米国ニューズウィーク誌:2005年最優秀映画にトルコ系ドイツ人監督作品選ぶ(Hurriyet紙)
2005年12月12日付 Hurriyet 紙
年の瀬も押し迫り、ニューズウィーク誌はこの1年間にアメリカで公開された映画の中から「最優秀映画10作品」と「最優秀女優5人」「最優秀男優5人」を選び発表した。最優秀映画10作品の第一位には、トルコ系ドイツ人であるファーティフ・アクン監督の「壁に向かって」が輝いた。主演はシベル・ケキッリ、ビロル・ウネルである。
■「壁に向かって」は傑作
ニューズウィーク誌で映画批評を担当するデヴィッド・ヤンセン氏は、記事の中で2005年は「暗い映画の年」だったとし、今年の傑作として挙げた映画が「妄想症、テロ、失望、家族崩壊」といったテーマを取り上げたものであることに注目した。
ヤンセン氏は、「壁に向かって」を「愛が運命を変えた、すれ違う二人のトルコ人を描いたほろ苦いドイツの傑作」だと評した。ニューズウィーク誌の最新号に掲載された「2005年最優秀映画」と監督は以下の通りであった。
1.壁に向かって(ファーティフ・アクン監督)
2.グッドナイト&グッドラック(ジョージ・クルーニー監督)
3.Kings and Queen(アルノー・デプレシャン監督)
4.ブロークバック・マウンテン(アン・リー監督)
5.輝ける青春(マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督)
6.Capote カポーティ(ベネット・ミラー監督)
7.Cache かくれんぼ(ミヒャエル・ハネケ監督)
8.ミュンヘン(スティーヴン・スピルバーグ監督)
9.The Squid and The Wale(ノア・バウムバック監督)
10.A History of Violence(ディビッド・クローネンバーグ監督)
■最優秀女優
同誌は「最優秀女優」と「最優秀男優」も発表した。これによると最優秀女優5人は次の通り。
1.ジュディ・デンチ(ミセス・ヘンダーソン・プレゼンツ)
2.ヴェラ・ファーミガ(Down to the Bone)
3.コニー・ニールソン(Brothers)
4.ナオミ・ワッツ(キング・コング)
5.リース・ウィザースプーン(君につづく道)
■最優秀男優
ニューズウィーク誌が発表した今年の最優秀男優は次の通り。
1.ジェフ・ダニエルス(The Squid and The Wale)
2.ダニエル・デイ・ルイス(The Ballad of Jack and Rose)
3.フィリップ・シーモア・ホフマン(Capote カポーティ)
4.ヒース・レジャー(ブロークバック・マウンテン)
5.デヴィッド・ストラザーン(グッドナイト&グッドラック)
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( 翻訳者:坂 泉穂 )
( 記事ID:1498 )