊急会合を開いたイギリス、ドイツ、フランスのヨーロッパ3カ国の外相は木曜日、EU共通外交・安保政策上級代表ハビエル・ソラナ氏とともに、イランの核問題を安保理に付託する意向を明らかにした。安保理付託の実施にはIAEA緊急理事会の招集が必要とされているが、いま 全文をよむ

2005-12-06 ラーリージャーニー:「我々は何年も不毛な交渉を行ってきた」 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年12月6日付シャルグ紙5面    【ISNA】ロイター通信は、アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記の発言を引用し、西欧諸国がイランの核計画に反対していることに対するイランの我慢は限界に達しつつあり、テヘランは話し合いを通じてこの問題を解決するのに費やす期間は、あとほんの数ヶ月だろうと伝えた。     アリー・ラーリージャーニー書記は英ロイター通信との独占インタビューに臨み、イランはイラン国内で核燃料生産を行うことを認めるような提案のみを受け入れると述べた。ラーリージャー 全文をよむ

2005-12-05 ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記:ウラン濃縮はイラン国内で実施すべき ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月5日付ハムシャフリー紙    【ISNA(イラン学生通信)】AFP通信は、アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記の発言として、「核燃料分野におけるイランの営為に制限を加えようとする西側の要求に、イランが屈することはないないだろう。ただし、核活動のセンシティヴな部分については、今後数ヶ月間に限り一時停止する用意はある」と伝えた。     アリー・ラーリージャーニー書記は、AFP通信のインタビューの中で、「イランは、自らの敵対者らがイランに対して軍事的行動を検討すること 全文をよむ

2005-12-04 エルバラダイ、イランとの対話の必要性を強調 シャルグ紙 (Sharq紙)

12月4日付シャルグ紙2面    【ISNA】ムハンマド・エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)事務局長は、「数ヶ月以内に、少なくともイランの核計画の過去の経緯について、結論が得られることを望む」と述べた。    エルバラダイIAEA事務局長は、インドのNDTVテレビとの独占インタビューで、「イランや北朝鮮の核問題、その他の安全保障上の問題に対する永続的解決の道は交渉、対話によって得られると信じている」との考えを表明した。同事務局長はまた、「〔問題解決のために〕緊張状態をつくり、〔相手側に〕圧力 全文をよむ

2005-12-03 「イランとヨーロッパの交渉は2週間以内に再開」:外相が表明 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月3日付ハムシャフリー紙    【ISNA】イラン外相は、イランの核をめぐるEU3カ国(英仏独)との交渉が2週間以内に再開されるだろうとの見通しを述べた。     AP通信の報道によると、トルコを訪問中のマヌーチェフル・モッタキー・イラン外相は、アブドゥッラー・ギュル外相との会談の後、トルコ外相との共同記者会見に臨み、イランのヨーロッパとの核交渉に関して、「2週間以内に準備会合が行われることになるだろう」と発表した。     同外相は、「イランとヨーロッパの両政府高官らは交渉の議題 全文をよむ

2005-12-01 ラーリージャーニー:「交渉のテーマは核技術と燃料の生産だ」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月1日付ハムシャフリー紙    【メフル通信】ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は、アーディル・アブドゥル=マフディー・イラク副大統領との会談の一幕で、イラン側との話し合いに駐イラク・アメリカ大使が関心を示しているとの報道について、「私もこのことを報道レベルで聞いたにすぎず、それ以上のことは知らない」と述べた。     同書記の話によれば、これまでのところハリールザード大使からイラン当局への接触は何もないとのことだ。     ラーリージャーニー書記はまた、イランとヨーロッ 全文をよむ

2005-12-01 イランの核計画に対するヨーロッパのダブル・スタンス ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年12月1日付ハムシャフリー紙    【ISNA(イラン学生通信)】イランとヨーロッパが交渉再開に向けた準備会合を行うことで合意する一方、イギリスのジャック・ストロー外相は、イラン政府は核兵器を開発するために核計画を利用しているとの主張を強く訴えるなど、〔交渉再開に対して〕懐疑的な姿勢を見せている。他方で、フランスのドミニク・ドヴィルパン首相は、「もしイラン政府がヨーロッパ側から示された計画案を受け入れるならば、核問題での合意も可能となろう」と述べてた。そのような中、ドイツの外相はアメリ 全文をよむ

