アシュクン学長問題でEUが初めて見解:公正、円滑な判断求める(Milliyet紙)
2005年12月17日付 Milliyet 紙
EU今期議長国:アシュクン学長の裁判を注意深く見守っている。公正かつ円滑な判断を期待している。
ヴァン百周年大学のユジェル・アシュクン学長が逮捕されたことに対し、作家オルハン・パムク氏の裁判ほどの関心を示さなかったためトルコの知識人から批判されていたEUから、事件に関する初めての見解が昨日EU今期議長国イギリスの在トルコ大使館を通して示された。
逮捕以来アシュクン学長に関する初の考えを示したEU今期議長国は、「EUはヴァン百周年大学長に対する裁判を注意深く見守っている。議長国は12月14日にヴァンで行われた審理の初日にヴァンにいた。EUはアシュクン学長の拘束状態の継続や拘束条件について、再調査を含めた公正かつ円滑な判断を期待している」と発表した。発表には、昨日シシュリ第2簡易裁判所で始まったオルハン・パムク事件の裁判に関する次のようなコメントも含まれた。
■「EUは大きな懸念を抱いている」
「EUは、裁判所が公判を来年2月7日まで延期する決定をしたことを確認した。EUは訴えの取り下げを望んでおり、パムク氏らに対する訴追に大きな懸念を抱いていることを再度強調する。EUは、表現の自由についてヨーロッパ人権協定に明記された基準を受け入れることの重要性を今一度指摘する」。
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( 翻訳者:清水 葉月 )
( 記事ID:1524 )