母子殺害事件の犯人に2回の報復刑と1回の死刑 ハムシャフリー紙
2005年10月03日付 Hamshahri 紙

2005年10月3日付ハムシャフリー紙事件面

事件部:母親とその4歳の息子を殺害した被告に対して、州刑事裁判所の裁判官は報復刑(キサース)2回と死刑1回を言い渡した。

 当紙記者の報告によると、事件の被告はレザーという名の27歳の男性。彼はエスマトという名前の女性と知り合い、彼女の家に盗みに入ることを企て、この女性とその4歳の息子を残忍な方法で殺害した。

 この事件はイラン暦1383年エスファンド月21日〔今年3月11日〕、ハーニーアーバード地区にあるアパートの一室で起きた。女性はナイフで刺され、アリーレザーという名前の4歳の息子も犯人の手によって殺害された。

 犯人は殺害後すぐにこの家に火をつけ、その場から立ち去った。しかし警官らの一致団結した努力により逮捕された。

 取り調べの中で犯人は終始、被害者の物品を盗むことが目的だったと話した。しかし、裁判で被告は、女性の息子アリーレザーの殺害については認めたものの、女性の殺害容疑については彼女のいとこのモルタザーの仕業だとした。

 アズィーズ・モハンマディー裁判官は昨日朝、事件の内容や被害者遺族の要求、さらには被告人側の反論を考慮して、4名の裁判官同席のもとで刑を言い渡した。判決で、レザーは故意による殺人を2件犯した罪で2回の同害報復刑(すなわち死刑)を、さらに既婚女性と姦通した罪で死刑を、それぞれ言い渡された。

 この判決は確認のために最高裁判所へ送られ、そこで確定されれば、刑が執行される。

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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:998 )