2005-11-24 ロシア原子力公社新総裁:「ブーシェフル発電所は燃料受入れ態勢が整っていない」 シャルグ紙 (Sharq紙)

【ISNA】ロシア原子力公社の新総裁は、ブーシェフル原子力発電所には核燃料の受け入れの準備が整っていない、と述べた。  ロシアの通信社ノーボスチ(Novosti)の報道によると、ロシア原子力公社ロスアトム(ロスエネゴスアトム、Rusatom)総裁アレクサンドル・シュミーギン氏は火曜日モスクワの集団記者会見において、ブーシェフル原子力発電所は現時点で技術的な面から核燃料を受け入れられる態勢にない、と発表した。同氏は、「今は核燃料をブーシェフル原子力発電所へ移送する必要性はない。なぜなら、核燃料の保 全文をよむ

2005-11-21 国際社会がより多くの信頼を必要としていると感じれば、我々はあらゆる可能性を探る:バーホナル副議長 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年11月21日付ハムシャフリー紙政治面    【ILNA】モハンマド=レザー・バーホナル第一副議長は、国会担当記者らを前にした記者会見において、5日間の日本訪問について報告した。     第七議会で多数派を率いる立場にいる同氏は、「我々は、燃料サイクル獲得の恒久的かつ絶対的な放棄を求めるような、いかなる前提条件も受け入れることはできないということを、日本の当局者たちに伝えた。ただし、国際社会がより多くの信頼を実際に必要としていると感じたときには、そのためのあらゆる可能性を探る用意がある」 全文をよむ

2005-11-21 米中首脳、イランについて協議 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年11月21日付ハムシャフリー紙    【ISNA(イラン学生通信)】コンドリーザ・ライス米国務長官は、「イランの核問題については、外交的に対処する方針だ」と語った。同国務長官は昨日、「米のブッシュ大統領と中国の胡錦濤国家主席との首脳会談において、イランの核開発問題は提起されたか」との質問に対し、「2人は今夜(11月20日(日曜)の夜)会談し、その問題について話し合う予定だ」と答えた。     ライス国務長官は、次回IAEA理事会において、イランに対するアメリカとEUの立場を中国が支持す 全文をよむ

2005-11-19 バーホナル副議長、核兵器との闘いで日本との協力を強調 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【IRNA】イラン・イスラーム議会第一副議長モハンマド=レザー・バーホナル氏は昨日、日本の外務大臣および経済産業省(METI)大臣と東京で会談した。    バーホナル氏は麻生太郎外相との会談の中で自身の広島訪問に触れ、「日本が大量殺戮兵器の犠牲者であるのと同様に、イランもまたサッダーム・フセイン政権の大量殺戮兵器の犠牲者であった」と述べた。    また第一副議長は、「われわれは大量殺戮兵器の生産、保持、使用について反対してきており、大量破壊通常兵器の縮小に関しても、日本やその他の平和主義国家と同 全文をよむ

2005-11-19 バスィージ学生、ナタンズの核施設を人間の輪で囲む シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年11月19日付シャルグ紙2面    【ILNA】何千人もの全国のバスィージの大学生や神学生らが昨日午後、「強き叫び」と題された会合に集まり、輪をつくってナタンズの核施設の周りを囲った。     報道によると、全国大学バスィージ学生の責任者ら数名による演説の後、示威行動としてホワイトハウスの模型に火がつけられた。その後学生らは連帯の輪をつくり、ナタンズ核施設の周りを取り囲み、イランの主権と尊厳を求めてシュプレヒコールを上げた。 全文をよむ

2005-11-02 テヘランでのIAEA査察団との協議が終了 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年11月2日付ハムシャフリー紙    【IRNA】国際原子力機関(IAEA)査察団のイラン出国を直前に控え、ある情報筋は、テヘランでの同査察団の協議が無事終了したと伝えた。     匿名の情報筋は昨日、IAEAの査察官たちは今夜テヘランを去る予定であると伝えた上で、「査察官らの話では、彼らは必要とされる資料を入手した模様である」と述べた。     同情報筋によると、今回の協議では、P1型及びP2型遠心分離機をめぐる未解決の諸問題、及びIAEA査察官らが指摘するその他の未解決の疑問について 全文をよむ

