サッダーム、裁判長を挑発(アル・アハラーム紙)
2005年10月20日付 Al-Ahram 紙

■サッダーム、裁判長を挑発
■この裁判の法的正当性を認めず、自分がイラクの大統領であるとなお主張

 どうしようもないイラクの大統領サッダーム・フセインは馬鹿にしたように裁判官たちにこう尋ねた。「お前たちは誰だ。」クルド人のリズカール・ムハンマド・アミーン裁判長は「我々は最高刑事裁判所のものです。」と答えた。そして裁判長がサッダーム・フセインに身分を名乗るよう求めたとき、このイラクの元大統領はこう答えた。「お前たちの身分申告の要求には応じないし、これからもこの裁判所と名付けられたものに答えることは無い。私はお前たちに力を与えた当局を認めていないからである。」
 公判という面から見ると、サッダームは「私は無実だ。イラク共和国大統領として憲法が私の権利を保障している。」と主張し、軍事行動について認めず、すべてが空虚なものであり、彼自身虚偽で固められていた。そしてフセイン政権元幹部ら7人は自分たちは無罪だと主張し続けたのである!
 そして、昨日裁判所の代表らが記者たちに「始まったばかりだがサッダームの公判は1ヶ月以上延期された。」と公表した。また裁判所のある代表者は「来月28日に公判は延期された。」と述べた。


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( 翻訳者:豊泉麻衣子 )
( 記事ID:1177 )