エジプト爆破事件でパキスタン人関与の疑い(アル・ナハール紙)
2005年07月26日付 Al-Nahar 紙

― エジプトは6人のパキスタン人をシャルム・アル=シャイフの爆破容疑で追跡
― シナイ半島の遊牧民と交戦
― 治安当局高官の交代人事

2005年7月26日付アル・ナハール紙(レバノン)HP1面

【カイロ:ジャマール・ファハミー、その他各地通信社】

先週の土曜にシャルム・アル=シャイフを狙った爆破に関してエジプト治安機関が行っている捜査が進展するなかで、この一連の爆破の計画と実行に外国人が関与していたという仮説が有力になっている。エジプト内務省は、捜査活動によって6人のパキスタン人が関与しているとの疑いにたどり着いたと発表した。発表によると、警察は日曜日から容疑者の発見のため広範な捜索を開始した。また、彼らの写真と名前をすべての国境通過点とシナイ半島内外のすべての検問所に配布した。

また、捜査当局はそれにもかかわらず「部分的であれ、主要な実行者としてであれ」エジプト人が協力した可能性について排除していないことを指摘した。捜査官は、シャルム・アル=シャイフのあるホテルでパキスタン人6人のパスポートを発見し、彼らが7月5日にこの街に到着し、爆破事件の直後に姿を消したことが判明するに及んで彼らの関与を疑い始めたという。

エジプト警察はパキスタン人6人のうち5人の名前とパスポート番号を次のように公開した。
タスディーク・フセイン(18歳、パスポート番号434098)、ムハンマド・アクタル(30歳、パスポート番号343116)、ムハンマド・アンワル(30歳、パスポート番号360630)、ラシード・アリー(26歳、パスポート番号262959)、ムハンマド・ウルフ(36歳、パスポート番号3637046)。

治安機関筋がナハール紙に語ったところによると、昨日の朝、警察はある観光会社から、容疑者のうち5人がカイロ南部の高級住宅街マアーディー地区のホテルに部屋を予約したいと7月始めにこの会社に連絡をしてきたとの報告を受け、6人のパキスタン人が事件に関わったとの疑いが増した。マアーディー地区には外国の外交官の多くが居住しており、その中にはアメリカ大使とイスラエル大使も含まれている。しかし実際に予約を受け付けたにも関わらず、その後彼らから連絡がくることはなかったという。
(後略)

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( 翻訳者:寺嶋直之 )
( 記事ID:580 )