安全性に不備が認められる13万2千の教室が建て替えに ハムシャフリー紙
2005年07月25日付 Hamshahri 紙
2005年7月25日ハムシャフリー紙 社会面
【文化学術班】教育省開発担当次官は、国会の承認によって、第四次5カ年計画において学校の耐震強化及び基準化工事に約40億ドルを割り当てる予定であると発表した上で、次のように述べた。「第四次計画では、32億5400万ドルを予算配分することで、危険性のある13万2千の教室を解体し建て替える予定である」。
アフシャーニー次官はイラン学生通信(ISNA)との会見で、この政府予算額のうち7億ドルが学校の耐震強化工事にあてられると述べ、さらに「32億5400万ドルが、危険性が指摘される13万2千の教室の解体及び建て替えに割り当てられ、耐震基準に沿って学校の改修が図られる予定である」と話した。
同次官は、同政府予算額の配分に関する法案が教育省から政府に提出され、先週閣議で了承されたことを指摘した上で、さらに「政府了承案では、教育省は行政計画庁との協力の下で、最終法案を取りまとめ、議会に提出することになっている」と付け加えた。
アフシャーニー次官は、学校新設拡充設備機構と国会議長及び国会議員との間で先日会合がもたれたことついて言及し、「国会は同予算額の承認の用意があると述べてくれた。また国会議長の側も、法案の内容が提出されれば、政府了承案は直ちに国会に提議され、可決されるだろうと表明してくれた」と説明した。
ISNAに対して同次官は、「同法案によれば、総額39億5400万ドルの政府予算額が、安全性に不備のある学校の耐震強化や解体、建て替え工事のために配分され、6億900万ドルが1384年〔2005年〕度にも割り当てられるだろう」とした。
アフシャーニー氏は続けて、「1385年から1387年の間に、毎年11億1500万ドルがこの事業に割り当てられ、これらの予算は外貨備蓄国庫から取り出される予定である」と述べた。
同次官はまた、「167軒のテヘラン市内の学校の調査では、学校の耐震強化について調査することだけを目的として、本年30億トマーン〔約3億6千万円〕の予算が割り当てられている」と話した。
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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:539 )