検索結果 2203件

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2024-03-20 ビザンツ時代教会跡新整備、観光に開放へ―カイセリ (Cumhuriyet紙)

ようやく新整備されたエルデムリ峡谷が観光客らを待ち受けている。      [カイセリ県]イェシリヒサル郡のエルデムリ地区の境界付近で、エルジェス山が活火山だったときに噴火した溶岩流が地表を浸食して生成された深い峡谷状の谷は、ビザンツ時代の何十もの洞窟教会と構造物を保っている。      市中心部へ65kmの場所に位置する、10kmの全長を持つエルデムリ峡谷の特徴的な構造物には、宮殿修道院教会、聖エウスタティオス教会、聖ニコラウス教会と礼拝堂、ミカエル教会、十二使徒教会、四十人殉教者教会、単身廊教 全文をよむ

2024-03-06 「そこはあんたの実家じゃない」イスハク・パシャ宮でビデオクリップ撮影のヒクメト・エラスランに非難殺到 (Hurriyet紙)

歴史的なイスハク・パシャ宮殿において、Mr. Dosso Dossi という変名を持つ実業家のヒクメト・エラスラン氏は、DJブース、スモークマシーン、そしてスピーカーを設置し、レーザー光線、花火、紙吹雪を使ったクリップ映像を撮影した。2分29秒にもなるクリップ映像は、精神的価値を軽視していることや歴史的建造物がダメージを受けているとの議論を巻き起こした。      アール県ドウべヤズトで実業家のヒクメト・エラスラン氏がUNESCOの世界遺産暫定リストに掲載されているイスハク・パシャ宮殿にて撮影し 全文をよむ

2024-03-01 「トルコ人初の宇宙飛行士」として日本人をだました男の話 (Milliyet紙)

偽医者から偽学生まで、多くの職業が詐称されてきた。しかし、宇宙飛行士の嘘に関しては誰も聞くことがなかった。セルカン・アヌルルのストーリーを知るまでは。全世界を、特に日本人を「トルコ人初の宇宙飛行士」と言って欺いたセルカン・アヌルルは、真実が判明すると姿を消した。      編集:べテュル・ヤセミン・ケスキン/Milliyet.com.tr   ソーシャルメディアは、想像上の人格が現実であるかの如く存在し続けられる領域だ。ある人が自分の身元を明らかにして投稿する一方、ある人は異なるユーザーネームで 全文をよむ

2024-02-17 作家フリューザン、死去 (Cumhuriyet紙)

トルコ文学の重要人物、フリューザンさんが世を去った。      現代トルコ文学の重要人物で作家のフリューザンさんが2月11日、85歳で亡くなった。葬儀には家族と親しい人々が参列し、名作家はズィンジルリクユ墓地に埋葬された。   葬儀で挨拶した娘のアスル・セルチュクさんは「母は私の母であった以外に、トルコや世界文学で最も愛された作家の一人で、物語作家、小説家で詩人でした。映画に興味があって監督を務め、『私の映画』という作品を撮影して脚本を執筆しました。『夜のもう一つの顔』でも監修を務めました。(映 全文をよむ

2024-02-10 アヤソフィアをめぐり有識者会議 (Cumhuriyet紙)

アヤソフィア・モスクのプロジェクトと実施に関して科学委員会は会合を開いた。      ワクフ総局のSNSアカウントによると、会合では同モスクで続いている修復工事及び観光客向け通路につき実施された暫定的な運用について意見交換が実施された。      会合にはUNESCO常任代表大使ギュルヌル・アイベト氏、ワクフ総局副局長ハイルッラ・チェレビ氏、UNESCOトルコ国民委員会(UTMK)専門委員会委員長ネヴラ・エルテュルク氏、UTMK専門委員会メンバーのゼイネップ・アクトゥレ氏、イスタンブル用地活用総 全文をよむ

2024-02-07 トルコ人初の宇宙飛行士ゲゼルアヴジュ、地球へ帰還へ (Hurriyet紙)

トルコ初の宇宙飛行士であるアルペル・ゲゼルアヴジュ氏を地球に運ぶクルードラゴンは、国際宇宙ステーションから17時20分に離れた。クルードラゴンは48時間後にフロリダ沖に到着すると予想される。      トルコ初の宇宙飛行士であるアルペル・ゲゼルアヴジュ氏を含む4人が行う「アクシオム・ミッション3」が終了した。国際宇宙ステーションに1月20日にドッキングしたゲゼルアヴジュ氏と3名のメンバーは、本日、地球に帰還するため国際宇宙ステーションを離れた。国際宇宙ステーションで14日間にわたって13もの科学 全文をよむ

2024-01-20 アヤソフィア上階への回廊で文化破壊 (Hurriyet紙)

アヤソフィアの上階歩廊部分の階段と廊下で石材が剥がされ、ラミネートフローリング材が張られているとの申立てに対して、文化観光省当局は以下の情報を発表した。「階段とスロープは損傷したり摩耗したため、保護措置がとられた。大理石の床は滑りやすいため、取り外しできる木材のカバーが使われた。」      数百年の歴史をもつアヤソフィア・モスクは文化観光省によって修復されている。この修復チームには専門家のゼイネプ・アフンバイ教授、建築家のジャン・ビナン教授、建築家のハサン・フラト・ディケル教授、イフサン・サル 全文をよむ

2024-01-17 トルコ人初の宇宙飛行士ゲゼラヴジュさん「訓練は大変ではなかった」 (Hurriyet紙)

F-16のパイロットであるアルペル・ゲゼラヴジュ氏は、トルコの科学戦略のため、宇宙に行く。21年間、空軍で重要な任務と成果を果たしてきたゲゼラヴジュ氏の新たな任務先は、国際宇宙ステーションである。彼を宇宙に運ぶロケットは1月18日から19日にかけての夜間に打ち上げられる。CNNTürkのハスレット・カヤ記者はアルペル・ゲゼラヴジュ氏に歴史的任務を前に取材を行い、注目される点について質問した。      トルコで最初の宇宙飛行士となるアルペル・ゲゼラヴジュ氏の宇宙への旅路が始まるまであと数時間とな 全文をよむ

2024-01-11 高等教育機構、AI関連授業を大学カリキュラムに追加 (Cumhuriyet紙)

高等教育機構(YÖK)は、情報通信技術局(BTK)が提供する人工知能とデジタル技術のコースが大学のカリキュラムに追加されると発表した。      高等教育機構の声明によると、「トルコが戦略的分野で必要とする有能な人的資本を育成し、大学とセクターの協力を発展させるために、BTKアカデミーのコースコンテンツの使用に関する協力議定書がYÖKとBTKの間で署名される。1月16日(火)に高等教育機構で署名される議定書に従い、BTKアカデミーが提供する人工知能とデジタル技術に関するコースを大学のカリキュラム 全文をよむ

2024-01-06 大学入学資格獲得者のうち、50万人以上が大学希望登録せず (Cumhuriyet紙)

ユスフ・テキン国家教育相はCHPマニサ選出国会議員であるベキル・バシェヴィルゲン議員の国会質問に回答した。テキン教育相はトルコ共和国建国100周年にあたる2023年には学生15万7576人が大学入学の権利を得たにも関わらず(大学希望)登録を行えず、登録をしなかった学生は直近5年間で51万8549人に上ったと述べた。直近5年で学校をやめた学生の数は26万8714人になったと明かした。      CHPマニサ選出国会議員であるベキル・バシェヴィルゲン議員は大学入学資格を得たにも関わらず登録を行えなか 全文をよむ

2024-01-05 ストラトニケイアの2発見、2023世界の十大考古学発見の1つに (Cumhuriyet紙)

文化観光省の後援でパムッカレ大学の人類・社会学部考古学学科の教員ビラル・ソーウト教授を筆頭に実施されたストラトニケイア古代都市発掘作業における2つの発見は、2023年の十大考古学発見の一つとなった。      パムッカレ大学人類・社会学学部考古学学科の教員ビラル・ソーウト教授の指導下でストラトニケイア古代都市において実施された発掘作業で重要な発見が得られた。      文化観光省の後援で行われた発掘作業が、2023年の十大考古学発見の一つとなったことがわかった。      ■2つの重要な発見は次 全文をよむ

2023-12-31 今年の「一番」は? (Hurriyet紙)

ゆく年に別れを告げるまで残り数時間となり、2023年のいろいろな「ベスト」が発表された。   オプティマル研究所が発表した調査結果によれば、2023年のベスト討論番組はCNNトルコで放送された「Tarafsız Bölge(訳:ニュートラルゾーン)」。ベスト・ウェイとしては国産車メーカーTOGGが選ばれ、(2023年にこの世を去った人物として)ミュージシャンのオズカン・ウールの死が最も惜しまれた。      ヒルミ・ダシュデミル氏が経営するオプティマル研究所が「2023年の年間ベスト」調査結果を 全文をよむ

2023-12-31 トルコ発のスマホゲーム、利益世界一! (Cumhuriyet紙)

トルコ初のゲームが、世界で一番高い利益を得たゲームとなった       トルコ初のユニコーン企業(10億ドルの評価額に達した会社)である技術企画企業のドリームゲームズが開発した「ロイヤルマッチ」というゲームが、全世界で最も利益を得たスマホゲームとなった。    産業技術省の書面による声明によると、トルコのゲーム会社のドリームゲームズは世界のほかのライバル社と差をつけ、2023年には収入を2倍にした。    AppleとGoogleのアプリストアで、支出を報告するData.ai調査会社のデータによ 全文をよむ

2023-12-28 文化観光相「ハタイ考古学博物館、開館は2025年に」 (Hurriyet紙)

メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光相は、ハタイで調査を行った。エルソイ文化観光相は、地震に襲われたハタイ県のアンタキヤで再建された歴史的建築群に関しても重要な宣言を行った。詳細は以下の通り。      メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光相は、地震に見舞われたハタイ県アンタキヤで再建された歴史的建築群の調査を行った。エルソイ文化観光相は、「考古学博物館は2025年の開館を目標としています。近々詳細を共有します。」と話した。   メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光相は、視察のためにハタイへ赴いた。エルソイ 全文をよむ

2023-12-24 イスタンブルの秘宝:カラキョイにあるロシア正教会 (Cumhuriyet紙)

カラキョイで19世紀にロシア人巡礼者の宿泊のために作られた商館(han)の屋根に建設された教会は、地域の国際的豊かな情景に色を添えた。日曜日と宗教的祝祭日に信徒達を集わせていたロシア正教会は、さらに好奇心のある人も訪問可能である。      イスタンブルで1800年代の終わりにエルサレムに巡礼に行き、旅行をするロシア人を泊めるために作られた商館の屋根に建設された「屋根の教会」は今日も礼拝を望む人々に対して扉を開いている。      幾多の時代にわたって多くの名称で記憶されてきたイスタンブルは、ロ 全文をよむ

2023-12-18 バッハのコンサート開催 (Cumhuriyet紙)

イシュ・サナト・ホールの舞台でバッハの夕べを味わう   イシュ・サナトの聴衆は、グラミー賞を受賞したドイツの弦楽団コンチェルト・ケルンの伴奏で、有名なイタリア人のヴァイオリンの巨匠ジュリアーノ・カルミニョーラが、ヨハン・セバスチャン・バッハの協奏曲をいかに素晴らしく解釈し演奏できるかを目の当たりにした。      コンサートで三曲のバッハのヴァイオリン協奏曲を演奏したカルミニョーラは、アンコールとしてバッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲を、弦楽団の第一ヴァイオリン奏者とともに演奏した。弦楽団 全文をよむ

2023-12-15 図書館改革の時代 (Hurriyet紙)

文化観光省ラミ図書館とマルマラ大学の協働で進められている「図書館改革」プロジェクト(İKÜP)のプロモーションが行われた。「ビブリオセラピー」を中心に据えた同プロジェクトは、本が人の精神と健康に良い作用をもたらすことに着目している。      図書館に改築された元のラミ兵舎で開かれたプロジェクトのプロモーションには、マルマラ大学学長ムスタファ・クルト教授、図書館局メフメト・デミル副局長、ラミ図書館アリ・チェリク館長に加え、プロジェクトを担う学者らと来賓が参加した。クルト学長は、プロジェクトに参加 全文をよむ

2023-12-13 新たな列車の旅「湖エクスプレス」 (Hurriyet紙)

交通・インフラ省は、夜間にイズミル―ウスパルタ間を運行する「湖エクスプレス」に加え、日中の新しい列車サービスを導入すると発表した。同省はまた、カルス―エルズルム―カルス間の観光地を走る列車が運行を開始することを明らかにした。       省が発表した文書で、イズミルとウスパルタを結ぶ現在の湖エクスプレスは夜間のみの運行であり、市民の要望を受けて日中運行する新しい列車サービスが導入されることが報告された。1993年以来、湖エクスプレスはイズミル、アイドゥン、デニズリ、ブルドゥル、ウスパルタの各県 全文をよむ

2023-12-10 イスタンブルのシンボル・テルジュマンビル、49年で解体 (Hurriyet紙)

ゼイティンブルヌのロンドン・アスファルトに建つ、築49年のテルジュマン新聞社ビルが地震のリスクにより解体された。コンクリートブロックが翼を広げるように空中に浮かぶT字のビルが取り壊された後、ソーシャルメディア上では「まちの思い出だった」というコメントが寄せられた。      イスタンブルのE-5路線の乗客は必ず目にしていたゼイティンブルヌの旧テルジュマン新聞社ビルが、地震のリスクによる警告を受けて取り壊された。      ■デザインはコンペで      テルジュマン新聞社ビル建設計画は、新聞社の 全文をよむ

2023-12-03 「博士号、売ります」、政治家も利用 (Cumhuriyet紙)

ソーシャルメディアには「政界に進出しようとする皆さん、短期間で博士号をとりましょう」といった広告があふれ、4万9000トルコリラ(245,000円)で学位や博士号が販売されている。      ソーシャルメディアは、学位や博士号といった称号の広告で溢れている。特にトルコ国内で有効性がなく、トルコ高等教育評議会 (YÖK) にも認可されていない卒業証書が販売されている。      BirGün紙のイスマイル・アル記者の記事によれば、ソーシャルメディアで掲載されているような広告には「国際的な大学を卒業 全文をよむ

2023-11-22 ガラタ塔、レストレーション (Hurriyet紙)

ガラタ塔において11月1日から始まった修復工事が続いている。訪問者に展望台が閉鎖される工事に関した情報を提供したイスタンブル復元・文化財局の高等建築家であり修復の専門家であるネブヒズ・デニズ・コユカン氏は「銅製の尖塔を4つに分けて下に下ろします。この保存は特別に準備された場所、温度において行われ、金箔細工によって100冊近くの金箔を使用し、10から12メートルの表面を全て覆います。尖塔は270キロもの重さがあり、解体後により詳しい重量がわかるでしょう。」と述べた。      1349年に建設され 全文をよむ

2023-11-08 高等教育機構、欧米大学と協働する大学を支援 (Milliyet紙)

高等教育機構(YÖK)のエロル・オズヴァル理事長は、「我々は、教育・研究のあらゆる分野において欧州の大学と協力しようとする我が国の大学を支援し、奨励する」と述べた。      YÖKのオズヴァル理事長は、自身を訪ねた欧州大学協会(EUA)のジョセフ・ガレル会長及びアマンダ・クロウフット事務局長とアンカラで会談した。      YÖKで行われた会談では、欧州の大学とトルコの高等教育機関の間で、科学的及び技術的研究分野において協力を強化することが決定された。      オズヴァル理事長は、トルコは大 全文をよむ

2023-10-22 カフラマンマラシュの洞窟遺跡、12000年目の墓所発見か? (Cumhuriyet紙)

ディレクリ洞窟で2007年から現在まで継続されている発掘で3つの墓所が発見された。発掘リーダーのジェヴデト・メリヒ・エレッキ准教授は「この時代にはまだ定住生活はありませんでした。ディレクリ洞窟の居住者達はここでは周期的に毎年来て居住して生活をしていました。」と話した。      カフラマンマラシュ県に位置するディレクリ洞窟で行われた発掘においておおよそ1万2千年前につくられたと推測される墓所が見つかった。      発掘リーダーであり、アンカラ・ハジュバイラムヴェリ大学考古学科教員のジェヴデト・ 全文をよむ

2023-10-20 ロシア、ジョージ・ソロスの大学の活動を禁止 (Cumhuriyet紙)

ロシア検察庁は、ビジネスマンのジョージ・ソロス氏が設立した大学の同国内における活動を禁止した。      ロシアで、ジョージ・ソロス氏が設立した中央ヨーロッパ大学の活動が停止された。      検察庁の発表によると、オーストリアにある同大学国際メディアセミナーでロシアの立場に反する内容の授業が行われているということだ。      発表の中では、同大学は公式には旧ソ連の中央・東ヨーロッパ諸国で「開かれた社会と民主主義」の価値を支えることを目標として明記していると強調され、同大学の財務はソロス氏が管 全文をよむ

2023-10-07 マルディン郷土料理ウロク、登録商標に (Cumhuriyet紙)

マルディンの伝統料理「ウロク」が、トルコ特許及び商標協会によって、登録商標となった。      マルディン・アルトゥクル大学は、マルディンに代々伝わる伝統料理の保護、発展及び世界規模で知名度を上げる目的で重要な企画に着手している。      この活動は、「古マルディン料理の知名度を上げようプロジェクト」と名付けられ、活動の一環としては、郷土料理とされるものの商標登録を行うことが挙げられている。      会見において、イブラヒム・オズジョシャル学長は、以前にアルジエ及びフルキエ等の郷土料理が商標 全文をよむ

2023-10-07 メリチ元在日トルコ大使に、旭日重光章 (Milliyet紙)

日本大使館は、トルコの元駐日大使であるアフメト・ビュレント・メリチ氏へ、両国間の関係強化に果たした貢献を理由に「旭日重光章」を贈呈した。メリチ氏は「親愛なる日本国民に心から感謝の意を表する。」と述べた。      日本政府は、元駐日トルコ大使であるアフメト・ビュレント・メリチ氏を両国間の関係の強化と相互影響の促進に貢献したことを讃え「旭日重光章」でもって表彰すると決定した。これにより、メリチ氏の栄誉に対しアンカラの日本大使館で授与式が行われた。授与式には勝亦孝彦駐トルコ日本大使、在外公館職員、来 全文をよむ

2023-10-05 イズミルで7700年前の「人形」出土 (Cumhuriyet紙)

イズミルのケマルパシャ郡ウルジャク遺跡における発掘調査で、7700年前の人形が三体発見された。発掘責任者のオズレム・チェヴィク教授は、「二体の人形は同じ装いをしているため、ペアであると考えている。帽子を被り、尖った鼻を持つ。」と発言した。      文化観光省、イズミル広域市、ケマルパシャ自治体、ケマルパシャ集約産業地区の後援を受け、8850年前から存在し、イズミルの最古の集落であるウルジャク遺跡での発掘調査が継続している。      トラキア大学文学部先史学・西南アジア考古学科のオズレム・チェ 全文をよむ

2023-09-15 エルドアン大統領、航空大学長にアラブ文学者を任命 (Cumhuriyet紙)

AKP(公正発展党)所属のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、アラビア語・アラブ文学の専門家であるラフミ・エル教授を、航空分野の専門教育を行うトルコ航空大学校の学長に任命した。      AKP所属のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、7つの大学の学長を任命した。官報の発表によると、アルトゥンバシュ大学の学長にはチャール・エルハン教授、アトゥルム大学の学長にはセルカン・エルユルマズ教授、バフチェシェヒル大学の学長にはエスラ・ハティポール教授、イスタンブル文化大学の学長にはファディメ・ユク 全文をよむ

2023-09-08 19年前にディヤルバクルで盗難のタイル136片、発見 (Hurriyet紙)

ディヤルバクルを象徴する遺産の一つであるアリ・パシャ・モスクから、2004年に盗まれた136片の歴史あるタイルが戻ってきた。      16世紀にマムルーク朝様式で作られたことがわかった。タイルはワクフ総局が収容した後に、修復が続くディヤルバクル・アリ・パシャ・モスクに再び取り付けられると思われる。      ■「タイルはディヤルバクルで作られた」      タイルはオスマン朝のイズニックやキュタヒヤのタイルとは違い、マムルーク朝様式でディヤルバクル地域において作られたと考えられている。     全文をよむ

2023-09-06 トルコ、大英博物館に盗品の返還要求 (Cumhuriyet紙)

トルコ文化観光省文化財・博物館総局密輸対策局局長のゼイネプ・ボズ氏は、2000点あまりの収蔵品が30年間に渡って盗難されていると判明したロンドンの大英博物館には、アナトリアから持ち込まれたと見られる重要な収蔵品があると話した。ボズ氏は、作品の状態について把握するために、同博物館に書簡で問い合わせ、併せて返還要求をしていることを明らかにした。      ■「適切に保管している」とのコメントにショック      文化観光省文化財・博物館総局密輸対策局局長のゼイネプ・ボズ氏は、大英博物館で起きた盗難事 全文をよむ

2023-09-01 新学期に向け、1億9200万冊の教科書・教材、配布終わる (Milliyet紙)

国民教育省により、2023-2024年度向けの1億9200万冊の教科書・教材が各学校に配付された。      国民教育省は、2003年から始まった教科書の無料配布に加え、2022-2023年度以降、生徒への補助教材の無料配布も開始した。      9月11日から始まる新年度を前に、同省により準備された教科書が各学校へ送られた。チャンカヤ区のアイテン・シャバン・ディリ小学校では、教科書や教材が並べられた。教育省の情報によると、生徒たちへ2003年から2022年までの間に39億4600万冊の教科書が 全文をよむ

2023-08-22  デブリイー大モスク、修復へ一時閉鎖 (Cumhuriyet紙)

シヴァスのディヴリーイ郡にある、世界で比類のないディヴリーイ大モスクと療養院が、修復工事のため、しばらくの間完全立ち入り禁止となった。      シヴァスのディヴリーイ郡に所在し、メンギュジェック侯国時代の1229年にアフメト・シャーと妻のメリケ・トゥラン・メレクによってつくられたディヴリーイ大モスクは、多くの特徴で驚嘆させている。      UNESCOによってトルコで保護された最初の作品であるディヴリーイ大モスクと療養院は、独特な建築的特徴で普請頭が作った唯一の作品として知られている。   全文をよむ

2023-08-20 イスタンブルの最高級チーキョフテ屋 (Hurriyet紙)

私はイスタンブルのカラキョイにオープンした「高級チーキョフテ屋」、オセス・グルメに行った。大理石の上で、たたいた肉から作った、古典的なチーキョフテとともに、様々な調理法で作られた料理を味わった。トルコの味を生かしたいと思っているレストランの装飾もかなり魅力的だ。      ヴェダト・ミロルの「イスタンブルにチーキョフテがない、すべて不毛だ」という言葉の反響が続くなか、トルコのチーキョフテチェーンのオセスが、カラキョイにオープンした「オセス・グルメ」をもって市場に乗り出した。そこは巷の典型的な「チ 全文をよむ

2023-08-16 ディズニープラス、今度はソルトベイのドキュメンタリーを配信 (Cumhuriyet紙)

アタチュルクのドラマを放送しないとの決定が原因で批判の的となっているディズニープラスが、ソーシャルメディアの奇才であるヌスレト・ギョクチェ氏の人生をドキュメンタリー映画化すると発表された。      有名な俳優のアラス・ブルト・イイネムリ氏が主演を務めるはずであったドラマ「アタチュルク」がディズニープラスによって中止された。大きな反響を呼んだ同サービスに登録している多くの人々は登録を解除した。      T24紙のニュースによると、ソルトベイを流行させた有名な肉屋でありソーシャルメディアの奇才、 全文をよむ

2023-08-13 ギリシャ正教総主教、スメラ修道院での儀式への反対に対し反論 (Cumhuriyet紙)

ギリシャ正教コンスタンティノープル総主教座のバルトロメオス総主教は新福祉党イスタンブル選出議員のドアン・ベキン議員がスメラ修道院での儀式の実施に反対しながら「ローザンヌ条約に違反する可能性がある」と発言したことに反発した。      バルトロメオス総主教はトルコ当局が8月15日にトラブゾンのスメラ修道院で「神聖な儀式」を行うための許可書を総主教座に未だ送付していないと述べた。   同総主教は「現在まで書面での許可を受け取れず、口頭での連絡があったのみだ。我々はこれに対して告知し、儀式は今年スメラ 全文をよむ

2023-08-11 ウクライナ戦争を理解するための本 (Hurriyet紙)

東欧において何年も前から続いていた米ロ間の緊張が、昨年、激しい戦争に変わった。トルコのすぐ隣で続き、私たちに、そして国際社会にも影響を及ぼしたこの戦争は、二つの側面がある。ある側面ではこの戦争はロシアとウクライナといった2つの主権国家の間で行われている。しかし、別の側面ではこの戦争はロシアと西側諸国の間の戦争だ。近くから見れば、ウクライナが西側諸国の武器を手にしていること、兵士が西側諸国で訓練されていること、さらに西側諸国が戦争の早期終結に公然と反対していることがわかる。そのため、ウクライナでの 全文をよむ

2023-08-06 ボドルムでバレー・フェスティバルはじまる (Cumhuriyet紙)

第20回国際ボドルム・バレエ・フェスティバルが、アンカラ国立オペラ・バレエ団によって上演された「ハレム」というバレエで始まった。      文化観光省国立オペラ・バレエ総局によって、ボドルム城の北堀で準備されていたフェスティバルの開幕が行われた。      メリフ・チメンジレルが監督し、美術と衣装をアレクサンダー・ヴァシリエフが、照明デザインをタフシン・チェティンが担当した二幕からなる「ハレム」というバレエは、クドゥム(小太鼓)、ネイ(葦笛)、バイオリン、カーヌーン(撥弦楽器)、ピアノの伴奏とと 全文をよむ

2023-07-23 ハンデ・イェネルのコンサート、AKP市長は中止、CHP市長は招致 (Cumhuriyet紙)

公正発展党(AKP)派のバルケスィル広域市が7月9日に開催される予定だったハンデ・イェネルのコンサートを中止した後、共和人民党(CHP)派のブルハニイェ市から目を引く声明が発表された。アリ・ケマル・デヴェジレル・ブルハニイェ市長は、8月19日にハンデ・イェネルのコンサートを開催すると発表した。      AKP派のバルケスィル広域市は、ブルハニイェ市で行われるアロマテラピーフェスティバルの一環として、7月9日にハンデ・イェネルのコンサートを開催する予定だった。しかし、コンサートの数日前にトルコ青 全文をよむ

2023-07-13 18歳~25歳の若者の博物館カード、無料に (Hurriyet紙)

オスマン・アシュクン・バク青年スポーツ省大臣は、18歳から25歳までの全ての若者に対し、無料の「GNSミュージアムパス」を配布すると公表した。      ▪18歳から25歳までの若者に無料のミュージアムパスを配布      若者を対象とした無料のミュージアムパスの運用が再開された。青年スポーツ省のオスマン・アシュクン・バク大臣は、18歳から25歳までの全ての若者に向け、博物館や遺跡に無料で入場可能な「GNSミュージアムパス」プロジェクトの運用を開始すると発表した。      バク大臣は、18歳か 全文をよむ

2023-07-09 マズハル・フアト・オトカン(MFÖ)のオズカン死去 (Cumhuriyet紙)

音楽グループMFÖ(マズハル・フアト・オズカン)グループのメンバーである有名なアーティスト、オズカン・ウウル氏の死は、トルコを悲しみで締め付けた。MFÖグループのメンバーであるマズハル・アランソン氏は、出演した生放送の中で泣いて何も話せなかった。      有名なミュージシャンで映画俳優であるオズカン・ウウル氏は、治療を受けていた病院で69歳で亡くなった。有名なアーティストの死はファンを悲しみで締め付けた。      MFÖグループのメンバーの一人であるマズハル・アランソン氏は、オズカン・ウウル 全文をよむ

2023-07-05 トルコ、ローマ帝国セウェルス帝像の頭部の返還要求 (Hurriyet紙)

トルコは3月にアメリカが返却したセプティミウス・セウェルス帝像の失われた頭部をコペンハーゲンに返還するよう求めている。      トルコはデンマークの首都、コペンハーゲンに所在する博物館で展示されている、西暦145年から211年まで生きたローマ帝国のセプティミウス・セウェルス帝像の頭部を返還するよう要求している。ニューヨークのメトロポリタン美術館に個人コレクションの一部として貸し出されたローマ皇帝像が3月に頭部を破損した状態でトルコに返還された。この像は1960年代に行われた違法な発掘調査でボル 全文をよむ

2023-07-01 オスマン朝「デリ」の伝統行事、ブルサで―動物の毛皮や皮のコスチューム (Milliyet紙)

ブルサのムスタファケマルパシャ郡で、犠牲祭で屠殺された動物の部位から作られた衣装を身に纏った人々によるユニークな光景が見られた。      オスマン朝時代の陸軍に属し「デリ(狂気じみている)」と呼ばれる騎兵から成る部隊「アラバシュ」はその勇猛果敢さと変わった服装が目を引き、ブルサのムスタファケマルパシャ郡から36kmの距離にあるシェフリマン街区で毎年犠牲祭の2日目に行われる祭事で知られる。「デリ」たちの一団で有名なこの祭事は200年にわたって続けられている。       ■目的は周囲の者を怖がら 全文をよむ

2023-06-21 大学入試センター長官、最年少と最高齢の受験者と面談 (Milliyet紙)

大学入試センター(ÖSYM)の長官であるバイラム・アリ・エルソイ教授は高等教育機関入学試験(YKS)を受験した最年長の受験生であるミュフィト・オネル氏(89)と最年少の受験生のスメイエ・ギュムシュさん(15)と対面した。      エルソイ教授は2023年度、高等教育機関入学試験をケチオレン・アクテペ・シェヒト・キョクサル・カシャルトゥ・アナトリア高校にて受験したミュフィト・オネル氏とジズレ・アフメト・エル=ジェゼリ中学校にて受験したスメイエ・ギュムシュさんを執務室に迎えた。エルソイ教授は一定の 全文をよむ

2023-06-18 大学入試共通テスト、二日目進行中 (Cumhuriyet紙)

大学入学試験の第二部である分野別学力テスト(AYT)が終了した。180分の試験を250万人以上の学生が受験した。      大学入試センター(ÖSYM)によって基礎学力テスト(TYT)、分野別学力テスト(AYT)、外国語テスト(YDT)の三部に分けて実施される高等教育機構試験(YKS)の第二部が終了した。      81県とレフコーシャで行われ、352万7466人が出願していた高等教育機構試験(YKS)の第一部である基礎学力テスト(TYT)が実施された。      本日10時15分に開始した第二 全文をよむ

2023-06-18 イズニク城壁発掘現場から多数の人骨―墓所あと? (Hurriyet紙)

ブルサ県イズニク郡の歴史的な城壁で、ブルサ・ウルダー大学(BUÜ)人文科学部考古学部門の考発掘作業中に人骨が発見された。発掘調査が続くイェニシェヒル門区域で、二つの城壁の間のエリアがビザンツ期とオスマン朝期に墓地として使用されていたことが明らかになった。      ブルサ県イズニク郡で考古学発掘調査が続く城壁は、紀元前316年、マケドニアのアレクサンダー大王に仕えた将軍の一人であるアンティゴノス・モノフタルモス(アンティゴノス1世)によって建造された。ビテュニア、ローマ、ビザンツ、セルジューク、 全文をよむ

2023-06-15 オスマン時代から残る泉水をガラタサライのチームカラーに塗るなんて! (Cumhuriyet紙)

イスタンブル、ファーティフ郡で、造船所長官、大宰相サーリフ・パシャによって造られた200年の歴史を持つサーリフ・パシャの泉は、サッカーチーム、ガラタサライの優勝に伴い黄色と赤に染められた。美術史の専門家フェフミ・ユルマズ氏は「勝利の興奮はもっと別の形で、文化財に干渉しない形で行われなければならない」と述べた。      ウンカパヌ地区にあり、造船所長官、大宰相サーリフ・パシャによって造られた200年の歴史を持つサーリフ・パシャの泉の一部が黄色と赤に染められた。ガラタサライ・ファンだと思われるグル 全文をよむ

2023-06-11 骨董品密売摘発、1100年前の聖書など押収 (Milliyet紙)

イスタンブル県軍警察司令部の隊員により、3つの別々の住所で行われた家宅捜査で、違法な手段で手に入れた骨董品の顧客を探していた4人の容疑者が逮捕された。家宅捜査では、ローマ、ビザンツ時代の101個の硬貨やヘブライ語で書かれた1100年前のものと思われる聖書が押収された。      イスタンブル県軍警察司令部隊員は、四人が所持するヘブライ語で書かれた聖書を50万ドルの値で売るために顧客を探していたとの情報を得た。調査の末、容疑者らがエユプスルタンに住んでいることが確認された。軍警察隊は骨董品を売る顧 全文をよむ

2023-06-05 イスタンブルに近い良いキャンプ地 (Cumhuriyet紙)

6月の訪れともにイスタンブルで暮らしている自然愛好家たちが、キャンプをするために最も理想的なルートを探している。そして、イスタンブルに近く、無料のキャンプ場は...。      ■ドゥト港入江(Dut Limanı Koyu) -テキルダー県      自然保護区に当たる自然が素晴らしい「ドゥト港入江」は、テキルダー県スレイマンパシャ郡クンバー地区から5㎞離れたところにある。利用者に楽しい時間を提供する散策地でキャンプをする許可は与えられるが、火を使うことはできない。その場所には自家用車で行くこ 全文をよむ

2023-06-03 オスマン史家ザーフェル・トプラク、死去 (Cumhuriyet紙)

トルコ史専門家の中で最も重要な人物の一人、オスマン史と共和国初期に関する社会経済の研究者、ザーフェル・トプラク氏が77歳で亡くなった。      歴史専門家、著者で学者のザーフェル・トプラク教授(博士)が亡くなった。トプラク氏の訃報は、メフメト・アルカン教授がSNS上の共有で明らかにした。       アルカン教授は、投稿で以下のように述べた。「皆さんに悲しいお知らせをしなければなりません。ザーフェル・トプラク先生が亡くなりました。非常に悲しく思っています。大切な先生で、仲の良い友人であり、同僚 全文をよむ

2023-05-27 カンヌ映画祭、最優秀主演女優賞にメルヴェ・ディズダル (Cumhuriyet紙)

俳優で芸術家でもあるメルヴェ・ディズダルさんは、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の新作「乾いた草の上で」の役でカンヌ映画祭の「最優秀主演女優賞」を受賞した。      今年で76回を迎えるカンヌ映画祭で受賞者が発表された。最優秀主演女優賞は、「乾いた草の上で」の演技でメルヴェ・ディズダルさんに与えられた。      ■脱出を模索する村の先生がテーマ      映画は、トルコの辺境での義務的任期を終え、他の教師のヌライ(メルヴェ・ディズダル)と出会うまで[任地を]離れることができるかについて絶望してい 全文をよむ

2023-05-07 トルコ人女性研究者、アメリカの大学で初のトルコ人学長に (Hurriyet紙)

   フロリダ・ガルフコースト大学(FGCU)の評議会での投票の結果、学長としてアイシェギュル・ティムール教授を選んだ。ティムール氏は、アメリカ合衆国で学長を務める初のトルコ人であると同時に、(同大学の)初の女性学長となった。      アメリカにあるフロリダ・ガルフコースト大学(FGCU)で戦略及びプログラム開発担当副学長を務めるアイシェギュル・ティムール教授は、アメリカ合衆国で学長を務める初のトルコ人であると同時に、(同大学の)初の女性学長となった。ティムール氏は、投票のあとの演説で、「この 全文をよむ

2023-04-30 高等教育機構、2022-23 教育年の統計数値発表 (Milliyet紙)

トルコ高等教育委員会 (YÖK) は、2022-2023年度(教育年度)の年間データ上、208の高等教育機関に学生695万142人、教員18万4566人が在籍していることを発表した。      トルコ高等教育の最新の統計が発表された。2022-2023年度の年間データに基づけば、トルコ国内の208の高等教育機関には学生695万142人、教員18万4566人が在籍している。データによれば、2022-2023年までの教育年度では、695万142人の学生のうち620万4078人が国立大学、73万543 全文をよむ

2023-04-25 中東工科大で「アルメニア追放」コンフェランス (Cumhuriyet紙)

中東工科大学アタチュルク主義思想研究会によって、同大学で1915年諸事件(*アルメニア人強制移住)に関する会議が行われた。歴史研究者のセチル・カラル・アクギュン教授は、「歴史とは史料そのもである。史料に向き合う必要がある。そうすれば、我々が無罪であることが明らかになるだろう。」と述べた。一方でウルチ・ギュルカン元国会副議長は、「民族抹殺に関して、法的に有効な裁判判決はただの一つも下されていない。反対に、民族抹殺がなかったという司法判決が出ている。世界のどの国も及ばないほど、我々は歴史的にも法的に 全文をよむ

2023-04-21 ラマザン・バイラムはどうして「砂糖祭」になったのか (Milliyet紙)

年長者たちが口々に「昔のバイラムはどこへ行ったのか」と懐かしむラマザン・バイラムは、またの名を砂糖祭と言う。昔から現在までに、バイラムのお祝いは多くの変化を経てきたものの、今日の風習の主要な部分はオスマン朝時代にまでさかのぼる。では、なぜラマザン・バイラムを砂糖祭とも言うのだろうか。オスマン朝時代にはバイラムの朝はどのように始まったのだろうか。3日間にわたるバイラムのお祝いでは、スルタンの一日はどのようであったのだろうか。食卓にはどんなお菓子が欠かせなかったのだろうか。ゼイネプ・タルム教授が説明 全文をよむ

2023-04-16 イズミルの「異教徒街区展」の野外展示、襲われる (Hurriyet紙)

イズミル広域市主催で昨年よりアーティストのアフメト・ギュネシュテキン氏の「異教徒街区」展が開催された。その野外展示コーナーで芸術愛好家にお目見えした彼の作品が、破壊者の攻撃にあった。大理石の塊と塊の間に押し込まれ展示されていたかばんを盗ろうと、単独、または複数の人物によって石塊のいくつかが倒され、いくつかは盗まれた。      イズミル広域市主催で、昨年11月にアトラス・パヴヨヌ文化園で展示を始めた、アーティストのギュネシュテキン氏の「異教徒街区」展が芸術愛好家らをもてなし続けている。      全文をよむ

2023-04-14 イスタンブルの城壁、崩壊の危機 (Hurriyet紙)

イスタンブルの城壁は崩壊の危機に直面している。ファーティフ区である一角が崩壊した後、城壁の深いひびが注意を引いている。イスタンブル広域市文化財局のオクタイ・オゼル局長は、崩壊の危機にある城壁に近い地域を閉鎖すると発表した。イスタンブル広域市科学委員で、イスタンブル技術大学教員にして、上級土木技師でもあるフェリドゥン・チュル教授は、修復作業が3か所で行われていると述べた。チュル氏は、崩壊し、1人が犠牲になった地域に関して触れ、「1987年に城壁でかなり表面的な修復が行われたが修復ともいえない、崩壊 全文をよむ

2023-04-11 水没間近かのユスフエリ、最後の訪問者を迎える (Hurriyet紙)

地区の大部分がダムに沈むアルトヴィンのユスフエリでは、グルジアからやってきたグルジア人観光客らが歴史的建造物を見納めに、そして記録を残しにやって来ている。      アルトヴィンのユスルエリ郡チョルフ川上で建設が完了したアーチ型ダムは本体の高さは275mを誇り、トルコで最も高く世界では5番目の高さとなっている。このダムでは2022年12月22日から貯水が始まった。ダムのゲートが閉じられると水深は106m以上となった。道路をはじめとし村の家々や地区が水に沈む中、ついに地区中心部の大部分もダムに沈ん 全文をよむ

2023-04-09 トルコ初の偵察衛星、4月11日に宇宙へ (Cumhuriyet紙)

公正発展党(AKP)のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、トルコ初の高解像度偵察衛星「İmece」が4月11日に宇宙へ打ち上げられると発表した。      AKPのエルドアン大統領は、初の高解像度偵察衛星である「İMECE」が4月11日に軌道に打ち上げられると発表した。      エルドアン大統領は、自身のツイッターアカウントで行った発表で、「私たちが総力を挙げて製造した初の高解像度偵察衛星『İmece』が、4月11日に軌道に打ち上げられます。人材の育成、機会の提供、技術開発のおかげで、私た 全文をよむ

2023-04-02 修復中のスルタン・アフメト・モスク、バイラム礼拝で利用可に (Hurriyet紙)

メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光大臣は、修復中のスルタン・アフメト・モスクを断食月明けのバイラムの礼拝に合わせて再び礼拝向けに開放すると述べた。      エルソイ大臣は、自身のツイッターアカウントに投稿した説明で、「スルタン・アフメト・モスクを調査していた。われわれの歴史的建造物をバイラムの礼拝と一緒に再び礼拝向けに開放する」と述べた。 全文をよむ

2023-03-28 16世紀ハレム長官の遺産をめぐる裁判の行方は? (Hurriyet紙)

イスタンブルで君主バヤズット2世期のハレム長官の1人ヒュセイン・アアの、キュチュク・アヤソフィアモスクの中庭にあるチャルダクル・ハマム及び取り壊された屋敷の土地の地券が、子孫の63年に及ぶ法廷闘争の結果、16人の土地権利者の名義で2023年3月24日に登記された。2か所の価値は約750万ドルであると述べられた。      ヒュセイン・アアは、1510年、バヤズット2世の時代に斬首されて殺され、「ケシクバシュ」とも呼ばれる。ヒュセイン・アア[の子孫]は、イスタンブルのファーティヒ郡イサク・パシャ地 全文をよむ

2023-03-17 共和国で建設された初の教会、間もなく開所 (Hurriyet紙)

イェシルキョイに建設されたシリア正教聖エフレム教会は、共和国建国後初めて造られたキリスト教会で、そのすべての建設工程と細かな内装作業が終了した。       イスタンブルシリア正教財団トップのサイト・ススィン氏は、「教会をほぼ完成させており、細かな仕事も終わりを迎え開所の準備ができています。大統領は2019年に起工式に出席されました。これは私たちにとって大変な栄誉です。開所式にお越しいただければ有難く思います。お知らせを待っています」と話した。       2019年に行われた起工式にはレジェ 全文をよむ

2023-03-16 シャンルウルファの考古学博物館で水害被害 (Milliyet紙)

文化観光省の文化財博物館総管理局は、シャンルウルファ考古学博物館の地下階層とハレプリバフチェ・モザイク美術館の地下階層で水害被害を受けたと発表した。      文化観光省の文化財博物館管理局は、洪水災害の発生したシャンルウルファにある博物館及び遺跡に関し書面による発表を行った。「ギョブクリテペ、カラハンテぺ、セフェルテペ、サイブルチ、チャクマクテペ、ハラン遺跡、シャンルウルファ城、ソマタルといった考古学上の遺跡ではなんら問題が生じなかった。しかしシャンルウルファ考古学博物館の地下階層及びハレプリ 全文をよむ

2023-03-15 日本の地震調査団、イスタンブル工科大を訪問 (Cumhuriyet紙)

カフラマンマラシュを震源とする地震の後、被災地域で調査を行った日本人科学者一行はイスタンブル工科大学付属災害管理研究・対応センターを訪問した。      イスタンブル工科大学、緊急事態・災害管理学科のミクダト・カドゥオール教授は「日本人科学者一行は、これほどの壊滅的被害がどのようにして起こったのか、明らかにしようとしている。 河川域平野部で開発が許可されたの理解できないでいる。こうした建物における被害が設計上のミスであるのを理解するのに苦しんでいる。彼らは、私たちがあまりにも早急に瓦礫を撤去した 全文をよむ

2023-02-25 地震被害の猫、ブルサで新生活 (Milliyet紙)

カフラマンマラシュにおいて発生した地震で、11県で何百匹もの動物が負傷または飼い主と離れ離れになった。動物権利連盟(HAYTAP)は地震の被害を受けた地域でテントを設営し、寄せられた通報を基に、当地域で負傷した動物及び迷子の動物に手を差し伸べ、治療や住処を設けた。地震で負傷した猫50匹は、治療を受けた後、ブルサにある引退動物農園に移され、保護施設へと変えられた古い民営バスで新生活をスタートさせた。      カフラマンマラシュにおいて発生し、11県で被害をもたらしたマグニチュード7.7及び7.6 全文をよむ

2023-02-24 AKPのチェリキ元教育相、エルドアンに「大学オンライン化断念」を進言 (Cumhuriyet紙)

ヒュセイン・チェリキ元国民教育相は公正発展党(=AKP)のエルドアン大統領に向けた書簡を公開し、大学遠隔教育への移行の決定を取り消すよう呼びかけた。      公正発展党の設立者の一人でもあるヒュセイン・チェリキ元国民教育相は、震災による大学遠隔教育実施への移行に対し、公正発展党のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領に向けた公開書簡を書いた。      ソーシャルメディア・アカウントでエルドアン大統領に呼びかけたチェリキ氏は「大学の遠隔教育への移行に関して下された決定が取り消されるべきであること 全文をよむ

2023-02-20 歴史遺産の修復が始まる (Hurriyet紙)

ヒッタイトの王シュピルリウマは地震の被害を免れた。ハタイのモザイク画も無事だった。被害があった博物館の作品は、他の博物館に輸送され、修復がはじめられた。       ハタイ考古学博物館のシンボル作品であるヒッタイト王シュピルリウマ像は、一部の展示で被害がみられた博物館の中で被害を受けずにいる。戸惑い、心配そうな表情で、地震を理解しようとしているかのように佇むシュピルリウマ象が無傷であったことは幸いであった。文化観光省は、地震当初から、博物館は一瞬たりとも無人とすることなく、作品の修復作業が始まっ 全文をよむ

2023-02-04 カラキョイ旧公娼地区、ついに解体 (Milliyet紙)

ベイオールにおいて感染拡大のために閉鎖されていた娼館があるズュラファ地区の31棟の建物は解体される一方で、あらわになった歴史的なハマム(浴場)を保存修理し、社会文化施設を造ることが予定されている。      ベイオール文化街道の一部として文化芸術のセンターにするために、カラキョイのズュラファ通りの築200年の娼館が6ヶ月の工事の末、解体された。解体の際、周辺にあったシナゴーグ、教会、ハマムといった歴史的建造物があらわになった。      ベイオール区調査プロジェクト長のユスフ・ソユエル氏工事の最 全文をよむ

2023-01-26 アナトリア豹、2か所で目撃情報! (Hurriyet紙)

ヴァヒト・キリシュジ農林大臣は「アナトリア豹が二つの異なる地域で再び目撃されました。期待を込めてその行方を追っていきます」と話した。      キリシュジ農林大臣は、写真に写った絶滅危惧種であるアナトリア豹の画像を自身のツイッターアカウント上で共有し、「アナトリア豹が二つの異なる地域で再び目撃されました。期待を込めてその行方を追っていきます。この古の大地が永遠にその住処であり、その威光がいつまでも続きますように」と発信した。      農林省の発表では、近年トルコでトレイルカメラによってアナトリ 全文をよむ

2023-01-23 トゥルハン・テケッリオールの新ドキュメンタリー (Cumhuriyet紙)

トルコが100年目を迎える時、トルコが子供たちの価値に向き合うドキュメンタリー      トゥルハン・テケッリオールさんは、「伝説」というドキュメンタリーの後、再びアクサ生命の支援により、今回は対象を子供たちに向けている。      このドキュメンタリーでアナトリアの全く異なる土地土地で生まれ、全く異なる家族構造の中で育った6歳から13歳の子供たちの声を聞くことになるだろう。この声は、私たちに普段気づいていなかった、日常生活で見逃していた、あるいは慣れっこになっていた真実をありのままの形で子供た 全文をよむ

2023-01-11 ラーミー兵舎の歴史とラーミー図書館開館予定は? (Hurriyet紙)

18世紀半ば頃に建てられたラーミー兵舎は、修復作業後ラーミー図書館として使用される予定である。オリジナルに忠実に修復・改修されたラーミー兵舎図書館が公開される予定である。エルドアン大統領が落成式を行う予定のラーミー図書館は36000平方メートルの建築面積を持ち、51000平方メートルの国立公園も備えている。さて、ラーミー兵舎はどこにある?ラーミー兵舎図書館はいつ開館する?ここではラミーミー兵舎の歴史と重要性を見ていく…      ラーミー兵舎に関する研究が話題になっている。修復されたラーミー兵舎 全文をよむ

2022-12-25 イスタンブルの聖アントニオ教会でクリスマス・ミサ (Hurriyet紙)

ベイオール・イスティクラル通りの聖アントニオ教会で、カトリック信者にとってイエス・キリストの降誕日とされる12月24日夜にクリスマス・ミサが行われた。教会を訪れた人々は、教会の中でろうそくに火をともして新年の祈りを捧げた。      イスタンブルに住むキリスト教徒らが、イスティクラル通りの聖アントニオ教会で催されたクリスマス・ミサに集まった。国内や海外からの観光客も大きな関心を寄せるミサに、ハイダル・アリ・ヤヴズ・ベイオール区長や来賓が参加した。      ミサ前には多くの市民がろうそくに火をと 全文をよむ

2022-12-23 宗務庁、国外在住者向けファトワー発出機関創設 (Cumhuriyet紙)

宗務庁は、国外在住のトルコ国民とムスリムの宗教的な問題に対処するべく、「ファトワー」機関を創設した。      宗務庁は、折々発出する説教とファトワー(イスラム法学の専門家による法的見解)で社会的・政治的生活に関わる問題にも介入することから議論を呼んでいたが、この分野で国外でも活動を開始する。       宗務高等機構のファティフ・メフメト・アイドゥン副委員長は、宗務庁の支援により創設された機関について、「国外にはAlo190ファトワー相談ラインが存在しないため、様々な困り事があった」とした。ア 全文をよむ

2022-12-21 東方特急、大人気 (Milliyet紙)

4泊5日の東方特急でのカルス観光の価格は一人あたり9千380リラ(2022年12月時点で役6万7千円)でだ。人々は、旅行会社が企画するツアーに参加するため、何ヶ月も前から予約をしている。      アンカラからカルスに向かう東方特急のツアー旅行は、旅行会社を通して販売されている。アンカラを出発する4泊5日の、物語を辿るようなツアーの参加者は、1泊目を東方特急の寝台車で過ごす。3泊のホテル宿泊、往路の東方特急、復路の飛行機が全て込みで、一人9千380リラである。      東方特急で旅行をするには 全文をよむ

2022-12-18 エルドアン大統領、ユダヤ教ハヌカー祭にメッセージ (Milliyet紙)

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、ハヌカー祭についてメッセージを送った。      エルドアン大統領は、自身のメッセージの中で、「ユダヤ教徒に属する市民のハヌカー祭を心から祝福します。団結力、連帯感、帰属感を持って共に暮らしてきたユダヤ人市民は、今まで同様、今日も私たち社会の不可欠な一員です。今日、多くの国で、反ユダヤ主義、イスラモフォビア、ゼノフォビアは、社会平和及び世界平和を脅かしますが、我が国ではいかなる差別もなく、全ての市民が相互に尊重と愛情の念を抱いて生み出している団結と連帯は、 全文をよむ

2022-11-28 TÜYAPイスタンブル・ブックフェア、来月再開 (Cumhuriyet紙)

国際イスタンブル・ブックフェアは、2年間のコロナによる中止を経て12月3日から11日の日程で39回目が開催される。      イスタンブルの全フェア事業制作株式会社(TÜYAP)フェア及びコングレス・センター(ビュユクチェクメジェ)で行われる予定のフェアは、国内外の出版社、作家、読者を引き合わせる。何百もの文化活動と何千ものサイン会を取り持つことになる。      ■名誉作家ナズル・エライ      フェアの昨日の記者会見で話したTÜYAPフェア制作株式会社イルハン・エルソズル代表取締役は、「わ 全文をよむ

2022-11-11 3000年前の牛像、押収―ネヴシェヒル (Hurriyet紙)

ネヴシェヒル県のアヴァノス郡で、ヒッタイト時代のものであることがわかっている3000年前の牛像が押収され、4人が逮捕された。       県軍警察司令部の職員達は、アヴァノス郡オルタ地区在住のN.B.、A.R.O.、 S.Ç.、A.U.の四名が所持している歴史的作品を売却しようとしているという情報を得た。これを受け、被疑者らの住所に強制捜査を行い、ヒッタイト期に当たる3000年物の牛像が押収された。像が陶器製であることが明らかになった。逮捕された被疑者らは、郡軍警察司令部に連行された。 全文をよむ

2022-11-03 トルコTVドラマ「3姉妹」、間もなくスペインで放映 (Milliyet紙)

チャンネルDで毎週火曜日の夜に最新話が放映され、アイワルクで撮影された、イジラル・アイドゥン氏の同名の小説を原作としたドラマ「三姉妹」がスペインでの放映に向け準備を進めている。      スペインへの販売が実現した「三姉妹」は近日中に、スペインの多くの人が視聴するアトラス・メディア・アンテナ3チャンネルにて放映が開始される。放映が開始されてから現在まで全話視聴率1位を記録しているドラマはスペインでも大きな反響が期待されている。      ・キャスト   制作会社のアリ・ギュンドウドゥ氏とインジ・ 全文をよむ

2022-11-02 俳優ルザー・アクン死去、妻のシホさんショック (Hurriyet紙)

「再現(kerr)」、「ミルク」、「私はあの人ではない」などの重要なトルコ映画作品に出演していた俳優兼作家兼新聞記者のルザー・アクンさんが65歳で亡くなった。11月3日木曜日にアトラス・シネマで彼のための追悼式が行われる。有名な俳優は、11月4日金曜日にアダナで埋葬されることになっている。      数多くの成功したプロジェクトに参加しており、最新の映画「愛していないと言わないで」にも出演していた俳優のルザー・アクンさんが亡くなった。      つらいニュースに俳優のメンデレス・サマンジュラルは 全文をよむ

2022-10-26 歌手ギュルシェンの国外出国禁止、解かれる (Cumhuriyet紙)

速報によると、裁判所は有名歌手であるギュルシェン氏の国外出国禁止を解除した。ギュルシェン氏の弁護士であるエメク・エムレ氏は、出国禁止に対して異議申し立てし、この決定が不当で違法であると述べていた。      有名歌手であるギュルシェン・チョラコウル氏は、ステージ上でオーケストラの仲間と冗談で言った際に発したイマーム・ハティップ高校の生徒に関する発言が理由で起訴されたが、裁判所によって「国外出国禁止」が解かれた。      チョラコウル氏の出国禁止命令は25万トルコリラの保証金の支払いと引き換えに 全文をよむ

2022-10-22 ヴァン猫の館、今年の出産終了、さて来年は? (Cumhuriyet紙)

世界的に有名なヴァン猫たちが、保護下にあるヴァン猫センターで今年の出産を終えた。センターでは、2020年には88匹、2021年には87匹、今年は8月までに130匹の子猫がこの世に生まれた。アブドゥッラー・カヤ センター長は、「2023年に向け動き始めました。猫たちの面倒、ワクチン接種、健康管理がもう一度行われている。今年は我々にとってとても恵まれた年となった。すべての手続きが完了したら、繁殖作業を開始する。」      ヴァンで重要な価値があるものの1つであり、片方の目が青く、もう片方の目が琥珀 全文をよむ

2022-10-17 アランヤ城で大発見 (Cumhuriyet紙)

アランヤ城クズルクレ前の海岸で、今年の厳しい冬が作り出した波が興味深い発見に導いた。発掘調査団長オスマン・エラブシャル教授は、「今年の冬は厳しかった。波が幸運なデータを明らかにした。クズルクレの前にある海藻と砂の下にあるローマ時代の造船所または船の係留場所の存在が明らかになった。」と述べた。      アンタルヤ県アランヤ郡で海抜250mほどの高さの半島上にあり、街のシンボルであり、歴史的な建造物の一つである6.5kmにおよぶ城壁、83の塔と140の櫓、セルジューク朝時代の建造物であるクズルクレ 全文をよむ

2022-10-09 「大学生生活・経済状況調査」結果、発表 (Cumhuriyet紙)

トルコでの生活費の高騰は、何百万人もの大学生を迎え入れるイスタンブルにやってくる若者にとって大きな危機と化した。イスタンブルで学生になることは、若者や家族らに大きな経済的コストを背負わせている。2022-2023学年度には、実家住まいの学生の年間の生活費は2万1918TLだが、寄宿舎に住む大学生の生活費は6万4278TLにものぼった。      2018年半ばから続くトルコ経済危機の影響を最も受けている都市はイスタンブルだ。イスタンブルは、国立、ワクフ大学で教育を受ける合計107万3384人の学 全文をよむ

2022-10-08 盗まれた先祖のモスク碑文、オランダで発見 (Cumhuriyet紙)

シレに所在するボズゴジャ・モスクの碑文をオランダのせりで発見し、トルコへ移送を行なった調査チームには、モスクを建設したエル=ハジュ・イブラヒムザーデ・フルシト・ベイの子孫に当たり、イスタンブル県文化観光省に勤めるアイシン・デニズ・クルもいた。彼女はデミロレン通信社に対し、「私の家族は非常に喜んだ。曽祖父は、私の祖先であるイブラヒムザーデ・フルシトのことを懐古していた。彼は、3年前に他界したが、とても重要視していた。彼も見られたら良かったが。大叔父と大叔母もここに来て対面する予定だ。彼らの生涯で最 全文をよむ

2022-09-24 ヴァン湖アクダマル島、うさぎ被害深刻 (Milliyet紙)

ヴァン湖のアクダマル島では、かつて観光客の注目を集めるために放されたウサギの個体数が急速に増加している。ウサギは島と教会の周りに巣穴を掘り、木の根を傷つけ、植物を枯れさせてしまう。      ゲヴァシュ区において都市の最も重要な歴史的および観光地の1つであるアクダマル島、また島にある歴史的なアルメニア教会は、毎年多くの観光客が国内外から訪れている。   過去に観光客を引き付ける目的で島に残されたウサギの数が急速に増加し、島や教会の周りに巣穴を掘るウサギが木や植生に損害を与えているため、2015年 全文をよむ

2022-09-20 ヴァン近郊のエルチェク湖、干上がる危機のなかフラミンゴ来訪 (Cumhuriyet紙)

ヴァンから約20㎞の距離にある95km四方のエルチェキ湖は、渡り鳥を出迎えている。地域で発生している干ばつが鳥類たちを脅かしていることは科学者たちを不安に陥れている。ヴァン100周年大学(YYÜ)野生動物保護とリハビリテーションセンター局長教授のロクマン・アスラン氏は、干ばつにも関わらずフラミンゴたちのような渡り鳥たちが未だに流域で飼料を見つけることが出来ていて、このため飛来し続けられたと語った。      トルコの453の鳥種の約半数を迎えいれている、塩湖でありソーダ水を含むエルチェキ湖では、 全文をよむ

2022-09-08 タルカン・コンサートを前にステージ、崩落 (Milliyet紙)

イズミル解放100周年祝賀会の中で、タルカンがコンサートを行う巨大ステージが崩落した。この事故に関してタルカンはSNSアカウントで声明を発表した。      イズミル広域市は、9月9日の市の占領解放100周年を祝うため様々な催しを企画した。その中でビッグスターのタルカンも10,000人が収容できる共和国広場付近のプロムナードでコンサートを行うことが明らかになっていた。      数日前に発表されたこのニュースがファンを熱狂させる中、コンサートが開かれる場所ではおよそ1週間前に巨大なステージ建設の 全文をよむ

2022-09-02 ヴァン湖に浮かぶアクダマル教会、アルメニア教会の第十儀式を実施へ (Cumhuriyet紙)

ヴァン湖に浮かぶアクダマル島にあり、アルメニア人にとって大きな重要性を持つ歴史遺産・アクダマル教会で日曜、第10儀式が開催される。ヴァン県文化・観光局のエロル・ウスル氏は「平和・連帯・平穏の象徴であるアクダマル島のアクダマル教会で再びアルメニア教会の儀式が開催されるのに際し、ヴァン県としてその素晴らしい景色を示したい」と述べた。      信仰旅行の中心地の1つであるアクダマル教会には、毎年数千人の地元・外国からの観光客が訪れている。アクダマル教会では2005年に開始された修復工事が完了した後、 全文をよむ

2022-08-26 逮捕のギュルシェンに支援の声 (Cumhuriyet紙)

先月イマーム・ハティプ出身者に関して述べたことによって政権の標的となったギュルシェンが、昨夜抑留された。芸能界や政界からギュルシェンへ支援の声が届いた。      イスタンブル共和国主席検事によってこの件について「人々の悪意や敵意を助長し、軽蔑した」罪で捜査が開始された歌手のギュルシェンは検察局での供述の後、担当の裁判官によって「人々の悪意や敵意を助長し、軽蔑した」罪で逮捕され、刑務所に移送された。      ギュルシェンの逮捕へ芸能界や政界から、多くの人が反応を示した。      コメントは以 全文をよむ

2022-08-26 「イスタンブルの中心」柱、状況悲惨 (Milliyet紙)

スレイマン一世の命で、ミマール・スィナンによって「イスタンブルの中心」として建てられた、シェフザーデバシュ・モスクの中庭の一角に築470年になる緑の石柱がある。その最新の状態は衝撃を与えた。      緑の石柱は、イスタンブルの中心を確かめ、子息の皇子(シェフザーデ)メフメトのためにモスクを建設するようにとスレイマン一世が望んだことで、ミマール・スィナンにより作られた。ミマール・シナンはイスタンブルの城壁内で測量を行い、イスタンブルの中心を確かめ、その場所に緑の石柱を据えた。緑の石柱は、以前は今 全文をよむ

2022-08-26 ローマ時代の墓跡、財宝狙いで爆破 (Cumhuriyet紙)

トカト県のクズク村近郊にあるローマ時代の洞窟墓跡が、財宝狙いたちによりダイナマイトで爆破され破壊された。洞窟墓跡がある洞窟の入り口には、ドリルで穴が開けられていた。トカット・ガジオスマンパシャ大学の科学文学学部歴史学科長のアルパスラン・デミル教授は、この類の人々はお金持ちになることを夢見て数多くの歴史的建造物に被害を与えているとし、「財宝狙いは病気である。治療が必要な病気だ。」と話した。      トカト県クズク村南部の河床の端に位置するローマ時代の洞窟墓は、違法な財宝狙いに略奪された。自然写真 全文をよむ

2022-08-23 スレイマニエ・モスクの破損?ワクフ総局発 (Milliyet紙)

ワクフ総局は、スレイマニエ・モスクの第4ミナレットの第一バルコニーと、庭のいくつかの円柱が亀裂をもたらしているという主張に関する発表を行った。      ワクフ総長によると、オスマン朝建築の最も重要な例の一つは、ユネスコ世界遺産リストにおけるミーマル・スィナンの作品であるスレイマニエ・モスクの第四ミナレットの第一バルコニーと庭のいくつかの円柱において亀裂と破砕が見受けられるということに対しての発表がなされる必要性があるということが述べられた。1551-1557年にスレイマン一世の名で建築がされた 全文をよむ

2022-08-16 伝説のグループMFÖ、復活コンサート (Milliyet紙)

トルコの伝説的音楽グループであるMFÖ(訳注:1970年代から活動を続けるトルコのポップ・ロックバンド。メンバー3人の名前Mazhar-Fuat-Özkanが正式名称で、略称がMFÖ)      は、一時期治療を続けていたオズカン・ウール氏がステージに帰還したことにより、長期間ののちに初めてメンバー全員がパラフ・クルチェシュメ屋外ステージでファンと邂逅した。デミルオレン・メディアグループのスポンサーシップによって、ポラト・ヤージュのオーガニゼーションによって実現がされたコンサートでは、MFÖとフ 全文をよむ

2022-08-12 NYツインタワーの建築家ニシャン・ヤウブヤン氏、死去―イスタンブルで葬儀 (Cumhuriyet紙)

ツインタワーとして知られるワールド・トレード・センターの建設に携わった建築家ニシャン・ヤウブヤン氏が94歳で亡くなった。ヤウブヤン氏は12日、サルプ・ガラベト教会にて葬儀が執り行われた後、最期の旅路へと見送られた。      ツインタワー建設に携わり、ミーマール・スィナン大賞を受賞した建築家ニシャン・ヤウブヤン氏が8月9日に治療を受けていたイェディクレ・サルプ・プルギチ病院で亡くなった。      ヤウブヤン氏の葬儀は12日、ウスキュダルのサルプ・ガラベト教会で13時から執り行われた。葬儀にはカ 全文をよむ

2022-08-10 イスタンブル「地下宮殿」いつ入れる?値段は? (Hurriyet紙)

イスタンブル地下宮殿の入場時間と入場料が関心を集めている。イスタンブルの歴史的建造物の一つであるイスタンブル地下宮殿は、修復作業の後観光客に開放された。さて、イスタンブル地下宮殿はいつ開いているのだろうか。2022現在、イスタンブル地下宮殿の入場料は以下の通りである。      イスタンブルの壮大な建造物の一つであるイスタンブル地下宮殿は、修復作業が完了して観光客に開放された。壮大な造りによって観光客の目を引く建物は、都市最大の地下貯水槽である。現在のイスタンブル地下宮殿の入場時間と入場料は…  全文をよむ

2022-06-28 名優ジュネイト・アルクン、死去-ユルマズ・ギュネイの思い出 (Cumhuriyet紙)

トルコ映画界の名優ジュネイト・アルクンさんが85歳で亡くなった。アルクンさんは、1972年のアルトゥン・コザ映画祭で受賞予定だった賞を辞退したことについて、「その賞はユルマズが受賞するはずだった。ユルマズ当人や分別のある人たちがこのことを知っているのに、この賞には私がふさわしかっただろうか。違うだろう。」と述べていた。      映画界の名優ジュネイト・アルクンさんは、自宅で体調不良を起こし搬送先の病院で亡くなった。85歳だった。アルクンさんは、トルコの映画界に名をとどろかせ何百もの映画に出演し 全文をよむ

2022-06-24 ローマ時代のトンネル発見、14軒立ち退き―ウルファ (Milliyet紙)

シャンルウルファで、昨日道路が陥没し、地下からローマ時代のものとされるトンネルが発見された。この通りにある14軒の家が、危険を考慮し立ち退き対象となった。これらの家は設立される委員会が下す決定で公有化され、取り壊される可能性があるという。      深さ3メートルの陥没で、街区は大混乱となった。作業員が穴に入ったところ、数メートルの深さでローマ時代のものだと評価されたトンネルを発見した。      これを受けて警察が現地に派遣され、歩行者と車両の通行を禁止した。穴の上が鉄板で覆われ、道路の出入り 全文をよむ

2022-06-19 カーバ神殿にフェンス設置-巡礼者から反発も (Cumhuriyet紙)

サウジアラビア・巡礼ウムラ省が導入した新たな規制の枠組みで、カーバ神殿前のフェンス設置によりムスリムたちはアル=ムルタザム、黒石、カーバ神殿の壁に触ることができなくなる。      聖地にたどり着いた巡礼者は、コロナ禍後に導入された規則に驚きを隠せなかった。オスマン帝国がカーバ神殿への敬意を表して建設した、カーバ神殿周辺の歴史的な柱廊の撤去から始まった議論に、サウジアラビア・巡礼ウムラ省がコロナ禍により新たに導入した規制が加わった。      ■フェンス設置      これまで黒石とカーバ神殿の 全文をよむ

2022-06-17 文化観光省管轄の観光地、入場料等大幅値上げ (Cumhuriyet紙)

トルコでの値上げラッシュの最後の犠牲者は美術館や遺跡であった。文化観光省は、7月1日以降の引き上げリストを公表した。新料金によると、美術館や遺跡は30%から45%値上げされた。ガラタ塔への入場料は175リラ(約1434円)になった。      夏季の訪れとともに美術館や遺跡への需要が高まり、毎日新たな値上げのニュースとともに目覚める市民らに、文化観光省から悪いニュースが届いた。      ソズジュ紙のラティフ・サンスル記者の情報によると、美術館・遺跡に対する最新の値上げに伴いギョベクリテペ、ガラ 全文をよむ

2022-06-16 MHPバフチェリ党首「大学から試験をなくす」 (Milliyet紙)

民族主義者行動党(MHP)党首のデヴレット・バフチェリ氏は、週末に高等教育機関試験(YSK)を受験する学生たちの成功を祈り、「近い将来、大学試験が廃止されると信じている。この点における我々の約束と公約が実現することをこの機会に表明し、全ての人が確信するよう望む」と述べた。      MHP党首のバフチェリ氏は自身のツイッターのアカウントから声明を発表し、YSKを受験する学生たちの成功を祈った。バフチェリ氏は、「300万人を超える若者一人ひとりに、神があなたに明晰さを与えてくださいますように、と願 全文をよむ

2022-06-11  ダッチャのオスマン時代のモスク、劣悪修復? (Milliyet紙)

ムーラ県ダッチャ郡郊外のジュマル街区にある、広域市当局によって修復が行われた2世紀前のモスクで、漆喰上に瓦の破片を接着し、壁を白く塗装したことに反発が起こった。ムーラ広域市当局がこの件に関して行った発表では、修復は承認済の計画に沿って行われたと述べられ、「モスクの修復実施において既存の漆喰層が保存できないほど劣化していたため、漆喰を剥がし既存の壁の補強が実施された。」と述べられた。      ムーラ広域市のオスマン・ギュリュン市長は6月10日にTwitterアカウントから、およそ2世紀の歴史を持 全文をよむ

2022-06-05 モスクの碑文、取り戻せた!-シレ (Hurriyet紙)

シレのボズゴジャ・ジャーミーから盗まれたエル=ハジ・イブラヒムザーデ・フルシド・ベー碑文が返された。碑文を覚えているというシレ地元民らは返還を望んでいると伝えた。      シレ・ボズゴジャ村にあるモスクが所蔵するエル=ハジ・イブラヒムザーデ・フルシド・ベー碑文が違法なルートで海外に持ち去られた。2021年9月17日にオランダでオークションにより売却された。シレ検察当局は違法ルートで海外に持ち去られた碑文に関する捜査を開始した。この捜査の一環で、トルコへの歴史的碑文返還のために法務省により返還請 全文をよむ

2022-06-01 エルドアン大統領、外国首脳へのプレゼント用に巨大花瓶50個発注 (Hurriyet紙)

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、文化観光省の陶芸家アフメト・タシュホムジュ氏に外国首脳へのプレゼント用に花瓶を50個発注した。この花瓶は全長2.5mで、エルドアン大統領が過日タシュホムジュ氏から贈られたものと同じ大きさである。花瓶制作にあたり、メネメン自治体のアイドゥン・ペフリヴァン副市長は「我らがメネメンで作られた作品が世界の首脳に紹介されるということで、我々はたいへん嬉しく思っている。」と述べた。      文化観光省の陶芸家のタシュホムジュ氏は、昨年11月に行われたエルドアン大統領 全文をよむ

2022-05-09 イスタンブル小農園公園で春の祭典 (Cumhuriyet紙)

5年後にイスタンブルを再訪したバルカン音楽の人気音楽家ゴラン・ブレゴビッチとアナトリア・ロックグループのババズーラは、観客を興奮させた。厳しい北東風(ポイラーズ)にもかかわらず、BBQで作られた屋台の食事でピクニックを行い、ビールを飲みながら楽しんでいる人々は、祭典を味わった。      春の祭典は、バルカン音楽のノリの良い楽曲によって春のつぼみのように祝宴に様変わりし、盛り上がった、[イスタンブルのハルビイェにある]小農園公園で。ババズーラからゴラン・ブレゴビッチへと生演奏に飽き足りない人々は 全文をよむ

2022-05-05 カラギョズ師メティン・オズレン氏、死去 (Hurriyet紙)

カラギョズ師のメティン・オズレン氏が治療を受けていたウムラニエ教育・研究病院で亡くなった。82歳だった。      オズレン氏の訃報は、昨晩ファーレッティン・コジャ保健大臣がソーシャルメディアアカウントの投稿で発表した。コジャ大臣は、投稿で以下のように述べた。「カラギョズ師のメティン・オズレン氏が集中治療を受けていたウムラニエ教育・研究病院で82歳でお亡くなりになりました。夢を与える(カラギョズの)カーテンからあの世へと旅立ちました。オズレン氏に対してご冥福をお祈りするとともに、彼の訃報に際し、 全文をよむ

2022-05-04 私有地のアポロン神殿の不正利用、刑事告発 (Cumhuriyet紙)

アンタルヤ県マナヴガト群の古都シデにあるナイトクラブが、私有地にあるアポロン神殿の発掘現場に繋がる遺跡を入口として使用したとして、シデ博物館総局は、このナイトクラブ支配人を刑事告発した。      毎年地元や外国から何千人もの観光客が訪れるアポロン神殿は、マナヴガトの海に面する古都シデで西暦150年頃に建てられた。ローマ神殿であるアポロン神殿のすぐ近くにある私有地で5月2日の晩に、「アポロン」という名のナイトクラブがオープンした。ここは、シデ博物館総局の監督の元、アナトリア大学教員のフェリシュタ 全文をよむ

2022-05-03 トラブゾンのスメラ修道院、修復を終え一般公開開始 (Milliyet紙)

トルコで最大の信仰ツーリズムの中心地のひとつであるトラブゾンのマチュカ郡のアルトゥンデレ村の歴史的なスメラ僧院で、約6年前に始まった修復作業と、岩壁の補強作業が95%完了し日曜日に来訪者に対して開かれた。      2015年9月22日に修復作業のために来訪者に対して閉鎖がされたスメラ修道院で岩壁の補強作業が2016年2月に始まった。24名の産業分野の登山作業者と5人のエンジニアが参加をしているメンバーによってスタートした修復作業においては、鉄線を引く作業とその固定化が行われるなか、巨大な岩を安 全文をよむ

2022-04-21 放送開始のディズニー・プラス、トルコドラマもラインナップに (Cumhuriyet紙)

トルコで6月14日に放送開始が予定されており、全世界で何百人もの会員を有するウォルト・ディズニー・カンパニーのデジタル放送プラットフォーム「ディズニー・プラス」が初めてトルコのコンテンツを放送することを明らかにした。      03メディアとSame Filmが制作を手掛け、エンギン・アクユレキがストーリーを制作、また、シナリオをアリ・ドアンチャイが執筆した感動的で、アクション、冒険的なこのドラマは、監督をヤウズ・アルプ・アカイドゥンが務める。また、ドラマでは、エンギン・アクユレキのほか、イレム 全文をよむ

2022-04-21 ギリシャ正教会イスタンブル総主教座で「聖油の儀」 (Milliyet紙)

正教会での洗礼のために10年ごとに使用するために、フェネル・ギリシャ総主教座で準備された「ミロン」と呼ばれるバプテスマの聖油は、バルソロメオス総主教の手によって儀式に使用された。聖油はイスタンブルから世界中の正教会に送られる。      10年ごとにクレタ島から送られてくるオリーブオイルと、異なる修道院から運ばれてきた57種類の材料で作られた「ミロン」と呼ばれるバプテスマの聖油のための祝福式がフェネル・ギリシャ総主教座で行われた。    この礼拝は、ローマ・ギリシャの総主教であるバルソロメオス総 全文をよむ

2022-04-15 イラン映画:イラン人新鋭監督アリ・アスガリ新作『明日まで』公開ー母親になることではない、母親で「あり続けること」 (その他紙)

アリ・アスガリ監督は、「明日まで」において倫理的な価値を有していて、類似しているものをほとんど見たことのない「スリラー」を提示している。非常にシンプルな物語を、社会的な観点から敏感な時代における国に位置づけながら、しかし決して図解的な語りに陥ることなく、インパクトがあり、心を奪うようであり、そしてまた非常にしっかりとしているある事件を編み込んでいる映画へと転換している。      第41回イスタンブル映画祭の一環で上映された『明日まで』は、イラン人映画監督であるアリ・アスガリ氏の二作目となる長編 全文をよむ

2022-04-15 アヤソフィア・マドラサ、再建・公開開始 (Hurriyet紙)

アヤソフィア・マドラサが今日、再開されている。86年の後に再開されたアヤソフィア・マドラサは、関心を集める話題の一つとなった。 マドラサは、文化観光省及びワクフ総局により、元のように再建された。では、アヤソフィア・マドラサはどこにあるのか?アヤソフィア・マドラサを誰が壊したのか?関心を集めていることは…      アヤソフィア・マドラサがどこにあり、誰が破壊したのかが関心を集めている。今日再開したアヤソフィア・マドラサはメフメト2世が建設した。メフメト2世は、1473年に[アクコユンル朝の]ウズ 全文をよむ

2022-04-14 カラキョイ赤線地区取り壊し、跡地には歴史的遺跡が (Milliyet紙)

ベイオール区による文化・芸術センターへの開発プロジェクトの中で取り壊しが行われていたカラキョイの売春宿の発掘作業にて、オスマン朝時代の浴場と礼拝堂の遺跡が発見された。      ギョクハン・カラカシュ記者-ベイオール文化通りプロジェクトの一環として文化・芸術センターへ改造するため、取り壊しが行われていたカラキョイの200年の歴史を持つ売春宿の下から登記された2つの歴史的遺跡が発掘された。取り壊しの前、遺跡委員会によって確認されていたこの遺跡は、およそ120年の歴史を持つことで知られる礼拝堂とオス 全文をよむ

2022-04-09 イラン映画:アスガー・ファルファディ、新作『英雄の証明』にスキャンダル!―盗作の告発と私たちの救いがたさ (Milliyet紙)

二つのオスカーを受賞しているイラン出身の映画監督アスガー・ファルファディ氏について投げかけられた、「盗作」の主張は、文化・芸術世界にまるで爆弾のような衝撃を与えた。ファルファディ氏を告発した人物は、かつての学生であるアザデ・マシフザデフだ・・・   もしくは、ファルファディ氏の伝説は終わってしまうのだろうか?      文化・芸術世界において2022年で現在に至るまで最大の「ショック!ショック!ショック!」の進展は私たちの隣人であるイランからやってきた・・・『別離』そして『セールスマン』の映画に 全文をよむ

2022-04-07 廃刊ザマン紙のコラムニスト・トゥルクオニュらに15年求刑:ギュレン派 (Milliyet紙)

廃刊されたザマン誌の元コラムニストであるミュムタゼル・トゥルクオニュ氏を含む5人の被告に関する再審の中で検察官は訴因に関し意見を述べた。検察は、「テロ組織支援」の罪状により最大15年の禁固刑を課すよう請求した。      2016年7月15日のクーデター未遂の後、ザマン誌は廃刊となった。同紙のミュムタゼル・トゥルクオニュ氏を含む11人のコラムニストは、「武装テロ組織の一員である」との罪状で逮捕され、10年6か月の禁固刑を言い渡されていた。      この判決は、被告5名に関して最高裁判所第16法 全文をよむ

2022-04-02 ブルサのジェムエヴィ、依然停電つづく (Cumhuriyet紙)

アレヴィー文化協会ブルサ支部のジェムエヴィと遺体安置所が停電した。ネスィミ・ウチュレリトプラウ支部長は「我々も等しく市民権をもつという意味においては、この礼拝堂であるジェムエヴィの電気代は政府に支払っていただきたいと思う。」と述べた。      レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は2月16日の閣議後、「NGOの電気契約形態は商業施設のステータスから住宅のステータスに変えられることになる。このため協会やワクフ、ジェムエヴィを含む商業施設のステータスで電気代を支払う組織の電気料金が大きく下がるだろ 全文をよむ

2022-03-23 トルコで一番人気の芸能スターは? (Cumhuriyet紙)

調査会社メトロポールはトルコで最も人気を集めている芸能人に関するアンケートの結果を公表した。3月に実施されたアンケートによると、ハルーク・レヴェントが1位、タルカンが2位を獲得した。      調査会社メトロポールは、「トルコの鼓動2022年3月」という名のアンケート結果を公表した。28県、1535人に実施されたアンケートデータによって、トルコで最も人気を集めている芸能人が決定された。貧しい人々を支援するAHBAP協会での活動でしばしば話題にのぼるハルーク・レヴェントが79%で一位となった。   全文をよむ

2022-03-19 ボアジチ大学法学部学部教育「使用言語の30%英語」規定 (Cumhuriyet紙)

メリヒ・ブル氏の学長任命後に創設されたボアジチ大学法学部の学部プログラムで、授業言語は「少なくとも30%が英語」となる。変更はボアジチ大学学部教育評議会で決定され、官報で告知された。      ボアジチ大学法学部の学部教育で、授業言語は「少なくとも30%が英語」となる。ボアジチ大学は英語を授業言語とするが、法学部では英語の重みが下がったことになる。      この変更で法学部が「ボアジチ大学の授業言語は英語とする」との規定に例外をもたらした。規定には「法学部の学部教育は授業言語の少なくとも30% 全文をよむ

2022-03-19 通信庁「ともに私たちはトルコ」歌、発表 (Milliyet紙)

トルコ国民の連帯と団結を強調する歌手のシュクリヤ・トゥトゥクンさんが歌った「ともに私たちはトルコ」が大統領府付属の通信庁によってリリースされた。通信庁のファーレッティン・アルトゥン長官は、自身のSNSアカウントで歌のために制作されたミュージックビデオを共有した。      通信庁が出した書面による発表によると、トルコ国民の連帯と団結を強調する「ともに私たちはトルコ」という歌がリリースされた。歌手のシュクリヤ・トゥトゥクンさんが歌ったミュージックビデオでは、トルコの国民的価値観、団結及び連帯感が強 全文をよむ

2022-03-01 パレスチナ系アメリカ人作家エタフ・ルム氏『女性の声はない』が出版 (Milliyet紙)

「この物語を、今ままで聞いたことはなかったでしょう・・・私が来た場所ではこの物語は自分の中に隠してしまいます。そのほかの人たちに向けて説明される、伝えられることではないのです。危険であり、大きな恥なのです。」と言っている。エタフ・ルムは、その初となる小説『女性の声はない』で・・・      エタフ・ルム氏が、一人のパレスチナ人女性として、自身の体験をペンにとり、そして2019年に出版をしたところ、大きな反響をよんだ『女性の声はない』が、3月2日から読者と邂逅した。アルズ・アルトマヌ氏がトルコ語に 全文をよむ

2022-02-25 スルプ・フリプスィミヤンス教会の鐘が2年ぶりに鳴らされる (Milliyet紙)

サリイェルにある約2年修繕が行われていたスルプ・フリプスィミヤンス・アルメニア教会の鐘が今日2年ぶりに鳴らされた。      コロナ禍の初期から修繕作業が行われていたスルプ・フリプスィミヤンス・アルメニア教会が本日再び門を開いた。教会の天井に絵画が描かれて、周辺の整備が行われた。教会の落成式にトルコ・アルメニア司教のサハク・マシャリヤン2世が参加した。多くの人々が参加した落成式で儀式が行われた。      ■45の絵画が追加された   教会で行われた作業に関して述べたスルプ・フリプスィミヤンス教 全文をよむ

2022-02-22 アタテュルクの悲恋、映画化 (Hurriyet紙)

ムスタファ・ケマル・アタテュルクとブルガリア人女性ディミトリナとの悲恋が映画化される。      ムスタファ・ケマルは、30代初めのまだ若い将校だった頃、ソフィア駐在武官に任命された。ここで彼は、スティルヤン・コヴァチェフ将軍の娘、ディミトリナと知り合うことになる。二人は互いに惹かれ合い、ディミトリナはアタテュルクのプロポーズを喜んで受け入れた。しかし、この大恋愛は結婚に至ることはなかった。アタテュルクが後年、「駐在武官だった頃、私はある女性を愛したが、彼女の家族の反対で叶わなかった。若かりし頃 全文をよむ

2022-02-18 ラジオ・テレビ高等委員会「タルカンの楽曲放送禁止に関し政府から指示を待っている」 (Cumhuriyet紙)

ラジオ・テレビ高等委員会(RTÜK)のイルハン・タシチュ委員は「RTÜKは、政府が親愛なるタルカンの素晴らしい楽曲を『テレビで放送しないように』とこっそり指示するかしないか、最大限の注意をもって聞いています」と述べた。      〔ポップ歌手の〕タルカンが最新の楽曲「Geççek〔いつか終わる〕」を発表すると、ソーシャルメディアはこの話題でもちきりとなった。楽曲は何度も投稿されたが、その歌詞が問題とされ標的とされた。      RTÜKのイルハン・タシチュ委員はソーシャルメディアTwitterア 全文をよむ

2022-02-18 春の訪れ「ジェムレ」は2月19日・20日に起きる? (Cumhuriyet紙)

民間信仰において「春の知らせ」として知られるジェムレは、2月19日・20日頃に始まる。      ジェムレとは「火」「〔薪の〕おき」「残り火」といった意味〔をもつ表現〕で、民間信仰においては〔ジェムレが〕一週間ごとに〔空気に〕落ちることで、寒い冬の日々の終わりとともに空気や水、土を暖めると信じられている。      ジェムレは気温の上昇を象徴し、春の祭りであるネヴルーズが近づいたことを示すものであり、最初のジェムレは2月19日・20日に空気に落ちる。      二回目のジェムレは2月26日・27 全文をよむ

2022-02-16 TİNK大学、閉校 (Cumhuriyet紙)

第一キャンパスをイスタンブルのサマンドゥラに開校した、民間の科学技術・人間高校(Teknoloji ve İnsan Koleji, 以下TINK)の代表として知られるゼイネプ・デレリ氏は、学生たちを他校へ転入させると唐突に発表した。デレリ氏は、発表動画の中で学校の資金不足を説明し、現状は経済援助を得ながらこの危機をしのいでいると話した。      TINKは2017年9月に開校した。資金不足を原因とした危機が、保護者と学校関係者との間で危機を生むことになった。      この学校は、実業家とし 全文をよむ

2022-02-14 カラブルンでスズキ釣り大会開催 (Cumhuriyet紙)

カラブルン市役所によって今年で12回目になるスズキ釣り大会が、バレンタインデーにちなんで「恋人はスズキ」というスローガンのもとで行われた。スズキ釣り大会において、県内外からの参加者の他にドイツやブルガリアから釣り竿を持って参加する人たちもいた。      カラブルン市長のイルカイ・ギルギン・エルドアンは、大会は競技の名の下に行われているが、主目的は、青い故郷である海を汚染せず、魚が代え難い食料源であることを強調することにあると指摘した。エルドアンは「この大会はより大きくよりたくさんの魚をとるより 全文をよむ

2022-02-12 バングラデシュでトルコTVドラマ人気 (Hurriyet紙)

トルコのテレビドラマはバングラデシュでも大きな関心を呼んでいる。首都ダッカの街にはポスターが掲げられた。      バングラデシュでは「復活エルトゥールル」、「救世主オスマン」、「叙事詩(Destan)」、「誓い(Söz)」といったトルコのテレビドラマが人気となり、首都ダッカの街には「救世主オスマン」のポスターがお目見えした。これらのドラマは吹き替え版が民放チャンネルを通して放送され、都市部だけでなく農村部でも視聴されている。シャルミン・アフタルさんは、トルコドラマは文化的に親和性があるため分か 全文をよむ

2022-02-11 イスタンブルでパン値上げ (Milliyet紙)

イスタンブル広域市は市が運営するハルク・エクメッキ(民のパンの意)のパンの値段を60%値上げをし、1.25リラから2リラに引き上げた。イスタンブルベーカリー協会の値上げ請求はイスタンブル商工会議所で承認された。イスタンブル商工会議所に属するパン屋は210gのパンを3トルコリラで売り始めた。値上げされたパンの販売は本日より始まった。      イスタンブル広域市が運営するハルク・エクメッキ販売店で1.25リラで売りに出されていた250gの通常のパンは、本日より2トルコリラより販売され始めた。値上げ 全文をよむ

2022-02-09 宗務庁「我々の預言者とその父に関する侮辱を許さない」 (Hurriyet紙)

メフメト・アジムリ教授(博士)の本に関して、宗務庁は「はっきりと表現せねばならないが、話題の本では我々の預言者とその父に関して礼儀や敬意に欠ける言葉と受け入れ難い表現が用いられていた。我々はこの不敬、畏れを知らない態度を許さない」という発表をした。      宗務庁は発表の中で、ヒッタイト大学神学部に勤めるメフメト・アジムリ教授(博士)の、聖ムハンマドの生涯について記述した本の一部が問題になっていると伝えた。発表では、「はっきりと表現せねばならないが、話題の本では我々の預言者とその父に関して礼儀 全文をよむ

2022-01-31 イスタンブルで喜ばしい発見! (Milliyet紙)

イスタンブル考古学博物館館長のラフミー・アサル氏は、地下鉄工事のために長期間保護発掘が行われていたイスタンブルのボスポラス海峡でクルガン文化に関する重要な調査結果が出たことを明らかにして、「今日に至るまで発掘調査が行われた狭い範囲で合計47の墳丘が発見された。墳丘の周囲には120個ほどの副葬品を伴った埋葬跡が発見された」述べた。      トラキア大学文学部考古学科教員のアフメト・ヤラシュ教授によって主導された第12回「トラキアの考古学」オンライン学会は「東トラキアにおける重要な発見:ベシクタシ 全文をよむ

2022-01-31 トルコ映画:サンダンス映画祭、ウクライナ・トルコ合作映画『クロンダイク』製作陣に賞 (Cumhuriyet紙)

映画『クロンダイク』は、重要な映画祭の一つであるサンダンス映画祭にて「最優秀監督賞」を受賞した。      ウクライナートルコ製作の映画『クロンダイク』は、最初の上映を行った世界映画の中で最も重要な映画祭の一つであるサンダンス映画から「最高監督賞」を獲得した。      監督をマリア・エル・ゴルバッチが、共同制作をメフメト・バハドゥル・エルが努めた映画は、ウクライナ―ロシアの国境に生活をして、村の人種差別主義者グループによって取り囲まれているにも関わらずその家を放棄することを拒否している一人の女 全文をよむ

2022-01-27 トルコ・ロック:青、赤そしてその向こうにあるもの―トルコロック界重鎮モル・ヴェ・オテスィ10年ぶりの新作アルバム『サイレン』を発表! (Milliyet紙)

「楽曲についてあなたたちと語り合うことを、あなたたちのそれらに関して考えていることを、感じていることを、書くことを私たちはどれほど恋焦がれていたことでしょう・・・何日間もあなたたちの中に入っていくことができないために、私たちは黙っていますが、とても関心があるのです。『サイレン』(最新アルバム名)はあなたたちには一体何を語りかけたのでしょうか?そしてまた一体どの楽曲が一番気に入ったのでしょうか?」      10年の間断ののちに11曲入りの「宝」である『サイレン』(ラクン・ミュージック)をリリース 全文をよむ

2022-01-27 剣、古銭、古文書、、、骨とう品762点押収 (Yeni Safak紙)

イスタンブルの4地域で、骨とう品密輸業者に対して行われた捜査で、共和制初期に属すると考えられる勅令や印章、サカリヤ広場の戦いの最中の書簡なども含む計762点の骨とう品が押収された。また、この捜査で7人が拘束された。      イスタンブル密輸犯罪対策支部局チームは、骨とう品の密輸を防ぐため、1月16日、エセンレル、シシュリ、ウスキュダル、カドゥキョイの地域内の該当の住所へ捜索を行った。      骨とう品の密輸業者に対して行われた捜索では、ローマ、ビザンツ帝国、オスマン帝国時代に属するとされる3 全文をよむ

2022-01-25 名女優で政治家、ファトマ・ギレキとの別れ (Milliyet紙)

映画監督で製作者のテュルケル・イナノール氏は、コロナウィルスと関連する多臓器不全のために昨日の朝、治療を受けていた病院でその生涯を終えたファトマ・ギレキ氏に別れを告げた。感動的なメッセージを発表したイナノール氏は、ファトマ氏の死によってイェシルチャムから一人の星が消えた。その星は存在する中で最も輝いているものの一つだった。」という表現を用いた。      1.ボドルムに暮らし、約6か月前に治療のためにイスタンブルにやってきたファトマ・ギルギキ氏は、昨日の朝にその生涯を終えた。テュルケル・イナノー 全文をよむ

2022-01-21 盗難14出土品、アメリカから返還 (Milliyet紙)

文化観光省密輸防止局の2年に渡る努力の末、世界最大の古代美術品収集家の1人であるマイケル・スタインハートが盗んだと確認されたアナトリア起源の14の出土品は、トルコに返還するためマンハッタン地検によって在ニューヨーク・トルコ総領事館に引き渡された。アンカラに持ち運ばれる予定の出土品は特別な形で紹介された後、インスタンブル考古学博物館に展示される予定である。      文化観光省文化財・博物館総局付属の文化観光省密輸防止局によると、世界最大の古代美術品収集家の1人であるマイケル・スタインハートがアナ 全文をよむ

2022-01-15 トルコ文学:アゼルバイジャンで最もよく読まれているトルコ人作家たち―ソヴィエト統治期から現在まで (Yeni Safak紙)

2007年にアゼルバイジャン大統領は、『150巻世界文学図書館』というタイトルの翻訳プロジェクトをスタートさせた。プロジェクトの目的は世界文学の重要な作家たちをアゼルバイジャン・トルコ語へと翻訳することだ。このプロジェクトではトルコ文学を代表するユヌス・エムレ、ナーズム・ヒクメト、ナジプ・ファズル・クサキュレクそしてオルハン・パムクの書籍が出版された。         ソヴィエト時代に(1920-1991)アゼルバイジャンでトルコ文学に対しての大きな関心があっても政治的な理由のためにトルコ人作家 全文をよむ

2022-01-15 スコットランドでスレイマン一世の肖像画が見つかる (Hurriyet紙)

スコットランドにおいて数世代にわたって同じ一家に所有されていた家の屋根裏で5枚のオスマン帝国皇帝の油絵が発見された。   サザビーズ競売会社の告知においてこれらの絵画は17世紀に作成されたものであると書かれている。   これらの絵画はほぼ100年の間陽に晒されなかったと説明されている。   発見された6枚の絵画の中に一枚のスレイマン一世の肖像画がある。   サザビーズは、2021年に他のスレイマン一世の肖像画を35万ポンドで売却している。   屋根裏で見つかった他の皇帝の絵画はバヤズィット一世、 全文をよむ

2022-01-14 ウミト・クワンチ氏から「フラント・ディンク」のドキュメンタリー (Cumhuriyet紙)

1月10日「働く新聞記者の日」の祝賀で、殺害された新聞記者が追悼された。メティン・ギョクテペ氏の追悼ののちに新聞記者のウミト・クワンチ氏が作成したフラント・ディンク氏のドキュメンタリー上映、そして追悼が行われる。         先週火曜日、1月10日の『働く新聞記者の日』を祝賀するためにイズミル新聞記者協会の招待を受けて私はイズミルへと向かった。      ディレク・ガッピ会長そしてメンバーは、バイラクル区の協力の下で、ある連続イベントを開催した。「働く新聞記者の日」は、ただ私たちの国に固有の 全文をよむ

2022-01-09 オミクロン拡大、大学の対応は? (Hurriyet紙)

新たな変異株であるオミクロン株の影響による感染急増は、期末試験期間に入る大学が新たな対応を決めることにつながった。高等教育機構(YÖK)は試験を対面か遠隔かどちらで実施するかの判断を各大学に委ねた。各大学が対応を決めた。幾つかの大学の最終決定は次の通り。      ■İTÜはハイブリッドに移行      イスタンブル工科大学(İTÜ)はハイブリッド教育に移行する決定をした。2021-2022年秋学期末まで適用される決定の枠組みで、教員は教室で講義する。学生は教室か遠隔のどちらかで授業をフォローす 全文をよむ

2022-01-08 トルコ映画:映画批評誌『アルトゥヤズ』の年鑑2021年版が刊行 (Cumhuriyet紙)

映画批評誌アルトヤズの2021年鑑は、昨年の特筆すべき作品を、映画そしてテレビの話題を様々な観点の下で考察をしている。      映画雑誌『アルトヤズ(訳注:トルコ語で字幕の意味)』が、アーカイブを出版する目的で準備した「2021年鑑」は、昨年の特筆すべき作品を、映画そしてテレビの話題を様々な観点から分析をおこなった特別号だ。出版をアイチャ・チフチ、そしてアリ・デニズが校閲を担当し、ビル・フィルムの協力で準備がなされた192頁のこの号に対しては36人もの作家が参加をした。      2021年の 全文をよむ

2022-01-04 ミッリイェト・サナト 50歳に (Milliyet紙)

最初の号を1972年9月に出版したミリイェト・サナトは、2022年に50歳を祝う。50周年となる最初の号が、各書店の棚に並んだ。      文化芸術サービス   - 雑誌は2022年1月号の表紙にはトルコの画家の半分以上にとっての先生であるマグノリアの画家イブラヒム・チャッルを紹介している。   アス・マロそして「今月の話題」分野では、パンデミックのために間断を空けた「ドン・キホーテ」の演劇をサンチョ・パンサとしてイタリアで公演を行っているセッラ・ユルマズ氏のルポタージュが含まれる中で、劇場芸術 全文をよむ

2022-01-01 新年を迎えたカッパドキアに舞う熱気球 (Milliyet紙)

トルコの一大観光地カッパドキアで、国内外の観光客が熱気球に乗り、2022年の元旦を舞った。      カッパドキアを訪れた国内外の観光客は、2022年の元旦を空に舞った。年が明けてすぐ、観光客はそれぞれが宿泊するホテルから、気球ツアーの一大拠点であるギョレメ町の熱気球発着場に集められた。気球が膨らむのを待って旅行者はカゴに乗り、空からカッパドキアの自然が織りなす光景を眺め、思い出を写真に収めた。熱気球の飛行時間はおよそ1時間。      アンカラから来たギュルシャフ・バイラクタルさんは、「去年の 全文をよむ

2021-12-31 エフェス遺跡にAKPの危険な計画 (Cumhuriyet紙)

エフェス古代遺跡は9000年に渡り途切れることなく定住地であり、ヘレニズム時代、ローマ、東ローマ、侯国時代、オスマン朝時代の証人であり、さまざまな文化や文明の舞台であった。建築の影響によって発想の源泉となり、世界七不思議の一つであるアルテミス神殿や、聖母マリアの家があることで信仰の中心地として、世界の要衝である場所だ。      このため、エフェス古代遺跡は毎年何百万人もの人が訪れる。   またエフェス古代遺跡は2015年にUNECO世界遺産リストに登録された。   エフェスは本来港湾都市だった 全文をよむ

2021-12-31 オスマン王家子孫、オーストリアで結婚 (Hurriyet紙)

アブデュルハミト2世の子孫であるダニエル・ハミド・カディル・オスマンオールさんが、先日交際相手のロシア人女性ダリア・リャコヴァさんとオーストリア・ザルツブルグで結婚式を挙げた。      44歳のダニエル・ハミド・カディル・オスマンオールさんは、アブデュルハミト2世のひ孫であるローランド・セリム・カディル・オスマンオールさんの息子だ。ザルツブルグの歴史的建造物であるミラベル宮殿で行われた結婚式には家族も同席した。 全文をよむ

2021-12-26 「今年の10冊」発表 (Hurriyet紙)

パンデミックの日常に百年前のそれを鏡写しにした作品や、現代の激しく議論をよぶ難民問題を扱った小説...詩人の手紙、トルコの伝統の食卓、都市文化をまとめた出版物などなど……。      ■フィクション部門      第1位 『Veba Geceleri(ペストの夜、英題:Nights of Plague)』 著者:オルハン・パムク/イレシュティム出版      オルハン・パムクの最新刊『ペストの夜』は、彼の文学的世界観がすべて細部まで詰め込まれた長編で、歴史背景や緻密なフィクション、そしてディティ 全文をよむ

2021-12-09 アンタリヤのハンガリー・モスク、落書き消しに40日 (Milliyet紙)

アンタルヤのセリキ区にある古い歴史を持つマジャール(ハンガリー)・モスクの壁に落書きが行われ、これは5人からなる専門家チームの40日間に亘る作業によって消された。      アンタルヤ環境監視調整局(YIKOB)の文化財課の関係者たちは、セリキ区のゲビズ地域にある13世紀から15世紀の間に建てられたと推定されるマジャール・モスクの壁に卑語や罵り言葉を含む落書きが行われており、これの清掃に取り掛かった。      エルスィン・ヤズジュ知事の指示のもと、保護と修復の専門家含む5人からなる対策班が結成 全文をよむ

2021-12-09 セリミエ・モスクの一部、礼拝に閉鎖 (Milliyet紙)

エディルネ県知事エルケム・ジャナルプ氏は、ユネスコ世界文化遺産のセリミエ・モスクがまもなく行われる金曜礼拝の後に、一部が礼拝に封鎖されると明らかにした。      ジャナルプ知事は、公的機関・組織の代表者たちと参加した市内の会議で、ミマル・スィナンの傑作であるセリミエ・モスクの改修に関する発表を行った。      知事は、セリミエ・モスクで改修工事がまもなく始まると明らかにし、市民たちが礼拝、来訪ともに継続できるようにしたいと述べた。      このためワクフ地域支部が請負建設会社と新たな取り組 全文をよむ

2021-11-12 宗務庁、礼拝での並び方を「正常化」 (Hurriyet紙)

宗務庁が宗務局に向けて発した文書では、衛生面とマスク着用のルールを適用することを条件に、モスクでの集団礼拝を通常通りの並び方で行うことができるようになると通達された。      モスクでの並び方に関するこの文書はアリ・エルバシュ宗務長官の署名付きで、COVID-19の感染拡大から市民の健康を守るため、2020年3月13日以降モスクで必要な対策を実行していたことが書かれている。      同文書では、宗教関係者や市民がこのことに注意していたため感染拡大を原因とした問題は起こらなかったこと、冬には屋 全文をよむ

2021-11-10 トルコ文学:オルハン・パムク『ペストの夜』で訴えられる―ファシズムのナショナリズムそして凡庸な卑劣さ (その他 - T24紙)

オルハン・パムクのことが好きであろうとなかろうと、その書いたものを気に入ろうが、気に入るまいが、その考えを間違いだということもあるだろう。しかしながら、彼のことを最後まで支援し続けることは、この国で次第にその姿を消している思想の自由そして民主主義を守ることなのである。      機会を見つけては、オルハン・パムクにたてつくこと、自身に対して知識人という形容をする左派右派のファシズム傾向のある国家主義者たち、凡庸さを乗り超えることのできない嫉妬深い心理の犠牲に、服を着ていない強欲さの、誰かを消耗さ 全文をよむ

2021-11-07 アンカラのギョルバシュ、ハラッチル・メフメト・アー邸修復へ (Cumhuriyet紙)

アンカラ広域市は、独立戦争の最も重要な歴史的建造物の一つであるギョルバシュ・ハラッチル・メフメト・アー邸を元々の形を守りながら修復する予定である。      首都の歴史を保護し将来の世代に伝えるために活動を起こした広域市は、独立戦争の重要な歴史的建造物の一つであるギョルバシュ・ハラッチル・メフメト・アー邸の修復事業のために活動を始めた。      アンカラ広域市文化自然財局は、1923年に建築が始まり1929年に完成したギョルバシュ・ハラッチル・メフメト・アー邸を元々の造りに適した修復をする予定 全文をよむ

2021-11-04 カモンド階段物語 (Hurriyet紙)

石も地面も歴史が薫るイスタンブルのあらゆる街角は、映画の脚本に着想を与えるドラマチックな物語であふれている。それらのうちの1つは写真愛好家たちには欠かすことのできない「愛」、またの名をカモンド階段という。      カラキョイでヴォイヴォダ通りとバンケル通りのぶつかるところにあるカモンド階段の物語は1870年に始まる。建設に13年の時がかかった階段の物語は非常に興味深い。      カモンド階段は、その名前を当時の有名な富豪一家であったカモンド家から取っている。一家の長老の1人であるアブラハム・ 全文をよむ

2021-11-01 新アタチュルク文化センターのオペラ演目、「建築家スィナン」 (Cumhuriyet紙)

10月29日共和国記念日にオープンが実現した新アタチュルク文化センターで演目が上演され始めた。      最初は更地になることを大きな悲しみを抱いてことの経緯をおっていた。その後、段々と崩されていくのを。ある場所で感じた匂いは、私たちに過去からの記憶を思い出させる。私もかつて家族とともに行った旧アタチュルク文化センターで感じた匂いを思い出した。その多くの営為、多くの芸術家たちの汗はアタチュルク文化センターの舞台には今はない。今度は新アタチュルク文化センターで大きな営為、豪華なショー、演劇を見るこ 全文をよむ

2021-10-30 「キャプテン翼」について知られざること (Milliyet紙)

特に90年代に幼少期を過ごした人々にとってのスーパースターは大空翼だった。アニメやゲームで子どもたちの心を掴んだ。さて、あなたはキャプテン翼についてどれほど知っているだろうか?ミッリイェト紙・モラティキがキャプテン翼について知られざることをまとめた。      ◾️初の作品ではなかった      日本人のサッカー人気を支えた作品は数多くあった。しかしキャプテン翼は初めての作品ではなかった。日本のナショナルチームが1968年のメキシコシティオリンピックで銅メダルを獲得したことが日本人のサッカー人気 全文をよむ

2021-10-28 イスタンブルのシンボル。アタチュルク文化センター82年の歴史 (Hurriyet紙)

イスタンブルは、明日新たに開館するアタチュルク文化センター(AKM)のオープンを心を高鳴らせ待ちわびている。世界の最も総合的芸術センターの一つになるであろうAKMは、1939年の構想から始まり、役人の怠慢、火事など様々な記憶に満ちている。またAKMには最初の「庇護者」リュトゥフィ・クルダル博士と関係の深い長い物語がある。      かつてのイスタンブル[知事兼]首長であるリュトゥフィ・クルダル市長は、建設・インフラ整備同様にイスタンブルの芸術・文化活動でも抜きん出ていた。イスタンブルが近代的な劇 全文をよむ

2021-10-20 トルコ映画:第9回ボスフォラス国際映画祭開幕! (Milliyet紙)

ボアズィチ文化芸術ワクフによって開催される第9回ボアズィチ映画祭は10月23日に始まる。      文化芸術サービスーダニス・タノヴィチ氏がワールドプレミアを第27回サラエボ映画祭でおこなった「Not So Friendly Neighbourhood Affair」映画によってスタートする予定のフェスティバルは、国内そして国際コンペティションにおける興奮は高まる予定である。      国内長編映画コンペティションにおいて「最優秀映画賞」のために競い合った10の映画は、レイス・チェリキ氏が会長を 全文をよむ

2021-10-12 Netflix:ギョクチェ・バハドゥル氏が主役を務めるNTFLIXドラマ『クラブ』から予告編が公開! (Cumhuriyet紙)

ギョクチェ・バハドゥルが主役を務めるNetflixドラマ「クラブ」から最初のものとなる予告編が公開された。視聴者たちを1995年へと連れ出す用意のあるドラマは、11月に公開される予定である。      ギョクチェ・バハドゥル氏が主役を務めるドラマ「クラブ」から初となる予告編が公式に公開された。Netflixにおいて公開される予定の『クラブ』は、ユダヤ人の母親の物語を取り上げている。      ベヤズペルデが伝えたところによれば、『クラブ』のドラマの俳優陣には、最新では『結婚についてのすべてのこと 全文をよむ

2021-10-01 タクシムのアタテュルク文化センター、10月29日の開館へ (Cumhuriyet紙)

タクシムで10月29日の共和国宣言記念日98周年に開業するアタテュルク文化センターでは最終準備が行われている。      レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領によって2019年2月10日にアタテュルク文化センターの定礎が行われた。この建物の最初の建築士であるハヤティ・タバンルオウル氏の息子であるムラト建築士が手がけた現センターの建設が完了した。      タクシムのアタテュルク文化センターの新たな看板が掲げられた。下からLEDライトで照らされた「アタテュルク文化センター」と書かれた看板は、建物の 全文をよむ

2021-09-22 ゼウグマ・モザイク博物館、9か月で12万5千人の来訪者 (Cumhuriyet紙)

世界最大級のモザイク博物館のひとつとして知られるゼウグマ・モザイク博物館に、今年9か月で12万5千人が訪れた。オズギュル・チョマク館長は、新型コロナウイルスによって来訪者数が減少したが、ここ2カ月で9万人が訪れたと話した。      ゼウグマ・モザイク博物館は、ガズィアンテプといえばと言えるような「ジプシーの少女」、「アレース像」、「ローマ時代の泉水」、ユーフラテス川岸の邸宅群にあったモザイクなど、歴史を垣間見ることのできる作品の数々を展示し、来訪客をもてなしている。      ガズィアンテプ博 全文をよむ

2021-09-21 トルコ映画:『アナトリアヒョウ』がトロント映画祭で受賞 (Milliyet紙)

世界の重要な映画祭のうち、トロント映画祭が終了した。      最高の映画を発表する「国民選出賞」を素晴らしいイギリスの映画監督であるケネス・ブラナー氏の新作映画『ベルファスト』が獲得した。トロント映画祭の国民選出賞は、このフェスティバルで始まった賞のシーズンにおける成功にとって重要なサインとしてみなされている。1960年代の初頭の北アイルランドを舞台とした映画は、中産階級のある家族の物語を取り上げている。      トロント映画祭で上映されたトルコ制作の作品である『アナトリアヒョウ』は、各賞と 全文をよむ

2021-09-12 ザ・バットマン:バットマンのトルコ上陸まであと一週間!-DCのアンソロジーコミック新作『バットマン:ザ・ワールド』にトルコ人クリエイター参加 (Hurriyet紙)

9月18日に出版される予定の『バットマン:ザ・ワールド』アンソロジーにおいて、14ヵ国から14の物語が集まっている。トルコが舞台となっている物語の作家であるエルタン・エルギル氏とイラストレーターのエセム・オヌル・ビルギチ氏と語り合った。エルギル氏は、「一人のコミックス・ファンとして、私は自分が見たいと思ったものを書きました。」      全世界からバットマン・ファンたちが9月18日を今や遅し、と待ち焦がれている。なぜならばその日に祝われる「世界バットマン・デー」において新たなアンソロジーが公開さ 全文をよむ

2021-09-09 ギリシャの音楽家テオドラキスに別れ (Milliyet紙)

最新の情報によると、その死がトルコでも大きな悲しみを生んだ偉大な音楽家が祖国に埋葬された。ハ二ヤで行われた葬式では伝統衣装を身につけた人々が目を引いた。      ギリシャ人で、チェシュメ・ウルラ氏を母に持つ音楽家ミキス・テオドラキスさんが本日故郷のクレタ島で告別されている。クレタ島のハ二ヤで執り行われた葬儀には何百人もの人が参列した。観光客らは携帯電話でその光景を撮ろうと揉み合っていた。      ギリシャメディアは、アサンプション大聖堂前に大勢の人々が集結し、教会の生徒たちがミキス・デオドラ 全文をよむ

2021-09-05 ヴァン湖アクダマル教会で9回目のミサ (Hurriyet紙)

ヴァン県ゲヴァシュ郡にあるアクダマル島の教会で、9回目のミサが今年執り行われた。このミサは年に一度執り行われ、(今年は)感染拡大の影響で参加者数が制限された。ミサは、トルコ・アルメニア総主教座事務局長で宗教会議議長のタトゥル・アヌシャン聖職者長により執り行われた。ミサの時間帯は、アクダマル島は観光客に対して閉鎖された。また、ミサはインターネットを介してライブ視聴が可能とされた。      ヴァン県およびその周辺地域にとって重要な観光的価値をもち、毎年数千もの人々が訪れるゲヴァシュ郡のアクダマル島 全文をよむ

2021-08-04 リミニ・プロトコル:イスタンブルを人口知能で再発見!―『リモート・イスタンブル』パフォーマンスが開催 (Hurriyet紙)

イスタンブルをステージへと移り変わらせ、参加者たちが人工知能の同伴によって都市を発見する体験へと招待するパフォーマンスである「リモート・イスタンブル」が、8月7日金曜日にクンドゥラ・ステージで始まる。      今年、第二回が開催されてベイコズ・クンドゥラとドキュメンタリー演劇(訳注:現実の社会で起こった出来事を劇的形式を用いて舞台でとりあげる演劇のジャンル)を牽引する存在であるリミニ・プロトコルが合同で開催する予定であるリモート・イスタンブルが、観客たちをパンデミックの時期に遠い存在となってし 全文をよむ

2021-07-24 エルドアン大統領、アヤソフィア・モスク化一周年にメッセージ (Hurriyet紙)

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領はアヤソフィア・モスクが再び礼拝へ解放されてから一周年をメッセージで祝った。      エルドアン大統領は1周年を記念して、86年ぶりに行われた初の金曜礼拝の光景も入った動画をつけて、ソーシャルメディアのアカウントから投稿を行った。      エルドアン大統領は「我らが文明の再びの夜明けの象徴であるアヤソフィアの復活をもう一度お祝い申し上げる。」と話し、以下のように述べた。   「我々に幸福をもたらす我らが主に賛美あれ…願わくばこの大寺院のドームからアザーンや 全文をよむ

2021-07-22 15世紀イタリアでメフメト2世に捧げられた5千行の詩写本発見 (Milliyet紙)

イタリアにある図書館の書庫で、メフメト2世のためにイタリア詩人が書いたおよそ5千行ものラテン語の叙事詩が発見された。      アンカラ社会科学大学のフィリズ・バルン・アクマン講師と研究者のバヤズィト・アクマン氏は、メフメト2世紀を讃えるルネサンス期のイタリア詩人によって書かれた、およそ5千行ものラテン語叙事詩を発見した。作品名は「アミール:トルコの皇帝メフメト2世の生涯と征服(Amyris, de vita et gestis Mahometi Turcorum imperatoris)」で、 全文をよむ

2021-07-21 越境文学:トルコ文学へのイラン文化の接触-イラン人トルコ語作家シャフザーデ氏の文学的冒険 (Cumhuriyet紙)

「テュルク語に根付いた数多くのペルシャ語の単語が存在しています。私の小説作品においては、二つの言語の間にこれらの単語によって結び目を作っているのです。   トルコ人の、イラン人たちが知っている言葉とともに、私の詩行を、それぞれに結びつけているのです。;これはペルシャ語とトルコ語の結婚として定義をすることが出来ます・・・」      「私の言語の限度というのは、私の世界の限度を明らかにするのです。」と語っている。 言語論を哲学と混ぜ合わせつつ、私たちの種自身、そして世界を理解する旅へと光を当てる偉 全文をよむ

2021-07-11 宗務長官、アヤソフィアモスク化1年でメッセージ (Hurriyet紙)

宗教庁のアリ・エルバシュ長官が、アヤソフィア大聖堂(聖アヤソフィア大モスク)がモスクとして再出発して一年が経つとして、ソーシャルメディアで思いを共有した。      エルバシュ長官は、ツイッターアカウントへの投稿に「Ayasofya Camii(アヤソフィアモスク)」とハッシュタグをつけ、「一年前の今日、親愛なるレジェップ・タイイプ・エルドアン大統領の調印をもって発布された歴史的な法令に基づき、聖アヤソフィア大モスクは本来の姿を取り戻し、再び信徒を迎えた。最後の審判の日まで、ミナレットからのエザ 全文をよむ

2021-07-02 ウミト・ウナル氏の手掛けた『愛、魔法など』、バルセロナ国際映画祭で最優秀映画に選出 (Cumhuriyet紙)

ウミト・ウナル氏の手掛けた『愛、魔法など』は、国外のフェスティバルのツアーを続けている。トルコにおいて参加をしたフェスティバルから数多くの賞を獲得した映画は、今回、バルセロナにおいて今年第25回目が開催されたファイア‼バルセロナ国際映画祭において最優秀映画賞の受賞者となった      イスタンブルの初となるLGBT映画祭であるファイア!は1995年以来開催されている。フィクション、ドキュメンタリーそして短編映画作品が上映されたイベントの名前は、1920年代の後半に、同性愛者であり黒人作家のリチャ 全文をよむ

2021-06-24 メフメト2世とスレイマン1世の肖像、対面! (Hurriyet紙)

メフメト2世の肖像画に続いて、ある寄贈者からイスタンブル広域市に寄付されたスレイマン1世の肖像画もサラチハーネで保管されることになった。イスタンブル広域市のエクレム・イマームオール市長は、2点の肖像画をハリチ造船所に建設予定の美術館に展示すると明らかにした。      イタリアの有名画家ジェンティーレ・ベッリーニのアトリエで製作されたメフメト2世の肖像画は、イスタンブル広域市によって購入され、現在サラチハーネで展示されている。クリストファノ・デル・アルティッシモの筆によるスレイマン1世の肖像画も 全文をよむ

2021-06-21 サルトで、レシャト・エクレム・コチの『イスタンブル・アンサイクロペディア』アーカイブ化 (Yeni Safak紙)

ALTで2011年から現在まで続いている『さあ誰がいるだろう?』というタイトルのトークショーは、10周年を迎えて、組織の事業そしてまた事業の協会を取り上げるビデオシリーズとして継続している。SALTの傘下で様々な調査プロジェクトに対して、また展覧会そしてプログラムなどに対しての貢献をしている政府の参加者たちとともに用意がなされたビデオ作品が、一週間ごとにサルトオンライン.orgそしてSALTオンラインのソーシャルメディアチャンネルで公開される。      SALTの事業そして事業協力者に関しての 全文をよむ

2021-06-19 これらは芸術でなくコメディ彫刻!ー作った本人もがっくり (Hurriyet紙)

最近巷では、一部の町にある、その地域を代表するために作られたと思しき「オブジェ」が話題だ。これらの作品には、SNS上で「オブジェテロ」とコメントがつけられるなど、激しい批判が寄せられている。常識的な美的センスすら感じられず、ほとんど3Dの落書きと言ってもよいこれらの「作品」を制作した職人や会社を直撃した。しかし、どのオブジェについても「これはわれわれが作った」と言う者は現れなかった。      ハリル・ケクリクオールは、この分野で最も大きな会社のうちの1つのオーナーだ。約30年間アンカラでこの類 全文をよむ

2021-06-12 最低!パムッカレ大学の期末試験にクルド系政党問題 (Cumhuriyet紙)

パムッカレ大学経済行政学部経済学科の期末試験で、スキャンダラスな問題2問が学生たちに出題された。      デニズリにあるパムッカレ大学の期末試験で学生たちに出題された問題が反発を呼んだ。   ソズジュ紙の報道によれば、経済行政学部の英語経済学科の第一クラスの最終期末試験として、まず「トルコ検察庁は国の高等裁判所に対し、いずれの主力クルド系野党の禁止を求めたか?」という問題が学生たちに出された。   問題の解答選択肢には「善良党(İYİ)、民族主義者行動党(MHP)、人民の民主主義党(HDP)、 全文をよむ

2021-05-29 アメコミ:イスタンブル舞台のバットマンが来る!―DCコミックス世界のクリエイターと共同プロジェクト始動 (Milliyet紙)

DCコミックスは、2021年9月18日を祝う「世界バットマンデー」に公開されるアンソロジーにおいて14の異なる国の、14人の作家とともに描いたバットマンの冒険を一同に会するということを伝えた。      アンソロジーにおいては、トルコからのイラストレーターとしてエセム・オヌル・ビルギチ氏が、作家としてはエルタン・エルギル氏が参加をする予定である。ビルギチ氏は、アンソロジーのトルコバージョンのために描いた表紙をシェアしながら「私の子供時代の夢の一つが現実となりました。」と述べた。184ページからな 全文をよむ

2021-05-29 テクカレ修道院址、盗掘で倒壊の危機ーアルトヴィン (Hurriyet紙)

 アルトヴィン県ユスフェリ郡テクカレ村のテクカレ修道院址は盗掘者の違法な発掘によって強奪被害を受けていた。崩壊のリスクに直面している教会の修復のために計画的活動が始まった。       ユスフェリ郡テクカレ村に位置するテクカレ修道院はこの周辺の中世の修道院の形成が(その様式に)表れているが、盗掘者が行った違法な発掘により、強奪被害を受けた。村の住民は歴史に挑戦する教会がこれ以上破壊されずに修復されて、観光に利用されることを望んだ。崩壊のリスクに直面している教会の修復のために活動が始まった。委員会 全文をよむ

2021-05-28 今日、タクシム・モスク開扉 (Milliyet紙)

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の出席で今日実現したタクシム・モスクのオープニングセレモニーの前に、タクシム広場やモスク付近にウスパルタ市からやってきたバラ水を散布した。      最新ニュースによると、タクシムでの歴史的な開扉の数時間前、ウスパルタ市からタクシム・モスクと周辺に25トンのバラ水が撒かれた。ウスパルタからバラ水を運んできたと伝えたウスパルタ副市長ファフレッティン・ギョズギュン氏は次のように述べた。      「市長の指示のもとに、今タクシム・モスクの開扉に際してタクシム広場と 全文をよむ

2021-05-26 トルコ映画:レーニン像が黒海の村に漂着!―映画『あなたと私とレーニン』がイスタンブル映画祭で初上映 (Milliyet紙)

監督のトゥハン・タシュタン氏が、シナリオをバルシュ・ブチャクチュ氏と共に執筆した最初の長編映画である『あなたと私とレーニン(Sen Ben Lenin)』の特別な広告が公開された。ソビエト連邦から海に放りだされて、デュズジェにて陸に打ち上げられたレーニンの真実の物語から出発した映画はトルコプレミアを、この先の日々において第40回映画祭において開催される予定である。      トゥハン・タシュタン氏の最初の長編映画である『あなたと私とレーニン』は、先月にワールドプレミアを由緒ある映画祭の一つである 全文をよむ

2021-05-25 イスタンブル考古学博物館、2分館計画 (Hurriyet紙)

考古学の観点から世界で最も豊饒な博物館の一つであるイスタンブル考古学博物館の貯蔵室にある作品の一部をアタテュルク空港に、もう一部をマルテペの文化・観光局に属する場所へと運びこみ「貯蔵室博物館」が作られる予定となっている。イスタンブル考古学博物館における運送の議論に関する発表をおこなったイスタンブル県文化・観光局長ジョスクン・ユルマズ氏は、「私たち文化観光省はひとつは、アタテュルク空港を、もうひとつはアナトリアの沿岸のマルテペをはじめとする二つ場所を建築しました。そして二つの場所は短期間のうちに 全文をよむ

2021-05-21 エルドアン大統領、8新学部・研究科新設承認 (Hurriyet紙)

何件かの学部・研究機関の設立、何件かの学部・研究所・高等教育機関の閉鎖、またあわせていくつかの学部の名称変更に関連する大統領の決定が、官報に掲載された。      レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の署名により公表された決定によると、ニシャンタシュ大学に歯学部・医学部、イスタンブル新世紀大学にスポーツ科学学部、エーゲ大学にはオデミシュ健康科学学部、トラブゾン大学にコーラン研究・暗誦研究所、ギュムシュハーネ大学に大学院教育研究所、ユーラシア大学にコミュニケーション学部、ディジュレ大学に応用科学部 全文をよむ

2021-05-19 パレスチナ問題:若手トルコ人映画監督パレスチナに対して『パレスチナの首都』アニメーション映画で支援! (Milliyet紙)

フィダン芸術ワクフの傘下として業務を継続しているハサン・ビン・サビト映画アカデミーの学生たちは、制作した編映画の数々でパレスチナ国民に対しての支援を続けている。      メディアと通信部門の学生、若手映画人のエミネ・ユクセル・テュルクメン氏が「パレスチナの首都」というタイトルのアニメーション映画を共有すると、すぐにソーシャルメディアにおいて関心をもって鑑賞された。      テュルクメン氏は、2年間にわたりアカデミーで教育を得ていたということを述べながら、「全員の共通の困難であるエルサレムの名 全文をよむ

2021-05-07 セリミエモスクでラマザン月最後の金曜礼拝 (Milliyet紙)

エディルネの歴史あるセリミエ・モスクにおいて、ロックダウン期間と重なったラマザン月最後の金曜礼拝が行われた。マスクを着け、礼拝用敷物をもってモスクを訪れた信徒らは、ソーシャルディスタンスに従って並び、一部の人々はモスクの庭で礼拝を行った。      ユネスコ世界文化遺産リストに登録された、ミーマール・スィナンの「傑作」であるセリミエ・モスクでラマザン月最後の金曜礼拝が行われた。ロックダウンと重なった金曜礼拝では、開始前に歴史あるモスク内で消毒作業が行われ、モスク内にはテープが引かれて信徒がとるべ 全文をよむ

2021-05-07 豊穣と恵みの祭り、フズルッレズ (Hurriyet紙)

パンデミックの影響で自宅で過ごす時間が増えている今日この頃、毎年5月5日から6日にかけての未明を祝い恵みがもたらされることを祈るフズレッレズの祭りを多くの人が待ちわびている。多くの人々が薔薇の枝に願い事を括り付け、機会があれば願いの成就を祈って夜明け前にそれを海に放り投げた。      さて、フズレッレズの祭りの意味は何なのだろうか?   フズレッレズは、世界の恵まれない人々を助けることで知られるフズルと、海の支配者と信じられているエリヤが地球上で出会う日で、春の訪れと考えられ祝福されているもの 全文をよむ

2021-05-06 トロイ博物館、ヨーロッパ博物館年間最優秀特別賞受賞 (Hurriyet紙)

文化観光省が「ヨーロッパ博物館年間優秀賞」に、トロイ博物館、オドゥンパザル近代美術館、そしてバイブルト・ケナン・ヤヴズ民俗博物館が選ばれたことを発表した。      文化観光省は次のように文書で声明文を出した。      「ヨーロッパ評議会の後援の下、ヨーロッパ博物館フォーラム(EMF)によって毎年与えられる歴史と名声ある博物館賞である「ヨーロッパ年間優秀博物館賞」の受賞者が、5月6日の夜、発表された。トロイ博物館は、2020年の年間最優秀特別賞を獲得した。      トロイ博物館表彰の翌年、同 全文をよむ

2021-05-03 マルディンで9施設、世界遺産暫定リスト入り (Cumhuriyet紙)

マルディン県ミディヤト郡で「トゥル・アビディン」として知られる地域にあるモル・ソボ教会、聖母マリア教会、デイル・ル・ザファラン修道院、モル・ガブリエル修道院、モル・アバイ修道院、モル・ロゾル修道院、モル・ヤクプ修道院、モル・クルヤコス教会、モル・アゾゾ教会が、ユネスコ世界文化遺産の暫定リスト入りした。      ユネスコ世界文化遺産暫定リストに入った修道院と教会は、毎年、何千人もの人々が訪れている。      ■観光に大きな貢献をするだろう      ミディヤト市のヴェイスィ・シャヒン市長は、昨 全文をよむ

2021-04-28 トルコ・ラップ:疎外された人々が、世界へラップミュージックで声を上げる (その他紙)

イスタンブルにおいて、貧困そして迫害といった問題が数多く存在している地区は、同時にラップ音楽もまたよく聴かれている場所の一つである。ボアズィチ大学政治学・国際関係学部で研究員をしているウムト・ミシェ氏は、この地区のうちスルクレそしてバージュラルに集中した研究において、ラップ音楽は若者たちが疎外を表現するために用いた一つのツールであると主張している。しかしながら、ミシェ氏が見たところではバージュラルのラッパーたちは、スルクレのラッパーたちと比べ、著名になり、かつお金を稼ぐためにその言葉における批判 全文をよむ

2021-04-21 トルコ文学:漫画と文学の融合―ユーモア雑誌「アルバム」が創刊! (Milliyet紙)

漫画と文学を繋げた雑誌テルス「アルバム」は、先週に各書店の本棚、そしてインターネットの各販売拠点に置かれ始めた。         アルバムには、出版、文学そしてユーモア界の著名な人物たちと共に数多くの若い作家そして漫画家が登場する。108頁に渡る雑誌アルバムには、社会/歴史的なユーモア小説から、文学的な実験作品、愛される漫画キャラクターたちから、ユーモア記事に至るまで60人の作家そして漫画家が貢献を果たしている。ビュレント・アラバジュオール氏、ベヒチ・ペキ氏、ジャン・バルサラン氏、ガーニ・ミュジ 全文をよむ

2021-04-18 トラブゾンに野外博物館 (Milliyet紙)

トラブゾン県で、駐車場建設計画での発掘中にローマ時代およびビザンツ時代の遺跡が発見された区画が野外博物館となることになった。      西暦117~128年頃のローマ帝国ハドリアヌス帝時代のものと考えられるこの都市最初の城壁の南東の角の一部と、同時代のオベリスク柱、そしてビザンツ後とされる1460年という日付が記された塹壕壁が、発掘により白日の下に姿を現した。      これらの考古学的発見は、黒海地域とトラブゾン県の両方によって重要な財産だとする観光専門家らが、同地域に考古学公園を建設すること 全文をよむ

2021-04-16 ヒュッレム妃、墓廟で追悼 (Hurriyet紙)

ヒュッレム妃が、没後463年目に墓廟で追悼された。      イスタンブル県文化観光局によってヒュッレム妃のスレイマン霊廟にある墓廟の傍らで昨日追悼式が行われ、ジョシュクン・ユルマズ県文化観光局長、イスタンブル大学のマハムト・アク学長、県のムフティー(イスラム法解釈者)であるメフメト・エミン・マシャル氏が参列した。追悼式では聖典クルアーンの朗読に続いて祈りが捧げられた。         ■「歴史に刻まれた」      県文化観光局長ジョシュクン・ユルマズ氏は追悼式の後、「ヒュッレム・スルタン※は 全文をよむ

2021-04-10 アフリカ映画:アフリカ出身の女性監督たちの作品がイスタンブル現代美術館に集結 (Milliyet紙)

イスタンブル現代博物館の映画部門?は、オンラインのプログラムにおいてセルマ・ギュルビュズ氏の「世界という場所」の展覧会からインスピレーションを受けた「決して一人ではない(Asla Yalnız)」というタイトルのプログラムとともに継続をしている。中東そして北アフリカの女性監督たちの各監督たちの映画作品からのセレクションとして準備が行われた「決して一人ではない」は、4月15-25日の間に観客との邂逅を果たす。      イスタンブル現代映画祭は、テュルクツボルグ株式会社とフランス文化センターの支援 全文をよむ

2021-04-07 トルコ文学:作家オルハン・パムク、新作小説『ペストの夜』を解説 (Hurriyet紙)

パムク氏は「最近10年間の間、検疫がどのように行われるのか、検疫に対してどのような反対運動が行われたのかという興味が沸き始めました。今日では、細菌については全員知識を持っていますが、19世紀では人々はこれらのことを信じてはいなかったのです。小説においてもまた検疫の歴史について関心をもちました。」と語った。      ノーベル賞作家のオルハン・パムク氏は、最近出版された『ペストの夜(Veba Geceleri)』というタイトルの物語を読者に共有をおこなった。      D&Rの主催で、オイルム・タ 全文をよむ

2021-03-31 スレイマン1世の肖像画、35万ポンドで売却 (Hurriyet紙)

イギリスのオークション会社サザビーズによって開催されたオークションでオスマン帝国のスルタンであるスレイマン1世の肖像画が諸費用を含め43万8千ポンド(500万リラ)で落札された。      イギリスのオークション会社サザビーズによって開催されたオークションでオスマン帝国のスルタンであるスレイマン1世の肖像画が35万ポンド(400万リラ)で落札された。      オンラインと電話で行われたオープンオークションは、現地時間10:30(トルコ時間12:30)に始まった。      「イスラーム世界とイ 全文をよむ

2021-03-22 フォークロア研究者イルハン・バシュギョズに関わる二作品 (Cumhuriyet紙)

最近私が読んだ2冊の興味深い電子書籍について述べたい。『トルコで最初のフォークロア・サマースクール:イルハン・バシュギョズのギュレでの夏季講習』、『イルハン・バシュギョズとギュレ・フォークロア・サマースクール参加者の会合:2020年7月18日』のことである。この2冊の本は、かつてアメリカからトルコに戻った有名なフォークロア研究者イルハン・バシュギョズと彼の研究を直接取り上げていないが、彼の周囲、特に彼の試みを扱っている。2冊とも作成したのは、セルピル・アイギュン・ジェンギズ教授である。      全文をよむ

2021-03-18 ディヤルバクルでウラルトゥ、ローマ時代の盗品発見 (Milliyet紙)

ディヤルバクルで、軍警察隊は通報を受けて行動を起こした。2人の容疑者に対する身体検査でウラルトゥ、ローマ時代の腕輪、ベルト、オブジェ、彫像、青銅板など歴史的遺物45点が押収された。      県の軍警察司令メンバーによって行われた捜査により、ヴァンに滞在していた2人が市場価格20万リラにのぼる様々な歴史的遺物をディヤルバクルへ売却のため持ちこもうとしているという情報が得られた。      軍警察隊はすぐに技術的な追跡調査を行い、容疑者らが乗車していたバスをビスミル郡で停車させた。      バス 全文をよむ

2021-03-16 電子図書販売増、書籍販売減 (Cumhuriyet紙)

トルコ出版社協会が作成した「2020年トルコブックフェアレポート」によれば、オンラインそしてオーディオブックの販売において増加があったということ、小売り書籍市場の規模は11.26%の下落とともに785万5000TLまで落ち込んだということが伝えられた。      トルコ出版社協会は、各カテゴリー区分ごとに作成されて、そして各セクターのデータを含んでいる「2020年トルコ書籍市場レポート」を発表した。      報告によれば、全世界に影響を及ぼしているパンデミックのためにトルコにおいて2020年の 全文をよむ

2021-03-10 失われてしまった女性芸術家たちの足跡を辿ってートルコ最初の女性画家「ミフリ・ミュスフィキ女史」のドキュメンタリー映画完成 (Cumhuriyet紙)

ミフリとは誰なのか?エレニ・イリアディス氏とは誰か?イヴィとは誰か?ハーレ・アサフ?詩人のニーガルとは?ファトマ・アリイエそしてエミネ・セミイェ氏とは誰か?サフィイェ・エロールとは?スアト・デルヴィシュ氏とは?メブルレ・アレヴォク氏とは?ファトマ・ヌディイエ・ヤルチュ、ネジヘ・・ムヒッディン、アフィフェ・ジャレとは、マジーデ・タヌル?一体ユルドゥズ・モラン氏とは誰か?まず第一にこれら全員は女性であり、私たちの文化芸術史の埃をかぶっているのではなく、金箔で覆われた各ページを闊歩して、見ようとするの 全文をよむ

2021-03-09 2021年メッカ巡礼決定延期、小巡礼はなし (Hurriyet紙)

宗教庁は2021年の大巡礼と小巡礼に関する声明を出した。声明では、「サウジアラビアが正常化プロセスを断食月明けの祭日以降まで延期したため、トルコから小巡礼の訪問も行われない。」と述べられている。      以下が宗教庁により出された声明である。      2021年の大巡礼と小巡礼に関して国民から多く寄せられた質問に関して以下のような発表を行う必要があると感じられた。      2020年の大巡礼は新型コロナウイルス感染症の流行により行われなかったため、大巡礼について抽選で選ばれた志願者の権利は 全文をよむ

2021-03-08 トルコ文学:セマ・カイグスズ氏の『あなたの顔のどこか』英訳が翻訳賞受賞 (Milliyet紙)

ブリティッシュ・カウンシルの協力のもと、2017年に組織されたトランスレイターズ・アソシエイションは、イギリス連合王国とアイルランドで出版された文学作品の数々に対して与えられる翻訳賞へ、セマ・カイグスズ氏の『あなたの顔のどこか(原題:Yüzünde Bir Yer)』というタイトルの小説を英語に翻訳したニコラス・グラストンベリー氏と編集者のサバ・アフメト氏が受賞した。      『エブリー・ファイア・ユー・テンド(英訳タイトル:Every Fire You Tend)』、という題名でタイトルド・ 全文をよむ

2021-03-08 サドベルク・ハヌム博物館40年 (Cumhuriyet紙)

サドベルク・ハヌム博物館の開館初期の頃に戻ろう。ヤプ・クレディ出版から何年か前に出された『ヴェフビ・コチは語る』という名の本でコチ氏は次のように語っている。「結婚はもちろん現在のようではなかった。家に宗教関係者がやってきて、結婚する当人である女性も男性もその場にはいない。一方が宗教関係者を立て、もう一方は別の宗教関係者に立てる。双方の宗教関係者は向かい合って座り交渉を始める。」そしてこの方式でヴェフビ・コチは、(母方のおばの娘に当たる)アクタルザーデ・サドゥッラーの娘サドベルク・ハヌム(女性を指 全文をよむ

2021-03-05 ビニールカバーの歴史的墓廟、緊急修復へ (Hurriyet紙)

ヒュッリイェット紙が昨年12月に報じた、ファティフ地区で地表部分がナイロンカバーで覆われ荒廃していた500年の歴史あるアスデ・ハトゥン墓廟の修復工事が始まった。イスタンブル広域市は、並行してセイイディ・ヴェライェト墓廟とセラハッティン・ウシャキ聖人墓廟についても修復工事を行うとしている。      イスタンブル・ファティフ地区にある、バヤジット2世の乳母であるアスデ・ハヌムの墓廟の内部が劣悪な状態であるとヒュッリイェット紙が報じた後、ワクフ総局は同局が墓廟を保有し、管理・修繕はイスタンブル広域市 全文をよむ

2021-02-26 ワクチン開発のトルコ系科学者に勲章ードイツ (Cumhuriyet紙)

新型コロナウイルス(Covid-19)のワクチンを開発したドイツのバイオテクノロジー企業ビオンテック社の共同創業者であるウール・シャーヒン博士とオズレム・テュレジ博士に、ドイツで功労勲章が授与されることが伝えられた。      ドイツ大統領府の声明によると、フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー大統領によって3月19日にベルビュー宮殿で開催される、アンゲラ・メルケル首相も参加する式典で、トルコ人科学者のオズレム・テュレジ氏とウ-ル・シャーヒン氏にドイツの「大功労十字星章」が授与される。     全文をよむ

2021-02-25 トルコ出土の考古学遺物、ハンガリーからトルコへ返還 (Hurriyet紙)

メヴリュト・チャヴシュオール外相はハンガリーとの外交の枠組みでハンガリーのシーヤールトー・ペーテル外交貿易相と対面した。会合でハンガリーで押収されたトルコ出土の考古学遺物が返還された。      メヴリュト・チャヴシュオール外相は、ハンガリーとの外交の枠組みでハンガリーのシーヤールトー・ペーテル外交貿易相と会談した。会合では二国間の重要な協力について言及され、ハンガリーで押収されたトルコ出土の考古学遺物もチャヴシュオール外相に返還された。         ■412個の考古学遺物がトルコに運ばれる 全文をよむ

2021-02-19 待雪草、手折ったものの罰金は8万リラ (Hurriyet紙)

カフラマンマラシュ県オンイキシュバト郡にある切り立った丘の中腹や崖端で、冬、雪解けによって姿を現す待雪草を手折った者に8万リラ、根から抜いて販売した者には24万1395リラの罰金が科せられる。       オンイキシュバト群のチュクルヒサル地区にある丘陵で、雪解けによって顔を出す待雪草は、自然保護・国立公園総局の管理下に置かれた。人々のあいだで春の訪れの象徴として知られている待雪草を手折る、または傷つける者が発見された場合は、自然保護・国立公園総局によって行政上の罰金刑が科せられる。雪の間から 全文をよむ

2021-02-07 ダムの水が減り、現れてきたものは・・・ (Hurriyet紙)

カイセリ県のヤムラ・ダムで、水位低下により旧タシュハン集落の墓地および家屋が出現。集落近隣住民の一人であるアブドゥッラー・オズデミル氏(66)は、「最近の降雨量の少なさが、このあたりに多大な影響を及ぼしている。ダムの底に沈んでいだ集落のほぼ半分が姿をあらわした。水がひいて、このあたりの墓地や家屋が見えはじめるようになり、さらに水がひくと墓地から人骨があらわれはじた」と話した。      コジャスィナン郡タシュハン集落は、2003年のヤムラ・ダム計画の枠組みで6キロ離れた場所に移転し、高地に家屋を 全文をよむ

2021-02-06 放置状態のシナゴーグ崩壊、隣家に被害―イズミール (Hurriyet紙)

イズミル県コナク郡の放置されたシナゴーグが地滑りの結果、隣接する2階建ての家の上に崩壊し、家にいたスプヒイェ・デミルさん(42)が負傷した。      サカリャ街区826番通りにある放置状態のシナゴーグは降水の影響で滑りやすくなった地面が地滑りした結果、15時ごろに隣接する2階建の家の上に崩落した。物的損害をうけた家に一人でいたスプヒイェ・デミルさんが脚を負傷した。通報を受けて駆けつけた救急車によりデミルさんは健科学大学イズミル・ボズヤカ教育研究病院に移送され、治療を受けた。      スプヒイ 全文をよむ

2021-02-04 15年間行方不明のキブラ碑文石、瓦礫捨て場で発見―ベイコズ (Hurriyet紙)

ベイコズのスルタニイェ公園にある屋根のない礼拝所に、キブラ(礼拝を行う方向)を示すため1735年に据えられた15年前に失われたキブラ碑文石が、公園付近の瓦礫置き場で発見された。      イスタンブル警察局に連絡したある市民は、ベイコズの瓦礫置き場にコーランの一節が刻まれた石があると知らせた。通報を受け密輸犯罪対策担当局チームは瓦礫置き場へ向かった。調査の末、その石が瓦礫置き場付近のスルタニイェ公園から15年前に失われたキブラ碑文石であると判明した。類似の石が現在公園にあることが明らかにされた。 全文をよむ

2021-01-31 国立宮殿絵画美術館、再開 (Cumhuriyet紙)

「国立宮殿絵画美術館」が再開という情報が私の目に入った。どうやって情報を逃したのかと考えたが、国立宮殿は大統領府の管轄となっており、彼らは、本紙を招待する気はなかった。1月15日に身内だけで再開し、広報もしなかった。元々この美術館は新しわけではない。古くは、私たちが知っている国立絵画彫刻美術館である。ミマール・スィナン芸術大学の管轄であった時は、建物も古く、ほったらかしで閉鎖されていた。あなた方も記憶されているならば、絵画が行方不明であるという噂も流れた。その後、アブドゥッラー・ギュルが大統領在 全文をよむ

2021-01-31 カッパドキアの奇石の一部、崩壊の可能性 (Cumhuriyet紙)

ネヴシェヒル・ギョレメ地区のオメル・エレン区長は、「奇石郡の一部に破損があるため倒壊や崩壊の恐れがあります。区にはこれに対応できる法的権利はなく、崩壊の危険があるものの一刻も早い補強が必要です」と述べた。      ネヴシェヒル中央郡ギョレメ地区にある奇石郡は、毎年何百万人もの観光客が訪れている。ギョレメ地区のオメル・エレン区長は、世界で唯一UNESCOの自然遺産および文化遺産の両リストに登録されているのはカッパドキアだけだと話した。      エレン区長は次のように述べた。「1985年までギョ 全文をよむ

2021-01-27 「お茶しかないが、飲まないか」はアシュク・ヴェイセルの言葉か? (Cumhuriyet紙)

アシュク・ヴェイセル・シャトゥルオ―ル氏の孫であるギュンドュズ・シャトゥルオ―ル氏は、SNSでよくシェアされている「私があなたに与えられるものは、実際それ程多くはない。もしも飲むのなら、お茶がある。好きなのであれば、私がいる。もしも向かうのであれば、道がある。」という詩行はヴェイセル氏のものではないということを明らかにした。      シャトゥルオ―ル氏は、行った発表において祖父のアシュク・ヴェイセル氏の忌日が近づいたために彼のサイン付きでSNSで行われた数々のシェアが再び活発になり始めたと語っ 全文をよむ

2021-01-20 アブデュルハミト2世の孫、ダマスカスで死亡、90歳 (Hurriyet紙)

オスマン帝国のスルタン・アブデュルハミト2世のシリアに住んでいた孫で、オスマン家の後継者であったデュンダル・オスマンオール氏が90歳でシリアの首都であるダマスカスで亡くなった。歴史家のイルベル・オルタイル氏は、「彼はオスマン家の中でダマスカスやベイルートに住んでいる者たちの一人である。シリアで戦争が始まり、残念ながら非常に厳しい状況になってしまった」と話した。      胃の問題を抱えており、血清により栄養を得ていたデュンダル・オスマンオール氏は、血圧が通常よりも高くなり、意識不明の状態になった 全文をよむ

2021-01-18 トルコ映画:エムレ・アカイ氏新作『狩り』がイギリスで賞を受賞 (Milliyet紙)

レイキャビク、ナイトストリームUSAそしてフライト・フェストUKといったフェスティバルに参加をしたエムレ・アカイ氏が手掛けた『狩り(Av)』がバーミンガム・シネ・エクセスにおいて最優秀賞を獲得した。         「このジャンルの映画にそして家庭内暴力の概念に対して新たなパースペクティブを提供している」という理由と共に賞を受賞した映画においてエムレ・アカイ氏が監督を務め、主役の俳優としてビルル・メリス・コチ氏の力強いパフォーマンスもまた強調された。2021年にトルコにて上映が期待されている『狩 全文をよむ

2021-01-14 アタチュルク文化センター建設、進行中 (Hurriyet紙)

アタチュルク文化センター建設は8割が完了しているが、6月に完全に終わる予定である。イスタンブルのタクスィムで建設が続けられているアタチュルク文化センターの最新状況が空撮された。      レジェプ・タイイブ・エルドアン大統領により定礎式が行わた、新アタチュルク文化センター建設の8割が完成した。最新の状況をメフメト・ヌリ・エルソイ文化観光大臣が明らかにした。建設の最新の様子は空撮された。      ■6月に完成      アタチュルク文化センターの新家屋には、2500人を収容するオペラ劇場、800 全文をよむ

2021-01-13 ディヤルバクル県シルヴァンでセルジューク朝スルタンの墓、発見 (Hurriyet紙)

ディジレ大学のメフメト・カラコチ学長は、「これは、シルヴァンとディヤルバクル双方の歴史にとって、諸々の出来事に対して異なる見解をもたらす」と述べた。      ディヤルバクルのシルヴァン郡でディジレ大学が行った発掘調査で、アナトリア・セルジューク(ルーム・セルジューク)朝のスルタン・クルチアルスラン1世とその娘サイデ・ハトゥンの墓が発見された。      スルタン・クルチアルスランの墓地調査のため、ディジレ大学のアフメト・タンユルドゥズ副学長を代表として同大学のイルファン・ユルドゥズ教授、オクタ 全文をよむ

2021-01-09 BioNTech社創設者ウール・シャーヒン氏、学生時代はサッカーに夢中 (Milliyet紙)

BioNTech社は、新型コロナウイルス感染症のワクチンを米ファイザー社と共同開発し、人類に希望をもたらした。BioNTech社創設者であるトルコ系の学者ウール・シャーヒン氏は、学生時代ドイツのケルンのアマチュアサッカーチームに所属していたことがわかった。また氏は、オズレム・テュレジ氏とともに、タイム誌の表紙を飾った。      世界中で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、トルコ人学者ウール・シャーヒン氏はウイルスのワクチンを開発したことで世界中の注目を集めている。BioNTech社創設者 全文をよむ

2021-01-06 フグ中毒に注意! (Hurriyet紙)

ヴァンでフグがある人物の死の理由となった。昨年にもアンタルヤにおいてフグによって3人が中毒となり長期間の治療を受けたという。アクデニズ大学(AÜ)水産学部のメフメト・ギョクオール氏は、フグは強い毒性を持っていると伝えた。ギョクオール氏は、「どのような加熱作業を行ったとしても毒性は消えません。このためすぐさま影響を示すのです。フグは本当に強い毒性を持っています。更には各種文献では、シアン化合物ほどの効力もあるということが明らかにされています。」と語った。       水産物学部教授の教員であるメフ 全文をよむ

2021-01-04 イスタンブルの彩 : 人の色と文化 (Cumhuriyet紙)

私は、昨年末にマルタ亭の庭で少人数の人々の集まりに披露された本に言及し、その後、紹介文を書くと約束した。イスタンブル広域市文化株式会社が出版した本の名前は『イスタンブルの彩』である。その彩は、セイヨウズオウの紫、マグノリアの緑、マルマラ海の青、ボスフォラス海峡の気難しい波ではない。イスタンブルの人々である。ある都市の彩りは、人々と彼らの文化ではないのか。二つの大陸を分けるイスタンブルは、歴史の中で様々なコミュニティ・信仰・言語の人々が往来し、止まり定着し、数を増やし、逃げ去っていったため減少した 全文をよむ

2020-12-17 トルコの演劇史を問い直す展覧会-イスタンブルのアルメニア語演劇の歴史への旅 (Milliyet紙)

トルコにおける初のアルメニア語の演劇雑誌である『楽屋(Kulis)』を間断なく1946-1996年の間に刊行した演劇芸術家そして発行者のハゴプ・アイヴァズ氏のアーカイブが、初めてヤプ・クレディ文化芸術センターにおいて演劇そして芸術愛好者たちの前に姿を現す・・・         フラント・ディンク財団が率先して、トルコ演劇財団そしてヤプ・クレディ・文化芸術出版社の協力の元で準備がなされた『楽屋:ある劇場の記憶、ハゴプ・アイヴァズ』の展覧会はその前日にヤプ・クレディ・文化芸術センターにおいて来場者へ 全文をよむ

2020-12-13 キュベレー女神像、60年ぶりトルコへ帰還 (Milliyet紙)

豊饒と恵みの象徴とされる「母神」キュベレーが、文化観光省の手で、本来の土地に帰還した。      先史時代、豊穣と恵みの象徴とされ、守護者として信仰された「母神」キュベレーの像が60年ぶりにトルコに返還された。      トルコ文化観光省はツイッターアカウントで「60年ぶりに、キュベレーがとうとうターキッシュエアラインズ(THY)で懐かしい生まれ故郷トルコに。この地の遺産の一つ一つに対し、今後も返還要求をするつもりだ」と投稿。      トルコから違法にイスラエルに持ち出され、売却されたこのキュ 全文をよむ

2020-12-12 歴史遺産、守られず (Hurriyet紙)

アタキョイ第一区保全・美化協会は、アタキョイ第一区市場にあるマフムード二世の時代の石造作品が為すがままに放置されており、この件をイスタンブル第一保全委員会へ諮問した。返事は「身分情報をお知らせください、あなたにお任せしますから」というものであった。      アタキョイ第一区市場にある、オスマン朝君主マフムード二世の時代にあたる1827年付けの石造作品は、為すがままに放置されていた。      1950年アタキョイ第一区とともに計画された市場は、564ブロック135区画に位置している。市場は、土 全文をよむ

2020-12-10 イスタンブル地下宮殿、崩壊の危機 (Hurriyet紙)

地下宮殿の修復工事中、柱頭に隙間が見つかり、崩壊の危機が検出された。イスタンブル広域市の文化財総局のオクタイ・オゼル局長は、「我々には今後一秒も猶予はない」と述べた。      地下宮殿の立ち入り禁止エリアでおよそ4年間続く修復工事の最中、共和国後期の修復作業でつないだ梁が、柱頭部分で途切れており、連続していないことが判明した。この状況は地震があったら地下宮殿に大きな損害をもたらす、もしくは崩壊すら起こりえることを示している。地下宮殿だけでなく、周辺の建物も危険にさらされている。      ■「 全文をよむ

2020-12-06 イラン映画:「私たちは将来の不正義について語っています」―イラン人監督ナデル・サエイヴァル氏の『異邦人』が映画祭で称賛 (Yeni Safak紙)

イラン人監督ナデル・サエイヴァル氏の新作映画『異邦人(Yabancı』が、‟罪と罰”映画祭において最優秀映画賞を受賞した。サエイヴァル氏は、『政治が私たちを分け隔てています。私たちの罪をそれぞれに押し付けています。不正義は世界の随所に存在しています。私は正義を広い枠組みで見出しています。これは政策、経済、文化であり得ます。現在、各映画に対しては非常に多くの問題が取り上げられます。今、私たちは将来の不正義について語っているのです。』と述べている。      今年第10回が開催された‟国際罪と罰映画 全文をよむ

2020-12-05 コロナワクチン開発のウール・シャーヒン博士、国連で演説 (Cumhuriyet紙)

コロナウィルスワクチンを開発したBioNTech社の共同創業者であるウール・シャヒン博士が参加した国連総会のCOVID19との戦いについての特別セッションで、「これは私にとって誇りだ。私たちの経験を共有できて光栄に思う。」と述べた。同社の創業者の一人であるオズレム・トゥレジ博士は「ワクチンは様々な土地の様々な人々に届けられるべきだ。」と述べ、国連と各国の首脳に呼びかけた。      国連総会のCOVID19との戦いについての特別セッションの2日目、「COVID19ワクチンに至る道」と題された第二 全文をよむ

2020-11-03 イズミル地震、フォチャのオスマン時代の城壁にも被害 (Hurriyet紙)

イズミルのセフェリヒサル郡沖で発生し、マグニチュード6.6 を観測した地震で、フォチャにあるオスマン時代から残る歴史的なドュシュ・カレ(城壁)に被害が及んだ。地震で、城壁のカラブルン郡側に面するアーチ状の建物が倒壊したことがわかった。      イズミルで10月30日に発生し、倒壊の原因となった地震で、フォチャ郡にある歴史的な城壁が被害を受けたことがわかった。      フォチャ南西の軍用地に残るカレブルヌ地域のジェネビズ・カレ、ドュシュ・カレ、ジェディット・カレ(新しい城壁)という名前で知られ 全文をよむ

2020-10-29 トルコ映画:これは映画にして残さなければならない物語―シリア紛争の死体写真家の映画『フラッシュメモリ』公開 (Hurriyet紙)

今年映画ファンと8度目の邂逅をするボスフォラス映画祭は、映画の上映会とスペシャルイベントの数々と共に続いている。      “#ありとあらゆることに関わらず(HerŞeyeRağmen)”というスローガンと共に受賞作品の数々を映画ファンに邂逅させている映画祭は、文化観光省映画総局の協力とアナトリアエージェントのグローバル通信の共同によって開催されている。フェスティバルの6日目に監督のデルヴィシュ・ザイム氏がシリア内戦の最初の時期に起こった事件の数々を物語った『フラッシュメモリ(Flaşbelle 全文をよむ

2020-10-27 カーリエ・モスク、10月30日礼拝始まる (Milliyet紙)

最新情報によると、エルバシュ宗務庁長官は、「宗務庁に管理移譲され、モスクに回帰し礼拝に開放されることが決定したカーリエ・モスクは、10月30日の金曜礼拝で再び信徒を迎える」と述べた。      宗務庁のエルバシュ長官は、「宗務庁に管理移譲され、礼拝再開が決定されたカーリエ・モスクは、10月30日の金曜礼拝で再び信徒を迎える。アッラーがこのミナレットからエザーンの声を響かせ続け給わんことを。我々トルコ人と全てのイスラム世界にお祝いを申し上げる」と声明を出した。 全文をよむ

2020-10-19 SaveTheCinema :第39回イスタンブル映画祭の傑作国外最新ラインアップを紹介 (Cumhuriyet紙)

第39回イスタンブル国際映画祭は、今年のパンデミックの条件によって10月9-20日の期間でオンラインと一部はフィジカルとして開催されている。映画祭の、その全てが鑑賞に値する非常に整合性のとれた映画作品の数々からなる国際コンペティションにおける印象を審査員の決定の前に、私的な嗜好に基づいてランキング作り、そこに評価の☆も付け加えた。      1)『ぺセルとマデル/息子と母親』は、シナリオを著名な作家監督であるモハンマド・ラソウロフ氏が執筆し、1975年のテヘラン生まれのアクティビストで女性映画監 全文をよむ

2020-10-18 トルコ映画:アンタルヤ映画祭を席捲、『幽霊たち』は女性的な映画、曲がりくねり、彩に満ちて、ハイパーアクティブ (Milliyet紙)

第57回アンタルヤ黄金のオレンジ映画祭から最優秀映画そして最高監督賞を含む5つの賞を獲得して帰還した『幽霊たち(Hayaletler)』の監督であるアズラ・デニズ・オクヤイ氏は、フェスティバルに旋風を巻きおこした人物となった。最初の長編映画へ『幽霊たち』でその名を刻んだオクヤイ氏は、『女性たちの声を聞くことは、何人かの人々にとって難しいことなのです。私はそのことに気が付きました。』と言っている。      ワールドプレミアをおこなったヴェネツィア映画祭の批評家賞部門における大きな賞を獲得した『幽 全文をよむ

2020-10-14 紀元前1世紀ローマの道、今は駐車場 (Hurriyet紙)

イズミルのコナック区エシュレフパシャ地区内にあり、紀元前1世紀のローマ時代に作られたと思われる、かつてのシルクロードの状況は人々を悲しませている。      約2000年の歴史があるこの道路は保護されておらず、何年もの間、エシュレフパシャ市場の開催が許可されていて、市場以外の日には駐車場として使われている。エゲ大学のエンギン・ベルベル教授は、この歴史ある道路を保護し、発掘作業を行う必要があると説明した。      「我々は、この地区にある教員会館の下に古代の劇場があるかもしれないと推測している。 全文をよむ

2020-10-14 トルコ文学:Googleロゴが大作家オウズ・アタイの生誕を祝う (Hurriyet紙)

インターネットの検索エンジンGoogleは、作家のオウズ・アタイの86歳の誕生日を特別なロゴと共に祝った。      インターネットユーザーたちは、昨日のGoogleのメインページでアタイの誕生日のために準備された「ドゥ―ドル(Doodlle)」と出会った。   ドゥ―ドルのアプリケーションは、世界中の国々にとって重要な日そして祝日のため、更には文化的な事件と歴史にその位置を占める重要な人物たちに対して場所を与え、注目を引くことを目的としている。特別なデザインのロゴの上をクリックして、その日、テ 全文をよむ

2020-10-12 イラン映画:第8回ボアズィチ映画祭は、イランのマジド・マジディ氏の映画で開幕 (Hurriyet紙)

ボアズィチ文化・芸術ワクフによって開催される第8回ボアズィチ映画祭のオープニング映画は、マジド・マジディ監督の最新映画『サン・チルドレン(Sun Children)』となった。      ボアジチ文化芸術ワクフによって開催される第8回ボアジチ映画祭のオープニング映画が発表された。      文化・観光省映画総局が協力し、グローバル共同通信アナトリアエージェントの支援と共に今年10月23-24日に開催される予定のフェスティバルのオープニングは、マジド・マジディ氏がワールドプレミアを第77回ヴェネツ 全文をよむ

2020-10-12 トルコ映画:アンタルヤ国際映画祭で女性の躍進 (Milliyet紙)

第57回アンタルヤ黄金のオレンジ映画祭では、アズラ・デニズ・オクヤイ氏の『幽霊たち(Hayaletler)』がその夜に強烈な印象を与え、また監督が困難に直面しつつも手に入れた成功は、男性映画監督たちそして男性の物語が前面に出たトルコ映画界における変化のシグナルだった。      トルコ映画界において男性監督が主要な位置を占めて、男性キャラクターたちそして彼らの物語が頻繁に観客の前に提示されるという構図は、前夜に開催された第57回アンタルヤ黄金のオレンジ映画祭の受賞式典において女性たちが全面に出た 全文をよむ

2020-10-10 トルコ映画:第57回アンタルヤ黄金のオレンジ映画祭、今夜の受賞式典で閉幕 (Cumhuriyet紙)

国内作品に重点を置くアンタルヤ黄金のオレンジ映画祭の「国際コンペティション」では10作品が名を連ねた。そのうちの三作品が今夜賞を獲得する予定だ。      私たちの映画界におけるトレードマーク的な存在の一つであるアンタルヤ黄金のオレンジ映画祭において、重点が置かれるのは勿論のこと国内作品だが「国際コンペティション」には、世界の映画祭から多様かつ良質な映画作品の数々が到着した。我が国の映画監督であるエミン・アルペル氏、イラン出身の著名な俳優であり監督のニキ・カリミ氏といった重要な人物たちが参加した 全文をよむ

2020-10-09 ノーベル文学賞:2020年受賞者ルイーズ・グリュック氏とトルコの関係?-代表作のタイトルは『アララト』 (Milliyet紙)

本の虫たちが毎年秋に固唾をのんで待ち望む賞、そうノーベル文学賞の受賞者が発表された。2020年のノーベル文学賞を獲得したのはルイーズ・グリュック氏となった。さて、2020年のノーベル文学賞をルイーズ・グリュック氏が獲得したというのは、果たしてサプライズなのだろうか?      ■名誉が失墜したとしても・・・      毎年秋に、文学ファンにとって素晴らしい興奮がある。そう、ノーベル賞だ!近年、スウェーデン・アカデミーで起こった女性への性的暴行のスキャンダルのために、深刻な名誉の失墜に直面したとし 全文をよむ

2020-10-06 メフメト2世肖像公開へ、オスマン家子孫集合 (Hurriyet紙)

オスマン家の人々が征服王メフメト2世の肖像画の内覧会に出席するために5日、イスタンブル広域市のサラチハーネにある建物に集まった。      アブデュルメジド1世の子孫であるアルズ・エンヴェル・エルドアン氏は、「大変嬉しく、光栄に思います」と気持ちを語った。エクレム・イマムオール市長の招待でアブデュルメジド1世の子孫であるアルズ・エンヴェル・エルドアン氏とジェンギズ・バランセル氏、ムラト5世の子孫であるオスマン・セラハッディン・オスマンオール氏とケニゼ・ムラド氏、メフメト5世の子孫であるルキイェ・ 全文をよむ

2020-09-26 「フランスは盗まれたタイルの返還を」アヤソフィア・モスク (Hurriyet紙)

フランスのマクロン大統領は2018年にエリゼ宮殿でベナンのパトリス・タロン大統領との会談後に共同記者会見を開き、国内のアフリカの国々の芸術品を返還するための活動を開始し、芸術品は2020年以降に返還されると発表した。      トルコ側はフランスのルーブル美術館、パリ装飾芸術美術館やセーブル陶磁器美術館にある、アヤソフィアの庭に位置するスルタン・マフムド1世図書館やセリム2世廟の磁器タイルとセリム2世廟入り口の磁器パネルをトルコへ返還させるため、2006年以来干渉していた。文化観光省はこの発表後 全文をよむ

2020-09-26 ギョルヤズ、ヨーロッパの美しい村30に選出、その魅力 (Hurriyet紙)

ブルサは、エヴリヤ・チェレビが「霊魂の街」と呼び、初めての旅で行った場所である。中でもニリュフェル区にあるギョルヤズは、ヨーロッパで最も美しい町の一つに数えられている。約2600年前に人々が住み始めたこの村は、週末に静かな休暇を過ごしたい人々が集まる場所だ。      ギョルヤズは小さな所である。ブルサのニリュフェル区に所在するこの村は、歴史的な名前がアポリオントである、ウルアバット湖の内側にある半島と島で存続している。村の歴史は紀元前にさかのぼる。これは、平穏な週末のためのギョルヤズ旅行ガイド 全文をよむ

2020-09-22 トルコ映画:エルデム・テペギョズ氏の新作映画『影の中で』がモスクワ映画祭のコンペに (Cumhuriyet紙)

エルデム・テペギョズ氏の新作映画『影の中で』が、第42回モスクワ国際映画祭のメインコンペティション部門に招待された。      エルデム・テペギョズ氏が執筆・監督した、第二作となる長編映画『影の中で』のワールドプレミアが第42回モスクワ国際映画祭で2020年10月1~8日の間に開催される予定であり、キム・ギドク、ヴァレーリー・トドロフスキーといった監督たちの映画が参加するメインコンペティションで争う予定だ。      トルコでのプレミアをモスクワの直後の第57回アンタルヤ国内コンペティション部門 全文をよむ

2020-09-19 WeNeedCulture:ミュージシャンが#音楽のために声を上げろ!のハッシュタグのキャンペーン-音楽産業が崩壊する!私たちの声を聞け! (Cumhuriyet紙)

世界中を影響下にしているコロナウイルスの対策の枠組みにおいてコンサートがキャンセルとなったミュージシャンたちは、ソーシャルメディアで集って共同の呼びかけを公開した。      トルコにおいて初の感染者が確認された後に、閉鎖された仕事場さらにはキャンセルがされた仕事の理由のために数多くの職業が経済的に酷い影響を受けた。これらのうちの一つが音楽業界だ。      ■「音楽はただ楽しむだけのものではない、手を伸ばして魂を捧げるものだ」      グローバルな流行であり、残念ながら我が国においても見受け 全文をよむ

2020-09-16 SaveOurSpace:イスタンブルの名劇場トイ・イスタンブル閉館 (Milliyet紙)

イスタンブルの高名な劇場の一つであるトイ・イスタンブルが、パンデミックのプロセスで生じた諸条件のために閉館したということが発表された。      4年間に渡って活動をしてきた劇場と数多くの演劇作品を観客と邂逅させているTOYイスタンブルは、ソーシャルメディアから行われた発表で、以下のように伝えた。      「2016年10月から続いていた私たちの冒険は今日終わりとなります。TOYイスタンブルは、パンデミックのプロセスで出来た諸条件のためにその扉を閉めることになりました。私たちの旅路の初めから今 全文をよむ

2020-09-08 トルコ文学:アラ・ギュレルとアフメト・ハムディ・タンプナルが「同じ夢の中」に (Milliyet紙)

トルコの文化・芸術において重要な貢献を果たしたドウシュ・グループの写真芸術の古参の一人であるアラ・ギュレル氏とのコラボレーションを実現したアラ・ギュレル博物感の最新の展覧会『同じ夢の中で』が9月から芸術ファンたちと邂逅する。      ドウシュ・グループの文化・芸術領域において実現をした最大のプロジェクトの一つであり、2016年にアラ・ギュレルと行った共同作業の結果として設立されたアラ・ギュレル博物館は、新しい展覧会『同じ夢の中で』と共に扉をオープンする。2021年2月28日まで訪問することが出 全文をよむ

2020-09-06 盗掘で教会、崩壊の危機―カイセリ (Hurriyet紙)

カイセリ県イェシルヒサル郡にあるアギオス・エウスタシオス(エフスタシオス)教会が、度重なる盗掘により崩壊の危機にある。地域住民らは崩壊寸前の教会の修復を望んでいた。      歴史上、数多くの文明の中心地となり、歴史研究者からは野外博物館とも称されるカイセリ県では、ギリシャ人やアルメニア人によって建造された複数の教会が崩壊の危機にさらされており、そのうちのいくつかでは盗掘による被害も続いている。盗掘者が幾度も掘り返したために崩壊する危険のある教会の1つは、イェシルヒサル郡中心部から15キロ離れた 全文をよむ

2020-09-04 ファティフ・アクン監督の名作『愛より強く』のビロル・ウネル氏死去 (Hurriyet紙)

ファティフ・アクン監督の著名な作品『愛より強く』で演じた演技によって知られているビロル・ウネル氏が癌との闘いに屈した。      ファティフ・アクン氏が監督した『愛より強く』、『7月(邦題:太陽に恋して)』、そして『ソウル・キッチン』といった映画作品における役柄によって知られ、ドイツでも数多くの俳優そして映画で役柄を演じたビロル・ウネル氏が59歳でその生涯を閉じた。      長年アルコールとの闘いを続けていたウネル氏は、誕生日である8月18日に状態が悪化したために病院に搬送された。      全文をよむ

2020-09-02 トルコ映画:ドキュメンタリー映画『ヤレン』がエディンバラ国際映画祭でファイナルに (Milliyet紙)

ブラク・ドアンソシャル氏が、前日ツイッター・アカウントを通して監督を手掛けた2019年の『ヤレン』というタイトルのドキュメンタリー映画がエディンバラ・ドキュメンタリー映画祭においてファイナルに残ったということを伝えた。      自然写真家のアルペル・ツイデシ氏が物語を世に伝えた49分間の映画は、ブルサのカラジャベイ郡にあるアヴルパ・レイレキ村のエスキカラアーチュで漁師をしている66歳のアデム・ユルマズ氏と毎年春に村にやってくるヤレンという名前のコウノトリの間で起こることを物語っている。ドキュメ 全文をよむ

2020-08-29 フェミニストホラー:共通の悪夢を打ち壊して、彩り豊かな夢を紡ぐことを願って-女性への暴力を題材にした「魔女三部作」監督インタビュー (Hurriyet紙)

第52回が開催された映画作家協会(SİYAD)の各賞において「最高ファンタスティック映画賞」をジェイラン・オズギュン・オズチェリキ氏が監督した『13+』が獲得した。『13+』は女性たちに対してそして少女たちに対する暴力、そして回復の物語を描いた『魔女三部作(Cadı Üçlemesi)』の第一部である・・・オズチェリキ氏は、「子供時代に私も性暴力被害に遭いました。私もいつもこの悪魔の中にいたのです、この短編映画によって吐き出すことが出来たのです。」と述べている。      監督、シナリストそして 全文をよむ

2020-08-22 裁判所決定で75年ぶりにカーリエ、モスクへ (Hurriyet紙)

カーリエ博物館を75年ぶりにモスクとして礼拝のために開放するとの決定がタイイプ・エルドアン大統領の署名をもって、今月21日付の官報にて発表された。カーリエ・モスクの運営は宗務庁に移された。      アヤソフィアに続いて、イスタンブルのファティフ区のカーリエ博物館も行政裁判所の決定により博物館としての扱いを取りやめ、礼拝へと開放される2番目のモスクとなった。   カーリエの礼拝への開放についての決定はタイイプ・エルドアン大統領の署名によって今月21日付官報にて発表された。カーリエ・モスクの運営は 全文をよむ

2020-08-21 カーリエ・モスクも礼拝可能に (Cumhuriyet紙)

イスタンブル広域都市のファーティヒ区にあるカーリエ・モスクでの礼拝が可能になることに関する大統領決定が、官報で伝えられた。      官報で伝えられた大統領府の決定によって、カーリエ・モスクを宗務庁の担当へ移す決定がなされた。カーリエ・モスクは1945年に、閣議決定でモスクから博物館となっていた。   21日に発行された官報掲載の大統領決定によると、カーリエ・モスクの博物館あるいは博物館倉庫としての使用に関する1945年の閣議決定が、行政裁判所第19法廷の決定によって取り消しされたことを受け、カ 全文をよむ

2020-08-20 コヌラルプのローマ遺跡、壮大ー西黒海地方の「エフェソス遺跡」 (Hurriyet紙)

文化観光省が始めたプロジェクトにより、西黒海地方唯一のローマ劇場であるコヌラルプ古代劇場で、ドゥズジェ大学考古学科とドゥズジェ市が共同で発掘作業を絶え間なく続けている。西黒海地方のエフェソスと呼ばれるコヌラルプ古代劇場の歴史は紀元前3世紀にまで遡る。この古代遺跡での発掘を3年間で完了させ、土地の観光客に開放されることが計画されている。      ドゥズジェ県コヌラルプ地方で見つかり、その歴史が紀元前3世紀までさかのぼるこの場所は、かつてプルシアスアドヒピウムと呼ばれた古代都市であり、ドゥズジェ大 全文をよむ

2020-08-19 築800年の橋に、ブルトーザー! (Hurriyet紙)

スィヴァスのディヴリーイ郡の少女橋の修繕工事をおこなっている請負業者が、800年の歴史がある橋の上にブルドーザーを搬入した。会社側は、「巨大な石があった、そのためにブルドーザーで仕事を行う必要が生じたのです。」と弁護を行っているが、考古学者のネズィフ・バシュゲレン氏は、「ブルドーザーによる修繕工事はありえない」と述べた。      ガラタ塔でヒルティの工具の映像が未だに記憶から消えさらない中で、歴史的な少女橋の上へとブルドーザーを用いて修繕工事を行う映像が批判を巻き起こしている。約800年の歴史 全文をよむ

2020-08-13 トルコの大学新学期は10月1日以後に―高等教育機構指示 (Cumhuriyet紙)

高等教育機構は、「近頃、高等教育機構に対し、学生や保護者から大学の始業時期について頻繁に質問が寄せられ、情報が求められている。広く情報を共有するため、発表を行う」とし、通常の年であれば9月の大学の始業が、10月1日以後に延期されることを発表した。      発表は次の通り。      「高等教育機構は、新コロナ・ウイルス感染の世界的流行に関し、当初より注意深くフォローしてきた。感染が高等教育に影響を及ぼしはじめた3月以来、必要な対応をとり、迅速かつダイナミックなプロセスを遂行してきた。しかし、世 全文をよむ

2020-08-13 盗品・盗掘品押収、全7万点!ーイズミル県メネメン郡 (Milliyet紙)

イズミル県メネメン郡を中心として遺跡品の捜査が行われ、およそ7万もの硬貨や像が見つかって、7人が逮捕された。盗品の数は、共和国建国以来、最も多かったことがわかっている。      県警察局密輸・組織犯罪対策局チームは、とある組織がメネメン郡とその周辺で、発掘などの方法で盗んだ遺物を国外に密輸する計画をしているという情報を手に入れた。      これに関して、メネメン検察局は捜査を開始した。その中で警察は、技術的かつ物理的な追跡を始めた。その結果警察は現地捜査を行うことを決定し、13日朝方、メネメ 全文をよむ

2020-08-07 イスタンブル・アヴジュ区、海水浴場市民に開放へ (Cumhuriyet紙)

区内の自然・文化保護プロジェクトを推進しているアヴジュ区は、長年の間使用されていなかったデニズキョシュクレル海岸を市民が利用できるようにする準備を進めている。アヴジュ区長のトゥラン・ハンチェルリ弁護士は、近日中にこの海岸が開放されるとしたうえで「子供たちや家族と楽しいお喋りやピクニックができるよう、アヴジュ区のビーチがあなたたちをお待ちしている」と述べた。      アヴジュ区は、イスタンブル広域市と協働して進めている市民向けビーチ・プロジェクトによりアヴジュ区の住民が安心して海に入り余暇を楽し 全文をよむ

2020-08-07 温泉施設に、警告 (Milliyet紙)

社会保障機構(SGK)は温泉での湯治について国民に警告した。SGKは保健省が運用許可を与えた温泉施設262ヶ所での治療のみ、その費用を負担すると発表した。       医者の勧めにより湯治が必要とされた患者の治療費用は国が負担している。しかしSGKはこのことに関する問題を解決するための発表を行い、国民たちに警告した。発表では「湯治が必要な患者は、保健省によって運用許可された温泉施設に申し込みができる。当機構は無許可の温泉で治療を受ける人々の湯治費用は負担しない。」と述べられた。      
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2020-08-04 女性の権利:「女性たちには語るべき言葉がある」-トルコ初の女性がテーマのパフォーマンスアートフェス開催 (Cumhuriyet紙)

『美術館がステージ』では今年は男性による暴力に抵抗する声が上がっている。劇場を介して女性たちとともに、そして芸術家たちと共に連帯をしているのだ。サバンジュ大学サークプ・サバンジュ美術館(SSM)はサバンジュ財団の後援と共にスタートした『美術館がステージ』におけるイベントの第四回目がSSMで8月7-15日の間で開催される予定だ。      エムレ・コユンジュオール氏が芸術監督を担当した博物館の今年のテーマは、取り分けパンデミックの時期に更にその数を増やした暴力を受けて、困難に直面し、脅威に晒されな 全文をよむ

2020-07-24 アヤソフィアのフトゥバ、剣とともに―その意味は? (Cumhuriyet紙)

ハック・ウヤル教授が「エルバシュ氏が刀を持っていた真意は、我々に『征服の道はまだ終わっていない』と伝えることだ。」と語った。      アリ・エルバシュ宗務庁長官は、アヤソフィアで最初の金曜礼拝の説教を行った。ミンバル(説教壇)に上ったエルバシュ氏が手に刀を持っていたことが注目を集め、その刀は何を表すのかという議論を呼んでいる。      我々はエルバシュ氏のこの振る舞いについて、ドクズ・エイリュル大学の教員で、歴史家であるハック・ウヤル教授に尋ねた。彼は以下のように語ってくれた。      「 全文をよむ

2020-07-23 トルコ文学:トルコ文学史上初の小説が現代トルコ語に―オスマン末期のジェンダー文学『ジェラルの夢』とは? (Yeni Safak紙)

私たちの文学において先駆的な存在であるレジャイザーデ・マフムト・エクレム氏の兄であるメフメト・ジェラル氏が著した『ジェラルの夢(Hayal-i Celal)』が、遂に陽の目を見た。文学者のエンギン・クルチ氏は、140年前に書かれた作品を現代トルコ語へと蘇らせたのだ。      文学界に新たな興奮がもたらされた・・・コチ大学出版から「奇妙な事象」というカテゴリー内で『ジェラルの夢』といタイトルの書籍が刊行された。サバンジュ大学のエンギン・クルチ氏が、ラテンアルファベットに転写し、文章表現を読みやす 全文をよむ

2020-07-23 トルコ映画:オキャル氏の初の長編映画『幽霊たち』ヴェネツィア国際映画祭で公開 (Milliyet紙)

ドキュメンタリー作品『スルクレ・モナムール(Sulukule Mon Amour)』(2016)と短編映画『小さな黒い魚たち(Küçük Kara Balıklar)』という映画作品の数々によって知られているアルザ・デニズ・オクヤイ氏の初の長編映画『幽霊たち(Hayaletler)』のワールドプレミアが第77回ヴェネツィア国際映画祭にておこなわれる予定であるということが発表された。      オキャル氏の長編デビュー作『幽霊たち(Hayaletler)』は、ヴェネツィア国際映画祭批評家週間部門に 全文をよむ

2020-07-23 トルコ映画:ギュルジャン・ケルテキ監督へベルリン映画祭から支援 (Milliyet紙)

『コロニー(Koloni)』、『流星(Meteorlar)』そして『グール(Gulyabani)』といった映画作品によって数多くの賞を獲得したドキュメンタリー映画人のギュルジャン・ケルテキ氏の『イェニ・シャファクが尋ねるとき』を、今年のベルリン映画祭の世界映画基金からプロダクション支援を受ける作品の一つとして選出された。      世界映画基金の審査員は、今年は14のプロジェクトに対して支援を行う予定だ。   昨年カンヌ映画祭シネファウンデーションラトリエプログラムからソーファンド・ピッチング賞 全文をよむ

2020-07-21 高等教育機構、大学定員発表 (Cumhuriyet紙)

高等教育機構は、大学入試の結果発表を控えたこの時期に、各大学の定員を発表した。今年は大学の教育プログラムに合計83万5383人の定員が設けられたことが分かった。      高等教育機構は大学入試の結果発表を控えたこの時期に、各大学の定員を発表した。      高等教育機構によれば、今年は大学の教育プログラムに83万5283人の定員が設けられたことが明らかになった。この定員数の内訳として、国立大学が合計65万1885人(短期学部生が28万2402人、学部生が34万5997人、特別学部生が2万348 全文をよむ

2020-07-15 作家アダーレト・アーオール、死去 (Milliyet紙)

最新の報道によれば、トルコ文学史上の重要人物の一人であり昨日この世を去った作家のアーオール氏のために、アンカラのコジャテペ・モスクにて葬儀が執り行われた。      トルコ文学史上の重要人物の一人であり昨日この世を去った作家のアダーレト・アーオール氏が、最後の旅路へと見送られた。      その作品の数々によって今日にいたるまで数多くの賞を受賞し、91歳でその生涯を終えたアーオール氏のために、コジャテペ・モスクにて葬儀が執り行われた。      葬儀には、アーオール氏の家族と親族と共に共和人民党 全文をよむ

2020-07-12 宗務長官「アヤソフィア、最初の礼拝は7月24日」 (Hurriyet紙)

エルソイ文化観光大臣とエルバシュ宗務庁長官は、アヤソフィアのモスク化に関して会見を行った。エルソイ大臣は会見で、「多くの件について合意を得た。最終調整の後、7月24日に完成させる。現在のところ問題は一切見られない」と述べた。      メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光大臣とアリ・イェルリカヤ・イスタンブル知事、アリ・エルバシュ宗務庁長官は、モスクに変更されるアヤソフィアを訪れ調査を行った。エルソイ大臣は、本件に関する専門家チームを結成し、モスクを7月24日に完成させると述べた。エルバシュ宗務庁長 全文をよむ

2020-07-11 アルトゥン情報相「アヤソフィアは世界の人に開かれ続ける」 (Milliyet紙)

ファーレッティン・アルトゥン情報大臣は、「アヤソフィアが再びモスクとして開かれるというのは、信仰の自由を勝ち取ったということだ。アヤソフィアの扉は今後も世界中の人々に開かれ続ける」と述べた。      アルトゥン情報相は、アヤソフィアの再モスク化に関してSNSのツイッターにて声明を発表した。同情報相は、英語で投稿を行い、アヤソフィア・モスクを86年ぶりに再び礼拝所として使用することに導いたレジェプ・タイイプ・エルドアンの大統領令に改めて触れ、以下のように述べた。      「この決定は、世界中の 全文をよむ

2020-07-10 世界注目、これがアヤソフィア! (Milliyet紙)

アヤソフィアのモスクへの転換についての判決が数分後に下される。国際メディアは神聖な建物の内部写真を世界に向けて発信した。      行政裁判所による、アヤソフィアについての歴史的判決が数分後に待たれている。判決前には、この歴史的建造物の前に柵が設置された。      高等裁判所第10法廷は、アヤソフィアを博物館にするとした1934年11月24日の閣議決定を取り消すかどうかの判決を下す。      国際通信社であるロイター通信とAP通信は、判決が待たれるアヤソフィアの最初の写真を世界に発信した。様 全文をよむ

2020-07-03 デジタル・アーカイブ:「リヴズ・イン・ターキッシュ」―ボアズィチ大学バイオグラフィ・ジャンルのトルコ語における歴史をデジタル・データ・ベース化 (Hurriyet紙)

ボアズィチ大学翻訳学部教員のジェイダ・エルギュル氏がモデレーターを務めている「後期オスマン帝国期から今日へトルコ語翻訳におけるバイオグラフィ」というタイトルのプロジェクトの一環で準備がなされているデジタルデータ・ベースがアクセスへと開かれた。1800年からバイオグラフィ・ジャンルのトルコ語における流れを提示している、ビブリオグラフィを提供している「Lives in Turkish」のデータは、ただラテン・アルファベットで書かれたトルコ語バイオグラフィというわけではない。1928年の文字革命よりも 全文をよむ

2020-07-03 「リヴズ・イン・ターキッシュ」―ボアズィチ大学バイオグラフィ・ジャンルのトルコ語における歴史をデジタル・データ・ベース化 (Hurriyet紙)

ボアズィチ大学翻訳学部教員のジェイダ・エルギュル氏がモデレーターを務めている「後期オスマン帝国期から今日へトルコ語翻訳におけるバイオグラフィ」というタイトルのプロジェクトの一環で準備がなされているデジタルデータ・ベースがアクセスへと開かれた。1800年からバイオグラフィ・ジャンルのトルコ語における流れを提示している、ビブリオグラフィを提供している「Lives in Turkish」のデータは、ただラテン・アルファベットで書かれたトルコ語バイオグラフィというわけではない。1928年の文字革命よりも 全文をよむ

2020-07-03 トルコ文学:オルハン・パムク、最新作『ペストの夜』のオリジナル・デッサン公開 (Milliyet紙)

オルハン・パムクが、執筆中の新作小説『ペストの夜』からデッサンの数々を前日ソーシャルメディアと幾つかのメディアを介して公開した。      このデッサンの数々は、かつてパムクが教鞭を執っていたコロンビア大学のインターネットサイトに対して隔離プロセスに関して行ったあるルポタージュで発表されたということが明らかとなった。パムクはこのルポタージュにおいて、1901年の三度目のペストの大流行の際に発生した事件の数々を物語った歴史小説である『ペストの夜』を隔離期間中に完成させようとしたと語った。      全文をよむ

2020-07-02 ギリシャなど「トルコに警告」―アヤソフィアモスク化問題 (Cumhuriyet紙)

トルコで継続している「アヤソフィアを博物館のままにするか、モスクにするか」という論争に対し、ギリシャ政府報道官のステリオス・ぺスタス氏が声明を出した。ぺスタス氏は、「アヤソフィアは歴史的な世界遺産だ。キリスト教世界とトルコの間の心情に巨大な溝を生まないようトルコに警告する」と述べた。      トルコで継続する「アヤソフィアを博物館のままにするか、モスクにするか」という論争に関する行政裁判所での訴訟が終わる一方、ギリシャから声明が出された。      ギリシャ政府報道官のステリオス・ぺスタス氏は 全文をよむ

2020-06-28 サウジアラビア、今年の巡礼規則を発表 (Hurriyet紙)

サウジアラビアは、新型コロナウイルス(Covid-19)感染拡大により、今年の巡礼は国内在住者のみに限定するとし、ハッジ巡礼に適用される厳格な規則を発表した。      サウジアラビアは、新型コロナウイルス(Covid-19)感染拡大により、今年の巡礼は国内在住者のみに限定するとし、ハッジ巡礼に適用される厳格な規則を発表した。      サウジアラビア保健省のテヴフィク・エル=ラビア大臣と巡礼省のムハンマド・サリー・ビン・タヒル・ベンテン大臣が、Covid-19を受けた今年のハッジ巡礼条件に関し 全文をよむ

2020-06-27 民族誌:ワクフル村でトルコ初のアルメニア博物館がオープン (Milliyet紙)

アルメニア村のワクフルは、現在そこに出来た博物館によって話題になっている。山間の村々の特別な品物で構成されるワクフル村博物館は、自身の物語を語っている。      トルコにおいて存在し続けているアルメニア人村のワクフルは、ハタイのサマンダ―郡に属していて、世帯数は35で人口は100程の村である。私たちが慣れ親しんでいる村とは異質な場所であり、最も観光客の関心を集める場所の一つという特徴を有している。ワクフルは農業が営まれるムサダー地方にある山間の村だ。ここの住人は皆、柑橘類の栽培で生計を立ててい 全文をよむ

2020-06-26 トルコ映画:ファイサル・ソイサル氏の最新作『クルミの木』がカンヌ国際映画祭でオンライン上映 (Yeni Safak紙)

監督をファイサル・ソイサル氏が務め、セルダル・オルチン氏、セジン・アクバシュオールラル氏、キュブラ・キプ氏、メルト・ヤヴズジャン氏が演じた『クルミの木(英題:Silenced Tree)』が、歴史上初めてオンライン開催されたカンヌ映画祭において鑑賞された。新型   コロナウイルス( Covid -19)パンデミックのために、今年はコンペが開催されない予定のフェスティバルでは、60ヵ国から参加した映画作品の数々が『カンヌ・オンライン』というタイトルで開催されるマーケットにおいて映画ファンたちと邂逅 全文をよむ

2020-06-25 メフメト2世肖像画、イスタンブル市が購入 (Cumhuriyet紙)

ヴェネチア人画家、ジェンティーレ・ベッリーニ作として知られる3枚のメフメト2世の肖像画のうち、個人蔵である唯一の品がイスタンブル広域市当局(İBB)によって購入された。      メフメト2世の肖像画は「スルタン・メフメト2世、地位を持つ若者とともに」とのタイトルで今月25日にロンドンでオークションに出品された。ヴェネチア人画家ジェンティーレ・ベッリーニが描き、個人蔵品である唯一の肖像画は77万ポンド(650万トルコリラ)で落札された。オークション主催者は、落札者は諸費用とあわせて93万5千ドル 全文をよむ

2020-06-25 アブデュルハミト2世の私物がパリで公開オークション (Milliyet紙)

オスマン帝国のスルタン・アブデュルハミト二世のそれぞれに価値のある個人の私物の数々が、6月27日にフランスの首都パリにて公開オークションに出品される予定だ。      「ファウヴェ・パリス」オークションハウスによって行われる公開オークションで販売される予定の最も重要な商品は、アブデュルハミト氏が所有していた大変に希少なクローゼットであると伝えられている。ハプスブルク帝国によって製造され当時の重要人物により使用されたこのクローゼットは、価値ある調度品が展示される巨大なショーケースの役割を担っていた 全文をよむ

2020-06-23 移民文学:イラン系フランス人作家が描く、移民アイデンティティー2020年NDS文学賞の受賞者が発表 (Milliyet紙)

『マルクスとおもちゃの人形(トルコ語題:Marx ve Oyuncak Bebek』というタイトルの小説によってイラン出身のフランス人作家マリアム・マジディ氏が2020年のNDS文学賞を獲得した。      ノートルダム・ド・シオン・フランス高校とノートルダム・ド・シオン高校卒業生の会にによって2008年から開催されているNDS文学賞を今年、イラン出身のフランス人作家であるマリアム・マジディ氏が、『マルクスとおもちゃの人形』というタイトルの小説によって受賞した。バルシュ・トゥトゥ氏によってトルコ 全文をよむ

2020-06-18 トルコ映画:『オマルと私たち』、フランスから3つの栄誉と共に帰還 (Hurriyet紙)

監督をマリナ・エル・ゴルバチ氏とメフメト・バハドゥル・エル氏が務めた映画『オマルと私たち(Omar ve Biz)』は、国際映画祭から更なる賞の数々と共に帰還した。      文化観光省の援助を受けてTRTと共同で制作された2019年制作の映画は、フランスで開催された第10回サウスイーストヨーロピアン映画祭((SEE 映画祭)にて3つの大きな賞を獲得した。      『オマルと私たち』は、新種のコロナウイルス(Kovid-19)が原因で6月2-7日にオンラインで開催されたフェスティバルにおいて、 全文をよむ

2020-06-16 メフメト2世肖像画、競売へ (Milliyet紙)

ナショナルギャラリーで常設展示されている美術作品の中にオスマン帝国の君主メフメト2世に関する肖像画がある。今日まで伝わる彼の三点の原物の肖像画のうちの一つが、イギリスの首都ロンドンにある世界的に有名なクリスティーズ・オークションサロンが6月25日に開催するオークションで40-60万ポンドほどの価格で売り出される。      オスマン帝国時代に最も影響力のあった君主であるメフメト2世の、イタリアの画家ジェンティーレ・ベッリーニにより1480年に描かれた肖像画が、イギリスの首都ロンドンの世界的に有名 全文をよむ

2020-06-13 トルコ映画:アナドル・ロックのルーツを探るドキュメンタリー映画が公開 (Milliyet紙)

アイスランドマンとヘイ・ダグラス!というプロジェクトの数々によってその名を知られている二人のミュージシャンであるトルガ・ブユク氏とヴェ・ヤシン氏は、この土地における音楽のルーツを調べ上げたレッド・ブル・ハウス制作の『サーチング・フォー・サウンド』というドキュメンタリー作品のために一堂に会した。      彼らが暮らしている土地の文化へそしてルーツへとしっかり繋がりを持っているミュージシャンが、彼らがインスピレーションを受けたサウンドを追い求めて、発見の旅に出た。   何年間にもわたり共に製作を行 全文をよむ

2020-06-12 どうなる?アヤソフィアのキリスト教モザイク (Hurriyet紙)

今や皆さん存知の通り、アヤソフィアの礼拝への開放には、法的観点からすると何の障害もない。「西洋でのイスラム嫌悪を高めるだろう」、「金曜日はジャーミィに、日曜日は教会にしよう」などと適当なことを言う者もいる。アヤソフィアの礼拝への開放を、エルサレムのアル・アクサー・モスクや西洋諸国のジャーミィと比較する者も…      行政裁判所は、アヤソフィアを博物館にするという1934年当時の閣議決定の取り消しについて、7月3日に判決の宣告を予定しており、判決が出た後にその手続きが加速するだろう。       全文をよむ

2020-06-12 ギョベクリテペ遺跡、見学正常化に準備中 (Milliyet紙)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い約3ヶ月の間観光客の受け入れを停止していた、その1200年の歴史から「歴史の原点」と呼ばれるギョベクリテペ遺跡の正常化プロセスが始まり、約2000人の訪問客が訪れた。      1200年の歴史から「歴史の原点」と呼ばれ、ユネスコの世界遺産リストに登録されているシャンルウルファのギョベクリテペ遺跡には、正常化プロセスの第一週におよそ2000人の訪問客が訪れた。      国内・国外から毎年多くの観光客がギョベクリテペ遺跡を訪れており、レジェプ・タイイプ・エルドア 全文をよむ

2020-06-11 どうなる、今年のメッカ大巡礼 (Milliyet紙)

宗務庁のメッカ巡礼・小巡礼事業のレムズィ・ビルジャン総局長は、「サウジアラビア関係者から2020年の巡礼基準、要件、期間、年齢、健康状態、定員の変更・減少の有無などの変更点に関し、いかなる正式な発表も我々のもとに届いてない」と述べた。      サウジアラビアが新型コロナウィルス感染拡大を理由に、今年のメッカ巡礼は「定員を20%に削減する」などという噂がメディアで話題となっている。ビルジャン総局長はこれらの疑惑に関してアナトリア通信記者に説明した。      同総局長は、イスラム教の五行の一つで 全文をよむ

