イスタンブルに人口250万人のニュータウン建設計画(Milliyet紙)
2005年10月22日付 Milliyet 紙

イスタンブル市役所が設立したイスタンブル都市計画センター(IMP)による縮尺25000分の一のモデルは完成間近である。計画の施行により新しく住宅とオフィスが作られることが確定した。バシャクシェヒルとチャタルジャの間に、イキテッリとバフチェシェヒル・ウスパルタクレという2つの中心地をもつ、人口250万、60万戸以上の住居をもつ新しい都市が計画された。

 イスタンブルに人口250万、60万戸以上の住宅が建つ近郊街区が誕生する。建設プロジェクトが公募で決定される予定の近郊都市計画を、このために設立されたイスタンブル市長直属のメトロポリタン都市計画・都市デザインセンター(IMP)が立案されつつある。IMPは、建設プロジェクトの土台となるイスタンブルの25000分の一の模型を完成させようとしている。新しい市街は2つの中心地をもつ予定である。1つ目の中心地では3万ほどの店舗や、アトリエ、オフィスをもつ「イキテッリ組織産業地区」が建設される予定であるほか、バシャクシェヒルやその周辺にも同様の計画がされている。この地域には150万人が住む予定である。
 2つ目の中心地は、バフチェシェヒル-イスパルタクレとタタルジュック農場の間に建設される。ここでは 100万人が居住する。このように総計250万人が暮らす2つの中心地をもつ新都市が建設される。都市建設の専門家によれば、1住居に4人の計算で人口250万人が確保されるため60万の住宅が建てられることになるようだ。

■一つ目の中心地はイキテッリ
 主要な中心地のオフィスは、バシャクシェヒルの1、2、4、5地点とオヌルケントの間に位置する地区になる予定。総面積300万平方メートルの土地に建設されるこのオフィスのうち150 万平方メートルの建設範囲には、病院、県庁、市役所のような公共サービスの建物が建設される。地区はオトガルとアタテュルク空港の両方と地下鉄で結ばれる。また2つの中心地も互いに地下鉄で結ばれる。密集した住宅地区はイキテッリの東から始まりチャタルジャまで延びる。この地区で一区ごとに建設が行われていく予定である。プロジェクト地域の土地の多くが国有地である。一部は問題のある土地であるため話し合いが行われる。住宅建設については、市役所の集合住宅会社であるイスタンブル住宅再開発計画産業・商業合資会社(KİPTAŞ)と集合住宅局が重要な役割を担うことが期待されている。市役所が設立を計画する不動産投資共同会社もプロジェクトへの投資者と値段交渉をすることになる。このようにして民間セクターの参入も見込まれている。新しい都市の居住地区として考えられている区域には総計62万5千戸分の住宅建設地がある。


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( 翻訳者:清水 葉月 )
( 記事ID:1138 )