オスマン時代の歴史遺産モスタル橋が世界遺産に(Milliyet紙)
2005年12月18日付 Milliyet 紙

 オスマン帝国時代に建設されボスニア戦争時に爆撃されたのち、トルコの支援によって修復された歴史的建造物モスタル橋が、世界遺産のリストに加えられた。

 歴史遺産モスタル橋は、クロアチア人によってボスニア戦争時に破壊されたが、その後100万米ドルの寄付によってトルコが修復に貢献した。この橋が国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)により昨日公式に世界遺産リストに加えられた。同橋の世界遺産登録に関連してモスタルで行われた式典には、ボスニア・ヘルツェゴビナ3民族閣僚評議会のメンバーや、ユネスコの諸代表が参加した。

 式典では、同橋の世界遺産登録公式文書が授与された。モスタル橋の登録によって、世界遺産は全部で812となった。

1993年にクロアチア人により破壊されたモスタル橋は、昨年行われた式典で再開した。モスタル橋周辺地区の再建のため、ユネスコが開始したプロジェクトは、世界銀行、ヨーロッパ投資銀行、そしてトルコを筆頭にイタリア、オランダ、クロアチアなどの国々による寄付によって進められた。


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( 翻訳者:岩根 匡宏 )
( 記事ID:1540 )