2020-06-09 ミニシアターエイド:経営危機のベイオール・シネマが#あなたのお陰でキャンペーン (Milliyet紙)

パンデミックのプロセスで困難な時期を過ごして休館となってしまったベイオール映画館は、#あなたのお陰で(#Sayenizde)というキャンペーンを発表した。      フォンゴを通じてスタートしたキャンペーンでは、250 TL、500 TL、1.000 TL、 2.500 TL、5.000 TL そして10.000 TLからなる異なる選択肢のうちの一つを選んでベイオール映画館への支援をおこなった映画ファンの名前が、毎回の上映前に映画のスクリーンに映し出される予定だ。映画館から行われた発表では、「パ 全文をよむ

2020-06-09 トルコ映画:トルコ初の国際難民映画祭開幕へ!ー8つの長編映画作品がコンペに (Milliyet紙)

6月14日にスタートする予定の国際難民映画祭において(UGFF)の長編カテゴリーにおいて競う映画作品が発表された。      ヌリ・ビルゲ・ジェイラン氏が審査委員長を務めた国際長編映画祭コンペには8つの映画作品が競う予定だ。難民がテーマとなっている最も包括的な映画祭において競い合う映画の数々の中で注目を集める作品の一つが7つの映画賞を受賞した『娘は戦場で生まれた(英原題(For Sama)』だ。2019年のオスカーの候補作品となった映画作品である、BAFTA(英国アカデミー賞)カンヌ、そして英国 全文をよむ

2020-06-09 エルドアンのアヤソフィア「博物館」取り消し発議に関連、判決に注目 (Hurriyet紙)

タイイプ・エルドアン大統領がアヤソフィアの博物館としての地位を取り消し、モスクとして再び礼拝に開放するために働きかけるよう指示したことで、行政裁判所での裁判に注目が集まった。      持続的ワクフ歴史遺産・環境事業協会は、アヤソフィアを博物館に変えた閣議決定の取り消しのために裁判を起こし、行政裁判所第10法廷により7月2日に公判が行われる。      行政法の専門家と法曹界の中では、行政裁判所が判例に鑑みて、アヤソフィアの博物館としての地位の取り消しを求める訴えを退ける判断を下すのが有力とみら 全文をよむ

2020-06-07 アヤソフィアでの礼拝、実現ありか? (Hurriyet紙)

イスタンブル征服を記念し、アヤソフィアで勝利(アル・ファトフ)の章が詠まれた。      昨年も、預言者の誕生日を祝ってアヤソフィアでコーランが詠まれていた。      イスタンブル征服の後、アヤソフィアは征服者メフメトによってモスクに変えられ、500年間モスクとして利用されていた。征服のシンボルとされたアヤソフィアは、1934年11月24日に出された政令で博物館となった。   また、アヤソフィアを博物館に変更した政令の下のアタテュルクの署名が異なっていることが、議論を招いていた。      ア 全文をよむ

2020-06-05 金曜礼拝、社会的距離を守って (Milliyet紙)

新型コロナウイルスの緊急事態から日常に戻りつつある中、トルコ全国で人々は金曜礼拝のためモスクの中庭へ駆けつけた。前もって消毒された庭で人々は手指をアルコール消毒され、マスク着用と社会的距離を確保するよう呼びかけられた。      モスクや礼拝所は新型コロナウイルスの影響で3月16日から閉鎖されていたが、2か月半ぶりの金曜礼拝を機に、集団礼拝に向けて開かれた。チャムルジャジャーミィでも2度目の金曜礼拝が社会的距離のルールに従って行われた。この様子は空からも撮影された。   金曜礼拝は先週再開されて 全文をよむ

2020-06-03 女性の権利:フィルムモア女性映画祭、今年はオンラインで開催 (Milliyet紙)

フェスティバルにおいて、映画上映と同時にトークショー、アトリエ、パネルの数々、オンラインのミーティングなどがある。フェスティバルは、2020年の3~5月に7つの都市で開催されることが計画された。      「権利問題に焦点を当てた映画」、「女性たちの映画」、「フェミニストのフレーム」、「私たちの体は私たちのもの」、「セクシュアリティとその映画のフォロー」といった各部門の数々が含まれる映画祭は、フェミニストの記憶部門において今年は物語映画の生みの親であるアリス・ギィ・ブラシェを、フェミニスト・フレ 全文をよむ

2020-05-30 アヤソフィアのモスク化要求デモに市民反発 (Cumhuriyet紙)

アヤソフィア博物館までデモ行進をしようとしたグループに、市民たちは「この人々に従うな、こいつらは煽動者だ。大声を出しての活動はありえない。」と反発を示した。      新型コロナウィルス対策のなかで3月16日以降モスクや礼拝所は閉鎖されていたが、その2ヶ月半後、今月29日に初めて金曜礼拝が行われた。   スルタナフメットモスクで礼拝が行われたあと、あるグループが「アヤソフィアを開けろ、鎖を壊せ」と言ってアヤソフィア博物館をモスク化するためにデモ行進を要望したが警察は許可を出さなかった。      全文をよむ

2020-05-29 トルコ音楽:文芸雑誌バヴルの6月号表紙にラッパー、エズヘル登場 (Cumhuriyet紙)

文芸雑誌バヴル誌の6月号は、ラップアーティストであるエズヘルに関するマテリアルとともに読者に挨拶を送っている。パンデミックのために4、5月には電子雑誌のフォーマットにより無料で刊行された雑誌の6月号は今週末から書棚に並ぶことになる。      エズヘルのポスターのプレゼント付きの雑誌でアーティストは、ブラク・アバタイ氏の質問に答えている。メリス・ダニシュメンド氏、カーン・セジュム氏、トゥーバ・ダル氏そしてアイシェギュル・オネレン氏によるエズヘルの評論そして、バック・オン・ステージによって準備され 全文をよむ

2020-05-29 トルコ映画:レハ・エルデム監督が新作映画をオンライン公開 (Hurriyet紙)

トルコ映画界の重要な映画監督の一人であるレハ・エルデム氏は、ソーシャル・メディアのアカウントから、監督した「オンライン」映画を近い時期に観客たちと邂逅させると発表した。      『君を見つけた!(Seni Buldum Ya!)』というタイトルの映画ポスターをシェアした監督は、   一番新しいところでは、『巨大な世界(Koca Dünya)』を監督した。映画の制作クリューには、オメル・アタイ氏が制作者として注目を集めている。俳優陣にはセルカン・ケスキン氏、ニハル・ヤルチュン氏、ビュレント・エミ 全文をよむ

2020-05-22 トルコ音楽:イスタンブル音楽フェスティバルがミュージシャン支援基金立ち上げ (Hurriyet紙)

イスタンブル音楽フェスティバルは、ストーンラインの協力と共にミュージシャン支援基金を実現しようとしている。COVID-19の大流行のために、自分たちの仕事を休業せざるを得なかったミュージシャンたちに対して、経済的な援助を行う目的のミュージシャン支援基金への申し込みは6月20日まで続けられる予定だ。      イスタンブル文化芸術ワクフ(İKSV)によって開催されるイスタンブル音楽フェスティバルは、ショーのスポンサーの一人であるストーンラインの支援によって、新しい一つの支援基金を作り出している   全文をよむ

2020-05-21 モスクのスピーカーから音楽、宗務庁長官「許されざるテロ行為!」 (Milliyet紙)

最新情報によると、アリ・エルバシュ宗務庁長官は、イズミルの数か所のモスクのスピーカーから音楽が流されたことに関して、「音響設備に違法に立ち入り妨害した何者かによる悪意ある攻撃を、決して容認することはできない。神聖なるラマザン月に全ムスリムを深く傷つけるこの出来事について告発を行った。この挑発的行為を行った者、そしてこの悪意ある行為に関する動画を褒めたたえる表現を添えてソーシャルメディアカウントでシェアした人々に関し、関係各所によって調査が始められた。」と述べた。      エルバシュ宗務庁長官は 全文をよむ

2020-05-19 イヴリ・ミナレの修復、40基の墓発見ーシヴァス (Milliyet紙)

ルーム・セルジューク朝のアラーウッディーン・カイクバード1世が1230年に建設し、歴史あるカレイチに残っている城壁や古い家々の間にそびえ立つイヴリ・ミナレでは、約1年半前に発掘作業が始まり、未だに続いている。      イヴリ・ミナレにあるマドラサの門が地上で発見されたことからこの発掘作業は始まった。作業の中で40基もの墓が見つかったという。      アンタルヤ・ワクフ地域局長であるヒュセイン・ジョシャル氏は、アナトリア通信に行った発表で、イヴリ・ミナレが2016年にユネスコ世界遺産の候補リス 全文をよむ

2020-05-16 お清めは家で、礼拝はモスク中庭で (Hurriyet紙)

宗務庁のアリ・エルバシュ長官は3月15日にモスクでの礼拝を中止したが、6月12日以降はじめにモスクの中庭での信徒の礼拝を行えるようになると発表した。      エルバシュ長官は15日、参加した番組で以下のように述べた。      「先週大統領府の正常化行程で立てられた計画の中で、我々が示したのがこの日付、6月12日だった。まずモスクの屋外部分や中庭、開放空間で始める予定だ。信徒は家でお清めを行い、マスクを着用して、礼拝用絨毯を持ってきて、物理的距離、社会的距離という距離に合わせて、すなわち1.5 全文をよむ

2020-05-13 「二、三年間、フォルーグの惑星に暮らしていました」―フォルーグ・ファッロフザードの人生を描いた小説のトルコ語訳が刊行 (Milliyet紙)

イラン革命から現在に至るまで、アメリカで生活をしていた学者であるジャスミン・ダーズニクの最初の小説である『囚われの鳥の歌(Esir Kuşun Şarkısı)』は、自身の国において最も力強くそしてインスピレーションの源となっている人物であるフォルーグ・ファッロフザードの人生を描いている・・・      1935年から1967年の間を生きたその32年間の短い生涯において、数多くの物語や闘争、詩、反乱へ、争いに献身したイラン人詩人であるフォルーグ・ファッロフザードを描いたイラン人小説家のジャスミン 全文をよむ

2020-05-12 高等教育機構、大学入試オンライン化発表 (Hurriyet紙)

高等教育機構(YÖK)は大学入試をオンラインで実施することを発表した。      YÖKの声明で、「正規教育とされたプログラムの遠隔実施と中間試験に関する先の決定に並行して、学期末試験と本教育年のその他の試験も、オンラインもしくは代替の判定評価方法を採用して実施することを重視している。試験が対面で行われないことが決定された。学期末試験とこの教育年のその他の試験が対面では行われず、これらの試験が各大学の管理委員会が選択するオンライン環境で、もしくは課題やプロジェクトといった代替方式で実施されること 全文をよむ

2020-05-11 トルコ文学:トムリス・ウヤルとは誰なのか?―トルコ人作家がGoogle Doodleに! (Hurriyet紙)

トムリス・ウヤルはその人生に関心が持たれているテーマの中に含まれている。   トムリス・ウヤルとは一体誰なのか、彼女の残した言葉にはどのようなものがあるのか?   現代トルコの物語の書き手たちの中でも牽引的な存在の作家であるトムリス・ウヤル氏が今日Google Doodleとなった。重要な人物たちのために、その日の意味とその重要性に相応しい仕事の数々を準備したGoogleは、トムリス・ウヤル氏の事も忘れはしなかったのだ。さて、2003年に癌が理由で亡くなった著名な作家に関しての気になる点の数々で 全文をよむ

2020-05-10 出版から書店まで、存亡の危機―コロナ禍 (Cumhuriyet紙)

トルコ出版連合「業界に手厚い支援がなければ6月に我々はバッテリー切れ。従業員9万中4万人が失業者になる」      コロナ禍は出版業界にも激しく襲いかかった。トルコ新聞人組合のデータでは、トルコで初めて症例が発見されて以来、全国紙の発行部数は38%、地方紙の発行部数は60%も減少した。      国内全体では新聞は70%もの公式広告を失った。トルコ出版連合のデータでは、同期間の書籍販売額も63%減少した。4月のオンライン上での書籍売上は予想を上回ったものの、昨年4月に比べると17%落ち込んだ。  全文をよむ

2020-05-09 アレヴィー聖地にホテル計画 (Cumhuriyet紙)

トゥンジェリでアレヴィー派にとって聖地の一つとされており、国立公園としても認定されているハルヴォリ・ギョゼレリ国立公園に、バンガローハウスタイプのホテル建設の入札が行われる予定であることがわかった。この状況に反発する地元の人々や環境団体は、このプロジェクトが聖地に被害を及ぼすだけでなく、環境にも影響があるとしてプロジェクトの中止を求めた。ムンズル保護団体のハサン・シェン広報担当は、ハルヴォリ・ギョゼレリ国立公園は信仰の中心地であつ話し、「このプロジェクトは、デルスィムに対する最大の悪行の一つと言 全文をよむ

2020-05-07 どうなる夏休み?教育相「学校は休み、オンラインは続く」 (Hurriyet紙)

ズィヤー・セルチュク国民教育相は、夏休み期間中も教育情報ネットワーク(EBA)が運用され、EBA TVが放送を行う予定だと告知した。      セルチュク大臣は、インスタグラムへの投稿で、学生たちから「夏休みに学校はありますか?」という質問を受け続けていると話した。      同大臣は、夏休み期間中は学校は閉まっていると明らかにしたうえで、学生たちの休暇を奪うようなことはしないと述べた。      大臣は、投稿で学生たちに以下の様に呼びかけた。      「学校はない。しかし、おしゃべりし、好き 全文をよむ

2020-05-05 大学入試一斉試験のやり方は? (Hurriyet紙)

大学入試センター(ÖSYM)のハリス・アイギュン所長は、最新の発表で「高等教育機関試験(YKS)と軍学校生試験の受験者にマスクと消毒液が配布される。希望する受験者は消毒液とコロンヤ(アルコール入り香水)を持ち込むことができる。混み合うことを避け、社会的距離を保つために、受験者と試験会場の職員らをのぞいて校庭に誰も入れない。試験会場での座席配置は、社会的距離の確保が可能なよう配慮して設定される」と述べた。      大学入試センターのハリス・アイギュン所長は、YKSの全種別の試験と国家防衛大学学生 全文をよむ

2020-05-02 トルコ音楽:ニルペキがニューアルバムを発表「私は楽曲を悲しみの中から書いています」 (Milliyet紙)

私は楽曲をたった一人のとき、悲しみの中にある時に書いたと語るニルペキは、「自分は悲しみ打ちひしがれているような人間ではありません、それどころか必要以上の悦びに満ちている人間です。」と語っている。      ニルペキの第三作目となるアルバム『手紙(Mektuplar)』では、囁くような声によって物語をあるどこかの場所からか声を出して読み上げているかのようである。精神的に内側に引きこもりながら生活をするコロナ禍の日々においても、私たちをまるで思考するようへと招いているかのようなのだ。「このアルバムで 全文をよむ

2020-05-02 これが、トルコの要環境保護地区!ー政府官報発表ー (Hurriyet紙)

2016年以降トルコで多くの場所が「要環境保護地区」リストに挙げられた。弊紙は読者のために最近宣言された場所をリストアップした。以下が「トルコの環境保護地区」である。以下が官報に掲載された数多くの知られざる隠れた景勝地である……。      ◼︎絵葉書のような美しさで発見されるのを待っている、カスリキ山峡      3月4日に官報で掲載された大統領決定により確実に保護される繊細な地域として選出、宣言されたシュルナク県でのカスリキ山峡は、絵葉書のような美しさで発見されるのを待っている。カスリキ山峡 全文をよむ

2020-04-30 アブデュルハミト2世の曾孫より、疑わしい「コロナ禍対応策」 (Cumhuriyet紙)

コロナウイルスが全世界に恐怖を放ち続けている。感染をチャンスに変えたい人々へ新たに一人が加わった。衛生教育を受けていないことが知られるアブドゥルハミト2世の曾孫であるオルハン・オスマンオールがソーシャルメディアで感染に対して行った提案が注目された。       オルハン・オスマンオールの「パンデミックとの戦いで免疫システムは大変重要である。このため綿と毛糸の割合が高い生地を着よう。」と言う投稿がソーシャルメディアで「完全に思い込みである。」と言うコメントの理由となった。       ■布団カバー 全文をよむ

2020-04-29 クルチアリーパシャモスクで、鉛屋根どろぼう (Yeni Safak紙)

ミマール・スィナンにより建築が始まり、1588年に完成、432年の歴史を持つイスタンブルのクルチアリーパシャモスクのドームが、コロナウイルスの流行に乗じたどろぼうにより、1週間のうちに2度も盗まれた。およそ1.5キログラムの鉛屋根を剥がして盗んだ上、姿をくらましたどろぼうたちを逮捕するため、警察の捜査が始まった。盗まれたドームを上空から撮影すると、露出した部分がナイロンのカバーで覆われているのがわかる。      事件は月曜日(4月27日)の4時15分ごろ、イスタンブルのベイオール区ケマンケシュ 全文をよむ

2020-04-26 コンヤのナザルボンジュク、メケ湖、干上がる (Hurriyet紙)

コンヤ県カラプナル郡にある、「世界のナザルボンジュク」として知られるメケ湖が干上がった。ほとんど手のひら分ほどしか残っていない水の色すら、微生物が原因で赤くなっている。カラプナルのメフメト・ヤカ郡長は、コンヤ貯水池の地下水位が引いたと同時に、湖の美しさの源である水も引かれてしまったことを指摘し、「水深がおよそ10-12メートルあった水が一滴も残っていない状況となった。この季節に赤くなるのは微生物によるものだ」と述べた。      メケ湖は、500万年前の火山噴火でできたクレーターに、時の経過とと 全文をよむ

2020-04-25 コロナ待機の帰国トルコ人にラマザンの慣行 (Milliyet紙)

ドイツとヨルダンから帰国し、サムスン県で14日間の自宅待機を行っている市民らは、サフル(断食前の朝食)の時間の太鼓とズルナ(西アジアの木管楽器)に合わせた唄を聞き、昔懐かしいラマザンを過ごしている。      2日前、ヨルダンとドイツから358人のトルコ人が帰国した。これはレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の指示に基づき、フアト・オクタイ副大統領の調整と外務省の働きかけによって行われている海外のトルコ人退避計画の一環である。この帰国者らはサムスン県にある青年スポーツ省奨学金・寮施設協会総局のミ 全文をよむ

2020-04-22 トルコのゴミ屋敷、トラック30台分のごみ搬出 (Milliyet紙)

メルシンで、住民の苦情のもとある家へ向かった行政警察職員は家屋で蓄積されたゴミを発見した。家屋から30トンのゴミを搬出した職員一行は、家屋の清掃・消毒を行なった。      メルシン広域市の中心にあるトロスラル区トゥルンジュ地区の住民が市に対してある家から悪臭が漂っていると苦情を行ったのを受け、対応に乗り出したトロスラル市清掃・行政警察局の職員は、一人暮らしであると思われる65歳のF.T.という名の女性の家に向かい、調査を行なった。二階建て一軒家の庭と屋内にゴミや使用されていない家具が散乱してい 全文をよむ

2020-04-20 トルコ映画:イスタンブル映画祭、各賞が受賞者の元に (Milliyet紙)

イスタンブル映画祭の一環として今年オンラインで開催された『橋渡しプログラム』の受賞作品が発表された。アナトリア・エフェス賞はセルマン・ナジャル氏の『二つの夜明けの間(İki Şafak Arasında)』が、橋渡し賞はズィヤ・デミレル氏の『二つの目(İki Gözlüler)』が獲得した。      イスタンブル文化芸術ワクフ(İKSV)によりイスタンブル映画祭の一環として開催され、トルコからそして隣国からの制作者、監督そしてシナリストたち、国際映画界のプロフェショナルたちが一堂に会した『橋渡 全文をよむ

2020-04-19 コロナで外出自粛、酒類消費増える (Cumhuriyet紙)

研究によると、世界中で新型コロナウイルスの流行によってアルコールの消費量の増加が見られるという。WHOをはじめとする専門家らは、アルコールが免疫システムに悪影響を及ぼすと警告している。      世界の多くの場所で新型コロナウイルスの流行を制御するための外出制限が消費習慣に大きな変化をもたらしており、特にアルコールの消費が増加傾向にあることが示されている。      世界保健機関(WHO)は、アルコールの消費量の増加と、それによる人間の免疫システム弱体化を警告した。WHOは各国政府に、外出制限が 全文をよむ

2020-04-17 歴史家オルハン・コルオール死去 (Hurriyet紙)

オスマン帝国の歴史に関する重要な研究で知られる歴史作家のオルハン・コルオール氏が死去した。甥のスィナ・コルオールさんがソーシャルメディア上で、90歳のコルオール氏が死去したことを明らかにした。      音楽家・ジャーナリストであるスィナ・コルオールさんは自身のツイッターで以下のように発表した。   「つい先程、叔父のオルハン・コルオールがこの世を去った。濃密な人生を送り、最後のひとときまで働いた。90歳になって90冊目の本を執筆した。全ての人にお悔やみを申し上げる。私も知らせを受けたばかりだ。 全文をよむ

2020-04-16 カドゥキョイで59年の歴史を持つ映画館REXX閉館!「子供を失った気持ち」 (Hurriyet紙)

閉鎖されてしまったカドゥキョイの最も重要な映画館の一つであるREXXの59年に渡る経営者であるヴィロン・アナス氏は、「安全ではなかったために、非常に難しいことではあったのだが、このような決断を行った。子供を失ってしまったように感じている。」と語っている。      カドゥキョイと言われれば、真っ先に脳裏に浮かぶ映画館であり、トルコのストリートのレベルからの入り口である、希少な映画館の一つであるバハリイェにあるRexx映画館が閉館をした。1996年にRexxという名前を得て、カドゥキョイの沿岸で最 全文をよむ

2020-04-15 イスタンブルの中心で、聖者廟の鉛屋根どろぼう (Milliyet紙)

新型コロナウイルスの流行により、市民が「家にいよう」という呼びかけに従っているのをチャンスとみた2人組の泥棒が、カスムパシャ地区の歴史的建造物であるロフサ・スルタン聖者廟の屋根の鉛を盗んだ。通報があり、泥棒たちは鉛を手押し車に乗せて運んでいる最中、カスムパシャ警察本部統括部隊により現行犯逮捕された。裁判所に移送された容疑者たちは、さらに、ソーシャルディスタンスに従わなかったとして、1000リラずつ過料が科された。      事件に関連して、イスタンブル県知事府は会見を行った。会見において、カスム 全文をよむ

2020-04-15 どうなる断食?ー宗務庁発表 (Milliyet紙)

宗務高等委員会エクレム・ケレシュ委員長は、「健康上の問題のために、ある人が断食を行わないということは、その他の人々が断食することへの妨げとはならない。そのためにラマザンが完全に延期されたり、もしくは断食が完全に放棄されるといった問題とならない」と語った。      宗務高等委員会エクレム・ケレシュ委員長は、委員会が新型コロナウイルス(Kovid-19)の流行ゆえに断食に関して行った決定に関して、アナトリア通信に対して論評を行った。      同委員長は、今年ラマザンの最初のテラーウィーの礼拝が4 全文をよむ

2020-04-14 サルダ湖を守れーブルドーザーに抗議! (Cumhuriyet紙)

サルダ湖に作業機械が入ることについて説明を行った共和人民党のギュリザル・ビチェル・カラジャ氏は、「環境都市整備省は大統領府の『国立公園』(建設)命令を実行するために殺戮を犯している」と述べた。      コロナウイルス対策により訪問客の立ち入りが禁止されているサルダ湖に、作業機械やトラックが入った。国立公園建設のため、何台ものトラックが湖の白い島々で何百年も堆積していた砂を運び出し始めた。      共和人民党の自然保護政策の責任者であり、副党首でもあるギュリザル・ビチェル・カラジャ国会議員(デ 全文をよむ

2020-04-12 コロナ禍で窮地のトルコ古書店協同組合から訴えー「書物愛のもとで古書店を守ろう」 (Milliyet紙)

コロナウイルスの流行が理由となり店を閉めている古書店が経済的に苦境に陥ってると語ったトルコ古書店協同組合は、「古書店を守りましょう、書物愛のために」という言葉とともに書物愛好者へと訴えかけた・・・      トルコ古書店協同組合は、コロナウイルスの流行が原因となった経済的な苦境に関してのある書面を公開した。古書店の店主たちが流行が終わるまで生計を立てていくことが出来ないだろうと訴える書面では、「古書店を守りましょう、書物愛のために」と記された。      「古書店と書籍の親友たちへ」と訴えかける 全文をよむ

2020-04-10 トルコ歴史協会の貴重書、ネット公開 (Hurriyet紙)

文化観光省は、トルコ歴史協会公文書保管所にある書籍を「EvdeKal(家にいよう)」キャンペーンへの支援の目的で、ネットで読者らへ公開した。      トルコ歴史協会は、図書館におかれている主に1928年より前に発行された14605冊の書籍をネットで公開した。インターネット上では、1915年発行の「橋」や、1912年発行の「オスマン国家の歴史改革」などの作品が公開されている。作品には‘t.co/trHw5oJkn5?amp=1’のアドレスからアクセスできる。      コロナウイルス感染症との闘 全文をよむ

2020-04-09 アタテュルクとメヴラーナーへの侮辱で、逮捕命令 (Milliyet紙)

コンヤ共和国検察局は、ソーシャルメディアで共有されたスタンドアップコメディのビデオでアタチュルク、メヴラーナ、シャムス・タブリーズィー、コンヤ及びコンヤの住人に関して、蔑むような発言をしたとされるエムレ・G氏に関して逮捕決定を下したと発表した。       検察局は、書面で、「ソーシャルメディアの共有サイトでメヴラーナ、シャムス・タブリーズィーとともに、コンヤ及びコンヤ市民、ムスタファ・ケマル・アタチュルクを侮辱するような形で発言を行い、公開した件で、共和国検察局の指示に沿って当該ビデオの内容 全文をよむ

2020-04-08 ラマザン月、特別礼拝はどうなる? (Milliyet紙)

ある最新の報道によれば、宗務庁長官アリ・エルバシュ氏は「ラマザン月にはモスクは開くのだろうか?」という問いに対して「個人的な形であれば、一日中モスクを訪れることはできる。しかしながら集団礼拝は、中止とした。伝染病の流行が続いている間、ラマザン期間にもタラーウィーの礼拝*は行われない。」という回答を与えた。      アリ・エルバシュ氏は、A ハベルにゲストとして登場して、最近の話題に関係する重要な発表を行った。エルバシュ氏は、コロナウィルスの流行のために閉鎖されたモスクがラマザン月に開かれるのか 全文をよむ

2020-04-07 もしも赤ずきんちゃんがコロナ禍で外出したら?―トルコのアーティストが国連コロナ感染拡大防止キャンペーン作品発表 (Milliyet紙)

国連が世界中の様々なアーティストたちに対して行った呼びかけに答えたエルハン・チュラク氏とエセム・オヌル・ビルギチ氏は、#Covid19danMasallar(COVID-19の様々な童話、の意)のハッシュタグとともに注意を呼び掛けるデザインの各種を用意した。         国連(BM)は、世界保健機構(WHO)を介してCOVID-19の流行のための取り組みを行った。「グローバル・コール・アウト・トゥ・クリエィティヴズ」という題のこの企画は、パンデミックのグラフの上昇曲線を緩やかにするために開始 全文をよむ

2020-04-02 演劇で働く人たちの危機ーコロナ禍 (Cumhuriyet紙)

コロナウィルスの流行は、保険がなく、日雇いタイプの仕事が蔓延している劇場の労働者たちを窮状に陥れた。      CHPのムーラ選出議員スレイマン・ギルギン氏は、政府から劇場の労働者たちへの緊急の支援を求めた。ギルギン氏は、コロナウィルスが原因で、その幕を下ろした劇場の労働者たちが大きな困難に直面していると語った。      ギルギン氏は「演劇界は、デザイナーから衣装、シナリオ作家から監督へ更には俳優に至るまで何万人もの労働者からなる巨大な家族です。この家族のうちで最も重要な問題の一つが、保険がな 全文をよむ

2020-03-31 EvdeKal:伝説のオペラ歌手レイラ・ゲンジェルのドキュメンタリーが無料公開 (Milliyet紙)

イスタンブル文化芸術財団(İKSV)が、制作を担った『レイラ・ゲンジェル:ラ・ディーヴァ・トゥルカ』のドキュメンタリーがデジタル・プラットフォーム上で無料で視聴できる。      世界的なコロナウィルス流行のため家に籠っている芸術愛好者たちは、20世紀の最も重要なオペラ芸術家とされているレイラ・ゲンジェルの人生の物語を描いたドキュメンタリーをİKSVのYouTubeチャンネル上から視聴する事ができる。      レイラ・ンゲンジェル氏を、彼女と知り合い仕事を共にする機会を得たアーティストたちへ行 全文をよむ

2020-03-31 エラズー・ハルプト城址、コロナで閉鎖 (Hurriyet紙)

エラズー県で、コロナウイルス対策の一環で、ハルプト城址への観光客の受け入れを停止した。      ウラルトゥ、フルリ、アッシリア、セルジューク、ビザンツやオスマンといった文明の歴史的建造物で、野外博物館を想起させるハルプト城址がコロナウイルス対策の一環で観光客の受け入れを停止した。この決定はエラズー県のチェティン・オクタイ・カルドゥルム知事を議長に行われた「パンデミック委員会」の会議で下された。決定後、観光事業と有数の歴史的地区が静寂に包まれた。ハルプト城址の住民は対策に従って外出せず、県軍警察 全文をよむ

2020-03-30 トルコ映画:ヌリ・ビルゲ・ジェイランの新作映画に文化省から200万リラの助成金 (Milliyet紙)

ジェイラン氏の新作映画に文化省から200万リラの助成金が支払われる。この決定の枠組みで最も援助を得ることになるのは、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン氏の新作プロジェクトである『干し草の上に(Kuru Otlar Üstüne)』となった。      ジェイラン氏の新作映画に対して文化省から200万リラの助成金が交付されることになった。トルコ映画界のもう一人の重要な映画監督であるレハ・エルデム氏の新作映画である『ニーンドゥリア(Neandria)』も文化省から135万リラの助成金を得た。『秋』をはじめとす 全文をよむ

2020-03-27 トルコ映画:イスタンブル映画祭コロナ禍で一部プログラムをオンラインで開催へ (Milliyet紙)

イスタンブル文化芸術財団(İKSV)によって開催され毎年、興奮と共に待ち望まれ、数多くの映画と新しい発見の数々を映画ファンたちと邂逅させるイスタンブル映画祭は、今年は4月10~21日の期間に開催されることが計画されていた。しかしながらコロナウィルスの流行が原因となり映画祭は延期された。『橋渡しプログラム』に含まれる映画開発アトリエ、隣人プラットフォームとワーク・イン・プログレスへはプロジェクトと映画作品の数々と共に選出された映画人たちが、国際的なプレゼンテーションと審査員会議を催すために4月14 全文をよむ

2020-03-26 トルコの大学、本学期の対面再開はなし (Cumhuriyet紙)

YÖK(高等教育機構)のイェクタ・サラチ会長は、「今年の春学期は遠隔授業、オープン授業、デジタル学習によってのみ継続することを決定した」と述べた。      サラチ会長はYÖKで行われた記者会見で、3月12日に政府の決定により大学でも他の学校同様授業を休止したことに言及した。そして、教育が中断されず、統一見解に沿って3月23日から始められた休校措置が終わり、一週間後にオンライン、遠隔、あるいはオープン形式で授業が再開されることを説明した。また、コロナウイルスの流行が中国で深刻化して以来、高等教育 全文をよむ

2020-03-22 トルコ文学:文学に描かれた伝染病―デカメロンからオルハン・パムクの新作まで (Milliyet紙)

世界共通のニュースとなっている伝染病コロナウィルスは、文学そして芸術においても大きな話題だ。文学者たちのペンから生み出された伝染病に纏わる本の数々は、読者の意識を未来の備えへと向かわせ、また読者の胸に希望の種を植える・・・      文学そして芸術においては歴史からインスピレーションを得た作品の数々が生み出された。これらのうちの一つは殆ど全世界が同時に体感することとなった伝染病である。コロナウィルスの伝染病が全世界で続く中で、私たちの大多数は自分自身を更に以前に読んだディストピア小説の主役たちで 全文をよむ

2020-03-17 トルコ文学:ディストピア小説『燃える頭』がドラマ化!―トルコ文学の新刊続々 (Hurriyet紙)

アフスィン・クム氏の新作小説『キュブラ(Kübra)』の出版の報を私は先日伝えた。今回は、また新たな素晴らしいニュースがある。クム氏のデビュー作である『燃える頭(Sıcak Kafa)』がドラマ化されるのだ。      『燃える頭』のテーマは衝撃的だ。言語と会話を介して、頭脳から頭脳へと感染する狂気の伝染病が混乱をもたらす世界で、密かにこの病気の影響を受けなかった唯一の人物、古代言語学者であるムラト・シヤヴシュ氏だ。   無慈悲にも名高い『伝染病闘争機構』によって捜索されていることを知ったムラト 全文をよむ

2020-03-11 ネトフリ:狂気の伝染病がイスタンブルを襲う―アフスィン・クム氏のディストピア小説『燃える頭』がネットフリックスでドラマ化 (Hurriyet紙)

ネットフリックスが新しいシーズンのために準備を行ったドラマ作品リストの中に『燃える頭(Sıcak Kafa)』も含まれている。ドラマはアフスィン・クム氏の同タイトルの小説に基づいている。『燃える頭』では言葉と会話を介して、ある人の頭脳から他の人の頭脳へと感染し狂気をもたらす伝染病が題材となっている。         疫病が蔓延して混乱を極めたある世界を物語るこの小説において密かにこの病気の影響から免れた唯一の人物は、古代言語学者であるムラト・シヤヴシュ氏である。小説においてムラトは、隠れこんでい 全文をよむ

2020-03-04 トルコ映画:映画『ノアの丘』プレミア試写会が開催 (Hurriyet紙)

全俳優陣が一堂に会して、ヴァド・イスタンブル・ショッピングモール(AVM)における上映の前に発表を行った監督のジェンク・エルトュルク氏は、非常に興奮をしているということを表現して、『ノアの丘』は長い道のりの最後に、観客と邂逅する準備を整えています。執筆を始めた最初の日から、夢に見たような人々と仕事を行いました。最初の映画を製作した映画監督として大きなチャンスであり名誉でした、私にとって。ハルク・ビルゲネル氏、アリ・アタイ氏、ハンデ・ドアンデミル氏、メフメト・オズギュル氏、アルン・クシャクスズオー 全文をよむ

2020-02-25 トルコ映画:ベルリン映画祭で映画『この世界には二種類の人間がいる』が二万ユーロの賞金獲得 (Hurriyet紙)

オヌル・サイラク氏、ハーカン・ギュンダイ氏とナディル・オペルリ氏の新作映画プロジェクトである『この世界には二種類の人間がいる』は、第70回ベルリン映画祭の一環で開催された共同製作マーケットに参加した。      映画は、ユーリマージュ・コープロダクション・デベロップメント・アワードを受賞した。メンバーは、2万ユーロの賞金を獲得した記念のポーズをとった。 全文をよむ

2020-02-25 写本:大統領府国民図書館に大きな関心が集まる (Milliyet紙)

大統領府キュッリイェ(複合施設)においてそのドアが開かれた国民図書館は、昼夜を問わずに、来訪者の大きな関心を集めている。その建築によって注目を引く図書館は、来訪者を魅了した。      何百万もの作品と共に読書家たちへ、歴史への旅の可能性を提供しているトルコ最大の図書館は、あらゆる年齢層の読書家たちを出迎えている。      大統領府複合施設においてその扉を開いている国民図書館は、昼夜を問わずに来訪者からの大きな注目を受けている。      何百万冊もの作品と共に読書家たちに対して、歴史の旅の可 全文をよむ

2020-02-25 アブドュルハミト2世に送られた甲冑、初の展示 (Milliyet紙)

日本の明治天皇からアブデュルハミト2世に贈呈された甲冑、日本の勲章、日本の寺院を模した細工が宮殿コレクション博物館で初めて展示されている。      オスマン帝国と大日本帝国の間における文化的な関係と共通の歴史に光を当てるという観点から極めて貴重な収集品とされる甲冑、日本の勲章、寺院を模した細工が宮殿コレクション博物館で初めて展示されている。日本の明治天皇の甥である小松宮(原文ママ、彰仁親王)とその妻がアブデュルハミト2世を訪問した後、明治天皇から送られたこれらの品々はトプカプ宮殿から引き取られ 全文をよむ

2020-02-22 アヤソフィア博物館、ついに100トルコ・リラへ (Cumhuriyet紙)

博物館と遺跡施設の入場料金が値上げされてから、1年も経たぬうちにもう一度値上げがなされた。      TÜRSAB(トルコ旅行業協会)のウェブサイトでの声明によれば、3月1日以降アヤソフィアへの入場料について、38%の値上げが行われ、料金が72TLから100TLに引き上げられるとされた。   一方でアヤソフィア、トプカプ宮殿、ドルマバフチェ宮殿を含む、トルコ全国300箇所の博物館に入場できるミュゼ・カルトゥ(博物館カード)はというと、3月1日以降70TLから60TLに(値下げされて)販売さ 全文をよむ

2020-02-16 トルコ映画:トルコ史上初のオートバイ乗りの映画『悪魔の発明』がモーターサイクル・フェアで上映 (Milliyet紙)

モーターサイクル・イスタンブル・フェアの開催日まで、カウントダウンが続いている。2月20日にスタートする予定であるフェアでは、オートバイのファンたち、250人以上のメーカーと共に邂逅する予定だ。トルコ史上初のオートバイがテーマとなっている映画である『悪魔の発明』は、フェアで上映される。      オートバイ・ファンたちが邂逅するモーターサイクル・イスタンブルは、第12回が開催される。2月20~23日の間にモーターサイクル・インダストリー協会(MOTED)とモーターサイクル工業者協会(MOTODE 全文をよむ

2020-02-10 トルコ音楽:「跡を残すトルコ民謡をカバーしたかった」ージェイラン・エルテムが新作カバーアルバム発表 (Milliyet紙)

ミリイェット・サナトの2月号で、ジェイラン・エルテムは第二弾となるカバー・アルバム『無知な者との会話は止めた』について解説した。      トルコ音楽史上の忘れることのできないトルコ民謡の数々を、ジェイラン・エルテムはそのフィルターを通して私たちの耳へと届けた。そのキャリアの第二作となるカバーアルバムによって、リスナーの前に現れたジェイラン・エルテムへ、『無知な者との会話は止めた』に関し、私たちが興味をもったことについての質問を投げかけてみた。      ■『無知な者との会話は止めた』はあなたの 全文をよむ

2020-02-03 トルコ映画:トルコ映画史上初のヒップホップ・ムービー『追撃』が今春劇場公開 (Milliyet紙)

トルコ映画のアーカイブは、リリースしたレコードは軒並み完売したトルコ民謡歌手、そしてアラベスク歌手の映画で満ち溢れている。取り分け、それはアラベスク音楽がトルコを席捲した時代である・・・      アラベスク音楽が絶頂にあった80年代でイェシルチャムは、トルコ映画界はスター俳優たちよりももっと、キュチュク・エムラフ、オルハン・ゲンジェバイ、フェルディ・タイフル、ミュスリュム・ギュルセス、ギョクハン・ギュネイとアドナン・シェンセスといった歌手たちと映画を制作していたのだ。   なぜならば彼らの映画 全文をよむ

2020-02-02 教育大臣、教育課題について語る:エラズー地震、夏休み短縮 (Milliyet紙)

国民教育省ズィヤ・セルチュク大臣はエラズーのスィヴリジェ地区を震源地とする地震で損傷が確認された80校で教育活動を中断し、校舎の取り壊しを決定したと発表した。      セルチュク大臣は学校の授業日数が増やされるかどうかという質問に対し「現時点ではそうしたことはない。このまま進めていく。まだ時間はある。まずは夏休みを15日間を短縮させた。おそらくさらに15日間短縮の可能性もある。この過程を有意義なものにしたい。(授業時間の)増加はその後、個別に議論される」と述べた。      セルチュク大臣がカ 全文をよむ

2020-01-31 聖者廟かと思ったら、、、ピラミッド型墓地 (Hurriyet紙)

マルマリス郡の観光地、トゥルグトゥ地区にある歴史的建造物は人々に聖者廟として「チャー・ババ」という名で呼ばれていたが、調査の結果紀元前3世紀にディアゴラスという兵士とその妻アリストマクハのためにつくられたピラミット型墓地であったことが発覚した。トルコで唯一のピラミッド型墓地となるこの歴史的建造物は墓荒らしによる被害に遭っていることもわかった。      マルマリス郡の観光地トゥルグトゥ地区にある建造物は人々によって聖者廟として「チャー・ババ」と呼ばれ、祈りを捧げられたり願掛けをされていたが、考古 全文をよむ

2020-01-24 大学入試センター、今年は19言語で能力テストを実施 (Hurriyet紙)

大学入試センター長のハリス・アイギュン教授博士は、今年の試験を19言語で行い、うち15言語分をデジタル形式で実施する予定であると述べた。      大学入試センター長ハリス・アイギュン教授博士は2020年初となる外国語能力レベル測定試験(e-YDS)を1月25日にアンカラ、イスタンブル、イズミルの三都市にあるネット試験センターで実施する予定であると述べた。アイギュン氏は昨年は13の言語の試験をデジタル環境で実施したことを踏まえて次のように語った。   「今年は19言語の試験を行い、そのうち15言 全文をよむ

2020-01-23 科学芸術財団、ワクフ総局が管財人に (Yeni Safak紙)

科学芸術財団が、裁判所が管財人を任命するまでの間、ワクフ総局によって運営されることが明らかになった。ワクフ総局は、「手続きは、法律の準拠法を適用して行われている。これは、科学芸術財団の法人格を維持し、物的財産や設立目的を守るための措置だ」と述べた。      ワクフ総局は、ツイッターの公式アカウントで科学芸術財団に関する発表を行った。発表の内容は以下の通りだ。      「YÖK(高等教育機構)・ワクフ高等教育機構局の2020年1月10日付第85260234-100/02-2527号の書面と、科 全文をよむ

2020-01-22 トルコ文学:オルハン・パムク『私の名は紅』出版21周年記念講演-研究書新刊 (Cumhuriyet紙)

オルハン・パムクは小説『私の名は紅』の執筆から21周年を記念して、読者と邂逅した。   約2時間続いたトークセッションにやって来た読者たちの大半はヤプ・クレディ・ロジャに収まり切れなかったためにトークセッションを外で聴講した。         イベントでは、小説『私の名は紅』の出版の準備をしたエルマン・ウルマク氏と小説に関しての2本の論文を執筆したフェリデ・チチェキオール氏も、作家と列席した。      ■『ホスローとシーリーン』からの影響      『私の名は紅』という小説がどのように執筆 全文をよむ

2020-01-22 マケドニア:ドキュメンタリー映画『ハニーランド-永遠の谷』はハティージェにオスカーをもたらすか? (Hurriyet紙)

「最優秀外国語映画賞」と「最優秀ドキュメンタリー映画」のカテゴリーにおいてオスカー各賞の候補に選ばれている北マケドニア共和国制作の『ハニーランド』の主役であるハティージェ・ムラトヴァ氏は、オスカーを獲得するであろうと信じている。マケドニアのシュティプという町の近くにあるベキルリ村に暮らす映画『ハニーランド』の主役であるハティージェ・ムラトヴァ氏はサンダンス国際映画祭で獲得した3つの賞と二つの部門でオスカー候補にノミネートされたのちに、映画のクリューからプレゼントされた更に中心地にある新居での慎ま 全文をよむ

2020-01-21 トルコ映画:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督、新作映画『干し草の上に』制作開始 (Hurriyet紙)

最も新しいところでは『荒野の梨の木(訳注:日本公開時のタイトルは『読まれなかった小説』)』というタイトルの映画により、映画ファンと邂逅したヌリ・ビルゲ・ジェイラン氏は新たなプロジェクトのための準備をスタートした。しかしながらこの映画の俳優陣に誰が名を連ねるのか、テーマはどうなるのかということは未だに明かされていない。      ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督は、トルコ映画界の、その名を国外でとりわけカンヌ国際映画祭において、もっとも轟かせている映画監督である。      ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監 全文をよむ

2020-01-20 ムスリムたちの反英闘争を描いたパキスタンとトルコの共同制作映画『目撃せよ』が公開に (Hurriyet紙)

イギリス統治下にあったインドのムスリムたちの独立戦争の時代にトルコ人たちを支援するために起こしたヒラーファト運動と共にその時代を扱った映画『目撃せよ(Şahit Ol)』は、3月に映画ファンと邂逅する予定だ。      過去にパキスタンのアンカラ大使館において外交官として職務にあたっていた映画監督タヒル・マフムド氏は、撮影を完了したということと、ポストプロダクションのプロセスを開始したと説明した。      マフムド氏は、独立戦争が続いていた1920年代初頭の当時のイギリス領インドとして知られて 全文をよむ

2020-01-20 トルコ映画:ある国産アニメ映画成功の物語『ソフトボイルド・ギャング団2-ギョベクリテペ編』大ヒット (Milliyet紙)

映画、そしてまたテレビにおいても国産のアニメーション映画の風が吹いている。国産作品である『ソフトボイルド・ギャング団』に子供たちは大きな関心を抱いている。『ソフトボイルド・ギャング団』もポピュラーな子供キャラクターとなった・・・      大統領府とともにあるインターネットプロジェクトが行われる。映画の制作者であるイスマイル・フィダン氏とTRTとの共同で制作されるプロジェクトがどのようなものとなったのか、そしてどのようなことが行われたのかという事を私たちは語り合った。   さぁ、国産アニメーショ 全文をよむ

2020-01-17 ブユックアダの馬車、市が買い上げー電気自動車化へ (Hurriyet紙)

イスタンブル広域市は、プリンス諸島の277枚の公認馬車のプレートと馬を買い取る。議会で全会一致で可決された決定により、認可済み馬車に対しプレート1枚につき30万TL、馬一頭ごとに4千TLが支払われることになり、交通には電気自動車が導入される。      イスタンブル広域市は交通に使われる馬車のために、毎年平均400頭の馬が死んでおり、馬の寿命が20〜25年から2年にまで落ちていることを指摘し、プリンス諸島での公共交通の新体制を整えた。鼻疽病により多くの馬が殺処分されたあと、諸島では3ヶ月の間馬車 全文をよむ

2020-01-16 トルコ文学:古き良き時代の「音楽が彩るベイオールの愛」-ヤセミン・オゼキ氏から新作小説『アンゲリキとメフメト』 (Hurriyet紙)

舞台は1970年のベイオール・・・本の主役はため息の出るような美貌の持ち主ギリシャ人女性アンゲリキ、そしてもう一人はというと浅黒い肌のトルコ人の若者メフメトである。彼らの愛は、何年もの間人々の口に上り、決して忘れられないものとなるであろう。アンゲリキは、高校を卒業したばかりで、魚市場にある祖父から受け継いだ酒場で父親のパナヨティスと共に仕事をしている。母親のエレナの「女の子だけで飲み屋で仕事ができるのかい?」という咎めの声には耳を貸さず、父親よりも腕を上げようと奮闘中だ。      メフメトはこ 全文をよむ

2020-01-15 ヴィキペディアへのアクセス禁止、解除 (Hurriyet紙)

インターネットの百科事典であるWikipediaへのアクセス制限の決定が、アンカラ第一簡易刑事裁判所によって解除された。サイトが少し後にアクセス再開されることが見込まれている。      憲法裁判所大法廷のアクセス制限を違反とする決定がUYAPシステム(国内司法ネットワークシステム)によって送られた裁判所判事は、アクセス制限に関する決定を再度扱った。      調査の結果判事は、憲法裁判所大法廷の決定に従いアクセス制限の決定を解除すること、サイトへのアクセスを許可することを決定した。      全文をよむ

2020-01-12 トルコ文学:サバハッティン・アリ『毛皮コートのマドンナ』の再評価の秘密 (Milliyet紙)

サバハッティン・アリの小説『毛皮コートのマドンナ(Kürk Mantolu Madonna)』は、ベストセラーリストから外れることがない。小説に関して修士論文の準備を行っているボアズィチ大学博士課程の学生であるメリイェム・セルヴァ・インジェ氏は、70年代において右翼、左翼ともに愛したということ、また作家が「神秘的そしてロマンティック」な肖像へと転換させられて、ソーシャルメディアの影響によってもポピュラリティを次第に増していったと述べた。      執筆された時代に、文学界隈においては好評価をうけ 全文をよむ

2020-01-08 ハッジ巡礼、明日くじ引き (Yeni Safak紙)

メッカ巡礼のために登録を行った人々が固唾を飲んで待っているメッカ巡礼のくじが、明日、宗務省においてコンピューター上でまた公証人の立ち合いの元で引かれる。くじ引き後に確定登録権を手にした巡礼候補者らは、e-Devlet(電子政府)上で登録書類を提出する。      トルコのメッカ巡礼のために登録を行った人々が固唾を飲んで待っているメッカ巡礼のくじは明日、宗務省においてコンピューター上でまた公証人の立ち合いの元で引かれる予定だ。      宗務庁ハッジ(大巡礼)・ウムラ(小巡礼)総局のレムズィ・ビル 全文をよむ

2020-01-07 影絵:カラギョズ、ブロードウェイで初公演 (Milliyet紙)

アメリカにおいてアナトリアの視覚芸術に関する各種の事業を行っているU.S.カラギョズ・シアター・カンパニーは、トルコの影芝居であるカラギョズをブロードウェイで上演する。      俳優であり作家のアイハン・ヒュラギュ氏は、舞台化された『魔女の森(英題:The Forest of The Witch)』というタイトルの演劇を1月18日の初公演より、ブロードウェイ-シンフォニースペースにおいてアメリカの観客と邂逅させる。ヒュラギュ氏が一人で命を吹き込んだ英語の芝居は、ジム・ヘンソン財団によって援助さ 全文をよむ

2020-01-05 地下35メートルで逮捕ー エラズーで盗掘 (Hurriyet紙)

エラズーで盗掘をしたとして、3名の容疑者が現行犯逮捕された。      県軍警察司令部のチームは、ハルプト旧市街にて盗掘が行われているという情報を入手した。出動したチームは、旧市街で保護下に置かれている区画において地下35メートルで盗掘を行なったとして、N・Y、R・Y、B・Yの3名を現行犯逮捕した。逮捕された3名の容疑者について、県軍警察司令部は尋問を進めている。 全文をよむ

2020-01-01 シヴァスでダム湖の水が減り、歴史的モスク表れる (Yeni Safak紙)

シヴァスのスシェフリ郡にあるクルチカヤ・ダムの水が引いてファーティフ・スルタン・メフメトにより作られたと言われるモスクが姿を現した。      トルコにあるダムの中の一つである64平方キロメートルのダム湖の水域により海を思わせるクルチカヤ・ダムが1989年に活動を始めたことで、いくつかの居住地は水中に止まった。      今日、ダムの水が引いたことによって昔の居住地の古跡が出現し始めた。      ブユークギュゼル村にあり、ファーティフ・スルタン・メフメトにより建造されたといわれ、彼の名を帯びて 全文をよむ

2019-12-31 ブルガリア:トルコとブルガリアの架け橋の映画『バラの国ーダマスケナ』が全国公開 (Hurriyet紙)

ブルガリアで起きたある物語を描いた『バラの国-ロサ・ダマスケナ』という映画がトルコで1月31日から劇場公開される。      著名なブルガリア人俳優が役を演じているこの映画は、ある成功を収めた物語のヒーローである薔薇油の生産者、テコの人生を描いている。映画では同時に、(1989年当時の)住民の交換の時期においてトルコ人に対して行われた抑圧も、ブルガリア人たちの視点から映し出されている。      トルコへは連邦映画アカデミーによって持ち込まれた映画の製作者であるストヤン・ストヤノフ氏は、この映画 全文をよむ

2019-12-29 スレイマニエ・モスクで修復ミスー聖句が逆に (Hurriyet紙)

スレイマニエ・モスクで、キブラに向かって左に位置する聖所扉に使用されている聖句の順番に誤りがあることが発覚した。ワクフ局の発表では「2007年から2013年にかけて当ワクフ庁によりスレイマニエ・モスクの修復が実施された。この修復の過程で、モスクの木製の両開き扉の上に設置された聖句文が書かれた真鍮板には清掃する以外の手入れは行われなかった」と述べられた。イスタンブルの歴史半島に位置するスレイマニエ・モスクはミマール・シナン建築で築461年である。注意深い修復家がこのモスクの扉に誤りを発見した。キブ 全文をよむ

2019-12-26 ネトフリ:ネットフリックス、2020年にトルコ国産ドラマを更に三作品制作 (Cumhuriyet紙)

ネットフリックスユーザーが、大きな興奮とともに『アティエ』配信の日を待ち焦がれる中でネットフリックス・トルコの重要人物の一人であるマイケル・アッゾリーノ氏は、ネットフリックスのトルコにおける今後の計画を明るみにする重要な発表を行った。      世界で最もポピュラーなオンラインドラマと映画のプラットフォームであるネットフリックスは、長期間にわたってトルコにおいて事業を継続している。プラットフォームは、今日までに二作のトルコ国産ドラマを制作した。このうちの一つが『ハーカン-守護者』というタイトルが 全文をよむ

2019-12-25 イスタンブルでクリスマス・ミサ (Milliyet紙)

ベイオールの聖アントニオ教会でクリスマス・ミサが行われた。ミサには市民や国外からの招待者が参加した。      ミサを前に、イスティクラル通りにある聖アントニオ教会へ、市民と観光客が押し寄せた。      教会の入り口では警察官が警備にあたった。教会を訪れた人々はクリスマスのために設置されたモミの木の前で記念写真を撮った。      訪問者らは教会の中でろうそくに火を灯し、新しい年に向けて願い事をした。21時頃に開始されたクリスマス・ミサでは、劇用の子供人形を使ったイエス・キリストの誕生の様子が 全文をよむ

2019-12-23 イラン映画:人気歌手アイシェギュル・ジョスクン、イラン映画で主役を演じる (Hurriyet紙)

トルコ人歌手のアイシェギュル・ジョスクン氏は、イラン製作の映画『モトゥレブ(楽器奏者)』という映画で主役を演じた。映画において自身のようなトルコ人の歌手を演じたジョスクン氏は、先月に劇場公開された映画のテヘランで開催されたプレミア上映会にて大きな注目を集めた。      『壁への微笑み』、『港』、『海になっておいで』というタイトルの楽曲によって音楽界にその名を轟かすアイシェギュル・ジョスクン氏は、『モトゥレブ』という映画のためにも『聖なる運命』というタイトルの楽曲を作曲した。この曲は、トルコそし 全文をよむ

2019-12-20 トルコ文学:ヤシャル・ケマルの幻の最新小説『一羽の片翼の鳥』が初舞台化 (Hurriyet紙)

不安や、恐れそしてその恐怖の伝染力の威力が物語の中心を占める短編小説の『一羽の片翼の鳥』は、何人もの匠の腕を持つ職人によってラジオ収録スタジオでの編集作業の後、舞台化された。作品は12月22-23日にイシ・サナト文化センターで観客と邂逅する予定だ。      「私はいつも恐れる事を恐れていました。恐怖を恐れていたのです。」とヤシャル・ケマルは『一羽の片翼の鳥』というタイトルの小説についての談話で語っている。「私が小説を執筆していた時、私の中に恐れが存在する事を望んではいませんでした。そのために、 全文をよむ

2019-12-19 トルコ映画:数々の名監督を育てた名匠-トルコ映画界の巨匠トゥンチ・バシャラン氏逝去 (Milliyet紙)

イェシルチャム時代に映画業界で仕事を始め、さらにはそこで『凧を落とさないでください』、『足のないピアノ』、も含む重要な映画作品の数々を1980年に生み出したトゥンチ・バシャラン氏がその生涯に幕を下ろした・・・         イェシルチャム時代に映画業界で仕事を開始し、その中にはルトゥフィ・アカド氏やアトゥフ・ユルマズ氏も含まれる当時の世代の名映画監督のアシスタントを行い、1980年代には『凧を落とさないでください』、『足のないピアノ』といった映画作品によりその名を刻んだ映画界の名匠トゥンチ・バ 全文をよむ

2019-12-19 キッチン製造のオズテリヤキレル、日本のホシザキと提携 (Hurriyet紙)

業務用厨房機器の部門で活動するオズテリヤキレルと日本のホシザキコーポレーションは契約を交わし、提携を正式なものとした。      オズテリヤキレルの発表によると、業務用厨房機器部門で、51のグループ会社と1万3千人の従業員を擁し、業界最大手に名を連ねる日本のホシザキコーポレーションと、トルコの厨房機器製造における雄であるオズテリヤキレルが提携を行う。達した合意に則ってホシザキコーポレーションは、オズテリヤキレルの28.6パーセントを所有する。2つの企業へ新たな扉を開く提携は、オズテリヤキレル社の 全文をよむ

2019-12-18 ネトフリ:「物語の主役はギョベクリテペ」ーネットフリックスのトルコドラマ第二弾『アティエ』のプレミア試写会開催 (Hurriyet紙)

ネットフリックスの第二弾となるトルコ製作のオリジナルドラマ『アティエ(ザ・ギフト)』の第一部のプレミア試写会が、俳優陣の参加とともに開催された。      ベイコズ・クゥンドラ工場におけるプレミア試写会に参加したヒロイン役のベレン・サートは、上映の前に行われた発表において、観客たちはアティエの物語から影響を受けるだろうと語り、「実際のところ、この土地から生まれた一つの物語なのです。またその一方でこの物語の主役はギョベクリテペなのです。現在の人類にとって非常に重要な発見であるギョベクリテペに関する 全文をよむ

2019-12-17 トルコ映画:「吟遊詩人たちが私たちの道を照らす」-第二回国際友情短編映画祭にて受賞作品発表 (Hurriyet紙)

コンペティションの大賞はタフシン・オズデミル氏の映画『パントル』が獲得し、イラン人監督のシャフラム・マスラフ氏の『ピース・セメタリー85』という映画が第二位を、オヌル・ヤウズ氏の『大地』という映画が第三位を獲得した。      故アシュク・ヴェイセルを記念して、3日間に渡り開催される第二回国際友情短編映画祭の受賞作品が決定した。      委員長であるレイス・チェリク氏を筆頭に集った審査員は、ヴスラト・サラチュオール氏、ニマ・ジャヴィディ氏、アド・ハサノヴィチ氏、フェイヤズ・ドゥマン氏から構成さ 全文をよむ

2019-12-15 イスタンブルで『日本週間』イベントがスタート (Cumhuriyet紙)

日本のイスタンブル総領事館によって毎年文化紹介プログラムの一環として開催される「イスタンブル日本ウィーク2019」は、各イベントがイスタンブルでスタートした。日本文化紹介する一環でオペラとピアノコンサート、日本映画フェスティバルで各種セミナーを含む数多くのイベントが催される。      日本文化を紹介する目的で催される各種イベントは、12月30日までイスタンブルの様々な文化と芸術の各会場にて催される予定だ。各種イベントの中には、「第十六回イスタンブル日本映画祭」、「オペラとピアノコンサー」、「マ 全文をよむ

2019-12-13 「オウズ・アタイは小説をこの建物で執筆した」-イスタンブル文学地図プロジェクト始動 (Milliyet紙)

ミマール・スィナン芸術大学(MSGSÜ)タンプナル調査センターの「イスタンブルの文学地図」プロジェクトの一環として、作家のオウズ・アタイが『耐えられない者たち』という小説を執筆したベイオールの邸宅に情報を記載したプレートが設置された。         ベイオール市とMSGSÜの合同で実現したイベントに参加したベイオール市長のハイダル・アリ・ユルドゥズ氏は、没後42周年にオウズ・アタイを追悼して理解をするために一堂に会したということを語った。      ユルドゥズ氏は、「私たちはアタイのことを追悼 全文をよむ

2019-12-11 トルコ文学:サバハッティン・アリの未公開写真展『愛しのアリへ、私の心のフィリズ』開催 (Hurriyet紙)

ヤプ・クレディ75周年記念展覧会の一環として準備された『私の愛しいアリへ、私の心のフィリズ』という写真展が開幕した。      サバハッティン・アリの、自身の所有物から更に以前に公開されることのなかった写真、ペンをとった各種の手紙からなる展覧会は、ヤプ・クレディのボモンティアダにて芸術愛好家の歓心を得ている。      展覧会は、作家のサバハッティン・アリが観光したありとあらゆる都市で撮った写真の数々とともに来場者が1930年代のトルコを窺い知ることのできる機会を提供している。      オープ 全文をよむ

2019-12-09 シリア難民:トルコの難民問題を扱った映画『私の娘の香り』がイタリアで快挙! (Hurriyet紙)

オルグン・オズデミル氏が監督した、『私の娘の香り』がミラン国際映画祭から審査員特別賞と最優秀映像監督賞の受賞と共に帰還した。      オルグン・オズデミル氏が監督した、『私の娘の香り』がミラン国際映画祭から審査員特別賞と最優秀映像監督賞の受賞と共に帰還した。映画の映像監督は、『出会い』、『純真』、『運命』、『天使たちの家』といった映画作品でも映像監督を務めたアリ・ウトゥク氏が担当している。クレメンス・ヴェルニー、チャーラル・エルトゥールル、ユルシェン・オズデミルが役を演じた映画は、彼らに降りか 全文をよむ

2019-12-07 トルコ映画:ギュルテン・カヤ、アフメト・カヤを描いた新作映画に反発「彼の映画は娘たちが製作します」 (Hurriyet紙)

アフメト・カヤの夫人であるギュルテン・カヤ氏は、故人となった芸術家の人生が映画化されるというニュースを受けて、記者会見を開いた。「アフメト・カヤの名誉ある人生を描いた映画は、勿論のこといつの日にか製作されることでしょう。その映画は、私たちの娘であるチーデムとメリスが製作するでしょう。」と語った。      アフメト・カヤの人生を映画化するというニュースは、故人であるこの芸術家の夫人ギュルテン・カヤ氏を苛立たせた。弁護士のオクタイ・ウールル氏とナキ・デミルチヴィ氏と共に記者会見を開いたカヤ氏は、い 全文をよむ

2019-12-06 トルコ音楽:現代トルコを代表するアーティスト15組がiPhoneで撮影した15本のミュージックビデオが公開 (Hurriyet紙)

トルコで愛される音楽、映画そしてアートの雑誌社であるバント・マガジンが、その15周年を記念して輝かしい受賞歴のある監督セレン・ユジェ、エムレ・アカイ、ジャネル・オズユルトゥル、ベッラク・テュズュンアタチュ、そしてジェイラン・エルテム、オイク・カライェルも含まれるトルコの成功をしたアーティストがiPhoneを用いて撮影したミュージック・ビデオの数々が、Apple Musicとバント・マガジンのそれぞれのYoutubeチャンネルで公開された。      2004年から現在まで、トルコ各地の音楽とオル 全文をよむ

2019-12-06 国際移民デー:ガーズィアンテプで国際移民映画祭開催 (Hurriyet紙)

国際移住機関(IOM)の国際移民デーを記念する各種の催しの一環で開催されるフェスティバルのオープニング作品として、トルコ人監督のアンダチュ・ハズネダルオール監督の『客人』が上映された。      サンコ公園ショッピングモール(AVM)において一般公開の形で開催されたイベントにはトルコ人と外国籍の国連(BM)職員たち、教員と学生たちが参加した。移民の要素に関する問題に対する市民の関心を引くこととその意識を高める目的で開催される映画祭の今年のテーマは、「社会適応」であると発表された。IOMトルコのガ 全文をよむ

2019-12-03 スラヴ諸語:ブルガリア語授業、イスタンブル大学文学部で開講 (Milliyet紙)

トルコとブルガリア間の近年における文化的そして経済的な接近は、アカデミックのレベルにおいても成果をもたらし始めた。      1万6000人の学部生と2500人の大学院課程の学生たちによって、トルコで最大の学部となったイスタンブル大学文学部に所属するスラヴ諸語・文学部のシラバスに、ブルガリア語も加えられた。これを受けて開催される「ブルガリア語と文学紹介デー」のイベントでスピーチをしたブルガリアの副教育大臣デニツァ・ツァチェヴァ氏は、全ての教員と学生たちに対して扉は開いていると語り、「ブルガリア政 全文をよむ

2019-12-02 トルコ史上初のトルコ語ラップ専門誌『トルコ語ラップ』創刊!-第一号表紙はジェザ (Hurriyet紙)

トルコ語の音楽雑誌業界に新たな息吹をもたらす雑誌『トルコ語ラップ』が、   12月に各書店の棚に並ぶ。      近年の話題の的であり、非常に影響力のあるラップミュージックが遂に自身の雑誌を獲する。隔月刊行で発行される『トルコ語ラップ』誌においては、最新の各種ニュース、それぞれ特別なルポタージュの数々、ラッパー達の知られざる横顔といった記事、そして素晴らしいポスターとシールの付録がついてくる。雑誌の読者たちは同時にルポタージュのロングバージョン、そして撮影の裏側も雑誌のYoutubeチャンネルで 全文をよむ

2019-12-01 国立劇場の演目、ガラタ塔からへザルフェンが飛んだ (Cumhuriyet紙)

どういうわけか足が遠のいていた。長い間、国立劇団が公演している演目に見に行っていなかった。著作をとても気に入っていた作家のオメル・ファルク・オヤルの同名の著書から作られ、ハカン・チメンセンが監督を務め、主役のトルガ・エブレンが2時間半自らを輝かせる、『ヘザルフェン・ チェレビ、飛ぶ』という名の演劇をアルト劇場で鑑賞した。メジディエキョイにあるこの劇場を、ここ暫く、国立劇団が借りている。劇場は、交通の便が良いため、この地域でとても良い選択であり、満員であった。      ■例の塔はというと     全文をよむ

2019-11-30 オルハン・パムク「無垢の博物館」で火災 (Milliyet紙)

イスタンブルはベイオールにある無垢の博物館で、火災が発生した。周囲にいた市民はパニックになったが、消防隊員らの消火活動によって短時間で火事は収まった。      フィルザー地区にある4階建ての無垢の博物館の地下階にて23時30分ごろ、火災が発生した。原因は未だ明らかになっていない。博物館から上がる煙を見た市民らが消防署と警察に通報した。      通報を受け出動した消防隊によって、消火活動が行われた。この間パニックに陥っていた市民らも消防隊の活動を不安そうに見守った。消防隊は、博物館内を包み込ん 全文をよむ

2019-11-23 読まれなかった小説:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督最新作を語るー私たちの孤独は「トルコ人であるということ」とは関係がない (Cumhuriyet紙)

ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督が名誉ゲストとして参加した「トルコ映画週間」は、昨夜ジェイラン氏の映画『読まれなかった小説』上映と共にスタートした。      監督であり脚本家のヌリ・ビルゲ・ジェイラン氏は、どれ程に努力をしたとしても、この国トルコに対しての偏見を取り除くことはできなかったと語り「私たちはなぜ孤独なのでしょう?」と問いかける一人の学生に対して、「この問いを自分の魂の中に探してみなさい。つまりは、外部にあるものに見出そうとすることには何の利益もないのです。国、文化、欧州連合、これはそう 全文をよむ

2019-11-23 ローマ時代の小像、カイセリで押収 (Hurriyet紙)

カイセリで組織された軍警察のチームによって、ローマ時代の小像が押収された。事件に関与したとみられる4人の容疑者が逮捕された。      県軍警察司令部のチームが、歴史的な文化財の密輸に関する捜査で、コジャスィナン郡にある容疑者の家において家宅捜索を行った。捜索ではローマ時代の、人の顔の像、ガラス製のデキャンタ、ポット2点、壺、コイン20点、および人とゆりかごの像が押収された。家にいたアフメト・T、ヒュセイン・T、アキフ・T、ズィヤ・Tの4名が逮捕された。容疑者らは、軍警察における手続きののち、メ 全文をよむ

2019-11-17 トルコドラマ:ネットフリックスのトルコ国産第二弾ドラマ『アティエ』から予告編到着! (Cumhuriyet紙)

ネットフリックスのトルコ国産第二作となるオリジナルドラマの『アティエ』から初となる予告編が公開された。俳優陣にベレン・サート、メフメト・ギュンシュル、メティン・アクデュルゲル、メリサ・シェノールスン、バシャク・キョクリュカヤ、ジヴァン・ジャノヴとティム・シェイフらが名前を連ねるドラマは、12月27日に配信される予定だ。      OGメディアによって製作されたドラマの製作幹部は以前に『ハーカン-守護者』においても共同の仕事を行ったオズゲ・バーダトルオール氏とジェイソン・ジョージ氏が務めて、監督の 全文をよむ

2019-11-15 コミコン:トルコで初の「韓国アニメーション・フェスティバル」が開催 (Hurriyet紙)

大韓民国イスタンブル総領事館とバフチェシェヒル大学アニメーション映画とアニメーション学科の合同で、今年初めて開催される「KAG:韓国アニメーション週間トルコ」は、韓国アニメーション界の重要なアクターたちとその作品の数々をトルコにおいて観客とトルコアニメーション・セクターへと邂逅させることを目指すイベントだ。無料で開催される映画上映と共に今日も、イベントは開催中だ。      アニメーション制作、教育とテクノロジーの発展を重要視して、「ソウル国際マンガ・アニメーション映画祭」(SICAF)のような 全文をよむ

2019-11-12 ウズンギョル景観破壊建造物、一部取り壊し、一部存続 (Milliyet紙)

トラブゾンのチャイカラ郡にある世界的に有名な観光地ウズンギョルで、以前、開発計画に反していると指摘された118棟の建物のうち23棟に対し、環境都市整備省の自然遺産保護総局による新たな計画が整えられた。準備された新たな報告では、取り壊しが計画される17棟の減築が決められ、6棟に関しては、開発計画に準じているとして取り壊しの必要はないと明記された。      ウズンギョルでは今年9月に、地域の開発計画にそぐわない約118棟の建物の取り壊しについて、建物の所有者らにチャイカラ郡から通知が送られ始め、そ 全文をよむ

2019-11-10 モスタルの橋、破壊から26年 (Hurriyet紙)

ボスニア・ヘルツェゴビナにあるオスマン帝国最重要モニュメントのひとつモスタル橋がクロアチア砲兵部隊によって破壊されてから26周年を記念するイベントが催された。   ボスニア戦争中の1993年11月9日に破壊された橋での式典は、10時16分のサイレンとともに始った。   エメラドグリーンのネレトヴァ川にカーネーションとユリの花が投げ込まれると、モスタルのダイバー ジャスミン・クレソ氏が歴史的な橋から静かに飛び込んだ。   ヘルツェゴビナ・ネレトヴァ県(カントン)のセリフ・スパゴ議長は式典スピーチの 全文をよむ

2019-11-08 ハサンケイフ博物館、開館 (Hurriyet紙)

ウルス・ダムプロジェクトにより水没する、歴史を有するバトマン県ハサンケイフ郡での考古学的発掘現場で発見された旧石器時代、新石器時代、金石併用時代、青銅器時代、鉄器時代、中世、ローマ、アルトゥク朝、オスマン帝国時代の4,000の出土品を所蔵するハサンケイフ博物館が開館した。      ティグリス川流域のバトマン県、ディヤルバクル県、マルディン県、スィイルト県、シュルナク県に跨り、アタテュルク・ダムに次ぐ規模で、123億トルコリラを投資したウルス・ダムプロジェクトが完了した。ダム湖により水没予定の1 全文をよむ

2019-11-07 アタテュルクに関する最良の本10冊 (Hurriyet紙)

ムスタファ・ケマル・アタテュルクの人生と彼の業績は今日に至るまでトルコ国内そして国外の数多くの作家によって物語られた。アタテュルクがいまだ存命の時に執筆されたものも勿論存在しているがその大部分は彼の死後に著されたものである。そのうちの幾人かは彼の記憶を概説し、また一部は最も完璧なポートレートを執筆しようと努力した。一部の人々は初めから終わりまで彼の賛美に終始してしまった。アタテュルクをよりよく理解するためには、彼を異なる観点から解説する最良の書籍の数々を検証する必要がある。   以下は、最良のア 全文をよむ

2019-11-05 ハサンケイフで歴史的市場、解体 (Cumhuriyet紙)

ハサンケイフで築610年のエル・ルズク・モスクの「移動」のため、歴史的市場の商人たちへ市場から退去するのに与えられた猶予は昨夕18時に終了した。これまで育ってきた店から悲しみと痛みの中で引越しを余儀なくされた者もあれば、移動先で新たな場所が与えられていないという理由で移動出来ない者もあった。この状況に抗議した商売人のアリ・アスランクルチさんは、商品を店もろとも燃やし、「あいつらの心は冷たい、いい加減ここで温まるがいい」と話した。歴史的市場の解体は昨日開始された。バトマンからハサンケイフまでの古い 全文をよむ

2019-11-03 ある船頭の話:「幸福は資本主義には存在しない」―オダギリジョー監督アンタルヤ国際映画祭独占インタビュー (Cumhuriyet紙)

第56回国際アンタルヤ金のオレンジ映画祭において最優秀映画賞を獲得したオダギリジョー監督と共に、資本主義の破壊的な影響と現状の展望、そして映画愛について語り合った・・・      「消費社会の一部分であることは非常に疲弊させることで、私たちはそれに抗わなくてはなりません」と、日本人俳優オダギリジョーは語る。今回はカメラの後ろに回った『ある船頭の話』(訳注:トルコ語題は『時間はあらゆるものを消し去る』)という映画によって第56回アンタルヤ金のオレンジ映画祭の国際部門で最優秀映画賞を獲得する前に、日 全文をよむ

2019-11-02 中東の女性作家の台頭―近年活躍するアラブ世界の女性作家10人 (Yeni Safak紙)

ここ最近アラブ世界の女性作家たちが、その獲得した様々な賞とともに名声を得始めるようになった。オマーン出身のジョハ・アルハーシ氏が、マン・ブッカー賞を獲得した。今年の国際アラブ小説賞はレバノン出身ンのホダ・バラカト氏が獲得した。中東出身の作家たちの台頭において、女性たちが台頭することになったことの背景には、社会学的、文化的、歴史的そしてさらに多くの理由を挙げることができる。この分析に入る前に10人の女性作家をあなたのために取り上げてみた。      世界文学といえば、普通脳裏には英語、フランス、ロ 全文をよむ

2019-11-02 トルコ映画:第56回アンタルヤ国際映画祭で映画『ボズクル』が快挙 (Milliyet紙)

29ヶ国からの66の映画が上映された第56回アンタルヤ金のオレンジ映画祭においてアリ・オゼル氏が監督を務めた映画『ボズクル』が、一度に10部門を受賞した。      アンタルヤ広域市によって開催される第56回アンタルヤ黄金のリンゴ映画祭は、授賞式典   を開き閉幕した。式典の前に芸術家たちは、レッドカーペットから広間に入った。10月26日にスタートした映画祭では一週間に渡って66の映画が異なるカテゴリーを争った。CNNトルコにおいて生放送が行われた受賞式典の司会は、ネフィセ・カラタイ氏とイェクタ 全文をよむ

2019-11-02 トプカプ宮殿、文化観光省から大統領府に移管「悲劇が待っている」 (Cumhuriyet紙)

CHPのガムゼ・アックシュ・イルゲズディ副党首は、文化観光省から大統領府に移管されたトプカプ宮殿の修復に関して国会で話した。イルゲズディ氏は「トプカプ宮殿の修復は悲劇が待っている」と述べた。      CHPのガムゼ・アックシュ・イルゲズディ副党首は、文化観光省から大統領府に移管されたイスタンブルのトプカプ宮殿の修復に関して際立った言及を行った。      ソズジュ紙のバシャク・カヤ記者の報道によるとイルゲズディ副党首は「トプカプ宮殿の修復は悲劇が待っている」と述べた。イルゲズディ副党首は宮殿で 全文をよむ

2019-11-01 ペルシア文学:イラン・トルコ共同制作の映画『メヴラーナ-恍惚の愛』2020年に公開へ (Hurriyet紙)

メヴラーナの人生を題材にした、トルコ-イランの共同制作である映画『恍惚の愛』は、二か国の著名な俳優陣が一堂に会した作品である。      イランの映画業界の大御所の一人であるハッサン・ファティ氏が監督を務めたこの映画ではメヴラーナをパルサ・ピロウズファル氏、シャムセ・タブリーズはシャハブ・ホセイニ氏が演じる。      撮影が約2週間前にスタートした映画ではトルコからはベンス・ソラル、ボラン・クズム、ブラク・トズコパラン、ハンデ・エルチェル、イブラヒム・チェリッコルとセルマ・エルゲチがそれぞれ役 全文をよむ

2019-10-31 ワンダーウーマン:トルコ「新世代ポップス」の二人の代表格-ガイ・ス・アクヨルとカルベン (Milliyet紙)

新世代のポップ・ミュージックで最も知られている二人であるガイ・ス・アクヨルとカルベンは、今年の11月4~9日の間に開催されるフィズィー・イスタンブル音楽週間にてコンサートを行う予定だ。ガイ・ス・アクヨルとカルベンは音楽界における、その旅を一体どのように始めたのか、振り返ってみよう。      ガイ・ス・アクヨルとカルベン人気の興隆は、丁度、その彼女たち自身の音楽に合わせたかのような歌手名のように、オルタナティブな道のりで起こったのである。彼女たちは今や、新世代ポップ・ミュージックの最も知られてい 全文をよむ

2019-10-20 トルコ映画:映画『愛の奇跡2』はいつ公開?劇場公開日が発表! (Hurriyet紙)

ある山間の村に生きる障がいのある男アジズと、第三者を介した紹介で出会い結婚したムズギンとのドラマを物語る、マフスン・クルムズギュルがシナリオを執筆して監督をした映画『愛の奇跡2』の劇場公開日が明らかにされた。3月に観客と邂逅することが見込まれていた映画の公開日は延期された。さて、『愛の奇跡2』はいつ劇場公開されるのか?      映画『奇跡』の続編である『愛の奇跡2』ではメルト・トゥラク、フィクレト・クシュカン、ビラン・ダムラ・ユルマズ、エルダル・オズヤージュラル、シェナイ・ギュルレル、スィナン 全文をよむ

2019-10-19 ネットフリックス:最終回の後は国外に番販!ートルコのドラマに世界から買い手殺到 (Milliyet紙)

MIPCOM(世界最大級のテレビ・エンターテインメント関連国際見本市)はカンヌで開催されるテレビ業界の見本市である。11月14日に始まり、11月18日に終了した。トルコ国産ドラマはここでも大きな注目を集めた・・・『クズグン』は我が国で最終回が放送された。このフェアで、ルーマニアへと売却された。最も関心を集めるドラマのひとつであると言われている。ドラマ『私の娘』の買い手は相当な数だ・・・       最近では、スロヴァキアの放送局であるテレビ・マルキーザへと(「私の娘」が)売却された。(スペイン 全文をよむ

2019-10-18 ウラルトゥ楔型文字碑文に釘! (Hurriyet紙)

エルズルム県ホラサン郡ヤズルタシュ村にある3千年前のウラルトゥ碑文に太い釘が打ち込まれた。      アナトリア・トルコ史の研究を行っているアタテュルク大学のアルパスラン・ジェイラン教授は、ウラルトゥ王朝メヌア王の時代(紀元前810-786/80年頃)に属することで知られている碑文が、宝を探そうとする人々によっていつでも爆破される可能性があると述べ、関係者らに対策を呼び掛けた。      ■敵はやらない      アルパスラン・ジェイラン教授はテュルク世界表面研究と東アナトリア表面研究の分野で、 全文をよむ

2019-10-14 トルコ映画:ミマール・シナン大、イェシルチャムの記憶を保存 (Yeni Safak紙)

ミマール・スィナン芸術大学の下、サーミ・シェケルオール教授によって1960年代の初めに設立された映画・テレビセンターは、トルコ国内と外国の芸術作品の数々を保管している。1万以上の映画作品が存在するアーカイブのための補修作業を開始したと述べるハンダン・インジ学長は、「ここは非常に価値のあるアーカイブです。『イェシルチャムの記憶』ともいえる場所なのです。」と語った。      ミマール・スィナン芸術大学(MSGSÜ) ミマール・スィナン芸術大学の下、サーミ・シェケルオール教授によって、1960年代の 全文をよむ

2019-10-09 ネットフリックス:世界のドラマにおける「トルコ人イメージ」問題 (Milliyet紙)

ドラマ『サバイバー: 宿命の大統領』では、7月15日クーデター未遂事件を思い起こさせるエピソードが挿入された。ネットフリックスの『ザ・スパイ -エリ・コーエン-』では、分断されたトルコ地図が物議を醸しだした。『13 Commandments』はベルギー製作のドラマだった。殺人事件を起こしたトルコ人の家でアタテュルクとエルドアンのポスターが掲げられていたことも、批判を巻き起こした。ジェマート組織についてのエピソードを含むプロジェクトの数々があり、『サクセッション』においてもまた、戦略結婚やその他の 全文をよむ

2019-10-06 権威主義体制が拡大する中で・・・国際ペンクラブ大会とトルコの言論 (Cumhuriyet紙)

国際ペンクラブ第85回年次大会がフィリピンで開催された。      「つまりは、新聞記者だからといって殺されたり暗殺されることからは免れることがあるとでも!」この文章の作成者はフィリピンの大統領であるロドリゴ・ドゥテルテ氏だ・・・フィリピンの新聞記者と作家の友人たちはこの大統領の発言を「気に食わない新聞記者たちは殺されるかもしれない」と解釈している!   (ああ、トルコの作家たちと新聞記者たちよ、ひれ伏してあなたの現状に感謝をするのだ。私たちは今までかつて殺害されたり、刑務所で骨抜きにされる数多 全文をよむ

2019-10-05 高等教育機構統一外国語試験、近づく (Hurriyet紙)

今年初めて大学入試センター(ÖSYM)が実施することとなった第7回高等教育機構外国語試験(YÖKDİL)が迫っている。先の数週間で手続きを済ませた受験者たちは試験のための準備を続ける一方、2019年試験の日程を探っている。では試験はいつ行われるのだろうか?試験までに何日残っているのか?      高等教育機構(YÖK)が実施してきた高等教育機構外国語試験(YÖKDİL)は今年秋に初めて大学入試センター(ÖSYM)が実施する。その分野に関する唯一の外国語試験である高等教育機構外国語試験は、説明書に 全文をよむ

2019-10-03 トルコ映画:25か国から83作品が参加-ボアズィチ国際映画祭が開幕 (Milliyet紙)

今年、第七回目の開催となるボアズィチ映画祭は10月18日から映画ファンを迎え入れる。   国内と国外の各賞のコンペに様々な重要な映画が審査員の前に登場する映画祭において25か国から83の映画作品が銀幕に立ち現れる・・・      10月18日にスタートして10月25日まで開催される予定の第七回ボアズィチ国際映画祭ではある特別な一本の映画が、オープニング作品として映画ファンに邂逅する。第72回カンヌ国際映画祭のクロージング映画として上映されたエリック・トレダノ氏とオリヴィエ・ナカシュ氏の二人が監督 全文をよむ

2019-10-02 ウズンギョルの違法建築撤去、10月5日開始へ (Hurriyet紙)

トラブゾン県チャンカヤ郡にある世界的に有名な観光名所であるウズンギョルが違法で景観を損なう建築から守られる。土地整備の調和にふさわしくない約118の建築物の撤去のために建築物の所有者に対しチャイカラ市からの通達の送付が始まり、撤去は10月5日から開始されることが通知された。      40年前にはトウモロコシ畑を思い起こさせる存在であり、今日には世界的に有名な観光名所となったウズンギョルにとっての観光シーズンの終わりとともに違法建築の撤去に向けての行動が開始された。土地整備の調和にふさわしくない 全文をよむ

2019-10-01 トルコドラマ:ドラマ「チュクル」がゲーム化?国産人気ドラマとゲームのコラボレーションが始動 (Hurriyet紙)

ドラマ『チュクル』とゲーム『ズーラ』の各制作会社は、サインを交わした合意によって新しいプロセスの中へと乗り込んだ。ドラマ『チュクル』のキャラクターであるアゼリ・クルトゥルシュとジュマリ・コチョヴァルがゲームに登場する、と発表した製作側の担当者は、ドラマ『チュクル』の興奮がゲーム『ズーラ』においても巻き起こるだろう、ということを伝えた。この進展は、数多くのゲームファンの脳裏にドラマ『チュクル』がゲーム化するのだろうか?という問いをもたらした。以下は、その問題に関する情報からの抜粋だ。      ト 全文をよむ

2019-10-01 イラン映画:11年間亡命生活を送るイラン人映画作家の物語 (Cumhuriyet紙)

祖国から遠く離れて以来、彼女はまるで転がるダイスのようだ。私はイラン人の女優のであるザフラ・アミール・エブラヒミ氏について話をしている。彼女はモフセン・ナムジョー、バフマン・ゴバディ、ゴルシフテ・ファラハニ、マフマルバフ一家のような情熱を宿している。エブラヒミ氏は38歳だ。写真家、短編映画監督としても活躍している。15歳の時から芸術家として活動している。生まれ育ったテヘランで演劇を学んだ。彼女は最初の映画を18歳の時に撮った。母国のテレビでは最も有名な役者の一人だ。しかし、かつての恋人が彼女のプ 全文をよむ

2019-09-30 あなたの指の中の物語-トルコ初のインタラクティブ文芸雑誌アプリ「見知らぬ乗客」誕生 (Cumhuriyet紙)

あなたの旅の間中、あなたに同伴する物語の数々が「見知らぬ乗客」とともにやってくる。      「あなたはある鉄道で旅をしている。見ず知らずの誰かがあなたの隣に座り、あなたに物語を聞かせ始める、あなたもその人物の話の続きが気になってそれに耳を傾けています。」   編集長のセリム・ベクタシュ氏は、トルコ初の文芸雑誌アプリである『見知らぬ乗客』をこのように説明している。そのタイトルを初めて聞いたとき、私はパトリシア・ハイスミスの同名小説をアルフレッド・ヒッチコックが監督した、1951年製作の映画『見知 全文をよむ

2019-09-27 トルコ文学:作家アルベルト・マングェルが語るトルコ「この国には巨大な想像力がある」 (Hurriyet紙)

アルゼンチン出身の著名な作家、翻訳家であり、「プロの読書家」という肩書をもつアルベルト・マングェル(Alberto Manguel)氏が、サイン会とトークショーを行うためにイスタンブルにやって来た。      3年前、アフメト・ハムディ・タンプナルの著作『5つの町』をテーマに、『5つの町-タンプナルの跡を辿って-』という本を著したアルベルト・マングェル氏は、トルコ人読者には慣れ親しんだ人物だ。『ボルヘスの家で(英題:With Borges)』、『読書の歴史―あるいは読者の歴史(英題:A his 全文をよむ

2019-09-19 盗掘で、古代モザイク発見 (Hurriyet紙)

異なる文明の痕跡を内包する、マルディン県デリック郡のギョクタシュ街区での盗掘で紀元後6世紀に属することが明らかになったモザイクが発見された。      郡の中心から約55キロ離れたギョクタシュ街区の郊外で宝のために盗掘が行われているのを目撃した者が状況を軍警察に通報した。現場に派遣された郡軍警察司令部の部隊によって行われた調査で表面に様々な形が描かれたモザイクが発見された。モザイクは部隊が行った手続きのあとマルディンの美術館局に保護された。        軍警察の部隊が容疑者の逮捕のために始めた 全文をよむ

2019-09-18 歴史的教会で盗掘 (Hurriyet紙)

カルス県のディゴル郡デリニョズ村にある歴史あるベシレル教会において盗掘をおこなった4人が、軍警察によって現行犯逮捕された。      県郡警察に所属する人員は、9月17日にディゴル郡にあるデリニョズ村の周辺を巡回していた際、第一級の歴史遺跡であるベシレル教会において4人が盗掘を行っていることに気が付いた。      行動に移った人員は4人を逮捕した。4人の容疑者が盗掘で使用した梯子、つるはし、シャベル、シャベルの柄、ハンマー、ノミ3本、金属探知機2台が押収された。 全文をよむ

2019-09-08 トルコドラマ:新作トルコ版「ドクター・ハウス」は一体誰になる? (Milliyet紙)

アメリカで8シーズンが配信され、大きな注目を集めた医療ドラマ・シリーズである「ドクター・ハウス」のトルコ・バージョンに関して現在までに出ているニュースを纏めてみた。      カルガ・セヴン・トルコ企画のプロジェクトをタイラン・ビラデルレル氏が監督する予定だ。TV8のために撮影されるドラマでは、主人公「ドクター・ハウス」をハリト・エルゲンチ氏が演じる予定だった。      ヤームル・タイラン氏とドゥルル・タイラン氏兄弟は、プロジェクトを実現に移す前にカルガ・セブンとのコンビを解消した。エルゲンチ 全文をよむ

2019-09-07 トプカプ宮殿、文化省から大統領府に移管 (Hurriyet紙)

トプカプ宮殿博物館が、文化観光省管轄下から大統領府国立宮殿管理局に移管された。大統領府は9月5日付第44号法令でトプカプ宮殿博物館を全所蔵物・職員ともども国立宮殿管理局に移管した。職員には6ヶ月間の一時的な人員配置がなされた。イスタンブル考古学博物館が一部使用していた造幣局の建物も国立宮殿管理局に加えられた。      2018年11月2日付のHurriyet紙で、博物館が国立宮殿管理局の管轄にすることが二機関の間で議論されており、大統領府の法令が待たれていることが報じられた。法令は昨日官報に掲 全文をよむ

2019-09-07 ヒッタイト遺跡発掘、3500年の歴史が日の目に (Hurriyet紙)

チョルム県ボアズカレ郡の、ヒッタイト王国の首都ハットゥシャ古代都市遺跡において考古学的発掘が続いている。発掘リーダーのアンドレアス・シャッハナー教授は今年の発掘活動はヒッタイト人の日々の生活に関する痕跡と遺物を発見するために行われると述べた。      チョルム県ボアズカレ郡のヒッタイト王国の首都ハットゥシャ古代都市遺跡における考古学的発掘が続いている。3500年前の都市における今年の発掘活動は、約1000平方メートルの範囲で実行されている。発掘リーダーのアンドレアス・シャッハナー教授は地域での 全文をよむ

2019-09-06 ヒップ・ホップ:15分でトルコを斬る-ラップPV「黙っていられない」が話題に (Cumhuriyet紙)

1・トルコのトップ・ニュースになる二曲のラップ・ソングが、夜中の同時刻にリリースされた。アンカラ出身のラッパーであるエズヘルは「事件」というタイトルの最新曲をリリースし、リーダーをシャヌシェルが務めたグループである‟RAP“というグループも「黙っていられない」というタイトルの楽曲をYoutube上にシェアした。         ■19人のミュージシャンが一堂に      「黙っていられない」という楽曲ではシャヌシェルと共にフアト、アドス、ハイキ、セルベル・ウラズ、ベータ、タフリバッド-ı・イシャ 全文をよむ

2019-09-04 トルコ映画:セミフ・カプランオール監督、オスカー候補作『アスル』を語る (Hurriyet紙)

2020年に行われる第92回アカデミー賞の国際長編映画賞のトルコの本選候補作として発表された映画「アスル」の脚本と監督を務めたセミフ・カプランオール氏は、映画は現代世界における女性と母親になることがもたらすジレンマに焦点を当てていると語っている。         カプランオール監督は、「赤ちゃんは母親のおかげで自分を認識することができます。この映画の根底にも、実際にこの意味における離別を、別の言い方をすれば目に見えない繋がりの物語が存在します。『アスル』は、「繋がり」という題をつけた三部作の第一 全文をよむ

2019-09-04 ネトフリ:ネットフリックス・トルコが閉鎖?Netflixからトルコへ最新の発表 (Milliyet紙)

世界展開をしている映画-ドラマ制作そして配信会社であるネットフリックスはトルコ市場から撤退するという主張に関しての、公式発表がなされた。ネットフリックス・トルコからソーシャル・メディア・プラットフォームであるツイッターで行われた発表は本紙で読むことが出来る。さて、ネットフリックス・トルコは閉鎖されるのか?さて心配された問題への回答だ・・・         ネットフリックス・トルコが閉鎖されるという主張に関して、待たれていた発表が到着した。国中の何万人ものネットフリックス・ユーザーが不安に思いなが 全文をよむ

2019-08-29 トロイ博物館、「世界100博物館」に選出ータイム誌 (Milliyet紙)

世界で最もよく読まれている雑誌のひとつ、タイム誌がトロイ博物館を称賛している。「世界100博物館」のリストを作成したタイム誌は、有名なトロイ博物館も選出した。      世界で最も影響力のある雑誌のひとつであるタイム誌は、世界規模でとある調査を行った。タイム誌は「見ておきたい世界の博物館100選」と題するリストを作成したのだ。      そのリストに載っている世界的な博物館のなかには、2018年に開館したトロイ博物館も選ばれている。   24点からなるトロイの黄金コレクションをはじめ、この歴史的 全文をよむ

2019-08-26 トルコ映画:なぜカプランオールが?トルコのオスカー候補選挙で疑惑のコネクション (Cumhuriyet紙)

トルコのオスカー候補が発表されたことに関するプロセスは透明性からほど遠いものである。しかしながら芸術行事委員会(SEK)がおこなった投票の詳細を私たちは入手した。カプランオール監督が8票を獲得した選挙プロセスにおいて3人のメンバーが参加しなかったことが明らかになったのだ。      トルコ映画界は土曜日から現在までトルコのアカデミー国際長編映画賞(旧名称はアカデミー外国語映画賞)部門のオスカー候補として発表された『アスルの繋がり』というタイトルの映画について話をしている。映画は未だに公開はされて 全文をよむ

2019-08-26 トルコ映画:カーン・ミュジデジ監督の『イグアナ東京』ヴェネチア国際映画祭に出品 (Hurriyet紙)

初監督作品、『シヴァス』によって世界中で数多くの賞を受賞したカーン・ミュジデジ監督の初の長編映画プロジェクトである『イグアナ東京』が第76回ヴェネツィア国際映画祭の一環であるヴェネチア・ギャップ・ファイナンシング・マーケットへの参加の権利を獲得した。      輝かしい受賞歴のあるカーン・ミュジデジ監督が脚本執筆と監督を務めた映画『イグアナ東京』は、第76回ヴェネツィア国際映画祭の一環に含まれるヴェネチア・ギャップ・ファイナンシング・マーケットに選出された40の映画作品の一つとなった。2019年 全文をよむ

2019-08-26 VR:オスマン・ハムディ・ベイの「亀使い」、最新VR技術で生まれ変わる (Milliyet紙)

オスマン・ハムディ・ベイの「亀使い」は疑いなくトルコで最も重要な絵画の一つである。ペラ博物館において展示されている絵画を目当てに毎年、何十万人もの芸術愛好家が訪問している。博物館が開発したVRプロジェクトによってオスマン・ハムディ・ベイの絵画は新たな次元に生まれ変わった。VRプロジェクトのペラ博物館デジタル・ソーシャル・メディア責任者であるウルマク・ウーバー氏にインタビューを行った。         ■まず初めに、VRについて話を始めたく思います。その名前を全く知らない方たちのために質問させてく 全文をよむ

2019-08-22 トルコの外食産業5千万TLの経済規模 (Hurriyet紙)

近頃停滞している世界経済と経済危機を少しずつ取り除こうとしている国際市場といった諸条件の中でレストラン産業は著しい成長率とともに投資家の注目を集めている。       特にここ数年でアナトリア各地の美食を手始めにトルコ全土でチェーンレストランを展開する地元ブランドをこうした顕著な例として挙げられる。イスタンブル、ガジアンテプ、メルシン、アンタリア、サムスンのような県で毎日何千人もの人へ高品質のサービスを提供しながら差別化をはかっているレストランチェーンは、365日最高の料理と新鮮な素材を最速かつ 全文をよむ

2019-08-15 トルコ文学:ボアズィチ大で作家レイラ・エルビルの個人アーカイブがデジタル化 (Cumhuriyet紙)

ボアズィチ大学ナーズム・ヒクメト文化・芸術研究センターのオーガナイズの元で進行している「個人アーカイブに光を-レイラ・エルビルの世界」という名前のプロジェクトは、トルコ文学史上の重要な作家の一人であるレイラ・エルビル氏の個人アーカイブをカタログ化しデジタル環境へと移行して、研究者らと共有できるように公開することを目的としている。      大学から行われた発表によれば、ボアズィチ大学トルコ語文学部博士助手オルジャイ・アクユルドゥズ氏がボアジチ大学ナーズム・ヒクメト文化芸術センターのオーガナイズの 全文をよむ

2019-08-13 トルコ映画:ペリン・エスメル監督の新作映画、『クイーン・リア』から予告編とポスター到着 (その他紙)

ワールド・プレミアを第二十五回サラエヴォ映画祭にて敢行する予定のペリン・エスメル監督の新作映画『クイーン・リア』から、最初の予告編とポスターが公開された。      最新映画『役立つもの』によって注目を集めるペリン・エスメル監督は、今年、新作映画『クイーン・リア』と共に映画ファンの前に登場する。      ワールド・プレミアを第二十五回サラエヴォ映画祭にて敢行する予定のペリン・エスメル監督の新作映画『クイーン・リア』から、初となる予告編とポスターが公開された。      トルコで2019年11月 全文をよむ

2019-08-11 盗掘の王墓から、スルタン・アラエッディンの宝物箱みつかる (Milliyet紙)

エルズルムのパスィンレル郡においてトレジャーハンターによって壊された歴史的墓所で行われた発掘で表面に「スルタン・アラエッディン」と記された棺が見つかった。      エルズルムのパスィンレル郡においてトレジャーハンターによって壊された歴史的墓所で行われた発掘で表面に「スルタン・アラエッディン」と記された棺が見つかった。      郡内のオヴァキョイ街区にある歴史的墓所がトレジャーハンターによって重機で破壊されたことを目撃した市民たちはその状態を軍警察の部隊に伝えた。      問題が県の文化観光 全文をよむ

2019-08-05 Apple Music:アップル・ミュージックにトルコ人デザイナーの作品 (Milliyet紙)

世界をリードする音楽配信サービスの一つであるアップル・ミュージックは、特にトルコのリスナーを対象とした新しいプレイリストを作成した。各プレイリストのアートワークはトルコ人デザイナーが手掛けたものである。         イラストレーターのムラト・パルタ氏:「私たちが生み出した仕事は、私にとって喜ばしいものであったのと同じくらいワクワクさせるものでした。(アップル・ミュージックは)一人のアーティストとしてこのような状況における、健全なコミュニケーションの重要性を理解していらっしゃる。アップル・ミュ 全文をよむ

2019-07-31 ブユクアダ島のギリシャ正教孤児院、崩壊の危機 (Cumhuriyet紙)

ブユクアダのギリシャ正教孤児院に関する包括的な報告書が発表された。      ヨーロッパの文化遺産の保護における先導的な役割を果たしている組織であるヨーロッパ・ノストラと欧州投資銀行は、今日イスタンブルとプリンス諸島(アダラル)の重要な一部であるブユクアダのギリシャ正教孤児院の複合建築の修繕と保護のための活動計画を含む技術・予算報告書を発表した。報告書においては、プロジェクトが最低でも合計で4000万ユーロの投資が必要であると明らかにし、プロジェクトとその適用の実行による全てのリハビリテーション 全文をよむ

2019-07-24 トルコ映画:モスクワで進路が交錯した二人の作家-ナーズム・ヒクメトとアフメト・ウミト (Cumhuriyet紙)

新作映画『メルハバ、我が美しい祖国よ』が近く劇場公開される。      モスクワに亡命した世界的に著名な詩人のナーズム・ヒクメトと、彼に影響を受けちょうど彼のように人生の一時期をモスクワで過ごした作家のアフメト・ウミト氏の物語『メルハバ、美しい祖国よ』が銀幕で永遠の命を吹き込まれる。ナーズム・ヒクメトとアフメト・ウミトを邂逅させた映画の最初の予告編が今日、公開された。      シナリオをアフメト・ウミトが執筆したプロジェクトの監督は、長年に渡り数多くのドキュメンタリーを手掛けたジェンギズ・オズ 全文をよむ

2019-07-19 洪水のあとにローマ時代の遺跡現る (Cumhuriyet紙)

ゾングルダク県デヴレキ郡で、先月発生した洪水の水が引くとともに、古代ローマ時代の歴史的な橋と石棺が現れた。      郡内のアーラル地区を流れるギュドゥッレル川は、先月6月21日の大雨で氾濫した。水が引くと、川沿いの道の下に歴史的なものと考えられる瓦礫が発見された。デヴレキ郡の職員によって始められた調査の結果、石棺とアーチ橋が姿を現した。      橋のアーチ部分はまっすぐに切られた石で、土台とほかの部分は粗石でつくられていることが確認された。ボル・アバント・イッゼト・バイサル大学の教育学部部長 全文をよむ

2019-07-17 ファズル・サイ、結婚 (Cumhuriyet紙)

世界的に有名なピアニストのファズル・サイ氏は、3年間交際を続けた、イズミル出身の恋人であるピアニストのエジェ・ダウスタン氏とイタリアのミラノで結婚した。カップルは現在トルコで結婚式を開く準備をしている。      有名なピアニストのファズル・サイ氏とエジェ・ダウスタン氏のカップルは、3年間の交際を続けたのち、1月に結婚、そしてイタリアで結婚式を挙げた。ウチャンクシュ紙の記事によると、ミラノでの結婚式ののち、トルコでも結婚式を挙げる予定の有名なカップルは、7月26日にアラチャトゥにあるホテルで親し 全文をよむ

2019-07-12 ウズンギョルの違法建築、取り壊しへ (Milliyet紙)

ムラト・クルム環境都市整備大臣はウズンギョル(ウズン湖)が1983年に国立公園とされたことを強調し、「土地整備の調和に適切でないおよそ118の建築物がある。これらの建築物に関する通知を行った。プロセスのなかで土地整備の調和に適さない建築物の取り壊しを行うつもりだ。」と述べた。      様々な調査のために、ウズンギョルを訪れたクルム大臣は、湖の周辺を散策し住民らと意見を交わした。      興味深い石や木の根から作られた動物のフィギュアが展示されている博物館を視察したクルム大臣は、その後、新聞記 全文をよむ

2019-07-07 世界遺産ディヤルバクル城壁都市に、ユネスコ調査 (Cumhuriyet紙)

ユネスコは、世界遺産のディヤルバクル城壁都市とヘヴセル庭園の文化的景観に関して、トルコ訪問の意志を表明した。       第43回ユネスコ世界遺産委員会(WHC)の会議が、アゼルバイジャンの首都バクーで続いている。7月10日まで続く会議では、2015年に世界遺産に登録されたディヤルバクル城壁都市とヘヴセル庭園の文化的景観に関するレポートが発表され、トルコに対する批判的意見がだされた。ディヤルバクル中心部の城壁地区では、2015年中頃に夜間外出禁止令が宣言された後、広範囲で軍事行動がとられ、何千も 全文をよむ

2019-06-28 トルコ文学:エリフ・シャファク、王立文学協会員に選出 (Milliyet紙)

エリフ・シャファクはイギリスの重要な文学協会の一つである王立文学協会員に選出された。      エリフ・シャファクは、小説『愛』によってこの栄誉を受けた。また、この肩書を持つ初のトルコ人作家となった。      最新作である『10分38秒』がドアン・キタプより刊行されたシャファク氏は、小説『愛』では一方は現代、もう一方で1200年代に展開する二つの物語を描いている。作家は、「私は『愛』を説明したかったのです。現実世界の次元と精神世界の次元で『愛』を描きました。」と語った。1820年に創設された王 全文をよむ

2019-06-23 法学部教育改革、5年制へ (Hurriyet紙)

会議では、トルコ国内で67に達する法学部の削減が議論された一方で、法学部エントリーにおいて成績ランキングが10万番に上げられ、大学教員への新しい基準の設定が議題とされた。法律専門職試験と弁護士試験についても議論された会議では、法学部教育において予定される諸調整が検討された。      ■定員削減       トルコには、34の公立、33の私立大学、合わせて67大学に法学部が設置されている。34の公立大学のうち、6大学に夜間プログラムがある一方で、私立大学では社会人教育プログラムと奨学金付きプログ 全文をよむ

2019-06-21 ネトフリ:トルコ国産第三弾Netflixドラマ『Love 101』シリーズは期待に応える作品なのか? (Milliyet紙)

『DARK ダーク』や『ザ・レイン』などの作品が人気を集めているこの時代にトルコのドラマ界は未だにホームドラマで気勢を上げるということには全く驚いてしまう。もう私たちはホームドラマには飽きてしまってはいないだろうか?もっと面白いことに出会うことは私たちには出来ないのだろうか?新作ドラマ『Love 101』は恐らく、この「ホームドラマ」の強迫観念から私たちを解き放ってくれるだろう・・・         ■5人の高校生の物語      Netflixの第三作となるオリジナルのトルコドラマである『Lo 全文をよむ

2019-06-17 トルコ映画:私たちのヘゲモニーの問題 (Milliyet紙)

失地回復論者の感覚で現状を打破しようとしながら、そこで蓄積を見ないふりをして行われるあらゆる攻撃というのは、私たちを更に後退させてしまうだろう。      以前にもこのコラム、そしてほかのニュース媒体において何度も、私は文化的なヘゲモニーの問題に関する考察を執筆してきた。何度も似たトピックについて書いてみるということも時にはよいだろう。結論で書こうとしていることをここで言ってしまおう。トルコにおいて文化そして芸術分野において、あるヘゲモニーが存在するのだ。      まず、「私たち」の側が誤解し 全文をよむ

2019-06-07 クサントス遺跡、惨状ー覆いとれモザイク散乱・・ (Hurriyet紙)

UNESCO世界文化遺産リストに名を連ねるくクサントス遺跡のモザイク画が保護を一切されないままむき出しとなっていた。モザイク画は芸術的に無二の価値を誇り、以前の発掘調査隊が活動していた時期はジオテキスタイルで保護されていた。カバーは年々腐食していき、モザイク画がむき出しになった。保護がなくなりモザイクを構成する小石が周囲に散らばり始めた。表面の図画は日を重ねるうちに消えて行ってしまっている。      アンタルヤ県カシュ郡クヌク村近郊にあるクサントス遺跡は1988年にUNESCO世界文化遺産に登 全文をよむ

2019-06-05 トルコドラマ:Blu TVの人気配信ドラマ『ベフザトÇ.』から待望の予告編が到着! (Cumhuriyet紙)

Blu TV(ドアン・ホールディング傘下で2017年に開局したインターネット動画配信サービス。若者を中心に大きな人気を誇っている)において幾度もシリーズが放送された大人気ドラマ『ベフザトÇ.』の新シリーズから予告編が到着した。         2010-2013年の間に放送され幅広い視聴者層にアピールをしたベフザトÇ.はBlu TVへの帰還の準備を進めている。ドラマの新シリーズの新たな予告編が公開された。      ■メインキャストの大半は再びスクリーンに      『ベフザトÇ』のこのシーズン 全文をよむ

2019-06-03 さあバイラム、バイラム礼拝のやり方は? (Milliyet紙)

神聖なるラマザン月後にトルコを取り巻くバイラムの興奮は数百万の人々を突き動かしている。ラマザン・バイラムまであと数時間を残すというところで、最も気になる話題の一つが、「バイラムの礼拝は何時に行われるのか」という問いへの答えだ。さて、トルコ全国の国民たちが気になっている、県ごとのバイラム礼拝の時刻とは……。      バイラム礼拝のカウントダウンが始まった。数百万のイスラム教徒たちが、今日(6月3日)ラマザン・バイラムを礼拝で迎えることとなる。トルコ国民は、この神聖なバイラムに先立ち、「バイラムの 全文をよむ

2019-06-02 イスタンブル新空港、57日で乗客1千万人利用 (Hurriyet紙)

イスタンブル新空港は57日目にして1千万人の旅客数に達し、1千万人目の旅客はサプライズセレモニーで迎えられた。イスタンブル新空港の一千万人目の旅客となったのはエスラ・イェシルオズさん(学生)でイズミルに出発する前に大きなサプライズに遭遇。チェックインと手荷物預け中に突然そばでクラッカーが鳴ってバンドメンバーの演奏が始まり、何が起こったのか驚いたというイェシルオズさんは「私が1千万人目になったのですね。すごく驚きました。全然想像していなかった。本当にありがとうござます」と話した。      4月6 全文をよむ

2019-05-31 高校入試一斉テスト目前、願掛けの聖者廟は大賑わい (Milliyet紙)

中学校8年生の生徒約100万人は、明日実施される高校入学試験(LGS)に向けた最後の準備を終えた。試験まであと1日となった生徒とその保護者らは、バクルキョイにあるズフラトババ廟を訪れ、願掛けをした。 全文をよむ

2019-05-29 MeToo:女性監督の闘いを描いた映画『彼女の映画』公開に:トルコ映画 (Cumhuriyet紙)

ス・バロール氏とメルべ・ボズジュ氏が製作した、トルコ映画界で活躍した女性監督たちのそれぞれの初監督作品の製作における物語を描き出した映画『彼女の映画』は、同時にこの映画を作りあげるために乗り出した二人の若き女性監督の数々の冒険も描き出した作品だ。      ビルゲ・オルガチュから、チュルカン・ショライ、ビケト・イルハンからウシュル・オズゲン・チュルク、イェシム・ウスタノールからイリキセン・バシャル氏に至るまで、数多くの映画を手掛けた女性たちの映画製作における体験とこのプロセスにおいて感じたことの 全文をよむ

2019-05-24 交通インフラ相「5Gに安全問題なし」 (Hurriyet紙)

メフメト・ジャーヒト・トゥルハン交通インフラ大臣は5G技術について、「我々はこのシステムを様々なインフラ開発者と構築するのであり、ファーウェイありきのものではない。この意味で、5Gは世界でそうであるように、我が国においてもまたファーウェイに限定されるものではない。よって、安全性に懸念はない」と述べた。      ドイツの都市ライプツィヒでの国際交通フォーラムに参加したトゥルハン大臣は、アナトリア通信の特派員からの議事に関する質問に回答した。      トゥルハン大臣は、トルコの鉄道インフラの発展 全文をよむ

2019-05-23 ヒップホップ:人気ラッパー・エズヘル、ニューヨークタイムス紙で特集記事 (Cumhuriyet紙)

最近、一躍脚光を集めているラッパーのエズヘルが、ニューヨークタイムス紙が特集した『あなたが知るべきヨーロッパの15人のアーティスト』のリストに取り上げられた。新聞のインタビューに答えたエズヘルは、自分の成功の理由には、家族の音楽的なバックグラウンドがあると話している。      ザ・ニューヨーク・タイムスが今日特集をした『あなたが知らなくてはならないヨーロッパの15人のアーティスト』リストにトルコにトルコからは人気ラッパーのエズヘルも加わっていた。ヨーロッパの様々な国で人気を博しつつあるスターた 全文をよむ

2019-05-23 イスタンブル工科大、市中の本部ビル、売却? (Cumhuriyet紙)

イスタンブル工科大(İTÜ)の経営学部と工学部のキャンパスである歴史的なギュムシュスユとマチカの建物が売却されるという噂は、学長による文書をもって否定された。      イスタンブル工科大学本部は、イスタンブル建築家会議所の環境アセスメント協議会相談役であるミュジェッラ・ヤプジュ氏が、マチカとギュムシュスユにある大学所有の歴史ある建物の売却について語った事柄を文書で否定した。      İTÜ学長のサイン入りで大学のウェブページに載せられた文書は、「我が校に関して、ソーシャルメディアで虚偽の情報 全文をよむ

2019-05-21 第30回ハルドゥーン・タネル文学賞は、キャーミル・エルデムへ (Cumhuriyet紙)

ミッリイェト紙によって今年、第30回が開催される2019年のハルドゥーン・タネル文学賞は、キャーミル・エルデム氏の「脆いセガーフ(トルコ古典音楽のマカームの一種)」という名の物語小説に贈られた。         ドアン・フズラン氏が審査委員長となって、デメト・タネル氏、ハンダン・インジ氏、ヌルセル・ドゥルエル氏、メティン・ジェラル氏、メフメト・ザマン・サチュルオール氏、オミュル・イクリム・デミレル氏から成る選考委員会は第30回ハルドゥーン・タネル文学賞にノミネートした作品を評価した。選考委員会は 全文をよむ

2019-05-21 教育相「高校、数学は最終学年まで必修」 (Milliyet紙)

ズィヤ・セルチュク国民教育大臣は、中等教育で数学が選択科目となる件について、正しくない情報が出回っていることを指摘し、「いかなる生徒も数学の授業を受けることなく次学年に進むことは不可能だ」と述べた。      新中等教育モデルの発表後に持ち上がった「数学が選択科目になる」という噂に対し、国民教育大臣がコメントを出した。      「我々が発表した中等教育構想においては、数学の授業は第9、10、11学年で共通科目となる。すなわち、全生徒が必修の授業だ。第12学年では、特別キャリア授業として設けられ 全文をよむ

2019-05-21 観光客殺到、水源の美しさ―ギュミュシュハーネ (Hurriyet紙)

トマラ滝自然公園は、ギュミュシュハーネのシラン郡で山から湧き出る40の異なる源流が合流してできる25メートルの高さから注がれる珍しい滝の一つで、観光客が殺到している。      シラン郡の中心部から25キロ離れたトマラ滝は、地元の人々や外国人観光客の興味を引いている。雄大な自然の景色と、谷を流れる水が出す音により観光客に視覚的、聴覚的な喜びを生み出している。このトマラ滝自然公園は650万トルコリラの投資によって新たな装いを纏った。      国立自然保護公園第12番地域管理局によって作られたガラ 全文をよむ

2019-05-14 ネムルート山登山、有料化 (Cumhuriyet紙)

世界8番目の不思議と言われるネムルート山への入場が有料化された。      文化観光省流動資本事業本部は、UNESCOの世界文化遺産リストに名を連ねるネムルート山の入場料を発表した。   ネムルート山の入場料は一人あたり20リラで、これに輸送費が5リラかかり、合計25リラと定められた。      (アドゥヤマン県)文化観光局局長のムスタファ・エキンジ氏は、「以前は自然保護と、国立公園局によって行われたオークションにより、ネムルート山への入場は有料だったが、近年は無料としていた。しかし、その後ネム 全文をよむ

2019-05-12 トルコ映画:エムレ・イェクサン監督の新作映画『山男の家』今週から劇場公開 (Cumhuriyet紙)

本紙は新作映画『山男の家』が今週から劇場公開される、エムレ・イェクサン監督と自然と人間の間の関係から、ゲズィ騒動にまで至るインタビューを敢行した。          デビュー作『湾』(イズミルを舞台に、港に停泊予定だったタンカーの炎上事故によってそれまでの生活が一変してしまったある男の物語を描いた作品。2017年公開)によってトルコ映画界におけるその地位を確固たるものにするだろうと囁かれているエムレ・イェクサン監督は今、二作目となる映画『山男の家』と共に帰還した。クタイ・サンドゥクチュとエムレ・ 全文をよむ

2019-05-11 ハイダルパシャ遺跡、1700年前の遺構を空からみると・・ (Cumhuriyet紙)

歴史的ハイダルパシャ駅に発着する線路の建設中に出現した、1700年ほど前のものと言われる考古学的遺跡が空撮された。映像では、広大な範囲に街が広がり、遺跡は500mの距離にあるアイルルク・チェシュメ駅まで伸びているのが分かる。      イスタンブルの交通問題解決に大きく貢献すると期待される新郊外路線開発で線路が新しくされていく中、一方で土木工事の結果、考古学的発見物が出現し続けている。歴史的ハイダルパシャ駅のホームを終着点とする線路の付け替え作業中に出現した「都市」は、学者や愛好家らをとりこにし 全文をよむ

2019-05-10 ネトフリ:Netflixドラマ『ハーカン-守護者』のイギリス進出はトルコのドラマの今後を占う? (Milliyet紙)

Netflix UKは、その週に最も視聴されたドラマ・ランキングをツイッター公式アカウント上で報告したが、その結果はトルコにとって喜ばしいものだった。Netflixドラマ『ハーカン: 守護者』 はNetflix UKで最も視聴率が高かった10シリーズのうちのひとつだったのだ。      ■Netflix史上初となるトルコ製作ドラマ      我が国へと進出するやいなや、デジタル・ドラマ配信サービスへの移行を加速させる先駆的な存在となったNetflixは、トルコで製作された初のドラマ・シリーズとな 全文をよむ

2019-05-05 ヤイラ観光のメッカ・アイデル、地域再生へ (Cumhuriyet紙)

公正発展党(AKP)レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の「私達はアイデルを汚した、最悪のものにした」発言で、リゼの有名な観光地アイデル・ヤイラ(草原)が世論を賑わせている。このアイデル・ヤイラの地域再生プロジェクトが始動した。      トルコ集合住宅局(TOKİ)主導の下、5省庁が協力して実施するプロジェクトは3段階で、インフラ整備と交通問題の解決を草原にもたらし、高さのある建物ではなく、最大2階建てまでの建物が建設される予定だ。      この話題でユルト紙に掲載されたニュースは次のとおり 全文をよむ

2019-05-02 spotify:トルコ音楽:このプレイリストでは何が起こっているのか? (Hurriyet紙)

先日、ツイッター上で私はシンプルな疑問を投げかけてみた。   一体、一人のアーティストがスポーテファイのプレイリストにリリースされたばかりのアルバムから5曲、合計で6曲もどうして入り込むことができるのか?実際に、問題があるのではないのか?それを私は確かめてみたかったのだ。         これは、私が「トルコ・ロック」のプレイリストで出くわした初めての事態だった。   嘘ではない、私は自分のプレイリスト以外には、それほど他のプレイリストに目を通すことはないからだ。   私はプロの音楽評論家なので 全文をよむ

2019-04-28 トルコ映画:新作映画『イヌが教えてくれること』はあなたの思いやりを求める (その他紙)

トルコでは、何万頭もの野良犬が町の中心地から遠く離れた場所で、毎日生存がかかった暮らしを余儀なくされている。野良犬たちを題材にしたドキュメンタリー映画『イヌが教えてくれること』の、静かにカメラを寄せたかと思うと、今度は距離を置きながら撮影された全シーンの中から、観客は自分が最も心動かされる場面は一体どれだっただろうと、鑑賞後に思いを巡らすことだろう・・・。      映画『イヌが教えてくれること』は、あなたが1910年に8万頭以上の犬が虐殺されたハユルスズ島事件のことを、もしたとえ知らなかったと 全文をよむ

2019-04-28 シムゲ・プナルがファースト・アルバムをリリースー「この曲たちは都会に生きる少女たちの反抗なんです」 (Milliyet紙)

ファースト・アルバム『ギュゼル・シェイレル』をリリースしたオルタナティブ・ミュージックシーンで注目を集めているシンガーのシムゲ・プナルは、「私の楽曲は都会に暮らす女の子が叫び声をあげずにおこなう反逆といえます。」と自己分析する。       シムゲ・プナルは、昨年リリースしたファースト・シングル「私たちはみな同じ」、「シャングリア」の後4月12日にファースト・アルバム『ギュゼル・シェイレル(素晴らしいこと)』をリスナーの元に届けた。ラクン・ミュージックからリリースされたアルバムのプロデュースはハ 全文をよむ

2019-04-22 都市開発が変えたもの... (Cumhuriyet紙)

女優サーデト・ウシュル・アクソイと俳優エロール・アフシンが主役を演じた映画『Saf(帰属)』は、都市の変容の過程で人生が一変してしまった、とある夫婦の人生にスポットを当てた作品だ。      都市の変容が近年のトルコで最も深刻な問題の一つであるという事に疑いの余地はない。いつの時代であっても、私たちが暮らす街のとある地区や通り、それどころか細道においてすら新たな公共事業が始まり、ごくわずかな期間で私たちの生活基盤を大きく影響することなしに日々が過ぎるということはない。マルディンでもそうだし、アン 全文をよむ

2019-04-14 ボスニア・トラブニクのアラジャ・モスク、トルコの手で修復終わり公開 (Yeni Safak紙)

ワクフ庁によって修復されたボスニア・ヘルツェゴビナのトラブニクにあるアラジャ(スレイマン・パシャ)・モスクが礼拝のため開放された。      ボスニア・ヘルツェゴビナ国内でも最重要のオスマン遺物の一つに認定されているモスクの正面で式典が開かれ、ワクフ庁のアドナン・エルテム博士、駐サラエボ大使ハルドゥン・コチ トルコ大使、中央ボスニア県のタヒル・レンド知事、トラブニクのムフティー(イスラム指導者)アフメド・アディロヴィク師、地元行政関係者、トルコ諸団体の代表等、多数の人々が参加した。      エ 全文をよむ

2019-03-26 輸出車の5分の1は、サカリヤ製 (Hurriyet紙)

トルコの自動車輸出の19.6%を占め、2月に重要な海外貿易を実現しているサカリヤは、生産した23,562台の自動車のうち20,952台を輸出した。      トルコの自動車輸出の19.6%を占め、2月に生産した23,562台の自動車の約89%を海外へ販売し、世界へ「サカリヤ製」を広めているサカリヤは、自動車輸出を伸ばし続けている。      イスタンブル、コジャエリ、イズミル、アンカラ、ガーズィアンテプの後に、輸出ランキングで7位にランクインしたサカリヤは、主に自動車と鉄と鉄以外の金属、エアコン 全文をよむ

2019-03-24 ユルドゥルム市長候補「イスタンブルの泉亭に水とWifiを提供」 (Hurriyet紙)

公正発展党でイスタンブル広域市長候補、ビナリ・ユルドゥルム氏はイスタンブルの歴史的価値とテクノロジーを結び付けるとし、これによってイスタンブルのすべての歴史的泉亭から水とインターネットが供給されると述べた。      ビナリ・ユルドゥルム氏の文書声明ではイスタンブルの征服と共に都市の水需要を満たす目的で建設が始まり、また時と共に建築やカリグラフィー文化における独自の作品となった歴史的泉亭で水とインターネットが供給されることが述べられた。      ■声明の続きは以下の通り      「世界で名高 全文をよむ

2019-03-24 イスタンブル最古のハマム遺跡、パワーシャベルで破壊 (Hurriyet紙)

エユプ・モスク付近での工事の基礎掘削でビザンツおよびオスマン帝国期につくられたハマム遺跡が発見された。しかし保存委員会は、この発見物を撤去し工事を継続するよう決定し、出土品の70%がパワーシャベルで破壊された。そこで文化観光省が工事機械を中止させた。      基礎掘削工事が開始されたエユプ・イスラムベイ地区の349ブロック、12番区画、50番区画は、今年まで駐車場として利用されていた。再開発計画(新規)により、古い写真等で過去にあったと推測されている石造住宅を再建するプロジェクトが進められてい 全文をよむ

2019-03-23 ヨーロッパからバクーへ、さらに北京へ、鉄道の旅、可能に (Hurriyet紙)

マルマライのボスポラス海底トンネル開通後、ゲブゼ・ハルカル路線も運行を開始したことでヨーロッパ・アジア間の直行鉄道運行が始まった。      マルマライのボスポラス海底トンネル開通後、ゲブゼ・ハルカル路線も運行を開始したことでヨーロッパ・アジア間の直行鉄道運行が始まった。      アゼルバイジャン鉄道がスイスで生産し、アンカラ・バクー間での旅客輸送用に設計した車両からなる特別旅客列車は3月21日水曜日、カプクレ国境ゲートからトルコに入国した。   列車はイスタンブルでの運行行程を経て ハルカル 全文をよむ

2019-03-17 トルコ航空、売却の噂を否定 (Cumhuriyet紙)

トルコ航空代表取締役社長のイルケル・アイジュ氏は、トルコ航空が売却されるとの噂について「毎回、選挙のたびにこうしたことが起こる。特にソーシャルメディアではゴシップニュースが拡散する。トルコはトルコ航空に満足しており、いかなる売却交渉も起きていない」と述べた。      トルコ航空代表取締役社長のイルケル・アイジュ氏がトルコ航空が売却されるとの噂についてCNNトルコの生放送で会見を行った。アイジュ氏は「特に、現在まで政府系投資ファンドに紐づいているのは49%程度と言われている。なぜなら、そもそもト 全文をよむ

2019-03-16 美観サルダ湖、環境保護区へ (Milliyet紙)

ブルドゥル県イェシルオヴァ郡にある「トルコのモルディブ諸島」と呼ばれるサルダ湖が、大統領府の決定で「特別環境保護地域」と宣言された。      レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は2月18日、ブルドゥル県で行われた会議で、イェシルオヴァ郡にあるターコイズ色の水と真っ白な砂浜から「トルコのモルディブ諸島」、(サルダ湖だから)「サルディブ諸島」とも呼ばれる近年重要な観光地であるサルダ湖とその周辺を特別保護地域と宣言し、周囲に30万平方メートルの国立公園を建設することを発表した。      サルダ湖 全文をよむ

2019-03-15 不思議な3D横断歩道!―アンタリヤ (Hurriyet紙)

アンタリヤ県のムラトパシャ郡が、3Dの横断歩道を設置した。ドライバーは目の前に一定の高さがあるように知覚し、走行速度を落とすため、生徒も学校までより安全にたどり着くことができるのだ。この施策は、メイダンカバウ地区のムスタファ・アスム・ジュラ中学校のために実現された。      ムラトパシャ郡のウミト・ウイサル郡長は、この横断歩道が生徒や歩行者の安全のために重要な働きをしていると述べ、次のように話した。「3D横断歩道のおかげでドライバーは目の前に一定の高さがあるように知覚し、走行速度を落とす。生徒 全文をよむ

2019-03-07 スメラ修道院、「秘密の通路」で初公開 (Hurriyet紙)

トラブゾンのマチカ郡にあるスメラ修道院の4年に渡る修復工事が終わりを迎えつつある。5月18日に一般公開されるこの修道院で、危険とみなされた約4000トンの岩が撤去された。修復期間中に見つけられた北の屋根の上の右側の斜面にある秘密の通路から行くことができる「チャペル」と「訓練の部屋」も初めて訪問者に公開される。      トルコにおいて重要な歴史的、観光的そして宗教的な場所の一つとなっており、国内外からたくさんの観光客が訪れるマチカ郡のカラダー山の裾野にある歴史的なスメラ修道院で、4年前に始まった 全文をよむ

2019-03-05 小学校入学の年齢変更、72か月から69か月へ (Cumhuriyet紙)

国民教育大臣ズィヤ・セルチュク氏は、小学校入学の年齢が72ヶ月から69ヶ月へ変更されることを発表した。      国民教育大臣ズィヤ・セルチュク氏は、教育の議題に関する幾つかの質問に答えた。3月31日の地方選挙に先立って新聞記者たちの質問に答えたセルチュク氏は、「教育に強い期待を抱いているのなら、地方選挙で私たちを支持する必要があることは明らかである。」と話した。セルチュク大臣は、小学校入学年齢を3ヶ月前倒しすることを明らかにし、「年代別人口をはっきり区別しようと69ヶ月に来年変更される予定だ。 全文をよむ

2019-03-05 高等教育機構長「トルコの大学の女子率はヨーロッパよりよい」 (Hurriyet紙)

3月8日は国際女性デーだ。トルコは女性の研究者にとって喜ばしい国である。女性教師ならびに女性研究者の数が、他の国々に比べて多いのだ。1,797人の学部長のうち322人が女性であり、201校ある大学のうち17校は女性の学長だ。「高等教育機関に課せられた重要な使命の一つは、女性への暴力がない社会を構築することだ」と述べる高等教育機構(YÖK)会長のイェクタ・サラチ教授とともに、高等教育機関における女性について語った。      -高等教育における女性の研究者数は、ヨーロッパやアメリカと比べるとどうな 全文をよむ

2019-03-02 政府統制下におかれる大学、QS大学ランキング下落 (Cumhuriyet紙)

高等教育機構(YÖK)が協力している、クアクアレリ・シモンズ社(QS)が発表したランキングによればトルコの大学は世界の大学との競争に負けてしまったようだ。      AKP時代に教育機関の崩壊が加速した。高等教育機構が協力していた英国の格付け会社クアクアレリ・シモンズ社(QS)のランキングによれば、トップ500に一つも国立大学が入らなかった。分野別ランキングのリストには、国立大学はそれぞれ得意分野で名を連ねた。しかし得意な分野というのは非常に少ない。中東工科大学(ODTÜ)工学部やハジェッテペ大 全文をよむ

2019-02-22 iPadPro:著名イラストレーター、エセム・オヌル氏iPad Proを使った作品制作について語る (Hurriyet紙)

アップル社の昨年に旋風を巻き起こした新しいタブレットであるiPad Proには、デザイナーも夢中になり始めた。それまで紙の上で仕事を行っていた人たちは、もはやiPad上でコレを使い始めたのだ。著名なイラストレーターの一人であるエセム・オヌル・ビルギチ氏もiPad Proを用いてデザインをより洗練させている人物の一人だ・・・ビルギチ氏が、デザインの数々を作り上げながら、どのアプリケーションの恩恵を受けたのか、iPad Proを用いて作業をすることがどのようなことであるのか、解き明かしてくれた。   全文をよむ

2019-02-22 パワーショベルで、遺跡破壊し財宝探し (Hurriyet紙)

コンヤ県において、財宝を探し当てるために無許可でパワーショベルで掘り返したことが確認されたV.K.が軍警察によって現行犯逮捕された。V.K.は共和国検事の指示でその後釈放された。      コンヤ県軍警察司令部は、セルチュクル郡ウルムフシネ街区ウルコヤク~ヒュユク間において、男が財宝を探し当てるために穴を掘っているとの知らせを受けた。      軍警察隊は通報を受けて現場に向かい、5つ別々の点で10メートルほどの深さの穴をパワーショベルで掘って探していたV.K.氏を現行犯逮捕した。      V 全文をよむ

2019-02-18 「有名ドラマ」トルコ版が製作へ (Cumhuriyet紙)

昨年、カルガ・セヴン・ピクチャーズ(アメリカの映像メディア製作・配給グループ「レッド・アロー・スタジオ」傘下のロサンゼルスに拠点があるトルコ系映像コンテンツ制作会社)と契約を結んだヤームル・タイラン氏とドゥルル・タイラン氏兄弟が、大きな話題となるであろうプロジェクトへ向けた準備をおこなっている。      「華麗なる世紀」と「祖国はあなた」といった社会現象となったドラマの数々を監督したタイラン・ビラデル氏は、巷に流れる情報によると、アメリカの有名ドラマ「ドクター・ハウス」のトルコ版の制作に取り組 全文をよむ

2019-02-17 ローマの歴史遺産、放置ーイズミル (Cumhuriyet紙)

イズミル県コナク郡で、商業施設建設のため取り壊された建物の地下から古代ローマ時代の公衆浴場の遺跡とローマ帝国のサロンの遺跡が現れたが、その後その地域でのあらゆる作業が進んでいない。      環境主義者の弁護士アリ・ジャング氏は、水没するこの地域での作業が早急に始められるべきだと述べ、発見された遺跡はイズミルのアイデンティティを完成させるという観点から非常に重要だと述べた。      コナク郡コナク地区で、ワクフ局が所有権を持つ120年の歴史を持つカプタン・ムスタファ・パシャ・ビジネスセンターの 全文をよむ

2019-02-08 アタテュルク文化センター、いよいよ起工式 (Hurriyet紙)

イスタンブル・タクスィムのアタテュルク文化センター(AKM)跡地に新しく建設されるオペラ劇場の起工式を前にした準備が完了した。      昨年2月に取り壊しが始まったAKM跡地では掘削作業の後、先週作業機械を用いた基礎部分の掘り込みが行われた。建設現場では地滑り防止のために、基礎部分をコンクリートで固める作業も行われた。      日曜に予定されている起工式に向けた準備の様子を空撮した。その写真では、起工式のセレモニーで使用される大きなテントと起工される部分が目立っていた。      ■新建屋の 全文をよむ

2019-02-07 オルハン・パムクの見たイスタンブル (Cumhuriyet紙)

ノーベル賞作家オルハン・パムクがイスタンブルの自宅のバルコニーから撮影した写真の数々で構成される「オルハン・パムク―バルコニーの写真」展がヤプ・クレディ文化芸術出版の建物で開幕した。      ドイツの発行人であるゲルハルト・シュタイデル氏がキュレイターを務めた展覧会へは4月27日まで足を運ぶことができる。展覧会では、パムクのイスタンブルの常に変化を続ける景色を映し出す600枚以上の写真が展示される。      ヤプ・クレディ文化芸術出版における、前日のオープニングセレモニーにおいてオルハン・パ 全文をよむ

2019-02-06 金熊賞を争う「三人姉妹の物語」の予告編が公開に (Hurriyet紙)

第69回ベルリン国際映画祭で争うエミン・アルペル監督の第三作目となる映画「三人姉妹の物語」の映画祭用ポスターとティーザーが公開された。      第69回ベルリン国際映画祭の「メインコンペティション」部門に選出されたエミン・アルペル氏の第三作目となる映画「三人姉妹の物語」の映画祭用ポスターとティーザーが公開された。   2月11日(月)に映画祭のメイン会場であるベルリナーレ・パラストにおいてワールド・プレミアが行われる「三人姉妹の物語」は、8年ぶりにトルコからメインコンペティション部門へ参加する 全文をよむ

2019-02-05 1200年前の聖書、密売グループ逮捕 (Cumhuriyet紙)

告発を検討したディヤルバクル県軍警察司令部密輸・組織犯罪局のメンバーは、革の上に金で書かれた、宗教的モチーフをもつ1200年ものの聖書を売ろうとしていた6人の容疑者を逮捕した。      ■買い手を探す際に逮捕      ディヤルバクルのカヤプナル郡で暮らしていることが突き止められた容疑者3人が、所持する革の上に金で書かれた、宗教的モチーフをもつ1200年ものの聖書を売るために買い手を探しているとの通報を受け、軍警察チームは行動を開始した。      この件について、共和国総検事局がとった捜査決 全文をよむ

2019-02-02 「トルコのモルディブ」サルダ湖、国立公園へ (Cumhuriyet紙)

環境都市開発相ムラト・クルムは、サルダ湖を湖周辺と都市を守る名目で、特別環境保護区域に宣言すると明らかにし、「この宣言により、約30万平方メートルの区域でサルダ国立公園を造る予定だ」と述べた。      様々な訪問や接触を行うために、ブルドゥルに訪れたクルム大臣は、「トルコのモルディブ諸島」とされているサルダ湖で視察を行った。      関係者からレクチャーを受けたクルム大臣は、湖周辺に蓄積したごみの収集に関する問題を大臣に伝えた担当者に、毎日定期的にごみを収集する件で必要な支援を行うと話した。 全文をよむ

2019-02-01 写真家アラ・ギュレル展、イランで開催 (Cumhuriyet紙)

「アラ・ギュレルユニバーサル」プロジェクトの一環として、「失われた日々の記憶(原語Kayıp Tarihin Anısı)」という題でアラ・ギュレル氏の写真展が1月31日テヘランナビシ文化センターで開催される。      昨年10月に逝去した偉大な写真家アラ・ギュレル氏の写真展「失われた日々の記憶」がイランの芸術を愛する人々にお目見えする予定だ。「アラ・ギュレルユニバーサル」プロジェクトの一環として開かれる写真展が本日1月31日にテヘランナビシ文化センターにて始まる。この展覧会での写真の選考員は 全文をよむ

2019-02-01 一部の外国大学トルコ分校の卒業資格、無効 (Hurriyet紙)

高等教育機構(YÖK)は、いくつかの外国の大学がトルコ国内で開校している非公式の分校に配慮しないと警告し、これらの分校の卒業資格が無効化されると発表した。      YÖKの発表では、トルコ国内で活動する高等教育機関に関する法是正が、憲法第130条が定める、法人格と学術的自治を持つ大学は国家による法と監督・管理に服して設立可能となる、ということに触れている。      同発表は、大学や付属機関の設立・運営に関しても法是正が行われたとしており、外国の大学で得た卒業資格の取り扱いについては、外国高等 全文をよむ

2019-01-29 基礎教育高校、廃止へ (Cumhuriyet紙)

国民教育省によって行われた発表で、不均等になる可能性を防ぐ目的の特別教育クラスが2019-2020 年の教育指導年度以降、廃止される事案に関する全ての作業が完了したという事が明らかにされた。「第5580号特別教育組織法」において改定を見込んだ作業が法定化された結果として、閉鎖されることが明らかにされたクラスがこのために保護者と学生たちにいかなる不公平も起こらないように「来年の教育指導年度以降、新入生の登録と奨学金試験が行われない事が必要である」という表現が用いられた。       ■補修支援クラ 全文をよむ

2019-01-27 反ポピュリズムへ知識人呼びかけ―オルハン・パムクも参加 (Hurriyet紙)

世界的に有名な作家30名が、フランスの哲学者ベルナール・アンリ・レヴィが執筆したマニフェストに署名し、深刻な問題となっていて、さらに5月23〜26日に行われる欧州議会選挙で政治の在り方を大きく変える可能性を秘めているポピュリズムに反対する呼びかけを行った。      「ヨーロッパは危機に瀕している」とのメッセージが込められた呼びかけでは、いかなる変化も起こらず、高まる波が静まることがなく、新たな抵抗の精神が形成されない状況では、欧州議会選挙はこれまでで最悪のものとなるだろうと警鐘を鳴らした。   全文をよむ

2019-01-21 ブラク・チェヴィキ監督、二度目のベルリナーレ参戦! (Hurriyet紙)

ブラク・チェヴィキの二作目となる長編映画「アイディイェト(帰属)」のワールド・プレミアがベルリン映画祭において行われる。昨年、初の長編映画「塩の円柱」でフェスティバルで争った25歳の監督は、2年連続でベルリナーレ・プログラムに参加する。      昨年、最初の長編映画「塩の円柱」でベルリン映画祭で争い革新的な映画手法で称賛を得たブラク・チェヴィキ氏は、二作目となる長編映画「アイディイェト」と共に再びベルリン映画祭に登場する。「アイディイェト」は、2019年2月7~17日の間で開催されるベルリン映 全文をよむ

2019-01-20 チャナッカレの歴史博物館、間違いだらけ (Cumhuriyet紙)

改修作業に数百万リラを投じている歴史的なアナドル・ハミディイェ要塞の博物館コーナーに何十件もの誤表記があることが発覚した。      共和人民党(CHP)のムハッレム・エルケキ副党首は、約4000万トルコリラを投じて改修された、歴史あるチャナッカレのアナドル・ハミディイェ要塞の博物館コーナーには多数の誤記があり、事実とは異なる情報を展示していると議会で指摘した。同博物館では、兵士の制服から史実に至るまで膨大な誤情報が溢れ、「トルコ女性は凄腕の狙撃手」といったような事実と異なる説明までみられる。  全文をよむ

2019-01-16 人気のカルス行き東部鉄道、幻想的な雪の旅 (Hurriyet紙)

アンカラから始まり、カルスで終わる幻想的な旅を提供する東部鉄道の、空から撮られた写真は多くの人を夢中にさせた。カルス周辺の雪で覆われた山々の間を縫いながら進む列車の旅はまさにポストカードの中の景色を作り出した。      トルコの最も長い鉄道の旅の一つであり、トルコ国営鉄道(TCDD)によって運営される東部鉄道は、アンカラから始まり、カルスで終着する。      24時間かけてカルスに到着する東部鉄道の旅は空から撮られた写真によって見るものを魅了した。      幻想的な旅を思い起こさせる、雪に 全文をよむ

2019-01-16 大学ランキング、トルコの大学、下方へ (Cumhuriyet紙)

トルコは、開発途上国の大学ランキングで昨年22であった組織の数を23に伸ばしたが、多くの大学はランキングで下降した。      高等教育評定機関『Times Higher Education(THE)』は「開発途上国大学ランキング2019」を発表した。上位3つに中国の大学がランクインしたランキングでは、トルコから23の大学が位置付けている。      サバンジュ大学が20番目につけたランキングでは、ハジェッテペ大学は昨年に比べて41ランク上昇して140位から99位に位置づけた。      中国の 全文をよむ

2019-01-13 チャムルジャモスクの開所、大統領の予定待ち (Milliyet紙)

2013年に着工したチャムルジャモスクが、短期間のうちに完成したことを発表したムラト・クルム環境都市整備相は、「開所日は、大統領がモスクを訪問してくださることにより実現する。大統領のご都合良い日を待っているのだ」と述べた。 全文をよむ

2019-01-12 浜松国際ピアノコンクール優勝 ジャン・チャクムル インタビュー (Cumhuriyet紙)

ジャン・チャクムルは弱冠21歳にして、世界を代表するトルコ人音楽家ファズル・サイの後継者とも目される。しかし彼が望んでいるのは数々の賞を総なめにすることや他の誰かに取って代わることではない。音楽の真の目的は、聴き手に唯一無二の体験をしてもらうことだと語る。      ジャン・チャクムルはまだ21歳の非常に若いピアニストで、昨年11月に日本で開催された第10回浜松国際ピアノコンクールで第1位に輝き、クラシック音楽界で一躍注目を浴びた。それ以前にも国際コンクールの年齢別カテゴリーで数多くの賞を受賞し 全文をよむ

2019-01-12 観光業好調、ドイツ人観光客123%増 (Hurriyet紙)

メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光大臣は、「ドイツからトルコを訪れる旅行者の数は2019年には新記録が期待されている。早期予約販売数では、まだ年頭であるにもかかわらず123%の増加が記録された」と明らかにした。      メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光大臣は、ドイツからトルコを訪れる旅行者の数が2019年には新記録に達するだろうと述べ、「早期予約販売数では、まだ年頭であるにもかかわらず123%の増加が記録された」と述べた。      文化観光省が行った発表によると、エルソイ大臣は、国際交流の一環 全文をよむ

2019-01-09 テレビドラマ・映画作成支援法、国会委員会を通過 (Cumhuriyet紙)

映画評価・分類・支援法の改正に関する法案がトルコ大国民議会の「教育、文化、若者、スポーツ委員会」で承認された。      映画評価・分類・支援法の改正に関する法案がトルコ大国民議会の「教育、文化、若者、スポーツ委員会」で承認された。       トルコ大国民議会の「教育、文化、若者、スポーツ委員会」は、公正発展党のエムルッラー・イシュレル委員長を議事進行役とし「映画評価・分類・支援法の改正に関する法案」を審議するために招集された。委員会で最初に発言したイシュレル委員長は、この法案によってトルコが 全文をよむ

2019-01-06 アヤソフィアで撮影のバレー写真、なぜ? (Hurriyet紙)

アヤソフィア博物館でバレエのポーズをとっている女性の写真がソーシャルメディア上で拡散していることについて、調査が始まった。       アヤソフィア博物館のTwitterアカウントから、博物館の中で撮られ、ソーシャルメディアで拡散されたバレエの写真に関して発表があった。        発表では次のように述べられた。   「適用法令に基づき、博物館では、旅行会社からの要請があれば夜の時間帯の特別オープンを実施している。そして2019年1月5日に実施された夜のオープン時、来館したある女性が博物館内で 全文をよむ

2019-01-05 アダナ・ブックフェア、今日、開幕 (Cumhuriyet紙)

今月4日、アダナ県で第12回チュクロヴァ・ブックフェアが開幕した。      フェアは1月13日までで、トルコ出版社協会の協力とアダナ県知事府とアダナ広域市当局の後援により、国際フェア会議場で開催される。   第12回チュクロヴァ・ブックフェアは、今年最初のブックフェアだ。300もの出版社やNGOがブースに出展して、何万人もの読書家を迎え、パネルやトーク、ワークショップなどのアクティビティで、作家、詩人、芸術家や科学者と交流する。また、子ども向けの様々なイベントも行われる。      アダナの創 全文をよむ

2018-12-30 ヴァンで考古遺品密売者逮捕 (Hurriyet紙)

ヴァンで軍警察チームは、停車させた車両でおこなった検査でウラルトゥ王国及び近世時代の334片の歴史的遺物を押収し、容疑者2人を逮捕した。      ヴァン県軍警察司令部管轄の密輸及び組織犯罪対策支部は、容疑者が入手した考古遺物を販売するための顧客を見つけたとの情報を手に入れた。      (同対策室の)技術及び物理的追及中、容疑者が乗っていた車両をツシュバ郡の中小規模産業団地内で停車させた。車内検査で、ウラルトゥ王国と近世時代のものだと思われる土製の皿小鉢25枚、ブレスレッド1個、銅製腕輪28個 全文をよむ

2018-12-30 世界大学ランキングとトルコの大学 (Cumhuriyet紙)

至高の[エルドアン]権力が統治するこの時代、500をはじめ象徴的な数字が意味をもってきた。ジョーク好きがジョークにも数字を使うように、イスラーム指導者の時代、そうした象徴的な数字は笑いあり涙ありである。たとえば「17」は涙の出るような数字だ。公正発展党が運営するトルコはもはや世界17位の経済大国ではない。そして500といえば、世界をリードする500の大学を表す。500位以内に入ることは、賄賂やカンニング問題とは、違う意味をもつらしい。      2017年、500位以内にトルコから5大学がランク 全文をよむ

2018-12-27 2018年の本 50選(30. 安部公房、42. 柄谷行人) (Hurriyet紙)

ヒュッリイェト紙書籍・芸術面の執筆者ドアン・フズラン、セリム・イレリ、A.オメル・トゥルケシュ、オメル・エルデム、ユジェル・カユラン、ハイダル・エルギュレン、イフサン・ユルマズ、メティン・ジェラール、エルカン・アルトゥーによって、2018年の良書50冊が選ばれた。数年ぶりに長編小説2冊を同時刊行したラティフェ・テキンの『漂流(Sürüklenme)』がトップに選ばれた。一方、児童書部門はデヴリム・ユルマズが10冊を選んだ。      1. 『漂流(Sürüklenme)』/ ラティフェ・テキン( 全文をよむ

2018-12-21 トプカプ宮殿ハレム、床下に隠された歴史 (Milliyet紙)

トプカプ宮殿で続いているハレムの修復作業で、クズラル・アアス館の床下から金銀の硬貨、イアリング、指輪などの装飾品やお守り、手紙が専門家らによって発見された。スルタン・アブデュルアズィズに仕えていた宦官長のジェヴヘル・アアの押印がある、ヒジュラ暦1288年(西暦1871年)付の手紙が箱の中から発見された。手紙は暗号によって記されていると考えられる。      オスマン帝国王家が居住しスルタンが家族と共に暮らしたハレムは、トプカプ宮殿の中で最も謎に包まれている部分として知られている。ヒュッレム、キョ 全文をよむ

2018-12-15 イスタンブル・ペラ博物館でセルゲイ・パラジャーノフ展 (Cumhuriyet紙)

有名芸術家パラジャーノフが異なる材料によって視覚芸術分野に与えた作品が、トルコで初めて鑑賞者と出会った。      ペラ博物館は有名な監督で芸術家のセルゲイ・パラジャーノフが、異なる材料によって視覚芸術分野に与えた作品を、トルコで初めて展示する。展覧会「パラジャーノフ、サルキスと」は「詩的映画」の最大の巨匠の1人である芸術家の非凡なファンタジー世界に明かりを照らしている。巨匠サルキス(訳者注:芸術家。パラジャーノフに多大な影響を受けた)の、語りかけているかのような、パラジャーノフに関する作品も展 全文をよむ

2018-12-09 スレイマニエ施設群店舗部分、再活用へ (Hurriyet紙)

オスマン帝国時代の建築で最も重要なもののひとつでミーマール・スィナンの作品であるスレイマニエ施設群が昔の姿に戻ろうとしている。5年前に閉鎖したスレイマニエ・モスクの足元にある50店舗へ、古本屋と今はない職種の入店が計画されている。近日中に入札される予定の店舗群の最新の状況を写真に収めた。      オスマン帝国のスレイマン1世時代に建設され、ミーマール・スィナンの監督指揮のもと作られたスレイマニエ施設群の店舗部分は、修復のため5年前に閉鎖されていた。約468年の歴史を持つスレイマニエ施設群の店舗 全文をよむ

2018-12-08 トルコ演劇へ国から助成金 (Cumhuriyet紙)

民間の劇団の企画に対し、プロの上演団体であれば年間80,000トルコリラ、アマチュアの上演団体であれば年間18,000トルコリラ、伝統芸能上演団体であれば年間15,000トルコリラを上限に国から助成金が支給される。      文化観光省によって進められている「民間上演団体に対する助成に関する法律」が官報で発表された。それによると、民間上演団体の企画に対し、申請された総経費の50%を上限に助成金が支給される。助成金の金額は、プロの上演団体に対し年間80,000リラ、アマチュアの上演団体であれば年間 全文をよむ

2018-12-08 米から返還のローマ時代モザイク「ジプシー娘」、初公開 (Hurriyet紙)

アメリカからガーズィアンテプに運ばれたモザイク画「ジプシーの娘」の断片12枚は、ゼウグマ・モザイク美術館での、メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光相も参加した式典とともに公開された。      メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光相は「我らが国土で誕生してきた全ての文明の文化遺産への正当な権利を主張することは、われらが政策の基本方針である。この地から奪われた文化的財産がその故郷に戻されるよう強く注視していく。」と述べた。      エルソイ文化観光相はアメリカからガーズィアンテプに運ばれたモザイク画「ジ 全文をよむ

2018-12-05 カマン遺跡で、日本の奇跡 (Hurriyet紙)

日本のアナトリア考古学研究所がクルシェヒル県カマン郡で33年間続けてきた発掘で、2000点以上の遺物が出土した。発掘された品々はカレホユクの日本庭園にある考古学博物館に展示されている。      歴史的に有名なシルクロードの途中に位置するクルシェヒル県カマン郡で33年間前から発掘を続け、今日に至るまで2000点を超える遺物を発見した日本のアナトリア考古学研究所は、現地の考古学的過去を明るみにし、さらに社会文化的構造を明らかにすることにも大きな貢献をしてきた。      カレホユクにおける発掘は、 全文をよむ

2018-12-01 バレエ『三銃士』がイスタンブルで開幕 (Cumhuriyet紙)

スュレイヤ・オペラ劇場で昨夜初日を迎えたバレエ『三銃士』の今月のチケットは1分半で完売した。振付家のヴォルカン・エルソイは「バレエに対する観客の関心は高い」と話す。      2010年にアンカラ国立オペラ・バレエにより上演されたバレエ『三銃士』は、昨日イスタンブル国立オペラ・バレエによりスュレイヤ・オペラ劇場で初日を迎えた。アルマーン・ダヴラン氏と共同で作品を制作したヴォルカン・エルソイ氏は、「制作のパートナーにはそれほど頻繁に巡りあえるものではない。二人の画家が一つの絵を描くようなものだ。『 全文をよむ

2018-12-01 オメル・セイフェッティンの恐ろしい死 (Milliyet紙)

「馬櫛」、「贖罪金」、「桃色真珠のカフタン」…我々の中でこれらの作品を読まなかった者がいるだろうか?オメル・セイフェッティンが生み出したこれらの作品はトルコ文学において重要な位置を占めている。      オメル・セイフェッティンは1884年にバルケスィル県ギョネン郡にて生まれた。初めは帝国初等学校で学んだが1893年に就学年齢を迎えてからは陸軍獣医学校に入学した。1896年で修了してからはエディルネ軍人高等学校に進学した。1900年に同学校を卒業後、イスタンブールに戻っている。そして陸軍士官学校 全文をよむ

2018-11-25 歴史遺産の泉亭を寝床に…―トプハーネ泉亭 (Cumhuriyet紙)

ベイオール地区トプハーネ公園にある歴史的なトプハーネ泉亭の、ヤラク(水盆)と呼ばれる石づくりの槽の部分が、寒さを凌ごうとするホームレスの寝床になっている。      気温の低下に伴い、公園や歴史建造物、うち捨てられた倉庫などは屋外で過ごすホームレスの楽園となっている。メジュリスィ・メブサン通り沿いのクルチ・アリ・パシャ・モスクのすぐそばにある歴史的なトプハーネ泉亭も、通りで過ごす人々が好む場所の一つである。泉亭を囲む水盆の中で寝るホームレスらは毛布、絨毯あるいはビニールをかぶり寒さから身を守ろう 全文をよむ

2018-11-24 ハサン・ケイフ遺跡移設契約、キャンセルに (Cumhuriyet紙)

バトマンのウルス・ダム湖の下に沈むことになる歴史的な市であるハサンケイフの史跡移設のために国家水道総局(DSİ)が行った入札は、行政裁判所によって中止された。遺跡の多くが移された一方、中止された入札に関して、文化観光省は調査を開始した。      国家水道総局(DSİ)によって行われた、ウルス・ダム湖の下に沈むことになる1万2,000年の歴史を持つハサンケイフの遺構移設の入札が、裁判と調査の対象となった。アルトゥクル・ハマム、イマーム・アブドゥッラー修道場、ハサンケイフ城塞正門とヤマチ・キュッリ 全文をよむ

2018-11-23 ドネル・ケバブの起源は、イズミル? (Hurriyet紙)

イズミル料理のボヨズ、クムル、ココレチ、シミット、ロクマ、ミディエ・ドルマなど美食の歴史を調査する、収集家であり研究者のネジャト・イェンテュルクさんは 「食べ歩きイズミル/通りとパン竃のごちそう」というタイトルの本を執筆した。イェンテュルクさんは、ドネルケバブがイズミルに由来することを示す複数の文献を見つけたとし、「断定するにはまだ早いが重大な発見だ。実際にイスタンブルで19世紀末に出版された料理本ではドネルケバブにイズミルケバブという表現が使われている」と述べた。      ヤシャル大学美食・ 全文をよむ

2018-11-21 Netflixの新しいサプライズーベレン・サートが主役 (Milliyet紙)

『ハーカン: 守護者』によって初のトルコ語のドラマを12月14日に視聴者に届ける準備をしているNetflixから新しいコンテンツのニュースが届いた。主役はベレン・サートが務めるという新しいドラマが進行中だ。      Netflixのトルコからの初のオリジナルドラマ、12月14日に配信される『ザ・プロテクター(ハーカン: 守護者)』のために固唾をのんでいる最中、新しいサプライズが更にやってきた!Netflixトルコは、ソーシャル・メディアのアカウントで2作目のオリジナルドラマも進行中である、とい 全文をよむ

2018-11-19 文化観光庁の2019年の構想「日本におけるトルコ年」トプカプ宮殿展ほか (Cumhuriyet紙)

メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光大臣は、アメリカのオハイオ・ボウリング・グリーン・ステート大学に所蔵されているモザイク画「ゼウグマのロマ(ジプシー)の少女」の断片が11月末に故郷であるガーズィアンテプに帰還する予定であることを明らかにした。      エルソイ文化観光相は、病気や障がいなどを抱え外出困難な人々や、刑務所、病院、老人ホームや児童養護施設に入所している人々のため移動図書館53台を巡回させると述べた。また、大臣は文化・観光局が国会計画・予算委員会で行った2019年予算に関するプレゼンテ 全文をよむ

2018-11-19 チュヤプ・ブックフェア、終了 (Cumhuriyet紙)

チュヤプ(TÜYAP)・ブックフェアが終了した。      チュヤプ・フェア主催株式会社によってトルコ出版協会の協賛で催された第37回国際イスタンブルブックフェアと、チュヤプ・フェア主催株式会社によって催されたARTIST2018第28回イスタンブルアートフェアは、2018年11月18日日曜の夕方19時に611,444もの本好きと芸術好きの人々の来場で幕を閉じた。フェアに学校として来場した学生者数は、昨年に比べて11%上昇し183,755名に達した。 全文をよむ

2018-11-17 トルコ、ユーロビジョンに再び参加? (Cumhuriyet紙)

CHPニーデのオメル・フェトヒ・ギュレル議員は、我が国がここ5年ユーロヴィジョン歌唱コンテストに参加していないことを、質疑で国会に取り上げた。フアト・オクタイ副首相は、今後、より公正なシステムが作られた場合、再び参加する可能性があると述べた。      共和人民党(CHP)所属ニーデ県選出のオメル・フェトヒ・ギュレル国会議員は、我が国が2013年以降ユーロヴィジョン・ソング・コンテストに参加していない理由を、書面による質疑でフアト・オクタイ副首相に質問した。   ギュレル議員は、「1975 年か 全文をよむ

2018-11-15 Netflixドラマ『ハーカン: 守護者』の公開日が明らかに (Milliyet紙)

俳優チャータイ・ウルソイ氏が主役を演じたNetflix初のトルコ製作のドラマ『ハーカン: 守護者』のトレイラーと新しい場面が先日、公開された。ドラマは、2018年12月14日に視聴者に届けられる事が明らかにされた。      ドラマで視聴者は、控えめな人生を送るハーカン氏がイスタンブルと彼自身の運命を永遠に変えてしまう、今日に必要なヒーローになる過程の冒険を目撃することになる。ドラマのキャストにはアイチャ・アイシン・トゥラン氏、ハザル・エルギュチュル氏、オカイ・ヤラブク氏、メフメト・クルトゥルシ 全文をよむ

2018-11-08 国立オペラ総局に会計監査院から警告 (Hurriyet紙)

会計監査院は、所有する20台のピアノの保守・調律を、劇場専属の調律師ではなく、民間企業に39,563リラで受注させたとしてイスタンブル国立オペラ・バレエ総局(İDOB)に対し警告を発した。      イスタンブル国立オペラ・バレエ総局は、所有するピアノ20台の保守・調律を年2回、うち6台のピアノについては月4回つまりほぼ毎週、劇場専属の調律師ではなく民間企業に合計39,563リラで発注していた。職務上、公的資金を受け取り使用する立場にある者には、資金を有効に活用する義務があることが注意喚起された 全文をよむ

2018-11-06 ニルペキからアコースティック・アルバム (Cumhuriyet紙)

ニルペキのアコースティック・アルバム『空の水のおしゃべり』は、デジタル・プラットフォームで聴くことが出来る。アーティストが2018年3月30日にブルサのアート・センターで行ったアコースティック・コンサートで録音されたアルバムには合計10の楽曲が収録されている。      コンサートのレコーディングがアート・センターからのサプライズ・プレゼントであると述べたニルペキは、『空の水のおしゃべり』を以下の言葉で説明している「私はまた、のんびりと私の物語を説明しています、しかし今回は音楽も歌詞と共に、穏や 全文をよむ

2018-11-05 世界初の「eスポーツ」映画『クールなゲーム』のオルカン・ウストゥマク氏、‘キャンパス’に登場 (Hurriyet紙)

インターネット世界は物質世界を遥かに超え、ある種の現実と共に(参加者へ)自身の美学を、嗜好を、居場所を生み出している状況にある。「eスポーツ」もこの居場所を構成している重要な場の一つである。今週は、本紙の「インスピレーション」のページは、世界初の「eスポーツ」映画という肩書で上映される映画『クールなゲーム』に出演している俳優の一人であり、更には世界で最も有名なユーチューバーの一人であるオルカン・ウストゥマク氏と共にお届けする。         -実際のところ、あなたの事をヴァーチャルの世界では知 全文をよむ

2018-10-28 『ナポリの秘密』-『ラストタンゴ・イン・パリ』から現在に至るまで最も大胆なシーン (Hurriyet紙)

そしてフェルザン・オズペテク氏…。彼は『オズペテク流』に(映画を)製作してきた、そして再びそれを実現したのだ!そして彼はまた大変な話題となる映画を撮影した。世界のあらゆる地で好評を博し、数々の賞を受賞し、今もトルコで上映されている。イタリアの批評家たちによれば、『ラストタンゴ・イン・パリ』から現在に至るまで最も大胆なシーンが撮影された!トルコにおいても既に物議を醸している。本紙のある記者は、「なんだこれは!完全にポルノじゃないか!」と言ったが、ある女性ライターはというと「映画に恋に落ちました。私 全文をよむ

2018-10-21 写真家アラ・ギュレルに別れ (Hurriyet紙)

写真家アラ・ギュレルの葬儀が行われた。      アラ・ギュレルのためにまずガラタサライ広場で式典が行われた。葬儀に数多くのファンが参列し、家の窓から葬儀を眺める一人の女性は目に涙を浮かべていた。一方、アラ・ギュレルの父親の故郷であるシェビンカラヒサルから送られた土壌とセイヨウバクチノキが祈りを込めて、写真家の墓に供えられた。アラ・ギュレルの遺体は、ガラタサライ広場での式典後ベイオールウチホーラン・アルメニア教会に移送された。教会は、ギュレルを愛す人たちで一杯になった。アラ・ギュレルのために「歴 全文をよむ

2018-10-19 映画「荒野の梨の木」がロンドンで観客に迎えられる (Hurriyet紙)

ヌリ・ビルゲ・ジェイラン氏が監督した「荒野の梨の木」の映画が、ロンドン映画祭の一環で上映された。今年第62回目が開催された映画祭には、在ロンドン大使のウミト・ヤルチュン氏、ロンドン・ユヌス・エムレ・インスティテュート局長のメフメト・カラタシュ氏とヌリ・ビルゲ・ジェイラン氏も参加した。      文学が大好きなスィナンという名前の一人の作家志望の若者が長い歳月の後にアナトリアの生地である村に戻って、自分の本の印刷のためにお金を貯めようとするが父親の抱えていた借金に向き合わざるを得なくなるというスト 全文をよむ

2018-10-18 不滅の写真家アラ・ギュレル、死去 (Cumhuriyet紙)

不滅の写真家アラ・ギュレル氏が治療を受けていた病院で亡くなった。90歳だった。      不滅の写真家アラ・ギュレル氏は体調不良のために私立病院に搬送された。イスタンブルの病院に搬送されたギュレル氏は二度心停止したが、医師たちの尽力により蘇生した。しかし治療も空しくこの世を去った。      ■ジョシュクン・アラル:常に謙虚な人だった      ギュレル氏の親しい友人であった新聞記者ジョシュクン・アラル氏は「トルコと世界に、お悔やみ申し上げます。全世界が、そして同時代の人全てが知る最も重要な写真 全文をよむ

2018-10-16  映画「僕を離さないで」が劇場で好評 (Milliyet紙)

 9月21日に劇場で公開された映画「僕を離さないで」は、上映されたあらゆる劇場で関心をもって迎え入れられ続けている。短期間で、何千人もの観客を感動させた映画「私を離さないで」はノンフィクションとフィクションの中間の作品で、良心への架け橋となっている。       様々な映画フェスティバルにおいて数々の賞を獲得して帰還した映画「僕を離さないで」は劇場での観客との出会いを続けている。9月21日に公開され観客に迎えられた時以来、見逃されてきた難民と孤児の問題への関心を引くことを目的とした映画「僕を離さ 全文をよむ

2018-10-10 映画「ミュスリュム」10月26日に公開 (Hurriyet紙)

ティムチン・エセン氏が、2013年にその生涯を終えたアラベスクとトルコ民族音楽のアーティスト、ミュスリュム・ギュルセスを演じた映画「ミュスリュム」が10月26日に公開される。      二人ともが、異なる痛みを経験し、異なる幸福を生きて、キャリアのどん底も頂点も経験したが、お互いを見い出した後に全く別れる事無く、何年間にも渡って同じ枕で頭を休ませた二人のアーティスト、ミュスリュム・ギュルセスとムフテレム・ヌルの恋愛が、今回は銀幕で「ミュスリュム」という映画で観客に迎えられる。      何年間に 全文をよむ

2018-10-09 橋が盗難?実は3か月前に崩壊していた (Cumhuriyet紙)

ギュミュシュハーネ県知事府は、中心地に属すバラホル渓流に架かっており、盗まれたといわれていた石橋は3か月前に起きた洪水により崩壊していたと明らかにした。一方で、300年の歴史をもつこの橋は文化遺産登録されていないことがわかった。      橋は、ギュミュシュハーネのアルスランジャ村にあるバラホル渓流に架かっており、3つの高原が互いにつながる場所にある。常時はあまり使われず、長さは5メートル亘り、300年の歴史をもつ。そんな橋があるはずのところにないことに気付いた村人たちは、非常に驚いた。     全文をよむ

2018-10-02 レッドブル・ミュージック・フェスティバル・イスタンブル閉幕 (Milliyet紙)

5日間に渡りイスタンブルの2大陸にまたがり4つの異なるコンセプトで、映画上映と二つの異なる展覧会によって60人のアーティストがステージに上がったレッドブル・ミュージック・フェスティバル・イスタンブルは5000人の音楽ファンの参加と共に閉幕した。      ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、ベルリン、サンパウロもその中に含まれる世界の重要な16の異なる都市で音楽ファンと邂逅したレッド・ブル・ミュージック・フェスティバルは2018年9月26~30日の間でイスタンブルの音楽ファンに迎えられた。     全文をよむ

2018-10-02 ラーミー兵舎、トルコ最大の図書館へ (Milliyet紙)

修復作業が完了した際に、トルコで最大の図書館となる予定のラーミー兵舎の最新の状況が空から確認された。撮影された画像では、通りに面した正面の外装と屋根の修復が終了したとみられ、敷地内には多くの木が兵舎の壁の内部にあることが確認された。      エユプ・スルタンにある250年の歴史をもつラーミー兵舎の修復が急速に続けられている。終了すればトルコで最大の図書館になる予定のラーミー兵舎の修復が空から確認された。兵舎のラーミー通りに面した正面の屋根と外装の修復が終了したことが確認された。      兵舎 全文をよむ

2018-09-22 瀕死のブルドゥル湖、回復不能か (Hurriyet紙)

科学者らが美しい自然景観を有するブルドゥル湖に関し、最も悲惨な知らせを発表した。湖の縮小はもはや回復不能のレベルに達している。ブルドゥル湖は死んでしまった!    トルコ国内で最も深さのある湖の一つであり、30万羽近い水鳥や固有種の鳥類、そして特に世界で絶滅の危機に瀕しているカオジロオタテガモの約70%の生息地であるブルドゥル湖について進められていた近年の調査で、恐ろしい現実が明らかとなった。湖の貯水量の減少は危機的段階を超えてしまっていると話す科学者らは、この減少過程が人間や動物たちの健康状態 全文をよむ

2018-09-21 歴史遺跡の丘、行政処分で競売へ (Cumhuriyet紙)

ジュムフリイェト紙は、デシュテペの丘に関し、20年間にわたり、報道を続けている。       アイドゥン県で初めて「1級考古保護区」に認定された「デシュテペの丘」が、行政処分を受け「競売」へ出される。    紀元前5千〜3千年頃といわれる、「銅器時代」末期から「青銅器時代」の初頭に人類が定住したデシュテペの丘周辺に、別荘がたちはじめると、イズミル第二保護委員会は、この村落を1995年に「1級考古保護区」に認定した。       デシュテペの丘の住人は、何百年後かしたのち、2つ目の定住地としてアイ 全文をよむ

2018-09-16 危機的な状況にあるチェシュメ(泉亭)を救え (Milliyet紙)

オスマン帝国時代からイスタンブルに残る多数のチェシュメ(泉亭)は、アスファルトや歩道にうずもれている。そうした歴史的なチェシュメは、日の当たる場所へ戻ることを待ち望んでいる。      イスタンブルは歴史的な記録上、「世界で最も多くのチェシュメを有する都市」とされ、オスマン帝国時代から残るチェシュメの多くは、旧市街の半島部、カスムパシャ、ウスキュダル、バラト、そしてベイオール地区に位置している。しかしこの歴史的なチェシュメが、現在、アスファルトと歩道に埋もれた事態となっている。アスファルト舗装路 全文をよむ

2018-09-14 タハ・アクヨル氏、ヒュッリイェト紙解任 (Cumhuriyet紙)

3月の、デミルオレン・ホールディングによるドアン・メディアグループ買収以後、解任が相次いでいる。主として法律に関する記事を書いていたタハ・アクヨル氏のコラムが、ついに終わりを迎えた。アクヨル氏は、今日(2018年9月14日金曜日)別れの文章を書き、「作家業において最も難しいのは、別れの文章を書くことです」と述べた。      デミルオレン・グループは、ヒュッリイェト紙も傘下に置いているドアン・メディアグループを、ズィラート銀行から6億7500万ドルの融資を受けて11億ドルで買収した。その後、ヒュ 全文をよむ

2018-09-10 イマーム・ハティプ校を選ばなかったので、不合格? (Cumhuriyet紙)

デュズジェ県で今年高校教育を受ける必要があるメルトジャン・オザンさん (14) は志望校として5校を選択したにも関わらず、どの学校にも合格決定できなかった。オザンさんは毎年、中学校で感謝状 (成績が70,00~84,99点の生徒がもらえる賞状) をもらっていた。今は精神的につらい状況だと述べた。      メルトジャン・オザンさんは、デュズジェ県イェシルチメン地区在住で、今年高校一年生として教育を続ける必要がある。オザンさんは志望段階では、デュズジェ県で教育をする国立高校を志望したにもかかわらず 全文をよむ

2018-09-07 トルコ映画:マフムト・ファズル・ジョスクン氏の新作映画『アナウンス』で描かれる1963年の幻の軍事クーデター未遂とは? (Milliyet紙)

第75回ヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門でワールドプレミアを敢行した『アナウンス(Anons)』の映画監督マフムト・ファズル・ジョスクン氏と共に語り合った。         『彼方の可能性(Uzak İhtimal)』、そして『ヨズガト・ブルース(Yozgat Blues)』によってトルコ映画界の代表的な映画人の一人となったマフムト・ファズル・ジョスクン氏の新作映画である『アナウンス(Anons)』は、ワールド・プレミアを第75回ヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門で行った。1963 全文をよむ

2018-08-30 タルカン、コンサート料金はドル建てからリラ建てへ (Cumhuriyet紙)

有名歌手のタルカンは、ドルの価値がトルコリラに対して記録的なレートになったのを受けて、コンサート料金を変更した。この著名なアーティストは、国内コンサートではトルコリラでチケットを販売する。      ハベルチュルク紙の芸能情報によると、タルカンは、ドルで設定していたコンサート料金を、為替市場の混乱にこれ以上抗えず、トルコリラへと変更した。      ドル相場の変動に苦しんでいた主催者側は、タルカンが「トルコリラへの変更」を決めたことを喜んで受け入れたという。タルカンは国内のコンサートで約20万ド 全文をよむ

2018-08-29 日本人、今度はカッパドキアで清掃 (Cumhuriyet紙)

イズミルで、バカンス客が捨てたゴミを拾っていた日本人が、今度はカッパドキアを清掃した。      犠牲祭の休暇後、ソーシャルメディアで共有された写真に写ったゴミを見て、皆が不快感をもった。楽園のような入り江、森林、ピクニックエリアにおけるゴミの山をバカンス客が地域に放棄したことに対し地元住民は不快感をもっている。      そんな中、イズミルのシンボルである歴史的な時計塔があるコナック広場を訪れていた日本人観光客が、その場所でゴミ拾いをしていたことがソーシャルメディア上で多くの反響を呼んだ。   全文をよむ

2018-08-28 ベルカイ・ダーラル:トルコはハリウッドに一体何の用があるのか? (Hurriyet紙)

デッドプール、ウェストワールド、キャプテン・アメリカのような数多くの私たちの多くがファンとなるデザインの数々によって、最近ではジェム・ユルマズの映画「アリフV216」のために制作したオルタナティブ・ポスターによって知られた。20世紀フォックス、HBO(アメリカの衛星、ケーブルテレビ放送局)といった映画とテレビの世界のビッグネームがその後を追いかけまわし、その実力は私たちが誇りに思うところである、イラストレーターでポスター作家であるベルカイ・ダーラル氏を、9月8日にカドゥキョイの「ビナ」で開催する 全文をよむ

2018-08-28 イスタンブルで超高価な盗品骨とう品、押収 (Hurriyet紙)

イスタンブルで行われた骨董品捜査で、ローマ皇帝ディオクレティアヌスが描かれた青銅硬貨、ギリシアの勝利記念硬貨、ペルシア王の霊廟から出土したといわれる珍しい金の宝飾品セット、博物館でも同様のものがないとされる幾何学的な青い文字で書かれている金で縁取られた約500年前のコーラン2個を押収した。中には骨董品屋も含む11人が購入者のふりをした警察に逮捕された。      密輸犯罪対策局文化自然遺産密輸担当捜査官チームは、一ヶ月の中で骨董品密輸業者と購入者のふりをして接触し、一連の捜査作戦を行った。   全文をよむ

2018-08-26 トルコの国民食メネメンに玉ねぎは入れるべきか、否か? (Cumhuriyet紙)

グルメ評論家でテレビ番組司会者でもあるウェダット・ミラー氏が「トルコ料理における最大の問題」に終止符を打とうとしている!      国内で最もフォロワー数が多く、人気のあるグルメ評論家の一人であるミラー氏がTwitterで始めたアンケートでは、長年議論の的である「メネメンに玉ねぎは入れるべきか、否か」という問いへの答えを求めている。      Hürriyet氏のコラム欄にも執筆するミラー氏は16時4分にシェアした「Twitterで世界を救うことはでいないだろうが、少なくとも最大の料理論争(!) 全文をよむ

2018-08-24 ジェイラン・エルテム:「私たちはどこにも行きません、ここにいます」 (Cumhuriyet紙)

ジェラン・エルテムと「土曜日の母たち」を、アフメト・カヤを、女性の連帯と新作アルバムについて話をした。年末にリリースされる新作アルバムの名前は「貴方をあなたのような人たちが愛しますように」。「良き人達のための祈りという意味が込められた文です」とエルテムは言う、「しかし悪い人に対してこれを言ってしまえば、それは災厄です…。」    ゲズィのプロテストのために書いたその曲では、ここで生きること、生み出すこと、ここを守り続けると、歌っている。言葉を女性の闘争に開けばムラトハン・ムンガンの「本当の血の 全文をよむ

2018-08-18 ベシクタシュ遺跡発掘、新発見続々 (Hurriyet紙)

ベシュクタシュでの地下鉄掘削現場でサプライズが相次いでいる。文化観光省の許可を得てイスタンブル考古学博物館が行っている青銅器時代の墓地の発掘では、これまでに69基の埋葬型墓地が発見された。驚くべき発掘は、5500年前の人形(古代の彫像)2体である。母娘と考えられる像はそれぞれ10cmと7cmで、写真掲載はHürriyet紙が初めてとなる。      ベシュクタシュ広場で続く地下鉄駅の掘削中に膨大な埋葬墓が発見された。青銅器時代のトルコの人々の間で埋葬形式の墓をつくる文化があり、民族移動時代にこの 全文をよむ

2018-08-08 ダムに沈むハサンケイフのハマム、移動 (Hurriyet紙)

バトゥマン県のハサンケイフ郡でダム湖から引き上げられて3キロメートル先にある考古学公園の一角に運ばれた1500トンの重量のハマムが、起動モデュールシステムである256の車輪のついた“SPMT”車両によって、その場に引き下げられる段階に移った。運搬作業は3700万リラに相当する事が伝えられた。      バトゥマン県のハサンケイフ郡でダム湖から引き上げられて3キロメートル先にある考古学公園の一角に運ばれた1500トンの重量のハマムが、起動モデュールシステムである256の車輪のついた“SPMT”車両 全文をよむ

2018-08-05 高校入試統一試験責任者、さらに2人免職 (Hurriyet紙)

高校入試(LGS)の設計者であり、今回の事件の後に免職された国民教育省(MEB)のムフテレム・クルト副事務次官の部下2名がさらに任を解かれた。この2名は2014年以降、学力検査評価総局コーディネーターとして勤務していたエルギュル・デンギズ氏と、問題作成・改善室のヒュセイン・ギュチ室長である。      国民教育省では免職が相次いでいる。前日には新高校入試システムの設計者であるムフテレム・クルト副事務次官と数名の局長が免職され、彼らについての調査が始まった。昨日もムフテレム・クルト副事務次官の部下 全文をよむ

2018-08-04 クレジットカードで犠牲羊を買っていいか? (Milliyet紙)

宗教高等機関は近づく犠牲祭の前に、人々のクルバン(犠牲獣)に関係する質問について答えた。      宗教高等機関は、「クレジットカードでクルバンを購入することはイスラムの教えにおいて合法ですか?」という質問に対し、クレジットカードで一括または分割払いでクルバンを購入することは可能であると述べ、「クルバンを切ろうとする人がクルバンの動物をクレジットカードで一括または分割払いでも購入することができる。クレジットカードで購入されることはクルバンの状態に対し障害とはならない。だが、クレジットカードの支払 全文をよむ

2018-07-28 ハイダルパシャ駅工事で、ビザンツ遺跡出土 (Hurriyet紙)

110年の歴史をもつハイダルパシャ駅で、2015年にスタートした改修作業の際、プラットホームある区域とレールの下から、初期または後期ビザンツ時代のものとされる遺跡が出土した。レール下の歴史的な遺跡は、かつての港湾都市に関係したものであると推定されている。      2015年に開始された改修作業が続くハイダルパシャ駅で、近頃、考古学的な発掘も始まった。ハイダルパシャ橋を壊してから始まった発掘作業は、プラットホームのある区域で続いている。レールの間に位置するハイダル・ババ廟周辺で開始された作業は、 全文をよむ

2018-07-26 スタートアップ:トルコの未来のコンピューターエンジニア、第3回インズヴァ・アルゴリズム・キャンプに集合 (Hurriyet紙)

トルコのハッカーたちの集う場所であるインズヴァ(inzva)は、更に以前9月と2月に開催されたアルゴリズムの枠組みを広げながら、6月28日―7月7日の期間の間に、84人が参加をして「アルゴリズム競争夏キャンプ」をベイコズ・クンドゥラで開催した。      無料で開催されて、参加者たちが能力試験によって選出されたキャンプには、ボアズィチ大学、中東工科大学(ODTÜ)、イスタンブル工科大学(İTÜ)のようなトルコの上位大学たちとともにドーア・コレジ、チャパ科学高校、イスタンブル・アタテュルク科学高校 全文をよむ

2018-07-25 ビザンツ・ブーコレオン宮、放置に泣く… (Cumhuriyet紙)

ビザンツ時代から残る1600年の歴史を持つブーコレオン宮殿だが、この宮殿に関する申請や保存計画が今まで全く存在しなかった。      チャトラドゥカプ地区のブーコレオン宮殿は、ビザンツ時代から1600年の歴史を持ち、UNESCO世界遺産リストに名を連ねているが、文字通り放置されていた。イスタンブル第4文化遺産保護地域委員会が出した2018年7月13日付けの文書では「ブーコレオン宮殿遺構に関する評価を求めるいかなる要求や計画、申請」も見つからない。      マルマラ海沿岸部ジャンクルタラン地区と 全文をよむ

2018-07-21  街角のチェシュメ、失われる寸前 (Cumhuriyet紙)

ウウスキュダルにある164年の歴史があるチェシュメ(泉、給水施設)が、道路の歩道の工事に際に存在を無視され、その3分の1が地中に埋まってしまった。   全文をよむ

2018-07-03 ボアズィチ大学オズカン学長、TUBITAK委員に (Milliyet紙)

ボアズィチ大学学長であるメフメド・オズカン教授は、TUBITAK学術委員会の委員に任命された。      ボアズィチ大学学長であるメフメド・オズカン教授は、TUBITAK学術委員会の委員に任命された。書面による声明では、メフメド・オズカン教授が「科学技術分野の著書、研究及び発見で有名であり、研究と科学技術の管理に関して権威があり、科学技術システム、組織、学部を設立し、管理するのに成功した人」という要綱から学術委員会の候補者として推薦され、任命されたと記載されていた。      1964年、エスキ 全文をよむ

2018-06-30 女優トゥルカン・ショライ、引退へ (Cumhuriyet紙)

世界で最も数多くの主演を果たした女優という記録を保持するチュルキャン・ショライが女優業を引退すると発表した。      トルコ映画(通称イェシル・チャム)の女王であり、世界最多主演女優であるチュルキャン・ショライが、よい脚本に巡り会えないという理由で女優業を引退すると公式に発表した。      チュルキャン・ショライは、よい脚本に出会えていないため女優業を引退するとし、またこの決断は断固としたものであると、ハベルチュルク紙のメフメト・チャルシュカン記者に対して明らかにした。      ■最優秀女 全文をよむ

2018-06-30 新たな大学入試一斉試験(YKS)の採点はどのように? (Yeni Safak紙)

200万人以上の生徒が今日(6月30日)、(大学入試一斉試験である)高等教育機構試験(YKS)の1つ目のテストである基礎能力テストに向かった。生徒たちの最大の関心事は、「YKSの点数はどのように計算されるのか」という問いだ。ご存知のように、YKSの採点システムは変更された。では、大学選択の前のYKSの採点はどのように行われるのか?皆さんが気にしているその詳細は我々の記事にある。      今年初めて実施される高等教育機構試験(YKS)のマラソンが始まった。YKSの1つ目のテストである基礎能力テス 全文をよむ

2018-06-09 エーゲ海のサメ騒動、出没の理由判明 (Milliyet紙)

ボドゥルムとマルマリスで人々をパニック状態に陥れたサメがなぜエーゲ海に出没するのか、その理由が判明した。「ボドゥルム半島ヤルカヴァク・スポルティブ及びアマチュア漁師協会」が3日間昼夜に渡ってギョコヴァ湾で行った潜水調査の結果、メジロザメが観察された。サメは産卵のために、世界で最も有名な繁殖地の一つであるギョコヴァ湾・ボンジュク入江に来ていたことが判明した。      ギョコヴァ湾とボンジュク湾は、世界でも有数のサメの生息地として知られるが、産卵のために現れたメジロザメの姿が潜水調査チームによって 全文をよむ

2018-06-06 「征服者1453」続編テレビドラマの中止訴訟で、主演男優勝訴 (Hurriyet紙)

映画「征服者1453」の続編「征服者 その後」のテレビドラマで「征服者(メフメト二世)」を演じているデヴリム・エヴィン氏は、出演契約が不当に打ち切られたとして起こした訴訟で勝利した。ファティフ・アクソイ氏が代表を務める制作会社、メド・プロダクションは俳優エヴィン氏へ賠償金と合わせて32万8194リラ(約779万5582円)の支払いを命じられた。      ■テレビドラマのために6ヶ月髭を剃らずにいる      イスタンブル知的財産権民事裁判所で開かれた訴訟では、成功した映画「征服者1453」を制 全文をよむ

2018-06-01 失われたアラル海に植林を (Cumhuriyet紙)

ウズベキスタン政府は、枯渇したアラル湖に植林を始めた。      その大きさから「海」と呼ばれるアラル湖の枯渇は、中央アジアにとって厳しい環境災害となる。湖床に沈む有害化学物質が、地域住民の間で深刻な健康問題を引き起こしている。ウズベキスタン政府は、枯渇したアラル湖の湖床を森に変えようとしている。湖床に何百万本も植林するプロジェクトが地域で暮らすカラカルパクの人々にとって救済となるかどうかは、議論の的だ。同政府は、湖床にある有害物質が空気中に飛散することを何百万ものハロキシロンの木が防止すると見 全文をよむ

2018-05-30 イスタンブル・ゼイレク地区でローマ時代の墓出土 (Cumhuriyet紙)

ゼイレク地区にある、歴史的なシェイヒ・スレイマン・メスジドの改修工事で見つかった。改修工事では、礼拝所の屋根の重量をおさえるため置かれたビザンツ時代のアンフォラ(壷)が見つかった。イスタンブル初の多神教の墓はゼイレク地区のシェイヒ・スレイマン・メスジドの改修工事で発掘された。      イスタンブル・ゼイレク地区にある歴史的シェイヒ・スレイマン・メスジド改修工事中に、地下から1700年前と思われる「多神教の墓」が出土した。ワクフ第一地区長、ミュルセル・サル氏の情報によれば、ワクフ総局とイタリアの 全文をよむ

2018-05-24 オーストラリア、トルコからの留学を歓迎 (Hurriyet紙)

イスタンブル・オーストラリア領事館の協賛とハブ・エデュ教育・キャリアコンサルタントの企画によりオーストラリア留学についてのセミナーがイスタンブルで開催された。      イスタンブル・オーストラリア領事館協賛により、イスタンブルのサイド・ハリム・パシャ邸で開催されたセミナーでは、トルコのエリート高校生を対象とした留学に関する紹介があった。ジェフィー・ケイン領事、エスラ・エルディンチ豪経済教育広報担当者、ジャラル・エル・ナセルシドニー工科大学中東地域担当者、ハブ・エデュ・オーストラリア教育・キャリ 全文をよむ

2018-05-19 この花を折ったら、罰金は48000TL! (Hurriyet紙)

アフヨンカラヒサルにあるキルサ渓谷で「ムーンローズ」や「レッドチューリップ」と名付けられ保護されている「オランダシャクヤク」は、花を手折った場合48,600トルコリラの罰金が課せられる。    市民には「ムーンローズ」あるいは「レッドチューリップ」の愛称で知られ、結婚式で使用される花でもあるボタン科のオランダシャクヤクは、トルコで保護下に置かれている。    クズローレン郡にあるギュルヤズ村の境界内に位置するキルサ渓谷で、2ヶ所に分かれた約1万平方メートルもの敷地内で密集して咲き誇るこの赤いボタ 全文をよむ

2018-05-05 フドゥレレズ(カカヴァ)祭の火、高々と―エディルネ (Hurriyet紙)

エディルネ県で、春の知らせとされているフドゥレレズ(カカヴァ)祭が、クルクプナル・オイルレスリングの行われるサライチで、巨大な祭火と共に始まった。何千人もの人が参加し、太鼓や笛の演奏を楽しんだ人々は、かがり火の火が収まると、燃えがらの上を飛び越えて願い事をした。      クルクプナル・オイルレスリングが行われるサライチ広場で開催されたカカヴァ祭は、華やかな催し物と共に始まった。祭を見ようと、地元や市外からの何千人もの人々が、観光ツアーや自家用車でまだ日が高い内からこの地を訪れ、市内のホテルやペ 全文をよむ

2018-05-05 マルディンで艾未未(Ai Weiwei)展覧会 (Cumhuriyet紙)

イスタンブルで人気を博した芸術展が、ディレキ・サバンジュ美術館へやってきた。      マルディンで、サークプ・サバンジュ氏の遺志によりサバンジュ財団によって改修され、博物館及び芸術ギャラリーへと変貌したサークプ・サバンジュ・マルディン市博物館では、現代美術の第一人者のひとり、アイ・ウェイウェイ氏の個展が開催中だ。      博物館の一部にあるディレキ・サバンジュ芸術ギャラリーで、昨日初日を迎えた「アイ・ウェイウェイ展マルディン」では、彼のライフストーリーと共に、 手工芸の伝統と芸術の歴史へに対 全文をよむ

2018-05-03 ト日文化センター20周年アンカラにて祝賀 (Milliyet紙)

レジェプ・アクダー副首相は「日本とはとても良い友好関係がある。      歴史から始まり、今後も同様に継続していく。      さらに関係を深化させていくことと信じている」と発言した。      トルコ日本基金(ト日基金)文化センターの設立20周年記念イベントがアンカラのホテルで催された。      イベントにはレジェプ・アクダー副首相、日本・トルコ議員友好連盟副会長逢沢一郎議員、宮島昭夫在トルコ日本国大使、多くの招待客が参加した。      アクダー副首相はト日基金の設立以来の協力者たちに感謝 全文をよむ

2018-05-01 トプカプ宮殿で新発見ーメフメト2世のハマム一部 (Hurriyet紙)

トプカプ宮殿の戦役随行者の間で行なわれている修復作業でまたもや新発見。以前メフメト2世の時代から残存するハマムが発見された場所で、今度は歴史的な泉とハマムのキュルハン(水を温める場所) が発見された。      トプカプ宮殿は、漆喰塗料と漆喰で行われた修復では十分ではないとされ、大規模な改修に入った。約3億リラかける改修は、イスタンブル設計局の指示のもとトプカプ宮殿博物館執行部の監督の下で遂行されている。本紙が2017年12月14日付けのニュースでは、トプカプ宮殿の戦役随行者の間改修作業でメフメ 全文をよむ

2018-04-27 クルド映画監督ユルマズ・ギュネイ記念のアカデミー設立へ―ボドゥルム (Cumhuriyet紙)

映画俳優であり監督であったユルマズ・ギュネイの名を生かし、トルコ映画の新たなスター育成のため、ユルマズ・ギュネイ・アカデミーがボドゥルムに設立されることになった。      映画俳優であり監督であっユルマズ・ギュネイの名を生かし、トルコ映画の新たなスター育成のため、ユルマズ・ギュネイ・アカデミーがボドゥルムに設立されることが決まった。同氏の助監督を何年も務めたムハメト・アルスラン氏の音頭で設立されるアカデミーの建設場所が決まった。      アカデミーの創設メンバーの一人であり、同時に設立場所の 全文をよむ

2018-04-26 20大学、新設へ (Hurriyet紙)

イスタンブル、ガーズィ、イノニュ大学を含む10大学の分割と新大学の設置を規定する法案が国会教育委員会で修正の上可決された。エスキシェヒル、ウスパルタ、ア フィヨンカラヒサルにそれぞれ設置されている3大学が分割され、新しい大学の数が15から20に増加すると決定された。イスタンブル大学の分割により新設される予定の大学はイブン・スィーナーの名が冠される予定であったが、放棄され、ジェッラフパシャ医学部を含む大学の名前はイスタンブル大学(ジェッラフパシャ)となった。      委員会で野党の異議申立てと再 全文をよむ

2018-04-24 イスタンブル「シェラーフィーイェ地下宮殿」、公開 (Cumhuriyet紙)

イスタンブルで、約600年前に建てられたと推定されるシェラーフィーイェ地下宮殿が、8年間の復元工事を経て公開された。      東ローマ帝国皇帝テオドシウス2世によって428年から443年の間にヴァレンス水道橋を経て水を貯める目的で建設されたイスタンブル地下宮殿よりも1世紀さらに古いと思われるシェラーフィーイェ地下宮殿は、8年間に渡る復元工事を経て一般公開された。公開記念式典には、イスタンブル県知事ヴァスィプ・シャーヒン氏、イスタンブル広域市長メヴリュト・ウイサル氏、ファーティフ区長ムスタファ・ 全文をよむ

2018-04-21 大学分割反対に大キャンペーン (Hurriyet紙)

イスタンブル大学の医学部(チャパ地区)を分割する決定が下された。この、イスタンブル大学から医学部を分割し、新設されるイスタンブル・イブン・スィーナー大学の管轄とする決定に抗議が起きている。学部分割を理由に始まった署名キャンペーンに1万3000人が賛同した。トルコ医師協会もこの問題を法廷に持ち込むことを発表した。      公正発展党政権によって15大学新設計画関連法案プランがトルコ大国民議会に提出され、10校の重点大学を分割する案が明らかにされた。イスタンブル大学もこの重点大学のうちの1校である 全文をよむ

2018-04-21 イスタンブル大など10大学、分割 (Hurriyet紙)

政府は、新設される15の大学について、議会に法案を提出した。法案により、イスタンブル大やガーズィ大学、イノニュ大学、黒海工科大学を含む10の伝統ある大学が分割される。トルコで最初に設立された大学であるイスタンブル大学の医学部を含む多くの重要な学部と高等専門学校が新たに大学とされる。       高等教育機構(YÖK)法案と、「法令改正に関する法律案」が昨日トルコ大国民会議(TBMM)に提出された。法案によればセルチュク大学やキュタヒヤ・ドュムルプナル大学、イノニュ大学、イスタンブル大学、ガーズィ 全文をよむ

2018-04-14 イスタンブル・チャムルジャモスク、完成間近 (Hurriyet紙)

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が首相任期中の2013年8月6日に着工されたチャムルジャモスクの完成が近づいている。モスクの巨大なドームでは内部の装飾のために作られた足場は撤去され始め、全て手作りの装飾も姿を現し始めた。モスクでは、「聖カーディルの夜」に礼拝が始まる。      建設開始以降、約57か月間建設が続けられてきたチャムルジャモスクはいよいよ完成が近づいている。モスクは、58日後の「聖カーディルの夜」にあたる2018年6月10日に開催される公式セレモニーにより礼拝が始まる。     全文をよむ

2018-04-10 スルタン3人の勅令、競売へ (Cumhuriyet紙)

ポルタカル芸術と文化センターの競売展で、スレイマン1世、息子のセリム2世と第4世代下の孫であるイブラヒム・ハン3人の花押入り勅令が初めて競売へかけられた。ラッフィ・ポルタカル氏は一連のスルタンの勅令をソコッル・メフメト・パシャ家から得たとし、「ソコッル一家は何年も金庫に隠しており、やっと日の目をみた」と述べた。      ニシャンタシュにあるポルタカル芸術・文化センターの「特別コレクションから特別作品ー勅令とトルコ公式競売展」は4月21日に終わりを迎える。展覧会では、オスマン帝国第10代のスルタ 全文をよむ

