社会保障制度拡大の実像がはっきりとした姿を見せ始めた。約100万世帯、400万人を対象にするという決定がなされた。これにより55年前にこの制度ができて以来はじめて、初等、中等教育レベルの子供にも奨学金が支給されることになる。有資格者となるのに必要なのは何だろうか。10億ポンドにいたる割り当て増加が実際の有資格者に届くよう、社会問題省が定めたもろもろの保障とはなにか。はたして奨学金は家族の経済的な球状を理由に子供たちが学校から去ることを止める保障となるのだろうか。
社会問題大臣によれば、社会保障の有資格者の指定には毎月20ポンドの奨学金が、初めて支給されることになる。つまり約190万人の子供に対して、3億ポンドが充てられる。奨学金の支給は、小学1年から中学3年までであり、基礎教育終了を保障するためのものである。条件となるのは教育を継続することであり、一家につき5人を限度とする。奨学金は授業のある8ヶ月間、新学年の始まる今度の10月1日から支給されることになるが、現在、その準備が進められているところである。
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( 翻訳者:八木久美子 )
( 記事ID:102 )