2003年までのイランにおけるエイズによる死亡者数は1000人 ハムシャフリー紙
2005年07月05日付 Hamshahri 紙
【社会部】2005年発表の統計報告《イランにおける2003年までの人口、エイズ及びそのウィルス》によると、〔2003年までに〕およそ1000人がエイズにより命を落としているという。
図表形式でこのほど世界中の国連経済社会事務局人口趨勢課から発行されたこの統計報告は、世界各国ごとに分類されたエイズとエイズウィルスに関する有益な情報が含まれている。
この図表には、イラン国内のHIVキャリアの数は2003年で3万1000人だと記載されており、その患者の年齢層は15歳から49歳で、イラン総人口6900万人の0.1%にあたるという。また同年、新生児0歳から17歳までの人口中1000人がエイズ・ウィルスのキャリアであった。上述の図表の指摘によると、イラン・イスラーム共和国では、エイズ感染の有無を確認するための血液検査サービス、エイズに関する教育と広報の積極的展開、病原体やウィルス対策の治療の拡大、およびコンドーム使用の普及などの政策が導入されている一方で、エイズ患者への差別対策がない。また、コンドームの使用率は5.4%であるとのことだ。
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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:394 )