予備の臓器のための胎児の複製(アル・アハラーム紙)
2005年05月21日付 Al-Ahram 紙

ロンドンから通信社のサウルより

 多くの警告を打ち破る科学的発見において、イギリスのニューカッスル大学の学者たちは、治療を目的として(まるで予備の部品のように)使用する細胞を生産するための胎児を複製することに成功したことを発表した。胎児の細胞は糖尿病や、震えを伴う麻痺の一部の治療に使用されるが、学者たちは、イギリスの学者がペニシリンや抗生物質の発見よりも重要なものとなっていると表現したこの成果の科学的な適用への道のりはまだ長いと明らかにした。
 時を同じくして韓国の学者たちが特定の人々に適した細胞を生産することに成功し、第一のステップとして体内において機能しなくなった器官の、拒絶反応が出ないような臓器移植手術の発展があるだろう。
 韓国の学者たちは、患者から取り出した遺伝物質を女性から取り出した卵に移植し、その結果生じた細胞はその患者に完全に適合するものだった。それは、死んだ器官が拒否反応を示さないということを意味している。


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( 翻訳者:垣平浩明 )
( 記事ID:361 )