モスクで子どもたちの誕生会(Milliyet紙)
2005年08月17日付 Milliyet 紙

「社会平和」賞を受賞したマチカのイマームであるトプチュ氏は、夏休みにコーランを学ぶ子供たちの誕生会をモスクで開き、ケーキを振る舞い祝った。

トラブゾンのマチカ郡で2年前スペイン兵士を乗せ、75人が死亡した飛行機の残骸を写した多くの写真を兵士たちの親族に送ったことで賞賛を得たマチカ出身のイマーム、サイト・トプチュ氏は、村の子どもたちの誕生日をモスクで祝い新たな功績を残した。

■「不都合なことは何もない」

シャーヒンカヤ町コナックラルにあるファーティフ・モスクのイマームであるトプチュ氏は、夏休みに村の子どもたちのために開いたコーラン教室で、宗教教育だけでなく授業のある日に誕生日を迎える子どもに対してモスクで誕生会を開いた。トプチュ氏の行動は村人の賞賛を集めた。
トプチュ氏は子どもたちが暇なときに遊べるよう中庭にバレーボールコートを作った。
誕生会により子どもたちが一層モスクを好きになったと話すトプチュ氏は、次のように語った。
「我々は預言者の誕生日を何千年間もモスクで祝っている。子どもたちの誕生会をモスクで開いたとしても不都合なことは何もない。これは宗教教育にとって非常にプラスになった。自分が子どもの頃は、礼拝以外の目的ではモスクに入れないだろうと考えていたものだ」。
マチカのムフティー(イスラム法典解説者)、エムルッラー・ユズム氏も「こういった活動は広められるべきだ。トプチュは素晴らしい」とたたえた。
トプチュ氏は焼死した兵士の写真をスペインに送った功績をたたえられ、トルコ国民オリンピック委員会から「社会平和」部門でフェアプレー賞を受けた。

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( 翻訳者:井上さやか )
( 記事ID:689 )