2018-04-09 貨物船衝突のヤルの調査進む「崩壊寸前」 (Hurriyet紙)

ボスポラス海峡で土曜日、マルタ船籍のヴィタスピリットという名の貨物船が衝突したヘキムバシュ・サーリヒ・エフェンディの海辺の邸宅 (ヤル)に関係し、イスタンブル第6文化財保存地域委員会局の二人の調査員が昨日調査を開始した。事故後基礎を揺さぶられ、壁に大きな損傷が見られたヤルが、海へまっすぐ滑り降りていたことが明らかにされた。さらにヤルのレストラン側にあった耐力壁がひしゃげていることが明らかにされた。ボスポラス海峡公共事業局の調査員は、ヤルの所有者に滑りと倒壊に対する処置を取るための活動に許可を与え 全文をよむ

2018-03-31 アタキョイ海岸開発計画中止、公園へ (Milliyet紙)

スルタンがコーヒーを飲んだバルトハーネ塔もあるイスタンブル・アタキョイの60ドゥナム(約6万平方メートル)の土地が市民に開放されている。集合住宅局(TOKİ)は、イスタンブル市とともにこの土地を巨大な公園に変える予定だ。この地域に3kmの海岸道が整備される。専門家らによると、公共事業許可があるこの土地の現在の価値は20億リラに達するという。      政府は、建設の集中が何年にも渡って議論されてきたイスタンブル・アタキョイの浜辺のビーチを再び活性化するための行動に移った。最初に、イスタンブルの最 全文をよむ

2018-03-30 18世紀の巻物写本、グランドバザールで押収 (Milliyet紙)

イスタンブル・ファーティフ地区のグランドバザールにある古物商店で行われた捜査で、値踏みできないほど非常に貴重な手書きの系図写本が押収された。この系図写本は、トルコ共和国建国以降発見された手書き写本の中でも最長であり、最も詳細に書かれているものだとされる。18世紀の作品で、長さ8m30cmの手書き写本は、アダムからムハンマドまで、そしてムハンマドの系譜につながる預言者の系図であることが判明した。      オスマン朝時代の文化財を国外へ密輸するという情報を入手したイスタンブル密輸対策課は、グランド 全文をよむ

2018-03-29 日本の桜を愛でる (Hurriyet紙)

日本では桜のつぼみが開き、目にも鮮やかな風景が広がる。ある公園では、芸術家が桜が水面に散った様をドローンで撮影し、この絵を永遠のものにしたようだ。これらがその写真である・・・      日本では毎春桜が咲くと、公園はどこも天の庭に変わる。      写真家のダニロ・ドゥンゴ氏がこの壮麗な眺めを活かして素晴らしい作品に仕上げた。桜が水面に散る様をドローンで撮影した作品は多くの称賛を集めた・・・      3月から4月の短い期間に咲く桜は、東京で壮麗な景色を生み出し、多くの人の関心を集める。     全文をよむ

2018-03-27 スメラ修道院、秘密の通路発見 (Hurriyet紙)

スメラ修道院で2年半続く修繕作業中に、今日まで立ち入ることのなかった北の屋根のスロープで、秘密の通路が発見された。キリスト教徒が修道院あるいは神聖な場所とした「礼拝堂」であると明らかにされた場所に、今日まで見られることのなかった「天国と地獄、死と生」の描写があるフレスコ画があることが明らかとなった。      トルコの重要な歴史的場所で観光名所のひとつもであり、年間60万人が訪れるカラ山の麓にある歴史あるスメラ修道院で、2年半前に始められた修繕作業が続いている。この修繕作業中に、未だかつて今日ま 全文をよむ

2018-03-20 古代遺跡に、ブルトーザーでアスファルト道・・・・ (Hurriyet紙)

世界一古い神殿でありユネスコの世界遺産の候補に挙げられたギョベキリテペで、歩道工事の際に重機が使用されてコンクリートが流し込まれたことが考古学者たちの抗議を呼んだ。文化観光省は石畳が離れてしまわないよう、縁石の下に漆喰が流し込まれただけだと説明した。      世界最古の神殿であり文化芸術の分野で最も重要な建築のうちの一つとされるギョベキリテペで、長年にわたり発掘隊長をつとめ2014年に亡くなったクラウス・シュミット博士の妻、チーデム・キョクサル・シュミットさんは先日ギョベキリテペを訪れた。ギョ 全文をよむ

2018-03-11 トルコのチェルケス系住民、母語教育権など要求 (Cumhuriyet紙)

イスタンブルコーカサス文化協会のアディゲ語の日を記念して行われたイベントに参加したチェルケス人たちは、母語教育を始めとした要求を訴えた。      「アディゲ語の日」※のイベントで、コーカサス協会連盟のヤシャル・アスランカヤ会長と連盟運営者らが参列し、ベシクタシュにあるチェルケス互助協会の歴史ある建物の前で声明を発表した。   ※訳注:アディゲはチェルケスの現地語名      声明文を読み上げたコーカサス協会連盟(KAFFED)のアスランカヤ会長は、チェルケス人の要求を訴えて、次のように述べた。 全文をよむ

2018-03-03 紀元前の古代墓、鉱山採掘で失われる―オルドゥ (Hurriyet紙)

2100年前の女神キュベレーの彫刻が残るオルドゥ県クルル城塞に隣接した採石場の、行政裁判所の決定に反する拡大により、古代の石墓が失われてしまった。オルドゥ博物館及びクルル城塞発掘研究委員会は現在のところ、沈黙を貫いている。      オルドゥ県での採石は、行政裁判所の不適切勧告にも関わらず継続されている。2100年前の女神キュベレーの像が残る、「クルル城塞考古学調査保護地区」の境界地域における安山岩の採掘では、以前、自然保護活動家らによって古代の石墓の存在を指摘された場所全てが、ダイナマイトで爆 全文をよむ

2018-02-23  2017年新生児、一番多い名前は? (Cumhuriyet紙)

2017年にトルコで赤ちゃんに最も多くつけられた名前は、ゼイネプ(Zeynep)とユスフ(Yusuf)という名前だった。ゼイネプは62都市で、ユスフは27都市で、新生児に最も多く付けられた名前となった。      2017年に新生児に付けられた名前は、ゼイネプ(Zeynep)とユスフ(Yusuf)が最も多かった。トルコ統計局(TÜİK)ディヤルバクル支所は県ごとに最も人気のある新生児の名前を公表した。      TÜİKの2017年12月31日付の居住地に基づく人口登録システム(ADNKS)の抽 全文をよむ

2018-02-19 アブデュルハミト2世は、シャーロック・ホームズファンだった (Milliyet紙)

あらゆる時代の、最も有名な探偵であるシャーロック・ホームズと推理小説好きであったアブデュルハミト2世との巡り会いは自然な結果である。アブデュルハミト2世は、サー・アーサー・コナン・ドイル氏のこの有名な作品を、自身のためにトルコ語へと翻訳させ、興味深く読んでいたという。アブデュルハミト2世がドイル氏と会っていたかどうかは議論を生む問題であるが、興味を抱いていたのは明確な事実である。この関心は、その時期のある小説でも話題となった。イェルヴァント・オディアン氏が執筆した『アブデュルハミト2世とシャーロ 全文をよむ

2018-02-09 観客数500万人突破映画の初女性脚本家、兼女優 (Cumhuriyet紙)

女優ギュルセ・ビルセルが脚本を手がけ、出演もした映画「家族のあいだで(Aile Arasında」が観客数500万人を突破した。      昨年の12月に公開された、エンギン・ギュナイドゥンとデメト・エヴガル主演の映画「家族のあいだで(Aile Arasında)」が注目され続けいている。Box officeの調査によると映画の観客動員数は500万人以上だという。   映画の脚本を書いたギュルセル・ビルセルは快挙を成し遂げた。ビルセル氏は女性初の映画観客数500万人以上を記録した。      ジ 全文をよむ

2018-02-08 家系図サービスにアクセス集中―1800年代まで辿れます (Hurriyet紙)

家系図検索システムに国民は興味津々である。アクセス規模は大変なもので、深夜でもサイトの家系図検索の利用者数は分刻みで増えていった。深夜2時から4時までの間ですら家系図検索の画面を見ようとする利用者たちでシステムがダウンしてしまい、家系図検索ページを無効にすることで解決を見た。      E-Devletで新しく利用可能になった家系図検索サービスが多くの関心を集めている。人口・国籍業務総局は、「家系図レポート」がe-Devletで利用可能になると発表した。家系図検索サービスが利用開始となってからe 全文をよむ

2018-02-07 ナーズム・ヒクメトの手帳、YKY出版の5000冊目に (Milliyet紙)

ヤプ・クレディ出版は、タイトル数として5000番目の本、『ナーズムの手帳に記された闘争、愛そして詩のメモ』を読者に提供した。      ヤプ・クレディ文化芸術出版総合取締役ギュンゲン氏は、「我々の5000冊目の本は、『ナーズムの手帳に記された闘争、愛そして詩のメモ』となった」と話した。      チュライ・ギュンゲン氏はこの件に関する発表で、      「一年間で約250から300の新刊を出版しています。かなり多くの作品は再び版を重ねます。これも一か月で10から15の本になります。子供向け、歴史 全文をよむ

2018-02-03 体重18キロの猫を救え! (Milliyet紙)

見る人誰もが驚く体重18キロの猫「トンバラク」は、食べた餌で食あたりを起こし、獣医にかかった。トンバラクは通常の猫の3倍の体重があり、治療後に元いた場所に戻されたのだが、彼のダイエットのため、住民たちが動いた。      イスタンブルのキュチュクチェクメジェ市アタケント区で住民にかわいがられている体重18キロの猫、「トンバラク」は食べたエサによって体調を崩し、キュチュクチェクメジェ市・路上動物愛護センターに保護された。最後に食べたエサのせいで獣医に運ばれたこのぽっちゃり猫は、愛護センターでの治療 全文をよむ

2018-01-31  国民教育相、ノートパソコン配布に言及 (Milliyet紙)

■ユルマズ国民教育相:「学生たちにノートパソコンを支給する計画をしている」      イスメト・ユルマズ国民教育相はプログラミング科目の実践的な学習用に学生たちにタブレットの代わりにノートパソコンを支給する計画をしていることを発表した。ユルマズ氏は、あるホテルで開かれたトルコ教育協会(TED)の第90周年レセプションで、最初に設立90周年の祝辞を述べ、演説を行った。      学生たち一人ひとりが、その能力や才能を最も高いレベルに達せられるよう、平等な機会の基礎として教育を与えることに努めると述 全文をよむ

2018-01-30 Kanat Atkayaコラム:「掃き溜めの中の虫のような一人の映画人」 (Hurriyet紙)

「何か方法を見つけて映画を撮影する。これを一体どうやって行うのか、今は分からない。しかしこれが私たちの仕事だ。一匹の掃き溜めの中の虫が生き残る、そういう映画人なんだ・・・」      トルガ・カラチェリキ監督は2017年2月、ジュムフリイェト紙のエズギ・アタビレン記者の「では何をすることを考えているのですか?」という質問にこのように答えた・・・      カラチェリキ氏は、自主制作(インディペンデント映画)という方法で、妻や友人、幾人かの映画愛好家の助けを得て、またインターネット上で支援キャンペ 全文をよむ

2018-01-28 ローマ時代モザイク版、押収ーシリア国籍者2名逮捕 (Hurriyet紙)

アダナで、シリア人2人の車で押収され、水につけたら、鹿に乗り手に矢を持つ女性の像が表れたモザイク版は、値がつかないほど貴重なものである。      アダナ警察局密輸組織犯罪取締局の職員らは、サルチャム郡インジリキ駐車場に来た車両を怪しんだ。2人のシリア人が乗車していた車内で行われた捜査で、長さ117㎝・幅87㎝の一枚のモザイク版が回収された。   警察はそのシリア人たちを取り押さえた一方、その作品が本物か偽物なのかを確かめるために博物館局に送った。考古学者たちは、その発見場所に驚きつつ、布の上に 全文をよむ

2018-01-19 再開発抵抗の歴史「タルラバシュの戦い」展 (Cumhuriyet紙)

トルコ・エンジニア・建築家商工会議所(TMMOB)が行う活動を含む「タルラバシュ:ある街の戦い」展が開催された。       TMMOBは、破壊に対する1985年からこれまでに行った活動を書籍、映画、展覧会の形で発表した。1月18日に開催され、タルラバシュにおける活動を説明するパネルにミュジェラ・ヤプジュ氏、アスマン・チュルキュン氏、ゼイネプ・アフンバイ氏、ユジェル・ギュルセル氏、ジャン・アタライ氏、エルダル・アイベキ氏が参加した。       TMMOBイスタンブル支部環境への影響評価(ÇED 全文をよむ

2018-01-19 大人気、アンカラ・カルス東部特急24時間 (Hurriyet紙)

アンカラとカルスを結ぶ東部急行の旅は、冬の訪れとともにトレッキングや登山のグループ、写真家、大学生らの注目を集めている。      トルコ共和国国営鉄道(TCDD)運輸会社が運行する東部急行は、旅行者らの大きな注目を浴びながら走行している。東部急行はアンカラを出発しカルスに至る、トルコで最も古い路線の1つであり、全旅程は24時間に及ぶ。      ソーシャルメディア上でこの旅行への関心が高まっていることに伴い、東部急行に連結されている個室寝台車が1両から5両へと増結された。さらに、簡易式寝台車2 全文をよむ

2018-01-13 レストランでの食事に注意!添加物たっぷり・・ (Cumhuriyet紙)

料理のコストを削減するため、レストランで行われていることが調査された。スープからラフマージュに至るまで、私たちがレストランで口にすると思われる食品に、添加物が加えられている可能性がある。       私たちがレストランで口にするほとんどの前菜は工場で生産されている。暖かい前菜とされる冷凍食品は、何日も同じ油で火を通されている。再び工場では、パックされるサラダに添加物としてざくろ酢とオリーブ油がかけられ、(店に)配られる。私たちが口にすると思われる食品を調査したヒュリエット紙の記者、セフェル・レヴ 全文をよむ

2018-01-09 トルコ人、一番好きな食べ物は? (Cumhuriyet紙)

トルコの食品飲料の嗜好性調査の結果によると、トルコでは一般的に家庭ではチョルバ(スープ)、マカルナ(パスタ)、ピラヴ(ピラフ)が一番調理されている。しかし、一方で一番好きな食べ物となると、肉、ドルマ(ひき肉や米の詰めもの料理)、クルファスリイェ(乾燥させたインゲン豆を煮たもの)が挙がる。      メトロ卸売マーケットが、トルコのトルコの食品飲料の嗜好性調査の結果を発表した。調査で判明した結果によると、家族構成がどうであれ、料理をするのは高い割合で女性である。トルコでは一般的に家庭ではチョルバ( 全文をよむ

2018-01-04 2017年、教育は「後退の年」 (Cumhuriyet紙)

教育システムにおいて、2017年に7つの重大なテーマにおける改革が行われた。      2017年、教育分野において、今日だけでなく将来においても深刻な影響を及ぼす重要な改革が行われた。国際的な評価は、科学と数学分野において12年前の結果を下回っていた。トルコの難民人口がアルバニアの人口に達した際、就学対象である85万人のシリア人の子供達にどのように教育を行っていくかという問題を未だ解決できていなかった。障害について教科書にさえも載っていなかった。教育改革イニシアチブ(ERG)の“教育において2 全文をよむ

2018-01-03 歴史はTVドラマからは学べないー「帝王の座ーアブデュルハミト」をめぐる論争 (Cumhuriyet紙)

エルドアン大統領が若者に対し「歴史を学ぶため、『玉座(Payitah)』を見よ」と提案したこととは逆行し、TVドラマ制作チームを含め、ドラマ監督、学者、歴史家はこの状況が誤っていることと指摘している。      昨年、2月にTRTで始まったTVドラマ「玉座-アブデュルハミド」は、始まってまだ1年もたっていないが、議論を巻き起こしている。アブデュルハミド2世をとりあげたこのドラマは、絶えず、外国の政治家に「思い知らせる」スルタン像を描いており、同時に、学術的な事実とは食い違うミッションを帯びている 全文をよむ

2017-12-30 ポンポンはねて、ドームに穴・・―歴史遺産、危機に (Hurriyet紙)

キョセム・スルタン(スルタン・アフメト一世の妻)によって17世紀に建造された、エミノニュ・メルジャン地区にある隊商宿のドームは、ボスポラス海峡を背景に飛跳ね写真を撮ろうと、観光客や広告作成チームがしたため、ついに崩壊した。文化・観光省が、歴史的建造物保護のため2016年6月に制定した「屋根へのよじ登り禁止」は誰も守らなかった。      海峡の素晴らしい景色が見られるため、ソーシャルメディア・サイト、インスタグラムに写真を投稿するためのマストスポットとなっている隊商宿の入り口に観光省は注意書きと 全文をよむ

2017-12-20 大人気、東部エクスプレスで不適切行為? (Cumhuriyet紙)

1.トルコ共和国国営鉄道(TCDD) 運輸株式会社のアンカラ‐カルス間の東部エクスプレス路線に関してソーシャルメディアのおかげで爆発的な反応があった。18-24歳の若者が、グループになりカルスに行き写真をシェアした。      2.TCDD運輸株式会社のアンカラ‐カルス間の東部エクスプレス路線への要望が殺到している。特に18-25歳の間の若者の日帰りや2日間の週末の休暇のために向かったカルスは、最もよく訪れられる場所の一つになった。写真ツアーを敢行する多くのグループも、東部エクスプレスを利用して 全文をよむ

2017-12-14 トプカプ宮殿で新発見ーメフメト2世時代のハマム跡 (Hurriyet紙)

トプカプ宮殿における遠征軍病棟の修復作業において、スルタン・メフメト2世が浴室として使用したスルタン専用のハマムが発見された。1460年頃の宮殿建設時に作られたハマムの基礎部分の遺跡が発掘された。    遠征軍病棟の修復のため行われた発掘調査により、歴史的な発見がなされた。宮殿建設時に作られ、5人のスルタンが使用したハマムにたどり着いた。1460年頃に宮殿が建設された際に作られたハマムの温度調整を行っていたと思われる部分の、基礎部分の遺跡が姿を表した。    このハマムは、1580年頃にハーレム 全文をよむ

2017-12-08 6年生用コーラン教科書で「ネムルート」間違い (Hurriyet紙)

国民教育省が作成した6年生のコーランの教科書で、ネムルート王とネムルート山が混同されていることが明らかになった。      聖イブラヒム(アブラハム)がネムルト王に抵抗したことを説明する章で、コンマゲネ王国(訳注:ヘレニズム時代の王国)がネムルート山に建築した像の画像が使用され、その下に「ネムルート王とその民衆は偶像を崇拝していた(ネムルート山・アドゥヤマン)」と記載されていた。教科書の誤記を訂正するために、アドゥヤマン出身の弁護士オスマン・スュゼン氏が、国民教育省の教育委員会に申請を行った。  全文をよむ

2017-12-07 フドゥレレズの祭り、ユネスコ無形文化財に指定 (Cumhuriyet紙)

フドゥレレズの祭りがユネスコ無形文化財に登録された。      トルコとマケドニアが共同で2016年にユネスコに申請した「春の祝祭:フドゥレレズ」が、韓国の済州島で開かれた無形文化財保護第12回政府間委員会の会議で評価され、ユネスコ無形文化財に登録された。今日までメッダーフ(大衆講談師)、メヴレヴィー教団のセマー、アーシュク(吟遊詩人)の伝統、カラギョズ、ネヴルーズ、伝統的なソフベト(談話)会、クルプナルのオイルレスリング大会、アレヴィー-ベクタシーの儀式:セマー、ケシケキの伝統、メシル・マジュ 全文をよむ

2017-12-07 映画「アイラ」のモデル、スレイマンさん死去ー朝鮮戦争英雄 (Hurriyet紙)

韓国人のキム・ウンジャさんのまぶたの父であるスレイマン・ディルビルリーさんが12月7日木曜日に亡くなられた。呼吸器不全、腎不全と診断されたスレイマンさんは11月2日から集中治療室で治療を受けていた。映画「アイラ」のモデルとなったスレイマンさんとはどんな人だろうか。      トルコ健康科学大学ハイダルパシャ・ヌムネ教育研究病院の集中治療室で治療されたスレイマンさんは多臓器不全のため亡くなられた。スレイマンさんは呼吸器と腎臓の不全のため11月12日から集中治療室で治療を受けていた。      病院 全文をよむ

2017-12-02 トルコの数学教育は、大問題 (Cumhuriyet紙)

生徒の多くが基礎教育において、基礎数学スキルを学ばないまま卒業している。そして、数学の授業における生徒の挫折は中学校から始まる。      トルコでは、多くの生徒が小学校でも中学校でも基礎的数学スキルのないまま卒業している。トルコの中学校では、数学パフォーマンスが低下傾向にある。生徒らの数学授業についての考え方や授業出席割合も、4年生から8年生に進むにつれてネガティブな方向に進む。こうした状況は、どちらかというと、生徒が勉強をあきらめたり、中学校在学中に挫折を経験していることを意味する。そもそも 全文をよむ

2017-11-30 EUで、ドネル・ケバブ論争 (Milliyet紙)

 ヨーロッパで、ドネルケバブの材料に使われている添加物のリン酸を禁止する要求に、トルコ系ケバブ関係者が反発している。12月11~14日にストラスブルグで開催される欧州議会の総会で、この論争に結論が出る見通しだ。       欧州議会の食糧委員会は、冷凍ドネルケバブの添加物として使われているリン酸を禁止する意向を示したが、トルコ系ケバブ関係者はこれに反発した。       ドイツの首都ベルリンでドネルケバブを製造している経営者、レムズィ・カプラン氏は、冷凍ドネルケバブの添加物として使われているリン 全文をよむ

2017-11-25 チー・キョフテはどこのもの?―ご当地騒動 (Hurriyet紙)

チー・キョフテの発祥県をめぐって何週間も続いている議論に食糧農業畜産省のアフメト・エシュレフ・ファクババ大臣も参戦した。      ファクババ大臣は、本物のチー・キョフテはシャンルウルファ県発祥であることは何年も前に登録されていると話した。これは、11月初旬、科学産業技術省のファルク・オズル大臣からの、チー・キョフテにアドヤマン県を「地理的表示」として登録する手続き完了報告に対し、最初にシャンルウルファ県、続いてエラズー県から異議が申し立てられたことに端を発する。アドゥヤマン県民は、トルコ国内の 全文をよむ

2017-11-15 「イスタンブルでビザンツを発見」シンポジウム、開催 (Cumhuriyet紙)

イスタンブル調査研究所が設立10周年を記念して、「イスタンブルでビザンツを発見:科学者、機関、研究、1800-1955」と題した国際シンポジウムを11月16日から18日にかけて開催している。      19世紀及び20世紀前半におけるビザンツ研究の中でも、特にイスタンブルでの進展をテーマにしたこのシンポジウムは、今日はペラ博物館講堂で始まる。      フランス国立科学研究センター(CNRS)会員のオリヴィエ・ドゥルイ(Olivier Delouis)氏とブリジット・ピタラキス(Brigitte 全文をよむ

2017-11-15 20年前に盗難のベイリキ時代の碑文、見つかる (Hurriyet紙)

トゥンジェリ県チェミシュゲゼキ郡のウルカレ村にある、アナトリアのトルコ系ベイリキのフェッルフ・シャド・ベイの廟から20年前に盗難された碑文が、郡内の空き地で偶然見つかった。      1550年代にチェミシュゲゼキ郡のウルカレ村で、アナトリアのトルコ系ベイであるフェッルフ・シャド・ベイのために作られた廟に置かれた碑文が、1997年に盗難に遭った。大変貴重な、当時の石工職人の最高傑作の一つで、アラビア文字を使用して書かれた碑文は、文化観光相によって捜索されている歴史的美術品の紀要に掲載され、世界中 全文をよむ

2017-11-14 ローマ教皇、カトリック墓地へのシリア教会建設認める―イスタンブル (Hurriyet紙)

イスタンブル広域市が所有するイェシルキョイの古いラテン・カトリック墓地の敷地内に、シリア教会を建設することをローマ教皇が許可した。      イスタンブル聖母マリアシリア正教財団教会のために、大統領は外務大臣と宗教リーダーらの協力を要請した。ローマ教皇によって派遣されたポール・ラッセルヴァチカン大使は、バクルキョイ市のビュレント・ケリムオール市長を訪問し、この件に関する情報を得た。ラッセル大使は教皇が教会の建設を認可し、問題解決のためにあらゆる努力をすると述べたという。イェシルキョイとその周りに 全文をよむ

2017-11-07 タクスィム広場・新アタテュルク文化センター構想、発表 (Milliyet紙)

数年の間待ちわびていた時がやってきた。アタテュルク文化センターがついに再建設されるのだ!エルドアン大統領は、タクスィムで再建設されるアタテュルク文化センター(AKM)のプロジェクトを明らかにした。新AKMの外観は建築物として旧AKMに似ている。      エルドアン大統領は、世界で一番大きく最も音響の良いオペラハウスのうちの一つになることを目指した新AKMプロジェクトを発表した。私たち皆、画面に釘付けになった。      旧AKMの建築家ハヤティ・タバンルオール氏の息子、ムラト・タバンルオールに 全文をよむ

2017-10-28 マルマラ大キャンパス内のムラド5世ハマム、これが修復? (Hurriyet紙)

19世紀の遺跡であるムラド5世の狩猟用東屋のハマムが、修復作業により全くの別物になった。歴史的な石造建築の天井は、ガラス張りの木造屋根で覆われた。四方の壁は漆喰で固められ、サーモンカラーに塗られた。しかしこれだけに留まらず、この歴史的建造物にクーラーまで設置された。    マルマラ大学のギョズテペ・キャンパスにある19世紀の遺跡、ムラド5世の狩猟用東屋のハマムが、修復作業の結果「あまりにも現代的で最新!」の見た目に復元された。2014年に開始された修復作業の末、歴史的な石造建築の天井はガラス張り 全文をよむ

2017-10-26 3500年前のイスタンブルにトルコ人? (Cumhuriyet紙)

ベシクタシュの地下鉄工事で歴史を覆すような発見があった。古代トルコ・アルタイ文化の3500年前のクルガン型の墓が35基見つかったのだ。      ベシクタシュのバルバロス大通りのすぐ近くで続く地下鉄駅工事で出土した遺物がイスタンブル史を覆す情報を明るみに出した。地下鉄工事現場では今、およそ3500年前の、イスタンブル最古の墳墓が発掘されており、これまで35の墓が特定された。北黒海のステップ文化、即ち古代トルコ・アルタイ文化に属するクルガン型の墳墓が出土したことは研究業界を騒然とさせた。      全文をよむ

2017-10-24 道路拡張で7000年の遺構破壊―ウスパルタ県 (Hurriyet紙)

シャルキカラアーチとベイシェヒルを結ぶ高速道路で行われた道路拡張工事の最中、7000年前のアラクル塚が破壊された。      ウスパルタ県シャルキカラアーチ郡のシャルキカラアーチ-ベイシェヒル間の高速道路で行われた拡張工事と発掘作業が今年、歴史に関わる大問題を引き起こした。      アンタルヤ高速道路第13地域局は、関係機関との調整なしに入札を行い、これを落札した企業が掘削作業中に、地域で最も歴史的価値のある7000年前のアラクル塚を破壊した。作業機械によって道路工事を行った従業員は、塚の内部 全文をよむ

2017-10-20 エフェソス遺跡にヨットハーバー!―海とつなぐ工事計画入札へ (Hurriyet紙)

エフェソス遺跡を、2500年越しに再び海につなぐプロジェクトの第1段階として実施された入札が完了した。      国家水道総局(DSI)によると、エフェソス遺跡を2500年ぶりに海につなぐ、運河プロジェクトの第一段階となる最初の入札が終了した。      ビナリ・ユルドゥルム首相の「35イズミル・プロジェクト」の一環として、全2段階から成るエフェソス遺跡運河プロジェクトの第一段階である入札が、国家水道総局第2地域局の会議室で行われた。      エフェソスの古代港にヨットの停泊を可能にするため、 全文をよむ

2017-10-15 作家エリフ・シャファク、TEDで衝撃発言 (Hurriyet紙)

エリフ・シャファク「今日までバイセクシャルであることを言えなかった」      有名作家のエリフ・シャファク氏は、ニューヨークのTEDカンファレンスに出演し、中傷とレッテル張りへの恐怖のせいで、今日までバイセクシャルであることを人前で言えなかったと話した。       エリフ・シャファク氏(46歳)は、ニューヨークでのスピーチで次のように述べた。      「私たちは作家としていつもストーリーを追っています。しかし、同時に話せないこと、沈黙することにも関わっています。例えば政治的タブー、文化的タ 全文をよむ

2017-10-13 トプカプ宮殿周辺に建築許可? (Hurriyet紙)

保護委員会は、トプカプ宮殿を第1保護エリアから第3保護エリアに格下げする決定を下した。      保護委員会は、トプカプ宮殿を第1保護エリアから第3保護エリアに格下げする決定を下した。このように、求められた場所で制限付きながらも工事を行うことができるようになる。ファーティヒ自治体は、トプカプ宮殿の保護レベルを下げるためにイスタンブル第4文化施設保護委員会に申請を行った。1995年に第1建築保護エリアに指定された君主の壁の内部にあるハスバフチェ(庭園)を、第3建築保護エリアに格下げするという提案に 全文をよむ

2017-10-12 アブデュルハミト2世の遺産裁判に進展 (Hurriyet紙)

オスマン帝国期のスルタン、アブデュルハミト2世の遺産裁判において、裁判所はこれまでに特定されたおよそ100人の相続人にどう分割されるのか、専門家の知見を入れた計算を求めた。また裁判所は、提出された相続人書類の真偽について、検察に対し刑事告訴を行った。      ■近親度が相続比率を決定する      昨日イスタンブル簡易裁判所で行われた裁判に、アブデュルハミト2世の子孫の弁護士らが出廷した。裁判所は2017年7月9日、イスタンブル共和国検察庁に対し犯罪通知(刑事告訴)を行った。また、弁護士らの要 全文をよむ

2017-10-07 サフランボルで築150年民家で火災 (Milliyet紙)

カラビュク県サフランボル郡で起きた火災で、築150年ほどの歴史的な2階建て民家が使えない状態になった。      ヒュセイン・チェレビー区のタシュミナレ通りにあるセラハッティン・ユルマズさん所有の2階建ての歴史的民家で、家に誰もいな間に火災が起きた。原因はまだ分かっていない。周辺に住む住民の通報を受けて、サフランボル郡の消防隊が駆け付け、消火活動を行った。短時間で民家全体を覆った火は、およそ1時間後に消された。築150年ほどと知られる民家は、いまや住めない状態になった。   周辺で広範囲に渡る治 全文をよむ

2017-09-30 コンヤ・アレエッテインモスクの石門、取り返しのつかぬ破壊 (Hurriyet紙)

アンタルヤ県コルクテリで、およそ800年前のセルジューク朝時代に建てられたアレエッティンモスクの修復作業中に、石造物の無二の傑作である装飾門が破壊された。門があった場所には、工場で作られた石でまったく別の建造物が置かれた。「歴史の抹消」の悲痛な経緯は次の通りだ。      ■ユネスコ世界遺産に匹敵      石造物の中でも非常に珍しい作品の一つである装飾門は、科学文献への掲載を果たしている。ユネスコ世界文化遺産リストに加わった「ディヴリーイの大モスクと病院」の装飾門に似ているとして注目を集めた構 全文をよむ

2017-09-29 アンタリヤ映画祭へ、各種労働組合参加拒否 (Cumhuriyet紙)

トルコ映画業界の全ての職能団体、労働組合、協会が、国際アンタリヤ映画祭への不参加を表明した。      トルコ映画業界の全ての職能団体、労働組合、協会が、国際アンタリヤ映画祭に参加しないと表明した。報道機関に送られた通知には次のように書かれていた。   「53年間続いているアンタリヤ金のオレンジ映画祭で今年、映画業界にも、更に重要なことには、アンタリヤ市民にも問うことなく下された決定により、『国内コンペティション部門』が廃止となった。      国内コンペが廃止されたことにより生じる障害を訴えて 全文をよむ

2017-09-28 セルジューク朝スルタンらの遺骨におこったこと! (Hurriyet紙)

コンヤでアナトリアセルジューク朝期に造られたアラーウッディンモスクの墓廟で、修復の間、セルジューク朝スルタンの遺骨の一部が犬に食べられてしまった。数年を経て、クルチ・アルスラーン2世やアラーウッディーン・カイクバード1世の遺骨が証明された。遺骨は、スルタン2人のため、2度目の葬儀礼拝が行われた後、墓廟に埋葬された。ニュース詳細は下記の通り:      ■スルタン8人が眠る      コンヤ中心部にある「アラーウッディンの丘」で知られている埋葬塚にある歴史的なアラエッディンモスクは、セルジューク朝 全文をよむ

2017-09-20 ドイツで押収のフアト・セズギン博士の著作、トルコへ (Cumhuriyet紙)

世界的に有名なトルコ人科学者フアト・セズギン博士がドイツで何十年にも渡って続けてきた研究成果が、ドイツで「国家文化財」とみなされ、約3万点の著書のトルコへの持ち出しが禁じられてドイツで押収されたが、今回判決が下った。ドイツメディアで報じられた情報によると、セズギン氏は、著書の大部分をトルコに持ち込めそうだ。      一時期、J.W.ゲーテ大学付属のアラブ・イスラム科学歴史研究所の所長を務めたセズギン氏は、何年も図書館に所蔵していた著書をトルコへ運び出すことを望んでいた。      しかしこれは 全文をよむ

2017-09-18 小1国語教科書「宇宙」の章は間違いだらけ (Cumhuriyet紙)

小学校第一学年の国語科教科書で、「宇宙」の章というタイトルに多くの間違いが掲載されていたことが明らかになった。      国民教育省教育・育成組織によって2017年6月21日に教育出版物として認可され、155万2751部印刷された小学校第一学年の国語科教科書の「宇宙」の章に多くの間違いがあるにもかかわらず、承認がなされていたことが明らかになった。      「空にある一番輝いている星は北極星である」「太陽は最も大きな星である」といった間違った表現が連なる教科書では、彗星は以下のように説明されてい 全文をよむ

2017-09-08 国外盗難のローマ時代ヘラクレス彫像棺、50年ぶりに返還へ (Hurriyet紙)

ついに…スイスへ国外盗難されたヘラクレス彫像棺が返ってくる      アンタルヤ博物館関係者は、2010年にスイスで押収され、50年前にトルコから国外盗難され、ローマ時代の、「ヘラクレスの12の試練」の像が描かれた彫像棺に関し、返還のため、ジュネーブへ行った。      スイス連邦政府は、ギリシア神話ではヘラクレス、ローマ神話ではヘラキュルとして知られる神話の英雄の「12の試練」の像が描かれた彫像棺が国際盗難されたものである可能性についての通知を2010年に受け、この歴史遺産を押収し、トルコと折 全文をよむ

2017-09-08 アクセス禁止のヴィキペディアに「海賊版」? (Cumhuriyet紙)

アクセスが禁止されているオンライン百科事典「ウィキペディア」が、関係するウィキメディア財団以外の人物によって海賊版として再び公開された。      ヒュッリイェト紙のアフメト・ジャン記者のニュースによれば、www.turkcewikipedia.orgのアドレスに存在する「海賊版」ウィキペディアには、英語とトルコ語ですべての内容が含まれている。さらには、トルコでウィキペディアへのアクセス禁止が決まった理由を示す内容も掲載されている。      ■「内容はコピーできる」      トルコのウィキペ 全文をよむ

2017-09-07 新カリキュラムに「反動」要素多々 (Cumhuriyet紙)

イスメト・ユルマズ国民教育相が「実現された最も民主主義的で、科学的で、現代的なカリキュラム」と評した、議論の余地のある新たな教育プログラムには、憲法と2001年に改定されたトルコ民法に反する多くの要素が見受けられる。      「預言者ムハンマドの生涯」の授業プログラムの中の、結婚と家族生活の単元に「家長は男性である」と明記される中、[2001年の]新トルコ民法では「夫は集団の長」という表現は16年前に取り消されている。女性が働くには夫からの許可を要し、女性の務めを「夫を助け、家事をすること」と 全文をよむ

2017-09-02 スレイマン1世の没地、世界遺産の候補に?ーハンガリー (Hurriyet紙)

1566年にズィゲトヴァル城包囲の際に没した「立法者」スレイマン1世の墓がみつかったという、ハンガリーとトルコの歴史学者や研究者らによる4年前の驚くべき発表の後、大きな進展があった。      BBCトルコ語版によると、ハンガリー政府と関係組織は、トルコの協働組織の協力で「立法者」スレイマン1世の廟が見つかった区域を「特別文化遺産」として世界遺産への登録を望んでいる。       ハンガリー政府とトルコ協力開発機構(TİKA)によって援助された研究では、空撮と地下調査ののち、実際に考古学的な発掘 全文をよむ

2017-08-24 海で見つけた古銭国外持ち出しで、英男性逮捕 (Hurriyet紙)

ムーラ県ボドルム郡にバカンスでやってきた52歳のイギリス人男性トビー・ロビンスは海底で見つけた13枚の古銭をスタッフに申し出ず、歴史的遺産を国外に持ちだそうとした疑いで空港で逮捕された。       イギリス人で5児の父であるトビー・ロビンス(52)はボドルムにバカンスで訪れ、シュノーケリングで海に潜っていた。彼は海底で13枚の古銭を見つけたがセキュリティスタッフに申告せず、非合法的にイギリスに持ち帰ろうとした。       このイギリス人の歴史的貨幣をイギリスに持ちだそうという野望はトルコ当局 全文をよむ

2017-08-17 高等教育機構の医学部助手アンケート結果、発表 (Hurriyet紙)

高等教育機構は、医学部助手教育ワークショップのレポートを公開した。1,145人の助手によって行われたアンケートの結果によると、助手 /研究員の15.4パーセントは「ほとんど」教員と共に働いていない。84.6パーセントは少なくとも1回は言葉による暴力を受けている。高等教育機構は、医学部卒業後の教育を評価するために行った医学部助手教育ワークショップの結果を報告した。      レポートでは、医学部の専門教育上の問題とその解決法の提案が掲載された。さらにワークショップに向けて1,145人の助手に行った 全文をよむ

2017-08-17 ベシクタシュで紀元前4000年期の遺跡出土 (Hurriyet紙)

ベシクタシュの地下鉄駅建設現場で、先史時代のものと推定される新石器時代に属する遺跡が出土した。イスタンブル考古学博物館によって続けられている採掘で姿を現し、今から6000年前に遡ると推定される出土は、イスタンブルのボスフォラスで初めてのことだという。      イスタンブルで建設が続くカバタシュからベシクタシュ、メジディイェキョイを経てマフムトベイへ繋がる地下鉄線のベシクタシュ駅の採掘中に、19世紀及び20世紀のものと推定される遺物が見つかった。本紙オメル・エルビル記者の報道によると、「文化財産 全文をよむ

2017-08-16 カンガル犬の商標登録、失効していた? (Cumhuriyet紙)

世界的に有名なスィヴァス県の護畜犬「カンダル犬」が2002年に取得した「地理的表示」が、2008年に失効していたことが判明した。失効についてカンガル郡も知らなかったという。      カンガル郡は2001年に、自然条件への適応力、警戒心の強い性格と血統で、その名声がトルコ国外にも響くカンガル犬の「地理的表示」を求めて、トルコ特許商標機構に申請した。      この申請を精査した同機構は、2002年に、カンガル犬を登録した。同じころ、ブルサ県のゲムリキにある軍事獣医学校教育センター司令部もカンガル 全文をよむ

2017-08-07 ヒッタイト帝国ハットゥーシャ遺跡のドイツ発掘チームに許可でず (Cumhuriyet紙)

アナトリア初の帝国の首都がおかれたチョルム県ボアズカレで、ドイツ人へ発掘の許可が与えらず、作られた防壁が崩壊した。      アナトリアの歴史を観察し学ぶため、我々はチャーターしたバスに満員の仲間と乗り込み、チョルムへと向かった。これまでに少なくとも15回は訪れたチョルムだが、今回私はがっかりして戻ってきた!チョルムとその周辺は、アナトリアの先住民族であるハッティ人(紀元前3世紀)の土地で、その後、外部からやって来たヒッタイト人(紀元前2世紀)の中心地となった。ツアーのルートには、アナトリア初の 全文をよむ

2017-08-05 これが、アタテュルク文化センターの新プラン (Hurriyet紙)

エルドアン大統領が「壮大なオペラハウスを建設する」と発言したアタテュルク文化センター(AKM)において、解体に向けたカウントダウンが始まった。AKMとその周辺に対する開発計画の変更は整った。財務省及びイスタンブル広域市(İBB)が所有する土地は文化省へ転用された。新計画によると、ドルムシュの停留所やリビア領事館の一部が新たに建設されるAKMの敷地内に含まれることになる。AKMの敷地は現在の5,794平方メートルから、新計画では35,206平方メートルに拡張される。     イスタンブルのタクスィ 全文をよむ

2017-07-29 フォーブス誌、「女性の一人旅の危険な国10」にトルコも示す (Cumhuriyet紙)

フォーブス誌の旅行で最も危険な10カ国ランキングでトルコは9位とされた。      フォーブス誌が、女性にとって旅行の最も危険な10カ国を選んだ。ランキングにトルコも入っている。      メキシコへ行ったアメリカ人女性観光客がホテルで殺害されたことを受けて、アメリカ外務省が注意を喚起したとするこの記事で、10カ国がなぜ女性にとって危険でありえるかをそれぞれ説明している。      フォーブス誌のランキングでは、1位にエジプト、2位にモロッコ、3位にはジャマイカが入っている。トルコに関しては、ラ 全文をよむ

2017-07-23 シリア芸術キャンプ (Hurriyet紙)

シリア難民というと、難民キャンプで困難な条件で生活を続けようとして支援を必要としている層だけが頭に浮かぶのならば、あなたは間違っている…。近年、様々な国から受け入れた移民によって、さらにコスモポリタン化したイスタンブルは、シリアで6年間続く内戦から逃れたシリア人芸術家たちのためにも、「集合場所」のような状態である。シリア人芸術家が集う場所の一つが、シリア人の写真芸術家オマル・ベラクタル(52)によって、カドゥキョイに作られた「アートヒア・イスタンブル」という名前のセンターである。イェルデイルメニ 全文をよむ

2017-07-22 国民教育省発表のカリキュラムに専門家の声 (Hurriyet紙)

国民教育省(MEB)が発表した新カリキュラムを各分野の専門家たちが評価した。ボアズィチ大学のネスリン・オゾレン教授は、進化論の説明なしに抗生物質に対する抵抗を説明することはできないと述べ、「ダーウィンの名に言及されており、変異や突然変異などの概念があるが、寄せ集めのようだ」と述べた。カリキュラムにおいて見解が考慮されなかったことを明らかにした専門家らの説明は以下の通り。      ■生物学は寄せ集めのよう   ネスリン・オゾレン教授(ボアズィチ大学分子生物遺伝学部教員、分子生物学会理事長):   全文をよむ

2017-07-19 トルコ法曹協会が選ぶ法学部1位は、イスタンブル大学法学部 (Cumhuriyet紙)

トルコ法曹協会が法教育における基準を決定する目的で始めた「査定と評価」調査の結果、イスタンブル大学法学部がトルコの最も優れた法学部に選ばれた。そのリストでは、2位をアンカラ大学法学部が、3位をマルマラ大学法学部が獲得した。トップ10大学のうち8大学を国立大学が占めた。       トルコの諸法学部学部長が参加し、およそ三年に渡り実施されてきた調査へ73法学部のうち53学部が加わる一方、35の法学部長の参加をもって発足した委員会は、一つの法学部は、どの程度最低限の基準を維持する必要があるかに関する 全文をよむ

2017-07-05 トルコ文学:ブルハン・ソンメズ氏の『イスタンブル・イスタンブル』のドイツ語版が刊行 (Hurriyet紙)

その小説が現在に至るまでイギリスからマケドニアまで21言語で出版されているトルコ人作家のブルハン・ソンメズ氏の『イスタンブル・イスタンブル(İstanbul İstanbul)』というタイトルの小説がドイツ語へと翻訳された。本はトルコから数多くの作品をドイツ語へと翻訳したサビネ・アダテペ氏によって翻訳された。      ブルハン・ソンメズ氏の小説『イスタンブル・イスタンブル(İstanbul İstanbul)』のドイツ語が出版された。btb―Verlag社によって同タイトルで出版された作品は、 全文をよむ

2017-07-01 メフメト2世時代から残るギュミュシュハーネ青空モスク (Cumhuriyet紙)

ギュミュシュハーネ県キュルチュン郡オズキュルチュン町に属するカドゥルガ高原に、征服者メフメト2世が金曜礼拝を行ったモスクがある。ドームと屋根のない野外のモスクで、556年の間、人々は芝生の上で礼拝を行っている。ドームと屋根のないモスクを見に、毎年何千人もの人々がカドゥルガ高原を訪れている。      ■ドームと骨組みがないモスク       ギュミュシュハーネ県キュルチュン郡オズキュルチュン町へ続くカドゥルガ高原に征服者メフメト2世が金曜礼拝を行ったモスクがある。ドームと屋根のないそのモスクで、 全文をよむ

2017-06-25 テセッチュル・スタイルはここが変わった! (Hurriyet紙)

ファッション業界で独自路線を展開するムスリム女性用のテセッチュル(非露出ファッション)デザイナーらが、2017年の方向性を打ち出し、近代的な要素をもちながらもはるかに美しいデザインで、女性達がスタイルをイメージすることに貢献した。堂々としたモデルは、各ブランドの今年のトレンドを纏い、コレクションの第一線に登場する華やかな見本そのものとなっている。      1. 新ファッションで目を引くことの一つは、女性らのテセッチュル・スタイルが、正しい着こなしとして定着したのと同時に、シンプルさが、キラキラ 全文をよむ

2017-06-23 スリヤーニー教会、宗務庁へ移管 (Cumhuriyet紙)

マルディンにあるスリヤーニー教会が所有する多くの教会や修道院、墓地といった財産が国庫庁へ譲渡された。国庫庁はこの宗教的建築物の管理を、宗教庁に移管した。      マルディンが広域市になった後に設立された「譲渡移管分配委員会」は、スリヤーニー教会が所有する多くの教会や修道院、墓地などの財産を公の機関に譲渡した。国庫庁に登録されたスリヤーニー教会の教会や修道院、墓地の一部は宗教庁に移されることが明らかになった。      聖ガブリエル修道院ワクフ長のキュリアコス・エルギュン氏は、マイノリティーワク 全文をよむ

2017-06-22 ギリシャ、アヤソフィアでの祭日礼拝実施に抗議 (Hurriyet紙)

ギリシャ外務省は、アヤソフィアにおいてカーディルの夜(コーランの最初の啓示がムハンマドに下された夜のこと)のイベントが開催されたことに対して、抗議の声明を出した。      昨夜アヤソフィアで行われたカーディルの夜特別プログラムが、ギリシャの抗議を読んだ。ギリシャ外務省から出された声明で、この状況は「受け入れ難い」と述べられた。      ギリシャ外務省は文書で声明を出し、「アヤソフィアにおいて、宗務大臣が参加した行事でコーランが読まれ、礼拝がなされ、そしてこれが国営テレビで放送されたことを我々 全文をよむ

2017-06-21 沿岸工事で歴史的モスクにひび割れ (Hurriyet紙)

イスタンブルのウスキュダルにあるミーマール・スィナンが1580年に建築したシェムシ・パシャ・モスクの壁に亀裂が発生した。イスタンブル広域市(İBB)は、ボスフォフラス海峡の海岸すぐに面するモスクの目の前で杭を打ち込んで建設が始められた遊歩道計画を中断し、計画の再検討を発表した。      İBBは、ミーマール・スィナンが建築した最も小さいモスクで海に面している状態で建設されたシェムシ・パシャ・モスクの目の前でウスキュダル地区整備計画の一環として遊歩道の建設を始めた。モスクの宗教団体と一帯で魚を釣 全文をよむ

2017-06-20 「ヘラクレスの棺」ジュネーブで展示―トルコ返還要求中 (Hurriyet紙)

文化観光大臣ナヴィ・アヴジュは、話し合いのために来たスイスの都市ジュネーブで、アナトリアに起源を持つヘラクレスの棺の展示開催式典に参加した。      ジュネーヴ大学によって催された式典で話をしたアヴジュ大臣は、「ヘラクレスの棺の我国への返還プロセスは、何年もの間継続する国際的闘争の新たな段階に至ったことを示している。この成功は、作品輸入国の公的立場の者や投資者にとっても、輸出国にとっても勇気づける例をなした」と述べた。      文化財が本来の国で、その国々の文化生活の中に身を置くという原則が 全文をよむ

2017-06-15 外国系私立高校、この学費! (Hurriyet紙)

外国系私立高校が、基礎的なスコアと共に2017-2018教育年の学費を公表し始めた。アメリカン・ロバート高校は合格最低点でも学費でも新記録を樹立した。通学生の学費は年間7万1000リラ(約220万円)、分割10回払いで7万3,300トルコリラ(約230万円)、完全寄宿生の分割10回払いの学費は11万2,800トルコリラ(約350万円)だ。      外国系私立高校で2017-2018教育年の合格最低点と学費が発表された。アメリカン・ロバート高校は合格最低ラインでも学費でも記録を樹立した。同校が以 全文をよむ

2017-06-12 1語最長競争で一位はトルコ語―75文字! (Hurriyet紙)

ユーロニュース・チャンネルに勤めるジャーナリストたちは自分たちの間で1語最長競争を行い、トルコ語が優勝した。      サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏のリヨンの町にあるユーロニュース社に勤め、様々な国出身のジャーナリストたちは、自身の言語のうち最長の単語を見つけ、カメラに向かって発音するよう求められた。興味深いこの競争を制したのはトルコ語で、75文字だった。生み出された単語は以下のものである。      「Muvaffakiyetsizleştiricileştiriveremeyebil 全文をよむ

2017-06-09 エルドアン大統領、聖布儀式に参列―トプカプ宮殿 (Hurriyet紙)

大統領レジェプ・タイイプ・エルドアンは聖衣の間を訪れ、聖布儀式に参加した。       エルドアン大統領は、金曜礼拝をスルタン・アフメトモスクで行った後、国民の大注目を浴びつつ、トプカプ宮殿に移動した。トプカプ宮殿にある聖衣の間を訪れたエルドアン大統領は、聖布(destimal)儀式に参加した。訪問と儀式はメディアには非公開で実施した。      ■聖布儀式とは何か?       歴史家タルハ・ウウルルエルはこの儀式に関し、以下のように述べた。      「『デスティマール』はペルシャ語の単語で 全文をよむ

2017-06-09 ようやくトルコで上映の「ネコ」、監督インタビュー (Cumhuriyet紙)

アメリカで大ヒットしたトルコ映画『ネコ』が、今週ようやくトルコで公開される。我々は監督のジェイダ・トゥルン氏とお会いし、映画撮影の流れについて話を伺った。      ジェイダ・トゥルン氏は、トルコ映画界ではめったに見られない成功を収めた人物で、撮影したドキュメンタリーは、アメリカで記録的に多くの観客を獲得した。この基本情報を頭に入れて本人を待っている間、うぬぼれた、あるいは賢人気取りの人物が現れるのだろうと私は身構えていた。なんであれ、「こんにちは」と最初の挨拶を交わしただけで、私の不安が杞憂で 全文をよむ

2017-06-05 歌手デニズ・セキ、3年の刑期をおえ出所 (Hurriyet紙)

歌手のデニズ・セキがバクルキョイ・女子刑務所強制施設から出所した。2014年以降、バクルキョイの女子刑務所に収容されていたデニズ・セキをファンや友人のアーティストらが、刑務所の門で迎えた。デニズ・セキが刑務所から出るときには、混雑が生じた。著名人たちからデニズ・セキへ励ましのメッセージも殺到した。セキは、短い会見を行い、その中で「あなたたちのことがとても恋しかった。とても困難な道のりでした。2日後に記者会見を行う予定です。今は、もしよろしければ、少し休ませてください。ありがとう」と述べた。   全文をよむ

2017-06-04 アブニ文化観光相、メヴレビー教団儀礼の観光向けショーに警告 (Milliyet紙)

ナビ・アヴジュ文化観光相は、観光が盛んな複数の地方で、ショーを行う目的で行われているメヴレビー教団のセマー祭儀に関して81県の県知事府に、通達を送った。アヴジュ大臣は、通達でセマーが『魂と自然』に適した場所で、祭儀特有の道具や設備、環境の条件がそろって行われる必要があると主張し、「セマー祭儀を行う者は、一つの宗教儀式を行う意識を持って遂行するべきだ」と述べた。      さらに通達では、セマー祭儀が、省の取り組みによって2008年にユネスコによって『人類の無形文化遺産代表リスト』に取り上げられた 全文をよむ

2017-06-04 映画「ネコ」―イスタンブルの猫、世界を魅了! (Hurriyet紙)

この映画は必見!タイトルは「ネコ(Kedi/ケディ)」。イスタンブルの猫を説明している。トルコ・アメリカ共同制作で、主役は世界的にも美しいイスタンブルの野良猫たちである…。さらにあなたが猫好きならたまらないだろう。この映画は今アメリカを席捲している。最初は誇張していると思ったが、本当にそうなのだ…。      「ネコ」は、アメリカで史上もっとも多く観られたトルコ映画となった。上映した全ての都市はポスターで覆われ、トルコからこんな映画が出たことが観客を驚かせている。猫たちを通してトルコの人々の優し 全文をよむ

2017-06-01 断食中、これはOK?それともNG? (Hurriyet紙)

ラマザン月が始まりました。断食中の方々はどんな状況で断食違反になってしまうか心配があることでしょう。さて、いったいどのような場合や状況で断食違反になってしまうのでしょうか?      ■うっかり忘れて飲食したら断食違反?       忘れていてうっかり飲食をしてしまっても断食違反にはなりません。忘れていて飲食をしてしまった人は、思い出したらすぐに口の中のものを吐き出して口をゆすぎ、断食を続けます。断食中なのを思い出してからも飲食を続けたら断食違反です。      ■歯みがきは断食違反?      全文をよむ

2017-05-12 ハサンケイフのゼイネル・ベイ墓廟、移動される (Hurriyet紙)

バトマン県の歴史遺産ゼイネル・ベイ廟は、ハサンケイフ新文化公園に移送のため、SMTI車両に載せられた。移送作業は朝7時半に開始された。      トルコで初めて実施されるウルスダム及びHESプロジェクト文化財団保全・救出活動によりゼイネル・ベイ墓は、ウルスダム湖の予定地より運ばれ、ハサンケイフの新文化公園へと運ばれる。トルコ水道局ウルスプロジェクト第16地区責任者のアリ・フアト・エケル氏は、AA通信に行った説明で、約2年前にこの移送の計画案作成と入札が行われたと述べる。計画案の作成が終わり、廟の 全文をよむ

2017-05-11 シュルナクで三日三晩続く部族の結婚式 (Hurriyet紙)

シュルナクのベイトゥシュシェバップ郡にあるカトー山の麓で、三日三晩続く部族の結婚式。公正発展党の郡支部代表であるカミル・ドゥルムシュの息子、ルドヴァン・デレリは、三日三晩続く結婚式をもってべリヴァン・デレリと結婚した。      シュルナクのベイトゥシュシェバプ郡にあるカトー山で、テロ捜査が続いている一方で、この山の麓にある郡中心部では、三日三晩続く部族の結婚式が行われた。      公正発展党員で県郡支部代表であるカミル・ドゥルムシュの息子ルドヴァン・デレリは三日三晩続く結婚式でもって、べりヴ 全文をよむ

2017-05-05 フドゥルッレズの祭りは、ロマの人々ともに (Cumhuriyet紙)

フドゥルッレズ春祭りが、各地で祝われている。エディルネのカカヴァ祭は昨日始まった。イズミルでは、フドゥルッレズと同時に、「世界のロマ・ソング」も開催された。コンサートには、有名な俳優であるアスマン・ダバクもゲストとして参加した。サラプ・チフッチも歌い、ダバクは寸劇でコンサートを飾った。      エディルネ市により開催された「フドゥルッレズとカカヴァの祭」は、ロマの人々による馬競技ではじまった。エディネル刑務所の前の空き地で行われた競技は、熱戦だった。障害競走では、ヤルチュン・デレベイが、ヤマン 全文をよむ

2017-04-30 人気お見合い番組、戒厳令法で禁止可能に (Hurriyet紙)

お見合い番組を禁止するために、ここ暫く噂されていた措置が、非常事態特別政令(KHK)により講じられた。お見合い番組禁止のほか、栄養補助食品やそれに似たサポート製品が健康を謳った販売も、新たな政令によって制限された。制裁措置に従わない放送局には、1年以内に20以上の違反行為がある場合、5日間の放送禁止という罰が下される。       ラジオ・テレビ高等評議会(RTÜK)が、毎週記録となる罰則を与えているお見合い番組が、KHKにより放送禁止になった。この種の番組に関し資格剥奪にまで及ぶ制裁的罰則に関 全文をよむ

2017-04-28 文化観光省、偶像オークション中止求めニューヨークタイムズ紙に全面広告 (Hurriyet紙)

文化観光省は、トルコから国外へ流出していたキリア・タイプの偶像がニューヨークにある有名なオークションハウス、クリスティーズによって競売にかけられた28日、ニューヨークタイムズ紙で全面で「公開状」を広告した。      省の発表によれば、調査により偶像がもともとトルコにあった物であり、非常に多くの地域に渡って類例があり、また、マニサ博物館で似たようなサンプルがあり、偶像が違法な手段で国外に持ち出された可能性が高いことが確認された。      ■競売から下ろしてほしい      オークションハウスと 全文をよむ

2017-04-28 国民図書館、ネット雑誌検索不通に―禁止雑誌措置? (Cumhuriyet紙)

国民図書館において、非常事態特別政令(KHK)により出版停止となった雑誌や新聞等の保存記録が省令により検索禁止となった。過去の新聞等の閲覧を希望する研究者らは、虚しく帰路につくばかりだ。    昨年の7月15日以後宣言された非常事態(OHAL)とともに発令されたKHKは、国民図書館の保存記録にも影響を与えた。文化観光省はKHKに則り、廃刊となった新聞や雑誌の検索を禁止した。「国民文化の研究を支援し、すべての作品や文書を収集し、あらゆる種類の科学並びに芸術分野における研究を容易とするため、読者や研 全文をよむ

2017-04-27 アルダハンで発見のロシア人軍人棺の主はだれ? (Cumhuriyet紙)

アルハダンでマンション建設のために掘削作業が行われた際に見つかった棺が、ロシア軍人のものであると考えられている。棺は、カルス美術館へ送られ、保護された。      町のカラゴル街区で作業機によって掘削作業が行われたとき、上に十字架が描かれる棺が現れた。作業員たちはこのことを責任者に知らせた。この現場にやってきた警察は、発掘現場に保安措置をとった。発掘現場にやってきたカルス美術館の職員たちも、その場所で調査を始めた。埋まっていた棺を取り出した責任者たちは、その中にロシア軍人であるといわれるミイラ、 全文をよむ

2017-04-23 イスタンブルの新しい味―シリア料理 (Hurriyet紙)

イスタンブルに新居を構えたシリアの人々は、彼らと共に豊かな食文化も持ち込んだ。イスタンブルのファーティフ地区アクシェムセッティン通りにはシリアの伝統的な料理とトルコ料理を融合させた創作料理を提供するレストランの新中心地となっており、そこで難民の人々の美食を探ってみた。      ファーティフ地区アクシェムセッティン通りではドネル・ケバブ屋から菓子店、雑貨屋からコーヒーハウスまでシリア人が営業する店がひしめき合って並んでいる。      ■シリアとの融合      シリア人が営業するレストランや小 全文をよむ

2017-04-22 風刺漫画紙ペンギン、残り4号で廃刊へ (Hurriyet紙)

トルコで最も購読された風刺漫画誌の一つであるペンギンが、残り4誌で廃刊すると公表した。廃刊の理由は、財政問題である。      週刊レマン誌から独立したメティン・ウストゥンダー氏とバハルディル・バルテル氏、セルチュク・エルデム氏、エルディル・ヤシャルオール氏とその友人により2002年9月に設立され、創刊号は2002年9月25日に出版されたペンギンが廃刊する。      ペンギンは、ツイッターアカウントから残り4誌で廃刊することを公表した。廃刊の理由は財政問題であることを明らかにした。 全文をよむ

2017-04-20 セリム1世の上衣、12年ぶり公開 (Hurriyet紙)

ヤヴズ(冷酷者)・スルタン・セリムがエジプト親征帰還の際、「上にかけよ」と遺言した泥付きの上着が4月17日にレジェプ・タイイプ・エルドアンによって公開された。自身が命じて作らせた廟内の彼の棺の上の特殊ガラスのショーケースの中に上着は展示されているが、この上着は2005年に修復のために引き取られた。長年棺の上のアルミニウムの間に合わせのケース内で劣化した上着が特別チームによって修復された。      廟は1925年に閉鎖された後、廟の遺物は環境及び気候の被害を受けた。アルミニウムのケース内で折りた 全文をよむ

2017-04-06 イスタンブル映画祭、開幕 (Cumhuriyet紙)

イスタンブル文化芸術財団(İKSV)によって5月5日から15日の間に開催される第36回イスタンブル映画祭の開会式が実施された。      マスラクにあるTİMショーセンターで有名な俳優のジェム・デヴラン氏が司会を務めた開会式に、映画祭のスペシャルゲストで、世界的に名高い俳優のサー・イアン・マッケラン氏に加え、財団会長のギョルギュン・タネル、同映画祭企画者のケレム・アヤン、映画界の著名な関係者や、報道陣、招待客も加わった。      イスタンブル映画祭の開会式において、映画祭の実施に最も大きく貢献 全文をよむ

2017-04-02 ポケモンゴーに打つ手なし (Hurriyet紙)

トルコはかつて、『ピカチュウ』問題を抱えていた。ピカチュウという名のポケモンキャラクターに過度にのめり込んだ一部の子供たちは、自分も飛ぼうとして、大なり小なりの事故が起きた。このことも、政府がポケモン戦略を探る理由となった。      我が国はまたも似た状態になりつつある。今回は、ヒーロー「ポケモン」の21世紀版であるポケモンGOだ…      知らない人のためにこのゲームについて要約しよう。スマートフォンを使ってオンラインで「拡張現実(AR)」技術によって遊ぶことができるこのアプリの目的は、現 全文をよむ

2017-03-31 小学校筆記体授業の必修廃止、児童大喜び (Cumhuriyet紙)

国民教育省は、保護者や生徒たちからの長きに及ぶ批判の原因となっていた筆記体の必修を廃止した。履修は中学校第1学年以降、選択制となる。専門家らはこの措置に関して異なる見解を示している。      保護者や生徒たちからの長きに及ぶ批判の原因となっていた筆記体の必修が国民教育省により廃止された。履修は中学校第1学年以降選択制となる。      国民教育省のこの決定は、教育界で議論の種となった。この決定を正しいと思う教育者もいる一方で、完全廃止は間違いであり、筆記体は段階的に適用される必要があるといった 全文をよむ

2017-03-25 ヒュッリイェト紙が選ぶ「トルコのベスト映画100選」 (Hurriyet紙)

この国には映画の長い歩みがある。長く困難で辛い歩みだ…。一部の人は認めないかもしれないが我々は概ね意見の一致する「出発点」を持っている。それは1914年、フアト・ウズクナイの「サン・ステファノ記念碑の崩壊」だ。この「最初の」映画からほぼ103年が経過した。背後には何十もの努力、何十もの記憶、何十もの蓄積がある。ヒュッリイェト紙日曜版として、我々はこれらのすべての痕跡を追い、全体図に明らかにしたい。100人の映画関係者に好きな映画、映画史の中で好まれ注目された映画を尋ね、「映画ベスト10」を求めた 全文をよむ

2017-03-25 戒厳令法下で、学術環境荒廃 (Cumhuriyet紙)

トルコ戒厳令下でKHK(非常事態特別政令)が21回発令され、大学では8度の一斉解雇があった。      CHP(共和人民党)が、戒厳令下のKHKで解雇された大学教員に関する取組みを報告書にまとめた。報告書では、一斉解雇により学部閉鎖にまで追い込まれていると述べられ、社会学部、政治学部、国際関係学部での解雇が最多であったと特筆された。CHPはまず、教員らの業務復帰に向けた取り組みに着手し、大学教員の問題解決に向けたロードマップを示す予定である。CHPのセリン・サイェク・ボケ副党首とゼイネプ・アルト 全文をよむ

2017-03-17 イスタンブルは芸能ニュース、アンカラはドラマ!―テレビ視聴調査 (Hurriyet紙)

ラジオ・テレビ高等評議会(RTÜK)が、テレビ視聴調査の結果を発表した。    この結果によると、女性は情報・エンタメ番組や、ドラマ、女性向け番組、リアリティーショー、そして芸能ニュースなどの番組を男性よりも視聴していることがわかった。男性が女性よりも視聴割合で上回ったのは、議論や公開討論系の番組のみであった。また、イスタンブル県民は芸能ニュースやリアリティーショーを好んで視聴する一方、アンカラ県民はドラマの視聴率が高いという結果が出た。    今回の調査で明らかとなった視聴結果は、以下の通り。 全文をよむ

2017-02-20 宗務庁、エザーンに新規定 (Cumhuriyet紙)

宗務庁は、モスクで働く職員がエザーンを上手に読む技術を向上させるために今年2回の研修を行った。イスタンブルとアンカラで行われた研修では、モスクで音声装置の問題も話し合われた。提案はいくつかあり次のとおりである。      モスクの内外で使用する音声装置の音の高さを測定を行いエザーンが80デシベルを超えないように注意しなければならない。      それぞれ近くにあるモスクのエザーンの音が混ざってエザーンが聞き取れない状況である。地区単位で地元の中心のモスクを設けることできる。      いくつかの 全文をよむ

2017-02-17 高等教育機構(YOK)「追放教員のポスト至急埋める」 (Cumhuriyet紙)

高等教育機構(YÖK)サラチ会長は、一斉解雇のため欠員のポストを至急に補充すると話した。      YÖKは、何十人もの大学教員が非常事態令(KHK)とともに解雇されたことにより、教育現場で発生した欠員を解消するために介入を行った。      YÖK会長イェクタ・サラチ会長は、解雇が集中した大学側の教員採用許可請求を早めに結論づけ、 この方法で早急に欠員を補充することを明らかにした。非常事態(OHAL)期に出された5つの非常事態政令(KHK)によって全国の高等教育機関から合計4811人の大学教員 全文をよむ

2017-02-16 グルグル誌、閉刊、全員解雇 (Cumhuriyet紙)

最新号の風刺画で世間の反感を買ったグルグル誌は閉刊となった。出版社の弁護士は、「閉刊の原因となった漫画家及び従業員について、出版社として共和国検察に訴えを起こす」と述べた。      トルコで最も売れているユーモア誌の一つ、グルグル誌はもはや発売されない。      「ソズジュ紙」の付録として発行され、最新号で風刺画により世間の反感を買ったグルグル誌は、出版社により本日閉刊となった。      グルグル誌は、最新号で預言者モーセに関する風刺画を発行した。同誌のこの風刺画が預言者モーセを侮辱すると 全文をよむ

2017-02-13 世界報道写真賞に、トルコ人写真家「ロシア大使暗殺写真」 (Hurriyet紙)

ロシアの駐アンカラ大使アンドレイ・カルロフ氏の暗殺を写真に収めたAP通信のフォトジャーナリスト、ブルハン・オズビリジ氏は、世界報道写真財団が与えるその年の国際的な重要性と威信を持つ写真賞を獲得した。      現代美術館でロシア大使を殺害した警官メヴリュト・メルト・アルトゥンタシュを撮影したオズビリジ氏は、事件の起きた瞬間に人々が逃げ惑う中、冷血にシャッターボタンを押し、その瞬間を永久保存した。暗殺者である警官と会場で起きたことの瞬間瞬間を写真に収めたオズビリジ氏は、ヒュッリイェト紙にこうに語っ 全文をよむ

2017-02-11 デラックス・メッカ小巡礼、お値段は? (Hurriyet紙)

最新式ジープやVIP専用バスで行く巡礼ツアー価格は1万5,000ドルから、「デラックス」小巡礼ツアーと名付けられたツアーも2,500ドルから始まる。参加者はカーバ神殿が見える客室や、エアコン完備のテントハウスでメッカでの日々を過ごすことができる。      アーティストから実業家、国家の要人、そしてスポーツ選手まで、近年、聖地への「特別な」旅行が行われている。      巡礼の平均費用は3,700ドルといわれるなか、旅行会社が提供する「特別」サービスを利用する人々は一人あたり1万5千~3万ドルを 全文をよむ

2017-02-04 「さらわれた女児に金銭払う」忌むべき風習の一掃へ (Hurriyet紙)

イズミル県キラズ郡の山岳部にある2つの村、スルムルとオルグンラルには、女児を誘拐し結婚する風習がある。さらわれた12~15歳の女児の家族には、「口止め料」が支払われる。このお金は、15歳の女児には2万リラ、12歳の女児には4万リラになる。誘拐されたシェリフェ(15)の家族はこの風習に逆らい、シェリフェは警察の捜査により85日後に捕らわれの身から救出された。キラズの若き首長であるサリハ・オズチュナルは、この風習の廃止を決意している。      イズミル県キラズ郡の山岳部にある2つの村、スルムルとオ 全文をよむ

2017-02-02 国民教育相、宗教授業の新カリキュラム発表 (Cumhuriyet紙)

イスメト・ユルマズ国民教育相は、カリキュラムの概略に関して発表を行った。      ユルマズ国民教育相は、カリキュラムの概略に関する検討が続いていることを明かし、「2月末にトルコ国民皆が満足するような『素晴らしいカリキュラムである』と言える成果を国民に提示する予定である」と述べた。      国民教育省で実施された「トルコ共和国政府とボスニア・ヘルツェゴビナ閣僚委員会間の教育分野における協力議定書調印式」で講話を行ったイスメト・ユルマズ国民教育相は、二国間で学生及び教員の交換と経験の共有が行われ 全文をよむ

2017-01-31 アレヴィー諸団体、「宗教」授業新カリキュラムに注文 (Cumhuriyet紙)

アレヴィー派の宗教指導者たちは、宗教科目のカリキュラム草案について、イスラームのあらゆる解釈を平等に扱うよう要求した。      ジェム財団は、近日中に国民教育省が発表する「宗教文化と道徳」科目の新カリキュラムについて記者会見を行った。会見では、これまでのカリキュラムはアレヴィー派に対する差別的・排他的な表現を含んでいたとして、アレヴィー派の信仰や祈りについてもスンニーのそれと同様にカリキュラムへ盛り込まれるべきだとさ れた。       ジェム財団のエルドアン・ドネル会長は会見で、アレヴィー派 全文をよむ

2017-01-20 教育新カリキュラム、意見投稿対象は「アタテュルク、イノニュ、進化論」 (Hurriyet紙)

学生1800万人と教師90万人は、15日間の学期間休暇が始まった。アンカラ・フェン高校で、成績発表式に参加したイスメト・ ユルマズ教育大臣は、「新しいカリキュラムの草稿を支援するために今まで7万人が申請した。300万人を上回る人々がカリキュラムついて説明されたホームページを閲覧した」と話した。同大臣は、カリキュラムで「アタテュルク、イノニュ、進化論」の3点について抗議が行われたと説明した。      ■「アタテュルクの共和国を我々が強くする」      ユルマズ大臣は、纏めると次のように話した。 全文をよむ

2017-01-20 アリー・ネスィンの本、教科書入り (Cumhuriyet紙)

トルコが育てた最高の数学者の一人、アリー・ネスィン博士は、昨年、ナビ・アヴジュ文部科学大臣(当時)の要請を受け、高校向けの数学教科書を作成し始めた。      ネスィン博士は、何年にも渡ってトルコの生徒の数学理解とより平易な修養に努め、数学村を作り教育キャンプを主催し、また『数学世界誌』も発行する数学者で、イスタンブル・ビルギ大学で研究職に就いている。ネスィン博士は、当初は広い読者を対象とした本を書こうとしたが、後にこれが無理であると渡ったと述べ、「ターゲットを一つに絞る必要がありました。そして 全文をよむ

2017-01-17 セゼン・アクス新アルバム「少しポップ、少しセゼン」 (Cumhuriyet紙)

セゼン・アクスは6年ぶりの新アルバム「少しポップ、少しセゼン」を出した。      大部分が自身の作詞・作曲によるセゼン・アクスの新しいアルバム、「少しポップ、少しセゼン」がファンに公表された。      計16の曲から構成されるアルバムでセゼン・アクスが、彼女の音楽と個人的な世界の到達点と観察を歌詞と音楽に反映させたことが注目をひく一方、この有名な芸術家は新しいアルバムに関して、「歌っている歌は、たぶん大衆的なものになったけど、いつもある面で個人的なものとなってきた。この点から私が作る音楽は、 全文をよむ

2016-12-29 国民教育省、「聖週間行事」を「2017年学校行事暦」から削除 (Hurriyet紙)

国民教育省の学校行事に2015年に加えられ、宗教教育総局が実施した「聖週間」活動は、2017年の学校行事暦から削除された。イマーム・ハティプ学校では「40のハディース」活動が実施される。      国民教育省は、教科書や教育プログラム準備のように、国民教育省の全ての部局の活動が記載されている2017年「学校行事暦」を出版した。2015年に国民教育省の学校行事に加えられた「聖週間」は、2年後、削除された。以前、県と市の国民教育局の仲介で行われていた聖週間活動は、2015年に国民教育省本部によって全 全文をよむ

2016-12-28 ボスフォラス海峡を歩いて渡る?―歩道橋計画 (Hurriyet紙)

イスタンブルの二つの大陸を6番目に結ぶことになるウスキュダル―カバタシュ間2キロの長さの歩道と自転車専用道路の「イスタンブルボスポラス海峡歩道トンネル」のための掘削作業が始まった。      この計画は、カーディル・トプバシュイスタンブル広域市市長(İBB)の選挙後の公約の一つだった。İBBの会社のひとつボスフォラス建設諮問会社(BİMTAŞ)が、「請負事業カバタシュ-ウスキュダル間のボスポラス海峡歩道トンネル、水陸掘削工事事業」の名の元で行った入札を、アンカラが本部のエンヴィー・エネルギーと環 全文をよむ

2016-12-25 地中海オットセイ保護に向けメルスィンで繁殖地調査 (Hurriyet紙)

トルコ森林水資源省と自然保護国立公園総合管理局が、「メルスィン地中海オットセイ保護活動計画」の取り組みをメルスィン県の海岸で開始した。メルスィン県エルデムリ・ナルルクユ海岸からアンタルヤ県ガーズィパシャ郡カレドラン地区にかけて多数生息する地中海オットセイの繁殖、採餌、休息地の確認に取り組んでいる。      確認された繁殖地に設置された監視カメラによりオットセイの生態を観察することができる。これまで進められてきた観察研究では10箇所のオットセイ繁殖地で監視カメラ15台での観察が行われてきた。また 全文をよむ

2016-12-25 トルコ各地のギリシャ正教教会でクリスマスのミサ (Milliyet紙)

メルスィンでのクリスマスの儀式で殉職者たちのために祈りがささげられた      メルスィンにあるギリシャ正教会で行われたクリスマスの儀式で、団結、連帯、そして平和のメッセージが与えられ、殉職者たちのために祈りがささげられた。      クリスマスの儀式には、トムリス・ナーディル・ミトリ教会財団会長のジェム・アルトゥニシュ氏とギリシャ正教会主教のジョスクン・テイムル氏、キリスト教徒住民が参加した。      儀式ではキリスト教徒住民が献灯用のキャンドルに火をともし、願い事をした。ギリシャ正教会主教 全文をよむ

2016-12-22 名優レヴェント・クルジャの負の財産―子供たち、相続放棄へ (Hurriyet紙)

この数か月間患っていた重病に屈し、67歳で世を去ったベテラン俳優のレヴェント・クルジャの子らが「相続放棄」の訴えを起こした。子供である2人の兄妹が、クルジャの借金のためにこのような判断に至ったといわれる。詳細は以下のとおりだ。       がん治療を続けた病院で、67歳でこの世を去った、ベテラン俳優のレヴェント・クルジャの子らが相続放棄の訴えを起こした。最初の結婚でも2人の子がいるクルジャは、5か月前にこの世を去った。      ■子らはレヴェント・クルジャの遺産を放棄した!       レヴェ 全文をよむ

2016-12-22 大学入試統一試験成績不良者の出願制限、教育学部へも (Cumhuriyet紙)

学部決定試験(LYS)の得点で上位24万人に入らなかった受験者は、教員養成プログラムに出願できなくなる。大学入試統一試験(YGS)を基準に登録される教員養成プログラムも、基準がLYSに変更される。      建築学部、工学部、医学部、法学部では以前から入学試験で採用されていた足切りのシステムが、教育学部に関しても導入された。高等教育機構(YÖK)のサラチ委員長は「教員養成プログラムはYGSの得点によって学生を集めていたが、その基準がLYSの得点に変更される。足切りシステムの導入は、LYSの得点に 全文をよむ

2016-11-22 高等教育機構(YOK)「学長候補者、求人中!」 (Hurriyet紙)

高等教育機構(YÖK)は19の大学に学長任命を行うと通告し、初の「学長募集」を呼びかけた。任命候補に出願を希望する教授らには、国立大学あるいは私立大学に勤めているかは一切問われない。候補者らは必要に応じて面接に呼ばれる。      高等教育機構(YÖK)は、学長選挙制の廃止後、初の学長募集をおこなった。19の大学の学長候補者らは、「学長候補者情報記入用紙」に必要事項を記入し、学歴と出版物リストを添えてYÖKに申請することになる。研究者らには、国立大学に勤務しているか、私立大学に勤務しているかは問 全文をよむ

2016-11-12 ボアズィチ大学学長、エルドアンが「選出」―86%得票の現学長退け… (Cumhuriyet紙)

ボアズィチ大学の新たな学長は、メフメド・オズカン教授になった。      非常事態に基づく諸政令(KHK)第676号による学長選の廃止以降、7月12日に学長選が完了したにも関わらず学長任命が行われていなかったボアズィチ大学の新たな学長が明らかになった。タイイプ・エルドアン大統領は、教員の90%が参加した選挙で86%の票を獲得し高等教育機構(YÖK)によって唯一の候補者として大統領府に提示されたギュライ・バルバロスオール教授ではなく、メフメド・オズカン教授を学長に任命した。オズカン教授は、7月12 全文をよむ

2016-11-08 ビュレント・エジェヴィト著作サイト公開―没後10周年にちなみ (Hurriyet紙)

 トルコの政治に方向性を与え、人々の心に大きな印象を残した重要なリーダーの一人であるビュレント・エジェヴィトが2016年11月5日に10周忌を迎えるにあたって、様々な追悼式典が行われた。その一部に私も参加してきた。       エジェヴィトを追悼する式典の中でも特別だったのが、ラフシャン・エジェヴィト・ビュレント・エジェヴィト科学・文化・芸術財団が行った催しであった。SALT研究所は、ビュレント・エジェヴィトの残した1500近くの著作を一カ所に集めて、インターネットサイトを作り、10周忌に合わせ 全文をよむ

2016-10-25 トプカプ宮殿、修復工事始まる (Hurriyet紙)

トプカプ宮殿の宝物が展示されているファーティフ・キョシュキュが崩壊寸前の状態となっていることを、ヒュッリイェト紙は「今にも倒れそうだ」という見出しで報じた。      ナビ・アヴジュ文化観光相は報道後、トプカプ宮殿を視察し、しかるべき処置をすると発表した。何か月もの間、計画が承認されていなかった修復工事は、アヴジュ大臣の指示で急速に進むことになり、先週、静的補強のための測定作業が始まった。      ■工事期間は6カ月       宝物殿にある静的変形は、ひび割れの大きさを越えて亀裂、分解の危機 全文をよむ

2016-10-22 アジア側ボスフォラス海峡沿いに新遊歩道 (Hurriyet紙)

イスタンブル広域市とベイコズ区が共同で進めている海岸拡大プロジェクトに関し、2015年に開始された作業の第2段階が終了を目前に控えている。市民らの利用のために建設された全長1.3キロメートルの遊歩道を全長3キロメートルへと拡張する本プロジェクトにより、遊歩道はチュブクル29(訳者註:ベイコズ街区内にある、結婚式場などにも利用される施設のこと)、チュブクル・ハヤルコーヒーとイスタンブル広域市ベイコズ区社会福祉施設の前を通り、パシャバフチェまで続いていく。      2015年に開始された本プロジェ 全文をよむ

2016-10-18 文化相「タクスィムにオペラハウス」―アタテュルク文化センター取り壊し問題 (Hurriyet紙)

ナビ・アヴジュ文化観光大臣は、アタテュルク文化センター(AKM)の建物に関して、「このビルが使用に耐えないことは、イスタンブル工科大学の報告からも明らかである。報告がなくとも、目で見てわかることである。大統領も、すでに宣言している。この場所にイスタンブルに相応しいオペラハウスを建てる計画を行い、実行せねばならない。我々はこれに関して、計画を始めた。この場所にショッピングセンターがつくられるといううわさがある。そのようなことはなく、そこには新しいオペラハウスが作られるのだ」と述べた。      ア 全文をよむ

2016-10-16 オルハン・パムク「欧米の対エジプト対応がトルコのクーデター計画を生んだ」 (Hurriyet紙)

ノーベル文学賞受賞作家であるオルハン・パムク氏は、7月15日クーデター未遂事件についてイギリスBBCに行ったコメントの中で、西洋諸国の振る舞いを非難した。      コメントの中で、クーデター未遂事件に関する西洋諸国の振る舞いを非難したオルハン・パムク氏は、「この人間らしさを無視することは、大きな誤りである。人々は戦車に対して勇敢に立ち向かい、通りへ出た。西洋諸国のリーダーたちが、この人道に注意を向けないことは誤りであった。また、人々が勇敢にも民主主義を守った、この脆くドラマティックな瞬間に触れ 全文をよむ

2016-10-15 ボブ・ディランの受賞に沸く、父方祖母の出身地?カルス県カウズマン郡 (Hurriyet紙)

著書の中で父方の祖母がカルス県のカウズマン郡出身であることを公表した、アメリカ人のミュージシャンであるボブ・ディラン氏のノーベル文学賞受賞が、カウズマン郡で喜びとともに歓迎された。    カウズマン統一連合協会(KABİDER)のヌルッラフ・カラジャ会長がアナトリア通信に向けて行った会見では、アメリカ人ミュージシャンのディラン氏がスウェーデン王立アカデミーより「アメリカ音楽において新たな詩的物語を生み出した」という評価で今年のノーベル文学賞を受賞したことが注目された。ディラン氏の著書の中で父方の 全文をよむ

2016-10-05 「ポケモンGo 愛好者は、売国奴」サカリヤ大教授 (Hurriyet紙)

サカリヤ大学文理学部歴史学科教員エブベキル・ソフオール教授は「スパイがやってきて、マラティヤの重要な通り、交通の要所、 国家機関、軍事施設の写真を撮り始めたら、警察は何をしますか?逮捕して国外追放にします。ですがこれはもう必要ありません。何故ならばポケモンで我々がこれらすべての画像をまるまる撮影してシステムに送信しているのですから」と述べた。      ソフオール教授は、青年スポーツ省プロジェクト・調整総局が催したイベントの一環でバッタルガージー・国民教育会議サロンで「ここ半世紀の物語」というテ 全文をよむ

2016-09-29 トプカプ宮殿に、大きな穴 (Hurriyet紙)

トプカプ宮殿宝物庫の深い亀裂に続いて、庭園に出来た直径3mの穴が博物館の神経を尖らせている。「司法の塔」の前にある庭園の穴の周囲は立入禁止のテープで保護された。      先週の月曜日、ヒュッリイェト紙はトプカプ宮殿博物館の宝物庫の所蔵品を展示するファーティフ・キョシュキュの壁とドームに出来た亀裂を報じた。歴史あるキョシュクに出来た亀裂は地盤の動きによるものであると言われ、崩壊を避けるため、科学的調査が始まっている。今回バイラム休暇中に第二庭園に現れた大きな穴はトプカプ宮殿への懸念を深めた。文化 全文をよむ

2016-09-28 水道管工事で古代石棺発見ーチャナッカレ (Hurriyet紙)

チャナッカレ県のビガ郡ケメル村付近で、破裂した水道管の修理のため、ショベルカーで掘削したところ、3つの石棺が見つかった。考古学博物館担当局による緊急発掘が始められた。      ケメル村に飲用水を供給する水道管の破裂により、修理工事が始められた。破裂したのは古代都市パリオンにほど近い水道管。ショベルカーでの修理工事中に3つの石棺が発見された。この知らせはすぐに軍警察と考古学博物館担当局関係者に届けられた。軍警察とケメル村村長は朝までに石棺の近辺で、見張りをした。      今日は、考古学博物 全文をよむ

2016-09-25 94年ぶりにギリシャ正教会イズミル主教任命式 (Cumhuriyet紙)

ギリシャ正教会のコンスタンティノーポリ総主教庁が94年ぶりに、そして共和国史上としては初めてイズミルへ任命したヴァルソロメオス・サマラス主教のために、式典が行われた。式典はバスマネにあるアズィズ・ヴコロス教会で行われ、コンスタンティノーポリ総主教庁のヴァルソロメオス総主教も参加した。      ギリシャ正教会コンスタンティノーポリ総主教庁のヴァルソロメオス総主教を筆頭に集まったセン・スィノド議会(訳者注:主教たちによる議会)は、ギリシャのヴォロスの街で生まれ、3年前にトルコ共和国国籍を取得したヴ 全文をよむ

2016-09-19 フラミンゴ、旅立ちの用意 (Milliyet紙)

ヴァン湖水域に位置し、約230種の野鳥が生息するエルチェック湖は、例年に比べより多くのフラミンゴを迎え入れた。      秋に向かい、フラミンゴが東部アナトリア地方の湿地から雛鳥を連れてエルチェック湖へやってきはじめた。そして、同湖で一か月養生したあと、気候が寒くなる頃にアフリカへ移動する。移動前の最終準備をしているフラミンゴが夕日に照らされた写真は、まるで絵葉書のような趣をみせている。 全文をよむ

2016-09-18 タールク・アカン、帰らぬ「路」へ (Cumhuriyet紙)

トルコ映画の礎の一人であるタールク・アカンさんが、16日朝66才でこの世を去った。アカンさんは約二年間肺がんの治療を受けていた。アカンさんの訃報の後、彼の親友たちや近しい人々が病院と家に押し寄せた。       トルコ映画の伝説的俳優であるタールク・アカンさんが、16日朝、治療を受けていた病院で亡くなった。ベテランの演者であるアカンさんのために明日18日14時にムフスィン・エルトゥールルホールで葬儀が行われる。アカンさんはテシュヴィキイェモスクで午後に執り行われる弔いの祈りのあと、バクルキョイの 全文をよむ

2016-09-17 水没予定のハサンケイフ・レポート (Hurriyet紙)

不満充満・・・・我々のハサンケイフが失われていく      ハサンケイフの水没へのカウントダウンが続いているにもかかわらず、歴史的遺産が移動するか移動しないかは未だはっきりしない。その他にも、住民が移住する予定の新ハサンケイフで誰が、どこに、どうやってその身を落ち着けるのかということもまた、謎である。役人たちがすでに移住していることは、経済やテロに加えて観光に打撃を与えている。      かつてバトマンの真珠と言われたハサンケイフは、今や観光客にとって完全なゴーストタウンと化し、誰もその場所に立 全文をよむ

2016-09-16 1851年アブドゥルメジド時代の紙幣、発見 (Milliyet紙)

オスマン帝国の歴代スルタンの1人であるアブドゥルメジドの指示によって1851年に印刷され、しかしその印刷された状態のものが今日まで残っておらず、印刷用の金型だけが現存するとして知られていた、第6発行第2版の500クルシュ紙幣を、アンカラのコレクターが発見した。      紙幣の持ち主で、研究者かつ作家でもあるネジャーティ・ドアン氏は、オスマン帝国時代の紙幣が1840年に初めて(使用が開始され)、スルタン・アブドゥルメジドの時代には「有効な現銀兌換券(Kaime-i Nakdiye-i Müteb 全文をよむ

2016-09-05 タルカン、ハルビエ公会堂での連続コンサート、始まる (Cumhuriyet紙)

待望のタルカンのハルビエ野外公会堂での連続コンサートが、先日の夜から始まった。      タルカンは32人編成のオーケストラを伴いステージに登場し、アルバム『アフデ・ヴェファ』の中の有名なトルコ音楽でコンサートの幕を開けた。スーパースターのタルカンは、コンサートの冒頭に、7月15日のクーデター未遂事件に関してコメントし、次のように話した。   「あなたたち皆に、私たち皆に、早くよくなりますように、と言いたい。先月経験したあの非常に嫌な状況は私たち皆を本当に悲しませた。」      ■自国を誇りに 全文をよむ

2016-08-29 国立劇団、今後は国内作品だけを上演? (Cumhuriyet紙)

10月4日、8つの劇を65の劇場で上演する予定で始まる国立劇団の団長を務めるネジャト・ビレジッキ氏は、今年は国内作品のみを上演すると話した。氏は「人道主義的・民族主義的芸術家である我々は、国民的、最新的感情を高め、国家の統一に貢献するため、今年は、国内劇だけを上演します。」と述べた。      今年は「トルコの緞帳がトルコの劇団で開かれる」をスローガンに、新シーズンを始める国立劇団では、一部の国内作品が非上演になることも発表されている。上演される予定の劇のうち明らかになっているものは次のとおり。 全文をよむ

2016-08-29 マトラクチュ展、東京渋谷で開催へ (Hurriyet紙)

16世紀にオスマン朝の遠征のミニアチュールを描いたマトラクチュ・ヌスーフの作品を展示する「16世紀オスマン朝の使者、マトラクチュ・ヌスーフ」展が、2016年9月1日に東京で始まる。      トルコ首相府の監督下にあるイスタンブル歴史遺産文化対話協会により実施される「16世紀オスマン朝の使者、マトラクチュ・ヌスーフ」展は、サラエヴォ、ベオグラード、イスタンブル、ウィーンに続き、9月1日~8日の会期で、東京都渋谷区にある渋谷文化センター大和田ギャラリーで開催される。      ■次は、パリとワシン 全文をよむ

2016-07-29 ザマン紙執筆陣の詩人ヒルミ・ヤヴズ、釈放 (Cumhuriyet紙)

ザマン紙の元社員に向けられた捜査で逮捕されたヒルミ・ヤヴズ氏は、健康問題のため供述を行った後釈放された。      クーデタに関与したザマン紙の元社員に対する捜査で逮捕されていたヒルミ・ヤヴズ氏(80)は、健康問題のため供述を行った後検察当局の命令により釈放された。   イスタンブルのフズリ・アイドール共和国次席検事によって行われていた捜査で、管財人が任命される前に新聞社の幹部と従業員47人の容疑者について逮捕決定が出された。   この状況で逮捕されたヤヴズ氏は、ガイレテペにある治安担当局で拘留 全文をよむ

2016-07-28 ハリル・イナルジュク教授の死を悼む (Cumhuriyet紙)

ジェマル・カファダル教授は、ハリル・イナルジュク教授について語った。「全てのオスマン史及びトルコ史家はわかっている。彼が書いたものや影響を除けば、我々がオスマン史と言う総体は非常に空虚なものとなる。」      痛みは言い表せない。トルコは20世紀に生まれた最も博識ある人物の一人を失った。世界は、20世紀の ‐どの世界基準を適応しようとも‐ 最も価値のある知識人を失った。一体何人について「誇張だ」と言わせずに、この二文を連ねることができるだろうか。ハリル先生は、現代トルコ史家における最も深い血脈 全文をよむ

2016-07-14 モンゴルに、トルコ博物館 (Hurriyet紙)

トルコは、トルコ人の歴史を語る遺産を保護し、後代の子孫に残すためモンゴルに博物館を開く予定だ。      TİKA(トルコ協力開発機構)によってモンゴルの首都ウランバートルのナライハ市にあるビルゲ・トニュクク碑文の周囲で考古発掘が行われ、ここで出土された品々のため、博物館が設立される予定だ。突厥時代に関する歴史的な出来事を物語る碑文には統一の言葉が記されており、国の指導者らが優秀な側近を持ち、その側近らと一致して働くことで大事業が成ると強調されている。碑文が記された日付ははっきりとは分かっていな 全文をよむ

2016-07-13 アンカラで、ポケモン! (Hurriyet紙)

外国の市場に提供され、何百万人ものひとによって遊ばれているケータイゲーム、「ポケモンGO」が、首都アンカラでも多くのファンを獲得した。インター ネットを通じて他の国へ繋がり、ゲームをダウンロードする首都にあるグループのプレイヤーが毎晩クズライで集まって、何時間もポケモン「ハンティング」を行っている。      世界で新しく熱狂的と認められる「ポケモンGO」というゲームは、首都でも多くのファンを獲得した。アンカラでSNS上で出会った50~60人の集団が、毎晩クズライのある場所に行き、集まってポケモ 全文をよむ

2016-07-11 イスタンブルで第40回世界遺産会議、開催 (Cumhuriyet紙)

第40回世界遺産会議においては、アニ、ディヤルバクル、シリアでの不法な発掘・略奪など多くのトピックが議題となった。      イスタンブル・コンベンションセンターで7月20日まで開催されるユネスコ第40回世界遺産会議は、昨日(7月10日)国際的な記者会見を開いた。また、会議の前日の晩に行われた開会式典では、著名なネイ奏者・作曲家であるクドゥスィ・エルグネル氏が、ユネスコのイリナ・ボコヴァ会長より『平和芸術家』の称号 を与えられた。会議にはユネスコ世界遺産保護センターのメチルド・ロスラー代表、世界 全文をよむ

2016-07-11 18大学で学長選挙ー最後の決定は大統領府 (Cumhuriyet紙)

18大学で学長選挙が本日(11日)より始まる。教職員は、選挙に敬意を払い、特別に何かを行わないよう望まれる。      ボアズィチ大学、中東工科大学、アンカラ大学、イスタンブル工科大学、ガーズィ大学、ユルドゥズ工科大学、アダナ情報技術大学、アクデニズ大学、アタテュルク大学、ジュムフリイェト大学、チュクルオヴァ大学、ディジレ大学、9月9日大学、フラト大学、ガーズィアンテプ大学、イノニュ大学、カラデニズ工科大学、オンドクズ・マユス大学、そしてトラキア大学の学長選挙期間が本日(11日)より始まった。木 全文をよむ

2016-07-03 アフリカ系トルコ人、そのルーツをさぐる (Hurriyet紙)

第1世代は(それを)自ら経験し、第2世代は否定し、第3世代は調査している……彼らは、オスマン帝国で生まれ故郷から連れてこられて奴隷にされたアフリカ人の子孫だ。彼らはついに声を上げ始めた。「オスマン帝国に奴隷制があったことが認められるべきだ」と言い、向き合うことを望んでいる。      新聞記者のアレヴ・カラカルタルさんの黒人の父方はスーダンから連れてこられた。母親は白人だ。彼は、「私たちは3世代に渡ってイスタンブルっ子です」と話し始めた。「私たちは、アフリカから連れてこられ、宮廷やその周辺で奴隷 全文をよむ

2016-07-02 チャムルジャ・モスクで初礼拝、でも完成にはあと2年 (Cumhuriyet紙)

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の「イスタンブルのどこからでも見えるように」との注文で建設されたチャムルジャ・モスクが7月1日、カーディルの夜(ラマダン月27日目の夜)にオープンした。モスクの建設は全速力で続き、完成まであと2年を要する。       自然保護区域である(ウスキュダル地区の)チャムルジャ丘陵に2013年8月6日付で定礎が行われたモスクが2日に礼拝のために開かれた。フェラフ街区のメインストリートに入った瞬間に、モスクの建築模様はどこからでも見える。建築現場に向かう大通りに沿いに 全文をよむ

2016-06-24 パン屋で生きているラマザンの精神 (Yeni Safak紙)

エルズルムのあるパン屋は、相互扶助、団結、兄弟愛、そして慈悲の感情がひときは際立つラマザン月に様々な実践をおこなうことで、こうした感情が行きわたり、また生かされることにおいて模範となっている。      犠牲者や兵士の家族のために無料パン配布を実践するパン屋は、同時にパンを買うお客たちに、購入金額に関わらず、望むだけのイフタール菓子のもてなしをしており、また貧しい人たちに支援をしたいと思う人々に「善意のパン」(無料でのパン配布)を実践することで、(慈善の)仲立ちをしている。      パン屋の主 全文をよむ

2016-06-14 独ビルド紙「エルドアンにもかかわらず、トルコを愛する44の理由」 (Cumhuriyet紙)

ドイツで一番売れているビルド紙は、最近の二国間で高まっている緊張にも関わらず、ドイツ人がトルコとトルコ人をなぜ愛しており、その愛する理由について記載した。同紙は、「エルドアンにもかかわらず、トルコを愛する44の理由」とのタイトルの下に並んだものは以下の通り。      1-トルコのおもてなしが心の底からであるから。(外国人への最初の質問は、お腹空いてないか?である。)   2-トルコの(サッカー)チームにポドルスキー、ゴメズらスター選手が新たに加わったから。   3-「バットマン」のような美しい 全文をよむ

2016-06-10 映画「ハババム教室」シリーズ、41周年 (Cumhuriyet紙)

映画「ハババム教室」シリーズ、41周年の特別イベントが催される。このイベントには、出演俳優の登壇や作品上映会が予定されている。      「ハババム教室」41周年特別イベントの準備が進んでいる。イスタンブル・クラシックカー協会による「往年のトルコ映画に敬意を」と題されたイベントでは出演俳優らが一堂に会することが企画されている。イベントは、作中で用務員のハフィゼおばさんが鳴らしていたオリジナルの授業ベルで始まり、出演俳優らが祝41周年のケーキをカットする予定だ。      同イベントは、6月11日 全文をよむ

2016-06-09 スキャンダル!建築家シナンの複合施設脇に、鉄筋ビル (Hurriyet紙)

イスタンブルのウスキュダル地区にある建築家ミマル・シナンの手によるアティク・ヴァーリデ複合施設を巡り、大きな騒動が起きている。築450年のこの建物の下部にコンクリートを流し込み、学生寮の建設工事が進んでいるのだ。      複合施設は、シナンがスルタン・ムラド3世の母ヌルバヌ后妃の命で1570~79年に建てたもの。修道場の部分に隣接するように、鉄筋コンクリートのビルが建てられている。   工事表示板には、2013年11月16日付で保護委員会から許可を取ったとある。工事はイスタンブル第二地域ワクフ 全文をよむ

2016-06-03 オスマン文書、サウジに持ち去られる? (Cumhuriyet紙)

サウジアラビアが、文書館にあったオスマン文書を、学者を通じて持ち去っているとの見解が明らかにされた。発言者は、アラブ系メディアやアラブ地域に通じる新聞記者だ。      記者であり作家でもあるヒュスニュ・マハッリ氏はハルクTVで、アイシェヌル・アルスラン氏がメインキャスターを務める『メディア地区』という番組に出演し、非常に衝撃的な発言を行った。      ■「文書が持ち去られている」      マハッリ氏は、昨今トルコ国内の大学で働く学者たちが、高額な給料を得てサウジアラビアにある大学に転職して 全文をよむ

2016-05-31 国民教育省から大きな一歩 (Yeni Safak紙)

国民教育省により、学年度を通して約400、500万人の学生が無償補習授業を受ける支援および育成クラスが、夏休み中にも続行されることが決定されました。学生たちは夏に、希望した県で支援及び育成クラスに登録可能となります。学級への申し込みは6月6日から12日の期間中に受け付けられます。それぞれのクラスで教えることを希望する教師たちの申し込みは6月1日から5日の間です。      国民教育省によると、学年度を通して約400~500万人の学生が無償補習授業を受ける支援及び育成クラスが、夏休み中にも続行され 全文をよむ

2016-05-31 イスタンブル征服批判の大学教授、処分される (Hurriyet紙)

アイドゥン県のアドナン・メンデレス大学(ADÜ)勤務のエルバイ・バルダクチュオール教授が、大きな批判を呼んだ、イスタンブル征服に関しての批判的な投稿のため逮捕された。      ADÜ獣医学部畜産専攻科教員のエルバイ・バルダクチュオール教授が5月29日、イスタンブル征服について個人のSNSアカウントで、「今日は、壮大な文明である東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルが、野蛮で狂信的な蛮族によって占領された記念日である」と投稿し、大反響を起こした。      批判を受けてSNSの投稿を削除したバ 全文をよむ

2016-05-29 アヤソフィアで、征服563周年を祝う礼拝 (Yeni Safak紙)

アナトリア青年協会(AGD)のメンバーは、イスタンブル征服563周年記念の祝賀の一環として、アヤソフィアをモスクに戻すために「礼拝マットを手に集まれ!」をスローガンに「朝の礼拝にアヤソフィア・モスクに集おう」キャンペーンを実施した。      イスタンブルおよび近隣の県からバスでやってきて、夜半以降アヤソフィア広場に集まっていたグループは、そこで朝の礼拝の時間が来るのを待っていた。集まった集団に、広場に設けられた舞台から音楽家のアンマール・アカルルオール氏が調べを詠った。その後シェフザーデバシュ 全文をよむ

2016-05-29 建築家シナンの知られざる建造物遺構、発見―エディルネ (Hurriyet紙)

エディルネ市のギュルカン市長は「発掘でタリヒ・イェミシュ・カパヌ・ハーンの基礎が出てきた。しかしそれらよりさらに重要なもの、スィナンの水道を発見した」と述べた。      エディルネ市のレジェプ・ギュルカン市長は、ミーマール・スィナンがエディルネに作った水道が発見されたと述べた。   ギュルカン市長はエディルネ商工会議所が企画する歴史的市街協会エディルネセミナーで行われたプレゼンテーションで、エディルネを歴史的遺産として未来に遺すことを目的とすると説明した。   ギュルカン市長はエディルネの街の 全文をよむ

2016-05-27 Ismet Berkanコラム:ノーベル賞アズィズ・サンジャル旋風 (Hurriyet紙)

2週間以上の長い間、トルコでアズィズ・サンジャルの科学旋風がおきていることにお気づきだろうか。      今年ノーベル化学賞を受賞したアズィズ・サンジャル教授は、コンヤからイズミルへ、アンカラからイスタンブルへ、非常に多くの都市と大学へ赴いた。ここ16~17日間で、ときには1日に6か所にのぼるほどの、自分でもちゃんと覚えていないほど多くの会議やセミナーを行った。数を覚えていないほど多くの公式な食事会や歓迎会に参加した。      合間に大統領、首相、参謀総長、多くの大学学長とも会った。ノーベル賞 全文をよむ

2016-05-26 「国際ヒジュラ暦会議」開催へ (Hurriyet紙)

ムスリムの人々が、(国により)断食月を異なる日に始めるといった問題を解決するため、トルコ宗務庁により、5月28日~30日に「国際ヒジュラ暦会議」が開かれることになった。      こうした会議は、1966年に開催されたことがあったが、今回の開催は50年ぶりとなる。 全文をよむ

2016-05-18 ユーロビジョン優勝のジェミール、好きなトルコの歌は? (Hurriyet紙)

ユーロビジョンで優勝したクリミア・タタール人歌手、ジェミール(ジャマラ)が、CNNトルコ放送のサイネル・テゼルの時事番組でトルコ初のインタビューを受けた。   妹とその子供がトルコで生活していると述べたジェミールは、「イスタンブルでコンサートを行いたい。トルコの歌は、ヴォルカン・コナク、セルタプ・エレネル、セゼン・アクスを聞いている」と語った。生放送では、イズルの『もう駄目だ』を歌った。 全文をよむ

2016-05-17 264年前の隊商宿、売出し中 (Yeni Safak紙)

トカトにある、マフムート1世(訳註:1730‐54)の時代に建てられたパシャ隊商宿がオーナーによってネット上で650万リラ(約2億4700万)で売りに出された。改修が必要となっているパシャ隊商宿であるが、オーナーのハムディ・スプヒ・エフェリ氏は経済状況(悪化)により改修を行わずに、売りに出すことを決めた。エフェリ氏は隊商宿が多くの歴史的建造物のあるスル通りに位置していることを語った。        トカトにある、メフメット1世の時代に建てられたパシャ隊商宿がオーナーによってネット上で650万リラ 全文をよむ

2016-05-16 イマーム・ハティプ学校の学生、150万人に (Yeni Safak紙)

宗務庁教育局局長であり、教授でもあるアリ・エルバシュ博士は、「イマーム・ハティプ学校が500校から3500校に増加したようだ。神学部の数は17から100に増加した。イマーム・ハティプ学校の学生数はといえば、6万人から150万人に増加している状況だ。」と述べた。      エティメスグトのイマーム・ハティプ学校、国民教育省、宗務庁に加え、オンデルのイマーム・ハティプ学校同窓会の支援を受け、「職業及び社会発展プロジェクト」の一環として催された「イマーム・ハティプ学校の団結と連帯プロジェクト」がMEB 全文をよむ

2016-05-10 イスタンブルの朝食レストラン、ベスト10 (Hurriyet紙)

われわれの食文化において不可欠な、豊かな朝食レストランは、特に働く人々にとって週末のあこがれであるが、ゾマトが我々のために集めたイスタンブルで最も人気の朝食を共に見ていこう。      1. BEYAZ FIRIN & BRASSERIE - SUADİYE   長年の経験と一つ一つがおいしい素材で知られるベヤズ・フルンは、ゲストにアジア側で最もおいしいポアチャと一緒に素晴らしい朝食を提供してくれている。食事の予算は二人で120TL(約4400円)         2. EMEL'İN BAHÇ 全文をよむ

2016-05-04 タルカンはどうして結婚を発表したのか? (Milliyet紙)

タルカンがプナル・ディレキと結婚すると、我々の社会病が再発した。多くの人の中にある嫉妬、うらやみ、悪意が噴出した。   自分がまるでアドリアナ・リマであるかのようにプナル・ディレキはタルカンには合わないと言う者…   タルカンが私の知らない何かをカモフラージュするために結婚したのだと言う者…   恋人が妊娠したからタルカンは結婚したのだと書く者…   タルカンは絶対に結婚しないと予言する“賢者”達…   タルカンが音楽の世界に足を踏み入れた日「私は絶対に結婚しない。結婚するならあなたを選ぶ」と約 全文をよむ

2016-04-30 ロック!―スカーフ着用者とミニスカートも (Hurriyet紙)

ヴォーダフォン・フリーゾーン高校対抗音楽コンテストの決勝大会には、様々な人々の姿が見られた。      このうち、ブルサ女子アナトリア学校の代表チームの女子バンドには、スカーフ姿の高校生とミニスカートの高校生が、同じステージにたっていた。 全文をよむ

2016-04-28 600年前のユダヤ教モーゼ五書(トーラー)密売のシリア国籍者、逮捕 (Cumhuriyet紙)

密輸対策局はネット上で600年前の鯨の皮に書かれたモーセ五書を500万ドルで売ろうとしたシリア人を逮捕した。トプカプ宮殿博物館館員らは調査によりそれが原物であると証明した。      イスタンブル警察密輸対策局捜査班はあるインターネットサイトを通して鯨の皮に書かれた約600年前のモーセ五書を売ろうとしたシリア国籍の男を見つけ捜査を開始した。警察の捜査班は客を装い、シリア人売人のオサマ・アリ・タハと接触した。      ■500万ドル相当の歴史的なモーセ五書の写真を警察に送った      客を装っ 全文をよむ

2016-04-27 イルベル・オルタイルの勧める歴史本15冊 (Cumhuriyet紙)

1 『近現代トルコ史』 カーター・V・フィンドリー (Modern Türkiye Tarihi – Carter V. Findley)      2 『中世(第1巻)』 ウンベルト・エーコ (Ortaçağ (1. Cilt) – Umberto Eco)      3 『この地のスルタンたち』 ネジュデト・サカオール(Bu Mülkün Sultanları – Necdet Sakaoğlu)      4 『ヤウズ・スルタン・セリム』 フェリドゥン・M・エメジャン(Yavuz Su 全文をよむ

2016-04-24 パルミラにような遺跡破壊の蛮行、トルコでも (Hurriyet紙)

IS(イスラム国)がシリアのパルミラ古代都市で行った破壊行為と同様のことがこのところアナトリアでも起こっている。2000年の歴史を持つ遺跡にある人物像はのみやドリル、酸やダイナマイトで消し去られている。ここ数年でフリギア時代から残る5つの大きなキュベレー神像が破壊されたアフヨンでは、ダイナマイトで爆破された碑文の隣に次のように書かれた。「霧を打ち払い、信仰を持て」。破壊を近くから見ていた考古学者で編集者のネズィフ・バシュゲレン氏とともに、イズミルとアフヨンで破壊行為にさらされた遺跡を訪れた。   全文をよむ

2016-04-23 アンタキヤ・ローマ遺跡に「人生を楽しもう!」モザイク出土 (Hurriyet紙)

今日(4月22日)、アナドル(AA)通信社が報道したニュースが驚きを生んだ。アンタキヤで行われている採掘作業において、ギリシア語で“明るくあれ、 君の人生を生きろ”と書かれたモザイク画が見つかった。ハタイ考古学博物館に勤める考古学者のデメト・カラ氏は、発見されたモザイクに関し、「トルコで他に類を見ないモザイクです。イタリアにこれと似たモザイクがありますが、(今回発見された)このモザイクは、より大きい。紀元前3世紀のものであるということから、重要です」と述べた。      アンタキヤでは2012年 全文をよむ

2016-04-21 ソーダを飲むときは、注意せよ! (Hurriyet紙)

食後の消化を速め、脂肪を取り除こうとしてソーダを飲むことにメリットがないと唱える専門家たちが、天然ミネラルウォーターが二酸化炭素を追加することなくボトル詰めされるものを選ぶべきであるという。      人体は酸素を取り込み二酸化炭素を排出するものである。細胞内でエネルギーが燃焼されること、そのエネルギーが活力や精神機能などの数多くの生体機能に使われること。これら2つの事実は血中の酸素の割合に密接な関係がある。血中には十分な割合の酸素があること、そして可能な限り二酸化炭素が少ないことが求められる。 全文をよむ

2016-04-18 男性住民の60%が同じ名前の村 (Hurriyet紙)

クルクラーレリ県アルマアン村では約200年にわたり、生まれた男の赤ちゃんに、生まれた日に(ちなんだ)特有の名前を付けている。      この村で約200年続く名付けの伝統により、男性住民の60%は同じ名前となっている。村落自治体のメンバーであるビュレント・オズカヤ氏が、アナトリア通信に行った説明では、村人は昔ながらの伝統と慣習を残すよう努めていると語った。      先祖が始めた名付けの伝統のために、火曜日に生まれた男の赤ちゃんにサーリフ、金曜日に生まれたものにはジェマル、(バイラム等の)前日に 全文をよむ

2016-04-15 建築家シナンの歴史的モスク彩色タイルに空調機! (Cumhuriyet紙)

イスタンブルのコジャムスタファパシャ地区に位置し、建築家シナンの作であるラマザン・エフェンディ・モスクの貴重な彩色タイルの前に、空調機が設置された。      Arkeofili.comの情報によると、ベズィルガンバシュ・モスク、ヒュスレヴ・チェレビ・モスク、バゼルギャン礼拝所などの名で知られるモスクのタイルは比類のないものである。ベズィルガンバシュのハッジ・ヒュスレヴ・チェレビによって、1586年にシェイフ・ラマザン・エフェンディのために建築家シナンに作らせたモスクの400年の歴史を誇るタイル 全文をよむ

2016-04-10 ダウトオール首相、建築家シナン追悼式であいさつ「頭蓋骨をさがす」 (Hurriyet紙)

アフメト・ダヴトオール首相が、サレ・ダヴトオール夫人と共にスレイマニエ・モスクでの建築家スィナンの追悼式に参加した。ダヴトオール首相は挨拶で「船でイスタンブルに近づいてくると、一方にはスレイマニエ、他方には『ギョクカフェス(ビル)』という怪物がある。今後この街に短剣のように刺さる建物は一切建設されない」と述べた。首相は「歴史的半島に背信するもの、半島を侵すものは何であってもこの街への裏切りである」 として、要約して以下のように話した。      ■ギョクカフェスという怪物      「歴史的半島 全文をよむ

2016-04-06 エルズルム、歴史遺産に排水パイプ! (Milliyet紙)

ツインミナレットマドラサはエルズルムのシンボルであり、アナトリアで最も重要なセルジューク朝時代の歴史遺産の一つである。そのマドラサの屋根に溜まった水の排水用に設置された排水パイプが問題となった。      ツインミナレットマドラサはエルズルムのシンボルであり、アナトリアの最も重要なセルジューク朝時代の遺跡の一つでもある。約4年半をかけて修復されたが、そのマドラサの屋根に積もった雪や雨水の排水用に壁に設置された排水パイプが問題となった。      およそ700万リラを費やしてオリジナルに合った形で 全文をよむ

2016-03-29 TVドラマ「華麗なる世紀キョセム・スルタン編」、次はどうなる? (Milliyet紙)

スターテレビで放送が続けられるドラマ「華麗なる世紀キョセム」第20話の予告編が放送された。木曜の夜放送されていて毎話大きな反響を呼んでいるこのドラマの第20話の予告編では、スルタン(スルタンの妃)たちの間で争いが続いている。息を飲む第20話の予告編とその詳細をお伝えします。      TIMSプロダクションによって製作され、エキン・コチ、ベレン・サート、ヒュリヤ・アヴシャル、メテ・ホロズオール、カーディル・ドールら出演の「華麗なる世紀キョセム」の息を飲むような第20話が3月31日木曜の午後20時 全文をよむ

2016-03-29 干しイチジクの食べ過ぎは死を招く? (Hurriyet紙)

アイドゥンで健康的な生活を推奨しているジャナン・カラタイ医師は「干しイチジクには大量のフルクトースが含まれているため、イチジクの大量摂取は死を招きかねない」と語った。      イチジクの名産地であるアイドゥンを訪れたジャナン・カラタイ医師は、トルコで最も長寿の都市ナズィッリで行われた学会に参加した。カラタイ医師は、トルコ統計局が27日に公表した2015年死因研究報告に基づき循環器疾患による死亡が最も多かったとされるイチジクの地アイドゥン、ナズィッリの人々にとって重要な発表をした。27日に一般に 全文をよむ

2016-03-27 仕事はお茶の味見?―茶鑑定士養成中 (Milliyet紙)

リゼで、タバコや酒を嗜まない95人が、2週間の講習を経た後に行われた式で、「茶鑑定士」の免許状を得た。茶の生産会社に職を得たこれら人々の仕事は、味見をして最良の茶が作られるようにすることである。      リゼ商品取引所(RTB)による「茶鑑定士養成プロジェクト」に、応募者のうち酒やタバコを全く嗜まず、味覚に問題のない95人が選ばれた。選出者へは、この分野の専門家たちによって2週間にわたり、理論的かつ実践的な、茶の出具合、色、渋み、香りの特徴と乾燥茶についての視覚的な教育が行われた。講習を無事修 全文をよむ

2016-03-26 対PKK戦被害の世界遺産ディヤルバクル市内の6300区画、国有化 (Milliyet紙)

ディヤルバクル県の中心地スル郡にある6300区画を「緊急国有化」する決定が下されたことが、抗議を呼んでいる。      5街区の外出禁止令が続くディヤルバクル県の中心地スル郡だが、閣僚議会決議により、15街区の合計368ブロックにある6300区画の緊急国有化が決まった。環境・都市計画省の要求をうけて閣僚会議会により下されたこの決議は、昨日公式な新聞で発表され、反発を招いている。       スル郡で外出禁止令が解除された後どうなるかが議論されていた。ユネスコ世界文化遺産のリストに登録されている歴 全文をよむ

2016-03-23 2015年、トルコで一番読まれた本は? (Hurriyet紙)

トルコ図書館協会は今年初めて、図書館から得られる利用者統計を活用し、2015年に最も読まれた本を突き止めた。      ヤプ・クレディ出版から刊行されたサバハッティン・アリ著の『毛皮のコートを着たマドンナ』とエピスィリオン出版の『だまされやすいグレッグの日常』が2015年に最も借りられた本となった。   同協会は3月28日の第52回図書館週間の開会式でこれらの本を刊行した出版社社長らを表彰する予定である。   協会がアンカラ大学薬学部50周年記念館で10時に行う開会式では、一連のイベントも開催さ 全文をよむ

2016-03-05 メルスィンにトルコ初のロマ系市民向けラジオ開設 (Radikal紙)

メルスィン県でトルコ初のロマ系市民向けラジオが開設された。アクデニズ・ロマ協会連合の傘下で設立され、開局式を経て放送を開始した「Radyo Romano Vast」の最初のゲストは、トルコ初のロマ系国会議員(CHP所属、イズミル選出)、オズジャン・プルチュ氏だった。      トゥルグト・レイス街区はロマ系市民が多くを占める。ここにある協会の建物でラジオ放送が始まることになり、開局式が行われた。式典には、オズジャン・プルチュ氏の他、アクデニズ・ロマ協会連合代表のアリ・ダイラム氏、ラジオ・パトリン 全文をよむ

2016-03-04 イスタンブル・グランドバザール大補修工事へ (Hurriyet紙)

全世界的に最も有名なトルコの歴史的建築物の一つであり、築555年のグランドバザールで補修工事が始まる。それも最も議論された場所から、すなわち屋根から…。       征服王メフメト2世が建設を始めた1461年から今までの555年間に、数多くの地震と火事を乗り越え、何百万人もの来場者を迎え入れたグランドバザールがついに補修される。       ファティフ区のムスタファ・デミル区長はこのことについて弊紙に、計画は5年をかけて準備され、修復を最も議論された場所である屋根から始めると述べた。      全文をよむ

2016-03-01 ユルマズ・ギュネイの妻と娘の裁判、結審 (Radikal紙)

ユルマズ・ギュネイ氏の娘がファトシュ・ギュネイ氏に対して行った裁判で判決が出た。裁判では、3~14年の禁固刑がファトシュ・ギュネイ氏に請求されていたが、「請求されている罪を働いたとするに具体的で説得力のある証拠が得られなかった」として無罪を言い渡した。      ユルマズ・ギュネイ氏とブリテン・ウナルさんの娘であり、フランスに在住しているギュネイ・ピュテュン氏は、有名な監督であるユルマズ・ギュネイ氏によって 1947年に設立されたギュネイ映画制作株式会社の株主であった。彼女は、会社の経営責任者で 全文をよむ

2016-02-28 コチ大学アナトリア研究センターの貢献―アナトリア文明に光を! (Radikal紙)

ヒッタイト、古代ギリシャ、古代ローマ、セルジューク朝、オスマン朝のようなアナトリア半島に存在した全ての人類の文化遺産が学術的に研究される可能性を与えるコチ大学アナトリア文明研究センターが創立10周年を祝っている…。      ヴェフビ・コチが商業活動をアンカラからイスタンブルに移すと決め、1960年に購入した最初の建物、すなわちイスティクラル大通りにある、19世 紀の初めに建てられた歴史的なメルケズ・ハンに我々はいる。1961年にガズサンLPガス商工業株式会社として使用されたこの建物ではたして何 全文をよむ

2016-02-14 ハサンケイフの物語―歴史と家をうばわれ・・ (Zaman紙)

ハサンケイフを飲み込むウルスダムの建設が続くなか、郡から退去するよう郡役所へ文書が送付された。人々は1万年の歴史が水底に残されると悲しむ一方で、さらには収用の補償金の面でも被害を受けた格好だ。       バトマン出身のヒュスナおばさんは要塞跡のちょうど向かい側にある小さな家でささやかな生活を送り、何千年もの歴史をもつ洞窟の上からチグリス河を眺めている。メフメトおじさんもそうだ…。ハサンケイフの二人の悲しい住民は、先祖の代から遺っている家を放棄することを強要されている。二人は最近、さらに深く悲 全文をよむ

2016-02-13 ハイダルパシャ「駅」、ホテル・商業施設化を免れる (Hurriyet紙)

ハイダルパシャ駅、カドゥキョイ広場、その周辺保全を目的としたナーズム開発計画の、乗り場に関して行われた抗議を検討したイスタンブル広域市議会は、計画見直しを決定した。      2013年に、前述の場所に商業施設やホテルのような施設を建てる可能性を含んだ計画を賛成多数で可決したイスタンブル広域市議会は、今回、公共事業委員会の「計画の見直しのために、計画局へ差し戻す」という見解を、多数決によって受け入れた。      新しく準備される計画では、ハイダルパシャ駅は「高速鉄道」の始発駅として、歴史的なア 全文をよむ

2016-01-30 ピカソ作品、バクルキョイで発見? (Radikal紙)

ピカソの有名な絵画が、イスタンブルのバクルキョイで実行された捕獲作戦により売却しようとしていた2人の人物とともに捕らえられた。この絵画は贋作がどうかを調べるため、ミーマール・スィナン大学に運ばれた。    イスタンブル不正取引犯罪対策局の局員らがバクルキョイで実行した捕獲作戦において、スペインの画家であるパブロ・ピカソの「Nude Dressing Her Hair(髪を梳く裸婦)」という題名の絵画を売却しようとしていた2人の人物を逮捕した。この絵画は贋作か否かの調査のため、ミーマール・スィナン 全文をよむ

2016-01-24 ウシュクダル遺構保存、博物館は蚊帳の外 (Radikal紙)

ウシュクダル広場のマルマライ駅建設の際にイスタンブル考古学博物館によって行われた発掘で、数多くの遺物や遺構が発見されたが、イスタンブル広域市当局により進められているウシュクダル広場整備計画においては、博物館は蚊帳の外に取り残された。      ウシュクダル広場でマルマライ駅建設の際にイスタンブル考古学博物館によって行われた発掘で、多くの遺物や遺構が発見された。クリュソポリス植民市の町の遺構が考古学者たちにより2年近くに渡って発掘されたのだが、イスタンブル広域市当局により進められているウシュクダル 全文をよむ

2016-01-23 ウシュクダル遺構保存、博物館は蚊帳の外 (Radikal紙)

 ウシュクダル広場のマルマライ駅建設の際にイスタンブル考古学博物館らによって行われた発掘で、数多くの遺物や建築物が発見されたが、イスタンブル広域市当局により進められているウシュクダル広場整備計画においては、博物館は蚊帳の外に取り残された。       ウシュクダル広場でマルマライ駅建設の際にイスタンブル考古学博物館らによって行われた発掘で、多くの遺物や建築物が発見された。クリュソポリス植民市の町の建築物が考古学者たちにより2年近くに渡って発掘されたのだが、イスタンブル広域市当局により進められてい 全文をよむ

2016-01-20 IS、再び歴史遺産破壊―イラク聖イリヤース修道院 (Hurriyet紙)

IS(イスラム国)は中東の歴史遺産の破壊を続けている―。今回は、イラク最古の修道院がIS(イスラム国)によって破壊された。      破壊されることが危惧されていたムスルの聖イリヤース(聖エリヤー)修道院の衛星写真にアクセスしたAP通信は、恐れが現実になったことを明らかにした。その扉にイエスキリストを意味するギリシャ語の最初の二文字が彫られた1400年前の修道院が破壊された。      非常に長い歴史を持つ修道院を、近年では米軍兵士が頻繁に訪れていた。      IS(イスラム国)は、シリアでパ 全文をよむ

2016-01-08 村上春樹を理解する5つの鍵 (Hurriyet紙)

トルコの読者を熱中させる日本人作家、村上春樹の新作短編集『女のいない男たち』のトルコ語版が刊行された。さてこの本はどのように重要なのだろうか。そしてどのようにして日本のある町の抗議を引き起こしたのか?      1. ヘミングウェイの影響      トルコで愛読されている村上春樹の作品は時を置かずにトルコ語に翻訳される。英語より先トルコ語で発行された『女のいない男たち』との短編集はアリ・ヴォルカン・エルデミル氏により日本語原文からトルコ語に翻訳されている。ヘミングウェイの読者なら、あのアメリカ人 全文をよむ

2016-01-04 タルカン、恋人について初めて語る (Cumhuriyet紙)

(キプロスの)ギルネで開業した七つ星のエレクソス・ホテルで、新年の夜に行われたオープニングでステージに上がったタルカンは結婚の噂について初めて語った。      2015年の末に(彼女の家へ)求婚に赴き、結婚に向けて初めて真剣な一歩を踏み出したタルカンは、プナル・ディレキと2016年に結婚する可能性があると話した。      新年のコンサートの後、ヒュッリイェト紙のギョクハン・キムセスィズジャン氏と短い間話したタルカンは、「はい、プナルと良好な関係にあります。」と述べ、報道されている交際の事実を 全文をよむ

2015-12-31 文化観光相「ディヤルバクル城壁内を活性化へ」 (Hurriyet紙)

マヒル・ウナル文化観光相は、文化政策関連の大規模な法案パッケージを準備していると述べ、ディヤルバクル城壁内は都市の記憶であると注意喚起し、「ディヤルバクル城壁内を活性化したい」と述べた。      マヒル・ウナル文化観光相は、新たな文化政策が都市を通じて形成され、この枠組みで、都市の記憶とされる場所を活性化させると述べた。同相は、最近、PKK(クルディスタン労働者党;非合法)に対するオペレーションで注目を浴びているディヤルバクル城壁内がディヤルバクルの記憶となっていると注意喚起し、「城壁内を活性 全文をよむ

2015-12-27 オスマニイェの工事現場で、ローマ遺跡出土 (Radikal紙)

ボーリング作業が行われていたオスマニイェの建設現場で、ローマ時代のものと推測される、動物モチーフのモザイク画遺跡が発見された。      トルコで未だ発見されていなかった歴史的美術品の一つが、オスマニイェの地表に出てきた。カディルリ郡でローマ時代のものと推測される、動物モチーフのモザイク画遺跡が発見されたのだ。このモザイク画は何世紀もの間アナトリアに存在した文明の豊かさを再び眼前に見せつけた。      情報によれば、ある建設会社の役員らが、デレ街区の第3級遺跡保護地区に位置した土地で建設工事を 全文をよむ

2015-12-25 イスタンブル・ギリシャ正教総主教座でクリスマスのミサ (Hurriyet紙)

イスタンブル・ファーティフ地区のギリシャ正教総主教座でクリスマスのミサが行われた。      バルトロメオス総主教が執り行ったミサに、トルコ内外から多くのキリスト教徒が参加した。      ミサは、イスタンブル・ギリシャ正教会庭園にあるアヤ・ヨルギ教会で、午前9時に始まった。      ミサに集まった人々は、教会入口のスペースで蝋燭に火を灯し、祈りを捧げた。   バルトロメオス総主教が入場し、ミサが始まった。総主教は、自身を庭で待つ人々に向かって、クリスマスを祝った。教会入口のスペースで蝋燭に火 全文をよむ

2015-12-20 「独立法廷」のオスマン語文書、デジタル化・公開へ (Hurriyet紙)

第12独立法廷に関する全91万5千ページの文書類のうち、5,182ページがオスマン語から今日(使われている)アルファベットの表記に翻字され、(残りの)文書の公開に関する作業が続けられている。       トルコ大国民議会(TBMM)のアフメト・アイドゥン副議長は、人民の民主主義党(HDP)所属でディヤルバクル選出のアルタン・タン国会議員による独立法廷の裁判記録や資料に関する質問に答え、第12独立法廷に関連する全91万5千ページの文書のうち5,182ページが[アラビア文字表記の]オスマン語から今日 全文をよむ

2015-12-19 スカーフ着用の歌手ニラン・ウンサル、大晦日コンサートは例外! (Radikal紙)

歌手のニラン・ウンサルさんはスカーフを着けているためにオファーが入らないと不満を述べ、大晦日(のコンサート)のためにこの決意を 「棚上げした」。ウンサルさんは6月に参加した生放送番組でスカーフを着用すると話したが、先週参加した別のTV番組で「(スカーフで頭を)覆っているせいでオファーが来ない」ことを話した。しかしファンは飲み放題形式のコンサートで彼女を観ることが出来る。      ニラン・ウンサルさんは「つまり私がアッラーの戒律に従っているために、トルコではある見方がある。すなわち「君はスカーフ 全文をよむ

2015-12-10 サンジャル教授、ノーベル賞受賞―マルディンからストックホルムへ (Radikal紙)

DNA修復の研究の功績によりノーベル化学賞を受賞したアズィズ・サンジャル教授は、本日ストックホルムで開催された授賞式で、スウェーデンのカール16世グスタフ国王からメダルと証書を授与された。      トルコの科学者アズィズ・サンジャル教授は、スウェーデンの首都ストックホルムで開催された授賞式でノーベル化学賞を受賞した。カール16世グスタフ国王がサンジャル教授に賞を授与した。      以下は、ヒュッリイェト紙のエルトゥールル・オズキョク記者が現地取材した歴史的イベントのメモ(時系列)である。   全文をよむ

2015-12-08 ビュレント・エルソイ、結婚準備中? (Radikal紙)

ビュレント・エルソイの親友であるオヤ・アイドアンが明らかにした:「ビュレントは若いイケメンと付き合っている。最近ではテーラーに通っており、欲しい花嫁ドレスを求めて探しているらしい・・・」      番組「言わなかったらダメ」のコメンテーターであるオヤ・アイドアンが、生放送で親友のビュレント・エルソイについて発言した。アイドアンは、「エルソイは若いイケメンと付き合っており、近いうちに結婚する準備をしていることがはっきりとわかっている。ビュレントは最近テーラーを巡っており、彼女がイメージする花嫁ドレ 全文をよむ

2015-12-05 映画「エルトゥールル1890」、日本で大反響 (Milliyet紙)

トルコと日本の125年前始まった交友をテーマとした映画「エルトゥールル1890(邦題:『海難1890』)」に日本人が大きな関心を寄せている。全国公開されるこの映画について日本のメディアは大きく報じている。      アブデュルハミト2世の皇帝親書を日本の明治天皇に進呈した後帰途につく航路で1890年9月16日に串本町の海岸の悪魔岩礁で沈没したエルトゥールル号の話が映画となった。1890年に岩礁で粉々になったエルトゥールル号から救出されたトルコの兵士たちを背中に背負った日本人たちの子孫であるウラ  全文をよむ

2015-12-05 エディルネの上下水道等工事に住民投票 (Radikal紙)

エディルネ市長のレジェプ・ギュルカン氏はエディルネ市議会で、来年始まる予定の下水道工事によって都市が建築現場に戻ることを説明した。ギュルカン市長は下水道工事の規模は住民が決めるとして、次のように話した。      「工事を始める前に地区長の投票を行い、住民投票も行います。いずれにせよ、飲料水のために全ての通りを掘ることになります。よって、この機会にさらに深く掘り、より長期間掘り続け、下水と雨水と汚水の浄化を一度に終わらせ、今後50年を不便なく過ごしませんか?あるいは、今回は上水のみを工事し、それ 全文をよむ

2015-11-28 タラート・テキン氏、死去 (Hurriyet紙)

著名なロックミュージシャンであるオズレム・テキンさんの父、タラート・テキン教授が、今日ボドルムの自宅で死去した。      トルコのロックミュージシャンであるオズレム・テキンさんの父親、タラート・テキン氏は、ムーラ県ボドルム郡ギュンドアン地区のハジェテペリレル住宅地で、妻のセヴィム・テキンさんとともに暮らし、およそ2年間パーキンソン病で闘病生活を送っていたが、28日の朝亡くなった。88歳だった。      トルコの言語学者であるタラート・テキン氏には妻と3人の子供がいる。1994年に退職した後、 全文をよむ

2015-11-23 ブルサのオリーブ畑からローマ時代の石棺! (Hurriyet紙)

先週、ブルサ県イズニク市のオリーブ畑で、以前トレジャーハンターたちによって蓋が壊され、略奪されたとわかった新ローマ時代の石棺が、土の中から出され、イズニク博物館管理局の庭に運ばれた。      イズニクで先週、農家のハティジェ・スレンさんが、市の中心から5kmのところにあるヒサルデレ村の通りに面したオリーブ畑へ向かったところ、畑で表面の土が一部取り除かれた石棺を見つけ、軍警察へ通報した。      現地では、イズニク博物館管理局の専門家たちによって発掘が行われた。これにより、ローマ帝国後期と呼ば 全文をよむ

2015-11-21 アンカラで、美猫コンテスト (Radikal紙)

プルサクラル市が開催した美猫コンテストで1位に輝いたアテシュの飼い主は、イタリア旅行とキャットフード15キロを獲得した。飼い主ネヴィン・アカンさんは、「体重を減らすため、毎日散歩させるなど、特別手をかけて準備してきました」と語った。      プルサクラル市が、アブドゥッラヒム・カラコチ文化会議センターにて「第4回アンカラ美猫コンテスト」を開催した。この大会は2012年に第1回目が開催され、動物愛護の啓蒙と、絶滅が危惧されるアンカラ猫を保護し世界へ広めることを目的として行われている。   このコ 全文をよむ

2015-11-06 偽古代彫刻の傑作?、博物館もだます (Radikal紙)

様々な人工的な方法で古びさせた彫刻を、歴史的な美術品と見せかけて売る詐欺師たちが巨額の市場を形成している。偽の歴史的美術品が博物館に収められるほどエスカレートしており、博物館総局も監査委員会を組織した。      文化観光省は、直近の5年間に何百もの偽の彫刻を押収した。これらの彫刻の一部は博物館に展示されていた作品だった。また、別の一部は市場で販売され、当局に押収されたものだった。これらの彫刻を偽物と知らず「歴史的美術品」だと勘違いし、大金をはたいた者もいた。      通常、偽の彫刻は国外へ密 全文をよむ

2015-10-28 トカトで1000年前の金装飾聖書押収―骨董・文化財強制調査、 (Milliyet紙)

トカト県で歴史的作品の調査が6件行われた。大量の歴史的作品に加えて、金装飾のページでできた1000年前のものとみられる聖書が発見された。      入手された情報によると、県警察局密輸・組織犯罪対策局による歴史的作品の密輸を取り締まる6つの作戦で、294個の歴史的作品と、1個の金属探知機が見つかった。この問題に関して、10人の法的取調べが始まった。      トカト中心地での調査で以下のものが発見された。ビザンツ帝国時代の歴史的コイン44枚、21×16センチメートルの紙51枚、約千年前に「古代シ 全文をよむ

2015-10-24 アタキョイ沿岸保護、住民の主張とおる (Radikal紙)

アタキョイ沿岸の歴史的なバルートハーネ(火薬工場)を含む564-160の土地に建設が構想されていたアタキョイ・ブルマル計画が中止となった。70メートルの高さで7ブロックを建設することを想定したこの計画に対し、県環境都市整備局がバクルキョイ区に意見書を送り、いかなる建設活動も許可しないよう求めた。      ■権限争い      登記済みのバルートハーネ(火薬工場)を含むアタキョイ沿岸の160番地はエムラク銀行によって、TOKİ(集合住宅局)に譲渡され、TOKİも土地を2010年7月12日に「修復 全文をよむ

2015-10-18 ノーベル賞のサンジャル教授、賞金は「チュルク・エヴィ(トルコの家)へ」 (Milliyet紙)

今年化学部門でノーベル賞を獲得した3人の科学者のうちの1人であるサンジャル氏は、彼のプランを説明した。サンジャル氏は、「アメリカのチュルク・エヴィ(トルコの家)のしっかりとした基盤を整えたい。この賞金はその基金に寄付する」と述べた。      電話の向こうの声は、生化学部門での発見によって医学において新たな道を開いたDr.アズィズ・サンジャル教授である。がん細胞のDNA修復システムを解明し、化学部門で今年のノーベル賞を獲得した3人のうちの一人であり、これによってトルコで初めて化学部門においてこの 全文をよむ

2015-10-18 トルコで最大のパブ、アンテプで開店 (Radikal紙)

豊かな食文化と何百もの料理で最も重要な都市の筆頭に挙げられるアンテプで、トルコ最大のノース・シールド・パブが開かれた…。      朝はベイラン・スープかカイマク(クロテッド・クリーム)とピスタチオ入りのカトメルで一日を始め、昼はケバブを、晩は家庭でつくられる肉と野菜入りの鍋料理を食べて過ごし、夜はレバーと眠気で一日を終える都市、アンテプにいる。   ガーズィアンテプは料理を文化、更には芸術にまで変えた都市である。自分たちを「アンテプの人間は20時間食べて、残りの4時間は明日何を食べるかを考えて 全文をよむ

2015-10-16 トルコ第6の通信衛星、打ち上げ成功―製造は日本 (Milliyet紙)

トルコの7番目となる通信衛星であるチュルクサット4B機が、今日(10月16日)トルコ時刻23時40分、カザキスタンのバイコヌルから発射された。      ロケットは1100人乗り飛行機の押圧力と同等の力を持っていることが発表された。発射から9時間後、衛星は発射ロケットから切り離される予定だ。この切り離しの後、衛星は地球の周りを回り始め、さらにその後衛星についている推力システムにより軌道に入り込むことになっている。      チュルクサット4Bのコントロールのため、今回の打ち上げプロセスにおいてト 全文をよむ

2015-10-10 Can Dundar コラム:ノーベル賞サンジャル氏は何人か? (Cumhuriyet紙)

トルコはアズィズ・サンジャルという名前を新人俳優ほどすらも聞いたことがなかった…。聞くとすぐに「トルコ人か。クルド人か。アラブ人か」と議論し始めた。もはや病気だ...。しかしノーベル賞が発表になった際、サンジャル氏の名前の下に「ノース・カロライナ-アメリカ」と書かれていた。これは彼が表彰された研究を実現した大学の名前だ...。トルコ人でもクルド人でもアラブ人でもない、人間の能力に対し、その人の属性以上に価値を与える教育機関だ...。「何人か、どこの人か」という以上に、「何を発明したか」「何本の論 全文をよむ

2015-10-09  ノーベル賞のサンジャル教授「この受賞はトルコのもの」 (Hurriyet紙)

ノーベル化学賞を受賞したアジズ・サンジャル教授は、「私はこの賞を故郷と共和国が始めた教育のおかげです」と話し、加えて「若い頭脳へ以下のこと を勧めたい。恐るな。外国へ行きなさい。そこで勉学に励みなさい、しかし、私がやったようにはせず、トルコに帰りなさい。      スウェーデンの王立科学アカデミーがノーベル化学賞に値するとしたアジズ・サンジャル教授は、彼自身をノーベル賞へ導いた基礎は、アメリカではなくトルコにあったと述べた。      チャペル・ヒルの街の北カリフォルニア大学医学部の生物化学・生 全文をよむ

2015-10-03 バフチェシェヒル大アメリカ校、初の卒業生 (Hurriyet紙)

バフチェシェヒル教育機関が昨年ワシントンに開校したアメリカ校、BAU国際大学が今年、最初の卒業生を送り出した。      卒業式はワシントンのナショナル・プレスクラブで催され、セルダル・クルチ在ワシントン大使やバフチェシェヒル大学グループの設立者であるエンヴェル・ユジェル氏を含む多くの来賓が参加した。2014年の初めに設立され、昨年の9月から経営学の大学院課程をMBA取得プログラムとともに開始した学校から、14名の学生が卒業した。今年はMBAプログラムの他、国際関係や経済に関わる法律といった分野 全文をよむ

2015-09-29 エスキ・カシャル・チーズは何日でエスキ(熟成)になる? (Radikal紙)

2016年1月1日付で、市場で、特にパッケージングがされていないチーズは販売できなくなる。消費者を誤解させる「村のチーズ」といった表現も、エチケット上使うことはできなくなる。最短で120日成熟させられたチーズへは「エスキ」という表現を用いることができる。      食糧農業畜産省がその生産から保存、輸送から市場への供給にまで及ぶ多くの改定をもたらす「チーズ通達」は、2016年1月1日付で適用が始まる。 2015年2月8日に、官報に記載され施行される通達は、チーズの塩分と脂分の割合から、包装にまで 全文をよむ

2015-09-24 ぺルゲ遺跡出土「ヘラクレスの12の偉業」石棺、スイスから返還へ (Radikal紙)

5年前ペルゲ遺跡から持ち去られたヘラクレスの石棺がトルコへ輸送される。      ジュネーヴ州検察当局は、ローマ時代に描かれた「ヘラクレスの12の偉業」の石棺が、トルコに返還されることが決定したと明らかにした。      検察当局は、5年前ペルゲ遺跡から持ち去られた歴史的作品がトルコに返還されることが決定したと明らかにした。   ギリシャ神話の中に出てくるヘラクレスはローマ神話でエルキュールとして知られるが、その神話の英雄の12の偉業が描かれた石棺が盗まれたという通報についてジュネーヴ税関が調査 全文をよむ

2015-09-18 スメラ修道院修復、1年間閉鎖に (Radikal紙)

トラブゾンの文化観光局長のイスマイール・カンスズ氏は、マチュカ郡にある歴史的なスメラ修道院で修復を行うため、修道院が9月22日から1年間閉鎖されることが明らかにした。      カンスズ氏は、AA特派員に行った説明において、文化自然遺産の観点からスメラ修道院が世界的財産であること、修道院の岩壁改修計画が行われること、それにより観光客たちへの危険が防げることを主張した。      計画において岩壁の表面で確認と調査が行われることを説明したカンスズ氏は、次のように話した。「この件に関して行われる修復 全文をよむ

2015-09-13 アンタルヤ・メヴレヴィーハーネの不幸 (Zaman紙)

700年の無類の価値を持つセルチューク時代のタイルを壊したことで罪に問われた工事受注業者が、数多くの歴史的作品の修繕を行っていたことが判明した。      10年前に、コンヤのサーヒプ・アタ・モスク建築群にあるセルジューク時代のタイルを壊したことで罪に問われた工事受注業者のアシュル・タシュタンは、裁判にかけられ、有罪判決を下された。それにもかかわらず工事受注業者は、近親者の名義で設立した別会社で、何年にもわたり国の異なる機関から歴史的作品の修繕作業を入札していたことが明らかにされた。ギョルチュク 全文をよむ

2015-09-11 トルコの博物館、ベスト10 (Hurriyet紙)

アナトリアは、地理的にまるで一つの生きた博物館である…。ヒッタイトからギリシャ人まで、ビザンツからオスマンまで…300を超える博物館がある。あなたがたのために最も良い10の博物館を選びました。我々の審査員の多くが一番に選んだのがガーズィアンテプにある‘ゼウグマ・モザイク博物館’であった。      1. ゼウグマ・モザイク博物館   国内外の観光客たちが強い関心を見せる博物館で、有名なモザイク画「ロマの少女」、マールスの彫像、ローマ時代の噴水、そして2千年前のモザイク画がある。モザイク画が飾られ 全文をよむ

2015-09-10 テロ事件、カルチャー・ツアーに影響 (Hurriyet紙)

6月の選挙後、スルチでの爆発テロに始まり増加を続けているテロ活動が観光業にも影響を与えている。ドイツ市場を始めとする多くの観光市場でトルコでのカルチュラルツアーの予約のキャンセルが始まっている。      選挙後、スルチでの爆発テロに始まり増加を続けているテロ活動が観光業にも悪影響を与えている。ドイツ市場を始めとする多くの観光市場でトルコでのカルチュラルツアーの予約のキャンセルが始まっている。テロ活動はクルーズ船観光のキャンセルの要因にもなるためトルコは(クルーズの)ルートから外された。地中海観 全文をよむ

2015-08-29 アナトリア料理集成―2655種を一同に (Hurriyet紙)

7年前、アナトリア料理集成を作成するために動き出した。2655種類を記録したファルク・バイラク氏は、モンテーニュの言葉を思い起こさせる。食べているうちに食欲は起こるものだ…。出版社の責任者、元国会議員のバイラク氏がこの本によって人々の食欲が増すのを望んでいる。      ◼料理集成を作成しようと言うのはとてもワクワクするような考えです。だからこの考えを誰かに委ねて出版者になるのではなく、仕事現場に入って執筆者になったのですか?      —表紙には私の名前が書いてありますが、この本の著者は実際に 全文をよむ

2015-08-25 「続・華麗なる世紀―キョセム妃編」主な登場人物 (Hurriyet紙)

キョセム妃としてお茶の間に登場する準備をしている女優ベレン・サアトと俳優エキン・コチが何世紀も前にタイムスリップするとどうなる?      4シーズンもの間、テレビに旋風をまきおこした「華麗なる世紀」は昨年、視聴者と別れを告げた。      ヒュッレム妃を演じたメルイェム・ウゼルリ、「華麗なる世紀」の君主と命名された立法者(カーヌーニー)に演じたハリット・エルゲンチ、ムスタファ、セリム、バヤズィト、ジハンギル皇子たち、メヒデヴラン妃、ミフリマーフ皇女、リュステム・アー、(パルガル・)イブラヒム・ 全文をよむ

2015-08-24 歴史的イスタンブルに新都市プラン (Radikal紙)

イスタンブルの歴史的半島と湾岸道路を様変わりさせる開発計画の中止決定に対して行われた異議申し立てが、受け入れられた。開発計画では、イェディクレ・ボスタンラルとクムカプまでの非常に広範囲にわたる場所のさらなる開発を許可していた。一方、湾岸道路の交通が、スィルケジからイェニカプまで地下に移されることも計画されていた。      イスタンブル管区行政裁判所は、イスタンブル第二行政裁判所による「歴史的半島における、都市の歴史的・考古学的・第1等考古学的保護地区の1000分の1スケール保護目的開発計画」に 全文をよむ

2015-08-19 メッカ巡礼へ、さあ出発 (Zaman紙)

今年聖地巡礼の為に聖地へ向かう人々の最初の一団が、8月21日にイスタンブル・アンカラから出発する。      ハッジ・ウムレ総局に応募した124万4629人の内たった5万9200人が聖地を巡礼できる。宗務庁(DIB)ハッジ・ウムレ総局の情報によると、聖地巡礼を勝ち取った国民のうち3万775人が男性、2万8425人が女性である。ハッジ・ウムレ総局の記録によると巡礼者の平均年齢は60歳だが、より高齢の巡礼者がいることも目を引く。この巡礼者たちの内1919年生まれのアイシェ・シムシェキさんは今年最高齢 全文をよむ

2015-08-06  アンカラの傷跡を見よ…―Murat Germen写真展 (Radikal紙)

 ムラト・ゲルメン氏がアンカラのエリムタン考古学・美術博物館で開催している「アンカラ:先駆的モダニズムから模倣的ミメシスと偽りの未来派へ」というタイトルの写真展は、過去と現在を比較して都市計画が首都に残した「跡」と「傷」を目の前に並べている。       実業家で芸術愛好家であるユクセル・エリムタンが建て、今年三月にオープンしたアンカラ初の私営考古学・美術博物館であるエリムタン考古学・美術博物館は、2000展のコレクションを閲覧者たちに公開するかたわら、時事の芸術の重要なものを展示し続けている。 全文をよむ

2015-08-05 「失われた鳥たち」アルメニア1915事件を扱うトルコ映画、この秋公開へ (Radikal紙)

文化省の経済的支援をうけ、アルメニア人の追放について扱う、トルコで撮影された初の長編映画「失われた鳥たち」が今秋に公開される。監督は、アレン・ペルデジとエラ・アルヤマチ監督。1915年の事件を、家族を一夜にして失った2人の兄妹の悲劇を軸にして描いた映画の予告映像は、その公開が始まって以来、注目を集めており、すでに113ヶ国で閲覧されたという。         1915年の事件から100年目の秋の上映に向けた準備を進めているアレン・ペルデジとエラ・アルヤマチが監督する「失われた鳥たち」は、 文化省 全文をよむ

2015-08-05 リゼ県の絶景モスク、完成!―エルドアン祝典参加へ (Radikal紙)

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の故郷であるリゼのギュネイス郡で1130メートルの標高に位置し、その立地と景色から訪問者を魅了するクブレ・ダーモスクの建設が完了した。      オスマン朝時代の重要な建築物の一つであるウスキュダルのシェムシ・アフメト・パシャモスクに似た様式で建設されたモスクの完成式は、エルドアン首相の訪問時に行われることが期待されている。イフサン・セリム・バイダシュギュネイス郡知事は「真の傑作が生まれた。将来、非常に重要な中心地となると予想しています」と語った。      全文をよむ

2015-08-01 トルコの観光業、その惨状 (Radikal紙)

法外な値段、仕事が出来ない従業員や他にもいろいろ… 夏休みは良いが夏休みを台無しにすることが多すぎる…      今週私は夏休みだった。当然、夏休みは良いものだ。時事問題から遠ざかり、距離をおいて軽く話題にすることはあるが、煩わされることはない。しかし夏休みを台無しにするような、観光業に深刻な害を与えるだろう多くの要因がある。さあ詳しく見て行こう。      ■何という値段だ!      ボドルムの物価が毎年特別な物議を醸すことは周知だ。これはボドルムだけに限ったことではない。例えばアラチャトゥ 全文をよむ

2015-07-26 オルハン・パムク『無垢の博物館』を舞台にした映画、ヴェネツィア映画祭で上演へ (Radikal紙)

伝説のロックグループ、レディオヘッドをテーマにした映画で知られるイギリス人映画監督のグラント・ジーが、2012年にオルハン・パムクが開設した「無垢の博物館」から構想を得て撮影した『記憶の無垢(The Innocence of Memories)』。この作品が、世界で最も権威ある映画祭の一つである第72回ヴェネツィア映画祭の「ヴェネツィアの日々」部門で、特別招聘作品として上映される。      イギリス人のドキュメンタリー監督であるグラント・ジーが手がけた『記憶の無垢(The Innocence 全文をよむ

2015-07-24 アヴァノス脱毛剤に、アヴァノス市民怒る (Cumhuriyet紙)

アヴァノス市は、脱毛クリームを市の名前で販売する企業に関して、市民の苦情を受けて刑事訴訟を起こした。      イスメト・インジェ・アヴァノス市長は会見で、陶器製の深皿で有名なこの都市はクズルルマク街区周辺に建築された古い家々からなる景観により、毎年何百人もの国内外からの観光客を歓迎してきたと述べた。      アヴァノス市民は観光を重視しているこの都市の名前が、「脱毛クリームの商品名」として市場に出回っていることに不快感を覚えていると述べたインジェ市長は、「都市名を使って販売している脱毛クリー 全文をよむ

2015-07-22 もぐりカメラマン、歴史遺産を商売道具に (Zaman紙)

キャーミル・コヌシュカン・ブルサ写真家協会(BFO)会長は、最大の問題がもぐりカメラマンであると述べた。コヌシュカン氏はもぐりカメラマンを法的な手段によって追いかけるために密な調査を始めたと説明する。未登録のもぐりカメラマンを阻止することが狙いだ。      昨今ではどこいっても花嫁、花婿、そして彼らの跡を追いかけて離れない写真家を見かけるようになった。昔は小さいがプロのスタジオで撮影を行ったものだが、最近では誰でも簡単に出産、結婚などの特別な行事の日に撮影を行っている。しかし、このような状況は 全文をよむ

2015-07-18 世界大学ランキング1000校にトルコから10校 (Radikal紙)

世界大学ランキングセンターは、世界の最も良い大学1000校を順位づけした。1000校の中には、トルコから10校がランクインした。      ハーバード大学が、1000校のトップに立った。   ランキングは、8つの基礎的な指標に基づいて作成された。   この指標の中で最も重要なのは、教育の質、卒業生の就職率・活躍であるとされる。   1000校のトップ20校のうち、15校がアメリカの大学であった。   ハーバード大学の次位には、スタンフォード大学が入り2位だった。      ■トルコから10校がラ 全文をよむ

2015-07-17 オスマン朝時代のバイラムを再現すると… (Radikal紙)

■オスマン朝時代のバイラム、単純かつ面白い経済原則      マフムト2世の時代にアナトリア半島に3年間滞在したヘルムート・フォン・モルトケ元帥が1838年にマラティヤから出した手紙曰く「8 日後にあるバイラム(11月18~20日)は、我々にとって、まあおおよそイースターのようなものだ。喜びや陽気、お祝いと贈り物の祭りであり、この期間中に皆が贈りあう。基本的にトルコ人たちの原則は(受け取り、与えるという相互交換)すなわち(あなたも、私も良きように)である。これは本当にシンプルながら面白い、経済原 全文をよむ

2015-07-17 自家製バクラヴァの作り方―バイラムにどうぞ! (Radikal紙)

バイラムの伝統的なお菓子といったら、それはまちがいなくバクラヴァである。   ラマザンバイラムで絶対に作られるバクラヴァのレシピをハジュ・サイド(有名なお菓子屋)のパテシエらが我々の為に準備した。やる気と時間があるなら、バイラムのためにご家庭でも作ることのできるくるみ入りバクラヴァのレシピである。      材料   ・バクラヴァ用小麦粉1kg   ・卵3つ   ・塩15g   ・水300g   ・砕いたくるみ350g      シロップ材料   ・砂糖1kg   ・水400g   ・レモン汁1 全文をよむ

2015-07-11 マルディン歴史的シリア教会競売に、教会反発 (Radikal紙)

マルディンで倉庫として使用されていたモル・ユハンナ(ヨハネス・クリュソストモス)・シリア正教会が競売に出されたことを弊紙(ラディカル紙)が報じた。教会が競売に出されることについて街で生活するシリア正教徒たちは反発を見せた。      モル・ユハンナ・シリア正教会はマルディンで長年倉庫として使用され、築1700年であることがわかっている。文化観光省も文化財として登録されているこの教会が競売に出されることに、街で生活するシリア正教徒が反発を見せた。教会の権利証書を所有しているイブラヒム・アイジュン氏 全文をよむ

2015-07-09 ブルサの聖ヨハネ教会、販売中(!) (Radikal紙)

ブルサのムダンヤ郡にある聖ヨハネ教会が、あるインターネットサイトで100万ドルで販売されている。      1923年にギリシャとトルコの間で行われた住民交換の結果、個人財産とされ、ムダンヤ自治体による分類では「庭付き住宅」とされてきた聖ヨハネ教会は、行政の制限によって手を加えるのが不可能な状況となり、所有者が100万ドルで売りに出した。       トルコとギリシャ王国は1923年、ローザンヌ条約と同時に結んだ合意書により、それぞれの国民を信仰する宗教に基づいて住民交換した。この移民の結果、ト 全文をよむ

2015-07-04 ディヤルバクル城壁とその周辺、ユネスコ世界遺産入り (Zaman紙)

ドイツのボンで6月28日に始まったUNESCO第39回世界遺産委員会で、世界の様々な国から「世界文化遺産リスト」に入るために申請された38件の書類について議論され、ディヤルバクルの歴史的なディヤルバクル城壁とヘヴセル庭園がリストに登録された。      歴史的城壁はディヤルバクルのシンボルであり、全長5700m、高さ12mで、その上にある碑文とレリーフの図像によって屋外博物館かと思わせる。またヘヴセル庭園は何千年もの間固有の機能を守っていて、面積700ヘクタールにも及ぶ。これらが「世界遺産」とし 全文をよむ

2015-07-01 バイェズィド2世複合モスク、ユネスコ文化遺産入りを目指す (Zaman紙)

 エディルネからあるものがもう一つユネスコ世界文化遺産リストへの旅を始めている。クルプナル・オイルレスリングが2010年に、セリミイェ・モスクが2011年にユネスコのリストに入ったあと、エルゲネ川の上にかかっている歴史的な橋が2015年4月に暫定候補リストに登録された。今回エディルネにある、他の歴史的物件であるバイェズィド2世複合モスクのための活動が始められた。    92年間オスマン帝国の首都であった街で互いに価値ある歴史的物件のなかに含まれている。エディルネはその豊かな歴史的物件によって屋外 全文をよむ

2015-06-28 日本人はどうしてトルコが好きなのか (Hurriyet紙)

バルシュ・マンチョのコンサートがもっとも盛り上がったのは日本でだった。イルハン・マンスズはトルコにいたときよりも人気を博した。今もまたメフテルへの熱狂が日本を包み込んだ。では、この好意はどこから来ているのだろうか?      かつてある日本人哲学者は、世界地図を手にして日本が一番下にくるようにひっくり返し、世界のあらゆる文化の特質が日本に到達し蓄積していると述べた。125年前、串本沖で沈没したフリゲート艦エルトゥールル号を追悼する式典のために、私は日本を訪れた。ここで1890年、527人のトルコ 全文をよむ

2015-06-28 スルタン・セリム1世の遺言は実現するか? (Milliyet紙)

オスマン帝国皇帝、「冷酷者」セリム1世が「私が死んだときには墓の上に掛けてくれ!」と遺言し、2006年に至るまで霊廟の棺の上に覆いとしてかけてあった有名な「泥つきの上衣」は、9年間再びそこに置かれることを待っている。      セリム1世は最も非情なオスマン帝国皇帝の一人だ。規律のなさやいい加減さは決して許さなかった。「冷酷者」の異名もこの特徴のためについたと言い伝えられている。王子時代からイェニチェリ(軍人)たちに慕われていたとされる理由の1つとして、やはりこの非情な性格があげられる。セリム1 全文をよむ

2015-06-20 ギュル元大統領夫人も本出版―ただし、カイセリ料理の本 (Hurriyet紙)

第11代大統領アブドゥッラー・ギュルの顧問アフメト・セヴェル氏が著した回想録が話題となったのに続いて、ギュル大統領の夫人も1冊の本を出版した。ハイリュンニサ・ギュル夫人は、カイセリ料理のレシピが掲載された本を著した…。      アブドゥッラー・ギュル第11代大統領の妻、ハイリュンニサ・ギュル夫人は、故郷カイセリの台所のレシピが掲載されたレシピ本を出版した。伝統的なカイセリ料理の特徴的なレシピに現代的な提案が加えられたギュル夫人の「トカナ(台所の中央アナトリア方言)から食卓へ カイセリ料理」と題 全文をよむ

2015-06-18 断食時、のどの渇きへの対策 (Milliyet紙)

今年もラマザン月が夏にあたり、断食はより苦しいものとなった。空腹よりも特に、激しいのどの渇きが大きな問題となるラマダン月に、エスキシェヒルの香辛料屋達はのどの渇きに対してアドバイスをしている。タシュバシュ通りの香辛料屋のコライ・オズクルチさんによると、ラマザン月には店が活気づくもので、この月には普通オスマンル・シャーベット(ラマザンの時期によく飲まれる果物や花と砂糖で作られる飲み物)を作るためにタマリンドが売れると言う。    オズクルチさんは「ラマザンののどの渇きを和らげるのによいハーブが何種 全文をよむ

2015-06-11 問題ツイートでアフメト・アクギュンドゥズ学長、オランダ追放? (Zaman紙)

オランダは、トルコ国会選挙前、人民民主主義党(以下、HDP)に投票する有権者に対して行った発言を理由に、ロッテルダム・イスラーム大学のアフメト・アクギュンドゥズ学長の解任を求めている。アクギュンドゥズ学長は、HDPに投票する有権者について「同性愛者、アルメニア人、反宗教主義者」を支援するものだと批判していた。オランダのイェット・ビュッセマーケル教育・文化・科学相は、アクギュンドゥズ学長の国外追放を強く主張した。      BBCのトルコ語サイトによると、アクギュンドゥズ学長は、自身のFacebo 全文をよむ

2015-06-08 メフメト2世の肖像画、サザビーで競売へ (Radikal紙)

オスマン帝国の偉大なスルタン、征服王メフメト2世を描いた3枚の油絵のうちの1枚が、7月8日にロンドンのサザビーズオークションにかけられる。有名なヴェネツィア出身の画家ベッリーニのアトリエにあった2枚組の肖像画は30万から50万ポンドの間で価格が予想されている。      世界的な競売大手のサザビーズが、これまでオークションに出品されなかった征服王メフメト2世の貴重な肖像画を顧客に提供する。オスマン帝国の偉大なスルタン、メフメト2世を描いた2枚組の肖像画が、サザビーが7月8日にロンドンで開催する「 全文をよむ

2015-05-26 トルコ最大の博物館がシャンルウルファに (Zaman紙)

シャンルウルファのバルクルギョル近くにある、200ドニュムの広さの土地に建設されていたハレプリバフチェ博物館複合施設が、一昨日オープンした。      シャンルウルファ考古学博物館、考古学(遺跡)公園、エデッサモザイク博物館からなる複合施設は屋内敷地面積34,000㎡で、トルコ最大の博物館という特徴を有している。新石器時代に属する500の品々が展示されている博物館のすべてを歩き回ると4.5キロにも及ぶ。博物館では旧石器時代からイスラム期までおよそ1万点もの品々(所蔵品)のほかに、ギョベクリテペで 全文をよむ

2015-05-26 ボドルム博物館館長、解任 (Hurriyet紙)

ボドルム水中考古学博物館館長エメル・オズカン氏が解任され、ムーラ博物館へ任命された。      世界有数の博物館であるボドルム水中考古学博物館へ、ブルサ・イスラム博物館から異動し2013年5月31日に着任した51歳の美術史家であるエメル・オズカン氏は昨年、アブドゥラー・ギュル大統領がボドルム郡訪問の際に博物館を訪問することを知り、年代物の大砲と城壁をプラスチック性塗料で塗り、歴史家たちの反発を引き起こした。オズカン氏は、ギュル大統領の開催した第4回トルコ人評議会サミットでボドルム城の改修と点検を 全文をよむ

2015-05-24 レジェプ・タイイプ・エルドアン大学、開設したものの教員不足 (Cumhuriyet紙)

公正発展党の選挙CMで使われているレジェプ・タイイプ・エルドアン大学歯学部では、唯一の教授が学部長を務めている。いくつかの学科には、教員すらいない。      政府の『彼らは口だけだ、公正発展党は実行する』というプロパガンダで、レジェプ・タイイプ・エルドアン大学歯学部を称賛する選挙CMでは、学部の質やリゼ出身者がリゼで学ぶことができることが説明されている。しかし、学部の多くの学科で、学科長を講師が務めており、いくつかの学科には教員すらいない。学部の唯一の教授が学部長であることも注意を引いている。 全文をよむ

2015-05-22 ダーマード・イブラヒム・パシャの「子孫」、権利要求訴訟 (Hurriyet紙)

オスマン帝国の大宰相、ネヴシェヒルリ・ダーマード・イブラヒム・パシャの九、十代目の子孫であると主張する六人が、ワクフ総局から取り分を得るため訴訟を起こした。      ワクフの継承者であるとの承認を求める六人は、訴訟の関係書類にダーマード・イブラヒム・パシャの家系図が写っている写真を証拠として添付した。裁判所が大宰相の一族であると認めれば、六人の原告はワクフ収入から一定の割合を得る権利を持つことになる。      ■9代目と10代目の子孫      イスタンブル初等民事裁判所に訴訟を起こしたアフ 全文をよむ

2015-05-19 博物館、もうかっています―2014年3千万人来訪 (Milliyet紙)

トルコ旅行業協会のバシャラン・ウルソイ会長は、2014年に博物館と遺跡を3千万人が来訪したこと、これによって得られた収益は39パーセント増の4億3500万リラ(約204億円)であることを明らかにした。      トルコ旅行業協会(TÜRSAB)のバシャラン・ウルソイ会長は、2014年に博物館と遺跡から得られた収益は前年に比べ39パーセント増え、4億3500万リラに達したと述べた。   ウルソイ氏は、UNESCOによって5月18日が博物館の日として宣言され、特別な日ということからトルコの博物館は無 全文をよむ

2015-05-12 トルコ・カタール国際大学、創設へ (Hurriyet紙)

ナビ・アヴジュ大臣は、国民教育省にあるテヴフィク・イレリ・ホールで、マスコミ各局のアンカラ支局代表者らと面会した。      アヴジュ教育相は、難民キャンプに暮らすシリア人避難民の子女になされている教育についての質問に答え、自治体や市民団体が用意した学校では、トルコが入念に調べたシリアの教育カリキュラムに加えて週に5時間トルコ語の授業が行われていることを明らかにした。      さらに多くの学校や、特に高等教育を受ける人のために大学に「特別枠」を設ける必要があるとし、次のように語った。   「ま 全文をよむ

2015-05-11 アタテュルクの「遺言」発見? (Cumhuriyet紙)

古文書館にないと言われていた偉大な指導者ムスタファ・ケマル・アタテュルクの遺書が発見された。      遺言はアタテュルク森林農園にてアタテュルクの遺言と条件付き寄付を侵害して行われた建設工事に関する訴訟が行われる法廷に送られた。      トルコ技術者・建築家協会アンカラ支部、農業技術者協会、造園士協会、環境エンジニア協会アンカラ支部、都市計画協会アンカラ支部、アンカラ弁護士会がアタテュルク森林農園においてアタテュルクの遺言と条件付きの寄付を侵害して行われた工事に対して訴訟を起こした。裁判の経 全文をよむ

2015-05-08 ボストン・ゲイ・メンズ・コーラスのイスタンブルコンサート、中止に (Yeni Safak紙)

アメリカのゲイ音楽グループ、ボストン・ゲイ・メンズ・コーラスが6月27日にイスタンブルで開催を予定していたコンサートが、ゾルル・パフォーマンス芸術センターによって中止された。初めてムスリムの国でラマザン月にコンサートを行うことが反感をよんだ。コンサートホールが、自身に知らされることなくゲイの男性たちのコ ンサート会場となると知ったゾルル・ホールディングのアフメト・ナーフィズ・ゾルル取締役が中止を決めたという。      6月17日にゾルル・センターで開催が予定されていたコンサートに関し、何も知ら 全文をよむ

2015-05-08 名喜劇俳優ゼキ・アラスヤ、死去 (Radikal紙)

信じがたい、認めがたい死というものがある。ゼキ・アラスヤの死も、トルコ全土にこうした心情を与えた。ゼキ・アラスヤとメティン・アクプナルの二人と共に笑いながら成長した世代は、今日ゼキ・アラスヤが生涯を終えたことによって、2015年5月8日の朝をとても悲しい思いで迎えた。では、一体何が私たちにゼキ・アラスヤをこれほどまで愛させたのか?それでは、イェシルチャム(注:トルコ映画界の通称)の伝説となったゼキ・アラスヤの生涯を紹介しよう…       イェシルチャムの幾人かがもう私たちの間にいないことは本当 全文をよむ

2015-05-06 今日は春を告げるフドゥレレズの日、その行事は? (Milliyet紙)

 アナトリアで冬の終了と夏の訪れを告げるフドゥレレズは、特に結婚、健康、また金銭的豊かさをもたらすと信じられている。       アナトリアの農村部で祝われるフドゥレレズ信仰について以下に紹介していこう。       結婚を望む青年は塩味のパンを5月5日の夜に食べる床につくと、その日の夢に将来結婚する娘が現れるとされている。       病人とお年寄りは5月5日の夜に草むらの上に寝転がると、状況が改善されるとされている。       結婚を望む若い娘は、フドゥレレズの日に自分の名前を告げずにメッ 全文をよむ

2015-05-04 ハタイ考古学博物館で修復スキャンダル (Cumhuriyet紙)

ハタイ考古学博物館の修復スキャンダルは、世界で二番目に大きいモザイク画の展示場所である新ハタイ考古学博物館所蔵のモザイク画が新博物館へ移送される間に生じていたことが明らかになった。観光省は続けていた修復作業を中断、委員会を結成し調査を開始した。      Arkeofiliドットコムの報道によれば、地方地元のモザイク画職人のメフメト・ダシュカパル氏が4月16日アンタクヤ紙にコメントをした後、新博物館に移されたモザイク画の状態が旧博物館にあった時と大きく異なっていることが明らかになった。多くの作品 全文をよむ

2015-05-04 国際オリーブオイルコンテストでアンタリヤ産、一位獲得 (Radikal紙)

「アンタリヤ・タヴシャンユレイ・エキストラバージンオリーブオイル」が、オリーブオイルをテーマとする世界で最も重要なイベントのうち、2015年ニューヨーク国際オリーブオイルコンテストで金賞を獲得した。      ナル・グルメは、アナトリア特有の貴重なオリーブから作られた独自のオリーブオイルの諸種類が国際的な文献に掲載されることを確保して国際規模で宣伝することを目標とし、「アナトリア・オリーブオイルプロジェクト」の一環で製造したオイルで非常に多くのコンテストに参加している。      「アンタリア・ 全文をよむ

2015-05-02 トルコ最初の宇宙センター、まもなく開所へ (Milliyet紙)

今月、トルコ航空宇宙産業(TUSAŞ)内に、トルコ初の包括的な宇宙システム統合・実験センターが開設される。トルコの最初の国産人工衛星、チュルクサット6Aも製造する予定のセンターは、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領によって除幕される予定だ。      トルコ航空宇宙産業(TUSAŞ)内に、ギョクチュルク‐1人工衛星計画の一部として設置されるトルコ初の宇宙システム統合・実験センター(UMET)が、今月オープンする。      エルドアン大統領によって除幕される予定のセンターでは、人工衛星ギョクチ 全文をよむ

2015-05-02 基礎科学をいかに守るか―物理・化学・生物の諸学科定員われ (Hurriyet紙)

昨年25大学の物理・化学・生物学科で定員われが起こった。      学生がたった2人の数学のクラスもある。原因はこれらの学科の卒業生が就職活動で困難に直面したことだ。YÖK(高等教育機構)のサラチ会長は、卒業生に新たな肩書きを与える、奨学金の奨励といった取り組みを通して学科の人気を上げる努力をしてきたと語った。   高等教育機構(YÖK)が、基礎科学の学科(物理・化学・生物)への志望者の減少と空き定員の増加を受けて行った、いくつかの学科に定員を割り当てないという発表は、議論を引き起こした。YÖK 全文をよむ

2015-04-25 ヴァン湖に浮かぶアクダマル教会、世界遺産に (Zaman紙)

ヴァン県にあるアクダマル教会が、UNESCO世界遺産暫定リスト入りした。      アルメニア人の視点から重要な建築物であるアクダマル教会のほか、ユルドゥズ宮殿、アスペンドス古代都市、フリギア山岳地帯、ウズンキョプリュ、イスマイル・ファキルッラー廟が暫定リストに取り上げられた。文化観光省のオメル・チェリキ大臣は、これらがリストに取り上げられたことは、アルメニア人ディアスポラが昨今行っている運動に対するメッセージとなる必要があると述べた。      オメル・チェリキ大臣はこの話題に関する発表をTw 全文をよむ

2015-04-24 ウズンキョプリュ、ユネスコ世界文化遺産暫定リストに (Radikal紙)

ウズンキョプル郡当局のイシュビレン郡長「この段階で件の暫定リストから決定リストに登録される過程になる。さらにとても重大な活動が行われ、橋の修復を優先して終了させる必要が出てくる。」       ウズンキョプル郡のエニシュ・イシュビレン郡長は「世界最長の石橋」としてしられ、ユネスコ世界文化遺産暫定リストに登録されたウズンキョプルの修復を優先して終了させる必要がある事を話した。    イシュビレン郡長はCHPのエディルネ県支部で新聞記者たちの質問に対し行った会見で、エディルネ県庁で結成されたチームに 全文をよむ

2015-04-19 大人のための塗り絵、好評 (Zaman紙)

オンライン巨大書店アマゾンの最も多く売れた最初の2冊の本は大人の塗り絵であったと言うことに対し波紋が広がっている。この予想しなかった売り上げの不思議な点とは別にイギリスで最も売れた10冊の本のうち5冊もこの種の本であったことが関係者の頭をかなり混乱させ始めた。この諸々の本のうちの1つであるジョハンナ・バスフォード氏著の「ひみつの花園」という本が先日トルコでも出版された。      アルベルト・マングェル氏は理想の読者とは最も売れた本のリストを尊重しないとは言っているものの、そのように遠くで何が最 全文をよむ

2015-04-17 200年前の聖コーラン手稿本 (Milliyet紙)

アンカラ県マルテペ郡にあるデデオール製本所は、先日、ガーズィオスマンパシャ大学の為に200年前の手書きの聖コーラン10冊を、原型に近い状態を保ちつつ製本した。      製本所の主人であるビルセン・デデオールさんから、1枚1枚が非常に特別なこの聖コーラン手稿本を大学はどう見たか、どのように彼らの元に渡されたかを伺った。      ヨズガトのカドゥシェフリの名士からハジュ・アリム・ハサン・ギュゼル図書館から委譲され、ルシェン・ウスタから寄贈された10冊の聖コーラン手稿本は、トカト県庁とガーズィオス 全文をよむ

2015-04-17 映画「バクル(北)」への検閲、アンカラ映画祭でも (Cumhuriyet紙)

イスタンブル映画祭で上映予定であった『バクル(北)』に行われた検閲理由が、アンカラ国際映画祭でも適用された。コンテストは中止された。      イスタンブル映画祭(イスタンブル文化芸術ワクフ主催)で上映されるはずだった『バクル』に適用された検閲理由が、アンカラ国際映画祭でも適用された。アンカラ国際映画祭は、「アンカラ唯一の国際映画祭」という性格を持ち、今年は世界マスコミュニケーション研究財団(Dünya KİV)の主催で第26回が開催される。しかし、文化観光省が映画祭の中で行われる「ドキュメンタ 全文をよむ

2015-04-15 イスタンブル・ベイオールでビザンツ時代の墓地発見 (Cumhuriyet紙)

ベイオール地区のイスティクラル通りにあるイタリアの有名な国民的英雄、ジュセッペ・ガリバルディの名で知られる建物の修復中に、ビザンツ時代に関係する8基の墓が見つかった。専門家らによるとペラ地区で初めてこの種の墓地が発見されている。      ベイオール・イスティクラル通りにあるイタリアの有名な国家的英雄、ジュセッペ・ガリバルディの名で知られる建物の修復中に、ビザンツ時代に関係する8基の墓が見つかった。専門家らによるとペラ地区で初めてこの種の墓地が発見されている。イタリアの団結を構築し、イタリアが単 全文をよむ

2015-04-11 トプハーネでスィナン展はじまる―新たな博物館への一歩 (Zaman紙)

 2年間かけて準備された「スィナンと天才的建築家の傑作」展はミーマール・スィナン美術大学(MSGSÜ)の砲兵工廠文化芸術センターで10日に開催された。       監修20名が方向を示した展示会から近々一つの博物館が生まれる。もちろん場所が見つかれば…。イスタンブルを屋外博物館のように計画し、街に多くの作品を残している建築家スィナンのための博物館は未だ作られていない一方、ワクフ総局が5年間土地問題を解決出来なかったのは皮肉なほどに辛いことだ。       建築家スィナンについて今日まで開催された 全文をよむ

2015-04-11 雪だるま、世界記録―リゼ (Radikal紙)

リゼ県のイキズデレ郡にある標高2640mのオヴィト夏営地で「世界で最多の子供たちによる雪だるま作り」の記録チャレンジが行われた。スイスが所持していた260人の子供たちによる記録が、トルコの450人の子供たちにより塗り替えられた。      リゼ県とエクシオール財団が、リゼ県における教育の質向上(RENK)計画の一環として、オヴィト夏営地で、第四回国際オヴィト雪祭りを開催した。積雪が約3mに達した夏営地において行われた雪祭りへは、リゼ県知事であるエルスィン・ヤズジュ氏やリゼ市長であるレシャト・カシ 全文をよむ

2015-04-09 イズミル「風刺画館」で2つの展示会 (Cumhuriyet紙)

イズミル県のカラブルン郡にある風刺画館は、4月11、12日に催されるメネクシェ・チャム氏の風刺画および風刺肖像画展と、そして土曜日に子どもたちと行われるワークショップにより再開する。これらのイベントには我々ジュムフリイェット紙のイラストレーターであり、同時にこの風刺画館の創設者でもあるキャミル・マサラジュ氏も同席する予定だ。      カラブルンでのイベントの準備に、市民たちは関心を寄せている。長年の間油絵や水彩画を描き、そして2007年には完全に風刺画家に専念することになったイズミル出身の画家 全文をよむ

2015-04-08 グループヨルムのコンサート、不許可に (Cumhuriyet紙)

イスタンブルのバクルキョイの市場で最近4年間コンサートを開催していたグループ・ヨルムへ、今年はコンサート開催の許可が下りなかった。      イスタンブル県知事府は、「公共の治安と健全さが損なわれないために、第5442号県行政法の11/C条項に照らし合わせコンサートを開催することが適当とは認められなかった」と述べ、コンサートを禁止した。日曜日に開催することが発表されていたコンサートのためにステージを設営することも、警察による許可が下りな かった。      コンサートが開催されるという場所で、朝 全文をよむ

2015-04-04 歌手カヤハンを見送る―癌で死去 (Cumhuriyet紙)

3度闘った髄膜がんにより、昨日(4月3日)亡くなったカヤハンが最後の旅路を見送られた。      トルコ国旗に包まれ、花々で飾られた偉大な芸術家の棺は、ステージに用意されていた壇に置かれた。カヤハンのための1分間の黙とうで始まった告別式の司会は、スアト・スナが務めた。ニリュフェルやイスケンデル・パイダシュ、アリフ・サー、ハーカン・ペケル、セゼン・アクス、ミルケラムらを始め多くのアーティストや、近親者、彼のファンが会場を訪れた。      ■「言葉にできないほど悲しい」      カヤハンの妻であ 全文をよむ

2015-04-03 ナルマンル・ハーンを守れ!―イスタンブル旧ロシア大使館 (Radikal紙)

ベイオール都市保護の会によって行われた発表でハーンの入り口を閉鎖し、人々の入場を妨害することに対しての抗議デモの呼びかけが行われた。      イスタンブル、ベイオールの歴史あるナルマンル・ハーンに「私有財産」との看板が掛けられ、その入り口が鉄門で閉鎖されたことに反発した「ベイオール都市保護の会」は、4月4日の抗議デモ運動の呼びかけを行った。   呼びかけは「ベイオールの映画館、ハーン、パサージュがひとつひとつ閉鎖、取り壊し、改築され続けている!ベイオールの歴史的、文化的、社会的な記憶が無思慮か 全文をよむ

2015-03-31 エンヴェル・パシャの銃、競売へ (Milliyet紙)

オスマン朝の陸軍大臣であったエンヴェル・パシャの所持品が競売に出品される。競売の最高額はPurdey社の手製の1888年型銃である。      統一と進歩委員会の指導者であったエンヴェル・パシャの貴重な所持品が初めて4月5日(日)に競売にかけられる。グランド・ハイヤット・ホテルにて催される「エンヴェル・パシャ特別オークション」では、エンヴェル・パシャの孫であるオスマン・マヤテペキのコレクション122点の品物と写真が出品される。イスタンブル・オークションが主催する競売ではエンヴェル・パシャの軍服、 全文をよむ

2015-03-29 イスタンブルの歴史的な海岸別荘(ヤル)、カタールの富豪へ売却 (Radikal紙)

トルコ最高額の海岸別荘(ヤル)として知られるエルビルギンケル・ヤルが、1億ユーロ(約130億円)でカタールの実業家アブデュルハディ・マナ・アシャル・ハジュリ氏に売却された。      トルコ最高額、世界で第4位の高額海岸別荘(ヤル)として知られる、イェニキョイのエルビルギンケル・ヤルが、ぴったり1億ユーロ(約130億円)でカタールの実業家アブデュルハディ・マナ・アシャル・ハジュリ氏に売却された。      今回の売却額は、不動産分野では世界ランキング最高額の売り値として記録されることとなった。  全文をよむ

2015-03-24 トルコにこんな図書館が!イスタンブルの図書館写真展、開催 (Zaman紙)

写真家ウミト・オウズ・ギョクセル氏の「写真で見るイスタンブルの図書館」と題された写真展が3月30日にジェマル・レシト・レイ(CRR)コンサートホールで開催される。写真展ではオスマン帝国期の図書館から現代の大学図書館に至るまで12箇所の写真が展示され、1週間に渡って開催される予定だ。      「トルコにこんな図書館があるのか?」 その通り!…トルコにはかような図書館があるが、多くの人はそれを知らない。傍を通り過ぎたり、あまつさえ中に入ったりしているのだが、気づかないでいる。写真家ウミト・オウズ・ 全文をよむ

2015-03-18 チャナッカレ戦役を描いた映画、11本 (Radikal紙)

世界史の中でも最も血が流された戦闘の一つであり、国民的勝利であるチャナッカレ戦役の100年目の今日、戦死者たちを大いに追悼している。ひと世代がまるでなくなってしまったかのようなこの戦闘に触れるドキュメンタリーとともに、映画も作られた。数はそこまで多くはないこれらの作品を皆さんのためにまとめた。これがあなた達に贈るチャナッカレ戦役について作られた色々な種類の11本の映画だ!      両陣営で犠牲となった人数は50万人はいる、戦闘のことを考えてご覧なさい。      今からちょうど100年前、当時 全文をよむ

2015-03-17 オルハン・パムク「失望している」 (Hurriyet紙)

ノーベル賞作家のオルハン・パムク氏はドイツの週刊誌「ディ・ツァイト」のインタビューにおいて、トルコのEU加盟問題はもはや過去のものであり、自身も失望していると話した。パムク氏は、トルコの問題が「豊かになること、また同時に民主主義を求めた発展」であると主張した。       パムク氏は、トルコのEU加盟のプロセスがもはや過去のものであり、ヨーロッパとトルコ双方が自身の問題に忙殺されていると述べ、 「大変失望しました。2002年と2009年の間に楽観的でした。トルコはEU加盟に成功した場合、『不思議 全文をよむ

2015-03-13 ギュンセリ・カトー「伝統を後進的田舎文化と蔑む人々がいる」 (Zaman紙)

画家でミニアチュールと舞台の芸術家のギュンセリ・カトー氏は一時期休止していた芸術活動をミニアチュールで再開した。「芸術は売るために行われるものではない」と語るカトー氏と彼女の過去と現代芸術について話した。      彼女の幼少期はアナドルヒサルで始まり、キュタヒヤへ続く…。若い頃にスュヘイル・ウンヴェル氏との出会い、その後の画家としての活動と日本での様々な出来事…。極東 芸術の専門家、画家、ミニアチュールと舞台の芸術家のギュンセリ・カトー氏は、ミニアチュールに新たな解釈を加え、大きくし、豊かにし 全文をよむ

2015-03-08 アンカラ城址に新考古学博物館 (Zaman紙)

 アンカラで初の私営考古学・美術博物館であるエリムタン考古学・美術博物館が歴史的アンカラ城址地域で3月14日にオープンする。実業家ユクセル・エリムタン氏が55年かけて作りあげたコレクションからなるこの博物館では2000の作品が展示される。以前は小麦用倉庫として使われていた当博物館には1200万トルコリラが費やされたが、中の展示品はその何倍もするという。       トルコには280の私営博物館があるが、このうち考古学博物館はたった7つだ。3月14日以降この数は8になる。アンカラ初の私営考古学・美 全文をよむ

2015-03-04 オルハン・パムク、故ヤシャル・ケマルを語る「彼は私の師匠」 (Radikal紙)

オルハン・パムク氏はヤシャル・ケマル氏の葬儀で本紙に対し、ヤシャル・ケマルについて、「彼の教えに耳を傾けた。彼は師匠で、私は弟子。私は彼の大ファンだった」と述べた。      トルコは文学界の巨匠ヤシャル・ケマル氏へ別れを告げる。ヤシャル・ケマルの葬式に参列したオルハン・パムク氏は、彼と初めて会った時のことを以下のように説明した。「私は故ヤシャル・ケマル氏の著作を高校生の時に読んだ。『インジェ・メメド』の2巻は、発売日に書店で購入した。1969年ごろだったろうか。若いころはその本を読んでいること 全文をよむ

2015-02-28 ヤシャル・ケマルの「遺言」 (Milliyet紙)

2014年11月、ヤシャル・ケマルはビルギ大学で行われた彼への「名誉教授」号授与式典を、健康上の理由から欠席した。その際、ヤシャル・ケマルが寄せたメッセージが愛読者らに向けた「遺言」となった。      ■ヤシャル・ケマルの『遺言』      「一つ、私の本の読者は『人殺し』になりませんように、戦争に反対しますように。二つ、人間が人間を搾取することに反対しますように、誰も他人を見下すことがありませんように、誰も他人を同化させることがありませんように。人々を同化させようと躍起になる国家や政府に、そ 全文をよむ

2015-02-28 巨匠ヤシャル・ケマル、死去―歴史的なその日に… (Radikal紙)

ここしばらくの間病院で治療を受けていたベテラン作家、ヤシャル・ケマルが亡くなった。クルド問題に一生を捧げた作家は、クルド問題解決プロセスにおける歴史的な日にこの世を去った。      トルコの大作家、ヤシャル・ケマルが、治療を受けていた病院で亡くなった。2015年1月14日、呼吸困難のためにイスタンブル大学チャパ医学部病院に搬送されたヤシャル・ケマルは、集中治療室で治療を受けていた。人工呼吸器をつけていたケマル氏は、多臓器不全を起こしていた。ケマル氏は、治療を受け始めてから1か月半後、92歳でこ 全文をよむ

2015-02-19 アンカラにトラブゾン旋風 (Yeni Safak紙)

アンカラで「都市週間」の開始に先立つ第9回全トラブゾン・フェスティバルが今日、アンカラ・アタテュルク文化センターで始まった。コンサート、民族舞踊、討論会、及びパネルディスカッションのような様々な催し物が提供されるこのフェスティバルによって、まさにトラブゾンの文化が首都に旋風を巻き起こす。       トラブゾン財団及びトラブゾン文化協会が2007年に第1回を開催した、第9回全トラブゾン・フェスティバルが今日始まった。毎年20万人以上の来訪者があるフェスティバルで、今年は12回のコンサート、14回 全文をよむ

2015-02-18 バクラヴァに新基準! (Hurriyet紙)

 トルコ企画院(TSE)は、ガーズィアンテプ産業協会(GSO)とガーズィアンテプのバクラヴァ製造業者が共同で作成した「トルコバクラヴァ基準提案」を承認した。       GSOから行われた発表によると、TSEの副院長であるメフメト・フェラハッティン・オンデル氏と技術委員会のメンバーも参加して行われた会議において提案が決定につながった。このようにしてTSEはトルコ全土で適用される「トルコバクラヴァ基準」を公表するに至った。会議の前に行われたレセプションに参加したGSO会長のアディル・コヌクオール氏 全文をよむ

2015-02-08 イスタンブル考古学博物館を世界の5本の指に! (Zaman紙)

 イスタンブル考古学博物館は、世界的に有名な博物館建築家であるボリス・ミクカ氏によって再設計された。何を行うのかを長年決めかねていた「造幣局」の建物も博物館に含まれることになった。現在一部を閉鎖している考古学博物館は、7000平方メートルの新たな敷地を加え、新たな設計で2016年にオープンされる。ミクカ氏は「我々は約7000平方メートルの敷地をデザインした。イスタンブル考古学博物館は世界でも五本の指に入る考古学博物館だった。新デザインにより、世界で最大の考古学博物館の一つになる」と語る。     全文をよむ

2015-02-08 世界遺産暫定リストのメルスィン・マームーレ城の大砲、盗まれる (Radikal紙)

2012年にUNESCO世界遺産暫定リストに登録されたマームーレ城の入り口にあった大砲が盗まれた。      メルスィン県アナムル郡にある、2012年にUNESCO世界遺産暫定リストに登録された1500年の歴史を持つマームーレ城の入り口にあった大砲が盗まれた。DHA(自然通信社)の報道によると、2月7日の朝、数百年間その場所にあったマームーレ城門の大砲がそこにないのを目撃した職員が、まず郡博物館へ、次いで軍警察に通報した。軍警察のチームは、窃盗事件として捜査活動を開始した。アナムル郡博物館のムラ 全文をよむ

2015-02-07 保守派女性の新モード、フェラージェ・コート (Milliyet紙)

Modanisa.comの創設者であるケリム・トゥレ氏は、ここ2年間、ヨルダンやアラブ首長国連邦のような国で頻繁に使われるフェラージェ(足首まである丈の長いコートで、黒色とシンプルなデザインを基調とする)に、トルコで大きな関心が寄せられていると述べた。同氏は、「保守派の服装において、パルデス(足首まである丈の長いコートで、様々な色やデザインがある)にフェラージェが取って代わった」と続けた。      保守派の服通販サイトであるModanisa.comの創始者であるケリメ・トゥレ氏は、イスラムファ 全文をよむ

2015-01-31 500年の歴史をもつマニサ・ベデスタン、修復おわる (Milliyet紙)

マニサ県のシェフザーデレル市当局により修復されて戻ってきた、500年前に建てられた「歴史的ベデステン・結婚式・多目的ホール」は、ビュレント・アルンチ副首相によって2月1日(日)にオープンする予定だ。      歴史的にふさわしい形で修復が行われたと言われる歴史的ベデステン(高価値の物品を売る、屋根がかかった常設市)では、結婚式や文化・芸術活動が行われると発表された。   シェフザーデレルのオメル・フルク・チェリキ市長(AKP)は、500年前に建てられた歴史的ルム・メフメト・パシャ・ベデステンはワ 全文をよむ

2015-01-26 トルコ語キーボードにAKP新提案 (Radikal紙)

公正発展党(AKP)研究・開発局の協力で11月に行われた、「文明の主体トルコ語:機会と脅威」研究会に続いて、党運営委員会は、キーボードのいくつかのキーをなくすことを含めた様々な対策のための活動を始めた。      キーボードから掲示物まで、また非常階段からホテルの受付まで、多くの地点に関して「トルコ語運動」が始められるとわかった。トルコ紙のイスマイル・ ソンスズ氏の記事によると、AKP研究・開発局の協力で、11月に「文明の主体トルコ:機会と脅威」という題目の研究会が行われた。研究会から出された意 全文をよむ

2015-01-24 ユネスコ、ギョベクリテペ保存へ協力 (Hurriyet紙)

ユネスコのパリ本部においてギョベクリテペ会議が行われた。50以上の国々の代表者が参加した会議では、諸宗教の歴史を1万2千年前まで遡らせる考古学遺跡に対する関心を高めるための取り組みが行われていくことが決まった。      イスタンブルに本拠地がある共通世代統合協会(TURKEY-ONE)は、ユネスコのパリ本部において、「ギョベクリテペ新石器時代居住地:宗教の誕生と文明の発展」をテーマとしたユネスコ会議を主催した。この会議でスピーチをしたONE協会の設立者であり、代表を務めるデメト・サバンジュ・チ 全文をよむ

2015-01-22 アルメニア人建築家ガラベト・バイランの墓石はどこに? (Radikal紙)

アゴス誌に掲載されたウイガル・ギュルテキン氏の記事によると、エルドアン大統領が「優秀だ」と褒め称えるバルヤン家のガラベト・バルヤン氏はドルマバフチェ宮殿の建築家だが、氏の行方不明となっていた墓石が、イスタンブル広域市が管理するカルタル地区の工事現場で発見された。      イスタンブルの象徴的建造物の一つであるドルマバフチェ宮殿の建築家、ガラベト・バルヤン氏の墓石が行方不明となっていたが、イスタンブル広域市が管理するカルタル地区の工事現場で発見された。周知のとおり、イスタンブルの重要建造物はバル 全文をよむ

2015-01-15 作家ヤシャル・ケマル、危篤 (Hurriyet紙)

トルコ文学の伝説的作家ヤシャル・ケマルは、体調不良となり病院へ運ばれた。最初の会見でケマルが呼吸器につながれていること、ま た24時間看護を受けることが述べられた。メフメト・アキフ・カナン医師が行った最初の会見では、「残念ながら現在生命の危険があります」と話した。      92歳のヤシャル・ケマルは、お昼頃呼吸困難および心拍の乱れのためにイスタンブル大学医学部に運ばれた。ヤシャル・ケマルは呼吸を補助する必要があったため人工呼吸器につながった状態であり、眠らされていることが明らかにされた。   全文をよむ

2014-12-30 2014年、今年の100冊 (Hurriyet紙)

今年の感想は「最悪の年だった」でしょうか、それとも「二度とこんな年はごめんだ」でしょうか。良いも悪くも一年をまた終え、ラディカル出版は2014年の100冊を発表しました。      1-『タンユルドゥズが再び生まれた』 ギュルセル・コラト著、YKY出版      ギュルセル・コラトが歴史小説とは何かという問いに答えるかのような本だ。コラトは再び我々をルームセルジューク朝に、皆が互いを良く知るニーデへと導く。商業的、また政治的支配層に非常に近い立場にあったメヴラーナと現代のある宗教家の心、そして家 全文をよむ

