バーホナル副議長、核兵器との闘いで日本との協力を強調 ハムシャフリー紙
2005年11月19日付 Hamshahri 紙
【IRNA】イラン・イスラーム議会第一副議長モハンマド=レザー・バーホナル氏は昨日、日本の外務大臣および経済産業省(METI)大臣と東京で会談した。
バーホナル氏は麻生太郎外相との会談の中で自身の広島訪問に触れ、「日本が大量殺戮兵器の犠牲者であるのと同様に、イランもまたサッダーム・フセイン政権の大量殺戮兵器の犠牲者であった」と述べた。
また第一副議長は、「われわれは大量殺戮兵器の生産、保持、使用について反対してきており、大量破壊通常兵器の縮小に関しても、日本やその他の平和主義国家と同様の立場をとっている」と続けた。副議長は両国議会関係者による話し合いの継続を強調し、歴史的、文化的な観点から、イランと日本の関係を重要視しているとした。
麻生太郎外相はイラン議会使節団の来日に関して謝意を表し、二国間関係の発展は歓迎であり、それを強めるために両国議会の果たす役割は重要であると述べた。
副議長はまた二階俊博経済産業相との会談の中で、イランの第4次発展計画と20年間の見通し、両計画の内容と目的、次なる計画の草案について説明し、諸計画の枠組みにおける日本政府との協力関係拡大においてイラン政府に用意があることを強調した。
バーホナル副議長は日本での5日間の日程中、河野洋平衆議院議長および扇千景参議院議長とも会談した。同副議長と使節団はさらに広島を訪れ、平和記念公園と平和祈念館を視察した。
バーホナル副議長は視察後、平和祈念館の記念帳に署名し、次のように書き記した。“広島の人々は大きな犯罪の犠牲となった。われわれは彼らに赦しを求める。今日の人類にこの犠牲者たちが伝えるメッセージは、このような犯罪が二度と繰り返されてならないということだ。人類皆が、いかなる大量殺戮兵器の用意、生産、保持も禁止されるべきだと声を上げなければならない。そしてこれらの兵器全廃に向け、自ら努力しなければならない”。
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( 翻訳者:北川晃久 )
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