国際社会がより多くの信頼を必要としていると感じれば、我々はあらゆる可能性を探る:バーホナル副議長 ハムシャフリー紙
2005年11月21日付 Hamshahri 紙

2005年11月21日付ハムシャフリー紙政治面

【ILNA】モハンマド=レザー・バーホナル第一副議長は、国会担当記者らを前にした記者会見において、5日間の日本訪問について報告した。

 第七議会で多数派を率いる立場にいる同氏は、「我々は、燃料サイクル獲得の恒久的かつ絶対的な放棄を求めるような、いかなる前提条件も受け入れることはできないということを、日本の当局者たちに伝えた。ただし、国際社会がより多くの信頼を実際に必要としていると感じたときには、そのためのあらゆる可能性を探る用意がある」と説明した。

 副議長はこの記者会見の中でさらに、同氏が国会においてアフマディーネジャード大統領の相談役になっているのではないかとの批判に答えて、「アフマディーネジャード大統領は、閣僚選びに限らず、他の問題に関しても私と協議しているが、同時に大統領には、私以外の友人もいる」と語った。

 第七議会で「原理主義派」のリーダー的存在である同副議長は、モフセン・タサッロティー石油相候補の信任投票をめぐる国会情勢に関して、「先週、国会を欠席していたため、国会の様子はわからない。また、日本を訪問する前に、アフマディーネジャード大統領が誰を石油相に推薦するのかも知らなかった」と述べた。同副議長は続けて、「石油相候補として誰を選ぶかについては、アフマディーネジャード大統領が決定を下した後になって初めて、内容を知ることとなったにすぎない」と述べた。

 副議長は同時に、「もちろん当然のことながら、大統領は私と協議することもあれば、我々の助言を聞き入れることもある。また反対に助言が得策だと思われないときもあれば、聞き入れられないときもある」と述べた。

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( 翻訳者:北川晃久 )
( 記事ID:1360 )