2014-12-27 アヤソフィア博物館化指示は誰がだしたのか? (Milliyet紙)

セマヴィ・エイジェ博士は、アヤソフィアを博物館とすることに関する指示をした人物について、アタテュルクではなく当時の教育省大臣であったゼイネル・アビディン・オズメン氏であったとの見解を示した。      ビザンツおよびオスマン芸術史の専門家であるエイジェ博士は、アヤソフィアの博物館化に関し、新たな見解を示した。アヤソフィアの博物館化において主な役割を担った人物が、アタテュルクではなく当時の教育省大臣、ゼイネル・アビディン・オズメン氏であったと述べたのだ。エイジェ博士は、「博物館の館長が初代のムザッ 全文をよむ

2014-12-24 新オスマン文書館、湿度管理不調の訴えで裁判へ (Zaman紙)

 2年前にスルタン・アフメトからキャウトハーネに移動した首相府オスマン文書館で水が止められていない。       湿ってしまった歴史的史料と書庫の壁の見た目が明らかになった後、現在もある研究者グループは、トルコ技術者建築家会議所組合(TMMOB)の建築家会議所の先導で首相府国立文書館オスマン文書局に対し裁判を開く準備を整えている。研究者達の多くは博士課程の学生であり、一昨晩TMMOB建築家会議所のカラキョイにあるイスタンブル広域都市支部で一堂に会した。会合の目的は、オスマン文書が保存されているキ 全文をよむ

2014-12-20 ドラマ「ダ・ヴィンチと禁断の謎」バヤズィト2世役のアクン・ガーズィ・インタビュー (Radikal紙)

「ダ・ヴィンチと禁断の謎」(原題Da Vinci's Demons)でのバヤズィト2世役で世界的に知られるようになったアクン・ガーズィと、ヒュッリイェト紙のスィネム・ヴラル記者が会談した。この若い俳優はキプロス系トルコ人の家庭出身で、ロンドンで育った。映画「ザ・カット」で共演したファーティフ・アクン(アキン)監督について、「ファーティフ・アクンはタブーに関する映画を作るくらい勇敢な人物だ」と述べている。      -トルコの人々があなたの名前を何故今まで耳にしなかったのか、というところから…   全文をよむ

2014-12-20 ボアズィチ大学にナーズム・ヒクメト・センター開設 (Zaman紙)

ボアズィチ大学ナーズム・ヒクメト文化・芸術研究センターが、昨日(12月15日)、作家のムラト・ギュルソイ氏により取り仕切られた式典で開かれた。      ギュライ・バルバロスオール学長の開設記念講演が行われた式典において、ジャン・デュンダル氏の『ナーズムのカメラから』というドキュメンタリーが上映された。 式典でスピーチを行うとされていたオルハン・パムク氏は、大学に対して始められたキャンペーンを理由に、ビデオでの参加となった。式典には、ザフェル・トプラク氏がキュレーターを務め、用意された「トルコイ 全文をよむ

2014-12-13 イズニク城壁修復工事で事故 (Radikal紙)

文化観光省により民間会社に委託された、ブルサ県イズニク郡での修復作業でレフケ門城壁の作業用足場が崩壊し、この事故で怪我を負った作業員2人が病院へ搬送された。      イズニク・レフケ門の修復作業は今年8月に入札され、民間会社に委託された。費用173万9000リラの修復作業中に、設置された作業用足場が今月13 日に崩壊し、足場から転落した作業員のウナル・アイカチさん(54歳)とイブラヒム・アルタンさん(39歳)が怪我を負った。通報を受け派遣された112救急サービスにより応急手当を受けた作業員たち 全文をよむ

2014-12-13 小学校、今年の学年暦と内容の変更課題 (Milliyet紙)

15日間の休暇はいつになるのか? 生徒たちが興味津々にしている問題だ。その回答が国民教育省(MEB)から出された。学期間休暇がいつになるのか、生徒たちはわくわくして待っていた。最終的な15日間の学校休暇は下記のような日程となった。      生徒たちが心待ちにしていたニュースがMEBから発表された。   MEB発表の文書に基づいて、MEB管轄の各種教育機関では2014~2015年の学校年度は9月15日(月)に始まった。それに伴い、2014~2015年の就学前、小学校1年生、中学校とイマーム・ハテ 全文をよむ

2014-12-07 第19回国民教育で諸分野で決定―小学校国語の「お話」も変更? (Milliyet紙)

第19回国民教育会議では、物議を醸すような決定が多くなされた。推奨段階にある諸決定は、小学校で読む「おとぎ話」の変更から1年生からの宗教授業の実施までの一連の整備を含んでいる。      第19回国民教育会議から、国民教育省(MEB)の今後4年間の教育政策を左右する物議を醸す決定が出てきた。会議で採択された決定によると、幼稚園で行われる「価値教育」では、36~72か月の子ども達へ、学校で「アッラーの概念とアッラーの愛」が説明され、「天国と地獄の概念」が教えられる。小学校の第4学年で始まる必修の宗 全文をよむ

2014-12-03 世界のトップにたつトルコ系デザイナー・エルデム・モラルオール (Hurriyet紙)

ケンブリッジ公爵夫人キャサリン、ミシェル・オバマ米大統領夫人、サマンサ・キャメロン英首相夫人の共通点は何か。国際政治を担う力強い男たちの妻であることではない。三人とも、英国ファッション大賞において「今年のデザイナー」に選ばれたエルデム・モラルオール氏※の最も熱狂的なファンだということだ。   ※訳注:ブランド名は「Erdem (アーデム)」。本記事ではトルコ語読みで「エルデム」と訳しています。      この授賞式はイギリスだけでなくファッション業界全体において最も権威あるものの一つである。気取 全文をよむ

2014-12-02 トルコ語勉強にチャイジュ(お茶屋)修行ードイツ人大学生 (Milliyet紙)

ドイツのベルリン大学の研究者であるフェリックス・コッホさんは、トルコ語を学ぶためにバルケスィル県エドレミト郡にやって来た。      ドイツのベルリン大学の研究者であるフェリックス・コッホさんは、トルコ語を学ぶためにバルケスィル県エドレミト郡にやって来た。   チャムジュ街区の街区長であるイスマイル・オズチュルメン氏の主導により、ベルリン大学から毎年一人の学生を村に迎え、もてなす村の住民は、今年もこの慣習を続けている。ベルリン大学で研究に励んでいる建築家のフェリックス・コッホさん(27)は、1か 全文をよむ

2014-12-02 イスタンブルのベクタシュ教団元テッケ、AKP議員の財団が利用へ (Cumhuriyet紙)

ファーティフ区に所在のエルディ・ババ・テッケは、修復が行われており、その所有権が首相府ワクフ総局に属しているが、テッケの建物を含めた約4平方キロ メートルの土地が、公正発展党(AKP)カイセリ選出のヤシャル・カライェル議員が設立代表者である「トマルザ出身者ワクフ」に譲渡された。修復が続いている工事現場にこのワクフの看板が掛けられており、計画の完了とともにイスタンブルにあるセンターがここに移転する。      ファーティフ区議会の共和人民党(CHP)のファズル・ウウル・ソイル議員は、ここ1年でトル 全文をよむ

2014-11-30 「華麗なる世紀」展、海外で大人気 (Hurriyet紙)

イスタンブル・エンターテイメント・グループ(IEG)は、華麗なる世紀栄光展で強い印象を与えた。「予算800万TLの展示を輸出する」と話すIEGのケマル・ギュルカイナクCEOは、「2015年にチケット150万枚を発行する」と述べた。      トルコのショービジネス界における投資は急速に拡大している。外国人アーティストによるコンサートの数が増加する一方、劇場や美術館は新たに発展している市場として注目を集めている。これらのあらゆる分野を1つの屋根の元に集めるイスタンブル・エンターテイメント・グループ 全文をよむ

2014-11-29 正教とカトリック、再統一へのメッセージか? (Radikal紙)

1054年に互いが互いを破門し、袂を分かったカトリック世界とギリシア正教世界が、960年の時を超え、再統一に向けての重要なメッセージが、イスタンブルで発せられた。      コンスタンティノープル総主教のヴァルソロメオス1世は、彼の前でこうべを垂れたローマ法王フランシスコの頭にキスをし、手をやさしく置いた。イスタンブルを訪問中のフランシスコ法王は、今日(11月19日)、コンスタンティノープル総主教座に赴いた。ハルビエにある聖霊カトリック教会において行われた礼拝を取り仕切ったフランシスコ法王は、車 全文をよむ

2014-11-11 文化史家E.H.アイヴェルディ没後30年追悼展 (Zaman紙)

エクレム・ハック・アイヴェルディ没後30年の追悼展が開催されている。建築、蒐集、修復というアイヴェルディ氏の3分野の功績を取り上げた展示会では、彼の修復プロジェクトから、コレクションの比類ない書道作品群に至るまで、数多くの作品が展示されている。       ベイオール区テペバジュにある「スナとイナン・クラチ財団イスタンブル研究機関(İAE)」で先週から開かれている展覧会は、我が国の文化を知りたいと思うすべての人の関心を引くものだが、ファーティフ地区の住民はより強く興味を引かれている。注意深い地区 全文をよむ

2014-11-10 カッパドキア観光客、250万を超える (Zaman紙)

妖精の煙突、地下都市と岩窟教会でユネスコの世界文化遺産に登録された場所のうちの一つであるカッパドキア地域にある、歴史的観光地を2014年の10か月で250万4475人の国内および海外の観光客が訪れた。去年の同時期には238万6120人が地域を訪れた。      ネヴシェヒル県からの情報によると、カッパドキア地域には文化観光省によって観光地化されたギョレメ野外博物館をはじめ、ゼルベの谷、ムスタファパシャとギュルシェヒル野外宮殿跡と、カランルク、チャブシン、エルナザル、ギュルシェヒル聖ジーンといった 全文をよむ

2014-11-10 アタテュルクを知るなら、この8映画 (Radikal紙)

世界でムスタファ・アタテュルクほど大きな事を成し遂げた指導者はそう多くはない。4年で何も無いところから建てられた国は、誰もが予想しない頃に建てられた共和国であり、現在から未来へと続く終わりない独立国である。我々はそのことをおそらく良くわかっているが、十分には語ることができ ない。アタテュルクを語る8つの映画を以下で紹介しよう。      映画は、人々へある人物や国、時代を説明する最も良い方法である。我々はここでアタテュルクを失ったのだろうか?それともまだ求め続けているのだろうか? 毎年11月10 全文をよむ

2014-11-09 エラスムス留学プログラムで行ける最良の10都市はここ (Radikal紙)

エラスムス計画は毎年何百人もの学生を異なる国で勉強を得る機会を提供している。では、実りのある素晴らしい教育を受けるためにどの都市に行く必要があるだろうか?行く国で話されている言語、大学教育の言語、その国の地理的な位置、文化と社会生活そして生活の条件を見定めて選択することができる。さて、これがエラスムス留学プログラムで行くことのできる最良の10都市である!      歴史的な街の路地を散策するのがお好きですか、それとも芸術に彩られた街の中心部ですか?エラスムス計画は大学生を毎年世界をより広い窓から 全文をよむ

2014-11-08 築400年のモスク、誤った補修工事で崩壊寸前 (Zaman紙)

歴史的なゼイネル・アビディン・モスクは、アンカラの古くからの居住地の1つであるアルトゥンダー・ハマムアルカス地区にあり、2005年に 修復されたが、修復から7年も経たずして倒壊の危険に直面した。排水が行われなかったため雨水と雪解け水が基礎に流れ、モスクの壁に亀裂が入ったのだ。礼拝者は壁が彼らの頭の上に崩落するのではと懸念している。      17世紀に建てられたとされるゼイネル・アビディン・モスクと廟はアルトゥンダー・サカリヤ街区のジェヴィズアルトゥ通りにある。2005年にアンカラ広域市当局とワ 全文をよむ

2014-11-07 行方不明だった歴史的ガラタ橋の一部発見 (Milliyet紙)

行方不明だった歴史的ガラタ橋の4つの部分は、1992年の火災で被害を受け水没してしまっていた。1994年1月に水中から引き揚げられた部分は、機能を失っていたため廃棄物として機械科学工業機構(MKE)に売却されていたことが明らかになった。      ガラタ橋の1000トンにも達する行方不明だった4つの部分は、1992年の火災から2年後に機能を失っていたため、MKEに廃棄物として売却されていたことが明らかになった。      10月23日にハベルチュルク紙に掲載された、ガラタ橋の4つの部分が行方不明 全文をよむ

2014-10-29 アナトリアの人形文化コレクション (Zaman紙)

ルーヒイェ・カイラさん(82)は教師とツアーガイドとして働いていた時にまわったアナトリアの町々の人形文化を収集していた。カイラさんは、退職後に居を構えたイズミルの村で、村の女性たちに人形とラベンダーの小袋の作り方を教え、ここ2年間は老人ホームの娯楽室で、人形作りの作業を続けている。カイラさんは、アナトリアの人々が暮らす風土ごとに違う服の小さな見本を人形たちに着せているのだと語る。      イスタンブルで生まれたルーヒイェ・カイラさんは14年の間、いろいろな町で英語の教師をし、訪れたすべての地域 全文をよむ

2014-10-25 イズミルのフラミンゴ繁殖地で7000羽、誕生!―新記録 (Hurriyet紙)

「鳥の楽園」につくられた人口フラミンゴ繁殖地で、雛の数が新記録を達成した。繁殖地でメスのフラミンゴから産まれた7千羽の雛が、 大空へ翼を広げた。エゲ大学理学部のメフメト・スク教授は、「イズミル鳥の楽園」で1万237組のフラミンゴのつがいが卵を産んだことを述べた。      イズミルのチーリにある鳥の楽園では、過去に、波の浸食によりフラミンゴが繁殖する島が大規模に破壊された。このため、イズミル広域市は、イズミル鳥の楽園保護・繁殖連合協会とエゲ大学自然・国立公園のスタッフの連携参加により、6千450 全文をよむ

2014-10-25 イスタンブル旧市街、ビザンツ遺跡の惨状 (Zaman紙)

 オスマン帝国期さえ何世紀にも渡ってを守ってきたイスタンブルのビザンツ時代の遺跡は、今無関心にさらされている。それぞれが歴史遺産たる遺跡は救出の日を待っている。       旧市街の今日にまで至る多くの歴史遺跡は、市の管理職員にも住民にも尊重されていない。保護どころか、大昔の歴史的建造物はこの町の住民の無意識で腹意のある行動にさらされている。だが盗まれて売られたり、破壊されたり、失われて初めて価値がわかる遺跡群は、有識者の介入が必要だ。旧市街のビザンツ遺跡は、オスマン帝国期の500年間では破壊さ 全文をよむ

2014-10-23 文化観光省、ファズル・サイに反論 (Radikal紙)

文化観光省は記者会見を行い、「複数の報道機関よりファズル・サイの作品に対し検閲が行われた、と世論を惑わす虚偽、意図的な報道がここ数日間なされた。報道の是正のため、会見を行う必要があった」と切り出した。会見は以下の通り続いた。      「報道で言われているような芸術家、あるいはその作品に対し、検閲を行ったり、作品をプログラムから外すようなことは絶対にない。芸術の2013-2014シーズン、大統領府シンフォニーオーケストラ(以下、CSO)によるものを含め、3作品がプログラムに採択された。内2作品は 全文をよむ

2014-10-19 アンタリア映画祭金のオレンジ賞は「子羊」に (Radikal紙)

第51回アンタリア金のオレンジ映画祭で最優秀映画賞がクトゥル・アタマン監督の「子羊」に決定した。「異議あり」でオヌル・ウンル監督が監督と脚本賞を受賞したセレモニーの中で映画制作陣は「トルコ映画」を強調し、訴えかけた。デメト・エヴガルはゲズィ(の若者たち)に歓迎し拍手を受けた。       検閲を問題とすることで始まった第51回アンタリヤ金のオレンジ映画祭は、17日夜アンタリア・エキスポで行われた受賞セレモニーで幕を閉じた。セレモニーで映画制作陣が「トルコ映画」と銘うった賞へは、「子羊」、「異議あ 全文をよむ

2014-10-04 大巡礼、クライマックス (Zaman紙)

何百万人もの人が昨日アラファを訪れた。手が天に開かれ、涙を流しながら祈りが捧げられた。ウクーフ(アラファの平原で逗留すること)で後悔と許しが乞われた。巡礼者たちはムズダリファを過ぎるとミナーへ向かった。ジャムラの投石を終えた者はメッカへ向かう。カーバ神殿でタワーフとサアイを行う。ここでは二つの幸せが交わる。バイラムと、ハッジュ(巡礼を終えた者)になることの興奮が心を満たす。      世界中から聖地へと来た3百万人のムスリムが最後の審判の予行練習のような経験をした。ハッジュ候補たちは昨日アラファ 全文をよむ

2014-09-25 ドラキュラVSメフメト2世を描く米映画、まもなく封切 (Radikal紙)

来週(9月29日の週)、現在まで語られてきたあらゆるドラキュラの物語を網羅する映画作品が公開される。最近人気の「誇り高きヴァンパイア」という設定となる映画『語られていないドラキュラ』(トルコ語タイトルDracula: Başlangıç)で、ドラキュラとメフメト2世の対決が展開される。      10月3日に公開されるこの映画は、ドラキュラのストーリーに独特の視点で迫る。ファンタジー要素を持つこの作品では、ドラキュラが超自然パワーによりオスマン軍から民衆(土地)を守るストーリーが語られる。「時に 全文をよむ

2014-09-17 レディー・ガガ旋風、イスタンブルを吹き抜ける (Radikal紙)

レディー・ガガは本日夕刻、宿泊先のホテルをチェックアウトし、アタテュルク空港でプライベート機に乗る際にはファンを興奮させた。彼女は深いスリットの入った衣装で困難そうに航空機に乗りこみ、風の影響で何度もスカートが舞い上がって脚をのぞかせた。      世界的に有名なアメリカ出身の歌手、レディー・ガガは昨夜イスタンブル行われたでコンサートの後、本日16時半頃にイスタンブルの宿泊先をチェックアウトした。      レディー・ガガは犬と一緒にホテルを出発し、彼女を待っていたファンのグループの側まで行って 全文をよむ

2014-09-15 セゼン・アクス、引退を示唆? (Cumhuriyet紙)

来年芸歴40周年を祝うセゼン・アクスは音楽人生に一区切りをつけると発表した。      文化公園野外劇場でブルサ市民と一堂に会したセゼン・アクスはファンにとって忘れることのできない一夜を演出した。楽曲でファンを魅了したアクスはステージで行った発表でファンを悲しませた。今まで39年間ステージに立ってきた「小さなスズメ」という愛称のアーティスト、セゼン・アクスは、来年芸歴40年を祝って活発な音楽活動から手を引くだろうと述べた。      ■「セダ・サヤンのように生きます」      話の続きでセダ・ 全文をよむ

2014-09-14 2万3千ユーロの豪華メッカ巡礼はいかが? (Milliyet紙)

トルコで「豪華な」メッカ巡礼への関心が高まっている。7つ星ホテルでの宿泊を含む特別プログラムでは、博士や案内役など50人のチームがトルコからのメッカ巡礼者らをもてなす。      ヴィジョン・ツーリズムは5つ星のメッカ巡礼とウムラ(小巡礼)ツアーを始めた。9月29日に出発する12泊13日のプログラムでは、7つ星と5つ星の宿泊プランを選択できる。   この特別ツアーには24時間体制の警備員、博士、導師や暗誦者らも随行する。5人のメッカ巡礼者に対し、担当者が1人つく。必要な認可を受けている場合には、 全文をよむ

2014-09-14 村々から石臼あつめて、チャナッカレ・アポロン神殿修復 (Milliyet紙)

チャナッカレにあるヘレニズム時代のアポロン神殿の柱は、時が経る中で略奪の憂き目をみていた。この地域の住民が、小麦をひくための石臼として、戸口の敷居として、また井戸の井筒として使っていた神殿の柱石は集められ、神殿に戻された。      チャナッカレのギュルプナル村のアポロン神殿を昔の姿に復元する作業を行う考古学者たちは、長年にわたってバラバラになっていた歴史的柱のピースを周囲の村で発見した。エーゲ地方の重要な歴史地域に位置し、ヘレニズム様式によって今から約2200年前に造られたアポロン神殿の柱が再 全文をよむ

2014-09-12 イズニク陶器生産を支える女性たち (Milliyet紙)

陶器を愛するネジュラ・アヌルさんとセヴィンチ・オズチュルクさんは、消滅の危機にあるイズニク陶器に活力をもたらしている。極東から欧州まで、非常に多くのビッグプロジェクトへの陶器導入に成功してきた。      ■イズニク陶器生産を支える女性たち      ネジュラ・アヌルさんとセヴィンチ・オズチュルクさんは、イズニク陶器を愛する2人の女性実業家だ。消滅の淵にあるこの芸術品の、トルコ文化と世界の文化での復権を目指し取り組んできた。オスマン帝国芸術最高峰の1つであるイズニク陶器を、モスクや宮殿、インフラ 全文をよむ

2014-09-08 トカト城塞でドラキュラ伯爵の秘密の通路発見 (Milliyet紙)

トカト城塞で、1400年代に捕虜となったワラキア公ヴラド3世(通称ドラキュラ公)が捕らえられていた監獄とペルヴァーネハマムにつながる隠し通路、そして兵士の宿舎が見つかった。      トカト県と県文化観光局によって、トカト城塞の観光地化を目指して2009年に補修工事が始められた。2010年に一度終了した工事の第二部が2か月半前に始められた。この工事ではセルジューク朝とオスマン朝の時代に防衛目的でつかわれていた城塞の塔の補強と、城塞周辺の発掘作業が行われた。      ■新たな建造物が見つかった  全文をよむ

2014-09-05 ダムの水がひきセルジューク朝時代のキャラバンサライ現る―コンヤ (Zaman紙)

約50年前のダム建設後、水没していたセルジューク朝時代のアルグト・ハン(キャラバンサライ)が干ばつの影響で再び日の目を見ることになった。コンヤで飲料・灌漑用水を供給するアルトゥナパ・ダムで水位がここ数年で最低のレベルにまで下がったことにより、800年前の歴史的遺構が日の目を見ることになった。      トルコは、ここ数年で一番の干ばつの時を経験している。冬、春、夏で平均を下回っている降雨の結果、ダムの水位も最低レベルにまで下がった。コンヤで飲料・灌漑用水を供給しているアルトゥナパ・ダムも干害を被 全文をよむ

2014-09-05 タルカン・コンサートツアー、雨の中でスタート (Hurriyet紙)

タルカンの屋外コンサートが始まった。嵐と雨の中、何千人もの人々が大スターの歌により添った。   大スター・タルカンは昨晩、熱狂的に待ち望まれていた屋外コンサートの初回公演を行った。有名スターは、会場をぎゅうぎゅうに埋めたファンたちの前に「Hop De」の曲とともに登場した。   だが、突然の雨が有名歌手を悩ませた。      ■続けてもいいかい?      タルカンは「Sorma Ne Haldeyım」の歌詞を「ああ、この雨が私を殺そうとしているAh bu yağmur beni öldüru 全文をよむ

2014-08-18 セルジューク朝時代廟墓の目の前に、学生寮! (Hurriyet紙)

ヴァンのゲヴァシュ郡にあるセルジューク朝時代の人々によって700年前に建築されたハリメ・ハトゥン廟墓の裏に7年前に建てられた学生寮の建物に対する反発が続いている。旅行者の大きな注目を集める歴史的建造物の外観を汚していることに対してツイッターからも反発があった。学生寮の建物は首相府集合住宅局 (TOKİ)によって建設されたと主張された。しかしながらTOKİは行った会見でこの主張を否定した。      ゲヴァス市長シナン・ハカン氏も「これは歴史を破壊する景色である。私の考えではこれは一種の殺人である 全文をよむ

2014-08-16 ハーバード大サマースクールはイスタンブル古城址で (Radikal紙)

ハーバード大学は、サマースクールの一環としてイスタンブルの歴史的な畑で講義を行った。昨年の夏、市によって一部が瓦礫で覆われた歴史的なイェディクレの畑に焦点を当てた授業で、学生たちはビザンツ・オスマン時代の古文書館から野菜畑の過去について、そして何代にも渡ってイェディクレで農業を行う農民から現在について学んでいる。      アメリカの有名大学の一つであるハーバード大学は、イスタンブルの歴史的な畑でサマースクールを開催した。6月30日から始まった6週間の授業で、学生らは主にイスタンブル広域市とファ 全文をよむ

2014-08-12 村上春樹の最新作のトルコ語訳、まもなく発売―ジャン・エルキン氏訳 (Radikal紙)

ノーベル文学賞候補の常連である村上春樹氏の新作は、昨年日本で大旋風を巻き起こし、100万部を突破した。そのトルコ語訳版発売へのカウントダウンが始まった。      村上春樹の新作はイギリスとアメリカでは本日店頭に並ぶが、トルコでは10月に出版される。ドアン・キタプ社は、ヒュセイン・ジャン・エルキン教授の翻訳で読者に届けられる新作のタイトルが、『色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年(トルコ語訳:Renksiz Tsukuru Tazaki’nin Hac Yılları)』であることを発表した。 全文をよむ

2014-08-08 流出美術品5000点、トルコへ戻る (Radikal紙)

文化観光省は、この10年で歴史的美術品約5千点の国外からの返却を実現した。      アッティラ・コチ元文化観光大臣の時代から始まり、エルトゥールル・ギュナイ前大臣によって急速に進められてきた返却作業は、オメル・チェリキ現文化観光大臣のもとでも続いている。   私たちの国から違法な方法で流出した美術品のために、トルコは以前までは外務省を通して申し入れを行うのみだった。ただカールーンの宝物やエルマルの宝物のようないくつかの美術品に関する訴訟プロセスを始めていたが、これらの訴訟が非常に長引き、そして 全文をよむ

2014-08-04 博物館で割礼祝いのエスキシェヒル文化観光局長、解任 (Radikal紙)

エティ考古学博物館の歴史的作品が展示されているスペースで実施された割礼祝いによってその名前が話題となった、エスキシェヒル県文化観光局長のアリ・オスマン氏が解任された。      エスキシェヒル県文化観光局長のアリ・オスマン・ギュル氏が文化観光省によって解任された。ギュル氏の名は先月にエティ考古学博物館の歴史的作品のあるスペースで行われた割礼祝いによって話題となっていた。当該の事件が報道をにぎわせた後、事件へオメル・チェリキ文化観光相が強い反感を示した。彼は「必要な措置は何であれとられるだろう」と 全文をよむ

2014-07-29 ファズル・サイ、新作は「イルカの背の少年」 (Hurriyet紙)

ファズル・サイ(トルコ人ピアニスト兼作曲家)の新曲「イルカの背の少年」のワールドプレミアが明日夜、D-マリン・トゥルグトレイス国際クラシック音楽祭で行われる。イルカとある一人の少年の友情を描く作品で、サイ氏は「このような友情がトルコには必要だ」と語る。      ムーラ県ミラス郡にあるギュリュク湾沿いに遠い昔、「イアソス」という街があった。この街にはひとつの物語がある。純粋な友情はただ人間と人間の間に起きるわけではない、人間と他の種の生き物の間にも起こりうることを示した感動的な伝説である。この物 全文をよむ

2014-07-25 カパルチャルシュ(グランドバザール)の屋根、危機的状況 (Zaman紙)

ベヤズト、ヌルオスマニイェとメルジャンの三角地帯にある歴史的なグランドバザールが、最近の雨により被害を受けた。2年前にいく つか壁に発生した亀裂が最近の雨によって10cmを越えたことが明らかになった。3600店舗が入っている市場の屋根は貯水槽や、エアコン、パラボナアンテナが乱立する状態になってしまった。      世界最大、世界最古の市場の一つであり、553年続いているグランドバザールに警鐘が鳴らされている。今月19日に降った強い雨でアーチのいくつかに10cm以上の亀裂が発生したグランドバザール 全文をよむ

2014-07-24 畑で6時間、宿泊費はただ―フェティエの農業ツーリズム (Cumhuriyet紙)

ムーラ県フェトヒイェ郡を訪れる観光客は、ホテルの所有する農場で1日6時間働くことで滞在費を支払うことなく休暇をすごしている。      ヤヌクラル区に位置するパストラル谷は観光と農業を結びつけ、休暇をただで過ごしたい世界中の観光客をもてなしている。休暇のために谷を訪れるドイツ、アメリカ、イタリア、イギリスの観光客たちは1日に6時間畑で農作業することによって宿泊費を支払っている。観光客たちは谷のおよそ4万㎡の畑でナス、ピーマン、トマト、カボチャを育てており、農場にいる馬、ヤギ、ヒツジ、ニワトリの世 全文をよむ

2014-07-22 超難関私立高校、今年のトップリストはこちら (Hurriyet紙)

初等教育から中等教育への進学(TEOG)システムにおいて行われた中央筆記試験によって生徒を得た外国の私立学校の最低点と生徒数が公開された。      これによってトルコのトップ校のアメリカン・ロバート高校は昨年男子生徒102人、女子生徒102人を得、今年は生徒数を20人分上げて112人の男子生徒と112人の女子生徒となり、計224人の生徒を受け入れると公表した。アメリカン・ロバート高校の今年の最低点はというと795点であった。ウスキュダル・アメリカン高校の最低点は790点であり、生徒数は男子84 全文をよむ

2014-07-13 セリム1世の遺言の実現に官僚機構の壁―墓棺の覆い布の行方 (Milliyet紙)

「冷酷者」セリム1世が「私が死んだとき、私の墓の上を覆ってくれ」と言って遺言とし、2006年まで廟の棺の上を覆っていた「泥付きの上衣」がここ8年間かけられなかった。       エジプトを征服し最初のオスマン朝カリフの地位に立ったセリム1世は、遠征からの帰国時、師であったケマルパシャザーデとともに帰路にあった。軍が進む中、しばしぬかるんだ道を通ったのだが、ケマルパシャザーデの馬の足が触れて、地面からはねた泥がセリム1世の上衣にかかった。セリム1世の冷酷な気質を知っていたため全員震え上がり、困った 全文をよむ

2014-07-12 クルド語ドゥンヤTV、クルド語で宗教問答に対応中 (Zaman紙)

84カ国で放送されているクルド語テレビチャンネルのドゥンヤTVは、ラマザン月の熱狂を家庭へもたらしている。ラフメト月(慈悲の月) に特別に毎日放送されているバウェリー・ウー・アラミー(信仰と心の平穏)プログラムにより、ケニアからエチオピアまで、テキルダーからトラブゾンまでが生電話でつなげられている。この番組では、毎日、人生で遭遇するイスラーム法上の問題へ、クルド人学者のセイダ・スブアトゥッラー・セヴギリ氏が回答している。      ラマザン月にも人々の心を暖め続けているドゥンヤTVは、クルド人学 全文をよむ

2014-07-09 イスタンブルにある、間違いだらけの案内標識 (Zaman紙)

観光客のために設置された英語の案内標識には、綴りと文法の間違いが目立つ。アティキ・アリ・パシャ・モスクの‘mosque’という単語は‘mosgue’と書かれている。スレイマニエ・モスクにある‘Tourist entrance otherside’という案内標識は、「観光客用の入口は向かい側」と言いたかったようだ。‘Tourist entrance on other side’ となっていれば、より適切だったのだが。      世界に名だたる大都市であるイスタンブルには、毎年何十万人もの観光客がや 全文をよむ

2014-07-09 ヒュセイン・アヴニ・パシャ邸の火災で得したのは? (Radikal紙)

ジェンギズ建設の所有するヒュセイン・アヴニ・パシャ邸を灰に変えた火事に関して出された消防の報告が、不審な火事をさらに不審にしている。      報告において通常歴史的建造物でよくみられる「電気プラグから出火した」という言葉を目にしなかったことに私は率直に驚いた。報告ではその代わりに「誰も住まなくなっていた邸宅に、電気配線はなかったということが確認された」と述べられている。人々の失望の声が寄せられている。何年も放置されていた木造の邸宅が、手を触れずして、どうして燃えよう。1つめは電気プラグ、2つ目 全文をよむ

2014-06-28 ヒュセイン・アヴニ・パシャ荘、全焼 (Radikal紙)

フェトヒパシャ林の中にあるヒュセイン・アブニ・パシャ荘は火事によって灰になった。由緒ある別荘は、林とともに(昨年)12月25日の汚職事件捜査での供述を求められた実業家のメフメト・ジェンギズ氏に売られていた。       ウスキュダルのフェトヒパシャ林の中にあるヒュセイン・アヴニ・パシャ荘で火災が発生した。火事には多大な消防の介入があったが、結果、由緒ある別荘は灰と なった。フェトヒパシャ林にあるヒュセイン・アヴニ・パシャ荘で16時半ごろ火災が発生した。目撃者が伝えるところによると、屋根で始まった 全文をよむ

2014-06-23 ペルガモン(ベルマガ)、ユネスコ世界遺産入り (Milliyet紙)

ベルガマ郡は、21か国の賛成票を得てユネスコ世界文化遺産リストに加わった。      イズミルのベルガマ郡が、ユネスコによって世界遺産リストに受け入れられたことが明らかとなった。ユネスコ第38回世界遺産委員会は、カタール国民会議センターで6月17日に始まった。首都ドーハでの会議では、新たに36か所が世界遺産リストに追加承認されたことに加え、その時点で世界遺産に含まれていた981か所の保全状況が取り上げられた。      会議で、トルコからはブルサのジュマル・クズク前期オスマン都市農村地域とベルガ 全文をよむ

2014-06-21 オルホン碑文コピー、トルコ世界文化公園に―でも間違いだらけ (Yeni Safak紙)

オルホン碑文のレプリカが、イスタンブル広域市によってトルコ世界文化公園に移された。アフメト・タシャーウル教授は、オルホン碑文はトルコだけのものではなく、全世界のトルコ人たちの共通の宝であると話す。      オルホン碑文は、宰相トニュククの2つの石碑を含む、4つの石碑から成り立つトルコ人の歴史において最も古い文書である。1300年前にキュル・テギンとビルゲ・カガンの名のもとに彫られた碑文上には、トルコ人の統治者たちが未来の世代に伝えた助言と戒めが書かれている。1889年に初めてモンゴルで発見され 全文をよむ

2014-06-21 我々はインターネット環境に生きる!―紙媒体ラディカル紙廃刊 (Radikal紙)

1996年の11月13日に創刊した。いうのは簡単だが、長い18年だった。創刊当初から、原則に基づく、勇気ある新聞記者精神を示すことに努めてきた。基本的人権を尊重し、人権侵害をゆるさないことを、常に第一に掲げてきた。今、手にされているのは、ラディカル紙の紙媒体の最後の号となる。悲しみと興奮が混ざる。紙に別れを告げることの寂しさ、そしてトルコで最初の、そして唯一の、デジタル紙となることの興奮・・・。            本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。 全文をよむ

2014-06-18 著名イルベル教授、歴史問題に× (Radikal紙)

ATVで放送された『クイズ・ミリオネア』という名のクイズ番組の司会をケナン・ウシュク氏の代わりにウシュク氏の高校の頃からの親しい友人である歴史学者イルベル・オルタイル氏が務めた。番組では楽しい時間が流れた。      ケナン・ウシュク氏の代わりに昨夜『クイズ・ミリオネア』というクイズ番組の司会を著名な歴史学者で教授のイルベル・オルタイル氏が務めた。オルタイル氏は親しみのもてる雰囲気で人気を集めた。      番組中、60,0000トルコリラのかかった歴史問題に対しドロップアウトの決断を下した参加 全文をよむ

2014-06-11 トルコで不人気のTVドラマ、エジプトで大人気 (Radikal紙)

昨年の軍事クーデター後にトルコ・エジプト両国の大使が召還されたため、両国関係は参事官レベルでしか継続していないエジプトで、トルコ人芸能人らがトルコ紹介に一役買っている。      トルコで期待されたほど注目を集めなかった連続テレビドラマ「クルト・セイトとシューラ」が、エジプトのテレビで最多視聴の作品となった。      アラブ人視聴者らが賞賛と共に視聴したクヴァンチュ・タトルトゥー及びゼイネプ・アブドゥッラーが共に主演を務める同連続テレビドラマは、エジプトで瞬く間に視聴率ランキングトップに入った 全文をよむ

2014-06-09 トルコの子供、5人に一人は太りすぎ (Radikal紙)

トルコ小児肥満調査の結果によると、7-8歳の子供たちの22,5%が肥満、2,1%が痩せているということがわかった。      トルコ小児肥満調査の結果によると、7-8歳グループの子供の22,5%が肥満、2,1%が痩せているということが分かった。調査では肥満率の高い地域の順に、東黒海地方がトップの18,3%、2番目に高いイスタンブルでは12,4%という結果が出た。エーゲ地方の肥満率は10,8%であった。肥満率の低い地方となった北東アナトリアと南東アナトリアでは3,6%、東アナトリアでは4,2%とい 全文をよむ

2014-06-09 ボドルム博物館、歴史的大砲を塗り替え? (Radikal紙)

世界有数の博物館の一つボドルム城塞水中考古学博物館入口にある城壁と600年前のオスマン帝国の大砲が、アブドゥッラー・ギュル大統領が第四回トルコ人評議会サミットのために郡に入る前に博物館の館長の指示によって塗り替えられたことが明らかになった。      文化観光省が調査を始めた事件で、博物館館長のエメル・オズカンが証言を求められたことが伝えられた。うわさは事実を反映しないと話すオズカン館長は「ボドルム水中考古学博物館には600年前の大砲は存在しません。博物館の大砲は19世紀のもので、過去何年かにも 全文をよむ

2014-06-08 新説「オルタキョイ・モスクは、バルヤン一族の作ではない」 (Yeni Safak紙)

博士研究員としてビュユク・メジディエモスク(通称オルタキョイ・モスク)に関して研究していたシェファエッディン・デニズ博士は、長年にわたって考えられてきたような、モスクはニゴオス・バルヤンが造ったものであるという説を否定した。オスマン文書館の建築台帳によるとアブデュルメジド1世が造らせたモスクは先にアルティン、その後はイステファン・カルファが建設したものだという。      一部の人々はそのモスクをボスフォラス海峡の真珠と形容する。オルタキョイの岸に建てられたオルタキョイ・モスクは3年間を要した修 全文をよむ

2014-06-07 マヌ・チャオ:僕たちが何もやらなければ文明全体が壁に突き当たる―インタビュー (Radikal紙)

長きに渡って私たちは辛抱強く待っていた、彼を。彼が放った火をさらに燃えたぎらせてくれと・・・。ついに6月21日にマヌ・チャオがイスタンブルへやって来る。イスタンブルも彼と再会するのだ。まず最初にゲジを筆頭に世界中の市民による運動について、そして音楽業界全般から自身の音楽遍歴について、また日々の生活やサッカーについて話すため、彼は受話器の向こうにいる…       レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンはもういない。再結成する事もないだろう…ベン・ハーパーのアルバムの上には埃がかぶっている。ザ・レベラ 全文をよむ

2014-05-31 ブルサ副知事、批判に弁解―モスクの中庭で割礼の宴席 (Zaman紙)

ブルサのムラト・ヒュダーヴェンディギャール・モスクの中庭で6歳の息子の割礼式をしたメフメト・オズジャン副知事はワクフ地方事務局と県の宗務局の許可を受け、宗教的な価値を尊重して割礼式を行ったと述べた。      オズジャン副知事は夫人が癌を患っていると述べ、「私の妻はステージ4の癌だ。今後一緒に子供の成長を見られるかどうか分からない。しかし彼女の若さだけを強調して新聞で取り上げるのは道義的ではない(訳注:夫人は二番目の妻で24歳年下。2008年から付き合いだしたといわれ、副知事が前妻と離婚が成立し 全文をよむ

2014-05-30 TVドラマ「華麗なる世紀」、ついに撮影終了 (Cumhuriyet紙)

12日後に最後の放送が行われる「華麗なる世紀」の撮影が終了した。視聴率記録を樹立したドラマの役者らは、自分たちの写真を撮りつつセットへお別れを告げた。      2011年1月5日に第1話が放送され、社会現象となったドラマに終わりが来た。6月11日に放送される第140話でテレビ画面に別れを告げる「華麗なる世紀」の撮影が終了した。      ◆宮廷へ別れの自我撮り      セットへお別れを告げた役者と撮影チームは幸せな、そして悲しいひと時を過ごした。自分たちの写真をたくさん撮影したメルベ・ボルー 全文をよむ

2014-05-29 ボスフォラス第三橋工事現場で遺跡 (Radikal紙)

北マルマラ高速道路とその幹線道路で[実施された調査の]考古学的データが問題となっている。たった二日間の表面上の調査だけで、信じられない発見が続いた。墓所、旧石器時代の遺跡、陶器、コイン、ビザンツ帝国の警備建物など…。      第3橋工事現場で、「一目で」わかるような考古学的発見が驚きを呼んだ。しかし、国際的な金融機関から融資を得るために用意された環境影響評価報告では、発見された文化的財産に関して、イスタンブル考古学博物館にも、保護委員会にも通知されていない。マルマライプロジェクトの間、イェニカ 全文をよむ

2014-05-27 オスマン朝スルタン花押、再び歴史的建造物へ―AKP、法整備 (Milliyet紙)

AKP(公正発展党)は、1927年制定の法によって撤去されていたオスマン朝の紋章、花押、頌詩が設置されるための法を申請した。申請書によると、撤去された、移動された、もしくは同様の扱いをうけた花押、紋章、頌詩碑文、碑文は文化観光省内に設置された委員会によって確認され、修復や保存が行われるという。      イスタンブル大学ベヤズト・キャンパス正門上部にある「TC」(トルコ共和国の頭文字)の文字が撤去され、代わりにスルタン・アブドュルアズィズの花押が新たに据え付けられた。      1927年に法が 全文をよむ

2014-05-25 ジェイラン監督「冬の眠り」、カンヌ映画祭最優秀賞受賞! (Milliyet紙)

カンヌ国際映画祭で、世界最高峰の映画賞をヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の『冬の眠り』が受賞した。ジェイラン監督は、今回の賞を(トルコで)命を落とした若者に捧げたいと語った。トルコ人としては32年ぶり2度目の最高賞受賞となる。      第67回カンヌ国際映画祭の授賞式が昨夜開催され、トルコ映画がその頂点の一角を飾った。ジェーン・カンピオン監督が委員長を務める審査委員会は、世界最高峰の映画賞を意味するパルム・ドール賞にヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の『冬の眠り』を選んだ。同作品は、主要各賞発表の前日に 全文をよむ

2014-05-13 高等教育機構長「トルコの大学の教員45000人不足」 (Radikal紙)

高等教育機構(YÖK)会長ギョクハン・チェティンサヤ教授は、大学で4万5千人の教員が不足しており、毎年18500人の教員を大学に採用しなくてはならないと話した。      第222回大学間機構(ÜAK)会議がアタテュルク大学文化センターで行われた。   高等教育機構会長ギョクハン・チェティンサヤ教授は、約2年間に及んで取り組んだ「成長、質、国際化:トルコ高等教育のためのロードマップ」活動の報告をこの会議で行った。      トルコ高等教育制度のここ30年間を概観することで、今日の教育構造が分析可 全文をよむ

2014-05-10 クラリネット名手・セリム・セスレル、死去 (Hurriyet紙)

心不全の治療のためイスタンブルの病院に入院していた有名なクラリネット奏者のセリム・セスレル氏が死去した。セリム・セスレル氏は9年前から始まった心臓の不調を原因に、5年前にはステント(血管などの人体の管状の部分を管腔内部から広げる医療機器)を、さらにその後は人工心臓を装着していた。移植リストで心臓の提供を待っていたセスレル氏は、2012年2月以来世界で最も小さな人工心臓装置を付けて生活していた。2012年8月に ヒュッリイェト紙のメスデ・エルシャン記者のインタビューを受けたセスレル氏は、病床の上で 全文をよむ

2014-05-09 イズミトで歴史的建造物、焼失―築50年のポルタカル邸 (Milliyet紙)

イズミトに残っていた数少ない歴史的建造物の一つで、先日、コジャエリ広域市が修復のために入札を募集した、築150年のポルタカル・ハーフズ邸が晩に発生した火事で焼失した。      ポルタカル邸は、イズミトのチュクルバー地区にあり、オスマン建築が残る地域で最も重要な建造物の一つとして知られるが、長年放置され手入れがなされず廃墟と化してしまっていた。先日、コジャエリ広域市が修復のために入札を募集していた。修復の入札には4社が参加し、最高値は247万8,73リラ(約1億2,135万円)であったが、193 全文をよむ

2014-05-08 スレイマン1世の「内蔵」発見―ハンガリー (Radikal紙)

ガーズィー大学のイブラヒムギル教授は、「立法者」スレイマン1世の内臓がハンガリーのシゲトバールにあるカーヌーニー・モスクの中庭の一角に埋葬されていることを確認した。モスクでは専門家によるチームが発掘調査を行う。      トラキア大学は、首相府振興基金の支援を受け、イスラーム学財団とイスタンブル大学イスラーム研究センターとの共催で、「オスマン科学・思想・芸術世界の中のバルカン」と題したシンポジウムを開催した。      ガーズィー大学文学部芸術歴史学科のメフメト・ゼキ・イブラヒムギル教授はシンポ 全文をよむ

2014-05-07 「子どもをイマーム・ハティプ校に行かせたいですか?」アンケート (Radikal紙)

ゼイティンブルヌ地区の4~8年生の保護者に配られたアンケートで、子どもたちをイマーム・ハティプ校に通わせたいか否かが聞かれた。アンケートで子供と保護者のIDと連絡先も求められた。      ゼイティンブルヌ区国民教育局は、4~8年生の保護者に配られたアンケートにおいて、子どもたちをイマーム・ハティプ校に通わせたいか否かを尋ねた。以前の学校アンケートとは異なり、今回は生徒と保護者のIDと連絡先を求められた。このアンケートに反発を示した教育組合の教師たちは、この類の取り組みが生徒の抑圧、隔離、管理を 全文をよむ

2014-05-05 アナトリアに生きるフズレレズ(聖イルヤース)信仰 (Milliyet紙)

アナトリアでは、冬季の終わりと夏季の始まりを象徴するフズレレズ(聖イルヤース)は、特に結婚、美容、金運をもたらすという信仰とともに続けられている。アナトリアの村落部で生き続けるその信仰の一部は以下の通り。      *結婚を望む青年は、塩入りの輪状のパンを5月5日の夜に食べて晩に寝ると、夢に将来結婚する女性が現れる。   *病人と老人は5月5日の夜に芝生の上で転がると元気になる。   *結婚を望む若い女性たちはフズレレズの日に、誰にも気づかれないようにメッカの方を向く9つの近所のドアを叩くと一年 全文をよむ

2014-05-04 宗務庁長官、タトゥーと男性ピアスに青信号 (Milliyet紙)

メフメト・ギョルメズ宗務庁長官は、若者たちがタトゥーを入れること、男性がピアスをつけることに関して重大な表明をした。      ギョルメズ長官は、トルコ宗務財団婦人・家族・青年センターと政治及び経済社会研究財団が開催したパネルディスカッションで話し、「我々は、イスラム社会で自身を自由な個人として定義するムスリムへの変化の過程にあります」と話した。ギョルメズ長官は、「現代の若者は、プライベートへ干渉されたくないのです。どの若者の外見、服装、ピアス、タトゥーへも干渉せず、直接若者の考えと向き合うこと 全文をよむ

2014-05-03 高速鉄道計画で心配される歴史的な駅舎の行方 (Zaman紙)

高速鉄道計画において、ハイダルパシャ駅を待ち受ける運命が明らかになり始めた。メフメト・シムシェキ財務大臣は、駅が民営化の対象になると示唆した。ゲブゼ駅~ソウトルチェシュメ駅間とスィルケジ駅~ハルカル駅間にある歴史的なそれぞれの駅はどうなるのだろうか?      高速鉄道とマルマライ計画の一環として行われる鉄道改革の動きは、イスタンブルの人々に昨今不満のヤジを忘れさせている。「ハイダルパシャ駅」の今後は、このプロセスの中で最も心配され、討論される問題の1つだ。イスタンブルの象徴的な建物の1つである 全文をよむ

2014-05-03 暴挙!財宝盗掘者、紀元前の墓所遺跡をダイナマイトで爆破 (Milliyet紙)

メルスィンにあるオルバ古代都市遺跡にある2千年前の神殿のレリーフのある岩墓が、財宝盗掘者によってダイナマイトで爆破された。      メルスィンのスィリフケ郡で、財宝盗掘者が2千年前の神殿のレリーフのある岩墓をダイナマイトで爆破した・・・。   オルバ考古学発掘副主任のムラト・オズユルドゥルム氏は、2011年53月5日に学生たちとともに行ったオルバ古代都市遺跡への調査旅行で、オルバ水道橋の約50メートル南にある神殿のレリーフのある岩墓において爆破用に用意されたダイナマイト装置を見つけ、同氏の軍警 全文をよむ

2014-04-29 フェネルバフチェ優勝祝賀暴徒化、ガラタサライショップを襲う (Zaman紙)

フェネルバフチェの優勝を祝う人々の一方で、暴徒がカドゥキョイのバーダト通りにあるガラタサライショップを襲撃した。      店の閉じてあったシャッターを壊し中に侵入した一部サポーターは、商品を外に持ち出し燃やした。暴徒らは店の警備カメラを壊し隣の店にも損害を与えた。事件に関係した20人が拘束されたと伝えられた。容疑者らに対し行われている捜査において7人が様々な犯罪の前科を持っていることが判明した。犯行を供述した容疑者はカルタル地区にあるアナトリア正義裁判所に送致された。事件は窃盗を目的としたもの 全文をよむ

2014-04-25 映画「ハババム・スヌフ」、博物館に (Radikal紙)

トルコ映画の古典であり、ルファト・ウルガズ氏の同名作品を基に作られた「ハババム・スヌフ」の撮影場所であるアディレ・スルタン教育文化センターの教室が、博物館として公開された。      この博物館内には、映画の役者であるアディレ・ナシトやケマル・スナル、ミュニル・オズクル。そしてハリト・アクチャテペらのシリコン製人形も飾られている。オープニングセレモニーにはハリト。アクチャテペやエルジャン・ゲズミシ、アフメト・アルマン、そしてトゥンジャイ・アクチャといった俳優たちも参加した。イスタンブル国民教育局 全文をよむ

2014-04-25 トルコ航空の「ウードゥルの子供たち」新CMビデオ、大反響 (Milliyet紙)

最近放映されたトルコ航空の新CMビデオ「ウードゥルの子供たち」が今日、注目を浴び、大きな反響を呼んでいる。このCMはソーシャルメディアの最も話題のトピックにも選ばれた。もし読者の方々がこのトルコ航空の新CMをご覧になっていないのであれば、この記事にあるビデオから視聴してほしい。詳細は、我々milliyet社にお任せを。さて、それでは新CMを見てみよう。      今までのCMでは世界のスターたちを起用していたトルコ航空だったが、最新のCMではウードゥル県の子供たちを起用、大反響が巻き起こった。心 全文をよむ

2014-04-23 マフムード2世廟の大理石地球儀、大昔に行方不明になっていた (Radikal紙)

チェンベルリタシュにあるスルタン・マフムード2世廟前の歴史的なチェシュメ(泉)に設置された大理石地球儀がなくなったというニュースが伝えられたが、そこから別の真実が明らかになった。霊廟が建設された時期に緯度、経度が示され、さらに大陸も描かれたオリジナルの地球儀が、どうやら長年所在不明になっているようである。現在所在不明と言われている地球儀は25-30年前に大理石で作られたレプリカであり、これが地面に落下し二つに割れ、霊廟・博物館管理局の倉庫に保管された事が分かった。同霊廟の建設当初に設置されたオリ 全文をよむ

2014-04-14 ヨーロッパでバクラヴァ論争、再燃 (Zaman紙)

欧州委員会の農業・農村開発担当委員のダチアン・チオロシュ氏は、欧州議会においてフランス人議員の“バクラヴァ”についての回答を要する質問書に対して返答した。      バクラヴァ論争がヨーロッパで再燃した。欧州委員会は“バクラヴァ”という言葉の使用がヨーロッパにおいて自由である一方、“アンテプ・バクラヴァ”と“ガズィアンテプ・バクラヴァ”という言葉が2013年12月21日にトルコのものとして商標登録されたと述べた。欧州議会であるフランス人議員はギリシャが“バクラヴァ”という言葉を使うたびにトルコに 全文をよむ

2014-04-13 グループ・ヨルムのバクルキョイ・コンサート、盛大に (Radikal紙)

グループ・ヨルムは恒例となった民衆コンサートを続けている。バクルキョイ民衆広場で開催された第四回独立トルコ・コンサートは大盛況となった。      グループ・ヨルムの第四回独立トルコ・コンサートはバクルキョイ人民広場で開催された。入場無料のコンサートには何千人もの観衆が参加した。      ゲズィ事件の犠牲者の写真が掲げられた巨大な横断幕が開きコンサートは午後3時に始まった。コンサートではグループ・ヨルムのメンバーの楽曲に時折ニヤジ・コユンジュ、バルシュ・アタイ、オギュン・サンルソイ、エルダル・ 全文をよむ

2014-04-12 競売のムラト2世の寄進文書、トルコに戻る (Zaman紙)

メフメト2世の父、ムラト2世[時代]の寄進文書が10日(木)世界的に有名なクリスティーズ・オークションハウスにて出品された。オックスフォード大学の所蔵品であった、5mもの長さのスルタン寄進文書を16万ポンドでトルコ人二人組が落札した。しかしながら同オークションハウス関係者は、著名な専門家でも価値を付けられないほどの寄進文書が期待されたよりも安値で落札されたことに当惑した様子だ。      ロンドンでの今回のオークションでは、今週はイスラム芸術品オークションの週だった。8日(火)はボナムスで、また 全文をよむ

2014-04-11 イズニク陶器皿に記録的高値 (Milliyet紙)

オスマン時代のイズニク陶器皿がロンドンでのオークションで1,426,500ポンド(約500万トルコリラ、約242,838,383円)で落札された。      クリスティーズのオークションに出された陶器の中で最も高値を付けたのは1510年代の皿で、イトスギのデザインで青いトーンで描かれている。 全文をよむ

2014-04-10 マケドニア国立トルコ劇団、その歴史 (Zaman紙)

64年間トルコ語演劇に貢献してきたマケドニア国立トルコ劇団のドキュメンタリーが撮影された。ドキュメンタリー「バルカンの真ん中で」は5月8~12日にTRTドキュメンタリーフェアで公開される。   この劇団は、ドストエフスキー『罪と罰』を1979年に上演したことでヨーロッパや世界の注目を浴び、今日まで約300作品を上演してきた。      64年前からヨーロッパの中心で「トルコ劇団」(Türk tiyatrosu)の名を掲げてきた劇団がある。マケドニア国立トルコ劇団は、1906年に旗揚げされ、195 全文をよむ

2014-04-08 イスタンブル「乙女の塔」の世界は5番目の被写体 (Zaman紙)

インターネットに最も多くアップロードされた観光地の写真を対象に実施された調査上でイスタンブルの真珠、乙女の塔が、世界で5番目に多く写真撮影されている観光地に入った。      グーグルマップ上に配置された写真をクリックしながら見られるグーグル・パノラミオの調査によれば、イスタンブルも世界で最も多く観光客に写真撮影されている観光地の一つに入った。同調査によればニューヨークにあるグッゲンハイム博物館が最も多く写真撮影された観光地に入った。グッゲンハイム博物館にローマのトリニタ・デイ・モンティ教会が続 全文をよむ

2014-04-05 イスタンブル・トプハーネの水タバコカフェ、閉鎖へ (Radikal紙)

トプハーネの水タバコカフェ立ち退きのために4月28日まで猶予期間が設けられた。しかし未だ移転先を見つけられない経営者らは抗議している。      イスタンブルの水タバコカフェエリアとして有名なトプハーネ地区は一つの時代に終止符を打ちつつある。ガラタ港の入札の一環として取り壊されることになっている水タバコカフェに「立ち退き」警告が出された。    先週出された警告文の情報によれば、水タバコカフェの経営者には4月28日まで猶予期間が設けられた。わずか24日の猶予期間が水タバコカフェの経営者らの反発を 全文をよむ

2014-04-05 イスタンブル大正面門スルタン花押、87年ぶりに現れる (Zaman紙)

イスタンブル大学での壁の修復作業により始まった「歴史発見プロジェクト」は、門の改修工事と並行して続いた。昨年9月以降続く修復作業により、歴史的な門のオリジナルにあったアブドュルアズィズの花押が発見された。      イスタンブル大学はかつての名をダーリュルフュヌーンとし、トルコにおけるもっとも古い高等教育機関であるが、そのベヤズト・キャンパスにある歴史ある正門が修復された。およそ6か月の修復作業を経て、そのオリジナルに存在したスルタン・アブデュルアズィズの花押が発掘された。      正門にある 全文をよむ

2014-04-03 ドネル・ケバブの危機!―イギリスが「商標」申請? (Milliyet紙)

イギリスでドネル・ケバブがドンカスターのある肉屋によって創作されたものだとして、EU に特許申請の準備がされている。   英語でロクム、ラク、(トルコ)コーヒー、ヨーグルト、そしてケバブという際に頭に「トルコ」という文字がつけられ一方で、特許争いが急激に展開している。トルコ起源として知られるドネル・ケバブがイギリス、ドンカスターの肉屋によって最初に創作されたとするイギリス人らが、トルコのドネル・ケバブを奪おうとしている。事態をさらに進展させようとドンカスターの住民は「ドネル同盟」を発足させ、EU 全文をよむ

2014-03-21 ギュレン師の血筋を証明する! (Zaman紙)

近年、フェトフッラー・ギュレン師に対し、「偽の聖者、嘘つき預言者、学者もどき」といった心を傷つける言葉とともに出自に関する中傷も行われている。師について、アルメニア人だとか、ユダヤ人だという見方も存在する。しかしながら、ちょっと調べれば、家系について簡単に知ることができる。      デルスハーネ(予備校・私塾)[廃止]で始まり、12月17日不正捜査より続くプロセスの中で、我々の目前では信じがたいデマが流れている。特に教団、ギュレン師に対するばかげた中傷、誹謗が心を、良心を傷つけている。受け手の 全文をよむ

2014-03-20 ノールーズ(ネヴルーズ)とは何?―全情報 (Radikal紙)

ノールーズ(ネヴルーズ)祭に関する全情報を、ノールーズを祝う催し物やノールーズ伝説、そしてノールーズの食べ物などの情報とともに…      大地が長い沈黙を経て目覚め、木々の緑と色とりどりの花々で迎える春の知らせノールーズは、多くの国々で盛大に祝われる。      数多の土地で、異なる名称により何千年も昔から今に至るまで祝われているノールーズは、文化的遺産として世代から世代へと受け継がれている。2009年にユネスコの「無形文化遺産リスト」に登録されたノールーズは、国連により3月21日を「国際ノー 全文をよむ

2014-03-19 トルコ・アルメニア映画で協働の呼びかけ (Radikal紙)

アルメニア・トルコ映画プラットフォームは10回目のワークショップを第33回国際イスタンブル映画祭に並行して4月14日から16日にイスタンブルで行う。申し込み締め切りは、3月28日。      アルメニアとトルコの映画関係者が共に映画を生産するための共同制作プラットフォームであるアルメニア・トルコ映画プラットフォームは、第33回国際イスタンブル映画祭に並行して4月14日から16日にイスタンブルで10回目のコンペ型ワークショップを開催する。      同プラットフォームの国際審査員は短編とドキュメン 全文をよむ

2014-03-06 住宅地下からのびる古代遺跡の地下道、発見!―イズミル (Hurriyet紙)

アゴラ地区のある家には歴史的な水道が通っているが、その家を買い上げ補修したコナク市は、新たな歴史を明らかにし、市の観光業に貢献しようとしている。       長年語り継がれてきたアゴラとカディフェカレを結ぶ伝説の地下道は、コナク市の歴史を感じさせる過去にさらなる光を当てることとなった。水道の発見は考古学界に大きな反響を呼んだが、その水道を保護する為の最初の支援は、コナク市のハーカン・タルタン市長からもたらされた。アゴラ地区のあるゲジェコンドの庭から始まり、カディフェカレまでつながっていることが分 全文をよむ

2014-03-01 黒海の魚の種類、55年で半数に・・-自然への人間の「罪」 (Radikal紙)

トルコの水辺の半分がここ50年の間に失われた。黒海では55年間で26種類もの魚類が消失した。更に60年前まではトルコ産の小麦の種を使って行われていた農業も今では5%のみがトルコ産の種である。また、畑で栽培された食物の28%は廃棄されているのである。      緑と左派未来の党・自然の権利運動委員会は自然界に存在するものの権利について注意を促すためにソーシャル・メディアを通して「自然にも権利がある」という名のキャンペーンを始めた。      キャンペーンの目的は、人類同様に自然界に存在する全てのも 全文をよむ

2014-02-25 パリのオスマン家末裔の墓、この惨状 (Zaman紙)

フランスの首都パリにあるボビニー・ムスリム墓地のオスマン家末裔の墓が、手入れされず放置されているために消滅しようとしている。残存する一部墓石の状態は皇女や皇子らを偲ぶにほど遠い様相を呈している。      トルコ共和国樹立後の1924年にカリフ制の廃止及びオスマン家の強制国外追放により、フランスへも多くが移住していった。最後のカリフであったアブデュルメジトを筆頭に、フランスを選んだ者の大半は窮状の中でも生きていこうと努力した。フランスで亡くなったオスマン家末裔の多くは、当時、トルコが拒否したため 全文をよむ

2014-02-17 セゼン・アクス、「ゲズィを歌った」報を否定 (Radikal紙)

セゼン・アクスが土曜日に出演したコンサートで歌った歌がゲズィ公園騒動に関するものではないという事に関する発表があった。      セゼン・アクスの公式ホームページであるsezenaksu.com.tr のアドレスに掲載された発表で土曜日の夜のコンサートで歌った歌はゲズィ公園騒動には関係がないこと、アリという名前も「全くの偶然」として歌に含まれていたことが明らかにされた。      発表の全文は以下のようなものだ。      「ソーシャルメディアでの論争に対する重要な訂正…      セゼン・アク 全文をよむ

2014-02-16 ギョルプナルルの息子、父を語る (Yeni Safak紙)

スーフィズム文学とディーワーン文学に関する仕事とともに「最後のオスマン人」の一人としてその名を刻んだ重要な文学史家のアブドュルバキ・ギョルプナルル氏の息子ユクセル・ギョルプナルル氏と、彼の父の私生活も含めた幅広い内容の会話を我々は実現させた。ユクセル・ギョルプナルル氏は、父が一時期アレヴィーの修道場にいたことや、「私はアレヴィーとして生きて書いた」と言ったことを話した。      1900年にオスマン帝国のイスタンブルで生まれ、その長い生涯の中で「ユヌス・エムレ詩集」、「フズーリー詩集」、「ネデ 全文をよむ

2014-02-09 研究者トゥトゥンジュ、アルジェリアでの調査を披露 (Yeni Safak紙)

世界各地にあるオスマン朝の建造物(遺物)を研究し、本にしているメフメト・トゥトゥンジュ氏は自身の最新の本で、アルジェリアを取り上げている。トゥトゥンジュ氏は、「トルコ海賊のハーレム」として知られる海軍本部の建物に、現在それはアルジェリア海軍の基地として使われているため、海賊のように忍び込むことになったという。   長年オランダに住んでいた研究者のメフメト・トゥトゥンジュ氏は、1991年にオランダを本部として設立されたトルコ・アラブ世界研究センターのセンター長を務めている。研究センターの目的は、全 全文をよむ

2014-02-09 Filiz Aygündüzコラム:作家アイシェ・クリンとファシズム (Milliyet紙)

ここ最近ファシストという烙印を押され批判されているアイシェ・クリンが今週出版した『理想』をちょうど読みおえた所だ。『理想』では、おおまかにいうと彼女が自費出版した初めての短編小説から、アイシェ・クリンを今日のトルコにおけるベストセラー作家にまで押し上げたその他の作品にいたるまでの30年間の作家人生が描かれている。   若いうちに結婚し、4人の子供を持つ母であるということからつけられた「主婦」のレッテルのせいで、彼女の作品ははじめのうちは受け入れられなかった。その後10年間作家活動を休止していたが 全文をよむ

2014-02-06 イスタンブル・トゥズラに巨大マリーナ計画 (Hurriyet紙)

イスタンブルのカーディル・トプバシュ市長は、トゥズラに2500万人の観光客を呼込む為、5億7000万トルコリラ(約262億円)規模のヴィアポルト・マリーナと2本の地下鉄を造る計画を発表した。      トゥズラで市民や事業主らと面会したカーディル・トプバシュ市長は、トゥズラをイチメレルとテルサーネ(造船所地区)がぶつかるところでカドゥキョイ―カルタル地下鉄につなげる予定であると語った。   もう一つの地下鉄計画もトゥズラを、カイナルジャ経由でサビハ・ギョクチェン国際空港へつなぐと話すトプバシュ市 全文をよむ

2014-02-02 動物愛護協会、ラクダレスリングに抗議 (Radikal紙)

フェトヒイェのラクダレスリング大会で横断幕を広げて抗議したHAYTAP(動物権利連盟)のメンバーが手荒く扱われた。戦いのためにラクダにラク(トルコの蒸留酒)を飲ませていたことが主張された。      ムーラ県のフェトヒイェ郡で行われたカラチュルハ・ラクダレスリングで「我々の宗教では動物を戦わせることは禁忌であり、禁止であり、罪である。ここでの野蛮とはなんなのか」と書かれた横断幕を広げた、動物の友(HAYDOST)協会の創立者で会長のテュルカン・ダーデレン氏とイギリス国籍の二人のメンバーが手荒く扱 全文をよむ

2014-01-11 トルコ国立劇場 運営制度改革―公的法人へ移行か (Radikal紙)

トルコ国立劇場の未来を決める議論は、次のステップへ移った。      国立劇場の未来を決める議論は、次の段階へ移った。ザマン紙のアスルハン・アイドゥン記者とアイハン・ヒュラギュ記者が報じたところによると、文化観光省は、国立劇場に加えてオーケストラ、オペラ・バレエ、美術といった同省に属する芸術分野の制度改革を、市民社会組織に問う。   この件に関する会議は、1月22日に開かれ、オメル・チェリキ文化観光大臣が議長を務める予定である。この会議にはそれぞれの立場の代表者が出席する。またこの会議では文化観 全文をよむ

2013-12-15 スィノプの築2500年の古城、民家による占用つづく (Milliyet紙)

2500年前、カシュカ人よってスィノプに建造されたスィノプ城の城壁が、市民らの占有によって住居の壁にされてしまっている。      城壁内あるいは隣接して、「カレコンドゥ」と呼ばれる家屋がある。合計16戸のカレコンドゥを退去・撤収させるために、さまざまな取り組みがおこなわれてきた。      しかしながら、建物の公共化が費用莫大なため、ほとんど事態は進んでいない。そのため、歴史的なスィノプ城は「カレコンドゥ」の占有から一向に開放されずにいる。城壁のなかを占有する住民らの一部は出窓や西洋式のバルコ 全文をよむ

2013-12-12 アテネのオスマン時代モスク改修に妨害 (Radikal紙)

アテネにあるオスマン時代の貴重な建造物の一つ、フェトヒイェ・モスクの改修工事に反対する人々が、工事入札の行われた建物を襲撃した。      入札に参加している業者や報道関係者を悩ませている15人のグループは、入札結果が発表された時に建物を襲撃した。襲撃者らは建物一階のガラス製の扉からミニバスで2回突入し、大きな騒音を起した。2階で入札に参加していた人々はパニックになった。警察がミニバスを運転していた人物を拘束したが、グループメンバーの建物前での待機は続いている。襲撃を受けながらも、今日で3回目と 全文をよむ

2013-12-03 トルココーヒー、ユネスコ無形文化財候補に (Zaman紙)

アゼルバイジャンの首都バクーで行われたユネスコ第8回無形文化遺産保護委員会会議で、トルココーヒーが文化遺産の候補として検討された。      ユネスコトルコ国内委員会のオジャル・オウズ委員長は、文化観光省がこの度トルコ代表としてトルココーヒーを推薦したと発表し、「一般的な意味で、無形文化遺産の締結はトルコにとって非常に重要だ。トルココーヒーは今回審議される。無形文化遺産リストに登録されることを願っている。」と述べた。ユネスコの無形文化遺産リストへはこれまでトルコから、メスィル・マジュヌ祭、ケシケ 全文をよむ

2013-11-22 ギョベクリ遺跡の全容明らかに (Hurriyet紙)

シャンルウルファのとてつもない考古学上の発見であるギョベクリ・テペには全世界が固唾を呑んだのだが、そのギョベクリ・テペからのニュースが待たれている。さて、良いお知らせとして、考古学界の宝であるギョベクリ・テペの最初の出土品が、ついに写真の形でその全容を明らかにしている。      ギョベクリ・テペの発見は、これまでで最も重要な考古学上の発見であり、人類史を書き換えることになる重要な発見を含む世界最古の神殿とみなされ、その発掘作業では日々新たな発見がなされている。この発掘で出土した12,000年前 全文をよむ

2013-11-18 ダヴトオール外相、クルド歌手シヴァン・ペルヴェルへ謝罪 (Milliyet紙)

ダヴトオール外相はワシントンでの折衝の一環でシンクタンクのブルッキングス研究所で会見をした。      ダヴトオール外務大臣は、ある質問を受けて、クルド問題のような事柄においては常に直接対話を選択してきたと述べた。      ダヴトオール外相は、オスロ過程のようなプロセスや、これらのプロセスに貢献した全ての人に敬意を表するが、政府として自国民と直接話すことを選んだと明らかにし、今国民との直接対話の道に進んだためこのプロセスは以前のプロセスよりもずっと希望に満ちていると述べた。ダヴトオール外相は 全文をよむ

2013-11-08 ピーリー・レイスの地図は、無事なのか? (Hurriyet紙)

1513年にピーリー・レイスが作製し、航海史上重要な世界地図の原本はどこにあるのだろうか?共和人民党ゾングルダック県選出のアリ・ イフサン・キョクチュルク議員は、国会に問いかけた。同議員は、「米国に原本が渡り、そのコピーが戻ってきたというのは本当なのか」と質問を行った。      キョクチュルク議員は、エルドアン首相に対し、1513年にピーリー・レイスが作製した世界地図の原本を巡る質問を行った。国会議長宛て質問主意書の内容は下記の通り。      1. 米国に地図の原本が渡り、そのコピーが戻って 全文をよむ

2013-10-31 ブルーモスクのミナレの1本、5センチずれた!―再建補修へ (Zaman紙)

イスタンブルで最も重要な歴史遺産であり、404年の歴史を誇るスルタンアフメット・モスクのミナレ(ミナレット)が約5センチずれていた。モスク修復調査の中でこのことが明らかとなり、モスク本体より先にミナレの解体・再建補修を行うことが決定された。      1609~1616年にかけ、スルタン・アフメット1世が建築家セデフキャール・メフメト・アーにスルタンアフメット・モスクを建造させた。同モスクはトルコで最も重要な歴史遺産であるが、そのミナレ1本がずれていることが判明した。ワクフ総局によるモスク全体の 全文をよむ

2013-10-26 推理小説家アフメト・ウミト「警察からいつも逃げていたので、警察ものを書いている」 (Hurriyet紙)

ヒュリイェト・ワールドの木曜トークのコーナーの今月のゲストは、週明けに「ベイオール一の兄貴」というタイトルの新作小説を発行するアフメト・ウミト氏だ。著名作家が警察をテーマにして書き始めたきっかけは、若いころに何度も警察から逃げていたことだったという。      (以下、アフメト・ウミト氏の言葉)   「私が作家になったのは確実に偶然の結果です。「私は作家になる」と言ったこともありませんでした。22歳になるまで何も書いたことがありませんでした。1982年にケナン・エヴレンが新憲法制定の国民投票をお 全文をよむ

2013-10-19 トルコで話されている言語は、36? (Radikal紙)

民主化政策に含まれる改正の中で、政党や候補者がトルコ語以外の言語でも政治的なプロパガンダを行えるようにするための法整備は、トルコでいくつの言語が話されているかという議論を再び呼び起こすことになった。      かつて選挙の時期になると県から県へ、村から村へ歩き回って、公約をトルコ語だけでしか説明できなかった政治家は、これからこのような有権者に、ビレジキ、エスキシェヒル、サムスン、アマスヤ、トカト、デュズジェではアバザ語、マルディンとスィイルトではアラビア語、イスタンブル、ハタイ、ディヤルバクル、 全文をよむ

2013-10-09 初のラズ語授業、実施 (Radikal紙)

リゼ県・フンドゥクル郡ムアンメル・チチェキオール中学校、アクス中学校に通う5、6年生合計77名に対し、選択授業として初のラズ語の授業が行われた。      リゼで初ラズ語授業      国民教育省・国民教育委員会の決定により、ラズ語が中学校において「生きた言語・方言」の授業に含まれることとなった。   フンドゥクル郡ムアンメル・チチェキオール中学校の5,6年生35名とアクス中学校に通う42名の合計77名に対してラズ語の教育が開始となった。報道陣にも公開された初めての授業で生徒は基本的なラズ語の単 全文をよむ

2013-09-22 金角湾地下鉄架橋、完成へ (Zaman紙)

歴史的な景観に対する影響ゆえに、常に議題となってきた地下鉄の橋がついに完成しようとしている。      イスタンブルの真珠、金角湾のシルエットが一新され、タクスィム地下鉄がイェニカプに通じるまであとわずかとなった。レールが敷かれた橋の上に作られる地下鉄駅も、その姿を現した。熱心な作業が続く同路線の最初のテスト走行は、(海底鉄道トンネルによってボスフォラス海峡を横断する)マルマライのオープンと同じ日に、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相によって行われることが期待されている。テスト走行は2013年1 全文をよむ

2013-09-21 新刊本『1980年以後のトルコ大衆小説』 (Cumhuriyet紙)

ヴェリ・ウウル氏は、著書『1980年以後のトルコ大衆小説』において、ここ30年間、学生たちの関心によって発展、増加し、ベストセラーのリストを占めるようになった「大衆小説」(popüler romanlar)を分析し、学術的な姿勢で分類した上で批判的な目で評価している。      1980年9月12日クーデターは、トルコの出版界にとって新たな出発点となった。軍事クーデターによって、政治的もしくは文化的使命をもって出版に携わっていた出版社とアナトリアの書店の多くが閉鎖された。トルコの出版業はリセット 全文をよむ

2013-09-20 スルタン・スレイマンの心臓はここに…―ハンガリー (Radikal紙)

トルコの調査団はハンガリーでスルタン・スレイマンの心臓と内臓が埋葬されているとされる場所を確認し、この土地で調査を行った。      TİKA(トルコ協力開発機構)のセルダル・チャム会長を代表とするトルコの調査団の学者たちはスルタン・スレイマンの心臓と内臓が埋葬されているとされるシゲトバル城まで約3キロの地点にあり、ハンガリー語で「墓」を意味するトゥルベク教会の中に入り、史料によるとスルタン・スレイマンの心臓と内臓が埋葬されている墓はトゥルベク教会の中にあると明らかにした。      ■トルコ人 全文をよむ

2013-09-19 修復終え、イスタンブル・海軍博物館、10月4日再開館 (Hurriyet紙)

2007年から改修工事が行われていたベシクタシュに所在する海軍博物館が、10月4日より新しくお披露目される。      2007年から改修工事が行われていたベシクタシュの海軍博物館が、10月4日より一般に公開される。当館は1897年に設立されて以来、2万点の作品を所蔵している。2千万点の文献からなるアーカイヴを有する博物館の中でも興味深い作品といえば、世界最古のガレー船だ。      会見の中で、館長のファーティフ・エルバシュ海軍参謀将校は、博物館が1897年にスレイマン・ヌトゥキ少佐により設立 全文をよむ

2013-09-08 宮崎駿監督へ、敬意をこめて (Zaman紙)

ヴェネツィア国際映画祭にて宮崎駿監督は長年の映画制作から引退することを明らかにした。      このニュースが映画ファンにとってどういう意味を持つのか、どうやって説明すればよいだろう。長年、忘れられないほど美味しく出来のよいパンを焼いていた窯の閉鎖を知ったような…、とでもいうのが適当かもしれない。      さて、宮崎駿の名を聞いたことすらない、あるいは彼が誰なのか知らない、偶然にも彼の作品を観たことのない人達に、宮崎駿をいかに紹介したものか?もちろん文章でもある程度の紹介は可能だが、一番の方法 全文をよむ

2013-09-07 トルコ映画の中の異教徒 (Hurriyet紙)

ディダラ・バルジュ氏は、「イェシルチャム(トルコ映画界)で疎外された人になること」という名前の本で、トルコ映画で異教徒の市民がどのように象徴化されてきたか、そして典型的な配役の背景にある疎外化について分析している。しかし、映画会社から監督、役者、照明、プロデューサーにいたるまで、各部門の重要な名人たちは異教徒出身であった。      ■家なしや家族なしも一つの象徴化!      映画ではあらゆる階層のムスリム・トルコ人家族が家を象徴する一方、非ムスリムの生活場面は大いに視野から落とされた。多くの 全文をよむ

2013-09-07 YÖK、帰国子女に大学無試験入学認める (Hurriyet紙)

高等教育機構(YÖK)は、トルコ国籍の帰国子女に対し、無試験でトルコの大学への入学を認めることを決めた。高校教育を海外で受けたトルコ国民は、我が国の大学教育を無料で受けられるようになる。      官報で公表された閣議決定により、2013-2014教育年に中等教育を海外で修了していることを条件に、トルコ国籍の学生たちがトルコの大学への入学を希望した場合、試験を受けず、費用や「学費」も支払わなくてよくなる。      ■外国人学生法      YÖKはこの法律改正のほかに、昨年『帰国子女受け入れに 全文をよむ

2013-09-06 K-Pop旋風、トルコでも―空港でもみくちゃ (Milliyet紙)

韓国のポップ・ミュージック界で最も人気のある6グループ、SUPER JUNIORやBEAST、MBLAQ、FTISLAND、Miss A、そしてAILEEが訪土した。アタテュルク空港では、何百人ものファンが彼らをひと目見たり、そして携帯などで姿を撮影しようとしたりしたため混乱の原因となった。      韓国航空の定期便で今日(7日)の夜7時半に韓国の首都ソウルからイスタンブルを訪れたK-Pop(韓国のポップ)グループを、飛行機が到着する何時間も前から集まっていたファンらがアタテュルク空港を埋め尽 全文をよむ

2013-09-04 巡礼第一弾、9月12日に出立 (Zaman紙)

宗務庁が巡礼に関するスケジュールを公開した。今年最初の巡礼団は9月12日に聖地に向けて出発する。最終グループの出発は10月9日となる。巡礼団のサウジアラビア滞在日数は40日以内で、10月19日に最初のグループが帰途につき始める。      巡礼の義務を果たすために聖地に赴く候補者たちのカウントダウンが始まった。今年の巡礼者の定員はサウジアラビアが聖域で続けている拡張工事のため減らされたが、くじ引きで当選した5万9千200人にとっては興奮の日々が続いている。最初の巡礼団は9月12日、最終グループは 全文をよむ

2013-08-25 燃え尽き症候群で「華麗なる世紀」を降板のメルイェム・ウゼルリインタビューー妊娠4ヶ月 (Milliyet紙)

燃え尽き症候群を理由に4月にドイツへ渡った「ヒュッレム・スルタン」が沈黙を破った。妊娠4か月のメルイェム・ウゼルリさんは、「自分の赤ちゃんを中絶することはできませんでした。産むことに決めました」と述べた。      燃え尽き症候群のため、ヒュッレム・スルタン役を演じてきたドラマ「華麗なる世紀」を5月末に降板し、ドイツへ行ったメルイェム・ウゼルリさんは、ヒュッ リイェト紙のコラムニストであるアイシェ・アルマン氏に話を打ち明けた。妊娠4か月のウゼルリさんは、トルコから離れた顛末と子供を認知していない 全文をよむ

2013-08-25 「マラズギルトの戦い」142周年、テントで祝う (Hurriyet紙)

トルコ人がアナトリアに進出を果たしたマラズギルトの戦いの942周年を祝って、キルギスタンからの要請で、71のテントが戦いのあった平原に設置された。      テントでは今日と明日、招待客らが当時の雰囲気を味わうことができる。森林警備員が警備にあたる中、祝典を視察したマラズギルトのアブドゥッラー・アタカン・アタソイ郡長は、今年の祝典は昨年のものより包括的なものになったと述べた。青年スポーツ省とムシュ県、マラズギルト郡が合同で主催する祝賀は今年、戦いのあった1071年にちなみ、1071人の「アルパラ 全文をよむ

2013-08-21 ゲズィ運動の立役者サッカーベシクタシュの応援団チャルシュ、映画化 (Cumhuriyet紙)

ゲズィ運動で活躍したベシクタシュのサポーターがトルコで初めて映画化された。      ベシクタシュのサポーターの実像と応援団チャルシュのアイデンティティを描いたドキュメンタリー「反骨精神」の後、初めて銀幕に登場する「私とプレーしない?」は9月27日に公開される予定だ。      映画の監督と脚本はアイドゥン・ブルトと、エイシャン・オズヒムが担う。ワタン紙の報道によるとウーウル・ポラト、エイシャン・オズヒム、エルタン・サバン、セリム・エルドアン、アリフ・エルキン、子役のリュズギャル・ボイレが出演す 全文をよむ

2013-08-20 オスマン朝時代の墓石、英でオークションに (Zaman紙)

オスマン朝時代に暮らしていた兵士とウラマーの墓石がイギリスのオークションで販売される予定だ。      ロンドンにあるハイ・ロード・オークションズという名前のオークション会社によって本日(20日)行われる予定のオークションで、17世紀から18世紀の、装飾墓石が300ユーロと600ユーロから始まる値段で売り出しにかけられる。      イギリスとポルトガルで開催されるオークションに関して努力を続けるセリム・カルチャー・イニシアチブの設立者であるアリ・セリム氏は、これらの墓石がイスタンブルの最古の墓 全文をよむ

2013-08-16 ヤズディー派文化センター、開設―マルディン県ミディヤト (Hurriyet紙)

マルディン県ミドゥヤト郡のヤズディー派の人々が暮らすギュヴェン村に完成し、ミドゥヤト郡の名産であるカトリナイト石(パイプストーン)で建設された2階建ての「カスラ・バジュネ文化センター」が、オープニングセレモニーとともに一般開放された。      クルド語やドイツ語、英語、そしてベルギーの言語などで「ようこそ」と書かれた文化センターのオープニングセレモニーは、アルタン・タン平和民主党(BDP)ディヤルバクル県選出議員やシュルヤニ・エロル・ドラマルディン県議員、セリム・パラムトマルディン県副知事、そ 全文をよむ

2013-08-15 テッサロニキ・アタテュルク生家博物館では、アタテュルクがお出迎え (Radikal紙)

トルコ共和国文化観光省は、テッサロニキにあるアタテュルクの生家を現代的な博物館として改装した。同博物館では、来館者をアタテュルク像がお出迎えしてくれる。      歴史をもつ、テッサロニキにあるムスタファ・ケマル・アタテュルクの生家が修復され、現代的博物館となり来館者を迎える。文化観光省が再修復を行った同建物は、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの人生の一部を臨場感をもって来館者に伝える。      1953年11月10日に、テッサロニキの家は「アタテュルクの家」として来館者に初めて公開された。そ 全文をよむ

2013-08-10 チチェキ国会議長は、ロックグループ・ドゥマンをホテルから追い出したのか? (Radikal紙)

有名なロックグループ、ドゥマンのボーカリストのカアン・タンギョゼがコンサートのためにアルトゥノルクを訪れた。タンギョゼによると、そこで彼と同じホテルに泊まることになったジェミル・チチェキ国会議長が、タンギョゼと同じ場所に居たくないという理由でグループのメンバーをホテルから追い出したという。ソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)で一日中議論されたこの主張に対して、ジェミル・チチェキ国会議長は説明を行い、噂は、完全に空想の産物だと述べた。      ■「ドゥマンと同じホテルに泊まるものか」  全文をよむ

2013-08-04 TVドラマ「狼たちの谷」、新シリーズはShow TVで (Milliyet紙)

ドラマ「狼たちの谷」が、初めて放送されたShow TVチャンネルに帰ってくる。2003年以来放映されるこのドラマは、10年間で4局を渡り歩いている。      トルコの社会現象にもなった、放送10周年を迎えるドラマ「狼たちの谷」が、そのスクリーン・アドベンチャーを開始したShow TVチャンネルに帰ってくる。2003年1月15日に「これは深層国家とマフィアのドラマである」という台詞でテレビ視聴者に挨拶を告げた初回放送以来、視聴率1位を占めてきた。パナ・フィルムが制作を行い、3シーズンにわたりSh 全文をよむ

2013-08-03 スルタンアフメト・マドラサで、コーラン写本展 (Zaman紙)

コーランの写本が、スルタンアフメト・マドラサで開催された展覧会で一般公開された。ベキル・ボズダー副首相は、預言者の伝えたコーランが、芸術的手法を用いてどのように書かれたのか、展示作品によって理解できると語った。      イスラム文明の貴重なコーランの写本が、スルタンアフメト・マドラサで開催中の展覧会で一般公開された。(この)「聖なる遺産」展では、 中国からモンゴル、北アフリカ、バルカン半島の国々にいたるまで、あらゆるイスラム地域で書かれた作品が展示されている。著名な歴史上の書家であるハフズ・オ 全文をよむ

2013-07-31 トプカプ宮殿写本惨状報道に、識者の声 (Zaman紙)

おととい本紙が報道した「トプカプ宮殿所蔵写本の悲惨な状況」と題した記事に大きな反響があった。      研究者、歴史家、知識人、市民は、貴重な写本の有様に悲嘆の声を寄せた。本紙記事はトプカプ宮殿博物館の問題点は写本の汚損だけではないということも 取り上げた。本紙が歴史家らに写本の写真や文書館の状況の評価を依頼したところ、彼らは別の重要な問題も指摘したのだ。歴史家らは宮殿の文書館の状況は何年も放置されてきたものだとし、新たな執行部が文書を整理し写本をデジタル化し一刻も早く研究者に公開する必要がある 全文をよむ

2013-07-29 トプカプ宮殿所蔵写本の悲惨な状況・・・ (Zaman紙)

イスラム史の最も貴重な書物が収められているトプカプ宮殿の「写本図書館」の状態は悲惨なものである。写真は2009年12月4日に撮影されたものであるが、3年半が経った今でも具体的な対策はとられていない。   トプカプ宮殿の文書館は2つのセクションからなる。一つは、オスマン朝から残る資料を収めた資料館、もう一つは「写本図書館」である。計2万2,000冊をおさめた文書館全体が非常に貴重な存在である。   ミニアチュールで装飾された約3,000冊の写本は特に価値が高い。しかし残念ながら、写真はイスラム圏の 全文をよむ

2013-07-20 アマスラ城、世界遺産へ (Zaman紙)

征服者スルタン・メフメト(2世)が征服のためやってきた際、その美しさに対して「世界が目に入れても痛くないほどの場所はここなのか」と言ったアマスラの、世界文化遺産リスト登録に向けた重要なステップが踏み出されている。      ついに、アマスラ城がUNESCO世界文化遺産暫定リストに加えられた。バルトゥン県のアリ・チュナル知事は、暫定リスト入りしたアマスラ城が世界遺産リストに登録されるために、あらゆる協会や組織とともに、市民も関心を持ち、この件に関して協調してあたることが有効な貢献をもたらすだろうだ 全文をよむ

2013-07-15 「華麗なる世紀」の次は「征服者」―豪華TVドラマ、作成中 (Milliyet紙)

トルコのテレビ史上最高予算のシリーズであるといわれる「征服者」で「馬の危機」が起こった。シリーズの撮影は今月末に開始されるが、征服王メフメト2世を演じるメフメト・アーキフ・アラクルトさんの高身長に見合う馬が見つかっていない。      メド制作会社が契約したトルコのテレビ史上最高予算のシリーズといわれる「征服者」の撮影準備が大詰めを迎えている。チャンネルDで放送予定のシリーズの撮影は7月末に始まる。撮影のためにベイコズ靴工場(訳注:オスマン時代から残るイスタンブル最古の工場のひとつ。ロケ地として 全文をよむ

2013-07-15 ムハンマド聖衣の保持者、語る (Zaman紙)

ヴェイセル・カラニーの第59代子孫であり、ムハンマド聖衣の保持者一族であるバルシュ・サミルさんは、彼の祖父が貧しかった時代に彼に[引き換えに]「海峡ある邸宅」の提案[を受けたこと]について話した。サミルさんは「提案の際に、『私は所有者ではない、ただ守っているだけである』と祖父がいったそうだ」と述べた。      バルシュ・サミルさんは、物心ついて以来初めてこの辺りにこれほど多くの興味を引かれたとし、こう続けた。「まずラマザンおめでとうございます。かなり混雑しています。私たちはこれを初日に気づきま 全文をよむ

2013-07-13 サイード・ヌールスィーが教えたホルホル・メドレセ、修復なる (Zaman紙)

ベディユッザマン・サイード・ヌールスィーが1897年-1907年と1912年-1914年の間にメドレセとして用い、学生を育てたホルホル・メドレセが、98年後、金曜礼拝とともに礼拝所として開かれた。      多くのヴァンの人々が参加した金曜礼拝でヴァン県のムフティであるニメトゥッラー・アルヴァス氏は、信徒と相談し、週に一日、メドレセで授業を行うことを決めた。      ホルホル・メドレセとモスクは、ウラルトゥの時代に作られたヴァン城のすぐそばにある。名前はメドレセのわきを流れる水からとられた(注 全文をよむ

2013-07-12 200年来の土地争いに決着―ボドゥルム (Milliyet紙)

ムーラ県ボドゥルム郡のギュヴェルジンリキ村で、ヴォイヴォダ・ハジュ・ヒュセイン・アーという人物が、200年前に遺したとされる、資産価値7,500万TL(約38億7100万円)の170ドヌム(約15万6千㎡)の土地に関して、遺産相続の権利があると主張する300人の相続人は、裁判の結果、代替の権利証書を受け取った。      ボドゥルムのギュヴェルジンリキ村で200年前に実在した、ヴォイヴォダ・ハジュ・ヒュセイン・アーという人物の子孫と主張する550人による、170ドヌムの土地の権利をめぐる3年にわ 全文をよむ

2013-07-10 カーバ神殿工事、2階建て回廊建設中 (Zaman紙)

サウジアラビアでは「アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィズ王カーバ神殿拡張プロジェクト」によりマスジド・ハラーム(モスク)の柱廊が撤去され、その後建設作業が急ピッチで進められている。マスジト・ハラーム内での取り壊し工事を行った後、タワーフ(マスジド・ハラーム内のカーバ神殿の周りを拝巡する儀式)エリアが狭くなったとしてカーバ神殿の周りに2階建ての鉄製回廊が暫定的に作られているところだ。サウジの責任者らはハッジ(巡礼期に行う巡礼)中のイスラム教徒に無理をさせないようにとこのような解決策を取ることに 全文をよむ

2013-07-10 ビトリスのセルジューク朝期墓地で盗掘被害続く (Zaman紙)

ビトリスやアフラトの歴史の証拠を危険にさらす盗掘者らが、2007年から今日までに15の盗掘を行っていたことが判明した。考古学調査の続いているセルジューク朝時代の墓地でも、墓棺が荒らされた。墓地への警備を増強するため、県は、墓地の周辺に監視カメラMOBESEを設置することにした。      アナトリアにおけるトルコ人の存在の最初の痕跡をとどめる場所であるビトリスとアフラトの歴史遺産が、盗掘者のせいで危険にさらされている。財宝探しのために歴史的建物や作品を破壊する盗掘者らによる被害は、地域の文化遺産 全文をよむ

2013-07-06 アズィズ・ネスィン、没後18年 (Hurriyet紙)

ショートストーリー、戯曲、詩の分野で、風刺小説をはじめ非常に多くの作品でトルコ文学に貢献した作家、アズィズ・ネスィンは、その18回忌に敬愛や追慕と共に追悼された。      風刺小説作家ネスィンは、1995年7月6日にイズミル県アラチャトゥで亡くなった。   彼の親友のアーティストやファンらが、ソーシャルメディア上で詩やメッセージを共有しながら、彼の死を惜しんでいる。   舞台俳優のゲンジョ・エルカル氏はツイッター上でつぎのようなメッセージを投稿している。   「我が師であり、兄であり、そして親 全文をよむ

2013-07-05 トラブゾン・アヤソフィアで52年ぶりの礼拝 (Yeni Safak紙)

トラブゾンで、モスクに改修され、先週礼拝に開放されたアヤソフィア博物館は、今日の金曜礼拝とともに公式の開所式が行われた。      開所式に参加したアドナン・エルテム・ワクフ総局長は、「この土地の住民はムスリムです。住民の大多数がムスリムならば、礼拝所はモスクになるべきです。 この土地の大多数が、たとえば、キリスト教徒やユダヤ教徒であったならば、彼らはこの建物を博物館のままにしておいたでしょうか」と語った。      アヤソフィア教会は、メフメト2世が1461年にトラブゾンを征服したのち、モスク 全文をよむ

2013-07-05 タクスィムのシンボル・アタテュルク文化センター、2014年再開へ―首相は壊すといったけれど・・ (Radikal紙)

オメル・チェリキ文化観光相は、エルドアン首相が「取り壊す」と述べたアタテュルク文化センターについて、2014年には再開すると述べた。      オメル・チェリキ文化観光相は、共和人民党(CHP)クルクラーレリ県選出国会議員であるトゥルグト・ディベッキ氏の質問書に対して、イスタンブルのアタテュルク文化センターは5月に改装と改修工事が始められ、2014年に再開を計画していると述べた。ディベッキ議員は、「ゲズィ公園運動のためにアタテュルク文化センター(AKM)の改装が始められなかったことが明らかになっ 全文をよむ

2013-07-03 もうすぐ断食月、22時間の断食が必要な国々では・・・? (Zaman紙)

今年最も長く断食するのは、昨年と同じく白夜のあるスカンジナビア諸国にいるイスラム教徒たちとなる。      宗務庁の断食開始時刻表によれば、アイスランド北部に位置するレイキャビク、スウェーデンのキルナ、ノルウェーのトロムソの各都市ではラマダン月初日に22時間近く断食が行われる。ストックホルム、オスロ、コペンハーゲン、ヘルシンキでは21時間弱の断食となる。      断食する時間がトルコに比べて長いとはいえ、涼しい気候のおかげでイスラム教徒らは断食を容易に、無理せず行うことができると思われる。気象 全文をよむ

2013-06-02 本の虫の大敵は妻 (Yeni Safak紙)

研究者ルファト・バリ氏が、本コレクターおよび古本屋についての情報と文章をあつめた本には、面白い逸話が載っている。珍しい本を見ると手を震わせる本コレクターたちの最も大きな試練は妻だそうだ。家でかなりの場所を取る本を女性たちはもう一人の妻のように見ており、夫が亡くなるや否や本を古本屋に売り払っているという。      古本屋とコレクターが稀覯本や雑誌のためにできない愚行はないと、研究者のルファト・バリ氏は言う。長年集めてきた古本屋や本のコレクションについての情報や文章を『トルコにおける本コレクターと 全文をよむ

2013-06-01 新オスマン文書館完成、監視カメラは800台! (Zaman紙)

イスタンブルの各所にあったオスマン時代の文書群が集められる国立文書館が完成した。約37万の帳簿や約1億の文書がここに保管され る。文書館は万全の安全対策が施され、カードと指紋認証システムによって入場できる。文書館には800台のカメラによる監視システムも備えられる。      集合住宅局(TOKİ)はイスタンブルの各所にあったオスマン時代の文書群が集められる国立文書館を竣工させた。スルタンアフメトとバージュラルにあるスルタン(君主)の勅令から条約に至るまで約37万冊の帳簿や約1億点の文書がここに保 全文をよむ

2013-05-31 庭の飾りの壺、実はローマ時代のものでした!―エディルネ (Radikal紙)

軍警察がエディルネのケシャン郡のギョクチェテペ村沿岸のある家の庭で発見した壺と鉄製の鍬は2,500年前のものであることが分かった。      ケシャン郡軍警察司令本部駐屯司令部チームは、ケシャン郡のギョクチェテペ村沿岸をパトロール中、A.Y.さんの家の庭で古代に使われていた壺を見つけた。このため軍警察は庭に入ったが、壺の側には鉄製の鍬もあったため、状況をエディルネ博物館本部に報告した。       ■「庭の飾りに購入」       博物館本部の職員はギョクチェテペ村沿岸を訪れ、壺と鉄製の鍬を調べ 全文をよむ

2013-05-30 イスタンブル征服記念日祝典、「艦隊山越え」演出 (Milliyet紙)

イスタンブル征服記念日の祝典で、艦隊が金角湾に下ろされた!      イスタンブル征服560周年を祝福して催されたイスタンブル県主催の祝賀行事において、イスタンブル広域市メフテル楽団が、行進曲を演奏しながらスルタン・アフメト広場を行進した。      祝典の催しとして行われたメフテル楽団の行進は、チェムベルリタシュ停車場から始まった。メフテル楽団は、バンド演奏をしつつ、スルタン・アフメト広場まで行進し、イスタンブル市民にあいさつした。観光客や市民の関心をさらったこの行進は、スルタン・アフメト広場 全文をよむ

2013-05-26 ロバート・コレジュの150年 (Milliyet紙)

最近の展示で一番良かったのは、「伝統の解剖:ロバート・コレジュの150年」だ。ロバート・コレジュは1863年に開校し、今日に至る伝統校だ。この展示はロバート・コレジュの卒業生以外の一般客にも開放されている。      ロバート・コレジュに初めて行った時、私は8歳だった。プラトーと言われるその素晴らしい景色と広大な草地を見て、私は決心した。私も姉のように、この学校に行かなければならないと。   当時、小学生は競走馬のように勉強させられ、5年生になると私立学校やアナドル高校の試験に挑戦したものだった 全文をよむ

2013-05-23 アブデュルハミト2世に名誉博士号? (Yeni Safak紙)

カラビュク大学の鉄道システム工学科から、オスマン帝国のスルタン、アブデュルハミト2世に、ヒジャーズ鉄道建設の功績をたたえて名誉博士号が贈られる。      カラビュク大学ベクタシュ・アチュクギョズ会議場にて、5月25日土曜日に行われる式典において、トルコで暮らすオスマン家の末裔で、最年長のハルム・オスマンオール氏がアブデュルハミト・ハーンの名で博士号を受け取る。   カラビュク大学の学長、ブルハネッティン・ウイサル教授は、記者らに行った会見で、鉄道システムに関して、カラビュクがトルコにおいてだけ 全文をよむ

2013-05-21 盗難された聖者の棺を取り戻そうとして半世紀 (Zaman紙)

エルキョク・アヴジュオール氏は、国から遠く離れた地にあるシェイフ・ハジ・イブラヒムの棺を半世紀かけて取り戻そうと奮闘している。74歳のアヴジュオールはハジュ・イヴラヒムの子孫であり、裁判所の判定でドイツにある棺は霊廟に付属するものだと明らかにした。      棺は、コンヤのアクシェヒル郡のアランユルト(マルフ)村のシェイフ・ハジ・イブラヒム・ヴェリの霊廟にあり、クルミの木の幹を彫ったもので、1905年に盗まれてドイツに渡った。      シェイフ・ハジ・イブラヒムの棺は大変貴重な木製の棺であり、 全文をよむ

2013-05-19 デザートが嫌いな人は、悲しい人だ (Milliyet紙)

料理歴史家で作家のチャールズ・ペリー氏が、トルコ料理協会のゲストとしてイスタンブルを訪問した。「バクラヴァは多くの国でつくられているが、オスマン帝国の宮殿で今日私たちが食べている形になった」と言うペリー氏は、「私の記録はバクラヴァを8つです。デザートが嫌いな人は悲しい人ですよ」と述べた。      先日、イスタンブルは国際ガストロノミー(美食)界の非常に重要な人物を迎えた。ガストロ・イスタンブル・フェスティバル(5月7日~12日開催)で、トルコ料理協会がイベントを開催した。これに参加した作家、シ 全文をよむ

2013-05-18 トルコ版マダム・タッソー館オープン―アタテュルクもエルドアンもいます (Milliyet紙)

「トルコには無理だ」を実現!      エスキシェヒル広域市のブユケルシェン市長は、マダム・タッソー館にあるアタテュルク像への不満から行動を起こし、蝋人形館を開設した。展示される162体の像の中には政治家や芸術家もいる。      1966年、エスキシェヒル広域市のユルマズ・ブユケルシェン市長は、イギリスにある世界的に有名な蝋人形館マダム・タッソーを訪れた。そこに展示されていたアタテュルク像がアタテュルクに似ておらず、また彼のカリスマ的魅力が伝わってこなかったことから、彼は蝋人形の製法を学び始め 全文をよむ

2013-05-15 TRT、今年のユーロヴィジョン放送見送りへ (Milliyet紙)

TRTは、2013ユーロヴィジョン決勝戦を放送しないことを決定した。      TRTは昨日文書で声明を出し、欧州放送連合主催のユーロヴィジョンの採点システムに意義を唱えたがそれが認められなかったとして、今年の決勝戦に参加しないことを明らかにした。TRTの原則を守るために2013ユーロヴィジョン決勝戦を放送しないという決定を下し、来年は状況を見た上で判断するという。      ■レズビアン論争      大会では、フィンランド代表のクリスタ・シークフリーズが5月18日に、同性婚が認められないこと 全文をよむ

2013-05-12 イェシルチャムの関係者、パリで集まる (Hurriyet紙)

イェシルチャム(トルコ映画界)の著名な役者たちが、イェシルチャム引退後パリに移住し、パリで仕事をするアルズ・オカイ氏の娘で画家のエダ・ス・ネイディキさんの初めての個展で一堂に会した。      ソルボンヌ大学芸術絵画学部を修了し、その後イタリアとスペインで芸術教育を受けたこの若い芸術家が、パリにあるペール・ルージュ芸術ギャラリーにて「芝居の時代」と題して初個展を開いた。個展にはアルズ・オカイ氏をはじめ、有名な役者であるネバハト・チェフレや、ユルマズ・ギュネイの娘でパリ在住のエリフ・ギュネイ・ピュ 全文をよむ

2013-05-03 イスタンブルに、ジャスティン・ビーバー旋風 (Zaman紙)

コンサートの最中にステージに投げられた「おもちゃ」が原因で、ジャスティン・ビーバーはステージを一時放棄した。      有名な歌手であるジャスティン・ビーバーは、イスタンブル工科大学アヤザー・キャンパスのスタジアムでイスタンブルの人々に忘れることのできないコンサートを行った。ビーバーはコンサートに2時間遅れで登場したためファンからしばらくブーイングを浴びた。一方、コンサート前からできた交通渋滞により、一部の市民は徒歩で帰宅しなければならなくなった。      歌手のジャスティン・ビーバーは、イス 全文をよむ

2013-05-02 マルディン観光、にぎあう―解決策の効果 (Zaman紙)

クルド問題の平和解決プロセスは、7000年の歴史を誇るマルディンでの観光業に活況をもたらした。ホテルは9月までいっぱいで、観光客のおかげて町の商店もにぎわっている。2023年には500万人の観光客を迎える計画をたてているマルディン市の今年の目標は120万人の国内外の観光客をむかえることだ。      ここ1か月の間に進展した「平和プロセス」により、マルディンでの観光業のポテンシャリティは2倍となったと話すベシル・アヤンオール・マルディン市長は、この地方で状況の安定と平和により、ホテルの予約も90 全文をよむ

2013-04-28 トプカプ宮殿で、「Before / After ピーリー・レイス展」はじまる (Milliyet紙)

オスマン帝国時代の地図63点が、史上初めて集結!トプカプ宮殿で、「Before・Afterピーリー・レイス展」が幕を開けた。      トプカプ宮殿の元厩の展示場は、展覧会の見学者で賑わうこととなる…。東西の地図、地理書、オスマン時代の独自作品を集めた「Before・Afterピーリー・レイス展」は一昨夜(4月24日)始まった。      トプカプ宮殿博物館事務局・ビルケント文化イニシアチブ(BKG)の共催となる本展覧会では、オスマン帝国時代の地理学者・地図製作者による63作品が史上初めて公開さ 全文をよむ

2013-04-21 トルコの全大学の図書を集めても、ハーバード大にかなわない (Hurriyet紙)

高等教育機関の執行委員会メンバーであるドルムシュ・ギュネイ教授は1999年から2011年の間に勤務していたゾングルダクのビュレント・エジェヴィト大学で、自分の名がつけられた図書館の開会式に出席した。      アリフ・アミロヴホールで行われた開館式には、エロル・アイユルドゥズ知事、大学入試センター所長アリ・デミル氏、トルコ大国民議会EU協調委員会のメフメト・テケリオール委員長と、教師、学生らも参加した。ギュナイ教授は図書館に自分の名前がつけられたことをうれしく思うと語り、国立図書館における本の数 全文をよむ

2013-04-19 ナスレッティン・ホジャの墓、発見 (Milliyet紙)

アナトリア大学文学部芸術史学科のエロル・アルトゥンサパン学科長はスィヴリヒサル郡にある、ナスレッディン・ホジャの息子オメルのものであると思われていた石棺が、調査の結果、ナスレッディン・ホジャ本人のものであると分かったと発表した。      スィヴリヒサル郡のフィクレト・アルスラン郡長は、墓石は保護されてされてウル・モスク図書館から役場へ持ち込まれたと発表し、「ホジャの墓もスィヴリヒサルにあったと分かり、嬉しい。ホジャにふさわしい記念碑をつくる」と述べた。      エスキシェヒルのスィヴリヒサル 全文をよむ

2013-04-15 トラブゾン・アヤソフィア、礼拝で使用へ―その時フレスコ画はどうする? (Zaman紙)

トラブゾン県ムフティのベイセル・チャク氏は「礼拝に使用されるための取り組みが続くアヤソフィアでは、フレスコ画は礼拝の時間に幕で覆われることになる」と述べた。      チャク氏は、博物館として利用されているアヤソフィアがモスクに変えられ礼拝に使用されるために、その所有者であるトラブゾン・ワクフ地方局の取り組みが進められていると説明した。      この取り組みの一環として、アヤソフィアで礼拝が可能となるように整備される予定であると述べたチャク氏は、礼拝に使用されることになるので、宗務庁がアヤソフ 全文をよむ

2013-04-14 次は食文化の点でもクルド問題解決を (Radikal紙)

クルド人の感受性を考慮して、「トルコ料理」ではなく「トルコ国料理」と言おうではないか。そして、「クルド料理」と言うことを避けてはならない。      私たちは長年、言語や文化と同様、アイデンティティーの一部であるクルド料理、クルド食をないものとしてきた。共和国のイデオロギーとともに、私たちはアナトリア料理を、地域を、あるいは都市を基盤にしてきた。エーゲ海料理、アンテプ料理、セフェラド料理、黒海料理、チェルケス料理、ハタイ料理とは言うが、私たちのほとんどがスィイルトやディヤルバクル、ウルファ料理が 全文をよむ

2013-04-12 映画「セラーム」、観客数100万人突破 (Zaman紙)

世界各地のトルコ学校で働く教師たちの物語を題材にした初の映画『セラーム』の観客動員数が100万人に達した。映画『セラーム』は3月24日から4月10日の間に100万人以上の観客を動員し、2013年最も注目を集める映画の一つとなった。      レヴェント・デミルカレ氏が監督を務め、ユヌス・エムレ・ユルドゥルメル氏やハサン・ニハト・スッチュ氏、ブルチン・アブドゥッラー氏、エムレ・カラコチ氏、ファトマ・カランフィル氏が出演したこの映画は、理想のために愛する人たちや家族、自分の家、祖国を離れて3つの異な 全文をよむ

2013-04-11 チューリップ時代の終焉を描くTVドラマ、今日スタート (Zaman紙)

チューリップ時代が幕を閉じる理由となったパトロナ・ハリルの乱の内幕を題材としたドラマ、「オスマン帝国の影の国家」が今日から始まる。クムラル・パケルが監督を務めたこのドラマのために、イズミト・セカ製紙工場内に3万6千平方メートルもの巨大なセットが作られた。      テレビ視聴者たちは、今日新しいドラマと出会うこととなる。オスマン帝国の最も輝かしい時代であるチューリップ時代の終焉の元となったパトロナ・ハリルの乱の内幕をテーマとした「オスマン帝国の影の国家」の第一シーズンが、サマンヨルテレビに登場 全文をよむ

2013-04-11 ビュユクアダ(島)のトロツキーの家、博物館へ (Hurriyet紙)

かつての所有者の意向に応じてイスタンブル広域市議会によって住宅地とされていたロシア革命における思想的指導者の一人、レフ・トロツキーが暮らしていたビュユクアダにあるアラプ・イッゼト・パシャ邸は、文化遺産保護委員会によって保存されることになった。同邸はイスタンブル広域市議会の決定によって住宅地の指定を外され、邸宅の博物館として利用されることになる。      トロツキーがロシア革命後の1929年から1933年までの4年間の亡命生活の中で、著名な客人をもてなし、日々魚を釣り、ロシア革命史を書きながら過 全文をよむ

2013-04-09  ボアジチ大学でパムク&エーコ講演―作品と作家との関係 (Hurriyet紙)

ボアジチ大学にとって昨日は歴史的な一日となった。大学創立150周年を祝して、世界的に有名な小説家でありボローニャ大学教授であるウンベルト・エーコ氏とノーベル賞作家オルハン・パムク氏が「歴史、空想、真実に関する対話」という題目のシンポジウムのために相会した。アズィズ・ネシン氏が触れた60%という数字について、イタリア人作家のエーコ氏は「全ての人とは言えないが、50%の人はバカであると考えている。全ての人をバカだと思った時、安らかに眠ることができるだろう」と話し、会場を沸かせた。      シンポジ 全文をよむ

2013-04-06 バルケスィルの歴史的聖ニコラ教会、博物館へ (Radikal紙)

バルケスィル県アイヴァルク郡のもっとも重要な歴史的建築のひとつでありながら、何年にもわたり盗掘者の被害を受けてきた聖ニコラ教会だが、ラフミー・M・コチ博物文化財団が博物館として49年間の賃貸契約を交わし、修復作業が開始した。ジュンダ島にあるこの教会は900万リラをかけての修復が計画されており、大理石細工、天井装飾、イコン、 魚の皮の上に描かれた聖人の肖像画が印象的だ。今後は文化的・芸術的なイベントで使用される予定だ。140年の歴史を持つ教会の修復作業は、2年での完了が目指されており、建築家のアリ 全文をよむ

2013-04-03 アスマルメスジト「Yakup2」名物オーナー・アスラン氏、往く (Radikal紙)

ベイオールの老舗ヤークプ2のオーナー、ヤークプ・アスラン氏(63才)が、昨日(4.2)、入院中だったアジュバーデン・フルヤ病院で亡くなった。63才だった。アスラン氏でアスマル・メスジト地区で追悼式が行われた。      追悼式では、参加者はアスラン氏の写真を胸につけた。アスラン氏の棺は13時ごろにアルマルメスジト通りにある、彼のレストラン、ヤークプ2の前に運ばれた。式には息子のウフクさん、ユルドゥライさんも参加した。棺はレストランの中庭におかれたのち、皆が清算の辞(注:葬儀での決まり文句)を述べ 全文をよむ

2013-04-02 伝メフメト2世の「落書き帳」、パノラマ博物館で展示へ (Yeni Safak紙)

シュヘイリ・ウンベル教授によって1961年に発見され、メフメト2世が書いたものとされる「帳面」がパノラマ1453年歴史博物館で初公開される。      パノラマ1453年歴史博物館で行われた発表によると、メフメト2世が絵や文章を書いたとされる「帳面」の数ページの写真がパノラマ博物館でパネル展示されるという。      トプカプ宮殿文書館にあったこの「落書き帳」はシュヘイリ・ウンベル教授の調べのもと、1961年に初めて「メフメト2世の落書き帳」と名づけられ公に発表された。      帳面はメフメト 全文をよむ

2013-04-01 テッサロニキ、90年ぶりにイスラム礼拝の響き (Hurriyet紙)

ギリシャのテッサロニキで、1923年からこれまで閉鎖されていたイェニ・モスクで90年ぶりの礼拝が行われた。      得られた情報によると、テッサロニキを訪問したあるグループ、ギュムルジネ(コモティニ)・マドラサの生徒らがテッサロニキのヤニス・ブタリス市長の特別な許可によって土曜日にイェニ・モスクで昼の礼拝を行った。      イェニ・モスクに到着したマドラサの学長サブリ・ボシュナク氏と教員らが同行する約50人の生徒らを、テッサロニキ市長ヤニス・ブタリス氏とロドピ-エヴロス少数民族学校のコーディ 全文をよむ

2013-03-30 チャムルジャモスク、着工 (Zaman紙)

イスタンブルのチャムルジャの丘で、モスクの建設工事が始められ、重機が建設予定地での作業を開始した。      ウスキュダルのチャムルジャの丘で、モスクの建設が始められた。午前中に重機が予定地に入って掘削を開始し、この間地域住民らも作業の様子を興味深く見守っていた。      住民らは、チャムルジャにモスクが建設されることを支持していると、気持ちを語った。そして「皆さんの幸運を祈っています!」と述べ、モスクが一日も早く礼拝に解放されることを望んでいた。 全文をよむ

2013-03-17 メヴレヴィー教団の研究をするドミニコ会修道士 (Yeni Safak紙)

ドミニコ会修道士のアルベルト・ファビオさんは、エルサレムでのムスリムとの出会いに影響を受けてトルコに来た。そして10年間にわたりメヴレヴィー教団の研究をしている。      8歳で修道士の道を選んだアルベルト・ファビオ・アンブロシオさんは、エルサレムにおけるムスリムとの出会いに大きな影響を受けてトルコを訪れ、約10年間トルコで暮らしている。移住後に学び始めたトルコ学の分野では、現在スーフィーの歴史に関して博士課程の研究を行なっている。論文のテーマのためにアンカラヴィー・イスマイル・リュスーフィー 全文をよむ

2013-03-17 村とはもう郷愁の世界のものだ:ドゥルスン・アリ・サズカヤとのインタビュー (Zaman紙)

リゼ県のヘムシンという小さな郡。おじいさんおばあさんがいて、手には織られた毛糸のセーターがあった、幸せな時代。私たちはアリ・サズカヤと黒海の人に焦点を当てた数少ない回想本のうちの一つである「戻れないのを思い浮かべよ」についてと、一年で3回増刷されたこの作品へのこの関心の理由について話した。      -同作品は出版から1年もたたないうちに3回増刷された。出版後に何が起こったのか?      私の周りの人たちの間で熱く受け止められたと言える。本を読んだ人たちは、自身の子供時代に戻り、忘れていたいく 全文をよむ

2013-03-11 Ali Ünalコラム:オジャランはなぜ、ヌールスィーを標的にしてのか? (Zaman紙)

イムラルで行われたオジャランと平和民主党(BDP)代表団との会見で、最も関心を引いた話題の一つは、オジャランが、ベディウッザマン(サイト・ヌールスィー)がアルメニア系であると暗に言及したこと、そして、教団(Cemaat)あるいは組織(Camia)がアメリカの指示を受けていると述べたことであった。      明らかに我々は第二のドウ・ペリンチェク(労働者党党首)を目の前にしている。彼について「製造者(fabrikatör)」との表現をつかったメフメト・エイミュルは、国家諜報機関(MİT)の次官補佐 全文をよむ

2013-03-07 紀元前7世紀の遺跡の上に、ショッピングモール・・・!ブルサ県ムダンヤ (Milliyet紙)

ブルサ県のムダンヤ郡で、古代都市遺跡が発掘された場所において、ショッピングモールの建設が進められている。第3級の考古学保護地域に建設されるショッピングモールの工事中にミルレイア古代都市の壁や遺跡が発見された。      しばらく建設が中断していたショッピングモールについて、ブルサ文化・自然遺産保護委員会は、決断を下した。同委員会は、ミルレイア古代都市の壁をガラスで囲 ってショッピングモールに展示し、古代都市の上に建設予定のショッピングモールの工事を継続するよう決定した。これを受け、ショッピングモ 全文をよむ

2013-03-06 樹齢1650年のオリーブ、天然記念物に指定―マニサ (Radikal紙)

マニサ県クルクアーチ郡にあるオリーブの木が、天然記念物保護機構によって、樹齢1650年の「天然記念木」に登録された。さらにこの木はいまだに4種類の実を実らせる。      マニサ-マニサ県クルクアーチ郡バクルベルデシで、樹齢1650年のオリーブの木が、天然記念物保護機構によって「天然記念木」に登録された。   マニサ県食料農業畜産局ハサン・チェビ県局長とクルクアーチ郡食料農業畜産局メリクシャー・タシュクン郡局長は、この木の植わっている地域を調査した。マニサ県知により開始された観光キャンペーン及び 全文をよむ

2013-03-05 アラベスク音楽の巨匠ミュスリュム・ギュルセムの葬儀、盛大に (Radikal紙)

ミュスリュム・ギュルセス氏は今日、ズィンジルリクユ墓地に埋葬された。葬儀では時折騒動が起こった。      約4ヶ月間治療を受けていた集中治療室で息を引き取ったミュスリュム・ギュルセス氏のため、最初の葬儀がジェマル・レシト・レイにて執り行われた。テシュヴィキイェ・モスクでの正午の礼拝の後、追悼礼拝が行われ、ミュスリュム・ギュルセスの遺体はズィンジルリクユ墓地に埋葬された。多くの国民が、この著名なアーティストの最後の旅を見守ろうとしたため、モスクの庭は大混雑した。ギュルセスのファンが柩の周りを囲み 全文をよむ

2013-03-02 アヤソフィア地下の秘密を明かす写真展 (Milliyet紙)

世界最古の建築物の一つであるアヤソフィアの地下にある秘密の地下トンネルで、15年間行にわたる調査を指揮していたギョクセル・ギュレンス氏と調査団が撮影し、「アヤソフィアの地下深くで」と題されたドキュメンタリー写真が展示された。調査団のメンバーは、あるときは狭い地下トンネルを、またあるときは水をたたえた井戸を探検し、その姿が一部の映像に収められている。      世界最古の建築物の一つとされるアヤソフィアの秘密の地下トンネルで、15年間調査を行い、その指揮をとってきたギョクセル・ギュレンス氏と調査団 全文をよむ

2013-02-25 『セルジューク朝料理』料理本本コンテストで一位に (Radikal紙)

世界的に有名な料理本コンテスト「グルマン世界料理本大賞」でムハンマド・オムル・アッコル氏の『セルジューク朝の料理』がグランプリに輝いた。アッコル氏は、料理本のノーベル賞として高く評価される世界最高峰の料理本コンテストに、著書『セルジューク朝の料理』と『オスマン朝から現代までの卵料理レシピ』の2作品を応募した。『セルジューク朝の料理』が、多くの本に与えられる2012年度グルマン世界料理本大賞のベスト歴史料理本賞を受賞したことについて、会見で次のように語った。      「グルマン大賞には178カ国 全文をよむ

2013-02-24 男優クヴァンチが手にした顔 (Radikal紙)

「蝶の夢」で詩人ムザッフェル・タイイプ・ウスル役を、彼の言葉を使うと、「支持」したクヴァンチ・タトゥルトゥーの今後の写真に修正は必要ない。      ポルトガル人は「30歳までの顔は神様がくれたもの、30歳を過ぎたらそれまでの人生が顔に出る」と言う。つまり、あなたのご両親が結婚25周年に行ったあのおしゃれなレストランでカメラマンを悲しませることはないし、あなたのお姉さんが床屋のコロンのにおいがする義兄とヤシの木やココナッツを背景に「結婚しようとしていること」を信じられないでいるときにとられた写真 全文をよむ

2013-02-22 ビザンツの凱旋門遺構にコンクリート! -イスタンブル大学前 (Radikal紙)

イスタンブル大学前で、何十の考古学教員、学生の前でビザンツ時代の凱旋門の石柱が砕かれ、コンクリートが流しこまれた。「歴史の殺戮」を鞄商は目撃した。      ビザンツ時代の凱旋門が砕かれ、捨てられた。地中から出てきた煉瓦構造の建築物の上にセメントが流しこまれた。これらは全て、イスタンブル大学文学部校舎の向かいにあった。つまり、何十人もの考古学教員、何百人もの学生の目の前で…。この状況を見ても抗議の声を上げたり、関心を寄せたりはしなかった。      皮鞄商がイスタンブル考古学博物館に連絡し、「歴 全文をよむ

2013-02-19 パレスチナに残るオスマン文書に、TİKA支援の手 (Zaman紙)

トルコ協力開発機構(TİKA)は、エルサレムにあるパレスチナ・ワクフおよび宗務省管轄のイヒヤ・トゥーラス・イスラム研究文書センターを、最新技術で新たに生まれ変わらせた。      文書センターの開館式典セレモニーは在パレスチナ(エルサレム)トルコ総領事館のシャキル・トルンラル大使、パレスチナ・ワクフおよび宗務省のマフムド・ハブバシュ大臣、パレスチナのTİKAコーディネーターのキュルシャド・マフマト氏とセンター長のムハメド・サファディ氏らによって行われた。      トルンラル大使は式典でのスピー 全文をよむ

2013-02-18 タンプナルの文学から、楽曲へ (Yeni Safak紙)

ジェマル・レシト・レイ音楽協会が3月13日にコンサートを開催する。このコンサートの最大の魅力は、演奏される曲がタンプナルの作品の中から選ばれていることだ。      作家アフメド・ハムディ・タンプナルは、『マーフル・ベステ』(Mahur Beste)、『平安』(Huzur)、『時間統制機構』(Saatleri Ayarlama Enstitüsü)、『アブドゥッラー・エフェンディの夢』(Abdullah Efendi'nin Rüyaları)、『夏の雨』(Yaz Yağmuru)といった小説や 全文をよむ

2013-02-17 ガラタ塔、修復へ (Zaman紙)

イスタンブルのシンボルの一つ「ガラタ塔」が修復される。イスタンブル広域市市議会は、この歴史ある塔の修復を承認した。市議会の2月の会議はサラチハーネ地区の議会場で行われた。      全会一致で承認されたこの報告書によれば、塔の修復費用はその95%を県特別行政局から支給される。観光客の注目の的であるガラタ塔がいつ建設されたかは分かっていない。西暦507年、ローマ帝国のユスティニアヌス1世時代に建設されたといわれている※。1348年にジェノヴァ人の手によって今日の姿になり、その後地震や火事に見舞われ 全文をよむ

2013-02-10 アタテュルク図書館貴重書のデジタル化 (Zaman紙)

イスタンブル広域市図書館・博物館局に属するアタテュルク図書館に収められているアラビア語やペルシャ語、そしてオスマン語で出版された4万冊の貴重書が、デジタル化されて公開された。(今後は)手書きの書籍に「katalog.ibb.gov.tr」のURLから無料でアクセスすることができるようになる。      イスタンブル広域市は、貴重書の閲覧を望みながらも遠くに住んでいたり、行く時間のない研究者らのために新たなプロジェクトを立ち上げた。図書館・博物館局に属するアタテュルク図書館に収められたアラビア語や 全文をよむ

2013-02-10 Dogan Fizlanコラム::トルコ民族音楽の輝き!ファズル・サイのネイ協奏曲 (Hurriyet紙)

ファズル・サイの「イスタンブル協奏曲―ヘザルフェン・ネイ協奏曲」をLPレコー ドとCDで聴き、DVDも視聴した。      ギュレル・アイカル率いるボルサン・ イスタンブル・フィルハーモニーオーケストラの演奏だという。 ソリストは、ブルジュ・カラダー(ネイ/葦笛)、ハーカン・ギュンギョル (カーヌーン/撥弦楽器)、アイクト・キョセレルリ(クドュム/2連の小太鼓、ベンディル/タンブリン、ダルブカ/太鼓)だ。   トルコ人作曲家がイスタンブル協奏曲を作曲することは、ひとつの美学的責任であると私は思う 全文をよむ

2013-02-07 セリム3世の贈ったテント、ロシアで初公開 (Zaman紙)

オスマン朝のスルタンセリム三世から、ロシアの女帝エカテリーナ2世に贈られたオスマン朝のテントが初めて披露された。   サンクトペテルブルクのある博物館に長年保管されていたテントは、今日でも、当時の美しさを全く失っていなかった。   ジハン通信社により初めてその姿が伝えられたテントは、オスマン帝国がクリミアを取り返すため、1787年8月19日に始めた対ロシア戦争の後、締結されたヤシ条約に従ってロシアに贈られた。テントは、当時のオスマン帝国特命使節ムスタファ・ラスィフ・パシャによって、1793年にサ 全文をよむ

2013-02-06 ギュナイ元文化相インタビュー…問題山積 (Radikal紙)

元文化観光相のエルトゥールル・ギュナイ氏はイスタンブルの城壁に関し、「イスタンブルでは(新たな)建設への取り組みが、公共事業や修復の取り組みより優先されている。イスタンブルでは、タクスィム広場だけでなくスルタンアフメト広場にショッピングセンターを建設する取り組みもある」と述べた。      元文化観光相のエルトゥールル・ギュナイ氏は、CNNトルコで放送されている「360度」という番組でシリン・パイズンの質問に答えた。ギュナイ氏は、サライ・シエラの殺害により話題となったイスタンブルの城壁に関し、自 全文をよむ

2013-02-05 イスタンブル城壁に、24時間監視カメラ設置へ (Hurriyet紙)

アメリカ人のシエラ・サライさんが殺害されたことで再び注目されている城壁について、今後は情報セキュリティシステム(MOBESE)によって24時間体制で監視されることになる。      ゼイティンブルヌ区は、トプカプから海岸までの城壁部分に高解像度の夜間監視カメラを設置すると発表した。      ゼイティンブルヌ副区長のザフェル・アルサチ氏は次のように述べた。「何千年もの歴史ある建造物が、アメリカ人女性サライ・シエラさんの死亡と共に、犯人不明の殺人事件を生む一端として再び注目され始めた。ゼイティンブ 全文をよむ

2013-02-05 イスタンブルのチャムルジャ・モスク、まもなく着工へ (Zaman紙)

ウスキュダル区長のムスタファ・カラ氏は、チャムルジャのモスク建設計画の前に立ちはだかっていた役人的障壁が取り除かれ、建設作業は来月から開始すると述べた。      ムスタファ・カラ区長は、チャムルジャの丘のモスク建設プロジェクトについて言及し、3月の第2週目から建設が着工されることを明らかにした。また氏は、建築設計コンペに集まった60余りの建設計画書から、伝統的な建築様式に基づいて設計された、第2位の計画書(訳注:コンペに1位は選出されなかった)が選ばれたと述べ、区としても必要な認可を下していく 全文をよむ

2013-02-04 文学作品、最初の一行との出会い (Zaman紙)

「書物の冒頭の文章は、その作品の宿命と言えます。読者は没頭するのか、はたまたそっと遠ざかっていくのか。作家たちにとっても大変な難題です。最初の一文のために、様々な努力がなされます。      オルハン・パムクは対談で、出だしの文章を書く苦痛についてこう語っています。『本の最初の一文は、私にとって重要なものです。いつも頭を悩ませます。最初の文章は、本全体の精神を、行く末を、読者をどのような気持ちにさせるか、予感させるものでなくてはなりません。本のタイトルや、最初の文章や、最後の文章をどうするかとい 全文をよむ

2013-02-03 TRT6、視聴者数々の国境を越えて (Radikal紙)

クルド語放送を行うTRT 6は、クルド人が多く暮らすイラク、イラン、シリアから、アフリカ、スカンジナビア、さらにはアメリカにおいても放送されている。      国営放送でのクルド語放送が話題になると、2種類の反応が出た。「分離主義」につながるという意見と、クルド人を「同化」させる目的だと主張する意見である。(クルド語放送開始から)4年間が過ぎた。国は分裂してないし、クルド人が同化してもいない。TRT Şeş(TRT 6)の放送地域はどんどん広まった。国はクルド人が集中して住むイラク、イラン、シリ 全文をよむ

2013-02-02 ブルサのモスク修復、150年前の壁画の下には550年前の壁画 (Milliyet紙)

ブルサ広域市によってはじめられたムラディエ・キュッリエ(複合施設)の修復工事で、墓廟の天井に場所を占めているオリジナルのオスマン様式の模様が、19世紀末に行われた改修によって漆喰で埋められ、その上にバロック様式の模様が描かれていたことが判明した。修復専門家らがランセットで細心の注意 を払って行った作業の結果、現れたオリジナルの模様は550年が経過しているにもかかわらず初期の鮮やかさを保っていることが注目された。      ブルサ広域市は、ブルサの「かつての首都」としての特色を前面に押し出し、街を 全文をよむ

2013-02-02 日本のアイドル、涙の謝罪 (Hurriyet紙)

東京生まれのアイドルグループAKB48のメンバーであるミナミ・ミネギシ(峯岸みなみ)さん(20)が、一夜を恋人宅で過ごしたことをマスコミによって写真にとられ、頭を丸めて涙ながらに世間に謝罪した。      ミナミさんは一夜を過ごした恋人宅から朝出てくるところを写真にとられ、大きな注目を集めた。      この反響に耐えられなかった彼女は、動画共有サイトYouTubeで公開した4分間の映像の中で涙ながらに謝罪した。   頭を丸めたミナミさんの映像は何百万もの人々によって再生された。      日本 全文をよむ

2013-02-01 ギュル大統領、アップル社副社長らと面会、トルコ語キーボード問題など話題に (Cumhuriyet紙)

ギュル大統領は、大統領官邸においてアップル社の副社長ジョン・コーチと面会した。アップル製品に、Fキーボード配列や、いくつかのサービスにトルコ語が含まれていないこと、またトルコが主要販売国に含まれていない問題などが話しあわれた。      会見に参加した官邸関係者によると、アップル社の代表団は、Fキーボードについては文字の配列に関する問題があること、また、いくつかのサービスにトルコ語が含まれていないことやトルコが主要販売国に含まれていないことに言及した。      ギュル大統領は、これに対し、今週 全文をよむ

2013-01-31 文化観光省、クルド語写本カタログ準備中 (Zaman紙)

文化観光省は、管轄下の各文書館が所有する古いクルド語書物の図書データをつくっている。以前は政治的な理由によりデータに上がってこなかった書物が2012年末の調査で分類され、登録された。      これによると、スレイマニエ文書館では11の写本と5冊の印刷本の計16冊のクルド語文献が現存している。コンヤ文書館では7冊の写本と2冊の印刷本が存在している。コンヤにあるディヤルバクル図書館にはクルド語写本4冊が現存する。現在29冊の写本と印刷本が登録されて、研究者たちに提供された。   トルコ写本協会翻訳 全文をよむ

2013-01-30 ノーベル文学賞にはトルコで誰がふさわしいか?―アンケート (Hurriyet紙)

ノトス誌恒例のアンケートは、今年は「トルコ文学からどの作家にノーベル文学賞を受賞してほしいですか?」と題されて行われ、その調査結果が出た。274人が参加した調査では、トップ3にヤシャル・ケマル、レイラ・エルビル、ギュルテン・アクンがきた。      文学界をリードする雑誌の一つであるノトス誌は、毎年異なったテーマで、恒例のアンケートを行っているが、その第7回結果を2・3月号で発表した。      ノトス誌第38号で発表された今年のアンケート、「トルコ文学のどの作家にノーベル文学賞を受賞してほしい 全文をよむ

2013-01-23 メヴリド祭で、モスクは満杯 (Milliyet紙)

今日(1月23日)は預言者ムハンマドの誕生日でありメヴリド祭(預言者生誕祭)が行われることから、ムスリムたちはモスクへ殺到した。生誕祭の夜をエユップスルタンモスクで祝おうとする人々は、夕方ごろに出発し、モスク内や周辺は短時間のうちに市民であふれた。      ■モスクは満杯      礼拝に訪れた人の多くは、混雑のためにイシャ―礼拝(日没後の礼拝)をモスクの中庭で行わざるをえなくなった。なかにはモスクで場所を見つけられなかったために礼拝をせずに外に出た者もいた。預言者生誕祭では、聖典コーランとメ 全文をよむ

2013-01-23 火災のガラタサライ大は、旧フェリエ宮―アブドゥルアズィズはここで殺された? (Radikal紙)

昨晩の火事で使用不可能となってしまった、旧フェリエ宮。歴史家のタルハ・ウールルエル氏によると、スルタン・アブドゥルアズィズはこの建物で殺されたという。       歴史家のタルハ・ウールルエル氏は、昨晩起こった火災により使用不可となってしまったガラタサライ大学キャンパス内にある歴史建造物が、オスマン時代にフェリエ宮の一部であったとして、「スルタン・アブドゥルアズィズは、フェリエ宮として知られていたその建物で殺された」と述べた。   ウールルエル氏はガラタサライ大学の建物について、昨日灰と化した建 全文をよむ

2013-01-22 回収された盗難美術品、今、この博物館で展示 (Zaman紙)

文化観光省は盗まれた国宝の行方を追っている。海外から返還された多くはアンカラ・ワクフ博物館に展示されている。ウスキュダル・ヴァ― リデ・アティーク・モスクの陶器製タイル板やオスマン朝スルタン・アブデュルメジトの書道板といった貴重な美術品を無料で観覧することができる。      トルコでは数多くの歴史的価値のある美術品がモスクやワクフの倉庫から盗まれ、国外へ持ち出されていた。それらの国々から返還された多くはアンカラ・ワクフ博物館に保管されている。美術品の中には、ヴァーリデ・アティーク・モスクの陶器 全文をよむ

2013-01-21 文学者イスメト・キュル、死去 (Hurriyet紙)

教育者として、また作家としてトルコ文学に貢献したイスメト・キュルさんが死去した。      著名な作家プナル・キュル氏は、母イスメト・キュルさんの死去の原因を「老衰」とし、9月に脳梗塞を発症して以来、寝たきりが続き、高齢のため治癒しなかっことを明かした。      1916年9月29日、イスタンブルで誕生したイスメト・キュルさんは、教鞭を取りながら論文、研究書、小説、詩、回想録、ラジオドラマ、戯曲を執筆した。      初等、中等教育をイスタンブルで、高等教育をアンカラで受けたキュルさんは、その 全文をよむ

2013-01-17 オスマン碑文プロジェクト (Zaman紙)

アヤソフィア・モスクの近くにあるアフメト3世の泉の建設年を示す詩句は、スルタン・アフメト3世がつくったものである、すなわち、「アフメド・ハーンに祈れ、神への聖句を唱え、この水を飲め。」      スルタン・アフメド3世は、時の詩人達に、この対句に続く詩を書くよう命じた。詩人達は、すぐに筆を握るのだが、「水を飲め」という単語に押韻していくのは不可能だった。このため詩人のセイイド・ヴェフビーはちょっと工夫をして、「神への聖句を唱え、この水を飲め、アフメド・ハーンに祈れ」という形に変えることで問題を解 全文をよむ

2013-01-15 ドウバヤズィトのイスハクパシャ宮で盗掘犯、現行犯逮捕 (Radikal紙)

アアル県のドウバヤズィト郡にあるイスハクパシャ宮殿で盗掘していた3名が軍警察によって現行犯逮捕された。      ドウバヤズィト中心地から5km離れたところにあるイスハクパシャで昨晩、ジェラル・ウチャル、ヒュセイン・アックシュ、そして従兄弟のイブラヒム・ハリル・アックシュの3名が城門の鍵を壊して侵入し、再び自分たちの錠で施錠した。宮殿を訪れていた者が、宮殿内にある図書館跡で財宝を狙い盗掘しようとした3名による物音を聞きつけ、軍警察に通報した。盗掘犯は、通報を受けて駆け付けた軍警察官らによる命令「 全文をよむ

2013-01-14 人気の「博物館カード」、利用に制限導入へ (Radikal紙)

博物館カードをもっていると、以前は30リラで1年間、博物館や聖者廟に入場することができたが今後は、1年に同じ博物館に行けるのは1回だけになる。      文化観光省は博物館カードの規則を改定した。以前は30リラを払えば、1年間、同省関係の博物館や聖者廟に制限なく入ることができたが博物館カードだが、今後は、1年以内には同じ場所に2回はいけなくなる。      文化観光省の独立採算事業局(DÖSİM)のムラト・ウスタ局長は、AA通信社に行った説明で、同省は現在、博物館カード1と、博物館カード2、そし 全文をよむ

2013-01-12 不仲のクルド系大物歌手二人仲直り、クルド問題解決を呼びかけ (Radikal紙)

不仲のクルド系大物歌手二人仲直り、クルド問題解決を呼びかけ      歌を巡り争い、40年間不仲だった大物歌手のシヴァン・ペルヴェル氏とイブラヒム・タトルセス氏がイラクのアルビルで対面し、和解した。      シャンルウルファ県出身の歌手、イブラヒム・タトルセス氏とシヴァン・ペルヴェル氏が40年ぶりに対面した。シヴァン・ペルヴェル氏は、裁判(結果)に重きを置かな かったことや、文化を退廃させたとしてタトルセス氏を批難してきた。しかし、タトルセス氏がイムラル島問題[PKKとの和平交渉]に関し言及し 全文をよむ

2013-01-12 エユプ・スルタン廟、修復続く―100年の放置のつけ大きく (Yeni Safak紙)

エユプ・スルタン廟の修復作業は当初6ヶ月と予定されていたが、壁のタイルの状態がひどいことがわかり、期間が延長された。廟はかつて非公開であり、100年間放置されており、その償いがなされようとした際に、セメントで覆われた床の下に、ファーティフ時代のオリジナルの六角形タイルや瞑想室が見つかった。      エユプ・スルタン廟修復工事は当初6ヶ月と予定されていたが、予期せぬ問題や精巧な(修復)作業が必要なタイルが見つかったため、延長され、作業完了は年末になる予定であり、ラマザーン月には一部公開される予定 全文をよむ

2013-01-10 ゲーテにトルコ人の血―新説?奇説? (Zaman紙)

教会に行かず、イスラム教徒と一緒に礼拝を捧げていたと述べ、有名な作品「東西詩集」の中で、イスラム教徒であるという主張を否定しないと記したゲーテの信仰に関しては、今日まで大いに議論されてきた。      アリフ・アルスラン博士が執筆した「イスラム-ゲーテ」という題名の本では、ゲーテの家系がトルコ人の血を引いていると主張されている。研究者であり作家でもあるセナイル・オズカン氏もゲーテがトルコ人であるという主張を支持している。オズカン氏は、「ハンス・ニールセンが執筆し私自身が翻訳した『ゲーテの血脈に1 全文をよむ

2013-01-09 ウスパルタで500年前の古書、闇売買 (Yeni Safak紙)

入手した情報によると、ウスパルタ警察のチームは、S.Yが歴史的書物を売ろうとしているという情報を受け、捜査を始めた。捜査を続けた結果、取り締まりを決行した警察チームは、S.Yを、イブラヒム・ハレビーの「Münyet’il muşaili(訳者註:礼拝に関する問題をハナフィー派の立場で詳細に論じたもの)」のオリジナル写本を売ろうとしたとして拘束した。      ウスパルタ県知事のメムドゥフ・オウズ氏は、ウスパルタ警察署長オル氏が訪問した際、押収した本を調べ、この本の情報を得た。   押収した本はト 全文をよむ

2013-01-08 Iskender Pala コラム:2013年はピーリー・レイスの世界地図500周年 (Zaman紙)

2013年は、ピーリー・レイスが有名な世界地図を作成してちょうど500年となる。ユネスコは、2013年を世界で「ピーリー・レイスの世界地図500周年」として祝うことにしている。      このことは喜ばしいことである一方、喜べない側面もある。おそらく国家の多くの機関(文化省、海事庁、首相府振興基金事務局など)、大学(ピーリー・レイス大学をはじめとして)、関連する県(チャナッカレ、アンタルヤなど)、市(ゲリボル市、トゥズラ市など)、海事関連団体、そして様々な財団がピーリー・レイスをテーマにして年間 全文をよむ

2013-01-04 ギュナイ文化相、ミラス遺跡観光整備を約束 (Yeni Safak紙)

エルトゥールル・ギュナイ文化・観光相は、ミラス郡にあるヘカトムノス王廟を視察した。同相は、この地域にあるチュルク・テレコム事業所の場所に新しく博物館を建設し、この地を人々が楽しく観光できる場所にすると述べた。      ミラスで開いた会見で、ギュナイ文化相は過去にも度々ミラスを訪れており、その際にこの地域の新たな出土品を見てきたと話した。      関係者からヘカトムノス王廟で行われている取り組みに関して情報を得たギュナイ文化相は、この地域での発掘作業が続いていることを明らかにした。また、発掘場 全文をよむ

2012-12-25 アダナで1900年前の旧約「モーセ5書」押収―歴史遺産闇売買 (Radikal紙)

アダナで行われた警察の捜査で、1900年前のものと思われるガゼルの皮に書かれた「モーセ5書」が押収された。      事件に関与したとして逮捕された4人は、「モーセ5書」を廃品回収業者から手に入れたと供述した。容疑者の一人である地理の教師T.N.容疑者は「私は専門家だ、詳しく調べてくれと彼らが私のところに持ってきただけだ」と証言した。      密売及び組織犯罪対策支部経済事件担当局のチームは、アダナ県アダナ市ユレイル区にあるホテルで歴史遺産の買い手を探しているとの情報を入手し、捜査に乗り出した 全文をよむ

2012-12-24 ドキュメンタリー番組「歴史に名を残した17人の女性」放映へ (Milliyet紙)

家族社会政策省は、「女性への暴力と戦う」プログラムの一環として、トルコで各職業の最初の一人、あるいは先導的役割を果たした19人の人生の物語を映画化し、その名をオスマン語で「女性」を意味する「Nisvan」というドキュメンタリー番組の、スポンサーになった。      ドキュメンタリーでは歴史に名を刻んだ19人をヒュルヤ・コチイート、ハレ・ソイガジ、ドゥイグ・イェティシ、エリフ・タイハンのような有名なテレビ・映画女優たちが演じた。      ■式典は12月27日      500人以上のテレビ・映画 全文をよむ

2012-12-23 フドレレズ(ヒズル・イリヤース祭)と聖ゲオルギウス祭、共同でユネスコ入りを目指す (Radikal紙)

ケシケキとメスィルに続き、フドレレズもユネスコ無形文化遺産に登録するための準備がはじめられた。      メスィル・マジュヌ祭がユネスコ・人類の無形文化遺産に登録され、このリストに登録された伝統文化の数は10に達した。トルコは現在7か国と共同で取り組みを行い、これらの国々で祝われるフドレレズと、カトリックの春の祭りである聖ゲオルギウス祭を、共同でユネスコに登録するための申請を行っている。アシュレ、クシュ・ディリ(指笛で表現される言葉)、エブル技法がこれに続こうとしている。      トルコ、モル 全文をよむ

2012-12-23 ベディユッザマン・ヌールスィーは確かに「サイード」だった (Zaman紙)

オスマン朝研究財団運営委員会委員長アフメト・アクギュンデュズ教授が、約35年間にわたり行ってきた「ベディユッザマン・ヌールスィーの系譜」研究を完成させた。      イスタンブルのWOWホテルで行われた記者会見で、アクギュンデュズ教授は、ベディユッザマン・サイード・ヌールスィーの母方はサイイド、父方はシャリーフの流れをくんでいることが、文書資料により証明されたことを明らかにした。研究がどのような結論を生むのかという質問に、アクギュンデュズ教授は「ベディユッザマンが預言者ムハンマドのような性格を有 全文をよむ

2012-12-22 ラディカル読者が選ぶ年間最優秀演劇賞、候補作はこちら (Radikal紙)

2011年度は演劇作品が豊作な年だったと言われるが、我々は2012年に真の熱狂を目にした!   国公立の劇場で公演された作品や、民間の様々な劇場での公演作品計25本を下記にアルファベット順に記す。ご覧になり「これが最高だ!」と思うものを評価するのはあなただ。      ・Adalet Sizsiniz    「あなたが正義だ」(ペルデジ・オユンジュラル&アイサ・プロダクション)      ・Ah Smyrna’m Güzel İzmir’im   「わがスミルナ、美しきイズミル」(劇団ペラ)   全文をよむ

2012-12-17 メヴラーナ大祭の儀式で、演説なし―エルドアン指示 (Hurriyet紙)

メヴラーナ・ジェラーレッディン・ルーミーの命日にちなんで催されるメヴラーナ大祭で、今年は初めての出来事が起きた。タイイプ・エルドアン首相の指示により、昨日のメヴラーナ没後739周年記念式典において、それまで行われていた演説が初めて行われなかった。      昨日、メヴラーナ文化センターで催された式典には、エルドアン首相やタジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領、共和人民党のケマル・クルチダルオール党首、ベキル・ボズダー副首相、アフメト・ダヴトオール外相、レジェプ・アクダー保健相をはじめ、国内外から 全文をよむ

2012-12-17 イスタンブル最古のローマ水道施設発見 (Zaman紙)

キュチュクチェクメジェでの考古学調査の結果、イスタンブル最古の水道施設が発見された。2007年の表面調査によって始まったバトネア古代都市の発掘によって、イスタンブル最古の居住地に関する重要な発見がもたらされた。      コジャエリ大学考古学学部のシェンギュル・アイドゥンギュン助教授の指揮のもと、コジャエリ大学やイスタンブル大学、海外の大学の専門家らの研究によって発掘が実現した。調査の結果、ローマ帝国の首都がイスタンブル(コンスタンティノープル)に移されてから建設されたと見られる地下水道施設が発 全文をよむ

2012-12-15 来年のユーロビジョン、トルコは不参加 (Milliyet紙)

トルコは、来年のユーロビジョン・ソング・コンテストに参加しない。TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会)会長が行った書面会見で、2013年スウェーデンのマルメで行われる「2013年ユーロビジョン・ソング・コンテスト」にトルコは参加しないことが明らかになった。      TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会)は書面にて会見を行い、EBU(欧州放送連合)で「特別待遇」を受けているドイツ、フランス、イギリス、スペインそしてイタリアが近年手にした「不成功の結果」により、昨年のコンテストで視聴者投票の割合が50 全文をよむ

2012-12-13 「狼たちの谷」ポラト役のネジャティ・シャシュマズ、電撃結婚 (Milliyet紙)

ナゲハン・カシュクチュと結婚した、ドラマ「狼たちの谷」のポラト・アレムダル役のネジャティ・シャスマズが妻と共にハネムーンでモルディブを訪れた。シャシュマズは結婚に関する報道に言及し、「私達の目は見えないし、耳も聞こえません。もともと何も見ていないし、聞いてもいません」と話した。      トルコ航空の飛行機でモルディブのマレ島に行ったくネジャティ・シャシュマズとその妻に、アタテュルク国際空港で旅行者達が大きな関心を示した。ネジャティ・ユルマズはモルディブでの休暇を前にアタテュルク国際空港で新聞記 全文をよむ

2012-12-12 マルマライ・イェニカプ駅の考古学発掘工事、終了間近 (Zaman紙)

アジアとヨーロッパを海中でつなぐマルマライプロジェクトが進められている。マルマライによりイスタンブル・メトロの乗り入れ駅が建設される予定のイェニカプでは、考古学発掘も終了間近である。      イスタンブル考古学博物館館長であり、イェニカプ遺跡発掘現場総責任者のゼイネプ・クズルタンさんは、作業の90%が完了していると述べた。2004年に始まった発掘は、時には24時間体制で進められた。作業員500名と専門家60名によって進められているこの発掘では、イスタンブルの歴史を8500年前にまで遡る4万点近 全文をよむ

2012-12-11 ファズル・サイ、新作4曲 (Milliyet紙)

ボルサン・イスタンブル・フィルハーモニーオーケストラとファズル・サイ氏による2度目のコンサートでサイ氏の新作4曲がトルコで初めて演奏される。      ボルサン文化芸術が2010年に初めて実現させたボルサン・イスタンブル・フィルハーモニーオーケストラ(BİFO)&ファズル・サイ・フェスティバルの第 2回が、12月14日〜16日にリュトゥフィ・クルダル・国際会議展示場で開催される。BİFO&ファズル・サイフェスティバルでは、サイ氏の新作4曲、「ヘザルフェン」、「4つの都市」、「パンサー」、「宇宙」 全文をよむ

2012-12-10 トルコ科学技術研究機構(TUBITAK)、国外で働くトルコ人研究者データベース発表 (Hurriyet紙)

トルコ科学技術研究機構(TÜBİTAK)は、ハーバード大学からオクスフォード大学、NASAからGOOGLEにいたるまで、47ヵ国で働く1335人のトルコ人研究者をデータベース化した。      ニハト・エルギュン科学産業技術大臣は、「はじめてこのような取り組みが行われています。国外の研究者がトルコにおける研究の手助けとなることでしょう」と話した。エルギュン大臣は記者団の質問に答え、「我々は研究者たちの今いる場所で、そしてトルコでこれから行うであろう研究が国益となることを望んでいます」と話した。そ 全文をよむ

2012-12-09 アタテュルク図書館、所蔵雑誌コレクションの展示会 (Zaman紙)

イスタンブル広域市の図書館・博物館総局の建物内にあるアタテュルク図書館は、530紙、計 1万2139巻の新聞、4946誌、計3万 9981巻の雑誌を所蔵する図書館の、関係者にのみ知られている豊富なコレクションを通じ、文化的生活に寄与する目的で、「ハヴァディス:100年前」というテーマの展示会を開いた。      展示会に際して、オスマン帝国最初の官報である「タクヴィミ・ヴェキャーイ(Takvim-i Vekayi)」(1831年12月11日)から、最初の民間新聞である、「ジェリデイ・ハヴァディス 全文をよむ

2012-12-08 カーバ神殿拡張計画、オスマン時代の回廊撤去は取りやめに (Yeni Safak紙)

カーバ神殿拡張プロジェクトが進む中、オスマン時代の回廊が撤去されるかどうか議論が続いていたが、サウジアラビアのアブドゥッラー国王が撤去の取りやめの命令を出したことが分かった。      カーバ神殿拡張プロジェクトの一環で、数日前から一部回廊の撤去が始まったが、(撤去されたのは)10年前に作られた非歴史的建造物であるという。この工事は、あるトルコの建設会社が400人編成で行っている。      本紙がカーバ神殿内部を取り囲むマスジト・ハラームを撮影中、カーバ神殿の門の向かい側にあるメルヴェ丘付近の 全文をよむ

2012-12-08 マヤの予言12/21「世界の終わり」に、宗務庁長官声明発表 (Yeni Safak紙)

宗務庁のメフメト・ギョルメズ長官は、「マヤ暦」の予言を「無根拠」だとし、「終末論に惑わされてはいけません。来世に備えることにしましょう」と述べた。       来たる12月21日に大災害が起こり世界の終末が来るというマヤ暦の予言に対し、宗務庁のギョルメズ長官は反発した。ギョルメズ長官はこの問題に関して「根拠のない、偽の、俗信的終末論に惑わされてはいけません」というツイートをツイッターで投稿した。2012年12月21日に惑星マルドゥクが地球に衝突する際に生じる大災害の影響を受けないとされるイズミル 全文をよむ

2012-12-08 「華麗なる世紀」、2013年には見れなくなる? (Milliyet紙)

公正発展党(AKP)所属でイスタンブル選出のオクタイ・サラル国会議員は、TVドラマ「華麗なる世紀」シリーズに関する法案を準備した。サラル議員は「法案が成立すれば、「華麗なる世紀」シリーズは2013年1月には、放送から外されます。今後は(人を)怒らせることのないシリーズを製作してくれるでしょう」と述べた。      サラル議員はベヤズTVのインタビューに答え、来年1月に国会へこの法案を提出して審議行う考えだと述べ、次の様に語った。   「このシリーズが、実は終わる方向にあるという情報を我々は耳にし 全文をよむ

2012-12-03 小村イズミル県シリンジェに予約殺到―マヤ文明の「地球滅亡」の予言から救われる村? (Zaman紙)

イズミルのセルチュク郡に属するシリンジェ村が、ここ数か月、世界で最も話題にされる場所になった。      人口570人の村が、世界中で話題となっている背景には、マヤ暦による2012年12月21日に世界は終末を迎えるが、シリンジェ村は影響を受けないという予言がある。世界中から集まったマヤ伝説を信じる人々や、終末を迎えるか否か、興味を持っている人々で、何か月も前からシリンジェ村のペンションは満室である。(合計で)約1000人を収容できる宿泊施設しかない村に、6万人が訪れるとみられている。宿泊料金も最 全文をよむ

2012-12-02 文化観光省、今度はシリア語の書籍出版 (Radikal紙)

2年前にクルド語書籍『聖霊』を出版した文化観光省が、初めてシリア語(アラム語系言語)の書籍を出版した。スュルヤーニー(シリア正教)文学の重要な位置を占めるとされる作品『神聖なる精神の縦笛』はシリア正教徒モル・アフラムの詩で構成されていることが明らかになった。翻訳を行ったマルディン・クルクラル教会のガブリエル・アクユズ司祭は、この作品の中の詩がヌサイビンにあるニシビス・アカデミーで教鞭をとっていた詩人であり作家、聖者、教師でもあったモル・アフラムによって4世紀半ばに記され、作品が今日まで守られてき 全文をよむ

2012-11-30 三番目の原子力発電所、第一候補はイーネアダ (Zaman紙)

トルコは増加するエネルギー需要に対応するため、2023年までに原子力発電所を3基建設する予定。      ロシアはメルスィン・アククユで最初の発電所の建設へ取り掛かり、2番目の発電所はスィノプでの準備を進めている。本紙がエネルギー省とトルコ原子力エネルギー機構(TAEK)筋から入手した情報によれば、3番目の発電所としてはクルクラレリ・イーネアダ地域案が出される一方、代替地としてデュズジェ・アクチャコジャがあがっている。送電、配電等の利点のためイーネアダが第一候補として言及されている。      全文をよむ

2012-11-28 TVドラマ「華麗なる世紀」へ、イランからも批判 (Radikal紙)

トルコで議論を呼んでいるTVドラマ「華麗なる世紀」は、ペルシア語による吹き替え放送の開始後、イランでも物議を醸している。イランは、このドラマで、イラン国民が侮辱されていると述べた。      トルコで話題のTVドラマ「華麗なる世紀」が、イランでも議論を呼んでいる。レジェプ・タイイプ・エルドアン首相によるドラマ批判の後、イランメディアでの議論が、再び高まったのだ。   イランの半公式機関であるイラン学生通信社(ISNA)は、「オスマン朝のハレムの女性たちに関するものであるとする写真と、ドラマでのハ 全文をよむ

2012-11-28 「月夜のガラタ塔」に記録的高値 (Zaman紙)

世界的に有名なロシア人画家であるイヴァン・アイヴァゾフスキー氏の「月夜のガラタ塔」が、ロンドンで82万5250ポンド(約240万トルコリラ。約1億800万円)で売却された。      アイヴァゾフスキーが1845年に描いた月夜のガラタ塔とボスフォラス海峡の油絵には、50万から80万ポンドの価格が見込まれていた。アイヴァゾフスキーがイスタンブルのボスフォラス海峡を描いた1900年代のもう一つの油絵は、9万7250ポンド(約28万トルコリラ。約1260万円)で売却された。サザビーのオークション室での 全文をよむ

2012-11-26 トルコ、CERN(欧州原子核研究機構)から離脱へ (Radikal紙)

世界で最も大きな素粒子物理学研究機関である欧州原子核研究機構(CERN)から離脱しようとしている。31人の物理学者は、トルコ企業に門戸を開こうとしている加盟国入りを放棄させないために、エルドアン首相に文書を提出した。      トルコは世界で最も大きな素粒子物理学研究機関である欧州原子核研究機構の加盟国入りを見送った。CERNでは、1961年以降世界で最も大きな物理実験が行われ、最新の技術が磨かれてきた。その中でトルコはオブザーバーの位置にあったが、2009年に正規加盟国となるための申請をした。 全文をよむ

2012-11-26 エルドアン首相、TVドラマ「華麗なる世紀」を批判 (Zaman紙)

タイイプ・エルドアン首相が、アフヨンカラヒサル、キュタフヤ、ウシャクの各県をつなぐザーフェル空港の開港式典に臨席した。      ■「私たちの知る立法王はこのような人物ではない」      キュタフヤ県アルトゥンタシュ郡の境に建設された地方空港の開港式典でスピーチしたエルドアン首相は、オスマン朝のスルタンの一人、立法王スレイマン1世の生涯を題材にした、TVドラマシリーズ「華麗なる世紀」を批判した。首相はスレイマン1世が誤って紹介されていると指摘し、スレイマン1世は生涯をドラマで描かれているように 全文をよむ

2012-11-25 女優カヴルク、PKK党員を演ずるけど、共感はない (Radikal紙)

オズギュル・カヴルクは2000年に演じたテレビドラマ「デルマン・ベイ」シリーズから今日まで、12年間第一線で活躍している。ドラマ「こうなるはずだったの」「医師」「フェンスの向こう側」など、高視聴率のドラマの「悪役女優」オズギュル・カヴルクは、スタイルの良さと眼光の鋭さで、道で見かけたら振りかえってしまうほどの女性である。   モデル業から始まるキャリアに引き続き、最近では毎週水曜夕方TRT1で放送されるドラマ「サカルヤ・フラト」で、PKK党員ジヤンを演じるカヴルクに取材を行った。      ―あ 全文をよむ

2012-11-24 カルスでヒュセイン殉教1373年の祭礼 (Cumhuriyet紙)

預言者ムハンマドの孫にあたるフサインのカルバラー殉教1373年を記念する祭礼が、カルスで執り行われた。      聖アリ・チャルシュ・モスクの正面に集まった十二イマーム派(ジャーファル法学派)の信徒らはしばし祈りを捧げた。同グループはその後、哀歌や 祈りを唱えながら、胸を叩き、背中を鎖で打ちつけながら、ファイクベイ大通りからメルケズ・エフリベイト・ ウシュクル・モスク前まで行進した。カルス戦没兵士墓地前で続けられた祭礼の式の中で、エユプ・テペ知事がスピーチをおこなった。同知事は、千年以上もの間、 全文をよむ

2012-11-21 シュルナクで、歴史的出土品166点押収 (Yeni Safak紙)

シュルナク県のジズレとスィロピ郡内で、警察によって行われた捜査により、多くの歴史的出土品が押収された。      ジズレ警察の密輸・組織犯罪対策グループ、スィロピ警察の密輸・組織犯罪対策グループが、(共同で)密輸業者に対する作戦を実施した。ジズレ、スィロピ郡内で密輸を阻止するために行われた捜査の結果、計166点の歴史的出土品、計7万49箱の関税を免れた密輸タバコ、1100点の葉巻き、計73点の関税を免れ た高級メーカーの携帯電話、そして計493リットルの脱関税のガソリンが押収された。      全文をよむ

2012-11-15 チャムルジャ新モスク計画、詳細明らかに (Radikal紙)

イスタンブル・モスク教育文化施設建設維持協会は、イスタンブルの新しいシンボルとなる可能性の高い、チャムルジャの丘に建設予定のモスクに関するプロジェクトを発表した。      チャムルジャの丘では、コンペにおいて第二位となった2つのプロジェクトのうちのひとつ、バハル・ムズラク氏とハイリエ・ギュル・トトゥ氏のモスク計画が実施される。      イスタンブル・モスク教育文化施設建設維持協会が、イスキュダル区のチャムルジャの丘に建設を計画しているモスクに関し行われたコンペで、審査委員会および諮問委員によ 全文をよむ

2012-11-14 マルディン、ビルを除去して昔の姿へ (Yeni Safak紙)

マルディン県とマルディン市が始めた歴史復興プロジェクトにおいて、昔の石造建築が並ぶ景観を復活させるために、コンクリートビルの除去が行われている。      ムスタファ・ケマル・アタテュルクが司令部として使用したイスケンデル・アタムヤン邸は、このプロジェクトにより向かいにあった3階建てのビルが除去され、再び日の光が当たるようになった。      マルディン県の保護管理課の芸術史家で、サバンジュ・マルディン市博物館館長であるガ二・タルカン氏は、「マルディンは第一次世界大戦時の東部戦線の要として知られ 全文をよむ

2012-11-13 エヴリヤチェレビーにみる、オスマン時代の魚食文化 (Radikal紙)

「旅行記」に名を連ねる2,246種の食材のうち140は魚介類である。つまり、定説とは逆に、オスマン時代にもムスリムは魚を食べていたのだ…。      バビル協会は先週とても有意義 なイベントを開催した。マリアンナ・イェラシモス氏による「エヴリヤ・チェレビーと魚食文化」は絶対に見逃せないものだった。17世紀のオスマン帝国時代の食文化を紹介し、魚の香りを胸いっぱいに吸い込んだ。マリアンナ氏の『500年のオスマン料理』 (ボユト社)と『エヴリヤ・チェレビー旅行記における食文化』(キタプ社)はご存じのこ 全文をよむ

2012-11-06 メンデレス処刑のヤッス島再開発、観光へ利用へ (Zaman紙)

トルコ民主主義に対する最初の軍事介入のシンボルとして広く知られているヤッス島を、暗黒の歴史から救い出し、民主主義の島にするため、関係機関が動き始めた。      タイイプ・エルドアン首相の指示で動き出した文化観光省は歴史的な一歩を踏み出している。ヤッス島は「歴史保存地区」から脱却しつつある。2001年に採択された決定によってこの島には、釘一本さえも打つことができなくなった一方で、朽ち果て始めており、その見捨てられた姿は、来訪者に島の暗い歴史をまざまざと体感させるものだった。こうした問題ゆえに今回 全文をよむ

2012-11-06 歴史遺産20作品、ブルガリアから帰還 (Radikal紙)

文化観光省が行っている国外へ流出した歴史遺産の返還作業の一環として、昨日ブルガリアから20作品が帰還した。      エルトゥールル・ギュナイ文化観光省大臣と一行は、ブルガリアのヴェジディ・ラシドヴ文化大臣にフィリベで迎えられた後、ソフィアのボヤナ国立博物館で作品の返還が実現した。      第一弾として引き渡された20の作品には、紀元後2世紀に地中海の大理石から作られた頭部のない女性の像や、ローマ時代後期のコインを含む19の考古学的価値のある作品があった。大きさ98cmの頭部のない女性の像は、 全文をよむ

2012-11-05 新「聖者」の誕生―実は・・・ (Milliyet紙)

ウスパルタ県ヤルヴァチ郡の羊飼いムヒッティン・カラコユンさんは、ゴミ捨て場で見つけたたくさんの花嫁衣装を使って近所の住民にいたずらを仕掛けた。カラコユンさんは、花嫁衣装を木にかけて「聖者が埋められた場所がある」との噂を流したのだ。      噂を信じた住民はその場所を見つけた。ヤルヴァチ郡のヒサラドゥ村に住む羊飼い、ウヒッティン・カラコユンさんは、10月22日羊を放牧するためス ルタン山に向かう途中、村を出てすぐのゴミ集積所で袋に入った古い花嫁衣装50着と、同数の洒落たシャツ、スカート、セーター 全文をよむ

2012-11-04 修復されたディヤルバクルのアルメニア教会で、最初の儀式 (Radikal紙)

修復が完了し鐘楼が新たに作られたスルプ・グラゴス・アルメニア教会において最初の祭礼が行われた。      中東最大のアルメニア教会として知られているスルプ・グラゴス・アルメニア教会は、新たに建てられた塔に昨日鐘が取り付けられたことにより、トルコのアルメニア総主教座のアラム・アテシャン大主教補の取り仕切りのもと、最初の祭礼が行われた。      国内外から大勢の人が参加した祭礼では、香が焚かれ、祈祷が読まれ、蝋燭が灯された中で礼拝が行われた。祭礼では、別にイスタンブルから来た40人のアルメニア教会 全文をよむ

2012-11-03 スルタン・アフメト広場の「ドイツの泉」の蓋、消える (Radikal紙)

スルタン・アフメト広場の「ドイツの泉」の銅製の蓋が消えた。付近の商人は「通報したが、誰も気に留めなかった。」と話している。      1907年にスルタン・アフメト広場に建てられた「ドイツの泉」。この歴史的な泉の銅製の蓋がなくなっていたことが明らかになった。いつ盗まれたかについての情報はまったくない。昔の写真では蓋が閉まっていたことが確認できる。付近の商人は「通報したが、誰も気に留めなかった。」と話している。   昨日「ドイツの泉」の前を通ったときに蓋がなくなっていることに気がついた。「元々、蓋 全文をよむ

2012-11-01 バイラム休暇、博物館と聖者廟は大賑わい (Hurriyet紙)

犠牲祭で、市民が博物館や遺跡に押し寄せた。四日に及ぶ休暇の間に32万9555人が博物館や遺跡を訪れ、来場者数は2011年に比べ32%増であった。       この来場者から得られた収益は257万2358リラ(約1億1500万円)に上った。収益は前年比で77%上昇した。文化観光省は10月25日から28日までの犠牲祭の間に博物館や遺跡を訪れた人々に関する報告書を公表した。それによると、文化観光省は2011年11月6日から9日の犠牲祭に比べ、今年の来場者数では 32%、収益では77%の上昇を得た。統計 全文をよむ

2012-10-30 オルハン・パムクに仏レジオンドヌール勲章 (Milliyet紙)

作家オルハン・パムク氏に仏レジオンドヌール勲章が授与された。      仏文化・コミュニケーション省のオレリー・フィルぺティ大臣は同省で行われた式典でのスピーチで、作家オルハン・パムク氏について、パムク氏の本が多数の言語に翻訳されたこと、何百万人に読まれたと話し称賛した。      フィルぺティ大臣は、特にパムク氏がイスタンブルをテーマにして書いた物語に感銘を受けたと話し、「イスタンブルの物語の影響であなたをフランス人作家の ヴィクトル・ユーゴー氏、あなたの物語を『レ・ミゼラブル』に重ねています 全文をよむ

2012-10-28 新設ルーブル博物館イスラム芸術展示、タイルはすべてトルコから (Radikal紙)

フランスのルーヴル美術館のイスラム芸術展示室で先月始まった展示のタイルは全てトルコからのものだという。文化観光省からこの展示に非公式に送りこまれた2人の職員が撮った写真で、ピヤレ・パシャ・モスクから19世紀末に盗まれたペディメントが確認された。ラディカル新聞は同じ写真に写っている他のタイルについても調査し、どの建築物から盗まれたのかを一つ一つ突き止めた。展示されている貴重なタイルは過去にセリム2世やムラト3世、 エユップ・スルタンの廟や、マフムード1世図書館、ピヤレ・パシャ・モスクから盗まれた作 全文をよむ

2012-10-28 東京映画祭、主演女優賞にネスリハン・アタギュル (Hurriyet紙)

金繭映画祭にて2度の「有望女優賞」を受賞しているネスリハン・アタギュルに、東京国際映画祭から「最優秀女優賞」が贈られた。      イェシム・ウスタオール監督による映画「天と地の間のどこか(原題:Araf)」が、アジアにて最大の映画祭の一つである東京国際映画祭のコンペティションにて上映された。ネスリハン・アタギュルは映画内での演技により今年25回目の開催となったこの映画祭にて「最優秀女優賞」に選ばれた。      東京国際映画祭より「最優秀女優賞」を贈られたアタギュルは、金繭映画祭からも2度の「 全文をよむ

2012-10-28 トルコ語を勉強する外国人とは・・? (Hurriyet紙)

巧みに5か国語を操るアヌル・ギュネシュさんは、デジタル環境でトルコ語を学習したい人々のために「ポッドキャスト」配信を行い、中国からメキシコまで全世界で生徒を得た。      ギュネシュさんは、トルコ語の学習に最も関心をもっているのはトルコ人の恋人がいる人々であると述べ、「プロポーズの言葉を私に書かせようとする人もいる。私は恋愛の医者になってしまった」と言った。      長い年月をフランスで暮らし、このあいだブラジルへ引っ越した建築家でありコンピュータープログラマーでもあるアヌル・ギュネシュさん 全文をよむ

2012-10-27 国会委員会、アナトリアの教会の惨状を調査へ (Milliyet紙)

ビトリス県、バトマン県、ムシュ県、ヴァン県、イスタンブル県と他の全ての県、郡、村のアルメニア人・サソン郡とその村のアルメニア人のための社会相互扶助協会会長、アズィズ・ダージュ氏は、TBMM(トルコ大国民議会)の請願委員会に申し立て、バトマン県べシリ郡イェニプナルの村にあるアルメニア人にゆかりのある歴史的教会がゴミ捨て場として使用されていること、教会の歴史的な扉と価値のある石が盗まれたことを主張した。      請願で、ローザンヌ条約におけるマイノリティの財産と保護に関する事項に言及したダージュ氏 全文をよむ

2012-10-27 至福党、「犠牲祭の日取りはまちがっている」 (Hurriyet紙)

預言者は「全ムスリムがともにアラファト山に登った日は犠牲祭の前日で、その翌日が第1日目である」と言われた。ムスリムは一昨日(25日)アラファト山でこの命令を行う一方、我々はトルコで犠牲祭を行おうといっているが、それは間違っているのだ。      犠牲祭の日取りについて至福党(SP)から議論が沸き起こるような驚くべき発言があった。有力なSP党員であるオウズハン・アスィルチュルク氏は、トルコでは犠牲祭が誤った日にちから始まっていると主張し、昨日、SP党のグループと共にSP党の庭にあるハミディエ・モス 全文をよむ

2012-10-26 イスラム諸国よ、条約を守り、同日に犠牲祭を祝おう (Yeni Safak紙)

ムスリムたちは、世界中で1日に5回顔を同じ方角に向けているが、暦の数え方を巡る論争のため、犠牲祭の開始日はばらばらとなった。イスラム世界は、34年前、ヒジュラ暦の月の始まりに関して合意した諸国が、署名を守ることを期待している。      さまざまな場所に位置する国々で1日に5回顔向けているカアバを指さし、聖地に足を踏み入れる興奮を体験した300万人のムスリムは、昨日(26日)(巡礼を済ませて)ハジュとなった。イスラム教の義務の1つ(である巡礼)を実施するため世界中から出発して聖地に向かったムスリ 全文をよむ

2012-10-25 世界の犠牲祭、お国柄それぞれ (Radikal紙)

早朝に始まり、新しい服、生贄の儀式、ごちそうが並ぶ大きな犠牲祭のテーブル、親族の訪問、これらはトルコの犠牲祭で必ず見られる光景である。では、他の国々ではどうなのだろう?      今日から始まる犠牲祭は、世界のあらゆる場所にいる何百万人のムスリムによって祝われている。まず思い浮かぶ儀式である生贄の屠りは勿論だが、国によって異なる風習もある。ある国では、客人の椅子の下に貨幣が置かれたり、またある国では地区の各広場に設置されたブランコに揺られることで、宗教上の罪が清められると信じられている。他の国で 全文をよむ

2012-10-24 さあ、犠牲祭!羊を切るときは、ここに注意 (Hurriyet紙)

トルコ規格協会(TSE)地中海地域コーディネーターのヒュセイン・オズダマル氏は犠牲祭を前にイスラム法に適った犠牲獣の屠殺方法について注意をうながした。      オズダマル氏は以下の事に注意が必要だと述べた:      ・屠殺前には細心の注意を払って屠殺する動物を検査しなければならない。   ・屠殺手順は必ず屠殺用に特別に計画され、衛生インフラや必要品が全て揃う場所で経験を持った者によって行われる必要がある。   ・犠牲獣を屠殺する屠殺者は精神的に熟練した、屠殺に必要なものを完全に理解している成 全文をよむ

2012-10-24 アラファト山へはヘリコプターで―老齢メッカ巡礼者向け新サービス (Yeni Safak紙)

宗務庁が、重い病気のある巡礼者に対し初の試みを行う。彼らを救急ヘリコプターでアラファト山へ連れて行くというのだ。      巡礼のために聖地へやって来たベキル・ボズダー副首相は宗務庁メッカ病院を訪れた。副首相は宗務庁のメフメト・ギョルメズ長官とアズィズィイェ地区にあるこの病院を訪問し、セラーミ・クルチ院長から医療活動に関する話を聞いた。      その後、ボズダー副首相とギョルメズ長官は病院で治療を受ける巡礼者を訪ね、お見舞いの言葉を伝えた。二人の姿を見た患者らは、二人の訪問に喜んでいた。   全文をよむ

2012-10-22 カッパドキアにソーラーパネルは合う?合わない? (Radikal紙)

自然、文化、歴史的価値の高いカッパドキアだが、その美しさを損なう光景が観光客から不評を買っている。      ここ数年で増加したホテルの周辺および屋根の外観は、奇岩地帯の中で目障りな光景となっている。      カッパドキア地域で最も重要な観光の中心地の一つであるウチヒサル町では、太陽エネルギーを利用し給湯するためのソーラーパネルが、この不快な光景の一部となっている。      ホテル経営者らは、町の自治体から許可を得ていること、環境にやさしいのでソーラーパネルを利用していることを強調し、非難は 全文をよむ

2012-10-20 ベイレルベイ宮殿、アブデュルハミト2世「幽閉」の間、公開 (Hurriyet紙)

スルタン・アブデュルハミト2世がベイレルベイ宮殿で晩年を過ごした部屋が、修復を経て再び公開された。      これに関して文書で発表されたところによると、トルコ大国民議会(TBMM)国家宮殿局管轄下のベイレルベイ宮殿では、2011年7月以来修復が続く他の部分も訪問可能になった。   ベイレルベイ宮殿は、オスマン帝国のスルタン、アブデュルアズィズ・ハンによって1861年から1865年にアルメニア人建築家サルキス・バルヤンに建設が命じられ、諸外国の首脳を迎えた初めての宮殿であるという点で、特別な重要 全文をよむ

2012-10-16 ピアニスト・ファズル・サイ、法廷出廷へ (Radikal紙)

「一部の人々の宗教的価値観を中傷した」として開かれるファズル・サイの第一審が10月18日木曜日に行われる。彼には最長一年半の実刑が求刑されている。      ピアニストであり作曲家でもあるファズル・サイ氏について、「一部の人々の宗教的価値観を中傷した」として開かれる裁判の第一審が10月18日木曜日に行われる。ツイッターでの発言で「人々に対し、憎悪と敵意を扇動、あるいは蔑視した」として罪に問われ、第19イスタンブル下級刑事裁判所で起訴された。サイ氏には最長一年半の実刑が求刑されている。      全文をよむ

2012-10-16 巡礼月のメッカ、建設工事中 (Hurriyet紙)

ハッジ月であるにも関わらず、メッカにおけるカーバ改修プロジェクトによる工事熱は高まり、絶え間なく工事が行われている。      巡礼者は、昨年ギュル大統領とトルコ外務省の介入で取り壊し延期となった柱廊の最後の姿を見つめている。オスマン朝時代に建設された「古人からの贈り物」である柱廊をコンヤに移すため、アブドゥッラー国王からの許可待ち状態である。      メッカには、毎年世界中から何百万人ものイスラム教徒がハッジのために集まる。ハッジ月であるにも関わらず、メッカにおけるカーバ改修プロジェクトによ 全文をよむ

2012-10-14 ギリシャ語は再び私たちの社会の器に収まるのか (Radikal紙)

ギリシャ系住民が3000人にも満たない都市にて、ルーム語(注:ギリシャ系住民が用いるギリシャ語)の小説を1000部も印刷するような自滅的な試みは、そもそもルーム語の尊厳を回復させるための試みであった。      1960年代末、当時の政治的・社会的混乱を背景に、その時イスタンブルに暮らしていた人々からはおそらく注目されることもなく、ある歴史的な断絶が起きた。何百年もの間、都市の社会的生活や商店街、市場やコーヒーハウスに酒場、通りに溢れていたルーム語が、イスタンブルの公用語の一つであるという特徴を 全文をよむ

2012-10-13 イスタンブルに、サイード・ヌールスィー博物館オープン―リュステム・パシャ・メドレセ (Zaman紙)

イスタンブルのジャーロールにある歴史的なリュステム・パシャ・メドレセは、補修工事を経て昨日壮大な式典とともに開館した。メドレセの一部は「光の書簡(リサーレイ・ヌル)」の博物館となり、その門も今日(13日)開かれる。      メドレセの5つの部屋には、ベディユッザマン・サイード・ヌールスィー師の所有物や、「光の書簡」のうち今日まで公開されていなかった多くの部分や文書が展示されている。(イスタンブル科学文化財団の)バルラ・プラットフォームのコーディネーター、サイード・ユジェ氏は、このプロジェクトは 全文をよむ

2012-10-12 アンタリヤ映画祭「ゴールデン・オレンジ」賞は、「君の美しさは無駄なだけ」 (Radikal紙)

アンタリヤ映画祭「ゴールデン・オレンジ賞」は、ヒュセイン・タバク監督の「君の美しさは無駄なだけ」が受賞した。      同作品が6部門で受賞し話題をさらった一方で、映画祭で有力候補だった「ゼッレ(微塵)」は初監督賞を含む4つの賞を獲得した。また、「さようならカトヤ」が3つの賞を受賞し、映画祭は閉幕した。自主制作映画からは「キュフ(カビ)」が2つの賞を受賞した。また、男優賞と女優賞発表ではサプライズが起きた。各賞は以下のとおり:      国内映画部門:   最優秀賞「君の美しさは無駄なだけ(Gü 全文をよむ

2012-10-10 ガザのオスマン帝国時代のモスク、解体の危機 (Yeni Safak紙)

ガザのオスマン帝国時代の建築物が、手入れが行き届かないために消滅の危機に直面している      ガザの東部、「旧ガザ」として知られる地域で、多くのオスマン帝国時代の建物が、修復ができないせいで荒廃している。      ムハンマド・イスマーイール・ハーレー観光遺跡副大臣は、ガザ地区にあるオスマン帝国時代の建物が閉鎖され、崩壊の危機にあることを指摘し、「我々はイスラム建築物の保存という枠組みでオスマン帝国時代の遺産を保護するよう努めています」と述べた。      ハーレー副大臣は、トルコ政府にも呼び 全文をよむ

2012-10-08 地券地籍簿総局所蔵オスマン文書、デジタル化 (Zaman紙)

地券地籍簿総局は、オスマン朝治下にあった土地証文(タプ)の記録をデジタル化した。アルバニア、マケドニア、エジプトのような多くの国から来る要請にこたえるために行われたことの作業により、土地の権利に関する問題の解決にむけて一歩が踏み出されたことになる。このシステムには、イスラエルやギリシャの領域の土地に関する記録も含まれている。      オスマン朝の旧領土にある諸国の土地所有に関する記録が公開された。この情報は、関連各国での土地所有に関する問題解決に供される。地券地籍簿総局のダヴト・ギュネイ局長は 全文をよむ

2012-10-08 「アヤソフィアに十字架を」ドストエフスキーの夢 (Yeni Safak紙)

文豪ドストエフスキーが93年戦争(露土戦争)時に記した日記から、熱心な汎スラブ主義者であったことが明らかとなった。デリン・ターリヒ誌が行った調査によると、ドストエフスキーは、アヤソフィアに十字架を立てる夢を持っていたという。      ロシアそして世界の文豪としてその名を轟かせるドストエフスキー(1821-1881)の日記がトルコ語に翻訳されたが、そこには彼個人に関する興味深い記述が見受けられる。デリン・ターリヒ誌の10月号では、文豪ドストエフスキーの性格、大ロシアの夢、その夢においてオスマン帝 全文をよむ

2012-10-07 へイベリアダの神学校、知られざる豊富な蔵書 (Radikal紙)

ヘイベリアダの神学校にある8万を超える蔵書を持つ図書館に、世界最古の印刷本の一つがある。      ヘイベリアダで8世紀に建造されたアヤ・トリアダ修道院にある学校の地下にある図書館は、大きな文化的な宝を持っている。      五つの部屋からなり、ボランティアが最近熱心に分類作業を進めている図書館には、多くの宗教、哲学、文学の作品がある。      一つの棚が新約聖書と旧約聖書で占められているこの図書館の最後の部屋には、世界で最も古い印刷本がある。      学校の庭で集められ、小さな布袋に入れら 全文をよむ

2012-10-05 映画「征服1453」、ベイルートで上映禁止 (Radikal紙)

映画『征服 1453』の、レバノンの首都ベイルートでの上映が、ギリシャ正教徒のグループの抗議のために中止となった。      全キリスト教世界、とりわけギリシャ文明に対する侮辱であるとの主張により、レバノンのギリシャ正教徒のグループによって抗議された映画『征服 1453』が、レバノン国内での上映を禁止されていたことが明らかになった。      (正教徒による)マシュリク党、設立委員会のロドリック・フーリ委員長が、映画の上映をしないよう脅迫する声明を出した後、映画をレバノンに輸入したエンパイア映画 全文をよむ

2012-10-02 グーグル、トルコ語版YouTube公開へ (Zaman紙)

世界で最も大きな10の技術消費市場のうちのひとつであるトルコだが、グーグル、アップル、マイクロソフトのようなテクノロジー会社が多く生産しているデバイスやプログラムの使用言語のオプションにはトルコ語は設置されておらず、キーボードや説明書のような詳細は別の言語で提供されていた。      しかし近年、トルコ要人のこの問題に対する強い関心が、この分野における改善を促している。アブドゥッラー・ギュル大統領は今年5月のアメリカ訪問の際、シリコンバレーにある会社を視察し 「トルコ語」への関心を明らかにした。 全文をよむ

2012-09-26 最後の「アブダル」ネシェト・エルタシュの死を悼む (Radikal紙)

内陸アナトリアの草原の撥として知られる「吟遊詩人」の巨匠ネシェト・エルタシュが昨日イズミルで亡くなり、彼の故郷クルシェヒルは大きな悲しみに包まれた。エルタシュの生家があるバーバシュラル地区の住民もまた、トルコ全体と同じく、巨匠の死に涙を流している。特にネシェト・ エルタシュの親族が住んでいるバーバシュラル地域の家の前に溢れた人々の唯一の話題はネシェト・エルタシュだ。皆がネシェト・エルタシュにまつわる思い出 を話している…。哀愁漂う大勢の人の話し声を、自治体がスピーカーで流しているネシェト・エルタ 全文をよむ

2012-09-22 オスマン家アブデュルハミト2世の曾孫、華麗なる結婚式 (Yeni Safak紙)

アブデュルハミト2世が晩年を過ごしたベイレルベイ宮殿で5代目の曾孫が結婚した。オスマン家の一員であるニルハン・オスマンオールさんは華麗なる結婚式を挙げた。      オスマン王朝の最後の王子であるアブデュルハミト2世の孫、オルハン・オスマンオールの娘ニルハン・オスマンオールさんは豪華な結婚式を行った。式はベイレルベイ宮殿で行われ、5代目の曾孫であるニルハンさんはメフメト・ベフリュル・バタンセベル氏と結婚した。婚姻式へはオスマン王朝の子孫も参加し、結婚の証人はバイラムパシャ区長のアティルヤ・アイド 全文をよむ

2012-09-17 SNS上で音楽を共有したら、罰金5万リラ(約218万円)?-文化観光省が法案を用意- (Milliyet紙)

著作権保護法・改訂法案では、インターネット上で音楽や映画、電子書籍を共有した者に重い罰が下されることになっている。      文化観光省が打ち出した「著作権保護法・改訂草法案」が施行されると、フェイスブックやツイッターといったSNSで音楽や映画、電子書籍、論文を共有した際に更に重い罰が下されることになる。エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、第5846号著作権保護法の改訂法案のうち、変更が予定されている草案を9月20日にEUの代表に提示すること、また10月のトルコ大国民議会(TBMM)の議題に 全文をよむ

2012-09-16 故イルハン・セルチュクは出自を隠していたのか? (Radikal紙)

ハサン・ジェマル氏の新作が更なる議論を生んでいる。ジェマル氏によると、ジャーナリスト故イルハン・セルチュクは、母親がアルメニア人であるということを隠しているというのだ。      ジャーナリスト兼作家のハサン・ジェマル氏が先週発売した著書『1915年:アルメニア虐殺』は、いままでまったく知られていなかった情報を明らかにした。ジェマル氏は『ジュムフーリエト』紙の主幹兼コラムニストのイルハン・セルチュク氏の母親がアルメニア人であったこと、しかしそれを決して口外しなかったことに言及し、「イルハン・セル 全文をよむ

2012-09-13 トルコ語手話の方式統一、認定試験は9.21 (Zaman紙)

手話の分野では、異なる方式によって生じる混乱を防ぐために、単一の認定証が導入される。家族社会政策省は9月21日に試験を実施する予定である。今後このように年一回実施される試験に合格し、認定を受ける資格のある者が雇用されるであろう。       家族社会政策省は手話の分野における異なる方式が引き起こす混乱を防ぐために、新たな取り組みを実施した。トルコ語手話システムが単一の言語として国全体に普及されるための認定証が準備された。同省はこれまで異なる組織から発行された資格証明書を有していた手話通訳者らに、 全文をよむ

2012-09-12 「華麗なる世紀」はmilliyet.com.trで! (Milliyet紙)

「華麗なる世紀」をはじめとする多くの作品が、明日以降、milliyet.com.trからインターネットで配信される。高解像度によりテレビと同程度の質で作品を楽しむことができ、放送後1時間でmilliyet.com.trから配信される。      トルコの人気作品を今後はこのようにインターネットのmilliyet.com.trで楽しむことができます。視聴者を画面にくぎ付けにする人気作を見逃した場合、視聴するための新しい手段を持つことになるのです。   Milliyet.com.trはみなさんの好き 全文をよむ

2012-09-12 フェネルのギリシャ正教会、ムダンヤの歴史的教会を購入 (Radikal紙)

世界最古の教会のひとつ、バシュ・メレキレル教会が、ギリシャ正教会総主教座の所有に      イスタンブル在住の企業経営者が所有していた、ムダンヤのクムヤカ村にある、8世紀につくられた「バシュ・メレキレル教会」の所有権を、フェネルにある正教会総主教座が購入した。      正教会総主教座に属するブルサ府主教、ヘイベリアダ神学校の長エルピドフォロス・ラムビリニアディス博士は、イスタンブル在住のメテ・ヤルチュ氏が所有する「バシュ・メレキレル・ミカエル・ガブリエル教会」を9月10日に購入したと述べた。  全文をよむ

2012-08-24 トゥズギョル(湖)に、無数のフラミンゴ (Yeni Safak紙)

トゥズギョル(湖)で、今年何千羽ものフラミンゴの雛が卵から孵り、湖はフラミンゴの楽園と化した。      地中海沿岸の国々の中で最も大きなフラミンゴの群れの生息地となっているトゥズギョルで、今年何千もの雛が孵化した。   自然協会サイエンスコーディネーターのシュレイヤ・イスフェンディヤルオール氏は、「トルコにおいてトゥズギョルだけで18418羽のフラミンゴの雛が誕生した。このデータは、西アフリカや地中海岸の国々の湖で記録された中で最も大きい数字である」と述べた。 全文をよむ

2012-08-22 TVドキュメンタリー「壮麗王スレイマン」フランスで記録的視聴率 (Milliyet紙)

TVチャンネル「フランス2」で昨日(8月21日)の夕方放送された「壮麗王スレイマン」というドキュメンタリーが、視聴率新記録を更新した。      「フランス2」チャンネルの「歴史ミステリー」番組の中で放送された「壮麗王スレイマン」というドキュメンタリーが、視聴者350万人および視聴率18%という新記録を作った。      パリ文化観光局の支援と協力によって制作された番組の撮影はイスタンブルとフランスで実現した。ドキュメンタリーは、テーマに関連する専門家たちのインタビューに加え、トプカプやスレイマ 全文をよむ

2012-08-20 お菓子にアイランはありか? (Zaman紙)

ラマザン・バイラムの到来とともに家々でのお菓子のもてなしも気にしなければなってきている。来客に提供されるお菓子、飲み物やチョコレートなどのものが家々に備えられている。バイラムは忘却の瀬戸際にある伝統をも思い出させる機会である。      特に中央アナトリア地方では、お菓子とともにアイランを提供する伝統が続いている。ビレジク県ボズユク郡に暮らすイビラヒムさんとオズジャン・ダールさん は、お菓子とアイランの提供は昔からの伝統であると語った。ダールさんは、特に家畜と酪農製品が大量に消費されている場所で 全文をよむ

2012-08-14 アクサライ下水の掘削で、3800年前の出土品―アッシリア植民市遺跡 (Yeni Safak紙)

アラクサイ県のイェシルオヴァで市当局が行っていた下水道の掘削工事中に、約3800年前の数多くの出土品が見つかった。      アジェムホユク遺跡の発掘リーダーであるアリイェ・オズタン博士は、イェシルオヴァにあるアジェムホユク遺跡での発掘作業は続いていると語った。      同地区で市当局が昨年開始させた下水道の掘削作業をも続けると語ったオズタン博士は、「下水道の掘削作業が行われるルートは、遺跡を通るため、作業は博物館と発掘チームの監督の元、考古学者らと共に行われている」とも述べた。      オ 全文をよむ

2012-08-14 聖典コーランが下されはじめた「カーディルの夜」を祝う―モスク満杯 (Hurriyet紙)

モスクが満杯のため中に入れない者たちはモスク周辺でイフタール(断食明けの食事)を行った。モスク入口も大変混雑していた。      カーディルの夜をエユプ・スルタンモスクで過ごすために何時間も前にモスクに人びとは集まっていた。すぐにモスクとその周辺は満員になり、モスク周辺で場所が見つからない者はエユプ広場周辺でイフタールの準備を行った。アザーンが唱えられ始めるとともに、イフタールが始まり、その後礼拝を行うためにモスクへと人びとは殺到した。何人かの市民はカーディルの夜をエユプ・スルタンモスクで過ごす 全文をよむ

2012-08-13 盗難美術品、「帰国」―ブルサ・シナンパシャモスクの陶製窓飾り (Milliyet紙)

エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣が待望の会見を行った。閣議の前に首相府本部のサロンで記者会見を行ったギュナイ大臣は、ブルサのイェニシェヒル郡にある16世紀作のシナン・パシャ・モスクから盗まれ、国外に持ち出された陶製窓飾りのタイルプレートが、外交的努力によってトルコに帰国したと発表した。      ■シュッピリルウマ王につづき      シナン・パシャ・モスクから盗まれたイズニック・タイルがギュナイ大臣の指示で緑の布に包まれサロンに持ち込まれて、記者会見が始まった。ギュナイ大臣は会見で、文化省 全文をよむ

2012-08-11 発掘続くエディルネ宮殿 (Radikal紙)

発掘により再び地上に現れたエディルネ宮殿では、発掘により、スルタンたちが使用していた品質の高い磁器が発見された。      テレビドラマ「華麗なる世紀」や続く映画「征服1453年」で話題に上っているエディルネ宮殿は、92年間オスマン帝国の首都でありつづけ、再び発掘により地上に現れた。      エディルネ宮殿は、征服王スルタン・メフメトがイスタンブル征服計画を練った場所だったが、1878年、ロシアに占領される直前に、エディルネ知事だったジェミル・パシャの命令で破壊された。エディルネ宮殿の発掘チー 全文をよむ

2012-08-11 アマスィヤ観光に、新スポット (Radikal紙)

物語『フェルハッドとシーリーン』でフェルハッドが恋人に会うために堀り、町に水をもたらしたとされる山の下に、恋人たちのための結婚式場や有名な恋人達の像が展示される博物館が建設中である。      アマスィヤ市は、フェルハッドとシーリーンの恋物語が語り継がれているハルシェマ山で、約2500㎡の土地で市の観光経済の活性化につながるとされるプロジェクトを進めている。 そのプロジェクトでは、フェルハッドとシーリーンのかなわぬ恋をテーマとしている。   何世紀にも渡って語り継がれている伝説によると、アマスィ 全文をよむ

2012-08-04 デジタル化進むオスマン・シャリーア法廷文書、公開へ (Zaman紙)

シャリーア法廷文書館は、トルコの研究者と並んで外国人も多く訪れる所である。多くの国で新しい法律条文を定めるためにオスマン帝国の司法制度の詳細が研究されている。      イスタンブル宗務局の管轄下にあるシャリーア法廷文書館を、毎月トルコや世界中から何千人もの人々が訪れている。訪問者の中で最も注意を引いているのはアメリカや日本の学者たちだろう。彼らを文書館に引き寄せたのはオスマン帝国の司法制度の秘密である。というのも彼らは帝国の600年の支配の成功を司法制度と結び付けて考えているのである。文書館の 全文をよむ

