ムバラク大統領、地震の惨事にムシャラフ大統領へ弔意を表明(アル・アハラーム紙)
2005年10月12日付 Al-Ahram 紙

■ムバラク大統領、地震の惨事にムシャラフ大統領へ弔意を表明
 エジプトの軍事輸送機二機が人的資源、食糧、医薬品支援物資をイスラマバードへ空輸

 昨日、パキスタン住民への支援物資と人的資源を乗せた二機のエジプトの軍事輸送機が、カイロを出発しイスラマバードへ向かった。これはホスニー・ムバラク大統領の指示を受けて、軍隊がエジプトの赤新月社と共に食糧、医療必要品、テント、毛布を含む支援物資の輸送を手配したものであり、この支援物資の輸送は、今後も引き続いて行われる見通しである。

 イスラマバードのエジプト大使であるフセイン・ハリディ氏は「輸送機には医療物資以外にも大量の人的資源、食糧、救援物資が積まれている」と述べ、付け加えて「エジプト大使館は、被害にあったエジプト人のマフムード・アブー・エル=マカーリムさんの容態を見守る」と述べた。マフムードさんは2回の外科手術を受け、容態は安定していることが確認されている。また大使は、家屋の瓦礫の下敷きとなって死亡したエジプト人のモーメン・カーミルさんについても言及し、「彼の遺体は埋葬に先立って遺族のもとへ届けられるため、今日未明エジプトに運ばれるだろう」と述べた。ホスニー・ムバラク大統領は、ここ数日パキスタンを襲っている人的災害、自然災害を考慮して、破壊のあった土曜の地震の後、すでにパルヴィーズ・ムシャラフ・パキスタン大統領に電報を打ち、弔意と連帯意識を表明した。

 イスラマバードのエジプト大使は「ムバラク大統領は電報の中で、破壊的な地震によって奪われた罪のない人々の命に対して悲しみと遺憾の意を表した」と語った。

 また、この深刻な状況に直面しているパキスタンの民衆と政府と共に、エジプトの民衆と政府も連帯意識を持っていることについても言及した。

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( 翻訳者:岡本亜有子 )
( 記事ID:1151 )