2005-10-31 イスラーム世界にあってイスラエル国家を承認することは許されない:大統領、バスィージ学生の集会にて発言 (Sharq紙)

2005年10月31日付シャルグ紙2面    【IRNA(イラン国営通信)】イラン・イスラーム共和国のマフムード・アフマディーネジャード大統領は、エスファハーンのUCF(ウラン転換施設)での活動を再開したことについて、政府は今後も同活動を維持する旨強調し、「イランはエスファハーンでの活動を継続する」と述べた。     昨日《殉教者モハンマド・ホセイン・ファフミーデと殉教した36,000人の学生たちを讚える第10回記念式典》の中で、1,000人を越えるバスィージ学生を前にして演説を行ったアフマディ 全文をよむ

2005-10-24 インドとロシア、イランの核問題について会談 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ISNA】モスクワを訪問するインド外相は、ロシア当局との会談の中でイランの核問題を最も重要な問題のひとつとして話し合う予定である。     インド通信社はこのように伝えた上で、次のように続けた。「インドのナトワル・シン外相は、今週火曜日から4日間にわたりモスクワを訪問する。この間、核兵器保有国に関する原則の改正に対するロシアの支持の確保、イランの核問題、インド・ロシア二国間貿易、及びエネルギー分野での協力について話し合いが行われることになっている」。同報道によると、イラクや中央アジアの情勢、テ 全文をよむ

2005-10-20 南アフリカ提案に反対せず:ラーリージャーニー書記 (Sharq紙)

2005年10月20日シャルグ紙2面    【IRNA(イラン国営通信)】アリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は、「イラン・イスラーム共和国は、ヨーロッパ3カ国との核交渉再開に悲観的であるわけではないが、他国が交渉の枠組みを決定し、イランに強要するようなことは受け入れられない」と述べた。     同書記は、昨今イランの核問題をめぐる交渉の再開に対して前向きな反応がみられることについて、「私も交渉再開には前向きであり、それが実現されることを望んでいる。われわれも交渉が問題解決にとっ 全文をよむ

2005-10-19 イラン核計画協力案は、信頼を築く最良の提案 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ISNA(イラン学生通信)】イラン・イスラーム共和国のアフマディーネジャード大統領は昨日、フランスの駐イラン大使に新しく就任したベルナード・ポレッティ(Bernard Poletti)氏に接見した。    大統領はこの会談において、核エネルギーの平和的利用へのイランの決定に関連し、フランス政府がとっている立場は二国間の関係発展の妨げとなっていると受け止め、「イラン世論はフランスを、理論を重んじる自由で論理的な国家であると捉えている。そのためフランス政府が核問題において、イランに理解を示してくれ 全文をよむ

2005-10-16 核交渉団強化の必要性 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年10月16日付シャルグ紙5面   【メフル通信】国際原子力機関(IAEA)でイラン側元代表を務めたセイエド・ハリール・ムーサヴィー氏は、「これまでイランの核交渉団が完璧だった時期はなく、彼らの法的弱点は全く明らかだ」と述べた。     同元代表は、交渉継続を成功させるためには、国の核交渉団の強化が必要だと強調した上で、「このセンシティブな時期に正しい決断を下し、望ましい結果を得るためには、技術、政治、安全保障、法律の各分野の専門家らでバランスよく構成された交渉団が必要だ」と述べた。   全文をよむ

2005-10-11 エルバラダイIAEA事務局長の補佐官、イランを訪問 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年10月11日シャルグ紙5面  【メフル通信】アルバラーダイー(エルバラダイ)国際原子力機関(IAEA)事務局長の補佐官で、地域の保障措置を担当するオリー・ハイノネン局長は9日日曜の夜、イラン・イスラーム共和国当局との会談ため、4名からなる使節団の団長としてテヘラン入りした。     今回の訪問日程は、ウィーンでのIAEA総会において組まれたもので、ハイノネン局長とイラン・イスラーム共和国当局者との会談では、イランとIAEAの間の懸案事項について話し合われる予定。     事情に詳しいウ 全文をよむ

