エンカ、モスクワに高級ホテル建設 ― 総工費9500万ドル(Milliyet紙)
2005年07月23日付 Milliyet 紙
エンカグループがモスクワで建設した5 つ星ホテルが完成した。総工費9500万ドルで235の部屋を持つホテルは、エンカグループが株式の52パーセントを保有する。ホテルはスイスホテルが運営する。
建設によってモスクワの風景を変えたエンカは、スイスホテルと協力してロシアの豪華ホテル産業に参入した。
トルコ人の技師と労働者が26カ月で完成させた5つ星のスイスホテルが公開された。9500万ドルのプロジェクトにより最も高価なスイスホテルの1つになった34階建ての建物は、アンテナも含めると160メートルの高さになる。このホテルは同時に、エンカが建てた高さの最も高い建物でもある。モスクワの豪華ホテルへの需要を取り込む目的で建てられたホテルの株式の52パーセントはエンカが保有する。
■キングスイートルームは2000ユーロ
ホテルを含む地区の建物の運営に当たるKrasniye Holmi社のゼキ・ウシュン社長は、スイスホテルが望む品質の建物を建てるために細部にまでこだわったと述べた。同ホテルのクラウス・カルトマン総支配人は、ロシア市場への参入が遅れたことを明らかにつつ、「しかしこれまでにエンカほど信頼できるパートナーを見つけられなかったのだ」と語った。
ホテルを完璧に仕上げるためできるだけのことをしたと話すカルトマン総支配人は、大理石から家具まで最高品質の製品を選び、スタッフの制服ですらシンガポールで作らせていると述べた。
9月3日に正式にオープンする235室の同ホテルの、広さ600平方メートルのキングスイートルームの週末料金は期間限定で2000ユーロと発表された。一般の部屋の料金は400ユーロ程度になる見込み。
■7億ドルを超えた
新しいコンセプトとして、一般の部屋の利用スペースの30パーセントがバスルームに割かれた。大部分がガラスでできた高層建築の窓は登山家によって清掃される。スイスホテルとエンカのロシアでの総投資額は7億ドルを超えた。
■カーテンも遠隔操作
・キングスイートルーム1室、「エグゼクティブスイート」21室、スイートルーム6室を含む235の客室がある。
・火事に1時間耐えられる木が使われている。
・すべての部屋にインターネット回線と2つの電話回線がある。
・スタッフの制服はシンガポールに発注された。
・全部屋にあるエスプレッソマシーンで無制限で無料のエスプレッソが飲める。
・部屋のカーテンを含めたあらゆるシステムはベッドサイドにあるリモコンで操作できる。
・ホテルで使われている家具の大部分はトルコのケレベク家具製、石材はインドネシアから運ばれた。
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( 翻訳者:藤巻晋也 )
( 記事ID:505 )