イスラエル:イラン大統領発言にトルコからの非難を期待(Milliyet紙)
2005年11月01日付 Milliyet 紙

イスラエルのシャローム外相は、ギュル外相に宛てた親書のなかでアフマディネジャード・イラン大統領の発言に対する不快感を伝えた。イスラエルはトルコに対して、イランの発言に反発するよう求めている。


 イスラエルのシルヴァン・シャローム外相が、トルコのアブドゥッラー・ギュル外相に親書を送り、イランのアフマディネジャード大統領の「イスラエルを地図から消し去るべきだ」という発言からうけた不快感を伝えたことがわかった。イスラエルの当局者は、エルドアン首相と外務省スポークスマンのナームク・タン氏によって出された声明は不十分であると指摘し、次のように伝えた。「アンカラはアフマディネジャード大統領の(イスラエルに関する)発言ではなく、イスラエルと関係する国々に向けられた発言に反発した。私たちがアンカラに求めているのは、他の国々と似たかたちで、イスラエルを消し去ろうとする危険な発言に対して非難することだ。」

■イスラエル大使は外交文書を提出
 シャローム外相は、ギュル外相に送った親書のなかで、演説から感じた懸念を強調したことを明らかにした。さらにシャローム外相は、イラン大統領の発言と核開発計画を続行する姿勢が「非常に危険である」ことを強く訴え、アンカラ政府の協力を期待したいと述べたことも明らかになっている。
 在アンカラのピンハス・アヴィヴィ・イスラエル大使は、親書を届けるため、そしてテヘランに対するさらに強い反発を求めていることを伝えるために10月28日、外交文書を提出してトルコ外務省に訴えた。


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( 翻訳者:倉本 さをり )
( 記事ID:1208 )