2005-10-05 ウラン濃縮問題─ヨーロッパはイランに交渉復帰を要求 シャルグ紙 (Sharq紙)

【政治部】中国の新華通信は、EU外相会議がイランに対し交渉の席に復帰し、核燃料サイクルの活動を全面的に中止するよう求めていることを報道した。新華通信は、月曜日にルクセンブルクにおいてヨーロッパ各国の大臣らによって発表された最終文書に言及し、次のように記した。「EUは、昨年11月に締結されたパリ合意文書の枠組内で交渉を開始することを目標としている。ヨーロッパはイランに対して、この目標を達成するために必要なステップを踏み出すよう求めている」。     EU外相らは、9月24日に採択されたイランの核問 全文をよむ

2005-10-04 インターネット上で「核のアパルトヘイト」に抗議する動き シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年10月4日付シャルグ紙外交面(5面)     イランの原子力活動に対する西欧諸国の対応、特に最近IAEA理事会で可決された決議に対して抗議の声をあげているイラン人のグループが、「核のアパルトヘイト」への抗議として、インターネット上で署名活動を展開している。     メフル通信の報道によると、このグループはある世論調査をインターネット上で行っており、世界列強の二重外交に対して抗議を表明する一方、この問題に対する抗議運動の広がりと連携の強化を呼びかけている。     このグループは、あるイ 全文をよむ

2005-09-25 アメリカとインドの関係継続はイラン次第 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年9月25日付シャルグ紙5面  〔注:下記記事は、9月23日付米インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙のAnand Giridharadas記者執筆の記事のペルシア語翻訳版を邦訳したものである。ペルシア語の英文翻訳は省略や書き換え、恣意的な解釈が横行しており、まったく正確性を欠くため、英文の元記事とは内容や論調においてかなりの違いが見られる点を、予めご了解頂きたい。なお、英語の元記事はhttp://www.iht.com/articles/2005/09/23/news/india 全文をよむ

2005-09-22 NPT脱退はイランの選択肢にない:イラン原子力庁長官、ウィーンにて ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

2005年9月22日ハムシャフリー紙政治面    【ISNA(イラン学生通信)】イラン核問題の検討作業が、本日(木曜)の国際原子力機関(IAEA)理事会に持ち越されることになった。昨日の理事会で、イラン・イスラーム共和国は、ヨーロッパ3カ国とアメリカがより厳しい態度で国連安保理へのイラン核問題の付託を再度強調したことを受け、IAEAが規定する諸国民の権利擁護を主張する陣営の強化と、その正当性の説明に奔走した。     イラン原子力庁長官は、昨日現地時間午前9時、IAEA本部入りした。イラン原子力 全文をよむ

2005-09-19 核燃料を3割引で他国に提供:アフマディーネジャード大統領、CNNとのインタビューで シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年9月19日付シャルグ紙2面    【イラン労働通信(ILNA)】アメリカの放送局CNNのジャーナリストであるクリスティン・アマンプール氏は、アフマディーネジャード大統領が国連にて演説を行う数時間前に、同大統領にインタビューを行った。インタビューの模様は以下のとおり。     アマンプール氏の「今回のニューヨーク訪問は国連や世界の各国首脳と話し合いを行い、イランの核活動をめぐって最近生じた危機を収束させることを目的としているとのことだが、どのような提案をするつもりか」との問いに対して、ア 全文をよむ

2005-09-17 イランは核兵器を必要としていない:アフマディーネジャード大統領 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年9月17日付シャルグ紙オンライン版     ニューヨーク滞在4日目を迎えたマフムード・アフマディーネジャード大統領は、この日も、これまでの3日間と同様、〔各国首脳との〕個別会談を行った。同大統領は、すべての会談の中で、核の平和利用の技術を獲得する権利を強調し、イラン・イスラーム共和国は、核の非平和的な利用を目的とした技術を獲得する意図はないと述べた。     おそらく本日アフマディーネジャード大統領が行った会談のなかで、もっとも注目すべきは、アムル・ムーサー・アラブ諸国連合事務局長との 全文をよむ

