8月10日付ハムシャフリー紙
【IRNA】テヘラン州下水道会社広報局長は、「テヘランの水道網で供給されている水には全く問題はなく、弊社の水道利用者には、安心して水をご利用いただける」と語った。
ホスロー・ラフィーイー氏はさらに、「テヘランの水道施設は厳密に管理されており、この水道網での水の濾過には、塩素やその関連物質が使用されている。コレラは菌によって引き起こされる病気であり、それゆえ塩素関連物質が用いられれば、菌が水道に入り込んだり、増殖したりすることはない」と付け加えた。
同氏はまた、「1日に400のサンプルをテヘランの水道水から取り、専門家が15ヶ所以上の近代的で設備の整った研究所で検査しているため、このことについて心配する必要はまったくない」と強調した。
同氏はまた、「テヘランの水は、濁りを取り、初期的な塩素消毒をするなど、ビールガーン〔テヘラン州キャラジ市近くの地域名〕の貯水池から取水してから7‐10時間の行程を経た後に、特別な貯水槽に入れられ、その後濾過施設にて物理的・化学的濾過が行われている」と説明した。
さらに同氏は、「テヘランの市民は暑い季節なので余暇に公園や娯楽施設、川に行くこともあるだろうが、特に農地・緑地用の濾過されていない灌漑用水や河川の水を使うことは、厳に慎まれたい」と勧めた。
ラフィーイー氏は最後に次のように述べた。「気温が高いことから、現在の状況では一日のテヘランの水の使用量は300万立方メートルを超えている。しかしその一方で、270万~280万立方メートルですでに、テヘランの1日の水消費量としては消費の許容範囲を超過しているとされている。このような理由から、この状況を脱するために、テヘラン市民にはテヘラン州上下水道局とともに〔節水に〕協力していただきたい」。
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( 翻訳者:大石容子 )
( 記事ID:685 )