ガザ撤退に抗議してイスラエル右派の大規模デモ(アル・アハラーム紙)
2005年08月12日付 Al-Ahram 紙

■ガザ撤退に抗議してイスラエル右派の大規模デモ
 イスラエル=パレスチナの協同体制 エジプト派遣団は平穏な撤退を希求

【ガザ ムハンマド・ムスタファー 諸通信社】

 来週水曜日のガザからの撤退開始に向けたイスラエル=パレスチナの準備は昨日も続き、イスラエル治安軍は大規模なデモに警戒して、諸部隊の間で警戒体制をより高いレベルに引き上げた。この大規模デモは極右のユダヤ人と支援者らがテルアビブで数時間にわたって実施するもので、およそ10万人の植民者が参加すると予想される。

 すでに昨夜、4万人の熱狂的ユダヤ教徒がガザからの撤退に抗議してアル=アクサー・モスクのアル=ブーラークの壁[※神殿の丘・嘆きの壁]の前に集結している。同時にパレスチナ情報筋によれば、パレスチナ治安部隊とイスラエル側との共同作戦室は、予定された撤退に関して日々の協同体制を整えるための作業を昨日開始したという。明日からガザ地区の植民地に沿って国家治安部隊とパレスチナ警察が配備される、と同情報筋は述べた。

 一方エジプトの治安派遣団は、平静無事な撤退実行を保障するためにパレスチナ人の責任者らとの協議を続けた。エジプト派遣団はパレスチナ諸グループが平静を保つ必要性に焦点を当ててくるだろう、とパレスチナ情報筋が述べている。

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( 翻訳者:森本詩子 )
( 記事ID:665 )