我々の子供たちと2011年選挙(アル・アハラーム紙)
2005年06月27日付 Al-Ahram 紙

 帰属意識を我々が感じるのは大きくなってからのことで、我々がその本当の意味を理解し意識するようになる後だと考える人もいるだろう。しかし心理学の学者たちは別の見解を持っており、人が祖国に対して帰属意識を感じることは子供時代に始まると言っている。つまり子供は帰属意識を家族に感じ、それから学校に、その後社会に対して帰属意識を感じるようになるである。

 祖国への帰属意識を信じる世代を成長させるために、彼らが持っている権利と、彼らがせねばならない義務について、その各個人に教える必要がある。また自由と民主主義についての真の意味をも教えねばならない。このため、我々は2011年の選挙に我らの子供達を意識的に参加させる責任を持つ。

 これを実現させるため、アイン・シャムス大学医学部精神医学の教授であるヘバ・イーサーウィ博士は、我々の子供達が持つ帰属意識を増加させるために従わねばならない段階について明らかにした。

 生まれたその日から安全であり守られているという幼児の感覚は両親の子供への愛情の発露によるものである。

 選挙の文化は禁止の文化ではない:それは子供の意見を引き出す精神教育学上の方法であり、その事により子供は決定を行う事ができるようになる。

 幼児期からの対話による言語面での疎通と愛情の疎通。

 家族の中での子供の役割の重要性を強調すること。子供が他者に影響を与えるためであり、これにより子供は参加や積極的感覚への内なる動機を育む。

 親たちは成功の満足や優越感なしに子供に助言しなければならない。むしろ、子供たちが自分自身に尊敬と自尊心さらには卓越した人々の未来を感じるまで、困難を乗り越え克服することができなければならない。

 最後にヘバ・イーサーウィ博士が明らかにしたところによると、帰属意識に対する衝動は、家族がある種の刺激を通して呼び起こすまで我々の内部に隠れており、だからこそ我々は今から行動を起こさねばならないということである。

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( 翻訳者:アラブ・メディア授業受講生 )
( 記事ID:360 )