アーザーディー・スタジアム観客圧迫死事件、裁判始まる ハムシャフリー紙
2005年10月06日付 Hamshahri 紙

ファールス通信:アーザーディー・スタジアムで起きた事件の被告人らに対する第一回裁判が、昨日朝、第1043テヘラン・ゴドゥスィー裁判所で始まった。

 この裁判は一般公開の上で、裁判所の礼拝所で行われ、事件の被害者遺族と2人の被告人およびその弁護士が出席した。

 第1043テヘラン・ゴドゥスィー裁判所長のジャヴァーディー裁判官は、テヘラン医療犯罪裁判所から提出された起訴状をもとにこの事件の審理を担当し、事件は警察と同スタジアム管理人の双方に50パーセントずつの責任が認められるとした。

 ジャヴァーディー裁判官はこの裁判が始まる前に、ファールス通信の記者との会談で次のように話した。「この事件は、今年のファルヴァルディーン月5日〔2005年3月25日〕にイラン対日本の(ワールドカップ予選)試合が行われた後、7人の観客がスタジアムの外に出ようとしたときに、集中的な群集流動により圧迫死した」。

 警察側のアブドッサマド・ホッラムシャーヒー弁護士は、この事件について「起訴状によれば、この事件は14人の容疑者がいる。しかし理由は不明だが2人しか法廷に出席していない」と述べた。さらに、「検察は19の要因で事件が起きたとしているが、観客側の注意不足も原因のひとつだ」と話した。

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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:1033 )