2005-09-16 イスラーム諸国に核のノウハウ提供の用意:アフマディーネジャード大統領 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年9月16日付シャルグ紙オンライン版     第60会国連総会への参加のために、ニューヨークを訪れたマフムード・アフマディーネジャード・イラン共和国大統領は、木曜日にトルコ当局との会談の後、「イランは自らが持つ核に関するノウハウをイスラーム諸国に提供する用意がある」と述べた。     アフマディーネジャード大統領はニューヨークで、各国首脳やマスコミともたれたほぼすべての会談・会見において、「イランは核兵器を追求していない。なぜなら、これはイラン・イスラーム共和国の宗教的信念に反しているか 全文をよむ

2005-09-13 パキスタン、アメリカの対イラン攻撃に懸念 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年9月13日付シャルグ紙オンライン版     第60回国連総会に出席するため、ニューヨークを訪れたパキスタン共和国のパルヴェーズ・ムシャッラフ大統領は、月曜日に、アメリカのコンドリーザ・ライス国務長官と会談を行った。その中で、米政府によるイラン攻撃の可能性について懸念を抱いていると述べた。     アメリカはこれまでのところ、イランに対して攻撃の意図があるとは明言はしていない。むしろアメリカは、イランの核活動に対するもっとも厳しいスタンスとして、核問題を安保理へ付託し、イランを国際社会の 全文をよむ

2005-09-12 イラン・ロシア、核協力継続を強調 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年9月12日付シャルグ紙オンライン版     アレクサンドル・ルミヤンツェフ・ロシア原子庁長官は今朝レザー・アーガーザーデ・イラン・イスラーム共和国原子力庁長官とモスクワで会談し、「ブーシェフルの発電所への核燃料の輸送を始めるための準備が整った」と述べた。     メフル通信政治部記者の報道によると、モハンマド・サイーディー原子力庁国際事業・政策担当次官とアサドッラー・サブール同庁原子力発電事業担当次官も同席したこの会合において、アーガーザーデ氏はイラン・ロシア二国間関係の重要性を指摘し 全文をよむ

2005-09-07 イラン安保理付託に前向きな国は米仏のみ シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年9月7日付シャルグ紙5面(外交面)  【外交部:アーザーデ・エフテハーリー】イラン核開発問題の安保理付託と、ありうべき国連制裁に対するロシア、パキスタン、中国の明確な反対表明に続き、ここにきてアメリカと共同歩調をとってイランに対して圧力を強めていたヨーロッパの大国イギリスが、自らの従来の立場から後退する様相を見せはじめている。     ガーディアン紙はこの点に関して以下のように記している。「イギリス政府は、イラン核問題の安保理付託を推し進めている国々から距離を置くために、イランの核開発 全文をよむ

2005-08-31 ヨーロッパは失敗を認めようとせず、アメリカははったりをかける シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年8月31日付シャルグ紙5面(外交面)    〔訳注:以下の記事は、8月28日にシカゴ・トリビューン紙に掲載されたTom Hundley記者が執筆した分析記事“High-stakes showdown looms on Iran”(イランをめぐり危険な勝負が行われる可能性)の訳文であるが、この訳文もまた、これまでと同様、「イランは核兵器を開発しようとしている」などのイランに対して批判めいた文章は訳さない、自国にとって都合のよい情報や見解を付け加える、文章の趣旨・意図を恣意的に変えるなど、 全文をよむ

2005-08-29 核問題に関するイラン側の提案、アフマディーネジャード大統領のニューヨーク訪問の際に発表も シャルグ紙 (Sharq紙)

シャルグ紙5面(外交面)  【政治部=ニールーファル・マンスーリヤーン】アーセフィー外務報道官は昨日、核問題に関するイラン側の新提案が、マフムード・アフマディーネジャード大統領のニューヨーク訪問の際に発表される可能性があると伝えた。同報道官はまたヨーロッパ三カ国に対して、核問題に関するイランとの協議から離脱することは適当ではないとの見解を示した。ハミード・レザー・アーセフィー氏が述べているのは、数日前に大統領及が示した核問題に関する新たなイニシアティヴのことで、アリー・ラーリージャーニー国家安全 全文をよむ

