■イラク国民、大多数の78%が新憲法を承認
■スンニー派のニネベ州が状況を決定づけた
【バグダード 諸通信社】
イラク独立選挙管理委員会は、18あるイラクの州のうちスンニー派が多数を占めるアンバル州とサラフディン州の両州からの反対があったにも関わらず、イラク国民は、今月半ばに行われた国民投票で憲法草案を承認したと発表した。
イラク国民は、反対21%に対し、大多数の78%が新憲法を支持した。選挙管理委員会の発表によると、ニネベ州では55%の有権者が反対の票を投じたのだが、それは全体の三分の二という、反対に必要な数に満たず、国民投票の結果を決定づけることとなった。
イラク独立選挙管理員会の責任者は昨日、新憲法をめぐる国民投票の投票率は63%に達したと述べた。また選挙管理委員会のメンバーであるファリード・アイヤール氏は、発表された結果は決定的であることを確認し、ここ10年に見られるように、イラクが地獄へと向かっている中で、憲法の制定が議会国家の遂行に至り、独裁傾向の出現を妨げることにおいて希望を表明した。
(後略)
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( 翻訳者:岡本亜有子 )
( 記事ID:1176 )