ラファハ通行所が再開(アル・アハラーム紙)
2005年11月26日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領、ラファハ陸路通行所の再開に関し、パレスチナ人民に祝意を伝える
■ アッバース大統領、「和平の停滞は暴発を招く」「我々は国家未満を受け入れない」

2005年11月26日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ガザ-アシュラフ・アブルホウル】

 昨日、エジプト情報局のウマル・スライマーン長官とアラブ内外の1200人の出席のもと、パレスチナのマフムード・アッバース・アブー・マーズィン大統領は、ガザ地区とエジプトを結ぶラファハ陸路国境通行所の開通式を行った。パレスチナ側にとっては、1967年以降初めて自らのコントロール下に置かれる通行所となる。

 ウマル・スライマーン長官は、昨日行った演説の中で、パレスチナとエジプトの手に通行所が戻り、再開されたことを祝う、ホスニー・ムバーラク大統領からパレスチナ人民への祝辞を伝えた。また長官は、「エジプトはこの通行所を通って、自由と善意と繁栄のそよ風だけがパレスチナ人にもたらされるよう注意を怠らない」と述べた。

 加えて長官は、「今日、我々がガザでの達成を祝っているとしても、我々の視線や心、そして努力は西岸に向けられている。西岸地区がパレスチナ人民の手に戻らない限り、喜びは完成されない」と語った。

 また長官は、通行所の開通はパレスチナ自治政府とパレスチナ人民が成し遂げた成果である、と述べた。

 パレスチナのアッバース大統領は、ガザ地区からのイスラエル撤退およびラファハ通行所再開への合意到達のためにエジプトが果たした役割に関し、ムバーラク大統領とエジプトに謝意を表した上で、「今、夢が実現される。我々は今、この通行所の前に立ち、我々とエジプトの同胞たちを結ぶ、自由な通路の開通を祝っているのだから」と述べた。
 またアッバース大統領は、「パレスチナ人民は国際的な合法性とロードマップ、また2国家共存というブッシュ大統領の構想に立脚した和平を望んでいる」と強調し、「生存可能な地理的連続性を伴うパレスチナ国家以下のものをパレスチナ人は決して受け入れない」と明言した。

 さらに同大統領は、和平の停滞は暴発を招くとも警告した。
 ラファハ通行所は今日から一日4時間に限り、旅客の出入国を受け入れる予定であり、来月半ばにヨーロッパ人監視員たちの到着が完了した後には、終日運用されることになる。



Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:1379 )