サッダーム・フセイン元大統領の公判が来週水曜日に始まる(アル・アハラーム紙)
2005年10月13日付 Al-Ahram 紙

■サッダーム・フセイン元大統領の公判が来週水曜日に始まる
■アメリカは公判の様子をテレビで放映することを禁止

【ワシントン-ホダー・タウフィーク、ハーリド・ダーウド】

 来週水曜日に予定通り開かれるイラク元大統領サッダーム・フセインの公判はアメリカとイラクそして世界の世論をわかせるものであり、その公判の開始までのカウントダウンにおいて、昨日アメリカ外務省の要人たちはサッダームが死刑判決を受ける可能性を示した。
 そしてアメリカの要人たちは、もし死刑判決が出た場合、2年半前にバグダードが陥落した後のアメリカ軍との調整とアメリカからの融資で建設されたイラク特別裁判所の法律に基づいてすべての上訴が完了して30日以内に死刑は執行されるだろうと述べた。また、裁判所のことはイラク当局のみで行うものであるとも述べた。更に、来週水曜日の公判ではサッダーム・フセインとフセイン政権元幹部ら7人が裁かれ、1983年にサッダーム・フセインの暗殺未遂直後バグダードの北に位置するシーア派の村ドジャイルの何百という住民を死刑にし追撃し拷問した罪での裁判となると付け加えて述べた。1968年にバース党が政権についてから2003年4月の崩壊までの一連の罪状がサッダーム・フセインにつきつけられるとき、その残りの裁判はすでにドジャイルに関する特別初公判での死刑判決が下っているフセインに対して行われるだろう。


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( 翻訳者:豊泉麻衣子 )
( 記事ID:1154 )