カッパドキアの12ホテルが企業設立、販売促進を一本化(Milliyet紙)
2005年07月11日付 Milliyet 紙
カッパドキアのホテル経営者は、地域に来る文化ツアーの増強とホテル経営者間の連携効果を狙いに、団結してPADOK株式会社を設立した。カッパドキアの12の大規模なホテルが集い立ち上げたこの組織は、地域の紹介や販売、購買活動について各ホテルが協力することで、広報活動の強化を図る。
カッパドキア観光ホテル協会の会長であり、PADOK社の社長であるアフメト・トク氏は、観光客数が頭打ちの地域のホテルは設備を更新することもままならないと述べ、PADOK社を通じてサービスの質を向上させるとともに、この地域のブランドとなるよう広報活動に力を入れると語った。
「団結は力を生む」との哲学のもとに集結した12のホテルの経営者は、積極的に広報活動を展開すると述べた。トク社長は、リゾート・デデメン・カッパドキア、ディンレル・ホテル、ペリッシア・ホテル、ユルトク・ホテルなどが参画するPADOK社が価格調整にも乗り出すとし、旅行代理店に15%のマージン値下げを認めさせると述べた。
■ベッド数に応じて活動費用を拠出
過当競争のためカッパドキアでは一泊当たりの宿泊料金が12~13ドルまで下がった話すトク社長は、出資する12のホテルがベッド1床当たり1ユーロずつ供出し、会社の運営資金をまかなうと述べた。こうした形でひと月に少なくとも500~600ユーロが集まり、本格的な宣伝活動の原資にすると説明した。カッパドキアにある空港へのイスタンブル-カッパドキア、カッパドキア-アンタリヤ線の就航には、会議場の建設やゴルフホテルのオープンも視野に入れられていると話した。
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( 翻訳者:坂泉穂 )
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