バクー・ティフリス・ジェイハン（BTC）原油パイプラインからトルコへカスピ海の原油がやってきた。原油は、1,776kmのパイプラインの最終地点ジェイハンに年末に到達する。

　基礎工事が2002年9月に着工されたバクー・ティフリス・ジェイハン（BTC）原油パイプラインの完成後、ポンプでのくみ上げが開始されたカスピ海原油が昨日トルコに到達した。ボタシュ・BTC副監督ギョクメン・チョロウルは「原油は昨日15時50分にアルダハンでパイプラインの連結ポイントであるチュルクギョズの国境ゲートの付近からトルコへ入り、１５ｋｍ進んだ。

■　ポソフ・ステーションが稼動する

　パイプラインのトルコでの最初の中継地点であるポソフの第一ステーションは、原油の到達により活動を開始し、原油の流れを促進させる」と語った。原油は今年の終わりには1,776㎞のパイプラインの最終地点であるアダナ県ジェイハン地区のハイダル・アリイェブ海のターミナルへ到達し、ここからタンカーへ積み込まれる。

■　２９億ドルの価値

　トルコ国内にある部分が14億ドル、合計29億ドルの価値を持つパイプラインのうち、1,076kmはトルコ、260kmはグルジア、440kmはアゼルバイジャンの領土内に存在している。基礎工事が2002年の9月にバクーで3カ国の大統領の参加で着工されたパイプラインは、トルコが1年目から16年目の間に年間2万から2万5千ドルの通過料を手にする。この通過料は16年目から40年目には3万5千から4万ドルになる見込みである。

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（ 翻訳者:藤巻 晋也 ）
（ 記事ID:1334 )