2012-08-04 劇画カラオーラン、ふたたび映画化 (Radikal紙)

スアト・ヤラズ氏作の半世紀前の劇画「カラオーラン」が映画化される。製作会社はTMC、監督はクドレト・サバンジュという形で企画がされる予定だ。映画では、「Fetih1453(征服1453年)」でバラバン役を演じたヴォルカン・ケスキンがカラオーラン役を演じる。      スアト・ヤラズ原作の「カラオーラン」は1963年に「アジアの虎―カラオーラン」というタイトルで誕生した。カラオーランの脚本はスアト・ヤラズ氏の監修の下、クドレト・サバンジュ、メレキ・オズトゥルク、ラナ・ママットルオウルらが手掛けた。 全文をよむ

2012-08-03 スレイマニエ・モスクの音響問題、解決可能 (Yeni Safak紙)

イスタンブル宗務局第一地区長であるイブラヒム・オゼキンジ氏は、スレイマニエ・モスクが持つ本来の(ドームの構造により音を響かせる)自然な音響に問題はないことを明らかにし、「スレイマニエ・モスクの問題は、機械装置に起因する音声システムの問題であり、技術的な問題なのです。自然な音響(本来モスクが持つ音を響かせる機能によって生じる音)と、機械的な音と比べようとしているが、これも大きな誤りとなるのです」と語った。      オズキンジ地区長は、スレイマニエ・モスク本来の音響機能が壊れているとの主張に関し、 全文をよむ

2012-08-02 ボスフォラス海峡を守る4聖者 (Zaman紙)

イスタンブルを東西に分ける海には4人の守護聖者がいると言われている。アズィズ・マフムド・ヒュダイ、ヤフヤ・エフェンディ、ユシャ・アレイヒスセラーム、テッリ・ババである。船乗りたちはその一人一人が異なる丘からボスフォラス海峡を照らしていると信じている。      イスタンブルのボスフォラス海峡はいつも異彩を放つ写真のようである。タンプナル氏の「ボスフォラスとウスキュダルがあればトルコのイスタンブルはなくならない」という言葉がある。ボスフォラスの冷たい水にはまるで歴史や文化・文学が手を取り合って流れ 全文をよむ

2012-07-31 伝説の歌手イルハン・イレム、9.22イスタンブル・コンサート (Hurriyet紙)

歌手のイルハン・イレムは、九月二十二日にイスタンブルでコンサートを開く。      トルコで一部の熱狂的なファンがいるイルハン・イレムは音楽活動の39年の節目にチュルクセル・クルチェシュメ・アリーナでコンサートを開き、ファンたちの前に現れる。      音楽活動の中に、24のアルバム、7つのゴールドレコード、数えきれないほどの賞、写真の展示を詰め込んできたイルハン・イレムは、彼について書かれた本や研究によると、トルコ音楽史においてもっとも大きな伝説の一つとして認められている。      アルバム 全文をよむ

2012-07-26 新発見、カッパドキアに岩窟モスク (Radikal紙)

カッパドキアの世界的に有名なウフララ渓谷で、隣同士に掘られたモスクと教会が発見されたことで、一般的に知られていたこととは違い、ウフララ渓谷では、キリスト教徒と同時期にイスラム教徒も生活していたことが明らかになった。      ユスフ・アルトゥン・アクサライ博物館長は、ウフララ渓谷における重要文化財を見分け、プロジェクト化する調査が進められていると述べた。      ウフララ渓谷で以前に行われた発掘により登録された文化財の数が、今回のこの発掘で12から45に増加したとし、モスクが登録文化財の一つに 全文をよむ

2012-07-24 トプカプ宮殿オルタイル館長、退官 (Zaman紙)

トプカプ宮殿館長を定年退職したイルベル・オルタイル教授は、館長職をハルーク・ドゥルスン助教授に引き継いだ。      トプカプ宮殿管理棟の食料貯蔵庫で行われた式典で語ったイスタンブル県文化観光局のアフメト・エムレ・ビルギリ局長は、イルベル・オルタイル教授が自らの蓄積全てを7年に渡ってトプカプ宮殿で発揮し、彼自身の名声を以て多大に貢献してくれたと述べた。ハルーク・ドゥルスン助教授は、「彼は、トプカプ宮殿といえばオルタイル教授と言われるような人物です。独自の手法で同宮殿に対し大いに貢献されました。私 全文をよむ

2012-07-22 イスタンブル最初のモスク?・アラブジャーミー、修復終わる (Radikal紙)

ベイオール区のアラブ・ジャーミー(モスク)の修復が完了し、日曜日(22日)から、再び礼拝のために開放される。      ワクフ総局によって行われた説明によれば、このジャーミー(モスク)の修復事業委託は、イスタンブル2010年欧州文化首都(AKB)本部によって実現した。2つの組織が協力しておこなっていた改修、修繕、そして周辺環境整備事業は、AKB本部が閉鎖されした2011年5月以降は、ワクフ総局によって進められたきた。明日、ラマザン月の特別礼拝時に予定されているモスクの再開式典には、ビュレント・ア 全文をよむ

2012-07-20 グループ・ヨルム、ハルビエ野外劇場でコンサート (Radikal紙)

トルコの反体制音楽(プロテスト音楽)のうち最も重要なグループの一つであるグループ・ヨルムは土曜の夜にハルビエ野外劇場で「希望の歌を唄い続ける」という題名のコンサートを開催する。夜9時開始予定のコンサートではグループにサプライズ・ゲストの歌手も加わる。   グループ・ヨルムは2009年以来、ハルビエ野外劇場でコンサートを開催していなかった。グループは今年4月にバクルキョイで何十万人もの聴衆が集った大規模なコンサートを開いていた。グループ・ヨルムのハルビエ野外劇場でのコンサートチケットは、去年グルー 全文をよむ

2012-07-20 モスクにVIPルーム!―アタシェヒルのミーマール・シナン・モスク (Cumhuriyet紙)

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、ラマザン月最初の日において、ガボン共和国大統領のアリー・ボンゴ・オンディンバ、イラク国民議会議長のウサーマ・アン=ナジャフィーと一緒にアタシェヒルに建てられた、VİPルームや駐車場を備えたミーマール・シナン・モスクの落成式を行った。モスクの壁にはエルドアン首相の署名がついた「ミーマール・シナンの魂へ献ず」と題された一文が記された。      エルドアン首相は、西部アタシェヒル・モスク建設支援団体協会によって建設されたミーマール・シナン・モスクと同公園の落成式 全文をよむ

2012-07-20 イスタンブル・アタシェヒルに1万人収容ミーマール・シナン・モスク、完成 (Zaman紙)

2年の歳月をかけて建設されたアタシェヒルのミーマール・シナン・モスクは、ラマザン月の最初の金曜礼拝から礼拝に開放された。モスクの開会は建築に密接に関わったタイイップ・エルドアン首相の力による。      エルドアン首相は、ガボン共和国のアリ・ボンゴ・オンディンバ大統領とイラクのウサーマ・アン=ヌジャイフィー国会議長と共にミーマール・シナン・モスクで金曜礼拝をし、出口でモスクにつめた信徒たちに向かって演説した。演説では連帯について語った。首相は、「一つであること、連帯することは我々の義務で す。互 全文をよむ

2012-07-18 テッサロニキ、首都アテナにスルタン御用車両の返還求める (Hurriyet紙)

スルタン・アブデュルアズィズの「スルタン御用車両」をめぐり、ギリシャの首都アテネとテッサロニキの間で和解が成立していない。      テッサロニキのイアニス・ブタリス市長は、テッサロニキ市制100周年を記念した活動の一環として、アテネの鉄道博物館にあるスルタン御用車両の返還を求めた。アテネからの返答はまだだ。      このスルタン御用車両は1979年までテッサロニキで保管されていたが、アテネで初の鉄道博物館が開館すると、ギリシャの首都アテネに移された。1996年に開館したテッサロニキ鉄道博物館 全文をよむ

2012-07-05 ギョルメズ宗務長官、フェネル・ギリシャ正教会総司教座を訪問 (Zaman紙)

メフメト・ギョルメズ宗務長官は、バラトにあるフェネル・ギリシャ正教会総司教座を訪問した後、総司教座の建物の2階エレベータ入り口でフェネル・ギリシャ正教会総司教に出迎えられた。      その後、ギョルメズ長官と総司教は応接間に入った。この訪問はメディアに非公開だったが、ディヤーネトTVでは生放送された。      フェネル・ギリシャ正教会のバルトロメオス総司教は、訪問での談話において、今回の訪問に大きな喜びと名誉を覚えるとし、「遠くからでもあなたたちに注目し、あなたたちの善行や素晴らしい説法を見 全文をよむ

2012-07-04 イスタンブル、チャムルジャの丘に大モスク? (Milliyet紙)

エルドアン首相はチャムルジャの丘にイスタンブルを一望できるモスクの建設を計画していることを明らかにし、建設の担当者の名前も判明した。首相が希望するこのプロジャクトの担当はカフラマンマラシュ市の建築局長ハジュ・メフメト・ギュネル氏であり、チャムルジャに6本のミナレ(尖塔)があるモスクを建てようとしている。      レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が、「全イスタンブルを一望できる」と紹介したチャムルジャの丘に建設予定のモスクについての詳細を本紙は押さえた。カフラマンマラシュに建設されたアブデュル 全文をよむ

2012-07-04 映画観客数断トツの「征服1453」、国産29映画に匹敵 (Radikal紙)

上半期、トルコの映画館でのチケット販売枚数は2364万8千枚であった。この数は去年の同時期と比べて3%の増加に相当する。この数字から、2012年は去年の約4230万人という動員数を超えると予想することができる。ただし、この約2300万という数字のうち650万は、たった一つの映画、 「征服1453(Fetih 1453)」によって獲得されたことを考慮すると、下半期に上映される映画の成績が重要となってくる。アントラクト(Antrakt)のデータによると、2011年12月30日から2012年6月28日 全文をよむ

2012-07-03 さよなら、トプカプ宮殿オルタイル館長 (Hurriyet紙)

トプカプ宮殿館長を退職したイルベル・オルタイル元館長のために昨夕、トプカプ宮殿のメジディイェ・キョスクで送別カクテルパーティ-が開かれた。      トルコ大国民議会(TBMM)のジェミル・チチェキ議長、文化観光省のエルトゥールル・ギュナイ大臣、公正発展党(AKP)のヒュセイン・チェリキ副党首、イルタンブル県文化観光局のアフメト・ビルギリ局長、ジェラル・シェンギョル教授、トルコ旅行会社協会(TÜRSAB)のバシャラン・ウルソイ会長も参加したカクテルパーティ-では、定年退職をしたオルタイル元館長に 全文をよむ

2012-07-03 どうするW、Q、X?―クルド語選択授業 (Radikal紙)

政府は、新しい教育制度においてクルド語が選択授業に加わることを明らかにした。この発表後、トルコ語のアルファベットにはないために使うことができない「W」、「X」、そして「Q」の文字について、どのような解決策を見出すかが議論の的となっている。      バトマン県のクルド語教室で教師をしているヴィルダン・ティレイさんは、テレビのTRT6チャンネルでは、「禁止」として扱われている文字に対して、どのような制限も存在しないと説明する。「文章あるいはいくつかの場所に付けられているクルド語の名前に、使用禁止の 全文をよむ

2012-06-30 インドネシア・アチェにオスマン帝国海軍末裔の墓地 (Yeni Safak紙)

インドネシア・アチェ州の州都バンダ・アチェにはオスマン人墓地(セラハッディン墓地)がある。オスマン人の末裔を父にもつアズィマー・アブドゥルアズィズさんがその墓地の墓守をしている。      セラハッディン墓地には、16世紀、ポルトガルに対抗したアチェのスルタンからの支援要請に応じてアチェにやってきて、この地で亡くなったオスマン人の墓地がある。   1560年代、オスマン帝国のセリム2世によって派遣された600人にもおよぶオスマン帝国海軍の軍人や軍事関係者らがアチェにやってきて、ベイトゥル・マクデ 全文をよむ

2012-06-30 薬草(ハーブ)ブームに警鐘―トルコ医師会 (Radikal紙)

イスタンブル医師会(İTO)は、医師かどうだかでさえ分からない「(怪しげな)専門家」らが、テレビなどで薬草(植物薬、ハーブ)を勧めているとし、(正しい知識を広めるため、医師、専門家)による協会を設立した。      インターネットとテレビで取引される「万能薬」の薬草やあらゆるものを治す奇跡をおこなう「教授たち」は、健康とお金を奪っている。イスタンブル医師会のアリ・チェルケズオール会長は、「病人をもてあそんでいます。この原因を話し合い、対応を検討するため、イスタンブル医師会として、伝統的薬草協会を 全文をよむ

2012-06-20 ムラトハン・ムンガン、「同性恋人」報道を否定 (Milliyet紙)

著名な作家ムラトハン・ムンガンは、音楽グループ「イェニ・チュルキュ」のリードボーカルであるデルヤ・キョルオールと恋人関係にあったとの噂に対し沈黙を破り、自身のブログで「不本意なやむをえないコメント」というタイトルのコメントを出した。      ムンガンは、ソーシャルメディアで広まったキョルオールとかつて恋人関係であったとの噂を当初は笑い飛ばしていたと言うが、次第にこの噂について多くの憶測がなされるようになり「もううんざりだ」とコメントを出す必要を感じたと明かした。ムンガンはブログに次のように書い 全文をよむ

2012-06-15 イスタンブル城壁門、トラックの通過禁止に (Zaman紙)

車両が通過する際の接触や摩擦による城壁門の損傷について、イスタンブル広域市は行動を起こした。市の決定によると、歴史的な城壁門は、車高があり幅の広い(大型)車両の通行を禁じ、普通自動車にのみ通行を許可するよう整備される。      歴史上、多くの帝国が領有を願ったイスタンブルを守ってきた城壁の門は、多くの否定的な要素によって消失した。ビザンツやオスマンの時代にイスタンブル を取り囲んでいた「マルマラ海」側、「金閣湾」側、そして「陸上」の城壁にあった60の門の多くはなくなってしまった。歴史的な城壁門 全文をよむ

2012-06-11 クルド語、5年次からの選択科目に? (Radikal紙)

(国民教育省)教育指導局は、全ての選択科目プログラムと指導要綱に関する(見直し)作業を6月末までに終わらせる予定だ。5年次からクルド語が選択科目となる。      ワタン紙のクヴァンチュ・エリアチュク記者の報道によれば、エルドアン首相が13日の公正発展党グループの集会で行う予定の会見の後に、クルド語の授業プログラムの詳細が公表される予定である。クルド語の授業は、学校の4+4+4(小学校4年間、中学校4年間、高校4年間)システムにおける中学校から、すなわち二番目の4年間から行われ、一週間に3,4時 全文をよむ

2012-06-09 マドンナ、イスタンブル・コンサート (Hurriyet紙)

■イスタンブルを揺らす      来た!さあ、いよいよやって来る!と心待ちにされたマドンナがついにイスタンブルのファンたちの前に登場した。ポップの女王は5万人を越える観客をステージパフォーマンスで魅了した。      ポップミュージックの女王マドンナが19年ぶりに再びイスタンブルのファンの前に登場した。コンサートは昨夕、BKM、GNLエンターテイメント、ライブネーション東欧、ライブネーショングローバルツーリング の各イベント会社の共同開催により、チュルク・テレコム・アリーナ・スタジアム(以下、T 全文をよむ

2012-06-09 スルタンアフメト・モスクで金曜説教、アラビア語と英語に当時通訳はじまる (Zaman紙)

旅行者が集まるスルタンアフメト・モスク(ブルーモスク)で、昨日(6/7)初の試みが行われた。金曜礼拝での法話が、旅行者向けに同時通訳されたのだ。アラビア語と英語での通訳が始められるにあたって、今回24台の(同時通訳の)機材が配布された。      金曜礼拝に来た外国人ムスリムに、今回の新しいサービスは好評だった。このプロジェクトは数か月後のうちに、スレイマニエなど別の歴史的モスクにも拡大される予定だ。      イスタンブル・ムフティ局が約1年かけて準備してきた、「オスマン帝国期のモスクでの法話 全文をよむ

2012-06-08 「ピエール・ロティの丘、名前を変える必要はない」イスタンブル市長 (Radikal紙)

公正発展党(AKP)のヴァヒト・キレル議員がピエール・ロティの丘の名前の変更を要請すると発言したことに関し、イスタンブル広域市市長、カーディル・トプバシュ氏によるコメントが届いた。      カーディル・トプバシュ・イスタンブル広域市市長は、スルタンアフメト広場で行われた「第六回東部からイスタンブルへ―女性の手工芸品展示会」の開会式を開催した。式を終え、トプバシュイスタンブル広域市市長は、公正発展党(AKP)ビトリス県選出ヴァヒト・キレル議員によるピエール・ロティの丘の名称変更に関する発言につい 全文をよむ

2012-06-04 チャーラヤン経済相、トルコ語オリンピックに感激 (Zaman紙)

ザフェル・チャーラヤン経済相は、トルコ労働者実業家連合(TUSKON)が催した夜会に出席し、トルコ語オリンピックに参加する学生たちと集った。チャーラヤン経済相は、訪問したすべての国でトルコ人学校を視察したと語り、「そのいずれも誇らしく思い、新月旗が掲げられているのを見てとても嬉しく思った。今後どの役職に就こうとも、私は生涯このプロジェクトに奉仕したい」と述べた。      トルコ労働者実業家連合(TUSKON)は、第10回国際トルコ語オリンピックに出場するため集った135ヵ国の学生と、トルコの実 全文をよむ

2012-05-29 イスタンブル征服記念日、盛大に祝われる (Hurriyet紙)

今年、エディルネから始まったイスタンブル征服559周年の祝賀行事は、金角湾での盛大なショーを迎えた。愛、寛容さ、そして平和のメッセージが発信された視覚的なショーで、イスタンブルの空は彩られた。イスタンブル征服記念日は今年も金角湾で水、光、レーザー、音、そして映像技術を用いて、イスタンブル市民が参加し、祝賀ムードの中祝われた。市民の大きな注目を集めたプログラムは雨天の中続けられた。      征服記念プログラムでスピーチをしたイスタンブル広域市市長カーディル・トプバシュは、イスタンブル征服が人類の 全文をよむ

2012-05-29 征服記念日に間に合った!―ファーティフ・モスク、5年の修復ようやく完了 (Zaman紙)

ファーティフ・スルタン・メフメトにより建てられたファーティフ・モスクが、5年間の修復を終えてイスタンブル征服559周年記念日に再び礼拝に開放された。      昨日実施された再開式典に国民が多くの関心を示した。式典に参加したレジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、歴史的建造物を尊重している点に注意を引いた。同首相はファーティフ・モスクが倒壊にさらされている際に再建を果たしたと強調し、「モスクを新たな装い状態でイスラム世界に提示できたことに満足している。この修復で2400万リラに及ぶ財産をもつことと 全文をよむ

2012-05-28 コラム:取り壊されたメジディエキョイ・リキュール工場をしのぶ (Milliyet紙)

メジディエキョイにあるリキュール工場は、共和国初期の建造物で保護の対象となっていた。同地に事業所や住居を建てるため土地を買収した業者は、一日で建物を取り壊した。   これは殺人だ。残念ながら、殺人を犯した者の良心は傷んでおらず、殺人を見ていた者からも声は上がってこない。      メジデキョイのアリ・サーミイェン・スタジアムに隣接した旧テケル・リキュール工場の建物は、ただトルコのみならず、世界の芸術-建築史にとって保護を要する作品であった。   報道によると、メジデキョイの土地証書には、「この土 全文をよむ

2012-05-26 トプカプ宮殿で野外コンサート、日本人ヴァイオリン奏者も登場 (Radikal紙)

トプカプ宮殿の庭園で今夏、「パストラル・コンサート」というコンサートシリーズが開催される。ハカン・エルドアン・プロダクションが実現させ、夏の間中行われる「パストラル・コンサート」の初回はあす夜20時、庄司紗矢香さんのコンサートで開演する。世界的に有名なこの若いスターに、今年設立50周年を世界ツアーで祝うソフィア・ソリスト室内楽団が伴奏する。コンサート・プログラムの第一部では、ヴィヴァルディの「四季」、第二部ではクラシック音楽の名曲から成るアンソロジーが演奏される。   5月29日と30日には、ヨ 全文をよむ

2012-05-24 イスタンブル・グランドバザール、大修復へ (Zaman紙)

ジェームス・ボンドの映画撮影の際に頻繁に問題となっていた歴史的なグランドバザールで、「防災法」により修復作業が行われる。屋根から始まる作業は、部分毎に分けて行われる。      イスタンブール所在の551年にわたる歴史的な場所であるグランドバザールで、大修復作業が開始される。「防災法」により実施される修復作業では、ジェームス・ボンド映画撮影の際に、頻繁に問題となっていたバザールの屋根から開始される。      3600店舗、バザールにつながった38の宿兼倉庫(ハン)、66の路地、そして 路地のレ 全文をよむ

2012-05-19 マラトゥヤの古民家保存、急務―サフランポルに並ぶ美しさ (Zaman紙)

近年の急激な都市化により、マラトゥヤの歴史的民家の存続が困難になりつつある。県知事府と文化観光省が協力し、これらの建物を修復している。修復作業により、この建物はサフランボルに匹敵し得るものになるという。      数世紀もの間、いくつもの文明の揺籃の地となったマラトゥヤで、そこにある煉瓦で造られた出窓のある民家は、県知事府と文化観光省により修復されている。市の中心部、郡や町にある歴史的民家は修復を受けた後、サフランボルの民家に匹敵するものになるという。      現在、市全体で路の両側に問題のな 全文をよむ

2012-05-18 セルジューク朝スルタンのメヴラーナー・ルーミーへの書簡の写し、発見 (Zaman紙)

コンヤ写本図書館に寄贈された本や書簡の中から、セルジューク朝のスルタン・アルアッディーン・カイクバードがメヴラーナー・ジェラレッディン・ルーミーをカラマンからコンヤへ招いた書簡の写しが発見された。      今日までその存在は知られていたが、全く写しが見つかっていなかった書簡に、スルタン・カイクバードは「おお、真の世界の輝ける太陽よ!」との挨拶で始め、「太陽のような貴方の美しい明かりによって、我々の心の眼の在処が光と喜びで満たされますように」と結んでいる。コンヤ在住のルトゥフィイェ・ヌー ル・ク 全文をよむ

2012-05-17 ルネサンスの巨匠展、イスタンブル・トプハーネで開催へ (Hurriyet紙)

ルネサンスの三大巨匠ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロが科学と芸術にどのような足跡を残したのかを解き明かす「巨匠展」が、6月1日に、初めてトルコの芸術愛好家の前に姿を現す。      「巨匠展」は6月1日からミーマール・スィナン大学芸術学部(MSGSÜ)・トプハーネ・アミレにて開催される。      16世紀の有名な3人のイタリア人芸術家ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロが科学と芸術にどのような足跡を残したのかを解き明かす「巨匠展」は、6月1日から7月31日の 全文をよむ

2012-05-16 創造論シンポジウムに、進化論派反発―マルマラ大学 (Radikal紙)

マルマラ大学のハイダルパシャ・キャンパスで開かれている「科学はなぜ種間の進化論を認めないのか?」という題目のシンポジウムは「創造論者」と「進化論派(ダーウィン派)」との全面対決になった。      マルマラ大学ハイダルパシャ・キャンパスにおいてマルマラ青年ビジョン・クラブにより開催された「科学はなぜ種間の進化論を認めないのか?」というタイトルのシンポジウムが大学で緊迫した状況を引き起こした。シンポジウムが続く中、ある他のグループが開かれているシンポジウムに対しキャンパスの前で抗議活動を行い、反発 全文をよむ

2012-05-10  新「中産階層」とは? (Radikal紙)

Ipsos KMGが2年に1度発表するトルコの手引きにある新しい中産階級は非常に異なる生活をしている。      マーケティング会社Ipsos KMGが2年に1度調査する「トルコを理解する手引き」で新「中産階級」が出現した。「中柱」と表現され、生活様式、消費指向、「保守的新しい物好き」という点で他の階級から区分けされた新しい中産階級は、専門家からすれば「不明瞭」である。      「研究による新規現象会議」で専門家たちは「新中産階級」を取り上げ、彼らが60%の割合でトルコで経済・政治の根幹をなし 全文をよむ

2012-05-10 イスタンブル演劇祭、始まる-初日は「トルコにおける中国年」行事 (Radikal紙)

第18回イスタンブル演劇祭が本日(10日)から始まる。演劇祭は6月5日まで行われ、今年は「自由-探求」をテーマに人権から移民、戦争から暴力まで、人間の生活を取り巻く様々な問題を探る。      演劇祭の開始に当たり、トルコと中国の文化的親善及び政治的関係の強化を目的として「トルコにおける中国年」の行事が行われる。本日は演劇祭の一環として、北京龍獅子劇団が、イスティクラル通りをカラフルな見世物と共に練り歩く。      演劇祭で観客が最も待ち望む演目は「ハムレット」である。トーマス・オステルメイヤ 全文をよむ

2012-05-06 ジェム・ユルマズとの食にまつわるインタビュー (Hurriyet紙)

彼のステージでは食事のネタが多くの場面を占めている。もちろん私もその場を共有したことがある。ステージでは私に説明しながら、観客に次のように問いかける。食事を遠慮するような美食家がいますか?と。今回私はジェム・ユルマズを前にし、こう尋ねた。サラダにトリュフはかけますか?お金持ちになったらキャビアばかり食べるの?ダイエットしてる?うちで台所に立つのは誰?などなど。      ・自宅で料理はする?   -まさか。25年前に学校で習ったときにおもしろいスープを作ったのを覚えているよ。でも振り返ると、料理 全文をよむ

2012-05-02 トルコ作家所得番付上位は、クリン、シャファク、パラ (Hurriyet紙)

フォーブスのトルコ「作家所得番付」ランキングによると、トルコ作家所得番付上位はアイシェ・クリン、エリフ・シャファク、イスケンデル・パラである。      2011年度の売上によるトルコの「作家所得番付」ランキングは、フォーブスの5月号に掲載された。      ランキング1位を獲得したアイシェ・クリンは、2011年発行の『回顧40年(Hayat Dürbünümde 40 Sene)』、『悲嘆の40年(Hüzün Dürbünümde 40 Sene)』では時代設定を現在から出発し1941-198 全文をよむ

2012-04-28 イスタンブルの歴史遺産修復に使われた予算は、20億トルコリラ(2004~2012) (Radikal紙)

イスタンブルでは、広域市によって、2004~2012年の間に文化・観光への投資に約19億9700万トルコリラ(約898億円)が費やされた。      イスタンブル広域市広報事業部作成の『イスタンブル歴史地区の再生』という本の情報によると、イスタンブル広域市によって2004~2012年の間に行われた修復事業の一環として2億6200万トルコリラ(約118億円)が費やされていた。98の歴史遺産が修復を完了し、21の遺産が現在も修復中だ。歴史遺産のリスト作りがなされているベイオウル地区歴史保護区域では、 全文をよむ

2012-04-28 米紙、映画「征服1453」を酷評 (Radikal紙)

アメリカの有力紙の1つであるロサンゼルス・タイムズ紙は、映画「征服1453」について、「不快な詳細描写によって間違ったことを正しいと見せている」と批評した。      映画「征服1453」がトルコで好評を博す一方、外国メディアでも議論が続いている。ロサンゼルス・タイムズ紙は、この映画が「不快な詳細描写で間違ったことを正しいと見せている」という評論家らの言説を掲載し、「トルコが成長した力強い経済と政治的決定力を持つ強力な役割を持って現れた今日において、この映画に先見的なタイミングがあるかのように見 全文をよむ

2012-04-27 著者村上春樹の語る『1Q84』―トルコ語訳発売 (Radikal紙)

村上春樹は、「この作品がこんなに長くなると分かっていたら、書こうとは思わなかったかもしれない」と語る。また『1Q84』のために三年間も缶詰め生活を送っていたと述べ、この小説と登場人物たちが村上自身を捉えて離さなかったと話している。      いつもとは何かちがう四月のある夜、玄関のチャイムが鳴った。その目だけが強く印象に残る一人の配達人が大きな包みを私に差し出し、とても重要な任務を遂行しているとでもいいたげな真剣な声音で「あなたがメリサさんですか?」と尋ねる。私はずっしりした包みを受け取り部屋に 全文をよむ

2012-04-24 アイヴァゾフスキー作「イスタンブルとボスフォラス海峡」」に記録的高値 (Milliyet紙)

イギリスの首都ロンドンで開催されたオークションで、イヴァン・アイヴァゾフスキーの油絵「イスタンブルとボスフォラス海峡」が323万3250ポンド(約900万リラ=約4.1億円)で売却された。      競売大手サザビーズが開催した「トルコ・イスラーム美術週間」の中で出品された同絵画は、今日4月24日に行われたオークションで、323万3250ポンド(約900万リラ=約4,1億円)で売却された。      100万ポンド(約1.3億円)で競売にかけられた同絵画は、オリエンタリズム風絵画の中で、過去最高 全文をよむ

2012-04-23 トルコ国産映画好調、収益13%アップ (Hurriyet紙)

映画愛好家は2012年最初の3ヶ月もトルコ映画を好んだ。   ボックス・オフィス・トルコの統計で収集された情報によれば、2012年の1~3月の間に公開された66の映画作品のうち、14作品がトルコ映画だった。 映画愛好家が銀幕においても多くのトルコ映画を鑑賞する一方で、トルコ映画が鑑賞される割合も3月までの3ヶ月間で全体の68.5パーセントにのぼった。      ■興業収入は13パーセント増      データによれば、1~3月期に52の外国映画と14のトルコ映画、合わせて66の作品が公開された。来 全文をよむ

2012-04-19  カフラマン監督が語る、映画「僕の言葉はどこ?」、 (Radikal紙)

イスタンブル映画祭の邦画部門で上映された「僕の言葉はどこ?−Zonê Ma Koti Yo−」のヴェリ・カフラマン監督は、「私の母親や父親の言葉が他の言葉だったら、私が題材にする『言葉』も別だったかもしれない。アイデンティティーや所属は、偶然のようなものだ」と話している。      イタリア行きの準備をしている老ムスタファの孫は、英語、フランス語、そしてもちろんトルコ語が話せる。では自分の母語は?彼は祖父に「教えてくれるなら勉強する」と言う。その祖父は、小学生のとき「トルコ語隊長」としてクルド語 全文をよむ

2012-04-18 ボアズィチ大学に、アナトリアの多文化音楽の響き (Radikal紙)

ボアズィチ大学民俗研究クラブ(BÜFK)が「メセル」という名前の舞踊と音楽を披露する連続公演の最終公演は今晩行われる。アナトリアとその周辺地域で生活する民族の文化的多元性を一つの観点から研究しているBÜFKはこの地に埋もれていた物語を舞踊と音楽で紹介する。「メセル」では黒海、アナトリア、そして中東からラズ語、トルコ語、ザザ語、ペルシア語そしてクルド語の歌と物語が舞台で披露される。BÜFKは「メセル」の舞踊音楽の公演を通じて小川は自由に流れ、鶴はその翼を友好と希望を乗せてはためかせ、風が喜びと平和 全文をよむ

2012-04-17 アタテュルク・フォント、発表!-アタテュルクの字になります (Radikal紙)

ブルサのある企業家が、アタテュルクの筆跡をマイクロソフトのワード文章で使用可能なフォントにした。      ヒュッリイェト・デイリーニュースのエルデム・ギュネシュ記者によると、ムラト・オズバルジュという名の企業家は「何千もの様々なフォントがある中、アタテュルクのフォントがつくられていなかったことは一つの不足」と話している。オズバルジュ氏は、文字の著作権を求めないとして、「ただ、このフォントを創り、インターネットでの使用を始めた人間として認知されたい」と話した。      オズバルジュ氏は、アメリ 全文をよむ

2012-04-17 「グーグル・アート」でペラ博物館を訪ねよう (Hurriyet紙)

ペラ博物館は、グーグルと40カ国151の重要な芸術施設の協力からなるグーグル・アートプロジェクトに参加した。      芸術愛好家達はもはやたった数回のクリックでスナ・イナン・クラチ財団ペラ博物館オリエンタリスト絵画コレクションだけでなく、「キュタフヤの陶器と磁器」「アナトリアのおもりと秤」や「古きイスタンブルの写真」コレクションをも発見することができるだろう。      ■30000作品      開発された「私の美術館」(マイ・ギャラリー)の機能により、使用者はグーグル・アート・プロジェクト 全文をよむ

2012-04-14 イスタンブル映画祭終了、金のチューリップ賞は「丘の向こう」 (Hurriyet紙)

第31回イスタンブル映画祭の閉会式がリュトゥフィ・クルダル国際会議場・展示場で行われ、「金のチューリップ賞」の受賞作品が発表された。その夜、最優秀作品賞は、エミン・アルペル監督の「Tepenin Ardı(Beyond the Hill/丘の向こう)」が受賞した。      イスタンブル・リュトゥフィ・クルダル国際会議・展示場での授賞式は、バルバロス・エルキョセ氏のクラリネット演奏で幕を開いた。式では、まず第31回イス タンブル映画祭開催中に亡くなったクロード・ミレール監督、俳優のメラル・オカイ 全文をよむ

2012-04-14 水没近いハサンケイフ遺跡に観光客の波 (Radikal紙)

湖に沈んでしまう前にハサンケイフ遺跡を一目見ようと、何千人もの人がバトマンを訪れている。      ハサンケイフはウルスバラジュ湖に沈もうとしているバトマン県の古都である。天候が暖かくなるとともに、何千もの人がハサンケイフ遺跡を訪れ始めた。バトマン観光協会のメフメト・エミン・ブルト会長によると、昨年には、水没する前に見ようと100万人の観光客がハサンケイフ遺跡を訪れたという。今年は200万人の観光客が訪れると予想されている。      バトマンには新石器時代のものとされる数千の洞窟や、人口の洞窟 全文をよむ

2012-04-13 「無垢の博物館」、イスタンブルに4.28オープン (Radikal紙)

オルハン・パムクが2008年に出版した小説と同じ名前の「無垢の博物館」が4月28日土曜日にオープンする。      「無垢の博物館」は小説からインスピレーションを受けて設立される世界初の博物館であり、1897年にチュクルジュマに建てられた建物の中にある。      パムクは小説の執筆と同時期にこの博物館の構想を始めた。10年以上の年月をかけて完成した博物館には1,000個以上の展示品がある。博物館は、小説の主人公、ケマルが恋人フュスンにまつわる品物を一カ所にまとめるという構想を実現したものだ。オ 全文をよむ

2012-04-12 ジェームス・ボンド撮影でイスタンブル各所で通行止め―エミニュニュ広場は4日間! (Milliyet紙)

世界で最も息の長い映画、ジェームス・ボンドシリーズの撮影の為に、イスタンブルのエミノニュ広場が4月14日から5月5日のうち四日間、いくつかの道路がそれぞれの日程で通行禁止となる。      ジェームス・ボンドシリーズの新作、「007-スカイフォール」の撮影がアダナに続き、今イスタンブルで始まろうとしている。撮影の為にエミノニュ広場が四日間、またいくつかの道路が閉鎖される。      約500人のエキストラと約100人の出演者による撮影は、主にエミノニュ地区で撮影される。      主役をダニエル 全文をよむ

2012-04-12 中央アジア・トルコ系諸国家で「共通歴史教科書」編纂へ (Zaman紙)

トルコ系諸国家間の更なる協力と協調を強化することを目的として設立されたトルコ系諸国会議は、8月に(キルギスの)ビシュケクに集まる首脳会議において、教育・文化・科学の分野における重要な決定に署名すべく準備をしている。      参加国の学校で共通歴史教科書が教えられること、共通アルファベットへの移行がこれらの決定の主眼になっている。あるグループの新聞記者に話をしたハリル・アクンジュ・ トルコ系諸国会議事務総長によれば、会議のおかげで初めて自発的に集まったトルコ系諸国は、今後「一緒に」歩むことを学ん 全文をよむ

2012-04-11 イスタンブル現代美術館(Isatanbul Modern)、移転の噂を否定 (Milliyet紙)

イスタンブルno.2文化財保護委員会が承認したガラタ港プロジェクトの一環で、エジュザージュバシュ・グループに属するイスタンブル現代美術館を移転するとの噂に対し、現代美術館側からの発表があった。      イスタンブル現代美術館が立地する場所が緑化され市民に開放する計画があるとされ、同館の8千平方メートルの敷地がガラタ港プロジェクトの一環で整備される地区の一部として計画されていると噂されている。      しかし現代美術館側は発表をおこない、トルコ海上交通運行株式会社と28年の賃貸契約を結んでいる 全文をよむ

2012-04-08 ユルマズ・ギュネイ賞式典開催 (Radikal紙)

第2回ユルマズ・ギュネイ文化・芸術式典賞が受賞者に送られた。      今年、第2回目の式典が開催されたユルマズ・ギュネイ文化・芸術式典賞は、ルトゥフィ・クルダル会議・展示センターにて開かれた夜の授賞式にて、受賞者に送られた。物語や風刺画、写真、映画、詩、そして音楽の7部門で授賞式が行なわれたこの夜の司会は、デルヤ・ドゥルマズとアティッラ・サラルが務め、フェルヤル・オネイもミニコンサートを開いた。      この夜の授賞式に参加したユルマズ・ギュネイの妻、ファトシ・ギュネイさんは、以下のように話 全文をよむ

2012-04-08 ギリシャ人ジャーナリスト「さあ、イスタンブルに戻ろう」 (Hurriyet紙)

「去りし人々のイスタンブル」という名の直筆本が英語からギリシャ語に翻訳されたギリシャ人ジャーナリストのアレキサンドロス・マッセヴェタス氏は、ヒュッリイェト紙のインタビューに答えてくれた。マッセヴェタス氏は、親世代がトルコからギリシャに移住したルーム(トルコの元ギリシャ系住民)らに、イスタンブルへ戻るよう呼びかけている。      マッセヴェタス氏は次のように話した。「もはやトルコ社会は、ルームたちが去ったことをイスタンブルにとっての「喪失」であるとみなしている。家族がギリシャへ渡ってきたルームの 全文をよむ

2012-04-08 イスタンブル・ファーティフ区、歴史遺産保護での「成功もあれば、失敗も」 (Radikal紙)

本紙の「歴史遺産」に関する執拗な報道を受けて、ファーティフ区が心中を語った。「少しのミスのせいで、歴史に対する私たちの功績を無視しないでほしい。」       ここのところ、ファーティフ区は本紙の多くの報道のネタとなっている。スルタンアフメト地区でビザンツ宮殿遺跡の上に違法に建築された5階建てホテル、アイヴァンサライ地区の歴史地区での無許可の掘削作業などがその例だ。物議を醸したこれらの報道を受けて、ムスタファ・デミル・ファーティフ区長は、同区で歴史遺産を保護するために行ってきたことを説明したいと 全文をよむ

2012-04-01 トルコ映画の観客動員好調 (Radikal紙)

今年第1四半期にトルコの観客はトルコ映画を選んだ。今年の第1四半期に映画を見に行った人の10人に7人は、トルコ映画を選んだ。      ボックス・オフィス・トルコの統計によると、今年の3か月間(13週間)で、13本のトルコ映画を含め、合計61本の映画が上映された。   同期間に合計1744万1696枚のチケットが販売され、トルコ映画の観客動員数は1210万2623人であった。トルコ映画は、上映された映画のおよそ5分の1に過ぎなかったが、映画館に来た人の10人に7人は、トルコ映画を選んだ。     全文をよむ

2012-03-30 メフメト2世彫像ブロンズメダル、オークションで高値予測 (Hurriyet紙)

メフメト2世(ファーティフ:征服者)の彫像が描かれ、「非常に珍しい」とされるブロンズメダルは、30万ポンドから40万ポンド(84万~112万リラ)の間予想価格でオークションに出された。ブロンズメダルに描かれる彫像はファーティフの最も若い頃のものであると言われている。      研究者で作家、貨幣学者でもあるネジャティ・ドーアン氏は、ブロンズメダルに描かれているメフメト2世の彫像は、今日までに発見されているものの中で最も若い頃のものであることを明らかにし、「このため、より価値のあるものとなっている 全文をよむ

2012-03-24 15世紀建造カラジャベイ・ウルジャーミーで火災―また修復時 (Zaman紙)

歴史的建造物の修復作業中に発生する火災は痛ましいものである。今回の火災ではラジャベイ・ウルジャーッミーはほぼ全焼した。エルトゥルル文化大臣は、「この悲しい事件は、歴史的遺産修復に際しては注意を払うべきであることを、私たちに十分に警告してくれた。」      ブルサのカラジャベイ郡にある歴史的なウルジャーミーで、昨晩火事が発生した。1475-1476年の間に建設されたモスクで、修復工事のため一時礼拝が中断されていた。火事は、木製の表面にペンキを塗るためのやすりがけをしている最中に発生した。抑えるこ 全文をよむ

2012-03-23 ナーズム・ヒクメトの恩赦願いと却下の資料、明らかに―1939年 (Milliyet紙)

国外追放され辛い人生を送った、世界的に有名な詩人ナーズム・ヒクメト・ランが1939年4月11日にトルコ大国民議会に送った「恩赦」願いと国会がそれを却下した資料が明らかになった。      無罪であると主張するランに対して、国会は法務省刑事局と協議した後1940年5月9日に「恩赦を必要とする理由は見当たらない」としてこれを却下した。      ■本の題材となった      トルコ大国民議会請願処理委員会は、思想や著述により国外追放され刑務所で人生を送ったナーズム・ヒクメトがトルコ大国民議会に提出し 全文をよむ

2012-03-23 オスマン文書からヌ―ルスィーの教育計画、明らかに (Zaman紙)

ヴァン総督タフシン・パシャから、スルタン・レシャト・ハーン(メフメト5世)に宛てた書簡で、ヌールスィーの教育計画が明らかとなった。      偉大なイスラム知識人であるベディユッザマン(訳注:ヌールスィーのあだ名)・サイード・ヌールスィーの死から52年が過ぎた。しかし、彼の先見性ある思想の必要性は日に日に増している。      ベディユッザマンの没後52年目にオスマン文書の中から発見された文書によると、ヌールスィーの、東方解放の処方箋としてヴァンで設備を整えた学校を開校する計画という考えは、国に 全文をよむ

2012-03-20 トルコ国籍者以外のキリスト教徒ユダヤ教徒の子弟に、少数派学校での就学許可 (Zaman紙)

国民教育省がトルコ国籍以外のアルメニア教徒、ギリシャ正教徒、ユダヤ教徒の子供たちに少数派学校での就学権を認めた。      特別教育機関規定の変更により、「これらの学校では、自らの少数派集団に属するトルコ国籍である者の子供たちのみ学ぶことが出来る」という文言が削除された。      官報に掲載された規定によるとトルコ国籍者以外の少数派の子弟も少数派学校に通えることになる。約1000名の子供がこれに該当するとされている。教育省の新しい改革も実施されれば、合法的に12の少数派学校に生徒が入学すること 全文をよむ

2012-03-13 今度は国営TVドラマ「古のオスマン帝国、復活」、高値で販売 (Milliyet紙)

オスマン帝国の壮麗さは、相変わらずテレビドラマの着想源となっている。   これらのうちの一つが、TRT(国営放送)ドラマ「古のオスマン帝国復活」だ。   ドラマの第1回放送分が、イスタンブルでお披露目された。      TRTのイブラハム・シャーヒン会長は次のように述べた。「このドラマについてお話しすることの中で最も重要なのは、放送開始前から販売を行ったことだ。これはTRTのみならず、全テレビ局史上初のことである。私たちはこのドラマの各放送回分を記録的高値で売った。歴史を正しく振り返らない人は、 全文をよむ

2012-03-10  スルタン・アブデュルメジドのアイルランド支援は「事実」? (Zaman紙)

アイルランドのメアリー・マッカリース(前)大統領は、スルタン・アブデュルメジドが同国に飢饉のため行った支援は伝説であったと結論付けたが、オスマンの文書館の文献はこの主張を否定している。歴史学者のハルン・トゥンジェル氏は、アイルランドの有力者らによって1847年にスルタン・アブデュルメジドに書かれた感謝状が、支援があったことを示しているとしている。      オスマン帝国の第31代スルタン、アブデュルメジドが飢饉のためアイルランド国民に行った物質的・精神的支援は、アイルランドのメアリー・マッカリー 全文をよむ

2012-03-05 「征服1453」トルコの興行記録、突破―18日で465万人がみた (Hurriyet紙)

映画「征服1453」は僅か18日で465万1715人が鑑賞し、これまでトルコで公開された映画の中で最も観客を集めたものとなった。      ボックス・オフィス・トルコの統計によれば、オスマン朝の征服者スルタン・メフメトの幼年期から征服者となる過程を描いた映画は、2月16日に500の複製(フィルム)を使って850の映画館のスクリーンで公開されたこととともに大きな関心を集めた。      (公開から)4日間で140万351人の観客を動員した作品は、先週末(3月2ー4日)に合計で観客数465万1715 全文をよむ

2012-03-02 最後のカリフ、アブドゥルメジドのトルコへの想い、明らかに (Zaman紙)

最後のカリフ、アブドゥルメジドはカリフ位の剥奪によって国外追放となったにも関わらず、トルコへの想いを絶つことはなかった。1939年のエルズィンジャン地震の際には、インドでトルコのために(復興)支援キャンペーンを始めさせた。アブドゥルメジドにより、かなりの額の支援金が集まっていった。      1924年3月3日に剥奪されたカリフの地位は、現在も議論される問題の一つである。カリフ制が廃止されて88年が経つが、最後のカリフ・アブドゥルメジドに関する情報は限られており、数も少ない。ウフク出版から出た『 全文をよむ

2012-02-22 ネムルート・ダーをめぐり2県争奪、国会でも論争 (Radikal紙)

国会本会議において、アドゥヤマン県とマラトゥヤ県の国会議員の間で「ネムルート山はどちらの県に属しているか」という論争が起こっている。      国会本会議はメラル・アクシェネル国会副議長によって招集された。国会では、知的・芸術作品収集法案について発言をおこなったイスタンブル県選出のスッル・スュレッヤ・ オンデル議員が、マラトゥヤはネムルート山を求めていると述べ、次のように続けた。「マラトゥヤはネムルート山を求めていました。マラトゥヤは凝視して、 このネムルート山を諦めません。このマラトゥヤは立ち 全文をよむ

2012-02-20 ピアニスト・ファズル・サイ、映画「征服1453」批判 (Radikal紙)

有名ピアニスト、ファズル・サイ氏が、先週木曜日14時53分に公開された映画「征服1453」の音楽担当をなぜやめたのかを、書き記し説明している。   ミッリイェト紙の報道によると、映画に関連する報道でまだ音楽を自分が作ったと書かれていることを不愉快に思っていると述べたサイ氏は、この点でプロデューサーに注意を促したと述べた。そしてプロジェクトからなぜ外れたのかに関して、以下のように説明した。      この映画の音楽を私が担当することが話し合われ、「イスタンブル交響曲1453(第一章ノスタルジー)」 全文をよむ

2012-02-17 映画「征服1453」公開はじまる―概ね、好評 (Milliyet紙)

予告編が大いに関心を呼ぶ中、ギリシャ人やキリスト教徒から大反発が起こった「征服1453」について、評論家たちは概ね高い評価をつけた。      ァルク・アクソイ、セルヴェト・アクソイ、そしてアイシェ・ゲルメンが制作し、ファルク・アクソイが監督を務めた「征服1453」は、約3年の製作期間を経て、昨日(2月16日)14:53に全国で公開が始まった。プレミア試写会や映画評論家向けの試写会がなかった本作品を、昨日監督のファティヒ・アクソイを初めとしたすべての俳優スタッフと、映画ファンがともに初めて観賞し 全文をよむ

2012-02-17 アンタリヤにドアン・フズラン図書館開設 (Hurriyet紙)

アンタリヤ広域市によって建てられたドアン・フズラン図書館で開館記念式典が行われた。      世間の関心を集めた開館記念式典に参加したヒュッリイェト紙の出版顧問で、作家でもあるドアン・フズラン氏は、「私の図書館とは言いません、本に魅了された全ての愛書家達を歓迎致します。皆様方がここで良い読書をされることを願っております」と挨拶した。      アンタリヤ広域市によって、アタテュルク文化公園内900平方メートルの敷地に建設され、そして全てをヒュッリイェト紙の出版顧問で作家のドアン・フズラン氏によっ 全文をよむ

2012-02-15 サバンジュ財閥、アタテュルク文化センター修復に資金提供 (Radikal紙)

アタテュルク文化センター修復へのスイッチが押された。サバンジュ・グループは修復プロジェクトへ3千万リラ(約13億6千万円)の援助を行う。      文化観光省とサバンジュグループの間で調印式が行われた。調印の前にはギュナイ文化観光相とサバンジュ・ホールディングのギュレル・サバンジュ会長がベイオールのアトラス通りにある県文化総局にて会見を開いた。         ■サバンジュが援助      アタテュルク文化センターの歴史を説明し、裁判所の決定により中断していた修復作業について話したギュナイ文化観 全文をよむ

2012-02-13 トラブゾンで18世紀のハーン(隊商宿)、倒壊 (Hurriyet紙)

トラブゾンで18世紀に建てられたアラジャハーンが明け方倒壊した。この出来事についての最初の発表によれば、死者はでなかった。      トラブゾンで最も人口が密集している地域の一つである、チャルシュ地区セメルジレル坂アラジャハーン通りにある廃墟と化した歴史的建築物は朝6時頃倒壊した。アラジャハーンは3階建てで中庭のある、ハーン(隊商宿)特徴を持ち、石を積み重ねて建てられているが、詳しい建築年代は不明である。しかし18世紀の建築物だと考えられている。東側と西側に2つの入り口があり、今日まで保全が行わ 全文をよむ

2012-02-13 映画「征服1453」、アメリカでも公開か? (Zaman紙)

オスカー受賞作品の配給を手掛けてきたユニバーサル・スタジオは、イスタンブルの征服を題材とする映画「征服1453」の10分間のサンプル版を鑑賞すると、関心を示した。そして、アクソイ・フィルムに対し「征服1453」のビデオグラム化権、テレビ放映権、ヨーロッパでの配給権をオファーした。オファーを受諾すれば、トルコ映画として初めて世界大手の映画会社と組みハリウッド進出を果たすことになる。      公開まであと数日となった「征服1453」の監督はファルク・アクソイ氏が務めた。「征服1453」は予告編の時 全文をよむ

2012-02-10 ジェイラン監督の父死去、チャナッカレで埋葬へ (Hurriyet紙)

亡くなったジェイラン監督の父の遺体は、故人の故郷であるチャナッカレ県イェニジェ郡チャクロバ村に埋葬される。      名監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン氏の父で、今日イスタンブルで亡くなったメフメト・エミン・ジェイラン氏の遺体は、明日、故人の故郷であるチャナッカレ県イェニジェ郡に属するチャクロバ村に埋葬される。      映画監督であり脚本家、そして写真家でもあるジェイラン監督の父で、90歳のメフメト・エミン・ジェイラン氏は、今朝イスタンブルの自宅で息を引き取った。ここ6ヶ月というもの様々な健康上の 全文をよむ

2012-02-09 セリム1世が「余の墓に掛けよ」と命じた上衣、4年間倉庫に眠る (Zaman紙)

オスマン朝第9代スルタン、セリム1世の遺言が守られていない。セリム1世が「余が眠る墓の上に掛けよ」と遺言した上衣(カフタン)は、補修の後、2008年に墓廟・博物館総管理局(Türbeler ve Müzeler Genel Müdürlüğü)の倉庫に運ばれた。なぜ、いまだに元の場所に戻されていないのかはわかっていない。      スルタン・セリム1世が「余が眠る墓の上に掛けよ」という遺言を述べたカフタンが、ここ4年間倉庫に置かれたままになっている。このカフタンは以前、スルタンの墓の上に展示され 全文をよむ

2012-02-09 トルコの「食と日常生活」、レポート (Hurriyet紙)

トルコ肥満学会が、12県の15歳以上の1563人を対象に行った「トルコにおける食習慣と運動量レベル調査」の結果が公表された。      トルコ肥満学会が、12県の15歳以上の1563人を対象に行った「トルコにおける食習慣と運動量レベル調査」の結果が公表された。記者会見で発表された調査結果によると、全体の68%が毎日朝食をとっている。昼食を規則的にとっている割合は63%、不規則にとっている人の割合は37%だった。夕食は全体の72.7%が規則的にとり、外食ですまされるのは昼食が最も多い。一方、家でと 全文をよむ

2012-02-08 ローマ彫刻、モクスの葬儀台に再利用される―デニズリ (Radikal紙)

デニズリ‐デニズリ自然愛好会(DOSEV)のウミット・シュラジュ会長は、ホナズ郡で自然観察ツアーを行っていた際、ローマ時代の3人の剣闘士のレリーフが刻まれた石が擁壁に、2本の柱頭がモスクの葬儀台の脚として使用されているのを見るや、写真に収めインターネットに公開した。      数多くの古代都市が見つかっているデニズリで、他の遺物もこのように博物館に収められずに別の用途で使用されている可能性があると指摘するシュラジュ会長は、「遺物が使われている場所を見たときは我が目を疑いました。すぐに写真に撮り、 全文をよむ

2012-02-07 マドンナのイスタンブル・コンサート、6月7日に決定 (Hurriyet紙)

以前イスタンブルでコンサートを行うと発表していたマドンナは、2012年6月7日にチュルクテレコム・アリーナでステージに立つことを決定した。      何年もの間トルコに来ることが期待されていた、マドンナのイスタンブルにおけるコンサートの開催日が、ついに公式に明らかになった。マドンナのインターネットサイトに掲載された2012年世界ツアープログラムで、2012年6月7日にイスタンブルのチュルクテレコム・アリーナでコンサートコンサートが行われることが確定した。      ポップアイコン(マドンナ)がこ 全文をよむ

2012-02-07 一番はっきり聞こえるアタテュルクの肉声入り動画、米国立公文書館で発見 (Hurriyet紙)

これまでで最もはっきり聞こえるアタテュルクの音声記録が米国立公文書館で発見された。1958年にアメリカ合衆国が作成した「威厳あるトルコ人」というドキュメンタリーにある同音声記録では、アタテュルクの肉声が「大演説(ヌトゥク)」のものよりしっかりと聞こえている。      ヴァタン紙のウール・コチバシュ記者の報道によれば、1958年に撮影され、米国立公文書館のインターネットサイト上で放映されたこのドキュメンタリーは、DVD形式で、アタテュルクの高画質動画が収録されている。一方、米国家安全保障議会及び 全文をよむ

2012-02-06 ボスフォラス海峡水流で発電?―幻のトンデモ計画 (Zaman紙)

機械エンジニアのサビト・アテシュ氏による大胆なプロジェクトがある:イスタンブルのボスフォラス海峡を借り上げ、水流で発電事業を行うというものだ。アテシュ氏はプロジェクト実現のため国会まで乗り込んだが、予備調査の結果、プロジェクトは実現不可能であることがわかった。      名優ケマル・スナル主演の映画「En Büyük Şaban」のワンシーンで、初めてイスタンブルにやってきた生粋の田舎者シャーバンは、抜け目のない商人よりボスフォラス大橋を購入する。観客を沸かせたこのシーンが現実のものとなったのだ 全文をよむ

2012-02-04 アヤソフィアの照明にハリウッド有名俳優ご不満、総取換え (Milliyet紙)

ハリウッドの有名スター、ベン・アフレック氏は最新作「アルゴ」のシーンを撮影したアヤソフィアの照明が気に入らず、アヤソフィア博物館側の許可を得て、照明を取り替えさせた。      1979年にイランで起きた人質事件をテーマに、ジョージ・クルーニー氏がプロディースした映画「アルゴ」の監督兼俳優のベン・アフレック氏は、映画のメインロケ地としてイスタンブルを選んだ。撮影班と共に幾度とイスタンブルを訪れ土地調査を行なったアフレック氏の映画では、イランの街並みに似ているとして、ベイオール地区、ファーティフ地 全文をよむ

2012-01-23 オルハン・パムク、元恋人に「抗議文」 (Radikal紙)

ノーベル賞作家のオルハン・パムク氏は、ここ数ヶ月、しばしばメディアへの発言で話題になっているアーティストのカロリン・フィシェクチさんに対し、弁護士を通じて公証事務所(ノテル)で抗議文を作成し、発言を止めるよう要求した。      オルハン・パムク氏の弁護士ハルク・イナヌジュ氏が、イスタンブルのカドゥキョイ第24公証事務所を通して作成した抗議文では次のように記載されていた。:      「この手紙の受取人(カロリン・フィシェクチ氏)はここ最近世論に、依頼主のオルハン・パムク氏について、彼の発言内容 全文をよむ

2012-01-23 トルコ国外の「トルコ文化財」、リスト化すすむ (Hurriyet紙)

トルコ歴史協会(TTK)が、国外の全てのトルコ建築物と文化遺産のリスト化を進めている。リスト化された国外の建築物の多くは、トルコ協力開発機構(TİKA)による修繕が行われている。      歴史上、広大な地域を支配したトルコ民族が治めた土地には、多くの文化遺産がある。これらの文化財の多くは様々な理由で破壊され、いくつかは運命に委ねられ放置された状態にある。      トルコ民族の高度な文化と繊細な嗜好を反映したこれらの文化財は、トルコ歴史協会によって進められている「国外における歴史的トルコ文化財 全文をよむ

2012-01-21 宗務庁長官、ツイッタ―でハディース授業はじめる (Zaman紙)

ソーシャルメディア活動の一環として、宗務庁メフメト・ギョルメズ長官がツイッターの運用をスタート。長官は、最新のつぶやきで、一人のハディースの師として毎週金曜日、フォロワー達に向け、預言者ムハンマドの語った含蓄ある言葉をいくつかを配信すると発表した。      ギョルメズ長官は、昨日(21日)、預言者ムハンマドの「美しい言葉は喜捨です。人々に挨拶することも喜捨です。兄弟の顔に微笑みかけることもまた喜捨になります」とつぶやいた。宗務庁は、庁の事業やサービスをより広い社会層に知ってもらうことを目的とし 全文をよむ

2012-01-11 この写真のせいで、展覧会中止に―イズミル (Radikal紙)

イズミル広域市のイズミル芸術センターで開催された展覧会において、3点の写真作品が複数の報道機関で批判され、これにより市が作品を除外したことが芸術家たちの波紋を呼んだ。展覧会を主催するイズミル写真家連盟(İFOD)のメンバーは今回の措置が検閲にあたると訴え、問題となった作品以外についても展示を撤回したため、展覧会は中止に追い込まれた。      イズミル写真家連盟(İFOD)は今回の展覧会開催にあたり、「矛盾」というテーマの写真を同メンバーに募集していた。展覧会には48人の写真家から作品が寄せられ 全文をよむ

2012-01-09 TRTの決めたユーロヴィジョン2012年トルコ代表ジャン・ボノモに、みんなびっくり (Milliyet紙)

メディアタヴァの報道によると、TRT(トルコ公営放送局)は長期にわたる議論の末、今年バクーで行われるユーロヴィジョン・ソング・コンテストにおいてジャン・ボノモをトルコ代表とすることに決定した。ボノモはユーロヴィジョン用の歌を特別に作曲する予定だ。      これまでにユーロヴィジョンの候補者にはクラチ、アティイェ、スラ、ハンデ・イェネルの名があがったが、TRTの運営陣は予想を裏切り、ユーロヴィジョン・トルコ代表に、近頃特にミュージッククリップでその名を知られるようになったジャン・ボノモを選んだ。 全文をよむ

2012-01-09 TVドラマ「華麗なる世紀」、今週からロシアで放映 (Milliyet紙)

「華麗なる世紀」が今週末から、ロシア・ドマシュニー・テレビチャンネルで放映される。      数百万人が画面に釘付けになり、毎回の放送後には新たな議論を引き起こした「華麗なる世紀」が、ロシアでも放映される。      休暇をトルコで過ごしたり、トルコ人と結婚したりしたロシア人がSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)で話題にしていた「華麗なる世紀」が、1月14日の土曜日から、ロシア・ドマシュニー・テレビチャンネルにより放映開始となる。予告編を放映し始めたドマシュニー・チャンネルは、ロシア語で 全文をよむ

2012-01-05 ギュナイ文化相、「海外不正流出文化財の返還、続々」 (Milliyet紙)

エルトゥールル・ギュナイ文化観光相は、海外に流出した歴史的遺産に関わる追跡が今年の最も重要な議題の一つであるとし、「英国から返還予定のひとつの作品があります。エロス像の頭部(を返還すること)について合意しました。米国から返還される可能性があると考えているいくつかの作品もあります。年内の最も重要な議題の一つはイズニク・タイルの私たちの国への返還となります」と話した。      文化観光省の2012年の目標に関する質問に答えたギュナイ氏は、次のように話した:      「イズニク・タイルの模造品やレ 全文をよむ

2012-01-03 ハンガリー、モハッチの戦場跡に、「モハッチの戦い博物館」開設 (Yeni Safak紙)

オスマン帝国時代の最も壮大な勝利の舞台となったモハッチ平原に、新しい戦争博物館が開設された。ハンガリーのモハッチ市から約5キロメートル離れた場所にある。現地で行われた遺跡発掘調査によって1526年の戦いで残されたオスマン軍とハンガリー軍兵士らの墓が多く発見され、博物館はこの墓の近くにつくられた。発掘調査で見つかった鎧、兜、武器と並んで、オスマン軍とハンガリー軍兵士の軍服に付いていた革や金属の破片、食糧や髭剃りのケースなど、非常に多くの歴史的遺物が展示されている。      また若者や子ども向けに 全文をよむ

2011-12-31 オルハン・パムクに5才の子? (Radikal紙)

ノーベル賞受賞作家であるオルハン・パムク氏に5歳の息子がいると報じられた。      パムク氏の新しい恋人であるカロリン・フィシェクチさんの、パムク氏の一つ前の恋人でインド人作家のキラン・デサイさんに対する発言が記憶に新しいなか、また別の恋人にまつわる噂が波紋を呼ぼうとしている。この元恋人の主張によると、オルハン・パムク氏にはドイツ人女性との間にアルベルトという名前の5歳の息子がいる。   ハベルチュルク紙のエリフ・ケイ氏の報じたところによると、匿名を希望する元恋人の主張は次の通り。      全文をよむ

2011-12-27 タイ・バンコクのモスクにオスマン帝国紋章が (Zaman紙)

3つの大陸で600年間統治を続けたオスマン帝国の世界に広がった痕跡が明らかになり続けている。ムスリム人口も多いタイの首都バンコクの郊外にあるバン・ウトゥヒット・モスクで、オスマン帝国の紋章が見つかった。複合施設群のなかの学校として現在教育をに使われているモスクでは、一日5回、エザン(アザーン)が詠まれている。      南アジアの国タイは、特有の歴史、文化をもち、そして多くの仏教徒のほかに、多数のムスリム人口の受け皿となっている。タイの首都バンコクには約55のモスクがあることが記録されている。バ 全文をよむ

2011-12-27 「まともな人間なら煙突ではなく玄関から入る」―ケシャン県ムフティ、サンタクロースを「批判」 (Radikal紙)

ケシャン県のムフティ、スレイマン・イェニチェリ氏は、「サンタクロースなどという人物はいない。聖ニコラウスという人物がいたとされるが、それだって適当だ。サンタクロースは煙突か窓から入ってくる。しかし、もしまっとうな人物だったら、玄関から入ってくる」と述べた。      新年のばか騒ぎ(大みそかの夜のパーティ)は我々の文化に無かったという意見を主張するムフティのイェニチェリ氏は、「誰かが誰かに似せようとするなら、その者はそれらの者の一人となる」というハディースを引用した。新年には過去の日々の清算がな 全文をよむ

2011-12-22 アタテュルク文化・言語・歴史高等協会理事に驚きの人選―ザマン紙系保守派中心 (Milliyet紙)

ギュル大統領は、アタテュルク文化・言語・歴史高等協会委員選定において、その見解で物議をかもしてきた保守的な人物への指名を行った。      アブドゥッラー・ギュル大統領は、アタテュルク文化・言語・歴史高等協会高等協議委員会と役員会の委員選定において、いくつかの問題でしばしば物議をかもす態度をとったことで知られる保守派の学者を含む委員の人選を行った。トルコ軍から追放処分を受けたことのあるイスケンデル・パラ博士と、「アポ(アブドゥッラー・オジャラン)を軍の司令官にすればいい」という発言で物議をかもし 全文をよむ

2011-12-18 ヤシャル・ケマルにレジオンドヌール勲章 (Hurriyet紙)

トルコ・フランス間の関係に亀裂が入っているこの時期に、フランスは作家のヤシャル・ケマルにフランスの最も偉大な勲章である「レジオンドヌール」を授けた。      フランスのこのレベルの勲章が、トルコ人に与えられたのは初めてのことである。レジオンドヌール委員会ジャン=ルイ・ジョルジュラン総裁もこの勲章は授けるために初の訪土をおこなった。授賞式は昨晩イスタンブルのフランス・パレスで行われた。      ■隣も周りも地獄      1984年にレジオンドヌール勲章の「司令官」賞を受けたヤシャル・ケマルは 全文をよむ

2011-12-17 没後738周年のメヴラーナ大祭で「寛容」のメッセージ (Milliyet紙)

メヴラーナの没後738周年追悼記念行事の一環として、メヴラーナ文化センターで昨夜(17日)メヴラーナ大祭の式典が行われた。      式典に例年参加するエルドアン首相は今年のメヴラーナ大祭には参加しなかった。ビュレント・アルンチ副首相とベキル・ボズダー副首相、エゲメン・バウシュEU担当相、ケマル・クルチダルオール共和人民党(CHP)党首、ハシム・クルチ憲法裁判所長官、ナーズム・カイナク最高裁長官のほか多くの来賓が参加し、アフメト・ダヴトオール外相がホスト役を務めた。ヨルダンのハサーウネ首相も式典 全文をよむ

2011-12-15 イズミルのユダヤ人共同体に「法人」資格認可、宗教財産獲得へ (Hurriyet紙)

(ワクフ総局の)公共財団全体会議は、一昨日実施した会議で、共和国建国以降「法人」でなかったイズミルのユダヤ教徒共同体の「法人」資格申請を認可した。      イズミルのユダヤ教徒共同体は、「イズミルユダヤ教徒共同体財団」の名前で登録された。こうして、共同体は100年にわたる問題を解決することとなっ た。共同体が「財団」の名前で登録された後も、22個の不動産を財団登録するという問題が待っている。イズミルのハヴラ通りにあるシャロム、ギヴェレット、エルガ ズィ、ビクルホリム、ベイト・イスラエル、ロシャ 全文をよむ

2011-12-15 オスマン沈没船、紅海でひきあげ (Milliyet紙)

サウジアラビアの都市ジッダの400キロメートル南部のグンフダフ港で、1909年に沈没したオスマン帝国の船舶が引き上げられた。      アラビア語のエル・メディーナ紙のニュースは、グンフダフ港で行われた調査の結果、1909年にイタリア軍艦によって沈められた船が見つけられたと伝えた。この海底開掘作業は、船の航行の障害を取り除くために行われたものである。      歴史家のガジ・ビン・アフメド・エル・ファキフ氏によると、80万ドルの費用を要した開掘で引き上げられたオスマン船舶は、オスマン帝国の司令官 全文をよむ

2011-12-14 人気TVドラマ「狼たちの谷」、トプカプ宮殿聖遺物室で撮影で物議 (Zaman紙)

預言者ムハンマドの聖上衣や剣といった貴重な宝物が収められているトプカプ宮殿の聖遺物室でドラマ『狼たちの谷-待ち伏せ』の撮影が行われた。歴史家たちがこの事態に反発を示す中、関係者が撮影の許可を、歴史的作品の密輸に関するメッセージを脚本に含めるという条件で与えていたことが分かった。      ドラマ『狼たちの谷-待ち伏せ』で、木曜日に放送される回の数シーンが、トプカプ宮殿の聖遺物のある部屋で撮影されることをめぐり、議論が巻き起こっている。イスタンブル文化観光局に撮影許可を申請したドラマ制作会社パナ・ 全文をよむ

2011-12-10 オルハン・パムクの新恋人は、新進気鋭の芸術家 (Radikal紙)

ニューヨークで作家オルハン・パムク氏と一緒にいるところを目撃されたのは、キャンバス画、写真作品、映像作品が注目を浴びているカロリン・フィシェクチさんだ。      ミッリイェト紙によるカロリン・フィシェクチさんの情報はつぎのとおりだ。      カロリン・フィシェクチ:昨日、トルコでは彼女を「オルハン・パムクの新恋人」として報じたが、彼女の評価はそれだけではない。フィシェクチさんは、キャ ンバス画や写真、映像作品で注目を集めている新進気鋭のアーティストなのである。自身のブログ (http://k 全文をよむ

2011-12-09 「過去へ!オスマン帝国と考古学の物語」展、はじまる (Zaman紙)

ガラタ・サルトが開催する「過去へ!オスマン帝国と考古学の物語」展では、1753年から1914年までの、エジプト、ギリシャ、トロイ、イスタンブル、エフェソス、バアルベク、ネムルート、メソポタミアの考古学的地域に関するものが展示されている。展覧会では考古学に関する様々な展示の中に、(当時の)文化的、社会的、政治的な活動を見ることも可能である。      昨年ラオディキア遺跡の発掘を考古学者と見学していた時、2つの疑問が私の頭をよぎった。一つは過去の知識が未来の運命に影響を与えると信じるほとんどの人が 全文をよむ

2011-12-09 フェトフゥッラー・ギュレン師、TVドラマ「華麗なる世紀」におかんむり (Radikal紙)

フェトフッラー・ギュレン氏はスレイマン1世は、その46年の治世のうち、たった1年半しか宮殿ですごしていないと述べ、『華麗なる世紀』の製作者らを、無礼で、失礼で、無知な奴らと批判した。      フェトフッラー・ギュレン氏は、放送初日から今日まで史実に反するとか、侮辱的であるといったように様々な角度から批判されてきた『華麗なる世紀』に怒りを表した。ギュレン氏は、herkul.orgというサイトで放送されたビデオで、スレイマン1世は46年間の治世のうちただ1年半しかイスタンブルで、つまり宮殿ですごし 全文をよむ

2011-12-06 売れてます、デルスィム関連本 (Zaman紙)

昨今、1938年に起きた事件に関連してデルスィムが頻繁にクローズアップされるようになり、デルスィム事件とその歴史、またこのテーマに関連した書籍が高い関心を集めるようになった。      アナトリア通信の取材によると、デルスィム事件に関し最も話題を集めている書籍は、解放戦争司令官イッゼティン・チャルシュラル大将の蔵書から発見され、イレティシム出版から出版された『デルスィム報告書』である。      著者、発行日不明で、「極秘」、「機密」、「部外秘」で100部のみ印刷された『デルスィム報告書』を再販 全文をよむ

2011-12-06 おかしなトルコの迷信16選 (Milliyet紙)

文化観光省は、トルコに広まる迷信をインターネットサイト上にまとめた。何世紀もの間受け継がれてきた迷信は人生の様々な場で影響を与えている。      文化観光省のインターネットサイトでの解説では、迷信は古くから人とともに常にあったと紹介された。迷信の大部分が、科学や知性、近代化、信仰とは関係ないとされ、残念ながらこの種の迷信は人間の心や頭や体から、引き離され捨て去られなかったという。   トルコ人の持つ迷信には次のようなものがある。      靴がひっくり返るのは病気の兆しである。1月1日に会った 全文をよむ

2011-11-30 同性愛者の兵役免除テーマの映画、公開へ―監督・出演者インタビュー (Radikal紙)

同性愛者が兵役免除となるため取得が義務付けられている「ピンクの証明書」を題材とした映画が完成した。映画「兵役不適合者(Çürük)」の出演者と監督と対談した。      「兵役不適合者(Çürük)」(注)は今年初めて開催されたピンクライフ・クィル・フェスティバル(Pink Life Queer Festival)で最も話題となった映画の1つだ。同性愛者がトルコ国軍健康能力規定で「性障害」として承認され、兵役免除の理由として認められる という事実を題材としている。この映画は、証言をおこなった同性 全文をよむ

2011-11-29 クルド語初級講座、活況―ビルギ大、サバンジュ大 (Radikal紙)

ビルギ大学、サバンジュ大学の2大学では、2009年に選択制のクルド語講座が開講された。学生の受講の動機は様々であるが、共通する気持ちは「クルド語を学ぶことは我々を分裂などさせない、一つにする」である。      メフメト・アトゥルの歌「Gelawej」と共に始まる授業は、講師ロナイ・オネンさんの心地よい声で読み上げられながらボードに文字が綴られていく。「Dile te」は「あなたの心」、「Rûyê te」は「あなたの顔」、「Porê te」は「あなたの髪」、「Bejna te」は「あなたの体」… 全文をよむ

2011-11-29 サウジアラビア、オスマン時代のカーバ神殿回廊取り壊し工事を4カ月延期 (Zaman紙)

ベキル・ボズダー副首相は、サウジアラビア政府がカーバ神殿の整備工事の着工を4か月延期したことを明らかにした。      ボズダー副首相は、アナトリア通信記者にトルコ政府とサウジアラビア政府関係者との会談でよい結果が得られたことを明らかにした。これについて「トルコのアフメト・ダヴトオール外務大臣はサウジアラビア外務大臣との会談で、オスマン朝時代に建設された柱廊の取り壊しを4か月間延長する約束を取り付けました。この間に、カーバ神殿の崇高な精神性を守るため、柱廊を壊さずに神殿周辺の土地拡張について話し 全文をよむ

2011-11-28 オスマン家の末裔、一同に会して会食会 (Hurriyet紙)

オスマン家の末裔達は、ベイオールのハジュ・アブトュッラー・レストランに集った。 同レストランは1888年に設立され、スルタン・アブドゥルハミト2世から設立の認可を賜っている。この昼食会参加者の中には、スルタン・ムラト5世の孫オスマン・セラハッディン・オスマンオール氏、スルタン・アブドゥルハミト2世の孫ハルン・オスマンオール氏、エンベル・パシャの孫アルズ・エンベル氏、スルタン・ムラト5世の孫テルギュザル・イリス氏、スルタン・メフメト5世(レシャト)の孫エメル・ヌリジハン・ボボ氏、その息子ナズム・ボ 全文をよむ

2011-11-26 トゥンジェリ大、クルド語・ザザ語の授業に受講者ゼロ (Zaman紙)

トゥンジェリ大学で2009年より選択授業としてザザ語、クルド語の授業が開講されているが、今年度、受講者がひとりもいないという。      トゥンジェリ大学長ドゥルムシュ・ボズトゥー教授は、両選択授業の受講者がひとりもいなかったことに関して「我々の大学ではクルマンジ語・ザザ語の選択授業を開講しております。2009年~2010年度には学生の37%がクルマンジ語を、また34%がザザ語を選択しました。しかし2010~2011年度にはその割合はクルマンジ語12%、ザザ語は7%にまで低下しました。10月から 全文をよむ

2011-11-25 イスタンブルのシルエットをまた壊す、ドルマバフチェ近接14階ホテル (Radikal紙)

ブルーモスクのミナレ(尖塔)の間から視界に飛び込んでくる高層建築。これらの建物が議論を巻き起こす中、今度はイスタンブルのベシクタシュの景観にナイフが突き刺さった。首相府オフィスそばの14階建てホテルが、ドルマバフチェ宮殿の壁を壊したのだ。      ドルマバフチェ宮殿と海軍博物館の間に残っていた歴史あるタバコ倉庫はすべて取り壊されてしまった。この建物は第3保存委員会によって2005年に「文化遺産」に登録されていた。しかしこの歴史的な建造物は同委員会による14の異なる決定の結果取り壊された。そこに 全文をよむ

2011-11-23 ヴァチカン図書館蔵エヴリヤ・チェレビーのナイル川地図、報道陣に初公開 (Radikal紙)

エヴリヤ・チェレビーの旅行メモに基づいた、また彼の監修のもとで製作されたことが史料的に裏付けられているナイル地図が、バチカン図書館文書館に保存されている。この地図が、初めてトルコ報道陣の閲覧のために公開された。      およそ10年間、バチカンの文書館で研究を続けてきたトルコ司教評議会(Türkiye Piskoposlar Konferansı)のスポークスマンで、研究者・作家のリナルド・マルマラ氏の働きかけにより、3人のトルコ人記者がバチカン図書館(Biblioteca Apostolic 全文をよむ

2011-11-21 オーストラリア、教科「トルコ語」を公認 (Radikal紙)

首相府在外トルコ・親族コミュニティ事務局の書面による発表によると、同事務局と在豪トルコNGOによる数か月にわたる働きかけの結果、オーストラリア政府は国定カリキュラムで「トルコ語」を公認したという。      在外トルコ・親族コミュニティ事務局からの発表では、まず、オーストラリアでかつて州の管轄にあった教育カリキュラムの統合により、2008年「国定カリキュラム」を巡る働きかけが始まったことが記されている。      発表によると、この働きかけを通じ、移民が母国語を習得できるよういくつかの言語が国定 全文をよむ

2011-11-19 「トルコ系学校は世界との架け橋に」―ナイジェリアにギュレン系学校続々 (Zaman紙)

在ナイジェリア・トルコ大使のルファト・キョクサル氏は、ナイジェリアに設立されたトルコ系学校17校、トルコ系大学1校、そして春に正式に開院予定の病院が、トルコ-ナイジェリアの2カ国間だけではなく、トルコ系学校を有する120以上の国々すべてとの間にかかる架け橋となるであろうと語った。      ナイジェリアの首都アブジャで、「フェトゥフッラー・ギュレンの思想と行動に関する研究:共生と相互理解の文化を構築」というテーマを掲げたカンファレンスが開催されている。キョクサル大使は開会式でのスピーチで、両国間 全文をよむ

2011-11-12 子供の命名に宗教家忠告、「コーランにあるどんな単語でもいいわけではない」 (Zaman紙)

2009年のデータによると、新生児8090人が「エジリン」と名付けられたという。世の両親はまた、エジリンとほぼ同数で「アレイナ」とも名付けたようだ。ムーサ・カーズム・ギュルチュル准教授は、預言者ムハンマドの「最後の審判の日、あなた方は自分の名前と父親の名前で呼ばれるのです。ですから良い名前をつけなさい」という言葉を引いて、無意味で奇妙、あるいは愚かな名づけは適切ではないと語った。      「アレイナ」、「ウンズィレ」、「エジリン」...。最近これらの名はよく口にされるし、パパママ候補者の頭の中 全文をよむ

2011-11-10 サウジ政府、オスマン朝期カーバ神殿に加えられたアーケードの取り壊しをトルコ企業に発注へ (Hurriyet紙)

サウジアラビアのアブドッラー・ビン・アブドゥルアズィズ国王が承認した「巡礼者収容可能数増大プロジェクト」が発表された。この計画は、カーバ神殿を囲むオスマン朝期建設のアーケード取壊しを含んでおり、トルコ社会にショックを与えるようなものである。サウジ政府は、トルコ側に配慮し、取壊し作業をトルコ人に委託する。これにより、サウジ国王は、「オスマン朝が建設し、トルコ人が取り壊しただけだ」と言えることになる。総額費用4千万リラ(1,645,879,936円)の取壊しプロジェクトは12月5 日に開始する。   全文をよむ

2011-11-07 4百万人のムスリムが巡礼成就、ハッジに (Yeni Safak紙)

徒歩でミナーに向かったムスリムたちはそこで悪魔(の石柱)に石を投げた後、カーバへ移動し犠牲祭の礼拝を行なった。礼拝の次にタワーフ(カアバ聖殿の周りを7回まわる儀式)とサアイ(サファーの丘とマルワの丘の間を7回行き来する行)を行なった巡礼者たちは、髪を剃り落した後に巡礼衣(イフラーム)を脱ぎ、ハッジ(巡礼を終えた者)となった。      聖なる土地のムスリムたちがハッジとなった。巡礼の義務を果たすためメッカとメディナを訪れた10万人近いトルコ人と約400万人のムスリムは、昨日アラファートで逗留し祈 全文をよむ

2011-11-06 セマヴィ・エイジェ教授とのインタビュー (Yeni Safak紙)

イスタンブル、アナトリア、バルカン半島、中東の歴史や文化、建築に関して行った研究や著書が知られているセマヴィ・エイジェ教授は、芸術史部門で大統領府文化芸術大賞を受賞した。受賞とバイラムの喜びをエイジェ教授と共有した。      今年、大統領府の文化芸術大賞の芸術史部門でビザンツ・オスマン史の専門家セマヴィ・エイジェ教授が受賞した。エイジェ教授は受賞を聞いた時、喜びと驚きを同時に感じたと言い、「国に忘れられたと思っていた時に、私の受賞を聞き、とても驚きました。昔国家元首と文化相により不当に自分の職 全文をよむ

2011-11-05 サイード・ヌールシーを描くアニメ映画「神の僕」完成、上映間近 (Zaman紙)

革新者サイード・ヌールシーが1927年から1934年までウスパルタ県バルラの町で過ごした時期を取り上げた「神の僕」のプレミア上映が、昨夜TIMマスラク・ショー・センターでおこなわれた。      本作品の脚本は、現代まで残る逸話の数々に構想を得ており、ルドヴァン・クズルテペ氏、ゼイネプ・カヤデレン氏、そしてアリ・サチュト氏らが担当した。また、製作者をファーティフ・ギョク氏、監督をエシン・オルハン氏が務め、3年半をかけた綿密な作業の成果であるアニメ映画は、セル・フィルム社が製作した。さらに音楽はブ 全文をよむ

2011-11-05 イズニクのアヤソフィア、論争のなかで博物館からモスクへ (Hurriyet紙)

ワクフ総局の、ブルサのイズニク郡(旧名ニカイア、或いはニケーア)にある「アヤソフィア博物館」をモスクにするとの決定をうけ、新しい標札が立てられたモスクでは、犠牲祭の礼拝への準備が整っている。      アナトリア通信の記者が入手した情報によると、イズニクの中心部にあるアタテュルク通りとクルチャスラン通りの交差点に位置するモスクでは外装と内装の準備が完了した。バイラム(犠牲祭)の礼拝に間に合わせるために、しばらくのあいだ集中的に作業が行われたモスクの壁には、ついに「トルコ共和国首相府宗務庁 アヤソ 全文をよむ

2011-10-22 演劇情報―ギュラ・ハイ作「馬」:馬がローマ執政官になったなら? (Zaman紙)

イスタンブル国立劇団が10月1日に上演をはじめた「馬」という劇は、ウスキュダル・テケル舞台で続けている。      原作ギュラ・ハイ、翻訳オズデミル・ヌトクによる劇の監督はハーカン・ボヤヴが務めている。劇は、「歴史上、最も圧政的で、最も狂気じみた暴君、ローマ皇帝カリギュラ」が、自分の愛した馬インジタトゥスを執政官に任命し、それにまつわっておきる、喜劇的で、繊細な批判がこもった、そして同時に悲劇的でもある事件も取り上げている。      「馬」は2幕から構成されている。1幕目では、カリギュラが衣裳 全文をよむ

2011-10-18 初のトルコ国産偵察衛星から最初の画像、届く (Zaman紙)

トルコが宇宙へ打ち上げた初の国産地球観測衛星であるRASATが、世界各地で撮影した最初の画像が、トルコ科学技術研究機構(TÜBİTAK)の地上局から無事受信され始めた。      AA通信がTÜBİTAK関係者らから入手した情報によれば、政府計画機構(DTP)の後援を受け、トルコ宇宙技術研究機構(TÜBİTAK UZAY)により設計・製造されたトルコ初のリモートセンシング(遠隔操作)衛星であるRASATが宇宙から撮影した最初の画像を、この10日間、中東工科大学(ÖDTÜ)キャンパス内にある同機構 全文をよむ

2011-10-18 マルディン・アルトゥクル大の新学期式、5言語で「祈り」 (Radikal紙)

マルディンにあるアクトゥクル大学の新学期の式典で、コーランが読まれ、トルコ語、クルド語、アラビア語、アッシリア語、アラム語の5言語で祈りが捧げられた。      トルコで初めて、大学の新学期式がコーランの読誦とともに始められた。式典は、マルディン県ダルゲチト郡のムフティー、ヤクプ・ユクセル氏のコーラン読誦で始まり、開会の言葉へと続いた。式は、トルコ語、クルド語、アラビア語、アッシリア語、アラム語の5言語で読みあげられた祈りとともに幕を閉じた。      アルトゥクル大学のヴァリ・メフメト・クルチ 全文をよむ

2011-10-17 ビザンツの「万里の長城」、22キロの壁、現存 (Milliyet紙)

「アナスタシウス」の防壁は、ビザンツ帝国時代にトラキア地方からの民族侵入に対しイスタンブルを守るためチャタルジャ‐スィリヴリ間に建設され、「大きな壁」の名で知られている。45キロメートルにわたる壁のうち、22キロメートルが現存している。      イスタンブル第6文化・自然保護協会の会長であり、美術史の研究家であるハイリ・フェフミ・ユルマズ氏によると、イスタンブルが大都市になったのは4世紀以降であり、ローマ帝国の首都になった当時、イスタンブルは特にバルカンからの攻撃を受けるようになっていた。   全文をよむ

2011-10-16 金のオレンジ映画祭主演女優賞チュナルとのインタビュー (Radikal紙)

最後にスクリーンで見たのが『心の傷』であった。『二度目の春』のジェネット役でデビューしたデヴィン・オズギュル・チュナルは、今回初主演を果たした映画『残留者』での演技で、金のオレンジ映画祭で主演女優賞を獲得。デヴィン・オズギュル・チュナルと、賞や映画について語った。      ―賞獲得の感想をお聞かせください。      とても好きで信頼して行った仕事でした。最終的に賞をいただけたことはボーナスのようでした。本当にとても嬉しいです。チーデム監督も賞を獲得したのでそれも嬉しいです。彼女は本当に良い監 全文をよむ

2011-10-15 不適切スカーフ―スカーフが、おしゃれの犠牲になっている (Zaman紙)

スカーフを着用する女性だって現代的で美しく着飾りたいと思うのは当然のことだ。しかし近年のファッションの流行傾向は、体を隠すという観点からは歓迎されざる外見を生み出している。そのような流行がすぐに受け入れられ、普遍化してしまうことも懸念される。      近年の流行ファッションの傾向は、体を隠す観点からは、まったく歓迎されえない外見を生む一因となっている。たとえばシルクのロングスカーフは、髪を隠す若い女性が全般的に選択する衣類となった。最近ではボイル地や絹地のショールがもっと今風だろう。      全文をよむ

2011-10-15 アンタリヤ「金のオレンジ」映画祭、大賞は「いつか、よき日を」へ (Zaman紙)

アンタリヤ文化芸術財団(AKSAV)とアンタリヤ広域市によって行われた第48回国際アンタリヤ金のオレンジ映画祭で、ハサン・トルガ・プラト監督の「いつか、よき日を」が最優秀映画賞に選ばれた。      第48回国際金のオレンジ映画祭は、ジャム・ピラミッド議会展示センターで行われた閉会式と受賞式で幕を閉じた。最後の晩には映画・テレビ界から多くのゲストが参加した。    レッドカーペットを歩き、受賞式の会場へ入るトルコ映画界(イェシルチャム)のベテラン著名人と若き才能たちに、アンタリヤの人々は大きな関 全文をよむ

2011-10-14 チャイ、およびお茶がらの効用 (Milliyet紙)

リゼ商品取引所(RTB)が今回行った調査によって、チャイとそのお茶がらに、人々の健康に役立つ興味深い効用があることが分かった。      RTBの所長であるメフメト・エルドアンは、数次にわたっておこなわれたチャイに関する科学的な調査で、人体の健康に良い影響を与えるいくつかの効能が新たに発見されたことを明らかにした。      エルドアン所長は、チャイに関する最近の調査の中で、チャイが人体に非常に効能のある植物のひとつであることが分かっているとし、次のように発言した;      「トルコチャイは、 全文をよむ

2011-10-11 インターネットがトルコ語を脅かす?―省略形氾濫 (Yeni Safak紙)

MSNやフェイスブック、ツイッターといったソーシャルネットワーキングサービス(SNS)サイトや携帯メールにおいて、主に若者に使用される「ok」「tmm」「slm」「kib」「aeo」「bye」などの省略形は、トルコ語の将来を脅かしているという。      セルチュク大学文学部新トルコ語学科学科長であるオルハン・ヤヴズ助教授は、アナトリア通信(AA)記者とのインタビューで、若者はおしゃべりをしたり情報交換をしたりするために、インターネット上のSNSサイトや携帯メールを頻繁に利用していると話した。  全文をよむ

2011-10-09 ジェイラン監督の新作、ニューヨークでお披露目 (Hurriyet紙)

ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン監督の最新映画『昔々、アナトリアで』が、ニューヨーク映画祭でアメリカの観客に披露された。      ■ニューヨークタイムズ:「一言で言うと、偉大な作品だ」      ニューヨークタイムズが「偉大な作品」と評した『昔々、アナトリアで』は、ムーン・アンド・スター・プロジェクトの企画により、リンカーン・センターとウォルター・リーデ・ホールで披露された。      オスカーノミネート候補に上がった第64回カンヌ映画祭で、審査員特別賞を獲得したこの映画は、ニューヨーク映画祭でアメ 全文をよむ

2011-10-05 イズミル警察、外国語教材海賊版を一斉摘発 (Zaman紙)

イズミル県警察安全対策担当局は、2011年〜2012年の学年歴の開始に合わせ、海賊版の外国語教材を流通させている海賊版書店にメスを入れた。      警察は、アルサンジャクのセヴギ・ヨル(愛の小径)に軒を連ねる複数の書店において、海賊版または検印のない外国語教材が販売されており、そうした本が公園の植物の間や書店の裏側の表からはみえない場所に隠されていることを突き止め、共和国検察から捜査許可を得た。警察によって突き止められた4カ所の書店で行われた捜査では、717冊の海賊版および無検印の外国語教材が 全文をよむ

2011-10-05 TVドラマに新規定、18歳以上向けは夜11時以後放映へ (Milliyet紙)

新しいRTÜK(テレビ・ラジオ高等機関)法にそって準備された草案によると、ドラマの放映時間が変わる。草案によると、ドラマには分かりやすいマークがつけられ、それに応じて放映されることになる。「18+」のマークのついたドラマは23時以降に放映できるようになる。RTÜKのダヴト・ドゥルスン会長は新規定をトルコのニュースチャンネル「CNN TÜRK」で説明した。      RTÜK(テレビ・ラジオ高等機関)のダヴト・ドゥルスン会長は、CNN TÜRKアンカラ代表のハンデ・フラット氏に新RTÜK法と規定草 全文をよむ

2011-10-03 エルドアン首相、仏にスルタン墓廟のタイル返還要求―1880年代に違法持ち出し (Zaman紙)

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、ニコラ・サルコジ仏大統領に対し1880年代に違法にフランスへ持ち出されたタイルの返還を要求した。      エルドアン首相は、今年2月にサルコジ大統領が訪土した際、本件を取り上げた。首脳会談で、トルコから違法に持ち出された作品は概してオスマン朝スルタンにより贈られたもの、と主張する国々に対し、同首相は以下の通り述べた:「オスマン朝のスルタンが、祖先の墓廟のタイルを売ったり、贈ったりすることはありえない。」   一方サルコジ大統領は、エルドアン首相に対し「この 全文をよむ

2011-10-03 銃弾による負傷から回復の歌手イブラヒム・タトゥルセス、初の外出 (Hurriyet紙)

3月に銃撃されて以来、病院に入院しているイブラヒム・タトゥルセス氏は2日、初めて外出した。      ミュージシャンのイブラヒム・タトゥルセス氏とその妻アイシェギュル・ユルドゥズさんは、タトゥルセス・ケバブ(レストラン)でムスタファ・サルギュル氏と昼食をとった。   2日、治療を受けているリハビリセンターから出て、エティレル-ニスペティエ通りにあるタトゥルセス・ケバブに行ったイブラヒム・タトゥルセス氏のために、厳重な警備対策が取られ、レストランへの入店も制限された。昼食をとったレストランにおいて 全文をよむ

2011-09-29 門戸開放へ―ヘイベリアダ神学校、セリミエ兵舎、パトリックハーネなどなど (Hurriyet紙)

前を通る時に気になるが、中に入るための許可を取得するのが困難なパトリックハーネ、ヘイベリアダ神学校、セリミエ兵舎を含む47件の建物を簡単に見学できるようになる。      アルキテラ建築センターが主催する、イスタンブルで通常は見学することができない歴史的及び建築的に重要な建物や場所を見学することができる建築物一般公開フェスティバルの第2回が、VitrAの後援により10月1~9日の日程で開催される。同フェスティバルでは、パトリックハーネ、ヘイベリアダ神学校、イェニカプ・マルマライ発掘現場、オースト 全文をよむ

2011-09-28 インターネット人気動画はコマーシャル―一番人気はジェム・ユルマズ (Radikal紙)

インターネット上にアップされた動画のうち3本に1本がコマーシャルフィルムであり、トルコのネットユーザー達はバイラルCM(訳註:口コミによる商品の市場拡大を狙って、ネット配信されるCM)に大きな関心を寄せている。      動画投稿サイトのizlesene.comに投稿されたものを手始めに、おこなった統計によると、バイラムCM動画はソーシャルメディア上において、ほかのメディアに比較して7倍も多く共有されていると分かった。したがってこれらの動画は、大きな影響力をつくりだし、あっという間に高い視聴回数 全文をよむ

2011-09-26 スレイマン1世がレイプ!―大人気TVドラマ「華麗なる世紀」に反発の声 (Yeni Safak紙)

歴史家のジェズミ・ユルトセヴェル氏は、TVドラマ「華麗なる世紀」の中でスレイマン1世が性的いやがらせをするシーンに対し異議を唱えた。ユルトセヴェル氏は、スレイマン1世の時代の法律文書を発見したとし、「スレイマン1世がこのドラマを観たら、恥ずかしさのあまり他人の顔を見れなく なるでしょう、そして自分に生殖器官を切断する刑罰を課したでしょう」と語った。      ユルトセヴェル氏は会見で、立法者スレイマンの時代の出来事を描いたTVドラマ「華麗なる世紀」が世間に与えた反響について、オスマン文書館でスレ 全文をよむ

2011-09-26 エヴリヤ・チェレビー・シンポジウム、ドルマバフチェ宮殿で本日開催 (Hurriyet紙)

旅行記文学の先達、エヴリヤ・チェレビーを議題とする会議が、本日午前9時半からイスタンブルのドルマバフチェ宮殿で開催される。      会議は言語フェスティバル(Dil Bayramı)第79周年式典に続き行われる。今年、生誕400年を迎えたエヴリヤ・チェレビーは、トルコ国内だけでなく世界各地の様々なイベント、会議、シンポジウム取り上げられている。      ドルマバフチェ宮殿でのこの会議は、エヴリヤ・チェレビー400歳の誕生日であった2011年3月25日にトルコ言語協会の主催によってトプカプ宮殿 全文をよむ

2011-09-23 YÖK、学部レベルでのクルド語学科を認可、定員20名―マルディン・アルトゥクル大学 (Radikal紙)

高等教育機構(YÖK)は、トルコの学部レベルでは初めて、マルディン・アルトゥクル大学が開設したクルド言語文学学科に追加で定員20人の学生を採用することを認可した。      マルディン・アルトゥクル大学学長代理で現存言語研究科長のカドゥリ・ユルドゥルム教授は、YÖKが承認したクルド語・文学学科について発表した。ユルドゥルム教授は、開設される学科はトルコのみならず世界初であり、「世界中、この分野で4年学部教育を施す教育機関はありません。私たちは喜びを味わっています。クルド人として、大学として、研究 全文をよむ

2011-09-19 スティーブ・ジョブスの人生にアナトリアとの接点―11月に「伝記」、発売予定 (Radikal紙)

11月に発売予定のスティーブ・ジョブズの自伝によると、養子のジョブズを育てた母「クララ・ジョブズ」がトルコで生じたアルメニア事件でアナトリアから米国へ移住したアルメニア人一家の娘であるとのことだ。      ガレージで創業、シリコンバレーで成長し、モデルとしたヒューレット・パッカード、ライバルのマイクロソフトやIBMを追い抜いた。市場価値3700億ド ルでテック業界のトップに躍り出た。iPodで音楽市場、iPhoneで携帯電話市場、iPadでタブレット型コンピュータ市場、Pixarで映画市場で事 全文をよむ

2011-09-17 イスタンブル・イェニカプ出土の沈没船、1600年の眠りから覚める―マルマライ工事発掘 (Radikal紙)

マルマライ地下トンネル工事に伴いイェニカプで続けられている遺跡発掘作業で発見され、積まれていた荷物と木製の遺跡という点で、世界で唯一の発見例である沈没船が、1600年をへて引き上げられる。沈没船は、イェニカプに建設される予定の博物館に展示される。      6ヶ月前に発見された沈没船が世界で「唯一」である理由は、船の木材から釘にいたるまでが、すっかりそのまま残っているためである。考古学者らは、船の荷物のうち、アンフォラという陶器の種類から航路の特定を試みている。しかし、地中海地方や黒海地方のあち 全文をよむ

2011-09-12 ガーズィアンテプに世界最大のモザイク博物館オープン、初日来場者 3千人超 (Hurriyet紙)

5,500万ドルをかけて建設され、世界最大のモザイク博物館となったゼウグマ・モザイク博物館がガーズィアンテプに(公式)オープンし、翌日には3,000人以上が来館した。      9月9日、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相がオープン式典を執り行なったゼウグマ・モザイク博物館には、一般公開初日に1,288人が5リラを支払い入館した。18歳以下と65歳以上に至る約1,800人は無料で入館し、初日の来館者数は3,000人を超えた。      博物館関係者は一日の来館者数が3,000人を上回ったことを「 全文をよむ

2011-09-12 ファーティフ・アクン監督、自身と映画を語る (Radikal紙)

著名な映画監督は、自らの半生や映画、ボクシングの経験について語った著書、『私の映画小史』で文学界への進出を控えている。      木曜日に発売予定のファーティフ・アクン著『Im Clinch - Die Geschichte Meiner Filme (私の映画小史)』の一部がハンブルガー・アーベントブラット紙に掲載された。      アクン監督は本で幼少期について、幼い頃は好奇心旺盛で、しっかりした子供だったと語る一方、弟のジェムさんとはいつもお互いを意識していたと話す。「私の両親は家では厳し 全文をよむ

2011-09-11 新刊書、『非ムスリムのトルコ軍兵士』 (Milliyet紙)

この数週間トルコで話題となっていることのひとつは、少数民族の財産の返還である。      上記の問題は、それひとつでとどまる問題ではない。ことの本質は、非ムスリムがトルコで出くわしたあらゆる問題も内包しているということである。このうち最も触れられていないこと、それは兵役中に起こったことである。研究者のルファト・N・バリ氏は、最近出版した本でごくわずかにしか語られないこの問題を取り上げた。『非ムスリムのトルコ軍兵士』という本は、証言を伴って非ムスリムがトルコ軍の中で何を経験したのかを著したものであ 全文をよむ

2011-09-08 シャルル・アズナヴールと仏アルメニア・ロビーに亀裂 (Radikal紙)

フランスのアルメニア・ロビーは、日曜日のテレビ番組で、「大虐殺という言葉を聞くと気分が悪くなる」と述べた有名歌手、シャルル・アズナヴールに反感を示している。       アルメニア人はフランスのアルメニア人協会のインターネットサイトに、有名歌手シャルル・アズナヴールについての賛否両論を寄せた。アズナヴールは、「フランス2(F2)」チャンネルの「Vivement Dimanche(日曜日が待ち遠しい)」というテレビ番組に出演し、「大虐殺という言葉を聞くと気分が悪くなる。トルコ・アルメニア間の国交正 全文をよむ

2011-09-07 豪華オリエント急行の旅、お値段は8000ユーロ (Zaman紙)

「線路の上の宮殿」と呼ばれている「オリエント急行」は、恒例のノスタルジー・ツアーの一環としてイスタンブルのスィルケジ駅へ到着した。オリエント急行の旅の値段は8.000ユーロであることが明らかにされた。各国からの100人の乗客と共にパリから出発した列車には、トルコ人乗客も1人乗車している。      毎年9月に始まるオリエント急行の旅は、2011年9月2日にパリを出発した。ブダペスト(ハンガリー)、シナイヤ(ルーマニア)、ブカレスト(ルーマニア)、ヴァルナ(ブルガリア)のルートを経由する豪華列車は 全文をよむ

2011-09-03 ザアル犬もギリシャのもの?―ギリシャが登録商標 (Hurriyet紙)

ギリシャ人は、ジャジュク(キュウリのヨーグルト和え)、バクラヴァ、カルヌヤルク(茄子の肉詰め)、ロクムに続いてトルコの追跡犬「ザアル犬」の所有権も主張した。オウズ族が中央アジアからもたらした非常に特別な種である追跡犬「ザアル犬」はギリシャによって国際畜犬連盟(FCI)に「Ellenikos Ichnlatis」として登録された。      ギリシャは、今度はトルコの追跡犬である「ザアル犬」の所有権を主張した。ギリシャが非常に特別な種であるザアル犬を「国際畜犬連盟(FCI)」に「Ellenikos 全文をよむ

2011-09-03 トロイの秘宝はどうやって国外に持ち出されたのか (Radikal紙)

チャナカッレのテヴフィキイェ村のはずれにあるトルヴァ(トロイア)古代遺跡から、ドイツ人考古学者シュリーマンが発掘して国外に持ち出した財宝の謎が解明された。      オスマン帝国時代に、イゼッティン・エフェンディという人物が行った調査の後、ダーヒリイェ・ネザレッティン(内務省)によって記録された史料により、シュリーマンがトロイア王プリアモスに関係した物であると語っていた財宝を、アテネにいつ、何回に分けて、誰の手助けで、如何に持ち出したのかという謎が明らかになった。チャナッカレのオンセキズ・マルト 全文をよむ

2011-09-02 引退宣言の人気ロック歌手テオマン、最後のコンサート (Hurriyet紙)

トルコ・ロック界の人気歌手、テオマンが最後のコンサートをイズミルのチェシュメで行った。先月テオマンは突然の引退宣言を行い、ファンに衝撃を与えた。      ■最後のコンサートも、元気なさげ      ラマザン休暇の3日目の夜、チェシュメのアヤ・ヨルギ・コユにあるバビロンという会場でコンサートを行ったテオマンは、口数の少なさと静かな態度で聴衆の目を引いた。5千人もの観客が動員されたこのコンサートで、著名なロック歌手である彼が次々に歌いあげる中、ファンはその狂想曲に酔いしれた。      何千人もの 全文をよむ

2011-08-30 各宗教界から代表が集い、伝統的イフタール (Radikal紙)

宗教財団が主催する伝統的イフタールのために3週間の準備がなされた。その(断食明けの)夜は伝統的ではあるが、簡素なオスマン風イフタールがコンセプトであった。      タイイプ・エルドアン首相と政府関係者のために、昨日、いくつかの宗教関係財団により考古学博物館庭園で開催された、各宗教界が一堂に会した伝統的イフタールの舞台裏を覗いた。その夜について、いくつかの興味深い事実に遭遇した。このイフタールのために、アルメニア人、ギリシャ人、ユダヤ人からなる実行委員会の関係者らと婦人支部が、3週間かけて準備し 全文をよむ

2011-08-29 チャナッカレの発掘調査で新たな歴史的発見 (Radikal紙)

チャナッカレの発掘調査で 3行のフリギア文字が刻まれた碑文が発見された。フリギア国家の境界が内アナトリアを超え、マルマラ海にまで及んでいたことになる。      チャナッカレ・アタテュルク大学考古学部のジェヴァット・バシャラン教授が代表を務めるパリオン古代都市発掘調査団は、次々と興味深い発見を行っている。パリオン近郊で行われた調査では、コジャギュル村広場で発見されたひびの入った大理石も調査の対象となった。3行のフリギア文字が刻まれた碑文は、文字通り従来の歴史認識を変える発見となった。      全文をよむ

2011-08-28 文化省、ヨーロッパへの移民史出版 (Yeni Safak紙)

文化省は、初めてドイツのトルコ移民に対して「学問的な投影」を行った。文化省は、「移民の50年」というタイトルでヨーロッパへの労働移民50年史を本にした。1961年にドイツで始まり、今日では3、4世代となる「移民」の事例を初めて国が研究対象に組み入れた。監修をファルク・シェン教授が行った研究では、トルコ移民が直面した社会的、文化的、宗教的、民族的、言語的な問題を扱っている。50年間の移民のエピソードを説明している本では、トルコ移民のヨーロッパでの人口統計上の広がりも明らかにしている。これによれば、 全文をよむ

2011-08-28 ネムルト山の巨大像、保護目的でレプリカと置き換えへ? (Hurriyet紙)

エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、保護のためネムルト山の巨大像をキャーフタへ運び、代わりにレプリカを置くと発言した。      エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、ネムルト山の巨大像に関して決断をすべき時が来たと述べた。ギュナイ大臣は、「私は巨大像を山のふもとへ降ろしたほうがいいと考えています。私が信頼する学者たちも、これを支持してくれています。山にはレプリカ(模型)を置くことになります。毎晩夢に見ます。出来ることなら私の布団を巨大像に掛けてやりたいくらいだ」と言った。更に、「美術史学 全文をよむ

2011-08-23 歴史的モスク、改修したら教会に―イズミル県チェシュメ・アラチャト町 (Zaman紙)

イズミル県チェシュメ郡アラチャト町にある歴史的なパザルイェリ・モスクが修復されたが、その結果は人々を驚かせた。      このモスクが教会であった時代から残っていた像、図画、彫像、懺悔室などが再び日の目をみる一方で、モスクに不可欠なミンバル(説教壇)、キュルシュ(説教席)、マフフィル(コーラン読誦者用の座席)は設置されなかった。葬儀の棺をおく台(ムサッラー・タシュ)もなければ、清めの水洗盤(シャドゥルヴァン)もない。イズミル県宗務局は、このモスクの状況を確認し、問題とするレポートを作成した。郡宗 全文をよむ

2011-08-22 隠れ改宗者の最大の敵は、共和主義者で世俗的なトルコ人 (Radikal紙)

「テッサロニキの隠れ改宗者」について学術的かつ総合的な書を著したマーク・デイヴィッド・ベア氏は、「ムスタファ・ケマルを隠れ改宗者だと言うイスラム主義者と、エルドアン首相をユダヤ人だと言うナショナリストは同じくらい人種差別的である」と述べた。      ―テッサロニキの隠れ改宗者=サバタイ派 なのですか?あなたは何故、著書でサバタイ派と言わず隠れ改宗者と言う表現を使うことを選んだのですか?      彼らは自分たちのことを「マーマニム」と呼んでいました、これはヘブライ語で「信仰する者」という意味で 全文をよむ

2011-08-20 ハイリュニサー・ギュル大統領夫人、近く料理書出版 (Milliyet紙)

アブドゥッラー・ギュル大統領の妻ハイリュニサー・ギュル夫人が、近く料理書を出版することが明らかとなった。      この本はまだ企画の段階だが、ギュル夫人は、アナトリア地方、特に夫人の故郷であるカイセリ地方の郷土料理の紹介に重点を置くという。   2010年、ギュル大統領はタラビヤの邸宅でハイリュニサー夫人とともにカトメル(ラビオリ)を作りながら写真に納まったが、その際に大統領は、写真の裏に次のように記したという。「上出来だ。正しくはハイリュニサー夫人が作ったのだが。大統領となったが、私たち夫婦 全文をよむ

2011-08-18 人気ドラマ「華麗なる世紀」エキストラでイェニチェリはいかが?日当25リラ (Milliyet紙)

ドラマ「華麗なる世紀」新シーズンの戦争シーンの撮影がオスマン帝国の首都であったエディルネで開始された。ロマの若者が馬に乗って演じる撮影のために、日当25リラで200名のエキストラを募集している。      オスマン帝国のスルタン・スレイマン1世の時代を描いた民放ドラマ、「華麗なる世紀」の新シーズンの撮影がエディルネで始まった。エディルネの昔の宮殿があったサライチ、メリチ川、トゥンジャ川の周辺、市街地に属すハビルレル村で開始された撮影で、ロマの若者らは馬に跨り、イェニチェリを演 じた。      全文をよむ

2011-08-16 スメラ修道院でギリシャ正教儀式、ケメンチェの音色とともに (Yeni Safak紙)

88年間を経た後、昨年初めて礼拝実施の許可が下りたトラブゾン県マチュカ郡のスメラ修道院では、ケメンチェ(小型の擦弦楽器)の伴奏による歓迎とともに、今年で二回目の礼拝が実施された。カラ山脈ふもとのアルトゥンデレ渓谷にある歴史的な(スメラ)修道院での礼拝が行われる前に、修道院の入口にやってきた訪問者らは、トルコ人係員によりトラブゾン県知事府から与えられた(入場許可)カードのチェックを受けて中へ入った。修道院の中庭や階段を埋め尽くした500人は、フェネル・ギリシャ正教会のバルトロメオス総主教による礼拝 全文をよむ

2011-08-16 トルコ初の探索衛星、ロシアから打ち上げへ (Milliyet紙)

トルコは明日、歴史的な日を迎え、初の探索衛星RASATを打ち上げる。      政府計画機構(DPT)の資金援助を受け、トルコ宇宙技術研究機構(TÜBİTAK UZAY)によりトルコ国内で計画・製作されたトルコ初の国産地上観測衛星であり、トルコで今日まで生産された人工衛星の中で最大規模のRASATが、明日宇宙へ打ち上げられるとヤースヌイ宇宙基地が発表した。TÜBİTAKの関係者からの情報によると、RASATは2011年6月15日にロシア連邦のカザフスタンとの国境にあるヤースヌイ宇宙基地へ輸送され 全文をよむ

2011-08-11 上映禁止は過去の話、文化省、ユルマズ・ギュネイ映画DVDを作製 (Radikal紙)

文化観光省は、ユルマズ・ギュネイ財団と共同で、生前上映が禁止されていたユルマズ・ギュネイの映画11作品を新しくDVDにした。 DVDは、大統領府、首相府、トルコ大国民議会の外国からの来賓に贈られる。       ヒュッリイェト紙の報道によれば、エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣の命によって始まった活動で、ギュネイ氏が脚本・監督を務めた『友(アルカダシュ)』、『希望(ウムト)』、『空腹の狼(アチ・クルトラル)』、『壁(ドゥバル)』、『セイトハン』、『弔歌(アウト)』、『哀れな人々(ザヴァッルラル 全文をよむ

2011-08-09 Akif Bekiコラム:エリフ・シャファクでも、シェークスピアでもー著名作家の苦労 (Radikal紙)

妬み、嫉み、嫉妬!あなたがエリフ・シャファクでなく、シェークスピアだったとしても、こうした忌まわしい感情からは逃れられない。      エリフ・シャファクは、小説『イスケンデル』(トルコ語で「アレキサンダー大王」の意味)を自分で書いたのだろうか?内容の盗用、組立ての模倣、登場人物を作り上げる際の着想、さらには本の表紙に盗作の痕跡があるだろうか?      文学批評なるものを隠れ蓑にして、文学価値のない探偵ごっこが続いている。問題は、小説『イスケンデル』が、ゼイディー・スミスの著した『ホワイト・テ 全文をよむ

2011-08-08 断食開け食事は2回にわけて…断食時、ここに注意 (Milliyet紙)

断食明けの食事を30分空けて2回に分けることは健康面において有益である。突然重い食べ物をお腹に入れると体重の増加にさえ繋がりうる。      今年のラマザン月は、例年の平均気温以上の猛暑になるであろうと予測されている。シムゲ・シベル・ユルドゥルム栄養士は断食する人たちがバランスのよい、健康的に食事を行う必要があると警告し、「断食明けの食事を30分空けて2回に分けることは健康面において有益である。突然重い食べ物をお腹に入れると体重 増加にさえ繋がりうる」と述べた。      断食をする人には、日常 全文をよむ

2011-08-06 「聖なる上衣」、ラマザン月の特別公開はじまる (Zaman紙)

預言者ムハンマドが、聖人ワイス・アル・カールーニーへ贈った聖上衣が昨日(5日)から公開されている。      ■修繕された聖なる上衣、今年も公開      聖遺物は経年劣化のため2009年に修繕に出されていた。必要とされる修繕が行われた後、昨年(2010年)に公開された聖上衣は、2011年もコーランの詩句や祈りの声のなか、ムスリムらとの対面をはたした。聖上衣の公開には市民らも深い関心を寄せており、預言者ムハンマドの神聖な聖上衣を一目見ようと、多くの人々が先を争って、神聖な雰囲気を堪能していた。  全文をよむ

2011-08-06 文化観光省、スメラ修道院での宗教儀式執行を許可 (Milliyet紙)

イスタンブル・フェネル・ギリシャ正教総主教座は、聖母マリアの死を記念して、スメラ修道院で宗教儀式を行いたいとの申請を出していたが、文化観光省はこれを許可した。      イスタンブル・フェネル・ギリシャ正教総主教座は、マリアの死を記念して、トラブゾン県マチカ郡にある歴史的スメラ修道院で8月15日に宗教儀式を行う許可を求め、文化観光省に申請していた。申請を受けた文化観光省は、スメラ修道院で8月の第二週に宗教儀式を執行することを許可したと発表し、日時はトラブゾン県知事府から公表されるとした。     全文をよむ

2011-08-02 バッタル・ガーズィー・キュッリーエ(宗教複合施設)にシステムキッチン?ーでたらめ修復 (Milliyet紙)

エスキシェヒルのセイイトガーズィー郡にあるセイイド・バッタル・ガーズィー・キュッリーエ(宗教複合施設)の中に、現代風システムキッチンが作られ、様々な反発を呼んでいる。      エスキシェヒルのセイイトガーズィ―郡にあるセイイド・バッタル・ガーズィー・キュッリーエは、4年前に始まった修復工事により、建物の歴史的な構造に大きなダメージを受けた。改修を手掛ける建設会社は、12,900リラ(約56万円)の電気代を払えなかったため廟の電気が止められていると話した。      文化と信仰のツーリズムという 全文をよむ

2011-07-28 進化論を教えた先生への裁判、無効へ (Milliyet紙)

ビチェル教諭が、授業で人類は類人猿を祖とすると説明した、との訴えによって受けた懲戒処分を裁判所は無効とした。      スレイマン・ビチェル教諭は、教室で「進化論によって知られるチャールズ・ダーウィンに触れ、人類が類人猿を祖とすることを説明した」との訴えによって懲戒処分を受けたが、この処分が裁決によって無効とされた。保護者の訴えで始められた審議を「誹謗中傷」であると主張し、「訓告」処分に抗議したビチェル教諭に対し、アンカラ第10行政裁判所はこれを認め無罪とした。しかし裁判所がビチェル教諭の罰を棄 全文をよむ

2011-07-26 ギュナイ文化相、墓碑文を読めなかった教授に「落第!」 (Milliyet紙)

ギュナイ・エルトゥールル文化観光相は、ベヤズゥト図書館の隣にあるハーンを調査した。ギュナイ氏はある墓碑文を見て何と書いてあるのかと尋ね、答えられない准教授を恥じ入らせた。      ギュナイ文化相は、スレイマニエ・モスクとスレイマン一世、ヒュッレム・スルタン(スレイマン一世の妃)の廟の改修に携わる関係者から情報収集を怠らなかった。イスタンブル知事ヒュセイン・アヴニ・ムトゥル氏、イスタンブル広域市カーディル・トプバシュ氏、イスタンブル県文化観光局長アフメト・エムレ・ビルギリ氏もギュナイ氏に同行した 全文をよむ

2011-07-25 筑波大チーム、ハサン・ケイフで新石器時代の動物像発見 (Milliyet紙)

バトマン県ハサン・ケイフ郡を通るチグリス川沿いで、日本の科学者たちが発掘作業を行い、新石器時代の野生動物の角と住居跡を発見した。      アブドゥセラム・ウルチャム博士が隊長を務めるハサン・ケイフ発掘隊は、ハサン・ケイフから700メートル先のチグリス川沿いにある遺跡の発掘調査で   紀元前9500年の動物の骨と住居跡を発見した。ウルス・ダムの建設で水没の脅威にさらされているハサン・ケイフでおよそ10000年前の野生動物の角と住居跡を探り当てたのである。      ハサン・ケイフ発掘責任者アブ 全文をよむ

2011-07-24 ファーティフ・スルタン・メフメト大学イスラム学部:40年来の夢実現 (Yeni Safak紙)

ファーティフ・スルタン・メフメト大学で開設されたイスラム学部は、今年度60名の学生を募集する。この学部の最大の特徴は、トルコで初めて授業の100%がアラビア語で行なわれることである…。神学部で半世紀近く教育に携わってきたアフメト・トゥラン・アルスラン学部長は、アラビア語教育を行う学部について以下のように話した。「これは私の40年来の夢でした。なぜなら関連する資料の95%以上がアラビア語だからです!」      トルコの大学教育に関してここ数年間で実施された改革により、何十もの大学が新たに開校され 全文をよむ

2011-07-23 ペルゲ出土のヘラクレス像(現ボストン美術館展示)、トルコへ返還へ (Hurriyet紙)

1980年にペルゲで発掘されたのち、その上半身が国外へ持ち出されていた「疲労したヘラクレス」がトルコに帰ってくる。1800年前の歴史的作品が展示されていたボストン美術館は、この貴重な像が年末にトルコに返還されると発表した。イギリスのタイムズ紙はこの決定を「トルコの勝利」と報じた。      アンタリヤにあるペルゲ遺跡で1980年に行われた学術的発掘の結果出土し、違法に国外に持ち出されていた「疲労したヘラクレス」像の上半身部分がトルコへと返還される。20世紀に発見された最も歴史的価値のある作品が窃 全文をよむ

2011-07-22 カルスのニコライ2世の別荘、今は羊飼いが使う (Radikal紙)

114年前にニコライ2世が建設したカルス県サルカムシュ郡の歴史的な狩猟用別荘は、(現在は)羊飼いたちが宿泊所と羊小屋として使用している。      サルカムシュは1877~1878年の露土戦争後、40年間ロシアの占領下におかれた。時のツァーリ、ニコライ2世によって114年前に建設された歴史的な狩猟用別荘は、(やがて)地元の羊飼いたちのものとなった。森林地に、オウシュウアカマツを使い、釘なしで建てられたバルテッィク様式の別荘は、長年軍用地域内にあったが、少し前に文化観光省に引き渡された。この歴史的 全文をよむ

2011-07-22 メッカ巡礼へのトルコからの応募、史上最高 (Zaman紙)

今年のメッカ巡礼への応募数はトルコからのものが一番多かった。      サウジアラビア巡礼・小巡礼国家委員会のサアド・ジェミル・アル・クレシ委員長からの発表によれば、今年は96万3,868人のトルコ人が聖地訪問に応募した。同国の新聞でクレシ氏は、そのうちの32万9,313人がサウジアラビア訪問は初申請であったと明らかにした。世界的にも今年の小巡礼(巡礼月以外に行われるメッカ巡礼)のためのサウジアラビア訪問者は前年比130%増となった。しかし、国内騒乱の影響により、イェメンやシリアからの訪問者は減 全文をよむ

2011-07-16 イスタンブルの名物飲み屋Refik のレフィック爺さん、死去 (Milliyet紙)

トルコ人ジャーナリスト達が世代をこえて常連であった、イスタンブルのアスマルメスジトにある名物飲み屋レフィック・レストランの創業者「レフィック爺さん」がその生涯を閉じた。トルコ人ジャーナリストらのたまり場の一つであったレフィックは、店の名物オヤジを失った。      ヤークップと並び多くの数の新聞記者達を、自身の名を冠した店で何十年ももてなしていた88歳のレフィック・アルスラン氏の遺体は、今日タラブヤモスクにおいて葬儀が行われた後、埋葬される。      62年前、ソフヤル通りに最初の酒場を開いた 全文をよむ

2011-07-13 トルコ言語協会、歴史的な写本をサイトで公開 (Yeni Safak紙)

トルコ言語協会(TDK)は、トルコ語の歴史的な時代の写本作品を、webによる仮想環境で公開した。これにより、研究者はパソコンから数秒で作品を閲覧することができるようになる。TDKのアカルン会長は、「これらの作品が常時研究に用いられる中で劣化するのを防止したい」と話した。      トルコ言語協会(TDK)の設立79周年にちなみ、「写本作品カタログ」がwebによる仮想環境で公開され、記念式典が催された。ハールク・シュクリュ・アカルンTDK会長は、協会の設立79周年を祝うこの日に、トルコの言語と文化 全文をよむ

2011-07-13 全生徒へ無償配布予定のタブレット端末、国産が条件 (Yeni Safak紙)

ニハト・エルギュン科学産業技術大臣は、公正発展党の選挙運動で話題となったタブレット端末に入札予定の会社に対し、トルコで生産することを条件とすると明らかにした。エルギュン大臣は、これらの製品が形成する市場規模は75億ドルであると述べた。      レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が6月12日の選挙で国民に提示した公約のひとつは、「ファーティフ(征服)・プロジェクト」の下に学校の全生徒に無料でタブレット端末を配布することであった。ニハト・エルギュン科学産業技術大臣はタブレット端末に入札予定の企業に 全文をよむ

2011-07-11 政府施政方針にテレビ・ドラマ―批判の的は「華麗なる世紀」? (Radikal紙)

家庭崩壊を招くという批判に晒されていた「テレビ・ドラマ」が、政府施政方針に組み入れられた。       政府施政方針に、新政権下で支持されるだろうテレビ・ドラマについてのヒントが載せられた。施政方針によると、第61代政権下では「歴史的に重要な人物、事件、物語の主人公、文化的豊かさを扱うドキュメンタリー、アニメーション、テレビ・ドラマが制作される」。施政方針においてこうした表明がなされたのは、「華麗なる世紀」で起こった議論に対するメッセージとみられる。      立法者スレイマン1世の時代を扱った 全文をよむ

2011-07-10 消え行くイスタンブルの遺物に警鐘 (Yeni Safak紙)

イスタンブルの最も重要な歴史建造物が現在まで残らずどのように消えていったのか、オンデル・カヤ氏は消えゆくイスタンブルという名の著書で歴史とともに説明している。これらの中に、給食所、モスク、図書館、マドラサ、海沿いの別荘などが含まれている。カヤ氏によると、イスタンブルを待ち受ける最大の危機は無知であるとのことだ。      イスタンブルは、なんと多くの事件が発生した舞台であり、その証人なのであろうか。この古い町は、イェサリ・アスム・アルソイ氏、オスマン・ニハト・アクン氏のような優れた作曲家や、バー 全文をよむ

2011-07-09 Eyup Canコラム:エザンにジャズの伴奏―ジェイミー・カラム・コンサート (Radikal紙)

人生はリサイタルだ。どこからともなく声にエコーがかかって聞こえてくる。ああ、もっともっとこの声を聞いていられれればと切実に思う。ジェイミーどうも有難う。      昨日radikal.com.trの中で、最も読まれた記事が何であったか、読者の皆さんはご存知だろうか?「サッカーでの八百長捜査」でも、「国会での宣誓危機」でもない。紙面でもラディカルのインターネットサイトにも、ヘッドラインには、アズィズ・ユルドゥルム会長による注目の発表や、ジェミル・チチェキ国会議長がクルチダールオールCHP党首と会談 全文をよむ

2011-07-07 コーラン学校年齢制限は改変必要ー宗務庁長官 (Zaman紙)

メフメト・ギョルメズ宗務庁長官は、夏季コーラン学校の登録が12才以上に限るとした(1997年)2月28日過程(での決定)に反対した。      ギョルメズ長官は、「年齢制限はみなの良心に沿うものではない。一旦、学校に申請した学生を門前払いできない」と述べた。同長官は、この年齢制限が法律に反するものであるのを確認するのに法学者である必要はないとし、修正がなされるよう期待していると述べた。      トルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)の番組に出演したギョルメズ長官は、年齢制限を改変させる為に提案を 全文をよむ

2011-07-05 往年のベリーダンサー、悲しい死 (Hurriyet紙)

往年のダンサー、オズジャン・テクギュルさんが3日前(7月2日)、アンタリヤで事故のため亡くなった。安置所に収容された遺体を引き取りにくるものは出てこなかった。葬儀には彼女を慕う一人の若者と数人の市民の姿があった。      テクギュルさんの悲運を知った俳優のハリル・エルギュルさんはイキンジ・サイファという番組に電話で出演し、「かつて私は彼女を大変感嘆しながら見ていた。知らせを聞いてとても悲しい。今は少なくとも墓を建立してあげたい。」と語った。      オズジャン・テクギュルさんの悲運を、サバフ 全文をよむ

2011-07-02 大学の通信簿発表ートルコ大学ランキング (Milliyet紙)

中東工科大学(ODTÜ)情報科学機構内で設立されたURAP(University Ranking by Academic Performance:学術業績による大学ランキング)調査研究所は「2011年学術業績に基づく成績ランキング」一覧を発表した。      これによると定められた基準により、大学の総合得点一覧でハジェッテペ大学が最高得点を獲得して第1位となった。ハジェッテペ大学に続き、ODTÜが第2位に、イスタンブル大学が第3位となった。      URAP所長で、ODTÜの前学長でもあるウラ 全文をよむ

2011-06-30 オルハン・パムクはどこで読まれているか―一位はやっぱりトルコ (Radikal紙)

アメリカから中国、イランからインドまで、著作が世界の四方で50に近い言語に翻訳されていようとも、オルハン・パムクが今でも最も売れているのは、彼が通りを歩くのに警察の警護がついているトルコだ。アメリカの著名な作家ノーマン・メイラーを記念して贈られるノーマン・メイラー特別功労賞を受賞したパムクは、昨夜、ニューヨークにある有名レストラン「チップリアーニ」で開催された祝賀会で、新聞記者からの著作の売り上げについての質問に答えた。「売り上げについてひとつひとつに何かを言うことはありません。しかし、私の作品 全文をよむ

2011-06-29 日本の「ワサビ」で白髪にさようなら (Zaman紙)

日本の河川沿いで栽培されている「わさび」が、天然の白髪予防製品として、特に、髪を染めたくない男性や外見を若く保ちたい男性の人気を集めている。      イギリスの調査によりその効能が明らかになり、白髪を28日間で元の髪色に戻すという「わさび」成分を含む商品は、トルコにおいて、6ヶ月間で売り上げが300万件に達した。 全文をよむ

2011-06-27 マルディンのムヘッレミー派の村、今年もマイケル・ジャクソン追悼礼拝 (Radikal紙)

マルディン県ミドゥヤト郡にあるメルジメキリ村で、昨年と同様に今年もマイケル・ジャクソンの命日6月26日に追悼礼拝が行われる。      イマームが最後に「神は偉大なり」と述べ、後ろに並んだ信者も祈祷後に右へ左へと礼をして追悼礼拝を終える。とても普通のことのように見えるが、これがおもしろいのはその追悼が行われている対象が2009年に亡くなった世界的に有名なポップスター、マイケル・ジャクソンだということだ。   人口350人で、住民のほとんどがムヘッレミー派であるこの村が、毎年マイケル・ジャクソンの 全文をよむ

2011-06-27 セリミイェ・モスク(エディルネ)、世界遺産入り (Radikal紙)

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)はセリミイェ・モスクとそのキュッリイェ(複合施設)を世界遺産に登録した。      ユネスコが今日(27日)行った声明で、エディルネにあるセリミイェ・モスクとそのキュッリイェ(複合施設)を世界遺産に登録したことを明らかにした。      セリム2世がセリミイェ・モスクをエディルネでミーマール・スィナンに造らせた。スィナンが90(いくつかの本では80歳と書かれている)歳の時手掛け、「自身の最高傑作」と述べたというセリミイェ・モスクは、ミーマール・スィナンにとって 全文をよむ

2011-06-25 イスタンブル水族館開館、規模は世界一! (Zaman紙)

エルドアン首相は、トルコ輸出業者協議会(TİM)の議会場跡地に作られ、長い間待ち望まれていたフロルヤ地区のイスタンブル水族館の落成式を行った。      エルドアン首相は、世界最大のテーマパーク・水族館であるこの施設が、イスタンブルの最も重要で評判高い場所の一つとなるだろうと述べた。また、イスタンブルを世界の観光地ランキングのトップ10、ヨーロッパの観光地ランキングではトップ5にするという達成目標に向けて、(水族館のオープンにより)さらなる重要な一歩を踏み出したと述べ、水族館の目標年間来場者数が 全文をよむ

2011-06-24 韓国系芸術家ミル・キム、イスタンブルで「裸の都市」撮影 (Hurriyet紙)

アメリカの有名写真家であるミル・キムは、世界の多くの都市で「裸の都市」の撮影をした作品で知られており、この写真をニューヨークで展示している。彼女はイスタンブルにも来た。      ミル・キムは現在ではもう使用されていない駅やトンネル、地下の墓地、工場、病院、造船所のような廃墟と化した建物で「裸の都市」の撮影を行っている。キムは、今日までに、ニューヨーク、パリ、ソウル、ベルリン、ロンドンで実施したこうした撮影に、イスタンブルも加え、写真と映像からなる作品をニューヨークで公開している。もともと韓国人 全文をよむ

2011-06-24 アンタリヤ・アスペンドス古代劇場でウィーンフィル・コンサート (Radikal紙)

一昨晩(22日)、アンタリヤにある800年の歴史を持つ壮大なアスペンドス古代劇場で歴史的なひと時が刻まれた。アスペンドス古代劇場をぎっしりと埋めた何千人もの観客を前に、伝説的指揮者のズービン・メータ氏率いる、世界で最も高い名声を誇るオーケストラのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が、125名という非常に多くの団員を擁してコンサートを行った。このコンサートは第18回アスペンドス国際オペラバレエフェスティバルのプログラムの一つとして開催され、ソリストは、もう一人の伝説、東西ディーヴァーン・オーケスト 全文をよむ

2011-06-23 イスタンブル、世界遺産「危機リスト」入りを免れる (Milliyet紙)

イスタンブルはユネスコの世界遺産「危機リスト」入りを免れた。専門家らは、近年の調査がこうした結果に影響し、イスタンブルが重要な転機を脱したと述べた。       ユネスコは世界遺産委員会の昨日の会議で、イスタンブルは世界遺産「危機リスト」入りを免れた。ボスポラス海峡地下鉄横断プロジェクトで多少の変更を行って、イスタンブルへの影響を最低限に抑えることを会議は了承した。また、歴史地区は今年中に保護管理計画を開始するという吉報もこの会議で明らかとなった。      ■影響評価       パリでの議会 全文をよむ

2011-06-22 スィヴァス名物の「ドクターフィッシュ」、アンタリヤで新商売 (Yeni Safak紙)

スィヴァス県カンガル郡の温泉で卵を取り、シンガポールでふ化されたドクターフィッシュが、現在アンタリヤで新たな観光分野を生んでいる。      ドクターフィッシュが、年間何千人もの観光客が訪れるアンタリヤの親水公園で観光客に、スパと足治療を施している。      スィヴァス県カンガル郡のカヴァク村における温泉で育ち、多数の皮膚病に有効だと言われているドクターフィッシュ、ガラ・ルファが、アンタリヤを訪れる観光客の注目を浴びている。アクアランド親水公園の特設水族館で観光客向けに提供されているガラ・ルフ 全文をよむ

2011-06-21 Mehmet Şekerコラム:安全な港、トルコ (Yeni Safak紙)

シリアでの圧制から逃れる人々は、助かるためにトルコに避難している。避難者数は、今日現在の推定で1万人を超えた。トルコは難民の流入に対して門戸を開き、彼らの求めに応じ、多大な称賛を得た。このような状況は初めてでない。トルコは、以前にも何度も避難先国として、難民を受け入れてきた。      ***      まあ、世界地図を開いてください。   左上のアラスカから、右角のニュージーランドへ伸びる線を引いてください。   頭の中で想像するか、あるいはペンで。   もう一本の線を左下の角、南アメリカのチ 全文をよむ

2011-06-17 今日終業式、1600万の子供たち、明日から3カ月の夏休み (Hurriyet紙)

今日、授業終了のベルとともに、1600万人の生徒が、180日間の授業日と約8ヶ月間のカリキュラムを終えた疲れをいやす、3ヶ月間の夏休みに入る。夏休みが始まるにあたって、保護者が成績表を前にどう対応すべきかと生徒の夏休みをどう有効活用すべきか専門家にコツを聞いた。      専門家は、「自分の子どもを、絶対に他の子や、特に兄弟と比べないように」と注意する一方、保護者に自分の子ども時代のことをよく考えるよう勧める。初等教育学校と中等教育学校(日本では小学校、中学校、高校にあたる)の約1600万人の学 全文をよむ

2011-06-09 タルカン被告を含む覚せい剤事件裁判、2名釈放―タルカンは出廷せず (Radikal紙)

歌手のタルカン・テヴェトオール被告を含み、うち2名は拘束されている17人の被告の「覚せい剤の所持、使用、販売および販売の仲介」罪による審問が今日始まった。イスタンブル第3重罪裁判所で、レジェプ・アイテク被告は自身がコカイン中毒であり、刑務所にいる間に治療を受けたと話した。      事件当日、アイテク被告は、車を買うためクビライ・ケスキン被告に2000リラを要求したが、700リラ渡されることになったと話し、「お金を貰うため、クビライ被告とレヴェントで会いました。コカインを使用しているため喉が渇き 全文をよむ

2011-06-08 トプカプ宮殿オルタイル館長、館員の職務態度へ「勅令」 (Radikal紙)

トプカプ宮殿のユスフ・ベンリ局長がセリム3世の玉座を宿舎へ移動させようとしたこと及びメジディエ・キョシュクにて歴史的作品の上で朝食をとったことが明らかになったことを受け、イルベル・オルタイル館長はトプカプ宮殿の館員へ通達を出した。      オスマン語で書かれた「勅令」のような通達で、オルタイル館長はベンリ局長がセリム3世の玉座を宿舎へ移動させようとしたことにも言及している。   「宮殿と作品の保護及び場所の移動は、個人の財産のように考えられることでなく、謙虚なる奉仕者の敬意と畏敬に満ちた働きに 全文をよむ

2011-06-05 トプカプ宮殿で新たな展覧会「イスタンブルのギリシャ画家」 (Radikal紙)

「イスタンブルのギリシャ画家」展―トプカプ宮殿で、6月30日まで      トプカプ宮殿は、また興味深い展覧会を主催している。イスタンブルで生まれたギリシャ人画家の作品からなるこの展示は、オスマン帝国の首都イスタンブルで生まれた、あるいはイスタンブルで育ったオスマン臣民ギリシャ人画家をテーマにした、マイダ・サリスの『イスタンブルのギリシャ人画家』という本をもとに準備された。      オスマン文化の重要な一部であったイスタンブルのギリシャ人画家の作品を私たちは初めてまとまって見ている。トプカプ宮 全文をよむ

2011-06-03 トプカプ宮殿博物館局長、セリム3世の玉座を自室に持ち出し疑惑 (Radikal紙)

トプカプ宮殿博物館局長にある疑惑が持ち上がっている。セリム3世の玉座を自室に運び出させたが、この歴史的な玉座が部屋のドアを通らなかったために、結局倉庫に移動させたというものだが…。      エリュトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、(トプカプ宮殿博物館内の)ハレムにあったセリム3世の有名な玉座が、ユスフ・ベンリ博物館局長の自室に運び出されたという疑惑について、調査を開始させた。大臣は(証拠)写真つきの告発に驚いた様子で、「誰も同情はしません。トプカプ宮殿は私が最も重視している場所の一つで、(疑 全文をよむ

2011-06-02 人気TVドラマ「華麗なる世紀」またまた大間違い (Milliyet紙)

ドラマ「偉大なる世紀」の最新回で、立法者スルタン・スレイマンが「忠告によって改めない者は、叱責しなければならない。叱責によっても服従しない場合、その報いは鞭打ちである」と言った。   これはズィヤ・パシャの『テルキービ・ベント』の一節であるが、立法者スレイマンのセリフを聞いていた視聴者は混乱した。ズィヤ・パシャはこの詩を1870年にジュネーブで書いている。ところが立法者スレイマンの没年はというと1566年である! 全文をよむ

2011-05-28 BBCトルコ語放送、終了 (Hurriyet紙)

BBCのトルコ語配信部が、72年間続いたラジオ放送を終えた。      第二次世界大戦中に放送を開始したBBCトルコ語放送は、昨日(27日)夜、最後の「こちらBBCロンドン」という呼びかけ行い、その放送に幕を下ろした。ラジオ放送終了はBBCトルコ語配信部にとって辛い出来事だ。番組担当者のムラト・ニシャンオウル氏は、「ラジオ終了をみんな残念がっています。72年続いた伝統ですから」と語る。放送終了は、英国内で全業界で行われている緊急予算削減の延長線上に決定された。トルコ語を含め、全32言語で行われて 全文をよむ

2011-05-27 これだからトルコ!―1500年前の石棺に、交通標識 (Radikal紙)

エライウッサ古代都市から出土した1500年前の石棺を、人々は、動物用の水桶、薪入れ、ごみ箱などとして使っている。これに加えて、町当局は、交通標識という利用法を生みだした。      メルスィン県のエライウッサ・セバステ(Elaiussa Sebaste)古代遺跡の北東角にある墓地跡(ネクロポリス)にある神殿の墓室、死者の部屋、石棺などがいかにひどい状態におかれているかは、見る人を驚愕させている。地中から掘り出させた石棺は、動物が水を飲むための水桶、部屋の壁、薪入れ、かまど、ごみ箱などとして用いら 全文をよむ

2011-05-25 ウクライナ大使、ヒュッレム妃TV人気にコメント (Radikal紙)

夫のスルタン・スレイマンに匹敵する知性の持ち主として知られたヒュッレム妃は、ウクライナのガリチア地方にあるロハティン村で生まれた。ウクライナからやってきてオスマン帝国で権力を握った美貌と能力ある女性は彼女だけに留まらない。しかしヒュッレム妃は近頃、トルコで最も話題になるドラマの登場人物の一人になるほど人気だ。      ウクライナのセルギイ・コルスンルキー大使は、一人のウクライナ女性の権勢を描いたドラマがこれほど有名になったことに喜びを示した。      スルタン・スレイマンの時代、ハレムでの女 全文をよむ

2011-05-22 ジェイラン監督、カンヌ映画祭で審査員特別グランプリ (Yeni Safak紙)

 第64回カンヌ映画祭で、ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン監督の映画『かつてのアナトリアで』が「大賞」を獲得した。      演出をゼイネプ・オズバトゥル・アタカンが手掛け、ユルマズ・エルドアン、タネル・ビルセル、ムアンメル・ウズネル、アフメト・ムムタズ・タイランが主要なキャストである映画の撮影は、ケスキンで実施された。      ボスニア・ヘルツェゴヴィナとトルコの共同で、Eurimagesの支援を受けたこの映画は、ある医者と検事の12時間のスリリングに満ちた物語を描いている。撮影監督をギョクハン・ 全文をよむ

2011-05-18 ユーロヴィジョンにクルド語の歌で参加する日が来るだろうか? (Hurriyet紙)

ユーロヴィジョン・ソング・コンテストは、以前ほどではないにしても、今でもトルコで人気があり話題になっている。      今年のユーロヴィジョンにおいて我々は、トルコ代表として参加したユクセキ・サダーカトの準決勝敗退に悲しみ、その後アゼルバイジャン代表が優勝したことに対し国を挙げて歓喜した。       そしてその後、我々はユーロヴィジョンを忘れてしまった。   しかし今年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストでは小さな革命が起こった。   世界の「単一国家」の最たる代表格であるフランスが、ユーロ 全文をよむ

2011-05-17 チュラーン宮殿で3日3晩、夢の結婚式―インド人富豪カップル (Hurriyet紙)

一組のインド人富豪カップルが、イスタンブルのチュラーン宮殿を貸し切って結婚式を行った。三日三晩続く夢の結婚式の詳細は非公開であるが、式を取り仕切ったFYMクリエイティブ・グループ社長ヤヴズ・オズデル氏から話を聞いた。      世界で最も裕福な事業家の一人、ラクシュミ・ミッタル氏は、おいのヴァルティカ・ミッタルさんの、人々に語り継がれるような結婚式をイスタンブルで行った。ヴァルティカ・ミッタルさ んとイギリスの事業家ウトサヴ・ゴネンカさんの、インドのしきたりにしたがった結婚式は三日三晩続いた。世 全文をよむ

2011-05-14 オルハン・パムク、「エルドアン首相の最大の功績はエルゲネコン地下組織捜査」 (Milliyet紙)

オルハン・パムクはエルゲネコン捜査を全面的に支援し、軍の政治への影響力を減らしたことに、エルドアン首相首相の最大の功績だと語った。      ノーベル文学賞作家のオルハン・パムクは、公正発展党(AKP)は軍の力を弱め、このことがレジェプ・タイイプ・エルドアン首相の最大の功績だと述べた。エルゲネコン捜査を全面的に支援し、世俗主義のためのクーデターは防がれたとするパムクによれば、今の政府は信仰心のある政治家達から構成されているが、国はより宗教的な体制へは向かってはいないという。      パムクのも 全文をよむ

2011-05-13 考古学博物館で「皇帝たち展」はじまる (Radikal紙)

アナトリアの皇帝たちを物語る品々が、イスタンブル考古学博物館で開催される「皇帝たち」という企画展で集められた。ヒッタイトの時代からオスマン帝国に至るまで、アナトリアとその周辺地域を支配した帝国の数々―これらを象徴する品々を集めた企画展の開催式典が、エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣によって執り行われた。ギュナイ大臣は開催式で、この企画展が自らのアイディアであり、世界の注目を集めるような品々を集めたいと考えていると説明した。   博物館のアッソスホールで行われている展示は、ヒッタイト帝国、アケメ 全文をよむ

2011-05-11 Hilmi Yavuz コラム:よく売れた本、よく稼いだ本 (Zaman紙)

「フォーブス」5月号に2010年に最も売れた作家ランキングが掲載された。一位は57万2千部を売り上げたエルゲネコン事件の容疑者、ハネフィ・アウジュ氏だ。トップ10のうち「文学者」と言える作家は、アフメト・ウミット氏、エリフ・シャファク氏、アイシェ・クリン氏、イスケンデル・パラ氏、オルハン・パムク氏くらいだろう。残りは10位のメフメト・バランス氏、13位のエルギュン・ポイラズ氏、15位のムスタファ・バルバイ氏、20位のネディム・シェネル氏のような新聞記者たちである。最後の3人がアヴジュ氏同様エルゲ 全文をよむ

2011-05-11 ユーロヴィジョン、トルコ代表準決勝で敗退 (Radikal紙)

ドイツのデュッセルドルフで開催される第56回ユーロヴィジョン・ソング・コンテストで、トルコ代表のユクセキ・サダーカトは準決勝で敗退した。       代表のユクセキ・サダーカトは、デュッセルドルフ・ユーロヴィジョン・アリーナで開催された準決勝で上位10カ国に入れず、5月14日の土曜日に行われる決勝への出場資格を失った。ユクセキ・サダーカトは、ヨーロッパで暮らす外国人労働者からも支持を得ており、10日間朝から晩までリハーサルを行った参加者全員から良い評価を得ていた。彼らはパフォーマンスにおいても、 全文をよむ

2011-05-10 トルコの大学、教員募集中 (Yeni Safak紙)

トルコ人材協会は、大学教員を募集している。2001年の大学数は76校であったが、この10年間で約2倍に増加し、156校に達した。現在、12の大学で数百名の教員が不足している。このためトルコ人材協会は、途切れなく大学教員の求人広告を出している。      トルコでは、大学数が急増している。2001年に大学数は76校であったが、今日までに2倍を超え、156校に達した。このため、大学教員は、求人で優先度の高い位置を占めるようになった。多くの大学が、教員を募集しており、トルコ人材協会が最も求める人員に、 全文をよむ

2011-05-10 墓地入口コーラン章句、苦情はトプラク教授のみにあらず (Yeni Safak紙)

イスタンブルのジンジルリクユ墓地の入口に書かれた「生きとし生けるものはいずれ皆死を迎える」というコーラン章句について、共和人民党(CHP)の候補者ビンナズ・トプラク教授は「きわめて不適切」と述べたことが再び話題になった。エルドアン首相はトプラク氏について、「彼女は教授だそうだが、これがアッラーのお言葉なのかカーディル・トプバシュ(イスタンブル)市長が書かせたものなのかすら、判断できない」と批判した。トプラク氏は「問題にしたのは章句自体ではない。設置場所に反対なのです」と述べた。      ブギュ 全文をよむ

2011-05-08 文化観光大臣、セリミイェ・モスクはユネスコの世界遺産のリストに登録 (Milliyet紙)

セリミイェ・モスクはユネスコ世界遺産リスト登録に向けて運動が続いていたが、この度肯定的な報告書が上級委員会に提出され、6月19日以降セリミイェ・モスクが遺産リストに登録されることなった。これについてエルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は喜ばしい知らせであると述べた。      エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、ヒルトンホテルで行われた「イズミルにおける投資発展と計画事業」をテーマとする会議の開会式で、自身の母親が亡くなっていることを述べた上で母の日を祝い、「母親が生きている者たちは母親に電 全文をよむ

2011-05-08 ジェイラン監督のカンヌ出品作品の紹介ビデオ公開 (Hurriyet紙)

ヌリ・ビルゲ・ジェイランが監督をつとめ、今年で64回を迎えるカンヌ映画祭に出品される映画作品のひとつとなる「かつてのアナトリア(Bir Zamanlar Anadolu) 」の紹介ビデオがついに披露された。      ユルマズ・エルドアン、アフメト・ムムタズ・タイラン、フラト・タヌシュ、タネル・ビルセル、ウール・アスラン、エルジャン・ケサル、ウフク・カラアリ、ムラト・クルチ、エムレ・シェン、ムハメド・ウズネル、シャファク・カラリ、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン…。この素晴らしい出演者が「かつてのアナト 全文をよむ

2011-05-06 ロマの人々(ジプシー)のフドルッレズ祭典、にぎやかに―エディルネ (Radikal紙)

エディルネのロマの人々は、2人の預言者フズルとイルヤスが出会った日とされるの日を、雨などものともせず賑やかに迎えた。      エディルネで暮らすロマの人々は日が昇る前にトゥンジャ川ほとりにあるサライチにやってきた。この川は、ヤールギュレシ(オイルレスリング)が行われるクルクプナル草原があることで知られている。ロマの人々は降りしきる雨の中、楽しそうにダンスを踊り歌を歌った。      年頃の若い少女たちは一番色鮮やかな服を身に着け、川のほとりで打楽器やズルナの伴奏で楽しんだ。祭典の参加者たちは家 全文をよむ

2011-05-05 文化観光省、世界遺産国内暫定リストにコンヤのモスクなど4箇所追加 (Zaman紙)

コンヤ県ベイシェヒル市にあるエシュレフォールモスクがユネスコ世界遺産の国内暫定リスト入りに向け申請を行った。      文化観光省の声明によると、「ユネスコ世界遺産リスト」の文化財の数は増加しており、トルコからは9件の文化遺産が登録されている。世界遺産登録に先立ち提出される「暫定リスト」には、2009年にトルコから23の文化財が登録されたが、2011年にはこの数は27に上がった。       文化観光省はリストにある文化財数を増やすべく、4つの自然遺産と文化遺産を「ユネスコ世界遺産センター」に申 全文をよむ

2011-04-29 トプカプ宮殿、害虫対策で苦戦 (Hurriyet紙)

イスタンブル広域市環境保護局は、トプカプ宮殿とその中で保管している歴史的な作品を守るため、げっ歯類・害虫への対策を休みなしで続けていると発表した。      広域市当局は記者会見で、昨年の7月からトプカプ宮殿でげっ歯類・害虫対策が始まり、げっ歯類に対する薬剤散布は現在も継続中であることを発表した。      会見によると、トプカプ宮殿で行われている対策は、室内と室外の二つの異なる場所で行われており、げっ歯類・害虫対策に必要なものが事前に調べられ、45万平方メートルの宮殿全域に薬剤がまかれた。(事 全文をよむ

2011-04-24 ヴァンで許認可を得たイラン映画上映 (Zaman紙)

今年初めて開催された第一回ヴァン・イラン映画デーは、反体制派ではないとされる監督によるイラン映画14本を迎えている。ヴァン県が開催し、来年には映画祭となることが予想されるこの映画デーの提唱者は、イペキヨル・モスクのイマームで芸術愛好家のアドナン・ユルドゥルム師である。      平日に起きた「事件」で、ニュースの材料となったヴァン県は、現在、文化イベントの開催地となっている。門や窓が壊されたジュムフリイェト通りでは、現在イランから来た映画関係者たちが「どこだどこだ」と言いながらトゥルクアズ・ビジ 全文をよむ

2011-04-23 撤去はじまるカルス「醜悪」彫像、芸術家ら反対運動 (Radikal紙)

芸術家らはエルドアン首相が「醜悪」と評し撤去が決定された人類愛の碑の前に集まり、破壊の決定に抗議した。彫像製作者のメフメト・アクソイ氏は、自分たちは芸術の誇りを守るために集まったのだと述べた。      イスタンブルからやってきた芸術家の一団は、撤去のための準備が始められている人類愛の碑の前で記者会見を行うため飛行機でカルスにやってきた。この行進にはエディプ・アクバイラム氏、タルク・アクサン氏、スアヴィ氏、ルトカイ・アズィズ氏、オヌル・アクン氏、メンデレス・サマンジュラル氏といった芸術家たちが参 全文をよむ

2011-04-19 トルコ読書地図、できた―西に「恋愛もの」、東は「心理もの」 (Hurriyet紙)

トルコで初めて(読書傾向を調べた)「読書地図」が作成された。それによると、年平均で7.2冊の書籍が読まれている。ハッキャーリとイスタンブルでは「恋愛もの」、トルコ南東部では「心理もの」が好まれている。一方、トルコ全体では、「冒険もの」が読まれている。      文化観光省図書館・出版総局と調査会社ソナルの協力で、26県の6212人との対面調査が実施され、「トルコ読書地図」が作成された。アンケート参加者らの84.16%が、海賊版を選ばないと述べた。調査によれば、年平均で7.2冊の書籍が読まれている 全文をよむ

2011-04-16 アンカラ市議会、「ナーズム・ヒクメト通り」命名論争 (Milliyet紙)

アンカラ広域市議会の4月の会議で、著名な詩人ナーズム・ヒクメト・ランが取り上げられた。      共和人民党(CHP)のグループによる、アンカラの大通りにヒクメトの名をつけようという提案は、市議会で大論争を招いた。      メリフ・ギョクチェキ広域市長はチャンカヤ区にすでに「詩人ナーズム」という小さな通りがあり、その通りの名前を「詩人ナーズム・ヒクメト」に変更することもできると述べた。これに対し、CHPのグループは、小さな通りではなく大通りにナーズム・ヒクメトの名がつけられるべきだと主張。命名 全文をよむ

2011-04-15 ムシュ・アルプアルスラン大学でクルド語授業、選択科目として始まる (Yeni Safak紙)

ムシュにあるムシュ・アルプスラン大学(MŞÜ)でクルド語の授業が選択授業として始まった。      文理学部の講堂で行われた初回の授業には、200名の学生と、MŞÜ 学長のニハト・イナンチ博士、副学長のオスマン・オズジャン教授、エクレム・アタラン教授ら研究者が参加した。      イナンチ学長は授業後、講堂出口で記者たちと行った会見の中で、文理学部の学部生対象のプログラムとしてクルド言語・文学専攻が開設されたのは、トルコ国内で初めての取り組みであると語った。      クルド語専攻を開設するにあ 全文をよむ

2011-04-08 これがトルコの唯一の国外領土―シリアに眠るオスマン王家、始祖 (Milliyet紙)

オスマン朝の始祖、オスマン・ベイの祖父スレイマン・シャーの墓廟はシリアにある。2度の水没の危機に瀕したこの墓廟は、トルコ政府により入念に保護されている。       アナトリア通信社記者が聞いたところでは、1086年にフラト川を越える際に亡くなったカユ族の首長スレイマン・シャーと2人の護衛は、同地域のジャベル・カレスィ(ジャベル城)で埋葬された。      この地域はスルタン・セリム1世によってオスマン領となり、スレイマン・シャーの墓廟が建立された。スレイマン・シャーと護衛の墓があるジャベル・カ 全文をよむ

2011-04-08 建築家シナン、没後423周年を祝う (Yeni Safak紙)

建築家シナンの没後423年を記念する式典が、シナンの代表作であるスレイマニエ・モスクの庭で行われた。式典はファーティフ市が開催したこの催しで、市民はメフテル楽団による演奏を聴きながら、オスマン風のピラフを堪能した。この記念式典は金曜礼拝後にモスクの庭で行われ、市民や外国人観光客でにぎわいを見せた。      ファーティフ市のムスタファ・デミル市長は、先人を偲ぶ為のこうした式典は過去にも頻繁に行われてきており、今日は建築家シナンを偲ぶことを目的としたと述べた。デミル市長は、「彼らが眠る墓のすぐ脇 全文をよむ

2011-04-05 シリア教会総主教、「シリアは、トルコよりずっと快適」 (Milliyet紙)

シリアから来たシリア正教会のイグナティウス・ザッカ・ウワズ総主教の苦悩。すなわちミドヤットにある16世紀のモル・ガブリエル修道院を国庫庁が接収することの撤回を求めて、エルドアン首相と会談した代表団であるが、アンカラを満足げに後にした。またエルドアン首相には「公正発展党(AKP)からぜひシリア正教徒の国会議員を」と最後のお願いもしている。      彼らは政治力もなく、力もなく、発言権も弱い。しかしながら、この土地に「最も古くから暮らすもの」であるという自負、さらには自身の年齢が与える勇気によって 全文をよむ

2011-04-01 英語で落第―44国中43位 (Yeni Safak紙)

トルコは英語能力で44か国中43位となり、「英語力の最も低い」国の一つとなった。      世界最大の英語教育センターの一つである「EFイングリッシュ・ファースト」は、英語能力試験結果のランキングを発表したが、「英語力の最も高い国」上位5か国は、ノルウェー、オランダ、デンマーク、スウェーデン、フィンランドだった。      44か国、2300万人が参加し、2007‐2009年に行われた英語能力試験の結果によると、トルコは44か国中43位だった。パナマ、コロンビア、タイ、カザフスタンの4か国が、ト 全文をよむ

2011-03-30 ファーティフ大学、新写本図書館開館 (Zaman紙)

ファーティフ大学の新図書館が、図書館週間に、エルトゥールル・ギュナイ文化観光相も出席した開館式でオープンした。2500もの写本、10万もの書籍を所蔵する図書館の開館に際し、作家のべシール・アイヴァズオールに「名誉賞」が授与された。「貴重図書」コーナーでは、手書きの外国の地図やトルコ系共和国に関する新聞コレクションも所蔵されている。      「古代から今日に至るまでの数々の図書館」というテーマで3月28日から始まった図書館週間は、読者を本の世界へいざなう。      図書館週間においてトルコは今 全文をよむ

2011-03-23 初のスカーフ着用ポップ歌手、アルバムデビュー (Hurriyet紙)

トルコ初のスカーフを着用したポップ歌手、オズレム・アイが “İtibar(思いやり)”というタイトルのアルバムで音楽界における新たな一歩を踏み出した。      ポップ界に新しいトレンドを生み出し、スカーフへの偏見を払拭したいと語る彼女は、自ら作詞作曲を手がけたアルバムの最初のプロモーションビデオを“Selam Ver(よろしくね)”という曲で発表した。 全文をよむ

2011-03-10 メフメト・アーキフ・エルソイの生涯、映画化へ (Radikal紙)

『一人の英雄メフメト・アーキフ・エルソイ』という伝記の著者であるアブドゥラフマン・シェン氏は、詩人メフメト・アーキフ・エルソイの自伝映画を撮り、没後75年にあたる12月27日に公開予定だと述べた。      ジャーナリスト兼作家のシェン氏がアナトリア通信(AA)記者に行った説明によると、2011年はメフメト・アーキフ・エルソイ年と定められ、このため各関係機関が様々なプロジェクトやプログラムを行うために活動しているとのことだ。シェン氏は、若者らがネガティブな事件の影響で、歴史にさらなる関心を示し、 全文をよむ

2011-03-09 日本の研究者、ペンギンのプライバシーを侵害!? (Radikal紙)

日本の科学者たちは、アデリーペンギンにカメラを付け、彼らの1日の生活に関する興味深い映像を入手した。日本国立極地研究所が進めているプロジェクトでは、15匹のアデリーペンギンの背中に重さ33グラムのカメラが取り付けられた。ペンギンが水中に潜ると自動的に作動するカメラは15日間、毎日90分撮影した。映像は3月20日に公開される。研究所関係者の熊谷宏靖氏は、「アデリーペンギンは夏、1日の大半を海氷下で過ごします。このためペンギン自身をカメラマンとするという考えを生み出したのです」と述べた。熊谷氏はカメ 全文をよむ

2011-02-25 ギュナイ文化観光相、独にヒッタイトのスフィンクス返還求める (Radikal紙)

ターゲシュピーゲル紙の報道:「ギュナイ文化観光相はハットゥシャ(訳注:ヒッタイト王国の都)のスフィンクス返還のため、ドイツに6月までの猶予を与えた」      ドイツのターゲシュピーゲル紙は、ギュナイ文化観光相がドイツに対し、ベルリンの古代近東美術館(ペルガモン博物館南館)にあるハットゥシャのスフィンクスを、6月までにトルコへ返還するよう求めた、と報じた。      ギュナイ観光相は記者会見を行い、ドイツがハットゥシャのスフィンクスを6月までに返還しない場合、ドイツ考古学研究所(DAI)のハット 全文をよむ

2011-02-24 工事開始1679年のチャナッカレ・ババカレ漁港、332年越しでついに完成 (Radikal紙)

基礎工事が1679年に着工されたチャナッカレのババカレ漁港が332年越しで完成した。      チャナッカレのアイヴァジュク郡で、1679年にカイマック・ムスタファ・パシャによって基礎工事が着工されたが、完成せずに100メートルにわたって石の盛土が作られ、使用されていたババカレ漁港が332年を経て完成し、開港した。      チャナッカレのアブドゥルカーディル・アタルック県知事は、運輸省鉄道・港湾・空港建設担当局主催の開港式典でスピーチを行い、チャナッカレが671キロメートルというトルコ最長の海 全文をよむ

2011-02-20 作家エリフ・シャファックに新作 (Radikal紙)

今回の小説は、1970年代にロンドンへ移住したあるトルコ人一家について語っている。      新しい小説を書くためロンドンに滞在中のエリフ・シャファックは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSEにて会議を開いた。今回で第3回目となる「思考のための領域」と名付けられた文学フェスティバル内での講演は、「境界を超える作家:争いの時代における共感」というタイトルを掲げている。   LSEの現代トルコ研究部門長であるシェヴケト・パムク教授がモデレーターを務め、またガランティ銀行のスポンサーにより実 全文をよむ

2011-02-12 これが平均的トルコ人男性の顔 (Radikal紙)

南アフリカのとあるアーティストが、40カ国ほどの世界の国々で何百人もの顔を撮影し、それぞれの国民の平均的な容姿を作成した。      世界の主要都市で市民の姿を撮影したのは、マイク・マイク氏という名のアーティスト(47歳)だ。彼はこれらをコンピュータ上で重ね、多種多様な民族の人間が、平均するとどのような容姿になるのかを確定した。      写真家であるマイク氏は、イスタンブルやアンカラで撮影を行い、トルコ人の平均的な容姿を確定した。アンカラではゲンチリキ公園で、イスタンブルではエミノニュで、市民 全文をよむ

2011-02-10 イスタンブルの博物館大賑わい、造幣所のよう (Hurriyet紙)

受け入れてきた文明の跡を至るところに残し、8500年の歴史に目を眩ませるイスタンブル。昨年、そこにある博物館や旧跡を訪れた人の数は1166万1624人で、およそ9000万リラの収益をもたらした。      その首都となったローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国の歴史建造物を擁するイスタンブルを、昨年は696万980人の観光客が訪れた。イスタンブルの宮殿や博物館には、毎年何百万もの国内外からの観光客に加え、トルコを公式訪問する大統領、国家元首、総理大臣やその他の高官も必ず立ち寄っており、昨年は国内 全文をよむ

2011-02-09 4私立大学新設へ―イスタンブルに1校、アンカラに2校、ブルサに1校 (Milliyet紙)

アンカラのビルギ大学およびコザ大学、イスタンブルのゲディク大学そしてブルサのオルハンガーズィー大学新設に関する法案が議会に提出された。      法案によると、アンカラにあるトルコ高等専門病院と国立病院および患者支援財団によって、ビルゲ大学が、新設私立大学として設立される予定である。法案によれば、ビルギ大学は医学部、保健学部、スポーツ学部、外国語高等専門学校、医療看護高等専門学校、職業専門学校、保健研究所から成り立つ。      ■アルトゥン・コザ大学設立      法案ではさらに新たに、アンカ 全文をよむ

2011-02-07 世界に広がる、トルコ語教育 (Zaman紙)

外交、文化、芸術、観光の分野でトルコ・ブームが巻き起こるなか、最近はトルコ語への関心も広がっている。30カ国でトルコ語やトルコ文学(トルコ学)の教育を統括するトルコ協力開発機構(TİKA)は、(急増する)ニーズに応じきれず、高等教育機構(YÖK)と提携することとなった。トルコ学部を開講予定の国外の諸大学は、トルコの大学と「姉妹校」となり、国内外のトルコ学部に同質な教育がもたらされることになる。      トルコの近年のめざましい外交、64カ国とのビザ廃止、企業家の海外投資、連続ドラマの海外輸出な 全文をよむ

2011-02-05 アヤ・イレーネ教会で「スレイマン1世シンポジウム」―TVドラマ「華麗なる世紀」をうけ (Zaman紙)

本日(2月5日)、トプカプ宮殿内のアヤ・イレーネ教会で「華麗なるスレイマンの世紀」という名のシンポジウムがファーティフ区主催で行われる。   歴史家や学者が集まるシンポジウムでは、最近議論の的になっているスルタン・スレイマン1世が生きていた時代やオスマン帝国の位置づけについての発表がなされる。   シンポジウムではイルベル・オルタイル教授、フェリドゥン・エメジャン教授、オゼル・エルゲンチ教授、メフメト・イプシルリ教授、イドリス・ボスタン教授、エルハン・アフヨンジュ準教授が報告をする予定である。ま 全文をよむ

2011-02-01 人気のヤージュベディル絨毯、アンカラで展示会 (Yeni Safak紙)

若い娘達が、家族の年長者達や恋人に話せない悩みや思いの丈を込めながら織り上げるヤージュベディル絨毯が、アンカラで注目を集めている。      ジェパ・ショッピングセンターで開かれている展示会において展示されている手織りのヤージュベディル絨毯は、バルケスィル県のスンドゥルグ村やビガディチ村のユルック(遊牧民)達によって織られている。ヤージュベディル絨毯という名前は、バルケスィル県スンドゥルグ郡に居住するヤージュベディル・ユルック達に由来する。その歴史は、トルコ人達がイスラムを受容する以前まで遡る。 全文をよむ

2011-01-30 「サイゴン」探訪 (Hurriyet紙)

「ベイジン」ではなく「ペキン」と言うと、中国人はひどく苛立つが、ベトナムではそうではない。「ホーチミン・シティ」ではなく「サイゴン」と言っても怒ったりするような人はいない。むしろ看板の大半には「サイゴン」と表記されている。      7年ぶりにサイゴンにいる。あの頃とは違って、我々の飛行機、つまりトルコ航空(THY)機に乗ってきた。      アジアの天国・サイゴンは今やとても近くなった。税金を入れても600~650ユーロで購入できる航空券や一泊35~125ドルの豪華なホテル、そして際限なく可能 全文をよむ

2011-01-27 これが新オスマン文書館―TOKİによる建設順調、今年末開館へ (Hurriyet紙)

イスタンブルに4つあるオスマン文書館を一箇所にまとめようと、首相府の集合住宅局(TOKİ)が建設を進めている国立文書館施設は、今年末にもサービスを開始する予定だ。(オスマン帝国期においては国家文書が保存されていた場所を、『Hazine-i evrak(文書館)』と呼んでいた。)      TOKİのエルドアン・バイラクタル局長は、1億6500万リラ(約84億1500万円)を投資した建設計画が完了すれば、「38カ国の「記憶」が安全に保管されるだろう」と語った。ストラスブールで開かれた欧州評議会議員 全文をよむ

2011-01-26 BBCのトルコ語ラジオ、財政難から閉鎖 (Radikal紙)

BBCトルコ語部門のスカン部長:我々の予算から24%にも達する減額が行われる。これにより、一部のスタッフが職を失うのは避けられない。      BBCワールドサービスの職員の4人に1人は解雇され、トルコ語部門はラジオ放送を断念した。      BBCトルコ語部門のフセイン・スカン部長は、NTVで放送される「ワールドアジェンダ」という番組やインターネット(www.bbc.co.uk/turkce)上での放送は継続するとした。      スカン氏は、トルコ語とロシア語でも行われていた同サービスのラ 全文をよむ

2011-01-24 国民図書館(アンカラ)、 欧州デジタル図書館ヨーロピアナ入り (Radikal紙)

   (アンカラにある)国民図書館Milli Kütüphaneは、欧州連合(EU)のデジタル図書館「ヨーロピアナ(Europeana)」にトルコで初めて参加した。国民図書館所蔵の電子化された書籍、手書きの写本27,050点と旧文字(アラビア文字)の雑誌1万点余りが、ヨーロッパからも閲覧できるようになる。ヨーロピアナは公開されてからまだ2~3年であり、ヨーロッパ諸国の全データベースをあたかもEUそのもののように一つの共同空間に集めることを目的としている。この方針をもとに、まずヨーロッパ諸国はそ 全文をよむ

2011-01-21 ユネスコ世界遺産候補リスト入りディヤルバクル城壁の憂慮される現状 (Zaman紙)

ユネスコにより、世界遺産の候補に挙げられているディヤルバクル城壁で、家畜が飼育されている。      ディヤルバクルへ移住し、家畜を飼育して生活を営んでいる何組もの家族が、中国にある万里の長城以外では最も長い、歴史的建造物であるディヤルバクルの城壁を鶏・羊小屋や家畜小屋として使用している。ディヤルバクルの広域市事務局長アブドゥッラー・セヴィンチは、ディヤルバクルへ移住してきた人々の多くが、この歴史的建造物を家畜飼育に使用している現状が、大いなる懸案事項であると述べた。城壁を占有している住民達の家 全文をよむ

2011-01-20 「もう何世紀か地中にあってもどうってことない」―アリアノイ遺跡ダム湖水没問題で環境大臣発言 (Hurriyet紙)

イズミルのベルガマ市にある世界で唯一無傷の古代温泉であるアリアノイ遺跡は砂で埋められ、この古代都市はヨルタンダム湖の下で保存される。この決定に反発をしている環境保護者らは先だって文化大臣へこの問題を協議したが、その際、ギュナイ大臣は「水をためない、アリアノイ遺跡を水没させない、ここが湖の外に留まる、ダムをつくらない、といったことは全く考えられない」と述べ、この問題を打ち切った。本日のエルオール環境大臣の発言は、更に論争を活発化させそうだ。      ヴェイセル・エルオール環境森林大臣は、古代都市 全文をよむ

2011-01-20 エヴリヤ・チェレビーの生涯、映画化へ (Zaman紙)

エヴリヤ・チェレビーの旅や謎に包まれた生涯、訪れた様々な土地についてまとめられた「旅行記(Seyahatname)」という名の作品が、映画となってスクリーンに登場する。      バフチシェェヒル大学文明研究センター(MEDAM)が行った書面での説明によると、その旅や謎に包まれた生涯、訪れた様々な場所についてまとめられた「旅行記」という名の作品で知られるエヴリヤ・チェレビーが、映像化により甦る。      同センターの説明では、長い間脚本の準備が進められていたこの映画のために、多くの世界的に有名 全文をよむ

2011-01-19 オルハン・ケマル『監獄第72室』の映画撮影、拷問シーン撮影で俳優陣寝込む (Milliyet紙)

トルコ文学界の文豪オルハン・ケマルの傑作の一つである「監獄第72室」が、二度目の映画化となった。アイフェル・トゥンチュが映画用に脚本し、撮影が最近終了した。ケレム・アルシュク氏プロデュースのもと、ヤヴズ・ビンギョル氏が社長を務めるサースィン・フィルム社が製作し、ムラト・サラチュオウルが監督を務めた映画には今後長く話題になるであろうシーンがたくさんある。      ■ 「汚い」受刑者は洗浄された      出演者達の最も過酷なシーンの一つは、受刑者が氷の上で拷問されるシーンである。映画では、新しい 全文をよむ

2011-01-18 イスタンブル・グランドバザール修復計画、550年前を再現へ (Radikal紙)

550年の歴史を有するグランドバザールでは、約1,500万トルコリラ(約7億5,900万円)の(修復)計画により、550年前の姿がよみがえる予定。近年では1980年に小規模な改修が行われたのみであり、550年の歴史を有するグランドバザールは、改修されて(建設)当初の様相が再現される。      総計1,483万3千リラ相当(約7億8614万円)の計画により、2011年末までに修復及び修繕が実施されるグランドバザールでは、550年前の(建設)当初の外観を再現することが計画されている。計画では1,4 全文をよむ

2011-01-17 ヤタガンでラクダ相撲大会開催―会場混乱、バイカルCHP元党首危うく下敷き (Yeni Safak紙)

ムーラ県ヤタガンで行われた今年11回目となるラクダ相撲に参加した共和人民党(CHP)のデニズ・バイカル元党首が、入場の際に危うくラクダの下敷きになりそうになった。      チネ高速道路沿いにある森林管理局の敷地で開催されたラクダ相撲には、共和人民党のデニズ・バイカル元党首とヤロヴァ県選出議員のムハッレム・インジェ会派副代表、ムーラ県選出のフェヴジ・トプズ議員、アリー・アルスラン議員、民主主義者行動党(MHP)党員でムーラ県選出のメティン・エルグン議員、ファーティフ・シャーヒン・ムーラ県知事、ゼ 全文をよむ

2011-01-17 オスマン人はキスをしたか?―「華麗なる世紀」、歴史家を二分 (Radikal紙)

テレビドラマ「華麗なる世紀(Muhteşem Yüzyıl)」の先週までの放送内容に関して、一部で抗議が寄せられている中、ドラマのいくつかの場面について歴史家たちの意見が二分している。歴史家のムラト・バルダクチュ氏は、自身のコラムで歴史家ヤヴズ・バハドゥルオール氏の「オスマン人たちに(唇の)キスの習慣はなかった」という意見に返答した。      歴史家のムラト・バルダクチュ氏は、ドラマで放映されたキスの場面に関する、ヤヴズ・バハドゥルオール氏の「オスマン人には唇でキスする習慣はなかった」という意 全文をよむ

2011-01-16 テオマン・ブラクル教授とのインタビュー (Yeni Safak紙)

テオマン・ドゥラル教授は一見「私たちみたい」と言えるような人だ。しかし彼はイスタンブル大学文学部哲学科の廊下なんかよりも、一風変わった教授を題材にした物語もしくは映画の方が似合っている。私が誇張していると思わないでください。彼の生徒たちだけではなく、他の学科の学生までもが彼の授業をとり、熱心に授業を聞き、哲学だけでなく生物学や人類学の教育も受け、数え切れないほどの言語を知っており、世界の聞いたこともないような地域を細かく回り、テクノロジーの奴隷になりたくないと言って携帯電話を使わないテオマン・ド 全文をよむ

2011-01-13 「華麗なる世紀」スレイマン1世のセックスシーン―警告措置どこ吹く風 (Radikal紙)

Show TVの話題の連続ドラマは、再び視聴者を画面に釘付けにした。この日の放送では、スルタン・スレイマン1世のラブシーンが強い印象を与えた。      最近保守的な人々からの批判によってホットな話題となっている「華麗なる世紀」の新放送分がShow TVで放映された。この連続ドラマの今回の放送は、議論をますます激化させそうだ。      立法者スレイマン1世とヒュッレムの恋愛の詳細を描いたため、厳しい批判を受けているドラマ「華麗なる世紀」は、その多くの際どいシーンで注目を浴びている。今晩放映され 全文をよむ

2011-01-12 ラジオ・テレビ高等機構、「華麗なる世紀」に警告措置 (Milliyet紙)

ラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)は本日「華麗なる世紀」について議論した。ラジオ・テレビ高等機構は、このドラマについて、第3984条4項 e号の「放送作品は、民意やモラル、トルコの家族のあり方に反してはいけない」という規定に反しているとして警告措置をとった。      ラジオ・テレビ高等機構は次のような発表をおこなった。      「ラジオ・テレビ高等機構は本日2011年1月12日の週会議において、SHOW・TVで先週放送開始されて反響を呼んだTVドラマ「華麗なる世紀」に関して作成された評価レポ 全文をよむ

2011-01-09 歌手ミネ・ゲチリ、ゼキ・ミュレンを歌う (Zaman紙)

トルコ音楽愛好家ならだれでも知っているミネ・ゲチリのファーストアルバム「漆黒のまつ毛の女」は、全曲ゼキ・ミュレンのカバー曲からなっている。ゲチリは、新しい曲ではなく「芸術の太陽(ゼキ・ミュレン)」の歌を忠実に歌うと宣言した。      エジプトの音楽愛好家たちは、彼女を「トルコのウンミュ・ギュルスム」と呼んでいる。アラビア語を知らなくても、その艶やかな声はすべてを忘れさせるほど強い力を持つ。彼女がアラビア語の曲だけを歌っていると思っているならば、それは間違いだ。事実、「私が生きている意味」と彼女 全文をよむ

2011-01-08 オスマン家の末裔も「不愉快」―TVドラマ「華麗なる世紀」に批判集中 (Zaman紙)

スルタン・スレイマンの人生を描き、放送日に反響をよんだTVドラマシリーズ「華麗なる世紀」に対し、オスマン王家の子孫が最も厳しい批判を行った。      オスマン家を代表し、アブデュルハミド2世の子孫であるシェフザーデ・カユハン・オスマンオール氏がドラマシリーズから感じた不快感について語った。セリフの初めから終わりまで間違いだらけで、とくにハレムのシーンが不愉快だったと話すオスマンオール氏は、「一族として、自分たちの歴史を自分たちで描き、間違いを正していこうと決めました。オスマン家の末裔としてこれ 全文をよむ

2011-01-07 オスマン語はここで学べます―コース・ガイド (Zaman紙)

オスマン語を学びたい、あるいはオスマン語をもう少し上達させたいと思っている人のために、沢山のコースが開講されている。イスタブル、アンカラの大都市などが中心であるが、レベルに応じた様々なクラスがある。オスマン語を勉強するためのコース・ガイドはこちら…。      最近ではオスマン・トルコ語への関心が高まり、この分野の授業や講座を開く教育機関も増えている。多くの都市の自治体は、職業訓練コースの教育訓練科目にオスマン語を加えている。各種の財団や協会もオスマン語を学びたい人々のために複数の講座を設定して 全文をよむ

2011-01-06 ギリシャ正教会の「新年」行事、今年もイスタンブルで―金角湾に十字架輝く (Radikal紙)

ギリシャ正教徒は本日6日、キリスト教信仰によると預言者イエス(キリスト)の誕生と受洗の記念日を祝った。イスタンブルの海から十字架を拾いあげる行事が行われる一方、ギリシャでの状況はまた違ったものとなった。      イスタンブルでは例年通り、金角湾から十字架を拾い上げる行事が行われた。      キリスト教の信仰では、預言者イエスのヨルダン川での受洗を記念し、海、湖、川などの近くにある教会の信徒や聖職者たちは礼拝を行い、岸辺へと向かう。      神聖な十字架が、祈りの中で聖職者によって水に投げ込 全文をよむ

2011-01-03 SHOW・TVの新ドラマ「華麗なる世紀」、スルタン・スレイマンへの侮辱 (Yeni Safak紙)

SHOW・TVで新ドラマの放送が始まる。そのタイトルは『壮麗なる世紀』である。立法帝スルタン・スレイマン1世を題材にしているとのこと。しかしながらその予告編を見ると、西洋の人々にさえ壮麗なスルタンとして知られている偉大なスルタンを侮辱しているようである・・・。      予告編では、立法帝スルタン・スレイマン1世は手に杯を持ち、道楽好きで女性に弱い人物として描かれている。このような演出はスルタンだけでなく歴史家への侮辱である。なぜなら心ある歴史家は誰ひとりとして、ヨーロッパ人であっても、スルタン 全文をよむ

2011-01-01 イスタンブル歴史地区、車両乗り入れ禁止はじまる (Zaman紙)

イスタンブル広域市交通コーディネートセンター(UKOME)の決定で、スルタンアフメト地区、スィルケジ地区、ベヤズィト地区内の 90の通りや路地への車両乗り入れが本日から禁止された。      アナトリア通信のまとめた情報によれば、UKOMEは、「スィルケジ・ホジャパシャ地区、ホビャル地区、周辺地区への車両乗り入れと交通循環計画」とベヤズィト-スルタンアフメト-スィルケジ間のトラムヴァイ路線、ラグプ・ギュムシュパラ通り、ジェミル・ビルセル通り間の地区を含めた、新たな車両乗り入れ規制・交通循環計画の 全文をよむ

2010-12-22 イスタンブル歴史遺産、インターネット上で全登録 (Zaman紙)

イスタンブルの建築、考古学、民俗文化、文化経済学に関連する全ての情報がインターネット上に集められた。本日公開予定の15万ウェブページにも及ぶ文化目録には6万枚の画像と7万件の索引がつけられ、イスタンブルにある全ての文化財が初めて集められている。目録は「イスタンブルには何があるのか?」という質問に答えてくれている。      ソロモンが人々や、ジン(精霊)、鳥や風を支配していたころ、ある一人の王が彼に反乱を企てた。ソロモンはその者の国に到着し、彼を奴隷にして、彼の娘と結婚し、ルメリの地に連れてきた 全文をよむ

2010-12-21 トルコ航空、スカーフ姿のスチュワーデスはありか? (Milliyet紙)

「全社員は、トルコ航空の社風に合う制服を着用する。」      トルコ航空は、11月26日発表した社員の服装規程において、制服を着ていない社員がスカーフを着用するのを妨げていた『髪は常に見える状態にする』という表現を取り除いた。その後、「トルコ航空はスカーフに青信号か?」との問いが議論されはじめた。      トルコ航空広報担当が行なったこの問題に関する書面での発表は、次のとおり。      「(半官半民の)特殊企業という立場にあるわが社では毎年夏期と冬期に発表される服装規程で、社員が守らなけれ 全文をよむ

2010-12-20 大人気TVドラマ「禁じられた恋」、イタリア語版作製へ (Radikal紙)

連続ドラマ「禁じられた恋(Aşk-ı Memnu)」の脚本使用権をイタリアが購入した。イタリア側によってリメイクされることになった「禁じられた恋」は、ベルルスコーニ首相傘下の放送局で放映される予定。      ここ数年、海外においてトルコドラマに対する関心が高まっているなか、「禁じられた恋」も、トルコ国外で放送されている一連のトルコ原作ドラマの仲間入りを果たす。      ヒュッリイェト紙の報道によると、「禁じられた恋」が近い将来イタリアで放送されるという。   同紙によると、以前はトルコ人作家 全文をよむ

2010-12-17 3年ぶりに親密ショット―タルカンとセゼン・アクス (Hurriyet紙)

タルカンとセゼン・アクスは3年ぶりにカメラに向かって並んでポーズをとった      2人は一昨晩(15日)に共通の友人と共にサルエルにあるカフラマン・バルックで食事を共にし、二人は仲たがいしていたという噂が今回のことで嘘であることが分かった。セゼン・アクスは出口でタルカンの腕を取り、タルカンがElle誌で披露したセクシーショットについて、「彼は何をやっても様になるわね」と話した。2人の歌手はその後、お抱え運転手付きの高級バンでそれぞれの自宅に向かった。 全文をよむ

2010-12-15 クルド語版「スター誕生」-TRT6で民謡オーディション番組放送! (Zaman紙)

TRTのクルド語チャンネルŞeşが、面白い企画に乗り出す。クルド語で歌う新しいスターを探すこのチャンネルは、「民謡を歌って!」と題されたオーディション番組を提供する準備を進めている。15人のファイナリストが競うこの番組では、ニハト・ドアンさん、イェクブンさん、シリア人で有名なアーティストであるサイト・ユスフさんが審査員となる。      TRT6のクルド語チャンネルŞeşは、面白い新企画に乗り出す。TRT Şeşはクルド語で歌う新しいスターを探している。同チャンネルは、「Strana Xwe B 全文をよむ

2010-12-14 宗務庁、椅子に座っての礼拝に「好ましくない」判断 (Zaman紙)

宗務高等委員会は決議において、礼拝用にモスクに列状に並ぶ固定の椅子を設置することは、モスクのあり方や文化に沿うものではなく、「病気や障害といった類の不具合がある人々でも、どうしても必要でない限りは、礼拝を行う際は椅子に座ってではなく、床に座って行うのが適切である」とされた。      宗務庁宗務高等委員会は、12月1日水曜日に実施された会議で、「椅子に座っての礼拝」問題を議題として採りあげた。      会議の最後に採決された決議では、一日5回の礼拝は人間がアッラー(唯一神)に最大限近づくための 全文をよむ

2010-12-13 アヤソフィアの謎、また一つ解決―世界最大の洗礼水槽、公開へ (Milliyet紙)

アヤソフィアの秘密がまた一つ明らかにされた。今までに見たこともないような、世界最大の「洗礼水槽」が公開されている。      アヤソフィア博物館館長ハルク・ドゥルスン氏と、イスタンブル2010欧州文化首都実行委員会(AKBA)のユルマズ・クルト事務局長は、アヤソフィア博物館で行われた合同記者会見で博物館の修復工事について述べた。       イスタンブル2010欧州文化首都実行委員会(AKBA)のユルマズ・クルト事務局長は、アヤソフィア博物館の重要性を説明し、「イスタンブル2010欧州文化首都実 全文をよむ

2010-12-06 ハタイの歴史的建造物、高騰中 (Hurriyet紙)

多くの登録文化財となっている古い建造物があるハタイで、ここ数カ月、古い建造物を再活用して後世に引き継ぐ活動が行われており、その結果放置されていた建物の価値が上がり始めた。      多くの機関や市民団体が建物の購入を希望しているため、古い家屋の一平米あたりの価格が上昇した。      アンタキヤ市長リュトフュ・サヴァシュ氏は、まちの豊かな歴史を発信し、観光業への貢献をねらっていると話した。      サヴァシュ氏は、文化観光省、ハタイ県、アンタキヤ市が手を組み、歴史的構造の活性化に向けた取り組み 全文をよむ

2010-12-06 ナズミ・ズィヤの絵画「赤い服の羊飼い」(1919)、88万リラで落札 (Yeni Safak紙)

株式会社アンティークの第264回オークションで、ナズミ・ズィヤが1919年に描き、かつてのトルコ語でサインが施された「赤い服の羊飼い」が88万リラ(約4900万円)で落札された。ナズィ・カルムクオールによる静物画は40万リラ(約2200万円)、トルコ書道の大家カザスケル・ムスタファ・イゼットの書で、珍しく書の上部にとメッカとメディナの絵が配された作品は43万リラ(約2400万円)、アッサイード・イブラーヒム・ナームクが製本した「コーラン」は85万リラ(約4800万円)で落札された。      合 全文をよむ

2010-12-05 サラ・ジョゼフとのインタビュー (Zaman紙)

サラ・ジョゼフ(39)は、イギリスで会計士の父とモデル事務所経営者の母の子として生まれた。カトリック教徒の家族のもとで育った。Askewモデル事務所の経営者である母、Valerie Askewさんは、ナオミ・キャンベルのようなモデルたちを世に送り出した。      ジョセフは、ロンドンのキングス・カレッジの神学・宗教学部で学び、16歳の時にムスリムとなった。人権活動家のバングラディシュ人、マフムード・アル・ラシード氏と結婚。Order of British Empireによって、2004年に宗教 全文をよむ

2010-12-01 文化観光省から初のクルド語古典出版 (Radikal紙)

文化観光省は、初めてクルド語作品を翻訳し、クルド人詩人アフメディ・ハニの「メム・ウ・ズィン」という作品を複製し、ラテン文字に転写し、そのトルコ語訳をつけて出版した。      文化観光省のエルトゥールル・ギュナイ大臣は、同省がクルド語の作品「メム・ウ・ズィン」を初めて翻訳するにあたり記者会見を開いた。      ギュナイ大臣は記者会見で、この画期的な活動について広く人々に知らせるとし、アナトリア文化とは不可分な1つの文化であると考えており、この文化の様々な特徴と豊かさを過去から現在へ、そして現在 全文をよむ

2010-11-25 「トルコにおける日本年」完了、記念式典行われる (Zaman紙)

文化・観光大臣エルトゥールル・ギュナイ氏は、文化や観光をはじめとし、経済や政治の面においてもより力強い協力関係がトルコと日本の間で築かれることを確信していると述べ、「トルコにおける日本年の企画はこの協力関係にとって重要な架け橋となりました」と語った。       金角湾会議・文化センターにて行われた「2010年トルコにおける日本年」の閉会式典で演説を行ったギュナイ大臣は、2003年の「日本におけるトルコ年」の後、エルトゥールル号の悲劇の120周年にあたる今年、「トルコにおける日本年」として、トル 全文をよむ

2010-11-24 国産Google Earth がやってくる? (Radikal紙)

トルコ軍も使用している。さらに産業省も支援するプロジェクトだ…。      ニハト・エルギュン産業大臣は、産学共同事業の発展を目的にした「産業―学術」プロジェクトについて詳細を明らかにした。ハベルチュルク紙のアフメト・クヴァンチ記者は以下のように伝えている。   アンカラのビルケント・ホテルにおいて産業―学術プロジェクトを紹介する会議が開かれ、会場となったホテルのロビーにこうしたプロジェクトのブースが設けられたが、それを見学したエルギュン大臣は、2007年以降760件のプロジェクト申請が行われ、 全文をよむ

2010-11-21 作家オスマン・ネジミ・ギュルメン、名誉殺人が35年間執筆を遅せた (Yeni Safak紙)

作家オスマン・ネジミ・ギュルメンは、幼少期には母親を喪失し、大学生の時期にはフランスの巷で貧しさを経験し、そして成人期においてはブジャク部族内での名誉殺人やボドゥルムを取り仕切るマフィアと闘った。自分の意思とは無関係に引き起こされる出来事ゆえに、執筆を約35年間遅らせざるを得なかったギュルメンは、「闘うことなくして生きることはできなかった」と話す。      統合失調症、セント・ジョセフ高校、シヴェレキ(東南アナトリアに位置するクルド人地域)、パリ、ボドゥルム、名誉殺人、土地のマフィア、そして作 全文をよむ

2010-11-20 新しいトルコのお人形、名前はエリフ (Zaman紙)

トルコで、トルコ人の名前が付いたおもちゃの人形が生産される。国民教育省女子技術教育局が、「トルコのお人形・エリフ」というプロジェクトをはじめた。      プロジェクトは12の児童育成協会によって行われた審査の結果としてスタートし、アンカラ、イスタンブル、トラブゾン、アンタリヤにある学校が支援した。プロジェクトの一環として、エスキシェヒルの児童育成協会も地域独自の人形生産の取り組みを開始した。「エリフ」はおさげ髪で民族衣装を着ており、トルコ女性に特徴的な容姿に基づいて作られる。      「伝統 全文をよむ

2010-11-15 修復終わったミフリマーフ・スルタン・モスク、エルドアン首相出席で礼拝再開 (Radikal紙)

ワクフ省による修復作業を終えたエディルネカプのミフリマーフ・スルタン・モスクで正午の礼拝が行われ、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相臨席のもと開所式が行われた。      開所式には、国務大臣兼副首相のビュレント・アルンチ氏、国務大臣ハヤティ・ヤズジュ氏、イスタンブル県知事ヒュセイン・アヴニ・ムトゥル氏、イスタンブル広域市長カーディル・トプバシュ氏と、ファティフ区長ムスタファ・デミル氏も参加した。      エルドアン首相は礼拝のあと、モスクの前に集まった市民らに演説し、ミフリマーフ・スルタン・ 全文をよむ

2010-11-15 キュタフヤ陶器の巨匠ストゥク・オルチャル氏、死去 (Zaman紙)

キュタフヤ出身の世界的に著名な陶芸家、ストゥク・オルチャル氏が、治療を受けていたイスタンブル・アメリカン病院で亡くなった。国内外で多くの賞を受賞したオルチャル氏は、長い間ガンの治療を続けていたが、最近になって症状が悪化し、その生涯をとじた。      ストゥク氏の葬儀は明日(17日)、エスキシェヒル―キュタフヤ高速道の22キロ地点に位置するセラミク・ハウスで行われる。遺体は簡単なセレモニーの後、正午の礼拝とともにムサッラー墓地に埋葬される予定である。      ■ ストゥク・オルチャル氏について 全文をよむ

2010-10-29 「それでもなんとか」スタート、クルド語学科 (Hurriyet紙)

高等教育機構が「クルド学学科」という名を承認しなかったために、学科の名は「現存言語学科」された。しかし、生徒らの間では「ギリギリ現存Her Şeye Rağmen Yaşayan」言語研究科と言われている。      4人の教員がジンジリエ・マドラサの建物を利用して30人の大学院生にクルド語と文学の授業を行っている。アルトゥックル大学学長であるオマイ教授は「シリア語学科の研究者を見つけるのに苦労している」と述べている。      「ここは、メソポタミアに語りかけている。単にトルコという地域に対し 全文をよむ

2010-10-26 映画「自由の人」ヌールシー役のバー「2カ月『光の書』を熟読した」 (Yeni Safak紙)

サイード・ヌールシーの人生を伝える『自由の人』の主役を演じるミュルシト・アー・バー氏は、四ヶ月間仕事場で『光の書』を読みながら役作りの準備をしたという。バー氏は「熟読したので、ヌールシー師についてより多くの事を理解し、深く感じ始めています」と語った。      サイード・ヌールシー氏の人生を描いた映画「自由の人」の撮影が終了し、そして上映開始が準備されている。映画において、ヌールシー師を生き生きと演じる役者のミュルシト・アー・バー氏は、役作りをどのように準備したかを語った。「ミフラリ」で演じたキ 全文をよむ

2010-10-15 「金のオレンジ」賞、ユジェ監督の「チョウンルク」へ (Hurriyet紙)

今年第47回目が開催された、国際アンタリヤ金のオレンジ映画祭の“最優秀映画賞”にはセレン・ユジェ監督の初作品「チョウンルク」が選ばれた。セレン・ユジェ氏は同時に“最優秀監督賞”をもらい一夜で2つの賞に輝いた。   映画「エンリカ婦人とイタリア人になる方法」内の役でクラウディア・カルディナーレさんが“最優秀女優賞”に選ばれ、金のオレンジ映画祭の47年の歴史上初めて、外国人俳優に賞が送られた。      第47回国際アンタリヤ金のオレンジ映画祭では、初監督作品で重要な賞を獲得した若手監督たちの活躍が 全文をよむ

2010-10-13 トルコ初のロボットお披露目、製作費は100万ドル! (Zaman紙)

サバンジュ大学工学・自然科学部のロボット工学科のケマレッティン・エルバトゥル准教授が率いるチームが、トルコ初の人型ロボット「スラルプ」を発表した。      エルバトゥル准教授は、大学のトゥズラ・キャンパスで行われたプレゼンテーションで、このようなロボットが人間社会の中で人の役に立つよう研究されていると説明。ロボットの開発が2002年に始まり、約5年かかったと話した。このロボットの頭にはカメラがついており、周囲の様子を把握することができる。また腕をつかって目的のものを掴むこともできる。この「スラ 全文をよむ

2010-10-10 「預言者の道」シンポジウム終了 (Zaman紙)

イェニ・ウミット誌とアラビア語で刊行されているヒーラ誌の共催で行われた国際シンポジウムは、多数のセッションが行われ、昨日、終了した。シリア人法学者のM.ワハバ・ズハイリー教授は、ムスリムにとって実生活の中で「預言者のスンナ(慣行)」(正しい行い)が必要であることに触れた。またサイード・ラマザン・アル・ブーティー教授は、無知に基づいた議論は認められないことを強調した。      「預言者の道」国際シンポジウムは、イェニ・ウミト誌とヒーラ誌の共催で、イスラム世界の重要なイスラム法学者たちが集まり、昨 全文をよむ

