パレスチナ内務大臣、ウマル・スライマーンと治安問題を協議(アル・アハラーム紙)
2005年05月12日付 Al-Ahram 紙

パレスチナ内務大臣、ウマル・スライマーンと治安問題を協議

 パレスチナ内務大臣のナスル・ユースフ少将は一日にわたる訪問を開始するため、昨日カイロへ向かった。その間、治安問題と、決定済みの、ガザ地区の入植地および西岸の孤立した四つの入植地からのイスラエル撤退の問題とを協議するために、ウマル・スライマーン少将と会見する。

 パレスチナの情報筋は、パレスチナ側は、アメリカ側のコーディネーター、ウィリアム・ウォルド将軍に、シャルム・エルシェイク合意の履行をイスラエルが遅らせているために、イスラエルとの和平工作が崩壊する懸念と、それに対する、地域の治安と安定を否定する反応とを伝えた、と言った。

 他方、昨日イスラエルのシャウル・モファズ防衛大臣は、ガザ地区からのイスラエルの撤退開始は来たる八月の中旬からは遅れないだろうと強調し、イスラエルのテレビへの発言の中では、撤退にもう遅れはないだろうと言った。


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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:119 )