イスラエル-パレスチナ間をアメリカが仲介(アル・アハラーム紙)
2005年11月03日付 Al-Ahram 紙

■イスラエル-パレスチナ間の状況を打開するため米政府が介入

2005年11月3日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ワシントン=ホダー・タウフィーク、ガザ=アシュラフ・アブルホウル】
 米外交筋によると、米政府はイスラエル・パレスチナ間の状況打開のために仲介に入った。米は双方に定められた義務の遂行を求め、また事態の悪化はガザ地区からの入植者の撤退後に与えられた和平の機会を無にするということを考慮に入れるよう要請した。
 米国務省報道官は、ライス国務長官がパレスチナ自治政府大統領とイスラエル首脳部に電話連絡したと発表した。マコーマック報道官は、「米と国連、ロシア、EUは、武装集団がパレスチナの法律と秩序を侵すのを防ぐためにパレスチナ当局が取った措置を支持することを確認した」と語った。
 また同報道官によれば、暴力に対処し、暴力によってロードマップ進展の機会が阻害されることのないよう、断固たる措置を講じることを米政府はパレスチナ当局に促した。
 ライス国務長官が、イスラエルのラビン元首相暗殺10周年の式典に参加するため来週に予定されているイスラエル訪問の際、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領と会談することが待たれる。
 一方、一昨日夜に開かれた会合で、ラファハ国境の通路部分に監視カメラを設置するというイスラエル側の要求について、パレスチナとイスラエル双方が合意に至らなかったとイスラエル・ラジオは伝えた。


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( 翻訳者:豊泉麻衣子 )
( 記事ID:1236 )