5月28日シャルグ紙27面
父親が息子を殺害:女性への迷惑行為が原因
【社会部】 シーラーズに住む男が、女性にいたずらをしたとして息子を殺害した。容疑者は、就寝中の26歳の息子の頭部を鉄の棒で数回殴打して、殺害した。
今年のオルディーベへシュト月26日(5月16日)、午後10時30分、男性がシーラーズ110番警察緊急出動センターに、若い男性が殺されていると通報した。連絡を受けた警察官らは、シーラーズ・ラフマト大通りにある遺体発見現場にかけつけた。
初動捜査で、殺害された若者はトゥーラジという名前の26歳で、頭部を殴られ、自分のベッドの上で殺害されていた。事件を通報した男性から事情を聞くと、彼は「被害者のトゥーラジは最近家族との不和が原因で、随分前から実家を出て、この家に一人で住んでいた。彼は私の妻のいとこだった。彼と家族の間の不和を知り、問題を解決するために、先週の金曜日に私たち夫婦は彼らを自宅に招いた。このときにトゥーラジと彼の家族は仲直りをし、彼は家族とともに家に帰った」。
ムハンマドという名の男性はさらに続けて、「(事件当日)今日午後9時30分、トゥーラジの父親が私の家に、トゥーラジが2日間家に帰っていないと電話をかけてきた。彼は息子の様子を尋ねるため、私たちにトゥーラジの住む家に行くよう求めた。私と妻でその家に行ってみると、彼がベッドの上で血まみれになっていたのを発見した。それからすぐに警察に通報した」。ムハンマド氏から事情を聞いた後、警察は死因の特定のため、被害者の遺体を司法解剖へと回した。
さらに警察は捜査を続けるために、被害者の家族を取り調べ室に召喚した。被害者の父親は取り調べに対して、息子は数人の女性たちと不道徳な関係をもっていたので、これらの女性の家族のいずれかによって殺害されたのではないかと供述した。この父親の証言を糸口として、警察は捜査を始めたが、成果は得られなかった。そのため警察は再度家族を呼び出し、話を聞いた。数時間におよぶ巧みな取り調べの後、供述に矛盾が生じると、この父親は殺害を自供し、息子殺害の謎が解き明かされた。
父親は「トゥーラジは近隣の悪い人間とつきあうようになった。どれだけ私や妻が説得しても、聞く耳を持たず、家の家具を壊すようになった。数人の女性たちの両親が、息子が女性たちに手を出していると文句を言いにきた。そのため私は、自分の家族や他の人々を息子の悪事から救い出そうと決めた。事件のあった夜は、手に入れておいた鍵でこっそり息子の住む家に侵入し、眠っている息子の頭部を鉄の棒で数回なぐった。息子が死んだのを確認してから、人に見つからないように逃げた」。
容疑者は殺害を自供した後、遺体が発見された現場に同行し、殺害方法を再現した。
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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:17 )