ロンドン大学政治経済学院(LSE)に現代トルコ研究コース開設(Milliyet紙)
2005年10月27日付 Milliyet 紙

世界で最も権威ある大学のひとつ、ロンドン大学政治経済学院(LSE)に現代トルコ研究コースが開設され、今日エルドアン首相も出席して記念式典が行われる。式典には本紙代表取締役のハンザーデ・ドアンも出席する。
コースの開設には中央銀行、トルコ商工会議所連合(TOBB)、トルコ輸出業者会議(TİM)、さらにアイドゥン・ドアン基金も資金を提供した。本コースでは主に社会科学や政治、経済分野での研究が行われる。
 
■政府もバックアップ

コース設置のには、LSE当局と並んでトルコ外務省や在英トルコ大使館も尽力、エルドアン首相とギュル外相の意見も踏まえながら進められた。トルコについての広範な知識と経験を持ち、世界的に著名で高度な教育と研究能力を備えた科学者がコース長に就任する見通しだ。

■名誉ある協力関係

本コースが世界的な権威を持つLSEに設置されたことで、トルコはヨーロッパの権威あるアカデミックなパートナーシップを得たと話す在英トルコ大使のアクン・アルプトゥナは、さらに次のように述べた:「トルコがEU加盟交渉を10月3日に開始したことで、ヨーロッパではトルコに対する関心がこれまでにない程増大した。また今後我が国への関心は一層高まることが予想される。こうした観点から、国際的な研究、学問水準で世界中から大きな敬意を集めるLSEにトルコに関するコースが設置されたことは、トルコにとって大きな利益をもたらすだろう」。
アルプトゥナ大使はさらに、コース設置のためにトルコ政府を含むスポンサーが合計250万ポンドの投資を行ったが、LSE側はこの資金の運用益のみを利用する予定であると述べた。同氏は、本コースの活動が終了する際には資金をスポンサーに返す予定であることも話した。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:住永 千裕 )
( 記事ID:1167 )