2010-10-08 文化観光省、エヴリヤ・チェレビー『旅行記』回収理由を説明 (Milliyet紙)

国民教育相のニメト・チュブクチュ大臣は、欧州評議会が" 21世紀の人類に影響を与えた最重要人物20人のうちの一人" として選んだ有名な旅行家、エヴリヤ・チェレビーの『旅行記』が、トルコで国民教育省によって"卑猥"とされ回収されたという噂について回答した。チュブクチュ教育相は「様々な出版社から出版された本には、(旅行記の中から)バラバラの章がおさめられており、それらの本の間には共通性がない。このため、学生用の『旅行記抜粋』は学生レベルにあわせ教育的に作られるのがふさわしいと判断した」と語った。   全文をよむ

2010-10-06 本当だった・・・イスタンブルの都市伝説 (Radikal紙)

イスタンブル男子高校の地下から、ビザンツ時代の教会と思われる建造物と2つの通路が見つかった。しかし貴重な歴史的遺産を修復したいという提案は、イスタンブル2010欧州文化首都実行委員会によってうやむやにされたままだ。      オスマン朝時代の1897年にフランス人建築家アレクサンドル・ヴァローリーによって建てられたイスタンブル高校(イスタンブル男子高校)の歴史ある校舎は、その華麗な外観で見る人を魅了するだけでなく、地下にも歴史を秘めていた。その貴重な歴史的遺産をハベルチュルクが明らかにした。ハベ 全文をよむ

2010-10-02 カラス退治に鷹?―トプカプ宮殿オルタイル館長の妙案に賛否 (Hurriyet紙)

イスタンブル・トプカプ宮殿博物館長イルベル・オルタイル教授が宮殿に被害を与えているカラスに対し「鷹を使った対抗策」を取ろうとしていることに対し、ヴェイセル・エルオール観光森林大臣が支援することとなった。エルオール大臣は、「オルタイル氏が正式に申請してくれば、我々が鷹を見つけてくる。我々はホオアカトキさえ見つけ、シリアに送ったことがある」と述べた。      ■「オルタイル氏は間違っている」   カーディル・エンギン黒海狩猟・野生生物連盟会長はオルタイル氏の提案する解決法は間違っていると述べ、「カ 全文をよむ

2010-09-30 トルコ国内初のクルド語学術論文、刊行 (Radikal紙)

アルトゥクル大学から刊行された学術雑誌にクルド語論文が掲載された。      マルディン・アルトゥクル大学・社会科学系研究科が手がけた「Mukkadime」という雑誌が刊行された。この雑誌にはクルド語論文を含め、12の学術論文が掲載されている。      イブラヒム・オズジョシャル社会科学系研究科科長は、大学のビジョンと目標における重要な活動のうちの一つが学術雑誌の刊行であると述べた。      雑誌によって新しい学術的伝統と新しいタイプの学者を作り出すことを目標としていているが、その目標の何分 全文をよむ

2010-09-29 第9回サイード・ヌールスィー・シンポジウム、まもなく開催 (Yeni Safak紙)

第9回サイード・ヌールスィー(ベディユズザマン)シンポジウムは2010年10月3日、日曜日に開かれる。このシンポジウムは、世界40カ国近くから250名ほどの研究者が参加するベディユズザマン・サイード・ヌールスィーに関して最も名声が高いものであり、イスタンブル文化科学財団が主催し10月3日、日曜日10時30分から、収容人数2万人のイスタンブル・アタキョイ・シナン・エルデム・スポーツ複合施設で開かれる。インターネットサイト、Moralhaber.netから当日のシンポジウムの様子が生中継される。   全文をよむ

2010-09-27 新装なったペラパレスホテル、エルドアン首相がテープカット (Yeni Safak紙)

エルドアン首相は、新装したペラパラスホテルのテープカットを行った。アタテュルクが生きていた頃に滞在していた101号室も訪れた同首相は、アタテュルクにまつわる特別な品々を視察した。      エルドアン首相は、新装になったペラパレスホテルのテープカットを行った。同首相は、ホテルの入口前で開館のテープカットの際に行ったスピーチのなかでホテルの初めての改装がイフサン・カルカヴァンとその家族により行われたとし、次のように話した。「ペラパレスホテルは、歴史上の大変重要な会合を執り行ってきた。特に我々の共和 全文をよむ

2010-09-27 セゼン・アクス手術後の病状は良好、コンサートはキャンセル (Milliyet紙)

セゼン・アクスの健康状態      「膵臓の末端の組織と『粘液性嚢胞腺腫』という嚢胞のひとつを摘出した。セゼン・アクスの健康状態は良好、普通病棟にいる」有名歌手のセゼン・アクスの手術が行われた病院から、書面による発表が行われた。発表は以下のとおりである。「セゼン・アクスは2010年9月26日に外科手術により膵臓の末端の組織と『粘液性嚢胞腺腫』という嚢胞のひとつを摘出した。セゼン・アクスの健康状態は良好、普通病棟にいる」       コンサートはキャンセル      彼女が来月行う予定だったコンサ 全文をよむ

2010-09-22 イスタンブル・トプハーネの画廊で襲撃事件―背景は「?」 (Hurriyet紙)

イスタンブル・トプハーネのボアズケセン通りで、一昨日晩5つのアートギャラリーが襲撃された。襲撃に加わった7名は逮捕されたが、その後、検察によって釈放された。ギャラリーの所有者は、そのグループが「組織的」であったことを、以前からここを出るように脅しをかけられていたと語る一方で、襲撃実行犯たちも、屋外での飲酒、騒々しかったことを理由として述べている。      トプハーネにギャラリーがあるデルヤ・デミルさん、シネム・ヨルクさん、ナズム・ヒクメット・リチャード・ディクバシュ氏、イェシム・テュランル・ヌ 全文をよむ

2010-09-21 オスマン家の祖、エルトゥールル・ガーズィー記念ソユト祭に、重要政治家集合 (Yeni Safak紙)

激しい議論を繰り広げた国民投票を終えて、政界はエルトゥールル・ガーズィー祈念ソユト祭で一堂に会した。数千人が参加したこの祭典では、団結や連帯を強調する声が多く聞かれた。      第729回エルトゥールル・ガーズィー祈念ソユト祭の最終日には大物政治家らが名を連ねた。祭典には政府を代表してビュレント・アルンチ副首相兼国務大臣とファルク・チェリキ国務大臣が参加したほか、民族主義者行動党(MHP)のデヴレト・バフチェリ党首や大統一党(BBP)のユルマズ・トプチュ党首も参加した。朝早くから始まった式典の 全文をよむ

2010-09-20 ブルサ近郊のカラバシュ・テッケでセマー(旋舞)、毎日公開 (Yeni Safak紙)

1500年代にヤクプ・チェレビに建設され、その後長い間活動をおこなっていなかった聖カラバシュ修道場が再建され、連日セーマ(旋回舞踊)を催す文化発信地となった。修道場でブルサ県メヴラーナ文化普及・活性化協会のメンバーによるボランティアで実現されたこの催しは、世界中から訪れる外国人旅行客の関心を集めている。      カラバシュ修道場は、ヤクプ・チェレビによって建設され、同氏が書き記した「カラバシュのタジュウィード(コーラン正誦法)」という書名に因んで、「カラバシュ」という名となった。この歴史的な修 全文をよむ

2010-09-20 「マルディンのマドラサ遺跡」ファッションショー論争 (Milliyet紙)

有名なデザイナージェミル・イペックチが9月25日土曜日由緒あるマルディンのマドラサ遺跡で行う予定で、有名なモデルも登場するファッションショーに市内で様々な批判がおこっている。      マルディン商工会議所メフメト・アリー・トゥタシュ会頭は、アルコールを取り扱わないために実施に不都合はないとした一方、マルディン県の宗務局職員メフメト・クズルカヤはコメントを控えた。シリア正教会のサーリバ・ウズメン府司教は「我々の修道院でファッションショーを開催したいとしたならば許可しなかった」と述べた。      全文をよむ

2010-09-19 ドイツ、映画フレムデをオスカー候補作に選ぶ (Radikal紙)

■「フレムデ」がドイツの候補に      シベル・ケキッリがヒロインを演じたトルコ名「アイルルック」(ドイツ名「フレムデ」)が、アカデミー外国語映画賞候補のドイツ出品作品として選ばれた      ドイツ映画協会のスポークスマンがミュンヘンで発表を行い、独立審査員が「アイルルック」をオスカー候補へのドイツ出品作品として選んだことを明らかにした。   「アイルルック」の監督のフォー・アラダウ氏も、「アイルルック」がドイツ出品作品として選ばれたことをうけ、「信じられないほど誇らしい」とコメントし、アメ 全文をよむ

2010-09-11 バルバロス(赤ひげ)の生涯、3Dアニメ化へ (Radikal紙)

バルバロス・ハイレッティン・パシャの物語が全39編、各24分ずつの構成からなる3Dアニメとなってシリーズ化される。      オスマン海軍の有名な提督の一人バルバロス・ハイレッティン・パシャの物語が全39編、各24分ずつの構成からなる3Dアニメとなってシリーズ化される。   アニメ映画では、ファーティフ(メフメト2世)、ヤヴズ(セリム1世)、そしてカーヌーン(スレイマン1世)の各時代のオスマン帝国と世界各国との関係や歴史的に有名な城塞や艦隊なども登場する。   アニメ映画化プロジェクトを企画した 全文をよむ

2010-09-10 入場者第一位はトプカプ宮殿博物館―文化観光省発表 (Yeni Safak紙)

 文化観光省の発表によると、300を超える博物館・遺跡への訪問者数が今年は21%増加した。入場者数第1位はトプカプ宮殿で 1708,167名であった。       文化観光省に登録する300ヶ所以上の博物館・遺跡への訪問者数が2010年7月度で前年比21%増となり、約1,500万人に到達した。博物館・遺跡の入場料収入も22%増であった。文化観光省独立採算資金調達局トルガ・トゥイルオール局長はトルコへの観光活動の高まり以上に、2010年の博物館・遺跡への訪問者数がプラスを記録したと述べた。     全文をよむ

2010-09-09 U2ボノ、トルコ講演を終えメッセージ、「なぜエルドアンの招待をうけたか」 (Hurriyet紙)

エルドアン首相との面会を果たしたU2のソリストであるボノは、それに対する特別な手記を、英語で発行されたヒュリエット・デイリー・ニュース新聞に送った手紙で公開した。      ボノはその手紙を、デイリー・ニュースの出版責任者であるデイビッド・ジュドソンと、トルコの「国民的花婿」として知られ、デイリー・ニュースにコラムを書いている元ヨーロッパ議会メンバーのオランダ人ジョースト・ラゲンドジクに向けて書いた。トルコでの三日間、そしてコンサートの間、政治に干渉することを避けたボノは、国民投票に関連付けられ 全文をよむ

2010-08-31 大学入学手続きはじまる (Zaman紙)

大学への入学手続が本日開始する。トルコにある全ての大学の入学手続きが8月31日から9月7日の間で行われる。      学生入試センターは、合格した受験者の写真付きの受験結果票を、受験者が振り分けられた大学の学長宛てに発送した。大学に合格した受験者は、試験結果の書類に記載されている所定の期日内に入学手続きをする必要がある。受験者は手続きの際身分証明書と住民票は必要ない。      合格者たちは試験結果書類に明記された期日内に手続する必要がある。その際身分証や住民票は必要ない。手続には受験者自身が合 全文をよむ

2010-08-29 ヘイベリ島のギリシャ正教神学校で特別展開催 (Radikal紙)

長年議論の的となっているヘイベリだが、ギリシャ正教神学校はこの30年間で初となる「イスタンブルを跡付ける」と題された特別展のためその扉を開ける。      アダラル役場(訳注:イスタンブル県の島々を管轄する)から得た情報では、特別展はヘイベリ島のギリシャ正教神学校はイスタンブルにあるギリシャ総領事館、アテネ市庁、「テクノポリス」文化協会が主催し、ホワイト・フォックス社が運営管理を行っている。「イスタンブルを跡付ける」と題する特別展の代表責任者は芸術家であり歴史家でもあるアイリス・クリティコ氏が務 全文をよむ

2010-08-23 「8カ国、8監督による建築家シナン」フィルム・プロジェクトはじまる (Hurriyet紙)

ドキュメンタリードラマ・プロジェクト「8カ国、8監督による建築家シナン」の撮影がイスタンブル2010年欧州文化首都の援助によって始まった。      このプロジェクトは、我々の建築と芸術の歴史において非常に重要な地位を占めるオスマン朝時代の宮廷建築家頭、ミーマール・シナンの国際的な知名度を高めることを目標としている。このドキュメンタリーはオスマン帝国の下にあった8つの国(トルコ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、ブルガリア、ギリシャ、ウクライナ、シリア、イスラエル‐パレスチナ、ハンガリー)で、8人の監 全文をよむ

2010-08-23 歌手セゼン・アクスの病気は深刻・・・―クッシング症候群と診断 (Milliyet紙)

セゼン・アクスは膵臓癌であるという噂を否定し、「軽い病気」と話していたが、副腎の病気「クッシング症候群」をわずらっていることが明らかとなった。アクスは、高血圧や筋力の低下、倦怠感といった症状をもたらしているこの病気のために、近々アメリカで治療を受ける予定である。 全文をよむ

2010-08-20 4000年前のガラス発見―キリス遺跡 (Radikal紙)

キリスのオイルム・ホユクにおける発掘で、ガラスがアナトリアでは最も早い時期から容器に使用されていたことを示す考古遺物が出土した。      イスタンブル考古学博物館研究員で、オイルム・ホユク発掘団の代表を務める考古学者のシェニズ・アティキ氏は、ガラスが自然の状態-すなわち黒曜石や水晶で発見されたことから、ガラスがかなり早い時代から認知され、いくつかの道具の製作に用いられてきたことがわかると語った。      アティキ氏は、砂、炭酸ナトリウム、石灰石などの混合物から得られた人工的なガラスが知られる 全文をよむ

2010-08-20 墓廟展始まる―トプカプ宮殿にて (Zaman紙)

長い間、墓廟・博物館局の倉庫に眠っていた、スルタン、官僚、スルタンの娘たち、聖人たちの墓廟から集められた品々の一部の展示が、トプカプ宮殿の特別展示室で、「永遠への扉-墓廟」と題され始まった。墓廟展は9月19日まで開催される。      19世紀に墓廟で客人をもてなすために使われた、黄色の下地に色とりどりの花で飾られたアシュレ(トルコの伝統菓子)用深皿、エユプ・スルタンの埋葬場所の発見を描いた、アラビア語スルシー体で書かれた書道作品…。さらには1500年代に、預言者の墓の覆いから作られた礼拝用の縁 全文をよむ

2010-08-19 スレイマニエ・モスク、創建454年で最大の補修工事 (Radikal紙)

ミーマール・スィナン自身が「親方時代の作品」と称したスレイマニエ・モスクで、創建454年の今年、最大規模の補修工事が行われている。      ミーマール・スィナン自身が「親方時代の作品」とと称し、世界中の建築で最も優れた作品の一つであるスレイマニエ・モスクがその454年の歴史で最大規模の補修工事を行っている。工事は年末に終了予定。      ローマ、ビザンツ、オスマン各帝国の文化遺産を誇るイスタンブルが2010年欧州文化首都になる準備の一環として、第一ワクフ支局が2007 年に始めたスレイマニエ 全文をよむ

2010-08-18 「ビザンツ最後の城砦」発掘はじめる―トルコでの関心はなぜ、低い? (Radikal紙)

イスタンブルで中世から残っている唯一の城砦ポイラズキョイのヨロス城砦。長年放置されていたビザンツ城砦で発掘が始まった。発掘主任は、世界中が発掘に関心を寄せているが、トルコでは全くないと述べている。      ある作業員は土を篩にかけている。ある考古学者はオスマン時代から残っていると推測されている水道管をブラシで掃いている。ある建築家は記録をとり、美術史家は計測をしている。テープがひかれており、重要な場所は鉄の扉で保護されている…。ビザンツ時代の最後の城砦ヨロスではこのような光景が見受けられる。  全文をよむ

2010-08-17 TRTアヴァズ、アルバニア語とボスニア語の放送を開始 (Zaman紙)

中央アジアからバルカン半島にわたる地域で2億5000万人に視聴されているTRTアヴァズ局は、アルバニア語とボスニア語によるニュースの放送を開始した。      TRTアヴァズ局のコーディネーター、アドナン・スュエル氏は、およそ1年前に放送が始まったこのテレビ局では今日までにアゼルバイジャン語、カザフ語、キルギス語、ウズベク語、トルクメン語、そしてトルコ語の番組がつくられてきたと述べ、この間のニュース番組についてはトルコ系の言語でだけ放送されてきたと話した。スュエル氏は、TRTアヴァズ局が放送開始 全文をよむ

2010-08-17 「トルコ人のオスマン帝国への見方がかわった」AP通信 (Hurriyet紙)

世界最大手の通信社の一つであるAP通信は、トルコにおいて近年見られるオスマン朝時代に対するアプローチの変化に関し、興味深い分析を報じた。以下がその分析の概要である。      今月ミュージシャン、ダンサー、アクロバットや仮装を行なうパフォーマーら100人が、かつてのスルタンの住まいであったトプカプ宮殿の周辺で、オスマン朝時代を想起させるようなショーを行なっている。また、イスタンブルの国際空港ではオスマン詩に関する展示が行なわれている。帝国領のあらゆる地域の味覚を、完璧なまでに融合させたオスマン宮 全文をよむ

2010-08-16 スメル修道院で、88年ぶりの祭礼 (Milliyet紙)

ギリシャやロシア、グルジアから訪れた正教徒たちは、昨日(15日)聖母マリアが天に昇ったとされる8月15日(生神女就寝祭、いわゆるカトリックの聖母被昇天祭)を、88年振りにスメル修道院での典礼にて祝った。      信徒が集まってくると、それまで雲におおわれていた中庭に太陽が差し込み、バルトロメオス総主教の立つ祭壇そして辺り一帯をゆっくりと包み込んでいく。神は、最後の言葉を述べているのだ、たぶん、「みな、同じ太陽の下に照らされている」と。      石畳の道で有名なトラブゾンのマチカでは、その日は 全文をよむ

2010-08-15 大学入試、15万人分の欠員あり (Zaman紙)

大学振り分けの結果によると、全体で学士プログラムに327,869人、準学士プログラムに233,134人が合格した。      全体で561,000人の受験生が大学生になる一方で、学士プログラムに33,099人、準学士プログラムに77,702人の計110,801人分の欠員があった。1回目の振り分けで合格者数が大学側の募集定員を下回ったため欠員を埋める追加の振り分けが9月と10月に行われる。一方で、2回目の振り分けに、様々な大学で新たに開設された学部が加えられるため、欠員数は15万人になると予想され 全文をよむ

2010-08-14 イスタンブル・チャタルジャにギリシャ・トルコ間の「住民交換博物館」、開設へ (Yeni Safak紙)

イスタンブル2010欧州文化首都(AKB)本部の文化遺産・博物館管理局の取り組みの中で、ローザンヌ住民交換財団とチャタルジャ区自治体が協力し、トルコで初めての「住民交換博物館」を開設する。イスタンブル2010欧州文化首都本部の関係者はこの件に関して実施した会見で、この博物館は、ギリシャ・トルコ間で相互に交換された住民と、彼らの第1、第2、第3世代の親戚のために移住とそれ以前の文化的、民俗的生活の要素を保護し、展示することで、次世代に伝える目的で設立する、と発表した。今年の11月にオープンする予定 全文をよむ

2010-08-14 大学入試マラソン終了、76万3千人大学に入学へ (Zaman紙)

大学入試の受験生らが緊張とともに待ちわびた大学振り分けの結果が発表された。学部決定試験(LYS)に基づいて110万4千人の受験者の中から76万3千人が大学に合格した。学校1位の7917人のうち1467人がどの大学にも合格できなかった一方で、学部への振り分けでは女子がまた上位だった。県ごとに見ると、アンタリヤがトルコ全土で1位となった。       学部決定試験(LYS)に基づいた大学振り分けの結果が発表された。大学入試(ÖSYS)に申し込んだ158万8千624人の受験生のうち、76万3千516人 全文をよむ

2010-08-13 バレーボール女子リーグは、「バヤン」リーグかカドゥン「リーグ」か?―トルコ語論争 (Radikal紙)

スポーツ界で、バヤン(婦人)の代わりにカドゥン(女性)という呼称を使う傾向が、最近広がっているが、それと同時に議論も巻き起こっている。      バスケットボール連盟が3月に行った決定により、「バヤン」リーグの代わりに「カドゥン」リーグという表現を使うと発表した後、バレーボール協会からは、「リーグの登録名称で、「バヤン」という表現が使われている。「バヤン」リーグと表現され続けるべきである。」という発言がなされた。これにより、この件に関する議論が再び巻き起こった。専門家の多くは、「カデゥン」の方が 全文をよむ

2010-08-12 オスマン朝最古のワクフ文書発見―マケドニア・オフリザーデ家 (Milliyet紙)

■最古のオスマン朝時代のワクフ文書、519年ぶりに明らかに      マケドニア南西部オフリの最古の家系の一つ、オフリザーデ家に関するワクフ文書が見つかった。マケドニア国立公文書館が『オフリザーデ家600年の歴史』というタイトルで出版した書籍には2005年に国立公文書館に収められたワクフ文書の写真版が含まれている。      この「イマ―レット(複合施設群)」には、征服王スルタン・メフメト2世に捧げられたモスクのほか、隊商宿、寄宿施設、ハマム、学校、店舗、各地にある不動産が含まれ、シナン・ユスフ 全文をよむ

2010-08-11 「ちゃんとしたトルコ語を話せ!」ラジオ・テレビ高等機構、TVドラマに警告 (Radikal紙)

ラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)は、「トルコ製」というタイトルのテレビドラマで使われているトルコ語が間違っていると指摘し、放送元のショウTVに説明を求めた。      RTÜKが指摘したのは、ドラマ「トルコ製」の主人公であるアビイェ、エルマン・クズ夫妻の話す「間違ったトルコ語」。二人の使う単語や表現を一つ一つリストアップしたRTÜKの専門家たちは、わずか2話の中で誤った表現が81もあると明らかにした。   RTÜKは、ショウTVが今後15日以内に提出する説明が十分でないと判断された場合、「青少 全文をよむ

2010-08-11 オルハン・パムク「わたしの名は紅」、舞台上演へ (Hurriyet紙)

サラエボ国立劇場で、オルハン・パムクの小説「わたしの名は紅」が舞台上演される。      サラエボ国立劇場では、ノーベル文学賞受賞者オルハン・パムクの小説「わたしの名は紅」が来シーズンに舞台上演される。   マケドニア人のマルティン・コチョヴスキ氏の監督のもと準備が進められ、イスタンブル市立劇場のビルゲ・エミン氏が舞台用に翻案した「わたしの名は紅」のリハーサルが、マケドニアのビトラで始まった。劇では、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、モンテネグロ、スロヴェニア、イタリア、そしてトルコの役者た 全文をよむ

2010-08-10 最初の断食礼拝は今晩―ラマザン月、はじまる (Zaman紙)

神聖なるラマザン月の最初の断食礼拝が今日の夕方行なわれる。また今夜各家庭ではサフル(夜明け前の食事)が大いに振る舞われることだろう。アリ・バルダクオール宗務庁長官は、イマーム・ハティプ校関係者らの礼拝時における規則の遵守、女性専用の礼拝場所の設置、子供の心を傷つけたり攻撃するような態度の自粛を求めた。      11の月のスルタンであるラマザンが、天恵と栄光をたたえてやって来た。我々は今日の夕方には最初の断食礼拝のためにモスクに急ぎ、夜中には神への祈りを捧げながらサフルのために起きることだろう。 全文をよむ

2010-08-09 2.4メートルのヤタガン製ナイフ、ギネスブックへ申請中 (Radikal紙)

デニズリ県セリンヒサル郡に位置するヤタアン町で今年で17回目を迎える「ナイフ職人祭・ケフェ夏営地祭」に、職人たちが作り上げた巨大サイズのナイフ、折りたたみナイフ、のこぎり、庭バサミが出品された。      民族行動主義党(MHP)党員でヤタアン町長のトゥンジェル・トゥンチビレクは、巨大なナイフでギネス世界記録に応募すると話した。      数百年前からトルコ軍のために兵器を製造しているヤタアンのナイフ職人たちがナイフ職人祭・ケフェ夏営地祭のために約1ヶ月かけて作った巨大サイズの猟銃、折りたたみナ 全文をよむ

2010-08-07 食用ひまわりの種乾燥中、車はご遠慮を (Radikal紙)

イネギョルで食用ひまわりの種を乾燥させるスペースを確保できなかった生産者らが約500メートルにわたって道路を封鎖しひまわりの種を敷き詰めた。      ブルサ県イネギョル郡の村々では、農家が収穫した食用ひまわりの種を乾燥させる場所を確保できず、乾燥作業のため500メートルにわたって道路を封鎖した。郡の中心に位置するトゥルグラップ地区のイネギョル・スポーツセンターから芝生グラウンド間の500メートルの道路にひまわりの種を敷き広げた農民らは道路の両端に自動車やトラクターを置いて通行止めにした。   全文をよむ

2010-08-03 ボスフォラス海峡の海底を流れる「水中の川」発見―英研究グループ (Radikal紙)

黒海の海底を流れる、世界で唯一活動中の水中の川は、世界の川とは違ったかたちで流れている。国会の海底に水中を流れる大きな川が見つかった。川は地中海からボスフォラス海峡を通って黒海の深地に流れ込んでいる。これは現在までに見つかっている唯一の水中を流れる川である。      イスタンブルのボスフォラス海峡から黒海へまっすぐ海底を流れる深さ約36メートル、全長37キロメートルの川の堆積物の割合はロンドンの有名なテムズ川の350倍以上であることがわかった。イギリスのリーズ大学の科学者らはイスタンブルのボス 全文をよむ

2010-08-02 出生の村にモスク複合施設オープン―政府によるサイード・ヌ―ルスィ―・プロパガンダ (Radikal紙)

ビトリス県のヒザン郡にあるヌルス村にできた「ベディユッザマン・キュッリイェスィ(モスク複合施設)」がオープンした。      サイード・ヌールスィーが生まれたヌルス村につくられたモスク複合施設のオープンセレモニーには、ビトリス県のヌレッティン・ユルマズ知事、ヒザン郡のムスタファ・アディル・テケリ知事、サイード・ヌールスィーの弟子のアブドゥッラー・イェイン氏、アフメト・アイティムル氏、メフメド・フルンジュ氏や、ロシアやインドネシアからから来たイスラム教徒の観光客、トルコ各地から来た人々が参加した。 全文をよむ

2010-07-30 女子高生のスカート丈5センチ伸びます―人気TVドラマ「小さな秘密」 (Milliyet紙)

チャンネルDで、高視聴率を記録しているドラマ「小さな秘密」の中で、生徒たちが着用しているスカートの丈が第5話から長くなることが決まった。この決定は製作会社が受けた批判を考慮した結果であるという。      チャンネルDで、第1話から高視聴率を記録している連続ドラマ「小さな秘密」のなかで、高校生役の少女たちが着用しているスカートの丈が長くなっている。「学生たちの服装が過激である」という批判を受けた製作会社が、丈を長くすることを決定したという。    シネム・コバル、ブラク・オズチヴィット、イペキ・ 全文をよむ

2010-07-30 イスタンブル、世界遺産から抹消の危機を免れる (Zaman紙)

ユネスコ(国連教育科学文化機関)は、歴史地区が危機的状況にあり、イスタンブルを世界遺産リストから抹消するべきだという請求を、満場一致で否決した。      ブラジルで開かれた世界遺産委員会は、文化省とイスタンブル広域市が実施した取り組みを高く評価し、イスタンブルを危機遺産リストに登録する必要はないと判断した。ただ、トルコに対し、今後のためにいくつかの要求がなされた。ユネスコは金角湾メトロ架橋プロジェクトを、自然環境と歴史的景観を壊さないものに変更するよう求め、オスマン時代の木造住宅の保存も含めた 全文をよむ

2010-07-28 イスタンブル観光スポット、一番人気は「地下宮殿」 (Radikal紙)

イスタンブルで旅行者が最も多く訪れる場所の筆頭は、地下宮殿、ミニアチュルク(ミニチュア・パーク)、パノラマ1453博物館である。      イスタンブル広域市文化協会により行われた会見で、ヨーロッパ諸国の経済危機の影響で、1月にイスタンブルを訪れた旅行者数は4.6%減少した一方、ミニアチュルク、パノラマ1453博物館、地下宮殿の来場者数は去年の上半期より11%増加したと述べた。2009年の上半期にはこの3つの博物館の来館者数は137万7162人だった一方、2010年上半期の来館者数は151万48 全文をよむ

2010-07-25 バフチェシェヒル大学コミュニケーション学部、国際文化計画に関係 (Radikal紙)

コミュニケーション学部は多くの文化的プロジェクトを実行している。このおかげで、学生たちは卒業前に国際的な仕事に従事することができている。文明研究センターと共同で進めているエヴリヤ・チェレビと世界文明のドキュメンタリー映画は、学生たちが活躍しているプロジェクトの一つである。      バフチェシェヒル大学コミュニケーション学部は、2010年から2011年の学年度において423名の学生を募集する。この学部は、専門的な設備により学生たちに実践的な教育を得る機会を与えるだけでなく、ヨーロッパの諸大学間で 全文をよむ

2010-07-23 4000年前の脳施術後の頭蓋骨発掘―カイセリ・キュルテペ遺跡 (Milliyet紙)

カイセリ-シバス国道沿いのキュルテペ遺跡調査で発見されたアッシリア商人の白骨を調査した結果,この人物は約4000年前,頭部の膜の炎症を治療するために,頭蓋骨の開窓手術を受けていたことが判明した。   アンカラ大学のフィキリ・クラクオール教授(言語・歴史・地理学部,考古学科)は,アナトリア通信の特派員に対し,1948年から継続的に行われているキュルテペ/カニシュ・カールム(商人居留区)の発掘地区で,2010年の調査が始まり,発掘初日に非常に重要な墓が発見されたと語った。クラクオール教授は,注意深 全文をよむ

2010-07-19 ファズル・サイ、「アラベスク音楽は幼稚」発言で物議 (Yeni Safak紙)

アフメト・ハカンとファズル・サイ、戦闘突入      ファズル・サイが「アラベスク音楽は幼稚であり私には恥ずかしい」とコメントし反発を呼んだ。ツイッターのページからコメントをしたサイに対し、アフメト・ハカンが返答し、緊張が生まれた。      そしてサイは再びより物議を醸しそうなコメントを発表した。「僕は音楽で自己表現をしている。そのことを世界じゅうが知っている。君にはその能力がない。そのことをトルコじゅうが知っている」最初のコメントはファズル・サイ自身のツイッターのページから発表された。「自分 全文をよむ

2010-07-13 外来語を捨て、トルコ語で言おう―トルコ言語協会の新単語リスト (Radikal紙)

トルコ言語協会(TDK)は氾濫する外来語への対策として、これらの代替語をリストアップしたガイドを提示した。これによると、zapping(チャンネルをガチャガチャ変えること)の代わりにgeçgeç、prime time(プライムタイム、ゴールデンタイム)の代わりにaltın saatler、eküri(同業者の集まり、同じ組織に属するもの)の代わりにahırdaşという言葉を使用するようになる。      トルコ言語協会(TDK)は、外来語への代替語を『外来語への対応リスト』としてまとめた。そして 全文をよむ

2010-07-12 ダブル・ディグリー取得の大卒者、急増中 (Radikal紙)

トルコ国内及び海外で学ぶ機会を提供し、2つの学位の取得を可能にする高等教育プログラム(ダブルディグリー)を選択する学生が年々増加している。      国際共同学部及び大学院課程プログラムは、2003‐2004年教育年度に諸大学において定員を305人として開始され、現在では全1961人の学生が教育を受けている。      共同学位プログラムの数は、高等教育機構(YÖK)が今年12の共同の学部予備課程プログラムの開設を承認したことを受け増加した。トルコ国内の大学には全97の共同学位プログラムが存在す 全文をよむ

2010-07-10 大人気!トルコ製ゲーム「マウント&ブレード:ウォーバンド」売上絶好調 (Radikal紙)

中東工科大学テクノケントで開発された「ウォーバンド」というゲームの売り上げが、3ヶ月で10万ドルに達し、祝賀集会で「バッタル」と「クルチ・ベイ」の一騎打ちショーが行われた!      中東工科大学テクノケントで活動するテール・ワールド社でトルコ人ゲーム開発者が作った「マウント&ブレード:ウォーバンド」というゲームの売り上げが、世界中で3ヶ月の間に10万ドルに達した。      「マウント&ブレード:ウォーバンド」は、世界で最も大規模な電子ゲーム配信サイト「スティーム」で、数百万ドルの予算で開発さ 全文をよむ

2010-07-10 カラギョズ劇のカラギョズとハジヴァット、ブルサで商標登録 (Zaman紙)

影絵芝居であるカラギョズ劇のカラギョズとハジヴァットが、ブルサ広域市の努力によりブルサのものとして商標登録された。レジェプ・アルテペ・ブルサ広域市長は、カラギョズ博物館で行われた記者会見でカラギョズとハジヴァットという名前が商標登録されたと発表した。      会見はカラギョズ、ハジヴァット、バルシュ・マンチョが登場する影絵芝居の公演で始まり、アルテペ広域市長はブルサが歴史を大切にしている点で他の都市に手本となっていると説明し、「我々の多彩な文化の中で重要な位置を占めるカラギョズとハジヴァットは 全文をよむ

2010-07-08 サイード・ヌールスィーの生涯、映画化へ (Yeni Safak紙)

サイード・ヌールスィーの生涯をテーマに取り上げた映画、「自由なる男」の撮影がスタートした。    映画「ミンイェリ・アブドゥッラー」で監督デビューした脚本家で監督でもあるメフメト・タンルセヴェル氏が、20年ぶりの復活を遂げる。    ハベルトゥルク紙によると、タンルセヴェル監督は今回、サイード・ヌールスィーの生涯をテーマにした映画「自由なる男」で観客と向き合うことになる。      ■ミュルシト・アー・バーが出演       メフメト・タンルセヴェル氏、メフメト・ウヤル氏、アフメト・チェティン氏 全文をよむ

2010-07-05 マルディン・アルトゥク大学竣工式、アラビア語、クルド語・シリア語で祈り (Zaman紙)

YÖK(高等教育機構)の許可により、トルコ初の公式クルド語教育を始めるマルディン・アルトゥクル大学で盛大な竣工式が執り行われた。アクレス地区に設立されたキャンパス内で行われた竣工式は、マルディン・アルトゥクル大学学長のセルダル・ベディイ・オマイ氏が来賓らにアラビア語、シリア語、クルド語、そしてトルコ語で挨拶をして始まった。      約3時間に及んだ式のオープニングスピーチを行ったセルダル・ベディイ・オマイ学長は、マルディンの歴史と文化的背景に着目した。オマイ学長は開会式の参加者にアラビア語、ク 全文をよむ

2010-07-05 ハッキャーリ大学でクルド語教育 (Yeni Safak紙)

ハッキャーリ大学は、同大学の専任教員に対し、英語に加えてクルド語教育を行っている。学長側は、トルコ各地の大学で博士課程に所属する60人近くの教員と研究員をハッキャーリー大学に招聘した。      この1週間、ハッキャーリ大学に所属する教員に向けて平日毎日行われている英語学習クラスに加え、1日1時間、クルド語学習クラスが行われている。同地域の住人が話すクルド語を、ハッキャーリ出身のハリト・ヤルチュン氏が授業する。短期間でクルド語の簡単な会話をし始める員たちに、クルド人作家M・レシット・アイダ氏の本 全文をよむ

2010-07-01 国民教育省、『エヴリヤ・チェレビー旅行記』を「卑猥」表現理由に回収 (Hurriyet紙)

エヴリヤ・チェレビーの有名な「旅行記」のいくつかの章に「卑猥な表現」があるとして、回収すべきであるとの議論が起こっている。共和人民党(CHP)は国会質疑としてこの問題をトルコ大国民議会(TBMM)に提出する一方、「旅行記」の出版に取り組んでいたセイト・アリ・カフラマン氏は、「チェレビーの本には卑猥な表現は見当たりません」と語った。トルコ言語協会会長ハルク・アカルン氏も「そのような箇所は断じてありません」と話した。      ■セファ・カプラン氏の話   ユネスコは来年(2011年)を「エヴリヤ・ 全文をよむ

2010-06-28 トルコ古典音楽の楽譜7万曲、インターネットで公開へ (Radikal紙)

トルコ音楽文化保存プロジェクトにより、トルコ古典音楽7万曲の楽譜がまとめられ、トルコ音楽基金のインターネットサイトから配信されることになった。      イスタンブル2010欧州文化首都実行委員会トルコ古典音楽部門代表メフメト・ギュンテキン氏は、イスタンブル2010欧州文化首都(AKB)事業の一環として行うプロジェクトに関し会見し、今年は21のトルコ古典音楽関係のプロジェクトを進めていると述べた。そして、「トルコ音楽文化保存」プロジェクトにより、トルコ古典音楽7万曲の楽譜をまとめ、トルコ音楽基金 全文をよむ

2010-06-28 歴史的レジャンス・レストラン、裁判敗訴で立ち退きへ (Radikal紙)

歴史的なレジャンス・レストランの立ち退きに関して行われた訴訟で、裁判所はその必要性を考慮し借用契約の取り消しと被告側の立ち退きを求める判決を下した。      ベイオール第三簡易裁判所で行われた審理には、フィルゼ・ボイネル原告側弁護人とジェヴデト・ダユオール被告側弁護人が立ち会った。審理においてボイネル弁護士は、最高裁判所第六民事小法廷における2009年9月19日の破棄判決に沿って裁判所が決定を下すよう要求すると述べた。      ダユオール弁護士も発言し、原告側の意図は好ましいものではなく、裁 全文をよむ

2010-06-21 ジュムフーリイェト紙主幹イルハン・セルチュク氏、死去 (Milliyet紙)

ジュムフーリイェト紙の主幹であり、主筆であるイルハン・セルチュク氏が85歳で、イスタンブルで亡くなった。      イルハン・セルチュク氏は木曜日にネヴシェヒルのハジュベクタシュ郡で埋葬される予定だ。      イルハン・セルチュク氏は手術を受ける前にジュムフーリイェト紙のコラム欄「ペンジェレ(窓)」で読者に次のような言葉を残し、亡くなった。      「月曜日に本当に手術を受ける。聞くところによると、かなり厳しい手術らしい。もし死んでも悲しみに暮れないことにしましょう。このようなことは起こるも 全文をよむ

2010-06-19 タルカン、アメリカの自宅を売却 (Milliyet紙)

有名歌手のタルカンがニューヨークの自宅を売却。「二度とニューヨークには住めないよ」と言うタルカンは、「実を言うとニューヨークへはもう5、6年以上行ってなかったんだ。あそこでの生活はもうおしまい。終止符を打つことにするよ」と話している。      今年2月、イスタンブルでの麻薬捜査で逮捕されて以降、うつうつとした日々を送っていた有名歌手タルカン・テヴェトオウルが、数日前訪れたアメリカ合衆国から帰国した。長期間カメラにとらえられることのなかったタルカンさんだが、かなり痩せた様子が注目を引いた。帰国時 全文をよむ

2010-06-15 クルド語放送TRT6に出演した歌手ロジン、ヌサイブンでの批判に反発 (Radikal紙)

マルディンのミディヤット郡をコンサートで訪れた歌手ロジンは、TRTのクルド語放送TRT6の番組に出演したためにこの地域で疎外されるようになり、ヌサイブン郡でのコンサートができなかったと話した。ロジンは、「この扱いはあたかも誰かを殴ったり、殺したりしたかのようだ。私達が何をしたというのか」と話した。      開会式への参加とコンサート公演を目的としてミディヤットを訪れたロジンは、TRT6の番組に出演したとして彼女を批判する人々を強く非難すると同時に、質問にも答えた。コンサートの前に短時間の会見に 全文をよむ

2010-06-08 イスタンブルの一大観光地スルタンアフメト地区、車両進入禁止に (Radikal紙)

イスタンブル歴史地区内のスルタンアフメト地区で、車両の立入り制限が、昨日から適用された。      アヤソフィア博物館、トプカプ宮殿、スルタンアフメト・モスクが立ち並ぶ地区への、車両進入が制限されるようになった。公共交通機関や観光バスの歴史地区への出入りは、短時間のみ許可される。観光バスの駐車時間は15分までだ。   ファーティフ区ムスタファ・デミル区長は、昨日から実施が始まった歴史地区の車両進入禁止の取り組みについて、次のように語った:「この地区の交通量(が多かった)ため、こ野地区の歴史的建造 全文をよむ

2010-06-05 「伝説のイスタンブル」展始まる―サバンジュ博物館 (Hurriyet紙)

世界で最も躍動的な都市のひとつであるイスタンブルの秘密を解き明かす、そして1983年の「アナドル文明展」ですら見劣りしてしまう、「伝説のイスタンブル―一首都の8000年」展が、サバンジュ大学サクプ・サバンジュ美術館で始まった。      美術館長ナザン・オルチェル博士は開会式でスピーチを行い、「この展示は私が思い描いていた最も重要なプロジェクトのうちのひとつでした。ある意味、イスタンブルに対して私が感じている恩を、この展示をもって返しているのです」と述べた。      ■展示は9月4日まで   全文をよむ

2010-05-30 ウィーンで修士号取得の二人のトルコ女性、ワクフ制度の重要性を伝える (Yeni Safak紙)

ウィーンで大学の修士課程で建築学を学び、先日卒業したエスラ・オズディルとミュジェッラ・アテシュは修士論文でウスキュダルにあるアティク・バリデ・キュッリイェ(複合施設)について書いた。ウィーン工科大学の技術文献に「ワクフ制度」の概念をもたらした論文の指導教官のサビーネ・プラコルム教授は、バリデ・スルタンら(スルタンの母后)に最も驚いたという。      エスラとミュジェッラはウィーン大学建築学科で建築学を学び、大学院に進学、先日の卒業式の後トルコに帰国した若き建築家である。彼女らが他の多くの建築学 全文をよむ

2010-05-29 イスタンブル征服557周年記念行事、開催―再現劇で征服王も登場 (Milliyet紙)

イスタンブル征服557周年記念で征服王スルタン・メフメト2世の霊廟で記念式典が行われた。ベオグラード門で行われた式典は祈祷で始まり、兵士は軍隊隊の音楽に合わせて防御壁を攻撃した。今年初めてイスタンブルを征服した指導者スルタン・メフメト2世が馬に乗り、後ろにスルタンの師であったアクシェムセッティンと20名の騎士を伴ってイスタンブルに入城するのを再現した。しかし、オスマン帝国が攻撃した防御壁にはトルコ国旗が掲げられた。これも興味深い光景であった。      イスタンブル征服557周年記念で最初に征服 全文をよむ

2010-05-29 ユーロヴィジョンコンテスト、Mangaが2位に (Hurriyet紙)

第55回ユーロヴィジョンコンテストでトルコ代表のManga(マンガ)は、「We could be the same」という曲を披露し、2位という素晴らしい結果を収めた。この結果により、トルコはユーロヴィジョンにおいて初めて2位を獲得したことになる。コンテストで1位になったのは、22番目に出場したドイツであった。      Mangaは14番目に出場し、「We could be the same(ぼくらは皆同じになれる)」という曲を素晴らしいパフォーマンスをもって披露した。歌の披露が終わった後、コ 全文をよむ

2010-05-25 ハンガリー・ペーチ市のオスマン時代のモスク、修復すすむ (Radikal紙)

ハンガリーの都市ペーチにあるオスマン時代に建てられた、歴史的なヤコバル・ハサン・パシャ・モスクが修復された。      ハンガリーの歴史建造物委員会のテレジア・バルディ氏は、16世紀後半に建設されたモスクのドーム部分と水道管が修復され、モスク修復のために300億フォリント(15万ドル)が使われたと話した。      バルディ氏は、ヤコバル・ハサン・パシャモスクのミナレットは財政難のため未だに修復できていないことを明らかにし、イスラム教徒たちが今も礼拝に使っているモスクのミナレットが、一刻も早く修 全文をよむ

2010-05-24 最古の民主主義の遺構、修復進む―アンタリヤのパタラ遺跡 (Radikal紙)

アンタリヤ県のカシュ郡に位置するパタラ古代遺跡にある「リキヤ連邦議事堂」の修復が始まった。      『現在の議会が世界最初の議会を守る』という趣旨でトルコ大国民議会へと譲渡されたアンタリヤのカシュ郡のパタラ古代遺跡にある、世界最古の民主主義の遺構、リキヤ連邦議事堂の修復が始まった。修復後の来年4月23日には、160カ国の国会議長がこの遺構に集まる予定だ。      紀元前2世紀に建てられたリキヤ連邦議事堂は、世界最古の民主主義の遺構として重要性をもっている。リキヤ時代に建てられ、ローマ時代には 全文をよむ

2010-05-21 ヴァン・アクダマル教会、驚異のレリーフ (Radikal紙)

アクダマル教会の壁に描かれたレリーフが調査された。この地域で1100年前に生息していた30種の動物が明らかにされた。これらのレリーフの中には絶滅したアナトリア・ヒョウも含まれる。      アクダマル教会のレリーフはこの地域で1100年前に生息していた動物の多様性を反映していた。ヴァン湖にあるアクダマル島にある教会は異なる研究の資料となった。   ヴァン100年大学(YYÜ)文理学部生物学科助教授のオズデミル・アドゥゼル博士は、「アクダマルの歴史的教会に関する生物学的見解」というテーマの下に行っ 全文をよむ

2010-05-18 YÖK、兵役未完了の研究者に「研究兵役」検討中 (Milliyet紙)

YÖK(高等教育機構)は、まだ兵役を行なっていない研究者を対象に、教員不足の大学で兵役を行なえるような制度の導入を検討している。      YÖK(高等教育機構)ユスフ・ズィヤー・オズジャン機構長が表明していた「研究兵役」の詳細が明らかになりつつある。YÖK中央委員会は、6月に開催予定の会議で、参謀司令本部に、この件に関する公式文書を提出するか否かについて結論を出す見通しだ。この改正が施行されると、兵役未完了の研究者は、一か月の基礎訓練を軍の施設で受けた後、教員不足の大学で講義することで、兵役と 全文をよむ

2010-05-16 ダルブカ奏者ブルハン・オチャル、自らを語る (Yeni Safak紙)

ブルハン・オチャルはこう語る。「15年前はカンフーをしていました。バイクのラリーで何度か死にかけたこともあります。私の人生はとても波乱万丈でした。自らのスタイルをもったアーティストになりたいと思いました。唯一の存在になるために。今でもその信念で続けています」      ブルハン・オチャルはこの上なくめちゃくちゃにエネルギーに満ち溢れた人物である。彼の人生はダルブカ(ゴブレットドラム)を打ち付けるスピードのように速いリズムで流れていく。しかし一方で彼は、彼の言葉を借りれば、「変拍子」で生きている。 全文をよむ

2010-05-16 恵み深き聖イスタンブル―トルコ・イスラム美術博物館で特別展 (Zaman紙)

イスタンブルの水と水文化のことなら全て「命の水~過去から現在へ イスタンブルの水と水文化~」特別展で知ることができる。5月13日にトルコ・イスラム美術博物館で芸術愛好家たちに向けて開かれた特別展は7月20日まで開催される。      イスタンブルにおける水と水文化といえば何を思い浮かべるだろうか?皆さんが必ず一番に挙げるのは水汲み場だろう。そのように、歴史的な場所で一歩進むごとに見られるオスマン帝国時代の数々の美しい水汲み場は、イスタンブルの水文化が公的、また私的な様々な場面でどのような存在であ 全文をよむ

2010-05-15 初等教育・高校の選択科目に「アラビア語」認可 (Milliyet紙)

学校教育で、選択科目としてアラビア語を学べるようになる。アラビア語教育学科やアラビア語・アラビア文学科の卒業生は、国民教育省の職員に採用されることになる。      閣議は、学校教育で「アラビア語」教育が行われるようになる決定を下した。初等教育及び高校において外国語必須科目の他に開講されている「外国語選択科目」で、「ドイツ語、フランス語、中国語、英語、スペイン語、イタリア語、日本語、ロシア語」の中から生徒・学生はひとつを選ぶことになっているが、この選択肢の中にアラビア語も追加されたことを、国民教 全文をよむ

2010-05-05 ロンドンで「アナトリア・アルメニア展」開催 (Radikal紙)

1915年以前のアナトリアで暮らすアルメニア人の日常生活をテーマとした「ポストカードで見る100年前のトルコにおけるアルメニア人」という展示会がロンドンで開かれた。      2005年に第1回が開かれた「ポストカードで見る100年前のトルコにおけるアルメニア人」という展示会は昨晩ロンドンのSOAS(アジア・アフリカ研究所)にあるブルネイ・ギャラリーで開催された。      ビルザマンラル出版社とロンドン・アルメニア協会が共同で開催した展示会では、何百もの「返信のない」ポストカードにより、191 全文をよむ

2010-05-04 フドゥレッレズ祭、ユネスコ無形文化遺産登録へ (Radikal紙)

フドゥレッレズ祭のユネスコ「無形文化遺産」への登録を目的として、12カ国が参加するワークショップが開催される。      健康、恵み、豊穣、幸運、運といった願いが叶い、悪運を除く日だと信じられているフドゥレッレズ祭がユネスコ「無形文化遺産」に登録されるよう、トルコの主導で12カ国が参加するワークショップが開催される。      ユネスコによって2003年に採択され、トルコも2006年に締約した「無形文化遺産保護条約」の一環で、「フドゥレッレズ祭」が無形文化遺産に登録されるよう準備がなされている。 全文をよむ

2010-05-03 トルコのベストセラー作家20人―フォーブス誌ランキング (Radikal紙)

フォーブス誌トルコ版5月号に、トルコにおける2009年「ベストセラー作家」番付が掲載された。番付で1位になったのはエリフ・シャファク氏であった。      フォーブス誌トルコ版5月号に、トルコにおける2009年「ベストセラー作家」番付が掲載された。番付では、52万2000冊、金額にして200万トルコリラ(約1億1700万円)を売り上げたエリフ・シャファク氏が1位に輝いた。2位にはトゥルグット・オザクマン氏、3位にはアイシェ・クリン氏が続いた。      ベストセラー作家上位20名は以下の通り:  全文をよむ

2010-05-02 歌手ギョクセル、母のようになりたくなかったのでひとりを選んだ (Yeni Safak紙)

歌手ギョクセルは、自身にとり二番目のノスタルジックな曲を収録したアルバムで「人生は夢のようなもの」と歌い、私たちを70年代の世界へと誘う。アルバム発売を口実にし、ギョクセルと彼女の夢のような人生について話を聞いた。ギョクセルは当時の思い出である品物、靴、おもちゃ、歌、そして冒険好きな父と過ごした素晴らしい思い出を語ってくれた。彼女の思い出話は尽きない。幸せと不幸せな思い出、なぜ孤独を選んだのか、生きたい時代、なぜ昔が好きなのかを、子供のような調子で説明してくれた。これが私たちの前にいる70年代の 全文をよむ

2010-04-28 トルコ製TVドラマ、ブルガリアで議論の的 (Yeni Safak紙)

ブルガリアで社会学者、新聞記者と映画評論家の間でトルコで新記録を作ったトルコ製TVドラマについて議論がおこった。      アラブ諸国からバルカン諸国まで視聴されているトルコ製TVドラマがブルガリアで議論の的となった。議論や対話の中心地となっているソフィヤのチェルヴェナタ・クシュタセンター(レッドハウス)で、国内で100万人以上視聴しているトルコ製TVドラマについて、社会学者、政治学者、新聞記者や映画評論家らが公開討論を行った。「トルコ製TVドラマに賛成か反対か」の論題で開かれた討論では、トルコ 全文をよむ

2010-04-25 ドイツのローラ賞でシベル・ケキッリ、最優秀女優賞獲得 (Milliyet紙)

ドイツ生まれのシベル・ケキッリ(30歳)は、映画「壁に向かって(邦題:ヘッド・オン)」でトルコデビューを果たした。その後ポルノ映画に出演していたことが明らかになると、反発を受けるようになった。しかしケキッリは怯むことはなかった。そして先日、ドイツで最も偉大な賞であるローラ賞を受賞した。      ケキッリは「外国人」の役が認められ受賞し、(記念撮影の際)メルケルドイツ首相と同じ写真に収まった。      ドイツにて今年60回目を迎えた映画賞が、アンゲラ・メルケル首相も参加したプレミア試写会にて受 全文をよむ

2010-04-22 エーゲ海のギリシャ領諸島へヴィザなし観光、はじまる (Radikal紙)

エーゲ海のギリシャ領諸島とトルコのクシャダス、イスタンブル、イズミルの海岸との間で始まったクルーザーツアーは、ビザなし観光の扉を開けた。      ギリシャがビザなし観光の許可でここ最近柔軟性を示したことにより、いくつかのトルコ企業がトルコ人のみを対象にしたビザなしの東地中海ツアーに取り組み始めたことが明らかになった。      ヘイ・トラベル社のクルーザー部門のアフメト・ヤズジュ部長は、アナトリア通信の取材で、世界のクルーザー会社が寄港スケジュールに入れているトルコが近年、観光部門で最も重要な 全文をよむ

2010-04-17 TRTのアラビア語放送へ、アラブ知識人から酷評 (Radikal紙)

あるパレスチナ人学者が、「(アラブとトルコの)架け橋となる」ために開設されたトルコラジオ・テレビ協会(TRT)のチャンネルであるエル・トルコについて、「アラブの慣習に反して下品な映像や裸体を放送している」として非難した。      トルコとアラブ世界の間の架け橋となるために2週間前に放送を開始したTRTのアラビア語チャンネル「エル・トルコ」は、パレスチナ人学者のアッザーム・アル・タミーミー氏を失望させた。ロンドンのイスラム政治思想研究所の所長でもあるアル・タミーミー氏は、ロンドンでアラビア語で出 全文をよむ

2010-04-07 ギュナイ文化大臣「裁判沙汰になるまえに」、エメキ映画館、解体へ (Radikal紙)

エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、エメキ映画館の閉館をとても残念に思っていると明らかにし、「建物の前面は歴史的な概観を残したまま保存され、利用できる状態に戻されるでしょう。エメキ映画館はそのままの状態で保存され、座席数、ロビー、幕、機械も保存されも一段と良いものとなります。このため民間業者が特別なプロジェクトを行っています」と述べた。      ギュナイ大臣は、イスタンブル映画祭の開会式がエメキ映画館で行われないことを、「今年の開会式をベイオールで行うことができませんでした。しかし私はこの 全文をよむ

2010-04-02 アンカラにモダンアートの美術館、開館 (Hurriyet紙)

長い間放置されたままとなっていたジェルアトリエが、全く別の様相でアンカラ初のモダンアート美術館となった。ジェルモダンの1万150平方メートルもの屋内のスペースには展示品と写真のギャラリー、店舗、会議室といった首都にふさわしい様々な芸術のスペースがある。       最初は国鉄の整備場、その後は市場としてとして用いられ、長い間放置されたままとなっていたジェルアトリエが、全く別の様相でアンカラ初のモダンアート美術館となった。      「ジェルモダン」という名で首都の文化芸術生活に新たな次元を加える 全文をよむ

2010-03-23 イズミトでローマ時代の大トンネル発見 (Hurriyet紙)

イズミトでローマ時代の遺跡で、おそらくその中を馬車も通れるだろうほどの巨大なトンネルが発見された。      ■巨大トンネルが発見された      歴史記録によると、人間がすみついておよそ3,000年がたち、古代ローマ帝国時代には、一時期ニコメディアという名で首都にもなったイズミトで発掘が行われ、歴史的遺物が噴出している。イズミトの考古学・民誌博物館がチュクルバー地区で去年開始した紀元前3世紀の遺跡の発掘で、ローマ帝国の首都であった時代に作られた大きな建造物が発掘された。      戦勝祝いの場 全文をよむ

2010-03-20 作家ヤシャル・ケマル、エルドアン発言を批判 (Radikal紙)

エルドアン首相の「違法に国内で働く10万人のアルメニア人を国外退去させる」という発言に対し、作家のヤシャル・ケマルは「国外退去させるのは良くない。退去させるべきではない」と述べた。ヤシャル・ケマルは(クルド問題の)民主的解決策に関しても、「私のジャーナリスト人生はとうに終わった。私は支持しない」と話した。      トルコ糖尿病財団、子供と青年糖尿病協会、糖尿病との生活協会によって行われたコンテストで審査員を務めたケマル氏は、授賞式の前に記者団の質問に答えた。   ヤシャル・ケマル氏は、エルドア 全文をよむ

2010-03-15 英タイムズ紙お薦め、トルコの6つの「秘境」 (Yeni Safak紙)

地方の6つの「楽園」への賛辞   イギリスのタイムズ紙が、トルコで訪れるべき場所として紹介した6つの秘境のうち5つはムーラ県にある。タイムズ紙は「神秘のトルコ:隠れた6つの保養地」と題した記事で、フェティイェのショヴァルイェ島、フェティイェのオリュデニズにあるファラルヤ村、マルマリスのセリミイェ及びソウト、ウラのアクヤカ村、ボドルムのオルタケント、カシュのべズィルガン村を紹介した。マルマリス市のアリ・アルジャ市長は、「ソウトとセリミイェはその景観の美しさや手付かずの自然によって注目を浴びています 全文をよむ

2010-03-13 作家ケマル・ターヒル、生誕100年 (Milliyet紙)

小説の解釈や作品で彼が述べた思想は広く議論された。著作によってアナトリアに適した「その土地の」左翼思想を形成しようと努めた。ケマル・ターヒルは今日100歳を迎える。      ■小説14作が2巻に   ケマル・ターヒルの本を出版しているイトゥハキ出版は、2つの意義ある出版物で著者の生誕100周年を祝っている。同出版社はケマル・ターヒルについての著作などからなる記念出版物を企画し、同時にケマル・ターヒルの作品が連載されていた時代に非常に人気を博した小説から分厚い2冊分の選集を出版する。   この選 全文をよむ

2010-03-13 建築家スィナンの謎、またひとつ明らかに―ミフリマー・スルタン・モスク修復で発見 (Yeni Safak紙)

ミフリマー・スルタン・モスク修復活動で建築家スィナンの建築技術の謎がまたひとつ明らかになった。      建築家スィナンがカーヌーニー(立法者)・スルタン・スレイマンの娘に愛を示す為に建設したミフリマー・スルタン・モスクの10年に及ぶ修復活動で、スィナンの建築技術の謎のひとつがまた明らかになった。1999年のギョルジュク地震で壊れたため修復活動が行われているモスクの周囲に100以上の井戸が作られていた活動が行われている。専門家によると、建築家スィナンは昔イスタンブルで最も高い丘に建てたモスクの地 全文をよむ

2010-03-13 風刺漫画のトゥルハン・セルチュク、葬儀 (Radikal紙)

イスタンブルで88歳で亡くなった風刺漫画化トゥルハン・セルチュクさんの告別式が、ジュムフリイェット新聞社社屋正面で執り行われた。      ジュムフリイェット新聞社社屋正面で行なわれたセルチュクさんの葬儀には、故人の妻ルハンさん、娘のアスルさんらに混じって、ジュムフリイェット紙の読者や次のような著名人らが参列した。   ゲンジョ・エルカル氏、タルク・アカン氏、エディプ・アクバイラム氏、ルトカイ・アズィズ氏、スムル・ヤヴルジュク氏、アリフ・サー氏、エシュベル・ヤームルデレリ氏、さらに共和人民党(C 全文をよむ

2010-03-12 初のトルコ製クルド語映画「僕は見た」、4月2日上映開始 (Yeni Safak紙)

ディヤルバクルで撮影され、全クルド人登場人物が自身の言語で話す初の映画という特徴を持つ『ミン・ディト(僕は見た)』が、4月2日に公開される。映画の配給を行うナル・フィルムの文書発表では、監督と脚本をミラズ・ベザル氏が務め、「ディヤルバクルで深刻な衝突が起きた時代の、両親を失った2人の子どもの物語」と紹介されている。参加した映画祭で大きな関心を持って迎えられ、アンタリヤ金のオレンジ映画祭で「ベフルル・ダル審査員特別賞」を受賞したこの作品は4月2日に公開される。イスタンブルでの公開は、イスタンブル映 全文をよむ

2010-03-09 ノートパソコンにも、トルコ語用キーボード(Fキーボード)生産義務化へ (Milliyet紙)

ノートパソコンの製造でも、Fキーボード(トルコ語用キーボード)の製造が義務化されそうだ。      ハベルトゥルク紙によると、公正発展党(AKP)は、トルコ語表記にふさわしいFキーボードを広めるために動き出した。ノートパソコン用Fキーボードも製造された。メーカーにもFキーボード付き製品が義務化されそうだ。      公正発展党は、Qキーボードに戦いを挑んだ。公正発展党は、まずメーカーから始めようと、トルコ語表記にふさわしいFキーボードを普及させるため腰を上げた。第一段階として、学校のパソコンがF 全文をよむ

2010-03-09 アンカラ絵画彫刻美術館に泥棒、18作品盗まれる (Radikal紙)

アンカラ絵画彫刻美術館から18作品が盗まれたと発表された。アリ・ルザー画伯の木炭画作品13点は、かわりに模造品が置かれていた!      国立絵画彫刻美術館が盗難被害にあっていたことが明らかになった。絵画彫刻美術館のオメル・オスマン・ギュンドードゥ館長は、アルトゥンダー郡警察へ盗難被害を通報した。      美術館で行われた現場検証の結果、アリ・ルザー画伯の木炭画はかわりに模造品が置かれていることが分かった。しかも同館長は、美術館から他に5作品が額縁から取り外されており、これらの作品が誰のものか 全文をよむ

2010-03-06 トルコ式寿司はいかが?―ハムシ(いわし)入り (Radikal紙)

バルトゥンのホテルの経営者がお客様に多様な味覚を提供するため日本で用いられる米酢を用いて作った「ハムシ(いわし)入り寿司」に関心が集まっている。       インクム休暇村でホテルを経営するウシュル・ウシュクさんは日本料理を学ぶためにイスタンブル料理学校で15日間のコースを受講後、寿司の作り方を学んだ。      寿司があまり人気がなかったためにいわしを使って作り始めた。同経営者はまず従業員に勧めてみた。これが好評だったので、いわし寿司をレストランのメニューに含めた。      ウシュクさんは自 全文をよむ

2010-03-03 ファーティフ・スルタン・メフメト大学ほか、私立大学4校、新設へ (Yeni Safak紙)

イスタンブルにある、「ファーティフ・スルタン・メフメト大学」、「オン・アスヤ大学」、「スレイマン・シャー大学」とサムスンの「ジャニク・バシャル大学」の私立大学4校新設に関する法案が、トルコ大国民議会(TBMM)教育・文化・青年・スポーツ委員会で可決された。      国民教育相のチュブクチュは高等教育機関組織法改正に関する法案を委員会に提出して、2002年に国立大学53校、私立大学23校の計76校であった大学数が、現在は139校に増加していると述べた。      チュブクチュは2003年から現在 全文をよむ

2010-03-03 リヴァネリ監督「別離」に歴史家から批判の声 (Hurriyet紙)

以前ジャン・デュンダル氏の(ドキュメンタリー映画)「ムスタファ」はそれ自身が原因で、トルコで騒動を引き起こした。さらにこの映画をきっかけに、デュンダル氏が「アタテュルクの品格を下げた」とまで言われている。現在もズルフュ・リヴァネリ氏が脚本を書きメガホンをとった「別離」という映画が話題となっている。映画評論家も歴史家も「別離」について議論を始めた。雑誌『NTV歴史』からアフメト・クヤシュ氏、ネジデト・サカオール氏、デルヤ・トゥルガ氏が映画「別離」を見に行き、映画での間違いを雑誌の3月号に書いた。  全文をよむ

2010-03-02 『イスタンブル2010』―欧州文化首都記念広報誌第一号刊行 (Milliyet紙)

「イスタンブル2010年欧州文化首都実行委員会」の記念広報誌として『イスタンブル2010』第1号が刊行された。      この広報誌は、イスタンブルに関する様々な特集を毎号詳細に扱いつつ、話題づくりを目指すとしている。第1号では「文化遺産」をテーマに、イスタンブルの歴史を8500年前にまで遡らせてくれる発掘の最初の地点であるイェ二カプについて詳しく述べている。3ヶ月に一度トルコ語と英語で出版される広報誌は、イスタンブルの知られていない面を前面に出すとともに、「イスタンブル2010年欧州文化首都実 全文をよむ

2010-03-01 モデルのペリン・バトゥ、テレビ生放送で居眠り (Zaman紙)

 モデルのぺリン・バトゥは、『歴史の裏部屋』という歴史家のムラト・バルダクチュとエルハン・アフヨンジュ出演の番組内で、生放送中に堂々と居眠りをしていたのだ!       バトゥは、「おはよう」と呼びかけられて飛び起き、「ぼおっとしてたわ!」と言った。 全文をよむ

2010-02-27 ビルケント大名称変更、イフサン・ドーラマジュ・ビルケント大に (Milliyet紙)

ビルケント大学理事会は、ビルケント大学の名称に、先日亡くなった大学創設者であるイフラン・ドーラマジュ教授の名前を付け加えることを決めた。      ビルケント大アヴドゥラー・アタラル副学長はこの件に関する説明を行い、イフサン・ドーラマジュ教授の名前をビルケント大の名前の前に付けることに関し、大学理事会が決定を下したことを明らかにした。      アタラル教授は大学名の変更が法改正により可能になったとし、「名前をイフサン・ドーラマジュ・ビルケント大にしようと大学理事会が決定した。今後評議会が決める 全文をよむ

2010-02-27 ディヤルバクルでクルド語ミュージカル (Milliyet紙)

ジェヴァット・フェフミ・バシュクットの『氷が溶ける前に』という作品をもとにハルドゥン・ドルメンと、ケマル・ウズンによってミュージカル化された『ある冬の物語』だが、この劇がクルド語題『チロケキ・ズィヴィスターネ』というクルド語ミュージカルとしてお披露目された。      このミュージカルの初演はディヤルバクルで行なわれた。全二幕からなる劇には多くのゲストが出席した。   著名人ゲストは次のとおり。      ディヤルバクル県ヒュセイン・アヴニ・ムトゥル知事   ディヤルバクル広域市長オスマン・バイ 全文をよむ

2010-02-26 宗務庁の社会人向けコーラン学校プロジェクトはじまる (Yeni Safak紙)

まず手始めに、神学部出身で講座のための教育を受けたイマームたちが勤めているモスクではじめられた社会人向けコーラン学校では、人々にコーランが教えられ、不十分な宗教知識が正される。      講座は日中働いた人々が参加しやすいように、宵の礼拝後に設定されているが、生徒が来る場合には日中の時間でも受けることができる。あらゆる年代の人々が参加するこの講座への関心は大きい。講座を受け持つイマームには追加報酬が支払われ、また、近く女性のためにも開講される。      宗務庁のアリ・バルダクオール長官授の指示 全文をよむ

2010-02-20 カプランオール監督「蜂蜜」、ベルリン映画祭金熊賞受賞! (Radikal紙)

セミフ・カプランオールが監督した「蜂蜜」は、世界の最も権威ある映画祭の一つであるベルリン映画祭で最優秀賞の金熊賞を受賞した。さらに全キリスト協会賞も受賞した。最優秀監督賞は現在身柄を拘束されているロマン・ポランスキー氏に贈られた。      トルコ映画にとって歴史的な日、すなわちセミフ・カプランオール監督の「蜂蜜」が、世界で最も権威ある映画祭の1つであるベルリン映画祭で最優秀賞の金熊賞を受賞した。カプランオール氏は同賞を審査員長ヴェルナー・ヘルツォク氏の手から受け取り、映画で子役のボラ・アルタシ 全文をよむ

2010-02-17 イスタンブルで最も古い時計台、修復へ (Radikal紙)

イスタンブルに残っている最も古い時計台であり、現在倒壊しかけているトプハーネにあるヌスレティイェ時計台は、2010年ヨーロッパ文化都市委員会の支援により修復される。      アナトリアの時計台に関する研究を行っているガーズィー大学の理文系学部美術歴史学科の教員ハック・アジュン助教授は、スルタン、アブデュルメジトにより162年前に造られ現在トプハーネにあるイスタンブル・モダン 美術館の庭の中にあるヌスレティイェ時計台について説明した。         アジュン氏は、トプハーネ兵舎の前、ネスレティ 全文をよむ

2010-02-14 国会議事録、2年後デジタル化公開へ (Yeni Safak紙)

オスマン下院議会と上院議会の時代から今日まで国会に所蔵されていた1200万ページ分もの資料が、約1年半から2年後にデジタル化公開される。      国会所蔵の資料は、2年後にデジタル化公開される。      情報によると、議事録や議会決議、法律などを含む1200万ページ分もの国会所蔵の資料が、2年前から始められた作業の末に一つ一つ細かく調査された。      先ず、過去に藁紙に書かれていたために年月を経るにつれ黄ばみ、破れた文書を守る目的で始められ、後にこの資料を利用者に公開する目的で開始された 全文をよむ

2010-02-10 歌手エブル・ギュンデシュ、アゼルバイジャンの実業家と電撃結婚 (Milliyet紙)

有名アーティストのエブル・ギュンデシュが、しばらくの間交際したアゼルバイジャン人実業家の恋人レザ・ゼラブと秘密裏に結婚した。       親族のみで執り行われた婚礼により結婚した歌手は、結婚について、メディアにコメントを発表した。       ギュンデシュは自身の幸福を次のように述べた。   「レザ・ザラブと1年間続いた交際を親族のみで行った婚礼により正式のものにいたしました。我々を支えてくれ、そして我々と幸福を分かち合う全ての友人たちに感謝せずにはいられません」 全文をよむ

2010-02-09 13世紀の歴史的マドラサに釘を打ち込んだのは、管理のワクフ総局 (Radikal紙)

ワクフ総局支部が、「賃貸物件」の告知を吊り下げるため13世紀に建てられたマドラサの壁にコンクリート製の釘を打ち込んだ。      セルジューク朝のスルタン、カイホスロー3世の治世であった1267年にサーヒブ・アタ・ファレッティンにより建設されたサハビイェ・マドラサの壁に吊り下げられた、賃貸物件と電話番号が書かれた横断幕が反発を呼んでいる。ワクフ総局支部はこの件に関するコメントを拒否した。 全文をよむ

2010-02-09 世界の有名大学200に、トルコから4大学 (Milliyet紙)

200カ国9200の大学のなかから世界で最も人気のある大学を選ぶ調査で、トルコからは4つの大学がランキングに入った。      イスタンブル工科大学が行なった会見によると、「国際高等教育機関及び大学」社が、世界中の200カ国9200の大学から、インターネットにおけるクリック回数の割合による調査を行ったという。この、世界で最も人気のある大学を調べる調査の結果、アメリカのマサチューセッツ工科大学が1位、スタンフォード大学が2位、ハーバード大学が3位となった。      トルコからは、イスタンブル工科 全文をよむ

2010-02-06 女優ヒュリヤ・アヴシャル、スキーで骨折 (Yeni Safak紙)

映画女優ヒュリヤ・アヴシャルさんが、ブルサのウルダー(山)でのスノーボード中に足を骨折していたことがわかった。情報によると、ヒュリアさんは娘のゼフラ・チリンギルオールさんと妹のヘリン・アヴシャルさんとともに1週間の休暇をウルダーで過ごしている最中に、グランド・ヤズジュ・ホテルのリフトでゲレンデへ出かけた。      ゲレンデでスノーボード中に転倒したアヴシャルのもとへスノーモービルでかけつけた救急隊員により応急処置が行なわれた。そこからアジュバーデム・ウルダー診療所へ搬送されたアヴシャルさんは右 全文をよむ

2010-02-06 トルコ画家作品で一番の高値は?―1位ドアンチャイ、2位オスマン・ハムディ・・ (Zaman紙)

トルコ絵画市場の規模は5千万ドルに達した。トルコで行われたオークションを参考に2005‐2009年を包括した調査によれば、トルコ絵画で最も高価な上位100作品のうち1位は、220万リラ(約1億2千8百万円)で落札されたブルハン・ドアンチャイの「青のシンフォニー」であった。これに、130万ドル(約1億1千6百万円)で落札されたオスマン・ハムディの「宿の中」と、110万ドル(約9千8百万円)で落札されたシェケル・アフメト・パシャの「ザクロとマルメロ」が続いた。      トルコでこの5年間で行われた 全文をよむ

2010-01-31 女優トゥーバの事業拡大、新会社設立 (Hurriyet紙)

最近、大人気の女優、トゥーバ・ビュユクストゥンは事業でも順調!      ミッリエト紙のセルカン・アルマンの記事によると、ビュユクストゥンが自分の会社を設立した。今週「イストロン・エレクトロニック・テクノロジー」という名の会社を設立したビュクストゥンは、髪の毛から国際貨物まで多様な重さを図る精密計測機器各種を売り出す予定である。      ビュクストゥンには、父親のセルダル・ビュクストゥンと母親のハンダン・ビュクストゥンと共同で経営しているバイコンという名の計測機器の会社もある。新しい会社ととも 全文をよむ

2010-01-30 オルハン・パムク、「思い出博物館」計画を撤回 (Yeni Safak紙)

ノーベル賞作家オルハン・パムク氏は、2010年イスタンブル欧州文化首都(AKB)本部から支払われる予定の75万4,500トルコ・リラ(約4,555万)によって設立予定で、最近出版された小説の名前を冠したイスタンブル・チュクルジュマ地区の「思い出博物館」計画を撤回した。      ハベル・チュルク紙のセルカン・アクコチ氏の記事によれば、ノーベル賞作家オルハン・パムク氏が、2008年に出版した恋愛小説『思い出博物館』と時を同じくして同じ名前で開くことを計画し、小説の登場人物ケマルが、恋人フュスンの記 全文をよむ

2010-01-25 アヤソフィア・モスク博物館、17年ぶりに修復用足場完全撤去 (Radikal紙)

修復のため、アヤソフィヤ博物館の中に17年間あった520平方メートル、高さ55メートル、180トンの最後の足場が撤去された。      イスタンブルの2010年欧州文化首都プロジェクトが330万リラ(約1億9800万円)をかけ、1年計画の広範な修復作業を行った結果、足場が撤去されアヤソフィヤの素晴らしい全貌が明らかになった。      作業の一環として、17年間アヤソフィヤ博物館の中にあった180トンの鉄製の足場の最後のパーツが、イスタンブル2010年欧州文化首都プロジェクト推進委員会長シェキッ 全文をよむ

2010-01-24 作家エジェ・テメルクラン、イスラムへの考えが変わった (Zaman紙)

「私たちはここで作家として有名人となってしまいました。ここでは私たちに対しはっきりした答えを求めます。あらゆることを知らなくてはなりませんし、あらゆることに関してすぐに見解をもたねばいけないように…。」      エジェ・テメルクランは、初の小説作品である『バナナの音(Muz Sesleri)』をなぜベイルートにて書いたのかを説明する時、この言葉で表現した。9ヶ月間ベイルートで暮らし、この間にアラビア語も学んだテメルクランは、小説において中東出身者であることの問題を表現している。「ベイルートに来 全文をよむ

2010-01-22 トルコ発テレビ番組「お嫁さんになって!」のインド版、超豪華に放映中 (Radikal紙)

トルコが版権を持つコンテスト番組「お嫁さんになって!」がインドの豪華な衣装、音楽、セットとともに放映されている。      インドは、映画界で「ボリウッド」として知られ、娯楽文化で世界で最も彩りも鮮やかな国の一つであるが、一時期(トルコの)テレビで大きな話題を呼んだ『お嫁さんになって』を放送することになった。インドならではのきらびやかさとともに行われたコンテストは華麗である一方で、「スデシュ・ラニ」と言う名前の姑が引き起こした喧嘩も番組に強烈な印象を与えている。      番組フォーマットの世界 全文をよむ

2010-01-17 トルコとドイツ合作映画「タキイェ」の製作、完了 (Hurriyet紙)

フィリムファブリック社が制作した「タキイェ」という名の劇場映画の撮影が、ドイツ、ベルギーにつづき、イスタンブルでも完了した。      トルコ・ドイツの合作で、カーディル・ソゼンのプロジュース、ベン・ヴェルボング監督により撮影されたこの映画は、アルカーディア・ホテルで全出演者が参加した記者会見で発表された。会見で話したプロジューサーのソゼン氏は、この映画は、ここ20年の間、ヨーロッパとトルコで、いくつかの悪徳会社の犠牲になったムスリムのトルコ人の苦悩をテーマにしていると述べた。      「ドイ 全文をよむ

2010-01-17 人気俳優クヴァンチ、テレビで民謡(チュルキュ)を歌う (Milliyet紙)

主役を演じた連続ドラマ「銀」と「メネクシェとハリル」で中東やバルカン諸国において、トルコ同様の名声を得た俳優のクヴァンチ・タトゥルトゥーが(トルコ民謡歌手の)アフメト・カヤに憧れていることが明らかになった。      タトゥルトゥーは一昨日(15日)の晩、親しい友人で、ドラマ「サマンヨル」の弁護士アリを演じる俳優クヴァンチ・カサバルと共にディララ・エンディジャンが司会するカナルチュルクの人気テレビ番組「聞きたければ聞け、見たければ見よ」にゲスト出演した。      誰もがタトゥルトゥーはトークを 全文をよむ

2010-01-16 「2010 欧州文化首都-イスタンブル」、盛大な開会式典 (Hurriyet紙)

イスタンブル2010欧州文化首都関連事業の公式開会式典が行われた。      ハーリチ会議センターで行われた「イスタンブル2010欧州文化首都」関連事業の公式開会式典には、アブドゥッラー・ギュル共和国大統領、トルコ大国民議会メフメト・アリ・シャーヒン議長、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相をはじめとした来賓も参加し、スピーチの後、アーティストと一緒に写真を撮った。      夜には、イェトゥカ・カラ氏が芸術監督を務めた「イスタンブルの魅力」という特別なショーが開催された。ショーは、イスタンブルの 全文をよむ

2010-01-12 修復すんだセリム3世の墓所、85年ぶりに公開 (Zaman紙)

2010年欧州文化首都であるイスタンブルは、歴史の隠れた史跡に陽の目が当たるようにする。この枠組みにおいて、オスマン朝のスルタン、ムスタファ3世とセリム3世の霊廟も修復され、これらの霊廟は85年ぶりに一般公開される。      開会式でイスタンブル県副知事ムスタファ・アルトゥンタシュ氏は、イスタンブルは文化都市として多くの文明(文化遺産)に活気を与えてきたと述べた。同氏は霊廟の修復に60万リラ(約3738万円)が費やされたと語った。またイスタンブルを、絵画を鑑賞するかのごとく眺めており、公開され 全文をよむ

2010-01-10 トルコでも3D映画制作へ (Zaman紙)

映画ファンが大きな関心を寄せる“3D”の国内映画がこの夏、アヴシャル・フィルムによって制作される予定だ。映画関係者はこの映画に慎重だが、プロデューサーのシュクリュ・アヴシャル氏は、「トルコ初の3D映画を撮る予定だ。外国の映画会社と技術インフラに関して合意した。我々に適した大きな制作となるだろう。」と語っている。       全世界でそうであるように、我が国でも大きな関心を集め、3Dでも鑑賞することができるSF映画「アヴァター」はハリウッドだけでなくトルコのプロデューサー達をも刺激した。11本の3 全文をよむ

2010-01-08 イスタンブルの歴史的ハマム(トルコ風呂)、売り出し中 (Radikal紙)

イスタンブルで最も古いハマム(トルコ風呂)として知られるバラト地区のチャヴシュ・ハマムと、建築家(ミーマール)スィナンが建築したチニリ(「タイルのある」の意)・ハマムが売りに出された。      イスタンブルで最も歴史あるハマムとして知られるバラト地区のチャヴシュ・ハマムと、ゼイレキ地区のチニリ・ハマム(バルバロス(赤ひげ)・ハイレッティン・パシャが建築家スィナンに命じて造らせたとされる)は、若い世代のオーナーたちが直面している経営難と、ハマム文化の衰退により売りに出された。海軍提督バルバロス・ 全文をよむ

2010-01-04 「トルコにおける日本年」、はじまる (Zaman紙)

アンカラのオラン地区にあるトルコ・日本財団でおこなわれた式典によって「2010年トルコにおける日本年」は正式に開始することとなった。      式典には、トルコに訪問中の岡田克也外務大臣やエルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣、大使、多くの招待客が参加した。式典は日本の文化的な音楽キタロー(の曲)で始まった。その後、岡田外相とギュナイ文化・観光相がそれぞれスピーチを行った。開幕式典は大きな関心を呼んだ。      2010年の間にトルコで多くの日本の文化を紹介する行事が予定されている。式典に参加し 全文をよむ

2010-01-03 トルコ制作の連続ドラマ、輸出奨励対象に (Radikal紙)

ザフェル・チャ―ラヤン国務大臣は、「トルコのイメージ向上とトルコ製品紹介に貢献するテレビドラマの輸出を奨励することを考えている。アラブ諸国では人々は予定をトルコのTVドラマに合わせているそうだ。トルコ製品とブランドをこの種の連続ドラマで強調するつもりだ。」と述べた。      ザフェル・チャ―ラヤン国務大臣は、アラブ諸国で放映され、大きな関心を集めているトルコのTVドラマを仲立ちとして、トルコのイメージ向上とトルコ製品の利用を飛躍的に向上させることができるとし、そのために貿易庁(DTM)の輸出援 全文をよむ

2009-12-29 オルハン・パムクのトルコ社会分析、「二つの対立軸」 (Hurriyet紙)

アメリカのテレビ番組で発言したノーベル賞作家のオルハン・パムク氏は、トルコには二つの主要な「対立軸」が存在すると述べた。パムク氏は、一つ目の対立がクルド人と中央政府との間に、二つ目の対立が世俗主義者とイスラーム主義者との間に存在すると述べた。      ノーベル賞作家のオルハン・パムク氏は、政府が「クルド問題に関して柔軟で自由な態度を取っていく代わりに、厳しい態度を取り続けた」ことを明らかにしつつ、「(政府が)問題に柔軟な姿勢でどのようにアプローチすればいいかを理解しなければ、問題は残念ながら続 全文をよむ

2009-12-19 名作「群れ」の監督、ゼキ・オクテン逝く (Radikal紙)

偉大な映画監督がまたひとり逝った。「群れ」、「敵」、「仕返し」、「カプジュ(アパートなどの管理人)の王様」、「窮屈な世界」、「さようなら」などの作品で映画史に輝かしい名を残したゼキ・オクテン監督が、12月18日夜、アメリカ病院で息を引き取った。オクテン監督の体調は18日夜に急変し、病院に運ばれて心臓手術を受けたあと、集中治療室で治療を受けていた。(ゼキ・オクテン監督は、)オスマン・セデン、オメル・リュトゥフィ・アカド、メティン・エルクサン、メムドゥーフ・ウン、ハリト・レフィー、アトゥフ・ユルマズ 全文をよむ

2009-12-19 イスラム暦ムハッレム月のお菓子アシュレ、レシピはこちら (Yeni Safak紙)

アシュレの材料は、地方ごとに異なるものの一般的には麦、ヒヨコ豆、インゲン豆、レーズン、アプリコット、アーモンドやくるみなどの10種類ちかい豆類にフルーツや木の実が使われ、丁寧につくられたアシュレはたんぱく質とビタミンの宝庫とも呼ばれる。      イスラム世界で聖月とされる「ムハッレム月」は、さまざまな宗教的な義務や伝統によって祝われる。      それぞれの地域によりアシュレの材料には違いが見られるが、特に家庭内の女性が腕をふるい、ご近所に配る際には、材料の豪華さにも注目が集まるという。   全文をよむ

2009-12-16 映画「ムスタファ」への告訴、再審議へ (Milliyet紙)

ドキュメンタリー映画「ムスタファ」が原因で、ジャン・デュンダル氏に関して不起訴処分が出されていた。しかし、スィンジャン第二重罪刑事裁判所によって、その決定は覆された。      アンカラ共和国検察局は、新聞記者のジャン・デュンダル氏に関して、ドキュメンタリー映画「ムスタファ」を理由に捜査を実施し、「不起訴」判断を下していた。しかし、この判断をスィンジャン第二重罪刑事裁判所が撤回した。      アンカラ共和国検察局は、裁判所の判決の無効を求めて、法務省に申請した。      「ムスタファ」はジャ 全文をよむ

2009-12-15 Namik Kemal Zeybek コラム:「アレヴィー派会議」提案 (Radikal紙)

トルコ国民の大半はハナーフィー・スンナ派ムスリムである。そして次に多いのがアレヴィー・ベクタシだ。シャーフィー・スンナ派ムスリムも少なくない。ジャーファル・シーア派ムスリムもまた然り。      国民の大半はムスリムである。キリスト教、ユダヤ教、バハイ教、ヤーズィーディーの国民もいる。おそらく、他の宗教を信じている国民もいるだろうし、無神論者もいるだろう。   我々は、我々に与えられたトルコ共和国という屋根の下で生きていく運命にある。ほんのわずかな人を除いて、宗教や信仰も、国家も我々は選べないの 全文をよむ

2009-12-15 セイトオメル遺跡から出土の4000年前の種、発芽! (Milliyet紙)

いかなる変異にもあわず、本来の姿を保った種         ドゥムルプナル大学(DPÜ)の文理学部考古学科によるキュタフヤ・セイトオメル遺跡での発掘で3粒の種が発見され、4000年前のものと明らかになった。このうちの1つが発芽した。      発掘隊の隊長であり、DPÜの文理学部考古学科の学科長のネジャト・ビルゲン教授は、アナトリア通信(AA)の特派員に対し、県の中心からおよそ27キロ離れたところで昨年から行われている発掘で、遺跡の南東部の建物から容器に入った植物の種を見つけたことを明らかにした 全文をよむ

2009-12-13 芸者について誤った紹介がされている (Radikal紙)

京都市長が、アメリカで売春婦が「芸者」と名づけられていることに不快感を示し「芸者」文化が誤って紹介されていると話した。      京都市長の門川大作氏は日本の「芸者」文化がアメリカ人によって誤って紹介されていると話した。アメリカでは売春婦のための場所があり、そこで働く女性たちが「芸者」と呼ばれているとした門川市長は、「芸者が誤って解釈されていると思います。彼女たちはたいてい茶道や他の芸術を通して神に祈りをささげます。アメリカには芸者の名をおとしめる場所があります。そこで働いている売春婦が「芸者」 全文をよむ

2009-12-12 トルコ最大のコンピュータ-ーセンターはコンヤに (Milliyet紙)

コンヤのセルチュク大学に付設された、トルコ最大のコンピューターセンターであるセルチュク・コンピューターセンターは、一日に3500人の学生へサービスを提供している。同センターでは、同時に2000人の学生が一日1トルコリラ(日本円約60円)の料金でインターネットへの接続が可能である。テクノロジー基地として名づけられたBİMERで、学生らは宿題や研究をおこなう一方、音声と映像付チャットシステムを使い、ネットを通じ家族らと楽しいひと時を過ごすことも可能である。      ■4ヶ月間サービス:25トルコリ 全文をよむ

2009-12-06 ダリオ・モレノ賞、アジダ・ペッカンへ (Radikal紙)

シャンソン歌手ダリオ・モレノを追悼して、40年経ってようやく第2回目が催された「ダリオ・モレノ賞」は、芸術家のアジダ・ペッカン氏とフランス人芸術家のエンリコ・マシアス氏に授与された。      フランス文化センターで催された授賞式にて挨拶したエルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、ダリオ・モレノを追悼する賞が、アジダ・ペッカン氏とエンリコ・マシアス氏に与えられることは非常に正しい選出であったと述べた。フランスとトルコの審査員たちが、この分野で決定を行うのに最適な人々で構成されていたという同氏は、 全文をよむ

2009-12-01 マルディン・アルトゥクル大学の「クルド語学科」、正式開設 (Radikal紙)

マルディン・アルトゥクル大学の付属機関として「トルコ現存言語研究科」の設立が閣議によって承認された。この議決に基づき、大学でクルド語、アラビア語、ペルシア語及びシリア語の講義が開講する。         「民主的問題解決」の枠組みにおいて、トルコ語以外の言語を大学で学術的に研究されるための調整が整った。閣議においてマルディン・アルトゥクル大学の付属機関として「トルコ現存言語研究科」の設立が承認された。      2008年11月にマルディン・アルトゥクル大学は「クルド語・クルド文学科」及び「クル 全文をよむ

2009-12-01 教育不信、成績がよくても塾へ (Milliyet紙)

学校教育に満足できず59.5%の子供が補習学習を受けている。1年生の5人に1人は学校以外に何らかの補習学習を受けているのだ。      学校教育では不十分だと考える親たちの多くは、子供に1年生のときから補習学習を受けさせている。3年生からは塾に通い始める子供もいる。教育への不信感や教育の質の低下のために、年々拡大してきた塾システムが、学校にとって代わる教育機関と見なされるようになってきた。      81県で4222校の塾      国民教育省私学協会の2009年度調査結果によると、81県に合計 全文をよむ

2009-11-27 今日からクルバン・バイラム(犠牲祭)―やってはいけない10つのこと (Zaman紙)

そろそろバイラムの礼拝がすんだ頃ですね。まもなく、家族そろっての朝ごはんの時間となります。そのあとには、「どきどき、わくわく」が待っています。犠牲の羊が切られ、肉が困っているひとたちに分けられます。      このように、犠牲祭でなすべきことはだいたい決まっています。でも、この他に、「やってはいけないこと」というのもあるのです。携帯メールをださないこと、バイラムをただの休日だと思って寝てしまわないこと、バイラムのプレゼントといって度を越したものを贈らないこと、大丈夫大丈夫といって切ったばかりの 全文をよむ

2009-11-24 モスクワ訪問のシャーヒン国会議長、ナーズム・ヒクメトの墓参り (Radikal紙)

トルコ大国民議会(TBMM)のメフメト・アリ・シャーヒン議長は「墓前でファーティハ章(コーランの第1章)を唱えることは私の意志によるものだ。なぜならば彼が政治思想的に、いかなる思想を持っていたとしても、信仰ある人物であったのを知っているからだ」と述べた。      トルコ大国民議会(TBMM)のメフメト・アリ・シャーヒン議長は、著名な詩人であるナーズム・ヒクメトのモスクワにある墓をお参りし、ファーティハ章を唱えた。      ナーズム・ヒクメトは1963年6月3日にモスクワで亡くなったが、シャー 全文をよむ

2009-11-23 書家オズヤズジュ死去から45年 (Zaman紙)

ネジュメッディン・オクヤイ氏から「ペンの虜になり、書を制した」芸術家と評される書家ムスタファ・ハリム・オズヤジュ。オスマン時代から共和国時代への移行期の芸術の架け橋となったハリム・エフェンディの死去から45年が経った。       文字改革の後トプカプに果樹園を作り、最も脂ののっていた時代に農業に専念し、たまにしか注文がこなかった書道の作品には「昔は書家、今は庭番」とサインしたハリム・エフェンディは、1964年11月に大通りの反対側へ渡ろうとして交通事故に遭い、10日間病院で床に伏せたのちこの世 全文をよむ

2009-11-20 コンヤ・メヴラーナ廟、修復すすむ (Radikal紙)

メヴラーナ博物館で始まった修復工事では、まずデルヴィーシュ(修行僧)の宿坊を16世紀の状態に復元する作業が進められている。      メヴラーナ博物館では、約3ヶ月前から修復工事が始まった。これはこの博物館の歴史上最も包括的な修復工事で、まず最初にデルヴィーシュたちの宿坊とミナレットの修復が始まった。アレム(ミナレットの頂につける金属の飾り)から土台まで手がけられたミナレットの修復は完了し、デルヴィーシュの宿坊では意欲的な修復作業が進められている。      また、修復作業全体では、博物館のシン 全文をよむ

2009-11-18 ヨーロッパのトルコ・イメージ=イスタンブルとガラタサライ (Milliyet紙)

EU加盟5ヵ国で実施されたアンケートで、「トルコに対するイメージは何ですか」という質問に91.1パーセントが「イスタンブル」、70パーセントが「ガラタサライ」と回答した。      ボアズィチ大学ヨーロッパ研究所とマドリード大学がEU加盟5ヶ国ドイツ、フランス、イギリス、スペイン、ポーランドで実施した世論アンケートで、ヨーロッパ人のトルコ・イメージについて興味深い手がかりが得られた。「トルコと言って何をイメージしますか」という質問に91.1パーセントが「イスタンブル」と回答する一方、「ガラタサラ 全文をよむ

2009-11-16 新型インフルエンザに効く?スペシャル・トルコ・チャイ (Yeni Safak紙)

トルコ全域で大流行している新型インフルエンザに有効な治療法に関して、国民に注意が喚起されるなか、このような大流行で、薬草屋の出番がやってきた。      薬草屋が新型インフルのために調合したチャイが大きく注目されている。野草のチャイの最も重要な特性は、免疫力を高めることだとされている。      薬草屋のエメル・ケテンジオール氏は、健康を脅かし、死へと導く新型インフルに対して人々の免疫力を高めるために、複数の野草をまぜて、あるチャイをつくったと話した。ケテンジオール氏は、以下のように述べる。   全文をよむ

2009-11-08 TÜYAPの名誉ゲストはなぜ左派の人のみなのか (Zaman紙)

イスケンデル・パラ氏がザマン紙の記事に、「ここ20年の間、トルコイベントセンター(TÜYAP)の『名誉ゲスト』リストになぜ『右派』系の作家がいないのか?」と述べ、論争を起こした。私たちもこの問題を、様々な見解をもつ作家たちに尋ねた。デニズ・カヴクチュオール氏はTÜYAPの名のもとにこれらの批判に答えた。      今日(8日)はイスタンブル・トルコイベントセンター(TÜYAP)ブックフェアの最終日である。28回目となるこのフェアに、読者たちは本を買うため、また詩人や作家に会うために来ている一方で 全文をよむ

2009-11-07 あるクラシック・コンサート、携帯電話の音で中断 (Milliyet紙)

様ざまな賞を受賞したこともあるオーケストラの指揮者ギュレル・アイカル氏は、コンサートの間に鳴った携帯電話のため、演奏を中断した。      11月6日の夜、ボルサン・イスタンブル・フィルハーモニーがおこなったコンサートで、興味深い事件が起きた。オーケストラの指揮者ギュレル・アイカルが、ルフティ・クルダル・ホールでおこなったコンサートの演奏中、上部の左翼側バルコニーで一台の携帯電話が鳴り始めた。      ギュレル・アイカル氏は1988年以来、大統領シンフォニー・オーケストラを指揮し、さらにボルサ 全文をよむ

2009-11-07 映画「息―祖国よ永遠に」の海賊版がでない理由 (Hurriyet紙)

公開から3週間、映画「息-祖国よ永遠に」の海賊版VCDやDVDは出ていない。      約200万人が鑑賞し、世界で最も重要な映画サイト、imdb.comで、「戦争・アドベンチャー」のカテゴリー中、第1位にまで上り詰めた映画「息-祖国よ永遠に」の海賊版が出ないことについて、様々な憶測がなされている。海賊版の製造者が海賊版を出さないと決めた背景には、映画から得られる収益の一部がトルコ国軍に入ることを知ったということがある。ある海賊版販売者は、このことに関して以下のように説明した。「トルコ国軍に対す 全文をよむ

2009-11-06 トルコのロックバンドmaNga(マンガ)にMTV最優秀賞 (Radikal紙)

トルコのロックバンドであるMangaが、MTVのヨーロッパミュージックアウォードの祭典において、「ヨーロッパにおける最優秀歌手」に選ばれた。   ドイツの首都ベルリンにある、「O2ワールド」アリーナで行われたこの祭典でMangaは、この賞を、著名なグループであるBackstreet Boysから受け取った。      Mangaのボーカルであるフェルマンは、受賞スピーチにおいて、「ここベルリンは、多くのトルコ人が暮らしているので、非常に親近感を抱いております。ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン監督がカン 全文をよむ

2009-11-04 高等教育機構が制限撤廃すれば急増か?―トルコの大学の外国人留学生事情 (Zaman紙)

これまでの和平路線の政策により、世界でイメージアップを図ってきたトルコは、今度は学術分野でも理想的な国の仲間入りを果たしている。政府が高等教育を重要視した結果、ここ7年間で41の国立大学と22の私立大学の合計63の大学が設立された。      このようにトルコでの大学の総数は139に上り、学術出版も23パーセント増加した。こうしたプラスの進展にも関わらず、法的規制のために外国人留学生の数は、期待するほどのレベルに達していない。そのためここ5年間で段階的増加が見うけられるにも関わらず、昨年度の留学 全文をよむ

2009-11-02 貸す?貸さない?トプカプ宮殿の金の玉座をめぐる博物館長間の争い (Radikal紙)

サバンジュ博物館のナザン・オルチェル館長は、トプカプ宮殿博物館にある金の玉座を出展したいと申請したが許可を得られず、これがトプカプ宮殿博物館イルベル・オルタイル館長による妬みによるものと、非難した。オルタイル館長は、オルチェル館長をミッリエト紙のコラムで厳しく批判した。「大事に扱ってくれるのかどうか、疑っているのだ」と。      2009年文化・芸術大賞にふさわしいとされたサバンジュ博物館のナザン・オルチェル館長は、イスタンブルの魅力を伝えるパリでの展覧会用に、トプカプ宮殿博物館に金の玉座を求 全文をよむ

2009-10-30 人気TVドラマ「落ち葉」に、トルコ中で涙・・ (Milliyet紙)

カナルDの"(社会)現象"になったTVドラマ「落ち葉」は一昨晩(28日)放送で新記録を打ち立てた。      「落ち葉」の配役ネジュラ(女優ファフリエ・エヴジェン)の夫ジェム(男優クヴァンチ・カサバル)は若くして引き起こした心臓発作により命を失った。   夫の死での旅路を見送る中で女優エヴジェンが見せた演技は全視聴者から評価された。「落ち葉」は、ドラマ全体ではレーティング19.15、占拠率46.49%であり、全視聴者対象ではレーティング19.64、占拠率48.09%となり、(収入・消費傾向の高い 全文をよむ

2009-10-27 東京国際映画祭で、トルコ人家族を描いた「イースタン・プレイ」に最高賞 (Radikal紙)

東京国際映画祭で、ハティジェ・アスランとサアデト・ウシュル・アクソイが出演したブルガリア映画『イースタン・プレイ(原題:Eastern Plays)』が大賞に輝いた。一方『私は太陽を見た(原題:Güneşi Gördüm)』は同映画祭でスペシャル・メンションを受賞した。      第22回東京国際映画祭は10月25日に閉幕した。今回、トルコ映画は出品されなかったが、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ審査委員長を初めとする審査委員会は、最優秀監督賞を受賞したカメン・カレフ監督のブルガリア映画『 全文をよむ

2009-10-22 夏時間今週末終了、役所の勤務時間も変更へ (Hurriyet紙)

 夏時間が昨日終了した。2009年3月29日に開始した夏時間は、勤務時間が一日の日照時間帯に当たるよう、また、日の光がより有効に活用され、電気エネルギーの照明への利用が抑えられるよう導入されている。       夏時間の適用による省エネの実施は、EU諸国と時間を合わせ、同じ取り組みをすることと並んで、夕方~夜に最大となるエネルギー消費需要の低減が目的とされている。       一方、夏時間の適用によって、毎年「中規模の」水力発電所の年間生産量分のエネルギーを省力化している。       夏時間の 全文をよむ

2009-10-22 TRT、連続ドラマ「別離」の反イスラエル・トーン弱める (Milliyet紙)

第一話がイスラエルとの関係悪化の原因となったドラマ「別離」の第二話が、昨晩放送され、イスラエル兵がパレスチナ人市民を銃で殺すといったような場面がカットされていたことがわかった。      先週放送された第一話がイスラエルとの関係悪化の原因となったTRT1の「別離—愛と戦争のパレスチナ」というドラマの第二話が昨晩放送された。しかし第二話では、いくつかの場面がカットされていたことがわかった。第一話で、イスラエル兵がパレスチナ人の幼い子供でさえ容赦なく殺していた場面が原因で、イスラエルへの憎しみを煽り 全文をよむ

2009-10-15 アンタリヤ映画祭のクルド語映画、拍手につづき論争へ (Radikal紙)

アンタリヤ映画祭で「金のオレンジ賞」を競っているクルド語映画「Min Dit(私は見た)」に対し、その上映のあと、一部の観客が抗議した。      上映のあと、長い間、拍手の鳴り止まなかった映画であったが、討論部分に入ると、一部観客の非難に遭遇した。ある観客が、「我々はこの映画に抗議する。トルコ兵が悪く描かれている」といい、他の観客も、「私のクルディスタンはどこ?」という台詞に抗議した。ミラズ・ベザル 監督は、誰かをとくに悪く描いたわけではない、と述べた。      この映画で演じたハカン・カル 全文をよむ

2009-10-13 巨匠ハリト・ズィヤー監督死去、今日埋葬 (Yeni Safak紙)

10月11日(日)に入院先の病院で亡くなった、名監督として名高いハリト・レフィー氏は本日イスタンブルで埋葬。      故ハリト・レフィー監督のために10時からミーマール・スィナン美術大学で追悼式が執り行われた。      追悼式のあと、レフィー氏の棺はトルコ国旗で覆われ、テシヴィキエ・モスクへ運ばれた。レフィー監督の棺は霊柩車から引き出されたあと、ヌーリー・アルチョ氏を含めた映画俳優の手によって石台に置かれた。ヌーリー・アルチョ氏はレフィー監督の冥福を祈り、故人と共に多くの映画で仕事をしたと述 全文をよむ

2009-10-12 「大声の方がダムより有害」ハサンケイフ遺跡水没反対コンサートに市民団体からコメント (Zaman紙)

ウルス・ダムの水に沈んでしまうことになるバトゥマンの歴史的な都市、ハサンケイフで歌手たちが行うコンサートに関して衝撃的な発言が飛び出た。      ハサンケイフ発掘委員会委員長アブドゥッセラム・ウルチャム教授は、無二の美しさを誇る文化財を守るために多くの芸術家がコンサートを開催したいと考えているとし、「大きな声は、地域にとってダムより非常に危険な結果を導く」と述べた。バトゥマン大学学長でもある同氏は、最近、同地域でアジュダ・ペッカンのコンサートを行ったことに触れ、ハサンケイフの歴史的建造物のう 全文をよむ

2009-10-11 ドラマ「カパルチャルシュ」にでてくるシャイフみたいな人いるの? (Yeni Safak紙)

シリーズドラマ、「カパルチャルシュ」でジェマルはアラブの族長(シャイフ)に驚異的な(値段の)絨毯を売って店を守っている。昔のトルコの映画に出てくるような、札束を驚きもせずに渡すアラブのシャイフを彷彿とさせる客は実際にいるのかをカパルチャルシュの中小業者たちに尋ねた。      atvで放送されたカパルチャルシュシリーズは、トルコの映画の中で、欲しい品質の商品を買うため、値段を見ないで買い物をし、ポケットからドルの束を即座に取り出す “金持ちのシャイフ”のキャラクターを彷彿とさせる。トルコの映画の 全文をよむ

2009-10-02 オルハン・パムク「ノーベル賞のおかげで銀行口座の残高は増えた」 (Radikal紙)

オルハン・パムク氏は、「ノーベル賞のおかげで、私は幸せを感じ、多忙になりました。銀行口座の残高とメールが増えました。しかし、文学に割く時間も増えた。私にはなすべきことがたくさんある」と語った。      ●政治対話を継続   オルハン・パムク氏は、スペインのラ・バンガルディア(La Vanguardia)紙に掲載された特集記事で、「私はノーベル賞について行った談話で、受賞しても私は何ら変わらないだろうと言ったが、変わった。今はより多くの読者がいる。銀行口座の残高とメールが増えた。しかし、文学に割 全文をよむ

2009-10-01 麻薬逮捕のポップ歌手デニズ・セキ釈放 (Zaman紙)

歌手のデニズ・セキが「麻薬の譲渡」の罪で訴えられた公判で釈放された。      「麻薬・覚せい剤の売買」および「使用目的で麻薬を購入した」罪で訴えられていた歌手のデニズ・セキが初公判で釈放された。セキは拘留なしで裁判を受ける。      デニズ・セキは22時42分、刑務所から釈放された。 全文をよむ

2009-09-28 ギュナイ文化相、トルコ国軍トプカプ宮殿敷地内の倉庫撤去要請 (Zaman紙)

エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、トプカプ宮殿内にあるトルコ国軍所有の毛布とブーツを収納している倉庫を空にするため国防省との調整を開始した。ギュナイ大臣は、この倉庫を社会的、文化的な活動に活用したいと話した。      ギュナイ文化観光大臣は、国防省がこの土地を歴史(的利用に)譲るよう強く要望したとした上で、「この時代においてこうした倉庫がスル・スルターニ地区(旧市街歴史地区)内に残される必要性はないと考えている。この場所は私たちの展示や社会的、文化的活動の場として活用できる」と述べた。  全文をよむ

2009-09-26 トルコの50年に光を!―ミッレト紙創刊以来の記事アーカイブ公開 (Milliyet紙)

ミッレト紙アーカイヴには、1950年5月3日から2004年6月30日付までに発行されたミッレト紙が所蔵されている。      皆さんがお探しのニュース記事はキーワードで見つけることができ、新聞の各ページは日付やページ番号を指定して閲覧することが可能です。 全文をよむ

2009-09-20 ロシア人花嫁をいら立たせる質問! (Milliyet紙)

トルコ人と結婚してトルコで暮らす若い女性たちは、ロシアに関する偏見からくる紋切り型の質問を受けることに不平をもらしている。      インターネットサイト「turkey.ru」をはじめとする様々なインターネットフォーラムで、トルコでの生活に関する経験を共有している若い女性たちによると、トルコで出会うひとほとんど全員が自分たちに同じ質問をするのだという。      ■親戚たちは難色を示す   ロシア人がトルコで最もよく聞かれる質問の筆頭に、「ロシアの女の子たちはなんでみんなそんなにきれいなの?」が 全文をよむ

2009-09-14 スィイルト県「アタテュルクが町に来た日をまちがえてました」 (Radikal紙)

37年間、アタテュルクによる訪問を9月14日に祝っていたスィイルト県で、今後は祝祭を11月27日に行うことになった。9月14日と名のつく学校も名称が変更される。      ムスタファ・ケマル・アタテュルクによるスィイルト県への訪問の93周年記念式典が、今年を最後として9月14日に行われた。ネジャティ・シェンチュルク県知事は、アタテュルクがスィイルト県を訪問した日が誤認されていたとし、そのため今後は記念式典を11月27日に行うと話した。   アタテュルク記念碑には花輪が供えられ、敬礼、そして国歌で 全文をよむ

2009-09-14 ファーティフ・アクン監督、インタビュー (Hurriyet紙)

ファーティフ・アクンがハットトリックをおこなった。著名な監督が、ベルリンとカンヌの成功に続いて、最新作の「ソウルキッチン」でヴェネチア映画祭でも審査員特別賞を受賞し、5年間でヨーロッパの3つの主要な映画祭での受賞により成功を示した。      2004年に「愛より強く」でベルリン映画祭の金熊賞とヨーロッパ映画賞を、2007年には、「そして、私たちは愛に帰る」でカンヌ映画祭の最優秀シナリオ賞を受賞したファーティフ・アクンは、「ソウルキッチン」という名のコメディで更に大きな成功を手にし、ヴェネチア映 全文をよむ

2009-09-13 アクン監督、ヴェネツィア映画祭で審査員特別賞 (Radikal紙)

ベネチア映画祭で、コメディ映画「ソウル・キッチン」でファーティフ・アクン監督が審査員特別賞を受賞した。      第66回ベネチア国際映画祭で最優秀映画に贈られる金獅子賞を、イスラエル人監督サミュエル・マオズ氏の「レバノン」という映画が受賞した。   ファーティフ・アクン監督が「ソウル・キッチン」という映画で審査員特別賞を受賞した今回の映画祭では、イギリス人俳優のコリン・ファース氏がトム・フォード監督の映画「たった一人の男」で主演男優賞を受賞した。   ロシア人女優のクセニア・ラポポート氏はジュ 全文をよむ

2009-09-11 アダナ・大モスク(ウル・モスク)から盗難のタイル、7年ぶり発見 (Yeni Safak紙)

アダナ県セイハン郡のウル・モスクで、7年前に盗まれた223枚のタイルのうち、67枚がファーティフ区にある民家で発見された。盗まれていたのは、アダナ地方を支配したラマザンオール君候国の時代、1545年に完成したウル・ジャーミーの中にある16・17世紀のタイル板である。警察はこの歴史的価値の高い作品の一部が窃盗団によって売られ、そのまた一部が(イスタンブルの)ファーティフ区にあるコジャムスタファパシャ地区の民家に隠されているという通報を受けた。そして強制捜査を行い、小包の箱の中から包まれた状態の67 全文をよむ

2009-09-05 ギュナイ観光相、「トルコ人は聖者廟参りはするが博物館に来ない」 (Zaman紙)

エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、「私たちは聖者廟参拝を行うほどに博物館へは行かない」と述べた。      ギュナイ大臣はマラトヤ考古学博物館での調査に参加した後、新聞記者たちの質問に答えた。   ある新聞記者はマラトヤ・アスランテペ古墳からの出土品がアンカラへ移送されたことに触れ、「野外博物館が完成した後にこれらの出土品が返還されることは検討されているか?」という質問を行った。この質問にギュナイ大臣は次のように答えた。   「一部は戻ってくるかもしれない。私は実のところアンカラに現在ある 全文をよむ

2009-09-04 ラジオテレビ高等機構から、TV局へ「過激シーン」厳罰 (Radikal紙)

「セックスシーンが過激すぎる」としてTVドラマ『禁じられた恋』シリーズを罰したラジオテレビ高等機構(RTÜK)は、今回も『私が雲であったら』というタイトルのシリーズにおけるセックスシーンを理由に、主要TV局の1つKanalDを処罰した。      RTÜKは「セックスシーンが過激すぎる」として『禁じられた恋』シリーズを罰したが、今回も『私が雲だったら』というタイトルのシリーズにおけるセックスシーンを理由に、KanalDを警告処置とした。このシリーズでは、ムスタファという名の登場人物が父親の愛人と 全文をよむ

2009-09-04 明け方4時の高視聴率番組―ニハト師、大人気 (Hurriyet紙)

サフール(断食中の夜明け前)の時間帯、いま最も視聴率を稼ぎ出すニハト・ハティプオールの成功は他局を動かした。真夜中でも視聴者をテレビ画面の前に座らせてしまうニハト師の番組は、視聴率ランキングでも11位につけている。      ■サフールの時間帯に視聴率競争   断食月には、マスコミもイフタール(一日の断食明けの食事)とサフールに合わせて番組を放映しており、テレビ局の間には熾烈な視聴率戦争が起こっている。断食月前、視聴率が最も低かった午前3時から6時までの時間帯が、今では非常に高い視聴率を稼いでい 全文をよむ

2009-09-02 ローマ皇帝アウグストゥスの良質の彫像頭部、デニズリで出土 (Radikal紙)

ラオディキアで、ローマ皇帝アウグストゥス像の頭部が発見された。ラオディキア発掘隊のジェラル・シムシェキ教授によると、これまで発見されたアウグストゥス皇帝の頭部の中で一番状態がよく、価値があるとみられる。      ローマ共和政時代を終焉させ、最初のローマ皇帝となったアウグストゥスの彫像の頭部が、エスキヒサル村近くのラオディキア古代都市で行われていた発掘プロジェクトによって出土した。ラオディキア発掘隊ジェラル・シムシェキ教授によると、ローマ最大で最強の皇帝アウグストゥスの彫像の頭部は、現段階までに 全文をよむ

2009-08-31 シリア正教徒、聖ガブリエル没後1600年を祝う (Radikal紙)

マルディンのミドヤト郡でシリア正教徒らは聖ガブリエルの没後1600周年を、様々な儀式で祝っている。世界各都市から約3千人のシリア正教徒がミドヤトに来て、聖ガブリエル修道院を訪ねている。      ミドヤト郡に1600年前に存在したとされる聖ガブリエルは、毎年8月31日に様々な礼拝や儀式で祝われている。シリア正教徒に大変神秘的な感覚を抱かせる聖ガブリエルを追悼する日々は、まるでお祭りのような雰囲気の中で過ぎていく。神秘的な感覚が最高潮に達する日として知られる「シャフロド聖ガブリエル」祭のためにシリ 全文をよむ

2009-08-30 映画「蜂蜜」、チャムルへムスィンで撮影中 (Radikal紙)

「ユスフ三部作」のうち初めの2つの作品(『ミルク』、『卵』)はエーゲ海地方を舞台にしているが、最後の作品をリゼのチャムルヘムスィンで撮影しているセミフ・カプランオール監督は、「子供時代について思い出すすべての事柄の中に、自然というものがある。ここには素晴らしい自然があるので、チャムルヘムスィンを選びました」と述べた。      映画情報   題名:蜂蜜   監督:セミフ・カプランオール   脚本:セミフ・カプランオール   キャスト:エルダル・ベシクチオール、トゥレン・オゼン、ボラ・アルタシュ、 全文をよむ

2009-08-25 断食問答―「食事の味見?」「歯磨きは?」 (Zaman紙)

 料理の塩味をみること、コロンの香りをかぐことと、水がのどを通ることなどは断食を破る事になりますか。      質問1:断食をしている女性は時々作った料理を舌先で味見したり塩味をみてからそれを口から出したり、歯磨きもしています。これらは断食を破る事になりますか。      答え:このような状況で注意されるべき主な基準は次の事です。舌先で味見をしたり塩味をみる際や、歯磨きの間に、何かがのどを通っていますか。重要なのはこれです。この基準により以下の事が言えるでしょう。      断食をしている女性が 全文をよむ

2009-08-22 トルコ言語協会の中国との協力―緊張緩和に一役 (Zaman紙)

現在の(中華人民共和国)新疆ウイグル自治区にトルコ語の偉大なる知識人であるマフムード・カーシュガリーの墓があるが、このたび彼の有名な著書『トルコ語集成』の解説本が、中国とトルコ間の友好の架け橋となりそうだ。      過去にトルコ言語協会出版によって発行され、中国語とウイグル語に翻訳された『千年前と千年後のマフムード・カーシュガリーとトルコ語集成』と題された書籍のお披露目が9月8日に北京でおこなわれる。トルコ言語協会の会長を務めるシュクリュ・ハールク・アカルン教授は、マフムード・カーシュガリーが 全文をよむ

2009-08-21 断食聖者(オルチ・ババ)の廟、断食月初日に大にぎわい (Milliyet紙)

イスタンブルでは多くの市民が願いを叶えようと、断食月初日のイフタール(断食明けの夕食)をファーティフにあるオルチ・ババの廟でとった。      ファーティフ地区のシェフレミニにあるオルチ・ババ廟では、イフタールをとりたいと願う人々が午後から集まり始め、イフタールの時刻が近づくにつれ、廟への道に行列ができるほど混雑ぶり。周辺の道でも渋滞が発生した。行列に並ぶ人のほとんどは女性で、オルチ・ババが行ったと伝えられる通りに、酢とパンでこの日の断食を解いた。願いを叶えるために祈りを捧げ、コーランの言葉を読 全文をよむ

2009-08-20 作家ヤシャル・ケマル、「クルド問題解決策」について発言 (Hurriyet紙)

 トルコ文学の第一人者であるヤシャル・ケマルは、「クルド問題解決策」と呼ばれる試みに関して、ヤプ・クレディ出版の仲介で世論に対してコメントを出した。       「ヤシャル・ケマルからのお知らせ」という題の声明において、ヤシャル・ケマルは「ここ最近メディアから、私に起因しない様々な理由で、私のところまで届かなかったために返答できなかった質問が、雨のように降ってきました。遅くなりましたが返答します。」と述べた。       ヤシャル・ケマルは質問に対する返答という形をとった声明において、内務大臣ベ 全文をよむ

2009-08-20 今晩のテラーヴィフの礼拝から、ラマザン月始まる (Milliyet紙)

イスラム世界の神聖な月であるラマザン月が、今晩のテラーヴィフの礼拝(注)から始まる。      今年の最初のイムサク(断食をはじめる時間)は、アンカラで4時9分、イスタンブルで4時36分、イズミルで4時48分、チャナッカレで4時50分、ハッキャーリで3時49分である。ラマザンの初めてのイフタール(断食明け)は、イスタンブルで20時04分、アンカラで19時47分、イズミルで20時07分である。最も遅く断食が明けるのはチャナッカレの20時13分、ハッキャーリは19時00分と最も早く断食が明ける県であ 全文をよむ

2009-08-18 預言者ムハンマドの「聖上衣」、ラマザン月に非公開の真相 (Hurriyet紙)

毎年ラマザン月に公開されてきた「聖上衣」が焼けてしまった、という疑惑が浮上し、話題をさらっている。この疑惑が持ち上がると、人々の目はイスタンブル宗務局をはじめとする関係者に注がれた。しかし聖上衣は焼けてはおらず、しかし保存状態が悪く、折り目から裂けてしまったことがわかった。聖上衣を57代にわたって管理してきた一家は、この状況に困惑している。以前にも行われた支援への要請を再び繰り返し、政府からの支援を求めた。      今年はラマザン月に公開しないと発表された聖上衣は、実は「アイロンをかけて焼けて 全文をよむ

2009-08-17 公的機関で初のクルド語コース―マルディン・アルトゥクル大学 (Radikal紙)

マルディン・アルトゥクル大学では、クルド言語・文学学科を新設するため高等教育機構(YÖK)に提出した申請の結果を待つ一方で、大学で学術関係者向けにクルド語のクラスが開講されている。      トルコの公的機関で行われるのは初となるクルド語のクラスには、15人の学術関係者が参加している。クルド言語・文学学科を新設するために高等教育機構(YÖK)に行った申請の結果を待っているマルディン・アルトゥクル大学では、教員に向けて1ヶ月間クルド語のクラスが開講されている。開設予定のクルド言語・文学学科で教鞭を 全文をよむ

2009-08-13 TV「東部でスター探し!」番組、ハッキャーリ編 (Radikal紙)

ハッキャーリで初めて二つのテレビ局によって共催された「東部でスター探し!」歌謡コンテストは途中、喧嘩もあり、エキサイティングな展開となった。コンテストでは、出場者がトルコ語とクルド語で民謡(トゥルキュ)を歌っている途中で、審査員の間で論争が起こった。      「ビジョンTV」社に主催、衛星放送局「デンゲTV」の共催でウードゥルとヴァンで開催された「東部でスター探し!」トルコ語・クルド語歌謡コンテストは、2都市に続きハッキャーリでも催された。コンテストには周辺の郡や県から約70人が参加した。アタ 全文をよむ

2009-08-09 喜劇俳優ケマル・スナルのユーモアの秘密 (Radikal紙)

アタテュルク大学のキャーズム・カラベキル教育学部のトルコ語科のルトフィ・セゼン助教授は、9年前にこの世を去り、トルコ映画界(イェシルチャム)の忘れられることのないスター、ケマル・スナルが映画でつかんだ栄光を研究した。セゼン氏は、「ケマル・スナルのユーモアは、私たちを取り囲んでいる愚かさや利己主義に反抗するものである。このため、ブラックコメディーでもあり、人生の事実でもある」と語った。       キャーズム・カラベキル教育学部のトルコ語科のセゼン助教授は、マラトゥヤ県のドアンヨル郡ギョクチェ町で 全文をよむ

2009-08-09 騎馬劇団ジンガロのバルタバスの馬、一日を祈りとともに開始 (Zaman紙)

世界初にして唯一の騎馬劇団ジンガロの創設者であり、有名な馬の調教師でもあるバルタバス氏は、ネイ(縦笛の一種)奏者クドゥスィ・エルギュネル氏、神秘主義音樂の大家の一人であるネズィフ・ウゼル氏と、パリの人々に特別な「日の出」を見させている。      午前5時、「光りの都」パリはまだ眠りにある。新しい日が始まるのを待っている。日中、都市の最も混雑する場所の一つであるコンコルド広場には、(この時間帯には)人っ子一人見当たらない。少し先にあるエッフェル塔は、まるで隠遁しているかのように僅かな光に包まれて 全文をよむ

2009-08-08 オスマン文書館、1億ドルかけイスタンブルのキャウトハーネへ移転 (Hurriyet紙)

オスマン文書館は、1億ドルの予算をかけ、イスタンブルのキャウトハーネにひっこす。「オスマン文書館施設Osmanlı Arşiv Sitesi」という名で設立される施設では、全ての文書類が一つのセンターに集められることになる。施設の建設のために、集合住宅局(TOKİ)が昨日行った入札により、事前応募が応札された。キャウトハーネ区のファズル・クルチ区長は、「8万平方メートルの面積をもつプロジェクトのうち、5万平方メートル分は地下に建設される」と述べた。      現在、イスタンブルのスルタン・アフメ 全文をよむ

2009-08-07 アタテュルク文化センターのあり方、再度議論に (Zaman紙)

共和国史上、最も議論されてきた建造物のひとつであるアタテュルク文化センター(AKM)が、一昨日(8月5日)再び議論の対象となった。センターの改装計画に対して数週間前に中止決定がでたのを受け、この問題について理解を深める目的で、パネルディスカッションが開かれた。会議は、アタテュルク文化センター企画・研究グループにより企画されたもので、ペラ博物館を会場に、「アタテュルク文化センターはどのように、誰の為に、そしてどの方法によって保存されるべきか」というテーマで行われた。      パネルディスカッショ 全文をよむ

2009-07-31 歌手セゼン・アクスのトゥンジェリ・コンサート、ザザ語の歌も歌う (Hurriyet紙)

トゥンジェリの人口が2倍に       トゥンジェリで今年9回目の開催となる「ムンズルと自然フェスティバル」の最初の晩に、有名な歌手セゼン・アクスが登場した。      セゼン・アクス、トゥンジェリを揺るがした   セゼン・アクスは、人口2万8千人のトゥンジェ市の人口をほぼ2倍にした。アクスは、アタテュルク・スタジアムでのコンサートで、周囲に集まった人々を含め約5万人に忘れられない夜を提供した。アクスは、コンサートでサズ奏者のイスマイル・ハック・デミルジオールをステージに呼び、3曲をデュエットで 全文をよむ

2009-07-29 作家デミルタシュ・ジェイフン死去 (Hurriyet紙)

トルコ文学において大きな損失…作家デミルタシュ・ジェイフン氏が死去した。大御所作家は、ここのところドイツ病院で治療を受けていた。      ドイツ病院の書面による発表により、ジェイフン氏は、「肺炎」(肺尖炎、肺尖部肺炎)と診断され、28日前にドイツ病院の集中治療室に運ばれ、今日(29日)午後3時に死亡したことが明らかになった。      発表によると、治療期間中、ジェイフン氏は一時回復したものの、二次感染によって多臓器の機能不全が拡大したという。      ■数多くの傑作      デミルタシュ 全文をよむ

2009-07-27 オスマン帝国建国の地はヤロヴァ―歴史家イナルジュク教授、自説発表 (Cumhuriyet紙)

ヤロヴァ県とビルケント大学が共同で開催した「オスマン帝国建国の歴史―国際シンポジウム」が、同県で行われた。これまでも研究と論文によってオスマン帝国はヤロヴァに建設されたと主張してきた歴史家ハリル・イナルジュク教授は、その見解をヤロヴァで再度披露し、「オスマン侯国は、1302年にヤロヴァで勝利したバフェウスの戦いののち、「国家」の地位を獲得したのです」と話した。      セルマリウム・ウェルネス・パークホテルで行われたシンポジウムには、ヤロヴァのメフメト・エルソイ県知事、ヤクップ・コチャル市長、 全文をよむ

2009-07-25 160年ぶりに出現—アヤソフィアの天使のモザイク (Hurriyet紙)

アヤソフィア博物館で160年ぶりに日の目を見た知天使についてギュナイ文化大臣は、「人生でこれほど興奮したのは初めてだ」と述べた。ギュナイ長官は、アヤソフィアの他の3体の天使像にも同様の試みが行われるという朗報をもたらした。博物館での試みをヒュッリイェト紙が世界に伝えた。      エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、アヤソフィア博物館で160年ぶりにモザイク画の顔が日の目を見ることになった知天使(熾天使)に関して記者会見を行った。ギュナイ長官はアヤソフィア博物館で、多くの外国のメディア関係者 全文をよむ

2009-07-24 ナスの原産はアナトリア?―ムーラ県ラギナ遺跡でナスの彫刻 (Hurriyet紙)

ムーラ県ラギナ遺跡における発掘で大理石の円柱に施された2000年前のナスの彫刻が発見された。      この彫刻により、ナスは原産地がアメリカ大陸で500年前に発見されたというこれまで広く知られてきた説に疑問が呈された。      ムーラ県ヤタアン郡トゥルグト町にあるラギナ遺跡における発掘で、カリア文明が残した大理石の円柱に施された2000年前のナスの彫刻が発見された。   TÜBİTAK(トルコ科学技術研究機構)の支援で、ラギナ遺跡のヘカテ神殿の中にある祭壇で発掘調査が昨年始まったのだが、先週 全文をよむ

2009-07-21 「岩のドーム」はアクサー・モスクか?—TRT1TVの生中継はスキャンダル (Milliyet紙)

トルコ公営放送(TRT)1が数週間前から視聴者に「史上初」だと宣伝して放送したアクサー・モスクからの「ミーラージュの夜(ムハンマドの昇天)」を記念する宗教儀式の生中継が、同じ場所にある岩のドームから行われていたことが明らかになった。      TRTが「ミーラージュの夜」のために行った特別生中継は、初めてトルコの報道機関が、預言者ムハンマドが昇天した場所であるアクサー・モスクから生中継を行ったことで重要なものであった。数日前から画面下テロップで伝えられた番組に関して、イスラエル、パレスチナ、ヨル 全文をよむ

2009-07-21 歌手セゼン・アクス「故郷の歌」連続コンサートはじまる (Radikal紙)

セゼン・アクスは、音楽仲間らと共に企画した特別連続コンサートで今晩から4日間、ハルビエ野外劇場で観客の前に登場する。      「セゼン・アクスと仲間たち」という題目の連続コンサートのプログラムでは、お馴染みのそしてみんなに愛されているセゼン・アクスの歌と共に、ギリシャ語、トルコ語でのイズミルの歌、トルコ古典歌謡曲、民族音楽、陽気なメロディ曲、民謡が披露される予定。コンサートでセゼン・アクスは、34年間の音楽生活の中で生み出してきた作品の中のいくつかで、共に仕事をし、共同プロジェクトを立ち上げ、 全文をよむ

2009-07-11 歌手ビュレント・エルソイ、ファンと喧嘩で警察沙汰 (Milliyet紙)

ビュレント・エルソイはアンタリヤで、「君(sen)」と声をかけてきた13歳のファン、セヴィル・オズカイさんにサインをあげず、「私には『あなた(siz)』といいなさい。」と言った。セヴィルさんの母のファトシュ・カラとその友人のヤーセミン・テュズンの2人と、ビュレント・エルソイの間で口論となった。事件はまもなく大喧嘩となったために警察沙汰となり、エルソイとその相手側は事情徴収された。       昨日23時頃、アンタリヤのララ地区にあるアララ・レストランでグループで食事をしていたビュレント・エルソイ 全文をよむ

2009-07-10 国民図書館(在アンカラ)、EU入り (Zaman紙)

トルコの文化の宝庫である国民図書館(Milli Kütüphane)は欧州連合(EU)諸国が設立した欧州図書館のメンバーとなった。欧州図書館は48カ国の情報資料を1つのインターフェースで28ヶ国語で検索することができる。トルコが参加することにより、今後は欧州図書館の情報にトルコ語でもアクセスすることができることになる。      研究者らは、EU諸国の国立図書館にある資料を   'http://search.theeuropeanlibrary.org/portal/tr/index.htm 全文をよむ

2009-07-07 英外交官の200年前のオスマン資料、競売へーサザビーオークション (Radikal紙)

イギリス人外交官のハーフォード・ジョーンズ卿が200年前に残したオスマン関係コレクションが、サザビーオークションで競売にかけられる。      今回、サザビーオークションのロンドン支部で競売にかけられる英外交官ハーフォード・ジョーンズ卿のコレクションには、200年前のイスタンブルや中東の歴史を明らかにする文書と手紙が含まれる。これらは、7月14日に公開競売に出品され、約15万~25万ポンドの値がつくと予想されている。コレクションは、3100点からなる。      サザビーの写本部門の専門家ガブリ 全文をよむ

2009-07-03 マルマライ工事の全容―ウスキュダル駅まであと一歩 (Zaman紙)

2004年に着工したマルマライ工事、当初は2009年に完成予定と言われていたが、発掘地区から歴史的遺物が次々と出土し、計画は遅れている。しかし、このマルマライ・プロジェクトにも、やっと光がみえてきた。ヨーロッパとアジアを結ぶマルマライは、あと一歩でウスキュダルに到達する。      マルマライは今のところ2012年完成予定となっているが、2013年まで延長される見通しだ。今回本誌記者はこのマルマライの中で15日間を過ごし、取材した。作業現場を見学し、ボスフォラス海峡の海底60mに設置されたトンネ 全文をよむ

2009-06-30 マルマライ地下鉄工事で、オスマン朝史跡出土―ルート変更やむなし? (Hurriyet紙)

マルマライ地下鉄プロジェクトのルート上にあるために別の場所への移転が協議されている「離別の泉(アイルルック・チェシュメ)」、すなわち、オスマン朝スルタンたちが、戦争へと旅立つ際にここで軍隊と集合し、家族に別れを告げたとされる歴史的な「離別の泉」で行われた発掘において、今日まで土の下にあった歴史的な礼拝所も見つかった。もし史跡保護委員会が「その場に残すよう」と決定を下したなら、マルマライ地下鉄工事のルートが変更される可能性がある。      マルマライ地下鉄とカドゥキョイ・カルタル間の鉄道システム 全文をよむ

2009-06-29 歌手タルカンの祖父は、解放戦線の英雄だった? (Radikal紙)

ポップスター、タルカンの祖父は祖国解放戦線の英雄だったという主張がされている。アレムダール号のアリー・ドゥルスン副艦長はタルカンの祖父であることが明らかになっている。      アレムダール号は、祖国解放戦線の際に戦争物資を運び、解放戦線唯一の海戦であるエレイリの戦いでも非装備船として任務にあたっていた。エレイリ県では7月3日から5日まで、第16回国際的愛と平和、友好、文化、芸術フェスティバルが催され、イベントの一環としてタルカンがコンサートを行う。そして、原寸大に復元され、博物館として改装され 全文をよむ

2009-06-28 故ネジプオールさんを追悼し、ギュムシュルック国際クラシック音楽祭開催 (Hurriyet紙)

ギュムシュルック国際クラシック音楽祭が7月12日から8月31日の間で行われる予定である。今年の祭典はブラジルからの帰国途中でエールフランス機の墜落によって亡くなったハープ奏者のジェレン・ネジプオールさんの追悼に捧げられる。      ギュムシュルック・クラシック音楽祭はボドルムのギュムシュルック市で2004年から毎年開催されてきた。音楽祭は、この漁村を、毎夏、ヨーロッパのクラシック音楽のトップクラスの話題にさせている。音楽家のエレン・レヴェンドウル氏が監督をつとめ、ピアニストのギュルスィン・オナ 全文をよむ

2009-06-27 歌手オルハン・ゲンジェバイの母、死去 (Milliyet紙)

本社に入った情報によると、ここしばらくの間、イズミルの5月19日大学医学部病院で呼吸障害の治療をうけていたハビーベ・ゲンジェバイさん(92)が、今日(27日)、なくなった。4人の子の母でもあるゲンジェバイさんの葬儀は、明日、サムソンで行われるという。息子のオルハン・ゲンジェバイは、先日、サムソンの病院で治療中だった母を見舞い、涙を流していた。 全文をよむ

2009-06-27 アタテュルクの手紙を競売にかけた骨董商へ、5年の求刑 (Hurriyet紙)

離婚前後にアタテュルクと妻のラテーフェの間で交わされた7通の手紙を株式会社アンティークが競売に出品したことに関連し、骨董屋フルシ・トゥルガイ・アルタム氏を含む3人に関する裁判が開かれた。      容疑者らには、「博物館への連絡なしに、文化遺産を出品、ないしはそれを受領した」容疑で、懲役2年から5年が求刑された。      イスタンブル共和国検察局が準備した訴状によれば、警察は、株式会社アンティークが主催する2008年11月9日の競売で、アタテュルクと妻のラテフェの間で交わされた7通の私的な手紙 全文をよむ

2009-06-25 新印象派ポール・シニャック「スレイマニエ」に記録的高値―サザビー競売 (Radikal紙)

ポール・シャニックが1907年に描いた「スレイマニエ」という絵画が138万5000ポンドの値で売られた。      著名な画家ポール・シャニックの「スレイマニエ」という絵画が、オークションハウスSotheby'sがロンドンで開催したオークションで138万5000ポンド(約353万トルコリラ)で売却された。      新印象派芸術のオークションで、フランス人画家ポール・シャニックの「スレイマニエ」という油絵が記録的な値段で落札された。1907年の日付を持つ金閣湾とスレイマニエ・モスクを描いた絵画は 全文をよむ

2009-06-25 歴史家ケマル・カルパトに、「トルコ国民議会栄誉賞」 (Zaman紙)

 歴史家のケマル・カルパト教授は、「トルコ国民議会(TMBB)栄誉賞」が自身に授与されたことに大変驚きそして喜んだとし、「今まで数々の賞を受けましたがこのTBMMの賞はそのどれよりも貴重です」と話した。       TBMM議長府執行部会によって「TBMM栄誉賞」を授与されるにふさわしいとされたケマル・カルパト氏は、アカトラルにある自宅でアナトリア通信のインタビューに答えた。       カルパト氏は、昨日脊柱管狭窄の手術を受け、今日退院した。彼は「ちょっとした偶然です。何年も前からうけるのが必 全文をよむ

2009-06-24 イスタンブル、世界遺産から抹消の可能性も―ユネスコ・レポート (Milliyet紙)

ユネスコ世界遺産委員会の手元に、イスタンブルの都市開発を徹底的に批判する報告書があり、特にスルクレ地区、フォーシーズンズホテルの増築、金角湾での地下鉄建設が批判に晒されている。      スペインのセビリアで開催されているユネスコ世界遺産委員会の定期会合で取り上げられている世界遺産に関する報告書の草案には、スルクレ地区やオスマン時代から残る木造建築の保護の仕方、スルタン・アフメト地区のフォーシーズンズホテルの増築、金角湾での地下鉄のための橋梁建設、イスタンブルの交通網マスタープランなどの事案が、 全文をよむ

2009-06-23 『科学と技術』誌のダーウィン検閲に関する職権乱用問題、不起訴処分へ (Milliyet紙)

生誕200周年が世界中で祝われている進化論の提唱者ダーウィンが表紙テーマとなった「科学と技術」誌3月号を改変し職権濫用を行ったとされるTÜBİTAK(トルコ科学技術評議会)執行部に関する捜査において、アンカラ地検が不起訴決定を下した。      同評議会が発行する「科学と技術」誌の総編集長を務めるチーデム・アタクマン教授は、同誌3月号の表紙をダーウィンにしたという。しかし教授が編集した3月号は、評議会副会長オメル・ジェバジ教授の干渉により印刷の前に変更されていた。この件に関する論争は、小学校卒業 全文をよむ

2009-06-21 トルコ開催の国際音楽フェスティバルは、トルコ音楽に背を向けている (Zaman紙)

世界的に有名なウード奏者であるメフメト・ビトメズ氏が、6月26日にレバノンの首都ベイルートで開催される国際ウードコンクールに審査員として招かれた。トルコで行われる国際音楽フェスティバルが、トルコ音楽を軽視していると語るこの音楽家は、「イスタンブル2010文化都市」のため提出したプロジェクトの行く末も心配している。      世界的に有名なトルコ人ウード奏者であるメフメト・ビトメズ氏の名を、もっぱら今時のポピュラー音楽ファンは聞いたことがないかもしれない。なぜなら彼は、どんなワイドショー番組にも姿 全文をよむ

2009-06-20 120年前、オスマン朝から日本へロボット贈呈されていた (Milliyet紙)

120年前、アブデュルハミト2世は日本にロボットを贈っていた。このロボットはアザーンを読んで歩くもので、写真は2枚残っている。      スルタン・アブデュルハミト2世が1889年日本にロボットを贈呈していたことが明らかになった。人型を模した「アラメト」という名のこのロボットの特徴は、旋舞を行いながら50センチメートル歩くことができ、毎正時にアザーンを読むことができることである…。      ブギュン紙のメフメト・ルファト・イェエン記者の報道によると、研究者で作家のオクタン・ケレシュ氏のアーカイ 全文をよむ

2009-06-18 ディヤルバクルで盗難の500年前の聖書、イスタンブルで発見 (Zaman紙)

2003年にディヤルバクルの教会から盗まれた値のつけられない程の価値のある500年前の聖書がイスタンブルで発見された。警察は密かに追跡していたユスフ・Sという人物と100万ユーロで契約を行い、聖書にたどり着いた。容疑者が尋問のため警察に連れて行かれるとき、聖書も調査のため専門家チームに引き渡された。      長さ42センチ、厚さ5センチの聖書は、尋問が完了次第教会に戻される。聖書の盗難は、キリスト教界で大きな波紋を呼んでいた。 全文をよむ

2009-06-17 ボスニアのオスマン時代のコニツ橋、修復すすむ (Zaman紙)

ボスニア・ヘルツェゴビナにあるオスマン朝時代の遺産コニツ橋が修復され使用が開始された。トルコ協力開発機構(TİKA)が修復を行い、首都サラエボに近いところにある歴史的なコニツ橋は昨日使用され始めた。      開通式には国務大臣のファルク・チェリキとファルク・ナフィズ・オザク他、トルコ協力開発機構会長ムサ・クラクルカヤも参加した。チェリキ国務大臣は、「戦争と他国の文化による我々の文化遺産に対する誤った見方が原因で、祖先の遺産が破壊されました。われわれの活動は、現在のトルコ国境の中の遺物のみでなく 全文をよむ

2009-06-14 オズペテク監督、100%イタリア人 (Hurriyet紙)

世界的に有名なトルコ人監督フェルザン・オズペテク氏は、イタリアの月刊男性誌フォックスウオモの6月号に掲載されたインタヴュー「私は100%イタリア人だ」と言った。「全員が私のことを気に入ることはないかもしれないが、この方が良い」と題し、3ページが割かれたインタヴュー記事では、「50歳を祝ったトルコ出身の監督は100%イタリア人だ。年をとることも批評されることも恐れない」と評される一方で、オズペテク監督の「私にとっては観客だけが重要だ」という言葉が強調された。      8月にイタリアのプーリア州で 全文をよむ

2009-06-11 休暇をとる俳優は殺される?―人気テレビドラマの制作現場 (Milliyet紙)

夏の到来と共に、テレビドラマ界の動きが激しくなっている。バケーションに出かける製作関係者らは次のシーズン、話の展開がどうなるか、視聴者の気をもませるような内容を脚本に書き記すものの、俳優たちの中にはテレビドラマを降板するか降板を希望する者たちがいて、脚本家たちを困らせている。       重要なキャラクターたちをバケーションに送り出す脚本家もいれば、俳優の名誉のために、それにふさわしい「死」のシーンを描く脚本家もいる。死亡した俳優らは、次のシーズンには別のドラマで視聴者の前に現れる。来週、今シー 全文をよむ

2009-06-10 アジダ・ペッカン(63)のコンサート、大盛況―コスチュームは水着 (Radikal紙)

ジェミル・トプズル野外劇場でアジダ・ペッカンが嵐を巻き起こした。63歳のペッカンを見るために階段までもが満員となった。      スーパースターのアジダ・ペッカンがファンにサプライズをし、野外コンサートに水着姿で登場した。チケットの価格は135リラから50リラの間で販売され、5千人を収容できるジェミル・トプズル野外劇場はアーティスト(アジダ・ペッカン)には狭かった。      強い希望により階段や壁の上も有料として販売された。この追加も含めコンサートには6,500人の人々が訪れた。階段や会場には 全文をよむ

2009-06-08 歌手イブラヒム・タトゥルセスの企業戦略―イスタンブルでホテル開業へ (Zaman紙)

イブラヒム・タトゥルセスは、イスタンブルのセイランテペにあるケバブ屋の土地に建設予定している4つ星ホテルのため、クシャダスにあるホテルと地方放送を行うテンポTVを売りに出すことを明らかにした。      タトゥルセスは、彼が経営し、ホテルに変えることを計画するケバブ屋で行った会見で、タトゥルセス企業グループの1つであるアイドゥン県のクシャダスにあるホテルを売り出すことを明らかにした。ホテルはスタンダート149部屋、バリアフリー4部屋、スイート4部屋の計157部屋で、90パーセントの稼働率である。 全文をよむ

2009-06-06 ブルサの設計会社、モスクワでロバート・デ・ニーロの仕事―モデルは東京・銀座通り (Zaman紙)

ロバート・デ・ニーロがモスクワで開店した世界的に有名なレストラン「NOBU」はブルサのインテリア・デザイナーによって作られた。      実施とプロジェクト運営をブルサの有名な建築会社のうちの1つであるエレメイ社が行っった世界で最も有名で豪華なレストランのうちの1つであるNOBUの建設には、約1年が費やされた。      建設・インテリアデザイン会社エレメイの社長でインテリア・デザイナーのメフメト・アクソズ氏はこれについて話し、「NOBUプロジェクトは私たちにとってとても重要でした。なによりもま 全文をよむ

2009-06-02 YouTube側、トルコでの禁止解消にむけ、行動開始 (Milliyet紙)

トルコで禁止されてから1年がたつ、世界的な動画共有サイトYouTubeが、禁止解消に向け行動を開始した。      YouTube関係者は、運輸大臣ビナリ・ユルドゥム氏に面会を求めた。解決策を示すと期待されているYouTube側にユルドゥム大臣は、「トルコでオフィスを開くなら、問題を解決しましょう」と語るつもりだという。YouTubeは、アタテュルクへの侮辱を含んだ動画のため、アンカラ第一簡易裁判所の判決により2008年5月に禁止命令が出されていた。   トルコ側は、①問題となった有害な内容を含 全文をよむ

2009-05-31 ハビーベ、アルバムを作ったのはスカーフじゃなくて私 (Zaman紙)

ハビーベが「ホワイト・ピース(White Peace)」という一枚のCDアルバムを出した。人々は、彼女が何を言ったかというよりも、彼女がどのように見えるかに注目した。彼女はもう、「スカーフをしたハビーベ」だった。「アルバムを作ったのは、スカーフじゃなくて私」と声を挙げることは無駄であった。彼女の意図は、イスラムがテロの宗教ではないことを伝えることであり、そこから五つの言語で世界中に平和を呼ぶものだった。      現在、彼女はその身に被せられたイメージを消すよう努めている。そのような状況にも関わ 全文をよむ

2009-05-30 覚醒剤販売の罪で拘留中の歌手デニズ・セキ、礼拝をはじめる (Zaman紙)

コカイン所持の罪で拘留中の歌手デニズ・セキが礼拝を始めたと言われている。セキは落胆する日々の中を、礼拝を行い、祈りを捧げて克服しようと努めているという。      覚せい剤の使用と覚せい剤使用者への譲渡を目的とした所持の罪で2月24日に逮捕され、バクルキョイ女性・青少年拘置所に拘留中の歌手デニズ・セキが礼拝を始めたことがわかった。      ■ニラン・ウンサルさんから数珠と絨毯      24、5年程度の禁固刑を求刑されているセキは礼拝を行い、たびたび祈りを捧げて拘置所という環境に耐えようと努 全文をよむ

2009-05-29 作家ヤシャル・ケマル「英雄にも、囚人にもならない」 (Radikal紙)

作家のヤシャル・ケマルは、「私の友人である大臣は、平和があるというが、私がクルド問題について書いたと言って、政府は、私を何年も有罪に処し、その後、英雄であると宣言した」と語った。これに対し、ギュナイ文化観光相は、「あなたの怒りは尤もだ。しかし、もう誰も自身の思想のために裁かれることはない」と答えた。      ボアズィチ大学で行われ、25ヶ国から50人を超える翻訳家と、世界の有名出版社の経営者と編集者らが参加した「翻訳者と出版者による第2回国際トルコ文学シンポジウム」において、ヤシャル・ケマルと 全文をよむ

2009-05-27 トルコ製テレビドラマ「千夜一夜」、ブルガリアで大人気 (Milliyet紙)

トルコのチャンネルDの人気番組である連続ドラマ「千夜一夜」が、ブルガリアでも最高視聴率をたたき出している。   ブルガリア最大のテレビ局である「ノウ゛ァ・テレウ゛ィズィア」で2シーズン放送された「千夜一夜」は、国民の大きな関心を引き、ドラマ出演者に関する詳細情報を伝える多くのインターネットサイトが作られたことが明らかとなった。 全文をよむ

2009-05-23 カフラマンマラシュで唐辛子入りアイス、好評 (Yeni Safak紙)

カフラマンマラシュで活動するあるアイス会社は、唐辛子入りのマラシュアイスという新たな味を開発し、この新しい商品を中東諸国にも輸出し始めた。      ドサ・アイス会社のオーナーであるサードゥラー・カヴァク氏は、トルコ国内5つ目のチェーン店の開店のために訪れたコンヤで、アナトリア通信の記者の質問に答え、その中で、1969年以来活動しているドサ社がここ3年間新しい展開の準備をしていることと、チェーン網を広げるための活動を行っていることを明らかにした。      カヴァク氏は、目標は年末にはトルコ全土 全文をよむ

2009-05-22 アンタリヤで超豪華ホテル開業セレモニー―招待客はマライア・キャリー、リチャード・ギアら (Milliyet紙)

アメリカ人の有名な歌手、マライア・キャリーとハリウッドの有名な俳優リチャード・ギアが、アゼルバイジャン出身のロシア人実業家、テルマン・イスマイロフによって建てられた、5つ星のマルダンパレスホテルの開業セレモニーに参加するためにアンタリヤを訪れた。共和人民党(CHP)所属の市長らは開業セレモニーに参加しないと伝えた。約14憶かけてクンドゥ海岸に完成した5つ星ホテルの、今日(22日)開催される開業セレモニーに、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領、エミネ・エルドアン大統領夫人とエルトゥールル・ギュナ 全文をよむ

2009-05-21 大学生へ英語教育―高等教育機構、決定 (Hurriyet紙)

■高等教育機構(YÖK)は英語の教育システムを見直し始めている      YÖKの新しいシステムによると、大学で学んでいる150万人の学生に遠隔地教育法(e-ラーニング等)で5つの大規模大学から英語教育が行われる。大学入学が決まっている学生は、大学に必修の予科学科があればそこで(遠隔地教育法で)英語教育を受けることになる。また予科で学ぼうと、学んでいなかろうと、全学生は大学教育を受ける間、英語教育プログラムに登録されているとみなされ、(遠隔地教育法で)履修することになる。 全文をよむ

2009-05-21 新たに5つの私立大学設立へ (Milliyet紙)

カラタイ、トロス、イスタンブル・メディポル、メヴラーナ、ヌフ・ナージ・ヤズガンという名の5つの私立大学が設立される。      トルコ大国民議会(TBMM)国民教育・文化・青年スポーツ委員会で承認された法案で、コンヤにカラタイ大学及びメヴラーナ大学、メルスィンにトロス大学、イスタンブルにイスタンブル・メディポル大学、カイセリにヌフ・ナージ・ヤズガン大学が設立される予定。      ■委員会のメンバーは、トルコ語ではないという理由で、メディポル大学に反対      トルコ大国民議会(TBMM)国民 全文をよむ

2009-05-18 オルハン・パムク、インド系作家と恋愛? (Hurriyet紙)

ノーベル賞受賞作家オルハン・パムク氏が著名な作家と恋に落ちていたという。      イタリアとインドでの報道によれば、以前からオルハン・パムク氏とインド出身の作家キラン・デサルさんが交際しているという。二人はトリノ国際ブックフェアにもそろって参加した。      ノーベル賞受賞作家オルハン・パムク氏が、イタリアで行われているトリノ国際ブックフェアに、インド人作家キラン・デサイさんとともに参加した。デサイさんは、以前からインドとイタリアのメディアでパムク氏の「人生のパートナー」として公認されている 全文をよむ

2009-05-17 サイト・ファイク賞はティルマチへ (Hurriyet紙)

ダルシャファカ協会とヤプクレディ出版社によって選考された「第45回サイト・ファイク短編賞」は「連絡をとったので、あなたも筆をとってください(アラドゥム ヤズ デディニズ)」という本でフェルヤル・ティルマチ氏が受賞した。      ドアン・フズラン選考委員長のもとに集まった作家のヒルミ・ヤヴズ氏、ヒュスン・アカトル氏、ヌルセル・ドゥルエル氏、ジャーレ・パルラ氏、ムラト・ギュルソイ氏、ベシル・オズメン氏らからなる選考委員会は、満場一致で今年のサイト・ファイク賞をフェルヤル・ティルマチ氏に授与すること 全文をよむ

2009-05-16 ユーロヴィジョン、トルコ代表のハーディセ4位 (Radikal紙)

モスクワで開催された第54回ユーロヴィジョンの運命を今年も近隣諸国の票が決定した。ノルウェーが387点で第一位、アイスランドは第二位、アゼルバイジャンは第三、そしてトルコが177点で第四位に。       モスクワで開催された第54回ユーロヴィジョンはノルウェー代表アレクサンダー・リバックの“Fairy table”が387点を集めて第一位に。アイスランドは218点で第二位、アゼルバイジャンは207点で第三位、そしてトルコ代表のハーディセは177点を集めて第四位という結果をおさめた。   それぞ 全文をよむ

2009-05-12 映画「ムスタファ」無罪放免―アタテュルクへの侮辱は認定されず (Milliyet紙)

アンカラ共和国検事総局は、ミッリエト紙記者のジャン・デュンダル氏に対して、アタテュルクの一生を描いた「ムスタファ」というドキュメンタリー映画のためになされた捜査を無効と結論付けた。      検事のナディ・チュルカスラン氏は、専門家の報告書でアタテュルクを「か細く、個性がなく、アルコールと夜遊びにふける独裁者」であるかのように描いたとして告発した、デュンダル氏の作品における主観的な解釈に対して、これにはアタテュルクを侮辱し、おとしめる要素は見つからないという結論に達した。      ■専門家の報 全文をよむ

2009-05-10 コーラン・シンポジウム、イスタンブルで開催 (Zaman紙)

「イェニ・ウミット」誌と「学術研究・インターネット」財団が、「奇跡的に守られてきたコーラン」というテーマでシンポジウムを開催し、国内外の学者たちが集った。      チェンベルリタシュのユーフラテス文化センター(FKM)で基調講演を行った学者たちは、1400年前に下された啓典が、一文字も変えられることなく今日まで継承されてきたことを強調した。宗務庁長官アリ・バルダックオール博士は、「コーランは守られたと同時に、また我々を守ったのです。我々は1400年の間、コーランの下にまとめられ、一つとなってき 全文をよむ

2009-05-08 ニュースチャンネル・TRTチュルクの放送始まる (Zaman紙)

アブドゥッラー・ギュル大統領は、非常に質の高い番組のために、「TRTチュルク」はトルコのみならず世界でも関心を持って迎えられることについての疑いはない、と述べた。      ギュル大統領は、ニュースチャンネルである「TRTチュルク」の放送開始に伴い、トルコ・テレビ・ラジオ協会(TRT)がチュラーン宮殿で開催したレセプションに向けて祝賀メッセージを送った。      大統領の祝賀メッセージは次の通り。   「トルコ・テレビ・ラジオ協会(TRT)は、「TRT6」や「TRTアヴァズ」の放送開始に続いて 全文をよむ

2009-05-08 女性建築家の設計した初のモスク、開所式 (Hurriyet紙)

ウスキュダルで、女性建築家の設計した初のモスクである、シャキリン・ジャーミーの開所式が行われた。このモスクはセミハ・シャキル・ワクフが、故イブラヒム・シャキルと故セミハ・シャキル氏の両氏を記念して作ったもので、歴史的に有名なデザインを採用したものである。      開所式の冒頭では、タイイプ・エルドアン首相の妻、エミネ・エルドアンが挨拶し、「マルディンで44人もの方が犠牲となった残忍な事件に、私たちは深く悲しみました。平和の宗教を信仰する者が生きている人や、実の兄弟に、このような残忍な行為を行っ 全文をよむ

2009-05-07 外国語びいきは、トルコ語に有害 (Zaman紙)

言語協会会長のセヴギ・オゼル氏は、外国語びいきはトルコ語に弊害を与えると話した。      オゼル会長は、トラキヤ大学国立芸術学院芸術教育センターで「もしもトルコ語を失ってしまったら」というテーマの会議で講演を行い、トルコ語の乱れを防ぐことは、すべての人の大きな責任であると述べた。      オゼル会長は、トルコに外国語びいきが存在し、このことがトルコ語に弊害を与えるとし、次のように話した。      「乱れるのはトルコ語ではなく、問題もトルコ語ではなく、問題は思想にある。言葉は乱れることはない 全文をよむ

2009-04-28 「娘を監督していないから・・・」イスタンブル県警本部長、殺人被害者家族へ侮辱発言 (Milliyet紙)

ミュネッヴェル・カラブルトさん殺人事件に関して「(家族が)娘を監督していればよかった」と発言したイスタンブル県警のジェッラフ本部長に対する抗議が相次いでいる。上記の発言に関してヒューリヤ・ギュルバハル弁護士は「恐ろしいこと」、ジャナン・アルン弁護士は「ジェッラフ本部長は謝罪するべきだ」と述べた。      イスタンブル県警のジェラレッティン・ジェッラフ本部長が、頭部を切断された状態でエティレル地区のごみコンテナから発見されたミュネッヴェル・カラブルトさんの家族を非難した発言に対し、女性の権利擁護 全文をよむ

2009-04-21 吟遊詩人、アーシュク・イフサーニー死去 (Hurriyet紙)

世間では「アーシュク・イフサーニー」として知られるディヤルバクル出身の吟遊詩人イフサン・スルルオール氏が、高血圧による脳出血のため、治療を受けていたディジュレ大学脳外科集中治療室で今日4月21日午前に亡くなった。      ディヤルバクル出身の大衆吟遊詩人で、77歳だったイフサン・スルルオール氏は、先週の金曜日に自宅で民間プロダクションによるドキュメンタリー撮影の際、急に体調を崩した。プロダクション関係者と妻によってディジュレ大学医学部脳外科に運ばれたアーシュク・イフサーニー氏は、非常な興奮状態 全文をよむ

2009-04-21 初等教育8年次必修科目「独立の歴史とアタテュルク」教科書に修正 (Milliyet紙)

国民教育省(MEB)は、革命史の教科書にある、反動主義的活動を行った者らは「世俗主義の受容者らを宗教の敵と紹介する」という定義を削除した。      国民教育省(MEB)は初等教育8年次の教科書「革命史とアタテュルク主義」を改訂した。現在、学生が使用している教科書で、反動主義的活動を行った者らについて記載された「彼らは世俗主義の受容者らを宗教の敵と紹介する」、「彼らはアタテュルクと国家に対抗したプロパガンダを行う」という定義を掲載しなかった。第7学習単元に施された改訂により、反動主義的活動を行っ 全文をよむ

2009-04-19 アクン監督、カンヌの招待を受けず (Hurriyet紙)

ファーティフ・アクン監督は、新作「ソウル・キッチン」の数カットの撮りなおしを望んでいる。このため世界で最も権威のあるカンヌ映画祭での映画の上映のために送られてきた招待を断った。      ベルリン・モルゲンポスト紙によると、主役をモリツ・ブレイブルーとビロル・ウネルが演じる「ソウル・キッチン」の上映に向け、カンヌ映画祭からアクン監督に招待状が送られた。しかし、アクンは映画の撮影のために時間が必要だとし、いくつかの場面の撮りなおしのために、映画祭の主催のティエリー・フレモーに今週中に断りの連絡を入 全文をよむ

2009-04-16 トルコ歴史協会、人員半減で機能停止寸前 (Zaman紙)

トルコ歴史協会(TTK)の職員数が過去2年間で半減した。賃金が低いことから不人気となり、わずか43名の職員しか残っていない。      同協会幹部からの情報によれば、職員数は2007年まで86名だった。同幹部らは、協会がひとつのステップとして利用されていると話し、働き始めた職員が、公務員の資格をとった後より賃金の高い団体に移っていくことを批判した。現役の職員らは、改善策を打たなければ同協会には誰も残らないと述べ、定年を迎える職員が退職して研究は停止状態になったという。      トルコの歴史研究 全文をよむ

2009-04-15 グーグルから建築家スィナンに誕生日プレゼント (Hurriyet紙)

人々が忘れてもグーグルは忘れない…。ネット界の怪物が特別な日に用意したロゴとは。      世間でもっとも評判になるロゴといえば、インターネット界の怪物・グーグルの限定ロゴであろう。グーグル・トルコは今日、トルコの偉大なる建築家ミーマール・スィナンの生誕を祝っている。   この限定ロゴはミーマール・スィナンの作品によって構成されており、ロゴをクリックすると「ミーマール・スィナン」の検索結果が表示されるようになっている。   1489年4月15日に生まれたミーマール・スィナンは、スレイマニエ・モス 全文をよむ

2009-04-01 日本政府、クルシェヒルに博物館建設 (Zaman紙)

日本政府が、クルシェヒル・ケマン郡に芝で覆われた古墳型の博物館を建設した。      日本アナトリア考古学会のデニズ・エルビシム事務局長がアナトリア通信の記者に対して行った発表では、昨年、文化観光省のエルトゥールル・ギュナイ大臣と田中信明在アンカラ日本大使によって起工式が執り行われたが、今回の博物館の開館式も同氏らによって行われるという。      エルビシム氏は下記のように話した。   「日本政府によって、ケマン・カレホユックに芝を張った古墳型の非常に近代的な博物館が建設された。日本円で4億3 全文をよむ

2009-03-22 ユーロビジョン出場者ハーディセ、オーストリアでコンサート (Yeni Safak紙)

第54回ユーロビジョン歌謡コンテストのトルコ代表、ハーディセはヨーロッパ・ツアーの一環で訪れたオーストリアの首都ウィーンでコンサートを開催した。      民間のクラブで開かれたコンサートにオーストリア在住のトルコ人は大きな関心を示し、コンサートは明け方まで続けられた。およそ2500人(の観客)に向かってユーロヴィジョンで歌う歌「Düm Tek Tek」や彼女の代表作となる歌を歌ったハーディセは、自分のためにオーストリア在住のトルコ人たちが応援し祈ってくれるよう望んだ。オーストリアがユーロヴィジ 全文をよむ

2009-03-21 イスタンブルでサイード・ヌールスィー展、はじまる (Yeni Safak紙)

ベディウッザマン・サイード・ヌールスィーの人生の特筆すべき分岐点に焦点をあて、当時の資料と思い出を今日に伝える「カスタモヌの年月」展が、3月22日日曜日ジャーロールのリュステムパシャ・メドレセ(マドラサ:イスラム学院)で始まる。      ベディウッザマンの生徒らのうち、当時の様子を知るアブドゥッラー・イェイン氏と当時ベディウズザマンに「私の人生はお前の人生に引き継がれてゆく」とまで言わしめたムスタファ・スンガル氏、そしてIIKVワクフ管財協会のメフメト・フルンジュ理事長らによって3月22日日曜 全文をよむ

2009-03-16 第5回世界水フォーラム、イスタンブルで開幕―107カ国から2万人参加 (Radikal紙)

近年、会議の実施先として重要性を増しているイスタンブルが、今日(16日)から1週間、世界の最も有力な会議のひとつを主催する。「第5回世界水フォーラム」は、100ヶ国以上の国、2万人を超える参加者を伴って今日イスタンブルで開会する。フォーラムの一環として、今日午後にはギュル大統領の主催で各国や政府の代表が集う「首脳級サミット」も行われる。チュラアン宮殿で催されるこのサミットには、イラク大統領のタラバーニ氏も出席する予定。      キプロスの南キプロス・ギリシャ地区(キプロス共和国)とアルメニアも 全文をよむ

2009-03-15 ソフィア映画祭でトルコ映画初の受賞 (Radikal紙)

ソフィア映画祭において、オズカン・アルペル監督が、『秋』で最優秀監督賞を、ヒュセイン・カラベイ監督の『私のマーロンとブランド』が最優秀バルカン映画賞に選ばれた。      ブルガリアの首都ソフィアにおいて毎年開催され、国内では最も重要な国際映画のイベントとして認知されている“ソフィア映画祭”で、二人のトルコ人監督が受賞した。      今年で第13回目を迎えた映画祭では、オズカン・アルペル監督が、トルコ・ドイツ共同制作の『秋』という作品で“最優秀監督賞”を、ヒュセイン・カラベイ監督も『私のマーロ 全文をよむ

2009-03-12 トルコ科学技術研究機構(TÜBİTAK)、ダーウィン問題で「謝罪」 (Hurriyet紙)

トルコ科学技術研究機構(TÜBİTAK)は、『科学技術』誌の表紙変更が「ダーウィンへの検閲」として議論を生んだことを受け、最新号でこの問題について取り上げると発表した。      ■トルコ科学技術研究機構の説明      トルコ科学技術研究機構による説明では、『科学技術』誌3月号で、当初「世界的気候変動」の特集を組むはずであったが、編集長により「ダーウィン年」に変更させられたものの、今度は印刷の段階で元のテーマに戻されたとし、「このプロセスの中にはいかなる圧力や検閲行為もない」とのコメントが発表 全文をよむ

2009-03-12 イマームの遅刻で、iPhoneからコーラン詠唱―ヒュッリイェト紙記者追悼式 (Zaman紙)

 19年前の襲撃により死亡したヒュッリイェト紙の元総出版責任者、チェティン・エメッチ氏の追悼式がジンジルリクユ墓地の墓前にて行われた。       追悼式が開始され、イマームが到着していないことが分かると、ヒュッリイェト紙のエルトゥールル・オズキョク総責任者がiPhoneを手にやって来た。iPhoneにコーランのファーティハの章を録音したオズキョク氏は、電話のスピーカーの電源を入れ、一同は窮状から救われた。追悼式にはエルトゥールル氏の他、トルコ新聞記者協会のオルハン・エリンチ会長、スターニュース 全文をよむ

2009-03-10 Youtubeのかわりに、アク・チューブ? (Zaman紙)

最新の機能をもつといわれる2009年地方選挙ビデオ映像配信サイトwww.akpartitube.comが設立された。      公正発展党(AKP)イスタンブル県支部による発表では、技術を最大限に活用するAKPの、この分野での最初の取り組みの1つがこのビデオ配信サイトakpartitube.comであるとされた。      最新の機能をもつ2009年地方選挙ビデオ配信サイトであるwww.akpartutube.comを設立したとする発表では、次のように述べられた。      「私たちは、AKP党 全文をよむ

2009-03-10 『科学技術』誌のダーウィン進化論スキャンダル (Hurriyet紙)

トルコ科学技術研究機構(TÜBİTAK)の42年の歴史がある『科学技術』誌の最新号で、ダーウィンの肖像を載せた表紙と15ページにわたる特集部分が評議会上層部の検閲にかけられた。表紙は変更され、内容は破棄された。同誌ではダーウィンに関する記述はすべて消された。      トルコ科学技術研究機構が、2009年が進化論の提唱者であるチャールズ・ダーウィンの生誕200周年であり、ユネスコによって全世界で「ダーウィン年」と宣言されたことを受けて編集された『科学技術』3月号に、校閲をかけたことが明らかとなっ 全文をよむ

2009-03-07 エルドアンのパロディだなんて言ってません―大ヒット映画「レジェプ・イヴェディキ」 (Zaman紙)

コメディー俳優のシャハン・ギョクバカルさんはある雑誌のインタビュー記事の中で、入場者数の新記録を樹立した映画「レジェプ・イヴェディキ」の登場人物がレジェプ・タイイプ・エルドアン首相に似せられたと書かれたことについて、自分の発言がゆがめられて報道されたと語った。   ギョクバカルさんは、「私は何日もこのことについて説明しているのです。しかしみなさんは都合のよいように受け取っています」と言う。      「事態がこのようになってしまったこと、さらには選挙の場でスローガンにされてしまったことを残念に思 全文をよむ

2009-03-05 2010年、トルコにおける日本年開催へ (Yeni Safak紙)

ヒュセイン・チェリキ教育相は、トルコで「日本年」が開催される2010年に大規模な国際ロボットコンテストを行うことを発表した。      国民教育省の青年技術教育事務局と日本国際協力機構(JICA)が共同で開催する第3回ロボットコンテストが、セリム・スッル・タルジャン体育館で行われた。開会式で挨拶したチェリキ大臣は、コンテストへの参加者数が初回は150人、2回目が270人、今回の3回目は500人近くに達することに触れ、「これの意味するところは、日に日にこのコンテストに参加するプロジェクトの数が増え 全文をよむ

2009-03-02 『スラート・ミュスタキーム』誌の索引、書籍化へ (Yeni Safak紙)

オスマン的枠組みにおいてイスラム近代主義を最も声高に唱えていた『スラート・ミュスタキーム(真正なる道)』誌の索引が、過去の蓄積を活用する目的により、クラシック出版社より書籍化された。第2次立憲制公布の翌日に創刊され、「宗教、哲学、科学、法学、文学と政治、特に政治的、及び社会的、文化的な状況とイスラム世界の動向に言及する」という表題で出版されていた同誌の索引は、M・スアト・メルトオールによって作成されおており、研究者にとってレファレンス資料としての性格を有している。独立行進曲(トルコ国歌)を作詞し 全文をよむ

2009-02-27 トルコ人研究者、次世代の肝炎ワクチンを開発 (Hurriyet紙)

アンカラ・ハジェッテペ大学の研究者グループが、肝炎予防の新型のワクチンを開発した。新型のワクチンは、肝炎に対して瞬時に抵抗力を高める。      ハジェッテペ大学の化学・医学研究者グループは、トルコにおいて毎年10万の新しい患者が発生している肝炎予防のための新型のワクチンを開発した。研究では「分子抑制技術」を用いてワクチンのための必要な防御プロテインが血管から直接投与された。初めて雑誌に発表されたこの研究により、現行のものに比べ肝炎に対し瞬時に抵抗力を高めるこのワクチンの生産にも道が開かれた。研 全文をよむ

2009-02-25 アンタリヤ第三地方行政裁判所、アレヴィー児童に「宗教」科目履修免除と判決 (Hurriyet紙)

アレヴィー信徒の両親が、初等学校第5学年の娘に「宗教文化と倫理知識」の授業の免除を求め、訴訟を起こした。アンタリヤ第三地方行政裁判所は要求を認め、アレヴィー信徒である児童がこの授業を免除される判決を下した。      ■信仰の自由   裁判所は、「基本的人権、ならびに自由のひとつである、宗教的信条の自由の範囲内で、子どもに必修とされている授業の免除が適用される必要があるという結論に達した」と判決を下した。      アンタリヤに居住し教師の母D.D.さんと販売業の父M.A.Dさんは、ムラトパシャ 全文をよむ

2009-02-24 ボアズィチ大学でイスラーム風スカーフに関するデモ行進 (Milliyet紙)

ボアズィチ大学でスカーフの上に帽子をかぶって授業に出席した16人の学生に対して調査が始められたと主張し、昨日(23日)、300人の学生集団が学長棟に向かってデモ行進を行った。      北キャンパスから学長棟まで行進した学生たちは、「校長は約束を守れ」と書かれたプラカードを掲げた。集団は、拍手や口笛で反発を示し、学長棟の前で会見を開いた。      会見では、次のように述べた。   「私たちはボアズィチ大生として、私たちの級友がひとりでもその信条やアイデンティティによって差別にさらされることに、 全文をよむ

2009-02-23 著名なトルコ人建築家ジャンセヴェル、亡くなる (Milliyet紙)

アガ・カーン建築賞を三度受賞し、トルコ大国民議会優秀功労賞と2008年度大統領文化・芸術大賞を授与された、トルコの代表的建築家のひとりトゥルグト・ジャンセヴェル氏が89歳で逝去した。      カドゥキョイのチフテハヴズラルにある自宅で、22日の昼頃に亡くなったジャンセヴェル氏の娘婿で、建築家のメフメト・オウンさんは、義父トゥルグト・ジャンセヴェル氏が栄養不良と、寝たきりの状態となるアジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)のため、しばらくの間、治療を受けていたことを明らかにした。メフメト・オウンさん 全文をよむ

2009-02-19 ドイツでトルコ映画「レジェプ・イヴェディキ2」、記録的な大人気 (Milliyet紙)

ドイツで最も多く鑑賞された映画ランキングの上位を占める『レジェプ・イヴェディキ2』は、ドイツ映画史に記録を残した。シャーバン・ギョクバカルが演じるこの映画はドイツでの公開後1週間で、ここ15年で最も観客動員数の多い映画となったことが発表された。      ベルリナーツァイトゥング紙は、ドイツ全国の70ヵ所の映画館で公開が始まったこの映画について、第一週には映画フィルム複製版1本につき2500人が観賞したと述べ、これによって『レジェプ・イヴェディキ2』がドイツで最近15年間のうち最も観客動員数が多 全文をよむ

2009-02-19 サーミー・ユスフ、ガザの子供たちのために歌う (Yeni Safak紙)

世界的に知られるムスリム歌手、サーミー・ユスフさんは、『パレスチナ、フォーエヴァー』という歌を、ガザで抑圧を受けている子どもたちのためにつくった。この歌は、ウェッブサイトhttp://samiyusufofficial.com/で発表され、無料ダウンロードが許可されている。      サーミー・ユスフさんのファンは、今、この歌を聴いている。ユスフさんは、「これは私が2002年に作った曲です。ガザ地区で再度、被害がではじめたので、自分のウェッブサイトから無料でダウンドードして欲しいと思い、掲載しま 全文をよむ

2009-02-16 イスタンブルで靴の調査、調査参加者の4割は自分のサイズを知らない (Milliyet紙)

ポラリス社が行った「トルコ人の足に関する調査」の、イスタンブルに関する所見によると、調査に参加した人の40パーセントが足のサイズを知らない。      この調査ではイスタンブルがコスモポリタン的な構造であることが証明された。18歳から35歳までの間の女性の70%、男性の56%が、靴が洗練されたデザインであることに注意している。50歳以上の人は、靴に快適さを求めている。      男性は外側に負担をかけて歩く一方、女性は親指と人差し指に負担をかけている。トルコ全国平均を取ってみると、トルコ人の足の 全文をよむ

2009-02-15 シャルル・アズナブール回想「トルコ嫌いだったことはない」 (Hurriyet紙)

アルメニア政府の駐在スイス大使就任の申し出を受けた著名な歌手、シャルル・アズナブールさんは、トルコ生まれのアルメニア人家庭の子弟だ。      アズナブールさんは、アラス出版社から公刊された「過去の記憶」という回想録の中で、1915年の強制移住でかろうじて生き延びた母も父も復讐を考えたり、敵視の感情をもったことは全くないと述べ、次のように語った。      「私の母と父が、現代トルコを過小評価したり、悪く言ったりすることを私は一度も見たことがありませんでした。私たちに一度もトルコ人に対する恨みを 全文をよむ

2009-02-13 イスタンブルはどんな香り? 香水製造のため専門家、イスタンブル調査へ (Milliyet紙)

嗅覚が「世界有数」として認められ、このため鼻に150万ドルの保険がかけられている「香水専門家」のアンドル・フン氏は、イスタンブルの街角の香りを調査し、イスタンブルを思い起こさせるような香水を企画する。フン氏によると、イスタンブルの香りは、活発で、エレガントであり、オーセンティックな雰囲気を醸し出す香りとなる。         ■何千種類もの香りを開発した      ハンガリー系79歳のフン氏は、半世紀にわたり、嗅覚一本で生きてきた有名な香水専門家である。何千種類もの香水を開発し、世界各地の主要な 全文をよむ

2009-02-12 アラブ世界のMBCテレビ局、ドラマ「ギュムシュ」を映画化へ (Yeni Safak紙)

アラブ世界有数のテレビ局であるMBCは、アラブ人に大人気の連続ドラマ「ギュムシュ」を映画化する。      これまでアラブ世界で「ヌル」というタイトルで放送され、人気を博し、一つの文化現象にまでなったテレビドラマシリーズを、アラブとトルコの映画会社が共同で映画化する。この映画でもテレビシリーズで主役を演じたクヴァンチ・タトゥルトゥとソンギュル・オデンが配役される予定である。      フスハー(古典アラビア語)の代わりにシリアのアラビア語で吹き替えされたシリーズはアラブ世界を席巻し、2008年8 全文をよむ

2009-02-11 トルコ人研究者カンタルジュオール氏、米国科学財団から表彰 (Milliyet紙)

米テキサス大学のコンピューター工学部の準教授のムラト・カンタルジュオール氏(32)が、「e-国家とe-保健医療」の分野に新たな扉を開け、「個人情報管理」システムに関する開発プログラムによって、米国科学財団(NSF)から40万ドルの賞金とともに表彰された。      テキサス大学の発表によると、この賞は米国科学財団の最も優れた賞の一つである。発表では、「この賞は、カンタジュオール氏がアメリカで最も偉大な学者の一人となることを示すものである。研究成果により、病院や病人の記録、税務関係の記録管理等の分 全文をよむ

2009-02-10 高等教育機構、神学部2年課程修了証書に記載の制限を撤廃 (Hurriyet紙)

高等教育機構(YÖK)執行委員会は、神学部2年課程修了生の証明書に記載されている「同過程を成功裏に修了した者に授与される本証明書は、宗教関連組織と宗教関連業務のいずれかあるいは両方で働く者に対して有効である。他のいかなる目的にも使用することはできない」という文言を削除した。      2009年1月15日に行われたYÖKの会合でこの文言が削除されたことにより、今後、修了生は希望する全ての政府機関において、高校卒業の身分ではなく、他の2年過程修了生と同等の権利の下で働くことができるようになる。   全文をよむ

2009-02-10 亡命イラン人同性愛者、トルコでの扱いにも不満もらす (Milliyet紙)

死刑の恐怖のため自国から逃げてきたイラン人難民が、トルコの保守的な県に居住させられ、侮辱を受けていると説明した。      トルコに亡命したイラン人同性愛者が死刑や鞭打ちの刑を避けるため自国から逃げなければならなかったが、トルコの保守的な県に移住させられたために困難な状況に陥っていると述べた。      「レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、女装者、性転換者の権利に関するプラットフォーム」は、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、女装者、性転換者が経験した権利侵害を調査するため、2007年11月と 全文をよむ

2009-02-06 サウジアラビア訪問中のギュル大統領、ウムラ(小巡礼)を行う (Yeni Safak紙)

ギュル大統領がウムラ(小巡礼)を行い、カーバ神殿で金曜礼拝をした。ジッダから昨夜遅くにサウジアラビア2ヶ所目の訪問地であるメッカへ移動したギュル大統領は、アブドゥッラー国王の来賓としてウムラを行った。      ギュル大統領とハイリュンニサ・ギュル夫人、息子のメフメト・エムレ・ギュル氏、大統領に同行したキュルシャド・トゥズメン国務相、ヴェジュディ・ギョニュル国防相、ビナリ・ユルドゥルム運輸相もウムラをした。カーバ神殿横のアブドゥッラー国王の迎賓館で宿泊したギュル大統領は、金曜礼拝もカーバ神殿で行 全文をよむ

2009-02-05 がん治療のため来日したサルさん、アルバム発売へ 日本語の歌も (Yeni Safak紙)

がん治療のため訪れた日本で、ある歌のコンテストでベスト10に入ったエミネ・サルさんは、日本語、トルコ語、英語の歌を収録したアルバムを出す。      白血病を患っているエミネ・サルさんは治療のため家族と共に訪れた日本で、「のど自慢大会」に参加し昨年ベスト10に入ったが、今年は日本でアルバムを出す。日本の伝統的な音楽のジャンルである演歌を歌って日本人を魅了したトルコ人サルさんは、アルバムに自身の母語であるトルコ語以外に英語、日本語の歌を収録している。アルバムにはサプライズもあり、それが日本人に大変 全文をよむ

2009-02-04 イスタンブル大学キャンパス、観光客に公開へ (Milliyet紙)

イスタンブル大学構内の歴史的建築物が観光客により見学可能となり、ボズドーアン(ハドリアヌス)水道橋の上も歩行可能となる。      イスタンブル大学の新学長ユーヌス・ショイレト教授は、大学を観光客に開放するため準備を進めていると話した。「過去から未来へ」と名付けられたプロジェクトについて同教授は、大学が観光客に開放されること、知名度が上がり、また観光収入や評判を得られるだろうと述べた。   「我々には次のような構想があります」と、ショイレト教授は観光客開放プロジェクトを説明する。「大学の場所は、 全文をよむ

2009-02-03 イスタンブルの歴史は地下に 現在は人口1200万人の大都市 (Zaman紙)

何千年もの歴史をもつイスタンブルは、1200万人以上の人口を有している。人口集中のため、多くの歴史的建造物がゆがんだ都市化の影響を受け、消滅している。      考古学者達は、建物の基礎打ち工事においてでさえ、紀元前にさかのぼる何百もの遺構に出会うと言い、イスタンブルは実は地下に存在していると主張する。ビザンツ美術史家のフェリドゥン・オズギュミュシ博士は、イスタンブルで継続している地表調査の際に、何百もの歴史的遺構の痕跡に出会ったと述べ、2008年に行われた調査で、365もの遺構が発見されたと話 全文をよむ

2009-02-02 イスタンブル、金角湾にある歴史的建造物の造船所、映画スタジオへ (Hurriyet紙)

イスタンブルの金角湾にある広さ約30万㎡の歴史的なジャーミアルトゥ造船所を巨大な映画スタジオに変えるプロジェクトが始まった。      アブドゥッラー・ギュル大統領が指揮を執るプロジェクトの実施は、文化観光省の著作権・映画局が担当する。イスタンブルを映画の中心地とすることを目指す同プロジェクトの案は、以前、ギュル大統領が大統領官邸での昼食会に招待した映画関係者らから出された。      ギュル大統領の指示により、ムスタファ・イセン大統領府長官が文化観光省の著作権・映画局と話し合いを持ち、プロジェ 全文をよむ

2009-02-01 トルコ語圏の亀裂―アゼルバイジャンでトルコ製ドラマ禁止 (Zaman紙)

「共通のコミュニケーション言語は何になるだろうか?」 トルコ世界で古くから議論されてきた問題が、ある禁止によって再び脚光を浴びた。アゼルバイジャンのテレビ各局で、トルコ共和国のトルコ語で放送されるドラマが完全に禁止された。それで私たちは双方の言語の専門家に、「この私たちの言語の状態はどうなるのだろうか?」という質問を向けてみた。      禁止は各チャンネルの「純粋性」のためとするアゼルバイジャンのラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)は、週40時間に至るトルコ・ドラマが、国内ドラマを殺したと苦情を 全文をよむ

2009-01-29 オバマ政権、トルコ公営テレビのクルド語チャンネルに満足 (Hurriyet紙)

ヒュッリイェト紙がバラク・オバマ政権に近い情報筋から得た情報によると、ワシントンはTRT6の放送を「非常に前向きで、将来を見据えた、実に民主的な措置だ」と評価している。同情報筋は、オバマ政権はクルド労働者党(PKK)との闘争においてトルコ-アメリカ間の協力関係を今までどおりしっかりと継続する一方で、トルコにおいてクルド人に向けた新しい民主的かつ文化的な措置が取られたことをうれしく思うだろうと述べた。   この情報筋によると、オバマ政権は、広い意味で、トルコで民主主義が発展、拡大するよう、そして民 全文をよむ

2009-01-28 ドラマ「千一夜物語」の撮影も行われたアフメト・アフィフ・パシャの邸宅、売却へ (Yeni Safak紙)

貯蓄預金保険機構(TMSF)は、ウザン家所有のアフメト・アフィフ・パシャの別荘を4010万トルコリラ(約23億円)の価格で再度、売りに出した。競売は28日14時半からを予定されている。         ドラマ「千一夜物語」が撮影されたアフメト・アフィフ・パシャの別荘は、4010万トルコリラ(23億円)の価格で売りに出された。貯蓄預金保険機構の発表によれば、競売は28日14時半に行われる。   イスタンブル・サルイェル地区のキョイバシュ通りイスティニエ街区に位置するこの不動産は、2つの区画を占めて 全文をよむ

2009-01-26 ピーリー・レイスとコロンブスは地図に関する情報交換をしていた (Milliyet紙)

ピーリー・レイスについてドキュメンタリーを撮影したチェリケル氏は、ピーリー・レイスがかの有名な地図を作製した際に、クリストファー・コロンブスの地図を参考にしていたことを明らかにし、「私の研究によると、お互いに情報交換さえも行っていたようです」と述べた。      トルコ空軍初の女性戦闘パイロットであり、アタテュルクの養女でもあるサビハ・ギョクチェンのドキュメンタリーで広く知られる、プロデューサー兼監督のギュルシャフ・チェリケル氏は、何年もの間携わってきたピーリー・レイスのドキュメンタリーを完成さ 全文をよむ

2009-01-22 盗撮の罠にかかった女子高生、名誉殺人の犠牲にしないよう国が保護 (Hurriyet紙)

シャンルウルファのヴィランシェヒル郡で、17歳の高校生T.Ö.が、自分に好意を寄せている16歳の女子高生E.K.を家に呼び、関係を持った。      T.Ö.は自分を信じない男友達2人にもその行為を見学させた。   友人2人は戸棚に隠れ、携帯電話でその様子を撮影した。3人の高校生は撮影した映像を、一部のインターネットサイトに投稿した。苦情が出され、その高校生3人は逮捕された。      名誉殺人の犠牲になる可能性があると考慮され、E.K.は政府の保護下に置かれた。男子生徒3人にはそれぞれ9年から 全文をよむ

2009-01-21 イスタンブルで、第6回日本映画祭、始まる 1月22-25日 (Yeni Safak紙)

第6回イスタンブル日本映画際が、1月22日から25日にかけてレヴェント文化センターで開催される。      合計11作品が上映される映画祭には、無料で参加することができる。どの映画も日本語で上映され、トルコ語字幕がつく。      映画のテーマは、4つのテーマに集約されている。それぞれのカテゴリーから最も優秀な作品群から選ばれた11作品が観客に披露される。      テーマは以下の4つである。   巨匠―1.日本映画界を形作った監督たち、2.知られざる名作邦画、3.最近の日本映画作品より話題作を 全文をよむ

2009-01-19 トルコ文学、アラブ世界に紹介 (Zaman紙)

「トルコ文学紹介プロジェクト」は、参加する人々の地域をさらに広げるためにエジプトに場所を移す。トルコ文化観光省は、1月21日から2月2日の間に行なわれる第41回カイロ国際ブックフェアにトルコの文化、文学、芸術の豊かさを反映する図書1100作品を出展する。      トルコ文化観光省は、アラブ世界2億人の読者によびかけるフェアで「トルコ文学紹介プロジェクト」の一環として出版された230作品が展示される60㎡のブースで参加する。また同省はトルコ出版界の紹介活動も行う。フェアで展示される出版物は、「世 全文をよむ

2009-01-15 ギュル大統領、トゥルグト・オザル大学設立へ支援 (Zaman紙)

アブドゥッラー・ギュル大統領は、トゥルグト・オザル大学管財委員会ユルドゥルム・アクブルト代表、トゥルグト・オザル思想推進協会会長エミン・バシェルその他を大統領府に迎え入れた。一行は、アンカラでの設立が計画されている大学について大統領に情報を伝えた。      ギュル大統領は、故オザル氏がトルコに大きく貢献し、先導的役割を果たしたことを明らかにした。ギュル大統領は、「設立予定の大学がトゥルグト・オザルの名にふさわしい教育レベルにありますように。それにふさわしい学生たちと教員でなくてはならない」と述 全文をよむ

2009-01-13 クルド語TV開設を受け、ラズの人々もラズ語TV開設の署名運動開始 (Milliyet紙)

トルコ・テレビ・ラジオ協会(TRT)のクルド語での放送開始後、ラズの人々がトルコ・テレビ・ラジオ協会に伝わるようインターネットによる署名運動を始めた。運動では母語での放送は、憲法が保証する権利であることが明らかにされた。      トルコ・テレビ・ラジオ協会の新しい局であるTRT6が衛星により24時間クルド語放送を開始した後、母語での放送を望む他の民族集団としてラズ人が声をあげた。トルコ・テレビ・ラジオ協会に伝わるよう始められた運動では、母語での放送は憲法が保証する権利であることが強調された。  全文をよむ

2009-01-11 詩人ナーズム・ヒクメトの国籍回復手続き、完了 (Radikal紙)

1951年の閣議決定によりトルコ国籍を剥奪された世界的に著名な詩人ナーズム・ヒクメトは、58年後の新たな閣議決定で正式にトルコ国民となった。      2009年10月5日付の、ナーズム・ヒクメトの国籍回復を予想する閣議決定は、官報に発表され施行となった。モスクワにあるナーズム・ヒクメトの墓をトルコへ移送することについては、まだ着手されていない。      ■国籍回復への道      ナーズム・ヒクメトへ再び国籍を付与することを決定した公正発展党(AKP)政府は、以前似たような請求を後に翻したこ 全文をよむ

2009-01-09 ネディム・ギュルセルの小説『神の娘たち』、宗教的価値を侮辱で懲役6年求刑 (Radikal紙)

作家ネディム・ギュルセルは、最新小説の「神の娘たち」の中で宗教的価値感を侮辱したかどで懲役6年を求刑され、裁判にかけられる予定だ。      小説「神の娘たち」の中で「宗教的価値感を侮辱した」かどで、作家ネディム・ギュルセルに対し、懲役6年が求刑され、裁判が始められた。作家ギュルセルは、2008年3月にドアン・キタプ出版社から刊行された「神の娘たち」という題名の小説が後日に寄せられた苦情を受けて、捜査が始められたが、シシュリ共和国検察局が出した不起訴の決定により無罪となっていた。しかしベイオール 全文をよむ

2009-01-09 大学の学費、10%の値上げへ (Yeni Safak紙)

高等教育機構(YÖK)は、大学の学費を、インフレーションの比率を考慮して10%値上げする提案を国民教育省へ提出した。      国民教育省もこの提案を修正せず、財務省へ送った。授業料の値上げ比率は閣議で決定される。その決定は公報において発表され、その後施行される。   学費に10%の値上げがなされるという提案が、修正されず承認された場合、各学部の授業料は2008-2009年度において266-550YTL(約14900-約31000円)の間で推移することになる。      通信制大学の授業料は61 全文をよむ

2009-01-02 英国紙、「トルコ人女性は保守化」と分析 (Hurriyet紙)

英国の新聞はトルコの観光産業を分析し、以下ように結論付けた。   「トルコ人女性は体を覆うようになり、イスラム的観光産業が爆発的に伸びている。観光施設はイスラム的観光産業向けに変わりつつある。というのも、最もお金を使うのは彼らだからである」         ■これぞトルコのハシェマ(全身水着)製品      英国で最も売れているインディペンデント紙(The Indipendent)は、「トルコ人女性が体を覆いだしている。ビキニを着ない風潮がリゾート地で蔓延」という見出しの全面記事で、トルコの海岸 全文をよむ

2009-01-02 TRT6(クルド語チャンネル)、ロジンさんらのコンサートで正式にスタート (Zaman紙)

 クルド語のクルマンジ方言で放送しているトルコ公営放送クルド語専用チャンネルTRT6は、アンカラで開かれたカクテルパーティとともに正式に放送を開始した。番組の冒頭でクルド人アーティストのロジンさんとニリュフェル・アクバルさんのコンサートが行われた。スタジオでは、赤・緑・青色で書かれたTRT6のロゴと「TRT6へようこそ」という文字が目立っていた。       番組中、サプライズで、公正発展党(AKP)党員でヴァン選出の国会議員でもあるギュルシェン・オルハンが、クルド語の歌を歌った。オルハン議員は 全文をよむ

2009-01-02 クルド語・クルド文学学科、設置へ アンカラ大とイスタンブル大で (Milliyet紙)

トルコ政府はTRT6チャンネルでのクルド語放送に続き、国内の重要な大学2校でのクルド語・クルド文学学科開設に向け、準備を整えている。       高等教育機構のユスフ・ズィヤ・オズジャン理事長はアンカラ大学とイスタンブル大学両校の文学部へ「クルド語・クルド文学」学科を開設すると発表した。アル・スタジオでの式典に参加した同理事長は、クルド研究所を創設するよりもクルド語・クルド文学学科の開設の方がより適切であると述べた。今回の学科開設にマルディン大学とディヤルバクル・ディジュレ大学が立候補していたこ 全文をよむ

2008-12-30 北イラクで7歳のクルド人少女、カミソリで割礼 米国ワシントンポスト紙が報道 (Hurriyet紙)

わずか7歳の少女が部屋に閉じ込められ、カミソリで割礼を施された。少女の叫び声が近隣に響き渡った。アメリカのワシントン・ポスト紙は、北イラクにおけるこうした少女たちへの割礼の実態を記事にした。かなり浸透しているこのような原始的な行いに終止符を打つ取り組みに、クルドの政治家たちが積極的な態度を見せないことも報じた。      7歳のシランちゃんの割礼を写真とともに報じたワシントン・ポスト紙は、北イラクの女性の60%が割礼を受けており、禁止への取り組みも議会では議案になっていないと記している。     全文をよむ

2008-12-28 「文明」を衝突させたハンティントン教授、死去 (Yeni Safak紙)

文明の衝突論を世界的議題としたアメリカ人政治学者サミュエル・ハンティントン教授が亡くなった。ハーバード大学のインターネットサイトで行われた発表によると、ハンティントン教授(享年81歳)は、4日前にマサチューセッツ州のマーサズビニャードでその生涯を閉じた。同教授はハーバード大学で2007年まで教鞭をとっていた。      ハンティントン教授は、1996年に出版された「文明の衝突」という論文で国際的に著名となった。39言語に翻訳されたその本でハンティントン教授は、冷戦後の世界での大規模戦争は、国民国 全文をよむ

2008-12-26 ハッキャーリの大学で勤務するなら、大学教授の給与、5000YTL(約30万円)増しに (Zaman紙)

 欧州で実施されている大学間の学生交換プログラム、エラスムス計画はトルコでも実施されている。「ファーラービ」と名付けられたプログラムにおいて、今後大学の学生・教員の交換が行われる。       教員は新設大学に配属された場合、手当てが支給される。例えば、アンカラからハッキャーリへ赴任する大学教授にはおよそ5000YTL(約30万円)増しの給与が支給される。つまり、教員の3000YTL(約18万円)の給与が8000YTL(約48万円)となる。交換プロジェクトは2009年から2010年の教育年度に開 全文をよむ

2008-12-23 サンタクロース(聖ニコラウス)論争 新しく設置された銅像をめぐって (Milliyet紙)

アンタリヤのデムレで撤去されたサンタクロースの銅像の代わりに、彼が生きていた時代に適するかたちで制作された新しい、地中海地方のサンタクロースの銅像が設置される。しかしこのサンタクロースは、その格好とあごひげで知られているイメージとは大きく異なっている。      文化観光相のエルトゥールル・ギュナイ氏は、アメリカの飲料会社がサンタクロースのイメージを根拠無く創作したのであり、本当のサンタクロース、つまり聖ニコラウスが地中海地方でそのような服装を着ることはありえないと述べ、新しい銅像の制作を求めた 全文をよむ

2008-12-18 トルコ・テレビ・ラジオ協会のクルド語チャンネル「TRT6」、12月20日からテスト放映開始 (Zaman紙)

トルコで何年も前からずっと議論されていたクルド語チャンネルが、12月20日にテスト放送を開始する。クルド語、アラビア語、ペルシャ語といった言語で番組を放送するチャンネルの名称は「TRT6」となる予定だ。      正式の放送は1月1日に始まる。様々なメディアでは、チャンネルの名前はクルド語で「8」を意味する「TRT ハシュト」となるだろうと報道されていた。TRT(トルコ・テレビ・ラジオ協会)は、今後、スポーツのようなテーマ別の放送を行う新チャンネルをTRT7, TRT 8, TRT 9と名付ける 全文をよむ

