航空管制の遅さにより諸空港に激しい混乱(アル・アハラーム紙)
2005年05月14日付 Al-Ahram 紙

航空管制の遅さにより諸空港に激しい混乱
シャフィーク氏は速やかな調査と、混乱を生じさせた者たちの解雇を命ずる
 
 航空管制官たちは昨日(13日)、カイロ空港を始めとする諸空港で航空管制を再び遅らせ始め[訳注:10日(火)にも管制塔のサボタージュがあった]、それにより空港に激しい混乱が生じた。全空港合わせて45機の飛行機の離陸が2時間から5時間遅れ、11機のエジプト航空機が乗客を乗せたまま3時間以上も滑走路上で待たされた。
 パイロットであり民間航空大臣であるアハマド・シャフィーク氏は、遅れの原因の速やかな調査を行うことを命じたことを明らかにした。さらに、エジプトおよび外国の企業に対する大損失の責任者を無視することはできないとして、このトラブルを生み出した者は即座に解雇されると言った。
 航空管制官たちは、4人の同僚が解雇され、多くの罰則を受けるという、航空省の抵抗に遭いながらも、一歩も退かないことを強調した。エジプト航空の営業部長であるムハンマド・ムニール氏によれば、2日間のみの直接的な損失は、乗客たちに配られた追加分の食事の損失に加え200万ドルに達したという。
 時を同じくして昨日(13日)の午後3時半、80人の航空管制官が管制センターで、彼らの要求に対する回答があるまで、ハンガーストライキを始めた。



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( 翻訳者:垣平浩明 )
( 記事ID:117 )