トリポリにてエジプト・リビア両国首脳会談(アル・アハラーム紙)
2005年10月17日付 Al-Ahram 紙

■トリポリにてエジプト・リビア両国首脳会談
■アラブ地域の発展問題と両国間の支援関係を協議
■ムバーラク大統領とカダフィー元首、イラク、シリア、レバノンの諸問題を討議
■在リビア・エジプト大使はアハラームへの声明の中で:
■両国間の経済通商的相互援助を討議
■カダフィー元首、リビア諸機関にエジプトとの協力関係強化の旨を伝達

 昨日の数時間に及ぶホスニー・ムバーラク大統領のリビア・アラブ共和国訪問の折、大統領はトリポリにて、リビア革命の指導者であるムアンマル・アル=カダフィー元首と会談した。

 その会談で両者は、アラブ地域に関わる諸問題、及び友好国である二国間の全領域における特別な関係の強化について話し合った。

 リビア駐在のエジプト大使、ムハンマド・ファトヒー・リファーア・アル=タフターウィーの述べるところによると、両首脳会談は、トリポリのマアティーク空港にムバーラク大統領が午後到着すると直ちに始められた。その空港では、カダフィー元首やリビアの要人たちが彼を出迎えていた。

 会談は、リビアの元首がムバーラク大統領に敬意を表して準備した、ラマダーン明け最初の晩餐の席で催された。

 タフタウィー大使は『アル・アハラーム紙』の特派員に対して以下の事を述べた。ムバーラク大統領とカダフィー元首の両首脳会談では、イラク・シリア・レバノン世界の時事、また、イスラエル軍のガザ撤退後のパレスチナ地域における情勢展開について論議された。その会談で両首脳は、パレスチナ民衆の利益の増幅と権利の保護を継続する必要があることを確認した。会談は両国間の連続的な協議の一環として、両首脳を結ぶ特別な友好関係において開かれたものである。カダフィー元首は、あらゆる領域においてエジプトとの関係を強化するようリビアの行政諸機関に通達した。その通達は、エジプトとの上向きな関係の中、リビアが目下経験している経済の拡大と海外への市場開放の枠組みの中で下されたものである。

(後略)

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( 翻訳者:杉原みどり )
( 記事ID:1182 )