エル=ナッシャールがロンドン爆破実行で役割を果たしていなかったことを英国が確認(アル・アハラーム紙)
2005年07月19日付 Al-Ahram 紙
治安幹部がアル=アハラームに語る:
エル=ナッシャールがロンドン爆破実行で役割を果たしていなかったことを英国が確認
英当局は捜査官らをエジプトに送らず
透明性あるエジプトの捜査
【(署名なし)】
英国当局は、ロンドン爆破との関係が疑われている大学研究者マグディー・エル=ナッシャールの捜査継続のためカイロに捜査官らを送ることはしないとの決定を出した。
アル=アハラーム紙記者であるアフマド・ムーサーに対し治安当局幹部が語るところによれば、英国当局はエル=ナッシャール逮捕後に行われた捜査に満足しているが、これは状況を受けて逮捕を急いだエジプト治安機関とその措置の透明性、エジプトが対テロ闘争で果たす役割、各治安機関との完全なる連携体制に対する信頼によるものであるという。
同氏によれば、今の時点ではエル=ナッシャールが釈放されることはなく、彼の釈放が近いといった、このところメディアによって繰り返し伝えられている情報は誤りであるという。現在彼には法的措置として逮捕命令が出ているため、釈放は完全に捜査が終わってからとなるためだ。
また治安機関は法を遵守し、爆破事件での役割という嫌疑が一部の方面に悪用されることのないようエル=ナッシャールの法的立場を定めているとのことである。重要なのは、彼に対して何らかの訴えもしくは不利となる証拠があったとしても、その無実を皆に対して示してやれるようにすることだ。なぜならエジプトは彼に報いを与える方法を定めた法というものを持っているからである。
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( 翻訳者:小山 )
( 記事ID:483 )