ロンドン爆破実行犯との関係容疑でエジプト人研究者を逮捕(アル・アハラーム紙)
2005年07月16日付 Al-Ahram 紙

ロンドン爆破実行犯との関係容疑でエジプト人研究者を逮捕
容疑者は1週間前にエジプトに帰国・・・
近日中にロンドン警視庁がカイロ入り

【(署名なし)】

治安当局は一昨日、バサーティーン地区の自宅にいたマグディー・ムスタファー・エル=ナッシャール博士を逮捕した。ロンドン警視庁の報告によれば彼はロンドン爆破実行犯らとの間に関係を持っているとされているだけではなく、同計画で使用された爆弾の製造を行った人物であるとの推測がなされている。

英国による報告について情報を得たエジプト警察は直ちに彼の逮捕及び嫌疑に関する捜査を急いだ。

しかしエル=ナッシャール博士は、勉強のため2000年に渡英し同地に居住するようになる以前について、エジプト国内で過去にいかなる組織にも属したことも逮捕されたこともなく、カイロ大学理学部在学中そしてエジプト国立研究センター在職中を通じて過激派運動を行ったという記録もないと語っている。

数日内にロンドン警視庁のテロ対策担当官らがカイロする見込みだが、行われている捜査に目を通すものの参加はしないという。英国の司法関係筋によれば、司法相もしくは司法長官の合意があればロンドン警視庁が司法援助、エジプト側捜査官を通じた被疑者への質問を求められるようになるという。


注;バサーティーン地区はカイロ中心街の南に位置。新興住宅街として知られるマアーディーにほど近い。

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( 翻訳者:小山 )
( 記事ID:456 )