パレスチナ政府、イスラエルによる軍事的緊張解消のためムバーラク大統領の介入を要請(アル・アハラーム紙)
2005年09月29日付 Al-Ahram 紙

■パレスチナ政府、イスラエルによる軍事的緊張解消のためムバーラク大統領の介入を要請
 アブルゲイト外相、エジプト・パレスチナ首脳会談後の談話で
 「イスラエルはパレスチナ側の事態の沈静化に向けた歩みに歩調を合わせなければならない」

 パレスチナ政府は、ムバーラク大統領がイスラエルとの間に介入し、パレスチナの領土に対する軍事的緊張の解消のために関係各方面に大統領の影響力を用いることを要請した。また、同政府は、パレスチナ領内で責任を持つことが出来るよう、全ての分野におけるエジプトの支援の継続も求めた。
 ムバーラク大統領は昨朝、ヘリオポリス(カイロ)の大統領府でパレスチナのマフムード・アッバース(アブー・マーゼン)議長(大統領)との会談を開き、ガザ、ヨルダン川西岸の両地区におけるイスラエルによる軍事的緊張と、和平へのロードマップ実行のための準備のための作業の道程について話し合った。
 エジプト・パレスチナ首脳会談は最初両大統領だけで始まり、その後両国の代表団の成員が加わった。
 アフマド・アブルゲイト外相は、会談終了後の記者発表で、悪化しているガザ地区の事態収束とイスラエルの同地区の空爆の停止のためにエジプトとイスラエル、パレスチナとの連絡は継続していると明らかにした。
 アブルゲイト外相は、特に、カイロ協定に基づいてハマースがイスラエルに対する攻撃停止を宣言し、イスラミックジハードが平静を守ることの継続を決めたことなど、パレスチナ各派の前向きな動きにイスラエルが歩調を合わせなければならないことを強調した。
 また、エジプトの努力を支援し、パレスチナ・イスラエルの双方に事態の沈静化を完全に履行させ、平和的方法によって対立を解決するために、エジプトがアメリカ、欧州連合、ロシアと連絡を取っていることを示唆した。
 さらにアブルゲイト外相は、関係各方面は現在、イスラエルのガザ地区撤退を背景とする前向きな環境を生かすことに集中し、交渉を継続していくために双方をロードマップの中で決められたことの中でやり残されている事項を実行しなければならないことを強調し、このような流血の事態はパレスチナの利益にもイスラエルの安全の実現にもならず、双方を再び暴力の連鎖へと連れ戻すばかりであると述べた。一方、パレスチナのサーイブ・アリーカート交渉相は、特にガザ地区とヨルダン川西岸地区北部の解放後のことについて、そしてエルサレムの最終的地位、境界線、難民、水利、ロードマップの実施についての交渉を継続していく必要性など、会談では様々な問題が取り上げられたことを明らかにした。

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( 翻訳者:村山誓一 )
( 記事ID:1023 )