2008-12-16 歴史的建造物に冷房機 セルジューク朝建築装飾で有名なギョクメドレセで (Hurriyet紙)

ギョクメドレセ博物館の女性館長の事務室に設置された冷房機が反発の原因となっている。セルジューク朝の装飾が施された入口門に設置された冷房機は、歴史的建造物にそぐわない外観を作り出していることが明らかになった。      トカト県にある重要歴史建造物の一つで、1277年ルームセルジューク時代に建立されたギョクメドレセは、石に刺繍のように施された装飾で見学者を魅了している。市の中心に位置し、博物館としても使用されているギョク・メドレセは、歴史建造物観光においてこの街に大きく貢献している。      ギ 全文をよむ

2008-12-11 犠牲祭の好ましくない光景は、一部で起こっていること (Zaman紙)

宗務庁のアリ・バルダクオール長官は、トルコにおける犠牲獣の解体について、メディアで報道されている不適切な光景は一部で起こっていることであると述べた。      バルダクオール長官は、そうはいってもその光景はトルコにふさわしいものではないと説明し、「目に見えて改善されているが、メディアで報道された光景はなくならなければなりません」と述べた。   バルダクオール長官は、宗務庁のメッカ宗務事務所で行った記者会見で、今年の巡礼業務に関して評価付けを行った。今年の巡礼では、巡礼者約102,750人の名にお 全文をよむ

2008-12-10 アタテュルク暗殺計画の証拠書類、ドルマバフチェ宮殿の廃棄用コンテナから発見 (Milliyet紙)

ドルマバフチェ宮殿で廃棄物として分けられ、破棄処分報告書が出されていた40個のコンテナと216袋のビニール袋に入った文書の中から、アタテュルクが暗殺されることを伝える証拠書類が出てきた。      トルコ大国民議会の国家宮殿局付属ドルマバフチェ宮殿の地下室にあった非常に貴重な記録文書は、廃棄される寸前で救出された。      40個の廃棄用コンテナと216袋のビニール袋の中にあった文書は、首相府オスマン古文書局に移譲され、バージュラルにある、温度・湿度が管理された倉庫に保存された。入手された文書 全文をよむ

2008-12-09 貧しい人々、犠牲獣の肉が配られ、喜びの笑み (Zaman紙)

犠牲祭は、アナトリアの人々の博愛精神の相貌を今年も再び目の前に広げた。何百万人ものムスリムたちは、自分たちで殺した犠牲獣の肉を恵まれない人と共有した。      何千人もの人々が、犠牲獣を民間の市民社会組織を仲介して他の街の貧しい人々に手に届けた。(犠牲祭に際し犠牲獣の提供サービスを行っている)助け合い協会は、博愛的な人々から寄贈された約17,000の犠牲獣を38県で屠り、恵まれない人を家族たちに届け、相互に犠牲祭を祝った。      南東部では昨年同様に、今年も犠牲祭が大きな熱狂に包まれながら 全文をよむ

2008-12-08 共和国の生みの苦しみが「希望」を生んだ:アイシェ・クリンの新作『希望』 (Yeni Safak紙)

アイシェ・クリンは、民間の歴史伝承をその著作『希望』で書き伝えている。『別れ』に続くこの最新作では歴史が、著者の家族の体験を通して描かれている。      アイシェ・クリンは、『別れ‐占領下の街のある邸宅』という題の著作で、オスマン帝国末期占領下イスタンブルの邸宅で起こった出来事を描いた。シリーズの最初の作品となった『別れ』の次に、『希望―人生は流れる水のよう』という題の二番目の著作が先日出版された。クリンは、この小説で自身の家族が体験した話を読者と共有している。父と母の子供時代、彼らの出会い、 全文をよむ

2008-12-07 人気TVドラマ「狼たちの谷」、経済危機で放送中断へ (Radikal紙)

テレビドラマ「狼たちの谷」、経済危機の影響で制作会社パナフィルムとSHOW TV間の交渉が決裂。中断の憂き目に。      テレビ番組の中でももっとも視聴されているテレビドラマのひとつである「狼たちの谷」を経済危機が直撃した。前から水面下でいろいろ言われてきたが、今回、次々と視聴率の記録を破ってきたこの番組は1月まで放送されないこととなった。今後いつ放送が再開されるかについては未定。しかし制作会社パナフィルムの説明により、これらの議論に終止符が打たれた。以下が「狼たちの谷」問題に関する進展。   全文をよむ

2008-12-07 犠牲祭で屠られた羊肉や牛肉の保存法―ここに注意! (Zaman紙)

切り分けられた犠牲獣の肉の保存と使用法が人の健康の観点からとても重要であることが知られている。      セマ病院の栄養学者ハイレッティン・ムトゥル氏は、肉は非常に早く傷んでしまう可能性があると述べ、肉の保存法について説明した。ムトゥル氏は、肉は非常に簡単に急速冷凍庫で長期間保存できるとして、「肉はマイナス18度の急速冷凍庫で長期間保存でき、冷蔵庫でマイナス2度の環境では1週間保存できる」と述べた。      ムトゥル氏は、「肉や肉製品はすぐに痛んでしまう危険性がある。冷凍した肉を解凍して再び冷 全文をよむ

2008-12-01 アルトゥクル大学でクルド語、アラビア語課設置へ (Zaman紙)

トルコで初の諸文明学部がマルディンで開設される。新設大学のひとつアルトゥクル大学は、新設学部で、クルド語、アラビア語、シリア語、ペルシア語、アラム語課を設ける。      セルダル・ベディ・オマイ教授は、アルトゥクル大学でこうした学科の開設を、すぐにでも高等教育機構(YÖK)に申請することを明らかにした。クルド語(科の開設)を最重要項目とするような意図はないとする同氏は、「間違った解釈をしないでほしい。ただ東洋諸言語の範疇で、大学でクルド語とその文学の学科を開設するための努力を始めただけなのです 全文をよむ

2008-11-29 東京でのファズル・サイ氏コンサートチケット完売 (Radikal紙)

日本で人気のトルコの世界的ピアニストで作曲家のファズル・サイのコンサートチケットが完売した。12月4日から7日にかけて、2300人収容の東京の大規模コンサートホール、すみだトリフォニーホールで同氏の4回のコンサートが予定されており、いずれもチケットが完売した。      ■ブルハン・オチャルの伴奏   「ファズル・サイ・プロジェクト in Tokyo 2008」と題された彼の4回のコンサートは、小さなフェスティバルの感があり、ファズル・サイの作曲家としての側面が前面にでるものになる。第1夜のプロ 全文をよむ

2008-11-24 映画ムスタファのあとは、チェルケズ・エトヘムが銀幕に (Yeni Safak紙)

新聞記者であるジャン・デュンダル氏が手がけた、アタテュルクの生涯を題材とした映画「ムスタファ」の次に、人々の論争を巻き起こすであろう二番目の歴史映画が公開される。トゥルグト・チュルクソイ著のチェルケズ・エトヘムの一生を描いた小説の映画版が、現在撮影されている。「チェルケズ・エトヘム(肩章のない将軍)」の名で先月(10月)発行された小説は、文学界の大きな関心を集めた。短い期間でその増版を重ねる話題の小説が、今度は銀幕に登場する。遅くとも6ヶ月以内に撮影の終了が見込まれる映画は、ムスタファのような多 全文をよむ

2008-11-21 映画「オスマン共和国」評―中途半端にコメディ、中途半端にまじめ (Radikal紙)

ガーニ・ミュジデ作の「オスマン共和国」は、アタテュルクがいなかったら今の我々の状況はどうなっていただろうかということをテーマにしたフィクションである。映画は、コメディーとシリアスを決め切れず中間にある。      このコラムは映画「オスマン共和国」と「ムスタファ」を観た後に読んでください。   幸せなことにトルコでは今や「否定されてきたもの」と共存することができる。「ムスタファ」に続いて「オスマン共和国」を鑑賞することは、絵画の欠けた部分を補完するかのようである。ガーニ・ムュジデが脚本・監督を務 全文をよむ

2008-11-20 ナスレッティン・ホジャの生家、修復され博物館へ (Zaman紙)

ナスレッティン・ホジャは、トルコ文化史において人々を笑わせる賢い人物である。そのナスレッッティン・ホジャが生まれ育った家は、資金不足のため修復工事が中断されていたが、その工事資金が確保された。      エスキシェヒルのホルトゥ村にあるナスレッティン・ホジャの生家は、修復後に博物館にされる予定だ。これによってホジャが物語を通して伝えようとしたメッセージが、人形と絵によって室内の様々なところでドラマ化され説明される。またホジャが使用した家具や本などが展示される予定だ。      文化庁は2005年 全文をよむ

2008-11-14 ドイツ語作家セヴギ・オズデミル著『金角湾の橋』 (Radikal紙)

セヴギ・オズデミルはこの度トルコ語に翻訳された著作『金角湾の橋』で、反骨精神をもつ若い女性の物語を描いている。彼女自身の個性的な性格と経験を色濃く反映させた著書をいくつも書いていることで、ドイツでは人気ある作家のひとりである。1975年に演劇を学ぶためドイツに渡り、ブレヒトの設立したベルリナー・アンサンブルに参加。今日まで数多くのドイツ映画、舞台で活躍する女優でもある。ドイツだけではなく、数年来パリーベルリン間を往復して暮らし、パリでも舞台に立つ。初期のころより文筆活動を行い、脚本や小説も書いて 全文をよむ

2008-11-13 トルコ人女性研究者、イタリアを追い抜く (Zaman紙)

トルコは女性研究者の数でヨーロッパと競い合っている。ヨーロッパ大学連合に所属する大学を対象に行われた調査結果によると、トルコで働く研究者のうち女性の比率は37%であった。   オーストリアでこの割合は30%である一方、イタリアでは31%にとどまった。女性の官・民・大学における地位の調査と問題解決を目的として作られた「見えない壁に阻まれた女性たち」プロジェクトから、興味深い結果が得られた。女性学長達は、EUによって始められ、毎年ヨーロッパのある都市で集まっている。今年は、オーストリア、エストニア、 全文をよむ

2008-11-12 ローザンヌ条約を署名したときの机、スイスからトルコへ (Milliyet紙)

スイス連邦大統領であるパスカル・クシュパン氏は、トルコ共和国独立を承認した歴史的なローザンヌ条約に、イスメト・イノニュが署名した時の木製の机をギュル大統領に贈呈した。ギュル大統領は、「トルコ共和国樹立の証人ともいうべきこの机は、当然ながら、倉庫に放置されることなく、最良の方法で展示される予定です」と述べた。      80年前にスイス初代大使がトルコへ派遣されたことで、両国間で正式に始まった外交関係を記念し、昨日11月11日にトルコ・オジャウ・センターで祝典が挙行された。祝典前に、アブドゥッラー 全文をよむ

2008-11-09 イェニカプ遺跡、8千年前の墓地の発掘進展中―機械導入は当面、困難 (Milliyet紙)

マルマライ地下鉄建設プロジェクトの一環で発掘が行われているイェニカプで、「陶棺」型で、8000年もの歴史をもつ墓地が発見された。発掘隊長でイスタンブル考古学博物館館長のカラムト博士は、発掘を当面、手作業で続けると述べた。      マルマライ地下鉄建設工事の一環で作業用機械が導入される予定の新石器時代の湿地帯の中で、「陶棺」が埋められた、8000年前の墓地が発見された。アナトリア史上最古の墓地が発見されたことで、ローマ、ビザンツ、そしてトルコ人の支配のもと何世紀もの間続いてきたイスタンブルに、歴 全文をよむ

2008-11-09 タクスィム広場の共和国博物館、開館へ―懸案の変電所移転問題解決 (Zaman紙)

 変電所の撤去に関し2004年以降ボスフォラス配電公社(BEDAŞ)とやり取りを進めていた広域市は、ついに望みを果たすこととなった。博物館の隣の変電所について、BEDAŞに対し新たな建設地が割り当てられた。       電線についてはBEDAŞと約定書が作成され、接続については関係機関らとのやり取りが完了した。行われた会談が好ましい結論を迎えた後、共和国博物館の隣の変電所は過日撤去された。市は最終的な調整を済ませ博物館を近日中に開館しようと計画している。       イスタンブル広域市は、200 全文をよむ

2008-11-07 映画「ムスタファ」について文化観光相がコメント「気に入らない人は見に行かなければ良いだけ」 (Milliyet紙)

文化観光相であるエルトゥールル・ギュナイ氏は、ジャン・デュンダル氏がシナリオを書き、監督を務めた映画「ムスタファ」に関し、「今だにムスタファ・ケマルは、批判されるいかなる側面も持たない、少々超越した存在のごとく、教科書に書いてあるように語られることが望まれている。しかし彼もまた一人の人間だったことは疑いのないことだ」と述べた。      ギュナイ氏は、この映画が、アタテュルクを「ほとんど神格化」している一部の層で議論となっていることを明らかにし、以下のように述べた。   「アタテュルクにだって喜 全文をよむ

2008-11-07 トルコ映画の人気、急上昇 外国映画を抜く勢い (Milliyet紙)

  毎年、平均1900万人が映画館に足を運ぶトルコにおいて、これまで200万~250万人の観客数だったトルコ映画は、今や600万~1千万人の観客を映画館に動員している。合計では外国映画の観客数が多いとしても、上映映画数を考慮すると、国内映画一作品当たりの観客数は外国作品を超え始めている。       トルコ統計機構(TÜİK)は1997年から2007年に上映された映画の年間平均鑑賞者数は1900万人、外国映画は1200万~1300万人に達したことを明らかにした。ここ二年間は、観客数は2千万人を超 全文をよむ

2008-11-04 「ムスタファ」の観客動員、記録的数値へ (Milliyet紙)

ジャン・デュンダル氏が、アタテュルクの死後70周年を記念してその一生を異なる側面から描いたドキュメンタリー映画「ムスタファ」は、映画館入口で観客動員数が記録的に伸びている。      10月29日共和国記念日に、193本の複製版映画フィルムにより206ヵ所の映画館で公開されたこの映画の観客数は、50万人に近づいている。初日には、150,026人が映画館に訪れ、5日間では470,000人が観賞した。 全文をよむ

2008-11-04 5つの大学でヤフヤ・ケマルのシンポジウム (Zaman紙)

文化観光省は、最後の数カ月を残す2008年を、ヤフヤ・ケマル・ベヤトル年とすることを発表した。      トルコの詩、そして思想の世界で最も重要な存在のひとりとされるヤフヤ・ケマル氏を追悼し、彼の思想に対して理解を深めるために、アダパザルからガズィアンテプに至るまで、またエスキシェヒルからヴァンに、ビレジキからウスキュプに至るまで多くのプログラムが企画された。   2008年の最大イベントが、イスタンブル大学で11月3日に始まった。フェティフ・ジェミイェティ・ヤフヤ・ケマル研究所と文化観光省が主 全文をよむ

2008-11-02 話題の映画「ムフタファ」をお気に召さない人たち (Yeni Safak紙)

アタテュルク主義思想協会は、映画「ムスタファ」がアタテュルク革命を崩壊させる映画であると主張し、「彼らはそれを成し遂げられないだろう」という見出しでブラックジョークの一例となるような声明を発表した。      映画はなぜアタテュルクがカラスを追い払う場面から始まるのか      身長の高い者たちと並べて見せ、身長が低いことが強調されている      1日にラクの大瓶を一本飲んでいたと語り、大酒飲みだった横顔を描いている      最後のスルタンであるメフメト6世に対し、なぜ祖国に対する反逆者とい 全文をよむ

2008-11-01 共和国記念日レセプションでのギュル大統領夫人のファッション、高評価 (Zaman紙)

トルコ共和国建国85周年を記念し、アブドゥッラー・ギュル大統領官邸で行われたレセプションには、政治、芸術、マスコミ、スポーツ、ビジネス界の有名人が大勢参加した。      大統領がタキシードで登場したこの夜、人々の視線はハイリュンニサ・ギュル夫人に注がれた。レセプションに藍色のツーピースを選んだギュル夫人は、服装でデザイナーの評価を集めた。ハイリュンニサ・ギュル夫人をエレガントな女性とみたデザイナーたちは、いくつかの提案も忘れなかった。ギュル夫人は普段はシンプルできちんとした服装を心がけ、派手な 全文をよむ

2008-10-30 アタテュルクの一番古い写真 1901年に撮影されたもの (Hurriyet紙)

アタテュルクの生涯を題材にシナリオを書き、「ムスタファ」というドキュメント映画を製作した作家兼新聞記者のジャン・デュンダル氏が、昨日ミッリイェト紙に映画でも使われているアタテュルクの最も古い写真を公開した。      デュンダル氏は記事の中でこの写真のエピソードについても触れ、現在明らかになっている中でもっとも古いこの写真をドキュメンタリーのために探していたところ、参謀本部軍事歴史・戦略局の大佐からその存在についての情報を得たと書いている。そしてこの写真にたどり着くまでの経緯を下記のように語った 全文をよむ

2008-10-30 新居でキブラ(メッカの方向)を簡単に見つける方法は? (Zaman紙)

礼拝を大事にする人々が新居で最初に気にするのは「この家のキブラはどの方向だろうか」ということだ。コンパスやコンパスのついたカーペットのような道具がなければ、またあったとしても正しいかどうか確かでなかったなら、キブラを憶測で見つける他はない。      初めにするべきことは、朝日が昇った方角を確定することである。左腕を(太陽が昇る)東に、右腕を西に伸ばすと、北は身体の後ろに、キブラの方向である南は身体の前にくることになる。トルコではキブラは大体南と南東の間にある(南から東へ23度のところ)。もし9 全文をよむ

2008-10-29 大統領文化芸術大賞、文学部門はヤシャル・ケマル (Yeni Safak紙)

大統領文化芸術大賞文学部門の受賞者はヤシャル・ケマルとなった。       アブドゥッラー・ギュル大統領は審査委員会の推薦に基づき、2008年度の大統領文化芸術大賞の文学部門がヤシャル・ケマルに、建築部門がトゥルグト・ジャンセベルに、音楽部門はアラーエッディン・ヤヴァシュジャ博士に授与されることを承認した。      大統領領府報道センターが行った発表では、2005年1月20日付の官報が報じた「大統領文化芸術大賞規約」で、トルコの文化及び芸術分野に多大な貢献をし、文化・芸術の質を高めようと尽力し 全文をよむ

2008-10-28 ズベイデ・ハヌムの墓石、68年ぶりにイズミル考古学博物館で公開 (Zaman紙)

アタテュルクの母であるズベイデ・ハヌムの墓石(石碑)が68年ぶりにイズミル考古学博物館で公開された。ザマン紙主筆のムスタファ・アルマアンが10月12日付で執筆した「ズバイデ・ハヌムの遺言は実行されたのか?」というコラムに博物館館長が目をとめたことで、博物館の倉庫で保管されていた墓石が日の目を見る運びとなった。      (イズミル郊外の)カルシュヤカにあるズベイデ・ハヌムの墓の上に、1940年大きな岩の一部が乗せられたのち、石碑は、当時博物館として使用していたバスマネ地区のアヤヴクラ教会に置かれ 全文をよむ

2008-10-25 共和国記念日のため、刑務所での特別面会、始まる (Yeni Safak紙)

勾留者と受刑者は共和国記念日のため、今日(10月25日)から公開面会(ガラス越しではなく直接面会する)が可能となる。メフメト・アリ・シャーヒン法相が、共和国検事長たちに送った文書によると、アダナ、アンカラの第1、2刑務所のL型、アンタリヤのE型及びL型、アイドゥンのE棟、バクルキョイ-メトリス第1のT型、ブルサのE型、デニズリのD型、ディヤルバクルのE型、ガズィアンテプのE型、イズミル-ブジャの閉鎖棟、コンヤのE型、メルスィンのE型閉鎖刑執行機関にいる受刑者と勾留者たちは、10月29日の共和国記 全文をよむ

2008-10-22 修復されなければ、マルディン城塞は倒壊するだろう (Zaman紙)

倒壊の危険性があるマルディン城塞で発生したひびが、周辺住民たちを不安にさせている。2年前には、城塞から割れ落ちた岩がズィンヂリイェ・マドラサ(イスラム学院)の壁を破壊することになり、住宅一棟が完全に倒壊する原因となった。      マルディン建築家協会のユルマズ・アルトゥンダー会長は、何年も前から危険性に警鐘を鳴らしてきたと述べ、城塞から剥がれ落ちるどんなに小さい岩さえも700年の歴史をもつズィンヂリイェ・イスラム学院に害を与えるだろうと話した。      アルトゥンダー会長は、アルトゥク朝時代 全文をよむ

2008-10-21 スクールバックにスカーフをかぶった女の子の絵柄 (Milliyet紙)

エスキシェヒルで、表面にスカーフを巻いた女の子が描かれた、小学生向けスクールバッグが販売にだされた。      アタテュルク思想協会のアズミ・ケルマン支部長は、ハマムヨル大通りにある販売店で、小学生向けにスカーフを巻いた女の子が描かれたスクールバッグが販売されていることに反発を示し、これらの商品の回収を求めた。      エスキシェヒル国民教育局イブラヒム・ジェイラン局長もまた、少し前に行った会見で、制服、バッグ、襟といった学校用品に外来語を含む単語や外国もののアニメキャラクターの絵を載せないよ 全文をよむ

2008-10-20 パリのオスマン人:オスマン銀行博物館の展覧会 (Yeni Safak紙)

19世紀のパリに生きたオスマン人たちの生活をテーマとし、1908年に宣言された第二次立憲政100周年を記念して催された展覧会「パリのオスマン人」が、オスマン銀行博物館展示室で開かれた。歴史家として著名なエドヘム・エルデム氏がフランソワ・ジョルジョン氏と共同で考案したアイディアに基づいて準備、責任監修した展覧会「パリのオスマン人」は、革命の土台をつくった文化的、観念的な文脈を研究したいという思いで、パリに流浪したオスマン人たちのライフスタイルを提示し、新しい見解への素地固めをしている。      全文をよむ

2008-10-18 フランクフルト・ブックフェアのスターは、トルコ文学 (Hurriyet紙)

ドイツのフランクフルト市で、トルコが名誉ゲストとして参加したブックフェアは最高のものとなった。ブックフェアの責任者と出版関係者らは、トルコ文学への関心が以前のゲスト諸国に比して5倍以上であるとを述べた。      トルコが名誉ゲストとなった第60回フランクフルト・ブックフェアは、その歴史で初めてのことを経験している。      ブックフェアではドイツ、オーストリア、そしてスイスの出版社の各売り場は、トルコ人作家と本の写真で溢れている。ほとんど全てのドイツの出版社のブースで、トルコ文学から翻訳され 全文をよむ

2008-10-17 イスタンブルでVIPエクスプレス市内バス開始 コーヒー・サービスもあり (Yeni Safak紙)

イスタンブルの交通渋滞緩和のため、マイカー所有者が車利用をやめることを奨励するメトロバスに連動したVIPエクスプレスバスが運行を始める。イスタンブル路面電車・地下鉄公社に属し、現在、アクビル(スイカに似た機能をもつ乗車用ジェトン)用の自動改札機が設置されているVIPバス車25台は、ボスフォラス海峡をまたぐ9路線でエクスプレスを運行する予定だ。      5回分の大人用料金(6.5YTL≒約438円)で運行されるVIPエクスプレスは、コズヤタウ-タクスィムが4本、コズヤタウ-カバタシュが2本、 コ 全文をよむ

2008-10-14 宗務官として勤めた後、無神論者となったドゥルスンのためのサイト、判決により閉鎖 (Milliyet紙)

宗務官として勤めた後、無神論者になり、1990年に殺害されたトゥラン・ドゥルスン氏のために開設されたインターネットサイトが裁判所の判決によりアクセスが禁止された。      ドゥルスン氏のためにほかの者の名前で開設されたサイトでは判決が批判される一方、アクセス禁止を訴えたのは、かつて進化論を擁護したリチャード・ダウキンス氏のサイトを閉鎖させ、アドナン・ホジャとして知られるアドナン・オクタル氏である可能性が明らかになった。      ■ボランティアが開設した   あるボランティア団体によってドゥル 全文をよむ

2008-10-12 世界中から正教会代表がイスタンブルに結集 (Milliyet紙)

世界中の正教会指導者や代表者らが、「パウロ年」に関連し、コンスタンティノープル総主教庁主催のイベントのためイスタンブルを訪れた。       「正教会指導者」らは、2008年が「パウロ年」として承認されたことで、コンスタンティノープル総主教庁主催のイベントでイスタンブルに結集した。イベントに参加するロシア正教会の総主教アレクシイ2世は、89年ぶりにトルコを訪れたロシアの総主教となった。特別専用機でイスタンブルを訪れたアレクシイ2世は、アタテュルク国際空港の大臣らが歓待されてきたVIPサロンで休憩 全文をよむ

2008-10-11 1922年に殺害されたジェマル・パシャのドラマ  (Milliyet紙)

アルメニア人活動家らに1922年に殺害されたジェマル・パシャが、手紙で「アルメニア人保護」をエンヴェル・パシャに強く訴えていたことが明らかとなった。      ジェマル・パシャはエンヴェル・パシャに送った電報で、アルメニア人を守るために「強い指示」を望んだ。      ジェマル・パシャはアルメニア人活動家により1922年に「アルメニア人虐殺の決定を下した一人である」として殺害された。しかし今回、彼が1915年に第4師団司令官であった当時、副総司令官であったエンヴェル・パシャに「追放されたアルメニ 全文をよむ

2008-10-10 水没予定のハサンケイフに欧州諸国から警告 適切な対応なければウルス・ダムへの資金提供撤回も (Milliyet紙)

自然保護協会が、トルコでのウルス・ダム計画に抵抗するため、ドイツ国会議事堂前で「ハサンケイフをなくすな」とのスローガンを掲げデモを行った。      ドイツ、オーストリア、スウェーデンが、ハサンケイフを水没させることになるウルス・ダム建設に対し行った財政的保証を差し戻すため、公正発展党政府に書簡を送ったことが明らかになった。同書簡では、ハサンケイフの歴史的文化的遺産を守る方向での最低限の条件が60日以内に履行されることが要求されている。トルコの歴史的文化的遺産の一つであるハサンケイフを水没させる 全文をよむ

2008-10-09 「壮麗王スレイマン」の肖像画、125YTLで売却 (Milliyet紙)

イギリスの有名な競売会社サザビーズで昨日行われ、貴重な作品が売りに出された「イスラム世界の芸術作品」と題されたオークションで、目玉作品の一つ、立法者スルタン・スレイマンの「壮麗王スレイマン」の肖像画が、50万5250スターリン(約125万3000新トルコリラ・日本円で約8865万円)で売却された。      イタリアの画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオによって1538年にヴェネチアで完成された縦72.4センチ、横61センチの油絵の購入者の身元は伏せられた。オークションは42万スターリン(約720 全文をよむ

2008-10-05 テレビドラマ・ブーム!―端役希望者、5万人が順番待ち (Milliyet紙)

ドラマ業界は、10億YTL(730億円)の経済効果とともに、スクリーンに数秒映って少しの金を稼ぐことを望む人々にとっても重要な雇用の場となっている。学生から弁護士まで、芸能事務所には合計5万人が登録されている。      ドラマの数がこの3年で飛躍的に増えたことで、10億万YTL(730億円)にのぼる経済効果とともに5万人のエキストラがうまれた。イスタンブル・独立会計士諮問組合(ISMMMO)の「ドラマによる経済効果」についての調査によると、芸能事務所への登録のために最高200YTL(14600 全文をよむ

2008-10-05 宗務庁から新法判断―イスラムで女性の「握手」は禁止ではありません (Radikal紙)

宗務庁は、女性の握手を禁じるコーランの一節、あるいはハディースはないと強調した。しかしながら握手をしない女性たちにも敬意が払われることを求めた。      宗務庁から発表された教義問答書によれば、女性が男性と握手することを禁じるコーランの一節、またはハディースは一切存在しない。同庁は預言者ムハンマドが女性と握手しなかったことについては「アラブ人にこのような慣習がないため」と説明している。   また宗務庁は、女性と男性の握手が、伝統や礼儀作法のほか、宗教における決まりという視点から別々に扱われるべ 全文をよむ

2008-10-03 イスラーム運動のダイナミクス-新刊『トルコにおけるイスラーム主義とイスラーム文学』 (Radikal紙)

イスラーム派は80年代に小説(のジャンル)を発見した。新しいライフスタイルを称賛するヒダーイェト(「神によって示された正しい道」の意)小説は、90年代にはその地位をスカーフ着用女性の苦悩を物語る小説に譲った。社会学者のケナン・チャユル氏は「自己批判は女性たちから起きています」と述べている。      近年、しばしば新聞や雑誌で話題となっているヒダーイェト小説の内容は誰もが知っている。イスラーム派内で共通認識を形成し、「我々」という感覚を築く名目で書かれ、特に女性に向けられたこれらの小説は、90年 全文をよむ

2008-10-03 これがパムクの思い出博物館 (Milliyet紙)

チュクルジュマ通りにあるブルクネル・アパートに、オルハン・パムクの「思い出博物館」の小説の世界がよみがえる。外側は新装され、内側も改装されたこのビルは、展示物の準備ができ次第、開館予定。         オルハン・パムクの最新作と同じ名前の「思いで博物館」の世界が、ベイオールのチュクルジュマによみがえる。arkitera.comのコラミストであるブルジュ・カラバシュは、パムクが博物館プロジェクトを委ねた建築家イフサン・ビルギン教授と対談した。ビルギ大学科学文学部学部長を務めるビルギン教授は、チュ 全文をよむ

2008-10-02 歴史を塗り替える大発見 イスタンブルの歴史は8500年前までさかのぼる (Hurriyet紙)

イェニカプで4年間続いているマルマライと地下鉄駅における発掘調査で、イスタンブルの歴史を塗り替えるまったく新しい発見がなされた。歴史や考古学のコミュニティーで大きな興奮を生み出している発見によると、イスタンブルの歴史はこれまで知られているのとは異なり、2700年前ではなく8500年前までさかのぼる。      マルマライ地下鉄工事の一環としてイェニカプで行われている考古学発掘調査では、今日までにテオドシウス港が白日の下にさらされ、33隻の船、ビザンツ時代にイスタンブルに建造された最古の市壁、ビザ 全文をよむ

2008-10-01 ラマザン・バイラム始まる  (Yeni Safak紙)

ラマザン・バイラムが昨日9月30日の朝、各地のモスクで行われたバイラムの礼拝と共に始まった。混みあう中には、閣僚たちの姿もあった。ギュル大統領やトルコ大国民議会トプタン議長、首相、そして大臣たちは、バイラムの礼拝を行ったあと市民らとバイラムを祝い合い、子供たちを喜ばせた。最も長い行列ができたのはエルドアン首相の家であった。      アブドゥッラー・ギュル大統領は、バイラムの礼拝をコジャテペ・モスクで行った。ギュル大統領と共にレジェプ・アクダー保健大臣もこの礼拝に参加した。ギュル大統領とアクダー 全文をよむ

2008-09-30 エルドアン首相、父親の墓参り (Hurriyet紙)

イスタンブル広域市ウスキュダル区エムニエト街区にある家を昼頃に出発したエルドアン首相は、カスムパシャに位置するクラクスズ墓地へと向かった。首相は父親であるアフメト・エルドアン氏の墓を訪れ、祈りの言葉を誦んだ。      首相は墓地の出口で、そこに集まった子どもたちにおもちゃを配った。エルドアン首相にはベイオール区長アフメト・ミスバフ・デミルジャンも同伴した。 全文をよむ

2008-09-28 最後のオスマン帝国スルタンの写真が初等学校に飾られると・・ (Hurriyet紙)

アタテュルクが「売国奴」として位置づけたオスマン帝国最後のスルタンであるワヒデッティンの写真が、ブルドゥル県チャブドュル郡のデンゲレ初等学校に「トルコの偉人」として掲げられていた。ブルドュル県国民教育長レジェプ・イート氏は、「知らなかった。必要な措置を取る」と述べた。      オスマン帝国最後のスルタンであり、独立戦争開始後にハリントン・イスタンブル占領軍総司令官に頼み込んで、イギリス戦艦で逃亡したワヒデッティン(メフメト6世)の写真が、ブルドゥル県チャブドュル郡のデンゲレ初等学校に「トルコの 全文をよむ

2008-09-25 預言者ムハンマドの好物ナツメヤシは、万病に効く (Yeni Safak紙)

心臓に良いとされるナツメヤシが虫歯予防や免疫力増強に効果があることがわかった。また腸の働きを良くしたりガンを予防する働きもあるという。      預言者ムハンマドの食卓に欠かせなかったというナツメヤシが、ラマザン月の訪れと共に我々にとっても最もよく食べる食べ物のひとつとなっている。とりわけ断食明けの食事に不可欠なナツメヤシは、健康という点からも非常に重宝される果物である。カリウムとミネラルが豊富。糖質、たんぱく質、繊維質、脂質のほか15種類ものミネラルとビタミンA、C、B1、B2、B3(ナイアシ 全文をよむ

2008-09-24 断食明けを知らせるアザーンを、数分早く読誦したのは誰? (Yeni Safak紙)

10日前の9月14日に断食明けを告げるアザーンを2分30秒前に読誦し、地区住民に数分早く断食明けをさせた原因として疑惑がかかったムエッズィン〔礼拝を呼びかける人〕が殴打された。      ブルサのゲムリク郡で、10日前の9月14日に断食明けを告げるアザーンを2分30秒前に読誦し、地区住民に数分早く断食明けをさせた原因として一人のムエッズィンに疑惑がかかった。そして、このため口論となった郡宗務官により殴打されたことが明らかになった。      同郡で、アザーン読誦の中心となっているチャルシュ・モス 全文をよむ

2008-09-23 日本人のイルハン熱、まだ継続 日本の制作会社イルハン出演ドラマ購入を打診 (Yeni Safak紙)

日本人の2002年ワールドカップで始まったイルハン・マンスズ熱は継続している。日本の制作会社はマンスズがトルコラジオテレビ局(TRT)で主演したドラマ「防波堤」の購入を求めた。      日本の制作会社が、有名なサッカー選手のイルハン・マンスズがTRTで主演したドラマ「防波堤」の購入を希望した。日本では2002年ワールドカップで始まったマンスズ熱が続いている。日本の一部の制作会社が、有名サッカー選手だったマンスズが漁師役を演じ、先日トルコテレビラジオ局で放送が始まった「防波堤」というドラマを、日 全文をよむ

2008-09-20 異教徒の旗、デジタル処理によってカイセリ要塞に掲げられることに (Hurriyet紙)

アナトリア文明を取り上げた「アナトリア」というドキュメンタリー制作中に、カイセリ要塞に掲げられ、一部のカイセリ住民を激昂させたビザンツの旗が、再びデジタル処理によってカイセリ要塞に掲げられることになった。      ドキュメンタリー撮影は四日ぶりに再開された。歴史的な時計塔の前での撮影を多くの人々が見物していた。しかしカイセリ要塞の城壁には、十字架の描かれたビザンツの旗の代わりに、トルコ国旗とアタテュルクのポスターが掲げられた。監督のタンヨラチュ・チュルクベンは、カイセリ要塞での撮影は取りやめて 全文をよむ

2008-09-19 ギュル大統領、イスタンブルに文化支援 (Yeni Safak紙)

ギュル大統領は、イスタンブル2010年欧州文化首都運営委員会のメンバーと面会し、活動内容についての説明を受けた。同大統領は、活動を全面的に支援する旨伝えた。      ギュル大統領は「サントラルイスタンブル」を訪問した。ここは文化芸術センターに衣替えする予定で、ビルギ大学のシラフタラー発電所につくられ、内部には教育施設も設けられている。同大統領は、イスタンブル2010年欧州文化首都運営委員会のメンバーから活動内容についての説明を受けた。         ■各人に役割が与えられる      ギュル 全文をよむ

2008-09-19 トルコ人教授、また大発見 ハーバード大学のホタムシュルギル教授  (Milliyet紙)

肥満遺伝子を発見し世界的に名をはせたギョクハン・S・ホタムシュルギル教授は、科学研究においてまたも新発見をした。      ハーバード大学、遺伝子・複合病学科長であるホタムシュルギル教授と研究グループメンバーは、肝臓における油の統合体に圧力をかけて、肝臓に脂肪がつくことを防ぎ、また、筋肉組織にはインシュリンに類似した影響を与えて筋肉組織にグルコースが入ることを促進するホルモンの存在をつきとめた。      この研究成果は、世界における最良の研究雑誌のひとつである「セル」で発表された。 全文をよむ

2008-09-19 マルディンで整形するのは女性よりも男性 鼻を小さくしたり、腹をひっこめるのが人気 (Zaman紙)

 近年、「メトロセクシュアルな(容姿や衣服を気にかける)男性」という考え方が流行りであることは無視出来ないことである。マルディンで整形をする男性の数が女性を抜いた。同市で整形をしたいと思っている人の6割は男性である。その大半のニーズが鼻のカーブや大きさの矯正・腹部の引き締めのどちらかである。       見た目の美しさを気にするのは女性だけではない。容姿を気にする男性が徐々に増えている。多くの男性が毎朝シャワーを浴び、ひげを剃る。香水をつけずに外へ出ることはない。歯のお手入れも怠らない。衣服も色 全文をよむ

2008-09-18 カイセリの勇者たち、十字の旗を引き下ろす (Milliyet紙)

アナトリア文明を説明した「アナトリア」という名のドキュメンタリー撮影のため、県庁から許可を得たタンヨラチ・チュルクベンと30人のグループが活動を始めた。しかしビザンツ帝国のユスティニアヌス帝時代に造られた城壁にビザンツの旗が吊り下げられることに対し、反発が引き起こった。      約50人から成るグループは、「我々はイスラム教徒だ。城壁に十字の旗を吊り下げてはいけない」と言い撮影を阻止しようとした。チュルクベン氏は警察に援助を要請した。この間群衆を指揮していた何人かは、「城壁をのぼって旗を引き下 全文をよむ

2008-09-18 今年のラマザン休暇は9日間 チチェキ政府報道官が発表 (Milliyet紙)

副首相兼政府報道官ジェミル・チチェキは、今年のラマザン休暇が9日間に延長されたと述べた。      チチェキ報道官は、17日の閣議の後に行った発表で、バイラム休暇を連休とすると述べた。チチェキ報道官は、「バイラム前夜は半日休暇とします。バイラム終了後の金曜日も休日とし、トルコは9日間、バイラムにより休暇となります」と述べた。チチェキ報道官は、「事故もなく、混乱もない、すべてが順調なバイラムを過ごせることを願っています」と述べた。      チチェキ報道官は、バイラム期間中全ての高速道路と公共交通 全文をよむ

2008-09-16 息子を割礼したトルコ人父親、ドイツ人母親から告発される (Milliyet紙)

出稼ぎ労働者のアフメド・Z(45)さんは、8才の息子ファーティフくんとともにトルコへ里帰りに来た。里帰りの際、ファーティフくんは割礼を受け、そして二人はドイツへ戻った。      ファーティフくんは、ドイツ人の母親ナンシー・Mさん(27)にトルコでの体験を話した。母親は息子が割礼を受けることを認めておらず、すぐに告発した。息子が苦痛を受けたと述べる母親は、離婚した前夫(Z)が悪意をもってこれを行ったと考えている。母親ナンシー・Mさんの弁護士であるドリス・ロレンツ氏は、ファーティフくんに割礼がなさ 全文をよむ

2008-09-14 ビキニ姿の女性を見ることは断食を無効にはしないが、善行を減らす (Hurriyet紙)

  マナヴガトのムフティー、ハリル・タシュ氏は、観光地では信仰を守ることが少し困難になると述べ、「ビキニ姿の女性を見ることは断食を無効にはしないが善行を減らすことにはなります。見続ければその時は宗教上の罪悪となります」と話した。タシュ氏は、観光客がビキニ姿で街中を歩き回らないことが好ましいと述べた。       アランヤ市議会で観光客が街中を水着姿で歩き回ることに関する議論の後、マナヴガトのムフティー、ハリル・タシュ氏は、市民から寄せられた、「ビキニ姿の女性と目が合うことは断食を無効にしますか」 全文をよむ

2008-09-11 マルマライ海底トンネル工事に中断命令、出される (Hurriyet紙)

マルマラ海底トンネル(マルマライ)プロジェクトのイェニカプ‐イェディクレ区間の工事が、イスタンブル第四文化自然保護協会の決定により中断された。      鉄道・港湾・空港整備局(DLH)は、マルマライ・プロジェクトのイェニカプ‐イェディクレ区間に位置する550の建物が、トンネル掘削作業中に倒壊する危険性があるとして、建物の所有者に一時的な退去を求めていた。これに対し建物所有者の一人であるフィクレト・デュズギュン氏の弁護士らが、DLHには退去要求をする権利がないこと、プロジェクトを遂行する許可を取 全文をよむ

2008-09-10 アランヤで水着姿のまま町を歩くツーリストに地元住民が不快感 (Milliyet紙)

昨日(9日)のアンタリヤ、アランヤ市議会を、水着姿のまま通りを歩くツーリストに関する議論が支配した。      民主党出身の県議会議員ヒルミ・アルカン氏は、ラマザン中にツーリストが水着姿のまま通りを歩いていることが地元住民に不快感を与えていることを主張する一方で、公正発展党のシュクリュ・サドゥッラフオールも、ラマザン中であることもあり水着の丈がとても短い女性ツーリストに動揺し、町なかで水着姿のまま何をしているのか尋ねたと説明した。      ■「警告されるべき」      サドゥッラフオール氏は 全文をよむ

2008-09-08 国民教育省、アタテュルクを使った宗教授業をスタート (Milliyet紙)

 第12学年の「宗教文化と倫理知識」の教科書が、アタテュルクの「すべての人は宗教と宗教に関することを学ぶために(ひとつの)場所を必要としている。それが学校である」という言葉を掲載している。新憲法の策定作業において、宗教科目に憲法の拘束があるのかないのかが議論される一方で、国民教育省はこの問題における見解を、教科書によって示した。       2008-2009教育年度には、第12学年で初めて扱われる宗教の教科書に、アレヴィー・ベクタシー思想の問題が、「イスラーム思想における神秘主義的な諸解釈」と 全文をよむ

2008-09-07 ボドルム市、パンツでの海水浴を禁止 (Radikal紙)

 ボドルゥムで増加する苦情を受けて、下着での海水浴が市議会の決定により禁止された。       重要な観光地の一つであるボドルムにおいて、下着での海水浴が市議会の可決により禁じられた。ボドルムのマズルム・アーン市長は新聞記者らに対し、市民、そして観光客からの苦情を受け、下着での海水浴を市議会の可決により禁じたと述べた。       海水浴場での不快な光景を防ぎたかったと話すアーン市長は、以下のように述べた。    「市民からこの問題について強い反発があり、我々はこの決定を下しました。海水浴場にお 全文をよむ

2008-09-07 文化省、オルハン・パムク新作『思い出博物館』にお手伝い―海賊版防止へ (Radikal紙)

ノーベル文学賞を受賞したオルハン・パムク氏の『思い出博物館』の海賊版を取り締まるため、文化省はキャンペーンを開始。警察と県管理委員会に禁止の徹底を通達した。      ノーベル文学賞作家オルハン・パムク氏の新作、『思い出博物館』が出版されたことにともなって、『海賊版』が作成されることを想定する文化観光省は、この問題の対策に乗り出した。同省から警察庁および各県の管理委員会に向けて、海賊版問題に関連する禁止事項が早期かつ徹底的に行なわれるように文書が送られた。      文化観光省映像・著作権管理局 全文をよむ

2008-09-04 断食を無効にするもの、しないもの 宗務庁HPから (Milliyet紙)

宗務庁からの情報によれば、断食を無効にするものとしないものが次のような形で列挙された。      嗅ぎタバコを吸ったり、飲み込むほどの水分をとること、また口から摂取する錠剤やシロップ、トローチ類は断食を無効にする。      宗務庁のHPから収集された情報によると、断食は「祈りのために飲食や性的関係から遠ざかる」ことを意味している。      飲食をしたり、性的関係をもてば断食は無効となる。シガレットや水タバコのように快楽を与える煙の出るたばこ製品と中毒性のあるすべてのものは断食で禁止されるもの 全文をよむ

2008-09-02 宗務庁長官、断食したかしないかの言い争いは見苦しい (Yeni Safak紙)

アリ・バルダクオール宗務長官は、ある人が断食したかしないかについて、社会的なプレッシャーにさらされていることに対して「異常なまでに醜いこと」と位置づけた。      ある人が断食をしたかしないかについて、社会的なプレッシャーにさらされることを、「異常なまでに醜いこと」と特長付けたアリ・バルダクオール宗務長官は、トルコは自由国家であり、礼拝をする人がしない人に対し、断食をする人がしない人に対し、また宗教が義務と定めていることを実践する人がしない人に対し、今日までいかなる圧力もかけて来なかったと述べ 全文をよむ

2008-08-31 明日から断食月―最初の特別礼拝は今晩から (Radikal紙)

断食月がやってきた。文明の揺籃の地イスタンブルの由緒正しい各モスクでは、断食月のための準備が整い、最初の特別礼拝が今夜(8月31日)行われる。      宗務庁のバルダクオール長官は、宗務高等委員会により、今年の断食月の喜捨の額は、最低賃金、生活水準、食糧の値段、各人の一日当たり最低限の食事量を勘案して6新トルコリラ(YTL)と定められたと発表した。      同長官は、断食月はアッラーの僕であるという意識を深く感じ取り、国民の一体性や絆を強める月であると強調して,以下のように発言した。     全文をよむ

2008-08-31 イルハン・マンスズ近況―ドラマで漁師役 (Yeni Safak紙)

イルハン・マンスズが漁師役を演じる「防波堤」というタイトルのドラマが、9月16日火曜日にトルコ国営放送(TRT)で放送される。      サッカーグランドの上で有名であったイルハン・マンスズが漁師役を演じる「防波堤」というタイトルのドラマシリーズが、9月16日火曜日にTRTで始まる。      イルハン・マンスズと元駐アンカラ・デンマーク大使の娘でモデルのエリザ・ホッペが主演として共演するドラマ「防波堤」の撮影が続いている。      ドラマの撮影はフォチャで続いており、イルハン・マンスズが大き 全文をよむ

2008-08-24 文化省映画ライブラリーにユルマズ・ギュネイ監督作品、なし (Radikal紙)

1960年以降に撮影されたほぼすべての映画が保管されている文化省のライブラリーに、トルコの世界的に最もよく知られている監督であるユルマズ・ギュネイの映画は置かれていない。ライブラリには約6,700の映画と45,000近いカセットテープやCDがある。      文化省のライブラリーは、イェシルチャム(トルコ映画産業)から今日までのトルコ映画や、生活のあらゆる分野のドキュメンタリーとトルコで出たあらゆる音楽カセットにより、映画と音楽の発展を証明している。文化省のアンカラにあるアタテュルク文化センター 全文をよむ

2008-08-22 トルコでアクセス禁止のインターネットサイト数、853に  (Milliyet紙)

トルコで「有害なコンテンツ」が理由で閉鎖されたインターネットサイト数が853に達した。テレコミュニケーション協会(TK)の関連団体であるテレコミュニケーション通信局は、2008年8月18日時点で、612を通信局権限で、241を裁判所の判決で、合計853のインターネットサイトへのアクセスを禁止している。サイトが禁止された理由を見てみると「子供の性的搾取」、「わいせつ」そして「アタテュルクに否定的な内容」などがほとんどである。      ■動画サイトに施錠      853の禁止サイトの中には「Yo 全文をよむ

2008-08-21 羊飼いをしながら医学部合格の片腕のトレジくんに、サッカー選手が学費援助の申し出  (Zaman紙)

ハッキャーリ県のユクセコヴァで羊飼いをしながら大学に合格した片腕の少年、イルファン・トレヂさんにサッカーの有名選手ウミット・オザット氏が支援を申し出た。      昨年ドイツのケルンに移籍したオザット氏は、新聞などでイルファンさんのことを知り援助することを決めたという。イルファンさんの学費を全て負担したいというサッカー界の英雄は「子供時代から、学ぶことの難しさを実感してきた。だからこそ彼を助けたいと思った」と話す。   ザマン紙のインタビューに答えたケルンのキャプテンのオザット氏は、新聞などで若 全文をよむ

2008-08-20 犠牲獣を捧げることに反対したヒュリヤ・アヴシャルに批判集中 (Zaman紙)

ヒュルヤ・アヴシャルは、妹のヘリン・アヴシャルが運営する「gurdianturkcom」という名のサイトに、「動物を殺して祝祭を行う宗教を理解できない」という見出しのコラムを書いた。      アヴシャルはコラムに、議論を呼ぶ見解を書いた。小さな子どもの言葉から出発し、「犠牲獣と祝祭」の議論を始めたヒュリヤ・アヴシャルに対する最初の反発は、市民社会団体から来た。集めた援助品を国内、そして国外の貧しい人々に届けている市民社会団体は、犠牲祭がただ動物を解体して肉を食べることをしているのではないと述べ 全文をよむ

2008-08-17 創造主に赦しを求める人々:ベラト・カンディルに際し (Zaman紙)

「罪、過ち、報い、そして重荷からの救済」を意味するベラト・カンディルの夜に、モスクはムスリムたちであふれた。      カンディルの興奮とそれがもたらす来世的な感動を体感したいと望む何百万もの信者は、トルコ国民としていつもより一層団結と協同の必要性を感じる今、その実現のために創造主に祈った。   神からカンディルの名前で呼ばれる赦しと慈悲を望む多くのムスリムは、「12か月のうち最も良い」とされるラマザン月を迎えることができるよう祈りを捧げる。目に湛えた涙によって信者たちは至高の創造主にさらに近付 全文をよむ

2008-08-16 マルマラ海もこのような場所だった (Milliyet紙)

マルマラ海では近年産業廃棄物による汚染のため、生命体の種類が90%の割合で減少した。そのマルマラ海が今、生きていることに注目をひきつけようとイベントが計画されている。      第8回国際マルマラ海中撮影祭は8月18日から24日まで開催される。ここ50年間で120種類の魚類のうちわずか10種類しか見られなくなったマルマラ海における絶滅の脅威について、イベント中さまざまな催しによって説明される予定だ。20年前までは大きなシロザメやマグロが生息していた海が、どのように現在の状態に至ったのかも示される 全文をよむ

2008-08-15 宗務事務所のムフティーに、婚姻の権限付与を要求 (Milliyet紙)

第七回集団交渉前に、宗務労働組合は、政府に宗教結婚を解禁することと、自治体公務員、住民登録公務員、そして船長に与えられている婚姻を司る職権をムフティーにも与えることを要求する予定だ。      公務員労働組合に属している宗務労働組合は、宗教結婚の解禁要求と共に交渉の席に着く一方で、その理由として以下のことを示す見込みだ。   「特に女性の権利と尊厳を保護するため、最初に公式な婚姻が結ばれるべきである。公式な婚姻手続きがなされないままに宗教結婚が行われてはならない。しかし、長年、存在してきたこの禁 全文をよむ

2008-08-13 シャンルウルファ県でピカソの絵、発見される (Hurriyet紙)

シャンルウルファのジェイランプナル郡で、ピカソのものと主張される絵画が押収された。      深夜、ジェイランプナルの市場中心部で、治安部隊は不審な動きをしていた自動車に停止を求めた。M.Y.が運転するこの車に対して実施された捜索で、ボンネット部分に隠された1枚の絵画が発見された。      表に「ピカソ 1924」と書かれ、寸法79cm×69cmのこの絵画が、有名な画家ピカソのものであると主張された。      調査のためにアンカラに搬送されたという絵画の裏面には、フランスからクウェート美術館 全文をよむ

2008-08-09 イスタンブル、イェニカプの考古学発掘サイトで新石器時代の集住痕跡発見  (Radikal紙)

イスタンブル・マルマライ・プロジェクトの一環で実施されているイェニカプ考古学発掘調査で出土した「麦の穂」は、イスタンブルで約1万年前の「新石器時代」にさかのぼる集住があったという手がかりを示している。      イスタンブル・マルマライ・プロジェクトの一環で実施されているイェニカプ考古学発掘調査で出土した紀元前約6200年から6400年の「新石器時代の集住痕跡」は、考古学界を興奮させ続けている。出土品は、イスタンブルに約1万年前にさかのぼる集住があった手がかりであり、その集住の年代が新石器時代ま 全文をよむ

2008-08-08 サウジアラビアで、トルコドラマ俳優の写真付きTシャツ、回収される (Milliyet紙)

サウジアラビアは、トルコ・ドラマに出演する俳優の写真が印刷されたTシャツを、「倫理、伝統、イスラム的価値観に反する」という理由で回収した。      サウジアラビア商工業省が、同国の主要都市のひとつターイフで、衛星チャンネルで放映されているトルコドラマの俳優の写真を印刷したTシャツとブラウスを店舗から回収させたことが明らかにされた。   サウジアラビアで刊行されているオカズ紙が昨日(7日)報じたニュースによると、ターイフにある店舗に強制捜査を行った商工業省当局者は、倫理、伝統、そしてイスラーム的 全文をよむ

2008-08-05 トルコのドラマ、サウジアラビアで混乱の原因に (Hurriyet紙)

連続TVドラマ「シルバー」が原因で、サウジアラビアでは興味深い現象が起きている。サウジアラビアのグランド・ムフティー(最高法学者)がトルコのTVドラマの視聴に難色を示し、ある村では衛星放送のアンテナが壊された。      アラブ諸国で反響を呼んでいるトルコのTV連続ドラマについて議論が行われ続けている。サウジアラビアで発行されている経済紙に掲載された記事によると、サウジアラビアのグランド・ムフティー(最高法学者)がトルコのTVドラマの視聴に難色を示し、それを受けて西部のある村では衛星放送のアンテ 全文をよむ

2008-08-04 トルコ、ブルガリア両作家協会、協同プロジェクト実施へ (Yeni Safak紙)

トルコ作家協会とブルガリア作家協会は、両国の文学を相互に紹介するプロジェクトを実施する。プロジェクトの枠組みで両国の文学が紹介され、アンソロジーが作成される予定だ。      国境を接した隣国のブルガリアとトルコの間で文学の橋が築かれようとしている。トルコ作家協会とブルガリア作家協会が手と手を取り合って両国の文学を互い紹介するプロジェクトを実施する。在ブルガズのトルコ総領事館とイスタンブル広域市の協力により始められたプロジェクトの枠組みで、トルコ人詩人とブルガリア人詩人の選集(アンソロジー)が作 全文をよむ

2008-08-04 ゼキ・ミュレン、博物館の中で生きている (Radikal紙)

2008年前半の7ヶ月間で、ボドルムにあるゼキ・ミュレン美術館を約2万人の人が訪れた。ゼキ・ミュレン美術館長のアイセル・オズブルトさんは、冬期に美術館は期待していた興味を引かなかったが、夏期の到来と同時に美術館を訪れた人の数はかなり増加したと話した。      オズブルトさん館長は、夏期は毎日数十人の人が美術館を訪れていたとし、「現在までに美術館を訪れた人は、トルコ国内外を併せて、約2万人に達した。美術館に対し、トルコ人観光客の方が興味を示している。特にゼキ・ミュレンを知る人が美術館を訪れている 全文をよむ

2008-08-02 トプカプ宮殿で週に5日、オスマン軍楽隊コンサート開催へ (Zaman紙)

地元の観光客と外国人観光客が関心を寄せるメフテル(オスマン軍楽隊)が、トプカプ宮殿の幸福の門の前で週に5日、オスマン軍楽隊コンサートを開催する。      文化観光省の決定により、昨日、「歴史的トルコ音楽アンサンブル」のメフテルが新たな試みとなるコンサートを行った。軍楽隊長キュルシャト・トゥンジャイの指揮のもと幸福の門の前で行われたコンサートに、地元、外国人観光客は大いに関心を寄せた。県の文化観光局長アフメト・エムレ・ビルギリはコンサートの後会見を開き、トプカプ宮殿を訪れる地元、外国人観光客の共 全文をよむ

2008-07-29 トルコ式のスカーフ巻き方が秋の流行 (Hurriyet紙)

英国の新聞ガーディアン紙は、世界中のイスラム教徒の女性たちの間で今秋「トルコ風」のスカーフの巻き方が流行するだろうと報じた。トルコ風の巻き方は、スカーフをあごの下で結び、両端を首の周りにねじるスタイルだ。      同紙は、ベールやスカーフの装いの流行を提示する「ヒジャブ・スタイル」「ヒジャブファッショニスタ」「ザ・ヒジャブ」といったブログで、スカーフのスタイルが話題となっていることを伝えた。ファッションモデルであるトゥバ・アルトゥントプさんのイスラム服のファッションショーでの写真も用いられてい 全文をよむ

2008-07-27 エラズー名物、レブレビの季節 オーク材の灰と砂を使うのはエラズーだけ (Zaman紙)

エラズー県のアウン郡で、オーク材の灰と砂を使って作られ、独特の風味を持つアウン・レブレビの生産が始まった。      30年間この季節に家族とともにレブレビを作ってきた62歳のストゥク・イキンジ氏は、自分の畑で育てたものと生産者から買ったヒヨコマメで1日に50-60キロ、毎年5トンのレブレビを作っていると話した。イキンジ氏は、アウン・レブレビが伝統的な仕事としてアウン郡で多くの家族によって作られており、トルコ全国で望まれていると述べ、「レブレビ作りに使うオーク材の灰と砂が、レブレビの風味を増す。 全文をよむ

2008-07-25 日本語版『トルコ狂乱』、書店の書棚に!  (Hurriyet紙)

独立戦争でトルコ人を勝利にもたらした特別な出来事を描き、改362刷りで100万冊の売り上げを記録している、トゥルグト・オザクマン著の752ページの『トルコ狂乱 オスマン帝国崩壊とアタテュルクの戦争』という書籍が、日本語に翻訳され、本日から東京で販売が開始される。      書籍が三一書房によって翻訳出版されることに伴い、在日本トルコ大使館でのセルメト・アタジャンル大使主催の催しに、日本芸術文化界の著名人たちが出席した。書籍の翻訳は日本人の(「石原」)鈴木麻矢さんが行い、同訳者は『トルコ狂乱 オス 全文をよむ

2008-07-18 宗教上の罪悪を犯さなくて済む 「練り歯磨き」 (Hurriyet紙)

 我々はマレーシアからハラール(イスラム法に則った食べ物)の歯磨き粉を輸入した。卸業者のファーティフ・コチ社がアニスを含まないというハラールの証明書付きの歯磨き粉を輸入し、「信徒」の商品名で発売した。      「やっとあなた方の歯磨き粉も出来ました」との宣伝で紹介された歯磨き粉は、スーパー以外に宗教関連の出版社でも発売が報じられた。ハラールの歯磨き粉で歯を磨きたい人は純粋なアロマ・ミントの「信徒」を家庭にも購入できる。マレーシアのイスラム発展局とムスリム消費者連盟によって確認がなされ、ハラール 全文をよむ

2008-07-17 小説「神の娘たち」、宗教的価値観を侮辱していると捜査開始 (Milliyet紙)

作家のネディム・ギュルセル氏が2008年3月にドアン・キタプより出版した『神の娘たち』という名前の小説が、「宗教的価値観を侮辱し、軽視」していると主張され、捜査が開始された。ギュルセル氏は「驚きましたし、同時に遺憾にも思いました」と述べた。      シシュリ共和国検察本部は、ネディム・ギュルセル氏が2008年3月にドアン・キタプより出版した『神の娘たち』という名の小説について、「宗教的価値観を侮辱、ならびに軽視」したという主張によりトルコ刑法第216条第3項に従って捜査を開始した。      全文をよむ

2008-07-16 専門家が「きつくスカーフを巻かないように」と警告 脱毛の原因に (Radikal紙)

専門家は、きつく巻きすぎたスカーフの圧力が、一時的、または永続的な脱毛の原因となる可能性があると公表した。アイデミル教授は、スカーフをきつく巻くことで毛根にダメージを与えると警鐘を鳴らした。      専門家は、きつく巻きすぎたスカーフの圧力が、一時的、または永続的な脱毛の原因となる可能性があると公表した。イスタンブル大学ジェッラフパシャ医学部皮膚科学系教員のエルトゥールル・アイデミル教授は、きつく巻き過ぎたスカーフの圧力が毛根にダメージを与え、脱毛の原因となる可能性があると述べた。      全文をよむ

2008-07-14 何世紀にも渡る伝統が織物のモチーフの中に息づいている (Radikal紙)

オスマニイェ県カディルリ郡カラテペ村で、37年間織り続けられている植物の根で染めたカラテペキリムは、トルコ文化の軌跡を維持する中、少女たちの思いを代弁する役目も果たしている。クズユスフル・カラテペ発展協同組合のジェンギズ・ジャフリ会長は、37年間織り続けられている根染めのカラテペキリムが、生産地のカラテペを世界に紹介したと述べた。      同氏はまた、10種類のモチーフがトルコ特許庁(TPE)によって登録されたキリムが、国内の買い手と同じぐらい海外の買い手たちの関心を集めていることを述べ、「天 全文をよむ

2008-07-07 ユネスコ、イスタンブルの世界遺産リストからの登録除外を2009年まで猶予 (Milliyet紙)

国連ユネスコ世界遺産委員会は、不足点の改善のためイスタンブルに2009年までの猶予を与えた。      世界遺産委員会がカナダのケベックで行なった会議では、イスタンブルの世界遺産リストからの除外が議題となった。      会議では、少し前にイスタンブルを訪問したユネスコ代表団が作成した報告書の内容が検討された。世界遺産委員会はこの代表団の報告書に従って、イスタンブルに対して、不足点の改善のために2009年までという期間を与えることを決定した。      世界遺産委員会は、2年前にリトアニアの首都 全文をよむ

2008-07-02 アヤソフィアは博物館として存続すべき (Milliyet紙)

行政裁判所は、アヤソフィアが博物館に転用されることに関する閣議決定の取り消しを求めた協会の要請を棄却した。      行政裁判所第10部局は、アヤソフィアモスクの博物館への転用に関する1934年付けの閣議決定の取り消し請求を棄却した。      継続ワクフ歴史遺産・環境事業協会は、アヤソフィアモスクが博物館に転用されることに関する1934年11月24日付の閣議決定の取り消しを求めて裁判を起こした。同協会は、国益のためにアヤソフィアの博物館としての特質は保持可能だが、礼拝に公開されるべきだと主張し 全文をよむ

2008-07-01 トルコ人画家オルホンの絵画、37万4千ドルで落札 (Milliyet紙)

6月30日、ニューヨークのロックフェラープラザで、著名なオークション・ハウス、クリスティーズが催した「戦後とコンテンポラリー・アート」というオークションで、トルコ人画家ミュビン・オルホンの2枚の絵画が売りに出された。      無題の絵画のうちの一枚は37万4500ドル(約3991万円)で買い手がつく一方で、もう一枚の絵画は20万500ドル(約2137万円)で売却された。1924年から1981年まで生きたミュビン・オルホン氏の2枚の油彩画ともに1960年に作成されたものだ。      オークショ 全文をよむ

2008-06-29 作家ラティーフェ・テキンの与党批判発言で大きな騒ぎ (Milliyet紙)

カラビュクで行った講演で、政府のエネルギー政策を批判したために(与党の)公正発展党(AKP)所属の市長によって演壇から下ろされた作家テキンは、「これはひとつの惨事である」と述べた。      カラビュクでのパネルで公正発展党(AKP)を批判してステージから下ろされた作家ラティーフェ・テキンは、公正発展党が作家に関して異なる見解をもっていると主張し、この出来事の際に(1993年に)スィヴァスで37人の知識人が焼かれて殺された「マドゥマク(・ホテル)事件」を思い浮かべたと話した。      テキン氏 全文をよむ

2008-06-27 オーストリア人画家の目からみたクズグンジュック (Radikal紙)

ハーモニー・ギャラリーは、オーストリア人画家ステファニー・モルド氏の「調和を願う」というタイトルの絵画展を開催する。クズグンジュックでの約7ヶ月の間に描いた展示作品により、モルド氏は、クズグンジュックとこの地区がステファニー・モルドをひきつけたさまざまに絡みあう生活-芸術的雰囲気のなかに溶け込んでいる。       モルド氏は6月28日から7月20日の間に開催される絵画展について次のように述べている。      「現代美術やコンセプチュアル・アートの分野からでてきた若いオーストリア人画家として、 全文をよむ

2008-06-25 アメリカ在住のトルコ人大学教授、米国でトルコハウスをオープン (Hurriyet紙)

マルディン県サヴル郡で8人兄弟の7番目として生まれ、現在、ノースカロライナ大学の生化学・生物物理学科の学科長を務めるアズィズ・サンジャル教授は、約100万ドルの費用を投じてトルコハウスをオープンした。トルコハウスは、米国科学アカデミー会員に選出された三人目のトルコ人であるアズィズ・サンジャル教授と妻のギュヴェン・サンジャルさんにより設立されたAGS基金を通じて運営され、大学院生用学生寮の運営も行われる予定。トルコハウスは、図書室、大講義室、映画室も完備している。      世界で最も著名な科学者 全文をよむ

2008-06-23 歴史的遺跡を守るため24時間監視体制へ:ビュユクチェクメジェの歴史的橋にいたずら (Zaman紙)

修復後、ビュユクチェクメジェのシンボルとなり、そしてキュルテュル公園にある3つの歴史的遺構のもっとも重要なものであるカーヌニー・スルタン・スレイマン橋が盗賊団によって破壊されたことに対し、ビュユクチェクメジェ区長のハサン・アクギュン博士は激しい反発を示した。橋の上にあった石碑を無礼者たちがもとあった場所から剥ぎ取り盗んだために露となったそのあり様は、目にした人々に反感をいだかせている。      ビュユクチェクメジェ区のハサン・アクギュン区長は、特に橋の端の部分にいたずら書きをし、ここにあった真 全文をよむ

2008-06-21 強姦罪、トルコで初の女性被告 (Hurriyet紙)

スィノプで2年前に13歳だったイマーム・ハティプ高校の生徒M.A.を騙して性的関係を持ち、妊娠して男児を出産した17歳のF.H.は、「児童に対する性的虐待」の罪で4年半の懲役刑を言い渡された。      事件は、スィノプのウルプナル村で起こった。F.H.は、村の皆が畑に仕事へ行っている間、家にひとりで残った。訴状で主張されているところによるとF.H.は、水汲み場の前で出会った自分より4歳 年下のM.A.を家に呼び、そして彼を騙して性的関係を持った。二人ともこの出来事を口外しなかったが、F.H.が 全文をよむ

2008-06-17 今井瑞恵さん、日本で「トルコ伝統レース(イーネ・オヤ)の会」を結成 (Radikal紙)

休暇で訪れたトルコで刺繍の編み方を学び、後にトルコ伝統レース(イーネ・オヤ)に関する2冊の本を刊行した日本人の今井瑞恵さんが、日本で「オヤ・クラブ」を設立した。      休暇で7年前トルコを訪れた大正大学文学部歴史文化学科の学生であった今井瑞恵さん(31歳)は、その時アンタリアで自身がプレゼントとして受け取ったトルコ伝統レースに魅了された。こうして今井さんはトルコ伝統レースに関する研究を開始し、レースの編み方を学び、そして繰り返しトルコを訪れるようになった。今井さんは、アンタリヤ、コンヤ、ブル 全文をよむ

2008-06-17 トルコの連続TVドラマ、パレスチナで大人気 (Milliyet紙)

パレスチナでの生活は、「シルバー」と「菩提樹の下で」の放送時間に合わせて営まれている。これらのドラマの音楽を人々は着信音として聞いている。      ■ 結婚式でさえも時間変更されている      イスラエル居住のアラブ人やパレスチナ人は、ドバイ発のテレビチャンネルで放送されるトルコの連続ドラマに大きな関心を寄せている。MBC Oneチャンネルで放送する2つのトルコの連続ドラマ、「シルバー」と「菩提樹の下で」が放送される時間には、通りに人がいなくなる。自営業者はドラマが始まる前に家に帰れるように 全文をよむ

2008-06-04 ギュルトゥナ元イスタンブル広域市長の夫人、スカーフをとって初めて公の場に (Milliyet紙)

アリ・ミュフィト・ギュルトゥナ元イスタンブル広域市長の夫人、レイハン・ギュルトゥナ氏は2日夜、コチ博物館で行われたヴェフビー・コチ賞授賞式へ出席した。      スカーフを取って初めて公の場に姿を現したレイハン夫人は、メディアの注目の的となった。 全文をよむ

2008-06-01 第61回カンヌ国際映画祭で監督賞受賞ジェイラン監督のお父さん、語る (Yeni Safak紙)

第61回カンヌ国際映画祭において、「スリー・モンキーズ」で監督賞を受賞したヌーリ・ビルゲ・ジェイラン監督の父親は、自宅で喜びを味わっている。      チャナッカレ県イェニジェ郡に住むジェイラン監督の父メフメト・エミン・ジェイランさんは、第61回カンヌ国際映画祭において息子が受賞した監督賞とともに、第16回アレクサンドリア国際映画祭で「スリー・モンキーズ」での自分の演技に与えられた「最優秀男優賞」受賞の喜びをかみしめている。      父ジェイランさんは「スリー・モンキーズ」で自分に役を演じさせ 全文をよむ

2008-05-30 オスマン・ハムディ・ベイ作「イスタンブルの淑女」画に大金がつぎ込まれた  (Radikal紙)

オスマン・ハムディ・ベイの「イスタンブルの淑女」が、30日、ロンドンで723万YTL(約6億4千万円)で売却された。トルコ人画家のもっとも高額な絵画であるこの作品は、あるトルコ人コレクターによって購入されたと推測されている。   オスマン・ハムディ・ベイは、彼の記録を破り、トルコ絵画のもっとも高額な画家であり続けている。ハムディ・ベイが1881年に作成した絵画、「イスタンブルの淑女」は、30日、ロンドンで338万500ポンドで売却された。ソスベイズによって今朝行われたオリエンタリスト絵画作品のオ 全文をよむ

2008-05-30 黒海地方でじゃがいも栽培に成功 -日本との相互協力で (Radikal紙)

日本と農業・村落省との間の相互協力により、黒海で、柿、アスパラガス、じゃがいも、コーンなどが栽培される。      農業・村落省と日本の国際協力機構(JICA)の相互協力により「東黒海地域の小規模農家生活水準向上プロジェクト」が進められた。このプロジェクトの一環として、日本人の専門家たちは、灌漑システムについて、サムスンで研究・調査を行った。高等農務技官のムスタファ・アクブルト氏は、日本人がこの地域で、柿、アスパラガス、じゃがいも、コーンのような野菜を栽培することになると話した。      東黒 全文をよむ

2008-05-29 ギュル大統領夫人、着物を着て、寺社見学の予定 (Hurriyet紙)

6月の初めに日本へ公式訪問するギュル大統領にハイリュンニサ・ギュル夫人も同行する。ギュル夫人は同国のもっとも重要な寺院を訪れ、日本国民に対し『パフォーマンス』をすることが期待されている。『ファーストレディ』であるギュル夫人は、寺院を訪問する際に日本の伝統的な衣服である『着物』を着ることが明らかになっている。ギュル大統領夫妻は、天皇・皇后両陛下と晩餐を共にする。      アブドゥッラー・ギュル共和国大統領は、6月3日から8日の日程で日本へ公式訪問する。これに同行するハイリュンニサ・ギュル夫人は、 全文をよむ

2008-05-27 ギュル大統領「パムクのノーベル賞はトルコ語に与えられたともいえる」 (Yeni Safak紙)

トルコ語を正確にかつ美しく使用しているラジオ番組とテレビ番組に対し、ラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)が授与する賞が、授与者を決定した。大統領アブドゥッラー・ギュルは、彼の運営下にある賞を、大統領府で催された式典で番組制作者に授与した。ギュル大統領は、いまやトルコ語が最も力を得ている時代であると強調し、作家オルハン・パムクがノーベル賞を受賞したことに触れ、次のように述べた。「実際のところ、ある意味ではノーベル賞はトルコ語に対し与えられたのだ。」      ギュル大統領は、芸術のあらゆる分野におけ 全文をよむ

2008-05-26 良い結果を得たが、ロシアの優勝には驚かされた:第53回ユーロヴィジョン歌謡コンテスト (Yeni Safak紙)

第53回ユーロヴィジョン歌謡コンテストでトルコを代表した「モル・ヴェ・オテスィ(紫とその向こう)」というグループのギタリスト、ケレム・オズイェーンさんはコンテストで7位になったことに関し、「自分たちにとって、とてもいい結果」と述べた。      オズイェーンさんは、「コンテストで隣国がお互いの様子を意識して観察していたことの影響があったと思います。しかしいずれにしても私たちはたくさんの人に出会いました。そして母国語で良い音楽を演奏しようするグループがこのカラフルな催しの中で優秀であることを示すこ 全文をよむ

2008-05-25 ジェイラン監督、カンヌ国際映画祭で監督賞に輝く (Radikal紙)

[前略]   「この賞を、情熱をもって愛するただひとつの美しき祖国に捧げます」   ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン監督が、映画「スリー・モンキーズ」でカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞したときに使ったこの言葉が、トルコではまた格別の喜びの波を生んだことは疑いのないことだ。どこまでも政治的、どこまでも本音で、そしてどこまでも感情に訴えるこの言葉はヒロイズムに逸脱することなく、しかしエキシ・ソズルック(訳者注:自由投稿型の情報サイト)の投稿者に言わせれば、「2時間話しても説明がつかないようなことを、二言三言 全文をよむ

2008-05-24 歌手ビュレント・エルソイ、スーパーデラックスな別荘をボドルムに建設中 (Radikal紙)

人気歌手のビュレント・エルソイさんは、ボドルムのトゥルグトレイス町に2年前に購入した別荘に続き、今度はヤルカバックに40万YTL(約3535万円)で購入した500平方メートルの土地に超豪華な別荘を建設させている。      トルコ人芸術音楽家ビュレント・エルソイさんがボドルムのヤルカバック町に大変豪華な別荘を建設していることが明らかになった。人気歌手の別荘が立ち並ぶゲリシュ・テペスィに150万YTL(約1億2千万円)をかけて建設している別荘が完成したあかつきには、寝ころんだ状態で海や島々を楽々と 全文をよむ

2008-05-22 「数学村」、6月16日についにオープン (Radikal紙)

シリンジェで数学村を開村しようとしたところ、官僚制度のために様々なことが身にふりかかったアリ・ネスィン教授は、ついに全ての障害を乗り越えた。数学村は、6月16日にオープンする。      イズミル県セルチュク郡シリンジェ村で、ネスィン基金が所有する土地に建設された数学村は、建設許可がなかったこと、農業用の電気を不法に引いたこと、そして無許可で教育組織を設立した理由で、昨年の夏、法的手段に訴えられていたが、開村することになった。 全文をよむ

2008-05-20 ハラチオール教授、「費用負担するので、アルメニア関連文書史料館を公開して欲しい」 (Hurriyet紙)

トルコ歴史協会会長のユスフ・ハラチオール教授は、ボストンにあるアルメニア関連文書史料館を整理し、公開するために2000万ドルを支援することを提案した。      ハラチオール教授は、問題のこの文書史料館には、現在アナトリアに住んでいる約5万人のアルメニア人、そして1915年に実施された強制移住に関する非常に重要な文書があるということを主張した。しかしハラチオール教授のこの提案に対し、今まで在外アルメニア人からは受け入れるか拒否するか、いかなる返答も来ていない。      在外アルメニア人たちの批 全文をよむ

2008-05-17 大学教官の定年、72歳に引き上げ (Zaman紙)

大学の教官の定年が67歳から72歳へ引き上げられる。高等教育機構(YÖK)と国民教育省が協同で作成した法案によると、大学の教官はもはや72歳まで働くことができるようになる。新設の大学での大学教官の必要性を満たす目的で新たに作られた法律は、国立大学で働く教員にのみ適用される。      知識人諸協会は、教官の定年が引き上げられたことを肯定的に捉える中、この状況が大学教官の必要性を満たすという観点から、その有効性を保証すると指摘している。大学教官相互扶助協会のシェフィク・ドゥルスン教授は、教官が5年 全文をよむ

2008-05-12 灰はボスフォラスにまかれる: オペラ歌手レイラ・ゲンジェル死去 (Radikal紙)

われわれは、オペラ界の最も偉大なソプラノ歌手のひとりを失った…。      20世紀の最も偉大な歌姫のひとりであったレイラ・ゲンジェルさんは昨日(*9日)、ミラノにある自宅で呼吸困難と心不全のため息を引き取った。      ゲンジェルさんは1928(*1924?)年10月10日イスタンブル生まれ。イスタンブル市立音楽院で声楽を学んだのち、イタリア人ソプラノ歌手のジャンニーナ・アランジ=ロンバルディさんやアポッロ・グランフォルテさんに師事。オペラ歌手としての初舞台は1950年にアンカラの国立オペラ 全文をよむ

2008-05-12 100万ページ以上の議事録、テジタル化終了 (Hurriyet紙)

トルコ大国民議会は、2002年に始めた作業を完了し、初期の大国民議会も含めすべての総会議事録をデジタル化した。120万ページもある大国民議会の議事録を、たったワンクリックで見ることができるようになる。このシステムはまず大国民議会のなかで利用され、その6ヵ月後にはインターネット上で国民にも公開される。      ■ 4月23日13時45分      トルコ大国民議会議事録財務暦1336(西暦1920)年4月23日を記した最初の大国民議会は、まず会議の第一セッションを「午後」の13時45分に開始した 全文をよむ

2008-05-10 高等教育機構、米国の大学教員をトルコへ (Yeni Safak紙)

■ 高等教育機構(YÖK)がアメリカからトルコの大学に教員を連れてくる   高等教育機構(YÖK)は現在、アメリカの「コミュニティカレッジ」と呼ばれる2年制の公立学校と、トルコの大学が協定を結ぶためのあるプログラムを計画中である。計画書によれば、(アメリカの)カレッジの教員がトルコでも授業を行うことになる。YÖK会長ユスフ・ズィヤ・オズジャン教授は先週、アメリカ外務省の教育・文化局のヨーロッパ・ユーラシアプログラム責任者ダマリス・A.キルチホファー氏と駐トルコアメリカ大使館のエリザベス・マッケイ 全文をよむ

2008-05-09 イスタンブルの運命は、UNESCO派遣団の手中に (Hurriyet紙)

 国連教育科学文化機関(UNESCO)の世界遺産センターの欧州・北米部門のメヒチルト・ルースラー代表とジュナイド・ソロシュ・ワリ委員は、8日、イスタンブルを訪れた。イスタンブルに既に到着しているイコモス国際木の委員会のデイビッド・ミシェルモア名誉委員長と5 月11日に訪問予定の世界遺産センター代表フランチェスコ・バンダリン氏の参加をえて、4名の代表団となる。       ユネスコ代表団はイスタンブルで5日間調査を行った後、報告書を作成する。イスタンブルにおいて文化遺産の保護が十分に実施されている 全文をよむ

2008-05-09 アクドアンくん、地球温暖化を描いて、京都国際マンガ展入賞 (Milliyet紙)

ブルサのオスマンガーズィ在住のヌラン/ファルク・アクドアン夫妻の一人息子カーン・アクドアン君が、日本で「時間があらへんで!」をテーマとする第8回京都国際マンガ展コンクールに参加した。カーン君は、地球温暖化が原因で氷が溶け砂漠化した地域で、一頭のホッキョクグマが金魚鉢の中に入った魚を捕まえようとしている様子を描き、何千という応募の中で京都市教育長賞を受賞した。      受賞をインターネットのサイトから知り、とても嬉しかったと語る12歳のアクドアン君は、5万円の賞金を受け取る。ブルサのシャーヒン・ 全文をよむ

2008-05-07 高校に飛び級制度導入へ (Radikal紙)

高校に大学の飛び級制度が導入される。チェリキ国民教育相が承認すれば、優秀成績者は上級学年の授業受講可能に、3年で卒業可能に。       国民教育省は、大学の飛び級制度の高校への導入を準備している。進級規定の作成終了が図られる中、学生の上級学年の授業受講が論点となった。高校1,2,3学年で、上級学年の授業を受講すれば、85以上の総合成績を有する学生は、通常4年間の高校を3年で終了可能になる。進級規定法案成立に取り組む関係者は、「上級学年の授業受講は高校3学年時で有効となるでしょう。このため、高校 全文をよむ

2008-05-05 メテ・トゥンジョク氏、春の叙勲受章者に (Zaman紙)

チャナッカレ3月18日大学創立時の学長であり、教育学部外国語学科で日本語教育教員であるメテ・トゥンジョク教授が、日本の春の叙勲受章者に選ばれた。      トゥンジョク教授は、トルコにおける日本語教育と日本研究の開始、専門的研究者の養成、両国間の関係促進に対する活動を何年もの間、継続してきたと述べた。トゥンジョク教授は、1970年からこれまでずっと日本語と日本文化に関する研究をしている。トゥンジョク教授は、受章した叙勲が国際的にも敬意が払われているものであることに注意を引き、「この章は、科学者、 全文をよむ

2008-05-02 地震博士、モスクでの啓発活動の次は演劇舞台へ (Hurriyet紙)

地震の研究で知られ、「地震おじいさん」の名で親しまれているアフメト・メテ・ウシュカラ教授は、地震教育のためにトルコの71の県を訪問している。      トルコ赤新月社代表顧問もつとめるウシュカラ教授は、地震に対する意識を高めるために、モスクの次は劇場の舞台に姿を現した。      「私の美しい靴」という題名の演劇を上演するために訪問したメルスィンでウシュカラ教授は、地震が自然現象のひとつであり、この自然現象を災害にしないために人々が意識を高め、対策をとる必要があると述べた。      ウシュカラ 全文をよむ

2008-04-24 女子生徒のへそ出し衣装に校長、催しを中断 (Hurriyet紙)

カルタル・アタテュルク初等学校で4月23日の祭典で行われた催しで、校長はダンスをしていた女子生徒の服装が腹部を露わにするものだったため、催しを中断した。      校庭で行われた式典では、最初に生徒がチャナッカレ戦争の劇を上演した。   劇中で軍服を身につけたひとりの生徒がアザーンを詠みあげ、他の生徒達は集団礼拝を行った。      劇の後、女子生徒が腹部を露わにした衣装を着て、音楽に合わせてダンスをし始めた。このとき、メフメト・カフラマン校長は音楽を中断させ、催しを止めさせた。 全文をよむ

2008-04-22 トルコのファッション ロイター通信社がイスラームファッションに関心示す (Hurriyet紙)

トルコでスカーフも含めたイスラーム風の衣服を生産している企業のファッションショーに、イギリスのロイター通信社が大きな関心を示した。ロイター通信社は、特派員のファーティフ・サルバシュが撮影したイスラーム風ファッションショーの写真を「トルコのファッション」という見出しで全世界に報道した。写真の下には当該企業について「イスラームスタイルの企画を行うファッションハウス」とコメントがつけられた。      ロイター通信社は2008年のイスラームのファッションを世界にこのように報じた      スカーフも含 全文をよむ

2008-04-22 パレスチナの子ども達、アクサーモスクでの祈りを呼びかける 4月23日の祭典前にトルコへ (Zaman紙)

タイイプ・エルドアン首相は、4月23日国民主権と子どもの日のために39ヶ国から来た子どもたちを、昨日(21日)、首相官邸でもてなした。多彩な対話が交わされたプログラムで首相は、ゲストひとりひとりに声をかけ、全員にペンを贈った。      クロアチアの子どもはハート型のネックレスをエルドアン首相の首にかける一方で、キルギスとタジキスタンの子どもたちは彼らの国の伝統的な帽子を贈った。首相は、アゼルバイジャンの子どもにコーカサス地方のダンスをリクエストし、ブルガリアの子どもには 「こんにちは、お隣さん 全文をよむ

2008-04-20 1600年の歴史あるヴァレンス水道橋でモトクロスショー (Radikal紙)

イスタンブル・ファーティフ地区にある1600年の歴史をもつボズドアン(ヴァレンス)水道橋で、オートバイの騒音が響き渡った。レッドブルX-ファイターズのフリースタイルのモトクロスショーに参加した3選手は、荘厳な水道橋に据え付けられた特別なデッキの上で息を呑むショーを披露した。      路端や窓ガラスに群がって列をつくったイスタンブルっ子たちは、都市に水を運ぶため4世紀にヴァレンス皇帝によって建てられた水道橋の中から、ライダーたちが飛びながら通り過ぎるのを見つめた。観客たちは、南アフリカから来たニ 全文をよむ

2008-04-20 イスタンブル映画祭「金のチューリップ」賞は、「卵」が受賞 (Radikal紙)

イスタンブル映画祭で国際部門賞である「金のチューリップ賞」をセミヒ・カプランオール監督の「卵」が受賞した。国内部門賞の受賞作は『ターティル・キタブ』が、ラディカル国民賞の受賞者は『ウラク(メッセンジャー)』のチャーン・ウルマック監督だった。      国際イスタンブル映画祭における受賞の興奮は昨日幕を閉じた。セミヒ・カプランオール監督の、アンタリヤ映画祭金のオレンジ賞にも輝いた作品が、国際部門の審査員らから『金のチューリップ賞』を、また、観客らからは『ラディカル国民賞』を受賞した。      ア 全文をよむ

2008-04-12 トラブゾンで、アザーンの代わりにゼキ・ミュレンの歌が流れる (Radikal紙)

トラブゾンで、中央音声システムから、正午のアザーンの代わりにゼキ・ミュレンの歌が流れるという事件が起こった。一昨日(10日)、トラブゾンの市中心部のとある地区で、正午のお祈りの時間に中央音声システムから、アザーンの代わりにゼキ・ミュレンの「過ぎ去った苦しい恋の道の途中で、私の手を壊れたサズが行き過ぎた」という歌が聞こえてきた。この歌の後、他の歌の一節も流れ、放送は約3分間続いた。さらにその後に正午のアザーンが詠み上げられた。      ■ システムは作動していなかった      トラブゾンのムフ 全文をよむ

2008-04-11 これはモスクといえる? 4つの方向をキブラ(メッカの方向)と示す (Yeni Safak紙)

ビンギョル県ゲンチ郡に住む80歳のメフメト・ベレシュによって造られ、モスクであるとされる建物には、キブラとしてそれぞれ異なった方向を示す4つのミフラーブがある。      ■4つのミフラーブをもつモスクなどありえるのか?      ゲンチ郡のウチギュル村マタラン地区にすむ80歳のメフメト・ベレシュは、2005年に自らの甲斐性で自分の土地に、ある建物を建てさせた。近親者らの反対を押し切り、建物にはキブラとして異なった方向を示す4つのミフラーブをつくったベレシュは、村人が礼拝をするためモスクを造らせ 全文をよむ

2008-04-11 エルドアン首相、レーンEU拡大担当のネクタイに・・・ (Zaman紙)

(レジェプ・タイイプ・)エルドアン首相は、EU委員会委員長ジェゼ・マヌエル・バローゾを首相官邸の建物に公式な式典で迎え入れた。      エルドアン首相とバローゾ委員長は、独立行進曲とベートーベンの第九交響曲の最終楽章を合わせた欧州連合賛歌とを聴いた後に、式典の派遣団を見回った。      エルドアン首相は、式典後にオッリ・レーンEU拡大担当と握手をした際、レーン氏の黄と紺色のネクタイを手にして、「フェネルバフチェ」という言葉を発したのが見受けられた。      式典中にはアリ・ババジャン外務大 全文をよむ

2008-04-09 駐アンカラ、イスラエル大使、生まれ故郷のベルガマを訪問、思い出にひたる (Milliyet紙)

イスラエルの駐アンカラ大使、ギャビー・レヴィー大使は生まれ故郷イズミルのベルガマ郡を訪問し、子ども時代の思い出にひたった。   レヴィー大使は、ベルガマ商工会議所から贈られた家族台帳から本当の生年月日を知ると、「ここへ来て6ヶ月間、年をとってしまいました。しかしこのお陰で6ヶ月早く退職することになりますね」と冗談を言った。      レヴィー大使はイズミルへの外交訪問の枠組みで、イリト・レヴィー夫人と夫妻の従兄ズィヤーさん、ヤークプ・サディさんと一緒に、出生地ベルガマを訪問した。      ベル 全文をよむ

2008-04-06 カラヤン生誕100年に思う―音楽、倫理、エゴ (Radikal紙)

『ラディカル2』(日曜版)掲載      よくは存じ上げないのだが、音楽史上、1989年に没したオーケストラ指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンほど議論された人間が他にいるだろうか?彼は生前、単に彼が創りあげる音楽についてのみならず、並外れた野心や、ワンマンぶり、全てを音楽に捧げたことと共に、留まるところを知らないエゴについても議論されたのだった。   私生活でも人々の注目を一身に集めたカラヤンは、オーケストラの指揮者ではなく、映画スターのようだった。ヨーロッパ最高レベルのアマチュア・スキーヤーの 全文をよむ

2008-04-06 民主市民党議員によるクルド語への翻訳書、トルコ国民議会で展示される (Hurriyet紙)

ロシア人作家アレクサンドル・ソルジェニーツィンの小説「イワン・デニーソヴィチの一日」をクルド語へ翻訳したスィイルト選出の民主市民党議員オスマン・オズチェリキは、トルコ大国民議会で第23回国会議員業績展示会が催される知らせを受け、トルコ大国民議会に要請し、自身が翻訳した本を展示してもらうこととなった。      こうしてトルコ大国民議会に初のクルド語作品が展示されることとなる。   書籍は今月20日から1ヶ月間展示される。 全文をよむ

2008-03-30 トルコ国営放送、クルド語の話せるアナウンサー募集中 (Yeni Safak紙)

 エルドアン首相により、トルコ国営放送の1チャンネルを24時間クルド語で放送するという方向の声明が明らかにされた後、これに関連してトルコ国営放送もクルド語放送への取り組みのピッチを上げた。トルコ国営放送は、クルド語講習を受講し国民教育省の証明書の交付を受けた候補から合計30人を選抜し契約社員として雇用することになる。今日まで国民教育省が承認を与えた組織は、以前に8県で開講され、全てが2005年に閉講されたクルド語コースである。クルド語放送問題においてはラジオ・テレビ高等機構が2004年に公布した 全文をよむ

2008-03-19 エリフ・シャファク、女流英文学のオレンジ賞(英国)の候補に (Radikal紙)

3月18日に発表された、イギリスの権威ある文学賞の1つであるオレンジ賞の候補者リストに、トルコから作家エリフ・シャファクが挙げられた。女性作家にのみ授与され、またイギリス文学界が注目するこの賞に、今年はエリフ・シャファクのおかげで世界的に例年以上の関心が集まっている。さらに、世界中の新聞や通信社が「トルコで裁かれた作家がオレンジ賞候補に」と報じた。      インディペンデント紙(英)は、「エリフ・シャファクの最新の作品は刑法301条により訴追を受ける原因となった。今、シャファクの著書『父と私生 全文をよむ

2008-03-16 教科書に出てこないチンギス・ハーン―映画『モンゴル』批評 (Radikal紙)

Radikal2(日曜版)掲載      「600点の遺物からなる展示の一方で、我々は中学のトルコ史の教科書で我々が習ったモンゴルに関する知識を再点検しなくてはならない。なぜなら、展示で我々が目の当たりにすることになるのは、我々が知っていた突撃一辺倒の帝国の姿ではないからである。」マフムート・ハムスィジは、昨年サクプ・サバンジュ大学博物館で開催された「チンギス・ハーンとその後継者たち―大モンゴル帝国―」展をこう評したのだった。どうやら、この件についての私たちの先入観は非常に根深いもので、ハーンの 全文をよむ

2008-03-01 アヤソフィアの不動産証書はファーティフ・スルタン・ワクフのもの (Yeni Safak紙)

ヤズジュ副首相は、ワクフ法に対する批判を無根拠とし、アヤソフィアの不動産証書はファーティフ・スルタン・メフメトのワクフとされていると語った。      ヤズジュ・ハヤティ副首相は、ワクフ法によりアヤソフィアが非ムスリム(イスラーム教徒でない人々)のワクフにされるという主張は、事実に反すると語った。      ヤズジュ氏は、本紙のアンカラ局を訪ね、編集局長のユスフ・ズィヤ・ジョムレト氏、アンカラ支部代表代理アブデュルカディール・セルヴィ氏と面会した。ヤズジュ副首相は、(第一次世界大戦後の)ローザン 全文をよむ

2008-02-29 パムッカレの古代プール、ショベルカーが台無しに (Milliyet紙)

UNESCOの世界遺産に登録されているパムッカレにおいて、ショベルカーの操作ミスによって、温泉が通っているパイプが壊れ、古代プールは泥水で一杯になった。      「クレオパトラが泳いだプール」として知られている古代プール周辺の建物の取り壊し作業が、「アイドゥン文化および自然保護協会」の決定に従って、2週間前、県特別委員会によって開始された。作業において、ショベルカーが温泉水を石灰華に流しているパイプのひとつに誤って穴をあけ、泥水が古代プールに流れた。歴史的文化財も残っている古代プールは泥水で一 全文をよむ

2008-02-29 イマーム・ハティプ高校の学生たちにヨーロッパ留学の可能性探る (Yeni Safak紙)

スカーフを被っているなどのため不当に扱われているイマーム・ハティプ高校の学生たちの教育を支援する目的で2000年に設立されたWonderは、新学期に優秀な学生がヨーロッパでよりよい教育を受けるための仲介業務を引き受けた。Wonderの支援を受けてオーストリアで教育を受けている700人以上の学生がいることに言及したユスフ・カラ氏は、ヨーロッパ諸国でスカーフを被った多くの女性が教育の可能性を見出していると述べた。今後も優秀だが不当に扱われている生徒を支援し続けたいと語るWonderのユスフ・カラ会長 全文をよむ

2008-02-25 アイヴァズオール、執筆40年 (Yeni Safak紙)

ウスキュダル区が、我が国を代表する文学者、作家のなかからベシル・アイヴァズオールのために、『執筆40年』で特別なプログラムを計画している。明日、アルトゥニザーデ文化センターで行なわれるプログラムには講師としてヒュスレヴ・ハテミ教授、イスケンデル・パラ教授、ドーアン・フズラン、アリ・ビリンジ教授、イスマイル・カラ教授、セリム・イレリ、ファーティフ・アンドゥ、ムスタファ・アルマーン、そしてジョシュクン・ユルマズ博士が参加する。夜8時に始められるプログラムでは、講師たちがベシル・アイヴァズオールと彼の 全文をよむ

2008-02-22 服役囚の企画・一部出演による映画「バイラムパシャ:長居するつもりはない」が公開 (Zaman紙)

 現役の服役囚や刑務官が出演する初めての映画「バイラムパシャ:長居するつもりはない」が本日公開された。ハムディ・アルカン氏が始めて監督を試みた本作品の脚本・音楽ともに服役囚が手がけている。       同映画は2006年6月にバイラムパシャとパシャカプスの拘置所で開始された、「夢見る自由プロジェクト」の一環で実現された「映画シナリオ」ワークショップの成果である。       法務省協賛の「バイラムパシャ:長居するつもりはない」は、誤認逮捕され、その苦悩を伝えることができないまま、何年もの歳月を刑 全文をよむ

2008-02-20 エルトゥールル艦の犠牲者のために日本で葬儀、実施される (Milliyet紙)

1890年に日本海沖で沈没した「エルトゥールル艦」で発見された殉職者達の遺骨が、日本で実施された葬儀で埋葬されたことが明らかになった。      2007年に和歌山県大島で始められた「エルトゥールル艦、日本にあるトルコの艦船」調査の枠組みで進められた作業について、ヤプ・クレディ個人年金保険会社から説明が行われた。      その説明では、次のことが明らかにされた。   エルトゥールル艦の水中発掘プロジェクトは、ヤプ・クレディ個人年金保険会社と水中考古学研究所が協働し、トルコ水中考古学基金の支援に 全文をよむ

2008-02-14 博物館職員、当時の服装を着用へ トプカプ宮殿博物館以外にも波及 (Zaman紙)

文化観光省は、現在トプカプ宮殿で実施されている、博物館職員による当時のコスチューム着用をトルコ全体に広めている。      ここ数ヶ月の間にトプカプ宮殿で始まった試みは、アンカラの独立戦争記念館と共和国博物館でも実施していく予定。のちに全ての博物館で、博物館のコンセプトに合った歴史的服装をした職員が訪問客を迎えることとなる。      外国で広く実施されている、職員による歴史的コスチュームの着用がトプカプ宮殿で始まると、訪問客の深い関心を呼んだ。文化観光省大臣エルトゥールル・ギュナイもこれが全て 全文をよむ

2008-02-12 ベイオールのシンボル、レジャンス・レストランに支援の動き (Radikal紙)

ベイオールのシンボルの一つであり、アタテュルクも常連の一人であったレジャンス・レストランが、75年間営業していたイスティクラル通りのオリヴヤ路地から立ち退きを求められている事に、イスタンブルの知識人たちは怒っている。レストランが75年間営業してきた場所に、この土地の所有者が音楽学校を建てるつもりであることを受けて、立ち上がった多くの文化人は、レストランの建物が閉鎖されたなら、それによりベイオールをベイオールたらしめてきたとても重要な価値が失われることになると指摘した。   先日もイスタンブル文化 全文をよむ

2008-02-11 イスタンブルに残るイタリアの相貌 (Zaman紙)

19-20世紀にイスタンブルで過ごしたイタリア出身の建築家、画家、音楽家、知識人がこの魅惑的な街におこなった貢献が『イスタンブルにおけるイタリアの足跡』という名前で本となった。その本では、ドニゼッティ・パシャからダロンコ、ゾナロからカノニカまで多くの人物を扱っている。      イスタンブルの街中で心を奪う風景のひとつガラタ塔、イスタンブルっ子が落ち合う場所タクスィム広場の共和国記念碑、興奮が覚めやることのないベシクタシュ・イノニュ・スタジアム、「失われたモスク」として知られるカラキョイ・メスジ 全文をよむ

2008-02-08 「サルイェル」、ロンドンで最もロマンティックなレストランランキングに入る (Milliyet紙)

イギリスの首都、ロンドンにある有名なトルコレストラン(魚料理)「サルイェル」が、「ロンドン・ペーパー」という名のフリーペーパーが選ぶ、「ロンドンで最もロマンティックなレストラン」のトップ10に入った。      ■ロマンティックな店内      毎日地下鉄を利用している何十万の人たち向けのフリーペーパーの、「バレンタインデーのための予約の最後のチャンス」という見出しの記事で、網と魚の剥製が飾られ、木製のテーブルが置かれた「サルイェル」が最もロマンティックなレストランのランキングで第10位に選ばれ 全文をよむ

2008-02-03 ローラ・ブッシュ大統領夫人の愛読書は、オルハン・パムク『私の名は紅』 (Hurriyet紙)

ローラ・ブッシュ大統領夫人は、オルハン・パムクの「私の名は紅」という小説を読み、とても気に入っていると述べた。      ジョージ・ブッシュ米大統領のローラ・ブッシュ夫人は、ノーベル文学賞を受賞したオルハン・パムクの「私の名は紅」という小説を読んでおり、その本をとても気に入っていると述べた。      Foxニューステレビのインタビューに答えたローラ・ブッシュ夫人に、司会者が、「あなたは元図書館司書で、読書に非常に関心があります。最近は何を読んでいますか?」と尋ねた。      ファースト・レデ 全文をよむ

2008-02-01 118年前のエルトゥールル号遭難者の遺骨、日本の串本沖で発見される (Milliyet紙)

日本の串本沖で118年前に沈んだ軍艦エルトゥールル号で日本とトルコの考古学者が続けている発掘作業の際に、看板に挟まれたトルコ人水夫の遺骨が発見された。   発掘隊代表のトゥランルさんは、ひとりのトルコ兵の頭蓋骨と骨が118年後に水深35mの海底から引きあげられたことを明らかにし、以下の様に述べた。      「2週間前に始めた調査では、日々驚きに直面しています。船が土と岩に埋もれているために、今後もこれまでに似た驚きに直面する可能性があります。   頭蓋骨と各部の骨は、日本の警察が検証のために持 全文をよむ

2008-02-01 大学、スカーフ解禁の動きに反発 (Radikal紙)

諸大学「今回の動きは世俗主義という原理、共和国建国の概念に反している。高等教育機構のオズジャン理事長が、本日開催される予定の会議の中止のため圧力をかけたのだ」       大学間連合(ÜAK)は協議事項の一つであるスカーフ問題について議論を交わすべく、本日(2月1日)臨時会議を開催する予定であるが、この臨時会議を中止させるため、高等教育機構のユスフ・ズィヤ・オズジャン理事長が圧力をかけていたことが明らかとなった。同理事長が、大学間連合会長のムスタファ・アカイドゥン教授に対し火曜日(1月29日)電 全文をよむ

2008-01-29 トルコ人天才ピアニストの卵、ロンドンで「トルコ人教育」のためチャリティーコンサート (Milliyet紙)

エレン・アイドアンは、世界的に有名な音楽学校トリニティカレッジに17歳で奨学生として受け入れられ、大学院教育を受ける最年少学生という肩書きを持ち、多くの国際的賞を受賞している。彼は、イギリスで「トルコ人教育プロジェクト」のためコンサートを行った。      ロンドンの中心、ピカデリーにある歴史的なセントジェームズ教会でのコンサートで、19歳のエレン・アイドアンは10万ポンドの値打ちがある「ファツィオリ」社のイタリア製のピアノを演奏した。音楽の権威たちが「驚くべき才能」と評価するアイドアンのコンサ 全文をよむ

2008-01-27 ドキュメンタリー映画「移住と死」、公開される (Yeni Safak紙)

トルコ人のバルカン半島、コーカサス、クリミアそして東トルキスタンからアナトリアへの移住を取り上げたドキュメンタリー「移住と死」の試写会がリュトゥフィ・クルダル・コンベンションセンターにて開かれた。      文化観光相エルトゥール・ギュナイ氏は、悲しみを伴う鑑賞会のために集まったことをまず述べ、「このドキュメンタリーは、ここ数世紀の我々の歴史の縮図ともいえるものです。今夜、私たちはこの歴史と向き合うことになります。誰も、その意思に反して生まれ土地から引き裂かれることのないように、という祈りを込め 全文をよむ

2008-01-26 トルコでは初めての試み 大学でアルメニア語学科設立へ (Radikal紙)

ダシュナク(党関連)文書を調査する機会は、トルコでアルメニア語の専門家を生み出す!ネヴシェヒル大学はトルコで初めてのアルメニア語学科、ヘブライ語学科を開設するため、高等教育機構(YÖK)に申請した。      トルコの大学で初めての試みが実現しようとしている。ネヴシェヒル大学文理学部にアルメニア語科とヘブライ語科が新設される予定だ。ネヴシェヒル大学は比較的新しい大学の一つで、今回、文理学部にアルメニア語、ヘブライ語そしてギリシャ語学科を開設しようとYÖKに申請した。大学側は現在YÖKからの返事を 全文をよむ

2008-01-21 ユネスコ使節団、来月イスタンブル訪問 (Milliyet紙)

2月10日よりイスタンブルを訪問予定であるユネスコの調査委員会は、イスタンブルの世界遺産リストにおける現状を明らかにする調査を実地で行うだろう。      ユネスコ調査委員会は、世界文化遺産リストから削除される危機に直面しているイスタンブルで調査を実施し、多くの重要なプロジェクトを視察する予定である。イスタンブルの遺跡エリアの管理状況や、スレイマニエ地区、スルタン・アフメト地区での現状を調査予定であるユネスコ委員会の日程には、マルマライ・プロジェクト、ドバイタワー・プロジェクト、第3ボスフォラス 全文をよむ

2008-01-17 アヤソフィア博物館への入場者数、記録的に急増 -ローマ教皇訪問のおかげ (Radikal紙)

ローマ教皇ベネディクト16世の訪問後、アヤソフィア博物館を訪れる人が急増した。同博物館の入場者は2007年に35%増加し、初めてトプカプ宮殿を抜いた。同時期にトプカプ宮殿の入場者は6%減った。      ローマ教皇が2006年末に訪問したアヤソフィア博物館は2007年、イスタンブルで最も入場者数の多い博物館となった。このように、同博物館の入場者は、史上初めてトプカプ宮殿の入場者を超えることとなった。イスタンブル県文化局の情報によると:      ・ 2006年、164万7570人だったアヤソフィ 全文をよむ

2008-01-15 水没予定のハサンケイフ、北イラクのクルド遺産保存研究所も保存活動に参加 (Radikal紙)

北イラクにある「クルド遺産保存研究所」もウルス・ダム建設で水没する予定のハサンケイフの保護に乗り出した。同研究所は、バトゥマン県の歴史あるハサンケイフが犠牲にされないようにとパネルディスカッションを実施した。   「クルディスタン」の地図が掲示される一方で、作家たちはハサンケイフ救済のためのキャンペーンを開始することを公表した。      ドゥホクにあるクルド遺産保存研究所が行ったパネルディスカッションでは、ハサンケイフについての議論が行われた。ドゥホクの副県知事、クルド人作家協会と一部の教員た 全文をよむ

2008-01-11 学校でのスカーフ着用、反対派を上回り賛成派11名に 高等教育機構 (Hurriyet紙)

今後、数日の間にアブドゥッラー・ギュル大統領が任命する3名の委員により、高等教育機構(YÖK)でスカーフ着用の自由を主張する委員の数が11名になる。大学間連合とセゼル前大統領が任命した委員の数は10名にとどまることになる。      ギュル大統領が任命する新委員により、高等教育機構でスカーフ着用の自由を主張する委員が過半数に到達する。エルギン・ナミ・ノメル教授、イルハン・テケリ教授の高等教育機構での任期が1月16日で満了となる。ギュル大統領は、この2名、そしてユスフ・ズィヤ・オズジャン教授が高等 全文をよむ

2008-01-09 トルコは人気は1位、苦情も2位―旅行代理店1208社アンケート (Milliyet紙)

ドイツで「Urlaub Perfekt」という雑誌が旅行代理店1208社を対象に行ったアンケートで、トルコは「2008年の最も流行の国」ランキングで2位になった。その一方で、最も苦情があった国」というランキングでも2位になった。   アンケートで「流行の国」ランキングにおいては、旅行代理店1208社の911社がスペイン諸島、691社がトルコと回答した。3位は631票でギリシャがランクインした。   「一番苦情を受けた国」ランキングではチュニジアが751票で1位になったのに対し、トルコは552票で 全文をよむ

2008-01-07 水産学部、水不足で閉鎖? (Milliyet紙)

カスタモヌのイネボル郡で1995年に着工、2006年に竣工し、開学した水産学部は、「水不足」という理由で閉鎖された。イネボルから5kmのエルケカルパ村に当時の首相、タンス・チルレルによって着工式が行われた。この水産学部の建設には約10年の間、1本の釘も打たれず、手が付けられていなかった。何年もの間、失望していたイネボルの人々は、ガーズィー大学の学長にイネボル出身のカドゥリ・ヤマチ教授が任命されたことで期待をよせた。ヤマチ教授は大学の予算からの支出で、工事を2 年で完了させた。この間に新設されたカ 全文をよむ

2008-01-06 文学者アフメド・ハムディ・タンプナルの日記、ついに刊行へ (Zaman紙)

長年出版が待たれていたアフメト・ハムディ・タンプナルの日記がついに出版された。インジ・エンギニュンとゼイネプ・ケルマン著の「日記から見るタンプナル(デルギャフ出版)」というタイトルの本は同時に議論ももたらした。   というのも日記には、これまでと違うタンプナルの人物像があるからだ。この本には、1953年に書きはじめ、1962年、彼が死の13日前まで書き続けた日記が掲載されている。日々の興奮や失望を書き綴ったこの日記の中でタンプナルは、いつも賛美していたオスマン文化を時々侮辱し、巨匠ヤフヤ・ケマル 全文をよむ

2008-01-05 ギュル大統領、オルハン・パムクを招待へ (Radikal紙)

作家オルハン・パムクを、チャンカヤの大統領官邸でもてなすための企画を開始させていることが分かった。オルハン・パムクは、3万人のクルド人と100万人のアルメニア人がトルコ人によって虐殺されたと述べ、アフメト・ネジュデト・セゼル第10代大統領をはじめとして多くの政府高官から「避けられて」きた作家である。      ギュル大統領がハリル・イナルジュク教授、そしてタラト・ハルマン教授とともに始めた大統領官邸談話会の2回目が、2月の第1週に行われることが明らかになった。大統領官邸事務総長のムスタファ・イセ 全文をよむ

2008-01-03 ダム建設で水没予定のハサンケイフに考古学研究センター設立へ (Radikal紙)

ダム建設により水没予定で、パイプラインが通る地域に、特別な考古学ユニットが設立された。      ジュムフリイェト大学付属の考古学・芸術史研究・保存センターの設立に関する規定が、官報に掲載され、施行された。      同センターは、ダムの底に水没予定の灌漑用貯水池となる区域、そして用水路や石油・天然ガスのパイプラインが通る道などの考古学的環境を保存するため、地表調査を実施し、救済のための発掘を行っていく予定だ。      発掘作業を統括するこのセンターは、道路が建設される場所の考古学的、および歴 全文をよむ

2008-01-02 タルカンの新年コンサート、評判はいまいち (Yeni Safak紙)

トルコラジオ・テレビ放送1(TRT1)で放映された、16年間ずっと人気のある歌手タルカンのコンサートは、視聴者やアーチストにとってまさに期待はずれのものだった。年越しの夜は、TRTが(披露される)6曲のために75万ドルを費やし、また大々的に宣伝した、TRT1で放映されるタルカンのコンサートに注目が集まった。しかし、視聴者が画面で目にしたものは、まさに期待はずれのものだった。      23時30分ごろ画面上に姿を現したタルカンは、「Vay Anam Vay」という曲で再帰できなかった。5年ぶりに 全文をよむ

2007-12-30 「世界の中心はアクシェヒル」登録商標化 (Yeni Safak紙)

 ナスレッディン・ホジャ観光協会は、ナスレッディン・ホジャの「世界の中心はアクシェヒル」という逸話にもとづいて、トルコ特許研究所(TPE)に登録を申し込み、商標保護に関する第556号法律に基づく決議によって「世界の中心はアクシェヒル」と書かれた商標登録証を受け取った。タネル・セリン同協会長は、トルコ特許研究所に対して2006年12月22日に申し込んだ商標登録が認められたこと、そして申し込みの日付から10年間有効の「世界の中心はアクシェヒル」登録証が発行されたことを述べた。昨年からナスレッディン・ 全文をよむ

2007-12-29 宝くじ、イスラームでは禁止? 論争拡大へ (Milliyet紙)

宗務高等機構長官代理のサイム・イェプレム教授博士は、イスラムは賭博行為を一切認めていないと述べ、「イスラムの教えと聖典クルアーンによれば、すべての種類のくじはハラムである」と語った。2千5百万YTL(約24億150万円)という高額賞金の宝くじの抽選が新年に迫っている中、「くじはハラム(宗教的禁止)か、ヘラル(宗教的合法)か?」という論争が拡大した。「ミッリ」新聞の昨日の号に掲載された「ムスリムにくじは無用である」という見出しのニュースに、見解を寄せたイェプレム博士は、ムスリムはくじに関わるべきで 全文をよむ

2007-12-28 ビザンツ宮殿にホテル建設の刃 -歴史的遺構になぜ? (Milliyet紙)

記念碑保存委員会のメンバーであるアフンバイ教授は、自身が欠席した委員会でフォーシーズンズ・ホテルに関連する決定が下されたことを明らかにし、「建築許可が出されたことは犯罪です」と述べた。トプカプ宮殿博物館館長のオルタイル教授も、「大規模なビザンツ遺構があそこにあるのに、誰も気にしていない。スルタン・アフメト地区は破壊されている」と強調した。      スルタン・アフメト地区で65室の客室をもつフォーシーズンズ・ホテルは、客室をあと50部屋増やすために、歴史的区画である隣の用地に追加の建物を建設して 全文をよむ

2007-12-23 葬儀の礼拝に故人の写真を掲げることの可否―宗教学者の意見 (Milliyet紙)

最近、葬儀で棺の前に置かれる遺影が、礼拝を行うイマーム(礼拝指導者)の反発を招いている。サヴァシュ・ディンチェル氏の葬儀の礼拝が行われた時、遺影は裏返された。宗教学者たちによると、遺影が置かれることは宗教上では支障はない。「遺影は、(偶像)崇拝のような他のことを想起させうる」という人もいれば、「だめだという人を尊重しなければならない」という人も…      葬儀で棺の前に置かれる遺影が、最近葬儀の礼拝を行うイマームの反発を招いている。宗教学者たちは、亡くなった人の遺影はその前での葬儀の礼拝を続け 全文をよむ

2007-12-22 トルコ人テノール歌手、イタリアの人々を魅了 (Milliyet紙)

メルスィン国立オペラ・バレエ団の団員、ビュレント・ベズデュズは、パヴァロッティの後継者候補とされる10人の有名テノール歌手のひとりに数えられており、アメリカ、フランス、スコットランドに続いてイタリアで舞台に立ち始めている。      ベズデュズは、3つのグラミー賞を受賞した有名なテノール歌手であり、文化観光省の公式許可を得て、ドニゼッティ作のオペラ『ランメルモールのルチア』で、サー・エドガルド・ラヴェンスウッド役で舞台に上がった。   ベズデュズは、イタリアのイエージ市で、ヴァレリア・エスポジー 全文をよむ

2007-12-18 国民教育省、ピアニスト、ファズル・サイさんを告訴へ (Milliyet紙)

国民教育省は、ピアニストのファズル・サイさんが音楽と美術の授業の廃止と1万人の音楽教師不足を主張したことについて、サイさんを相手どり5000新トルコリラの賠償訴訟を起こすことを決定した。   国民教育省の発表では、サイさんが「近年、音楽と美術の授業廃止が議論されている」と主張したことで、国民教育省が疑われたと発言され、次のように続けられた。      「ファズル・サイ氏の主張にあった『1万人の音楽教師不足』は全く根拠のない想像の数字です。現在、初等学校、中等学校において音楽の授業は音楽を専門とす 全文をよむ

2007-12-17 「エブル・プロジェクト」、今回の展示場所はアンタキヤ (Radikal紙)

トルコの文化的多様性を強調するために長年用いられたが現在ではほとんどその意味を失ってしまった「モザイク」という概念に代わり、「エブル」(マーブリング)という表現を推奨するエブル・プロジェクトの新たな展示場所はアンタキヤとなった。ディヤルバクルとカルスに続きアンタキヤに、すなわち最も「モザイク」で有名な町のひとつにやってきたエブル・プロジェクトは、「文化の多様性への響き」というサブタイトルからもわかるように、トルコの文化的多様性を示すためにアナトリアで撮影された写真と物語から成っている。      全文をよむ

2007-12-16 女優ヒュリヤー・アブシャルの新しい髪型―美容院のミスから (Milliyet紙)

美容師のミスで髪の毛が焼けてしまったヒュリヤー・アブシャルは、「映画と歴史の集い」の開催イベントにベリーショートのヘアスタイルで参加した。      トルコ映画視聴覚文化(TÜRSAK)財団の企画した「第10回映画と歴史の集い」の開催イベントにサーデッティン・サランとともに参加したヒュリヤー・アブシャルは、ベリーショートの新しいヘアスタイルで注目を集めた。      リュトゥフィ・クルダル・コンベンションセンターにサランと手を取って現れたアブシャルは、新たなイメージは美容師のミスの賜物であるとし 全文をよむ

2007-12-15 ピアニスト、ファズル・サイさん発言に反応さまざま (Radikal紙)

ギュル大統領:そんなことがあるだろうか?ファズル・サイは我々の高名なピアニストだ。   公正発展党(AKP)フラト副党首:我々が大きな悲しみを感じるとは思わない。      「私達はすでに少数派になり、孤立しています。すべての大臣の妻たちはスカーフを着用しています。イスラム主義者らが力を得ました。大統領官邸にも私は呼ばれませんでした。私はトルコを去るかもしれません」と語ったトルコの世界的ピアニスト、ファズル・サイ氏に対し、大統領側が彼を擁護する一方、AKP執行部はそれに「無関心」な態度を示した。 全文をよむ

2007-12-14 トルコ人著名ピアニストのファズル・サイさん、「トルコを去るかもしれない」 (Milliyet紙)

著名ピアニストのファズル・サイさんは、「イスラム主義者らが勝利し、我々は少数派となった。大臣夫人はみんなスカーフを着用している。我々が抱いていたトルコへの夢は消滅した。将来、国を去るかもしれない。」と話した。       著名作曲家・ピアニストのファズル・サイさんは、トルコでイスラム主義者らが政権を握ったために、将来トルコを去るかもしれないと語った。サイさんはパリにて、ドイツで発行されている左派リベラル派の「南ドイツ(Süddeutsche Zeitung)」新聞の取材を受け、「トルコへの夢はそ 全文をよむ

2007-12-12 犠牲祭前に恒例行事 -カーバ聖殿を覆う布、イマームへ (Zaman紙)

犠牲祭前の恒例行事で、毎年伝統を守って行われるカーバを覆う布の引き渡し式典が実施された。      カーバ聖殿を覆う布は、預言者のモスクの代表団からカーバ聖殿のイマーム(導師)であるシェイフ・アブデュルアズィズに贈呈された。この布はキスワ工房によって、2000万サウジリアルをかけて製造された。   この覆い布は、全てが絹製で、コーランから16章が引用され、イスラームのマークも刺繍されている。縦14m、幅47mの覆い布は、5枚の布から構成されている。      犠牲祭に向けて準備されたカーバ聖殿の 全文をよむ

2007-12-10 かつて苗字はどうやってつけられた (Yeni Safak紙)

苗字の多くは、姓名法が制定された時期(*1934年)に、国民がそれまでの通り名の辞書における同じ意味もしくは反意の単語を用いたか、あるいは住民係の役人の指示によって命名されたことが明らかになった。      シャンルウルファ弁護士協会会長であるムスリュム・アカルン氏が、古い住民記録簿、地券の記録、そしてイスラム法廷記録簿から集めた情報を『通り名から苗字へ』と題した論文にまとめた。      同氏は、苗字が与えられる際にはしばしば笑い話のような出来事も起きたと述べ、その例として、“ネギュヌカルドゥ 全文をよむ

2007-12-09 中央アジアのトルコ系諸共和国と共通アルファベット案、検討へ (Zaman紙)

アブドゥッラー・ギュル大統領は、トルクメニスタン訪問に同行した研究者達から、トルコ系諸共和国間でコミュニケーションをしやすくする共通のアルファベットを作り上げることについての意見聴取をした。      専門家達は、ローマ字による共通の文字言語を提案する一方、このアルファベットには34字が必要という見解を大統領と共有した。さらにトルコ系言語を話す国々のあいだで、大統領直属で活動を行う「トルコ世界事務総局」の設立について研究者達は、ギュル大統領が先導役をつとめることを求めた。共通アルファベット構築を 全文をよむ

2007-12-08 世界銀行の派遣団、ハサンケイフへ (Radikal紙)

世界銀行の85人の派遣団は、歴史的な街ハサンケイフを、ウルス・ダムの下に沈む前に見て回った。      アメリカ、ドイツ、カナダ、中国の専門家を含む派遣団は、ドイツ、スイス、オーストリアの貸付により建設される予定のウルス・ダムの下に沈む歴史的な街ハサンケイフで調査を行った。派遣団は地元住民と話しながら建設予定のダムに関する意見を聞き、オスマン・バロル郡長と民主市民党(DTP)所属の市長アブドゥルヴァハプ・クセンとも会見した。      派遣団で議長を務めるアメリカのミッチェル・セルニックは、25 全文をよむ

2007-12-07 トルコが修復したモスタルの世界遺産スタリ・モストに亀裂 (Milliyet紙)

ボスニア内戦でクロアチア人によって破壊されたが、トルコ企業により3年前に本来の形にふさわしく修復された歴史あるモスタル橋のアーチ部の石に亀裂が生じた。      ボスニア内戦期間中の1993年にクロアチア軍による砲火を受けて損傷した後に、トルコ企業によって2004年に本来の形にふさわしく修復された歴史あるモスタル橋のアーチ部分の10の石灰石ブロックに亀裂が生じていることが明らかにされた。      ネレトヴァ川に掛けて造られ、全長27m、高さ21mの橋にある破損の解明のために専門家が招集された。 全文をよむ

2007-12-04 飛行機事故犠牲者の葬儀で、遺影を裏返しに -遺影はイスラームに反する行為? (Radikal紙)

ボアズィチ大学のエンギン・アルク教授の葬儀で、イマームは棺の前に置かれた遺影を裏返した。イスラーム神学者の見解によると、遺影に礼拝するのではないのだから、このようにする必要はないとのこと。      ウスパルタでの飛行機事故で亡くなった客室乗務員ミュミネ・ブルトゥの一昨日の葬儀で、イマームは参列者の襟に付けられていた彼女の写真を外すようにといった。ボアズィチ大学物理学科のエンギン・アルク教授の昨日の葬儀の礼拝においても、モスクのイマームは棺の前に置かれた遺影を裏返したのだ。      飛行機事故 全文をよむ

2007-11-26 英国チャールズ皇太子とカミラ夫人、メヴラーナ見学のためトルコへ (Yeni Safak紙)

英国のチャールズ皇太子が、コーンウォール公妃カミラ夫人とともにアンカラを訪問した。      エセンボア空港では、ムスタファ・イセン大統領府事務総長、アンカラのケマル・オナル知事、そしてニック・ベイルド駐アンカラ英国大使が、チャールズ皇太子を出迎えた。      チャールズ皇太子は、コンヤのメヴラーナ・ジェラレッディン・ルーミーの墓廟を訪れ、その後イスタンブル、イズミル、アンカラで行事に参加する予定だ。 全文をよむ

2007-11-25 元彼女の侮辱罪告訴法廷を欠席したイブラヒム・タトゥルセス、逮捕前にあわてて供述 (Hurriyet紙)

アセナさんを侮辱したとして公判中の裁判に出廷しなかったタトゥルセスは、慌てて供述をした。      3日前(22日)、シシュリ第二初級刑事裁判所は、イブラヒム・タトゥルセスに関して、「メディアを通して人を侮辱した罪」で公判中の裁判に出廷しなかったとして逮捕命令を出したのだった。法律に従い、警察に逮捕されることになったイブラヒム・タトゥルセスは、裁判所での供述の後、釈放される予定だった。   しかしイブラヒム・タトゥルセスは24日(昨日)、慌てふためいてシシュリ裁判所に出頭した。そして裁判から逃げ 全文をよむ

2007-11-24 絵画展で女性ヌード画、布で覆われることに (Hurriyet紙)

ガズィアンテプで第9回目の個展を開催した画家のアイシェギュル・ヤラルさんは、45点の作品のうち、数点のヌード画をターコイズ色の布で覆った。アイシェギュル・ヤラルさんは、初日に展示したヌード画10点のうちの7点を2日目以降展示からはずした。同氏は、ギャラリー経営陣が「ガズィアンテプの人々の心を痛めることになる」との警告を受け、ヌード画の検閲をしたと語った。      画家のヤラルさんは、アンカラとイスタンブルで第8回目の個展を開催した。その後、先週の水曜日(14日)の晩にサンコ・アート・ギャラリー 全文をよむ

2007-11-23 トルコ人ピアニスト、サイさん、2008年欧州の文化間対話大使に (Radikal紙)

 欧州委員会は「2008年度異文化間対話」促進のためファズル・サイさんを「親善大使」に任命した。「より健全な社会のために異文化間の対話と交流が必要である」との見解を示す欧州委員会は、2008年を「異文化間交流年」とすることを決めた。民族的・宗教的な違いから生じる偏見や誤解をなくすことを目的とする同委員会は、2008年には「対話の重要性を強調」「共通価値と相互理解を促進」「議論と意見交換を促進」する活動を行う予定である。「2008年異文化間対話年」は12月4日のファズル・サイさんの参加も予定されて 全文をよむ

2007-11-19 ファーティフ・アクン監督の兵役拒否発言の背景 (Milliyet紙)

ファーティフ・アクン監督は、最新作『人生の岸辺で(The Edge of Heaven)』のロンドンにおけるガラ上映で話し、以前語ったトルコで兵役には就かないだろうという発言を肯定した。      アクン監督は、『壁に向かって(邦題『愛より強く』)』で金熊賞を受賞し、『イスタンブル回想』というドキュメンタリーによって再度注目を集めているが、最新作『人生の岸辺で』のヨーロッパにおける宣伝活動を続けている。そして最後に、英国の首都ロンドンで同作品を紹介した。込み合うほど多くの観客が詰めかけたガラ上映 全文をよむ

2007-11-19 アンカラで日本語スピーチコンテスト (Zaman紙)

在アンカラ日本大使館によって「アンカラ日本語スピーチコンテスト」が開催された。トルコ・日本財団文化センターで行われたコンテストの最初に田中信明在アンカラ日本大使が、観客に「メルハバ(こんにちは)」とトルコ語で呼びかけた。田中氏は、日本で1ヶ月間トルコ語の勉強に励んだが、トルコ語を完全には習得できなかったと述べた。   トルコ・日本財団の運営委員であるミュクレム・エルキン氏も、財団として日本語を教え、日本語力を発展させるために努力をしてきていると述べた。また、同氏は日本人がとても大好きであり、日本 全文をよむ

2007-11-15 「歴史的遺構ではない」といったのは建築家だった! (Milliyet紙)

イスタンブル広域市役所がスルタン・アフメト地区にある歴史遺構の上にレストランを建設している。このレストラン建設の建築家ヒルミ・シェナルプ氏は、「古い壁が歴史的遺構か否かは私が判断した」と述べた。      イスタンブル広域市役所がスルタン・アフメト地区にある歴史遺構の上にレストランを建設している。このレストランの建築家、ムハッレム・ヒルミ・シェナルプ氏は、「あの壁が歴史的遺構か否かは私が判断しました。『壁は取り壊します』と私が決めて、建築プロジェクトを設計したのです」と語った。シェナルプ氏は、間 全文をよむ

2007-11-12 メッカ巡礼へ向かう人々、アタテュルク空港から出発 (Milliyet紙)

ハッジ(メッカへの巡礼)へ向かう最初の一行が、アタテュルク空港から涙と共に見送られた。空港は、巡礼者たちと見送りの人々でごったがえした。      巡礼のため11日、アタテュルク空港からメディナに向けて出発した最初の一行は、祈りの言葉と親しい人々の涙で見送られた。   国際線ターミナルは、巡礼者たちを見送りに来た近親者でいっぱいになった。アタテュルク空港の国際線ターミナルは11日、巡礼者のために最も繁忙な日のうちのひとつとなった。      ■知事も見送りに      国際線ターミナルで行われた 全文をよむ

2007-11-10 イスタンブルはこの60年で何が変化したのか? (Yeni Safak紙)

アフメト・ムラトが執筆した『記録されなかった記憶』は1940年代のイスタンブルとベシクタシュに焦点をあわせた回想録である。この本で著者は読者の手を取り、あたかもイスタンブルの一つ一つの街路ごとにいざなってくれるのだ。      イスタンブルに関しては今日まで数知れないほどの本が書かれている。ヤプ・クレディ出版から出たアフメト・ムラトの『記録されなかった記憶』は、イスタンブルを、思い出によって語るというスタイルで説明しており、こうした点でイスタンブルに関する本のなかで評価されるにふさわしいものとな 全文をよむ

2007-11-09 美術品泥棒のおかげ? 博物館が次々とオープン (Zaman紙)

泥棒がモスクや陵墓などの建物にある歴史的作品を盗んだことが、ワクフ総局が13の博物館をオープンする理由になった。      管轄下にあるモスク、小規模モスク(メスジト)、陵墓などの建造物の中の古い作品を守り、展示するためにしばらくの間ワクフ総局において保管されていた「作品を公開する」試みが結論に達した。      総局の建物にある、コーラン聖典、碑文、絨毯、燭台、写本などの作品からなる無数の神聖な遺物と、タイル、木材、大理石、石膏などで作られた美術品のため、トルコ各地の都市に13の博物館が開設さ 全文をよむ

2007-11-08 第24回アイドゥン・ドアン風刺画コンテストの表彰式行われる (Radikal紙)

第24回アイドゥン・ドアン国際風刺画コンテストに入賞した風刺画家たちが、昨夜(11月7日)トプハーネ・アミレで行われた表彰式で表彰された。式典にはエルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣も出席した。      風刺画分野において世界で最も権威あるコンテストのうちのひとつである、第24回アイドゥン・ドアン国際風刺画コンテストにおける入賞者への授与式がトプハーネ・アミレで行われた。式にはエルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣も出席した      表彰式ではジャナン・レスリー・アンデルセン&サウンドがコンサ 全文をよむ

2007-11-05 イスタンブルに関する連続セミナー開催 (Radikal紙)

タチ財団(トルコ記念碑・環境・観光価値保護財団)が開催する予定の「王冠を頂くイスタンブル」と題した連続セミナーでは、イスタンブルを最もよく知る専門家たちが講演を行う。また各セミナーは特別な食事やショーでしめくくられる予定だ。      イスタンブルを知りたい人々のために、「王冠を頂くイスタンブル」と題した連続セミナーが11月20日に始まる。この連続セミナーは、トルコの芸術文化財や建築遺産の保護を目的に多分野の科学者、企業家、観光省により1976年に設立されたトルコ記念碑・環境・観光価値保護財団 全文をよむ

2007-11-03 ピエール・カルダン:スカーフ論争はばかばかしい (Zaman紙)

世界で最も有名な3大ブランドの一つとして挙げられるピエール・カルダンは、ファッションと服装のスタイルについて衝撃的な発言をした。      有名なファッション・デザイナーであるカルダン氏は、トルコのスカーフ論争は「ばかばかしい」とし、女性たちはイブ以来これまで頭を覆う傾向があったと指摘している。聖母マリアもベールをしていたことについてふれた後、次のように結論付けている。「頭を覆うことは女性にふさわしく、スカーフは女性の美しさを表現しています。」と。またカルダン氏はハイリュニサ・ギュル夫人の服装の 全文をよむ

2007-11-02 トルコのお菓子ロクム(Turkish Delight)、EUでは「キプロス・ロクム」と登録 (Milliyet紙)

 以前バクラヴァを「国民的お菓子」と紹介したキプロス政府が、トルコ・ロクムとして知られるロクムを「キプロス・ロクム」として欧州連合EUに登録する一方、地域的著名商標として、トルコでロクムの登録に向けた申請は一切行われていない。       トルコ国内ではトルコ・ラク、アンテプのピスタチオ、手作りのテュルクメン絨毯、トルコ・ビーグル犬、ゲムリッキのトルコ馬、そしてカルスのトルコ牧羊犬も名を連ねる93もの地域商標が登録されているが、アイヴァルックのトースト、イズニッキのタイル、カイセリのマントゥとい 全文をよむ

2007-10-30 米国の俳優、ケビン・コスナーさん、大統領官邸で政府高官のレセプションに出席 (Zaman紙)

大統領官邸でのレセプションにアメリカ人の有名俳優ケビン・コスナーが現れ、出席者の注目を浴びた。アタテュルクを深く称賛していることで知られ、映画でアタテュルク役をオファーされたコスナーは、当初このレセプションへの出席を予定されていなかったただ一人の人物である。      このレセプションへの出席に関してある事情がある。今晩イスタンブルでコンサートを行うためにトルコを訪れたコスナーは、アブドゥッラー・ギュル大統領と会いたいと望んでいた。大統領官邸は、昨日(月曜日)は大統領の都合が悪いことを伝えた。コ 全文をよむ

2007-10-27 イスタンブルブックフェア、名誉ゲスト作家はパムクでなくメティン・アンド (Hurriyet紙)

第26回イスタンブルブックフェアが、今日開催される。ノーベル賞作家のオルハン・パムク氏がフェアの名誉ゲストになるだろうという文学界の大方の予想に反して、名誉ゲストは作家メティン・アンド氏に決定した。      TÜYAP(トルコイベントセンター)コーディネーターのデニズ・カヴクチュオール氏は、この選択の理由として、ブックフェアの伝統において若い作家ではなく、名を遂げた文学者に与えられることになっているからと述べた。カヴクチュオール氏はレファランス紙のヴェルジハン・ズフオール記者に、メティン・アン 全文をよむ

2007-10-21 アニ遺跡か、アヌ遺跡か―無意味な「トルコ語化」論争のその後 (Radikal紙)

コチ前文化大臣が、アニ遺跡を「アヌ」と発音したことで始まった論争により、文化観光省に委員会が設立された。委員会が遺跡の名称を決定する予定だ。      当時、文化観光省大臣アティッラ・コチ氏がカルス県内にあるアニ遺跡の名前を、「トルコの人々の敏感な気持ちに配慮しなければならない」と述べて「アヌ」と発音したことに続いて論争が始まった。しかしこの論争にピリオドを打つこともまた同省の任務となった。文化観光省によって選ばれた5人の学者からなる委員会が来月招集され、遺跡の名前がアニなのか、それともアヌなの 全文をよむ

2007-10-20 没後350年のキャーティプ・チェレビーに関するシンポジウム開催 (Zaman紙)

イスタンブル広域市主催の「没後350年のキャーティプ・チェレビー(*)・シンポジウム」が昨日、ジェマル・レシット・レイ(CRR)コンサートホールで始まった。      キャーティプ・チェレビーが作曲した『ヒジャーズ旋法(マカーム)による器楽前奏曲』とともに始まった開会式では、運営委員長のベキル・カルルア教授、ケナン・ギュルソイ教授、イスラム会議機構事務局長のエクメレッディン・イフサンオール教授、ケマル・カルパト教授らがそれぞれ演説を行った。カルルア氏は、単にイスラーム世界だけではなく西洋世界に対 全文をよむ

2007-10-20 アンタリヤ・アルトゥン・ポルタカル映画祭、最初の受賞者はトゥルグル監督と俳優のエルギュン氏に (Zaman紙)

今年で44回目の開催となるアンタリヤ・アルトゥン・ポルタカル映画祭は、タイラ・ホテルでのカクテル・パーティーと、芸術家たちが参加した行進で始まった。      その後、ジャム・ピラミッド議会センターで、トルコ映画界の重鎮であるヤヴズ・トゥルグル監督と、俳優のハリル・エルギュン氏に名誉賞が与えられた。ヒュルヤ・コチイイト氏には、祭典史上初となる「祭典メダル」が贈られた。      アンタリヤ広域市長のメンデレス・トゥレル氏は、カクテル・パーティーで行われたあいさつで、1964年以来続いているアルト 全文をよむ

2007-10-14 メフメド・ウズンの葬儀で、作家ヤシャル・ケマル「この戦いはきっと終わる」 (Radikal紙)

「スウェーデンで医者らは一週間、もしくは10日の命しか残っていないと言っていた。『ディヤルバクルにたどり着ける見込みは30%』とも言っていた。しかし、私はディヤルバクルにやってきた。もしこられなかったのならこの仕事は終わっていた、実のところ。ディヤルバクルだけでない、全クルド地域が沸き立った。何百万の人が祈りをささげ、メヴリトが詠唱された。バスで一団となって病院へやってきた。私は見られなかったが入院していた病院のまわりに何千人もの人が絶えず押し寄せていた。病院でとてもいい治療を受けた。短期間で落 全文をよむ

2007-10-13 断食明けのお祭りで、イスラーム世界は平和の祈り (Yeni Safak紙)

ラマザン(断食月)を終えたイスラーム世界では、ラマザン明け祭日初日にバイラム礼拝を捧げるため人々がモスクに押し寄せた。世界各地で愛する人たちと一堂に介したムスリムたちは腹立ちや不満を水に流し、各国首脳らは平和を願うメッセージを出した。      ラマザン明けのバイラム(祭日)の初日、世界各地のムスリムたちが断食明けのバイラム礼拝をするためにモスクに押し寄せた。ドイツやオランダのような国々で生活するムスリムたちにとって、バイラムの初日、モスクが狭く感じられるほどだった。人口800万人のセルビアでは 全文をよむ

2007-10-12 クルド人作家メフメト・ウズン、死去 -遺言は暴力行為の停止 (Radikal紙)

友人、医師らは語る。「メフメドは、回復したらすぐに暴力の停止を求めるつもりだった」 ウズンは本紙に対しても「クルド人は暴力から離れ、民主主義とEU加盟交渉に力を注ぐべきだ」と話していた。      近代クルド小説の創始者メフメド・ウズンがディヤルバクルで亡くなった。スウェーデン、次いでアメリカで胃がんの治療を受けていたウズンは、2006年7月13 日、「ディヤルバクルが私を治してくれる」とディヤルバクルに来たのだった。享年54歳。明日(13日)、ディヤルバクルで埋葬される。      政治的な理 全文をよむ

2007-10-09 トルコの人気歌手セゼン・アクス、ロンドンで大人気 (Zaman紙)

歌手セゼン・アクスは、イギリスの首都ロンドンで最も大きく、素晴らしいコンサート会場のひとつであるロイヤル・アルバート・ホールを満員の観客で埋め尽くした。      約5000人の観客を収容できる会場を埋め尽くしたファンとともにすべての曲を歌ったアクスは、ステージでは機知に富んだ発言でファンを笑わせた。「微笑んで」「さあ来て、そして私といて」「くるみ割り人形」「踊り子の世界」「とがったナイフ」などの曲を歌い上げたアクスは、生誕800周年を記念してさまざまな式典が行われているメヴラーナ・ジェラレッデ 全文をよむ

2007-10-06 国際ペンクラブ、故フラント・ディンク氏にヘルマン・ケステン・メダルを授与 (Zaman紙)

殺害されたアゴス新聞の総編集長フラント・ディンク氏が、国際的作家団体である国際ペンクラブの本年の「ヘルマン・ケステン」賞に相応しいとされた。      昨日、ダルムシュタット市の国際ペンクラブ本部から、1月19日にイスタンブルで殺害されたディンク氏が「トルコにおける思想の自由のために行った勇気ある闘争こそ、この賞に相応しい」と発表された。1万ユーロの賞金付きである。ダルムシュタット市で11月15日に開催される表彰式で、ドイツ連邦の90年同盟/緑の党出身の欧州議会議員、ダニエル・コーン=ベンディッ 全文をよむ

2007-10-05 メヴラーナ文化センター、記念碑の日本語訳にモルタルを塗り、消去 (Zaman紙)

メヴラーナ生誕800周年記念日を祝福するトルコは、滑稽な誤訳により日本人の笑いものとなっている。コンクリートの記念碑に刻まれた日本語の文言が「あることをようであると同時にまたはあるためにあるようにあることをであって下さい」と書かれていたのである。これが先日ザマン紙で取り上げられて以来、テレビ番組やインターネットではこの誤訳が話題となった。    市当局も、正しい日本語訳が刻まれるまで、誤訳にモルタルを塗り消去することを決定した。    今回の事の発端は、3年前メヴラーナ文化センターの屋外セマー場 全文をよむ

2007-10-03 メヴラーナ文化センターの記念碑、日本語部分は意味不明の珍訳 (Zaman紙)

 全ては3年前にメヴラーナ文化センターの戸外のセマー(訳注:音楽や舞踊を伴って集団で神を祈念する修行)の場を取り囲むコンクリートの記念碑に、11ヶ国語で「あるがままに見られるようになさい。そうでなければ見られるがままにありなさい」という文言が書かれたことから始まった。メヴラーナのこの有名な文言が日本語に翻訳されたが、奇妙な表現となってしまった。「あることをようであると同時にまたはあるためにあるようにあることをであって下さい」という文を見た日本人たちは、インターネットのサイトで誤訳を笑いものにして 全文をよむ

2007-09-30 16才歳以下世界女子チェス選手権で優勝したキュブラの素顔 (Radikal紙)

ポーンを手にしたとき、彼女はまだ8歳だった。先生は「この少女は見込みがある」といい、キュブラ・オズチュルクは、まだチェスを知って8ヶ月であるにも関わらず、スペインにいた。最初に参加したトーナメントで世界9位となった。オズチュルクさんは、今16歳で、トルコで1番になり、2年間続けて16歳以下女性ヨーロッパチャンピオンになった。すでにテキサス大学から4万ドルの奨学金を得た。同年齢では世界で数人しか持っていない女性国際チェス連盟(FIDE)マスターの称号も持っている。      キュブラさんの最近の成 全文をよむ

2007-09-26 イスタンブル・ビエンナーレでケマリズム論争勃発 (Milliyet紙)

第10回イスタンブル・ビエンナーレの今年のキュレーター、ホウ・ハンルー(侯瀚如)氏がケマリストの近代化モデルについてビエンナーレのカタログで「上からの圧力」という言葉を使ったことに対し、反発の声が上がっている。マルマラ大学の美術学部長ナザン・エルクメン教授は、131人の教員を代表して批判メッセージを発表した。      「不可能ではなくむしろ必要:グローバル戦争時代の楽観主義」というテーマのもと、9月8日から第10回国際イスタンブル・ビエンナーレが開催されている。しかし今年のキュレーター、ホウ・ 全文をよむ

2007-09-21 アクン監督の作品、ドイツで試写会上映に (Yeni Safak紙)

ファーティフ・アクン氏が監督・脚本を手がけた、オスカー賞候補の『人生の岸辺で(The Edge of Heaven)』がハンブルグ特別試写会で注目を浴びた。アクン監督は受賞自体をそこまで重視していないと明かし、「候補に挙がっただけでも感激だ」と述べた。       ドイツのオスカー賞候補作品として挙げられ、第60回カンヌ国際映画祭では最優秀脚本賞を受賞した『人生の岸辺で(The Edge of Heaven)』の試写会がドイツのハンブルグで行われた。会場にはファーティフ・アクン監督に並び、出演者 全文をよむ

2007-09-15 エセンベル教授に日本から大臣賞 (Milliyet紙)

ボアズィチ大学のセルチュク・エセンベル教授に、日本の外務大臣によって「大臣賞」が与えられることが明らかになった。同教授はトルコから研究者として初めて日本に行った人物として知られている。   発表によると、エセンベル教授の表彰は9月26日にイスタンブルで行われ、また、その記念に講演が執り行われるということだ。 全文をよむ

2007-09-14 断食月恒例の日没を知らせる大砲の音、実は中国製 (Yeni Safak紙)

断食月の初日に、区行政が準備した断食(明けの食事を供する)テントに人々が殺到した。毎年恒例で、ファーティフ区によって発砲され、断食明けを知らせる空砲玉は、今年度はヴァレンス水道橋の近くから投じられた。カドゥキョイ、ペンディック、ウムラニエの3区は中国輸入の空砲玉を使用し、3インチの大きさの空砲玉の音が聞こえる範囲は6キロ周囲である。中国から輸入された空砲玉の音は、発砲後、一定の高さで爆発する。 全文をよむ

2007-09-12 ミニック・ドゥアーラル・グループ、英語版のアルバム発表 (Zaman紙)

「ありがとう神様」というアルバムで知られるミニック・ドゥアーラル・グループは、断食月前に英語のアルバムを発表した。      「Thank you very much o God」というタイトルのアルバムで世界に打って出ようと目論む同グループは、以前の二枚のアルバムで伝えたメッセージを、今回は全世界の子供たちに伝えようと目指している。イスラムの信仰の寛容さを子供の目を通して説くアルバムは、英語で唱えられた10の祈り(ドゥアー)からなる。      子供たちに祈りの意味や価値を歌を通して説くミニッ 全文をよむ

2007-09-10 ファズル・サイさんの新恋人:お相手は日本人女優山口智子さん??? (Hurriyet紙)

最近、ハンデ・アタイズィさんと別れたばかりの有名なピアニスト、ファズル・サイさんが、一カ月ほど前から日本人の有名な女優山口智子さんと付き合っている。      ファズル・サイさんが日本でコンサートを催した際に二人は知り合ったが、二人の関係が友達から恋人にかわるのに時間はかからなかった。二人の関係は日本でも話題となり、新聞各紙の一面を飾った。山口智子さんはアフリカツアーの際も、サイに同行した。二人は最初ウィーンで目撃された。トルコに興味を持っていた女優、山口智子さんはサイと一緒に一昨日、アンカラに 全文をよむ

2007-09-10 もうすぐラマザン(断食月) -ホテル、市場、携帯電話会社etc...準備万端 (Milliyet紙)

ホテル、マーケット、携帯電話会社、航空会社はラマザン月の準備を整えた。9月13日から始まるラマザンに備え、各企業は様々なサービスを提供している。      ラマザンの到来に企業は活気づいた。マーケットでは例年通りラマザン・パックが陳列された。大手のマーケットではナツメヤシ、米、ブルグル(挽き割り小麦)、オリーブ、ヒマワリ油、砂糖、サルチャ(トマトペースト)、ヒヨコマメ、スープ、お茶、コーヒーといった品物への購買客の需要に対して様々なパック商品を提供している。      イスタンブルのエジプシャン 全文をよむ

2007-09-08 ユネスコでメヴラーナ生誕800年記念イベント -パネルには関心低く (Milliyet紙)

パリで行われたメヴラーナ展覧会の開会式で、アイドゥン国務相、ユネスコ事務局長、イラン科学相、そしてアフガニスタン文化相が開会の挨拶を述べた。      2007年を「メヴラーナ年」とするユネスコ(国連教育科学文化機関)の、パリセンターで行われたメヴラーナ生誕800年記念イベントはぱっとしなかった。イベントに関するポスターや告知は、ユネスコのビル以外には掲示されず、展覧会への参加者は少なかった。      しかしながら、夕刻のセマーの儀式は、朝に行われた学術的な会合よりも多くの関心を集めた。トルコ 全文をよむ

2007-09-07 東京の美術館からやってきたイスタンブル・モダン美術館館長、離任へ (Hurriyet紙)

東京の森美術館からイスタンブル近代美術館に移り、館長に就任したことで世界の芸術関係者らから注目を浴びていたデイビッド・エリオットのイスタンブルでの冒険は、短期間で終った。      エリオット館長が、10月をもって美術館を退職することが明らかになった。美術史家でキュレーターのデイビッド・エリオット館長は、2007年1月にイスタンブル近代美術館館長に就任した。就任に際しては、「近現代の作品を収集、展示し、地域の中心的な美術館にしていきたい」と述べていた。      同館長は、東京の森美術館の設立に 全文をよむ

2007-09-06 わいせつな印象? アンタリヤで設置されたばかりの現代彫刻が論争に (Radikal紙)

アンタリヤ県ケメル郡で先週設置された彫刻が論争を呼んだ。ケメル市前市長ムスタファ・ギュル氏は「40人が石を投げると訴えた。彫刻は公序良俗に反する。」と述べる一方で、公正発展党(AKP)所属のケメル郡長ザフェル・ヤマン氏は「次はどんな姿の像ができるのか?」と嘆いている。      リマン大通りに設置された彫刻は、6メートル大の抱き合った男女の姿をしており、像の下部にはケメルと書かれている。女性像の両腕の間からは水が流れている。作者は彫刻家ザフェル・サル。現市長ハサン・シェケルも参加した像の除幕式は 全文をよむ

2007-09-03 詩人ユヌス・エムレの記念式典、3つの墓地で開催 (Zaman紙)

ユヌス・エムレ(註)を記念する9回目のフェスティバルが、マニサのクラ郡にあるエムレ村で行われた。フェスティバルでスピーチをしたビュレント・アルンチ前国会議長は、ユヌス・エムレフェスティバルの全てに参加したと述べ、今後も参加し続けるつもりであると語った。      アルンチ氏は、世界でユヌスを知らぬ者はいないと述べ、「彼は心の人です。彼の心から生まれたものごとは、今日まで到っています。私たちは500年と言い、皆さんは1000年と言われるでしょう。[それくらい長い間]この大地の上には、いまでもユヌス 全文をよむ

2007-08-25 軍人の父をもつ女性、自らの経験をもとにクルド人青年との恋を小説に (Hurriyet紙)

女優のエブル・ギョクチェン・エムレは、彼女の父親が将校として山岳地帯でテロリストを追っていた頃、青春期を過ごしたディヤルバクルでの経験を一冊の小説にした。この小説では、将校を父に持つ子供たちのトラウマが描かれている。またギョクチェンがあるクルド人の青年に抱いた恋心も・・・。      大佐の娘としてディヤルバクルへ行ったとき、彼女はまだ16歳だった。金網で囲まれた将校宿舎に、身分証明書を提示して入ったものだ。金網の外に出て本当の生活に触れたとき、その間にある隔りに気付いた。任務に赴く父親の帰りを 全文をよむ

2007-08-24 イスラエルの子ども達による「戦争反対」絵画展始まる (Hurriyet紙)

イスラエル在住のアラブ人、ユダヤ人や他のエスニック・グループの子供たちが、中東で起こっている戦争が彼らの心に残した傷跡を描いた絵画が、ベイオール芸術ギャラリーで展示を開始した。      イスラエルの在イスタンブル総領事モルデハイ・アミタイは「戦争は全ての人に等しく影響を与える。子供たちはこの展覧会で平和へのメッセージを伝えている」と述べた。8才のシャシは、爆弾で夫を亡くした花嫁の涙を描いた。この展示会へは8年間でアメリカやヨーロッパで2000万以上の人々が足を運んでいる。 全文をよむ

2007-08-23 スィヴァスのモスク、傾いたミナレットの動きを衛星から継続監視 (Zaman紙)

アナトリアで最も古いモスクのひとつであるスィヴァス・ウル・モスクで傾いていることで注目されているミナレットが、衛星から監視され、その動きが1年間追跡されることが明らかになった。      モスクのミナレットは、基部からアレム(ミナレット頂部の金属製装飾)に至るミナレット高に対し、116センチの傾きがある。数回の落雷被害を受けているため、貴重な装飾が施された柱身部分は上から下まで傷んでいる。このミナレットの傾きを調査するため、ワクフ局スィヴァス支部が作業を開始した。この作業の枠内でモスクに取り付け 全文をよむ

2007-08-21 電子申請のおかげで小学校入学時のコネ、強制的寄付が激減 (Milliyet紙)

昨年、初等教育機関で試験的に導入され、今年高校にも適用された電子申請により、「コネ」と「強制的寄付」の申し出がゼロに近い水準まで減ったことが発表された。      アダナ県国民教育局アティッラ・ギュルサル局長は、電子申請の実施が目的を遂げたと述べ、「申請により、保護者の主要な学校との関係を妨げると同時に、強制的寄付やコネの申し出はゼロに近い水準まで減少しました」と話した。      電子申請の実施には何一つ問題がないと強調するギュルサル局長は、保護者を、「最も良い学校は、最も家に近い学校」という 全文をよむ

2007-08-18 有名デザイナー、ギュル夫人のファッションをコーディネート (Milliyet紙)

ウィーン在住のトルコ人有名デザイナーのアトゥル・クトウル氏が、アブドゥッラー・ギュル外相が大統領に当選した際に「ファースト・レディ」となる妻のハイリュンニサ・ギュル夫人のスカーフをコーディネートする準備をしているとフランス通信(AFP)が伝えた。   AFP通信は、クトウル氏がハイリュンニサ・ギュル夫人のスカーフも含めすべての服を新たにデザインすると報告した。      ■クトウル氏、AFP通信に語る   クトウル氏はAFP通信に対し「ハイリュンニサ・ギュル夫人は私に、スカーフと服を最も現代的な 全文をよむ

2007-08-17 ボドルムでダムの水位下がり、300年の歴史をもつ集落あらわる (Milliyet紙)

ボルドムで消費される水の70%の水源となっているムムジュラル・ダムの水量が歴史上最も低位となったため、約300年前のオスマン時代から続くチョムレッキ村の隊商宿、水車、水道やタイル工房跡が姿を現した。      ボルドム水中考古学博物館の館長であるヤシャル・ユルドゥズ氏は、「姿を現した建造物は、この地域の典型的な生活様式を示している。このようになっているとは知らなかった。古代のものではありません。このダムから、数百年前の他の遺跡が出てくると信じています」と話した。      ダムの建設に6年従事し 全文をよむ

2007-08-16 アーミン・ヴァン・ブーレンの音楽クリップのTV放映に、記録的罰金 (Milliyet紙)

ラジオテレビ高等委員会(RTÜK) は、ナンバーワン・テレビに「ラブ ユー モア(Love You More)」というタイトルのビデオクリップを放送したことで、記録的罰金を言い渡した。ナンバーワン・テレビの共同経営者のアリ・カラジャン氏は、「ラジオテレビ高等委員会(Rtük) は(弱い立場にある)自分たちにだけ、文句をいっている。弱い者いじめだ!」と述べた。      ラジオテレビ高等委員会(RTÜK)は、ナンバーワン・テレビにアーミン・ヴァン・ブーレンの「ラブ ユー モア(Love You M 全文をよむ

2007-08-14 世界で最も良い大学500校に、トルコの5大学がランクイン! (Radikal紙)

アメリカの有名なニュース雑誌、ニューズウィーク誌は、世界でもっとも良い500校の大学を選んだ。ランキングによると、トルコからはイスタンブル大学、サバンジュ大学、イスタンブル工科大学、ビルケント大学、チュクロヴァ大学がランクインした。中東工科大学、ボアズィチ大学はランク外となった。      アメリカのニューズウィーク誌は最新号で、高等教育におけるグローバル競争を表紙にした。米国のTHES誌(Times Higher Education Supplement)〔訳者注1〕と中国の上海交通大学が行っ 全文をよむ

2007-08-13 ハリー・ポッターに初日で8万人の観客 (Milliyet紙)

J.K.ローリング氏の同書を映画化したハリー・ポッターシリーズの第5作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」は、トルコで、シリーズ中最高の初日動員を実現した。      試写会は、ハリー・ポッターの初恋の相手である「チョー・チャン」を演じたカーティ・レウン、いたずら双子の「フレッドとジョージ」という登場人物を演じたオリヴァーとジェームズ・フィリップが参加し、火曜日に、カニィオン・ジネボヌス映画館で実施された。その後、8月10日、一般に公開された。映画は、初日で80万人の動員を博した。 全文をよむ

2007-08-11 イスタンブルのモスクから盗まれたタイル・パネル、ロンドンで発見 (Zaman紙)

2003 年1月20日にイスタンブルにあるイェニ・モスク内、スルタンのキオスクから盗まれたタイル・パネル2点が、ロンドンのサザビーオークションハウスのインターネット・カタログで発見された。ワクフ総局のユスフ・ベヤズト局長は、インターポールとの共同捜査と連携が良い結果に結びついたと述べ、タイルがロンドン警察当局によりワクフ総局に返還されることが決まったと語った。      ベヤズト局長は、以前と異なり、この美術品を無償で取り戻したことを明らかにし、こう語った。「現在このオークションハウスにある24 全文をよむ

2007-08-06 幼稚園費用、大学の学費並み (Hurriyet紙)

イスタンブルの幼稚園費用は、年間5,000新トルコリラYTL(45万2270円)~16,000 YTL (144万7263円)である。諸費用を含めると、年間費用は20,000 YTL (180万9078円)を超える。      アクシャム新聞の記事によると、教育水準が高いことで知られているトルコ教育協会(TED)イスタンブル幼稚園の費用は16,000YTL以上で、最も費用のかかる幼稚園であり続けている。外国語教育、音楽、絵のような授業が行われている幼稚園では、子供たちが人間的に成長するために必要 全文をよむ

2007-08-04 バトゥマン出身のウフック君、名門ガラタサライ高校へ (Radikal紙)

中等教育学生選抜試験(OKS)で100題中99題正解し、第2位となったウフック・セルカン・ユルドゥルム君は、昨日の選抜公表で、名門ガラタサライ高校に合格した。      中等教育学生選抜試験(OKS)第一次選抜の結果は21万7364人の子どもたちを微笑ませた。受験した81万8359人の学生のうち48万7760人が選択し、21万7364人が各学校へ振り分けられた。こうした学生の1人、バトゥマン県の最優秀学生ウフック・セルカン・ユルドゥルム君。バトゥマンの誇りであるユルドゥルム君は名門ガラタサライ高 全文をよむ

2007-08-03 ヨーロッパからビルケント大学にナノテクノロジー賞 (Milliyet紙)

ビルケント大学で教鞭をとるヒルミ・ヴォルカン・デミル準教授のナノテクノロジーについての研究が、500ものヨーロッパ人の研究員が参加したコンテストで、「ヨーロッパの若い科学者」賞を受賞した。研究には、ヨーロッパ科学財団から120万ユーロ(約1億9500万円)が支援された。プロジェクトが完成されたら、白色光源は、インターネットのように速さを必要とする光学電子スイッチのような装置となるので、生産的な研究となるであろう。   ヨーロッパ科学財団のプログラムのひとつである「ヨーロッパの若い科学者」賞には、 全文をよむ

2007-08-01 ビュレント・エルソイの「夫」アルマンの浮気事件 (Milliyet紙)

3週間目に歌手ビュレント・エルソイと結婚したアルマン・ウズンが21歳のペリン・タシュチュと一緒に目撃された地方のレストランのオーナーフェルマン・デリは、事件の解明に協力すると述べた。      アマチュアカメラでとられた映像の件で、彼が撮ったのではとも疑われているフェルマン・デリは「やってはいけないことでした。ビュレント・エルソイのファンなんです。とても悲しかったです。裏切りの証明ですよ。残念に思います。またこんなことが起きたら絶対に同じことはしません」と言った。      夜明けの会見     全文をよむ

2007-07-27 ビュレント・エルソイ、代理母は日本人がよい? (Hurriyet紙)

結婚生活の話題が絶えない人気歌手のビュレント・エルソイは、夫が望むのであれば代理母を探す意向であると話した。エルソイは子供が自分に似るよう日本人の代理母を希望している       ビュレント・エルソイはフォチャで行った会見で、「将来、夫のアルマーンが父親の気持ちを味わいたいと言うのであれば、代理母を探すつもりだ。子供が自分に似るよう日本人の代理母を考えている」と話した。       フォチャのティ・ビーチ・バーで昨夜コンサートを行った夫のアルマーン・ウズンを、義理の母であるギュルスム・ウズンさん 全文をよむ

2007-07-18 オルハン・パムク「ハリソン・フォードに似ていると言われるが、ジーン・ハックマンの方が好き」 (Hurriyet紙)

オルハン・パムクは、イタリアの有名な女性誌であるグラツィア誌のインタビューに答え、「ノーベル賞を受賞したDivo(神々の一人)」と紹介された。      パムクはインタビューで、ハリソン・フォードに似ていると言われて嬉しく思っており、彼のような無鉄砲を行ったことをあげながら、「しかし私は常にジーン・ハックマンの方が好きです」と話した。      オルハン・パムクは、グラツィア誌のインタビューの最後の質問で、ノーベル文学賞をウンベルト・エーコあるいはマリオ・バルガス=リョサに受賞してもらいたい思う 全文をよむ

2007-07-14 死後80年、ケマレッディン・ベイの記念墓碑建立 (Yeni Safak紙)

建築家ケマレッディン・ベイはアクサー・モスクの修復をはじめとして、その時代に多くの重要な業績を残した有名なトルコ人建築家であるが、ベヤズト・モスクの中庭にある彼の墓が、没後80年目に記念墓碑となった。   ケマレッディン・ベイは、ムスリムにとって最初のキブラ(註:礼拝する際の方向)であったエルサレムにあるアクサー・モスクを1915年~1925年の間修復し、修復後、国際的な会合で大きな名声を得て、王立英国建築家協会の賞を受賞した。   ケマレッディン・ベイの記念墓碑で行われた記念式典には、イスタン 全文をよむ

2007-07-14 中等教育学生選抜試験結果、地方が躍進、三大都市は後退 (Radikal紙)

中等教育学生選抜試験(OKS)のトルコ語-数学2教科型(TM)の成績の県別ランキングで第1位のブルドゥルと第2位のクルシェヒルはこの5年間で大躍進した。      同時期で見るとイスタンブル、アンカラ、イズミルの三大都市の好成績の割合は後退した。ブルドゥルは、トルコ語-数学2教科型の成績の県別ランキングで2003年には第28位であったが、今年は第1位になった。同じく第17位であったクルシェヒルも第2位へと躍進した。それ以外に成績が伸びた県はエディルネ、ネヴシェヒル、エスキシェヒル。本試験の最後尾 全文をよむ

2007-07-11 セゼン・アクスの代表曲を題材とした映画の企画 (Hurriyet紙)

トルコのポップ・ミュージック界の「小さなスズメ」ことセゼン・アクスが、デビュー以来今日まで世に出した歌のうち、10曲を選び集めた映画が撮影される。ある意味この映画は、セゼン・アクスが自らの人生を語るものとなっており、アクスはそのためにヒット曲の10曲を再び集め始めた。アクスは、この企画は自分にとってとても重要なものであると周囲に話しているという。10曲からなるこの映画は、「千一夜」シリーズの主役を演じたハリト・エルゲンチとタルドゥ・フロルドゥがまた主役を分け合うこととなる予定だ。セゼン・アクス自 全文をよむ

2007-07-08 ハサンケイフ遺跡保存へ、一縷の望み・・ (Radikal紙)

ハサンケイフを水没させることになるウルス・ダム計画は、12億ユーロ(約2016億6734万円)の融資先が再び見つけられたことでまた動き始めた。ダムが作られる地方で、4つの村の買い上げ作業は、ほとんど完了した。ラマン山のふもとに「新たなハサンケイフ」の建設が始まった。バトゥマンから35 km離れた郡の中心地では、ダム建設が今日明日にも始まろうとしているといわれている。      ハサンケイフには1万2千年前にさかのぼる歴史があり、シュメール、アッシリア、アイユーブ、そしてローマも含む何十もの文明と 全文をよむ

2007-07-06 人気歌手バルシュさんお別れ、多くの人々が悲しみの見送り (Milliyet紙)

若手の歌手であり、俳優でもあるバルシュ・アカルスさんは集中治療室での命を懸けた闘いに敗れた。埋葬予定のバルトゥンまでおよそ3000人もの人が見送り、病院から遺体が運ばれる際には8人が気絶した。       ボドルムでの交通事故で命をおとしたバルシュ・アカルスさんを埋葬地のバルトゥンまで約3000人もの人が涙のお別れをした。       病院の中庭で医師の僅かな望みを期待するボドルムの人々は、アカルスさんの訃報が発表されると涙で息を詰まらせた。病院の中庭での混乱の間、8人が気絶を起こし、救急医療サ 全文をよむ

2007-07-05 サバンジュ大学卒業生、在学中に学部変更者多数 (Milliyet紙)

サバンジュ大学で工学部に入学した学生の何人かはコミュニケーション学学士として、経済学部に入学した何人かは政治学学士として卒業した。      学生選抜試験(ÖSS)を受けた学生は、獲得した点数の結果サバンジュ大学を希望したら、学部ではなくカリキュラム基礎で大学に登録される。   学生には、初めの2年間、(学部の)カリキュラムとは違う授業を選択する機会や、教師に相談して全学部のカリキュラムを経験する機会が与えられている。   2学年の最後に希望した学部に、どんな試験も受けずに入ることができる。   全文をよむ

2007-07-04 人気歌手バルシュ・アカルスさん、交通事故で重体 父親がコメント (Yeni Safak紙)

バルシュ・アカルスの父親であるセラハッティン・アカルスさんは、「私の国で交通事故や殺人、テロで誰も苦しまないように」と語った。      先週の金曜日(29日)発生した交通事故で重体となり、4日間もの間ボドルムの私立病院の集中治療室で治療を受けている人気歌手、バルシュ・アカルスの父親であるセラハッティン・アカルスさんが、息子が治療を受けている病院の前で新聞記者らに語った。      アカルスさんは、1979年に息子の名前を「バルシュ(訳注:トルコ語で平和)」と名づけたと述べ、「私は全世界と我々の 全文をよむ

2007-07-02 トルコは微細に様々な文化が混じり合った社会: アティッラ・ドゥラクの写真展 (Yeni Safak紙)

トルコの文化的多様性を反映したエブル・プロジェクトがイスタンブルのビンビルディレッキ・サルヌジュで開かれている。同プロジェクトは、アティッラ・ドゥラクが2001年から2006年の間にトルコ各地を旅し、40以上のエスニック集団の今日の様子を写真に収めたものから成っている。これらの写真のうち173作品は、7月9日までビンビルディレッキ・サルヌジュで展示され、320作品は、わが国の文化的多様性を、よく知られていないトルコの物語とともに説き明かすエブル(マーブリング)という名の本として出版された。   全文をよむ

2007-06-21 宗務庁:イスラームは上位、アレヴィーは下位アイデンティティー (Zaman紙)

ジェムエヴィ(アレヴィー派の礼拝所)への礼拝所資格付与および、宗務庁組織幹部職員にアレヴィー派の人物が任命されることに関する訴訟で、下位・上位アイデンティティーの議論が起こった。      20日に開かれた裁判には、原告ジェム・ワクフ(財団)会長イッゼッティン・ドアン氏とその弁護士ら、そして被告として首相府代理人のセレン・ギュネシ弁護士とマルマラ大学神学部教員の一人であるサーイム・イェプレム教授が出廷した。イェプレム教授は首相府側の弁論で、アレヴィー派がイスラームに含まれる一つの宗派であると評価 全文をよむ

2007-06-19 政党は学生選抜試験に反対している (Milliyet紙)

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は前日、与党によって行われたシャンルウルファでの政治集会で大学へ進学する学生の数を増やしましょうと述べ、「この点は政府以前に高等教育機構(YÖK)の問題である。必ずこの高等教育機構の問題を解決いたしましょう。憲法の改正が必要です。これもやりましょう。」と語った。エルドアンの言葉によって選挙に出る他の政党の学生選抜試験(ÖSS)廃止の公約が注目を集める結果となった。さて、これがいくつかの政党の「大学入学制度に関連した」公約である。      AKP(公正発展党): 全文をよむ

2007-06-17 本日、全国統一大学選抜試験実施 (Milliyet紙)

1,640,259人の受験生が大学に入学するために受験する、全国統一大学選抜試験が今日実施される。試験の結果は、7月の最終週に発表される。   全国統一大学選抜試験の受験者は、遅くとも8時45分には試験会場に着いていること。   受験生は必ず、受験票と身分を証明するもの、写真付き公的身分証明書と一枚の写真を持ってくる必要がある。   試験では、身分証明書のコピーやファックスは認められない。      ■9時30分開始      国民登録証、運転免許証、パスポートは公的な身分証明書として認められる 全文をよむ

2007-06-11 世界記念物基金(WMF)の危機遺産リスト入りの「チュクル・ハン」、保存へ (Milliyet紙)

「2008年、世界で最も危機に瀕している遺産100」リストに掲載され、注目を集めたアンカラのチュクル・ハンは、今後、保存され、アナトリア文明博物館の一部となる。      世界記念物基金(WMF)が作成した「2008年、世界で最も危機に瀕している遺産100」リストに掲載されたアンカラのチュクル・ハンは、ここ数ヶ月のあいだにアナトリア文明博物館の一部となる予定だ。      アンカラ要塞のすぐ前方の旧市街中心部にあるチュクル・ハンは、18世紀の建造物だ。この建物は、オスマン時代には刑務所として利用 全文をよむ

2007-06-11 かつてカッパドキアのある町にギリシャ正教徒が暮らしていた (Radikal紙)

大きな動揺が生じていた。各地の町、イスタンブル、アテネ、さらにはアメリカで相異なる4つの委員会が設置された。それぞれの委員会が携わっていることを成功に導こうとつとめていた。      もう「大移動」は開始するはずだった。僅かな時間が残っていた。遥か昔から暮らしていた祖地を去らねばならなかった。二度と戻らないため旅立っていった、見知らぬ世界に向けて。      館、教会、学校、橋、泉といった自身独特の建築物、教育を受けた者と民衆の大半がギリシャ正教徒である、3000人を擁したカッパドキアの町だった 全文をよむ

2007-06-10 中等教育学生選抜試験、問題と回答 (Zaman紙)

中等教育学生選抜試験(OKS)が国民教育省によって行われ、教育技術局局長のニザーミ・アクテュルク氏は、2007年度のOKSは今まで行われた中で最も安定した、最もすばらしい試験であり、問題なく行われたと述べた。   また同氏は、試験がトルコ中で問題なく行われたと説明し、教師や生徒も同様な感想を持っており、問題に関してこれまで苦情が来ていないとも述べた。   アクテュルク氏は、問題用紙の印刷に細心の注意を払ったことを明らかにし、問題文を読みやすくし、生徒の目にやさしい紙を使い、また用紙を特別な機械で 全文をよむ

2007-06-07 ヴァチカンでネイの演奏と旋回舞踊 -メヴラーナ生誕800周年記念 (Milliyet紙)

メヴラーナ生誕800周年記念のためにヴァチカンで実施された催しでは、広間にある十字架の前でネイ(竪笛)が奏でられ、コーランが読誦された。また旋回舞踊が披露され、参加者はバクラヴァを食した。      2007年が国連教育科学文化機関(ユネスコ)により『世界メヴラーナ年』に指定されたことに続き、偉大なる思想家の生誕を祝う祭典がトルコ文化観光省の主催により世界5大陸で始まった。サラエボ、メキシコ、カイロ、ブリュッセルに続く祝賀の5番目の舞台はヴァチカンだった。      メヴラーナ生誕800 周年祭 全文をよむ

2007-06-06 歴史的地名のトルコ語化提案に業界反発 (Milliyet紙)

 トルコ大国民議会トルコ語調査委員会において、公正発展党のメンバーが、「エフェス」「カッパドキア」のような歴史的地名の変更を提案したことに対し、観光業界が反発している。観光業者たちは、エフェスを「エフェス」以外の名で覚えてもらうことなどできないと述べ、この案は馬鹿げたものだと強調した。    トルコにおいて地名の変更を提案している人々は、ボスニア・ヘルツェゴビナやマケドニアのような国々におけるトルコ名由来の地名が変更されることも受け入れなければならない、と述べるのは、トルコ旅行代理店協会総代表の 全文をよむ

2007-05-30 イスタンブル征服554周年記念式典開催 (Zaman紙)

イスタンブルで昨日(29日)、征服554周年が祝福された。征服の様子を再現したプログラムやショーなどの催し物が行われ、イスタンブル市民は熱狂に包まれた。      イスタンブルを征服したスルタン・メフメト2世の霊廟で始まった記念式典は、様々な催しとともに夜中まで続いた。レーザー光線や花火が自治体により金角湾で打ち上げられ、イスタンブルの夜空を鮮やかに色づけた。軍楽隊によるメフテルの演奏も行われ、また噴水の創り出した巨大なカーテンの上で、イスタンブル征服の様子が上映された。馬に乗りイスタンブルへ入 全文をよむ

2007-05-30 アゼルバイジャンでアザーンの拡声器使用解禁 (Radikal紙)

 アゼルバイジャンでは、アザーンを流す際の拡声器使用禁止令が、イルハム・アアリエフ大統領により撤回された。アアリエフ政権のアリ・ハサノフは、国内で大きな議論を呼んでいる禁止令に関し、「この禁止決定は大統領が関知することなしに採択された。今日以降、禁止令は取り消される」と述べた。       コーカサス・ムスリム評議会によれば、アアリエフは「アゼルバイジャンはムスリムの国家であり、モスクから流れるアザーンの声は聞こえる必要がある」と話したという。禁止令の解除に続いて、拡声器からの音声を必要以上に大 全文をよむ

2007-05-29 ミナレットはイスラームのシンボル? スイスで建設反対運動 (Milliyet紙)

スイスの連立内閣の最大与党、中道右派の国民党は、「イスラームがヨーロッパを手中におさめたことの象徴であり、イスラーム法(シャリーア)の象徴である」という理由から、ミナレットの建設を禁止する国民投票キャンペーンを開始した。      スイスでは、宗教的シンボルであることからモスクでのミナレット建設禁止が望まれている。4党で構成する連立内閣の最大与党、右派のスイス国民党は、ミナレットの禁止を可能とする憲法改正を国民投票にかけるために署名運動を始めた。国民の43パーセントがミナレット建設禁止を支持して 全文をよむ

2007-05-28 カンヌ映画祭でアクン監督に最優秀脚本賞 (Radikal紙)

昨晩終了した第60回カンヌ映画祭で、凡そすべての批評家から好意的な評価を得ていたファーティフ・アクン監督の「人生の岸辺で」は、最優秀脚本賞を獲得した。エキュメニカル審査員賞をすでに受賞していたアクン監督は、同賞受賞後のインタビューで「この賞で十分、もう家に戻れる」と述べたが、ヌルギュル・イェシルチャイとトゥンジェル・クルティズの二人が主役を演じた作品でこの賞のみを得てカンヌを去ることはなかった。      受賞の際、スピーチでまず感謝を述べ、この賞が新たな脚本作成に駆り立てていると語った。話しを 全文をよむ

2007-05-25 ファーティフ・アクン監督、カンヌ映画祭にて喝采を浴びる (Radikal紙)

ファーティフ・アクン(*)は、昨晩は非常に興奮した。「人生の端(英語タイトルはThe Edge of Heaven)」のカンヌでの公式上映は大成功を収め、エンディングでは観客らが立ち上がり、長い喝采を送っていた。映画の作製にあたった全スタッフは、この喜びを分かち合い、長時間に及ぶ上映を鑑賞した人々の拍手喝采が15分以上鳴り止まないのを目の当たりにした。      骨折した足をひきずってまで上映会に参加した出演俳優の1人、トゥンジェル・クルティズは、山麓にあるヴィッラで朝まで続いたパーティには出席 全文をよむ

2007-05-13 政治抜きのオルハン・パムク・シンポジウム―文学批評 (Yeni Safak紙)

  アルメニア虐殺に関する発言が受賞したノーベル賞の(話題に)先行していたオルハン・パムクだが、彼の名を冠した今回のシンポジウムでは、文学的側面からのみ議論された。      カーディル・ハス大学の10周年祝賀行事の一環として、アメリカ文化・文学科主催でオルハン・パムク・シンポジウムが開催された。      シンポジウムに参加したアンカラ大学のアメリカ文化・文学科のトレバー・ホープ教授は、オルハン・パムクの『カラ・キタップ(黒い本)』に見られる「小説、新聞、民族」という要素を評価した。ミシガン州 全文をよむ

2007-05-11 トルコ人女性が好きなテレビ番組は? (Milliyet紙)

ラジオテレビ運営者協会(RTÜK)が行なった調査によると、トルコ人女性が最も好んでみているテレビ番組はトルコのドラマであることを発表した。調査によると、最終学歴が小学校である女性は、一日に4.66時間テレビをみている一方、この割合は最終学歴が大学である女性では3.83時間に低下する。RTÜK は18歳以上の4086人の女性に対面調査を実施し、その結果を会長であるザヒド・アクマンが発表した。      アクマンは、「わが国の女性たちにとって、深刻な問題があることが判明した。この問題の筆頭に教育があ 全文をよむ

2007-05-09 メヴラーナ生誕800周年祭、イスタンブルで開催 (Zaman紙)

 「メヴラーナ生誕800周年記念祭」はイスタンブルで重要な出会いの場となった。文化観光省主催の「国際メヴラーナシンポジウム」では、トルコや世界各国から知識人、学者、芸術家、作家らが一堂に会した。    この日アタテュルク文化センターは、メヴラーナによる愛の呼びかけに耳を傾ける人々で満席状態になった。       シンポジウムの初めに、ネイ奏者サドレッディン・オズチミ氏によるネイ〔注:トルコ伝統音楽で使われる笛〕のアドリブ演奏に乗って、メスネヴィーの最初の18行がトルコ語、ペルシア語、英語で朗誦さ 全文をよむ

2007-04-09 ここは博物館、用のないものは… ;トプカプ宮殿博物館館長、入場制限を提案 (Zaman紙)

トプカプ宮殿博物館館長イルベル・オルタイル教授は先日、来館者への入場制限を提案した。それに対し、博物館が混雑することに不平をもらす他の博物館経営者から賛成の声が上がった。オルタイル教授は、世界中の多くの博物館で来館者数を減らしている傾向を踏まえ、トプカプ宮殿博物館でも同様の措置が必要であると述べた。多い時には一度に1万5千人が来場し混雑しており、何日か前には「聖遺物の間」の陶器の花瓶が割れたことを明らかにしたオルタイル教授は、「この人混みはどうしようもありません。博物館について何も知らないのに、 全文をよむ

2007-04-09 総主教座教会で復活祭祝われる (Radikal紙)

キリスト教徒の最も重要な祝祭のひとつであり、主イエスの甦りの日と信じられている復活祭が、昨日(8日)トルコでも各教会で祝われた。復活祭では、フェネル地区所在のギリシャ正教総主教座の聖ジョージ教会にてギリシャからの大勢の訪問者をむかえて儀式が行われた。また、グランド・バザール(カパル・チャルシュ)でも、旅行者向けに日曜特別営業がなされた。      フェネル所在のギリシャ正教総主教座で主教のバルトロメオス氏が執り行った儀式は、ギリシャ語の聖句が読まれるのに続き、トルコ語やその他数ヶ国語で祈りの言葉 全文をよむ

2007-04-08 トルコはイスラーム諸国の灯台 -オランダ人作家ヘールト・マック氏語る (Zaman紙)

ガラタ橋を起点にしてイスタンブルを描いた「かけ橋」は、3月14日から24日に開催された伝統ある「図書週間」のために書き下ろされた。作家ヘールト・マック(Geert Mak)氏は、この「かけ橋」という著書とともにオランダとトルコ両国のアジェンダを明らかにした。      トルコ語版2万部を含む100万部が印刷され、読者に無料配布された「かけ橋」はすべて底を尽いた!作家ヘールト・マック氏は、ガラタ橋を起点としてイスタンブルをまるで歩かせているかのように活き活きと描写し、何十万ものオランダ人家庭にイス 全文をよむ

2007-04-03 イラク人監督の映画、イスタンブル国際映画祭で批判 (Zaman紙)

クルド系イラク人バフマン・ゴバディ監督の、ある音楽家グループの過酷な旅を描いた最近の映画『半月』における批判は、トルコ軍部と警察を利することになった。      この映画は昨日(4月2日)イスタンブル国際映画祭でメディアに公開され、4月10日に一般公開される。内容は、有名なクルド人音楽家であるマモが、フセイン政権崩壊によって35年ぶりに可能となったイラク領内でのコンサートのため、「音楽の申し子達」を集めて旅に出る。しかし彼らは密かに女性ソリストを連れていたため問題を起こす。イラン警察に行く手を阻 全文をよむ

2007-03-29 ヴァンのアルメニア教会、博物館としてオープン -356名の参加で式典実施 (Hurriyet紙)

ヴァンのアクダマル島に位置し、文化省によって260万トルコリラ(約2億2千万円)を費やして修復された歴史あるアルメニア教会が、アクダマル教会記念博物館としてオープンする。オープンの前日にヴァンに到着した、トルコアルメニア教会総主教メスローブ2世は、教会が修復され博物館としてオープンしたことは至福の境地であると述べた。    メスローブ2世は、「この計画の完成に関わった人々に祝意を表する。博物館の開館に際し、アルメニアとの会談はなかった。彼らとの関係は無い。我々は自治を持った教会だ」と話した。   全文をよむ

2007-03-25 イスタンブルのファーティフ・モスク、免震工事実施へ (Zaman紙)

ファーティフ・スルタン・メフメトの命により建立されたファーティフ・モスクは、想定される地震で倒壊する危険を、興味深い方法で防ごうとしている。ミーマール・スィナンが設計したエディルネにあるセリミエ・モスクやイスタンブルのスュレイマニエ・モスクのときに使われた鋼製土台梁を利用したシステムが今回のファーティフ・モスクにも使われる予定だ。      モスクは完全に持ち上げられ、その下に免震層が設けられ、そこに免震装置が設置される。これは水平方向に動く板状のものとなる。これにより地震が起こったときにモスク 全文をよむ

2007-03-19 アフメト・ヤシャル・オジャク教授インタビュー:神話化したアレヴィー信仰は若者を繋ぎ止められなかった (Yeni Safak紙)

アフメト・ヤシャル・オジャク教授:「歴史と神学理論の問題を克服できなかったアレヴィー教徒はアレヴィー信仰を十分に説明できず、スンナ派の人々もまた理解しようとしなかった」。      ■私の意図は改宗させることではなく理解すること      連通管の原理は社会現象について最もよく当てはまる。国家や社会を構成する部分のそれぞれどの部分で起きた障害であっても短期間で全体に波及している。今日トルコで解決されていない大きな問題の“糸玉”がある。長い間解決されていないことが問題視され、問題とその当事者を潜在 全文をよむ

2007-03-18 トルコ国内の大学間交流制度はじまる―EU・エラスムス・プログラムに準拠 (Milliyet紙)

来学期(来年度)からはじまるプログラムによって、学生は少なくとも一学期間は他の大学で学ぶことが出来る。      アナトリア各地の大学で学んでいる若者が、中東工科大学(以下ODTU)やイスタンブル工科大学(以下ITU)などトルコを代表する教育機関で教育を受けることも夢ではなくなった。カフカス大学で学ぶ学生はITUで、ITUの学生はメルスィン大学で、少なくとも一学期間学ぶことが出来る。ODTUの学生がフラト大学を知ることも可能なのだ。      国際的な高等教育レベルでの交流を推進しているエラスム 全文をよむ

2007-03-15 ナショナリストがヤンドゥム・アリに夢中 -ロイター通信社、トルコ映画を紹介 (Hurriyet紙)

ケナン・イミルザルオールとジャンス・デレが出演した映画「最後のオスマン人―ヤンドゥム・アリ」を、ロイター通信社が紹介した。ロイター通信は、イスタンブルを占領したイギリス人に対し戦った一人の英雄を描いたこの映画を、トルコで高まるナショナリズムの流れを示す1つとして位置づけた。   ロイター通信は、テレビスターの人気のお陰で、トルコ映画はかつて国内で優勢を極めたハリウッド映画と肩を並べるものであると評価し、トルコの商業娯楽映画は、海外で賞賛を受けた芸術的なトルコ映画よりさらに人々に求められていること 全文をよむ

2007-03-14 国立劇場所属の俳優ら、テレビドラマへの出演禁止 (Yeni Safak紙)

国立劇場所属の俳優らが、3月25日からテレビドラマに出演できなくなる。国立劇場オペラ・バレエ従事者互助基金と舞台照明専門家社会互助協会、文化芸術労働者組合が起こした訴訟の結果、行政裁判所によって効力を停止させられる国立劇場通達が、3月25日から破棄される。通達が法的有効性を失うため、財政省132人の試験は行われない予定だ。そのため職員の採用は撤回される。3月25日に通達が有効性を失うと、一連のテレビドラマに出演していた舞台俳優らは以後出演できなくなる。国立劇場のミネ・アジャル総支配人はこの件を認 全文をよむ

2007-03-07 ユーチューブへのアクセス禁止措置、アタテュルク侮辱映像削除により解除 (Zaman紙)

アタテュルクを侮辱するビデオ映像が掲載された動画投稿サイト、YouTube(ユーチューブ)のホームページに対してとられたアクセス禁止措置は解除された。ユーチューブの幹部がトゥル・テレコムに侮辱的な内容の映像をサイト上から削除したことを伝えた。トゥルクテレコム側も検察にアクセス禁止措置の解除を求めた。検察官は当直裁判所に申し立てを行い、禁止措置の解除を要求した。イスタンブル当直第1簡易刑事裁判所も昨日発令したアクセス禁止命令を撤回した。      イスタンブル共和国検察局のメディア(担当)検事であ 全文をよむ

2007-03-04 アヤソフィア外壁の色は黄色?赤色?―論争再び (Milliyet紙)

アヤソフィアの修復プロジェクトを継続している専門家グループが、外壁の運命を決定する。外壁がレンガのまま残されないのであれば、黄色もしくは赤色に塗られる予定だ。      建築史上、最も重要な建造物のひとつに数えられるアヤソフィアの修復が続いている。修復プロジェクトでは、建物の外壁を建設当時の状態に戻すこと、27年前にドームの下に設置された足場を撤去することが計画されている。      アヤソフィア博物館のハルク・ドゥルスン館長は、外壁の元々の状態は「石材と煉瓦両方を用いた壁体」であり、この外壁の 全文をよむ

2007-03-01 まるで時限爆弾! -イスタンブルのアタテュルク文化センターの現状 (Milliyet紙)

 アタテュルク文化センターの壁が湿気で腐っている。暖房装置(カロリフェル)のボイラーは爆発の危険まである。予想される修理費は1億1800万新トルコリラ(YTL)(約99億円)。      「解体するか、しないか。」      こうした議論が生じている、イスタンブル所在のアタテュルク文化センター(AKM)はひどく老朽化している。AKMの壁は地下室から屋上まで、湿気のせいで腐っていた。とうの昔に寿命を終えている、50年ものの巨大な機械がある地下室は、時限爆弾を抱えているかのようだ。暖房機のボイラーは 全文をよむ

2007-02-26 アフリカ出身の解放奴隷の物語がテレビ放映 (Radikal紙)

子供の頃よく耳にされたことでしょう。歌われた方もいらっしゃるかもしれません。「雨が降っているよ。溢れる水が流れているよ。アラブ人の少女が窓から見ているよ」という歌を。さて、この「アラブ人の少女」とは、一体誰を指しているのでしょうか?少なくとも、そうしたひとりが誰であるかはおわかりですよね。この話は1880年代のケニアで始まります。みなさんもよくご存知の最初の伝説の人、イブラヒムです。      もちろんその頃アフリカでの名前は違ったのですが、我々の間では「イブラヒム」として知られています。彼はケ 全文をよむ

2007-02-22 歴史のある広場に現代美術館 -マルマラ大学芸術学部の作品展示予定 (Milliyet紙)

 スルタン・アフメトにあるマルマラ大学の学長棟に美術館がオープンする。学長棟の入り口と地下に作られる「共和国美術館」には、大学が所有する作品200点が展示される。       昨日学長棟講堂で行われた美術館の発表会見には、文化観光省大臣アッティラ・コチも参加した。会見ではマルマラ大学学長のネジュラ・プルが「美術館では、90人の芸術家が制作した美術学部所有の作品200点が展示される」と話した。    さらにプル学長は、学長棟が1899年、オスマン帝国時代のイタリア人宮殿建築家の一人ライモンド・ダロ 全文をよむ

2007-02-19 「私の作家活動はやむを得ないものだった」—作家メフメド・ウズンの言葉 (Radikal紙)

全員総立ちで拍手している。拍手が少し治まり、再び大きな拍手が起こる。この拍手は、流浪の身として今まで生き、「やむを得ず執筆していた」と語る作家メフメド・ウズンの奮闘に対するものである。この記事で彼を話題とする。      一昨日(17日)メフメド・ウズンの作家生活が、イスタンブル・ビルギ大学で行われた会議で長々と語られた。本人は始めから終わりまで会場で耳を傾けていた。閉会の辞のために呼ばれた際とその挨拶を終えた後、ウズンは観客席から大きな拍手を浴びた。その後、師匠と呼ぶ作家ヤシャル・ケマルに抱き 全文をよむ

2007-02-15 ラジオ・テレビ高等機構の決定で「狼たちの谷」放送中止? (Zaman紙)

ラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)とショーTVの間で行われていた討議が結論に達し、ショーTV理事会は「狼たちの谷」の放送を中止することになると発表した。   連続ドラマ「狼たちの谷・テロ」に関し、ラジオ・テレビ高等機構コミュニケーションセンターに多くの苦情が寄せられた。これら苦情に対処すべくラジオ・テレビ高等機構は、昨日、ショーTV代表取締役サネル・アヤル氏とアンカラで会談した。ラジオ・テレビ高等機構はアヤル氏に、視聴者からの苦情に関する情報や機構としての見解を伝えた。会談後、ショーTVの責任者 全文をよむ

2007-02-10 作家オルハン・パムク:「イスタンブルに友のような一体感を感じる」 (Milliyet紙)

オルハン・パムクは予定していたドイツ訪問を取りやめた。イタリアのラ・レプブリカ紙は、彼がドイツで行う予定だった講演を「つらい別れ」と評した。      イタリアの日刊紙ラ・レプブリカは、ノーベル文学賞受賞者オルハン・パムクがドイツ訪問のために準備していたが、旅行をキャンセルしたために発表できなかった講演の原稿を掲載した。   パムクは、「私のイスタンブル」という題名で書いた講演の原稿で、自分は住む町や国をかえることを習慣にする作家ではないと語った。イスタンブルとの「深い絆」が自分の内面にはあると 全文をよむ

2007-02-08 スルタン・セリムのバイアグラ、オークションに (Milliyet紙)

 350品目が競売にかけられるアンティーク会社のオークションで、スルタン・セリム3世の花押が入った2つの錠剤も売りに出される。りゅうぜん香から作られたその錠剤は、当時のバイアグラである。       アンティーク会社が2月18日にスイスホテルで予定しているオークションでは、オスマン帝国時代のものとされる350の品目が競売にかけられる。オークション品目の中で興味を引くのは、スルタン・セリム3世のために作られたりゅうぜん香の錠剤、スルタン・アブドュルアズィズにイギリス王家が贈った旅行トランク、トルコ 全文をよむ

2007-02-06 オスマン時代のイラクの様子は? (Yeni Safak紙)

首相府古文書局が編纂した『オスマン時代のイラク』という本は、当時の開発や整備事業のための重要な計画書や記録文書を明らかにしてくれている。この本の石油の章には、油田やこの油田利用に関する報告書も載せられている。      首相府古文書局局長ユスフ・サルナイ助教授は本の「序文」のなかで、この本の主要テーマは「オスマン朝イラク支配初期における統治のあり方を理解するうえで、最も重要な指標のひとつである開発や発展」であることを明らかにしている。      サルナイ氏は、本書でとりあげた文書の大半が、スルタ 全文をよむ

2007-02-04 学生選抜試験、優秀校にアナトリアの私立高校が進出 (Milliyet紙)

2006年の学生選抜試験で好成績を収めた私立の教育機関の中に、ニーデ、マニサ、アダパザル、オスマニイェ、コンヤなどの県の学校が初めて順位の中に名を連ね、周囲を驚かせている。       2006年の学生選抜試験(ÖSS、大学入学のための共通試験:訳者)で好成績をおさめた私立高校の順位リストの中で、ニーデ、マニサ、アダパザルをはじめとするアナトリア地方の多くの県がその存在感を示した。    外国語で授業をする私立高校の中ではイスタンブル、私立高校の中ではオスマニイェ、カフラマンマラシュ、アダパザル 全文をよむ

2007-02-03 アクサー・モスクの由緒ある説教壇、トルコ人職人が復元 (Radikal紙)

狂信者により放火されたが、38年後にオリジナル同様に複製されたアクサー・モスクの木製の説教壇がモスクに設置された。      イスラームにおいて最も高い価値をもつもののひとつ、エルサレムにあるアクサー・モスクの木製の説教壇は、1969年に狂信者、ミハエル・デニス・ローハンによって放火された。エルサレムにいる非常に多くのムスリムは、イスラエルがエルサレムを占領した1967年の第3次中東戦争(イスラエル対アラブ連合)の2年後に発生したこの火災を、彼らが経験した苦しみのシンボルとして受け止めたのだった 全文をよむ

2007-02-02 歴史的建造物のモスクで修復ミス -ないはずの入口列柱廊を増築 (Zaman紙)

昨年、修復作業が行われたスィヴァス・ウル・モスクの修復プロジェクトに誤りがあったことが明らかになった。自然遺産保護委員会スィヴァス支部が行った調査で、本来存在しなかったにも関わらず、入口列柱廊がつけ加えられたことが分かった。      セルジューク朝期にクズルアルスラン・ビン・イブラヒムによって建設されたウル・モスクでは昨年、記録、修復、そして補強が開始された。ワクフ局スィヴァス支部はこの作業のために53400YTL(460万円相当)の経費を計上した。作業は夏の終わりに完了したが、モスクにつけ加 全文をよむ

2007-02-01 イスタンブルのカパルチャルシュでサミット? -首相側近らが視察に (Hurriyet紙)

エルドアン首相の外交顧問を務めるAKP(公正発展党)イスタンブル市議のエゲメン・バーウシュは、小売商問題を検証するためカパルチャルシュを訪れた際、「我々が見る限り、先祖から受け継がれてきた形見であるこのバザールには、重大な問題がある。(しかし、)共同で問題を解決するために提案を用意することで乗り越えられると思う」と話した。      AKPイスタンブル県行政委員会メンバーのイブラヒム・ユルドゥルム、カパルチャルシュ小売商組合代表ハサン・フラットと共にカパルチャルシュを視察し、屋上に出たバーウシ 全文をよむ

