エル=ナッシャール、ロンドン爆破との関係や関与を否定(アル・アハラーム紙)
2005年07月18日付 Al-Ahram 紙

エル=ナッシャール、ロンドン爆破との関係や関与を否定
逮捕・捜査に関し英国大使館より問い合わせ


【(署名なし)】

治安当局の関係者筋は、ロンドン爆破事件との関連で木曜夕方に逮捕された大学研究者マグディー・エル=ナッシャール博士が爆破実行犯のうち1人との関係について明かしたとの発表を行った。これはパキスタン人のフサイン・ナスィーブのことであるが、大学のモスクに度々足を運ぶ中で知り合い、後にイラク人医師が所有するリーズの自宅を貸すことになったという。エル=ナッシャールは自分は事件と何ら関係がないと断言しているが、計画への加担、資金提供、支援についても否定している。彼はいかなる側によってであれ爆破に自分が関与したと断言されることに対し抗議するとともに、自分も他の人間と同じくメディアの報道に仰天したと確言しているという。

同治安関係者がアル=アハラーム紙のアフマド・ムーサー記者に語ったところによれば、英国当局は今までのところマグディー・エル=ナッシャール博士の起訴に寄与するような証拠もしくは情報を何も提示していないという。

行われたことといえば、エル=ナッシャール逮捕の真偽に関する在カイロ英国大使館からの問い合わせと、そうであるという確認だけであったという。

捜査の中でエル=ナッシャール博士は、英国当局はパキスタン人ハスィーブ・フサインの所有する電話番号リストに番号があったことから自分の名前を割り出したことを明かした。

一方ロンドンでは、ロンドン警視庁がロンドン攻撃実行犯らは今のところ大勢を占めている考えとは逆に自爆ではなかったという可能性について現在捜査を進めていると、サンデー・タイムズ紙が明らかにした。

またこの英紙はロンドン警視庁スポークスマンの言として、4人の容疑者は逃げる前に爆弾が爆発することを知らなかったとも報じている。

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( 翻訳者:小山 )
( 記事ID:486 )