暴行魔、逮捕される ハムシャフリー紙
2005年07月11日付 Hamshahri 紙

7月11日ハムシャフリー紙事件面

【事件部】女子大生に暴行を働こうとした男が、同女子大生がテヘラン刑事検察庁に告訴した結果、検察庁第5支部捜査官の指令により逮捕された。

 当紙記者によると、先週、某地区の大学に通うテヘラン在住の同女子大生は、大学の授業が終わった後、いつものようにテヘランに向かうため学生送迎用のバスに乗った。
      
 目的地に到着するとこの女子大生はバスを降りたが、その際手さげかばんをバスのいすに置き忘れてしまった。そこで彼女は、この路線のバスの運転手であるマフムードという男に連絡をした。

 マフムードはこの出来事を知ると、女子大生に対し、手さげかばんを返却するので夜にテヘランパールス地区の彼の自宅まで来るように、と言った。マフムードの狙いを知る由もない女子大生は彼の申し出を受け入れた。女子大生がマフムードの家に到着した時刻には、辺りは暗くなっていた。マフムードは自らの策略を実行に移そうと、女子大生を家の中へ引っ張り込んだ。家のドアが女子大生の後ろで閉まると、マフムードは暴行目的で彼女に襲い掛かった。女子大生はマフムードの魔の手から逃れようと必死で抵抗し、逃げのびた。その翌日、同女子大生はテヘラン刑事検察庁に赴き、本件に関しタヴァッコリー捜査官に訴えを申し出た。

 マフムードの経歴を調べると、同人が3年前にも誘拐容疑で逮捕され刑務所に送られており、数カ月前に刑期を終えて釈放されたばかりであることが判明した。本件捜査官の指令によりマフムードは逮捕され、この事件についてはテヘラン検察庁と中央警察当局での調査が続けられている。


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( 翻訳者:岩間 縁 )
( 記事ID:431 )