巡礼者の出航ラッシュ、峠を越す。混乱の背後に悪徳業者の架空予約(アル・アハラーム紙)
2005年10月24日付 Al-Ahram 紙

■ヌエバアとサファーガ両港からの巡礼者の出航ラッシュが危機を脱する

2005年10月24日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 ヌエバアとサファーガ両港に殺到していた巡礼者たちの危機的な混雑状況は昨日終わり、ヌエバア港からは全巡礼者15,000人のうち、7,000人以上が聖地メッカに向けて出発した。現在、同航路上では、4隻の連絡船が絶え間なく旅客の移送にあたっている。

 またエジプト航空は、船の座席が足りないためにサファーガ港に足止めされていた400人の巡礼者を、ハルガダ空港から移送するため、2機の旅客機を割り当てた。

 イサーム・シャラフ運輸大臣は、架空の予約を行った巡礼旅行手配業者に対し、法的処分をこうじると警告した。

 同大臣は、ヌエバアとサファーガの両港に巡礼者が殺到した事情の徹底調査を要求し、39の慈善団体が、乗船チケットも事前予約もなしに、巡礼者たちを港に移送したことが判明した。


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( 翻訳者:杉原みどり )
( 記事ID:1300 )