イラク法相、旧体制要人の釈放に反対(サバーフ・ジャディード紙)
2005年12月20日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■ イラク法相、旧体制要人の釈放に反対 検事総長は再逮捕を要請
12月20日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面
【バグダード:諸通信社】
[イラクの]アブドゥルフセイン・シャンダル法務大臣は同盟軍が旧体制を象徴する要人複数を釈放したことについて、反対の意思を表明した。釈放された人物の多くは政治家ではなくテクノクラートである。
カタール通信社が伝えた「サワー」ラジオとのインタビューの中でシャンダル法務大臣は、「釈放は許容されるものではない。彼らに対する今後の取り扱いを決定するためにイラク司法当局に引き渡すべきだった」と述べた。
また法相は、「アメリカ側あるいは多国籍軍がなすべきことはただ彼らの保護であり、このようなかたちで釈放を行うことについては、我々としては同意しかねる」と述べた。
アメリカ軍は月曜日、追放されたサッダーム・フセイン元大統領の時代にイラク体制の高官を務めていた人物のうち8人を釈放すると発表している。
(後略)
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( 翻訳者:高橋葉月 )
( 記事ID:1573 )