2005年航空業界は高利益を確保:2006年には新規3社が開業予定(Milliyet紙)
2005年11月13日付 Milliyet 紙

今期、航空業界ではかなり大きな動きがある。航空会社のほとんどが今年黒字決算を迎え、来年、全ての会社が航空機の数を増やし、運行便も増やす予定である。国内線および国際線両方の便を運行する民間会社は現時点で4社になった。新たに2006年から3社が加わり、また別の3社が認可申請中である。
その一方で重要な動きがあり注目されている。トルコ民間航空業協会(TÖSHİD)のシャハベッティン・ボルクチュ会長の発表によれば、「よく知られ有名な大航空会社の全て」がトルコで民間航空会社を買収、もしくは共同経営のために交渉をしているという。会長は「名前を公表して交渉を不調にしたくない。」と述べ、次のように続けた。「2006年に共同経営もしくは統合という形で参入する可能性がある。ヨーロッパの民間航空会社がトルコの民間航空会社に興味をもつのは当然のことだ。トルコに来る観光客の45パーセントは民間会社を利用しているのだから、これは大きな市場だ。」

■国内企業も関心を示す
 2006年初頭にTTエアラインとゴールデンエアーが運行を始める。イズミル航空は10機の航空機のためにカナダのボンバルディエル社と契約を結んだ。この会社も2006年に運行を始める。さらに国内線および国際線の定期運行を行うため、3社が民間航空総局に申請中だ。
各社は料金面で激しい競争をしている。トルコ航空も他の民間会社が行なう大胆な値下げに対抗して、値下げを行った。民間航空会社のフライ・エアーはイスタンブル・アンカラ間44リラであるのに対し、トルコ航空は79リラである。
ボルクチュ会長の説明によれば、民間航空会社の動向に注目しているのは外国の大規模航空会社だけではない。国内でも大グループ企業が同様のプランを持っていると言い、次のように続けた。「海外の会社のほかに、トルコ国内の大企業からも資本を一般に公開するよう求める声や、共同経営のための申し入れがある。ヨーロッパにとって、トルコと中東には非常に大きな旅客ポテンシャルがある。このポテンシャルをとくにヨーロッパ企業が利用を強く望んでいる。」と語った。


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( 翻訳者:湯澤 芙美 )
( 記事ID:1287 )