イマーム・ハティプ高校出身者、普通科高校出身者と同条件で大学受験可能に(Hurriyet紙)
2005年12月08日付 Hurriyet 紙
国民教育省は、通信制高校運営規則をひそかに改正し、イマーム・ハティプ高校の学生に関する重要な変更を行った。これによると、イマーム・ハティプ高校の最終学年に在籍する生徒及び卒業生は、通信制高校で一定期間教育を受ければ、学生選抜試験(ÖSS)で希望する分野の試験を受けることができる。このようにして(ÖSSの得点に課される)係数の制度改定で生まれた(イマ-ム・ハティプ出身者の)点数の損出は解消されることになる。
これまで職業高校の準備クラスの生徒だけが通信制高校に入学することができ、途中及び最終学年の生徒の入学は認められていなかった。特にイマーム・ハティプ高校の学生がÖSSで不当な扱いを受けたことを主張し、政府はこの問題を高等教育機構(YÖK)で解決できなかったことから別の解決法がとられた。
■新しい規則は次の通り
イマーム・ハティプ高校出身者と職業高校出身者は、好きな教科で通信制高校に登録することが出来る。これまで通信制高校に登録した生徒は2年半で卒業することができたが、今回の改定ではこの期間が4年間に延長された。
イマーム・ハティプ高校と職業高校の卒業生が様々な分野で教育が受けられるよう、専門分野の変更が可能になる。
イマーム・ハティプ高校の生徒が4年生で通信制高校に登録する場合、一学期で卒業することができる。
■国民教育省が発表
国民教育省は、イマーム・ハティプ高校と他の職業高校の最終学年の生徒、さらに卒業後通信制高校に登録した生徒が卒業のため受けなければならない授業を発表する。このようにして追加の授業を受けた生徒は、普通科高校の卒業生と全く同じ権利が与えられる。
■2006~2007年に始まる
国民教育省は、運営規則の改定内容を来年度から実施することを決定した。
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( 翻訳者:住永 千裕 )
( 記事ID:1467 )