24時間たたぬうちに111名のイラク人死亡(アル・アハラーム紙)
2005年10月01日付 Al-Ahram 紙
■24時間たたぬうちに111名のイラク人死亡
憲法をめぐる対立終結を目指すアラブ諸国の努力
2005年10月1日付アハラーム紙(エジプト)一面
【バグダード―諸通信社―スレイマーニーヤよりナビール・オマル】
住人の大多数がシーア派のアル=ハッラ市で、爆弾の仕掛けられた車が爆発した直後、12名のイラク人が昨日亡くなり、その他およそ47名が負傷した。イラクで爆発の犠牲になった人の数は24時間も経たないうちに111名に増えた。うち35名が女性、22名が子供である。爆発の標的は市民にまで及ぶようになってきた。おとといは、車に爆発物を仕掛けるという方法で同時に3つの爆発があり、バラド地方では99名が死亡、124名が負傷した。バグダードでは警察が、混雑するスークの中で爆発物を体に巻いた女性が自爆しようとする数分前に、彼女を逮捕することに成功した。
イラクのアル=カーイダ組織は、バラドでの爆発に関しては自分たちに責任があり、イラクの憲法草案の承認を妨害する者を抑える試みを続けることを発表した。多くのアラブ諸国がスンナ派に草案へ同意するよう説得するのに力を尽くしている。また一方、イラクのアメリカ大使館は、シーア派とクルドの見解を引き寄せようと試みを続けている。
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( 翻訳者:遠藤さやか )
( 記事ID:1020 )