ギュル外相、メルケル独次期首相と会談-“特権的パートナーシップ”には言及せず(Milliyet紙)
2005年11月19日付 Milliyet 紙

 アブドュッラー・ギュル外相は、ドイツでゲルハルト・シュレーダー氏に代わり次期首相に就任するキリスト民主同盟党首アンゲラ・メルケル氏と会談した。ギュル外相は、会談で特権的パートナーシップや特権的関係といった話題は言及されなかったことを語った。
 約1時間の会談の後、記者団に対して行われた会見で、ギュル外相はメルケル氏に感謝の意を示し会見に応じた。ギュル外相は、「まさに連立協定に公式に署名するというこんなにも重要な日に私の訪問を受けて下さいました。ドイツとトルコの関係は非常に特別であり、我々の望みはこれを発展させ強固にしてゆくことであります。私が見た限りドイツは、グローバルな問題においてさらに多くの役割を果たすことを望んでいます。これらは、トルコと協力することでさらに容易になされることでしょう。
 親愛なるメルケル氏を2006年の初めにトルコへ招待しました。氏は喜んで承諾して下さいました」と述べた。一方メルケル氏は記者団に対し会見を行わなかった。しかし、ドイツ人によって入手された情報によると、メルケル氏は会談でEU加盟問題について見解の相違はあったが、トルコとの親密な関係を望んでいることを強調した。
 連立協定でメルケル氏はトルコのEU完全加盟に関する交渉の先行きは不明としながらも、トルコとの強固な関係を望んでいることを明らかにした。

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( 翻訳者:清水 葉月 )
( 記事ID:1335 )