2005-08-27 イランの新たな提案:ラーリージャーニー、ウィーンへ シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年8月27日付シャルグ紙1面  【政治部=ニールーファル・マンスーリヤーン】ヨーロッパ三カ国がイランとの交渉をキャンセルしたことが契機となって、国家安全保障最高評議会の新たな書記であるアリー・ラーリージャーニー氏は木曜日、ムハンマド・アルバラーダイー(エルバラダイ)IAEA事務局長との会談のためにウィーンへと出立した。     ラーリージャーニー氏は、国家安全保障最高評議会書記としてはじめての外遊でIAEAが置かれているウィーンを訪問する前に、核交渉が英仏独三カ国に限定されていることを批 全文をよむ

2005-08-08 「ナタンズでのウラン濃縮活動は開始しない」:アーセフィー外務報道官 シャルグ紙 (Sharq紙)

2005年8月8日付シャルグ紙2面(イラン面)    【政治部=ニールーファル・マンスーリヤーン】アーセフィー外務報道官は昨日、新政権発足以来はじめての記者会見に臨んだ。その一方で、イランは先週より、核問題をめぐって新たに二つの問題に直面している。一つはエスファハーンのUCF(ウラン転換施設)の稼働であり、もう一つは金曜日に4日遅れでイラン側に提示されたヨーロッパの包括提案である。それゆえ、ハミード・レザー・アーセフィー外務報道官の昨日の記者会見は、これらの問題についての回答を含むものであった。 全文をよむ

2005-07-26 イランの原子力利用は平和的に:ヨーロッパが要求 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ファールス通信】イランとヨーロッパ三カ国の核交渉に関わっているある西欧の外交官は、彼が核兵器と呼んでいるものをイランが保有することに対し、ヨーロッパは強く反対していると強調した。エジプトの新聞、「アル・アフラーム」の報道によると、ウィーン在住のこの外交官は、「イランと交渉にあたるヨーロッパ三カ国は、イランが自らの核計画の平和利用に関して客観的な保証を提示し、軍事利用可能な核分裂物質の入手へ向けたいかなる活動も断念するよう、望んでいる」と付言した。     イラン共和国は再三にわたって、アメリカ 全文をよむ

2005-07-23 ジャック・シラク仏大統領「イラン・欧州核協議が不調に終われば問題を国連安保理に付託」 ハムシャフリー紙 (Hamshahri紙)

【ISNA】シラク・フランス大統領はシオニストの新聞に、もし欧州とイランの交渉が決裂した場合、この問題は国連安全保障理事会に付託されるだろう、と主張した。シラク大統領はシオニストの新聞であるハアレツ紙との会見で、「欧州とイランの核協議が成功し、核兵器が広まる危険が回避されることを望んでいる。そうでない場合には、もちろんこの問題を国連安全保障理事会へ送らなくてはいけないだろう」と述べた。シラク氏はまた、このインタビューでフランスとシオニズム政権との友好的な関係を強調し、そればかりか、同紙の伝えると 全文をよむ

2005-06-01 ブッシュ大統領、イラン・欧州核協議を歓迎 (Sharq紙)

2005年6月1日付シャルグ紙1面    ブッシュ大統領、イラン・欧州核協議を歓迎  「イランと欧州の協議で『進展』あり」    ジョージ・ブッシュ・アメリカ合衆国大統領は昨日、ホワイトハウスにおける記者会見で、「イギリス、フランス、ドイツの三ヶ国は、イランとの同国核計画に関する協議で『一定の進展』を得た」と述べた。AFPの報道によると、ブッシュ氏はワシントンで、「われわれは、イランに核計画放棄を納得させるべく、ヨーロッパ諸国と力を合わせている」と述べ、さらに「この問題に関しては、われわれは現在 全文をよむ

2005-05-31 ロシア、イランとの原子力協力の継続を強調 (Sharq紙)

シャルグ紙2面     ロシア外相は、イランが必要とする核燃料を、ロシアが国際原子力機関(IAEA)の監視の下で引き渡すことを保証する用意がある旨発表した。ノーボスチ通信社の報道によると、セルゲイ・ラヴロフ外相は、「ロシアはIAEAの監視下で、完全な透明性を確保した形で、ブーシェフル発電所用の核燃料を引き渡すことを保証する用意がある」と述べた。 全文をよむ

2005-05-29 ザリーフ氏:アメリカはNPT会議の失敗を望んでいた (Sharq紙)

