公正発展党員のテキルダー市長、レセプションでアルコール飲料提供せず(Milliyet紙)
2005年11月15日付 Milliyet 紙
公正発展党のアフメト・アイギュン、テキルダー市長は、市の占領解放83周年を記念し開催したレセプションで、アルコール飲料を提供しなかった。
市文化センターで昨日(14日)夜にレセプションを開いたアイギュン市長とゼフラ夫人は、入口で来場者を一人一人出迎えた。レセプションにはテキルダー県のアフメト・オズユルト知事とアイシェ夫人、第8機甲部隊メフメト・ダイサル准将とジャナン夫人、共和人民党のエニス・トゥトゥンジュ、ヌーリ・サイグン両議員も出席した。しかしレセプション中アルコール飲料が振舞われなかったことが注目を集めた。
■「AKPが強制」
トゥトゥンジュ、サイグン両議員は、公正発展党がアルコール飲料を提供しないことを強硬に主張したとして、このことを議会で取り上げると語った。トゥトゥンジュ議員は、アイギュン市長とはこのことについて話し合っていないとし、さらに次のように述べた。「理解しようと努めているが、不可能だ。私は酒好きの人間ではないが、選択する権利を誰も制限することはできない。キリスト教では神と人間との間に牧師がいるが、イスラム教はこうした存在をもたない。これは強制以外の何ものでもない」。
アイギュン市長は質問に対し「ここには殉職者が眠っている。彼らに乾杯しろと言うのか?」と反論した。さらに同氏はこれからもレセプションでアルコール飲料を振舞うことはないと強調し、次のように話した。
■「合意の上で選んだ」
「国民は私たちを合意の上で選んだのだ。共和人民党の議員は懸命に活動し、地方選挙で勝てばいい。そしてアルコール飲料を振舞って、お望みなら道をワインで掃除すればよいのだ。私は国民から水道料金を集め、支払わない人の水道は止めている。こうして集めたお金を使って招待客にアルコール飲料を振舞う。国民のお金でアルコール飲料を提供することはできない。私をその行いで評価してほしい欲しい。こうした単純な問題のことではない。国民のお金を無駄使いすることはできない」。
■シャルキョイではワイン祭り
同じテキルダー県で公正発展党員が市長を務めるシャルキョイ市は、来年からワイン祭りを再開することを決めた。この決定を金曜集会で非難したシャルキョイ郡のムフティー、ルシェン・オズカンは、「ワインは我々の宗教では禁止されている」と語っていた。公正発展党のジャン・ギュルソイ市長はワイン祭りが市の宣伝に重要な役割を果たすと主張した。
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( 翻訳者:倉本 さをり )
( 記事ID:1299 )