2007-01-31 44年前にアンタリヤ博物館から盗難の十字架、ロシアで発見される (Hurriyet紙)

44年前にアンタリヤ博物館から盗まれた6世紀ビザンツ時代の十字架が、サンクトペテルスブルクのエルミタージュ博物館にあることがわかった。ある匿名の人物が売却を希望した金の十字架は、トルコが望めば返還される。       アンタリヤ博物館から1963年に盗まれた6世紀ビザンツ時代の金の十字架が、ロシア最大の歴史・文化博物館であるエルミタージュにあることが先ごろ明らかになった。ロシア当局はこの歴史的文物をトルコに返還することは可能と述べている。       サンクトペテルスブルクにあるエルミタージュ博 全文をよむ

2007-01-27 ミーマール・スィナンの生涯がアニメ映画に (Zaman紙)

ミーマール・スィナンを世界にもっと知ってもらおうと、70分のアニメ映画が製作される。ミーマール・スィナンに関するアニメ映画の制作を決めたことを明らかにしたカイセリ県知事オスマン・ギュネシュ氏は、「制作にあたって、委員会を設置した。9月に70分   のアニメ映画を制作する。ハイクオリティな映画を作るために、様々な大学やイスタンブルの制作会社と接触を続けている」と述べた。      制作されるミーマール・スィナンのアニメ映画は外国人向けに外国語版も作られ、海外に配給される予定である。         全文をよむ

2007-01-25 イスタンブルの金角湾で文化観光 -ボートツアー始まる (Zaman紙)

イスタンブル広域都市文化株式会社は、歴史的、文化的、そして景観の点よりイスタンブルで最も素晴らしい場所の一つである金角湾を紹介するため、ボートでの文化ツアーを開催する。      イスケンデル・パラ教授とハルク・ドゥルスン助教授が参加して開催される「金角湾文化ツアー」は、大型ボートでの金角湾ツアーという形で行われる。イスタンブル在住者は無料で参加でき、メフメト・ギュンテキン氏によってトルコ芸術音楽が唄い上げられる。      この金角湾文化ツアーは1月28日日曜日の12時30分に始まり、毎週日曜 全文をよむ

2007-01-22 ギリシャの映画監督コスタス・フェリス、イスタンブル入り (Yeni Safak紙)

 イスタンブル、アテネ、アレクサンドリアを世界の三つの主要都市として挙げたギリシャの映画監督コスタス・フェリス氏は今日、『世界の中心で会う』という企画にデルヴィシュ・ザイム氏と共にコメンテーターとして招かれた。      ギリシャで最も有名な映画監督であるコスタス・フェリス氏は、『天国を待ちながら』の監督デルヴィシュ・ザイム氏と一緒に、『世界の中心で会う』という企画にコメンテーターとして招かれイスタンブルを訪れた。出演前に短い談話の時間を持ったフェリス氏は、イスタンブル、アテネ、アレクサンドリア 全文をよむ

2007-01-13 築造後700年のガラタ地区の城壁、地下鉄工事のため一時撤去へ (Milliyet紙)

イェニカプとタクスィムをむすぶ地下鉄が通る予定の土地に佇み、トンネル掘削の大きな邪魔立てをしているジェノヴァ人の城壁の問題が解決された。歴史ある城壁の一部分を一時撤去する方針となった。    イスタンブル市当局は、地下鉄の路線を金角湾より通過させるためにガラタ地区にある700年の歴史を持つジェノヴァ人の城壁を一時撤去することを決めた。  文化・自然財保護委員会は、歴史ある城壁が一時撤去されることについて、提案を前向きに受け入れ、市当局のこの計画に関する準備を求めた。委員会は、一時撤去に関する計画 全文をよむ

2007-01-12 トルコ映画「タクヴァ」、敬虔な人々が侮辱されることなく鑑賞可能、宗務庁が賞賛 (Radikal紙)

宗務庁は、映画界で探し求めていた努力と洗練を、映画『タクヴァ』に見出した。宗務庁刊行誌は、金のオレンジ映画祭で9つの賞を受賞した映画を賞賛した。同誌は、「宗教および信仰を持つ人々を侮辱しないという点で重要な」映画について、唯一の欠点は「敬虔な人々に不快感を与える可能性がある」性的な夢のシーンであるとした。    監督はオゼル・クズルタン、主要な登場人物はエルカン・ジャン、セッタル・タンルオエン、ギュベン・クラッチらが演じている。映画では、信仰が篤く非常に内気な青年ムハッレムが、あるシャイフ(イス 全文をよむ

2007-01-11 セゼル大統領、イタリアで「トルコ:7000年の歴史」展のオープニング式典に参加 (Milliyet紙)

セゼル大統領はイタリア訪問の2日目、イタリアのジョルジョ・ナポリターノ大統領と共に「トルコ:7000年の歴史」展のオープニング式典に参加した。大統領官邸で開かれる展覧会では43点の作品が展示されている。午前中、無名戦士記念碑を訪れたセゼル大統領は更にその後ローマ市を表敬訪問した。カピトリーニ美術館を訪れたセゼル大統領は、イタリアのロマーノ・プローディ首相主催の昼食会に出席した。 全文をよむ

2007-01-07 公現祭とりおこなわれる (Radikal紙) (Radikal紙)

 イスタンブルにいる4721人のギリシャ系正教徒たちの公現祭が千人近くもの警官を伴って祝われた。海から十字架が引き上げられている間、バラト地区は通行止めになった。    人口が4千人台に減少したイスタンブルのギリシャ系正教徒が、主イエス・キリストの洗礼の年周記念に合わせて公現祭を警察の警備の元で祝った。    東方正教会の信仰によれば、主イエス・キリストの誕生と洗礼は伝統的に毎年「海から十字架を引き上げる」儀式として祝われている。しかし、ギリシャ正教の伝統的な儀式はイスタンブルではここ数年、抗議 全文をよむ

2007-01-05 串本町沖で沈没したエルトゥールル艦の引き上げプロジェクト、今月実施(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ボドルム水中考古学研究所、ヤプ・クレディ個人年金会社、トルコ水中考古学基金は、日本沖で1890年に沈没したフリゲート艦「エルトゥールル号」の引き上げ作業を今月始める予定であることを公表した。    日本の紀伊大島付近で殉職した550人の海軍兵に関する記憶を蘇らせようと企画されたプロジェクトについて、研究所のトゥファン・トゥランル所長、ヤプ・クレディ個人年金会社の副会長、ビュレント・エリシュ博士が説明を行った。トゥランル所長は、水中考古学の重鎮が参加する調査チームが1月8日~27日に潜水を行って調 全文をよむ

2006-12-30 同性愛を描く画家タネル・ジェイラン、作品の芸術的価値を訴える(Radikal紙) (Radikal紙)

一昨日(28日)画家タネル・ジェイランの作品「タネル、タネル」の掲載を理由に、カオスGL(ゲイ・レズビアン)誌に対し、アンカラ第二初級裁判所で審理が始められた。同作品は芸術作品ではないという容疑で審理を始めた裁判所は、タネル・ジェイランの証人尋問を決定した。    審理に関連し我々が申し込んだインタビューに対しタネル・ジェイランは、作品はイスタンブル・ビエンナーレとアート・バーゼルで展覧されたと注意を喚起し、「私の作品を裁くことはできません。芸術の中身を無視して議論することはできません」と語った 全文をよむ

2006-12-27 オリーブ倉庫から古代ローマ時代の彫刻発見:海外売却目的で隠匿(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

ブルサ県警密輸組織犯罪支部の会見によると、警察当局はケマル・K(46)とイスマイル・Aが「1500万ドル(約18億円)で歴史的彫像の海外売却を目論んでいる」との情報をえて、ゲムリッキにあるイスマイル・A所有のオリーブ倉庫で二人の身柄を拘束した。    捜査によって、球体を手にする二人の女性を形取った大理石の彫刻(長さ1メートル53センチ、横幅60センチ)が発見された。二人の容疑者は逮捕された。    彫刻はクレーンで倉庫から搬出され、ブルサ博物館局に運ばれた。    調査にあたった専門家は、この 全文をよむ

2006-12-25 かつてのギリシャ正教徒のむらにオリーブ博物館-オリーブ製品製造所に生き続けるギリシャ女性 (Radikal紙) (Radikal紙)

トルコ人の間でレフィカと呼ばれていたアダテペ生まれのギリシャ人美女の本当の名前を、誰も知らなかった。レフィカは村のトルコ人にもギリシャ人にも好かれていた。彼女は美しいだけではなく、陽気で、結婚式では歌を歌い、ダンスも上手だったそうだ。彼女の美貌と親切さは、アダテペだけではなくあっという間に周辺の村でも評判になった。オリーブの収穫時期になると、レフィカが働いていた畑では、村人たちはオリーブを収穫しながらレフィカの歌も聞いていた。結婚式ではレフィカは必ず主賓として呼ばれ、歌を歌い、ダンスを踊った。  全文をよむ

2006-12-25 貴重な飾り板を取り戻したーワクフ総局局長の歴史的遺産保護に関する会見 (Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

 ワクフ総局(*1)ユスフ・バヤズット局長は、2006年に盗難に遭い、国外へと流出したワクフ財を再び取り戻し、歴史的骨董品の不法売買を事前に阻止することおよび、モスクや小規模モスク、倉庫などで死蔵されたままのワクフへの寄進品を入手するために大変な努力をしたと明らかにした。そして、この活動でイギリス、フランス、スウェーデンといった多くの国から多くの歴史的骨董品をトルコへ再び取り戻したということである。またバヤズット局長によれば、年内にイスタンブルだけで3回行われた捜索活動で254点もの歴史的骨董品 全文をよむ

2006-12-24 オスマン朝スルタン・アブデュルメジトのひ孫、ロンドンで死去(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 13歳のときにトルコを離れた、スルタン・アブデュルメジトのひ孫であるフェトヒ・サーミー氏がイギリスで97年の生涯を閉じた。    スルタン・アブデュルメジトの孫、スルタンザーデ・アブドゥッラフマーン・サーミー・ネジップの息子であるフェトヒ・サーミー氏が、入院していたイギリスのオックスフォード市内の病院で死去した。    ロンドン近郊に在住していた97歳のベイザーデ・フェトヒ・サーミー(イスタンブル、バルタリマン出身)氏は心臓病のためオックスフォードのラドクリフ病院に入院していたが、金曜(22日 全文をよむ

2006-12-24 イズミルのサヴァタイ・ツビ博物館をめぐる騒動―ユダヤ教徒、反発(YeniSafak紙) (Yeni Safak紙)

イズミル商工会議所(IZTO)執行部によるサバタイ・ツビ博物館建設提案は、イズミルを混乱させた。水曜日(27日)に行なわれる代表者会議では、アゴラ地区のポルトガル人のシナゴーグに37万新トルコリラ(約2900万)をかけてサバタイ博物館を建設する旨の案件提出が見込まれている。会議では、商工会議所の2007年予算(2100万新トルコリラ、約16億7000万円)内の10項目の活動計画が検討される。一部の会員は、この提案に対し激しく反対している。    イズミル商工会議所には、65,000人の会員がいる 全文をよむ

2006-12-23 作家ヤシャル・ケマル、仏誌が選ぶベスト40に(Radikal紙) (Radikal紙)

フランスの最も著名な文学雑誌のひとつ、リテレル誌は、ヤシャル・ケマルが1982年に出版した『蛇を殺すなら』という小説を、過去40年のベスト40冊に選んだ。同誌は創刊40周年を、「文学の40年間」というタイトルの特別号で祝い、この号では、1966年から2006年の間に出版された最良の40冊を選んだ。    ヤシャル・ケマルは、そのリストにガブリエル・ガルシア・マルケス、ギュンター・グラス、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、ルイ・アラゴン、マルグリット・デュラス、オクタヴィオ・パス、ウンベルト・エーコなどの 全文をよむ

2006-12-20 ユーロビジョン出場のケナン・ドウル「セゼン・アクスが後押ししてくれた」(Milliyet紙) (Milliyet紙)

フィンランドの首都ヘルシンキで5月12日に開催される第52回ユーロビジョン歌謡コンテストにトルコ代表として参加予定のケナン・ドウルさんは、TRT(トルコ・テレビ・ラジオ協会)のテペバシュ・スタジオでの記者会見に臨んだ。    TRTのアリ・ギュネイ副会長は、ドウルさんがトルコ代表に選ばれた理由として、音楽界で成功を収めているとともに、英語が堪能であることを挙げ、歌の言語についてはドウルさんの選択に任せると述べた。     国民の人気投票にかける3曲を2月15日までにTRTに提出することになってい 全文をよむ

2006-12-19 来年5月の第52回ユーロビジョン、ケナン・ドウルさんがトルコ代表に(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

2007年5月10日~12日にフィンランドの首都ヘルシンキで行われる第52回ユーロビジョン歌謡コンテストにケナン・ドウルさんがトルコを代表することになった。トルコ・テレビ・ラジオ協会(TRT)は、今年『チャックドゥ(Çakkıdı)』という曲で大人気を博したケナン・ドウルさんを選んだ。    最新アルバムでランキング急上昇したケナン・ドウルさんは、トルコ・テレビ・ラジオ協会からユーロビジョンのオファーを受けたこと、そして参加を検討していることを明らかにしていた。    トルコ・テレビ・ラジオ協会 全文をよむ

2006-12-19 最も信心深い若者はトルコ人とイスラエル人(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

 ヴュルツブルグ大学で教鞭をとるハンス=ゲオルグ・ツィーベルツ氏が中心となって、トルコ、イスラエル、ヨーロッパ諸国で1万人を超える若者に対する調査が行われた。この調査によって、もっとも信心深い若者がトルコ人とイスラエル人であることが明らかになった。     自分のことを「信心深い」と考えている若者の割合はトルコで81パーセントであり、ポーランドでは80パーセント、ドイツでは23パーセントという結果が出た。     また、この調査によると、トルコにおける世帯の84パーセントが、子供たちが家族の信仰 全文をよむ

2006-12-18 パムク、帰国後に友人と会食 (Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

ノーベル文学賞受賞作家、オルハン・パムク氏はイスタンブルに戻るや否やジャーナリストや作家仲間と会食をした。ベイオール地区のイスティクラル通りにあるジャンバズ・レストランで行われた会食には数多くのジャーナリスト、作家らが参加した。会食の60人程の招待客リストをオルハン・パムクは自分で作成した。    イレティシム出版社が主催した会食には、ムスタファ・カラアリオール、アリ・バイラムオール、キュルシャト・ブミン、トゥリン・ブミン、ムラト・ベルゲ、ジェンギズとトゥバ・チャンダル夫妻、オスマン・カヴァラ、 全文をよむ

2006-12-18 歴史家スタンフォード・J・ショウ、今日土に帰る (Milliyet紙) (Milliyet紙)

 脳出血のため治療を受けていたハジェッテペ大学病院で亡くなった歴史家のスタンフォード・J・ショウ教授(享年76歳)は、今日イスタンブルで埋葬される。   オスマン史研究で著名なアメリカ人の歴史家である同教授は、70年代には「アルメニア人虐殺はなかった」と発言したことから、アルメニア人によって脅迫され、自宅を放火された。   本日14時からイスタンブルのオルタキョイ・エツ・アハイム・シナゴーグで行われる葬儀の後、埋葬の予定である。   ショウ教授は、トルコ学術アカデミー名誉委員に選出された。また、 全文をよむ

2006-12-18 オランダで歴史的イスタンブルの展覧会開催 (Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

 イスタンブルを通してオスマン朝文化の紹介を目的とした、「イスタンブル:街とスルタン」展が、オランダの首都アムステルダムで、オランダのベアトリクス女王とトルコの文化観光大臣のアティッラ・コチ氏によって開幕された。    異文化間交流の発展に寄与するために、トプカプ宮殿博物館をはじめとして、トルコ-イスラム美術館、サドベルク・ハヌム博物館、そしてサバンジュ博物館から出品された計227点の作品が、アムステルダムの新教会で来年の4月まで展示される。    オランダの首都にある厳かな中世の教会で行われた 全文をよむ

2006-12-16 トプカプ宮殿で24時間響くクルアーンの朗誦(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

トプカプ宮殿の聖遺物室では、オスマン朝のヤヴズ・スルタン・セリム期以来、24時間途切れることなくコーラン(クルアーン)が朗誦されている。5世紀ものあいだ続いた伝統を現在、イスタンブル宗務局所属の12人のハーフィズ(コーラン暗唱者)が守っている。コーランは宮殿で24時間ずっと朗誦され、毎日1回最初から最後までとおされる。すばらしい声と正しいイントネーションを身につけた経験豊かなハーフィズ達の中から選ばれた12人全員が神学部またはその他の学部を卒業した大卒だ。ハーフィズ達は全員、とても上手なアラビア 全文をよむ

2006-12-12 悪いことをして得た金で犠牲獣を神に捧げることは可能だが・・・(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

宗務庁が運営し、www.diyanet.gov.trというアドレスで閲覧することのできるインターネット・サイトにおいて「犠牲獣」について興味深い情報が配信されている。     同サイトにおいて、意見を紹介するページに寄せられた、「誰が犠牲獣を神にささげるべきなのか」という質問に対して、日常生活における必要経費や必需品、さらには借金を除いた上で80.18グラムの金、またはそれに相当する金銭や物品を所有する者は宗教的には富裕者とみなされ、この者が、神から授かった恩恵に対して感謝を表明し、神の道に献身 全文をよむ

2006-12-11 トルコにとって誇り高き日—パムクのノーベル賞授賞式 (Radikal紙) (Radikal紙)

「スウェーデン・アカデミーの名の下あなたを表彰します。では今年度のノーベル文学賞を国王から授与します。」  世界に向けて、オルハン・パムクのノーベル文学賞受賞を発表したスウェーデン・アカデミーのホーラス・エングダール事務局長は、パムクを舞台の中央に招く際に、上記の言葉をトルコ語で語った。    パムクは国王と同時に歩みでて、舞台の中央にある印のところで国王と向かい合い、賞状とメダルを受け取った。国王と学術委員に挨拶した後、拍手の中、元の位置に戻った。10月12日にノーベル賞受賞者が発表されてから 全文をよむ

2006-12-11 トルコ国産映画の観客動員数増加 (Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

トルコ映画は特にこの2年間、映画の本数と観客動員数の点で大きな伸びをしめしている。昨年、27本の映画が封切られた。今年はというと、9月1日から今日までに封切られた映画数は、既に16本を数えている。『ジェンネティ ベクレルケン』, 『エヴェ ギデル ヨル』, 『バルダ』, 『ドュンヤユ クルタル アダムン オール』といった映画が封切られる中、クランクアップしたもの、あるいはまだ撮影中の映画も、これからの祝日や学期末休暇の公開を待っている。  国内映画の観客が、映画全体の観客の中に占める割合は目を見 全文をよむ

2006-12-09 フェレの新作コレクション、イスタンブルで開催?(Milliyet紙) (Milliyet紙)

世界最高級ブランドのひとつ、イタリアのフェレの名誉創始者で、クリエイティブディレクターでもあるジャンフランコ・フェレ氏が、「新作コレクションをミラノではなくイスタンブルで発表することもありうる。」と語った。    ファッション界の伝説と称される64歳のフェレ氏は、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙の第6回高級品消費会議で話をした。同氏はトルコがローマ、ビザンツ、そしてオスマンを包む深遠な文化をもつと話し、次のように語った。  「トルコは東洋と西洋の間に位置しており、東洋の国でもあるし西 全文をよむ

2006-12-08 オルハン・パムク、ノーベル賞受賞スピーチ(全文) -父のスーツケース(Milliyet紙) (Milliyet紙)

作家オルハン・パムクは昨夜(7日)、ストックホルムのスウェーデン王立科学アカデミーでノーベル文学賞受賞スピーチを行った。    2006年ノーベル文学賞を受賞したパムクのために開催された式典は、王立科学アカデミーのホーラス・エングダール所長の開会の辞により始まった。エングダール氏が会場に入ってくると招待客らは立ち上がり、舞台上に現れたパムクに長い間拍手を送った。パムクの約一時間にわたる受賞スピーチに、文学界や芸術界から集まった大勢の関係者らが耳を傾けた。記者やテレビカメラも、式典のために世界各地 全文をよむ

2006-12-08 ストックホルムで感動的なノーベル賞授賞スピーチ(Radikal紙) (Radikal紙)

ストックホルム ― オルハン・パムクは、ノーベル文学賞(受賞)に最高に感動的で、作家生活と彼の過ごした社会に関する見解を開陳したスピーチで応えた。スウェーデン・アカデミーの会議室ホールに居並ぶ世界各国の聴衆がどれくらい感動したのかはわからない。    しかしこのスピーチはトルコから来た人たちに少し自らのことを顧みさせ、かなり影響したことは明らかである。出口では、トルコから来た人たちは彼らの父親や自分自身のことを話していた。    スピーチの一時間前に開場されたホールは、時間が近づくにつれてみごと 全文をよむ

2006-12-07 オルハン・パムク:パシャにはならなかったけれどノーベル賞は受賞した(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

ノーベル賞受賞のためスウェーデンに滞在中の作家オルハン・パムクは、トルコでは大人たちが子供たちに、「私の息子がいずれパシャになる」と言っており、彼にたいするノーベル賞受賞の期待が高まっていたことを語り、「私はいつノーベル賞を取るのか、といつも聞かれましたが、無事取れました」と述べた。     スウェーデン王立科学アカデミーから今年ノーベル文学賞の栄誉に浴した作家オルハン・パムクは、この賞を得たことが自分にとって「大きな名誉」であると述べた。  スウェーデンの首都ストックホルムにある出版社ノルステ 全文をよむ

2006-12-06 オルハン・パムク、ノーベル賞授賞式のためスウェーデンへ(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ノーベル賞授与式が行われるスウェーデンではオルハン・パムクのために盛大な準備が行われている。地下鉄駅は、「こんにちは、親愛なるパムク」と書かれたポスターで飾られ、パムクの宣伝キャンペーンが始められた。    オルハン・パムクが「父のスーツケース」という題名で書いたノーベル賞受賞スピーチの準備をする一方で、ストックホルムの街角ではノーベル賞受賞作家を歓迎する準備がされている。ストックホルムの地下鉄の駅は「こんにちは親愛なるパムク」と書かれたポスターで飾られた。スウェーデンではオルハン・パムクの名前 全文をよむ

2006-12-06 1911年製作の「トルコ初の映画」、ブルサの映画祭で公開(Radikal紙) (Radikal紙)

 一部の歴史家がトルコ初の映画と認めるマナキ兄弟の「スルタン・メフメト5世のビトラ訪問」という映画が第1回ブルサ国際シルクロード映画祭で本邦初公開される。     マケドニア人のマナキ兄弟が撮影した「スルタン・メフメト5世のビトラ訪問」というタイトルの16分の映画は、トルコ初の映画に関する論争の焦点となっている。同映画はブルサに誕生したばかりの第1回ブルサ国際シルクロード映画祭で本邦初公開される。     公式には、フアット・ウズクナイが1914年に撮影した「アヤステフォノスにおけるロシア記念碑 全文をよむ

2006-12-04 シャリーア主義はトルコではクーデターでしか権力の座につくことはできない―ケマル・カルパト教授インタビュー (Radikal紙) (Radikal紙)

ケマル・カルパト:アメリカ、ウィスコンシン大学教授    ■ケマル教授は、歴史家ですよね…    私は、一般に言われるような歴史家ではありません。私は、自分が新しい歴史認識を代表していると考えています。歴史を、一種の研究材料の宝庫あるいは、経験の源泉としてみています。そもそも歴史というものは、人々の日常生活に関連づけられて初めて意味をなします。そうでなければ無味乾燥な、ある時代を書き連ねた物語以外の何でもないですから。      ■近代史を基にして今日の問題にアプローチされていますね。まずAK 全文をよむ

2006-12-03 オルハン・パムク帰国会見ーノーベル賞はみんなの喜び(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ノーベル賞の受賞後、はじめてトルコに戻ったのを再認識させたパムクは、新聞記者に「あなたがたと同様、私も興奮している」と語った。    ノーベル文学賞を受賞したオルハン・パムクは、昨日12月2日にアメリカからトルコに帰国した。パムクは「受賞を大変うれしく思っている。ノーベル賞はトルコの、我々みなの喜びである」と語った。    アタテュルク空港で(イレティシム)出版社のアスマン・オクタイと記者団に迎えられたパムクは、ノーベル賞の受賞後はじめてトルコに戻ったのを再認識させた。パムクは「あなたがた同様、 全文をよむ

2006-12-02 アヤソフィアに塗り直し計画浮上:外壁にふさわしい色は?(Milliyet紙) (Milliyet紙)

文化観光大臣アッティラ・コチの、アヤソフィア博物館を黄色に塗り直そうという計画が論争を呼んでいる。専門家らによると、以前にも論争の種となったこの建物の本来の色は、赤レンガとホラサン漆喰、そして目地材の自然な色から出来ている。  コチ大臣の発案後も、アヤソフィア博物館の専門家らに外壁の塗り直しに関する情報は伝わっていない。ただ、イスタンブル設計・記念建造物保護局はその準備を進めている。  専門家らは、博物館の色彩は様々な外的要因によって薄れたものと考えている。彼らは新たに塗り直すよりも目地を露わに 全文をよむ

2006-12-01 オルハン・パムク、米国からトルコへ帰国(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

トルコ航空の飛行機でニューヨークからイスタンブルに帰国したパムクは、アタテュルク空港で、彼を待っていた新聞記者たちに対し行なった会見で、「ノーベル文学賞を受賞してから初めてトルコに戻ってきた。あなたたちのように私もとても興奮しています」と述べた。    アメリカでの授業が終わり、イスタンブルで4,5日間滞在すると明らかにしたパムクは、その後は娘とともに授賞式が行なわれるストックホルムに向かうと述べた。    パムクは「私にとってはとてもすばらしい日で、とても興奮しています」と語り、新聞記者が「ノ 全文をよむ

2006-11-21 民間の劇団が役所に大激怒 -1YTL(約80円)のチケットは安すぎる(Radikal紙) (Radikal紙)

イスタンブル広域市議会はイスタンブル市民に演劇を好きになってもらい、観客を増やそうという目的で2006年12月1日から2007年2月1日までの間、市立劇団のチケット代を1YTL(約80円) にすると発表した。この発表は劇団関係者の反発の原因となった。民間演劇団体であるTİYAP(演劇プロデューサー協会)、ÖTD(民間演劇プロデューサー協会)、演劇批評家協会、そして民間劇団オーナー達が、市立劇団に関するこの決定について「不公平な競争を生み出しているし、演劇の品位をおとしめている。」として抗議した。 全文をよむ

2006-11-20 イスハク・パシャ宮殿で48年間も不適切な修復作業(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ドウバヤズトのイスハク・パシャ宮殿は、オスマン朝チューリップ時代最後の大建造物である。この宮殿で半世紀もの間つづいている修復が間違っていることが分かり、新たな修復が行われることが決まった。学術委員会の報告書では、この歴史的建造物が専門家ではなく建設会社に修復されたために損傷を受けたことが明らかにされた。    文化観光省のアティッラ・コチ大臣は、昨年訪問したイスハク・パシャ宮殿で修復作業が適切に行われていないことに不満をもらした。アール県庁は(大臣の)指示にしたがい、学術委員会を設立した。中東工 全文をよむ

2006-11-17 第二次世界大戦時にユダヤ人を助けたトルコ人外交官、ドキュメンタリーに(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

第二次世界大戦時に、フランスでナチスの強制収容所に送られた数百万人のユダヤ人がトルコの外交官達に救出されたことがドキュメンタリーになった。トルコの外交官達によって強制収容所から救いだされた数百万人のユダヤ人が、与えられた“三日月と星”のトルコのパスポートを携えてヨーロッパ中、大手を振って移動したことを紹介する「暗闇を照らしたトルコ人」というタイトルのドキュメンタリーが完成した。    ドキュメンタリーを制作したアフヨン・コジャテペ大学ラジオ・テレビ学科の研究員ハカン・ユルマズは、いわゆるアルメニ 全文をよむ

2006-11-07 ニューヨークで第8回トルコ映画祭 -米国メディアがトルコ映画を賞賛(Milliyet紙) (Milliyet紙)

  今年ニューヨークでは第8回トルコ映画祭が開催され、米国のメディアは、上映されたトルコ映画をこぞって賞賛した。映画祭はニューヨークのヴィレッジ・イースト・シネマ映画館で開催され、この映画祭を賞賛した週刊誌‘The Villager’は記事の中で、‘父と息子’と題する映画は、ある世代が9月12日(の同時多発テロ)と向かい合うという意味で非常に重要な役割を担っていると記した。映画祭は米国の主要な新聞や雑誌で取り上げられた。    ‘The Reeler’誌も読者に対して、ペリン・エスメル監督の‘遊 全文をよむ

2006-11-01 知事、黒海沿岸地方の高原観光に苦言「ムスリム-トルコ文化の破壊につながる」(Milliyet紙) (Milliyet紙)

アルトヴィン県のジェンギズ・アイドードゥ知事の観光に対する苦言は会議の参加者を困惑させた。トルコ商業会議所・商品取引所連合(TOBB)の会議で、知事は黒海沿岸地方の高原を観光に開放する提案に反対し、「高原はムスリム―トルコ文化が息づく最後の場所です。それさえも観光に開放するというのでしょうか? 」と語った。    アルトヴィン県のジェンギズ・アイドードゥ知事によれば、もしも黒海沿岸地方の高原を観光に開放すると「ムスリム―トルコ文化の息づく最後の場所」も失われてしまうという。アイドードゥ知事は、ト 全文をよむ

2006-10-29 アメリカの観光雑誌、イスタンブルを賞賛(Radikal紙) (Radikal紙)

イスタンブルを褒めたたえる海外メディアの報道に、今回、新しいものが加わった。アメリカの旅行雑誌、コンデナスト・トラベラー誌は、イスタンブルとイスタンブルにある一部のホテルを、ヨーロッパ観光業界で最もすぐれているもののひとつとして紹介した。    同誌11月号の「読者推薦賞」ランキングでは、フィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアについでイスタンブルが「充実した観光都市トップ10」の4位に入った。また、同誌の「2006年、優良ホテルのなかの最もすばらしいホテル」部門のランキングでは、フォー・シーズンズ・ 全文をよむ

2006-10-28 イスタンブルの博物館収入の9割はトプカプ宮殿とアヤソフィアの両博物館から(Radikal紙) (Radikal紙)

イスタンブルの世界的に有名な2つの博物館は、来館者の嵐に見舞われ、かつ「お金を稼ぎ出している」。トプカプ宮殿とアヤソフィア博物館には9ヶ月間で263万人の来館者が訪れ、1460万YTL(新トルコリラ)(約11億8660万円)が支払われた。    イスタンブル県文化観光局のデータによると、街に11箇所ある博物館を、今年9ヶ月間でおよそ300万人が訪れている。トプカプ宮殿は138万人が訪れ最も気に入られた博物館となり、アヤソフィア博物館はおよそ125万人の来館者を集めてこれに続いた。他の9つの博物館 全文をよむ

2006-10-27 イスタンブルの共和国記念碑の自然劣化、補修へ(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

タクスィム広場とイスタンブル両方のシンボルであり、1928年に立てられた共和国記念碑が時代とともに劣化している。    自然条件とイスタンブルの大気汚染が、記念碑の銅像とその土台をすり減らす原因だ。広域都市市長であるカーディル・トプバシュは、修復のためには金を惜しまない、と述べた。    歴史的・建築的にタクスィム広場のシンボルである共和国記念碑には、危険信号が出ている。1928年に完成した記念碑は、礎石が「うじがわいたチーズ」ともいえる劣化をみせ、石のブロックはそれぞれ分離し始め、銅像は酸化し 全文をよむ

2006-10-25 保守富裕層は金ピカがお好き:高級レストランで始まったサービスとは…(Milliyet紙) (Milliyet紙)

  高級レストラン「ズィヤ・シャルク・ソフラス」では、富裕層の顧客のために‘黄金の間’サービスを始めた。この部屋では、天井から食器類まですべてに金の装飾が施されている。    保守富裕層御用達の高級レストラン「ズィヤ・シャルク・ソフラス」では、富裕層の顧客のために‘黄金の間’サービスを始めた。ズィヤ・シャルク・ソフラスのオーナー、アフメト・ビンギョルとラマザン・ビンギョル兄弟は、イスタンブルのフロリアにあるレストランの上階に20人用と10人用の二つの黄金の間をしつらえたという。  ビンギョル兄弟 全文をよむ

2006-10-24 宗務庁長官:テロは最も重い宗教上の罪悪である(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

宗務庁長官アリ・バルダクオールは、ラマザン(断食)明けのバイラム(祭り)の説教をスレイマニエ・モスクで行った。バルダクオールは、バイラムの礼拝の前に行った説教で、イスラム世界とトルコ国民のバイラムを祝った。説教でコーランの夜の旅章から例をとったバルダクオールは、イスラムとはアッラーの存在と唯一性を信じることであると述べた。    ■生命は神聖である  バルダクオール長官は、「いかなる形においてもアッラーが授けた命を殺めないように」というコーランの一節で生命の神聖さは指摘されているとし、「テロと暴 全文をよむ

2006-10-21 作家らがオルハン・パムク氏のノーベル賞受賞を批判する共同声明(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

作家のデミルタシュ・ジェイフン氏によって書かれた文書に、80人を超える作家と芸術家らがサインし、オルハン・パムク氏のノーベル文学賞受賞が、文学的価値をもたないことを主張した。映画愛好協会で行われた記者会見で、デミルタシュ・ジェイフン氏、ヒュセイン・ハイダル氏、オスマン・シャーヒン氏が共同声明を読み上げた。ジェイフン氏はパムク氏に与えられた賞について、「社会を搾取しやすくするために利用されるポストモダン・メディアという武器の一種」と定義した。    ジェイフン氏は、パムク氏へのノーベル賞授与がトル 全文をよむ

2006-10-20 フランスロマン主義の巨匠ドラクロワの絵画「民衆を率いる自由の女神」が検閲(Radikal紙) (Radikal紙)

国民教育省は、著名なフランス人画家ウジェーヌ・ドラクロワの作品で“胸元の開いた女性”が描かれた「民衆を率いる自由の女神」という名の絵画を教科書から削除した。フランス革命を描いた絵画のうちの一つとして知られる同作品は、2001年から5年間教科書に掲載されていた。  インクラップ(革命)出版は、「公民権と人権」第7学年向け教科書の5年の承認期間が満了したのをうけて、国民教育省教育委員会に再承認申請を出した。オクタイ・ウイグンにより編纂されたこの教科書は、掲載された“デコルテの見える女性”が理由で教育 全文をよむ

2006-10-17 ラマザン明けの休暇は3日間に、市内公共交通機関は無料に(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

政府報道官のジェミル・チチェキ法相は、閣議終了後に行った会見で、10月22日~10月25日の間、自治体ならびにその管轄下にある各種法人が運営する公共交通機関が無料になることを明らかにした。チチェキ法相は、この法令では高速道路とボスフォラス大橋の利用者に対しても料金が免除されると述べた。また同法相は、ラマザン明けの祭日は通常通り3日間とし、続く木曜日と金曜日を休日にすることにはならなかったとも述べた。チチェキ法相は公務員に対して閣議承認により支払われる月給1ヶ月分のボーナスが10月18日に支払われ 全文をよむ

2006-10-16 カラギョズでタルカンとタトルセス登場 (Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

アダナで伝統的なトルコの影絵芝居であるカラギョズの名人が、「タルカン」と「イブラヒム・タトルセス」人形を用いて活気づけている。影絵職人マフムト・ハズム・クサキュレッキさんは37年間舞台芸術に従事し、14年間カラギョズをやっているとし、毎年カラギョズに対する関心が低下するのをみて、悲しんでいると述べた。クサキュレッキさんは、今回のラマザンの芝居でポップ歌手のタルカンと民謡歌手イブラヒム・タトルセスの人形を使い、これがとても関心を集めていると述べた。クサキュレキさんは、タルカンとイブラヒム・タトルセ 全文をよむ

2006-10-15 オルハン・パムクのノーベル賞受賞―世界はいかに伝えたか(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

■ギリシャ各紙の報道  ギリシャの報道機関は、トルコのEU加盟交渉が難航しているのに対し、パムクは昨日「欧米のエリート層から数多くの賛辞をうけて認められ、ノーベル賞を受賞した最初のトルコ人作家になった」と述べた。    Kathimerini紙は「トルコとEUの関係が緊張している時に、受賞した」ことに注目した記事で、「フランス国民議会がアルメニア人虐殺否定罰則法案を投票にかけていた時に、オルハン・パムクにノーベル文学賞が授与された」と述べた。    「一つの国がもつ二つの面」という見出しを使った 全文をよむ

2006-10-14 ドルマバフチェ宮殿の宝物、初の国外展示へ(Milliyet紙) (Milliyet紙)

オスマン朝の没落期を経て現在にいたるドルマバフチェ宮殿では、その豪華絢爛さとともに19世紀から今日まで残されてきた絵画と工芸品が初めて宮殿の外へ出されようとしている。130点近くの美術品は、宮殿創建150周年の祝賀行事の一環として、アラブ首長国連邦の首都アブダビで展示される予定で、2500万ドルの保険が掛けられる。  アブダビ文化財センター(ADACH)内のナツメヤシの間(アル=ナヒール展示室)において、11月1日から24日まで催される「ドルマバフチェ宮殿」展のオープニングセレモニーは、トルコ大 全文をよむ

2006-10-14 オルハン・パムク氏、仏でのアルメニア人虐殺否定処罰法通過を批判(Radikal紙) (Radikal紙)

オルハン・パムク氏はトルコのテレビインタビューでフランス国民議会の決定を批判し次のように語った。「批判精神はフランス文化の一部です。今回の決定は、思想の自由を擁護するフランスに反するものです。」    オルハン・パムク氏はノーベル文学賞の受賞が決まったことを受けて、いくつかコメントを行った。パムク氏は昨日(13日)、チャンネルDのニュース番組(アナ・ハベル)で、メフメト・アリ・ビランドの電話インタビューに答えた。続いて同氏はNTVのインタビューにも応じ、ノーベル賞を獲得した喜びを語った。しかし受 全文をよむ

2006-10-13 オルハン・パムクのノーベル文学賞受賞を純粋に祝いたい(Radikal紙) (Radikal紙)

オルハン・パムクが2006年ノーベル文学賞を受賞した。パムクの小説は34ヶ国語に翻訳され、出版された国々では大きな反響を呼んだ。以前から数多くの賞を受賞してきたこの作家だが、その経歴にさらにノーベル文学賞が加わったことは大した驚きではなかった。今年でなければ数年のうちにオルハン・パムクにノーベル文学賞が送られるであろうことは、ヨーロッパ文学界で長い間ささやかれてきたことだ。私は作家やその作品が受賞した賞で評価されることは好まないが、オルハン・パムクはこの賞に真に値する作家であると考えている。   全文をよむ

2006-10-12 オルハン・パムクの受賞へ祝福の声―ヤシャル・ケマルほか(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

トルコ文学界の重鎮たちの多くは、オルハン・パムクのノーベル文学賞受賞の報をうけて「誇るべきこと」との談話を発表した。しかし、詩人で作家のオズデミル・インジは厳しい批判を本紙に寄せている。    ヤシャル・ケマル(作家)―海外滞在中のパムクに電子メールで次のようなメッセージを送った。「心からの祝福を君に送ります。君はこの賞にふさわしい。受賞の報に心からうれしく思いました。これからもずっと変わらぬ情熱で新作をかいてくれることと思います。君が信じるとおりの自分であり続けることを確信しています。」    全文をよむ

2006-10-12 =速報= オルハン・パムク、ノーベル文学賞受賞!(Milliyet紙) (Milliyet紙)

世界でもっとも権威あるノーベル文学賞を今年、著名作家オルハン・パムク氏が受賞した。    パムク氏はこれまでも候補者にあげられていたが、今回受賞が決まったことで、ノーベル賞を受賞したはじめてのトルコ人となった。スウェーデン・アカデミーは今日 (12日)行った発表で、パムク氏が「故郷であるイスタンブルでのもの悲しい魂の探索の中で、文化の衝突と交差の新しい象徴を見いだした」ことが受賞理由であると述べた。    パムク氏は最高に幸せだと話し、また受賞したことを誇りに感じていると述べた。自らの受賞をアメ 全文をよむ

2006-10-12 レバノンにトルコ人村 -オスマン時代に移住、現在も伝統守る(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

 ベイルートのゲヴァシュラでは、3700人のトルコ系レバノン人が暮らしている。トルコ語を話す町の全住民は、オスマン帝国時代から残っている権利証書と通貨を所持している。    ベイルートの北東にある、トルコ系レバノン人たちが暮らすゲヴァシュラの住民は、トルコが関心を向けるのを期待している。3700人近いトルコ系レバノン人が暮らすこの町の住民は、皆トルコ語を話す。彼らは、オスマン帝国時代から残っている権利証書と通貨を持っている。トルコ系住民は約400年前にゲヴァシュラにやってきた。この町には現在、約 全文をよむ

2006-10-10 イスタンブルのペラ美術館、今シーズンのオープニングはレンブラントで(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

イスタンブルにあるスナ・イナン・クラチ財団ペラ美術館は、今年世界中で生誕400周年が祝われている偉大な画家レンブラント・ファン・レインの絵画で今シーズン(2006~2007年)を開幕する予定だ。    美術館が行った発表によると、17世紀の絵画の巨匠レンブラント、ならびにレンブラントと親しかった画家達のデッサン99点が展示される「レンブラントと彼を囲んだ画家達のデッサン」という展示会が2006年10月20日~2007年1月7日に公開される予定だ。   全文をよむ

2006-10-10 外国人記者の目からみたイスタンブル(Milliyet紙) (Milliyet紙)

イスタンブルはある者にとっては「救世主」であり、またある者にとって「魔法のよう」であり、「謎のよう」なところである…「都市の魅力を味わいつくした」外国人記者から、イスタンブルについてどう感じたかを取材した。彼らはどんなことを話したのだろうか…。     キュルテュル出版社から、「外国人記者の目から見たイスタンブル」という本が発行された。これには、イギリス、イスラエル、パレスチナ、韓国、アゼルバイジャン、そしてイタリアといった国々から23人の新聞記者による、この歴史的都市に対する印象や考えを反映し 全文をよむ

2006-10-03 クロイソス王の財宝「有翼獣のブローチ」盗難事件の続報(Radikal紙) (Radikal紙)

「有翼獣のブローチ」が偽物とすり替えられたという疑惑に揺れたウシャク考古学博物館で、今度は歴史的価値のある絨毯やキリムのうち71点が紛失していることが明らかになった。    ブローチ事件で逮捕された元博物館館長のキャーズム・アクビュユクオール容疑者について更なる捜査が始められた。2002年11月10日、歴史的価値のある絨毯とキルムがウシャク中のモスクから盗難対策として集められ、8ページの美術品目録と共にアクビュユクオール館長に手渡された。しかし2006年4月4日にワクフ総局の担当官が同博物館で確 全文をよむ

2006-10-03 イスタンブル・モダン美術館にサプライズ人事 -デヴィッド・エリオット氏が館長に(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

イスタンブル近代美術館館長に美術史家、キュレーター、美術館長であるデヴィッド・エリオット氏が任じられた。美術館側の発表では、エリオット氏の任期は2007年1月に始まると伝えられた。有名な美術館長であるエリオット氏は、ダーラム大学で現代史学士号を、ロンドン大学コートールド美術学院では美術史修士号を修了した。同氏は、1976年から1996年までイギリスのオックスフォード近代美術館で、1996年から2004年までスウェーデンのストックホルム近代美術館館長を務め、2年前まで近代・現代美術館評議会で国際美 全文をよむ

2006-10-01 アイススケート場でメヴレヴィー旋舞!―ガレリア・ショッピングモールのラマザン行事(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ガレリア・ショッピングセンターで開かれている催しでは、ベヤジト・モスクのムアッズィン(注)によるアザーンとともにイフタール(断食明けの食事)が始まる。また、アイスリンクの上での旋舞も披露されている。    イスタンブルのアタキョイにあるガレリア・ショッピングセンターでは、ラマザン月の週末に特別な催しがおこなわれている。アイスリンク上に設置された舞台では、イスラム神秘主義の音楽や旋舞が披露されている。断食中の人々は、センター内で生のアザーンとともにイフタールの食事を始めることができる。    ■ど 全文をよむ

2006-09-29 風刺画の次はオペラ? モーツァルトの歌劇イドメネオ上演をめぐる議論(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ドイツのウォルフガング・ショイブレ内相は、イスラーム・サミット後に行われた記者会見で、ドイツオペラがイスラーム急進派の反発を受ける可能性を懸念してオペラ作品「イドメネオ」を公演中止とした決定は間違っていると述べた。ショイブレ内相はイドメネオの上演を、自らもそしてイスラーム・サミット参加者達も望んでいることを明らかにし、上演されたあかつきにはサミット参加者と一緒にオペラ鑑賞を行いたいと述べた。    一方でドイツオペラ(歌劇場)当局者は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相を筆頭にドイツの政治家たちが厳 全文をよむ

2006-09-28 コペンハーゲン国際映画祭でトルコ映画2本が上映(Radikal紙) (Radikal紙)

 今年4回目となるコペンハーゲン国際映画祭のプログラムに、2本のトルコ映画が入っている。「ハジウァト・カラギョズは何故殺されたか」と「2人の若い娘」が映画祭の特別試写部門で出品される。     コペンハーゲン映画祭では毎年幾つかの国の日を(設けて)祝っている。最近2年ではトルコの日もあったこの映画祭で、昨日のトルコの日に2本の映画制作者、監督、そして俳優たちも参加した。「ハジウァト・カラギョズは何故殺されたか」の監督エゼル・アカイと映画出演者のシェブネム・ドェンメズ、「2人の若い娘」の制作者であ 全文をよむ

2006-09-25 断食月の太鼓たたき禁止に抗議(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

 ベイオール(イスタンブル市の新市街の繁華街)で、ラマザン中に太鼓をたたくことが禁止されたことについて、禁止の撤回を求めて太鼓たたき達がトプハーネのトムトム地区で昨夜2時半に、太鼓をたたきながら署名を集めた。     太鼓たたき達は、後にもサフル(ラマザン中の日の出前の食事)の時間に同地区で太鼓をたたきながら、幾つもの郡で太鼓たたきが禁止されたことについて抗議した。  太鼓たたきのサキプ・チェリキシュさんは、「断食している人にもしていない人にも敬意を表さなければならない。太鼓たたきは私たちの伝統 全文をよむ

2006-09-24 アニ遺跡修復に非協力的なアルメニア -トルコは国際機関に陳情(Milliyet紙) (Milliyet紙)

アルメニアがカルス(アルメニア国境にあるトルコの町)のアニ遺跡の反対側で、警告を受けているにもかかわらず石切り作業を続け、遺跡に害を及ぼしている。そのためトルコはユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)への陳情を行った。トルコの文化観光省は石切り場が閉鎖されないため、修復に着手できないでいる。    アルメニアは、何千年もの歴史をきざむアニ遺跡のちょうど反対側にある石切り場を全く閉鎖しようとしない。このためトルコは国連のユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)に陳情を 全文をよむ

2006-09-22 イスラームの断食月、24日からいよいよ開始(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

イスラム世界の神聖な月であるラマザンが、明晩に行われる最初の祈りとともに始まる。また、夜半以降は断食が行われる。    宗務庁によると、ラマザンのために様々な準備が行われた。これによると、ラマザン月に労働者達が夜の祈りに間に合うように、各地域の季節条件を考慮しつつ礼拝の時刻の再検討が行われる。    断食明けの最初の夕食は9月24日(日)に摂られる。最初の断食は、アンカラで18時53分、イスタンブルで19時09分、イズミルで19時16分に明ける。    朝夕のアザーン(礼拝への呼びかけ)は、イス 全文をよむ

2006-09-22 ポップ歌手タルカンさん、同棲中の女性弁護士と結婚か?(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

 人気ポップ歌手のタルカンさんに、長年交際しているビルゲ・オズチュルクさんとの結婚説が流されている。     恋人で弁護士のビルゲ・オズチュルクさんとタルカンさんが結婚したという説は、ここのところ週刊誌関係者の間で最もホットな話題である。タルカンさんと恋人のビルゲさんは、機会を見つけてはビルゲさんの家族(オズチュルク家)が夏季休暇を過ごしているクルクラーレリにあるデミルキョイ郡に足を運んでいたが、このたび、極秘に結婚したとささやかれている。タルカンさんが休暇をすごすためにオズチュルク家とともにク 全文をよむ

2006-09-22 衛星画像のように正確 -ロシア人専門家、ピーリー・レイスの地図を絶賛(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ロシアの専門家らは、オスマン時代の海軍提督であり海洋製図学者のピーリー・レイスがおよそ500年前に作成した世界地図を、衛星写真のように正確で完璧なものであると評した。  ロシアの新聞コムソモリスカヤ・プラウダ紙は一昨日(9月20日)、紙面でピーリー・レイスについて大きくとりあげ、レイスの地図をもとに1万年前に南極大陸に人が住んでいたと書いている。さらに同紙は、レイスの地図にはチリ沿岸部、アンデス山脈およびアフリカがそれ以前にみられない詳しさで詳細に描かれていると述べ、次のように伝えた。「トルコ人 全文をよむ

2006-09-21 女優シベル・ケキッリ・インタビュー~1980年クーデターを扱った映画に主演(Radikal紙) (Radikal紙)

 今年のゴールデン・オレンジ映画祭の国内コンペティションは、おそらく長年に渡って忘れられないものになるだろう。デッドヒートが予想されると本紙では既に伝えたが、その通りになっている。監督たちは、まるで申し合わせたかのように、彼ら自身最高の作品を我々に披露した。見た者すべてに衝撃を与えたゼキ・デミルクブズの映画『カデル(運命)』に続き、オメル・ウウルの『エヴェ・ドヌシュ(帰還)』とデルヴィーシュ・ザイムの『ジェンネティ・ベクレルケン(天国を待つとき)』が、初上映され、この2作品は『カデル』の有力なラ 全文をよむ

2006-09-21 世界遺産サフランボルのトルコ民家、保険をかけられない理由とは(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

ユネスコの世界遺産リスト入りを果たしたサフランボルの民家が、保険加入の問題に直面している。保険会社は、民家の家主らが保険金を得るために放火することを恐れ、これらの歴史的民家の保険加入を避けているのだ。    第7回ゴールデン・サフラン・ドキュメンタリー映画祭が先週、サフランボルで開催され、サフランボルの市長、建築家ニハト・ジェベジ氏がホストをつとめた。この映画祭では、ネズィヘ・カドゥオール氏、ハティジェ・ビュユクカラギョズ氏、ユルマズ・カヴシュトゥルジュ氏が参加して、「無形文化遺産」をテーマとし 全文をよむ

2006-09-21 オスマン朝スルタンの末裔120人がドルマバフチェ宮殿に集合(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 追放の後に世界各国に散らばったオスマン王朝の末裔が、TRTの「追放の記録」のため集まった。ドキュメンタリー番組の発表のため、ドルマバフチェ宮殿で開かれた夜会に、14人の皇子を含む120人のスルタンの末裔が参加した。     TRTのために制作された「オスマン王家の追放」という名のドキュメンタリー番組の発表がドルマバフチェ宮殿で行われ、10カ国に散らばって暮らすオスマン王朝の末裔が一堂に会した。   一族の間で維持されてきたオスマン家の伝承により、現存する27の皇子のうち14人が集まったこの夜会 全文をよむ

2006-09-19 オスマン時代の紙幣、ロンドンでオークションに出品(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

世界で最も貴重な貨幣のうちの一つであるとされているアブデュルメジト帝時代の手書きの紙幣が、9月29日にロンドンで開催されるオークションに出品される。1666年以降オークションを主催し、欧州におけるその業界で有名な企業のうちの一社であるSpink社が9月29日「世界の紙幣」と題するオークションを開催する。そこではオスマン時代から残る68枚の紙幣がコレクター達の喝采をあびることになるだろう。      ■紙幣上にパーディシャー(皇帝)の玉璽    出品される紙幣の中でも最も重要なものの一つは、184 全文をよむ

2006-09-17 ナスレッディン・ホジャが一足先にEU加盟?(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

在ブリュッセルトルコ大使館とスカールベーク市の合同事業によって、ブリュッセルにナスレッディン・ホジャ像が立てられた。トルコ共和国文化省の指示により作られた巨大な像が据えられた。像の横には、トルコ語、フランス語、英語でホジャのキャラクターや世界の文化への貢献について説明された碑文が置かれている。碑文には、ホジャが世界に知られるようになった小話のいくつかも記されている。      全文をよむ

2006-09-16 レバノンの子供たちのため・・・写真展を開催 (Radikal紙)

会員数21,000人の www.fotokritik.com サイトは、写真家の会員たちが撮影した子供の写真ベスト100を、レバノンの子供たちのために展示する。「大河の一滴にあなたもなりませんか?」というテーマで開催される写真展の収入は、赤新月社を通してレバノンへ寄付される。    写真展はイスタンブルのタクスィム・メトロ・ギャラリーで9月30日にオープンし、10月7日まで開催される。写真展はイスタンブルの後、アンカラとイズミルでも行われる予定だ。  作品購入希望者は、全ての銀行に設けてある赤新 全文をよむ

2006-09-12 トルコ東部のアフラトで仏教寺院の遺跡発見される(Milliyet紙) (Milliyet紙)

(ビトゥリス県アフラト郡にある)歴史的なセルジューク朝時代の墓地と岩の家のあるハラベシル周辺で発掘作業を行っていたガーズィー大学のナクシュ・カラマアラル助教授は、ハラベシルにある洞窟の1つが仏教寺院として使われていたことを示すいくつかの像を発見したと述べた。    ある洞窟の家の装飾に注目したというカラマアラルは、次のように話した:「この装飾がどんな目的で、どの時期に作られたのか、そして似たような例がどこにあるのかを調べ始めた。この装飾が、他の仏教寺院でも同様に見られる像の構成物であることが分か 全文をよむ

2006-09-09 オーケストラ練習場の壁に丸い穴~立ち退き拒否にブルサ市が実力行使(Radikal紙) (Radikal紙)

ブルサ広域市当局は、立ち退き勧告に従わないブルサ交響管弦楽団(BSO)の文化公園にある建物の壁に穴を開けた。    市当局は、「文化公園健全化・再建計画」に基づいて実施した整備事業の一環で、BSOに対し建物の明け渡し勧告を行った。これに対しBSOは、2つの部分からなる建物の食堂部分は明け渡したものの、適当な場所が見つからないという理由で楽器やその他の用具の置かれた部分からは退去できなかった。市の職員は、BSOのビルの食堂として使われていた部分を取り壊し、楽器の置いてある建物の壁に人一人がたやすく 全文をよむ

2006-08-27 チェリキ国民教育相、教育省推薦図書の一部出版社を告訴へ―表現に問題あり(Milliyet紙) (Milliyet紙)

チェリキ国民教育相は、俗語や侮蔑の表現を用いながらも国民教育省推薦図書のロゴがついた本を出した出版社を告訴する予定であると述べた。    レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、「基本図書100選」リストにのる作品の一部が、卑猥で侮蔑の内容を含みながらも出版されたことに対し、ヒュセイン・チェリキ国民教育相に注意をした。チェリキも、俗語や侮蔑の表現を用いながらも国民教育省推薦図書のロゴがついた本を出した出版社を告訴する予定であると述べる一方で、「(翻訳国固有の)文化的内容を含む翻訳」を擁護した。チェ 全文をよむ

2006-08-20 涜神もあればイスラーム的用語もある、本紙が西洋文学を精査(Radikal紙) (Radikal紙)

国民教育省が指定した「100冊の基本図書」の問題は、出版社がいくつかの本に涜神的な言葉を載せていることだけではない。これらの本の中にはイスラーム的用語も使われている。    100冊の基本図書にあるイスラーム的用語を、本紙が拾い出してみた。  ダムラ出版の出したオスカー・ワイルドの童話『幸福の王子』では、ミラーとハンスが「慈悲に満ちたよい朝を」といってあいさつを交わしている。アンデルセンの物語は「昔々、アッラーの下僕がたくさんいた頃」の一節で始まっている。アントン・チェーホフの短編小説が収録され 全文をよむ

2006-08-19 欧州人権裁判所、ハサンケイフ遺跡保護のため政府を聴聞(Radikal紙) (Radikal紙)

ハサンケイフを救う目的で起こされた訴訟を受理した欧州人権裁判所は、トルコの公正発展党政府に対しハサンケイフにある文化遺跡の保護のためこれまで何が行われ、また今後何をするのかを聴聞した。    欧州人権裁判所はトルコ政府に対し、ウルスダムの建設により水没するハサンケイフにある文化遺産の保護のためにとられた、あるいは今後とられる予定の対策について情報を提供するよう求めた。この件は、2006年2月22日にゼイネプ・アフンバイ教授、オルシュ・アルク教授、メティン・アフンバイ教授、オズジャン・ユクセキ氏、 全文をよむ

2006-08-17 ダニエル・バレンボイムが中東和平を祈って指揮 (「東西ディーヴァーンオーケストラ」イスタンブル公演は予定通り開催)(Radikal紙) (Radikal紙)

中東和平に捧げるメロディーが昨晩、イスタンブルに高らかに響いた。ダニエル・バレンボイムの指揮のもと、中東各国から集まった若手音楽家で構成された東西ディーヴァーンオーケストラは、イスタンブルの聖イレーネ博物館で盛大なコンサートを行った。    コンサートはベートーヴェンの「レオノーレ」序曲で始まった。前半はシューベルトの「ます五重奏」のうち「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の部分だけが演奏される予定だったが、すべて演奏された。この変更のため、指揮者のバレンボイムはイスタンブルの音楽愛好家へのサプライズを 全文をよむ

2006-08-16 イスタンブルのタクスィム広場で海賊版書籍販売テント、撤去(Radikal紙) (Radikal紙)

 タクスィム広場に設営されていた違法な海賊版書籍販売テントが撤去された。昨日、本紙で「タクスィムの中心に海賊版書籍テント」という記事が掲載されると、ベイオール郡知事が動いた。昨日の朝、知事が出した通達によりテントは撤去された。「反海賊版書籍法」により、海賊版・合法に関わらずあらゆる書籍の路上販売が禁止されている。しかしタクスィム広場で先週土曜日に設営されたテントでは、書籍の販売が行われていた。   全文をよむ

2006-08-12 E.サイードら結成の「東西ディーヴァーンオーケストラ」、イスタンブル公演微妙に(Yeni Safak紙) (Yeni Safak紙)

パレスチナ人思想家エドワード・サイードとイスラエル政府に批判的なイスラエル人(指揮者)ダニエル・バレンボイムが17カ国から110人の音楽家を集めて創設した「東西ディーヴァーンオーケストラ」。そのイスタンブル公演開催が、ユダヤ人スポンサーが抜けたことにより危ぶまれている。公演の延期が検討されている。    東西ディーヴァーンオーケストラは、中東和平と文化間対話の使命を掲げて、パレスチナ人思想家エドワード・サイードとイスラエル人の反政府的なオーケストラ指揮者、ダニエル・バレンボイムによって1999年 全文をよむ

2006-08-09 タルカン、イスタンブルで野外コンサート(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 英語で出したアルバムの評判がいまひとつのタルカンは、イスタンブルでのコンサートの大部分をトルコ芸術音楽に割いたところ、長いスタンディング・オベーションを受けた。     イスタンブルのハルビエ・ジェミル・トプズル野外ステージに今年初めて登場したタルカンは、ファンにとって忘れられないコンサートを催した。少し前に出された英語のアルバムでは期待していたほどの評価を得られなかったタルカンは、コンサートの後半ではトルコ芸術音楽の曲を歌った。するとファンは大いに盛り上がり、何分にもわたってスタンディング・ 全文をよむ

2006-08-08 トルコ政府国費留学生募集始まる 今年から中国留学可能に(Radikal紙) (Radikal紙)

国民教育省が、今年1000人の国費留学生を海外へ送ることが明らかになり、学生の選択できる国の数もアメリカ、イギリス、フランスの3カ国から19カ国にまで増えた。国費留学生として高等教育を受けることを希望する者は、8月21日までに国民教育省のインターネットサイト上の申請案内に掲載されている申請フォームに必要事項を記入し、国民教育省高等教育総務局へ提出することが求められる。定数1000人の国費留学生制度を利用したい者は、大学院入学試験の結果、学術的資質、外国語の成績、推薦状と志望理由書の提出が求められ 全文をよむ

2006-08-02 女性作家ドゥイグ・アセナさんの葬儀催される:棺を担ぐ女性参列者たち(Milliyet紙) (Milliyet紙)

婦人権の先駆者であり新聞記者、作家として活躍したドィウグ・アセナの葬儀で、女性たちは‘後ろへ下がるように’との警告を無視して男性たちとともに参列し、最後に棺を肩に担いで運んだ。    トルコにおけるフェミニズム運動の先駆者の一人、新聞記者で作家のドィウグ・アセナは昨日最後の旅立ちを花々や、嗚咽、拍手で見送られた。棺は黄色いバラで覆われ、アセナの葬儀では女性たちは男性たちとともに参列した。葬儀の後女性たちは男性たちの代わりにアセナの棺を肩に担いで霊柩車まで運んだ。  アセナのために最初の葬儀はヴァ 全文をよむ

2006-08-01 街区や道路の名称に外国語は禁止(Radikal紙) (Radikal紙)

内務省は、街区や道路に外国語の名称を用いることを禁止した。「住所と番地に関する規定」  により、建物の番地づけや、番地がつけられた建物の住所が「国内住所データベース」に組み込まれる際の手段や基準が明らかにされた。規定では、街区や道路の名称を、「憲法」の基本原則や法則、一般道徳に反するものに、また差別や分裂を生み出し得るようなものに設定することが出来なくなると強調された。外国語の規則に従って作られた言葉や表現によって汚くわいせつな、また滑稽な名称をつけることは出来なくなると記された。外務省により適 全文をよむ

2006-07-31 ハサンケイフ遺跡の移築は不可能(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

ハサンケイフ遺跡と南東アナトリアの多くの考古学的に重要な場所で発掘監督者を務めているドイツ考古学研究所の考古学者、アンドレアス・シャハナー氏は、ハサンケイフ遺跡を別の場所に移築することは不可能だと述べた。    現在ハットゥーシャ遺跡の発掘監督代理を務めるシャハナーは、アッティラ・コチ文化観光相が「ハサンケイフ遺跡の景観を壊さないつもりだ。我々はダムを建設する。しかしハサンケイフ遺跡の石一つも失わさせない」と述べたことについて、「(ハサンケイフ遺跡の)すべての文化的建築物を発掘し、移築するような 全文をよむ

2006-07-31 トルコが愛した作家ドゥイグ・アセナさん、力尽きる(Radikal紙) (Radikal紙)

新聞記者、雑誌編集長、コラムニストであることに加え、著書『女性の名前がない』で、それまでのベストセラー記録を打ち破り一時女性の諸権利のシンボルとなったドゥイグ・アセナさんが昨日朝に亡くなった。アセナさんは2年間、脳腫瘍で闘病生活を送っていた。     ドゥイグ・アセナさんは1997年4月19日のコラムで次のように述べている。   『今日は私にとってとても重要な日である。この世界で一体何人の人が私と同じくらい今日という日を重要に感じているだろうか。今日が私にとって重要なのは、私が4月19日に生まれ 全文をよむ

2006-07-30 トルコでパレスチナの夕べ、野外コンサートを開催(Radikal紙) (Radikal紙)

パレスチナで生じている人々の悲劇に対して、一昨晩、ある声が(イスタンブルの)ハルビイェにある野外劇場からあがった。ほぼ満席となった野外劇場は、モスト(・プロダクション)主催のコンサート中の「ダブルムーン・オール・スターズ」という銘打った夕べで、「ダブルムーン(トルコのレーベルの一つ)」のアーティストたちを迎え入れた。初めにメルジャン・デデがステージに登場した。デデは、新アルバム『ネフェス(Breath)』中の曲を奏で、新曲の数々は東部(の曲)により近い曲調であった。  メルジャン・デデ(が催した 全文をよむ

2006-07-30 イスタンブル地下鉄工事場で、謎の教会発掘中ー後期ビザンツ時代の教会?(Millieyt紙) (Milliyet紙)

イェニカプでの発掘作業中に発見された教会は、4つの部屋を持つ建築構造であった。これらの部屋がどのような目的で使われていたのかは、最新の発掘調査終了時に明らかになる。    マルマライ地下鉄プロジェクトの構想のもとで行われているイェニカプの発掘作業で、沈没した船8隻と何千もの文化財のすぐ隣に、初期の建築が見つかった。はっきりとした年代を確定するには至っていないが、後期ビザンツ時代ではないかと考えられている教会である。イスタンブルの考古学博物館の館長であるイスマイル・カラムト博士は、水夫かランガ菜園 全文をよむ

2006-07-29 女優デミ・ムーア、エーゲ海のオルデニズでバカンス(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

ハリウッドスター、デミ・ムーアが、家族とともにやって来たフェティエで、世界的にも有名なオルデニズの入り江でクルージングを楽しんでいる。ムーアの警備員は昨日(28日)、記者に彼女の姿を撮らせないよう努めた。    世界的に有名な女優デミ・ムーアは、家族とともにやって来たフェティエでクルージングを楽しんでいる。デミ・ムーアは、ギョジェッキから先週末「カルミナ」という名の長さ32メートルの超豪華ヨットに乗って出発し、昨日の明け方にフェティエのオルデニズにあるゲミジレル湾へやってきた。1日のレンタル料金 全文をよむ

2006-07-28 ベイルート出版界、イスラエルの攻撃により衰退の危機(Radikal紙) (Radikal紙)

アラブ出版界の中心地のひとつベイルートが、イスラエルによる攻撃の最中にある。近年成長を遂げた出版セクターは大打撃を蒙った。     急激な進展を見せるイスラエルによるレバノン攻撃は、南部の国境地帯のみならず首都ベイルートにも深刻な危険をもたらしている。残酷なまでの破壊に見舞われているこの国では、インフラ設備は灰燼と化し、市民の生活はずたずたにされている。そして、この国の文化生活やアラビア語出版界におけるこの街の地位もまた、大打撃を蒙っている。     アラビア語出版が大産業になったことは一度もな 全文をよむ

2006-07-28 トプカプ宮殿第一庭園入口の門、観光バス通過禁止に(Milliyet紙) (Milliyet紙)

アッティラ・コチ文化観光相は、長年にわたる大型車両の往来により老朽化したトプカプ宮殿のバーブ・ヒュマユーン(帝王の門)を保護するため、自らの手で門を閉めて封鎖した。コチ大臣はトプカプ宮殿にとって新時代の幕が明けたと述べ、全力で門を押しながら「国民には開放するが、バスには開放しない」と話した。    バーブ・ヒュマユーン閉鎖式典は、およそ8カ月前に実施要綱が策定された「トプカプ宮殿一体化およびスル・スルターニ地区(旧市街歴史地区)一帯修繕プロジェクト」の一環として行われた。式典は、メフテル(軍楽隊 全文をよむ

2006-07-28 フェミニストで作家のドゥイグ・アセナさん、病院に搬送(Milliyet紙) (Milliyet紙)

長い間「脳腫瘍」との診断で治療を受けていた、新聞記者で作家のドゥイグ・アセナさんが、ウェフブィ・コチ財団アメリカ病院の集中治療室に運ばれた。トルコのフェミニスト運動の先導者であるアセナさんは、昨日未明(27日)病院へ搬送された。  病院関係者は、アセナさんが昨日未明に呼吸困難と高熱のために病院へ搬送された、と明らかにした。     全文をよむ

2006-07-27 巡礼事業の評価報告書が新たな提言(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

宗教庁により、巡礼組織に関する総合的な評価を行い、将来に向けた巡礼事業の戦略を立て、より包括的な対策を講じる目的で組織された「トルコ巡礼組織シンポジウム」の評価レポートが発表された。    レポートでは、国際的に行われるという特徴を持った巡礼礼拝において、登録、交通、出迎え、滞在場所、教育、保健、所持品、案内、ファトワー(イスラム法学者の法的判断)、監督の果たす役割も重要であることが説明された。    合計120人の学者、トルコ旅行代理店組合(TURSAB)幹部、旅行代理店の担当者と、サウジアラ 全文をよむ

2006-07-26 宗務庁長官、テロを容認する宗教者に警告:「宗教に対する背信行為だ」(Radikal紙) (Radikal紙)

宗務庁のバルダックオール長官は、テロを容認する宗教指導者は宗教に背いていると非難した。レバノンで悲劇が起こっていると述べ、「宗教施設が爆撃されている」と話した。    宗務庁のアリ・バルダックオール長官は、人々が安心して眠ることができないほど世界は不安と悲しみにあふれていると話した上で、「宗教施設が人間の無慈悲な欲望のために爆撃されている」と述べた。2007年の巡礼シーズンが始まったのを機に昨日記者会見を行ったバルダックオール長官は、日常の出来事に関することについても触れ、以下のようなコメントを 全文をよむ

2006-07-24 エフェス(エフェソス)の円形劇場、修復へ(Radikal紙) (Radikal紙)

長い歴史の中で地震や他の自然災害によって劣化し、さらにこの30年に行われたコンサートや文化行事によって疲弊してしまったエフェス古代劇場の修復が行われている。セルチュク郡にあるエフェス古代都市内にある2万4千人収容可能な古代劇場で、修復および復元作業が始まった。  この作業に対し最も多額の補助金、25万新トルコリラ(約1940万円)を出資したのは共和人民党(CHP)率いるセルチュク市であった。     オーストリア・エフェス遺跡発掘隊長のフリッツ・クリンジンガー教授・博士が会長を務める、国際エフェ 全文をよむ

2006-07-06 クロイソス王の財宝「有翼獣のブローチ」盗難事件、インターポールに捜査協力要請(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

ウシャク考古学博物館から盗まれた「クロイソス王の財宝」のうち、最も貴重な「有翼獣のブローチ」を発見するため、インターポール(国際刑事警察機構)にも捜査が依頼された。    調査の結果、同博物館のキャーズム・アクビュユクオールを含む10人が逮捕されていた。取り調べの後、司法に送られた容疑者のうち、7人は刑務所に収監されたが、残る3人は保釈された。  ウシャク警察のジャフェル・シャーヒン署長は、6月12日、13日に密輸部長とともにイスタンブルに向かい、イスタンブル警察のジェラレッティン・ジェラフ署長 全文をよむ

2006-07-06 アリフ・マーディンさん葬儀にビー・ジーズも参列 -音符で飾られた棺で(Milliyet紙) (Milliyet紙)

世界的に有名な音楽家、編曲家であり、12のグラミー賞を受賞したアリフ・マーディンは、アメリカで亡くなった後、昨日イスタンブルのテシュヴィキエ・モスクで行われた葬儀の後、カラジャアフメト墓地に埋葬された。    ビージーズのメンバーであるロビン・ギブもデビューアルバムのプロデューサーであったマーディンの葬儀に参列した。芸術界の面々が一堂に会した葬儀では、弔問に訪れた人々がモスクに列を作った。    ■未完成交響曲    葬儀にはイスタンブル県のムアッメル・ギュレル知事、イスタンブル市のカーディル・ 全文をよむ

2006-07-04 音楽プロデューサー、アリフ・マーディンさんの亡骸、葬儀のためイスタンブルへ(Milliyet紙) (Milliyet紙)

アメリカで先週74歳の生涯を終えた世界的に有名な音楽プロデューサーであるアリフ・マーディン氏の遺体が、昨日トルコ航空機でイスタンブルまで運ばれた。マーディン氏の遺体とともに、妻のラティフ・マーディン、息子のジョー・マーディン、娘のナーザン・J・オフリとジュリー・マーディンもニューヨークからイスタンブルにやってきた。    マーディン氏の棺は普通のサイズよりも大きいため霊柩車に入らず、トラックに乗せられた。同氏の遺体は明日テシヴィキイェ・モスクで捧げられる正午の礼拝の後、カラジャアフメト墓地に埋葬 全文をよむ

2006-07-03 エッザージュバシュ・バーチャル美術館で風刺画展(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 トゥルグト・チェヴィケル氏が企画した「ギュルビュズ・ドアン・エキシオールの風刺画展」は、エッザージュバシュ・バーチャル美術館でみることができる。この美術館では、トゥルグト・チェヴィケル氏とレヴェント・チャルクオール氏の解説とともにエキシオールの90作品が芸術愛好家に披露されている。     チェヴィケル氏は、エキシオールについてこう語っている。「ギュルビュズ・ドアン・エキシオールは新聞の風刺画家ではない。アトリエで画家のように創作活動を行う。まずアイデア、そしてエスキースというように。デザイン 全文をよむ

2006-07-03 アヤソフィア博物館の修復作業足場、撤去に莫大な費用(Milliyet紙) (Milliyet紙)

アヤソフィア博物館の主ドームのモザイク画の修復のために14年前に設置された鉄製の足場が(主ドームから)撤去される。ただし撤去作業にかかる費用は驚くべき額だ。    イスタンブル実測調査・記念物局による足場の撤去作業に、付加価値税別で75万YTL(約5500万円)の費用が求められた。主ドームの修復は4段階にわけて行われ終了した(*1)。この足場は、以前にも度を越した価格で取り外しと設置作業が行われている。    今回、主ドームの鉄製足場を取り外し、移動して別の場所に設置するために75万トルコリラの 全文をよむ

2006-06-30 焼失した宮殿、故サバンジュの寄付で教育文化センターに(Radikal紙) (Radikal紙)

 実業家の故サークップ・サバンジュ氏が他界する数日前に行った寄付によって、彼の最後の作品として知られるアディレ・スルタン宮殿が教育センターとしてオープンすることとなり、記念式典が行われた。カンディリ女子高等学校であった同宮殿は、1986年に大火災に見舞われ焼失したまま放置されていたが、今回サークップ・サバンジュ・カンディリ教育・文化センターとして生まれ変わることとなった。なお同センターの収入はカンディリ女子職業高校の経営資金に充てられる。     ヒュセイン・チェリキ教育相は記念式典に参加し、カ 全文をよむ

2006-06-29 父は暴力をふるう人だった -タルカン、子供時代を語る(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

タルカンはtakvim紙面で、子供時代に父親から虐待を受けていたことを告白した。    ■父の愛をねだった  私たちは悲惨な子供時代を送った。ドイツに移住した家族―6人の子供―の生活は戦いだった。父はよく怒鳴り、ケンカをした。私たちは虐待もよく受けた。しかし父はいい男だった。とても正直だった。手本にしているところがたくさんある。しかし、喜びを口に出さなかった。だから、私たちは愛情のおねだりをした。キスして、撫でて、感じさせて(と言って愛情をねだった)。(父に対して)ずっと腹を立てていた。最近、怒 全文をよむ

2006-06-27 やはりブタはダメ? TRT、「くまのプーさん」購入せず(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

TRT(トルコ・テレビ・ラジオ協会)はブタを検閲しているという報道を否定、ウォルトディズニー社と契約し「ピグレット」というブタのキャラクターが登場するアニメ「くまのプーさん」を購入すると発表していた。にもかかわらずTRTは結局そのアニメを購入しなかった。「くまのプーさん」はTRTが契約し購入した21本の作品に含まれていない。      TRTは、先週木曜日(22日)にアニメ21本の4年間の放映権を得るために、イスタンブルでブエナビスタ・インターナショナル・テレビジョンと交渉の席についた。ウォルト 全文をよむ

2006-06-27 音楽プロデューサーのアリフ・マーディンさん、死去 (Radikal紙) (Radikal紙)

世紀の偉大な音楽プロデューサーの一人であり、12のグラミー賞受賞のアリフ・マーディン氏が、ニューヨークで74歳の生涯に幕を下ろした。60枚ほどのプラチナとゴールデンレコードを獲得したマーディンは、レイ・チャールズからノラ・ジョーンズ、フィル・コリンズからバーバラ・ストラサンド、ベット・ミドラーからビー・ジーズと音楽界の巨匠らと活動した。      親愛なる音楽愛好家達よ、我々はアリフ・マーディン氏を失ってしまった。死とアリフ・マーディン。なんとふさわしくないことか、この2つの言葉は。6月26日月 全文をよむ

2006-06-26 建築家スィナンのセリミイェ・モスクを観光客に案内(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

エディルネを訪れる人々は、建築家スィナンが「熟練期の作品」と自ら位置づけた有名なセリミイェ・モスクについて、解説員のナーディ・エルソイさんから説明を受けるまで町を離れることはない。  エルソイさんは2001年に定年退職した後、エディルネ県のムフティー局(注1)の要請で「解説員」として働き始めた。セリミイェ・モスクの歴史構成や優れた特徴を詳細にわたり楽しんで訪問者に説明しているという。この仕事をとても気に入っており、健康状態が許す限りセリミイェ・モスクの紹介を続けるつもりと語った。    清潔で整 全文をよむ

2006-06-25 サフランボルの民家保存修復へ日本から専門家(Radikal紙) (Radikal紙)

日本政府はサフランボルの民家保存のためにサフランボル職業短期大学に専門家を派遣し、機材を送った。    責任者であるブルハネッテッィン・ウイサル教授は「日本政府と連絡を取り合った結果、我が校で木造建築の実習がおこなわれることになった。専門教官となった酒井清勝氏は仕事に着手している。彼は約2年間滞在する予定だ。」と述べた。一方、酒井氏はサフランボルの民家が日本の古い家によく似ていると語った。 全文をよむ

2006-06-22 プレイステーションのご褒美つき -夏休み中のコーラン講座(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 学校が夏休みに入り、ご褒美つきのコーラン講座が帰ってきた。子ども達に携帯電話やプレイステーションのご褒美を約束したイマームの登場に、議論が巻き起こっている。     サムスンにあるカドゥキョイ・モスクの24歳のイマーム(※1)、ズルカルネイン・ゲレンが初めて実施したご褒美つきのコーラン講座は、学校が夏休みに入り再開した。   今年はレシャディエ・モスクのイマームである32歳のヴェダット・オズチュルクも、コーラン講座でよい成績を収めた子どもに対し、パソコンや自転車、テレビ、腕時計といったご褒美を 全文をよむ

2006-06-21 「マルマライ・プロジェクト」海底工事のための遺跡発掘事業すすむ(Radikal紙) (Radikal紙)

マルマライ・プロジェクトによって日の目を見た発掘物が報道陣に公開された。イスタンブル考古学博物館館長、兼マルマライ発掘プロジェクト代表である考古学者イスマイル・カラムト氏は、昨日新聞記者らとともに発掘現場を巡回し情報を公開した。    発掘が2004年に始まったと述べたカラムト氏は、発掘が行なわれている地域は、ビザンツ時代(A.D.379-395)にエジプトから輸入される小麦を運ぶためにテオドシウス帝によって建設された古代港(テオドシウス港)であると語った。この港で嵐により沈没した船の残骸を偶然 全文をよむ

2006-06-20 トルコ観光広報フィルムの映像がロシアで問題に(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ロシアのある放送局で放映されたトルコ広報映像が、キリスト教を侮辱したという理由で告発された。    レグナム通信社の伝えるところによると、サンクトペテルブルクの放送局である22チャンネルで放映された「私はトルコを夢見る」という映像が反発を買った。    同市在住のアルメニア人たちは、キリスト教への侮辱を理由として広報映像を放映させた旅行代理店と放送局を告訴した。トルコにおけるキリスト教遺産が紹介されている映像のなかで、メヴラーナ教団の修道僧がイエス・キリストのモザイク画の上で旋回舞踊をする映像が 全文をよむ

2006-06-20 「神不在の場所」の文字は捏造 発見者4名を文化省が取調べ(Radikal紙) (Radikal紙)

ボドルム城塞水中考古学博物館にある地下牢の入り口に書かれている、前館長オウズ・アルポゼン氏によって500年前から存在すると主張された「神が不在の場所」という文言が、中世に書かれたオリジナルのものではないということが明らかになった。  文化省は専門家ベフチェット・ディンチェル、地下牢で文言を見たと主張している当時の副館長アイクト・オゼル、スタッフリーダーのアリ・ウチャレル、考古学者メフメト・オズゲンチについて訴訟手続きを始めさせる予定であることを明らかにした。  博物館職員ディンチェルが、1992 全文をよむ

2006-06-20 TRTとウォルトディズニー社、契約へ アニメでブタダメは誤報(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

トルコ・テレビ・ラジオ協会(TRT)は、「ピグレット」というブタのキャラクターが登場する「くまのプーさん(Winnie the Pooh)」のアニメを次年度に放映するため、木曜日(22日)、ウォルトディズニー社との契約に調印する。この契約によってTRTは、トルコにおけるウォルトディズニー社の映像放映権を2年間保持する唯一の放送局となる。      ■前TRT会長イェネル氏のコメント    前TRT会長のユジェル・イェネル氏はある対談のなかで、TRTについて「TRTは現在、外国のアニメに登場するブ 全文をよむ

2006-06-19 学生選抜試験で、イスラーム風スカーフの代わりにかつら(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

大学への進学を希望する受験生153万7433人は、試験の緊張感から解放され、あとは待望の試験結果を待つのみとなった。長い間、トルコで話題の「イスラーム風スカーフ」に関しては、昨日の試験ではなにごとも起こらなかった。試験センターに姿を現したスカーフをかぶった学生たちのうち、ある者たちはスカーフをはずして試験を受け、またある者たちは頭にかつらをつけて試験場に入った。試験官らとの間でも、スカーフについて目立った言い争いは起こらなかった。      ■今年初めてトイレの許可通る    09:30に始まっ 全文をよむ

2006-06-19 アレヴィー派の礼拝所、正式に建設へ 自治体が承認したのは初めて(Radikal紙) (Radikal紙)

ジェムエヴィを礼拝所として承認させるため長年にわたり運動を続けてきたアレヴィー派信徒たちに、ウムラニエのタシュデレン町から朗報が届いた。タシュデレン町役場は、都市開発計画図面に「ジェムエヴィ(アレヴィー派の礼拝所)」と書かれた2ドヌム(1ドヌム=1000㎡)の敷地を、ジェムエヴィ建設と信仰にそった礼拝のため、ハジ・ベクタシュ・ヴェリ文化広報・社会扶助協会に与えた。ただしこの決定を広域市役所も承認する必要がある。アレヴィー派信徒は、トルコで初めての試みとなるこの決定を祝うため、7月8日に祝典を行う 全文をよむ

2006-06-18 国会議長、フェトフッラー・ギュレンへエール―国際トルコ語オリンピック舞台裏(Radikal紙) (Radikal紙)

国際言語教育協会主催の第4回国際トルコ語オリンピックの決勝戦が昨晩行われた。83カ国から集まった異なる宗教、言語、民族出身の何百人もの学生の共通点はトルコ語を話すことだった。だが式典での共通点は、名前こそ挙がらなかったものの、フェトフッラー・ギュレンであった。授賞式で国会議長のビュレント・アルンチは、「式典の立案者」であるフェトフッラー・ギュレンを褒め称えながら、(彼の)亡命生活はもう終わりにしていいのではないか」と述べた。  6月9日にアンカラで始まったこの催しは、イスタンブルでの決勝戦で最終 全文をよむ

2006-06-18 国際トルコ語オリンピック開催―各賞受賞者決まる(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

国際言語教育協会主催の「第4回国際トルコ語オリンピック」で入賞した学生たちにメダルが贈られた。    アメリカからベトナム、ブラジル、チリに至るまで、83カ国の355人の外国人学生が参加して競われた言語オリンピックの決勝戦が、旧「マイ・ショーランド」、現イスタンブル公演会議センターで行われた。トルコ大国民議会のビュレント・アルンチ議長がたいまつに火をつけ、開会した。    開会式では歌手のセルタブ・エレネルさんも登場し「太陽のように昇るトルコ」というこのオリンピックのイメージソングを披露した。  全文をよむ

2006-06-18 トルコ全土で、学生選抜試験、はじまる(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

学生選抜試験が9時30分に始まった。学生選抜試験の問題と解答は16時から「www.hurriyet.com.tr」上に掲載する。    学生選抜試験はトルコ全県の県庁所在地と、いくつかの郡の中心地、北キプロス・トルコ共和国の首都レフコシャ(ニコシア)の計5,023カ所、78,135部屋で実施されている。受験登録者数は1,537,433人で、試験官は230,505人。    受験生は、朝早くから試験会場へ保護者や家族とともに出かけ、開場を待っていた。受験生は、8時50分から身分確認とボディーチェッ 全文をよむ

2006-06-15 オルハン・ケマルの小説、2作品がギリシャ語へ翻訳、出版(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

トルコ文学界でその名が廃れることのない作家、オルハン・ケマルの小説『Baba Evi(父の家)』と『Avare Yillar(仕事のない年月)』が、ギリシャでカスタニオティス出版社からギリシャ語版が出版された。  ステラ・クリスティドゥによってギリシャ語に翻訳された二つの小説は、一冊の本になって小説愛好家の前に差し出された。    カスタニオティス出版社は、オルハン・ケマルの他の自伝的作品である『Cemile(うるわしい行い)』、『Dunya Evi(世界の家)』そして『Arkadas Isli 全文をよむ

2006-06-15 トルコで人気の名前は? メフメトとファトマの共和国、トルコ(Radikal紙) (Radikal紙)

トルコで「メフメト」と「ファトマ」という名前の人の数が300万人を超えた。最近よく目にするようになった名前には、男の子では「フルカン」(正しいことと間違ったこと、本物とまやかしを区別する者、の意)、女の子では「イレム」(天国の園の意)がある。    人口・国籍管理総局の情報によると、現在トルコには153万7458人の「メフメト」、119万5232人の「ムスタファ」という名前の男性がいる。これに「アフメト」「アリ」「ヒュセイン」という名前が続いている。  女性の名前では「ファトマ」が152万917 全文をよむ

2006-06-14 歌手スティング、イスタンブルを観光(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ヨーロッパツアーの一環として本日クルチェシュメ・アリーナでコンサートを行なう予定のスティングは、昨日イスタンブルの歴史的遺跡や観光地を巡った。チュラーンホテルのスイートルームから正午頃に出てきたスティングの最初の訪問地はアヤソフィア博物館であった。妻と娘、そしてマネージャーと共にスルタン・アフメトモスクの中庭を散歩し、モスク内に長い間留まったスティングはモスクから出てくるとスィミットを食べた。  カパルチャルシュへ訪れ買い物をしたスティングは、いったんある宝石店に入ったが何も買わずに出てきた。約 全文をよむ

2006-06-13 文化省、「神が不在の場所」と書かれた碑文の除去を指示(Radikal紙) (Radikal紙)

ボドルム城塞水中考古学博物館には、500年前の地下牢の入り口に「神が不在の場所」という文言が展示されている。文化観光省はこの文言を削り落とすよう指示を出した。博物館の前館長オウズ・アルポゼン氏は、この行為は500年もの歴史を拭い去るようなことだと述べ、次のように続けた。「このような動きは、かつてここをイスラムの礼拝所にしようとした人々の策略にちがいない。」    当時、城塞の司令官であったビザンツ帝国軍司令官ジャック・ガティーノが1512年から1514年の間に作らせた地下牢は、聖ヨハネの騎士団に 全文をよむ

2006-06-08 トルコのEU加盟を題材に、ヨーロッパ中の映画監督を集めたプロジェクトが進行中(Radikal紙) (Radikal紙)

 ヨーロッパの有名映画監督たちの撮影スケジュールの中にはトルコが入っている!映画監督のアリ・オズゲンチュルクが、様々なショートストーリーからなる映画プロジェクトに取り組んでいる。現在ヨーロッパをリードする映画監督たちがトルコ人とトルコを題材に撮影し、片やトルコ人監督たちはヨーロッパを題材に撮影するというプロジェクトだ。「マンマ・リ・トゥルキ Mamma Li Turcchi」というこのプロジェクトの名称は、古い時代、悪さをする子供を怖がらせるためにヨーロッパ人が使った「マンマ・リ・トゥルキ (逃 全文をよむ

2006-06-08 女性水着の看板が混乱引き起こす -市役所は当初、不適当と判断(Milliyet紙) (Milliyet紙)

バーダト通りのボイネル商店前に提げられたサンセット社の水着のCM看板に対して、当初、イスタンブル広域市役所は許可を出さなかった。しかしこのことがマスコミに流れたことで問題は解決された。     AKP (公正発展党)が市長を務めるイスタンブル広域市役所は、サンセット・スイムウェア社がボイネル商店前に掲げた水着のCM看板に許可を与えず、危機的状況が生まれた。申請を不適切とした市役所は5月17日、同社にその旨を伝えた。しかしこの件がマスコミに流されると、今度は問題は解決されるだろうと知らせてきた。  全文をよむ

2006-06-08 ドイツ人のあいだで最近の話題のトルコ人歌手、ムハッベット(Radikal紙) (Radikal紙)

R&Bとアラベスクを融合させた音楽で、ドイツのアイドルとなったムハッベットは、コンサートやインターネットサイトを通じてファンを増やしつつある。    音楽界に“ムハッベット”というニックネームで進出したトルコ人の青年ムラト・エルシェンは、最近のドイツの話題の中心だ。R&Bとアラベスクを融合させてR&Beskという音楽ジャンルを生み出したムハッベットは、この名前で1枚のアルバムも発表した。    1年半前に何曲かをインターネット上で配信し、すでに皆からステージネームで知られ 全文をよむ

2006-06-05 ギュル外相の親切が裏目に -イスラエル外相一行は空腹に耐えられず(Milliyet紙) (Milliyet紙)

5月29日、イスラエルのリブニ外相がアンカラを訪問した際、昼食会を主催したトルコのアヴドゥッラフ・ギュル外相が肉を使わない献立を準備したことが注目された。外務省関係筋は、リブニ外相と随行団にふるまわれたパプリカ・スープ、オリーブ油をつかった冷菜、野菜クレープ、サラダ、トルコ菓子の献立がイスラエル側の希望に応えて準備されたと言っていた。      ■サンドウィッチにとびついた    ギュル外相は、イスラエル側が希望してきた献立の内容から、リブニ外相が旧約聖書にある「肉と乳製品を混ぜてはいけない」と 全文をよむ

2006-06-04 アタテュルクの離婚した妻ラティーフェ・ハヌムをめぐる論争―新説の著者に聞く(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

昨年は、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの元妻である、ラティーフェ・ハヌムの30回忌に当たり、一年を通してハヌムについての議論が交わされた。しかし議論されたのは、ハヌムが亡くなった事による影響についての議論ではなく、はじめ銀行の金庫に保管され、後になってTTK(トルコ歴史協会)に預けられた遺品の文書の取り扱いについてであった。    死後30年が経過したため、ラティーフェ・ハヌムの残した文書に対する裁判所の閲覧禁止措置が解除された。遺品の文書を読んだうちの一人、レシャト・カイナル教授によれば、文 全文をよむ

2006-05-31 「懐メロの女王」ムアッゼズ・エルソイ、国連親善大使に(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 トルコ歌謡界で「懐メロの女王」の名をほしいままにしているムアッゼズ・エルソイが、また新たな称号を手に入れた。国連難民高等弁務官事務所の親善大使に選ばれたのである。エルソイは昨日、エティレルのオフィスで国連難民高等弁務官事務所トルコ駐在員のゲシェ・カレンブロック、国連難民高等弁務官事務所渉外担当メティン・チョラバトゥル、避難民・移民共同組合イスタンブル支部のアリー・ギュチリュとともに調印式を行った。調印式の直後、エルソイはミッリイェト紙のインタビューに答えた。    ――国連難民高等弁務官事務所 全文をよむ

2006-05-31 アナトリアのパリ、アイドゥン県のアトチャ(Radikal紙) (Radikal紙)

アイドゥンのスルタンヒサル郡アトチャ町へやってきた人々は、『小さなパリにようこそ。パスポートは不要です。』という看板に迎えられる。全ての通りが大通りへとつづき、そして大通りはアトチャの中央にある公園に続くというこの町の集落計画は、パリとそっくりそのままだ。1922年にギリシャ軍によって焼き払われたあと再建されたこの町は、アトチャ出身の建築家アブディ・ベイによって計画されたものだ。アブディ・ベイはアトチャでパイロットとして兵役を務めたといわれ、ある飛行訓練のときにパリの街の航空写真を撮影したという 全文をよむ

2006-05-29 シャンルウルファにあるユルマズ・ギュネイ公園、女性専用へ(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 シャンルウルファ県のスィヴェレク郡にあるユルマズ・ギュネイ文化芸術公園が、自治体当局によって女性用に整備され、入り口に「12歳以上の男性は入場できません」との表示板がかけられた。公園は、静粛に行われた簡素な式典とともに運営を開始した。    ■経営者も女性の予定   公園内にある喫茶店の経営もスィヴェレク市役所の女性職員が行なう予定だ。スィヴェレクの女性たちは、市の歴史で初めての女性のみが入場できる公園と喫茶店を利用できてうれしい、スィヴェレク市長に感謝しているとコメントした。  1550メー 全文をよむ

2006-05-27 ドーウシュ子どもシンフォニーによる支援コンサート(Radikal紙) (Radikal紙)

ドーウシュ子どもシンフォニー・オーケストラは、トルコの様々な県から選抜された63名の才能ある音楽学校生で構成されている。今回、同オーケストラは、アナトリアにある美術高校を援助するために舞台にたつ予定だ。    63名で構成されるオーケストラの第2弾コンサート・シリーズの初回は、6月2日20時からリュトゥフィ・クルダル会議センターで催される。    コンサートの収益金は現代生活支援協会との協力により、アドゥヤマン、ビンギョル、ウスパルタ、トカト、ウシャク、コンヤおよびコジャエリにある美術高校の必要 全文をよむ

2006-05-24 お菓子のルーツ論争、今度はカダイフ?「アルメニア人に渡すな」とエルズルムの菓子職人(Radikal紙) (Radikal紙)

 ギリシャ人がバクラヴァの所有を主張したことで、エルズルムの有名なカダイフ・ドルマ職人ムアッメル氏は不安にかられた。   ムアッメル氏は「トルコ人はバクラヴァを人手に渡してしまった。カダイフ・ドルマはトルコのものだと主張しよう」と警鐘を鳴らした。   エルズルムの人々はガズィアンテプで起こった事件から学ばなくてはいけないと語るエルズルムの有名な菓子職人の一人ムアッメル・タンハシュ氏は「エルズルムの人々は、『エルズルム人のバイアグラ』と呼ばれるカダイフ・ドルマの所有権を主張しなくてはならない。ギリ 全文をよむ

2006-05-22 小学生用の交通安全ガイドブックに宗教的メッセージ(Milliyet紙) (Milliyet紙)

公正発展党が多数派を占める市役所が配布する「あきれた著書・ガイドブック」がまたひとつ増えた。ベイオール市役所が市内の小学生に配布するために交通安全ガイドブックを作成した。そのガイドブックでは、交通事故が「アッラーの思し召し」であるとされ、「交通事故は定命ではないといった話は、神の唯一性の上に成り立っている我々の信仰に反する。」と書かれている。    子どもたちに交通規則を学ばせる目的で配布される予定の「子供のための交通知識と教育」というガイドブックは、自身を「宗教関係者」であり「イスラム神学者」 全文をよむ

2006-05-22 第51回ユーロヴィジョン、アルメニア問題の影響は皆無(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

アテネで開かれた第51回ユーロビジョン歌謡コンテストの携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を使ったお茶の間投票で、トルコの人々はアルメニア代表歌手に10ポイントをつけた。これにより、いわゆるアルメニア人大虐殺の事実を法的に認めようとする西欧諸国の議会に対し最も意味ある返答をした。またフランスからもトルコに満点の12ポイントが与えられた。    フランスでいわゆるアルメニア人大虐殺を否定することを犯罪とみなす法案が審議されている中、第51回ユーロビジョン歌謡コンテストが行われた。その中で 全文をよむ

2006-05-21 バクラヴァは誰のもの?―論争はどこまでも・・(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

先週「バクラヴァは我々のものであり、今後とも我々のものであり続ける」というスローガンの応酬により、(トルコとギリシャの間で)論争が巻き起こった。EU諸国による「ヨーロッパの日」に際して配られた冊子の中で、バクラヴァがギリシャのお菓子として紹介されてからというもの、バクラヴァ職人やバクラヴァ愛好家はこの「ギリシャのごまかし」に警戒している。トルコ国旗の月と星で飾ったバクラヴァを作り、反撃に転じた。    ジェミル・チチェキ法務大臣でさえ、「バクラヴァのバの字も知らない人々がバクラヴァを横取りしよう 全文をよむ

2006-05-20 深夜まで芸術鑑賞を堪能できる「ミュージアムの夜」開催(Radikal紙) (Radikal紙)

ヨーロッパで何年も行われてきた「ミュージアムの夜」が今年はトルコでも始まる。「ミュージアムの夜」には、イスタンブルの著名な民間の美術館と、アンタリヤ、イズミル、イスタンブル、そしてコンヤにある10カ所の国立美術館が参加する。    時間やお金の言い訳をすることなしに、丸々今日一日を美術館巡りに費やすことができる。なぜならイスタンブルを筆頭に、アンカラ、イズミル、ムーラ、コンヤ、アンタリヤにある主要な美術館が夜中の1時まで開いており、しかも無料だからだ。    ヨーロッパで数年来行われている「ミュ 全文をよむ

2006-05-20 ライス米国務長官がオスマン朝の王妃だったら・・・(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

イスタンブル女性画家協会の伝統的(絵画の)展覧会が月曜日にイスティクラル通りにある財務相談役ビルで始まった。「スルタンとミニアチュール(細密画)の都市イスタンブル」をテーマに開かれる展覧会では、100点を超える作品が展示される。興味深い絵画の中には、ライス米国務長官とモナ・リザをオスマン朝の王妃に見立てて描かれた絵もある。    月曜日の18時に始まる開会式には、女優のテュルカン・ショライも出席する予定。ショライには、ニル・サルプ会長自身がショライを王妃に見立てて描いた絵が贈られる。    イス 全文をよむ

2006-05-19 トルコ映画「世界を救った男」の続編、カッパドキアでクランクイン (Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

 待望の新作映画、「世界を救った男の息子」がカッパドキアで昨日クランクインした。撮影初日には「Kelebek(蝶)」紙のライター、オヌル・バシュチュルクが見学に訪れた。     1982 年制作の映画、「世界を救った男」の続編である「世界を救った男の息子」のクランクインが昨日カッパドキアでクランクインした。カルタル・ティベット氏が監督を務める同映画には前作の主演者、ジュネイット・アルクン他、メフメト・アリ・エルビルやブルジュ・カラ、デニズ・セキ、ブラク・セルゲン、パキゼ・スダ、アイシェン・グルダ 全文をよむ

2006-05-17 カンヌ映画祭開幕 トルコからはジェイラン監督の新作などが受賞狙う(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 第59回カンヌ国際映画祭は今日開幕する。映画祭は5月28日まで続く。世界をリードする映画関係者と共に、トルコの若手映画関係者が存在感を示している。     映画祭には、トルコから多くの作品が出品される。2003年に、映画「UZAK 冬の街」でカンヌの審査員大賞を受賞したヌーリー・ビルゲ・ジェイランは「İklimler イクリムレル[日本語訳=気候]」で再びアピールする。今回ジェイランは、夫人のエブル・ヤプジュと分け合って主役を演じている。パルムドール[カンヌ映画祭の最高賞]に向けて、製作、監督 全文をよむ

2006-05-17 金角湾にダ・ヴィンチ設計の橋建設計画(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 レオナルド・ダ・ヴィンチが、5世紀前に金角湾のために設計した橋が実際に作られる。建築家のビュレント・ギュンギョル氏は、ダ・ヴィンチの設計と同じものが10月には完成すると述べた。     科学と芸術の分野において天才として認められている有名な画家レオナルド・ダ・ヴィンチが、1502年に金角湾のために設計した橋の建設プロジェクトが進められている。チュラーン宮殿の修復を手がけ、27年のキャリアを持つ建築家のビュレント・ギュンギョル氏は、ダ・ヴィンチの設計と同じ大きさの橋の建設プロジェクトが、今年の1 全文をよむ

2006-05-14 Hurriyet沖縄レポート「長寿の秘訣は沖縄流」(Hurriyet 紙) (Hurriyet紙)

1940年代、人間の平均寿命は48歳だった。1970年代には65歳までのびた。2025年にはこの値が73歳になると予想されている。現在、世界で平均寿命が最も長いところは81.2歳で日本の沖縄だ。    沖縄の人々の寿命がなぜより長いのか、人々の多くがどうして100歳を超えているのかを調べるため、本紙で執筆を担当するオスマン・ミュフテュオール教授とカメラマンのセバティ・カラクルトが沖縄へ向かった。ミュフテュオール教授は、4日間の沖縄訪問中に、長寿に関する調査を行う研究所を訪れたり、街の人々と話をし 全文をよむ

2006-05-12 「バクラヴァはギリシャのお菓子」に大反発(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ヨーロッパ連合(EU)により編纂された小冊子に、バクラヴァが‘ギリシャ人の国民的菓子’として掲載され、トルコのバクラヴァ職人が反発を示した。バクラヴァ職人は文化観光省の対応を求め、EUに対し抗議を行うことを明らかにした。    ■「ギリシャ人向けに教室まで開いた」   老舗バクラヴァ店の「カラキョイ・ギュルルオール」代表取締役ナーディル・ギュルル氏は、バクラヴァがトルコ人のものであることは全世界が認めていると強調し、‘バクラヴァはギリシャ人の国民的菓子である’などという記述は必ず訂正されなければ 全文をよむ

2006-05-10 フランクフルト・ブックフェアのトルコブース、今年から宗教関連出版社の協会が担当に(Radikal紙) (Radikal紙)

文化観光省は、フランクフルトのブックフェアで、トルコブースの運営を宗教関連書籍を発行している出版社でつくる印刷出版協会に任せた。過去6年間はトルコ出版社協会が務めていた。    出版業界で、世界で最も重要なイベントとみなされているフランクフルト・ブックフェアへのトルコブースの運営を、今年はトルコ出版社協会(TYB)に代わり、印刷出版協会(BYB)が担当することになった。文化観光省は、1999年以来運営を担当していたTYBに代わり、保守的な出版社で構成されるBYBに仕事を任せた。    驚きを持っ 全文をよむ

2006-05-08 トルコ科学技術研究機構のジャーナル39年分を一枚のDVDに(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

トルコ科学技術研究機構(TÜBİTAK)が発行する学術ジャーナル『科学と技術』誌は、刊行を始めた1967年以来出版された全号を、一枚のDVDにして読者に提供する。同誌のラシット・ギュルディレッキ編集長は、ジャーナルを電子購読はしていないが小売店で入手して購読している読者からも、アーカイヴを利用したいという強い要望があったことを明らかにし、この要望に応えて全アーカイヴを一枚のDVDに収録したと述べた。    ギュルディレッキ編集長は、2005年12月号を含む457号分のアーカイヴが収められるDVD 全文をよむ

2006-05-08 UNESCO世界遺産のパムッカレ、汚れが除去され真っ白に!(Milliyet紙) (Milliyet紙)

パムッカレが新鮮な表情を取り戻した。汚れた石灰棚が2年間の作業の末、以前以上に白くなった。    ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産リストに名を連ねているパムッカレが、新しい景観を見せた。保存開発計画の適用により、15年間作業が行われたパムッカレで、観光客はようやく自由に歩きまわり、プールに入ることができるようになる。    ■プロジェクト完了    デニズリ県のガーズィ・シムシェク知事は、石灰棚と歴史的な都市遺構であるヒエラポリスのなかに遊歩道や展望台、飲食施設を設けたと語った。同知事 全文をよむ

2006-05-07 イスタンブルのスィミット(ゴマつき丸パン)売りにノスタルジックな新制服(Radikal紙) (Radikal紙)

デザイナーのジェミル・イペックチ氏がベイオールの(街頭にいる)スィミット売り用にデザインした制服がマスコミに紹介された。    ガラタ塔の前で行われた式典でベイオール市のミスバー・デミルジャン市長は、スィミット売りの使う引き車を(目抜き通りであるイスティクラル通りを走る)ノスタルジックな路面電車の小型版のような形にした、と述べた。ジェミル・イペックチ氏も、制服を市のアイデンティティに合うようデザインしたと語った。 全文をよむ

2006-05-05 アフリカ系アメリカ人の女性イマーム(導師)がトルコを訪問(Radikal紙) (Radikal紙)

ニューヨークでイマームとして女性を含む信徒の金曜礼拝の導師を務める、ヴァージニア・コモンウェルス大学の教員でアフリカ系アメリカ人のAmina Vadud教授がイスタンブルを訪れた。    テンポ誌の招きでシカゴからトルコ航空機で到着したVadud教授は、「トルコに来ることが出来て非常に光栄です。1980年にトルコ語を勉強し始めましたが、20年間話す機会がなかったので忘れてしまいました」と語った。スルタン・アフメト・モスク(ブルー・モスク)を見たいというVadud教授は、続けて「事情が許せば、礼拝 全文をよむ

2006-05-04 欧州人権裁判所でタトラヴ氏勝訴:「宗教を批判することは可能」(Milliyet紙) (Milliyet紙)

宗教を侮辱したという理由でトルコで刑罰を受けた作家のタトラヴ氏が、欧州人権裁判所(ECHR)での裁判に勝訴したことは、トルコで新たな議論を生み出した。    ECHRは、イスラームを批判したとして刑罰を受けた作家のエルドアン・アイドゥン・タトラヴ氏に関する判決において、「イスラームも批判することができる」としてトルコに賠償金の支払いを宣告したことは、新たな議論を生み出した。    ECHRの「ある宗教を信じる者の信仰が他者によって拒絶されることは、寛容に受け止められなければならない」として、トル 全文をよむ

2006-05-03 2006年のミス・トルコはこんな人(Milliyet紙) (Milliyet紙)

彼女は月曜の夜半まで、アンカラでモデルの仕事をしている高校生にすぎなかった。今ではトルコで最も美しい女性だ。18歳未満であったため家族の承諾のもとコンテストに参加したメルヴェ・ビュユクサラチは、スターテレビ主催のミス・トルココンテストで優勝する栄誉に恵まれた。私立アンカラトルコ教育協会高校3年生のビュユクサラチは、今の思いを本紙に語った。    ―まだあなたが9ヶ月の頃に、親しい先生はあなたがミス・トルコになるだろうと言われたそうですね。あなたの運命が前々から準備されていたことについてどう思いま 全文をよむ

2006-05-02 ギリシャ正教会バルトロメオス総主教、アテネでモスク建設のため支援訴える(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ギリシャ正教会のバルトロメオス総主教は、カッパドキアでギリシャ人観光客に呼び掛けを行った:「ヨーロッパのすべての首都にはモスクがある。しかしアテネにはない。モスク建設を支援してほしい」。    バルトロメオス総主教は、宗教施設を巡る旅行と春の儀礼のために訪れたカッパドキアで、ギリシャ人観光客の一団に、「ヨーロッパの首都の中でアテネにだけモスクがない。モスク建設のために支援していただきたい」と呼び掛けた。  ムスタファパシャ町のムスタファ・オゼル町長は、バルトロメオス総主教とともに春の儀礼に参加す 全文をよむ

2006-05-01 5月17日からカンヌ映画祭開幕 トルコからも出品(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

 ヨーロッパ映画の大集会が始まる。今年、59回目を迎えるカンヌ映画祭は、5月17日から28日の間開催される。映画祭の開幕映画はダン・ブラウンのベストセラー小説をロン・ハワードが脚色した「ダ・ヴィンチ・コード」だ。映画祭の国際コンペティション部門では、ヌーリー・ビルゲ・ジェイランの「İklimlerイクリムレル[邦訳=気候]」という名の映画がトルコを代表する。       トルコ人の監督ヌーリー・ベルゲ・ジェイランは、パルムドールを獲得した「UZAK 冬の街」のあと、今回は「イクリムレル」で再び受 全文をよむ

2006-05-01 USタイム誌「世界でもっとも影響力のある100人」にオルハン・パムク(Radikal紙) (Radikal紙)

〔ロイター通信社‐ワシントン支局〕 タイム誌が選んだ「世界で最も影響力のある100人」のリストに、今年は有名作家オルハン・パムクも名を連ねた。タイム誌は、パムク氏を「厳しい現実の代弁者」と紹介し、「アルメニア人大虐殺」について発言したために強い反発を受けたこと、そして一定期間、母国から遠ざからなければならなかったと書いている。また同誌は、パムク氏がトルコへ帰国すると「トルコに対する侮辱罪」にとわれ、裁判にかけられたことにも触れ、その裁判がトルコのEU加盟交渉プロセスの影響もあって不起訴になったと 全文をよむ

2006-04-26 Dogan HIZLANコラム:トルコ国立図書館、クルド語図書の所蔵へ(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

トルコの図書館にクルド語図書を所蔵させるというEUの提言は、文化観光省によって受け入れられた。    昨日アッティラ・コチ文化観光相は、有識者と図書館責任者の助言に沿う形で、この提言を承認した。正しい政治的・文化的決定にサインした。このことはトルコの文化の自由において踏み出された大変重要で、近代的、民主的、人間的な一歩だと私は思う。私は皆が自分の言葉で書かれた作品を、すなわち自分たちの作家が母語で書いたものを読む権利を常に擁護してきた。音楽も、他の文化的な活動も自由に展示できるようになってほしい 全文をよむ

2006-04-25 ドイツ売春宿の宣伝用看板に描かれたサウジ国旗に大反発(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

ドイツのケルン市にあるヨーロッパ最大の売春宿の1つ、パシャの壁に掲げられた巨大な看板に登場する裸の女性の上にサウジアラビアの国旗が描かれていたことが問題になった。ワールドカップ参加国のうちのサウジ国旗の上に「La ilahe illallah」(アッラーの他に神はなし)と書かれていたため、この状況に一部のイスラム教徒が反発を示したのだ。    反発が激しくなったため、売春宿の経営者は、枠の部分に掛かっていたサウジアラビアとイランの国旗を取り除き、看板に描かれていた国旗も黒く塗りつぶした。 全文をよむ

2006-04-24 ヴァイオリニスト、スナ・カンのとてもつらいコンサート(Radikal紙) (Radikal紙)

名ヴァイオリニスト、スナ・カンが人生で最もつらいコンサートをイズミットで行った。    コジャエリ記者協会が主催した、新聞報道賞の夕べで演奏をするためにイズミットへやって来たカンは、街へ到着するや否や、夫であるアッティラ・ソンメズ氏が亡くなったという知らせを受けた。しかしカンは悲痛な気持ちを胸にしまい込み、1時間半のコンサートを完遂した。    コンサートの最中にサロンにいた、ソンメズ氏を知る人々が死の知らせを受けた。このことが、サロンで耳から耳へと広まると、皆立ち上がってスナ・カンを長い間拍手 全文をよむ

2006-04-23 18世紀の音楽家カンテミールの旧邸、EUが改修工事を実施へ(Milliyet紙) (Milliyet紙)

欧州委員会トルコ代表団は、イスタンブルのバラットにあるディミトリエ・カンテミール邸と周辺の建物の改修工事の入札を発表した。    1673年から1723年までを生き、ボーダン(現在のモルドバとルーマニアの一部)知事も務めたディミトリエ・カンテミールは、同時に作曲家であり歴史家であった。入札により、カンテミール邸と周辺の72の建物や店の修復が実現することになる。入札は6月5日にアンカラの欧州委員会トルコ代表団の事務所にて行われる。    欧州地中海パートナーシップが2002年に始めた修復活動により 全文をよむ

2006-04-22 「素肌を覆い隠さない者は宗教上の罪人」:エユプ市が学校に冊子配布(Milliyet紙) (Milliyet紙)

イスタンブルのエユプ市が預言者ムハンマドの「生誕週間」に許可を得ずに学校に配布した冊子には、「素肌を覆い隠さないことは宗教上の罪である。スカーフの禁止は、イスラームを思い起こさせるすべてのものへの敵対である。素肌を覆い隠すことは神の命令である」と書かれていた。    公正発展党政権下のエユプ市が「生誕週間」の一環で作成した冊子と宗務庁の本一冊を学校に無許可で配布していたことが明らかになった。素肌を覆い隠すことの必要性を説く冊子には、「素肌を覆い隠さないことは宗教上の罪である。教育の場や社会的な場 全文をよむ

2006-04-20 宇宙でキブラ(聖地メッカの方向)はどちら?(Radikal紙) (Radikal紙)

初のムスリム宇宙飛行士を送り出すマレーシアは、宇宙で礼拝を行う際清めの水をどうするか、礼拝やキブラをどうするかといった問題を解決するため会議を開く。トルコ宗務庁によると、問題は無いという。     初のムスリム宇宙飛行士をロシアのスペースシャトルに搭乗させるマレーシアでは、宇宙で礼拝を行う際清めの水をどうするか、礼拝をどうするかの議論が交わされている。マレーシア国内でこの件があまりにも問題視されたためか、マレーシアの国家宇宙局は宇宙での礼拝がどうあるべきか議論するため、2日間にわたり会議を開催す 全文をよむ

2006-04-20 リディア王クロイソスの財宝盗まれる:米国から取り返したのに(Milliyet紙) (Milliyet紙)

トルコがアメリカのメトロポリタン美術館から取り戻すことに成功したカールーン(リディア王クロイソス)の宝物のうち、最も貴重なものの1つがウシャク考古学博物館から盗まれた。跡には偽物が残されていた・・・    トルコが4億ドルもの費用と10年もの歳月を費やして裁判で争い、ついにアメリカのメトロポリタン美術館から取り戻したカールーンの宝物のうち、最も貴重なものが盗まれていたことが明らかになった。ウシャク考古学博物館に展示されていた450点の宝物のうち、最も貴重なものの1つとして注目を集めていた、トズテ 全文をよむ

2006-04-19 「ベッリーニと東方世界」展覧会、ロンドンで大好評:スルタン・メフメト2世の肖像画も(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

イタリアの画家ジェンティーレ・ベッリーニが、スルタン・メフメト2世の治世にオスマン宮廷で過ごした18カ月の間に描いた貴重な絵画ばかりが出展された展覧会が、イギリスのメディアの絶賛を受けた。ロンドンの有名なナショナル・ギャラリーで6月25日までの間、芸術愛好家の人気を博している「ベッリーニと東方世界」をテーマにした展覧会では、メフメト2世の姿が描かれた興味深い絵画の数々が展示されている。    昨日、展覧会に紙面の1ページを割いたデイリー・テレグラフ紙は、展覧会を“魅惑的”と評した。同紙の美術評論 全文をよむ

2006-04-18 トプカプ宮殿博物館でオスマン朝スルタンたちの使った道具類が初公開(Radikal紙) (Radikal紙)

トプカプ宮殿博物館で、新館長であるイルベル・オルタイル教授の就任後初めての大規模な展示が明日から開催される。「ハマム(浴場)-オスマン朝時代の入浴の伝統と床屋用具」と題された展示は、トプカプ宮殿でこれまで公開されておらず、新たに倉庫から出された品々で構成されている。    トプカプ宮殿の宝物庫で開催される予定の展示では、オスマン朝時代に使用されていた入浴のための道具類や床屋の用具一式、身なりを整えるための道具類、アブデュルハミト2世が所有していた純金の桶付水差し、金の柄のついたかみそりから、エナ 全文をよむ

2006-04-17 宗教必修科目の免除、アレヴィー教徒にも認められる(Milliyet紙) (Milliyet紙)

イスタンブル第5地方行政裁判所は歴史的判決を下した。アレヴィー教徒の父親が信仰上の理由により子供の「宗教文化」と「道徳知識」という必修科目の免除を訴えた裁判で、 原告の主張が認められた。判決文では、授業で教えられる宗教と哲学が一家の信仰と異なるという原告の訴えに対して、「信教の自由を保障するためにも原告の訴えは認められるべき」と述べられた。    しかし以前、同様の裁判で、アレヴィー教徒の生徒が必修の宗教科目免除の訴えを司法が認めなかったため、原告は欧州人権裁判所に訴えたことがあった。こうして初 全文をよむ

2006-04-16 セゼル大統領、「歴史を知れぬものは、民族の向かう方向を見誤る」(Milliyet紙) (Milliyet紙)

トルコ歴史協会の設立記念日を祝福したセゼル大統領は、自らの歴史を軽んじる民族は、文明社会において敬意を払われないと語った。    アフメト・ネジュデト・セゼル大統領は、トルコ歴史協会が設立75周年を迎えるのに際して同協会のユスフ・ハラチオール会長に送った祝福メッセージの中で、「自らの歴史を知らず、歴史を研究せず、歴史を記憶していない民族は、進むべき方向を見いだせず、文明社会の名誉ある一員になることはできない」と語った。    確かな歴史があり、強い歴史意識を持つトルコ民族は、世界中での活動と創造 全文をよむ

2006-04-15 第25回イスタンブル映画祭閉幕、金賞はイギリス映画に(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

 今年25回目の開催となる国際イスタンブル映画祭コンテスト部門においての金賞・黄金のチューリップ賞を、ベテランのイギリス人監督マイケル・ウィンターボトム氏の手がけた“トリストラム・シャンディ:でたらめな話”が獲得した。   フランス映画の二人の名役者カトリーヌ・ドヌーヴとジェラール・ドバルデューには、名誉賞が与えられた。     ジェム・ダヴランとセダ・アクマンの司会で行われた第25回国際イスタンブル映画祭の閉会式と授賞式において、ウシュン・カラジャとヒュスニュ・シェンレンディリジは観客らへ、映 全文をよむ

2006-04-13 建築家ジャンセヴェル氏に文化観光省の文化芸術大賞授与 (Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

文化観光省主催の「2005年度文化芸術大賞」が、建築家のトゥルグト・ジャンセヴェル氏に授与される。ジャンセヴェル氏は、トルコ建築の歴史的ルーツと結びつきを受け継いで、設計に活かしてきた。受賞にあたっては、現代的なデザインを把握した優れた貢献と、伝統をよく認識しているという点で、トルコ建築に大きな地平を開く作品を残したことが評価された。    授賞式は、アッティラ・コチ文化観光大臣の主催で4月17日にアンカラ大劇場サロンで開かれる。    ■建築家トゥルグト・ジャンセヴェル氏のプロフィール     全文をよむ

2006-04-13 欧州文化首都年のロードマップ:盛りだくさんの40日間(Radikal紙) (Radikal紙)

2010年の欧州文化首都に選ばれたイスタンブルは、首都年に向けて新しい博物館や祭事、U2やREMのような有名ロックグループによる40日間のコンサートなどを計画している     イスタンブルが2010年の欧州文化首都に選ばれた。その準備に向けたロードマップは、大規模な都市化と同時にあらゆる職業、年齢、国籍の人々を楽しませることが出来るようにと盛りだくさんの内容だ。準備期間にはスルタン・アフメト地区、ベイオール地区、フェネル地区、ゼイレッキ地区の歴史化計画の他、U2やREM、レッドホットチリペッパー 全文をよむ

2006-04-11 預言者ムハンマド生誕祭のあり方に、神学者から「浪費」と苦言(Milliyet紙) (Milliyet紙)

預言者ムハンマドの生誕日を祝う「生誕週間」で開かれる「ロケット花火やレーザー光線の飛び交う式典」に対し、神学者の大部分は苦言を呈している。神学者の見解は次の通り。    ■スレイマン・アテシ教授(元宗務庁長官)  われわれの宗教ではムハンマドの生誕を祝うことはない。預言者は自らの生誕を祝っていたわけではない。(ムハンマドの生誕から)2、3世紀経っても祝われていなかった。生誕祭は5、6世紀後になって善良な人々によって始められた。その当時のお祝いとは礼拝であった。次第に行事が増えていった。現在に至っ 全文をよむ

2006-04-09 イスタンブルでチューリップ時代、ふたたび?(Radikal紙) (Radikal紙)

オスマン朝の一時代を象徴するチューリップがイスタンブルの街角に復活した。市が100万リラを投じたキャンペーンで植栽された22種類・300万本ものチューリップが市民の目を楽しませている。    冬が終わり暖かい気候を心待ちにしていたイスタンブル市民はこの春、色あざやかに飾られた通りや公園に胸を躍らせている。何十種類もの色を揃えて舞い戻ってきた「愛と情熱の花」チューリップは、街が華やかなりし頃から今に残るいにしえの歌を思い出させるかのようである。  赤い色をフェルハットが永遠の愛をアスルに捧げたとき 全文をよむ

2006-04-09 英ガーディアン紙、今月はトルコ文学を紹介(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

イギリスのガーディアン紙のウェブサイト上にある「世界文学の旅」コーナーで、今月はトルコが取り上げられた。このコーナーでは毎月、読者から寄せられたある国についての情報や、その国の文学や作家、書籍が紹介されている。    読者の行った投票後、昨日「世界文学の旅」コーナーで今月取り上げられる国としてトルコが選ばれたことが発表された。同紙は、トルコでの(アルメニア問題をめぐる)裁判で名前の登場したオルハン・パムクが多くの読者に知られているとした上で、読者に「では他にどのトルコ人作家の作品を読むべきか?」 全文をよむ

2006-04-05 『トルコ狂乱 オスマン帝国崩壊とアタテュルクの戦争』、出版1年で300版を達成間近(Milliyet紙) (Milliyet紙)

トゥルグト・オザクマンの祖国解放戦争の時代を描いた小説『トルコ狂乱 オスマン帝国崩壊とアタテュルクの戦争』が出版1周年を迎えた。これまで293版を重ねた本は、300版到達を目前にしている。    ビルギ出版社のビルギ・キュフル社長は、アナトリア通信の特派員に対し、昨年4月に初版を出版した本が現在293版目であると語った。    キュフル社長は、昨年1年間に58万6千部が書店の店頭に並んだが完売したと話し、「本が出版されて1年経ちましたが、出版日から今日まで(この本への)関心はまったく衰えていない 全文をよむ

2006-04-03 人気女優のヒュリヤー・アヴシャル、違法建築問題で事情聴取(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

■芸術家ヒュリヤー・アヴシャルは、サルイェルにある邸宅が違法建築だという理由で「ボスフォラス海峡法第2960条」に違反した罪状で開かれた裁判で事情聴取に応じた。    サルイェル第二簡易裁判所での公判には、容疑者であるヒュリヤー・アヴシェルとセデフ・ギョズテペとともに、弁護士ギュベン・ギュルバクとキャーミル・キルの姿があった。審理で原告のイスタンブル市を代弁するのは弁護士ヒュスニイェ・ギュゼルヂ。    ヒュリヤー・アヴシャルは身分確認の際、判事が「住民登録はどこか?」と質問すると、「サルイェル 全文をよむ

2006-03-30 タルカン独占インタビュー!僕はホモセクシャルじゃないよ(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

タルカンの元マネージャーであったアルパイ・アイドゥン氏が、著書『メガマサル』の中で自身とホモセクシャルの関係があったと書いたタルックという人物は、実はタルカンだったという報道に対し、タルカンが答えた。タルカンはテンポ誌に「僕はホモセクシャルじゃないよ。一時だってそんなことは無かった」と心境を語った。     制作に10年間を費やした英語のアルバム「Come Closer」を4月7日に全ヨーロッパでリリースするタルカンは、テンポ誌に対し心境を語った。最初のマネージャーであり、最も人気がある曲の一つ 全文をよむ

2006-03-27 「イスタンブルでピカソ」展、大盛況のうちに閉幕、25万人来場(Radikal紙) (Radikal紙)

約250,000人が来場した「イスタンブルでピカソ」展は、トルコにおける民間美術展の歴史に新たな1ページを開いた。サバンジュ美術館の前にできた順番待ちの列は4カ月間途絶えることがなかった。    ピカソの名画がイスタンブルにやって来た!20世紀を代表する偉大な芸術家、パブロ・ピカソの作品が展示された「イスタンブルでピカソ」展は昨日閉幕した。サバンジュ大学サクップ・サバンジュ美術館で昨年11月24日に始まった展示には、4カ月の会期中を通じて、特に週末に順番待ちの長蛇の列ができた。251,500人が 全文をよむ

2006-03-26 アルメニア総主教メスローブ2世、「キリスト教学部」を切望(Hurriyet 紙) (Hurriyet紙)

トルコ・アルメニア教会総主教のメスローブ2世は、聖職者不足に直面しているため、後継者養成のためいずれかの大学に「キリスト教学部」が設置されるよう要望したことを明らかにした。    総主教は「我々は政府に、神学校を開く代わりにイスタンブルにある大学の1つにキリスト教学部を設置してほしいと要望した。これは世俗主義の観点からも、また公立大学で教育を受けるという意味でも重要なこととなる」と話した。さらに、ワクフの管理する宗教施設の修理も時宜に応じて行うことを明らかにし、「トルコにとってもこの方法はふさわ 全文をよむ

2006-03-24 伝説の建築家黒川紀章、トルコで講演(Radikal紙) (Radikal紙)

黒川紀章氏は、自然、歴史、伝統的なものを重視し、共生という概念で建築にアプローチする著名な日本の建築家だ。都市と建築を、成長あるいは変化する有機体として捉える『メタボリズム運動』の創始者の一人である黒川氏が、講演のためトルコを訪問する。ヌルス[トルコのデザインオフィス家具工房]とタサルム出版グループ[建築関係の書籍、雑誌を出版]が協同で開く『スケール1/X・ミーティング[「スケール1/X」はヌルスの家具ブランドの1つ]』にとって初めての招待客である黒川氏は、3月29日午後6時に軍事博物館でトルコ 全文をよむ

2006-03-24 アルンチ国会議長の国歌斉唱不要論「慣例にしばられず・・」(Milliyet紙) (Milliyet紙)

トルコ大国民議会のビュレント・アルンチ議長は、国民の休日や追悼の日、記念日に黙とうや国歌斉唱を行うことはできるとしながらも、「学会の開会時に黙とうを行うのは果たして正しいのであろうか、よく考えてみる必要があるだろう」と述べた。同議長は昨日、マニサにて「中小企業の財務、支援と信用」という会合に参加した。    アルンチ議長は、(黙とう・国歌斉唱実施の是非について)トルコでは、慣例を断ち切って冷静に考えるべき時が来たと述べ、次のように続けた。「トルコでは一つのスタイルが定着しているようだ。司会者は式 全文をよむ

2006-03-16 ナーズム・ヒクメトのトルコ国籍回復ならず―新国籍法、閣議決定される(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

メルベはOK、ナーズムはNO    新国籍法案により、メルベ・カバックチュにはトルコ国籍回復の道が開かれたが、ナーズム・ヒクメトの回復は認められなかった。    閣議に諮られ(承認され)た法案によると、国家に対し不誠実な行動をしたために国籍を剥奪されたものの国籍回復を望んでいる人は、自ら申請した上で3年間トルコに居住することが必須となった。  これによるとメルベ・カバックチュと兵役に就かなかったために国籍を剥奪された約5100人は、この条件が適用されることになればトルコ国籍を回復することができる 全文をよむ

2006-03-09 ヴァン博物館で偽物スキャンダル(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ヴァン博物館の担当者はここひと月の間に3万6642点の作品を購入したが、大部分は偽物や模造品だった。これらの作品の購入費用として200万リラを請求していたことが明らかになった。    ヴァン博物館が大スキャンダルに見舞われた。博物館はここひと月の間に3万6642点の作品を購入し、文化観光省に文書を提出して購入費用200万リラの支払いを要求した。    ■請求額の高さから発覚     高額な請求額を不審に思った文化財博物館局の行った調査で、作品には本来の価値以上の付加価値が付けられていることが分か 全文をよむ

2006-03-06 ペルガモン大祭壇の複製、トルコで展示予定 -本物はベルリン博物館に(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 トルコ国内から持ち出されベルリン博物館に収蔵されたペルガモン大祭壇の代替として、複製が製造される。     文化観光省は、ベルリン博物館に収蔵されたペルガモン大祭壇の代わりに複製を製造し、側には「本物はベルリンにある」という表示を設けることになった。   文化観光大臣のアティッラ・コチ氏は、国外へ歴史的遺産が持ち出されたことに対する痛嘆の思いを表明し、「だが遺産の返還という件では妥協が必要だ」と述べた。トルコが、この種の歴史的遺産の返還を求める国際協定に署名したこと、しかし協定は、過去にさかの 全文をよむ

2006-02-24 宗務庁、礼拝時のスカーフ未着用問題で雑誌を自己検閲(Milliyet紙) (Milliyet紙)

宗務庁は、公正発展党の執行委員会委員やエルドアン首相の顧問ジュネイト・ザプスの妻が参加しているグループによって問題となった「スカーフ未着用の礼拝」に関して行った決定について示された異論をきっかけに、宗務庁の出版部門の検閲を行った。    宗務高等機構は、およそひと月前にウスキュダルにあるスバシュ・モスクで女性が頭髪を露出した状態で礼拝した問題についての見解を発表した。しかし、同機構の唯一の女性委員であるムアアッラ・セルチュク教授は、他の15人の委員が(女性が頭髪を露出した状態で礼拝することを)「 全文をよむ

2006-02-23 トルコ観光分野のオスカー賞、受賞者決定(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 観光ガイド協会が授与する「ツーリズム最優秀賞」の受賞者が決定した。「伝統の味」部門ではカラキョイ・ギュルリュオールのバクラヴァ、「伝統料理」部門ではフェリイェ・レストランが他の候補を退けた。    ■問題には気付いている      観光ガイド協会が授与する「ツーリズム最優秀賞」は、2月21日「世界観光ガイドの日」に行われた授賞式で発表された。ガラタ橋にあるレストランで行われた受賞式典で挨拶した文化観光省研究教育局ジェリル・ギュンギョル局長は、観光ガイドのプロフェッショナル達が直面している問題に 全文をよむ

2006-02-17 バルダクオール宗務相:信心深さを脅かす本当の脅威はポップカルチャー(Milliyet紙) (Milliyet紙)

宗務大臣のアリ・バルダクオールは、ポップカルチャーの到来が宗教的なアイデンティティの形成にとって最も大きな脅威であるとの見解を示した。    宗務庁の雑誌の最新号は、ハリーポッター、ポケモン、バービー、スパイダーマン、スーパーマンのようなキャラクターを紹介しながら「ポップカルチャー」の概念を取り上げた。  バルダクオールも記事の中でポップカルチャーに言及し、「コーランにおいて『lehv』や『lağv』、すなわち無駄なこと、遊びや余暇に分類されるポップカルチャーの到来は、宗教的なアイデンティティの 全文をよむ

2006-02-14 恋人がいる人も、いない人も「2月14日、恋人たちの日」(Milliyet紙) (Milliyet紙)

恋人たちの日には、一流ホテルやアミューズメントスポットに加えて航空会社も独自の「ラブキャンペーン」を行った。さまざまなキャンペーンが行われる中、最も注目を集めたものの一つは、あるバーが恋人がいなくて「悲しみをこらえる」一人身の人の“弱みにつけこむ”メランコリーパーティーだった。    ■アフロディテメニュー  2月14日の恋人たちの日は、トルコのいたるところであらゆる形で祝われている。花屋も商売上がったりとなるこの日には、イスタンブルの5つ星ホテルも「カップル」向けに最高にロマンティックなプログ 全文をよむ

2006-02-13 トルコ観光のオスカー賞(ツーリズム最優秀賞)候補、発表される(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 観光ガイド協会が授与する「ツーリズム最優秀賞」の今年の候補が発表された。2月21日に受賞者が決定されるこの賞にヴェファ・ボザ(飲料)、ギュルリュオールのバクラヴァ、コスカの製品などが競い合う。     観光ガイド協会(TUREB)の「ツーリズム最優秀賞」獲得のために今年も激しい争いが始まった。観光ガイドがあらかじめ推薦した候補に対して、2月13日までインターネットを通じて投票が行われる。そして2月21日「世界観光ガイドの日」にイスタンブルで授賞式が行われる予定だ。観光ガイドは既存の候補のほかに 全文をよむ

2006-02-11 国民教育省、トルコ革命史の教科書を無断で改訂:写真差し替え、新記述も(Radikal紙) (Radikal紙)

初等教育の8年次で教えられる「革命史」と「アタテュルク主義」の教科書の2005年改訂版で、アタテュルク夫人ラティーフェ・ハヌムの写真が、旧版の頭に何もかぶっていない姿から黒いベール姿のものに変更された。旧版では服装革命に関連した写真で多くの女性の姿が紹介されていたが、新版の写真ではアタテュルクの背後に女性が一人いるだけである。    初等教育の8年次に教えられる「トルコ共和国革命史とアタテュルク主義」の教科書の2005年版に、いくつかの変更が加えられた。国民教育省教育教練局の編集者、言語、デザイ 全文をよむ

2006-02-07 ムハンマドの肖像画、教科書掲載可否について宗務庁が見解示す(Milliyet紙) (Milliyet紙)

  教育省は、来年以降採用する教科書に預言者ムハンマドのミニアチュール(細密画)を掲載しない決定を下した。デンマークの新聞紙に掲載された預言者ムハンマドの風刺画がイスラーム世界に大きな反発の波をもたらし世界を震撼させている今、宗務高等委員会は「(預言者の絵画の掲載を)禁止する記述がコーランの一節とハディース(訳者注・ムハンマドの言行録)にないとしても、預言者を描いたミニアチュールが教科書に掲載されることはわれわれの伝統とは言えない。」との見解を示した。一方、学識者による委員会はミニアチュールの掲 全文をよむ

2006-02-06 映画版「狼たちの谷、イラク」封切 -米国大使がトルコでの反響を本国へ報告(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 トルコでの出来事をいつもワシントンに報告している米国大使館が公開直後に「狼たちの谷、イラク」に関して本国に報告を送った。     アメリカの在アンカラ大使館が映画「狼たちの谷、イラク」に関して米国外務省に送った報告において、「映画の中で強い反米感情が見られる。映画に出てくる全てのアメリカ人登場人物は悪者として描写されている」と評した。   トルコでの経済、政治上の出来事をいつもワシントンに報告している米国大使が公開直後に「狼たちの谷、イラク編」に関する報告を作成した。アンカラで2月 2日に行わ 全文をよむ

2006-02-05 ムハンマド風刺画問題への抗議運動、トルコ国内でも次々と拡大(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 イスラーム世界に不快感を与えた風刺画に関して、トルコで3日、金曜礼拝終了後に小規模に始まった抗議運動は、全国になだれのように拡大している。    ・ エルズルムでは、ウル・モスク前に集結した団体が、ジュムフリイェト通りでスローガンを掲げながら行進した。  ・ アダナでは、至福党の党員、アナトリア青年誌の発行者たち、消費者組合アダナ支部の職員・組合員からなる200人がイノニュ公園に集まった。デモ隊は、女性グループと男性グループに別れた。そして風刺画を掲載した新聞・雑誌を出版する国々の製品のボイコ 全文をよむ

2006-01-29 ハジュ・バイラム・ヴェリ・モスクでの金曜礼拝、女性締め出しは今後も継続か (Milliyet紙)

イスタンブルのスバシュ・モスクでの男女混合礼拝議論はアンカラに飛び火した。今度は長い歴史を持つハジュ・バイラム・ヴェリ・モスクでの金曜礼拝時の女性締め出しが問題となっている。モスクから締め出された女性たちが、雪の上で金曜礼拝をしている姿は、人々の反感を呼んだ。アルトゥンダー郡のムフティー(イスラーム法学の権威者)、ムアッメル・トゥランは、2万人の信徒を抱えるモスクの収容人員は2千人であるとし、「金曜礼拝は、女性にとって宗教上の義務でない。家でするか、(より大きな)コジャテペ・モスクに行けばよい」 全文をよむ

2006-01-28 男女混合・スカーフなしの礼拝グループ、今週は姿を見せず (Milliyet紙)

チャムルジャ(イスタンブルのアジア側にある地区の1つ)のスバシュ・モスクで男女混合で礼拝をしたグループは、今週の金曜日はモスクを訪れなかった。一方で、服装法に抵触するような法衣姿のグループが、女性に配るためという理由で袋にスカーフを詰めて持参した。    レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の主席顧問ジュネイト・ザプスの夫人ベイザ・ザプスを含む女性たちが、頭に何も被らない状態で男性と並んで礼拝を行ったスバシュ・モスクでは昨日、警察とムフティー支部(※)が警戒に当たったが、緊迫したシーンも見られた。 全文をよむ

2006-01-26 アイドゥン国相、宗務庁の見解を支持 -スカーフなし、男女混合の礼拝は不適切(Milliyet紙) (Milliyet紙)

宗務庁担当大臣アイドゥン国相は、逝去したコソヴォ大統領のイブラヒム・ルゴヴァの葬式に参列するために(コソヴォ首都の)プリシュティナに向かう道中、アタテュルク空港のVIPルームにおいて、男性と並んで礼拝を行った女性グループに関しての議論に見解を示した。    ■概要は聞いていた  実生活に影響するような、(宗教の実生活への)実践の問題については、一人の哲学者としても政治家としても口を閉ざしてきたアイドゥンだが、この問題に関しても宗務庁に任せると言っていた。  「宗務庁はこの問題に既に見解を発表して 全文をよむ

2006-01-23 ファッションデザイナー、ヒュセイン・チャアラヤン[フセイン・チャラヤン]の映像作品、トルコで初公開(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 世界的に有名なデザイナーで、アーティストでもあるヒュセイン・チャアラヤン[フセイン・チャラヤン]の展覧会が2つのギャラリーで開かれる。これに合わせてチャアラヤンはトルコを訪問中だ。ガランティ・ギャラリーでは「コンパッション・ファティーグ(同情疲れ)」という題の短い映像作品が展示され、ギャラリー・ガレリストでは、第51回ベネチア・ビエンナーレのトルコ・パヴィリオンに出品された作品「アブセント・プレゼンス(不在する存在)」と「プレイス・トゥ・パッセージ(通過する場所)」、「テンポラル・メディテーシ 全文をよむ

2006-01-22 ピカソ展で首相:進歩や変化を積極的に受け入れる姿勢に学びたい(Milliyet紙) (Milliyet紙)

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、昨日エミネ夫人とともにサバンジュ美術館で開催中の「ピカソ in イスタンブル」展に足を運んだ。夫妻は入り口でサバンジュ・ホールディングのギュレル・サバンジュ代表に迎えられ、美術館長からピカソの作品の説明を受けた。この展覧会に、これまでに10万人以上の美術ファンが訪れたことに触れながら、首相は以下のように話した。    ■「心から尊敬する」    「ピカソは、常に発展し、変化し続ける時代を代表する存在だった。彼のすべての作品からこのことが伺える。作品を鑑賞する 全文をよむ

2006-01-19 メッカ巡礼中、宗務庁長官が滞在した豪華なテントが議論に(Milliyet紙) (Milliyet紙)

メッカ巡礼を行った公正発展党(AKP)のゼイネプ・テキン・ボル議員は、宗務庁のアリ・バルダックオール長官が“豪華な”テントに滞在していたと述べた。バルダックオール長官はというと「特別待遇などなかった」と話した。    今年の宗務庁巡礼団は“豪華なテント”議論を巻き起こした。ボル議員が「神聖な土地で豪華なテントに宿営した」と批難した宗務庁のバルダックオール長官は、「特別待遇は巡礼の精神に反する」と述べた。    ■「一言で言えば侮辱的」    サウジアラビア側の対応を「一言で言えば侮辱的」と評した 全文をよむ

2006-01-17 トルコ人デザイナー、壁紙デザインでコンテスト1位に(Milliyet紙) (Milliyet紙)

2005年デザイン・コンテストが、ドイツ・デザイン協会とドイツ壁紙財団主催で全ヨーロッパを対象に行われた。このコンテストで、トルコ人のファッション・デザイナー、ベギュム・ハンデ・アクチャイル、そしてパートナーのムラト・コチイートの両氏が勝ちとった。    全ヨーロッパから500人のデザイナーが参加したコンテストで優勝したアクチャイル、コチイート、両氏は、昨日、国際ケルン家具見本市で行われた式典で表彰された。  優勝したトルコ人若手デザイナーは、「壁紙に、色とりどりの夢の世界、発展し色彩が次々と変 全文をよむ

2006-01-16 2005年、トルコ各地の博物館で文化財盗難事件が急増(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 盗難事件の増加が博物館にも波及し、文化財盗難事件が100%以上の増加をみせたことが明らかになった。2002年には151点、2003年には160点の文化財が博物館から盗まれたが、2004年には361点が盗難に遭った。   2005年のはっきりした盗難件数は公表されなかったが、盗難に遭った博物館をみると、事態は楽観視できるものではない。被害を受けた博物館の中には、トプカプ宮殿博物館、イズミル考古学博物館、そしてミラス博物館、ウスパルタ博物館、スィヴァス博物館も含まれている。    ■最も多くがトプ 全文をよむ

2006-01-12 欧州委員会、古代都市ゼウグマ(ガズィアンテプ県)でのモザイク学校設立に多大な支援決定(Milliyet紙) (Milliyet紙)

欧州委員会は、46万6千ユーロに達すると予想されるモザイク学校の経費の大部分を負担する。    EUは、ガズィアンテプのゼウグマ古代都市遺跡から発掘された最も素晴らしい作品により脚光を浴びた、2000年前の時代に起源を発するモザイク芸術の活性化に着手した。ガズィアンテプ(ゼウグマ)には、ハルフェティとルムカレの観光地としての魅力を高めるプロジェクトの一環として、トルコで初めてのモザイク学校が作られる。    プロジェクトの予算は4億6630万ユーロで、90%を欧州委員会が、残り10%をガズィアン 全文をよむ

2006-01-09 イスタンブルではクルバン・バイラム(犠牲祭)準備がピークに(Milliyet紙) (Milliyet紙)

クルバン・バイラム(犠牲祭)を明日に控え、家畜売り場は活況を呈している。市から借りた土地で約10日間家畜と一緒に過ごす売り手は、売れ行きに満足している。    「まるでホテル」のような立派な設備で知られるバイラムパシャのクルバン・プラザ(家畜市場)で家畜を売っている人は、施設の快適さを口にする一方、屋外のテントの売り手は寒さや足下の悪さ、不衛生さに不満を漏らしている。しかし多くの売り手は家畜の売れ行きがよく、残っているのは数頭だけだと話す。  売り手の中には、販売促進に熱心な人もいて人目を引いて 全文をよむ

2006-01-02 お参りすれば不妊、麻痺に効く? 与党(AKP)が聖者廟修理を決定(Milliyet紙) (Milliyet紙)

アンカラ広域市議会で公正発展党(AKP)議員の賛成により、「病気が治る」というセイト・ジェマリ廟が修復の上公開されることになった。    アンカラ広域市議会は、11月27日に採決された第2946号決議で、「不妊や麻痺で悩む人に御利益がある」という理由でセイト・ジェマリ廟を修復の上市民に公開することを決めた。セイト・ジェマリ廟はイェシルデレ町から5、6キロ離れた場所に位置し、自家用車でのみ訪れることができるという。14~15世紀の間に作られたこの聖者廟に季節ごとに県外からも多くの訪問者があることの 全文をよむ

2005-12-25 トプカプ宮殿博物館のオスマン時代美術品、保存状態に大問題(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 トプカプ宮殿博物館の貯蔵室にある多くの歴史的美術品が、ボロボロになり、何年間も放置されっぱなしであったことが明らかになった。アブデュルハミト2世の木製の寝台や、セリム3世の引き出しつきのたんす、歴史的な絨毯を含む美術品の写真を、専門家はコチ文化大臣に送付した。大臣の指示を受けて派遣された2名の調査員は、トプカプ宮殿で調査を行っている。   トプカプ宮殿は、最近では強盗事件で話題になったが、今回は貯蔵室に放置されボロボロになった歴史的美術品で話題になっている。宮殿の貯蔵室にある展示しきれないほど 全文をよむ

2005-12-22 トプカプ宮殿から盗まれた美術品、モスクで発見される(Milliyet紙) (Milliyet紙)

トプカプ宮殿博物館の倉庫として使われている建物から約6カ月前に盗まれた8つの美術品が、布に包まれた状態でファーティフにあるモスクの中庭で発見された。美術品には「アラーのお許しのために、これらを元の場所に引き渡せ」と書かれたメモが残されていた。    ファーティフ・ヒュサム・ベイ・テズギャーフチュラル・モスクのイマームであるメフメト・イルハンは、昨日の朝、中庭に布に包まれた状態で残された美術品に気付き、警察に通報した。現場に駆けつけた警察による現場検証の結果、歴史的美術品であると思われる物が何点か 全文をよむ

2005-12-18 オスマン時代の歴史遺産モスタル橋が世界遺産に(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 オスマン帝国時代に建設されボスニア戦争時に爆撃されたのち、トルコの支援によって修復された歴史的建造物モスタル橋が、世界遺産のリストに加えられた。     歴史遺産モスタル橋は、クロアチア人によってボスニア戦争時に破壊されたが、その後100万米ドルの寄付によってトルコが修復に貢献した。この橋が国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)により昨日公式に世界遺産リストに加えられた。同橋の世界遺産登録に関連してモスタルで行われた式典には、ボスニア・ヘルツェゴビナ3民族閣僚評議会のメンバーや、ユネスコの諸代表 全文をよむ

2005-12-15 オランダで地中海文学フェスティバル始まる トルコからはヒルミ・ヤヴズが参加(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 オランダで、舞台芸術協会による「地中海文学フェスティバル」が14日、始まった。このフェスティバルは今年で4回目であり、トルコからはヒルミ・ヤヴズ氏が参加している。フェスティバルは昨晩、ラヘイでゲストスピーカーである詩人や作家達が参加する対談形式のイベントから始まった。     このフェスティバルの今年のテーマは、「青色ペンの楽観主義」であり、ヤヴズ氏のほかに、オランダと地中海諸国6カ国から各1名の詩人や作家がゲスト参加する予定だ。ゲスト参加者は、12月19日まで6都市で、「楽観主義」をテーマと 全文をよむ

2005-12-12 米国ニューズウィーク誌:2005年最優秀映画にトルコ系ドイツ人監督作品選ぶ(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

年の瀬も押し迫り、ニューズウィーク誌はこの1年間にアメリカで公開された映画の中から「最優秀映画10作品」と「最優秀女優5人」「最優秀男優5人」を選び発表した。最優秀映画10作品の第一位には、トルコ系ドイツ人であるファーティフ・アクン監督の「壁に向かって」が輝いた。主演はシベル・ケキッリ、ビロル・ウネルである。    ■「壁に向かって」は傑作  ニューズウィーク誌で映画批評を担当するデヴィッド・ヤンセン氏は、記事の中で2005年は「暗い映画の年」だったとし、今年の傑作として挙げた映画が「妄想症、テ 全文をよむ

2005-12-08 イマーム・ハティプ高校出身者、普通科高校出身者と同条件で大学受験可能に(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

 国民教育省は、通信制高校運営規則をひそかに改正し、イマーム・ハティプ高校の学生に関する重要な変更を行った。これによると、イマーム・ハティプ高校の最終学年に在籍する生徒及び卒業生は、通信制高校で一定期間教育を受ければ、学生選抜試験(ÖSS)で希望する分野の試験を受けることができる。このようにして(ÖSSの得点に課される)係数の制度改定で生まれた(イマ-ム・ハティプ出身者の)点数の損出は解消されることになる。   これまで職業高校の準備クラスの生徒だけが通信制高校に入学することができ、途中及び最終 全文をよむ

2005-12-07 クルド文学アンソロジー出版へ 43作品がトルコ語に翻訳(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

 特にここ数年、「クルド」という言葉はいつも武器による衝突、暴力、血と涙、などとともに語られてきた。しかしそれとは別の一面に着目すると、相互に助け合い、同じ商店街の店を出し、そして同じ地域文化を共有するクルドとトルコという両民族の間にあると思われている壁が、思っていたほど「高く」、「越えられない」ものではないことが分かる。   作家のハサン・カヤもこのような考えから出発した。彼はクルド文学作品から選んだ43編の物語をトルコ語に翻訳し、読者に提供している。     今日、トルコ語に翻訳されているク 全文をよむ

2005-12-05 ディズニー最新映画、主人公の大好物はトルコの甘いお菓子、ロクム(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 ハリウッドの製作者たちがついにトルコのロクムにも手を出した。ディズニー社が映画化した「ナルニア国物語」という子供向け映画の主人公、エドマンド・ペベンシーは「トルコのロクム好き」である。このことが伝統的なトルコ菓子の名を全世界に知らしめている。英国ではロクムの売り上げが50%も増加したことが明らかになった。    ■売り上げが伸びた   デイリー・メール紙(英国)は、ロクムの売り上げに関する調査行い、非常に大きな増加があると指摘した。英国最大手スーパーマーケット・チェーン、セインズベリーのスポー 全文をよむ

2005-12-04 コチ文化大臣:トルコ国立オペラ・バレー団の新規採用増やすため、早期退職が理想的(Milliyet紙) (Milliyet紙)

アティッラ・コチ文化大臣は、「トルコ国立オペラ・バレー団の人事問題について最良の解決策は早期退職だが確約は出来ない。」と話した。       コチ文化観光大臣は、トルコ国立オペラ・バレー団の人事問題の解決策として、早期退職が検討されうる、と述べた。本紙は、「非常勤のスター」という見出しで、国立オペラ・バレー団における契約団員の人事問題を紹介した。財務省は一昨日、234名の団員を(常勤職として)新規採用した。本紙は、イスタンブルでコチ大臣に、人事問題やその解決案についてインタビューを行った。   全文をよむ

2005-12-03 世界の考古学者が注目、ビザンツ遺跡から発見された船は7艘に(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 マルマライ・トンネル建設現場で発見された沈没船は、世界中の注目をトルコに集めた。プラク助教授は、「ここにあるのはイスタンブルの歴史を新たに書き換えるかもしれないような重要な発見だ」と語った。     イスタンブルの両岸をトンネルでつなぐマルマライ建設プロジェクトのため掘削作業が行われているが、その過程で遺跡の発見が相次いでいる。マルマライ駅が建つ予定のイェ二カプにあるランガの農地で発見された歴史的な沈没船の数は7艘に達した。ビザンツ帝国の失われた母港の全貌を解明すべく、イスタンブル考古学博物館 全文をよむ

2005-11-27 シェネル副首相:ライフスタイルの違いを許容できるトルコに(Milliyet紙) (Milliyet紙)

アブデュッラティフ・シェネル副首相は、トルコ各地にちらばる公正発展党主導の市からアルコール飲料販売を巡り次々と制限や禁止のニュースが届く中で、重要なコメントをした。  最近、公正発展党主導の市当局によるアルコール飲料販売・提供エリアを限定する施策や、政府が「憲法にのっとって、若者を守るために制限を行う。」と説明したことが議論を引き起こしている。そんな中でシェネル副首相は、ワイン生産者協会主催ぶどう栽培会議で行ったスピーチで注目された。  「ワインについて、味以外は何でも知っている。」とシェネル副 全文をよむ

2005-11-24 チェリキ文相、小中高教員へ苦言:教員は週休5日制?(Radikal紙) (Radikal紙)

 「教員は週に2日仕事をしている」とチェリキ文相は話した。更にこのような苦言も。「いつも『給料が足りず、飢えています』などと言うと、教職に対する敬意が失われる。非合法な行動を助長するのはやめてください。」     教育省のチェリキ文相は教員の日を前に、教員に対し苦言を述べた。教育組合のレポートではトルコの教員はヨーロッパで最も働いているがヨーロッパで最も給料が安い、ということが強調されているが、他方教育省長官は教員が週に2日だけ仕事をしていると述べた。   「世界中のどの場所でも教員が満足するだ 全文をよむ

2005-11-24 キュタフヤの温泉プール、男女別々に利用(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 キュタフヤ・エイナル温泉のプールでは、温泉プールを女性と男性が別々に利用している。     キュタフヤのウルジャ温泉にあるプールで先頃男女別利用の適用に関する議論が起こった。その後、シマヴ郡のエイナル温泉のプールでも女性と男性が別々に利用していることが明らかになった。   シマヴ市にある収容人数850人規模の温泉施設は、2つのホテル(それぞれキュタフヤ県特別局と公正発展党が管理)とアパートメントホテルがから成り、1年に約2万人が訪れる。この温泉施設の大きなハマムを男性が、小さなハマムを女性が利 全文をよむ

2005-11-21 トプカプ宮殿博物館で不祥事発覚:泥棒事件の1ヶ月前にも施錠忘れ(Milliyet紙) (Milliyet紙)

トプカプ宮殿博物館の宝物部の扉が一晩中あいたままであったこと、そしてこの件が調査されていないことが明らかになった。     トプカプ宮殿博物館で起こった泥棒事件の1ヶ月前に、宝物部の扉の鍵が一晩中あいたままだったことが明らかになった。宮殿で働く専門家らが記録帳からこの事実を明らかにしたにも関わらず、トプカプ宮殿博物館の管理局がその記録帳を隠したことも分かった。怠慢な対応について誰も罰せられなかったと同時に、宝物部での所蔵品確認作業も行われなかった。職務怠慢者として、トプカプ宮殿博物館のギョクセン 全文をよむ

2005-11-11 欧州人権裁判所:トルコの大学におけるスカーフ禁止は合法(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 欧州人権裁判所はトルコの大学におけるスカーフ禁止法の議論に終止符を打った。17名の裁判官から構成され、欧州人権裁判所の最終審を決定する組織である大法廷は、第4法廷の判決を承認し、スカーフ禁止法を「民主主義社会にとって不可欠」とした。  大法廷の判決はスカーフ問題に関する「最終判決」となる。     イスタンブル大学医学部の元学生、レイラ・シャーヒンさんは学生時代にスカーフを着用していたがために授業への出席が許可されなかった。大法廷はレイラさんの上訴に対し、スカーフ禁止法が欧州人権条約に反してい 全文をよむ

2005-11-09 米国外務省からの報告:トルコで信教の自由が脅かされている(Milliyet紙) (Milliyet紙)

アメリカの報告書は、次のように報告している。トルコで信教の自由は公に憲法で保障されている。しかし国家が「ムスリムならびにその他の宗教に対していくつかの制限をして、公的機関でのムスリムの宗教的表現の自由を規制している。」    昨日、アメリカ外務省は『海外における信教の自由に関する報告書』を議会に提出した。その報告書は、トルコで信教の自由に対する敬意がここ1年で後退したことを強く訴え、非ムスリム、敬虔なムスリムそしてアレヴィー教徒に対する『差別』を主張した。    ■宣教師に対する圧力  報告書は 全文をよむ

2005-11-04 アテネ大学で3年前にトルコ語学科設置:180人の学生が学ぶ(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

 アテネ大学は3年前からトルコ語学科を設置している。未来の外交官、通訳、教師を目指す180人の学生がトルコ語やトルコ文学、歴史を学んでいるのだ。弊紙(ヒュッリイェト紙)のアテネ特派員であるヨルゴ・クルバキが来年末にはトルコ語学科の初の卒業生となる学部生や教授達と懇談した。     アテネ大学トルコ語学科の学生達はネジップ・ファズル、アフメト・ハシム、ユーヌス・エムレ、ジャン・ユジェルといった詩作家を学んでいる。昨年の2年生たちは全員詩を暗記したという。「一段一段あがっていくのだこの長い階段を」か 全文をよむ

2005-10-29 2005年大統領府文化芸術大賞受賞の画家バシャアー氏:抽象画とともに70年(Milliyet紙) (Milliyet紙)

2005年の大統領府文化芸術大賞の受賞者のひとり、画家フェッルフ・バシャアー氏と彼の作家人生についてインタビューを行った。    92歳のフェッルフ・バシャアー氏は、この50年間に大成した芸術家のなかでも大変重要な位置にいる。バシャアー氏は、1940年代から制作を続けている抽象画を数多の展覧会に出品し、そして多くの賞を受賞してきた。  同氏は、冬はイスタンブルのアトリエで制作活動に従事し、夏はフォチャで制作をつづけている。直近の展覧会は11月30日までカレ・アートギャラリーで見学することができる 全文をよむ

2005-10-27 大統領府文化芸術大賞決定:歴史家イナルジュク、写真家アラ・ギュレル他(Hurriyet紙) (Milliyet紙)

大統領府文化芸術大賞に、ハリル・イナルジュク、フェッルフ・バシャア、オクタイ・アクバル、アラ・ギュレル、セヴダ‐ジェナップ音楽財団が輝いた。    大統領府広報局が行った2005年大統領府文化芸術大賞に関する発表で、同賞が規約に基づきトルコの文化と芸術に多大な貢献をし向上に努めた、トルコ国民ならびに外国籍の個人・団体に対し、国から表彰を行い、一層の活躍を推奨する目的で授けられるものであることが確認された。    発表ではアフメト・ネジュデト・セゼル大統領が同賞は末尾が0と5の年に授与されるという 全文をよむ

2005-10-26 カヴァクチュ元国会議員のスカーフ、米国上院議会で展示(Milliyet紙) (Milliyet紙)

解党された美徳党の元国会議員でトルコ国籍を剥奪されたメルヴェ・カヴァクチュがトルコ大国民議会(トルコ国会)で議論を巻き起こしたスカーフが、事実を歪曲した説明とともにアメリカ上院の建物に展示されている。    旧美徳党議員のメルヴェ・カヴァクチュが国会で議論を巻き起こしたスカーフが、アメリカ議会欧州安全保障委員会の協力により、事実ではない説明文とともに上院の建物に展示されている。  「信仰の証」というタイトルの展示に添えられた説明文には、カヴァクチュがスカーフを理由に国籍を剥奪されたと書かれている 全文をよむ

2005-10-21 高等教育機構(YÖK)の学長協議会が明日現地入り:ヴァン百周年大学長支援のため(Milliyet紙) (Milliyet紙)

学長協議会は予定していた日曜日ではなく明日ヴァンで臨時会合を開くことを決めた。刑務所でアシュクン氏と面会する予定。参加できない学長には代わって代理人が参加する。    高等教育機構(YÖK)は百周年大学学長ユジェル・アシュクン教授を支援するためヴァンに70人を超える学長を向かわせることとなったが、「パフォーマンスだ」との批判を招かないために飛行機をチャーターすることは避ける見通しだ。  学長協議会は明日百周年大学で臨時会合を開くことを決定した。エルドアン・テジッチ理事長を代表に、ヴァンで合流する 全文をよむ

2005-10-19 オルハン・パムクにドイツ出版社協会平和賞授与:文化大臣は式典欠席の見込み(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ドイツ出版社協会の平和賞をヤシャル・ケマルが受賞した時、当時の文化大臣は受賞式に出席した。現職のコチ大臣はというと、オルハン・パムクの授賞式を行事日程に入れなかった。    文化観光大臣アッティラ・コチは今週末にドイツを訪れるにもかかわらず、日曜日にフランクフルトのブックフェアで作家オルハン・パムクのために行われる授賞式を行事日程に含めなかった。コチが間際になって予定を変更をしなかったならば、ドイツのメディアが大きな関心を寄せている授賞式に参加することなく帰国する。    ■たった一日の訪問   全文をよむ

2005-10-19 ギョズテペ公園にモスク建設求める嘆願署名に不正発覚(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ギョズテペ公園にモスク建設を求める嘆願署名をめぐってスキャンダルが発覚した。市議会による議決のきっかけとなった205人分の署名のうち102人がその地域に居住しておらず、5人については引っ越していたことが判明した。    イスタンブル大市議会による「ギョズテペ公園へのモスク建設」議決のきっかけとなったとみられる嘆願書に署名した205人のうち、102人がギョズテペおよびジャッデボスタン地区の住民ではないことが判明した。    ■こうして始まった  イスタンブル大市役所の担当者によると、ギョズテペ公園 全文をよむ

2005-10-17 オルハン・パムク、アルメニア虐殺発言で「首相は味方してくれず」(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ドイツの週刊誌のインタビューに答えた作家のオルハン・パムク氏は、エルドアン首相に対し非難と賛辞両方の言葉を浴びせた。デル・シュピーゲル誌の「エルドアン首相はあなたを十分に支持してくれたと思いますか?」という質問に対しパムクは、「問題の渦中にいたとき、彼が私を味方してくれなかったのは確かだ」と答えた。    ■「望んだものは手に入れる人物」  パムクは「エルドアン首相について、正真正銘の改革者と真の意図を隠したイスラム主義者のどちらだと考えていますか?」という問いに対し次のように答えた。「私はあの 全文をよむ

2005-10-15 イスタンブルの高級ショッピングセンターでヘルシー料理講習(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

 調理台の周りには9人の女性と2人の男性がおいしくてしかもヘルシーな料理を求めて集まっている。実際、全員料理はできるし、好きである。このレッスンに参加した動機は、油と塩分は控えめに、しかし味には妥協しないヘルシーな料理法を学ぶためである。講師はレッスンの会場となったザヌッシ・キッチン文化アトリエのシェフ、ファーティフ・ギュヴェン氏とアメリカン病院の栄養士アイチャ・ウルジャ氏が務める。受講者たちは、1日3時間で2日間続くレッスンの後で授与される修了証書を家に飾ることだろう。     アルケント・シ 全文をよむ

2005-10-13 サバンジュ・ミュージアムでピカソ展:故サークプ・サバンジュの夢、実現へ(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

サバンジュ大学のサークプ・サバンジュ・ミュージアム(SSM)で、2005年11月24日から2006年3月26日までの間、20世紀の最も偉大な画家の一人、パブロ・ピカソの作品が展示される。トルコで西洋の芸術家をテーマに開かれる初の大きな展覧会である「Picasso Istanbul'da」では、スペインで描かれた初期の若い頃の作品を含む135作品が展示される。    SSM館長のナザン・オルチェル教授は、エミルガンで行われたSSMの発表説明会の席で、この展覧会によってサークプ・サバンジュ 全文をよむ

2005-10-12 文学界の巨匠アッティラ・イルハン氏死去(Milliyet紙) (Milliyet紙)

50年以上もの間トルコの文学界で確固たる地位を占め続けてきたアッティラ・イルハン氏が80歳で逝去した。「時は来る/アッティラ・イルハン死す」と語った詩人は、「手のひらに残るは悲哀...」とも書いた。    詩、小説、試論、脚本の書き手としてトルコ文学界で重要な地位を占め、文学、言語、知識人、社会主義、そして女性に関する著作で記憶に残る議論を展開したアッティラ・イルハンは、心臓病のため80歳で亡くなった。1925年6月15日イズミル県メネメン生まれのアッティラ・イルハンは、あるインタビューの中で自 全文をよむ

2005-10-09 女性はプール禁止に:キュタフヤで男女別々のプール利用をめぐる論争に終止符(Milliyet紙) (Milliyet紙)

キュタフヤのウルジャ温泉にあるプールの利用を男女別にするかどうかをめぐって浮上した議論に決着をつけたのは施設の経営者だった:プールは男性にのみ開放する。    キュタフヤにある有名なウルジャ温泉の屋外プールをめぐって起こった男女別議論は、経営者が定めた方法で“解決”を見た。経営者はプールを女性禁止とし、市議会もこの決定を承認した。キュタフヤ市議会は、問題が公になる少し前まで市が所有していたが、現在10年間の契約で民間事業者に貸し出されているプールに対し、利用を男女別にするよう文書で要望した。   全文をよむ

2005-10-08 ファインダー越しの友情 カルスで「カフカースの若者のまなざし」写真展(Radikal紙) (Radikal紙)

カルスで開催された第2回カフカース文化フェスティバルに関連して開かれた「カフカースの若者のまなざし」と題された写真展では、アルメニア、アゼルバイジャン、グルジア、トルコの若者たちが一堂に会した。    エフナン・アトマジャ    カルス発    「アゼルバイジャンじゃ街中で声高にアルメニアに関してものも言えないけど、ここではアルメニア人の若い人たちと一緒になってこのプロジェクトをどうしようかって語り合ってるんだ。」    「私たち若い世代が問題解決の一助となるよう知恵を絞るのは難しいことじゃない 全文をよむ

2005-10-06 断食月のため、イスタンブルの7市役所で食堂閉鎖(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 公正発展党(AKP)員が首長を務める(イスタンブルの)7つの市役所で、ラマザンのために食堂が一時閉鎖されたが、表向きの理由はペンキ塗りやしっくい塗り、改装であった。断食を行わない職員は、近隣の食堂に行くように推奨された。     AKP党員が首長を務めるバイラムパシャ、バージュラル、バフチェリエヴレル、ガーズィーオスマンパシャ、ウムラニエ、ギュンギョレン、ウスキュダルの市役所の食堂が、ラマザンの間「断食を行わない職員」への対策をとらないまま閉鎖された。これらの食堂は、ペンキ塗りやしっくい塗り、 全文をよむ

2005-09-30 カフカースの民の真髄はカルスに在り 第2回カフカース文化フェスティバル(Radikal紙) (Radikal紙)

アメリカの大使御一行が、また日本人観光客が、そして最後にアメリカのマット・ブライザ外務次官補が観光プログラムに選んだカルスは、第2回カフカース文化フェスティバルの開催地である。    今日開幕する同フェスティバルにはトルコのほか、アゼルバイジャン、アルメニア、グルジア、そしてロシアからのグループが参加する。フェスティバルでは民俗舞踊、演劇、映画、音楽の公演が行われる。    カルス県主催による3日間のフェスティバルでは45公演が行われる。各公演が見られるようにとカルス大学の学生寮の門限は夜半に設 全文をよむ

2005-09-28 トイレ論争に終止符:公衆トイレ完成式典行われる(Milliyet紙) (Milliyet紙)

チョルム県のイシキリップ郡で、公正発展党(AKP)員のオルハン・オズチュルク市長の指示により撤去された男子用便器の一部が2カ月振りに開放され、式典が開かれた。トイレの周りにはたくさんの花輪が飾られた。    チョルム県のイシキリップ郡で“立ったまま用をたすことは(宗教上の)罪”との主張によりAKP党員の首長がトイレから撤去させた便器の一部が、2カ月振りに元の場所に戻され、式典が開かれた。8月にイシキリップ市長オルハン・オズチュルク氏の指示で市の中心部にあった10カ所の公衆トイレの男子用便器が撤去 全文をよむ

2005-09-19 ビザンツ皇女の呪い?2000年前のメダル売却事件に捜査のメス(Milliyet紙) (Milliyet紙)

トルコから持ち出されたビザンツ帝国の皇女プルケリアのメダルをアメリカ人に売った6人のトルコ人について、ブラックマネーの捜査が開始され、容疑者の所持品が差し押さえられた。    イスタンブルのある建築現場で、東ローマ皇帝アルカディウスの娘アエリア・プルケリア皇女の所持していた2000年前の金のメダルが見つかった。昨年アメリカ財務省に、クリーブランド美術館で展示されたこのメダルが、トルコから持ち出されたとの通報があった。  捜査の結果、メダルは2000年6月に、ユジェサン・ゲンチャイによって26万ド 全文をよむ

2005-09-18 高等教育機構(YÖK)、15県での大学新設を承認(Milliyet紙) (Milliyet紙)

高等教育機構(YÖK)は、政府との摩擦の原因となった15県への新しい大学の開設に関するプロジェクトを承認した。YÖKのエルドアン・テズィチ理事長は、15県を優先順位により3段階に区分したことを明らかにした    新大学の開設のために国会を通過しなければならない法案に「学長は閣議により任命される」との文言があることに反対したYÖKは、政府との摩擦の原因となった15県に新大学を設置するプロジェクトを承認した。YÖKのテズィチ理事長は、15の県を優先順位という点から3段階に区分し、国民教育省に提案する 全文をよむ

2005-09-14 旧ガラタ橋で21世紀のデザイン展:イスタンブル・デザイン・ウィーク2005(Radikal紙) (Milliyet紙)

20世紀の産業遺産であるガラタ橋が21世紀のデザイン作品を迎え入れ、イスタンブル・デザイン・ウィーク2005が開催される。この催しは、9月20日に終了する予定。       イスタンブル・デザイン・ウィーク2005は、デザイン・ウィーク全体がひとつの作品といえるもので、昨日行われた式典によって旧ガラタ橋で開会された。「水の街イスタンブル、水の集う場所金角湾」というスローガンを掲げて始められたデザイン・ウィークの開会式では、イスタンブル大都市庁長官カーディル・トプバシュ氏、雑誌アール・デコの編集長 全文をよむ

2005-09-11 アタテュルクの初恋が映画化(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

アタテュルクとマケドニア人エレニとの間の恋愛を取り上げたマケドニア映画の脚本家、アネタ・シヤコウ゛ァは、アタテュルクを「とてもロマンティックな男性」と  表現し、この2人がどのように出逢ったのかを語った。    アタテュルクとマケドニア人のエレニの関係を都営上げた映画についてANKAに語ったシヤコウ゛ァは、ムスタファ・ケマル・アタテュルクが勇敢な兵士であると同時に、とてもロマンティックな男性であったと話す。  映画が史実であることを繰り返すシヤコウ゛ァは、アタテュルクとエレニが映画で再現される出 全文をよむ

2005-09-05 イスタンブル恒例のロックイベントで病人続出(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 ロックン・コークは音楽はすばらしく雰囲気は豪華だったが、天候とトイレの状況は悲劇的だった。フェスティバルの観客の4分の1が風邪、頭痛、滑りやすい地面で滑って転倒するなどのために救護所へつめかけた。     ヘザルフェン空港で行われたロックン・コーク・フェスティバルは、昨日もどしゃ降りの雨に見舞われた。フェスティバルの広場にある救護所に行った1253人の多くの症状は雨のための風邪、頭痛、滑りやすい地面で滑って転倒による負傷だった。    ■ The Cureは5回アンコールをした   初日、ここ 全文をよむ

2005-08-30 9月12日の新学期を前に教員の勤務校決定(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 教育大臣のチェリキは、10338人の教員任命に関するコンピューターによる抽選を始め、「辞令にあるように、学校は9月12日に新しい教員たちとともに始まる」と話した。     国民教育省は昨日、空席となっている10509人分の常勤職に10338人の教員を任命した。教育大臣ヒュセイン・チェリキは、任命は透明かつ公正に行われたと述べ、「教員たちは9月5日から業務に就く。学校は9月12日の日曜日に始まる」と話した。チェリキは、昨日の首都教師会館で行われた教員任命式に参加した。    ■「10箇所まで選択 全文をよむ

2005-08-23 南東アナトリア、ゼウグマ(Zeugma)遺跡の最新状況(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ガズィアンテプのネズィプ郡近郊にあるゼウグマ古代都市遺跡では、7月25日に発掘調査が開始された。    今回の発掘調査団の代表であるクタルムシュ・ギョルカイ博士は、地中にうもれている極めて重要な工芸品に日の目をみさせてやりたいと述べた。同氏は、ビレジキ・ダム湖が2000年11月に最大水量に達したため、発掘現場の25パーセントが水没してしまったことを振り返り、「これまでにこの地域から掘り出された軍神マースの彫刻、3700枚のコイン、1000平米のモザイク、150平米のフレスコ画、10万個もの印章、 全文をよむ

2005-08-22 駐土ドイツ大使からトルコ軍楽隊にEU「国歌」演奏要請(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ボルン駐土ドイツ大使は毎年10月3日のドイツの祝日に参謀本部に対して軍楽隊の派遣を依頼しているが、今年は軍楽隊に“EU国歌”の演奏を要請した。    ボルン大使は「トルコのEU加盟交渉が開始される日でもあるため、今回は軍楽隊にEU国歌として知られるベートーヴェンの交響曲第9番も演奏していただけないか」と願い出た。    ■「毎年お願いしている」     ボルン大使は東西ドイツ統合の日である10月3日に毎年開催する招待会で両国の国歌や他のジャンルの音楽を大変素晴らしく演奏してくれるためトルコ軍楽隊 全文をよむ

2005-08-20 トルコ初のグルメ雑誌「グスト」のミシュランは鼎談形式(Radikal紙) (Radikal紙)

■批評というよりは食事のおしゃべり   「トルコ初の酒文化雑誌」グストのテーマは、酒だけに限らない。酒文化に関する知識を集めた記事はワインをはじめ多くの酒を紹介し、そのほかに飲食業界のニュースや新しい店や味覚も掲載されている。そして「レストラン批評」も…。     この「レストラン批評」のコーナーは、みなさんが考えるような身元不明の誰かが書いたものではない。ほとんどはグスト誌ジェネラル・コーディネーターのアフメト・オルス氏をはじめ3名がレストランに集まって歓談し、その内容がすべて余すところなく記 全文をよむ

2005-08-19 世界の大学トップ500にハジェッテペ大とイスタンブル大がランクイン(Milliyet紙) (Milliyet紙)

2003年以来世界の大学の格付けをしている中国・上海交通大学のリストに、トルコからハジェッテペ大学とイスタンブル大学が入った。    上海交通大学が作成した“世界の大学トップ500”リストで、アメリカのハーバード大学が1位に輝いた。トルコからはわずかにハジェッテペ大学が409位、イスタンブル大学が468位にランクインするに留まった。  2003年以来トップ大学リストを作成している上海交通大学は、341位に入った。リストの作成に際しては、ノーベル賞を受賞した卒業者数や自然科学系の雑誌に掲載された記 全文をよむ

2005-08-17 モスクで子どもたちの誕生会(Milliyet紙) (Milliyet紙)

「社会平和」賞を受賞したマチカのイマームであるトプチュ氏は、夏休みにコーランを学ぶ子供たちの誕生会をモスクで開き、ケーキを振る舞い祝った。    トラブゾンのマチカ郡で2年前スペイン兵士を乗せ、75人が死亡した飛行機の残骸を写した多くの写真を兵士たちの親族に送ったことで賞賛を得たマチカ出身のイマーム、サイト・トプチュ氏は、村の子どもたちの誕生日をモスクで祝い新たな功績を残した。    ■「不都合なことは何もない」    シャーヒンカヤ町コナックラルにあるファーティフ・モスクのイマームであるトプチ 全文をよむ

2005-08-15 カドゥキョイに二つめの人工ビーチ出現(Milliyet紙) (Milliyet紙)

カドゥキョイ市は、ジャッデボスタン国民ビーチに続き、8月15日に歴史的フェネルバフチェビーチを開設した。  同市は、フェネルバフチェ地区が取り壊したピラミッドショッピングセンターの跡地に砂浜を作ったことを明らかにした。  カドゥキョイ市の文書による説明では「フェネルバフチェ・ビーチ・クラブ」という名で開設される新しい砂浜は4千㎡の広さであると記されている。  エジプトから輸入した35本のシュロの木で飾られた砂浜に、テキルダーから400トンの砂を敷き詰めたと述べる文書はさらに、砂浜の開会式にブラジ 全文をよむ

2005-08-14 ビザンツ王子の修道院、トルコ初の遺跡公園へ(Hurriyet紙) (Hurriyet紙)

ビザンツ皇帝ミカエル1世ランガベーの息子イグナティオスによって9世紀に建設されたサティロス修道院は、クュチュクヤル地区〔訳者注:イスタンブルのアジア側〕にあり、トルコ初の遺跡公園になる予定だ。長年、ビザンツ宮殿と考えられてきた考古学サイトを、イタリア人教授アレッサンドラ・リッチを代表とする考古学者たちがマルテペ市役所のサポートを受けて、4年間、調査を行っている。    上部にドームで覆われた教会堂があったことが明らかになった地下貯水庫と給水路は、この時代のものでは珍しい。給水路は、周辺にビルがあ 全文をよむ

2005-08-11 今年のメッカ巡礼費用は1,740ユーロから5,735ユーロまでさまざま(Milliyet紙) (Milliyet紙)

メッカ巡礼へ行く申請者の数が今年記録的水準に達した一方、宗務庁は費用をドル建てからユーロ建てに変え、引き上げた。昨年1人当たり1,790~6,500ドルの間だった費用は、今年は1,740~5,735ユーロとなった。トルコリラ換算では、昨年に比べて473~765新トルコリラ支払い額が多くなる。同省は昨年、ドルの急落にもかかわらず巡礼費用を100ドル値下げしていた。  宗務庁は、巡礼者の60パーセントを送り出している。同省幹部によれば、30万3,242人という申請数は過去26年間で最多といい、費用の 全文をよむ

2005-08-07 「ぼくの漫画はトルコ・スタイル」:音楽グループMANGAのマスコットSPAの生みの親語る(Milliyet紙) (Milliyet紙)

音楽グループMANGA(マンガ)のマスコットSPAは大人気だ。その生みの親、カーン・デミルチェリキさんはこういう。「日本の漫画では全てのキャラクターが完璧に描かれています。僕は女性のお腹に小さなヘソをつけて、トルコ・スタイルの漫画にしています。」     音楽グループMANGAの全メンバーは、日本の漫画の大ファンだ。そもそもグループ名も日本の漫画からとっている。彼らはトルコで初めてアルバム・ジャケットやミュージックビデオにメンバー自ら(の写真)ではなく、漫画を使ってデビューした。ミュージックビデ 全文をよむ

2005-07-30 ヴァン猫のふるさとは? 2,700年前の猫の骨格発見される(Radikal紙) (Radikal紙)

ウラルトゥ城砦跡で2,700年前の猫の骨格が出土したことで、ヴァン猫の祖先に関する重要な発見がなされるだろう。    ヴァン発    ヴァン県にあるウラルトゥ王国の交易拠点として利用されていたユカル・アズナフ・カレスィで2,700年前の猫の骨格が出土した。イスタンブル大学ユーラシア考古学研究所所長のオクタイ・ベッリ教授を団長として、ウラルトゥ王メヌアによって紀元前800年代に造営され王国の経済拠点として利用されたユカル・アズナフ・カレスィで15年間にわたって発掘に携わってきた考古学者たちは、昨年 全文をよむ

2005-07-30 メッカ巡礼に記録的志願者-トルコ宗務勤務者組合(Diyanet-Sen)発表(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 トルコ宗務勤務者組合は、2005-2006の巡礼申込が7月4日-22日の間に完了し、巡礼へいくため30万7千人のトルコ国民が申込みをしたことを公表した。組合は、30万7千人の申込は過去26年間で最多であることを述べた。サウジアラビアは7万人の巡礼受け入れを認めており、申込のあった30万7千人はこの割り当て分の4.3倍であることを説明して、割り当ての問題により23万7千人が巡礼にいけないことを強調した。毎年サウジアラビアが定める規制のせいで大勢の人々が被害を被っていることを主張する組合幹部は、こ 全文をよむ

2005-07-28 宗務庁管轄の宗教関連質問委員会発表「ハナフィー派はムール貝を食べない」(Milliyet紙) (Milliyet紙)

「コーランではシーフードは何でも食べてよいとされている。ただしハナフィー派の法学者はムール貝やエビ、イカを邪悪な生き物と考えるため、信徒がこれらを食すことは適当でない」。    宗務庁管轄の宗教関連質問委員会(Dini Soruları Cevaplandırma Komisyonu)は、市民の「シーフードは食べられるのか?」という質問に対し、「コーランではシーフードは食べてもよいとされている。預言者も、「生き物の血がきれいならば、食べてもよい」とおっしゃった。ムール貝、イカ、カニ、エビのような 全文をよむ

2005-07-27 アフメト・ユミット『物語は物語の中に』の韓国語版、出版(Milliyet 紙) (Milliyet紙)

作家アフメト・ユミットの『物語は物語の中に(Masal Masal İçinde)』が、韓国最大手の出版社の1つであるPrunsoop出版から近日中に出版される。この本は、トルコ語版と同様にオルハン・アッカプランの挿絵が入れられる予定だ。同書は、以前アジス・ネスィンとオルハン・パムクの本を訳したナナ・リーが今回も韓国語へ訳した。      ********************本記事への解説********************  Ahmet Ümit(1960~)  1960年、ガズィアン 全文をよむ

2005-07-23 ハサンケイフ保護を訴える列車ツアー (Milliyet紙)

2005年末にウルス・ダム建設が開始されるため、ハサンケイフは水没の危機に直面している。雑誌「アトラス」は、ハサンケイフ水没に反対するため、8月26日に「ハサンケイフを守る列車の旅」を実施する。アトラスの関係者とその他の参加者が乗車する列車は、アナトリアをくまなく周遊し、自然または文化的価値の高い街を訪問する。道中、考古学遺産、自然遺産、そして文化遺産について、専門家が説明をする予定。このツアーは4日間で、ロックグループの「モル・ヴェ・オテスィ」も参加する。 全文をよむ

2005-07-22 夏休みのコーラン学校に最新技術!(Milliyet紙) (Milliyet紙)

多くのジャーミィで開かれるコーラン学校で、すでにプロジェクターを使った授業が行われている。クラスで成績の良かった子供たちは、MP3プレイヤー、携帯電話、時計といったプレゼントが与えられる。    学校が終了すると同時に、多くのジャーミィで始まる夏休みコーラン学校で、最新技術が、授業を行う上でも、学校の宣伝をする上でも、大いに役立っている。  宗務庁が開いた、小学校5年生以上が参加できる夏休みのコーラン学校への関心は、今年も高い。高い関心を集めている理由のひとつは、その宣伝である。  たとえば、ギ 全文をよむ

2005-07-19 学生の文化に対する見方--トルコ現代芸術における内外の文化(Milliyet 紙) (Milliyet紙)

 結婚、女性の置かれた状況、処女性、移民、そして他にも多くのテーマが学生の視点で描かれ、「内外文化芸術」という展覧会に集められた。   ボル・イゼット・バイサル芸術学部で学ぶ34人の学生の作品で構成された「内外文化芸術」という名の展覧会が、アーティストギャラリーで開催された。この展覧会は“文化”を様々な次元から取り上げ、問いただしている。ユルドゥズ・ドイラン助教授が準備した展覧会で、学生は、写真、インスタレーション、油絵、デジタル、そして自由版画といった手法を用いている。芸術家たちが、自らの置か 全文をよむ

2005-07-15 羊飼いに職業訓練!羊の集団自殺(?)事件を受けて・・・・(Milliyet紙) (Milliyet紙)

羊飼いが1つの“職業”として認知される必要があると話す地方農業事務所長は、羊飼いの教育のためのプログラムを準備したことを明らかにした。    ヴァンのゲヴァシュ郡で先週高さ30メートルの崖から飛び降りた羊のうち363頭が死んだ事件の後、地方農業事務所が行った調査で、羊飼いが群れを誤った方向に導いていたことが判明した。ムラト・アクバイ所長は、羊飼いが教育を受けていれば群れを崖のある方向に連れて行かなかっただろうと述べた。  アクバイ所長は「羊飼いが1つの“職業”として認識されることが必要だ。羊飼い 全文をよむ

2005-07-10 トルコ発のビッグニュース!羊の集団自殺(Milliyet紙) (Milliyet紙)

 中国からアメリカに至る様々な国の報道機関の多くが、ゲワシュで起こった「羊の集団自殺」を報道した。この事件は、ヤフーの「人気ニュース」リストでトップとなった。     ヴァンのゲワシュ郡で、群れで行動するという習性から、絶壁を飛び降りた1匹の羊を400頭の羊が次々と追って死亡するという事件が起こった。このニュースでトルコが再び世界で話題になっている。    ■ 世界中で報道!   高い評価をえているオピニオン紙からタブロイド紙に至るまで、かなり多くの新聞やインターネットサイトで「羊の集団自殺」の 全文をよむ

2005-07-07 「ロード・オブ・ザリング」の蛮族オークはトルコ人?イギリスの反トルコ主義(Milliyet紙) (Milliyet紙)

イギリスのデイリー・メール紙は、トールキンの作品で映画化された三部作の小説「指輪物語」に登場する、最も醜く野蛮な種族であるオークの言葉で“黒い言葉”はトルコ語であると報じた。    同紙は、映画版が入場者数の新記録を打ち立てたJ.R.R.トールキンの不朽の名作「指輪物語」に登場する闇の国モルドールがトルコであり、暗黒の王サウロンに仕える醜い戦士もトルコ人であると報じた。シリーズの第一部が1955年に刊行された指輪物語について考察した記事を読者に紹介するのに、トルコ人をトルコのお菓子・ロクムに見立 全文をよむ

2005-07-06 イスタンブル市編集『イスタンブルの歴史』に反共和国的記述(Milliyet紙) (Milliyet紙)

イスタンブルで開催される第22回世界建築家会議の外国人参加者用に、イスタンブル大市役所が英語による街の案内冊子(Istanbul City Guide)を用意した。この冊子の中に、共和国宣言がイスタンブルにもたらした結果を公然と批判する記述があることが分かった。  最も厳しい表現は、共和国宣言が「イスタンブルの歴史的ステータスと名声を失墜させた」というもの。他方で修道院の閉鎖が街の「豊かなイスラム神秘主義の歴史を失わせた」とも主張している。    ■一党体制  イスタンブルの歴史について詳しく説 全文をよむ

2005-07-01 ザマン紙からイスタンブル市ポストへの移動、また(Milliyet紙) (Milliyet紙)

イスタンブル県庁に所属する会社のひとつ文化株式会社代表に、フェトゥフッラー・ギュレン教団と密接な関係があることで知られているザマン紙コラムニスト、ネヴザト・バイハンが就任した。  バイハンは地方選挙で、公正発展党からエミニョニュ市長に立候補することを発表した。しかし公正発展党は、ネブザット・エルを候補者としてすでに推薦している。以前にも、ザマン新聞のコラムニストであったイスケンデル・パラが、文化事業局長に任命されたことがあった。パラは、文化事業局の仕事をしばらくの間続けた後、文化事業担当の顧問に 全文をよむ

2005-06-29 トプカプ宮殿に真っ昼間に泥棒、なにが盗まれたかすら不明!(Milliyet紙) (Milliyet紙)

トルコで最高の防犯体制を誇る博物館の一つで、文化観光省が管理するトプカプ宮殿へ昨日、白昼に泥棒が入った。宮殿からどの収蔵品が盗まれたかはいまだ明らかになっていない。    ■血液サンプルを採取    単独もしくは複数の窃盗犯は、博物館が閉館する火曜日、金角湾に面した4番目の中庭に位置するバグダッド別館裏の施錠された倉庫に、ガラスを割って侵入したことが明らかになった。  割られたガラスの一部に血痕が残されていた。事件発覚後、宮殿へ入った警察は、職員からも血液サンプルを採った。当日、宮殿ではDÖSİ 全文をよむ

2005-06-24 アズィズ・ネスィンの息子アリ・ネスィン、AKP政権の評価をめぐって大げんか(Milliyet紙) (Milliyet紙)

アズィズ・ネスィンの息子アリ・ネスィンと画廊オーナーのネヴザト・メティン、詩人のニハト・ベフラム、俳優のデミル・カラハンの4人が同席した食事の席で、AKP(公正発展党)についての論争が起こった。ネスィンは食事中、AKPが出した法案を革命的だと褒めたたえた。一方でメティンは、AKPがアズィズ・ネスィンは救出されたが37人の知識人の死者を出したマドゥマク・ホテルの放火犯の残党だと切り捨てた。このことが引き金となって両者の声は荒ぶり、頭に血が上って口論となり、アリ・ネスィンが机にお金を投げつけ退席する 全文をよむ

2005-06-15 アッティラ・コチ文化相の飲酒批判とオルハン・ケマル、続報(Milliyet紙) (Milliyet紙)

オルハン・ケマル(本名メフメト・ラシット・オウッチュ)の息子ウシュク・オウッチュ氏は、父が刑務所にいた頃、食事時にはレタスを食べて生活していたことを回想し、「安定した収入がなかったので生活は困難でした。父の靴には穴が開いていましたし、靴底にはボール紙を張りつけていたことも知っています。哀れな父はこうして歩き回っていたのです。とても苦しい生活でした」と語った。オウッチュは読書する人は多くがインテリで、読書しない事が酒とはなんら関係がないことを述べた。    アッティラ・コチ文化相が、アルコール飲料 全文をよむ

2005-06-13 文化大臣から知識人へのすすめ「酒を飲むより本を読め」に反論(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ジュムフリエト紙のレイラ・タヴシャンオールによるインタビューの中で、アルコール飲料に課されるOTV(特別消費税)の観光への影響にかんする質問に、アッティラ・コチ文化相が「この国の知識人に、ラクを飲むのと同じくらい読書の習慣があったら、オルハン・ケマル(作家)は貧しい状態で死ぬこともなかっただろうに」と答えたことに対し、文学、芸術界から様々な反応が返ってきた。  コチの言葉が「酒は読書を妨害するか?」という問いを世間に投げかける一方で、一部の作家たちがコチに賛成したことが注目された。この問題にかん 全文をよむ

2005-06-11 あるトルコ人とヴェネツィア芸術祭(Radikal紙) (Radikal紙)

ヒュセイン・チャーラヤン(訳者註:邦文のファッション業界では「フセイン・チャラヤン」との表記が一般的、1970年キプロスのニコシア/レフコーシャ生まれ。15歳からロンドン在住。)がヴェネツィア芸術祭でトルコを代表した出展作『存在するもの、しないもの』は、アイデンティティ、地理学、人類学にまつわる実験的ビデオ作品である。チャーラヤンは「このフィルムはここ数年間の集大成」と語る。    ミュジデ・ヤズヂュ(ヴェネツィア発)    ヒュセイン・チャーラヤンがヴェネツィアで絶賛された。第51回ヴェネツィ 全文をよむ

2005-06-08 ナーズム・ヒクメトの「祖国への裏切り」、国会で読まれる(Milliyet紙) (Milliyet紙)

公正発展党(AKP)のギュンドゥズ議員は、ある高校生が逮捕されるきっかけとなったナーズム・ヒクメトの詩を国会の演壇で読み上げた。    AKPサカリヤ選出の国会議員、スレイマン・ギュンドゥズ氏は、トルコ大国民議会総会で議題外の話題について言及し、ムーラ県ミラス郡で高校生Ç.C.が逮捕されるきっかけとなったナーズム・ヒクメトの「祖国への裏切り(非国民)」という詩を読み上げた。  ナーズム・ヒクメトの遺体がトルコに戻されることにかんし、自分たちの果たすべき役割があると話すギュンドュズは、「共産主義的 全文をよむ

2005-06-07 アルメニア系シャンソン歌手シャルル・アズナヴール氏語る(Radikal紙) (Radikal紙)

フランスの伝説的歌手シャルル・アズナヴールの回顧録がトルコ語に翻訳された。81歳のアルメニア系の歌手は語った。「トルコ人の若者の肩にかかる荷はとても重いが、彼らを重荷から救い解放しなくてはなりません。」    マフムート・ハムスィヂィ(イスタンブル発)    世紀の大音楽家のひとりシャルル・アズナヴールは、その人の心に訴えかける作品と、家族がトルコからの移住者であることで、一時期トルコで最も愛された外国人歌手のうちの一人であった。    我々のような80年以降の世代が、彼の曲で話がもちきりであっ 全文をよむ

2005-06-02 第11回チュルク世界少年少女フェスティバルでスタジアムは満員(Radikal紙) (Radikal紙)

チュルク世界研究財団(Türk Dünyası Araştırma Vakfı)主催の「第11回チュルク世界少年少女フェスティバル」の「大演舞(Büyük Gösterisi)」が、昨日、アリ・サミェン競技場で行われた。「フェスティバルの灯」に点火されて始まったイベントでは、トルコ、ヤクート、アゼルバイジャン、アルタイ、バルカル、クリミア、クムク、ポマク、コソヴォ、マケドニア、ガガウズの各チュルク人と、タタルスタン、キルギス、ウズベキスタン、カザフスタンからのチュルク人少年少女が、演目を行った。 全文をよむ

2005-05-23 ユーロビジョン歌謡コンテスト(Milliyet紙) (Milliyet紙)

ウクライナの首都キエフで第50回ユーロビジョン歌謡コンテストが開催された。今回は、東洋風の伝統的な衣装、ダンス、打楽器が強調されていた。トルコ代表のギュルセレン・ゴメズは、‘Rim Rim Ley’で13位になった。このコンテストで優勝したギリシャ人歌手へレナ・パプリゾウが歌った‘My Number One’という歌が、論争を巻き起こした。コンテストに解説者として参加したビュレント・オスマは、冒頭で、彼女の歌がインドの曲‘Avaremu’に似ていると主張する音楽局もあったことを述べた。    < 全文をよむ

2005-04-20 リトアニア大統領をマントゥでおもてなし(Milliyet紙) (Milliyet紙)

外相ギュルの夫人ハイリュニサーは、トルコ訪問中のリトアニア大統領を、自慢のカイセリ風マントゥでもてなした。リトアニア大統領が「トルコ料理を味わってみたい」と語ったのを聞いた外相夫人は、自ら台所には入って料理をした。リトアニア大統領は2日間の予定でトルコを訪問中。大統領府での大統領との会見ののち、外務大臣邸での昼食の予定は急遽、日程に組み込まれた。リトアニア大統領夫人は、前から決まっていた中東工科大への訪問があり、この昼食会には加われなかった。リトアニア大統領Vika-Freibergaは、「ハイ 全文をよむ