2005年5月29日付 シャルグ紙5面  ザリーフ氏:アメリカはNPT会議の失敗を望んでいた     【メフル通信】イランの国連常駐代表は、アメリカの核政策を批判した上で、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の失敗の責任はワシントンにあるとの見方を示し、アメリカの核兵器は世界にとって危険であると警告した。     国連イラン大使を務めるモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ博士はNPT再検討会議非公開セッションでの発言で、「アメリカは、自らの一国主義的な行動を特定のグループを通じて率先し、自らの優越性 全文をよむ

2005-05-25 ハサン・ロウハーニー師ジュネーブへ (Sharq紙)

2005年5月25日 シャルグ紙1面    【イラン国営通信】ハサン・ロウハーニー国家安全保障最高評議会書記は昨日、英独仏外相との核交渉のため、国連のヨーロッパ事務局が置かれているジュネーブに入った。あるイラン人外交官はジュネーブでイラン国営通信記者に対し、「最もハイレベルな対ヨーロッパ核交渉担当者が、水曜日午後にここジュネーブで、ヨーロッパ3カ国の外相と会談する予定だ」と述べた。ロウハーニー師と随行の交渉団がジュネーブに到着したまさにそのとき、ブリュッセルでイランとヨーロッパ3カ国の専門委員会 全文をよむ

2005-05-25 ハッラーズィー、「イランは欧州の歩み寄りを期待している」 (Sharq紙)

5月25日シャルグ紙5面    【IRNA】外相はイラン・欧州間核交渉の新ラウンドを直前に控え、「イランは従来の立場を堅持する。欧州側が積極的に歩み寄ることを望んでいる」と述べた。キャマール・ハッラーズィーはエスファハーンで開かれたペルシア湾会議の開会式終了後、報道陣に対し、「現在のところ、この交渉におけるイラン側の立場は明確であり、自らの利益が確保される方法で、現下の問題が解決されることを、われわれは望んでいる」と述べた。ハッラーズィー外相はさらに、過去も現在も、イラン側から交渉の継続を働き掛 全文をよむ

2005-05-25 欧州3か国とイラン核交渉、今日ジュネーブで (Sharq紙)

5月25日 シャルグ紙5面    (IRNA)英仏独の三国の高官は火曜日(昨日)、イランとの核関連交渉で生じているこう着状態から脱却する狙いで、ブリュッセルにて会談を始める。ブリュッセルの仏通信社の報道によると、ブリュッセルでの会談はハヴィエル・ソラナEU外交政治担当長官を交えて、前述の欧州3カ国外相とイラン代表団との間で今日(水曜)、ジュネーヴで始まることになっている交渉に備えて行われる。この報道によると、ある欧外交官は非公開での話しあいを始める直前、次のように指摘した。「誰も危機的な状況を望 全文をよむ

2005-05-24 イラン・欧、今日ブリュッセルで会談 (Sharq紙)

イラン・欧、今日ブリュッセルで会談  イラン:交渉決裂でも特に何も起きないだろう    (2005年5月24日シャルグ紙第5面)     パリ、ロンドン、ブリュッセル、それともジュネーブか? どの都市が、イランがヨーロッパにとって最後の機会としている、イラン・ヨーロッパ間のハイレベルな核交渉の開催地となるのだろう?これまでのところ可能性がもっとも高いパリで開かれたとしても、このこと自体は大して重要ではない。英仏独外相との運命の交渉が果たして来週行われるのかも、いまだはっきりしていないと、イラン側 全文をよむ

2005-05-21 ロシアの提案:イランはウラン濃縮をロシアで行ってはどうか (Sharq紙)

シャルグ紙 1384年オルディーべへシュト月31日(2005年5月21日)    ロシアの提案:イランはウラン濃縮をロシアで行ってはどうか    イランの核問題をめぐるEUとのイラン側交渉団の一員であるスィールース・ナーセリーは、イランは現在、ロシアとの協力に関する提案について検討中であると述べた。この提案について、専門家はイラン核問題の解決の糸口になる可能性があると考えている。    ナーセリー氏は土曜日にイラン国営通信(IRNA)の政治部記者とのインタビューで、次のように述べた。「この提案に 全文をよむ