参加交渉が始まり、EU旗への関心が高まっている。旗を生産している業者は、個人や企業がトルコ国旗と一緒にEUの旗も買っており、売り上げが徐々に上がってきていると話す。

EUとの完全加盟交渉の開始後、EUの旗に対する関心が増している。旗生産業者は売り上げが大きく伸びたといい、トルコ国旗の需要がもっとも高まる共和国記念日を前に、民間企業などにEUの旗を数多く販売したと話す。

■トルコ国旗とセットで
（EUの旗を生産する）エジェ・バイラックのカーディル・クルチ社長は、EUの旗の売り上げが大きく伸びたといい「トルコ国旗を買う人がEUの旗も一緒に買っている。消費者は昔はトルコ国旗だけ買っていたが、今はEUの旗も一緒に求めている」と述べた。サンジャク・バイラックのメスト・オイサル社長はEUの旗の需要が伸びたのは確かだとし、最近になって様々な大きさで一万枚近い注文を受けたと述べた。オイサルは「共和国記念日の前には例えば100枚のトルコ国旗を売ったとすると、30枚のEUの旗も売れる状況だった」と話した。

■年間20万メートル
ギュナイ・バイラックのオンデル・ギュナイ社長はEUの旗の売り上げがEU加盟交渉開始日が決まったことで伸びたといい、「EUの旗をそこら中で見かけるようになった。我々もEUの旗がよく売れるようになったので在庫を増やした」と語った。
トルコで年間一千万メートルのトルコ国旗が売れ、選挙やサッカーの試合、めったにないイベントがある年には二倍の売上げになると話すギュナイ社長は、「現在年間のEUの旗の売り上げはおよそ20万メートルだが、日々売れ行きは増している」と述べた。

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（ 翻訳者:近岡　由紀 ）
（ 記事ID:1175 )